JPWO2010064472A1 - コンテンツ再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

ビデオ(以下V)画像とグラフィックス(以下G)画像を同時に2Dから3Dに切換可能なコンテンツ再生装置を提供する。コンテンツ再生装置1は、2D用G画像を左Gプレーン110aに出力し、3D用G画像をそれぞれ左及び右Gプレーン110a,110bに出力するプログラム実行部30と、2D用V画像を左Vプレーン110aに出力し、3D用V画像をそれぞれ左及び右Vプレーンに出力するAV再生部40と、2D再生時は左Vプレーン110aと左Gプレーン120aに記憶の画像を合成した第1合成画像を出力し、3D再生時は右Vプレーン110bと右Gプレーン120bに記憶の画像を合成した第2合成画像及び第1合成画像を出力するよう切り換える切換部80とを備え、2D→3Dの場合、一画面分の3D用G画像の生成完了に基づいて、切換部80での切り換えを実行する。

Description

本発明は、3D再生可能なコンテンツ再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体に関するものである。
近年、来場者の減少に悩む米国の映画館では3D(Three Dimension)映像技術の導入が進みつつある。ホームシアターにはない映画館ならではの魅力を訴求するというわけであり、実際導入した映画館では来場者数が増加しているとのことである。
方式としては両眼視差を利用したもので、右目用と左目用の映像を空間分割あるいは周波数分割で投影し、特殊な眼鏡でそれを左右の映像に分離するというものである。
一方で、将来の拡張のため、現状のDVDとの互換性を保ったまま、3D映像技術を民生用機器に導入する検討も進められている。
特許文献1では、左目用と右目用の映像をインタリーブして記録して、既存DVDの管理情報からは左目用映像のみを参照するようにしておく。同時に、拡張管理情報を追加し、そこからは両目用の映像を参照するようにしておく。このようにすることで、既存のDVDプレーヤとの互換性を保ったままスムーズに3Dに移行することが可能となっている。
特許文献1のもう一つの特徴は、3D映像が用意されている区間と2D映像しかない区間の切換をスムーズに行うための仕組みが用意されている点である。この仕組みについて図19のビデオディスクプレーヤ200を用いてポイントに絞って説明する。
ビデオディスクプレーヤ200は、光ディスク210、データ取得部220、AV(Audio Visual)再生部230、左映像出力部240、右映像出力部250、切換部260、制御部270で構成されている。
光ディスク210は、基本的にはDVD(Digital Versatile Disk)ビデオフォーマットに次のような拡張を施したものである。前述のように3D映像区間については、右目用映像と左目用映像がインタリーブでされて記録されている。また、前述の拡張管理情報および、3D映像と2D映像の切換をスムーズに行うための立体映像配置情報も記録されている。
データ取得部220は制御部270やAV再生部230からの指示に従って、光ディスク210からAVストリームや管理情報を読み出す。
AV再生部230は、読み出したAVストリームを復号し、出力する。2D映像の場合は、図中の左映像側(左目用映像側)に復号した映像を出力し、3D映像の場合には、左映像側、右映像側(左目用映像側)の両方に復号した映像を出力する。
切換部260は、制御部270からの指示に従って、AV再生部230からの左映像出力あるいは右映像出力を切り換えて右映像出力部250に出力する。これは、2D映像のときは、右映像出力(右目用出力)が存在しないため、左映像出力(左目用出力)を右映像出力部250に供給するためのものである。
左映像出力部240および右映像出力部250は、それぞれ左目用映像および右目用映像を外部に出力する。
制御部270は、データ取得部220を通じて読み出した立体映像配置情報に基づき、予めコンテンツ作成者の指定したタイミングで切換部260を制御し、これにより、2D映像から3D映像に適切なタイミングで切り換える。
特開2008−67393号公報
近年、次世代DVDと呼ばれるBlu−ray Disc ROM規格(以後BD−ROM規格と略す)が普及しつつある。BD−ROM規格では、高品質な映像・音声に加え、Java(登録商標)言語による柔軟なグラフィックス機能が特徴となっている。
BD−ROM規格では現時点で3D映像に対応していないが、将来的には対応が求められることが予想される。その際には、復号によるビデオ画像だけでなく、Java(登録商標)言語によるグラフィックス画像の3D対応化が必須となるであろう。
現状ではグラフィックスも含めた3Dコンテンツの制御に関する技術は開示されていないが、グラフィックスについても3D表示可能とするためには、ビデオ画像と同様に(図19と同様)、2D表示のときは、左目用グラフィックス画像を左目用及び右目用映像出力部の両方に出力し、2D表示から3D表示に切り換えるときは、右目用グラフィックス画像が右目用映像出力部から出力されるようグラフィックス供給元を切り換えることが考えられる。しかし、Java(登録商標)言語によるグラフィックス画像の描画には、復号するのに比べ時間がかかる。そのため、ビデオの内容が2Dから3Dへ変わったと同時に、単に上述のように右目用映像出力部へのグラフィックスの供給元を切り換えると、右目用グラフィックス画像の描画が終了するまでの間、例えば、右目用映像出力部から、まったくグラフィックス画像が出力されなくなってしまう。この場合、ビデオ画像だけ3Dでその上のグラフィックス画像が2Dとなり、ユーザに違和感を与えてしまう。
本発明の目的は、2Dから3Dへの切り換えの際に、ビデオ画像とグラフィックス画像を同時に2Dから3Dに切換可能なコンテンツ再生装置、制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、コンテンツ再生装置であって、再生データからプログラムとビデオデータを取得するデータ取得部と、ビデオ画像を記憶する第1のビデオプレーンと第2のビデオプレーンと、グラフィックス画像を記憶する第1のグラフィックスプレーンと第2のグラフィックスプレーンと、前記プログラムを実行して前記グラフィックス画像を生成し、2D(Dimension)用グラフィックス画像は、前記第1のグラフィックスプレーンに出力し、3D用グラフィックス画像は、それぞれ前記第1および前記第2のグラフィックスプレーンに出力するプログラム実行部と、前記ビデオデータを復号し、2D用ビデオ画像は、前記第1のビデオプレーンに出力し、3D用ビデオ画像は、それぞれ前記第1および前記第2のビデオプレーンに出力する復号部と、前記第1のビデオプレーンと前記第1のグラフィックスプレーンに記憶された画像を合成する第1の合成部と、前記第2のビデオプレーンと前記第2のグラフィックスプレーンに記憶された画像を合成する第2の合成部と、2D画像用データの再生時は、前記第1の合成部の合成画像を出力し、3D画像用データの再生時は、前記第1の合成部の合成画像と、前記第2の合成部の合成画像を出力するよう切り換える切換部と、を備え、前記切換部が、前記再生データが2D画像用データから3D画像用データに変更した場合、前記プログラム実行部における一画面分の3D用グラフィックス画像の生成完了に基づいて、前記切り換えを実行することを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記一画面分の3D用グラフィックス画像の予想生成時間に関する時間情報を取得する時間情報取得部を備え、前記ビデオデータが2D用画像データから3D用画像データに切り換わる場合、前記プログラム実行部が、前記切り換わる時刻より前記予想生成時間前に、前記3D用グラフィックス画像の生成を開始し、前記切換部が、前記プログラム実行部による3D用グラフィックス画像の生成完了、及び、前記復号部における出力ビデオ画像の2D用ビデオ画像から3D用ビデオ画像への切り換わりに基づいて前記切り換えを実行することを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記時間情報取得部が、前記再生データから前記時間情報を取得することを特徴としたものである。
本発明の第4の技術手段は、2D画像用データ及び3D画像用データが混在するコンテンツデータの再生方法であって、再生データからプログラムとビデオデータを取得し、前記プログラムを実行して前記グラフィックス画像を生成し、2D(Dimension)用グラフィックス画像は、第1のグラフィックスプレーンに出力し、3D用グラフィックス画像は、それぞれ第1および前記第2のグラフィックスプレーンに出力し、前記ビデオデータを復号し、2D用ビデオ画像は、第1のビデオプレーンに出力し、3D用ビデオ画像は、それぞれ前記第1および前記第2のビデオプレーンに出力し、2D画像用データの再生時は、前記第1のビデオプレーンと前記第1のグラフィックスプレーンに記憶された画像の合成画像を出力し、前記再生データが2D画像用データから3D画像用データに変更した際に、一画面分の3D用グラフィックス画像の生成完了により、前記第2のビデオプレーンと前記第2のグラフィックスプレーンに記憶された画像の合成画像を出力することを特徴としたものである。
