JPWO2009122642A1 - 再生信号品質評価装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
再生信号品質評価装置(18)において、パターン検出器(181)は、PRML復号によって得られる符号系列から、PRML復号過程のPR等化によって得られる再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出する。距離差演算器(182)は、再生信号系列の検出されたパターン対応部分のサンプル点であって、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、検出されたパターンに応じた演算式で演算して、再生信号系列と再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する。ばらつき演算器(183)は、算出された距離差のばらつきを算出する。
Description
本発明は、光ディスクから読み出されて最尤復号される信号の品質を評価する装置及び方法に関する。
次世代DVDのような高密度記録を行う光ディスク装置では、再生信号に含まれる符号間干渉が増大し、さらにはSN比が低下するため、装置信頼性を向上させる必要がある。このため、光ディスク装置にもハードディスクドライブに広く用いられているPRML(Partial Response Maximum Likelihood)復号が採用されている。
PRML復号では、最も確からしい状態遷移列を選択することによって記録符号系列が復号される。具体的には、再生信号を再生クロックに同期してサンプリングし、再生信号系列と符号系列の等化期待値とのユークリッド距離に基づいて最尤復号が行なわれる。したがって、コンパレータを用いてビットごとの判別を行う従来方式とは異なり、PRML復号では、コンパレータの検出パルスが変化する近傍のみならずサンプリングされたすべての再生信号が復号結果に影響する。例えば、再生信号のジッタ値が同じであっても、PRML復号の誤りが発生する場合としない場合がある。したがって、再生信号のジッタを指標として、PRML復号を採用した光ディスク装置の誤り率を予想することは困難であり、PRML復号に適した誤り率の測定方法が求められる。
従来、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパス(すなわち、二つのパス間のユークリッド距離が最小となるもの)を取り得る状態遷移の組み合わせを選択し、このような二つのパスの確からしさの差の絶対値をもとにして、光ディスク再生信号の品質を評価しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3926688号公報
近年、光ディスク装置の高倍速化が進み、CDでは52倍速以上、DVDでは16倍速以上でデータの読み取りが可能となっている。今後、次世代DVD装置に対しても記録再生の高倍速化が要求されることが予想される。しかし、従来の再生信号評価装置において最尤復号結果ごとにユークリッド距離を求める回路を高速かつ低消費電力で動作させるには限界がある。
また、今後さらなる高密度記録再生を行う光ディスク装置では、より符号間干渉を許容した高次のPR等化の採用が考えられる。かかる場合、復号によって得られる符号系列からより多くのパターンを検出してこれらパターンごとに累積値を求めなければならなくなるが、この処理を高速かつ低消費電力で行うにも限界がある。さらには、高密度記録を実現する光ディスクでは波形歪による誤り率が支配的な場合もあり得るため、波形歪のある再生信号についてもその品質を正しく評価できなければならない。
上記問題に鑑み、本発明は、より少ない計算量で光ディスク再生信号の品質を評価することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によって次の手段を講じた。すなわち、本発明の一態様に係る光ディスクの再生信号の品質を評価する装置又は方法は、PRML復号によって得られる符号系列から、PRML復号過程のPR等化によって得られる再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出するパターン検出器又はステップと、再生信号系列の検出されたパターン対応部分のサンプル点であって、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、検出されたパターンに応じた演算式で演算して、再生信号系列と再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する距離差演算器又はステップと、算出された距離差のばらつきを算出するばらつき演算器又はステップとを備えている。
これによると、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となるサンプル点に絞って再生信号系列と二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差が算出される。したがって、算出される距離差の精度を比較的高く保持しつつ当該算出に係る計算量を従来よりも低減することができる。
好ましくは、二つの理想的な遷移系列は、いずれも、PRML復号において選択され得るパスに係るものであるとする。これにより、距離差算出に係る演算対象をさらに絞り込んで計算量をより一層低減することができる。
本発明によると、光ディスク再生信号の品質評価の精度・信頼性を高く保ったまま、当該評価に係る計算量を従来よりも低減することができる。これにより、今後のさらなる高密度記録再生やより高次のPR等化などでも高速かつ低消費電力で光ディスク再生信号の品質評価を行うことができる。
181 パターン検出器
182 距離差演算器
183 ばらつき演算器
182 距離差演算器
183 ばらつき演算器
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一態様に係る再生信号品質評価装置を含む光ディスク装置の構成を示す。光ディスク装置100において、光ディスク101から光ヘッド10によって読み出された再生信号はプリアンプ11によって増幅されてACカップリングされた後、AGC12に入力される。AGC12では後段の波形等化器13の出力が一定振幅となるようゲインが調整される。AGC12から出力された再生信号は波形等化器13によって波形整形される。波形整形された再生信号はPLL回路14とA/D変換器15に入力される。PLL回路14は再生信号から再生クロックを抽出する。A/D変換器15はPLL回路14から出力された再生クロックで再生信号をサンプリングする。サンプル値は適応フィルタ16に入力される。適応フィルタ16は入力された信号の周波数特性を所定のPR等化特性で補正する。適応フィルタ16から出力された再生信号系列に対してビタビ回路17は最尤復号を行って2値化データ、すなわち、符号系列を生成する。
