JPWO2010004645A1 - 光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法 - Google Patents

光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010004645A1
JPWO2010004645A1 JP2010519607A JP2010519607A JPWO2010004645A1 JP WO2010004645 A1 JPWO2010004645 A1 JP WO2010004645A1 JP 2010519607 A JP2010519607 A JP 2010519607A JP 2010519607 A JP2010519607 A JP 2010519607A JP WO2010004645 A1 JPWO2010004645 A1 JP WO2010004645A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording layer
recording
focus
focus jump
spherical aberration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2010519607A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 充
充 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2010004645A1 publication Critical patent/JPWO2010004645A1/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08511Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with focus pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1392Means for controlling the beam wavefront, e.g. for correction of aberration
    • G11B7/13925Means for controlling the beam wavefront, e.g. for correction of aberration active, e.g. controlled by electrical or mechanical means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0009Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers

Abstract

複数の記録層における両端の記録層のうちの現在の合焦記録層より目的の記録層に近い方の一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために球面収差補正手段を制御してからフォーカスアクチュエータを制御して一端の記録層へのフォーカスジャンプを行い、その後、一端の記録層から少なくとも1記録層だけ目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために球面収差補正手段を制御してからフォーカスアクチュエータを制御して他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了する光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法。

Description

本発明は、多記録層を有する光記録媒体用の光ピックアップ装置及び記録層間のフォーカスジャンプ方法に関する。
通常、単一の記録層を備えた光ディスクに対して記録又は再生のためにレーザビームを照射する光ピックアップ装置において対物レンズやその他の光学素子を備える光学系は、光ディスクの照射表面から記録層までの深さが予め定められた特定値である場合にレーザビームの球面収差がゼロとなるように設計される。よって、その記録層までの深さが特定値とは異なると、その深さの誤差に応じた球面収差が発生することになる。多数の記録層が積層された光ディスクにおいては、保護層や記録層間の中間層のトータルの厚みが記録層毎に異なるため、記録層ごとに異なる球面収差の値をもつことが通常である。そのため光ディスクについて情報の読み取り及び書き込みを行う光ピックアップ装置においては、エキスパンダレンズや液晶素子等の球面収差補正手段が必要となる。球面収差補正手段により球面収差を最良の補正状態とすることにより、読取信号の振幅と共にフォーカスエラー信号等のサーボ信号の振幅が最大となり、再生信号品質も最良となる。
図1(a)は16の記録層を有する光ディスクにおいて第5記録層に読取光であるレーザビームの焦点を合わせて再生を行っている状態を示し、図1(b)はレーザビームの焦点位置を変化させて各記録層の位置に対応したフォーカスエラー信号の振幅を示している。なお、その光ディスクにおいてレーザビームの照射側の表面に最も近い記録面が第1記録層であり、最奥の記録層が第16記録層である。第5記録層について球面収差補正を最適化しているために図1(b)に示すように、フォーカスエラー信号の振幅は第5記録層の部分で最大となり、第5記録層から離れた記録層になるほど減少する。
図2は図1(b)のフォーカスエラー信号の振幅を拡大して示しており、レーザビームが記録層で合焦しているときフォーカスエラー信号は0Vとなる。ここで、合焦とは記録層に焦点が合っていることである。フォーカスエラー信号のゼロクロス点A,B,C,D,Eが第3記録層、第4記録層、第5記録層、第6記録層、第7記録層に各々合焦した状態に対応している。フォーカスエラー信号は第5記録層を中心に第3〜7記録層の範囲では十分なる振幅を得ることができるので、第5記録層に合焦した状態から第3〜7記録層内で他の記録層にフォーカスジャンプする場合に、そのフォーカスエラー信号を用いて合焦させることができる。
