JPWO2010038269A1 - 電線保持具および電線結束構造 - Google Patents

電線保持具および電線結束構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010038269A1
JPWO2010038269A1 JP2010531665A JP2010531665A JPWO2010038269A1 JP WO2010038269 A1 JPWO2010038269 A1 JP WO2010038269A1 JP 2010531665 A JP2010531665 A JP 2010531665A JP 2010531665 A JP2010531665 A JP 2010531665A JP WO2010038269 A1 JPWO2010038269 A1 JP WO2010038269A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire holder
portions
electric
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010531665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5122652B2 (ja
Inventor
俊郎 古賀
俊郎 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Publication of JPWO2010038269A1 publication Critical patent/JPWO2010038269A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5122652B2 publication Critical patent/JP5122652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/30Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/007Devices for relieving mechanical stress
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/013Sealing means for cable inlets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/02Cable terminations
    • H02G15/06Cable terminating boxes, frames or other structures
    • H02G15/076Cable terminating boxes, frames or other structures for multi-conductor cables
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/08Cable junctions
    • H02G15/10Cable junctions protected by boxes, e.g. by distribution, connection or junction boxes
    • H02G15/117Cable junctions protected by boxes, e.g. by distribution, connection or junction boxes for multiconductor cables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

電線の結束作業に要する工数の低減を可能とする電線保持具(1)を提供する。電線保持具(1)は、複数本の電線を結束する際に電線の相対的な位置合わせを行なう電線保持具(1)であって、回転対称に形成されており、回転対称軸である軸線Oに直交する方向に立設され軸線Oに沿って延在する、複数の壁部(11,21,31)を備える。対向する壁部(11,21,31)の間には、電線を保持するための断面円弧形状の凹部(41,51,61)が形成されている。凹部(41,51,61)の差し渡し寸法は、電線の直径の85%以上である。電線を凹部(41,51,61)に嵌入させて回転対称軸に沿うように配置させることにより電線の位置合わせを可能とする。

Description

本発明は、電線保持具および電線結束構造に関し、特に、電力変換装置などに用いられる高圧電線の保持具および結束構造に関する。
従来、1本の布設管内に多数のケーブルを挿通するためのスペーサが、たとえば、特開2003−284216号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2003−284216号公報
電力変換装置における主サイリスタ素子のスナバ回路配線では、サージ電圧を抑制するために、サージ電圧の発生要因の一つである配線のインダクタンスを小さくする必要がある。インダクタンスを小さくするために、従来、スナバ回路で電流の流れる方向の違う電線同士を、相互に結束している。
スナバ回路配線を結束する場合、高電圧に対する絶縁強度を損なわないように、被覆を傷付けずに結束する必要がある。そのため従来、ガラステープを各電線一本一本の結束部分に巻き保護した上で、市販の結束用バンドで電線を結束している。このように電線を結束する作業工程が多く、電力変換装置の配線作業の作業効率の向上が困難であるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、電線の結束作業に要する工数の低減を可能とする電線保持具および電線結束構造を提供することである。
