JPWO2010116505A1 - 印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機 - Google Patents

印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機 Download PDF

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Abstract

印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などを実現することのできる印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機の提供を目的とする。印刷胴装置1は、印刷胴10、駆動側軸受支持スリーブ20、印刷胴駆動軸30、操作側軸受支持スリーブ50、及び、印刷胴位置調整軸60などを備えた構成としてある。

Description

本発明は、印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機に関する。
一般的なオフセット輪転印刷機は、印刷胴(版胴、ブランケット胴及び圧胴)と、版胴に対して、皮膜化したインキを転写するインキング装置と、所定の水分量を転写する湿し水供給装置とを備えている。
上記のオフセット輔転印刷機においては、まず、インキング装置が、版胴に装着された刷版へ、印刷画像に合わせた印刷コラム毎に必要量吐出されたインキを皮膜化して転写し、また、湿し水装置が非画像部へ給水する。次に、上記インキがブランケット胴へ転写される。続いて、ブランケット胴に転写されたインキが、給紙部から供給される印刷用紙に転写される。このようにして、印刷用紙の片面あるいは両面に、印刷画像が印刷される。
また、上記の印刷胴は、印刷部の種類に応じて、様々に配置される。
次に、印刷胴の配置について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明に関連する印刷胴の配置を説明するための概略図を示している。
図5(a)において、B−Bユニットが示されている。B−Bユニットは、一対の版胴Pが水平に設置され、各版胴Pに対してブランケット胴Bが配置されており、印刷用紙が一対のブランケット胴Bの間に送り込まれる。
図5(b)において、サテライト形ユニットが示されている。サテライト形ユニットは、中央に、版胴Pやブランケット胴Bの周長のほぼ2倍の周長を有する圧胴Iが設置されている。また、圧胴Iの周面上に、ブランケット胴B、版胴P、インキング装置(図示せず)及び湿し水装置(図示せず)が配置され、印刷用紙が圧胴Iの周面に送り込まれる。このユニットは、片面4色印刷を行うことができる。
図5(c)において、水平B−Bユニットが示されている。水平B−Bユニットは、2組のブランケット胴Bと版胴Pがほぼ垂直に配置され、印刷用紙が一対のブランケット胴Bの間に送り込まれる。このユニットは、両面印刷を行うことができる。
図5(d)において、圧胴を備えた水平B−Bユニットが示されている。この水平B−Bユニットは、一つの圧胴Iに対して一組のブランケット胴Bと版胴Pがほぼ垂直に配置され、印刷用紙が、圧胴Iとブランケット胴Bの間に送り込まれる。このユニットは、片面印刷を行うことができる。
図6は、本発明に関連するタワーユニットにおける印刷胴の配置を説明するための概略図を示している。
図6(a)において、アーチ形タワーユニットが示されている。このアーチ形タワーユニットは、図5(a)に示すB−Bユニットが四段積みされており、印刷用紙の両面に同時4色印刷を行うことができる。
図6(b)において、H形タワーユニットが示されている。このH形タワーユニットは、図5(a)に示すB−Bユニットが四段積み(下から2段目と4段目のB−Bユニットは180°度回転して設置されている。)されており、印刷用紙の両面に同時4色印刷を行うことができる。
これらいずれの場合も、版胴Pに転写されたインキが、ブランケット胴Bに転写され、ブランケット胴Bが、印刷用紙に印刷画像を印刷する。この際、版胴Pとブランケット胴Bとの間では、画像形成に必要な量のインキの受け渡しが必要である。また、ブランケット胴Bどうしの間、あるいは、ブランケット胴Bと圧胴Iとの間でも、ブランケット胴Bから印刷用紙への上記インキの受け渡しが必要である。このため、互いにほぼ線接触する胴どうしは、均一に加圧されている。
なお、版胴Pとブランケット胴Bの加圧力は、転写圧と呼称される。また、ブランケット胴Bどうし、あるいは、ブランケット胴Bと圧胴Iの加圧力、すなわち、印刷用紙にインキを転写するための加圧力は、印圧と呼称される。
ところで、最近の印刷業界では、輪転印刷機に対して、印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などが要望されている。
まず、印刷品質については、印刷機の印刷可能速度において(低速域から高速域に亘ってどの速度状況においても)、上述した転写圧及び印圧をそれぞれ均一とする技術が開発されている。この技術は、オフセット印刷における基本的かつ重要な技術である。また、インキング方法や湿し水の供給方法などの印刷要素に関連する技術が開発されている。さらに、ブランケット胴に装着されるブランケットの素材や構造、インキ自体の成分、湿し水溶液、及び、印刷用紙などの様々な技術が、各分野で提案されている。
また、印刷の効率化については、印刷速度を高速化する技術、及び、横幅方向を印刷物の頁幅分広くした印刷用紙に印刷する技術などが提案されている。
例えば、印刷速度を高速化するためには、輪転印刷機の最終工程において、印刷された印刷用紙を折り畳む折機の処理速度の向上、印刷後に折機までガイドする装置、及び、その印刷用紙の走行する過程における、低速域から高速域までのテンションの安定化などが必要である。すなわち、様々な技術の開発が求められている。
また、印刷可能横幅の拡大については、上述した印刷胴、インキング装置、及び、湿し水装置の横幅を延長する必要がある。すなわち、印刷胴などの回転体を長くする必要がある。
たとえば、印刷胴の支持構造などを変更することなく、印刷胴を長くすると、印刷胴に撓みが発生し、各印刷胴が均一な加圧力を保つことができなくなる。これにより、適量のインキや湿し水の受け渡しが困難となり、印刷品質などに悪影響を及ぼすことになる。
次に、本発明に関連する輪転印刷機について、図面を参照して説明する。
図7は、本発明に関連する輪転印刷機を説明するための概略図を示している。
図7において、本発明に関連する輪転印刷機は、新聞用オフセット輪転印刷機200としてある。この新聞用オフセット輪転印刷機200は、複数の給紙部3と、印刷部U1、U2、U3、U4、U5と、レールフレーム部4と、折り部5とを備えている。