再生信号品質評価装置18は、光ディスク101の再生信号の品質を評価する。再生信号品質評価装置18において、パターン検出回路181は、ビタビ回路17から出力された符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出する。ゼロクロス点とは、再生信号系列をコンパレータを用いて二値化した場合にコンパレータの出力が変化する点のことをいう。
距離差演算器182は、適応フィルタ16から出力された再生信号系列の当該検出されたパターン対応部分のサンプル点の値であって、当該検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、当該検出されたパターンに応じた演算式で演算する。これにより、距離差演算器182は、再生信号系列と再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する。距離差とは、二つの理想的な遷移系列をパスA及びパスBとすると、各サンプル点の値とパスAに係る各等化期待値との距離の累積値Paと、各サンプル点の値とパスBに係る各等化期待値との距離の累積値Pbとの差(|Pa−Pb|)のことである。なお、パターン検出器181によるパターン検出タイミングと距離差演算器182への再生信号系列入力タイミングとを合わせるために、適応フィルタ16から出力された再生信号系列は、図示しない遅延回路で遅延処理されてから距離差演算器182に入力される。
具体的には、距離差演算器182は、適応フィルタ16やビタビ回路17などに同期して、入力された再生信号系列をすべての演算式で演算しておき、パターン検出器181で所定のパターンが検出されたときに、当該パターンに該当する演算式の結果を出力するようにするとよい。
ばらつき演算器183は、距離差演算器182から出力された距離差|Pa−Pb|のばらつきを算出する。具体的には、ばらつき演算器183は、少なくとも距離差|Pa−Pb|の標準偏差σを算出し、さらに必要に応じて距離差|Pa−Pb|の平均値Paveを算出する。これら値から再生信号の誤り率を求めることができる。例えば、dminを二つのパスの最小距離として、次式で表される誤り率P(σ,Pave)を再生信号品質を評価する上での指標とすることができる。
また、平均値Paveを“0”と仮定すると、次式で定義されるMLSE(Maximum Likelihood Sequence Error)を再生信号品質を評価する上での指標とすることができる。
次に、再生信号品質評価装置18のいくつかの構成例及びその動作について説明する。なお、光ディスク101には最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号が記録されているものとする。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から6までの7値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“3”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)、(11x00)、(00x10)及び(11x01)の4つの5ビットパターンを検出する。“x”は任意の1ビット値である。再生信号系列がPR(1,2,2,1)等化される場合、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号は、いずれも、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、これら二つの符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号に対応する再生信号系列の二つのサンプル点の値yk−2及びyk−1から距離差を算出する。
図2は、第1の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から6までの7値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“3”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)、(11x00)、(00x10)及び(11x01)の4つの5ビットパターンを検出する。“x”は任意の1ビット値である。再生信号系列がPR(1,2,2,1)等化される場合、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号は、いずれも、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、これら二つの符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号に対応する再生信号系列の二つのサンプル点の値yk−2及びyk−1から距離差を算出する。
図3は、PR(1,2,2,1)等化においてゼロクロスレベルと交差する二つのパス(パス対)を列挙したものである。I群に属する4つのパス対はパターン(00x11)に対応するものである。パターン(00x11)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“1”→“3”と推移するか(パスA)又は“3”→“5”と推移する(パスB)。II群に属する4つのパス対はパターン(11x00)に対応するものである。パターン(11x00)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“3”→“1”と推移するか(パスA)又は“5”→“3”と推移する(パスB)。III群に属する2つのパス対はパターン(00x10)に対応するものである。パターン(00x10)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“1”→“2”と推移するか(パスA)又は“3→“4”と推移する(パスB)。IV群に属する2つのパス対はパターン(11x01)に対応するものである。パターン(11x01)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“3”→“2”と推移するか(パスA)又は“5”→“4”と推移する(パスB)。いずれの群に属するパス対も互いの距離dminは√(22+22)である。
図2に戻り、距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じた演算式で二つのサンプル点の値を演算して、再生信号系列と二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差|Pa−Pb|を算出する。検出されたパターンと演算式との対応関係は次の通りである。
