JP2006202459A - 再生装置及び記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ディスクの上下非対称なアシンメトリという特性を補償するため、ビタビ復号の目標値を適応化する方法は、最小自乗ユークリッド距離の値が変化し、正確なエッジシフト量が得られず、最適な記録補償が困難である。
【解決手段】 適応等化器24は、光ディスクから再生されたランレングス制限符号に対してPR特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する。ビタビ復号器25は、仮判別信号と波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出し、仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する。これらを用いて、演算部29は、実際の等化後信号に基づいた最小自乗ユークリッド距離を演算する。演算部28、32はDSAM、SAMDEVを算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は再生装置及び記録再生装置に係り、特にテーブル変換を用いるランレングス制限符号化手段で得られるランレングス制限符号を光ディスク等の記録媒体から再生する再生装置、及びビタビ復号とエラーレート指標抽出手段、もしくはエッジシフト情報抽出手段を備えて記録媒体からランレングス制限符号を記録し再生する記録再生装置に関する。
光ディスクにおいては、従来、信号品質を示す指標として、ジッタが用いられており、ディスクの評価や、記録パラメータの最適化、等化器係数の最適化等にも用いられてきた。このジッタは、ゼロクロスするタイミングが、クロックに対してどの程度揺れているかをTIA(タイムインターバルアナライザ)等の計測器で計測し、標準偏差を演算して求めたものである。
しかし、近年の光ディスクの大容量化のための高密度化に伴って、再生系にはPRML(Partial Response Maximum Likelihood)処理が導入され、エラーレートが事実上最も重要な指標となってきた。前記ジッタとこのエラーレートとの間に相関はある程度あるものの、高密度記録された信号を再生すると、特に最短マーク長に対応した信号(BD規格においては2T;Tはチャネルクロックの周期)の振幅が著しく低下し、ジッタは、この2Tの品質でその値が左右される。
一方、エラーレートについては、PRML信号処理した信号を記録再生する場合、状態遷移に基づいて複数の目標値を有するビタビ復号が使用されるため、2Tだけに依存するわけではなくなる。具体的には、ゼロクロス付近のデータだけでなく、信号全ての情報を用いて、元のデータを推測する。結果として、エラーレートにとって最適な状態と、ジッタにとって最適な状態は、一致しなくなってくる。
記録パラメータについても、従来は、ゼロクロス付近のずれ量をデータパターン毎に演算して求まるエッジシフト情報にて評価をしていたが、光ディスクの記録が高密度化されるにつれ、エラーレートとの相関性がなくなってきた。そこで、最近では、ビタビ復号と同様の考え方により、ユークリッド距離を用いたエラーレート指標、及びエッジシフト指標が、光ディスクの信号品質を示す指標として検討されるようになってきた。
ジッタに代わる指標としては、SAM(Sequenced Amplitude Margin)信号という指標が提案されている。このSAM信号は、ゼロクロスを含むパターン毎のエッジシフト情報に相当するDSAMと、全てのパターンについて、DSAMの分散を演算したもので、従来のジッタに相当するDSAMのデビエーション(以下、SAMDEVと称す。)とからなる。
上記のSAM信号は、具体的には、光記録再生チャネルに適し、ハードウェア規模が小さく、記録最適化に活用できるという点から、エッジシフトエラーを定量化するMLSE(Maximum Likelihood Sequence Error)という指標としてPRML信号処理における信号品位の評価指標に用いることが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
この非特許文献1では、パーシャルレスポンスPR(1,2,2,1)のデコード処理において、状態遷移図には1本の信号系列Xに対し、2本の状態遷移パスP、Pが生成され、それら2本のパスの信号系列Xに対するメトリック誤差MDを次式で求める。
Figure 2006202459
ここで、上式中、dminは、最小自乗ユークリッド距離を示し、MLSE演算ではパス長4で、dmin=10(=1+2+2+1)となるパターンを選択する。また、上式中、右辺のdminを除いた絶対値の数値は、ゼロクロスを含むパターン毎のエッジシフト情報を示している。上記のメトリック誤差MDのRMS値であるMDrmsは、次式で表わされる。
Figure 2006202459
そして、上記のMLSEは、上記のMDrmsを2dminで除算して得られ、更に、dmin=10とすることにより、MLSEは
MLSE(%)=50MDrms
で得られる。
更に、この非特許文献1では、PRML処理を採用する高密度光記録では、MLSEが最小となるように、記録パルスを制御して最適記録を行う方法を開示している。すなわち、この非特許文献1では、dmin=10となる各パターン毎に得られたDSAMの情報を、記録時のライトストラテジ設定パラメータと対応させることにより、再生側で抽出した情報を記録にフィードバックして、トータルとしてエラーレートを下げることができることを示唆している。
