JPWO2009122821A1 - シューズ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明のシューズ1は、伸縮性生地をアッパー2に用いたシューズであって、前記伸縮性生地は引っ張られた状態でソール3と一体化されている。また、本発明のシューズ1の製造方法は、伸縮性生地をアッパー2に用いたシューズの製造方法であって、ソール3のサイズより小さいサイズのラストをベースとしてアッパーパターンを作製する工程と、前記アッパーパターンをソール3のサイズに合致するラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパー2を作製する工程と、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパー2とソール3とを一体化する工程とを含む。

Description

本発明は、足とのフィット感を高めたシューズ及びその製造方法に関する。
従来から、シューズと足のフィット感を向上させるために様々な工夫がされてきた。例えば、特許文献1には、靴紐及び連結締緩調節バンドの締め付け調整により足とのフィット性を改良したシューズが開示されている。また、最近では、運動時に常に変化している足の変形を考慮して、運動時の足とのフィット性を改良したシューズも設計されている。例えば、特許文献2には、互いに斜向かいに配置されている足の踏まず部の内側面の一部を覆う内側伸縮部と足の外側面の一部を覆う外側伸縮部を備えた運動シューズが開示されている。
特開2000−50907号公報 特許第3780296号公報
しかし、前記特許文献1及び2に開示されたシューズは、運動時に足が屈曲した時に、シューズのアッパーに皺が発生し、シューズと足のフィット性が悪くなるという問題があった。
本発明は、前記の問題を解決するため、運動時に足が屈曲した時に、シューズのアッパーにおける皺の発生を小さくして、シューズと足のフィット感を高めたシューズ及びその製造方法を提供する。
本発明のシューズは、伸縮性生地をアッパー(シューズの甲被)に用いたシューズであって、前記伸縮性生地は引っ張られた状態でソール(シューズの靴底)と一体化されていることを特徴とする。
本発明のシューズの製造方法は、伸縮性生地をアッパーに用いたシューズの製造方法であって、ソールのサイズより小さいサイズのラストをベースとしてアッパーパターンを作製する工程と、前記アッパーパターンをソールのサイズに合致するラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーを作製する工程と、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーとソールとを一体化する工程とを含むことを特徴とする。
本発明のシューズは、運動時に足が屈曲した時に、伸縮性生地が縮むことでアッパーが足に追従し、それゆえ、アッパーの皺の発生が小さくなり、シューズと足のフィット感が高まる。また、本発明のシューズは、好ましくは幅広や甲高などの足のサイズの個人差に幅広く対応できる。また、本発明のシューズは、好ましくは足がスリムに見えるうえ、踵のラウンド形状が綺麗に出るので、美観にも優れる。
本発明の実施例1のシューズの側面図である。 足の指の付け根部位に対応するシューズの部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂直に切れ込みを入れた場合の実施例1のシューズの平面図である。 足の指の付け根部位に対応するシューズの部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた場合の比較例1のシューズの平面図である。 図4Aは引張率の測定に用いた伸縮性生地片を示す本発明の実施例1のシューズの部分図であり、図4Bは同図4Aの引張率の測定に用いた伸縮性生地片に足長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた場合の本発明の実施例1のシューズの部分図である。 本発明の実施例1のシューズの製造工程の概略を示す説明図である。 図6Aはランニング動作時にシューズのアッパーに生じる歪みの分布を示すシューズの外甲側側面図であり、図6Bは同図6Aのシューズの内甲側側面図であり、図6Cは同図6Aのシューズの前足部の平面図である。 ランニング動作時に足の皮膚に生じる縮みの分布を示す足の斜視図である。 図8Aは同図7の足の内甲側側面図であり、図8Bは同図7の足の外甲側側面図である。 図9は、本発明の実施例6のシューズの側面図である。 図10は、JIS L 1018の規定に準じて測定した製造例2のダブルラッセル経編地の引張伸び率を示すグラフである。
発明を実施するための形態