給紙部3は、ロール状の巻取紙に一定の制動を掛けながら、印刷用紙を印刷部U1、U2、U3、U4、U5へ供給する。また、各給紙部3は、印刷部U1、U2、U3、U4、U5に対応するように設置されており、新聞紙4頁幅の一般的に製造されている巻取紙を、印刷部U1、U2、U3、U4、U5へ供給する。
また、印刷部U1、U2、U3、U4、U5は、給紙部3から供給された印刷用紙の片面又は両面に印刷する。すなわち、印刷部U1、U5は、印刷用紙の両面に同時に4色までを印刷することができるH形タワーユニットである。また、印刷部U2、U3、U4は、印刷用紙の両面に同時に2色までを印刷することができるB−Bユニットである。
レールフレーム部4は、印刷された印刷用紙(4頁幅の走行紙)を必要に応じて走行方向中央で断裁する。続いて、断裁された印刷用紙(2頁幅の走行紙)を、指定された順番に重ねて折り部5までにガイドする。
さらに、折り部5は、レールフレーム部4によって重ね合わされた印刷用紙(2頁幅の走行紙)を1頁幅に縦折りし、次に、1頁長さに断裁し、続いて、新聞紙の体裁に折り畳み、さらに、排出する。
なお、上記構成の新聞用オフセット輪転印刷機200は、通常、最大、4色刷頁が16個面と2色刷頁が24個面の総頁数40頁を印刷することができる。
また、印刷部U1、U2、U3、U4、U5において、ブランケットを装着したブランケット胴Bと刷版を装着した版胴Pのサイズは、横方向がほぼ新聞4頁幅であり、周長が新聞縦方向2頁分となっている。
なお、新聞用オフセット輪転印刷機200において、一般的なブランケットのサイズは、新聞2頁幅×2頁長さとなっており、ブランケット胴Bには、2枚のブランケットが装着される。
また、版胴Pに装着する刷版のサイズは、一般的に、1L1W、1L2W、2L1W、又は、2L2W(なお、Lは新聞1頁分の長さ(縦方向の長さ)であり、Wは新聞1頁分の幅(横方向の長さ)である。)である。したがって、版胴Pの周面を埋めるためには、たとえば、刷版のサイズが1L1Wのとき、8枚の刷版が装着され、また、刷版のサイズが2L2Wのとき、2枚の刷版が装着される。
また、新聞用オフセット輪転印刷機200は、印刷開始から印刷完了までの間に、差し替え記事の刷版へ装着し直す場合がある。この差し替え記事として、たとえば、地方版と呼ばれる記事(配送区域によって異なる記事)、スポーツ・選挙などの進捗状況の速報性が重要な記事、又は、配送区或によって異なるコマーシャル記事が挙げられる。記事の差し替えを行う場合、当該頁を印刷している刷版を、差し替え記事の刷版へ装着し直すことになる。
この際、版胴Pのサイズは、周長が新聞縦方向2頁分となっているので、1頁分の記事を差し替えるために、2枚の刷版を交換する必要がある。これにより、小部数印刷や版換えの多い印刷では、ランニングコストが増大し、大きな負担となる。また、1枚の刷版を交換する時間より、2枚の刷版を交換する時間が長くなるので、印刷効率も低下する。このため、周長が新聞縦方向1頁分の版胴Pを備えた印刷胴装置を備えた輪転印刷機の要望がある。
さらに、刷版の交換を必要としない版胴Pにおいても、周長を新聞縦方向2頁分から新聞縦方向1頁分とすることにより、二枚必要であった刷版を1枚に削減することができる。
なお、周長が新聞縦方向1頁分の版胴Pが要望される背景には、最近の刷版における耐刷性の向上がある。すなわち、最近の刷版は、加圧された接触(ブランケット胴B、インキ着けローラ、及び、湿し水着けローラとの接触)、スリップ、又は、走行紙に付着している紙粉などの悪影響に対して、画像部(インキが付着する部分)や非画像部(湿し水が付着しインキが付かない部分)に損傷が生じるまでの寿命が改善されている。したがって、新聞用オフセット輪転印刷機200が1セット当たりで印刷する通常の総部数では、版胴Pの周長を新聞縦方向1頁分としても、損傷が起きない程度まで開発されている。
上述したように、最近の印刷業界では、輪転印刷機に対して、印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などが要望されており、これらを実現するには、印刷胴が高速回転している場合であっても、転写圧及び印圧をそれぞれ均一とする技術が、オフセット印刷における基本的かつ重要である。
さらに、版胴Pの周長を1/2にすることは、胴径をほぼ1/2に細くすることである。そして、従来の技術(たとえば、後述する特許文献1に記載されている従来の印刷胴の技術)では、版胴P自体の撓みがブランケット胴Bに装着されたブランケットの表面ゴム層やクッション層で補いきれない程の量になってしまう。すなわち、印刷品質の基本である印刷胴間の均一な加圧、ここでは転写圧を得ることができなくなる。
上述したような状況を打開するために、様々な技術が開発されている。
たとえば、特許文献1には、印刷胴のジャーナル部を支持するスリーブ内に、同心状のリング状溝が両端面から軸方向に穿設された印刷胴の技術が開示されている。また、この印刷胴は、軸方向に穿設されたリング状溝の内部に、弾性部材が充填されている。
特開平9−141826号公報
しかしながら、特許文献1において、印刷胴は、胴中部分の両側端部(リング状溝に対応する部分)が、胴中部分の軸方向中央部の撓みを相殺するように変形し、幅方向で均一な印圧が得られると記載されている。ただし、この技術は、胴中部分の軸方向中央部が撓んだ状態で、印刷胴を高速回転させると、撓みの反力によって印刷胴自体がバウンド現象を起こしてしまい、均一な加圧状態が得られないといった問題があった。また、軸受に掛かる負荷の増大や、バウンドによる胴中部分の磨耗等の問題が想起される。
さらに、上述したように、オフセット印刷における基本的かつ重要である技術、すなわち、印刷胴が高速回転している場合であっても、転写圧及び印圧をそれぞれ均一とする技術によって、輪転印刷機に対して、印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などが要望されている。
本発明は、以上のような問題を解決するために提案されたものであり、印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などを実現することのできる印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷胴装置は、両端面に挿入穴の形成された印刷胴と、前記挿入穴に挿入される挿入部、及び、フレームに固定される取付部を有する軸受支持部材と、前記挿入部の少なくとも先端に設けられ、前記印刷胴を回転可能に支持する印刷胴軸受とを備えた構成としてある。