本発明の第5の技術手段は、第4の技術手段の再生方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明の第6の技術手段は、第5の技術手段のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体である。
本発明の第7の技術手段は、第3の技術手段のコンテンツ再生装置に供する記録媒体であって、2D画像用データ及び3D画像用データが混在するビデオデータ及び同グラフィックス画像を生成するプログラムを記録し、前記2D画像用データ及び3D画像用データはそれぞれ所定の単位毎に区分されて記録され、2D画像用データの記録区分から3D画像用データに切り換わる3D画像用データの記録区分に、前記プログラムにより当該記録区分の3D用ビデオ画像と共に表示される3D用グラフィックス画像の生成に必要な予想生成時間に関する前記時間情報を記録したことを特徴としたものである。
本発明によれば、グラフィックス画像も含めた3Dコンテンツを再生制御でき、特に、2Dから3Dへの切り換えの際に、ビデオ画像とグラフィックス画像を同時に3D再生できる。
本発明の第1の実施形態における概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるファイル・ディレクトリ構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるタイトル情報ファイルおよびプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態における全体制御部の全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるプログラム実行部のプログラム実行処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるAV再生部のプレイリスト再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における出力制御部のAV再生部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるプログラム実行部の出力制御部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における実行中のプログラムの2D⇔3D通知が来た場合の典型的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態におけるAV再生部のプレイリスト再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における出力制御部のAV再生部からの予告通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における2D⇒3D切換時の主要の機能ブロック間のやり取りを示すシーケンス図である。 参考例1における概略構成を示すブロック図である。 参考例2における概略構成を示すブロック図である。 参考例2における出力制御部のAV再生部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。 参考例2におけるプログラム実行部の出力制御部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。 参考例2における実行中のプログラムの2D⇔3D通知が来た場合の典型的な処理の流れを示すフローチャートである。 従来技術における概略構成を示すブロック図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態によるコンテンツ再生装置について図面を参照しながら説明を行う。尚、以下では、ビデオディスクプレーヤの例でコンテンツ再生装置を説明するが、本発明はこれに限定されず、PC(Personal Computer)等、形態を問わない。
<全体システム構成>
図1は、本実施の形態によるビデオディスクプレーヤの一構成例を示す。
ビデオディスクプレーヤ1は、2D用画像データ(ビデオ画像用の画像データ及びグラフィックス画像用の画像データ)と3D用画像データが混在するコンテンツデータの再生装置であって、光ディスク10、データ取得部20、プログラム実行部30、AV再生部40、全体制御部50、U/I60、出力制御部70、切換部80、左映像出力部90a、右映像部出力部90b、左映像合成部100a、右映像合成部100b、左ビデオプレーン110a、右ビデオプレーン110b、左グラフィックスプレーン120a、右グラフィックスプレーン120bで構成される。
光ディスク10はBD−ROM等の大容量光ディスクであり、データを管理するためのファイルシステムとして、UDF(Universal Disk Format)を用いている。ファイル・ディレクトリ構成については後述する。
データ取得部20は、全体制御部50、AV再生部40、プログラム実行部30からの指示に従って、プログラムやAVデータを含む再生データ等を記録した光ディスク10から各種データを読み出す。
プログラム実行部30は、全体制御部50からの指示に従って、光ディスク10から読み出されたプログラムを実行し、生成した(生成された)グラフィックスを左グラフィックスプレーン120aおよびプログラムの内容によっては右グラフィックスプレーン120bに書き込む。また、後述するように、出力制御部70との間の相互情報通知が可能となっている。
AV再生部40は、光ディスク10から読み出されたAVデータを復号する。AVデータが2Dの場合、左ビデオプレーン110aのみに対して、3Dの場合は左ビデオプレーン110a、右ビデオプレーン110b両方に対して復号したビデオを出力する。また、後述するように、AVデータの2D−3D間の切り換わりを出力制御部70へ通知する機能も備える。
全体制御部50は、U/I60から送信されるユーザ操作に応じて、ビデオディスクプレーヤ1全体の制御を行う。後述するタイトル情報ファイルを光ディスク10から読み出し、AV再生部40、プログラム実行部30の起動等制御を行う。
U/I60は、リモコン等のユーザ操作を受け付け、受け付けた結果を全体制御部50に伝える。
切換部80は、右映像出力部90bに出力する映像を、出力制御部70からの指示に応じて、左映像合成部100aからのものか右映像合成部100bのものかを切り換える。
出力制御部70は、プログラム実行部30およびAV再生部40から制御信号に基づき、切換部80を制御する。
左映像出力部90aおよび右映像出力部90bはそれぞれ左目用映像(左映像)および右目用映像(右映像)を図示しない外部表示装置に出力する。
左映像合成部100aは、左ビデオプレーン110aと左グラフィックスプレーン120aに記憶(格納)されている画像を合成する。右映像合成部100bも同様であり、右ビデオプレーン110bと右グラフィックスプレーン120bに格納されている画像を合成する。
左ビデオプレーン110aおよび右ビデオプレーン110bはそれぞれ左目用および右目用の表示用ビデオイメージを保持しておくためのイメージバッファメモリである。
左グラフィックスプレーン120aおよび右グラフィックスプレーン120bはそれぞれの左目用および右目用の表示用グラフィックスイメージを保持しておくためのイメージバッファメモリである。左グラフィックスプレーン120aおよび右グラフィックスプレーン12bへのグラフィックスの描画には、ダブルバッファリングの技術が用いられており、各プレーン120aはそれぞれ表バッファと裏バッファとを有する。プログラム実行部30(が実行するプログラム)により裏バッファへのグラフィックスの描画が行われ、グラフィックス全体が描画された後、裏バッファから出力に供する表バッファへまとめてグラフィックスが転送される。これにより描画途中の状態は見えないようになっている。
<ファイル・ディレクトリ構成>
図2は、光ディスク10中に格納された各種データを管理するためのファイル・ディレクトリ構成を示す説明図である。以下、簡単にファイルの説明を行う。
クリップファイルはAVデータを格納したファイルである。1個のクリップファイル中には、2Dビデオと3Dビデオを混在させることはせず、その場合は境界において別のクリップに分けて格納する。