本発明者らは、ランニングなどの運動時に足が屈曲した時に、シューズと足のフィット感が悪いという問題を解決するため、ランニング動作時の、シューズのアッパーにおける歪みの分布及び足の皮膚の縮みの分布を、日本特許3831348号公報に記載の手法を用いて解析した。その結果を、図6〜8に示している。図6〜8において、度合20は歪み又は縮みの程度を示しており、IからII方向に行くほど、歪み又は縮みの程度が高いことを示す。なお、図6〜8において、同一機能を有する部分には同一の符号を付している。
図6Aはランニング動作時にシューズのアッパーに生じる歪みの分布を示すシューズの外甲側側面図であり、図6Bは同図6Aのシューズの内甲側側面図であり、図6Cは同図6Aのシューズの前足部の平面図である。また、図7はランニング動作時に足の皮膚に生じる縮みの分布を示す足の斜視図である。図8Aは同図7の足の内甲側側面図であり、図8Bは同図7の足の外甲側側面図である。
ランニング動作時にシューズのアッパーに生じる歪みを測定した結果、図6に示しているとおり、足の指の付け根部位12に対応するシューズの部位13のアッパーに大きな歪みがあることが分った。次に、ランニング動作時に足の皮膚に生じる縮みの分布を確認したところ、図7及び図8に示しているとおり、ランニング動作時に指の付け根部位12の皮膚の縮みの程度が高いことが分った。
具体的には、ランニング動作時などに足が屈曲する際に、シューズの部位13のアッパーは、足が屈曲しない場合に比べて、足の長さ方向において10〜20%の範囲で縮むことが分った。また、ランニング動作時に足が空中に浮いた状態(非荷重時)において、シューズの部位13のアッパーは、足が地面に着いている状態(荷重時)に比べて、足の幅方向において0〜8%の範囲で縮むことが分った。
上記の結果から、ランニング動作時に、足の指の付け根部位12に対応するシューズの部位13のアッパーにおける大きな歪みが皺となり、シューズと足のフィット感が悪くなると思われる。
本発明者らは、その解決策について鋭意検討した結果、伸縮性生地をアッパーに用いると同時に、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーをソールと一体化させることにより、即ちシューズのアッパーに縮もうとする力を保有させることにより、ランニングなどの運動時に足が屈曲した時に、シューズのアッパーにおける皺の発生を小さくして、シューズと足のフィット感を高められることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明のシューズは、伸縮性生地をアッパーに用いたシューズであって、前記伸縮性生地は引っ張られた状態でソールと一体化されている。ここで「引っ張られた状態」とは、縮もうとする力を保有した状態とも言える。
前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向に引っ張られていることが好ましく、シューズの幅方向にも引っ張られていることがさらに好ましい。また、前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10〜40%の引張率で引っ張られており、シューズの幅方向において0〜30%の引張率で引っ張られていることが好ましい。また、前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10〜20%の引張率で引っ張られており、かつシューズの幅方向において0〜8%の引張率で引っ張られていることがより好ましい。また、前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向における引張率/シューズの幅方向における引張率=1.25以上である引張率で引っ張られていることが特に好ましい。前記伸縮性生地が、シューズの長さ方向において10〜40%の引張率で引っ張られており、シューズの幅方向において0〜30%の引張率で引っ張られていることにより、アッパーのさらに伸びる力と縮む力のバランスが良好になる。それゆえ、より効果的に、ランニングなどの運動時に足が屈曲した時に、シューズのアッパーにおける皺の発生を小さくして、シューズと足のフィット感を高めることができる。なお、前記伸縮性生地の引張率は、前記シューズのアッパーの様々な部位において均一であってもよく、異なっていてもよい。
ここで、「引張率」は、引っ張られている程度を示すものである。具体的には、シューズの長さ方向の場合は、引っ張られた状態の前記伸縮性生地の足長方向の長さをL1とし、引っ張られていない状態の前記伸縮性生地の足長方向の長さをL2とした場合、一般式(1)引張率(%)={(L1−L2)/L1}×100により求める。同様に、シューズの幅方向の引張率は、引っ張られた状態の前記伸縮性生地の足幅方向の幅をW1とし、引っ張られていない状態の前記伸縮性生地の足幅方向の幅をW2とした場合、一般式(2)引張率(%)={(W1−W2)/W1}×100により求める。なお、前記引っ張られていない状態とは、本発明のシューズの引っ張られた状態の伸縮性生地にカッターなどで切り込みを入れた状態をいう。