また、本発明の印刷胴装置を備えた輪転印刷機は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷胴装置を、版胴、ブランケット胴及び圧胴の少なくとも一つに用いた構成としてある。
本発明の印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機によれば、印刷品質の向上、印刷の効率化、及び、ランニングコストの低減化などを実現することができる。
図1aは、本発明の第一実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。 図1bは、本発明の第一実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。 図2aは、本発明の第二実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。 図2bは、本発明の第二実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。 図3aは、本発明の第三実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。 図3bは、本発明の第三実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。 図4は、本発明の一実施形態にかかる輪転印刷機を説明するための概略図を示している。 図5は、本発明に関連する印刷胴の配置を説明するための概略図を示している。 図6は、本発明に関連するタワーユニットにおける印刷胴の配置を説明するための概略図を示している。 図7は、本発明に関連する輪転印刷機を説明するための概略図を示している。
[印刷胴装置の第一実施形態]
図1aは、本発明の第一実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。
また、図1bは、本発明の第一実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。
図1a、1bにおいて、本実施形態の印刷胴装置1は、印刷胴10、駆動側軸受支持スリーブ20、印刷胴駆動軸30、操作側軸受支持スリーブ50、及び、印刷胴位置調整軸60などを備えた構成としてある。この印刷胴装置1は、通常、上述した新聞用オフセット輪転印刷機200の版胴Pの代わりに用いられる。なお、図1a、1bにおいて、版締め装置などは省略してある。
また、本実施形態の印刷胴装置1は、新聞用オフセット輪転印刷機200の版胴Pの代わりに用いられるが、これに限定されるものではない。すなわち、印刷胴装置1は、様々な構成の印刷部を備えた輪転印刷機の印刷胴(版胴、ブランケット胴及び圧胴の少なくとも一つ)に用いることができる。
(印刷胴)
印刷胴10は、サイズが、軸方向がほぼ新聞4頁幅であり、周長が新聞縦方向1頁分となっている。この印刷胴10は、両端面(駆動側端面及び操作側端面)に、所定の深さと段差を有する挿入穴11が、中心軸に沿って穿設されている。
なお、上記の二つの挿入穴11の穴径(挿入部22に対応する位置の穴径)や穴深さ(印刷胴軸受24に対応する位置の穴深さ)は、特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、印刷胴10の両端面に、ほぼ同じ形状の挿入穴11を形成してあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、異なる形状の挿入穴11を形成してもよい。
また、図1aに示すように、駆動側の挿入穴11は、穴の奥方向に向かって、印刷胴軸受24の外輪が当接する中段部段差111、駆動伝達部材12のフランジが螺着される低部段差112、及び、駆動伝達部材12が挿入される嵌入穴などが形成されている。
駆動伝達部材12は、上述したフランジと、このフランジが螺着された印刷胴10にトルクを伝達するトルク伝達部としてのスプライン穴が加工された筒状部とからなっている。また、上記スプライン穴の中心軸は、印刷胴10の中心軸と一致する。
ここで、上記トルク伝達部を、スプライン穴及びスプライン軸33とすることにより、印刷胴駆動軸30を容易に取り付けることができる。また、駆動伝達部材12は、スプライン穴にスプライン軸33が装入された状態で軸方向に移動可能なので、印刷胴10は、軸方向に移動することができる。
なお、本実施形態では、トルク伝達部を、軸方向に移動可能なスプライン穴及びスプライン軸33としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、軸方向に移動可能な内歯歯車及びこの内歯歯車と嵌合する外歯歯車などを用いてもよい。
また、駆動側の挿入穴11の中段部段差111には、駆動側の印刷胴軸受24の外輪が突き当たるまで嵌入され、さらに、印刷胴軸受24の外輪の軸方向の固定部材としてベアリング止輪(穴用)113が設けられている。また、これとほぼ同様に、操作側の挿入穴11の中段部段差111には、操作側の印刷胴軸受54の外輪が突き当たるまで嵌入され、さらに、印刷胴軸受54の外輪の軸方向の固定部材としてベアリング止輪(穴用)113が設けられている。
また、図1bに示すように、操作側の挿入穴11は、穴の奥方向に向かって、印刷胴軸受54の外輪が当接する中段部段差111、印刷胴位置調整軸60のフランジ部62が螺着される低部段差112、及び、嵌入部63の挿入される嵌入穴などが形成されている。
また、印刷胴位置調整軸60のフランジ部62は、駆動伝達部材12のフランジとほぼ同様な形状としてあり、また、嵌入部63は、駆動伝達部材12の筒状部とほぼ同じ外径及び短い軸方向長さを有する円柱状としてある。この嵌入部63は、上述したように、挿入穴11の先端部に位置する嵌入穴に挿入され、これにより、印刷胴10の中心軸と印刷胴位置調整軸60の中心軸とを一致させる状態で、フランジ部62は、低部段差112に螺着される。
(駆動側軸受支持スリーブ)
軸受支持部材である駆動側軸受支持スリーブ20は、駆動側フレーム41のボーリング穴に装入されるほぼ円筒状の取付部21と、印刷胴10の挿入穴11に挿入されるほぼ円筒状の挿入部22と、取付部21の駆動側に一体的に形成されたフランジ部23とを有する構成としてある。
取付部21は、駆動側フレーム41のボーリング穴に嵌入された状態で、フランジ部23が駆動側フレーム41に螺着される。また、取付部21の内面の操作側には、所定の段差が形成されており、印刷胴駆動軸30に固定された軸受36の外輪が突き当たるまで嵌入される。さらに、取付部21の内面の駆動側には、印刷胴駆動軸30に固定された軸受34の外輪が嵌入される。この軸受34の外輪は、取付部21の駆動側の端面に螺着されたベアリング押え28によって、位置決め固定され、印刷胴駆動軸30が駆動側に抜け出ないようにしている。