しかしながら、第5記録層から例えば、図3(a)に矢印で示すように、第13記録層の如きかなり離れた目的の記録層にフォーカスジャンプする場合には、そのジャンプ先の記録層では図3(b)に符号Xで示す部分のようにフォーカスエラー信号の振幅が生じないので、そのフォーカスエラー信号をそのまま用いることはできない。
これに対処する方法としては、現在の合焦記録層から目的の記録層側に1記録層だけフォーカスジャンプすると共に適切な球面収差の補正を行ってそれを繰り返して目的の記録層にフォーカスジャンプする方法がある。また、現在の合焦記録層と目的の記録層との中間位置又は目的の記録層において適切な球面収差の補正を行って目的の記録層にフォーカスジャンプする方法が公知である(特許文献1及び2参照)。
特開2003−16660号公報 特開2002−157750号公報
しかしながら、前者の従来の方法においては、1記録層ずつのフォーカスジャンプの繰り返しとなるため現在の合焦記録層から目的の記録層が離れている場合には、フォーカスジャンプ完了までに多くの時間がかかるという問題がある。後者の従来の方法においては、現在の合焦記録層と目的の記録層との間が離れていると、図4(b)に示すように、フォーカスジャンプ中にフォーカスエラー信号の振幅が生成されない範囲が生じるので、ジャンプした記録層の数をフォーカスエラー信号のゼロクロスにより計数することができないだけでなく、レーザビームの焦点が目的の記録層付近に近づくと図4(a)に示すように、目的の記録層を含む複数の記録層についてフォーカスエラー信号が生じ、そのフォーカスエラー信号に応じて目的の記録層以外の記録層に引き込まれる可能性があるので、目的の記録層に確実にフォーカスジャンプするとは限らないという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題には、上記の欠点が一例として挙げられ、複数の記録層が積層された光記録媒体において目的の記録層に短時間で確実にフォーカスジャンプすることができる光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の光ピックアップ装置は、複数の記録層が積層された光記録媒体に対して情報の光学的な読み取り又は書き込みを行う光ピックアップ装置であって、読み取り又は書き込み用のレーザビームを発する光源と、前記光源から発せられた前記レーザビームを対物レンズを介して前記光記録媒体に照射させる光学系と、前記レーザビームが少なくとも複数の記録層の範囲内で合焦するように前記対物レンズをその光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光学系において前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に設けられ、前記光記録媒体を含む光学系において発生する球面収差を最適化補正するための球面収差補正手段と、前記フォーカスアクチュエータ及び前記球面収差補正手段各々を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の記録層のうちの現在の合焦記録層から目的の記録層にフォーカスジャンプする指令が発生すると、前記複数の記録層における両端の記録層のうちの前記現在の合焦記録層より前記目的の記録層に近い方の一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行う第1行程手段と、前記第1行程手段による前記一端の記録層へのフォーカスジャンプの完了後、前記一端の記録層から少なくとも1記録層だけ前記目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して前記目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了する第2行程手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に係る発明のフォーカスジャンプ方法は、複数の記録層が積層された光記録媒体に対して光源から発せられた前記レーザビームを対物レンズを介して照射させる光学系と、前記レーザビームが少なくとも複数の記録層の範囲内で合焦するように前記対物レンズをその光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光学系において前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に設けられ、前記光記録媒体を含む光学系において発生する球面収差を最適化補正するための球面収差補正手段と、を備えた光ピックアップ装置において前記複数の記録層のうちの現在の合焦記録層から目的の記録層にフォーカスジャンプするフォーカスジャンプ方法であって、前記複数の記録層における両端の記録層のうちの前記現在の合焦記録層より前記目的の記録層に近い方の一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行う第1行程と、前記第1行程の完了後、前記一端の記録層から少なくとも1記録層だけ前記目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して前記目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了する第2行程と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に係る発明の光ピックアップ装置及び請求項7に係る発明のフォーカスジャンプ方法によれば、現在の合焦記録層から目的の記録層に向けて直接フォーカスジャンプを行うのではなく、一旦、複数の記録層の両端の記録層のうちの現在の合焦記録層より目的の記録層に近い一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行ってその一端の記録層にフォーカスジャンプすることが行われるので、正確な引き込みが難しい中間の記録層へのフォーカスジャンプに比べて確実性がある。