プレイリストファイルは、プレイリストおよびプレイリストから参照するAVデータに関する属性情報を格納したファイルである。なお、プレイリストとは、AVデータのどこからどこまでをどのような順序で再生するかの情報である。
プログラムファイルは、コンパイル済みのJava(登録商標)バイトコードを格納したファイルである。
タイトル情報ファイルは、光ディスク10中の各タイトルに関する情報を格納したファイルである。格納されている情報としては、各タイトルが使用するプレイリストファイルおよびプログラムファイルの参照情報がある。なお、ディスク挿入時に自動再生させたいタイトルのファイル名を“00000.TTL”とする。
<管理情報ファイル>
図3は、本実施形態におけるタイトル情報ファイルおよびプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。
まず、図3(A)に沿って、タイトル情報ファイルの説明を行う。タイトル情報ファイルは、フィールドPlayListFileNameおよびフィールドProgramFileNameを含む。
フィールドPlayListFileNameは、本ファイルに対応するタイトルを構成するプレイリストを格納するファイルのファイル名である。
フィールドProgramFileNameは、本ファイルに対応するタイトルを構成するプログラムを格納するファイルのファイル名である。
次に、図3(B)に沿って、プレイリストファイルの説明を行う。プレイリストファイルは、プレイリストを構成するクリップの個数を格納するフィールドであるNumOfClipsと、クリップの個数分のクリップに関する情報が格納する。
クリップに関する情報には、フィールドClipFileName[i],フィールドDimension[i]がある。なお、iはプレイリスト中の何番目のクリップに関する情報かを示す。
フィールドClipFileName[i]は、プレイリスト中のi番目のクリップファイルのファイル名を格納する。また、フィールドDimension[i]は、プレイリスト中のi番目のクリップファイルに格納されたビデオが3Dか2Dかを示し、値が0の場合、2D、1の場合、3Dを意味する。
<全体的な処理>
図4を用いて、本実施形態における全体制御部50の全体的な処理の流れを説明する。
U/I60を通じたユーザによる電源投入指示により、まず、装置全体の初期化を行い(S10a)、続いて前述のファイル名“00000.TTL”のファイルを選択する、つまり再生対象のタイトルの選択を行う(S10b)。
続いて、データ取得部20を通じて選択されたタイトル情報ファイルを読み出す(S10c)。
続いて、タイトル情報ファイルを解析し、PlayListFileNameで指定されたファイル名と共にAV再生部40に対しプレイリスト再生を指示し(S10d)、ProgramFileNameで指定されるファイル名のプログラムの実行をプログラム実行部30に指示し(S10e)、選択したタイトルのAVデータの再生及びプログラムによるグラフィックスの描画を開始する。そして、AV再生部40およびプログラム実行部30双方から後述の終了通知が到着する、すなわちタイトルの再生が終了すると(S10f)、タイトル選択(S10b)に戻り、タイトル再生終了直前に、当該タイトルにより指定されるタイトル情報ファイルを選択する。
<プログラム実行処理>
図5を用いて、本実施形態におけるプログラム実行部30におけるプログラム実行処理の流れを説明する。
まず、全体制御部50により指定されたプログラムファイルを、光ディスク10からデータ取得部20を通じて読み出す(S20a)。
次に、読み出したプログラムを起動し(S20b)、該プログラムにより、AV再生部40から出力制御部70を介して受け取った後述の2D−3D制御情報に基づいて、2D再生であれば、左グラフィックスプレーン120aにグラフィックスを描画し、3D再生であれば、左グラフィックスプレーン120a及び右グラフィックスプレーン120bにグラフィックスを描画する。そして、プログラムが終了すると(S20c)、全体制御部50へ終了通知を行う(S20d)。なお、本ビデオディスクプレーヤ1は、2Dから3D再生に切り換わる時の動作(処理)に特徴があるものであるが、プログラム実行部30及び当該実行部30が実行するプログラムの特徴的な動作については後述する。
<プレイリスト再生処理>
図6を用いて、本実施形態におけるAV再生部40におけるプレイリスト再生処理の流れを説明する。
まず、全体制御部50により指定された選択されたタイトルのプレイリストファイルを、光ディスク10からデータ取得部20を通じて読み出し(S30a)、内容を解釈する。
次に、読み出し対象クリップのインデックスである変数iを0に初期化し(S30b)、インデックスが本プレイリスト中のクリップ数未満(i<NumOfClips)の間、以下に記述する処理を実行する。
まず、フィールドClipFileName[i]で指定されるクリップファイルを光ディスク10から読み出し開始し(S30d)、出力制御部70に対し、フィールドDimension[i]で指定される2D−3D制御情報を通知する(S30e)。
続いて、iが0のときに限り、デコードを開始し(デコーダを起動し)(S30f)、読み出したクリップのクリップを順次デコードし、2D再生であれば、左ビデオプレーン110aのみに対して、3D再生であれば、左ビデオプレーン110a、右ビデオプレーン110b両方に対して復号したビデオを出力する。なお、ディスク10には、2Dのクリップファイルについては、左目用AVデータのみ格納され、3Dのクリップファイルについては、左目用及び右目用の両方のAVデータが格納されているものとする。
S30eの後(またはS30fの後)、iをインクリメントし(S30g)、ステップS30cにジャンプする。
もし、ステップS30cでiがクリップ数以上(i≧NumOfClips)の場合、現在デコード中のクリップのデコード終了後(S30h)、全体制御部50への終了通知を行う(S30i)。
<2D−3D間切換処理>
本ビデオディスクプレーヤ1では、上述のように、左ビデオプレーン110aのビデオと左グラフィックスプレーン120aのグラフィックスを合成する左映像合成部100aと、右ビデオプレーン110bのビデオと右グラフィックスプレーン120bのグラフィックスを合成する右映像合成部100bと、を備え、出力制御部70が2D−3D制御情報に基づき切換部80を制御し、右映像出力部90bへの映像の供給元を左映像合成部100aと右映像合成部100bとの間で切り換えることで、2Dから3Dへの切り換えを行うことができる。そして、本ビデオディスクプレーヤの特徴は、この2Dから3Dへの切り換えを、右グラフィックスプレーン120bへの1面分の描画の完了通知をプログラム制御部30から受けた後に行い、ビデオをグラフィックスと同時に3D再生できるようにしたことにある。以下は、この特徴的な動作に必要な処理例である。
図7乃至図9を用いて、2D−3D間の切換時の本ビデオディスクプレーヤ1の処理(AV再生部40からの2D−3D制御情報の通知後の処理)、より具体的には出力制御部70、プログラム実行部30およびプログラム実行部30で実行されるプログラムの処理の流れについて説明する。
まず、図7を用いて、AV再生部40から2D−3D制御情報が通知された場合の出力制御部70の処理の流れを説明する。
まず、出力制御部70は、プログラム実行部30に対して、AV再生部40から受け取った2D−3D制御情報をそのまま通知する(S40a)。
出力制御部70は現在の2D/3Dの状態を管理しており、受け取った2D−3D制御情報のフィールドDimension[i]を参照し2D/3D状態に変化があるかどうかをチェックする(S40b)。変化があればさらに2Dから3Dへの変化かをチェックする(S40c)。
2Dから3Dへの変化であれば、プログラム実行部30からの後述の3Dグラフィックス描画完了の通知を待つ(S40e)。
その上で、切換部80を制御して、右映像出力部90bへの出力を、左映像合成部100bの映像から、右映像合成部100bの映像に切り換える(S40f)。
次に、図8を用いて、出力制御部70から2D−3D制御情報が通知された場合のプログラム実行部30の処理の流れを説明する。
まず、プログラム実行部30で実行中のプログラムに、出力制御部70から通知された2D−3D制御情報の通知を行い(S50a)、次に2Dから3Dへの切換かどうかをチェックし(S50b)、2Dから3Dへの切換だった場合、プログラムからの後述の3Dグラフィックス描画完了の通知を待ち(S50c)、通知があったら出力制御部70に対して、3Dグラフィックス描画完了を通知する(S50d)。
最後に、プログラム実行部30から2D−3D制御情報が通知された場合の、当該プログラム実行部30で実行中のプログラムの典型的な処理の流れを図9を用いて説明する。