本発明に係る電線保持具は、複数本の電線を結束する際に電線の相対的な位置合わせを行なう電線保持具であって、複数の壁部を備える。壁部は、回転対称に形成されており、回転対称軸に直交する方向に立設され、回転対称軸に沿って延在する。対向する壁部の間には、電線を保持するための断面円弧形状の凹部が形成されている。凹部の差し渡し寸法は、電線の直径の85%以上である。電線を凹部に嵌入させて回転対称軸に沿うように配置させることにより、電線の位置合わせを可能とする。
ここで回転対称とは、図形を特徴付ける対称性の一群である。nを2以上の整数とし、ある中心(2次元図形の場合)または軸(3次元図形の場合)の周りを(360/n)°回転させると自らと重なる性質を、n回対称、またはn相対称、(360/n)°対称などという。たとえば、n=3の場合、120°回転させると自らと重なる3回対称となる。回転対称軸とは、回転対称な3次元図形が自らと重なる図形となるように回転させる場合の、回転中心とする軸をいう。つまり、ある図形を回転対称軸を中心に(360/n)°回転したとき、最初の位置の図形と自己同一になる。
また断面円弧形状とは、所定の切断線に沿って部材を断面視した場合に、当該部の断面形状が円弧形状を描くように、当該部が形成されていることをいう。また、差し渡し寸法とは、円形に対する直径、正方形に対する一辺の長さなど、ある図形の重心を通過し、当該図形の外郭形状によって切り取られてできる線分のうち最小の長さのものをいう。本明細書では、断面円弧形状の凹部の当該断面における相対する開口端同士を結ぶ線分(つまり、円弧の両端の直線距離)の長さを、凹部の差し渡し寸法と称する。
上記電線保持具において、凹部は、円弧角が150°以上210°以下である断面円弧形状に形成されていてもよい。ここで円弧角とは、円弧の中心と円弧の2箇所の端部とを結ぶ2本の線分が交差して形成する角度をいう。
上記電線保持具において、壁部は、2つの隣接する凹部の円弧形状の中心同士を結ぶ直線と交差する箇所において、凹部の円弧形状の半径の1/2以下の壁厚を有していてもよい。
本発明に係る電線結束構造は、上記のいずれかの局面の電線保持具と、凹部に嵌入された複数本の電線と、複数の壁部の先端部に接触するように電線保持具の周囲を取り囲んで配設され、電線を結束するバンド状結束具と、を備える。
本発明の電線保持具および電線結束構造によると、複数本の電線を結束する際に、ガラステープを電線の一本一本に巻く作業を省略することができるので、電線の結束作業に要する工数を大幅に低減することができる。
実施の形態1の電線保持具を示す斜視図である。 図1に示す電線保持具の正面図である。 図1に示す電線保持具の側面図である。 電線保持具を用いて電線を結束する第一の過程を示す斜視図である。 電線保持具を用いて電線を結束する第二の過程を示す斜視図である。 電線保持具を用いて電線を結束する第三の過程を示す斜視図である。 実施の形態2の電線保持具を示す斜視図である。 図7に示す電線保持具の正面図である。
符号の説明
1,101 電線保持具、11,21,31,111,121,131,141 壁部、12,22,32 厚肉部、13,23,33,143 薄肉部、14,24,34 先端部、15 基部、41,51,61,151,161,171,181 凹部、42,52,62,152,162,172,182 円弧部、43,44,53,54,153,154,163,164 開口端部、90 電線、91 導電部、92 絶縁部、99 結束具、C 中心点、L 差し渡し寸法、O 軸線、r 半径、t 壁厚、θ 円弧角。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
なお、以下に説明する実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下の実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、上記個数などは例示であり、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の電線保持具を示す斜視図である。図2は、図1に示す電線保持具の正面図である。図3は、図1に示す電線保持具の側面図である。なお、図2は図1に示す矢印II方向から電線保持具を見た図であり、図3は図1に示す矢印III方向から電線保持具を見た図である。図1〜図3を参照して、実施の形態1に係る電線保持具1の構成を説明する。
図1〜図3に示すように、電線保持具1は3つの壁部11,21,31を備えており、壁部11,21,31は、軸線Oを回転中心軸とする回転対称に形成されている。壁部11,21,31はそれぞれ、軸線Oに直交する方向に立設されており、かつ軸線Oに沿うDR1方向に延在している。電線保持具1を軸線Oに直交する切断線に沿って断面視した場合、すなわち図2に示すようにDR1方向に沿って電線保持具1を見た場合に、相対的に厚みの大きい厚肉部12,22,32と、相対的に厚みの小さい薄肉部13,23,33を有するように、壁部11,21,31は形成されている。
壁部11,21,31は、軸線Oから離れる部位である先端部14,24,34側に厚肉部12,22,32を有している。厚肉部12,22,32の、薄肉部13,23,33と連結される側と反対側の端部に、先端部14,24,34が形成されている。先端部14,24,34は、断面円弧形状に形成されている。先端部14,24,34は、円柱面の一部の形状に形成されている。軸線O近傍の基部15において、3つの壁部11,21,31は一体に結合している。壁部11,21,31は、基部15に近接する側に薄肉部13,23,33を有している。