(1)パターン(00x11)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Dk−1−FK−1)…演算式I
(2)パターン(11x00)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Bk−1−DK−1)…演算式II
(3)パターン(00x10)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式III
(4)パターン(11x01)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式IV
ただし、Bj=(yj−1)2、Cj=(yj−2)2、Dj=(yj−3)2、Ej=(yj−4)2、Fj=(yj−5)2である。例えば、パターン(11100)が検出され、再生信号系列の二つのサンプル点の値が“4.7”、“2.7”であるとすると、距離差演算器182はこれら値を演算式IIで次のように演算して、
Pa−Pb=(4.7−3.0)2−(4.7−5.0)2+(2.7−1.0)2−(2.7−3.0)2=5.6
距離差|Pa−Pb|として“5.6”を算出する。
(1)パターン(00x11)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Dk−1−FK−1)…演算式I
(2)パターン(11x00)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Bk−1−DK−1)…演算式II
(3)パターン(00x10)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式III
(4)パターン(11x01)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式IV
ただし、Bj=(yj−1)2、Cj=(yj−2)2、Dj=(yj−3)2、Ej=(yj−4)2、Fj=(yj−5)2である。例えば、パターン(11100)が検出され、再生信号系列の二つのサンプル点の値が“4.7”、“2.7”であるとすると、距離差演算器182はこれら値を演算式IIで次のように演算して、
Pa−Pb=(4.7−3.0)2−(4.7−5.0)2+(2.7−1.0)2−(2.7−3.0)2=5.6
距離差|Pa−Pb|として“5.6”を算出する。
以上、本実施形態によると、PR(1,2,2,1)等化を採用する光ディスク装置において、光ディスクから再生された信号の品質を従来よりも少ない計算量で評価することができる。サンプル点を一つにすることで計算量をより低減することができる。また、PR等化を一般化して、a及びbを正数とするPR(a,b,b,a)等化としても同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
図3に示したパスのうち、III群に属するパスA及びIV群に属するパスBは、最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号という条件下でのPRML復号では選択されることのないパスである。すなわち、III群ではパスBが、IV群ではパスAが必ず選択される。第1の実施形態では、PRML復号で選択されることのないパスを1ビット誤りが生じている仮想パスとして考慮することで、I群やII群では検出できない、光ディスク101の記録面に形成されている最短ピットや最短マークの繰り返しにあたるパターン(00110)や(11001)を、検出することができる。これにより、再生信号系列のすべてのゼロクロス点について再生信号の品質評価を行うことができる。しかし、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパスの確からしさの差を算出するのであれば仮想パスは考慮しなくてもよい。すなわち、III群及びIV群に属するパスは距離差演算器182の演算対象から除外しても構わない。
図3に示したパスのうち、III群に属するパスA及びIV群に属するパスBは、最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号という条件下でのPRML復号では選択されることのないパスである。すなわち、III群ではパスBが、IV群ではパスAが必ず選択される。第1の実施形態では、PRML復号で選択されることのないパスを1ビット誤りが生じている仮想パスとして考慮することで、I群やII群では検出できない、光ディスク101の記録面に形成されている最短ピットや最短マークの繰り返しにあたるパターン(00110)や(11001)を、検出することができる。これにより、再生信号系列のすべてのゼロクロス点について再生信号の品質評価を行うことができる。しかし、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパスの確からしさの差を算出するのであれば仮想パスは考慮しなくてもよい。すなわち、III群及びIV群に属するパスは距離差演算器182の演算対象から除外しても構わない。
図4は、第2の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。パターン検出器181は、入力される符号系列から、図3に示したI群及びII群に係る二つの5ビットパターン(00x11)及び(11x00)のみを検出する。距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じて演算式I及び演算式IIのいずれか一方を選択して距離差|Pa−Pb|を算出する。このように、本実施形態によると、第1の実施形態よりも少ない計算量で光ディスク再生信号の品質を評価することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から8までの9値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“4”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)及び(11x00)の二つの5ビットパターンを検出する。再生信号系列がPR(1,2,2,2,1)等化される場合、各パターンの5ビット目の符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、当該符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、当該符号に対応する再生信号系列のサンプル点の値yk−2から距離差を算出する。