また、前記伸縮性生地は、JIS L 1018の規定により測定した5cm幅当たり、荷重20N(2041g)の時の引張伸び率が、足の長さ方向において30〜200%であり、足の幅方向において5〜100%であることが好ましい。前記伸縮性生地の引張伸び率が足の長さ方向において30〜200%、足の幅方向において5〜100%であることにより、より効果的に、ランニングなどの運動時に足が屈曲した際、シューズのアッパーにおける皺の発生を小さくして、シューズと足のフィット感を高めることができる。また、シューズの前足部のホールド性の点から、前記伸縮性生地は足の幅方向より足の長さ方向によく伸びることが好ましい。本発明において、JIS L 1018の規定による引張伸び率の測定は、具体的には、つかみ間の距離が20cm、引張り速度が20cm/分の条件下で行う。
また、前記伸縮性生地としては、特に制限されず、例えばそれ自体伸縮性を有する経編地、丸編地、横編地などの編地などが挙げられ、軽量性、通気性、及び耐久性が優れるという点からダブルラッセル経編地が好ましい。また、前記伸縮性生地は、伸縮性を有する人工皮革、合成皮革、及び合成ゴム(ポリクロロプレンゴム)などを含む。
また、前記伸縮性生地の製造に用いる繊維としては、特に制限されず、例えばポリウレタン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、弾性ポリウレタン繊維、弾性ポリエステル繊維、弾性ポリアミド繊維及びそれらの混合繊維などが挙げられる。また、耐久性の点から、ポリエステル繊維やポリエステル繊維を含む混合繊維が好ましく、伸縮性の点から、弾性ポリウレタン繊維や弾性ポリウレタン繊維を含む混合繊維が好ましい。
前記ダブルラッセル経編地とは、表面と裏面の各基布と、各基布間を連結する連結糸で構成される3層構造の経編地をいう。前記ダブルラッセル経編地は、ダブルニードル列経編機により、一方面の基布はジャカード制御され、非メッシュ構造部分とメッシュ構造部分とを含む個別制御された変化組織として編成され、他方の面の基布は一様な非メッシュ構造に編成されていることが好ましい。また、他方の面は、同一組織であってもよいし、別組織であってもよい。前記ダブルラッセル経編地の製造に用いる経編機は、ドイツ国のマイヤー社(日本法人の日本マイヤーも含む。)によって市販されている。
前記ダブルラッセル経編地の裏面及び表面を構成する糸並びに表面と裏面をつなぐ連結糸としては、特に制限されず、例えばポリウレタン糸、ポリエステル糸、ナイロン糸、ポリプロピレン糸、アクリル糸、弾性ポリウレタン糸、弾性ポリエステル糸、弾性ポリアミド糸などが挙げられ、耐久性の点からポリエステル糸が好ましく、ポリエチレンテレフタレート糸が特に好ましい。また、伸縮性の点から、前記ダブルラッセル経編地の裏面を構成する糸は、ポリエステル糸と弾性ポリウレタン糸の引き揃え糸、又は弾性ポリウレタン糸をポリエステル糸で被覆したカバーリングヤーンであることが好ましい。
前記アッパーは、前記伸縮性生地を用いたものであればよく、一方の面が非メッシュ構造であり、他方の面がメッシュ構造を含む方が好ましく、美観や通気性の点から、前記メッシュ構造を含む面を表面に用いることが特に好ましい。また、前記アッパーは、全体に前記伸縮性生地を用いてもよく、足の前足部、足の前足部の先端部又は足の指の付け根部位に対応する一部のみに前記伸縮性生地を用いてもよい。
本発明の伸縮性生地をアッパーに用いるシューズの製造方法は、特に制限されないが、例えば、ソールのサイズより小さいサイズのラストをベースとしてアッパーパターンを作製する工程と、前記アッパーパターンをソールのサイズに合致するラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーを作製する工程と、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーとソールとを一体化する工程とを含むことが好ましい。
前記ソールより小さいサイズのラストとソールのサイズの差は、1〜5cmであることが好ましい。前記ソールより小さいサイズのラストとソールのサイズの差が1cm未満の場合は、ランニングなどの運動の動作時にシューズのアッパーに生じる歪みを充分に吸収できず、シューズのアッパーにおける皺の発生を有効に解消できない傾向がある。また、前記ソールより小さいサイズのラストとソールのサイズの差が5cmを越えると、シューズの製造時の補強材などとの縫い合わせが困難になる傾向がある。
前記アッパーの製法としては、特に制限されず、例えば通常の袋縫い製法、トレジャー製法、吊り込み製法などが挙げられる。また、前記アッパーとソールとを一体化する方法も、特に制限されず、例えば通常のセメンテッド式製法などによる一体化が挙げられる。