また、従来、光ディスクのレーザ発光波形規則(ライトストラテジ)を決定するために、約1回転のデータを記録し、その記録した領域を再生して、マーク長とそのマークの直前又は直後のスペース長との組合せ毎に位相誤差(ゼロクロス部分のエッジシフト)を測定し、測定した位相誤差に基づき、位相誤差を補償する方向へ記録補償のパラメータを操作して最適な記録条件を決定するようにした記録再生装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
図10は上記の特許文献1記載の従来の記録再生装置の一例の構成図を示す。同図において、レーザ駆動部2により駆動される半導体レーザ1から出射されたレーザ光は、こりメートレンズ3、ビームスプリッタ4及び対物レンズ5を介して光ディスク6に集光照射される。記録時にはコントローラ17から出力された記録データが、データエンコーダ16により誤り訂正符号の付加や変調などの所定の記録信号処理が施された後、記録パルス列補正部13において、記録信号のマークの直前又は直後のスペースの長さに応じて、記録パルス列を補正したマルチパルス列に変換され、レーザ駆動部2に入力される。レーザ駆動部2からのマルチパルス列に応じて駆動される半導体レーザ1から出射されたレーザ光は、光ディスク6の記録層の物理的及び光学的特性を変化させて情報を記録する。
再生時には、光ディスク6からの反射光が、対物レンズ5、ビームスプリッタ4、検出レンズ7を介して受光素子で受光され、電気信号に変換されてヘッドアンプ9に入力される。ヘッドアンプ9から出力されたRF信号は、データデコーダ10に供給されて復調、エラー訂正などの処理が行われてコントローラ17に供給される一方、位相誤差検出部11に供給されて記録パターン毎に、チャネルクロックとの位相誤差が検出される。すなわち、記録パターン毎にエッジシフト量を検出する。
位相誤差検出部11から出力された位相誤差検出信号は、記録補償パラメータ調整部12に供給されて発光波形規則(ライトストラテジ)を最適化する。記録パルス列補正部13は、データエンコーダ16により生成された、記録すべきデータにエラー訂正符号が付与された記録データに応じて、記録補償パラメータ調整部12からの発光波形規則に基づいて、レーザ駆動部2への制御信号を補正する。アシンメトリ検出部14は、ヘッドアンプ9から出力された信号のアシンメトリを検出し、その検出結果を記録パワー決定部15に供給して最適パワーを決定する。
この従来の記録再生装置では、発光波形規則(ライトストラテジ)を決定するためのテストパターンを光ディスク6に記録した後、そのテストパターンを記録した領域を再生して、位相誤差検出部11において各種マークの長さとそのマークの直前の各種スペースの長さとのそれぞれの組合せにおける位相誤差量を測定し、その測定した位相誤差量から、位相誤差量が0となる発光波形規則(ライトストラテジ)を予測して発光波形規則(ライトストラテジ)を決定する。
上記の位相誤差量の測定においては、例えば、マークの始端におけるマーク長とそのマークの直前のスペースの長さの各例の組み合わせ毎に位相誤差量を示す位相誤差テーブルと、マークの終端におけるマーク長とそのマークの直前のスペースの長さの各例の組み合わせ毎に位相誤差量を示す位相誤差テーブルとを用いて行うようにしている。
H.Miyashita,etal,"Signal Qualification Method for PRML Read/Write Channel",Technical Digest of ISOM2003,pp.116-117,2003 特開2003−30837号公報
ところで、光ディスクは記録時のレーザパワー等の条件により、記録信号を再生したときのRF信号の上下非対称なアシンメトリという特性を有する。そして、この特性は、ビタビ復号に大きく影響し、ビタビ復号の効果を下げてしまう。近年、この特性を補償するため、ビタビ復号の目標値を適応化し、アシンメトリが上下非対称であっても、最も良い目標値が選ばれるようになってきており、そのような記録再生装置も本出願人により提案されている(例えば、特開2002−32919号公報)。
しかしながら、ビタビ復号の目標値を可変する上記の方法は、再生信号がPR(1,2,2,1)というような固定の特性ではなくなり、結果として、前述した非特許文献1における最小自乗ユークリッド距離dminは、値が変わってしまうことになる。
このように最小自乗ユークリッド距離dminの値が変化すると、特許文献1記載の従来の記録再生装置のように、記録パターン毎に位相誤差量(エッジシフト量)を抽出して記録補償にフィードバックする構成では、ゼロクロスを含むパターン毎のエッジシフト情報を用いているため、正確なエッジシフト量が得られず、最適な記録補償が困難である。
また、実際のメトリックの値は、自乗(2乗)の値を扱うため、回路的なダイナミックレンジに制限されることが多く、演算精度には限界があり、有限のビット幅での演算を考えると、パターンによって最小自乗ユークリッド距離の値が変化し、dmin=10といったような単純な計算で求めることができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、実際の最小自乗ユークリッド距離の値を適宜演算して求める手段を追加することにより、ビタビの目標値が変動しても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、確からしい指標が得られ、結果として、エラーレート、システムマージンを大幅に拡大することが可能な再生装置及び記録再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