プログラムは現在の2D/3D状態を内部状態として保持しており、まず現在の状態が2Dかどうかをチェックする(S60a)。2Dであれば、さらにプログラム実行部30から(すなわちAV再生部40から)通知された2D−3D制御情報に基づき、3Dへの切換かどうかを判断する(S60b)。3Dへの切換の場合は、内部状態を3Dに更新し(S60c)、右グラフィックスプレーン120b初期化の上(S60d)、右グラフィックスプレーン120bに対し初期状態を描画し(S60e)、右グラフィックスプレーン120bの裏バッファへの初期状態の描画の完了後、プログラム実行部30に対して3Dグラフィックス描画完了(3Dグラフィックス出力準備完了)を通知する(S60f)。これにより、図8に示したように、プログラム実行部30から出力制御部70に3Dグラフィックス描画完了が通知される。
それ以外の場合は、内部状態を必要に応じて更新する(S60g、S60h)。
以上の図7乃至図9の処理を行うことにより、出力制御部70は、再生データが2D画像用データから3D画像用データに変更した際、言い換えれば、2D再生から3D再生への切り換えの際、プログラム実行部30で実行中のプログラムによる3D描画が完了したことを確認してから、切換部80を制御して、右映像出力部90bへの出力を、左映像合成部100aからの合成画像(映像)から、右映像合成部100bの映像に切り換えることになる。すなわち、右グラフィックスプレーン120bが表示可能な状態(右グラフィックスプレーン120aの表バッファから出力可能な状態)になって初めて切り換えることが可能になる。これにより、ビデオ画像とグラフィックス画像が同時に2Dから3D再生に切り換わる。
<バリエーション>
本実施形態ではコンテンツは光ディスクに記録してあるが、本発明はそれに限定されるものではなく、ハードディスク、フラッシュメモリのような各種記録媒体でも適用可能であり、さらに放送やインターネットでのストリーミングにも適用可能である。ストリーミングに適用する場合は、2D−3D制御情報はストリーミングされるストリームに多重化して送信することになる。
本実施形態ではAVデータの2D−3D制御情報をAVデータとは別のプレイリストで管理しているが、AVデータ自体に多重化しても同様の機能を実現可能であるが、プレイリストに格納することで、実際に再生する前に2D−3Dに関する情報を知ることが可能であり、ユーザへの情報提供等、付加的な効果を実現することが可能となる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図1を参照し図10乃至図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。実施の形態1との違いは、2Dから3Dへの切換に当たって事前にAV再生部から切換の予告を通知することで、ビデオのクリップファイルが2Dから3Dに切り換わるときに、クリップファイルの先頭から、ビデオ画像をグラフィックス画像と共に3D再生可能にしたものである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
<全体システム構成>
図1と共通であるため説明を省略する。
<ファイル・ディレクトリ構成>
図2と共通であるため説明を省略する。
<管理情報ファイル>
プレイリストファイルおよびタイトル情報ファイルのうち、タイトル情報ファイルについて、図3(A)と共通であるため説明を省略する。
図10は、本実施形態におけるプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。実施の形態1と類似するが、プレイリストを構成するクリップ毎にPrepTime[i]というフィールドが用意してある点が異なる。
PrepTime[i]は、i番目のクリップファイルについて、プログラム実行部30が一面分のグラフィックスを生成(描画)するのにかかる時間(予想生成時間)を示すものである。例えば、本実施形態のビデオディスクプレーヤでは、PrepTime[n]がT1(時間)を示し、n番目のクリップファイルで2Dから3D再生へ切り換える場合は、n−1番目のクリップファイルの再生終了時刻のT1時間前に、右グラフィックスプレーン120bへのグラフィックスの描画を開始させる。これにより、n番目のクリップファイルの開始時刻には、右グラフィックスプレーン120bには一面分のグラフィックスの描画が完了しているので、上記n番目のクリップファイルの再生時にクリップファイルの先頭から、ビデオ画像とグラフィックス画像を同時に3D再生できる。
なお、プレイリスト中で最初のクリップファイルのPrepTime[i](PrepTime[0])は、以下のようにして用いられる。すなわち、PrepTime[0]がT2(時間)を示していれば、本実施形態のビデオディスクプレーヤでは、当該プレイリストのデコードの開始より前に、グラフィックスの描画を開始させ、描画開始時刻からT2時間経過後に当該プレイリストの最初のクリップファイルのデコードを開始させる。これにより、上記T2時間経過後には、一面分のグラフィックスの描画が完了しているので、最初のクリップファイルの先頭からビデオ画像をグラフィックス画像と共に再生できる。
このフィールドPrepTime[i]の値は、コンテンツ作成者が、プログラム実行部30における3Dグラフィックスの準備にかかる時間を見積もった上で設定する。なぜなら準備にかかる処理の複雑さはコンテンツ作成者のみが知っているためである。
<全体的な処理>
図4と共通であるため説明を省略する。
<プログラム実行処理>
図5と共通であるため説明を省略する。
<プレイリスト再生処理>
図11は、本実施形態におけるAV再生部40のプレイリスト再生処理の流れを示す説明図である。
まず、全体制御部50により指定されたプレイリストファイルを、光ディスク10からデータ取得部20を通じて読み出し(S70a)、内容を解釈する。
次に、読み出し対象クリップのインデックスである変数iを0に初期化し(S70b)、フィールドClipFileName[0]で指定されるクリップファイルを光ディスク10から読み出し開始する(S70c)。
次に、フィールドDimension[0]で指定される2D−3D制御情報を参照し、出力制御部70に対し2D−3D制御情報を通知した上で(S70d)、PrepTime[0]で指定される時間分待つ(S70e)。
その後、デコードを開始し(S70f)、データが2D用画像データであれば(2D再生であれば)、左ビデオプレーン110aのみに対して、3D用画像データであれば(3D再生であれば)、左ビデオプレーン110a、右ビデオプレーン110b両方に対して復号したビデオを出力する。読み出し対象クリップのインデックスである変数iをインクリメントする(S70g)。
インデックスiが1以上であり本プレイリスト中のクリップ数未満(i<NumOfClips)である間(S70hがYESの間)、以下に記述する処理を実行する。
まず、フィールドClipFileName[i]で指定されるクリップファイルを光ディスク10から読み出し開始し(S70i)、読み出したデータを順次デコードする。
次に、フィールドDimension[i]で指定される2D−3D制御情報を参照し、2Dから3Dへの切り換えかどうかを判断し(S70j)、2Dから3Dへの切り換えの場合、i−1番目のクリップの表示が終了するよりPrepTime[i]で指定される時間分前になるまで待ち(S70k)、その上で出力制御部70に対し2D−3D制御情報を通知する(S70l)。その後i番目のクリップの表示が開始されるのを待ち(S70m)、開始されたら出力制御部70に対し切換通知を送信し(S70n)、iをインクリメントし(S70o)、ステップS70hにジャンプする。
ステップS70iでiがクリップ数以上(i≧NumOfClips)の場合、現在デコード中のクリップのデコード終了後(S70p)、全体制御部50への終了通知を行う。
また、ステップS70jで、2Dから3Dへの切り換えでない場合は、図示は省略するが以下のような処理を行う。再生する次元が変わらない場合は、iをインクリメントしステップS70hにジャンプする、3Dから2Dへの切り換えの場合は、i番目のクリップの表示開始時刻になってから、出力制御部70に対し2D−3D制御情報を通知すると共に、出力制御部70に対し切換通知を送信し、iをインクリメントし(S70o)、ステップS70hにジャンプする。
<2D−3D間切換処理>
図12を用いて、2D−3D間の切換時の出力制御部70の処理を説明する。プログラム実行部30およびプログラム実行部30で実行されるプログラムの処理は、実施の形態1と共通であるため、その説明を省略する。
図12は、本実施形態において、AV再生部40から2D−3D制御情報を受け取った場合の出力制御部70の処理の流れを示すフローチャートである。
2D−3D制御情報を受け取った場合、実施の形態1と同様、2D−3D制御情報をチェックし、現在の状態と比較することで、2Dから3Dへの切換かどうか判断する。
2Dから3Dへの切換の場合、内部状態を3Dに更新し、まずプログラム実行部30に対して、2D−3D制御情報を通知する(S80a)。