また、前記本発明のシューズの爪先部、踵部、ハトメ部を、それぞれ人工皮革を用いて補強した方が好ましい。補強することによって、シューズの形状を保ち、ホールド性を保つことができる。このうち踵部分は、真に軽量化を求める場合は、補強はなくてもよい。また、必要に応じて、シューズのアッパーの表面に装飾を施してもよい。
以下、実施例及び図面に基づいて本発明のシューズ及びその製造方法を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。図1は本発明の実施例1のシューズの側面図である。図2は足の指の付け根部位に対応するシューズの部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂直に切れ込みを入れた場合の実施例1のシューズの平面図である。図3は足の指の付け根部位に対応するシューズの部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた場合の比較例1のシューズの平面図である。図4Aは引張率の測定に用いた伸縮性生地片を示す本発明の実施例1のシューズの部分図である。図4Bは同図4Aのシューズの引張率の測定に用いた伸縮性生地片に足長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた場合の本発明の実施例1のシューズの部分図である。図5は本発明の実施例1のシューズの製造工程の概略を示す説明図である。図9は、本発明の実施例6のシューズの側面図である。図10は、JIS L 1018の規定に準じて測定した製造例2のダブルラッセル経編地の引張伸び率を示すグラフである。なお、図1〜5において、同一機能を有する部分には、同一の符号を付している。
(製造例1)
表面を構成する糸としてポリエステルからなるマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度:75dtex、フィラメント数:36本、混合割合:10質量%)とポリエステルからなるマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度:75dtex、フィラメント数:36本、混合割合:10質量%)との引き揃え糸(糸量:62g/m)を使用した。また、裏面を構成する糸としてポリエステルからなるマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度:75dtex、フィラメント数:36本、混合割合:27質量%)と弾性ポリウレタンからなるモノフィラメント繊維糸(トータル繊度:70dtex、フィラメント数:1本、混合割合:20質量%)との引き揃え糸(糸量:103g/m)を使用した。また、表面と裏面をつなぐ連結糸は、ポリエステルからなるモノフィラメント繊維糸(トータル繊度:30dtex、フィラメント数:1本、混合割合:33質量%、糸量:147g/m)を使用した。これらの糸を使用し、ダブルラッセル経編地を編成した。前記「混合割合」は、前記ダブルラッセル経編地における全ての糸を100質量%とした場合の質量%をいう。前記ダブルラッセル経編地は、裏面は非メッシュの交編構造であり、表面はメッシュ構造部分と非メッシュ構造部分を含むようにした。編成したダブルラッセル経編地の厚さは3mmであった。なお、前記ダブルラッセル経編地の編成に用いた編み機のゲージは22ゲージ、編地全体の目付けは312g/mであった。このダブルラッセル経編地を伸縮性生地として用いた。また、JIS L 1018の規定により、5cm幅当たり、荷重20Nの時の、前記ダブルラッセル経編地の引張伸び率を調べたところ、足の長さ方向の引張伸び率は57%であり、足の幅方向の引張伸び率は33%であった。
(製造例2)
表面を構成する糸としてポリエステルからなるマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度:150dtex、フィラメント数:48本、混合割合:37質量%)とナイロン糸(トータル繊度:200dtex、フィラメント数:24本、混合割合:3質量%)との引き揃え糸(糸量:160g/m)を使用した。また、裏面を構成する糸としてナイロン糸(トータル繊度:100dtex、フィラメント数:24本、混合割合:26質量%)と弾性ポリウレタンからなるモノフィラメント繊維糸(トータル繊度:140dtex、フィラメント数:1本、混合割合:13質量%)との引き揃え糸(糸量:157g/m)を使用した。また、表面と裏面をつなぐ連結糸は、ポリエステルからなるモノフィラメント繊維糸(トータル繊度:30dtex、フィラメント数:1本、混合割合:21質量%、糸量:84g/m)を使用した。これらの糸を使用し、編地全体の目付けを401g/mにした以外は、製造例1と同様にして、製造例2のダブルラッセル経編地を得た。また、JIS L 1018の規定により、5cm幅当たり、荷重20Nの時の、製造例2のダブルラッセル経編地の引張伸び率を調べ、その結果を図10に示した。図10から分かるように、足の長さ方向の引張伸び率は89%であり、足の幅方向の引張伸び率は28%であった。