挿入部22は、外径が取付部21の外径より小さく、かつ、肉厚がほぼ同じ形状としてあり、取付部21と一体的に形成されている。この挿入部22は、先端部に、印刷胴軸受24の内輪を取り付けるための所定の段差、外周面及び雄ねじが形成されている。
ここで、上記外周面の中心軸(通常、旋盤加工や円筒研磨加工されるので、駆動側軸受支持スリーブ20の中心軸と同じである。)と、印刷胴10の中心軸とが一致するように、駆動側軸受支持スリーブ20は、駆動側フレーム41に固定されている。
なお、駆動側フレーム41のボーリング穴などの加工事情から、駆動側軸受支持スリーブ20の中心軸と印刷胴10の中心軸を一致させることが困難な場合は、駆動側フレーム41のボーリング穴と当接する取付部21を印刷胴10の中心軸に対して、調整用として微小距離だけ(たとえば、数mm)偏心加工するとよい。
上記印刷胴軸受24は、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動及び分離可能な円筒ころ軸受(つばのない形式)などとしてある。たとえば、N形の円筒ころ軸受は、ころが内輪に設けられており、外輪が、軸方向に移動及び分離可能である。また、挿入部22の先端部が、印刷胴軸受24の内輪に挿入されるようにして、印刷胴軸受24の内輪は、段差に突き当たるまで嵌合され、段付カラー25を介して軸受ロックナット用座金27及び軸受ロックナット26によって固定される。
このように、印刷胴軸受24は、外輪と内輪が分離可能である。したがって、まず、印刷胴軸受24の外輪をベアリング止輪(穴用)113によって固定し、次に、挿入部22に固定された印刷胴軸受24の内輪及びころを、印刷胴軸受24の外輪に挿入し、印刷胴軸受24を組み立てることができる。
また、印刷胴軸受24は、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動可能である。したがって、印刷胴10は、軸方向へ所定の距離だけ移動することができる。また、印刷胴軸受24は、ラジアル荷重だけを受ける。
なお、印刷胴軸受24は、円筒ころ軸受に限定されるものではなく、たとえば、針状ころ軸受のように、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動及び分離可能であり、ラジアル荷重を受けることのできる軸受であればよい。
(印刷胴駆動軸)
印刷胴駆動軸30は、駆動側から操作側に向かって、フランジ部31、雄ねじ32及びスプライン軸33などを有している。また、印刷胴駆動軸30は、フランジ部31の近傍に所定の段差を有している。軸受34は、内輪がこの段差に突き当たるまで嵌合され、次に、ディスタンスカラー35が嵌合され、続いて、軸受36が嵌合され、これらは、段付カラー37を介して軸受ロックナット用座金39及び軸受ロックナット38によって固定される。すなわち、軸受ロックナット38は、雄ねじ32に締め込まれる。
なお、軸受34、36は、一般的に、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を受けることのできるベアリングである。
軸受34及び軸受36などが取り付けられた印刷胴駆動軸30は、中心軸が印刷胴10の中心軸と一致する状態で、駆動側軸受支持スリーブ20に挿入される。この挿入によって、スプライン軸33が駆動伝達部材12のスプライン穴に嵌入する。また、上述したように、印刷胴駆動軸30は、軸受36の外輪が取付部21の内面に形成された所定の段差に突き当たるまで嵌入され、さらに、取付部21の内面の駆動側には、印刷胴駆動軸30に固定された軸受34の外輪が嵌入される。この軸受34の外輪は、取付部21の駆動側の端面に螺着されたベアリング押え28によって、位置決め固定され、印刷胴駆動軸30が駆動側に抜け出ないようにしている。これにより、印刷胴駆動軸30は、軸方向の位置決めが行われる。
次に、印刷胴駆動軸30は、駆動側フレーム41の駆動側に突き出たフランジ部31に、駆動源(図示せず)から回転駆動を受けるための印刷胴駆動歯車42が螺着される。また、印刷胴駆動歯車42の取り付け穴は、固定するボルトを貫通する印刷胴駆動歯車42の中心軸と対応する円弧状の長穴になっているので、印刷胴10の周方向の位置を調整することができる。
また、駆動源は、一般的なモータからのギヤトレーンによるものでもよく、あるいは、印刷胴駆動歯車42を傘歯車に置き換え、対応する傘歯車をモータ(図示せず)の先端に取り付け係合させ、直接モータから駆動してもよい。
(操作側軸受支持スリーブ)
軸受支持部材である操作側軸受支持スリーブ50は、操作側フレーム43のボーリング穴に装入されるほぼ円筒状の取付部51と、印刷胴10の挿入穴11に挿入されるほぼ円筒状の挿入部52と、取付部51の操作側に一体的に形成されたフランジ部53とを有する構成としてある。
取付部51は、操作側フレーム43のボーリング穴に嵌入された状態で、フランジ部53が操作側フレーム43に螺着される。また、フランジ部53及び取付部51には、ベアリング押え67などを装入する装入穴が操作側から穿設されている。この装入穴には、軸受ロックナット65により印刷胴位置調整軸60に内輪が固定された軸受64の外輪を保持するベアリング押え67、及び、ベアリング押え67に螺着されるベアリング押え68が、軸方向に移動可能に装入される。
また、ベアリング押え68には、端面に雌ねじ681が切られており、雌ねじ681を利用して、ベアリング押え67及びベアリング押え68を軸方向に移動させることができる。この移動手段は、図示してないが、たとえば、軸方向に移動しない状態で支持された位置調整ボルトを用いてもよい。これにより、位置調整ボルトを雌ねじ681に締め込むと(時計回り方向に回すと)、ベアリング押え67及びベアリング押え68が操作側に移動し、また、緩めると(反時計回り方向に回すと)、ベアリング押え67及びベアリング押え68が駆動側に移動する。すなわち、位置調整ボルトを締めたり緩めたりすることによって、印刷胴位置調整軸60が、駆動側や操作側(図1a、1bの左右方向)へ移動し、印刷胴10が移動されることになる。
なお、上記の移動手段は、位置調整ボルトを用いる構成に限定されるものではなく、たとえば、ベアリング押え68を移動させるシリンダーを用いる構成としてもよい。さらに、位置調整ボルトを回転させるステッピングモータなどを用いて、遠隔操作が可能な構成としてもよい。
挿入部52は、外径が取付部51の外径より小さい形状としてあり、取付部51と一体的に形成されている。この挿入部52は、先端部に、印刷胴軸受54の内輪を取り付けるための所定の段差、外周面及び雄ねじが形成されている。