よって、一端の記録層へのフォーカスジャンプ後、一端の記録層から目的の記録層に向けて少なくとも1記録層ずつ球面収差の最適化補正及びフォーカスジャンプを行い、それを繰り返しながら目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了するので、複数の記録層が積層された光記録媒体において目的の記録層に短時間で確実にフォーカスジャンプすることができる。特に、現在の合焦記録層から目的の記録層までの記録層の数より目的の記録層から一端の記録層までの記録層の数が少ない場合にフォーカスジャンプ完了まで時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図5は、本発明による光ピックアップ装置の構成を示す図である。この光ピックアップ装置は、光学系と信号処理系とからなり、多数の記録層が積層された光ディスク10に対して情報の書き込み/読み取りを光学的に行う。この実施例では光ディスク10にはn個(例えば、16)の記録層が形成されているとする。
光学系は光源1、コリメータレンズ2、ビームスプリッタ3、エキスパンダレンズ4、対物レンズ5、集光レンズ6、及び受光素子7を備えている。信号処理系は信号処理回路11、コントローラ12、対物レンズ駆動回路13、及び球面収差補正素子駆動回路14を備えている。
光源1はレーザビームを出射する半導体レーザ素子である。コリメータレンズ2は光源1によって出射されたレーザビームを平行光に変換してビームスプリッタ3に供給する。ビームスプリッタ3はコリメータレンズ2から供給された平行レーザビームをそのままエキスパンダレンズ4に供給する。エキスパンダレンズ4は球面収差補正素子であり、第1及び第2の補正レンズ4a,4bを備え、第2の補正レンズ4bはアクチュエータ4cによって駆動され、光軸方向に移動可能にされている。第2の補正レンズ4bの位置を変更することにより第1及び第2の補正レンズ4a,4b間の距離が変化して光ディスク10の記録層毎の球面収差補正が可能にされている。エキスパンダレンズ4を通過したレーザビームは対物レンズ5に供給される。対物レンズ5は平行光のレーザビームを収束させる。この対物レンズ5にはアクチュエータ5aが備えられている。アクチュエータ5aは対物レンズ5を光軸方向に移動させるフォーカシング部分と、対物レンズ5を光軸に垂直なディスク半径方向に移動させるトラッキング部分とからなる。フォーカシング部分により光ディスク10のn個の記録層のいずれか1の記録層にレーザビームを合焦させることができ、トラッキング部分によりその1の記録層においてトラック上にレーザビームの光スポットを位置させることができる。
光ディスク10のいずれかの記録層で反射したレーザビームは対物レンズ5、そしてエキスパンダレンズ4を介して平行光のレーザビームとしてビームスプリッタ3に戻る。ビームスプリッタ3はその反射レーザビームをその入射に対してほぼ90度の角度で反射して集光レンズ6に供給する。集光レンズ6は反射レーザビームを受光素子7の受光面に集光させてそこにスポットを形成させる。受光素子7は例えば、4分割の受光面を有し、分割面毎に受光強度に応じたレベルの電圧信号を生成する。
信号処理回路11は受光素子7の出力電圧信号に応じて記録情報の読取信号であるRF信号の他に、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等のサーボ信号を生成する。フォーカスエラー信号の生成のためには例えば、非点収差法等の公知の信号生成方法を用いることができる。トラッキングエラー信号の生成のためには例えば、プッシュプル法等の公知の信号生成方法を用いることができる。
コントローラ12は信号処理回路11からサーボ信号を受け、対物レンズ5によるトラッキング及びフォーカシングの制御のために対物レンズ駆動回路13にトラッキング制御信号及びフォーカシング制御信号を供給し、エキスパンダレンズ4による球面収差補正制御のために球面収差補正素子駆動回路14に球面収差補正制御信号を供給する。球面収差補正制御信号としては合焦されるべき記録層に最適な球面収差補正値を示す信号が生成される。すなわち、記録層毎に最適な球面収差補正値がデータテーブルとして記憶されており、合焦されるべき記録層に対応した球面収差補正値がそのデータテーブルから抽出されて抽出の球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号が生成される。通常、トラッキング制御信号はトラッキングエラー信号がゼロレベルになるように生成され、フォーカシング制御信号はフォーカスエラー信号がゼロレベルになるように生成される。
対物レンズ駆動回路13はトラッキング制御信号に応じてアクチュエータ5aのトラッキング部分を駆動して対物レンズ5を光軸に垂直なディスク半径方向に移動させ、フォーカシング制御信号に応じてアクチュエータ5aのフォーカシング部分を駆動して対物レンズ5を光軸方向に移動させる。球面収差補正素子駆動回路14は球面収差補正制御信号に応じてアクチュエータ4cを駆動して第2の補正レンズ4bをその光軸方向に移動させる。
かかる構成の光ピックアップ装置において、光ディスク10の記録層の再生層の変更があるときにはフォーカスジャンプ指令がコントローラ12に供給される。フォーカスジャンプ指令は本光ピックアップ装置が備えられる例えば、光ディスク再生装置で発せられる。フォーカスジャンプ指令にはジャンプ先の目的記録層が示されるとする。ここで、図6に示すように、ディスク10の最も一方の表面側に位置する記録層を第1記録層とし、一方の表面とは反対側の面である他方の表面側に最も近い記録層を第n記録層とする。更に、現在読み取り可能な記録層、すなわちレーザビームスポットの現在の合焦記録層を第k記録層とし、目的記録層を第m記録層とする。1≦k≦n,1≦m≦nである。なお、ディスク10の一方の表面はレーザビームが照射される側の面である。
コントローラ12はフォーカスジャンプ指令が供給されると、フォーカスジャンプ動作を開始する。フォーカスジャンプ動作においては、図7に示すように、先ず、目的の第m記録層は第1記録層及び第n記録層のいずれ側にあるかを判別する(ステップS1)。