(実施例1)
製造例1で編成したダブルラッセル経編地を伸縮性生地として用いて実施例1のシューズを作製した。先ず、製造例1のダブルラッセル経編地を用い、24cmのラストをベースとして図5Aに示すようなアッパーパターンを作製し、縫製した。その後、前記アッパーパターンを、図5Bに示すように、27cmのラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパー2を作製した。続いて前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパー2の底面及び図5Cに示している27cmのソール3の上面に接着剤を塗布した。その後、図5Dに示すように、接着剤が塗布された前記アッパー2の底面と前記ソール3の上面を合わせて圧着により一体化し、図1に示すシューズと同様のシューズを作製した。なお、アッパーパターンを作製する際、通常のシューズのアッパーの作製と同様、シューズのデザインに従い、爪先部、踵部、及びハトメ部などの補強部を設けた。
(実施例2)
22.5cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして実施例2のシューズを作製した。
(実施例3)
25.5cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして実施例3のシューズを作製した。
(実施例4)
JIS L 1018の規定により測定した、5cm幅当たり、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方向において57%であり、足の幅方向において7%である伸縮性生地を用い、長さ方向は24cm、幅方向は27cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして実施例4のシューズを作製した。
(実施例5)
JIS L 1018の規定により測定した、5cm幅当たり、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方向において57%であり、足の幅方向において57%である伸縮性生地を用い、長さ方向は24cm、幅方向は22cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして実施例5のシューズを作製した。
(実施例6)
製造例2で編成したダブルラッセル経編地を伸縮性生地として用いて実施例6のシューズを作製した。長さ方向は22cm、幅方向は27cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして実施例6のシューズを作製した。なお、実施例6においては、シューズの前足部の先端部14のみに伸縮性生地を用いており、他の部分は非伸縮性生地を用いた。
(比較例1)
製造例1で編成したダブルラッセル経編地を伸縮性生地として用い、サイズが27cmの比較例1のシューズを作製した。27cmのラストをベースとしてアッパーパターンを作製した以外は、実施例1と同様にして、比較例1のシューズを作製した。
足の指の付け根部位12に対応するシューズの部位13のアッパーに足長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた場合の実施例1のシューズ及び比較例1のシューズを、それぞれ図2及び図3に示した。図2及び図3から、前記切り込みを入れた比較例1のシューズの部位13のアッパーには開きが無いのに対し、前記切り込みを入れた実施例1のシューズの部位13のアッパーには5mmぐらいの開きがあることが分る。同様に、実施例2〜5のシューズの部位13のアッパーに切り込みを入れると、それぞれ、5.5mm、4.5mm、5mm、5mmぐらいの開きがあった。これは、実施例1〜5のシューズにおいて、アッパーの伸縮性生地が引っ張られていることを示す。
(引張率の測定)
図4Aに示しているように、実施例1のシューズの前足部11の先端部のアッパーから、長さ40mm(L1)、幅20mm(W1)の伸縮性生地片4、即ち引っ張られた状態の伸縮性生地4をカットした。その後、図4Bに示している、カットした後の引っ張られていない状態の伸縮性生地片7の長さ(L2)及び幅(W2)を測定した結果、それぞれ35mm、19mmであった。上記の一般式(1)引張率(%)={(L1−L2)/L1}×100により求めた結果、実施例1のシューズの前足部11の先端部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は13%であった。同じく、上記の一般式(2)引張率(%)={(W1−W2)/W1}×100により求めた結果、実施例1のシューズの前足部11の先端部の伸縮性生地のシューズの幅方向における引張率は5%であった。
