JPWO2010061446A1 - 情報処理装置,処理部切換方法及び処理部切換プログラム - Google Patents

情報処理装置,処理部切換方法及び処理部切換プログラム Download PDF

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Abstract

情報処理装置1は,現用ユニット2と予備ユニット3を備え,それぞれ,CPUとDIMMとを論理分割単位の複数の区分に分割し,各診断部22,32で区分毎に診断できるように制御する。スケジュール部11は,予備ユニット3のCPUとDIMMと分割単位で定期的に交互に全診断項目の診断を実施する。現用ユニット2側で障害が発生したら,切換制御部14は,予備ユニット3の診断中でない区分を情報処理装置1の現用ユニットのシステムに組み込む制御を行う。スケジュール部11は,予備ユニット3の組み込み後の再起動時の診断で,診断項目数を減らした診断を指示する。これにより,組み込んだ予備ユニット3の故障に起因するシステム障害を回避し,迅速な復旧を可能して,可用性を向上させる。

Description

本発明は,サーバシステム等で利用される冗長化構成の情報処理装置における処理部のRAS(Relaiablity Availability Servisablity)技術に関する。
近年,サーバシステム,特に基幹系サーバシステム等に利用される情報処理装置において,RAS(Relaiablity Availability Servisablity)技術すなわち、より高い信頼性及び可用性並びに保守性の実現が要求されている。
一般的に,情報処理装置/情報処理システムでは,中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)及び記憶装置(DIMM:Dual Inline Memory Module)を搭載したシステムボード等のユニット(ハードウエア)に,n:1の割合で同等機能の予備ユニットを持たせることによって,ユニットを冗長化して可用性を持たせていた。図11に,一般的な冗長化した情報処理システムの構成例を示す。
図11の構成においては,情報処理装置の電源が投入されると,システム制御装置90の電源制御部91の制御によって,システム動作を実行する現用ユニット9(#1〜#n)全ての電源が投入される。ここで、「現用」とはシステム動作が実行中であることを表し、「現用ユニット」とはシステム動作を実行中のユニットを表す。
そして,現用ユニット9#1〜9#n内の全CPU及び全DIMMの診断が,各ユニットの診断部97によって実施される。その結果,図12に示すように,いずれかの現用ユニット9のCPU及び/又はDIMMの障害,例えば,CPU不良,DIMMの書き込み/読み出しエラー等の障害を検出すると,障害を検出した現用ユニット9(#1)の障害情報を保守者に通知した後,該当する現用ユニットを9(#1)を縮退し,その後,予備ユニット9′を組み込み,再度,障害発生のない残りの現用ユニット9(#2〜#n)と組み込まれた予備ユニット9′との再起動(リブート)を行う。これにより,冗長機能を実現している。
ここで,図13に示すように,組み込みを行った予備ユニット9′が何らかの原因,例えばいずれかのCPU又はDIMMの不良等により,既に障害を持っていた場合には,次のような事態が生ずる。
予備ユニット9′の組み込み後に,障害発生のない残りの現用ユニット9(#2〜#n)と予備ユニット9′とを一緒に再起動(リブート)し,全ユニット(9#2〜9#n,9′)内の全CPU及び全DIMMの診断を実施する。この診断によって,組み込まれたユニット9′のCPU又はDIMMの障害が再度検出されてしまう。
このように,冗長化構成を採用して,CPU及びDIMMを搭載した予備ユニット9′を故障の現用ユニット9(#1)の替わりに組み込む場合に,万が一,予備ユニット9′が既に故障していたときは,予備ユニット9′の組み込みによっては冗長機能を実現することができずに,システムの可用性を阻害することになる。
これを解決するために,予備ユニット組み込み前に,予め予備ユニット9′を診断しておくことが行われている。
特開2006−277210号公報 特開平5−303509号公報 特開平8−87426号公報 特開平9−160682号公報
冗長化構成の情報処理装置/情報処理システムにおいて,従来,予備ユニットの組み込み後に,障害発生のない残りの現用ユニットと予備ユニットとを一緒に再起動(リブート)し,全ユニット内の全CPU及び全DIMMの診断を実施する。
そのため,予備であったユニットのCPU及び/又はDIMMに障害がある場合には,組み込み後にその障害が検出されることになり,冗長機能を実現することができない。
しかし,冗長化した予備ユニットを予め診断しておく場合には,予備ユニットの診断中に現用ユニットのCPU及び/又はDIMMの障害発生があったときは,予備ユニットの組み込みが行えないため,予備ユニットの切換によるシステム救済が行えないという問題がある。
ここで開示する装置の目的は,冗長化した情報処理装置/情報処理システムにおいて,予め予備ユニットを充分に診断しておくことによって,故障した現用ユニットの替わりに組み込んだ予備ユニットの故障に起因するシステム障害を回避する処理を提供することである。
ここで開示する情報処理装置は,システム動作により情報の処理を行うため,システム動作を継続する現用ユニットと,システム動作のために待機中の待機ユニットと,現用ユニットと待機ユニットとに接続されたシステム制御装置とを備える。