目的の第m記録層が一方の表面から最奥の第n記録層側にある場合、すなわち|n−m|<m−1の場合には第m記録層から第n記録層までの記録層数の方が現在の第k記録層から目的の第m記録層までの記録層数より少ないか否かを判別する(ステップS2)。これは現在の第k記録層から最奥の第n記録層側の第m記録層までフォーカスジャンプする際に直接、第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプして進むより一旦、最奥の第n記録層にフォーカスジャンプしてから目的の第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプした方が短時間で済むか否かの判別である。|n−m|<|m−k|ならば、目的の第m記録層から最奥の第n記録層までの記録層数の方が少ない故に、短時間でのフォーカスジャンプが可能であるので、第n記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生し(ステップS3)、そして、第n記録層にフォーカスジャンプするために第n記録層に対応したフォーカシング制御信号を発生する(ステップS4)。そのステップS4の処理後は、ステップS8の処理に進む。
ステップS4のフォーカスジャンプ用のフォーカシング制御信号は図8に示すように、先ず、レーザービームの焦点を第n記録層より若干他方の表面側位置に移動させるように生成される(ステップS41)。そして、第n記録層より若干他方の表面側位置にある焦点位置が第n記録層に向けて徐々に変化するようにフォーカシング制御信号が生成され(ステップS42)、フォーカスエラー信号のレベル(振幅)が検出されたか否かが判別される(ステップS43)。第n記録層に近づくとレーザビームの反射光が得られるのでフォーカスエラー信号のレベルが生じるが、そのレベルが生じない場合にはステップS42に戻る。フォーカスエラー信号のレベルが生じたことが検出されると、フォーカスエラー信号がゼロクロス点に収束するようにフォーカスエラー信号に応じてフォーカシング制御信号が生成される(ステップS44)。その後、フォーカスエラー信号のゼロクロス点が検出されたか否かが判別される(ステップS45)。フォーカスエラー信号のゼロクロス点が検出されると第n記録層にフォーカスジャンプしたことになる。
図9(a)に示すように、ステップS41の処理により、レーザービームの焦点を第n記録層より若干他方の表面側に移動させるフォーカスジャンプJ1が生じる。次のステップS42の処理により焦点位置が符号J2のように移動する。第n記録層に近づくとフォーカスエラー信号のレベルが図9(b)に示すように生じることになる。ステップS43の判別でフォーカスエラー信号のレベルが検出されると、ステップS44の処理によりフォーカスエラー信号のゼロクロス点への引き込みが行われる。そのフォーカスエラー信号の最初のゼロクロス点が検出されたならば、これにより、第n記録層に合焦したことになる。ステップS45の処理が終了した時点では第n記録層が現在の第k記録層となる。
ステップS2において|n−m|≧|m−k|と判別したならば、目的の第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプした方が短時間で済むので、ステップS3及びS4を迂回してステップS8の処理に進む。
ステップS1において目的の第m記録層が第1記録層側にある場合、すなわち|n−m|≧m−1の場合には第m記録層から第1記録層までの記録層数の方が現在の第k記録層から第m記録層までの記録層数より少ないか否かを判別する(ステップS5)。これは現在の第k記録層から第1記録層側の目的の第m記録層までフォーカスジャンプする際に直接、第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプして進むより一旦、一方の表面側に最も近い第1記録層にフォーカスジャンプしてから第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプした方が短時間で済むか否かの判別である。m−1|<|m−k|ならば、第m記録層から第1記録層までの記録層数の方が少ない故に短時間のフォーカスジャンプが可能となるので、第1記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生し(ステップS6)、そして、第1記録層にフォーカスジャンプするために第1記録層に対応したフォーカシング制御信号を発生する(ステップS7)。そのステップS7の処理後は、ステップS8の処理に進む。
ステップS7のフォーカスジャンプ用のフォーカシング制御信号は図10に示すように、先ず、レーザービームの焦点を第1記録層より若干一方の表面側位置に移動させるように生成される(ステップS71)。そして、第1記録層より若干一方の表面側位置にある焦点位置が第1記録層に向けて徐々に変化するようにフォーカシング制御信号が生成され(ステップS72)、フォーカスエラー信号のレベル(振幅)が検出されたか否かが判別される(ステップS73)。第1記録層に近づくとレーザビームの反射光が得られるのでフォーカスエラー信号のレベルが生じるが、そのレベルが生じない場合にはステップS72に戻る。フォーカスエラー信号のレベルが生じたことが検出されると、フォーカスエラー信号がゼロクロス点に収束するようにフォーカスエラー信号に応じてフォーカシング制御信号が生成される(ステップS74)。その後、フォーカスエラー信号のゼロクロス点が検出されたか否かが判別される(ステップS75)。フォーカスエラー信号のゼロクロス点が検出されると第1記録層にフォーカスジャンプしたことになる。このステップS71〜S75の動作は第n記録層に合焦させる場合のS41〜S45の動作と同様である。ステップS75の処理が終了した時点では第1記録層が現在の第k記録層となる。
ステップS5においてm−1≧|m−k|と判別したならば、目的の第m記録層まで1記録層ずつフォーカスジャンプした方が短時間で済むので、ステップS6及びS7を迂回してステップS8の処理に進む。