壁部11,21,31が厚肉部12,22,32および薄肉部13,23,33を有しているために、対向する壁部11,21の間に凹部41が形成され、壁部21,31間に凹部51が形成され、壁部31,11間に凹部61が形成されている。壁部11,21には、壁部11と壁部21とが相対向する対向面に亘って、薄肉部13,23に囲まれる凹部41が形成されている。壁部21,31には、壁部21と壁部31とが相対向する対向面に亘って、薄肉部23,33に囲まれる凹部51が形成されている。壁部31,11には、壁部31と壁部11とが相対向する対向面に亘って、薄肉部33,13に囲まれる凹部61が形成されている。
凹部41,51,61は、壁部11,21,31の薄肉部13,23,33に相当する位置に形成されている。壁部11,21,31の一部が窪んで凹部41,51,61が形成されていることにより、壁厚の薄い薄肉部13,23,33が形成されている。壁部11,21,31の壁厚が薄肉部13,23,33において相対的に小さくなっているために、壁部11,21,31の表面が窪んだ凹部41,51,61が形成されている。
凹部41,51,61の形状に関する特徴について、図2を参照して説明する。図2に示すように、断面円弧形状に形成された円弧部42,52,62が、凹部41,51,61の底面を形成している。図2に示すように電線保持具1を正面視した場合、また図示しない軸線Oに直交する切断線に沿って電線保持具1を断面視した場合において、凹部41,51,61の底面は円弧形状に形成されている。開口端部43,44が円弧部42の円弧形状の両端を形成しており、開口端部53,54が円弧部52の円弧形状の両端を形成している。
断面円弧形状の凹部41の当該断面における相対する開口端部43,44同士を結ぶ線分(つまり、円弧部42の円弧形状の両端である開口端部43,44間の直線距離)の長さを、凹部41の差し渡し寸法Lとする。この凹部41(51,61)の差し渡し寸法Lが、電線保持具1によって保持される電線の直径の85%以上となるように、凹部41,51,61は形成される。凹部41,51,61の差し渡し寸法Lが電線の直径に対して小さすぎると、電線を凹部41,51,61に嵌入させる作業効率が低下する。そこで、凹部41,51,61の差し渡し寸法Lを電線の直径の85%以上とすることにより、複数本の電線を結束する際の作業効率を向上させることができる。
一方、凹部41,51,61の差し渡し寸法Lが大きすぎると、凹部41,51,61内で電線の位置が安定せず、電線を結束する際の電線保持具1に対する電線の相対的な位置合わせが困難となる。そこで、凹部41,51,61の差し渡し寸法Lを電線の直径の115%以下とすることにより、より効率的に複数本の電線を結束する際の電線の相対的な位置合わせを行なうことができる。
また、円弧部42,52,62の円弧形状の中心をなす点を、中心点Cとする。凹部51の円弧形状の中心点Cと、円弧部52の2箇所の端部である開口端部53,54とを結ぶ2本の線分が、中心点Cにおいて交差して形成する角度を、円弧角θとする。この凹部51(41,61)の円弧角θが、150°以上210°以上であるような円弧形状を有するように、凹部41,51,61は形成される。
円弧角θが小さすぎると、電線に対して対向する円弧部42,52,62の表面積が小さくなり、電線の相対的な位置合わせが困難になる。一方円弧角θが大きすぎると、凹部41,51,61が外部に対し開口する開口部が小さくなるので、凹部41,51,61への電線の嵌入作業が困難になる。そこで、凹部41,51,61の底面を形成する円弧部42,52,62を、円弧角θが150°以上210°以上である円弧形状とするように、凹部41,51,61を形成することによって、複数本の電線を結束する際の作業効率を向上させることができる。
また、2つの隣接する凹部である凹部41,61の底面をなす円弧部42,52の、円弧形状の中心点C同士を結ぶ直線(図2中に二点鎖線で図示)を考える。この直線は壁部11と交差している。壁部11の両側面には凹部41,61が形成されており、円弧部42,52の中心点Cを結ぶ直線は、壁部11の薄肉部13と交差する。上記直線と交差する箇所において、壁部11は、壁厚tを有している。また、凹部61の円弧部62は、半径rを有する円弧形状に形成されている。この壁部11(21,31)の壁厚tを、円弧部62(42,52)の円弧形状の半径rの1/2以下とするように、壁部11,21,31は形成される。
電線保持具1に保持された状態の複数本の電線間の距離が小さいほど電線のインダクタンスが低減できるので、壁厚tを半径rの1/2以下とすることによって、より効果的にインダクタンスを低減することができる。一方、壁厚tを小さくしすぎると電線保持具1の製造が困難となり、また電線保持具1の強度が低下するので、壁厚tの下限値を半径rの1/4以上と定めることができる。
以上のような構成を有する電線保持具1を用いて、複数本の電線を結束する結束方法について説明する。図4〜図6は、電線保持具を用いて電線を結束する過程を示す斜視図である。結束される電線90は、被覆電線であって、金属に代表される電気伝導率の高い材料により形成される長尺線状の導電部91の回りに、樹脂に代表される絶縁性材料により形成される断面円環形状の絶縁部92が設けられている。絶縁部92は、導電部91の周囲を被覆している。