図5は、第3の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から8までの9値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“4”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)及び(11x00)の二つの5ビットパターンを検出する。再生信号系列がPR(1,2,2,2,1)等化される場合、各パターンの5ビット目の符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、当該符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、当該符号に対応する再生信号系列のサンプル点の値yk−2から距離差を算出する。
図6は、PR(1,2,2,2,1)等化においてゼロクロスレベルと交差する二つのパス(パス対)のうちパターン(00x11)に対応するものを示す。パターン(00x11)が検出された場合のパス対は図6に示したように全部で9つあり、サンプル点の等化期待値は“3”(パスA)又は“5”(パスB)である(I群)。図示は省略するが、パターン(11x00)が検出された場合のパス対もまた全部で9つあり、サンプル点の等化期待値は“3”(パスA)又は“5”(パスB)である(II群)。いずれの群に属するパス対も互いの距離dminは“2”である。
図5に戻り、距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じた演算式でサンプル点の値を演算して、再生信号系列と、二つのパスのそれぞれとの距離差|Pa−Pb|を算出する。本実施形態の場合、I群でもII群でもサンプル点の等化期待値は同じであるため、パターン(00x11)及びパターン(11x00)のいずれかが検出された場合、距離差演算器182は演算式として、
Ck−2−Ek−2
を適用する。ただし、Cj=(yj−3)2、Ej=(yj−5)2である。
Ck−2−Ek−2
を適用する。ただし、Cj=(yj−3)2、Ej=(yj−5)2である。
以上、本実施形態によると、PR(1,2,2,2,1)等化を採用する光ディスク装置において、光ディスクから再生された信号の品質を従来よりも少ない計算量で評価することができる。PR等化を一般化して、a、b及びcを正数とするPR(a,b,c,b,a)等化としても同様の効果が得られる。また、サンプル点を二つあるいは三つに増やす、又は第1の実施形態と同様に仮想パスを考慮することで距離差のばらつき演算の精度を高めることができる。
なお、各実施形態に係る再生信号品質評価装置18は単一の半導体チップで構成可能であるほか、複数の半導体チップに分散して構成することができる。単一の半導体チップで構成する場合、さらに、適応フィルタ16やビタビ回路17までもを含むようにしてもよい。
また、各実施形態において、距離差演算器182における2乗計算を乗算及び加算に置き換える手法が公知である(例えば、特許文献1参照)。この置き換えによって、距離差演算器182の回路構成を簡略化することができる。
本発明の一態様に係る再生信号品質評価装置18は光ディスク装置100の信頼性を改善する制御に用いることができる。例えば、図1において、波形等化器4の周波数特性を変化させながら、ばらつき演算器182から出力される標準偏差から信号品質指標を求め、最小値を示す周波数特性を設定することで、光ディスク装置100の信頼性を改善することができる。また、ばらつき演算器182から出力される平均値が0となるように、又はばらつき演算器183から出力される標準偏差から信号品質指標を求めて当該指標値が最小となるように記録パワーや記録補償量を制御して、光ディスク装置100と光ディスク101の組み合わせにおいて記録パラメータの最適化を行うことで、光ディスク装置100の信頼性を改善することができる。また、上記信号品質指標は光ヘッド10のサーボ制御の調整にも用いることができる。例えば、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、ディスクチルト制御、レンズ球面収差補正制御などである。
本発明に係る再生信号品質評価装置は、より少ない計算量で光ディスク再生信号の品質評価ができるため、ブルーレイディスク装置やDVD装置などの光ディスク装置で再生される信号の品質を評価する装置などとして有用である。
本発明は、光ディスクから読み出されて最尤復号される信号の品質を評価する装置及び方法に関する。
次世代DVDのような高密度記録を行う光ディスク装置では、再生信号に含まれる符号間干渉が増大し、さらにはSN比が低下するため、装置信頼性を向上させる必要がある。このため、光ディスク装置にもハードディスクドライブに広く用いられているPRML(Partial Response Maximum Likelihood)復号が採用されている。
PRML復号では、最も確からしい状態遷移列を選択することによって記録符号系列が復号される。具体的には、再生信号を再生クロックに同期してサンプリングし、再生信号系列と符号系列の等化期待値とのユークリッド距離に基づいて最尤復号が行なわれる。したがって、コンパレータを用いてビットごとの判別を行う従来方式とは異なり、PRML復号では、コンパレータの検出パルスが変化する近傍のみならずサンプリングされたすべての再生信号が復号結果に影響する。例えば、再生信号のジッタ値が同じであっても、PRML復号の誤りが発生する場合としない場合がある。したがって、再生信号のジッタを指標として、PRML復号を採用した光ディスク装置の誤り率を予想することは困難であり、PRML復号に適した誤り率の測定方法が求められる。
従来、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパス(すなわち、二つのパス間のユークリッド距離が最小となるもの)を取り得る状態遷移の組み合わせを選択し、このような二つのパスの確からしさの差の絶対値をもとにして、光ディスク再生信号の品質を評価しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3926688号公報
近年、光ディスク装置の高倍速化が進み、CDでは52倍速以上、DVDでは16倍速以上でデータの読み取りが可能となっている。今後、次世代DVD装置に対しても記録再生の高倍速化が要求されることが予想される。しかし、従来の再生信号評価装置において最尤復号結果ごとにユークリッド距離を求める回路を高速かつ低消費電力で動作させるには限界がある。