ステップS8においては、現在の第k記録層と目的の第m記録層側にて隣接した記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生する。現在の第k記録層が目的の第m記録層より一方の表面側の記録層であれば、隣接した記録層は第k+1記録層であり、現在の第k記録層が第m記録層より他方の表面側の記録層であれば、隣接した記録層は第k−1記録層である。ステップS8の処理後、その隣接記録層にフォーカスジャンプするために隣接記録層に対応したフォーカシング制御信号を発生する(ステップS9)。ステップS9のフォーカスジャンプ用のフォーカシング制御信号は、焦点位置が隣接記録層に合焦するように生成される。フォーカスエラー信号のゼロクロス点が検出されたならば、そのゼロクロス点に収束させるようにフォーカスエラー信号に応じてフォーカシング制御信号が生成される。
ステップS9の処理後は、焦点位置が目的の第m記録層に達したか否かを判別する(ステップS10)。すなわち、ステップS8及びS9の処理を実行する毎に現在の第k記録層は第m記録層に近づくので、k=mとなったとき焦点位置が目的の第m記録層に達したと判別される。k≠mであれば、焦点位置が目的の第m記録層に達していないので、ステップS8及びS9の処理を繰り返すことになる。
例えば、16の記録層を有する光ディスクにおいて第5記録層での再生状態にあるときに、第13記録層へのフォーカスジャンプ指令がコントローラ12に供給されたとする。このフォーカスジャンプ指令に応答して上記したに実行されるコントローラ12のフォーカスジャンプ動作によって焦点位置は図11に矢印で示すように移動する。すなわち、先ず、第16記録層にフォーカスジャンプし、その後、第15記録層へのフォーカスジャンプ、第14記録層へのフォーカスジャンプ、そして第13記録層へのフォーカスジャンプを行って第13記録層に合焦させることになる。なお、図11では第5記録層からのフォーカスジャンプ後、第16記録層より若干他方の表面側位置に合焦することは省略している。
また、同様に、16の記録層を有する光ディスクにおいて第5記録層での再生状態にあるときに、第8記録層へのフォーカスジャンプ指令がコントローラ12に供給された場合には、図12に矢印で示すように、第6記録層へのフォーカスジャンプ、第7記録層へのフォーカスジャンプ、そして第8記録層へのフォーカスジャンプを行って第8記録層に合焦させることになる。
このように、現記録層から目的の記録層までの記録層数よりも目的の記録層から複数の記録層のいずれか一端の記録層までの記録層数の方が少ない場合には、現記録層から一端の記録層にフォーカスジャンプするという第1行程と、その後、他端の記録層側に1記録層ずつフォーカスジャンプを繰り返して目的の記録層に合焦させるという第2行程とが行われる。記録層間のフォーカスジャンプでは、その回数がフォーカスジャンプ完了までに要する時間を支配している。従って、現在の記録層から直接、目的の記録層に向かって1記録層ずつのフォーカスジャンプを行っていく場合のジャンプの回数よりも、上記の第2行程におけるフォーカスジャンプの回数が少ない場合には短時間での目的の記録層へのフォーカスジャンプが可能である。よって、現記録層から目的の記録層までの記録層数が目的の記録層から複数の記録層のいずれか一端の記録層までの記録層数より多いほど、フォーカスジャンプの際の時間の短縮化を図ることができるので、上記の第1行程と第2行程とによるフォーカスジャンプは有効である。
また、現記録層から一端の記録層にフォーカスジャンプするという第1行程の前に一端の記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生することにより、一端の記録層前後にフォーカスが位置した場合に十分な振幅のフォーカスエラー信号を信号処理回路11から得ることができ、第1行程での一端の記録層へのフォーカスの引き込みを確実に実行することができる。
なお、第1行程で現記録層からディスクの一方の表面側に最も近い一端の記録層を目的の記録層としてフォーカスジャンプする際には、先ず、ディスクの一方の表面にフォーカスジャンプしてから、目的の記録層へと順次フォーカスジャンプを行っても良い。超多層ディスクでは奥の記録層までレーザビームの光を届かせる必要があるため、1記録層当たりの反射率は非常に小さく設計されることが一般的である。そのためディスク表面に反射防止コートを施してある状態でも、ディスク表面の反射率の方が記録層の反射率よりも大きくなる場合がある。この場合には一方の表面側の第1記録層へのフォーカスジャンプを行うよりも、ディスクの一方の表面へのフォーカスジャンプの方がより確実となる。更に、ディスクの構造によるが、一方の表面と第1記録層との間隔の方が記録層間の間隔よりも大きくなっている場合には、ディスクの一方の表面へのフォーカスジャンプの確実性がより高くなるので、その後の第1記録層へのフォーカスジャンプも確実なものとなり、誤動作を防止することができる。なお、ディスク表面にフォーカスジャンプする際にはその直前にディスク表面の位置に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生することが行われる。
また、記録型の多層ディスクの場合には第1行程で現記録層からディスク表面側の一端の記録層へのフォーカスジャンプ際には、先ず、サーボ用のガイドトラック層にフォーカスジャンプしてから、目的の記録層へと順次フォーカスジャンプを行っても良い。記録型の超多層ディスクでは、ディスク製造のコストや容易さから、記録層毎にガイドトラックを設けず、記録層とは別の独立したガイドトラック層を設け、図13〜図15に示すように、ガイド光としてのレーザビームでガイドトラックをトレースしながら、記録再生光としてのレーザビームで記録層に対して記録や再生を行う方式が採られる。ガイドトラック層の位置は、最奥の記録層とディスクの他方の表面との間やディスクの一方の表面と第1記録層との間、或いは記録層群の中間の位置などに置かれる。ガイドトラック層を備える場合、記録再生光の一部がガイドトラック層に反射して再生信号に漏れ込むことを防止するために、ガイドトラック層とそれに最も近い記録層との間隔は記録層同士の間隔よりも大きくされることが一般的である。従って、ガイドトラック層へのフォーカスジャンプは記録層へのフォーカスジャンプよりも確実に実行できる可能性が高いので、同様にフォーカスジャンプの際の誤動作を防止することができる。なお、ガイドトラック層にフォーカスジャンプする際にはその直前ガイドトラック層の位置に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生することが行われる。