現用ユニットは,論理分割された複数の処理部として,第1の記憶装置と第1の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第1の演算処理装置を有する第1の処理部と,第2の記憶装置と第2の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第2の演算処理装置を有する第2の処理部とを備え,さらに,第1及び第2の演算処理部と第1及び第2の記憶装置とに対して診断を行う第1の診断部と,第1の診断部が診断した診断結果を保持する第1の状態保持部を有する。
待機ユニットは,論理分割された複数の処理部として,第3の記憶装置と第3の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第3の演算処理装置を有する第3の処理部と,第4の記憶装置と第4の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第4の演算処理装置を有する第4の処理部とを備え,さらに,第3及び第4の演算処理部と第3及び第4の記憶装置とに対して診断を行う第2の診断部と,第2の診断部が診断した診断結果を保持する第2の状態保持部を有する。
システム制御装置は,第1乃至第4の処理部の切換を行うことにより待機ユニットを本情報処理装置のシステムに組み込む切換部と,第1の状態保持部に保持された現用ユニットの診断結果と第2の状態保持部に保持された待機ユニットの診断結果を監視する状態監視部と,状態監視部が第1又は第2の処理部の診断結果における異常を検出した場合に,切換部を制御して,異常が検出された第1又は第2の処理部を,第3又は第4の処理部に切り換えることによって,システム動作を継続する切換制御部とを有する。
開示する装置において,現用ユニットでは,第1の診断部が,第1及び第2の演算処理部と第1及び第2の記憶装置とに対して,それぞれ別個に診断を実施し,診断結果を第1の状態保持部に保持する。また,待機ユニットでは,第2の診断部が,第3及び第4の演算処理部と第3及び第4の記憶装置とに対して,それぞれ別個に診断を実施し,診断結果を第2の状態保持部に保持する。
そして,システム制御装置の状態監視部が,第1及び第2の状態保持部の診断結果を監視して,現用ユニットの第1又は第2の処理部の異常を検出した場合に,切換制御部が,切換部を制御して,異常を検出した現用ユニットを切り離す処理と,異常を検出していない待機ユニットの組み込み処理とを行って,現用ユニットと待機ユニットとの切換を行う。
待機ユニットでは,第2の診断部が,複数の処理部を順次診断するため,一方の処理部が診断中でも,診断中ではない他方の処理部によってユニットの切換を行うことができ,システム動作を継続して,情報処理装置を救済することが可能になる。
開示の装置によれば,現用ユニット及び待機ユニットのそれぞれで,処理部を論理分割して構成しておくことにより,通常(正常)時に予備ユニットをパーティション等の論理分割単位で定期的に診断しておき,現用ユニットでの障害発生時に,予備ユニットの一方の論理分割した処理部側が診断中であっても,他方の処理部側を組み込んで情報処理装置を救済することができる。
また,予備ユニットで事前にパーティション等の論理分割単位で診断を実施することができるため,予備ユニットの物理単位での診断に比べて,1回あたりの診断時間を,論理分割単位の割合に応じて短縮できる。例えば,予備ユニットを論理2分割する場合には,1回あたりの診断時間は約1/2に短縮できる。
一実施形態における情報処理装置の構成例を示す図である。 一実施形態における情報処理装置の原理を説明するための図である。 スケジュール部に保持される診断項目例を示す図である。 障害発生のタイミングによる組み込み対象の特定を説明するための図である。 電源切断を実施する場合の現用ユニットの診断処理の処理フローを示す図(その1)である。 電源切断を実施する場合の現用ユニットの診断処理の処理フローを示す図(その2)である。 電源切断を実施する場合の予備ユニットの定期診断処理の処理フローを示す図である。 電源切断を実施しない場合の現用ユニットの診断処理の処理フローを示す図(その1)である。 電源切断を実施しない場合の現用ユニットの診断処理の処理フローを示す図(その2)である。 電源切断を実施しない場合の予備ユニットの定期診断処理の処理フローを示す図である。 一般的な冗長化した情報処理システムの構成例を示す図である。 一般的な冗長化した情報処理システムのユニット切換を説明するための図である。 一般的な冗長化した情報処理システムのユニット切換を説明するための図である。
符号の説明
1 情報処理装置
10 システム制御装置
11 スケジュール部
12 電源/LED制御部
13 状態監視部
14 切換制御部
15 リセット制御部
2(2#1,2#2,…,2#n) 現用ユニット
21 電源部
22 診断部
23 状態保持部
24 診断動作通知部
25a,25b リセット実行部
3 予備ユニット
31 電源部
32 診断部
33 状態保持部
34 診断動作通知部
35a,35b リセット実行部
4 アドレス・データバス切換部
5 アドレス・データバス
6 端末
本発明の実施の最良の形態として開示する情報処理装置の原理を,図1及び図2を用いて説明する。
図1は,実施の形態における情報処理装置1の構成例を示す図である。
情報処理装置1は,複数の現用ユニット2(#1〜#n),予備ユニット3,アドレス・データバス切換部4,システム制御装置10を有する。
現用ユニット2(2#1〜2#n)は,システム動作を実行している現用ユニットである,1又は複数のCPU及びDIMMを搭載した物理的ユニットである。