、PRML処理において、適応等化回路が求めた仮判別信号の値を入力信号としてビタビ復号器に入力することにより、回路を追加することなく、すべてのパターンに対する個別の最小自乗ユークリッド距離の値を得ることが可能な再生装置及び記録再生装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の再生装置は、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段と、減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、自乗手段により得られた値と最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段とを有し、第3の演算手段により得られたエラーレート情報に基づいて、記録媒体の評価を行うことを特徴とする。
この発明では、仮判別信号が示す目標値毎の実際の波形等化後信号から新たな目標値を求め、波形等化後信号の替わりに、その新たな目標値に対してビタビ復号を行って得た2値データ及びメトリック情報に基づいて、新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算することにより、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて得られたエラーレート情報に基づき確からしい評価を行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の再生装置は、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号をサンプリングして、サンプリングデータを得るサンプリング手段と、サンプリングデータを係数タップの重み付けに応じてフィルタリングすることにより、パーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段と、減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、自乗手段により得られた値と最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段と、エラーレート情報に基づいて、適応等化手段の係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて得られたエラーレート情報に基づいて適応等化手段の係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新するようにしたため、ビタビ復号の目標値を変動させても、エラーの少ない再生信号を得ることができる。
ここで、上記の第1及び第2の発明における減算手段により得られた減算値の絶対値を演算する絶対値演算手段を上記の自乗手段に替えて設けると共に、上記の第3の演算手段を、絶対値演算手段により得られた絶対値と最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する構成としてもよい。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の再生装置は、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段とを有し、減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、記録媒体の評価を行うことを特徴とする。
この発明では、仮判別信号が示す目標値毎の実際の波形等化後信号から新たな目標値を求め、波形等化後信号の替わりに、その新たな目標値に対してビタビ復号を行って得た2値データ及びメトリック情報に基づいて、新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算することにより、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて算出したエッジシフト情報に基づき確からしい評価を行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の再生装置は、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号をサンプリングして、サンプリングデータを得るサンプリング手段と、サンプリングデータを係数タップの重み付けに応じてフィルタリングすることにより、パーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段と、減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、適応等化手段の係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて得られたエッジシフト情報に基づいて適応等化手段の係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新するようにしたため、ビタビ復号の目標値を変動させても、エラーの少ない再生信号を得ることができる