上記した実施例においては、ステップS3では第n記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生しているが、第n記録層より若干他方の表面側の位置に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生しても良い。また、同様に、ステップS6では第1記録層に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生しているが、第1記録層より若干一方の表面側の位置に対応した球面収差補正値を示す球面収差補正制御信号を発生しても良い。フォーカスジャンプ先の記録層ではその記録層のみのフォーカスエラー信号が得られて、その隣接の記録層についてのフォーカスエラー信号は存在しない状態が最も望ましいが、実際には図3に示したようにフォーカスエラー信号の振幅は球面収差補正を最適化した記録層を中心としてなだらかに減少していくため、フォーカスジャンプ先の記録層に球面収差補正を最適化すると、その前後の記録層でもフォーカスエラー信号の振幅が十分に得られることになる。ディスクの最奥の第n記録層にジャンプするときにはそれより奥に記録層が存在しないことを利用して、球面収差補正値を更に奥の位置に合わせることで、最奥から2番目の第n−1記録層でのフォーカスエラー信号の振幅を十分小さくすることができ、最奥の第n記録層へのフォーカスジャンプをより確実なものにすることができる。このことは最も一方の表面側の第1記録層へのフォーカスジャンプの場合も同様である。
なお、上記した実施例においては、光記録媒体として複数の記録層が積層された光ディスクについて説明したが、形状が円盤状ではなく複数の記録層が積層された光メモリであっても良い。
また、上記した実施例においては、第1行程の完了後、第2行程では一端の記録層から1記録層ずつ目的の記録層へのフォーカスジャンプするが、1記録層ずつではなく2以上の記録層を一度にフォーカスジャンプして目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了しても良い。
更に、球面収差補正手段としては上記の実施例に示したエキスパンダレンズに限らず、液晶素子を用いたものでも良い。
本発明は記録層が5層以上積層された光記録媒体に対して有効であり、また、現在の合焦記録層から目的の記録層までの記録層数が目的の記録層から一端の記録層までの記録層の数より多いほどフォーカスジャンプの所要時間の短縮化の効果がより生じる。
多層光ディスクの第5記録層にレーザビームの焦点を合わせた再生状態及びフォーカスエラー信号の振幅波形を示す図である。 フォーカスエラー信号の振幅波形を示す図である。 第5記録層から第13記録層にフォーカスジャンプする場合に第13記録層付近でのフォーカスエラー信号の振幅波形例を示す図である。 第5記録層から第13記録層にフォーカスジャンプする際に球面収差の適正化補正をした場合のフォーカスの引き込み先及びフォーカスエラー信号の振幅波形例を示す図である。 本発明が適用された光ピックアップ装置の構成を示す図である。 多層光ディスクの複数の記録層のうちの現在の合焦記録層及び目的の記録層を示す図である。 図5の装置中のコントローラによるフォーカスジャンプ動作を示すフローチャートである。 図7のフォーカスジャンプ動作中における第n記録層へのフォーカスジャンプ動作を具体的に示すフローチャートである。 図8の第n記録層として第16記録層へのフォーカスジャンプ動作及びフォーカスエラー信号の振幅波形を示す図である。 図7のフォーカスジャンプ動作中における第1記録層へのフォーカスジャンプ動作を具体的に示すフローチャートである。 第5記録層から第13記録層にフォーカスジャンプする際の移動経路を示す図である。 第5記録層から第8記録層にフォーカスジャンプする際の移動経路を示す図である。 ガイドトラック層を有する多層光ディスクの構造を示す図である。 ガイドトラック層を有する多層光ディスクの構造を示す図である。 ガイドトラック層を有する多層光ディスクの構造を示す図である。
符号の説明
1 光源
3 ビームスプリッタ
4 エキスパンダレンズ
5 対物レンズ
7 受光素子
11 信号処理回路
12 コントローラ
13 対物レンズ駆動回路
14 球面収差補正素子駆動回路

Claims (7)

  1. 複数の記録層が積層された光記録媒体に対して情報の光学的な読み取り又は書き込みを行う光ピックアップ装置であって、
    読み取り又は書き込み用のレーザビームを発する光源と、
    前記光源から発せられた前記レーザビームを対物レンズを介して前記光記録媒体に照射させる光学系と、
    前記レーザビームが少なくとも複数の記録層の範囲内で合焦するように前記対物レンズをその光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータと、
    前記光学系において前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に設けられ、前記光記録媒体を含む光学系において発生する球面収差を最適化補正するための球面収差補正手段と、
    前記フォーカスアクチュエータ及び前記球面収差補正手段各々を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記複数の記録層のうちの現在の合焦記録層から目的の記録層にフォーカスジャンプする指令が発生すると、前記複数の記録層における両端の記録層のうちの前記現在の合焦記録層より前記目的の記録層に近い方の一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行う第1行程手段と、
    前記第1行程手段による前記一端の記録層へのフォーカスジャンプの完了後、前記一端の記録層から少なくとも1記録層だけ前記目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して前記目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了する第2行程手段と、を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記制御手段は、前記目的の記録層から前記一端の記録層までの記録層数が前記現在の合焦記録層から前記目的の記録層までの記録層数より少ないか否かを判別する判別手段を備え、