ここで、上記外周面の中心軸(通常、旋盤加工や円筒研磨加工されるので、操作側軸受支持スリーブ50の中心軸と同じである。)と、印刷胴10の中心軸とが一致するように、操作側軸受支持スリーブ50は、操作側フレーム43に固定されている。
なお、上述したように、操作側フレーム43のボーリング穴などの加工事情から、操作側軸受支持スリーブ50の中心軸と印刷胴10の中心軸を一致させることが困難な場合は、操作側フレーム43のボーリング穴と当接する取付部51を印刷胴10の中心軸に対して、調整用として微小距離だけ(たとえば、数mm)偏心加工するとよい。
上記印刷胴軸受54は、上述した印刷胴軸受24とほぼ同様としてあり、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動及び分離可能な円筒ころ軸受(つばのない形式)などとしてある。
また、挿入部52の先端部が、印刷胴軸受54の内輪に挿入されるようにして、印刷胴軸受54の内輪は、段差に突き当たるまで嵌合され、段付カラー55を介して軸受ロックナット用座金57及び軸受ロックナット56によって固定される。
このように、印刷胴軸受54は、外輪と内輪が分離可能である。したがって、まず、印刷胴軸受54の外輪をベアリング止輪(穴用)113によって固定し、次に、挿入部52に固定された印刷胴軸受54の内輪及びころを、印刷胴軸受54の外輪に挿入し、印刷胴軸受54を組み立てることができる。なお、後述するように、印刷胴軸受54の外輪は、印刷胴位置調整軸60が印刷胴10に取り付けられた後に、操作側の挿入穴11の中段部段差111に突き当たるまで嵌入され、ベアリング止輪(穴用)113によって固定される。
また、印刷胴軸受54は、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動可能である。したがって、印刷胴10は、軸方向へ所定の距離だけ移動することができる。また、印刷胴軸受54は、ラジアル荷重だけを受ける。
なお、印刷胴軸受54は、円筒ころ軸受に限定されるものではなく、たとえば、針状ころ軸受のように、外輪と内輪が軸方向に相対的に移動及び分離可能であり、ラジアル荷重を受けることのできる軸受であればよい。
(印刷胴位置調整軸)
印刷胴位置調整軸60は、駆動側の端部にフランジ部62及び嵌入部63が形成され、さらに、操作側の端部に雄ねじ61などが形成されている。
嵌入部63は、円筒状としてあり、操作側の挿入穴11の嵌入穴に挿入され、フランジ部62は、低部段差112に螺着される。このフランジ部62の螺着は、挿入部52を挿入穴11に挿入する前に行われる。この際、嵌入部63は、位置決め部として機能するので、印刷胴位置調整軸60は、中心軸が印刷胴10の中心軸と一致する状態で、印刷胴10に取り付けられる。なお、印刷胴位置調整軸60は、印刷胴10を所定のボーリング穴に位置させる前に、挿入穴11に挿入される。
次に、本実施形態では、印刷胴位置調整軸60が印刷胴10に取り付けられた後に、印刷胴軸受54の外輪が、操作側の挿入穴11の中段部段差111に突き当たるまで嵌入され、ベアリング止輪(穴用)113によって固定される。
続いて、印刷胴位置調整軸60を操作側フレーム43のボーリング穴のほぼ中央に位置させた状態で、操作側軸受支持スリーブ50の挿入部52が、操作側フレーム43のボーリング穴を経由して挿入穴11に挿入され、操作側軸受支持スリーブ50は、操作側フレーム43に固定される。これにより、印刷胴軸受54は、内輪と外輪が係合し、印刷胴10を軸支する。
また、印刷胴位置調整軸60は、雄ねじ61の近傍に、軸受64の内輪が突き当たる所定の段差を有している。
ここで、軸受64を取り付ける手順について説明する。
まず、軸受64の外輪がベアリング押え67に嵌入され、次に、軸受64の取り付けられたベアリング押え67が、取付部51の装入穴に嵌入される。続いて、軸受64の内輪が、雄ねじ61の近傍の所定の段差に突き当たるまで、軸受64の取り付けられたベアリング押え67が、取付部51の装入穴に嵌入される。次に、軸受64の内輪が、軸受ロックナット用座金66及び軸受ロックナット65によって固定され、続いて、ベアリング押え68がベアリング押え67に螺着される。
なお、軸受64は、一般的に、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を受けることのできるベアリングである。
次に、上記構成の印刷胴装置1の動作などについて説明する。
まず、駆動モータ(図示せず)は、ギヤトレーンを介して、あるいは、直接的に印刷胴駆動歯車42にトルクを伝達する。
次に、印刷胴駆動軸30は、回転し、スプライン軸33が、受けたトルクを駆動伝達部材12に伝達する。なお、印刷胴駆動軸30は、軸受34、36に軸支されており、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を受けることができ、また、軸方向に移動しない。
次に、トルクが駆動伝達部材12に伝達されると、印刷胴10が回転する。
印刷胴10は、印刷胴軸受24、印刷胴軸受54及び軸受64に軸支されている。すなわち、印刷胴軸受24及び印刷胴軸受54は、ラジアル荷重のみを受けることができ、軸受64は、アキシャル荷重(及びラジアル荷重)を受けることができる。
また、本実施形態では、軸受34、36、64も、印刷胴10のラジアル荷重を支持することができる。さらに、軸受34、36は、印刷胴10を軸方向に移動させる際のアキシャル荷重を支持することができる。
ここで、印刷胴装置1は、印刷胴10のラジアル荷重を二つの軸受、すなわち、印刷胴軸受24及び印刷胴軸受54で受ける構成に限定されるものではなく、たとえば、印刷胴軸受24の駆動側にさらに一又は二以上の印刷胴軸受24を設け、また、印刷胴軸受54の操作側にさらに一又は二以上の印刷胴軸受54を設ける構成としてもよい。このようにすると、印刷胴10の撓みをさらに抑制することができるので、さらなる高速化や印刷胴10の長尺化を図ることができる。また、高速印刷時における印刷品質を向上させることができる。
なお、新たに追加する軸受は、通常、印刷胴軸受24や印刷胴軸受54と同じ軸受としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、印刷胴軸受24や印刷胴軸受54より大きな軸受としてもよい。
また、本実施形態では、軸受64を一つ備える構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、印刷胴駆動軸30の軸受34や軸受36とほぼ同様な構成として、二箇所に軸受を設ける構成としてもよい。このようにすると、より大きなアキシャル荷重(及びラジアル荷重)を受けることができる。