実施の形態1の電線保持具1は、3つの壁部11,21,31を備えており、隣接する2つの壁部の間の、隣接する2つの壁部の相対向する対向面に亘って、電線90を保持するための3つの凹部41,51,61が形成されている。この電線保持具1によって、3本の電線90を相対的に位置合わせして結束することができる。
電線保持具1を用いて3本の電線を結束する場合、まず図4に示すように、電線保持具1および3本の電線90を準備する。続いて図5に示すように、凹部41,51,61にそれぞれ電線90を嵌入させる。このとき電線90は、電線保持具1の回転対称軸である軸線Oに沿うように配置される。電線90の断面形状は円形であって、絶縁部92の外周形状は円形であるので、電線90は、断面円弧形状の円弧部42,52,62を底面とする凹部41,51,61の内部に収容される。電線90の外周面が円弧部42,52,62に対向して、電線90は凹部41,51,61の内部に配置される。このようにして、電線90同士の相対的な位置合わせが可能とされている。
続いて図6に示すように、電線保持具1および凹部41,51,61内に嵌入された3本の電線の周囲を、たとえば樹脂製の結束バンドなどのバンド状の結束具99で取り囲み、電線90を結束する。結束具99は、3つの壁部11,21,31の先端部14,24,34に接触するように、電線保持具1の周囲を取り囲んで配設される。結束具99を用いて電線90を結束することにより、電線90が電線保持具1に対して固定され、図6に示す電線結束構造を得ることができる。
図6に示す実施の形態1の電線結束構造は、電線保持具1と、電線保持具1の凹部41,51,61に嵌入された3本の電線90と、壁部11,21,31の先端部14,24,34に接触するように電線保持具1の周囲を取り囲んで配設され電線90を結束するバンド状の結束具99とを備える。この電線結束構造によると、電線保持具1の凹部41,51,61に電線90を嵌入して電線90同士の相対的な位置合わせを容易に行なうことができるので、電線90の結束作業の作業効率を向上でき、結束作業に要する工数を低減することができる。
バンド状の結束具99は、壁部11,21,31の先端部14,24,34に接触して電線90を結束しているので、ガラステープで電線を巻く従来の電線結束構造と同様に、電線90を傷つけることなく結束することができる。ガラステープを各電線に巻く場合、結束具99により結束される部位をあわせてガラステープの巻き位置を決定する必要があり、高品質な結束構造を得るためには結束作業を行なう作業者の熟練が必要であった。これに対し、本実施の形態の電線結束構造では、電線保持具1の凹部41,51,61に電線90を組付ける簡単な作業によって、電線90同士の相対的な位置合わせを容易に行なうことができる。したがって、作業者を選ばずとも、電線結束構造の品質の均一性を向上させることができる。
1kV以上の電圧を印加する場合、サージ電圧の抑制のために電線のインダクタンスを低減することが一層重要視される。特に、3kV程度の電圧を印加する場合、コロナの発生が懸念されるので、電線のインダクタンスの低減は必須である。実施の形態1の電線結束構造により高圧電線を結束すると、結束される高圧電線同士を近接させて結束することが容易に可能であり、サージ電圧を容易に低減することができる。つまり、結束される電線90が1kV以上の電圧を印加する高圧電線であれば、より好適に本実施の形態の電線結束構造を用いることができる。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2の電線保持具を示す斜視図である。図8は、図7に示す電線保持具の正面図である。図7および図8に示す実施の形態2の電線保持具101は、4つの壁部111,121,131,141を備え、4本の電線を結束可能である点で、実施の形態1の電線3本用の電線保持具1と異なっている。
実施の形態1と同様に、実施の形態2の壁部111,121,131,141は、回転対称に形成されており、回転対称軸である軸線Oに直交する方向に立設されており、軸線Oに沿って延在する。対向する壁部111,121,131,141の間には、電線を保持するための断面円弧形状の凹部151,161,171,181が形成されている。凹部151,161,171,181の底面は、円弧形状の円弧部152,162,172,182により形成されている。
凹部151,161,171,181の差し渡し寸法L(つまり、円弧部152の円弧形状の両端である開口端部153,154間の直線距離)は、電線の直径の85%以上である。凹部151,161,171,181は、凹部161の円弧形状の中心点Cと、円弧部162の2箇所の端部である開口端部163,164とを結ぶ2本の線分が形成する角度である円弧角θが、150°以上210°以下である断面円弧形状に形成されている。
壁部111,121,131,141は、2つの隣接する凹部151,161,171,181の円弧形状の中心点C同士を結ぶ直線と交差する箇所、たとえば壁部141の薄肉部143において、凹部151,161,171,181の円弧形状の半径rの1/2以下の壁厚tを有する。
複数本の電線を結束する際に、実施の形態2の電線保持具101を用いて、複数本の電線を凹部151,161,171,181に嵌入させて軸線Oに沿うように配置させることにより、電線の相対的な位置合わせを容易に行なうことができる。したがって、複数本の電線を結束する際に、ガラステープを電線の一本一本に巻く作業を省略することができるので、作業効率を向上させることができ、電線の結束作業に要する工数を大幅に低減することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の電線保持具および電線結束構造は、電力変換装置などに用いられる高圧電線の保持具および結束構造に、特に有利に適用され得る。

Claims (4)