    前記目的の記録層から前記一端の記録層までの記録層数が前記現在の合焦記録層から前記目的の記録層までの記録層数より少ない場合に前記第1及び第2行程手段を実行し、
    前記目的の記録層から前記一端の記録層までの記録層数が前記現在の合焦記録層から前記目的の記録層までの記録層数以上である場合に前記現在の合焦記録層から少なくとも1記録層だけ前記目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して前記目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第1行程手段は、前記合焦記録層から前記一端の記録層側の前記一端の記録層と前記光記録媒体の一方の表面との間にフォーカスジャンプを行った後、前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行うことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1行程手段は、前記合焦記録層から前記一端の記録層側の前記光記録媒体の一方の表面にフォーカスジャンプを行った後、前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行うことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記光記録媒体は、前記複数の記録層各々に情報を書き込む際の光学的にトレースされるガイドトラック層を備え、
    前記第1行程手段は、前記合焦記録層から前記ガイドトラック層にフォーカスジャンプを行った後、前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行うことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記制御手段は、前記光記録媒体で反射された前記レーザビームの受光出力に応じて前記記録層に対する前記レーザビームの焦点位置のずれの程度を示すフォーカスエラー信号を生成する信号処理手段を備え、
    前記第1行程手段は、前記一端の記録層、前記他の記録層及び前記目的の記録層各々へのフォーカスジャンプを前記フォーカスエラー信号に応じて行うことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  7. 複数の記録層が積層された光記録媒体に対して光源から発せられた前記レーザビームを対物レンズを介して照射させる光学系と、前記レーザビームが少なくとも複数の記録層の範囲内で合焦するように前記対物レンズをその光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータと、前記光学系において前記光源と前記対物レンズとの間の光路上に設けられ、前記光記録媒体を含む光学系において発生する球面収差を最適化補正するための球面収差補正手段と、を備えた光ピックアップ装置において前記複数の記録層のうちの現在の合焦記録層から目的の記録層にフォーカスジャンプするフォーカスジャンプ方法であって、
    前記複数の記録層における両端の記録層のうちの前記現在の合焦記録層より前記目的の記録層に近い方の一端の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記一端の記録層へのフォーカスジャンプを行う第1行程と、
    前記第1行程の完了後、前記一端の記録層から少なくとも1記録層だけ前記目的の記録層側の他の記録層の位置に対応した球面収差の最適化補正を行うために前記球面収差補正手段を制御してから前記フォーカスアクチュエータを制御して前記他の記録層へのフォーカスジャンプを行い、それを繰り返して前記目的の記録層へのフォーカスジャンプを完了する第2行程と、を備えたことを特徴とするフォーカスジャンプ方法。
JP2010519607A 2008-07-11 2008-07-11 光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法 Ceased JPWO2010004645A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/062582 WO2010004645A1 (ja) 2008-07-11 2008-07-11 光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2010004645A1 true JPWO2010004645A1 (ja) 2011-12-22

Family

ID=41506776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010519607A Ceased JPWO2010004645A1 (ja) 2008-07-11 2008-07-11 光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110158078A1 (ja)
JP (1) JPWO2010004645A1 (ja)
WO (1) WO2010004645A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010118093A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09128806A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Nec Corp 光ディスク,光ディスク用情報アクセス方法およびその装置
JPH10289450A (ja) * 1997-04-16 1998-10-27 Pioneer Electron Corp フォーカスサーボ制御方法及び装置並びに情報記録再生装置