また、上記の目的を達成するため、第6の発明の記録再生装置は、レーザ光のレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータに基づいて制御されるレーザ光を用いて、記録媒体に所望の情報に関するランレングス制限符号を光学的に記録する記録手段と、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段と、減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、自乗手段により得られた値と最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段と、エラーレート情報に基づいて、レーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて得られたエラーレート情報に基づいてレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新するようにしたため、ビタビ復号の目標値を変動させても、再生信号のエラーの少ない記録を行うことができる。
ここで、上記の第6の発明における減算手段により得られた減算値の絶対値を演算する絶対値演算手段を上記の自乗手段に替えて設けると共に、上記の第3の演算手段を、絶対値演算手段により得られた絶対値と最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する構成としてもよい。
また、上記の目的を達成するため、第8の発明の記録再生装置は、レーザ光のレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータに基づいて制御されるレーザ光を用いて、記録媒体に所望の情報に関するランレングス制限符号を光学的に記録する記録手段と、記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、再生手段により再生されたランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、仮判別信号が示す目標値毎に波形等化後信号の値を抽出して、抽出した波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、複数の新たな目標値の中から仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、第1の演算手段からの最小自乗ユークリッド距離と第2の演算手段からの差分値とを減算する減算手段と、減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、レーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、ビタビ復号の目標値を変動させても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これに基づいて得られたエッジシフト情報に基づいてレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新するようにしたため、ビタビ復号の目標値を変動させても、再生信号のエラーの少ない記録を行うことができる。
本発明によれば、ビタビの目標値が変動しても、追従して正確な最小自乗ユークリッド距離が求まり、これにより確からしいエラーレート情報やエッジシフト情報などの指標が得られるため、結果として、エラーレート、システムマージンを大幅に拡大することができる。
また、本発明によれば、適応等化手段にて波形等化後信号と共に得られる仮判別信号を復号手段に入力してビタビ復号するようにしたため、回路を追加することなく、すべてのパターンに対する個別の最小自乗ユークリッド距離の値を得ることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる記録再生装置の一実施の形態の構成図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1に示す実施の形態の記録再生装置は、リードチャネル18を有する点に特徴があり、リードチャネル18において、実際の最小自乗ユークリッド距離dmin’(前記dminに相当)の値を適宜演算して求める手段を設けることにより、各指標の値を正確に求めるようにし、また、ビタビ復号を行うに際し、適応的に更新した目標値に対して、その値(レベル)を使った擬似的な信号を生成し、波形等化後信号と切り替えてブランチメトリックに入力できるようにすることにより、従来の回路をそのまま用いて、適応的な最小自乗ユークリッド距離dmin’の値を得ることにある。
図1において、ライトチャネル20は、コントローラ19から出力された記録すべきデータに対して、エラー訂正符号を付与しランレングス制限規則に従ったデータ変調を行って、基本となる半導体レーザ1への駆動信号となる記録データを生成する。記録パルス列補正部13は、ライトチャネル20から出力された記録データに応じて、レーザ駆動部2への制御信号を補正する。アシンメトリ検出部14は、ヘッドアンプ9からの再生信号のアシンメトリを検出する。記録パワー決定部15は、アシンメトリ検出部14の検出結果に基づき、最適記録パワーを決定する。
再生動作においては、光ディスク6からの反射光が再び対物レンズ5を通った後、ビームスプリッタ4により入射光と分離され、検出レンズ7を経て受光素子8に結像されて光電変換される。受光素子8により得られた検出信号はヘッドアンプ9によりRF信号などに変換され、リードチャネル18により2値データ信号に変換されてコントローラ19に送られる。
本実施の形態の情報記録装置においては、記録時の発光パワー(記録パワー)を決定するために、リードチャネル18で算出した後述のエラーレート指標(SAMDEV)に基づき、コントローラ19がレーザ駆動部2を制御し、エラーレートが最小となる最適な記録パワーを決定する。