予備ユニット3は,コールドスタンバイで待機している,CPU及びDIMMを搭載した物理的ユニットである。
アドレス・データバス切換部4は,システム制御装置10からの制御により,現用ユニット2#1〜2#nと予備ユニット3間のアドレス及びデータバス(アドレス・データバス)5の切換,すなわち,故障検出した現用ユニット2(#x)の縮退及び予備ユニット3の組み込みを行う。
システム制御装置10は,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3の電源の投入・切断の制御,電源投入中の診断動作通知の制御,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3のCPU及びDIMMの診断での診断項目の指示,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3のCPU及びDIMMの状態情報の収集,現用ユニット2#1〜2#nと予備ユニット3間のアドレス・データバス5の切換制御,診断結果の外部への通知等を実施する。
情報処理装置1の現用ユニット2(2#1,2#2,…,2#n)及び予備ユニット3は,それぞれ,パーティション等により論理的に分割された処理部(区分Aと区分Bとする)を有する。現用ユニット2(2#1,2#2,…,2#n)及び予備ユニット3の診断は,論理分割単位の処理部である区分Aと区分Bとを交互に実施する。
図2に示すように,予備ユニット3の一方の区分A側の診断中に現用ユニット2#1の区分Bに障害が発生した場合には,予備ユニット3の他方の診断中でない区分Bは切換可能であるので,予備ユニット3をシステムに組み込むことが可能であり,よって,情報処理装置1を救済することができる。
情報処理装置1のシステム制御装置10は,スケジュール機能を有する。
このスケジュール機能により,システム制御装置10は,情報処理装置1に実装された,システムに組み込まれる前の状態の予備ユニット3に対して,定期的にユニット電源の投入/切断を実施する。
そして,予備ユニット3では,区分(区分A又は区分B)を診断実行単位として,各区分側のCPU及びDIMMの診断を定期的に実施し,診断後にユニット電源の切断を行う。
また,スケジュール機能には,現用ユニット2#1〜2#nと予備ユニット3の診断について,現用ユニット2の通常起動時の診断又は情報処理装置1が正常状態で動作中に実施される予備ユニット3の診断(通常診断)での診断項目と,現用ユニット2での障害発生による予備ユニット3の組み込み後の再起動(リブート)時の診断(組み込み時診断)での診断項目とを切り換えて指示する機能が含まれる。
システム制御装置10は,例えば,通常診断では所定の診断項目の全項目数の項目を指示し,障害発生時の組み込み時診断では,全項目数から所定の項目を間引いた,少ない項目数の診断項目を指示する。
これにより,現用ユニット2の障害発生時に,予備ユニット3を組み込んで再起動(リブート)したときの診断時間が短縮でき,情報処理装置1の復旧までの時間を短縮することができる。
さらに,システム制御装置10は,予備ユニット3が診断中であることを外部に通知する診断動作通知の制御機能を有する。例えば,予備ユニット3の前面にLED等の診断動作通知部を設けて診断中(電源投入中)に点灯させる。予備ユニット3のいずれかの処理部(区分A又は区分B)が診断中(電源投入中)であることを外部に通知することにより,予備ユニット3の診断中に,誤って保守者が予備ユニット3の引き抜き等を行わないように注意を与えることができる。
さらに,システム制御装置10は,情報処理装置1の保守者が使用する端末装置に,診断の開始/終了,診断結果等を通知する機能を有する。
これにより,保守者は,予備ユニット3の診断動作の確認を行うだけでなく,診断結果を直ちに知ることができる。
以上のように,情報処理装置1は,故障した現用ユニット2の替わりに組み込んだ予備ユニット3の故障に起因するシステム障害を回避し,かつ,障害から速やかに復旧することができ,冗長化構成における信頼性及び可用性を向上させる効果を奏する。
以下に,一実施形態における情報処理装置1の構成及び処理動作を,より詳細に説明する。
図1に示す情報処理装置1の現行ユニット2(2#1〜2#n)は,論理分割された複数の処理部(区分A,区分B),電源部21,診断部22,状態保持部23,診断動作通知部24を備える。複数の処理部(区分A,区分B)は,それぞれ,CPU,DIMM,リセット実行部25a,25bを備える。
予備ユニット3は,現行ユニット2と同様に構成され,論理分割された複数の処理部(区分A,区分B),電源部31,診断部32,状態保持部33,診断動作通知部34を備え,さらに,複数の処理部(区分A,区分B)は,それぞれ,CPU,DIMM,リセット実行部35a,35bを備える。
電源部21,31は,システム制御装置10からの制御(電源投入/電源切断)によって,ユニットへ電源を供給する。
診断部22,32は,ユニット内に搭載されたCPU及びDIMMの診断を行う。
状態保持部23,33は,診断部22,32の診断結果として,ユニット内に搭載されたCPU及びDIMMの状態を格納する。状態保持部23,33は,例えば不揮発性メモリで実施される。
診断動作通知部24,34は,システム制御装置10からの制御によって,電源投入中に点灯する。
リセット実行部25,35は,システム制御装置10からの制御によって,処理部(区分A又は区分B)の再起動(リブート)を行う。
システム制御装置10は,スケジュール部11,電源/LED制御部12,状態監視部13,切換制御部14,リセット制御部15を有する。