また、図4Aに示しているように、実施例1のシューズの前足部11の外側部のアッパーから、長さ40mm(L1)、幅20mm(W1)の引っ張られた状態の伸縮性生地5をカットした。その後、図4Bに示している、カットした後の引っ張られていない状態の伸縮性生地片8の長さ及び幅を測定した結果、それぞれ35mm(L2)、19mm(W2)であった。即ち、実施例1のシューズの前足部11の外側部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は13%であり、シューズの幅方向における引張率は5%であった。
また、図4Aに示しているように、実施例1のシューズの前足部11の内側部のアッパーから、長さ40mm(L1)、幅20mm(W1)の引っ張られた状態の伸縮性生地6をカットした。その後、図4Bに示している、カットした後の引っ張られていない状態の伸縮性生地片9の長さ及び幅を測定した結果、それぞれ35mm(L2)、19mm(W2)であった。即ち、実施例1のシューズの前足部11の内側部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は13%であり、シューズの幅方向における引張率は5%であった。
同様に、実施例2〜5のシューズのアッパーにおける伸縮性生地の引張率を測定した。その結果、実施例2〜5のシューズの前足部11の先端部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は、それぞれ、15%、10%、13%、13%であり、シューズの幅方向における引張率は、それぞれ、8%、3%、0%、15%であった。また、実施例2〜5のシューズの前足部11の外側部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は、それぞれ、15%、10%、13%、13%であり、シューズの幅方向における引張率は、それぞれ、8%、3%、0%、15%であった。また、実施例2〜5のシューズの前足部11の内側部の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は、それぞれ、15%、10%、13%、13%であり、シューズの幅方向における引張率は、それぞれ、8%、3%、0%、15%であった。
以上から分るように、実施例1〜5のシューズにおいて、測定したいずれの部位においても、伸縮性生地は同じ引張率で引っ張られていた。
また、同様に、実施例6のシューズのアッパーにおける伸縮性生地の引張率を測定した。その結果、実施例6のシューズの前足部の先端部14の伸縮性生地のシューズの長さ方向における引張率は、16.7%であり、シューズの幅方向における引張率は0%であった。なお、実施例6のシューズにおいては、シューズの前足部の先端部14を除く部分には非伸縮性生地を用いたため、シューズの前足部の先端部の生地のみが引っ張れている状態となる。
(着用テスト)
実施例1及び比較例1のシューズを着用した被験者を時速10kmで約1分間ランニングさせ、その際のシューズのアッパーの皺の程度、及び足とのフィット感などを下記の基準で評価し、その結果を下記表1に示した。被験者は、それぞれ10名とした。
〈皺の程度〉
前記ランニング時のシューズのアッパーを高速度カメラで撮影し、シューズのアッパーに発生する皺の程度を観察し、評価した。
A 皺の発生が小さい
B 皺の発生が大きい
〈フィット感〉
足全体のフィット感及び足の各部位のフィット感を比較例1のシューズを基準に一対比較法により5段階で評価した。
5 良い
4 やや良い
3 同等
2 やや悪い
1 悪い
Figure 2009122821
表1から分るように、ランニング時に足が屈曲した際、比較例1のシューズにおいては、シューズのアッパーの皺の発生が大きく、シューズと足のフィット感がよくないが、実施例1のシューズにおいては、シューズのアッパーの皺の発生が小さく、シューズと足のフィット感が高まっていた。特に、シューズと足の前足部のフィット感が高まっていた。また、踵のラウンド形状が綺麗に出ることにより、踵部のフィット感も高まっていた。これは、実施例1のシューズのアッパーにおいて、伸縮性生地が引っ張られているからである。それゆえ、ランニングなどの運動時に足が屈曲した時に、伸縮性生地が縮むことでアッパーが足に追従し、アッパーの皺の発生が小さくなり、シューズと足のフィット感が高まると思われる。
同じく、実施例2〜5のシューズにおいても、ランニングなどの運動時に足が屈曲した際、シューズのアッパーの皺の発生が小さく、シューズと足のフィット感が高まっていた。さらに、シューズの幅方向の引張率が0%である実施例4のシューズにおいては、シューズの幅方向のホールド性が優れていた。さらに、シューズの幅方向の引張率が15%である実施例5のシューズにおいては、着用した時のスリム感が向上し、美観が良好であった。