また、今後さらなる高密度記録再生を行う光ディスク装置では、より符号間干渉を許容した高次のPR等化の採用が考えられる。かかる場合、復号によって得られる符号系列からより多くのパターンを検出してこれらパターンごとに累積値を求めなければならなくなるが、この処理を高速かつ低消費電力で行うにも限界がある。さらには、高密度記録を実現する光ディスクでは波形歪による誤り率が支配的な場合もあり得るため、波形歪のある再生信号についてもその品質を正しく評価できなければならない。
上記問題に鑑み、本発明は、より少ない計算量で光ディスク再生信号の品質を評価することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によって次の手段を講じた。すなわち、本発明の一態様に係る光ディスクの再生信号の品質を評価する装置又は方法は、PRML復号によって得られる符号系列から、PRML復号過程のPR等化によって得られる再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出するパターン検出器又はステップと、再生信号系列の検出されたパターン対応部分のサンプル点であって、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、検出されたパターンに応じた演算式で演算して、再生信号系列と再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する距離差演算器又はステップと、算出された距離差のばらつきを算出するばらつき演算器又はステップとを備えている。
これによると、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となるサンプル点に絞って再生信号系列と二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差が算出される。したがって、算出される距離差の精度を比較的高く保持しつつ当該算出に係る計算量を従来よりも低減することができる。
好ましくは、二つの理想的な遷移系列は、いずれも、PRML復号において選択され得るパスに係るものであるとする。これにより、距離差算出に係る演算対象をさらに絞り込んで計算量をより一層低減することができる。
本発明によると、光ディスク再生信号の品質評価の精度・信頼性を高く保ったまま、当該評価に係る計算量を従来よりも低減することができる。これにより、今後のさらなる高密度記録再生やより高次のPR等化などでも高速かつ低消費電力で光ディスク再生信号の品質評価を行うことができる。
181 パターン検出器
182 距離差演算器
183 ばらつき演算器
182 距離差演算器
183 ばらつき演算器
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一態様に係る再生信号品質評価装置を含む光ディスク装置の構成を示す。光ディスク装置100において、光ディスク101から光ヘッド10によって読み出された再生信号はプリアンプ11によって増幅されてACカップリングされた後、AGC12に入力される。AGC12では後段の波形等化器13の出力が一定振幅となるようゲインが調整される。AGC12から出力された再生信号は波形等化器13によって波形整形される。波形整形された再生信号はPLL回路14とA/D変換器15に入力される。PLL回路14は再生信号から再生クロックを抽出する。A/D変換器15はPLL回路14から出力された再生クロックで再生信号をサンプリングする。サンプル値は適応フィルタ16に入力される。適応フィルタ16は入力された信号の周波数特性を所定のPR等化特性で補正する。適応フィルタ16から出力された再生信号系列に対してビタビ回路17は最尤復号を行って2値化データ、すなわち、符号系列を生成する。
再生信号品質評価装置18は、光ディスク101の再生信号の品質を評価する。再生信号品質評価装置18において、パターン検出回路181は、ビタビ回路17から出力された符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出する。ゼロクロス点とは、再生信号系列をコンパレータを用いて二値化した場合にコンパレータの出力が変化する点のことをいう。
距離差演算器182は、適応フィルタ16から出力された再生信号系列の当該検出されたパターン対応部分のサンプル点の値であって、当該検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、当該検出されたパターンに応じた演算式で演算する。これにより、距離差演算器182は、再生信号系列と再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する。距離差とは、二つの理想的な遷移系列をパスA及びパスBとすると、各サンプル点の値とパスAに係る各等化期待値との距離の累積値Paと、各サンプル点の値とパスBに係る各等化期待値との距離の累積値Pbとの差(|Pa−Pb|)のことである。なお、パターン検出器181によるパターン検出タイミングと距離差演算器182への再生信号系列入力タイミングとを合わせるために、適応フィルタ16から出力された再生信号系列は、図示しない遅延回路で遅延処理されてから距離差演算器182に入力される。
具体的には、距離差演算器182は、適応フィルタ16やビタビ回路17などに同期して、入力された再生信号系列をすべての演算式で演算しておき、パターン検出器181で所定のパターンが検出されたときに、当該パターンに該当する演算式の結果を出力するようにするとよい。
ばらつき演算器183は、距離差演算器182から出力された距離差|Pa−Pb|のばらつきを算出する。具体的には、ばらつき演算器183は、少なくとも距離差|Pa−Pb|の標準偏差σを算出し、さらに必要に応じて距離差|Pa−Pb|の平均値Paveを算出する。これら値から再生信号の誤り率を求めることができる。例えば、dminを二つのパスの最小距離として、次式で表される誤り率P(σ,Pave)を再生信号品質を評価する上での指標とすることができる。
また、平均値Paveを“0”と仮定すると、次式で定義されるMLSE(Maximum Likelihood Sequence Error)を再生信号品質を評価する上での指標とすることができる。