また、本実施形態の印刷胴装置1は、印刷胴位置調整軸60、軸受64、ベアリング押え67及びベアリング押え68などを備えることにより、印刷胴10を軸方向へ移動させることができる。すなわち、印刷胴10の軸方向への位置移動調整が必要な場合、上述した位置調整ボルトを雌ねじ681に締め込むと(時計回り方向に回すと)、ベアリング押え67及びベアリング押え68が操作側に移動し、また、緩めると(反時計回り方向に回すと)、ベアリング押え67及びベアリング押え68が駆動側に移動する。これにより、印刷胴位置調整軸60と連結された印刷胴10は、軸方向位置の調整が行われる。
次に、印刷胴装置1における印刷胴10の撓み量について説明する。
印刷胴10は、印刷中、印圧や転写圧によって、胴表面がほぼ線接触で加圧されており、この加圧によって撓みが生じる。
最大撓み量=(5/384)×W×L/EI 式(1)
式(1)において、Wは等分布荷重であり、Lは軸受間距離であり、EIは曲げ剛性である。
この式(1)によれば、印刷胴10の撓みに関する構造的要因は、Lの軸受間距離が大きな要素となっている。
EIの曲げ剛性については、印刷胴10の胴径(外径)と長さ及び材質に関連する要素である。ただし、印刷胴装置を備えた輪転印刷機における印刷胴10の外径と長さは、印刷物の大きさ、例えば、日本サイズの新聞紙の場合、縦1頁分長さが546mm(印刷胴10の外径は、ほぼ546/πmm)であり、横4頁幅が1626mm(印刷胴10の長さは、ほぼ1740mm)である。また、材質については、鋳鋼又はステンレス鋼が一般的であり、これら以外の剛性の高い素材、例えばチタニウム鋼など使用すれば、大幅なコストアップに繋がる。
印刷胴装置1は、印刷胴軸受24が駆動側軸受支持スリーブ20の先端に取り付けられており、また、印刷胴軸受54が操作側軸受支持スリーブ50の先端に取り付けられており、さらに、駆動側軸受支持スリーブ20及び操作側軸受支持スリーブ50が、挿入穴11に挿入されるので、効果的にL(軸受間距離)を短縮することができる。すなわち、印刷胴装置1の印刷胴10を版胴とした場合、加圧を受けた状態で最高速度域まで回転させても、均一なブランケットのゴム層及びクッション層で吸収できる程度に、最大撓み量を抑制することができ、印刷品質の基本である転写圧を、ブランケット胴(図示せず)に対して均一に確保することができる。
なお、駆動側軸受支持スリーブ20や操作側軸受支持スリーブ50は、駆動側フレーム41や操作側フレーム43から所定の長さだけ突き出ており、微小な撓みを生じている。ただし、駆動側軸受支持スリーブ20や操作側軸受支持スリーブ50は、駆動側フレーム41や操作側フレーム43に固定されており回転しないので、微小な撓みを生じている状態が維持され、印刷胴10の撓みに悪影響を与えることはない。
また、印刷効率について、印刷胴装置1は、印刷胴10のサイズが、軸方向がほぼ新聞4頁幅であり、周長が新聞縦方向1頁分となっているので、版胴に取り付けていた刷版の製作枚数を半分に削減することができる。また、刷版を頻繁に版換えする場合においても、その製作時間や交換時間を削減することができ、ランニングコストのコストダウンを図ることができる。
さらに、印刷胴装置1は、横幅を延長した印刷を行う印刷胴10としても、好適に適用することができる。
以上説明したように、本実施形態の印刷胴装置1によれば、高速印刷を行っても、優れた印刷品質を実現でき、印刷可能な範囲を横幅方向に1〜2頁分広げることを含めた印刷効率の向上を図ることができ、また、版換え時の交換刷版や交換不要刷版の半減によるランニングコストの低減化などを実現することができる。
また、本実施形態の印刷胴装置1は、様々な応用例を有している。
たとえば、本実施形態の印刷胴装置1は、印刷胴駆動軸30などを用いて、印刷胴10を回転させる構成としてあるが、これに限定されるものではない。
[印刷胴装置の第二実施形態]
図2aは、本発明の第二実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。
また、図2bは、本発明の第二実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。
図2a、2bにおいて、本実施形態の印刷胴装置1aは、上述した第一実施形態の印刷胴装置1と比べると、印刷胴位置調整軸60を設けていない点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、印刷胴装置1とほぼ同様としてある。
したがって、図2a、2bにおいて、図1a、1bと同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
また、本実施形態の印刷胴装置1aや後述する印刷胴装置1bは、新聞用オフセット輪転印刷機200のブランケット胴Bの代わりに用いられるが、これに限定されるものではない。すなわち、印刷胴装置1a、1bは、様々な構成の印刷部を備えた輪転印刷機の印刷胴(版胴(軸方向に移動させる必要のない版胴、たとえば、墨刷を行う版胴)、ブランケット胴及び圧胴の少なくとも一つ)に用いることができる。
印刷胴10aの駆動側は、図2aに示すように、第一実施形態と比べると、ベアリング止輪(穴用)113を取り付けるための溝加工の施されていない挿入穴11aが形成されており、印刷胴軸受24aによって軸支されている。
上記印刷胴軸受24aは、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を受けることのできる、円筒ころ軸受(つばのある形式)などとしてある。たとえば、NUP形の円筒ころ軸受は、内輪が固定されると、外輪と内輪が分離できなくなる。すなわち、内輪とつば輪が段付きカラー25や軸受ロックナット26などによって、駆動側軸受支持スリーブ20に固定された状態で、NUP形の円筒ころ軸受の外輪が、挿入穴11aに装入される。
印刷胴10aの操作側は、図2bに示すように、第一実施形態と比べると、印刷胴位置調整軸60の先端部を固定するための加工が施されておらず、かつ、ベアリング止輪(穴用)113を取り付けるための溝加工の施されていない挿入穴11a´が形成されており、印刷胴軸受54aによって軸支されている。
上記印刷胴軸受54aは、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を受けることのできる、円筒ころ軸受(つばのある形式)などとしてある。たとえば、NUP形の円筒ころ軸受は、内輪が固定されると、外輪と内輪が分離できなくなる。すなわち、内輪とつば輪が段付きカラー55や軸受ロックナット56などによって、操作側軸受支持スリーブ50aに固定された状態で、NUP形の円筒ころ軸受の外輪が、挿入穴11a´に装入される。
このように、本実施形態では、印刷胴10aは、上述した印刷胴軸受24a、54aによって軸支されることにより、軸方向の所定の位置で回転する。