スケジュール部11は,予備ユニット3を情報処理装置1に実装後,定期的に予備ユニット3に搭載されたCPU及びDIMMの診断を実施するためのスケジュールを管理する。
また,スケジュール部11は,予め診断項目を保持しておき,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3での診断について,実施する診断項目を指示する。
図3は,スケジュール部11に保持される診断項目例を示す図である。
スケジュール部11で保持される診断項目は,診断対象,診断内容,及び,通常診断/組み込み時診断の指示対象を示す値を含む。図3中,「●」が指示の対象であることを,「−」が指示の非対象であることを,それぞれ示す。
情報処理装置1の通常起動時の現用ユニット2#1〜2#n又は現用ユニット2#1〜2#nが正常動作中の予備ユニット3で実施される通常診断では,設定された全診断項目が指示される。一方,現用ユニット2#1〜2#nの異常検出による予備ユニット3の組み込み後の再起動(リブート)時に実施される組み込み時診断では,設定された全診断項目数の概ね1/3〜1/2の診断項目数の診断項目が指示される。
再起動時の現用ユニット2#1〜2#nのCPU及びDIMMの診断項目は,組み込まれた予備ユニット3の全CPU及び全DIMMを定期診断によって事前に診断済みであるため,同じ項目数の診断を実施する必要がないからである。
再起動時の診断での診断項目数を,通常のシステム電源の投入時の診断に比較して減らすことによって,再起動時間を短縮させることができる。
また,スケジュール部11は,状態監視部13が,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3から収集した,CPU及びDIMMの状態を,監視システムの端末,保守者が使用する端末等である端末6へ送信する。
電源/LED制御部12は,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3の電源の投入/切断を制御する。また,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3の診断動作通知部24の点灯/消灯/点滅等の制御を行う。
状態監視部13は,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3のCPU及びDIMMの状態を各ユニットの状態保持部23,33から収集する。
切換制御部14は,アドレス・データバス切換部4に対して,現用ユニット2#1〜2#nと予備ユニット3間のアドレス・データバス5の切換制御を行い,障害検出された現用ユニット2の縮退処理及び予備ユニット3の組み込み処理を行う。
リセット制御部15は,現用ユニット2#1〜2#n及び予備ユニット3各区分に設けられたリセット実行部25,35を制御する。
以下に,予備ユニット3の定期的な診断処理を説明する。
情報処理装置1に予備ユニット3が実装されている場合において,システム制御装置10のスケジュール部11は,予備ユニット3が実装されたことをトリガーとし,その後,定期的に,例えば毎晩1回に,スケジュール部11が電源/LED制御部12に電源投入指示を与える。指示を受けた電源/LED制御部12が予備ユニット3の電源部31に電源投入を行う。このとき,診断中であることを示すために,予備ユニット3上の前面に設けた診断動作通知部(LED)34を例えば「橙色点滅」させる。また,端末6に対しても,診断中であることを通知する。
スケジュール部11は,定期診断では,通常診断として,診断対象の区分側の全CPU及び全DIMMについて全診断項目の診断を指示する。
電源投入された予備ユニット3では,診断部32が診断対象の区分側(例えば区分B)に搭載された全CPU及び全DIMMに対しての障害(CPU不良,DIMMの書き込み/読み出しエラー等)の全項目の診断を実施し,診断結果を状態保持部33に格納する。
システム制御装置10の状態監視部13は,状態保持部33の診断結果を収集する。収集後,電源/LED制御部12が電源切断を指示し,予備ユニット3の電源部31の電源が切断される。
情報監視部13が収集した情報の結果,予備ユニット3の診断対象であった区分BのいずれかのCPU及び/又はDIMMに障害があれば,電源/LED制御部12が予備ユニット3の前面の診断動作通知部34を例えば「赤色点灯」させる。さらに,スケジュール部11が,端末6にも予備ユニット3の区分Bに障害があることを通知する。
予備ユニット3の区分B側のCPU及び/又はDIMMに障害がない場合は,電源/LED制御部12が予備ユニット3の前面の診断動作通知部34を消灯する。
診断動作通知部34又は端末6への通知によって,実装されている予備ユニット3の障害が通知されると,保守者は,実装していた予備ユニット3を新規の予備ユニット3′に交換する。
予備ユニット3の区分Bの診断が終了すると,予備ユニット3の他方の区分Aの診断処理が同様に実施される。
この後も,定期的に予備ユニット3の論理分割単位(区分A及び区分B)の診断を交互に実施する。例えば,図4に示す診断処理順序に従って,予備ユニットの区分A及び区分Bの交互の診断がスケジュールされている場合に,現用ユニット2#1〜2#nに障害が発生したときは,予備ユニット3の組み込み対象となる区分が,以下のようにして定まる。
現用ユニット2#1〜2#n側の障害発生が,予備ユニット3の電源断中(診断が実施されていない間)であれば,スケジュール部11は,診断スケジュールが後である区分Bを切換制御部14に通知し,切換制御部14は,予備ユニット3の区分Bを組み込むための切換制御を,アドレス・データバス切換部4に通知する。