JPH11339276A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Sony Corp 光ディスク装置
JP2000215467A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Alpine Electronics Inc ディジタルディスクのフォ―カスサ―チ方法及び制御装置
JP2003077142A (ja) * 2001-06-22 2003-03-14 Pioneer Electronic Corp 光ピックアップのフォーカシング制御装置及び方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4276516B2 (ja) * 2003-10-20 2009-06-10 パイオニア株式会社 多層光記録媒体および光ピックアップ装置
US7773484B2 (en) * 2005-08-25 2010-08-10 Panasonic Corporation Optical disc device and control circuit for optical disc device
JP5358475B2 (ja) * 2010-02-15 2013-12-04 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 光ディスク装置およびフォーカス制御方法
JP5587247B2 (ja) * 2010-06-08 2014-09-10 パナソニック株式会社 多層光ディスクにおける層間ジャンプ方法および光ディスク装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09128806A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Nec Corp 光ディスク,光ディスク用情報アクセス方法およびその装置
JPH10289450A (ja) * 1997-04-16 1998-10-27 Pioneer Electron Corp フォーカスサーボ制御方法及び装置並びに情報記録再生装置
JPH11339276A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Sony Corp 光ディスク装置
JP2000215467A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Alpine Electronics Inc ディジタルディスクのフォ―カスサ―チ方法及び制御装置
JP2003077142A (ja) * 2001-06-22 2003-03-14 Pioneer Electronic Corp 光ピックアップのフォーカシング制御装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010004645A1 (ja) 2010-01-14
US20110158078A1 (en) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081092B2 (ja) 光記録媒体ドライブ装置及び追加記録方法
CN100412955C (zh) 光盘装置、聚焦位置控制方法和聚焦位置控制装置
US8111604B2 (en) Fabrication method of multilayer optical record medium and recording apparatus for multilayered optical record medium
US7277372B2 (en) Method and apparatus for recognizing optical discs, optical disc drive, and method and apparatus for distinguishing data storage layer
US8274875B2 (en) Optical disc device and focus control method
JPWO2008099706A1 (ja) 光ピックアップ装置
JP5091836B2 (ja) 多層光ディスクのフォーカスジャンプ方法
JP5403769B2 (ja) ガイド層分離型の光記録媒体、光記録媒体ドライブ装置及び記録層アクセス方法
JP2011048873A (ja) 光ディスク装置、光ピックアップ及び光記録媒体
JP4366326B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
KR101307541B1 (ko) 광정보저장매체 재생/기록 장치의 포커스 제어 방법 및 그장치
WO2010004645A1 (ja) 光ピックアップ装置及びフォーカスジャンプ方法
US20120069723A1 (en) Optical recording medium drive device and recording method
JP5417007B2 (ja) 光ディスク装置
JPH10289450A (ja) フォーカスサーボ制御方法及び装置並びに情報記録再生装置
JP5171219B2 (ja) 光ピックアップ装置および光再生装置
US7936645B2 (en) Optical disc device
JP5078743B2 (ja) 光ピックアップ装置および光メモリドライブ装置
US7280445B2 (en) Optical pick-up
CN102136283B (zh) 光盘装置、光盘装置的驱动方法
JP2015001998A (ja) 光記録装置およびその合焦制御方法
JP2006302420A (ja) 光ディスク記録再生方法
JP2008192221A (ja) 光ディスク装置におけるフォーカスサーボ方法
JP2011248978A (ja) 光ディスク装置及び光ディスク判別方法。
JP2012009091A (ja) 光記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20121225