なお、印刷胴軸受24aや印刷胴軸受54aは、NUP形の円筒ころ軸受に限定されるものではなく、円すいころ軸受などのベアリング、又は、これらの組み合せを用いることができる。
操作側軸受支持スリーブ50aは、第一実施形態と比べると、フランジ部53a及び取付部51aに、ベアリング押え67などを装入する装入穴の穿設されていない構造としてある。
なお、本実施形態の印刷胴装置1aのその他の構成や動作は、第一実施形態とほぼ同様としてある。
以上説明したように、本実施形態の印刷胴装置1aによれば、印刷胴位置調整を行う必要のない印刷胴10aに対して、好適に(製造原価のコストダウンを図った状態で)適用することができる。さらに、高速印刷を行っても、優れた印刷品質を実現でき、印刷可能な範囲を横幅方向に1〜2頁分広げることを含めた印刷効率の向上を図ることができる。また、印刷胴10aは、サイズが、軸方向がほぼ新聞4頁幅であり、周長が新聞縦方向1頁分となっているので、ブランケットのサイズの小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、ベアリング止輪(穴用)113を取り付けるための溝加工や、印刷胴位置調整軸60の先端部を固定するための加工を行っていない印刷胴10aを用いているが、これに限定されるものではない。たとえば、印刷胴10aの代わりに、印刷胴10を用いることができ、部品の共用化などを図ることができる。
さらに、操作側軸受支持スリーブ50aの代わりに、操作側軸受支持スリーブ50を用いることができ、このようにすると、印刷胴軸受24a、54aを印刷胴軸受24、54と交換し、印刷胴位置調整軸60などを設けることにより、固定式印刷胴(印刷胴10a)を移動可能式印刷胴(印刷胴10)に容易に変更することができる。
[印刷胴装置の第三実施形態]
図3aは、本発明の第三実施形態にかかる印刷胴装置の駆動側の要部の概略断面図を示している。
また、図3bは、本発明の第三実施形態にかかる印刷胴装置の操作側の要部の概略断面図を示している。
図3a、3bにおいて、本実施形態の印刷胴装置1bは、第二実施形態の印刷胴装置1aと比べると、印刷胴駆動軸30の代わりに、印刷胴駆動軸30bを備えた点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、印刷胴装置1aとほぼ同様としてある。
したがって、図3a、3bにおいて、図2a、2bと同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
印刷胴駆動軸30bは、図3aに示すように、駆動側の端部に、キー32bを介して、フランジ部31bが螺着されている。フランジ部31bは、駆動側の端面に、中央部に開口部を有する印刷胴駆動歯車42bが螺着されている。また、フランジ部31bは、操作側に段付カラー部を有している。この段付カラー部は、先端面が軸受34bの内輪と当接する。
また、軸受34bは、アンギュラ玉軸受などとしてあり、内輪がベアリング止輪(軸用)33bと上記の段付カラー部とによって印刷胴駆動軸30bに固定され、外輪が取付部21bの段差とベアリング押え28によって駆動側軸受支持スリーブ20bに固定される。
印刷胴駆動軸30bは、操作側の端部に、上述した印刷胴位置調整軸60の嵌入部63及びフランジ部62とほぼ同様な構造を有する嵌入部36b及びフランジ部35bが形成されている。嵌入部36bは、円筒状としてあり、挿入穴11aの嵌入穴に挿入され、フランジ部35bは、低部段差112に螺着される。
また、駆動側軸受支持スリーブ20bは、取付部21bが、軸受34bに対応する形状としてあり、その他は、駆動側軸受支持スリーブ20とほぼ同様としてある。
上記構成の印刷胴駆動軸30bは、まず、フランジ部35bが印刷胴10aに螺着され、続いて、駆動側軸受支持スリーブ20bが挿入穴11aに挿入され、印刷胴10aが印刷胴軸受24aによって軸支される。
次に、ベアリング止輪(軸用)33bが取り付けられ、続いて、軸受34bが装入され、軸受34bの外輪がベアリング押え28によって駆動側軸受支持スリーブ20bに固定される。
次に、キー32bを介して、フランジ部31bが印刷胴駆動軸30bに螺着され、続いて、印刷胴駆動歯車42bが螺着される。
上述したように、本実施形態では、印刷胴駆動軸30bや駆動側軸受支持スリーブ20bを用いることにより、スプライン加工などの複雑な機械加工を行わなくてもすむとともに、部品点数を削減することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態の操作側軸受支持スリーブ50bは、図3bに示すように、貫通孔が形成されていない取付部51b、挿入部52b及びフランジ部53bを有する構造としてある。このようにすると、貫通孔の機械加工を行わなくてもすむので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態の印刷胴装置1bのその他の構成や動作は、第二実施形態とほぼ同様としてある。
以上説明したように、本実施形態の印刷胴装置1bによれば、機械加工の費用を大幅に削減することなどによって、製造原価のコストダウンを図ることができる。さらに、高速印刷を行っても、優れた印刷品質を実現でき、印刷可能な範囲を横幅方向に1〜2頁分広げることを含めた印刷効率の向上を図ることができる。
[印刷胴装置を備えた輪転印刷機の一実施形態]
また、本発明は、印刷胴装置を備えた輪転印刷機の発明としても有効である。
図4は、本発明の一実施形態にかかる輪転印刷機を説明するための概略図を示している。
本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機2は、上述した新聞用オフセット輪転印刷機200と比べると、印刷部U1、U2、U3、U4、U5のブランケット胴B及び版胴Pの代わりに、印刷胴装置1、1a、1bからなるブランケット胴B1及び版胴P1を備えている点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、新聞用オフセット輪転印刷機200とほぼ同様としてある。
したがって、図4において、図7と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機2は、印刷部U2、U3、U4の版胴Pの代わりに、印刷胴装置1からなる版胴P1を備えており、印刷部U2、U3、U4のブランケット胴Bの代わりに、印刷胴装置1bからなるブランケット胴B1を備えている。
なお、印刷部U2、U3、U4に、印刷胴装置1bからなるブランケット胴B1を備える構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、印刷胴装置1aからなるブランケット胴B1を備える構成としてもよい。