次に、再生信号品質評価装置18のいくつかの構成例及びその動作について説明する。なお、光ディスク101には最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号が記録されているものとする。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から6までの7値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“3”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)、(11x00)、(00x10)及び(11x01)の4つの5ビットパターンを検出する。“x”は任意の1ビット値である。再生信号系列がPR(1,2,2,1)等化される場合、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号は、いずれも、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、これら二つの符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号に対応する再生信号系列の二つのサンプル点の値yk−2及びyk−1から距離差を算出する。
図2は、第1の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から6までの7値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“3”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)、(11x00)、(00x10)及び(11x01)の4つの5ビットパターンを検出する。“x”は任意の1ビット値である。再生信号系列がPR(1,2,2,1)等化される場合、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号は、いずれも、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、これら二つの符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、各パターンの4ビット目及び5ビット目の符号に対応する再生信号系列の二つのサンプル点の値yk−2及びyk−1から距離差を算出する。
図3は、PR(1,2,2,1)等化においてゼロクロスレベルと交差する二つのパス(パス対)を列挙したものである。I群に属する4つのパス対はパターン(00x11)に対応するものである。パターン(00x11)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“1”→“3”と推移するか(パスA)又は“3”→“5”と推移する(パスB)。II群に属する4つのパス対はパターン(11x00)に対応するものである。パターン(11x00)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“3”→“1”と推移するか(パスA)又は“5”→“3”と推移する(パスB)。III群に属する2つのパス対はパターン(00x10)に対応するものである。パターン(00x10)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“1”→“2”と推移するか(パスA)又は“3”→“4”と推移する(パスB)。IV群に属する2つのパス対はパターン(11x01)に対応するものである。パターン(11x01)が検出された場合、二つのサンプル点の等化期待値は“3”→“2”と推移するか(パスA)又は“5”→“4”と推移する(パスB)。いずれの群に属するパス対も互いの距離dminは√(22+22)である。
図2に戻り、距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じた演算式で二つのサンプル点の値を演算して、再生信号系列と二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差|Pa−Pb|を算出する。検出されたパターンと演算式との対応関係は次の通りである。
(1)パターン(00x11)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Dk−1−FK−1)…演算式I
(2)パターン(11x00)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Bk−1−DK−1)…演算式II
(3)パターン(00x10)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式III
(4)パターン(11x01)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式IV
ただし、Bj=(yj−1)2、Cj=(yj−2)2、Dj=(yj−3)2、Ej=(yj−4)2、Fj=(yj−5)2である。例えば、パターン(11100)が検出され、再生信号系列の二つのサンプル点の値が“4.7”、“2.7”であるとすると、距離差演算器182はこれら値を演算式IIで次のように演算して、
Pa−Pb=(4.7−3.0)2−(4.7−5.0)2+(2.7−1.0)2−(2.7−3.0)2=5.6
距離差|Pa−Pb|として“5.6”を算出する。
(1)パターン(00x11)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Dk−1−FK−1)…演算式I
(2)パターン(11x00)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Bk−1−DK−1)…演算式II
(3)パターン(00x10)の場合 (Bk−2−Dk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式III
(4)パターン(11x01)の場合 (Dk−2−Fk−2)+(Ck−1−EK−1)…演算式IV
ただし、Bj=(yj−1)2、Cj=(yj−2)2、Dj=(yj−3)2、Ej=(yj−4)2、Fj=(yj−5)2である。例えば、パターン(11100)が検出され、再生信号系列の二つのサンプル点の値が“4.7”、“2.7”であるとすると、距離差演算器182はこれら値を演算式IIで次のように演算して、
Pa−Pb=(4.7−3.0)2−(4.7−5.0)2+(2.7−1.0)2−(2.7−3.0)2=5.6
距離差|Pa−Pb|として“5.6”を算出する。
以上、本実施形態によると、PR(1,2,2,1)等化を採用する光ディスク装置において、光ディスクから再生された信号の品質を従来よりも少ない計算量で評価することができる。サンプル点を一つにすることで計算量をより低減することができる。また、PR等化を一般化して、a及びbを正数とするPR(a,b,b,a)等化としても同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