また,現用ユニット2#1〜2#〜n側の障害発生が,予備ユニット3の区分Aの定期診断中であれば,スケジュール部11は,診断中ではない区分Bを切換制御部14に通知し,切換制御部14は,予備ユニット3の区分Bを組み込むための切換制御を,アドレス・データバス切換部4に通知する。
また,現用ユニット2#1〜2#n側の障害発生が,予備ユニット3の区分Aの診断処理の終了後かつ区分Aが正常であれば,スケジュール部11は,診断済みの区分Aを切換制御部14に通知し,切換制御部14は,予備ユニット3の区分Aを組み込むための切換制御を,アドレス・データバス切換部4に通知する。
また,現用ユニット2#1〜2#nの障害発生が,予備ユニット3の区分Bの定期診断中であれば,スケジュール部11は,診断中ではない区分Aを切換制御部14に通知し,切換制御部14は,予備ユニット3の区分Aを組み込むための切換制御を,アドレス・データバス切換部4に通知する。
情報処理装置1の電源の投入後,現用ユニット2#1〜2#nの電源投入により実施される通常診断によって,現用ユニット群2#1〜2#nの診断結果が「異常検出」となった場合には,当該「異常検出」に係る障害が検出された現用ユニット2#x(xは、1〜nの整数)の替わりに,予備ユニット3の一方の区分(例えば区分A)を組みこんで再起動(リブート)する。
この再起動の場合に,スケジュール部11は,予備ユニット3が組み込まれた現用ユニット群2#1〜2#nに対する組み込み後診断として,通常診断の診断項目数より少ない項目数の診断項目を指示する。
ここで,情報処理装置1の現用ユニット2#1〜2#nの電源投入/切断と,予備ユニット3の区分毎の定期診断処理のための電源の投入/切断とは,非同期である。
したがって,予備ユニット3の一方の区分側が,現用ユニット2#1〜2#nの中で使用されている場合には,電源/LED制御部12は,以下のように処理する。
第1のケース: 予備ユニット3の診断開始前には現用ユニット2#1〜2#nの電源が切断中(Off)であったが,予備ユニット3の診断開始後に現用ユニット2#1〜2#nの電源投入される場合は,予備ユニット3の電源は既に診断実施で電源投入されているため,現用ユニット2#1〜2#nのうち,予備ユニット3以外の現用ユニット2#1〜2#nを電源投入する。
第2のケース: 予備ユニット3の診断開始前に既に現用ユニット2#1〜2#nの電源が投入中(On)である場合は,予備ユニット3の診断開始による予備ユニット3の電源投入は,現用ユニット2#1〜2#nとして予備ユニット3の電源も既に投入されているため,不要となる。
第3のケース: 予備ユニット3の診断中に,現用ユニット2#1〜2#nがOSシャットダウン等により電源切断を行う場合は,予備ユニット3以外の現用ユニット2#1〜2#nを電源切断する。しかし,予備ユニット3では,診断処理終了まで電源切断を保留し,診断処理が終了した時点で,予備ユニット3を電源切断する。
第4のケース: 現用ユニット2#1〜2#nの電源が投入中(On)に,予備ユニット3の診断が終了した場合は,予備ユニット3の電源切断は実施しない。現用ユニット2#1〜2#nの電源が切断中(Off)となるときに,予備ユニット3の電源も一緒に電源切断される。ただし,第3のケースにより,予備ユニット3の電源切断が保留されていた場合であれば,予備ユニット3を電源切断する。
また,別の実施の形態では,情報処理装置1は,現行ユニット2#1〜2#n及び予備ユニットの電源切断を実施しない処理を行う。
図5〜図7は,一実施形態として,電源切断を実施する場合の情報処理装置1の処理の流れを示す図である。
図5及び図6は,電源切断を実施する場合の現用ユニット2#1〜2#nの診断処理の処理フローを示す図である。
情報処理装置1のシステム制御装置10の電源投入により処理が開始される。
スケジュール部11は,診断対象のユニットの全項目数の診断項目(通常診断)を指示する(ステップS101)。電源/LED制御部12が現用ユニット2#1〜2#nの電源部21に電源投入する(ステップS102)。
診断部22が,診断対象の現用ユニット2#1〜2#nのCPU及びDIMMを診断して診断結果を状態保持部23に格納すると,状態監視部15が,現用ユニット2#1〜2#nの各状態保持部23からCPU診断結果を収集し(ステップS103),DIMMの診断結果を収集する(ステップS104)。
スケジュール部11が,診断結果が正常であるかを判定して(ステップS105),異常検出であれば(ステップS105のNO),障害発生の現用ユニット2#x(xは、1〜nの整数)の保守者の端末6に異常検出を通知する(ステップS106)。さらに,切換制御部14が,アドレス・データバス切換部4に指示して,障害発生の現用ユニット2#x(xは、1〜nの整数)を縮退し,アドレス・データバス5を切り離す(ステップS107)。
そして,予備ユニットの電源が切断中(Off)であるかを判定し(ステップS108),電源が切断中(Off)であれば(ステップS108のYES),予備ユニット3の電源部31を電源投入する(ステップS109)。
そして,切換制御部14が,アドレス・データバス切換部4に指示して,予備ユニット3の組み込み,アドレス・データバス5の接続を行い,スケジュール部11が組み込みを保守者へ通知する(ステップS110)。
スケジュール部11は,診断対象の現用ユニット2#1〜2#nの診断として項目数を減らした診断項目を指示し(ステップS111),リセット制御部15が現用ユニット2#1〜2#nと組み込まれた予備システム3のリセット実行部25,35に再起動(リブート)を指示する(ステップS112)。