また、新聞用オフセット輪転印刷機2は、印刷部U1、U5の版胴Pの代わりに、印刷胴装置1からなる版胴P1を備えており、印刷部U1、U5のブランケット胴Bの代わりに、印刷胴装置1aからなるブランケット胴B1を備えている。
なお、印刷部U1、U5に、印刷胴装置1からなる版胴P1(各印刷部に8個の版胴P1)を備える構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、印刷部U1、U5の基準胴(墨刷を行う版胴)に、印刷胴装置1aからなる版胴P1を備える構成としてもよい。
また、印刷部U1、U5に、印刷胴装置1aからなるブランケット胴B1を備える構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、印刷胴装置1bからなるブランケット胴B1を備える構成としてもよい。
上述したように、印刷胴装置1、1a、1bからなるブランケット胴B1及び版胴P1を備えることにより、ブランケット胴B1及び版胴P1は、加圧を受けた状態で最高速度域まで回転させても、均一なブランケットのゴム層及びクッション層で吸収できる程度に、最大撓み量を抑制することができ、印刷品質の基本である転写圧や印圧力を確保することができる。
また、印刷効率について、ブランケット胴B1及び版胴P1は、印刷胴10、10aのサイズが、軸方向がほぼ新聞4頁幅であり、周長が新聞縦方向1頁分となっているので、版胴に取り付けていた刷版の製作枚数を半分に削減することができる。また、刷版を頻繁に版換えする場合においても、その製作時間や交換時間を削減することができ、ランニングコストのコストダウンを図ることができる。
さらに、ブランケット胴B1及び版胴P1は、横幅を延長した印刷を行う印刷胴10、10aとしても、好適に適用することができる。
以上説明したように、本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機2によれば、高速印刷を行っても、優れた印刷品質を実現でき、印刷可能な範囲を横幅方向に1〜2頁分広げることを含めた印刷効率の向上を図ることができ、また、版換え時の交換刷版や交換不要刷版の半減によるランニングコストの低減化などを実現することができる。
なお、新聞用オフセット輪転印刷機2において、ブランケット胴B1及び版胴P1は、印刷胴10、10aの周長が新聞縦方向1頁分となっているが、これに限定されるものではない。たとえば、ブランケット胴B1は、印刷胴10aの周長を新聞縦方向2頁分としてもよい。また、ブランケット胴B1は、印刷胴10aの周長が新聞縦方向1頁分であっても、あるいは、2頁分であっても、軸方向の位置調整を行う必要はない。
さらに、図示してないが、新聞用オフセット輪転印刷機2が、圧胴を用いる場合、通常、周長が新聞縦方向1頁分のブランケット胴B1、周長が新聞縦方向1頁分の版胴P1、及び、周長が新聞縦方向2頁分の圧胴を備える構成となる。
以上、本発明の印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機について、好ましい実施形態などを示して説明したが、本発明に係る印刷胴装置及び印刷胴装置を備えた輪転印刷機は、上述した実施形態などにのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、印刷胴装置1は、印刷胴10を版胴として説明したが、その他の印刷胴や撓みを抑えたい回転胴に対する構造として、応用が可能となっている。
1、1a、1b 印刷胴装置
2、200 新聞用オフセット輪転印刷機
3 給紙部
4 レールフレーム部
5 折り部
10、10a 印刷胴
11、11a、11a´ 挿入穴
12 駆動伝達部材
20、20b 駆動側軸受支持スリーブ
21、21b 取付部
22 挿入部
23 フランジ部
24、24a 印刷胴軸受
25 段付カラー
26 軸受ロックナット
27 軸受ロックナット用座金
28 ベアリング押え
30、30b 印刷胴駆動軸
31、31b フランジ部
32 雄ねじ
32b キー
33 スプライン軸
33b ベアリング止輪(軸用)
34、34b 軸受
35 ディスタンスカラー
35b フランジ部
36 軸受
36b 嵌入部
37 段付カラー
38 軸受ロックナット
39 軸受ロックナット用座金
41 駆動側フレーム
42、42b 印刷胴駆動歯車
43 操作側フレーム
50、50a 操作側軸受支持スリーブ
51、51a 取付部
52 挿入部
53、53a フランジ部
54、54a 印刷胴軸受
55 段付カラー
56 軸受ロックナット
57 軸受ロックナット用座金
60 印刷胴位置調整軸
61 雄ねじ
62 フランジ部
63 嵌入部
64 軸受
65 軸受ロックナット
66 軸受ロックナット用座金
67 ベアリング押え
68 ベアリング押え
111 中段部段差
112 低部段差
113 ベアリング止輪(穴用)
681 雌ねじ
B、B1 ブランケット胴
P、P1 版胴
U1、U2、U3、U4、U5 印刷部

Claims (7)

  1. 両端面に挿入穴の形成された印刷胴と、
    前記挿入穴に挿入される挿入部、及び、フレームに固定される取付部を有する軸受支持部材と、
    前記挿入部の少なくとも先端に設けられ、前記印刷胴を回転可能に支持する印刷胴軸受と
    を備えたことを特徴とする印刷胴装置。
  2. 前記軸受支持部材が筒形状であって、該筒型の軸受支持部材の内部に、駆動トルクを前記印刷胴に伝達する印刷胴駆動軸が、回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の印刷胴装置。
  3. 前記印刷胴駆動軸の先端部が、前記印刷胴に固定されたことを特徴とする請求項2記載の印刷胴装置。
  4. 前記印刷胴軸受が、軸方向に相対的に移動可能な内輪と外輪を有するベアリングであることを特徴とする請求項2に記載の印刷胴装置。
  5. 前記印刷胴と前記印刷胴駆動軸との接続部が、軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項4記載の印刷胴装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷胴装置を、版胴、ブランケット胴及び圧胴の少なくとも一つに用いたことを特徴とする印刷胴装置を備えた輪転印刷機。
  7. 前記印刷胴装置の印刷胴の周長が、新聞縦方向1頁分となっていることを特徴とする請求項6に記載の印刷胴装置を備えた輪転印刷機。
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