  1. 複数本の電線(90)を結束する際に前記電線(90)の相対的な位置合わせを行なう電線保持具(1)であって、
    回転対称に形成されており、回転対称軸に直交する方向に立設され前記回転対称軸に沿って延在する、複数の壁部(11,21,31)を備え、
    対向する前記壁部(11,21,31)の間には、前記電線(90)を保持するための断面円弧形状の凹部(41,51,61)が形成されており、
    前記凹部(41,51,61)の差し渡し寸法は、前記電線の直径の85%以上であって、
    前記電線(90)を前記凹部(41,51,61)に嵌入させて前記回転対称軸に沿うように配置させることにより前記電線(90)の位置合わせを可能とする、電線保持具(1)。
  2. 前記凹部(41,51,61)は、円弧角が150°以上210°以下である断面円弧形状に形成されている、請求の範囲第1項に記載の電線保持具(1)。
  3. 前記壁部(11,21,31)は、2つの隣接する前記凹部(41,51,61)の円弧形状の中心同士を結ぶ直線と交差する箇所において、前記凹部(41,51,61)の円弧形状の半径の1/2以下の壁厚を有する、請求の範囲第1項に記載の電線保持具(1)。
  4. 請求の範囲第1項から第3項のいずれかに記載の電線保持具(1)と、
    前記凹部(41,51,61)に嵌入された複数本の電線(90)と、
    複数の前記壁部(11,21,31)の先端部(14,24,34)に接触するように前記電線保持具(1)の周囲を取り囲んで配設され、前記電線(90)を結束するバンド状結束具(99)と、を備える、電線結束構造。
JP2010531665A 2008-09-30 2008-09-30 電線保持具および電線結束構造 Active JP5122652B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/067726 WO2010038269A1 (ja) 2008-09-30 2008-09-30 電線保持具および電線結束構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010038269A1 true JPWO2010038269A1 (ja) 2012-02-23
JP5122652B2 JP5122652B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=42073064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010531665A Active JP5122652B2 (ja) 2008-09-30 2008-09-30 電線保持具および電線結束構造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20110147543A1 (ja)
EP (1) EP2330705B1 (ja)
JP (1) JP5122652B2 (ja)
CN (1) CN102165660B (ja)
ES (1) ES2443121T3 (ja)
WO (1) WO2010038269A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120285740A1 (en) * 2011-05-10 2012-11-15 Tyco Electronics Corporation Cable assembly
JP5729205B2 (ja) * 2011-08-05 2015-06-03 住友電装株式会社 電線保持具
CN103090109A (zh) * 2011-10-27 2013-05-08 泛达公司 线束隔开装置
WO2016114495A1 (ko) * 2015-01-16 2016-07-21 엘에스전선 주식회사 심해용 엄비리컬 케이블
US20170299091A1 (en) * 2016-04-19 2017-10-19 STM Venture Partners Inc. Multi-line conduit assemblies
JP6719277B2 (ja) * 2016-05-25 2020-07-08 株式会社豊田中央研究所 単位フレーム、車両フレーム
JP7052430B2 (ja) * 2018-03-06 2022-04-12 トヨタ自動車株式会社 紐状物結束具
JP6580204B1 (ja) * 2018-05-21 2019-09-25 三菱電機株式会社 ブラシモータ
WO2020074960A1 (en) 2018-10-11 2020-04-16 Nvent Services Gmbh Device and methods for armoring heat shrink kits for impact and flammability protection
EP3865707A1 (en) * 2020-02-13 2021-08-18 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Self-clamping cable guard for clamping power cables of a power cable bundle of a cable support arrangement in a wind turbine, cable support arrangement and wind turbine
US11898682B2 (en) * 2021-10-15 2024-02-13 General Electric Company System for spacing and fastening tubular structures