これにより,ステップS103の処理へ戻り,診断部22,32によって,通常診断より診断項目が少ない診断が実施され,診断結果が状態保持部23に保持される(ステップS103,S104)。
ステップS105の処理において,診断結果が正常であれば(ステップS105のYES),通常通りの処理手順として,OS起動(OSブート)及び実行(OSランニング)が行われる(ステップS113)。
その後に,OS終了(OSシャットダウン)が行われると(ステップS114),他方の区分側が診断処理中(図7:ステップS204〜S206の処理)である予備ユニット3が存在するかを判定し(ステップS115),該当する予備ユニット3が存在すれば(ステップS115のYES),電源/LED制御部12は,該当する予備ユニット3を「電源保留」とし,該当ユニット以外のユニットの電源切断を行う(ステップS116)。該当する予備ユニット3が存在しなければ(ステップS115のNO),電源/LED制御部12は,全ユニットの電源切断を行う(ステップS117)。
その後に,情報処理装置1の電源切断が行われる(ステップS118)。
図7は,電源切断を実施する場合の予備ユニット3の定期診断処理の処理フローを示す図である。
システム制御装置10のスケジュール部11は,予備ユニット3の診断開始を,診断動作通知部34の「橙色点滅」の灯火又は端末6への診断開始の通知により,保守者に通知する(ステップS201)。さらに,スケジュール部11が,診断対象の区分(区分A)側のCPU及びDIMMの全項目数の診断項目を指示する(ステップS202)。
電源/LED制御部12が,予備ユニット3の電源が切断中(Off)であるかを判定し(ステップS203),電源が切断中(Off)であれば(ステップS203のYES),予備ユニット3の電源部31に電源投入する(ステップS204)。
診断部32が,診断対象の区分AのCPU及びDIMMを診断して診断結果を状態保持部33に格納すると,状態監視部13が,状態保持部33からCPU診断結果を収集し(ステップS205),DIMMの診断結果を収集する(ステップS206)。
切換制御部14は,予備ユニット3の他の区分(区分B)が現用ユニットに組み込み処理済みであって,かつ,「電源保留」(図6:ステップS116)以外での電源投入中(On)でなければ(ステップS207のNO),予備ユニット3の電源部31を電源切断する(ステップS208)。
スケジュール部11が,予備ユニット3の診断終了を,保守者の端末6に通知し(ステップS209),診断結果が正常であるかを判定して(ステップS210),異常検出であれば(ステップS210のNO),障害発生を予備ユニット3の保守者の端末6に通知する(ステップS211)。これにより,保守者による障害発生の予備ユニット3の交換処理が行われる(ステップS212)。
診断結果が正常であれば(ステップS210のYES),処理を終了する。
図8〜図10は,他の実施の形態として,電源切断を実施しない場合の情報処理装置1の処理の流れを示す図である。
図8及び図9は,電源切断を実施しない場合の現用ユニット2#1〜2#nの診断処理の処理フローを示す図である。
情報処理装置1のシステム制御装置10の電源投入により処理が開始される。
スケジュール部11は,診断対象のユニットの全項目数の診断項目を指示する(ステップS301)。電源/LED制御部12が現用ユニット2#1〜2#nの電源部21に電源投入する(ステップS302)。
診断部22が,診断対象の現用ユニット2#1〜2#nのCPU及びDIMMを診断して診断結果を状態保持部23に格納すると,状態監視部13が,現用ユニット2#1〜2#nの各状態保持部23からCPU診断結果を収集し(ステップS303),DIMMの診断結果を収集する(ステップS304)。
スケジュール部11が,診断結果が正常であるかを判定して(ステップS305),異常検出であれば(ステップS305のNO),障害発生の現用ユニット2#xの保守者の端末6に通知する(ステップS306)。
さらに,切換制御部14が,アドレス・データバス切換部4に指示して,障害発生の現用ユニット2#xを縮退し,アドレス・データバス5を切り離し(ステップS307),予備ユニット3の組み込みとアドレス・データバス5の接続とを行い,スケジュール部11が組み込みを保守者へ通知する(ステップS308)。
スケジュール部11は,診断対象の現用ユニットの項目数を減らした項目の診断(組み込み時診断)を指示し(ステップS309),リセット制御部15が現用ユニット2#1〜2#nと組み込まれた予備システム3のリセット実行部25,35に再起動(リブート)を指示する(ステップS310)。
これにより,ステップS303の処理へ戻り,診断部22,32によって,通常診断より診断項目が少ない診断が実施され,診断結果が状態保持部23に保持される(ステップS303,S304)。
ステップS305の処理において,診断結果が正常であれば,通常通りの処理手順として,OS起動(OSブート)及び実行(OSランニング)が行われる(ステップS311)。
その後に,OS終了(OSシャットダウン)が行われると(ステップS312),全ユニットの電源切断を行う(ステップS313)。続いて,情報処理装置1の電源切断が行われる(ステップS314)。
図10は,電源切断を実施しない場合の予備ユニット3の定期診断処理の処理フローを示す図である。
システム制御装置10のスケジュール部11は,予備ユニット3の診断開始を,診断動作通知部34の「橙色点滅」の灯火又は端末6への診断開始の通知により,保守者に通知する(ステップS401)。さらに,スケジュール部11が,診断対象の一方の区分(区分A)側のCPU及びDIMMの全項目数の診断項目を指示する(ステップS402)。