その後、プログラムからの3Dグラフィックス描画完了の通知とAV再生部40からの切換通知を待ち(S80b)、双方が到着したことを見届けた上で、切換部80を制御して、右映像出力部90bへの出力を、左映像合成部100aからの映像から、右映像合成部100bの映像に切り換える。
2Dから3Dへの切換以外の場合、内部状態を必要に応じて更新する。
以上、2Dから3Dに切り換わる際に、グラフィックスは2Dから3Dに切り換わるだけで、その内容に変化がない場合について説明したが、3Dに切り換わる際に左グラフィックスの内容が変化する場合も対応可能である。
具体的には、2Dから3Dに切り換わる際の2D−3D制御情報の通知(2Dから3Dへの切換予告通知)を受けて、右グラフィックスプレーン120aおよび左グラフィックスプレーン120bの裏バッファに描画を開始し、AV再生部40からの切換通知(3D切換通知)とともに、裏バッファの内容を表バッファに転送するようにプログラムを作成すればよい。
図13は、以上の各機能ブロック間のやり取りをまとめたシーケンス図である。図13(a)は、プログラム実行部30での3Dグラフィックス準備処理がAV再生部40でデコードするビデオが2Dから3Dに変わるより早く終了した場合であり、期待する挙動である。一方、図13(b)はJava(登録商標)VMのガーベッジ・コレクション等の理由により、3Dグラフィックス準備処理が長引いた場合である。この場合、AV再生部40でデコードするビデオが2Dから3Dに変わるより遅れてユーザへの表示が3Dに切り換わることになるが、出力制御部70は、3Dグラフィックス描画完了の通知を受けてから切り換えるので、ビデオ画像は先頭を過ぎているがグラフィックス画像と同時に3D再生できる。
以上のような光ディスク10中の管理情報および各処理部間の連携により、ビデオが2Dから3Dに切り換わる際に事前に3Dグラフィックスの準備を完了させることができ、ビデオデータが2Dから3Dに切り換わると同時にグラフィックスも3Dに切り換わり、タイミングよいユーザへの3D提示が可能となる。
また、2Dから3Dへの切り換えに必要な準備時間(予想生成時間)をコンテンツ作成者が指定することで、3D描画に伴う処理オーバーヘッドが発生する区間をコンテンツ作成者側が予測することができ、より高品質なコンテンツ作成が可能となる。なぜなら、3D描画の場合、左グラフィックスプレーン120aおよび右グラフィックスプレーン120b両方のイメージを用意し書き込む必要があり、2D描画に比べると、描画に伴うプログラム実行部30とグラフィックスプレーン間のメモリバンド幅消費量が2倍になり、同じ内容の描画を行う場合でもパフォーマンスが低下するが、このパフォーマンス低下の期間を最小限化することができるためである。
言い換えると、コンテンツ作成者が指定する2Dから3Dへの切り換え準備時間の情報がなければ、右グラフィックスプレーン描画にかかる時間をビデオディスクプレーヤは知ることができないため、3Dに切り換わるまでに右グラフィックスプレーンの描画が完了することを保証できるよう、早めに右グラフィックスプレーンへの描画を開始する必要があるが、準備期間を指定することで、妥当なタイミングに上記描画を開始すればよくなるので、早めに右グラフィックスプレーンへの描画を開始することによるパフォーマンスの低下を防ぐことができる。
<バリエーション>
本実施形態では予告通知のタイミングを時間で指定しているが、ステップ数や処理内容等、準備にかかる時間や処理量が見積もれるものであれば何でもよいことは言うまでもない。
本実施形態ではコンテンツは光ディスクに記録してあるが、本発明はそれに限定されるものではなく、ハードディスク、フラッシュメモリのような各種記録媒体でも適用可能であり、さらに放送やインターネットでのストリーミングにも適用可能である。ストリーミングに適用する場合は、2D−3D制御情報はストリーミングされるストリームに多重化して送信することになり、本実施形態でのPrepTime[i]に代わる情報を、ビデオ信号が3Dに替わるprepTime分前に多重化すればよい。
なお、本実施形態では、2Dから3Dへの切換予告通知(すなわち、2Dから3Dへの切り換えに際したグラフィック描画開始指示通知)のタイミングを、光ディスク10中のデータから取得した、一面分のグラフィックスの予想生成時間に関わる時間情報に基づいて決定しているが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、コンテンツ作成者にグラフィックスプレーンへの描画が所定の時間内で完了するように義務付けて、プレーヤ側は上記所定の時間を出荷段階などで記憶しておき、上記所定の時間分、前もってグラフィック描画処理を開始してもよい。あるいは、プレーヤ側で実際のコンテンツに基づき一面分のグラフィックスの予想生成時間を判断し、マージンを持たせて前もってグラフィック描画処理を開始してもよい。
〔参考例1〕
参考例のコンテンツ再生装置について図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。実施の形態1を示す図1との違いは、右映像合成部100bへの出力をプログラム実行部からの指示に応じて右グラフィックスプレーン120bの出力と左グラフィックスプレーン120aの出力との間で切り換える切換部130を追加した点である。このことにより後述のように、3DのAVデータと2Dグラフィックスの組み合わせにおけるパフォーマンスを向上させることが可能となる。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
<全体システム構成>
図1との差分に絞って図14を用いて説明する。
前述のように、右グラフィックスプレーン120bと右映像合成部100bの間に、切換部130を追加している。
切換部130は、右映像合成部100bへの出力を右グラフィックスプレーン120bの出力と左グラフィックスプレーン120aの出力の間をプログラム実行部30からの指示に応じて切り換える。
プログラム実行部30は、切換部130との間に前述の切換を指示することが可能なインタフェースを備え、さらに実行させるプログラムに対し、前述の切換を制御できるAPI(Application Program Interface)を提供する。
<ファイル・ディレクトリ構成>
図2と共通であるため説明を省略する。
<管理情報ファイル>
図3と共通であるため説明を省略する。
<全体的な処理>
図4と共通であるため説明を省略する。
<プログラム実行処理>
図5と共通であるため説明を省略する。
<プレイリスト再生処理>
図6と共通であるため説明を省略する。
<2D−3D間切換処理>
実施の形態1との違いはプログラム実行部30上で実行するプログラムにある。
AVデータが3Dの際に、グラフィックスも3Dで表示したい場合、図9のフローチャートのS60bとS60cの間で、切換部130の出力するイメージを右グラフィックスプレーン120bのものに切り換えるAPIを呼び出す。
一方、AVデータが3Dの際でもグラフィックスは2Dで表示したい場合、図9のフローチャートのS60bとS60cの間で、切換部130の出力するイメージを左グラフィックスプレーン120aからのものに切り換えるAPIを呼び出し、S60c、S60dの処理は行わない。
以上のように、入力グラフィックスプレーンを切り換える切換部130を備え、さらにプログラム実行部30がその切り換えのためのAPIを備えることで、3DのAVデータと2Dグラフィックスを組み合わせることが可能となる。
このことにより、グラフィックスの表示速度が必要な際に、グラフィックスだけ2Dにするという選択をコンテンツ作成者に提供することができる。なぜなら、前述のように、3D描画の場合、左グラフィックスプレーン120aおよび右グラフィックスプレーン120b両方のイメージを用意し書き込む必要があり、2D描画に比べると、描画に伴うプログラム実行部30とグラフィックスプレーン間のメモリバンド幅消費量が2倍になり、同じ内容の描画を行う場合でもパフォーマンスが低下するが、それを避けることができるためである。
〔参考例2〕
参考例2のコンテンツ再生装置について図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。実施の形態1を示す図1との違いは、2D用グラフィックスプレーン120cを追加した点と、出力制御部70から制御信号に基づき、左映像合成部100aへの入力を、左グラフィックスプレーン120aと2D用グラフィックスプレーン120cとの間で切り換える切換部130を追加した点である。このことにより後述のように、実施の形態1で必要であった2Dと3Dとの間の切り換えの前後でその内容に変化がある場合に用意する必要のあったプログラムで用意する裏バッファが不要になる。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