CN218603081U (zh) * 2022-10-24 2023-03-10 秦山电缆集团有限公司 电缆固定用的扎带

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3092360A (en) * 1962-02-08 1963-06-04 Boeing Co Positive locking fairlead for electrical cables
JPS519929B1 (ja) * 1967-05-04 1976-03-31
US5027478A (en) * 1986-01-31 1991-07-02 Suhr Robert N Coiling clamp for linear flexible material
JPH0253588U (ja) * 1988-10-11 1990-04-18
JP2545075Y2 (ja) * 1991-05-24 1997-08-25 日本大洋海底電線株式会社 ケーブル布設スペーサ
US5742982A (en) * 1996-11-25 1998-04-28 Siecor Corporation Cable strain relief apparatus
JP2001327053A (ja) * 2000-05-19 2001-11-22 Kajima Corp ケーブル支持具
US20030173470A1 (en) * 2002-03-12 2003-09-18 Geiger Gerard G. Conduit Isolator Mount
JP2003284216A (ja) 2002-03-25 2003-10-03 Nikkai Ns Kk 多条ケ−ブル布設スペ−サ
JP2004048972A (ja) * 2002-05-23 2004-02-12 Reichle & De Massari Ag 通信ケーブルの漏話防止配線方法、通信ケーブル用漏話防止部材及び通信ケーブル用漏話防止具
US6710249B1 (en) * 2002-09-13 2004-03-23 Sandra L. Denton Wire separator
JP4422451B2 (ja) * 2003-08-27 2010-02-24 鉄志 吉田 作業現場における線材の集束保持具

Also Published As

Publication number Publication date
ES2443121T3 (es) 2014-02-17
JP5122652B2 (ja) 2013-01-16
US20110147543A1 (en) 2011-06-23
EP2330705A1 (en) 2011-06-08
EP2330705B1 (en) 2013-10-30
CN102165660A (zh) 2011-08-24
EP2330705A4 (en) 2012-10-31
CN102165660B (zh) 2013-12-11
WO2010038269A1 (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5122652B2 (ja) 電線保持具および電線結束構造
US10263486B2 (en) Rotary electric machine stator
KR101605642B1 (ko) 도체선 및 회전전기
JP5849802B2 (ja) 回転電機及びセグメントの製造方法
JP5683008B2 (ja) モータコア、ステータ及びステータの製造方法
WO2014007176A1 (ja) ステータ
JP2013005541A (ja) バスバーの成形方法、バスバー
US10978928B2 (en) Electrical distribution member
JP6124493B1 (ja) 内燃機関用回転電機およびそのステータ
JP6893967B2 (ja) モーター固定子の結線装置
WO2012127658A1 (ja) コアの巻線方法及びステータ
US10778072B2 (en) Electrical conductor bending method and apparatus
JP2021065078A (ja) モーター固定子の結線装置
JP2013211990A (ja) レゾルバのステータ及びステータ組立体の製造方法
JP6838576B2 (ja) ワイヤハーネス
US10763719B2 (en) Stator
JP6093266B2 (ja) セグメントコイル及びステータ
JP2013037805A (ja) 絶縁電線及びワイヤハーネス
CN107615622B (zh) 定子
JP2019134574A (ja) ステータの製造方法、導線の溶接方法、ステータの製造装置および導線の溶接装置
JP6715636B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス
JP7188370B2 (ja) 電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器
JP7252082B2 (ja) 回転電機
US20150372551A1 (en) Structure of stator
JP6278993B2 (ja) 配線接続用クリップ及びステータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5122652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250