診断部32が,診断対象の区分AのCPU及びDIMMを診断して診断結果を状態保持部33に格納すると,状態監視部13が,状態保持部33からCPU診断結果を収集し(ステップS403),DIMMの診断結果を収集する(ステップS404)。
スケジュール部11が,予備ユニット3の診断終了を,保守者の端末6に通知し(ステップS405),診断結果が正常であるかを判定して(ステップS406),異常検出であれば(ステップS406のNO),障害発生を予備ユニット3の保守者の端末6に通知する(ステップS407)。これにより,保守者による障害発生の予備ユニット3の交換処理が行われる(ステップS408)。
診断結果が正常であれば(ステップS406のYES),処理を終了する。
以上のとおり,本発明の一実施形態および他の実施形態における情報処理装置1の処理を説明したが,本発明は,その主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
情報処理装置1が備える各処理部は,コンピュータにより読み取られインストールされて特定の処理を実行するプログラムとして実施することが可能である。
このプログラムは,コンピュータが読み取り可能な,可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ,これらの記録媒体に記録して提供され,又は,通信インタフェースを介して送受信により提供されるものである。

Claims (7)

  1. システム動作により情報の処理を行う情報処理装置において,
    第1の記憶装置と前記第1の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第1の演算処理装置を有する第1の処理部と,第2の記憶装置と前記第2の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第2の演算処理装置を有する第2の処理部と,前記第1及び第2の演算処理部と前記第1及び第2の記憶装置とに対して診断を行う第1の診断部と,前記第1の診断部が診断した診断結果を保持する第1の状態保持部を備え,前記システム動作を継続する現用ユニットと,
    第3の記憶装置と前記第3の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第3の演算処理装置を有する第3の処理部と,第4の記憶装置と前記第4の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第4の演算処理装置を有する第4の処理部と,前記第3及び第4の演算処理部と前記第3及び第4の記憶装置とに対して診断を行う第2の診断部と,前記第2の診断部が診断した診断結果を保持する第2の状態保持部を備える待機ユニットと,
    前記現用ユニットと前記待機ユニットに接続され,前記第1ないし第4の処理部の切換を行うことにより前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込む切換部と,前記第1の状態保持部に保持された前記現用ユニットの診断結果と前記第2の状態保持部に保持された前記待機ユニットの診断結果を監視する状態監視部と,前記状態監視部が前記第1又は第2の処理部の診断結果における異常を検出した場合には,前記切換部を制御して,前記異常が検出された第1又は第2の処理部を,前記第3又は第4の処理部に切り換えることにより前記システム動作を継続する切換制御部とを備えたシステム制御装置とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記システム制御装置は,さらに,
    前記切換制御部に接続されるとともに,前記第1の診断部による前記第1のユニットに対する診断と前記第2の診断部による前記第2のユニットに対する診断を制御して,前記第1及び第2のユニットに対する診断のスケジュールを制御するスケジュール部を有し,
    前記切換制御部は,
    前記状態監視部が前記第1又は第2の処理部の診断結果における異常を検出した場合において,前記第3又は第4の処理部が前記診断のスケジュールに基づいて診断を実行しているときには,前記異常が検出された第1又は第2の処理部を,前記第3又は第4の処理部のうち前記スケジュール部の制御により診断が実行中ではない処理部に切り換えて前記システム動作を継続する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記現用ユニットは,さらに,
    前記第1及び第2の処理部に対して電源供給を行う第1の電源供給部を有するとともに,
    前記待機ユニットは,さらに,
    前記第3及び第4の処理部に対して電源供給を行う第2の電源供給部を有し,
    前記スケジュール部は,
    前記第1及び第2のユニットに対する診断のスケジュールに基づいて,前記第1の電源供給部による前記第1のユニットに対する電源供給及び前記第2の電源供給部による前記第2のユニットに対する電源供給のスケジュールを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記スケジュール部は,さらに,
    前記第1及び第2の診断部がそれぞれ前記現用ユニット及び前記待機ユニットに対して診断を行う診断項目として,前記現用ユニットと前記情報処理装置に組み込まれていない状態の前記待機ユニットとに対する第1の診断項目と,前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込む場合の第2の診断項目を保持する診断項目保持部を有し,