<全体システム構成>
本参考例の全体システム構成について、図1との差分に絞って図15を用いて説明する。
前述のように、2D用グラフィックスプレーン120cを追加し、さらに出力制御部70から制御信号に基づき、左映像合成部100aへの入力を、左グラフィックスプレーン120aと2D用グラフィックスプレーン120cとの間で切り換える切換部130を追加している。
また、プログラム実行部30は、プログラムの内容によって、左グラフィックスプレーン120a及び右グラフィックスプレーン120bだけでなく2D用グラフィックスプレーン120cに生成した描画を書き込む。
<ファイル・ディレクトリ構成>
図2と共通であるため説明を省略する。
<管理情報ファイル>
図3と共通であるため説明を省略する。
<全体的な処理>
図4と共通であるため説明を省略する。
<プログラム実行処理>
図5と共通であるため説明を省略する。
<プレイリスト再生処理>
図6と共通であるため説明を省略する。
<2D−3D間切換処理>
図16乃至図18を用いて、2D−3D間の切換時の本ビデオディスクプレーヤ1の処理(AV再生部40からの2D−3D制御情報の通知後の処理)、より具体的には出力制御部70、プログラム実行部30及びプログラム実行部30で実行されるプログラムの処理の流れについて説明する。ほとんどの処理は実施の形態1と同じであり、対応関係を示すため、ステップを示す符号は、対応する実施の形態1のステップ符号の「S」を「S1」に置き換えたものとしている(例:S40a→S140a)。
まず、図16を用いて、AV再生部40から2D−3D制御情報が通知された場合の出力制御部70の処理の流れを説明する。
まず、出力制御部70は、プログラム実行部30に対して、AV再生部40から受け取った2D−3D制御情報をそのまま通知する(S140a)。
出力制御部70は現在の2D/3Dの状態を管理しており、受け取った2D−3D制御情報のフィールドDimension[i]を参照し2D/3D状態に変化があるかどうかチェックする(S140b)。変化があれば、プログラム実行部30からの後述の描画
完了の通知を待つ(S140e)。
描画完了の通知があったら、2Dから3Dへの切り換えの場合は、切換部80を制御して、右映像出力部90bへの出力を左映像合成部100bの映像から右映像合成部100bの映像に切り換え、切換部130を制御して、左映像合成部100aへの出力を2D用グラフィックスプレーン120cから左グラフィックスプレーン120aに切り換える(S140f)。なお、3Dから2Dへの切り換えの場合はその逆に切り換える。
次に、図17を用いて、出力制御部70から2D−3D制御情報が通知された場合のプログラム実行部30の処理の流れを説明する。
まず、プログラム実行部30で実行中のプログラムに、出力制御部70から通知された2D−3D制御情報の通知を行い(S150a)、プログラムからの後述のグラフィックス描画完了の通知を待ち(S150c)、通知があったら出力制御部70に対して、グラフィックス描画完了を通知する(S150d)。
最後に、プログラム実行部30から2D−3D制御情報が通知された場合の、当該プログラム実行部30で実行中のプログラムの典型的な処理の流れを図18を用いて説明する。
プログラムは現在の2D/3D状態を内部状態として保持しており、まず現在の状態が2Dかどうかをチェックする(S160a)。2Dであれば、さらにプログラム実行部30から(すなわちAV再生部40から)通知された2D−3D制御情報に基づき、3Dへの切換かどうかを判断する(S160b)。3Dへの切換の場合は、内部状態を3Dに更新し(S160c)、グラフィックスプレーン120b,120c初期化の上(S160d)、グラフィックスプレーン120b,120cに対し初期状態を描画し(S160e)、グラフィックスプレーン120b,120cの裏バッファへの初期状態の描画の完了後、プログラム実行部30に対してグラフィックス描画完了(グラフィックス出力準備完了)を通知する(S160f)。これにより、図17に示したように、プログラム実行部30から出力制御部70にグラフィックス描画完了が通知される。
一方、現在3Dの場合は、2D−3D制御信号から2Dへの切換かどうかを判断する(S160g)。2Dへの切換の場合は、内部状態を2Dに更新し(S160h)、2D用グラフィックスプレーン120cを初期化の上(S160i)、当該プレーン120cに対し初期状態を描画し(S160j)、完了した後、プログラム実行部30に対してグラフィックス描画完了(グラフィックス出力準備完了)を通知する(S160k)。これにより、図17に示したように、プログラム実行部30から出力制御部70にグラフィックス描画完了が通知される。
以上の図16乃至図18の処理を行うことにより、実施の形態1と同様、ビデオ画像とグラフィックス画像が同時に2D再生から3D再生及び3D再生から2D再生に切り換えることが可能である。しかも、この場合、2Dと3Dとの間の切り換えの前後でその内容に変化がある場合に用意する必要のあった裏バッファが不要となる。
なお、本参考例のようなプレーン構成は実施の形態2のように切換の予告を通知する場合にも適用可能なことは言うまでもない。
〔実施形態及び参考例に共通するバリエーション〕
最後に、ビデオディスクプレーヤ1の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、以下のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。すなわち、ビデオディスクプレーヤ1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるビデオディスクプレーヤの制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記ビデオディスクプレーヤに供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、ビデオディスクプレーヤを通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号(伝送媒体)の形態でも実現され得る。
本発明のコンテンツ再生装置は、ビデオディスクプレーヤなどに好適に利用することができる。
1…ビデオディスクプレーヤ、10…光ディスク、20…データ取得部、30…プログラム実行部、40…AV再生部、50…全体制御部、60…U/I、70…出力制御部、80…切換部、90a…左映像出力部、90b…右映像出力部、100a…左映像合成部、100b…右映像合成部、110a…左ビデオプレーン、110b…右ビデオプレーン、120a…左グラフィックスプレーン、120b…右グラフィックスプレーン。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、コンテンツ再生装置であって、記録媒体からプログラムとビデオデータを取得するデータ取得部と、ビデオ画像を記憶する第1のビデオプレーンと第2のビデオプレーンと、グラフィックス画像を記憶する第1のグラフィックスプレーンと第2のグラフィックスプレーンと、前記プログラムを実行して前記グラフィックス画像を生成し、2D(Dimension)用グラフィックス画像は、前記第1のグラフィックスプレーンに出力し、3D用グラフィックス画像は、それぞれ前記第1および前記第2のグラフィックスプレーンに出力するプログラム実行部と、前記ビデオデータを復号し、2D用ビデオ画像は、前記第1のビデオプレーンに出力し、3D用ビデオ画像は、それぞれ前記第1および前記第2のビデオプレーンに出力する復号部と、前記第1のビデオプレーンと前記第1のグラフィックスプレーンに記憶された画像を合成する第1の合成部と、前記第1のグラフィックスプレーンに記録された画像と前記第2のグラフィックスプレーンに記録された画像を入力とし、外部からの指示により出力する画像を切り替える切り替え部と、前記第2のビデオプレーン記憶された画像と前記切り替え部から出力される画像を合成する第2の合成部と、備え、前記プログラム実行部は、前記プログラムに含まれる指令に基づき、前記切り替え部に切り替え指示を送信することを特徴としたものである。
本発明の第の技術手段は、第の技術手段のコンテンツ再生装置に供給可能であるように、ビデオデータプログラムのうちの少なくとも一つが記録されていることを特徴としたものである。
【0020】
【図1】 参考例1における概略構成を示すブロック図である。
【図2】 参考例1におけるファイル・ディレクトリ構成を示す説明図である。
【図3】 参考例1におけるタイトル情報ファイルおよびプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。