図3に示したパスのうち、III群に属するパスA及びIV群に属するパスBは、最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号という条件下でのPRML復号では選択されることのないパスである。すなわち、III群ではパスBが、IV群ではパスAが必ず選択される。第1の実施形態では、PRML復号で選択されることのないパスを1ビット誤りが生じている仮想パスとして考慮することで、I群やII群では検出できない、光ディスク101の記録面に形成されている最短ピットや最短マークの繰り返しにあたるパターン(00110)や(11001)を、検出することができる。これにより、再生信号系列のすべてのゼロクロス点について再生信号の品質評価を行うことができる。しかし、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパスの確からしさの差を算出するのであれば仮想パスは考慮しなくてもよい。すなわち、III群及びIV群に属するパスは距離差演算器182の演算対象から除外しても構わない。
図3に示したパスのうち、III群に属するパスA及びIV群に属するパスBは、最小極性反転間隔が2であるRLL(1,7)符号という条件下でのPRML復号では選択されることのないパスである。すなわち、III群ではパスBが、IV群ではパスAが必ず選択される。第1の実施形態では、PRML復号で選択されることのないパスを1ビット誤りが生じている仮想パスとして考慮することで、I群やII群では検出できない、光ディスク101の記録面に形成されている最短ピットや最短マークの繰り返しにあたるパターン(00110)や(11001)を、検出することができる。これにより、再生信号系列のすべてのゼロクロス点について再生信号の品質評価を行うことができる。しかし、PRML復号において最も誤りが生じやすい二つのパスの確からしさの差を算出するのであれば仮想パスは考慮しなくてもよい。すなわち、III群及びIV群に属するパスは距離差演算器182の演算対象から除外しても構わない。
図4は、第2の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。パターン検出器181は、入力される符号系列から、図3に示したI群及びII群に係る二つの5ビットパターン(00x11)及び(11x00)のみを検出する。距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じて演算式I及び演算式IIのいずれか一方を選択して距離差|Pa−Pb|を算出する。このように、本実施形態によると、第1の実施形態よりも少ない計算量で光ディスク再生信号の品質を評価することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から8までの9値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“4”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)及び(11x00)の二つの5ビットパターンを検出する。再生信号系列がPR(1,2,2,2,1)等化される場合、各パターンの5ビット目の符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、当該符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、当該符号に対応する再生信号系列のサンプル点の値yk−2から距離差を算出する。
図5は、第3の実施形態に係る再生信号品質評価装置18の構成を示す。ここで、距離差演算器182にはPR(1,2,2,2,1)等化された再生信号系列が入力されるものとする。PR(1,2,2,2,1)等化の場合、符号系列の等化期待値は0から8までの9値のいずれかを取る。本実施形態では等化期待値“4”がゼロクロスレベルに相当する。パターン検出器181は、入力される符号系列から、再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンとして、(00x11)及び(11x00)の二つの5ビットパターンを検出する。再生信号系列がPR(1,2,2,2,1)等化される場合、各パターンの5ビット目の符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値において“2”で重み付けられている。すなわち、当該符号は、検出されたパターン後の符号系列の等化期待値に対して支配的となる符号である。したがって、距離差演算器182は、当該符号に対応する再生信号系列のサンプル点の値yk−2から距離差を算出する。
図6は、PR(1,2,2,2,1)等化においてゼロクロスレベルと交差する二つのパス(パス対)のうちパターン(00x11)に対応するものを示す。パターン(00x11)が検出された場合のパス対は図6に示したように全部で9つあり、サンプル点の等化期待値は“3”(パスA)又は“5”(パスB)である(I群)。図示は省略するが、パターン(11x00)が検出された場合のパス対もまた全部で9つあり、サンプル点の等化期待値は“3”(パスA)又は“5”(パスB)である(II群)。いずれの群に属するパス対も互いの距離dminは“2”である。
図5に戻り、距離差演算器182は、パターン検出器181によって検出されたパターンに応じた演算式でサンプル点の値を演算して、再生信号系列と、二つのパスのそれぞれとの距離差|Pa−Pb|を算出する。本実施形態の場合、I群でもII群でもサンプル点の等化期待値は同じであるため、パターン(00x11)及びパターン(11x00)のいずれかが検出された場合、距離差演算器182は演算式として、
Ck−2−Ek−2
を適用する。ただし、Cj=(yj−3)2、Ej=(yj−5)2である。
Ck−2−Ek−2
を適用する。ただし、Cj=(yj−3)2、Ej=(yj−5)2である。
以上、本実施形態によると、PR(1,2,2,2,1)等化を採用する光ディスク装置において、光ディスクから再生された信号の品質を従来よりも少ない計算量で評価することができる。PR等化を一般化して、a、b及びcを正数とするPR(a,b,c,b,a)等化としても同様の効果が得られる。また、サンプル点を二つあるいは三つに増やす、又は第1の実施形態と同様に仮想パスを考慮することで距離差のばらつき演算の精度を高めることができる。
なお、各実施形態に係る再生信号品質評価装置18は単一の半導体チップで構成可能であるほか、複数の半導体チップに分散して構成することができる。単一の半導体チップで構成する場合、さらに、適応フィルタ16やビタビ回路17までもを含むようにしてもよい。
また、各実施形態において、距離差演算器182における2乗計算を乗算及び加算に置き換える手法が公知である(例えば、特許文献1参照)。この置き換えによって、距離差演算器182の回路構成を簡略化することができる。