    前記第2の診断項目の数は,前記第1の診断項目の数よりも少ない
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記システム制御装置は,さらに,
    前記第1の診断部が前記第1のユニットに対する診断又は前記第2の診断部が前記第2のユニットに対する診断を行っていることを,前記情報処理装置の外部に通知する診断動作通知部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. システム動作により情報の処理を行う情報処理装置が実行する処理部切換方法であって,
    第1の記憶装置と前記第1の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第1の演算処理装置を有する第1の処理部と,第2の記憶装置と前記第2の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第2の演算処理装置を有する第2の処理部とを備え,前記システム動作を継続する現用ユニットの,前記第1及び第2の演算処理部と前記第1及び第2の記憶装置とに対して診断を行う第1の診断処理過程と,
    前記第1の診断部が診断した診断結果を第1の状態保持部に格納する第1の診断結果保持処理過程と,
    第3の記憶装置と前記第3の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第3の演算処理装置を有する第3の処理部と,第4の記憶装置と前記第4の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第4の演算処理装置を有する第4の処理部とを備え,前記システム動作のために待機する待機ユニットの,前記第3及び第4の演算処理部と前記第3及び第4の記憶装置とに対して診断を行う第2の診断処理過程と,
    前記第2の診断部が診断した診断結果を第2の状態保持部に格納する第2の診断結果保持処理過程と,
    前記第1の状態保持部に保持された前記現用ユニットの診断結果と前記第2の状態保持部に保持された前記待機ユニットの診断結果とを監視する状態監視処理過程と,
    前記状態監視過程において,前記第1又は第2の処理部の診断結果における異常を検出した場合に,前記現用ユニットと前記待機ユニットに接続され,前記第1乃至第4の処理部の切換を行うことにより前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込む切換部を制御して,該切換部により,前記異常が検出された第1又は第2の処理部を,前記第3又は第4の処理部に切り換える処理を行う切換処理過程とを備え,
    前記切換処理過程における前記第3又は第4の処理部への切換により前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込み,前記システム動作を継続する
    ことを特徴とする処理部切換方法。
  7. システム動作により情報の処理を行う情報処理装置に,
    第1の記憶装置と前記第1の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第1の演算処理装置を有する第1の処理部と,第2の記憶装置と前記第2の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第2の演算処理装置を有する第2の処理部とを備えて前記システム動作を継続する現用ユニットの,前記第1及び第2の演算処理部と前記第1及び第2の記憶装置とに対して診断を行う第1の診断部を制御する第1の診断処理手順と,
    前記第1の診断部が診断した診断結果を第1の状態保持部に格納する第1の診断結果保持処理手順と,
    第3の記憶装置と前記第3の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第3の演算処理装置を有する第3の処理部と,第4の記憶装置と前記第4の記憶装置が保持する情報に対して演算を行う第4の演算処理装置を有する第4の処理部とを備えて前記システム動作のために待機する待機ユニットの,前記第3及び第4の演算処理部と前記第3及び第4の記憶装置とに対して診断を行う第2の診断部を制御する第2の診断処理手順と,
    前記第2の診断部が診断した診断結果を第2の状態保持部に格納する第2の診断結果保持処理手順と,
    前記第1の状態保持部に保持された前記現用ユニットの診断結果と前記第2の状態保持部に保持された前記待機ユニットの診断結果とを監視する状態監視処理手順と,
    前記状態監視処理手順において,前記第1又は第2の処理部の診断結果における異常を検出した場合に,前記現用ユニットと前記待機ユニットに接続され,前記第1乃至第4の処理部の切換を行うことにより前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込む切換部を制御して,該切換部により,前記異常が検出された第1又は第2の処理部を,前記第3又は第4の処理部に切り換える処理を行う切換処理手順とを実行させ,
    前記切換処理手順における前記第3又は第4の処理部への切換により前記待機ユニットを前記情報処理装置に組み込み,前記システム動作を継続する
    ことを特徴とする処理部切換プログラム。
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