【図4】 参考例1における全体制御部の全体的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 参考例1におけるプログラム実行部のプログラム実行処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】 参考例1におけるAV再生部のプレイリスト再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 参考例1における出力制御部のAV再生部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 参考例1におけるプログラム実行部の出力制御部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 参考例1における実行中のプログラムの2D⇔3D通知が来た場合の典型的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】 参考例2におけるプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。
【図11】 参考例2におけるAV再生部のプレイリスト再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】 参考例2における出力制御部のAV再生部からの予告通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 参考例2における2D⇒3D切換時の主要の機能ブロック間のやり取りを示すシーケンス図である。
【図14】 本発明の一実施形態における概略構成を示すブロック図である。
【図15】参考例における概略構成を示すブロック図である。
【図16】参考例における出力制御部のAV再生部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】参考例におけるプログラム実行部の出力制御部からの2D⇔3D通知が来た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】参考例における実行中のプログラムの2D⇔3D通知が来た場合の典型的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】従来技術における概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
参考例1〕
以下、参考例1のコンテンツ再生装置について図面を参照しながら説明を行う。尚、以下では、ビデオディスクプレーヤの例でコンテンツ再生装置を説明するが、本発明はこれに限定されず、PC(Personal Computer)等、形態を問わない。
<全体システム構成>
図1は、参考例1によるビデオディスクプレーヤ示す。
ビデオディスクプレーヤ1は、2D用画像データ(ビデオ画像用の画像データ及びグラフィックス画像用の画像データ)と3D用画像データが混在するコンテンツデータの再生装置であって、光ディスク10、データ取得部20、プログラム実行部30、AV再生部40、全体制御部50、U/I60、出力制御部70、切換部80、左映像出力部90a、右映像部出力部90b、左映像合成部100a、右映像合成部100b、左ビデオプレーン110a、右ビデオプレーン110b、左グラフィックスプレーン120a、右グラフィックスプレーン120bで構成される。
<管理情報ファイル>
図3は、本におけるタイトル情報ファイルおよびプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。
<全体的な処理>
図4を用いて、本における全体制御部50の全体的な処理の流れを説明する。
<プログラム実行処理>
図5を用いて、本におけるプログラム実行部30におけるプログラム実行処理の流れを説明する。
<プレイリスト再生処理>
図6を用いて、本におけるAV再生部40におけるプレイリスト再生処理の流れを説明する。
<バリエーション>
ではコンテンツは光ディスクに記録してあるが、れに限定されるものではなく、ハードディスク、フラッシュメモリのような各種記録媒体でも適用可能であり、さらに放送やインターネットでのストリーミングにも適用可能である。ストリーミングに適用する場合は、2D−3D制御情報はストリーミングされるストリームに多重化して送信することになる。
ではAVデータの2D−3D制御情報をAVデータとは別のプレイリストで管理しているが、AVデータ自体に多重化しても同様の機能を実現可能であるが、プレイリストに格納することで、実際に再生する前に2D−3Dに関する情報を知ることが可能であり、ユーザへの情報提供等、付加的な効果を実現することが可能となる。
参考例2〕
参考例2について図1を参照し図10乃至図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。参考例1との違いは、2Dから3Dへの切換に当たって事前にAV再生部から切換の予告を通知することで、ビデオのクリップファイルが2Dから3Dに切り換わるときに、クリップファイルの先頭から、ビデオ画像をグラフィックス画像と共に3D再生可能にしたものである。なお、説明の便宜上、参考例1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、参考例1において定義した用語については、特に断らない限り本においてもその定義に則って用いるものとする。
図10は、本におけるプレイリストファイルのデータ構成を示す説明図である。参考例1と類似するが、プレイリストを構成するクリップ毎にPrepTime[i]というフィールドが用意してある点が異なる。
PrepTime[i]は、i番目のクリップファイルについて、プログラム実行部30が一面分のグラフィックスを生成(描画)するのにかかる時間(予想生成時間)を示すものである。例えば、本のビデオディスクプレーヤでは、PrepTime[n]がT1(時間)を示し、n番目のクリップファイルで2Dから3D再生へ切り換える場合は、n−1番目のクリップファイルの再生終了時刻のT1時間前に、右グラフィックスプレーン120bへのグラフィックスの描画を開始させる。これにより、n番目のクリップファイルの開始時刻には、右グラフィックスプレーン120bには一面分のグラフィックスの描画が完了しているので、上記n番目のクリップファイルの再生時にクリップファイルの先頭から、ビデオ画像とグラフィックス画像を同時に3D再生できる。
なお、プレイリスト中で最初のクリップファイルのPrepTime[i](PrepTime[0])は、以下のようにして用いられる。すなわち、PrepTime[0]がT2(時間)を示していれば、本のビデオディスクプレーヤでは、当該プレイリストのデコードの開始より前に、グラフィックスの描画を開始させ、描画開始時刻からT2時間経過後に当該プレイリストの最初のクリップファイルのデコードを開始させる。これにより、上記T2時間経過後には、一面分のグラフィックスの描画が完了しているので、最初のクリップファイルの先頭からビデオ画像をグラフィックス画像と共に再生できる。
<プレイリスト再生処理>
図11は、本におけるAV再生部40のプレイリスト再生処理の流れを示す説明図である。
<2D−3D間切換処理>
図12を用いて、2D−3D間の切換時の出力制御部70の処理を説明する。プログラム実行部30およびプログラム実行部30で実行されるプログラムの処理は、参考例1と共通であるため、その説明を省略する。
図12は、本において、AV再生部40から2D−3D制御情報を受け取った場合の出力制御部70の処理の流れを示すフローチャートである。
2D−3D制御情報を受け取った場合、参考例1と同様、2D−3D制御情報をチェックし、現在の状態と比較することで、2Dから3Dへの切換かどうか判断する。
2Dから3Dへの切換の場合、内部状態を3Dに更新し、まずプログラム実行部30に対して、2D−3D制御情報を通知する(S80a)。
その後、プログラムからの3Dグラフィックス描画完了の通知とAV再生部40からの切換通知を待ち(S80b)、双方が到着したことを見届けた上で、切換部80を制御して、右映像出力部90bへの出力を、左映像合成部100aからの映像から、右映像合成部100bの映像に切り換える。
2Dから3Dへの切換以外の場合、内部状態を必要に応じて更新する。
<バリエーション>
では予告通知のタイミングを時間で指定しているが、ステップ数や処理内容等、準備にかかる時間や処理量が見積もれるものであれば何でもよいことは言うまでもない。
ではコンテンツは光ディスクに記録してあるが、本発明はそれに限定されるものではなく、ハードディスク、フラッシュメモリのような各種記録媒体でも適用可能であり、さらに放送やインターネットでのストリーミングにも適用可能である。ストリーミングに適用する場合は、2D−3D制御情報はストリーミングされるストリームに多重化して送信することになり、本でのPrepTime[i]に代わる情報を、ビデオ信号が3Dに替わるprepTime分前に多重化すればよい。