同じく、シューズの前足部の先端部のみに伸縮性生地を用いた実施例6のシューズにおいても、ランニングなどの運動時に足が屈曲した際、シューズのアッパーの皺の発生が小さく、シューズと足のフィット感が高まっており、シューズの幅方向のホールド性にも優れていた。
また、実施例1〜6のシューズは、幅広や甲高などの足のサイズの個人差に幅広く対応でき、さらに、アッパーのダブツキを抑え、足がスリムに見えるうえ美観にも優れていた。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記以外の形態としても実施が可能である。本出願に開示された実施形態は一例であって、これらに限定はされない。本発明の範囲は、上述の明細書の記載よりも、添付されている請求の範囲の記載を優先して解釈され、請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更は、請求の範囲に含まれるものである。
本発明は、ランニングシューズ、ウォーキングシューズ、競技用シューズ、例えばバレーボール用シューズ、バスケットボール用シューズなどの様々な運動シューズに利用することができる。また、レジャー用シューズとしても利用することができる。
符号の説明
1 シューズ
2 アッパー
3 ソール
4、5、6、7、8、9 引張率の測定に用いた伸縮性生地片
11 シューズの前足部
12 足の指の付け根部位
13 足の指の付け根部位に対応するシューズの部位
14 シューズの前足部の先端部
20 歪み又は縮みの程度を示す度合

Claims (12)

  1. 伸縮性生地をアッパーに用いたシューズであって、
    前記伸縮性生地は引っ張られた状態でソールと一体化されていることを特徴とするシューズ。
  2. 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向に引っ張られている請求項1に記載のシューズ。
  3. 前記伸縮性生地は、シューズの幅方向にも引っ張られている請求項2に記載のシューズ。
  4. 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10〜40%の引張率で引っ張られている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシューズ。
  5. 前記伸縮性生地は、シューズの幅方向において0〜30%の引張率で引っ張られている請求項1〜4のいずれか1項に記載のシューズ。
  6. 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10〜20%の引張率で引っ張られ、かつシューズの幅方向において0〜8%の引張率で引っ張られている請求項1〜5のいずれか1項に記載のシューズ。
  7. 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向における引張率/シューズの幅方向における引張率=1.25以上である引張率で引っ張られている請求項1〜6のいずれか1項に記載のシューズ。
  8. 前記伸縮性生地は、JIS L 1018の規定により測定した5cm幅当たり、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方向において30〜200%であり、足の幅方向において5〜100%である請求項1〜7のいずれか1項に記載のシューズ。
  9. 前記伸縮性生地は、ダブルラッセル経編地である請求項1〜8のいずれか1項に記載のシューズ。
  10. 前記ダブルラッセル経編地の裏面を構成する糸は、ポリエステル糸と弾性ポリウレタン糸の引き揃え糸である請求項9に記載のシューズ。
  11. 前記伸縮性生地は、足の前足部、足の前足部の先端部又は足の指の付け根部位に対応する前記アッパーの一部のみに用いられている請求項1〜10のいずれか1項に記載のシューズ。
  12. 伸縮性生地をアッパーに用いたシューズの製造方法であって、
    ソールのサイズより小さいサイズのラストをベースとしてアッパーパターンを作製する工程と、
    前記アッパーパターンをソールのサイズに合致するラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーを作製する工程と、
    前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーとソールとを一体化する工程とを含むことを特徴とするシューズの製造方法。
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