本発明の一態様に係る再生信号品質評価装置18は光ディスク装置100の信頼性を改善する制御に用いることができる。例えば、図1において、波形等化器13の周波数特性を変化させながら、ばらつき演算器183から出力される標準偏差から信号品質指標を求め、最小値を示す周波数特性を設定することで、光ディスク装置100の信頼性を改善することができる。また、ばらつき演算器183から出力される平均値が0となるように、又はばらつき演算器183から出力される標準偏差から信号品質指標を求めて当該指標値が最小となるように記録パワーや記録補償量を制御して、光ディスク装置100と光ディスク101の組み合わせにおいて記録パラメータの最適化を行うことで、光ディスク装置100の信頼性を改善することができる。また、上記信号品質指標は光ヘッド10のサーボ制御の調整にも用いることができる。例えば、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、ディスクチルト制御、レンズ球面収差補正制御などである。
本発明に係る再生信号品質評価装置は、より少ない計算量で光ディスク再生信号の品質評価ができるため、ブルーレイディスク装置やDVD装置などの光ディスク装置で再生される信号の品質を評価する装置などとして有用である。
Claims (16)
- 光ディスクの再生信号の品質を評価する装置であって、
PRML復号によって得られる符号系列から、PRML復号過程のPR等化によって得られる再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出するパターン検出器と、
前記再生信号系列の前記検出されたパターン対応部分のサンプル点であって、前記検出されたパターン後の前記符号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、前記検出されたパターンに応じた演算式で演算して、前記再生信号系列と前記再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出する距離差演算器と、
前記算出された距離差のばらつきを算出するばらつき演算器とを備えている
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項1の再生信号品質評価装置において、
前記二つの理想的な遷移系列は、いずれも、PRML復号において選択され得るパスに係るものである
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項2の再生信号品質評価装置において、
前記PR等化は、a及びbを正数とするPR(a、b、b、a)等化である
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項3の再生信号品質評価装置において、
前記距離差演算器は、前記整数bで重み付けられている符号に対応する一つ又は二つのサンプル点の値から前記距離差を算出する
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項2の再生信号品質評価装置において、
前記PR等化は、a、b及びcを正数とするPR(a、b、c、b、a)等化である
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項5の再生信号品質評価装置において、
前記距離差演算器は、前記整数cで重み付けられている符号に対応するサンプル点の値から前記距離差を算出する
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項1の再生信号品質評価装置において、
前記ばらつき演算器は、少なくとも前記算出された距離差の標準偏差を算出する
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 請求項7の再生信号品質評価装置において、
前記ばらつき演算器は、前記算出された距離差の平均値を算出する
ことを特徴とする再生信号品質評価装置。 - 光ディスクの再生信号の品質を評価する方法であって、
PRML復号によって得られる符号系列から、PRML復号過程のPR等化によって得られる再生信号系列のゼロクロス点相当部分を含む所定のパターンを検出するステップと、
前記再生信号系列の前記検出されたパターン対応部分のサンプル点であって、前記検出されたパターン後の前記再生信号系列の等化期待値において相対的に大きく重み付けられている符号に対応するサンプル点の値を、前記検出されたパターンに応じた演算式で演算して、前記再生信号系列と前記再生信号系列の二つの理想的な遷移系列のそれぞれとの距離差を算出するステップと、
前記算出された距離差のばらつきを算出するステップとを備えている
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項9の再生信号品質評価方法において、
前記二つの理想的な遷移系列は、いずれも、PRML復号において選択され得るパスに係るものである
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項10の再生信号品質評価方法において、
前記PR等化は、a及びbを正数とするPR(a,b,b,a)等化である
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項11の再生信号品質評価方法において、
前記距離差を算出するステップでは、前記整数bで重み付けられている符号に対応する一つ又は二つのサンプル点の値から前記距離差が算出される
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項10の再生信号品質評価方法において、
前記PR等化は、a、b及びcを正数とするPR(a,b,c,b,a)等化である
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項13の再生信号品質評価方法において、
前記距離差を算出するステップでは、前記整数cで重み付けられている符号に対応するサンプル点の値から前記距離差が算出される
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項9の再生信号品質評価方法において、
前記ばらつきを算出するステップでは、少なくとも前記算出された距離差の標準偏差が算出される
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。 - 請求項15の再生信号品質評価方法において、
前記ばらつきを算出するステップでは、前記算出された距離差の平均値が算出される
ことを特徴とする再生信号品質評価方法。
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