なお、本では、2Dから3Dへの切換予告通知(すなわち、2Dから3Dへの切り換えに際したグラフィック描画開始指示通知)のタイミングを、光ディスク10中のデータから取得した、一面分のグラフィックスの予想生成時間に関わる時間情報に基づいて決定しているが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、コンテンツ作成者にグラフィックスプレーンへの描画が所定の時間内で完了するように義務付けて、プレーヤ側は上記所定の時間を出荷段階などで記憶しておき、上記所定の時間分、前もってグラフィック描画処理を開始してもよい。あるいは、プレーヤ側で実際のコンテンツに基づき一面分のグラフィックスの予想生成時間を判断し、マージンを持たせて前もってグラフィック描画処理を開始してもよい。
実施の形態1〕
本発明の一実施形態のコンテンツ再生装置について図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。参考例1を示す図1との違いは、右映像合成部100bへの出力をプログラム実行部からの指示に応じて右グラフィックスプレーン120bの出力と左グラフィックスプレーン120aの出力との間で切り換える切換部130を追加した点である。このことにより後述のように、3DのAVデータと2Dグラフィックスの組み合わせにおけるパフォーマンスを向上させることが可能となる。なお、説明の便宜上、参考例1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、参考例1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
<2D−3D間切換処理>
参考例1との違いはプログラム実行部30上で実行するプログラムにある。
AVデータが3Dの際に、グラフィックスも3Dで表示したい場合、図9のフローチャートのS60bとS60cの間で、切換部130の出力するイメージを右グラフィックスプレーン120bのものに切り換えるAPIを呼び出す。
一方、AVデータが3Dの際でもグラフィックスは2Dで表示したい場合、図9のフローチャートのS60bとS60cの間で、切換部130の出力するイメージを左グラフィックスプレーン120aからのものに切り換えるAPIを呼び出し、S60c、S60dの処理は行わない。
〔参考例
参考例のコンテンツ再生装置について図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。参考例1を示す図1との違いは、2D用グラフィックスプレーン120cを追加した点と、出力制御部70から制御信号に基づき、左映像合成部100aへの入力を、左グラフィックスプレーン120aと2D用グラフィックスプレーン120cとの間で切り換える切換部130を追加した点である。このことにより後述のように、参考例1で必要であった2Dと3Dとの間の切り換えの前後でその内容に変化がある場合に用意する必要のあったプログラムで用意する裏バッファが不要になる。なお、説明の便宜上、参考例1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、参考例1において定義した用語については、特に断らない限り本においてもその定義に則って用いるものとする。
<2D−3D間切換処理>
図16乃至図18を用いて、2D−3D間の切換時の本ビデオディスクプレーヤ1の処理(AV再生部40からの2D−3D制御情報の通知後の処理)、より具体的には出力制御部70、プログラム実行部30及びプログラム実行部30で実行されるプログラムの処理の流れについて説明する。ほとんどの処理は参考例1と同じであり、対応関係を示すため、ステップを示す符号は、対応する参考例1のステップ符号の「S」を「S1」に置き換えたものとしている(例:S40a→S140a)。
以上の図16乃至図18の処理を行うことにより、参考例1と同様、ビデオ画像とグラフィックス画像が同時に2D再生から3D再生及び3D再生から2D再生に切り換えることが可能である。しかも、この場合、2Dと3Dとの間の切り換えの前後でその内容に変化がある場合に用意する必要のあった裏バッファが不要となる。
なお、本参考例のようなプレーン構成は参考例2のように切換の予告を通知する場合にも適用可能なことは言うまでもない。

Claims (7)

  1. 再生データからプログラムとビデオデータを取得するデータ取得部と、
    ビデオ画像を記憶する第1のビデオプレーンと第2のビデオプレーンと、
    グラフィックス画像を記憶する第1のグラフィックスプレーンと第2のグラフィックスプレーンと、
    前記プログラムを実行して前記グラフィックス画像を生成し、2D(Dimension)用グラフィックス画像は、前記第1のグラフィックスプレーンに出力し、3D用グラフィックス画像は、それぞれ前記第1および前記第2のグラフィックスプレーンに出力するプログラム実行部と、
    前記ビデオデータを復号し、2D用ビデオ画像は、前記第1のビデオプレーンに出力し、3D用ビデオ画像は、それぞれ前記第1および前記第2のビデオプレーンに出力する復号部と、
    前記第1のビデオプレーンと前記第1のグラフィックスプレーンに記憶された画像を合成する第1の合成部と、
    前記第2のビデオプレーンと前記第2のグラフィックスプレーンに記憶された画像を合成する第2の合成部と、
    2D画像用データの再生時は、前記第1の合成部の合成画像を出力し、3D画像用データの再生時は、前記第1の合成部の合成画像と、前記第2の合成部の合成画像を出力するよう切り換える切換部と、を備え、
    前記切換部は、前記再生データが2D画像用データから3D画像用データに変更した場合、前記プログラム実行部における一画面分の3D用グラフィックス画像の生成完了に基づいて、前記切り換えを実行することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記一画面分の3D用グラフィックス画像の予想生成時間に関する時間情報を取得する時間情報取得部を備え、
    前記ビデオデータが2D用画像データから3D用画像データに切り換わる場合、
    前記プログラム実行部は、前記切り換わる時刻より遅くとも前記予想生成時間前に、前記3D用グラフィックス画像の生成を開始し、
    前記切換部は、前記プログラム実行部による3D用グラフィックス画像の生成完了、及び、前記復号部における出力ビデオ画像の2D用ビデオ画像から3D用ビデオ画像への切り換わりに基づいて前記切り換えを実行することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記時間情報取得部は、前記再生データから前記時間情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 再生データからプログラムとビデオデータを取得し、
    前記プログラムを実行して前記グラフィックス画像を生成し、2D(Dimension)用グラフィックス画像は、第1のグラフィックスプレーンに出力し、3D用グラフィックス画像は、それぞれ第1および前記第2のグラフィックスプレーンに出力し、
    前記ビデオデータを復号し、2D用ビデオ画像は、第1のビデオプレーンに出力し、3D用ビデオ画像は、それぞれ前記第1および前記第2のビデオプレーンに出力し、
    2D画像用データの再生時は、前記第1のビデオプレーンと前記第1のグラフィックスプレーンに記憶された画像の合成画像を出力し、
    前記再生データが2D画像用データから3D画像用データに変更した際に、一画面分の3D用グラフィックス画像の生成完了により、前記第2のビデオプレーンと前記第2のグラフィックスプレーンに記憶された画像の合成画像を出力することを特徴とする2D画像用データ及び3D画像用データが混在するコンテンツデータの再生方法。
  5. 請求項4に記載の再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
  7. 請求項3に記載のコンテンツ再生装置に供する記録媒体であって、
    2D画像用データ及び3D画像用データが混在するビデオデータ及び同グラフィックス画像を生成するプログラムを記録し、前記2D画像用データ及び3D画像用データはそれぞれ所定の単位毎に区分されて記録され、2D画像用データの記録区分から3D画像用データに切り換わる3D画像用データの記録区分に、前記プログラムにより当該記録区分の3D用ビデオ画像と共に表示される3D用グラフィックス画像の生成に必要な予想生成時間に関する前記時間情報を記録したことを特徴とする記録媒体。
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