すなわち、図10に示した従来装置と同様に、テストパターンを光ディスク6に記録した後、そのテストパターンを記録した領域を再生して、位相誤差検出部11において各種マークの長さとそのマークの直前の各種スペースの長さとのそれぞれの組合せにおける位相誤差量を測定し、その測定した位相誤差量から、位相誤差量が0となるストラテジを予測し、アシンメトリ検出部14の検出結果に基づき、ストラテジ設定パラメータを変更して最適記録パワーの粗調整を行うが、本実施の形態ではこれに加えて最終的にリードチャネル18で算出したエラーレート情報、及びエッジシフト情報の少なくともいずれか一方に基づいてエラーレートが最小となる記録パワーに微調整する。
記録パルス列補正部13は、データ抽出クロック信号としてのチャネルクロックの周期(T)の2倍(2T)から8倍(8T)と9倍(9T)の長さを有するマークとスペースにより構成された所定パターン(テストパターン)に対するエッジシフト指標に基づき、その所定パターンにてエラーレートが最小となるような記録パルス列を生成する。コントローラ19は、dmin演算モード用の制御信号(dmin演算モード信号)をリードチャネル18に対して供給しており、例えば光ディスク6の再生時に適宜、最小自乗ユークリッド距離dmin’を演算するモードに移行させる。
図2は図1のリードチャネル18の一実施の形態のブロック図を示す。図2において、図1に示した光ディスク6から再生されてヘッドアンプ9で増幅されたランレングス制限符号は、A/D変換器21によりマスタークロックでサンプリングされてディジタル信号に変換された後、AGC・ATC回路22で振幅を一定にする自動利得制御(AGC)及び2値コンパレートの閾値を適切に直流(DC)制御する自動閾値制御(ATC)が行われ、リサンプリング・DPLL23に供給される。なお、A/D変換器21を設ける位置は、リサンプリング・DPLL23の前であればどこであってもよい。
リサンプリング・DPLL23は、自分自身のブロックの中でループが完結しているディジタルPLL回路で、A/D変換器21により固定のシステムクロックでサンプリングされている入力信号に対し、所望のビットレートでリサンプリングしたディジタルデータを生成し、後段の適応等化器24に供給する。
なお、ここで「リサンプリング」とは、ビットクロックのタイミングにおけるサンプリングデータを、システムクロックのタイミングでA/D変換したデータより間引き補間演算をして求めることをいう。また、リサンプリング・DPLL23は、位相0°のリサンプリングデータのゼロクロスを検出しており、それにより得られる0ポイント情報を適応等化回路20に供給する。
なお、上記0ポイント情報は、ビットサンプリングのデータが、ゼロレベルとクロスするポイントをビットクロック単位で示している。更に、リサンプリング・DPLL23は、この0ポイント情報が示すゼロクロスポイントに相当する位相180°のリサンプリングデータの値に基づいて、それが0に近付くように、リサンプリングのタイミング、つまり周波数及び位相をロックさせる。
適応等化器24によりPR(パーシャルレスポンス)特性が付与された等化後再生波形は、ビタビ復号器25に供給されて、例えばビタビ復号される。このビタビ復号器25の回路構成は後述するように、本実施の形態特有の構成であるが、基本的には、等化後再生波形のサンプル値からブランチメトリックを計算するブランチメトリック演算部と、そのブランチメトリックを1クロック毎に累積加算してパスメトリックを計算するパスメトリック演算部と、パスメトリックが最小となる、最も確からしいデータ系列を選択する信号を記憶するパスメモリとを有し、これに加えて本実施の形態では、適応的に変化したビタビ復号の目標値と仮判別信号に基づいて生成した信号を、本来のビタビ復号器の入力である波形等化後信号と置き換えてビタビ復号する手段を有する。上記のパスメモリは、複数の候補系列を格納しており、パスメトリック演算部からの選択信号に従って選択した候補系列を復号データ系列である2値データとして出力する。
リサンプリング・DPLL23は、例えば図3のブロック図に示す如き構成とされている。同図において、補間器231は図2のAGC・ATC回路22からの入力ディジタル信号と後述のタイミング調整器234からの信号とを入力信号として受け、タイミング調整器234から入力されるデータ点位相情報とビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定して出力する。この補間器231の出力データ値は、リサンプリング信号として図2の適応等化器24に供給されると共に、位相検出器232に供給される。位相検出器232は、リサンプリング信号からゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点でのデータ値を利用して位相誤差として出力する。
位相検出器232の出力位相誤差信号は、ループフィルタ233で積分された後、タイミング調整器234に供給され、ここでループフィルタ233の出力の次のデータ点位相の推定が行われ、このデータ点位相情報と、同じく生成されたビットクロックが補間器231に供給される。
図4は図2中の適応等化器24の一実施の形態のブロック図を示す。図4において、適応等化器24は、リサンプリング・DPLL23からのリサンプリングデータに対して、PR等化特性を付与するトランスバーサルフィルタ241と、このトランスバーサルフィルタ241の係数をエラー信号に応じて可変する乗算器・低域フィルタ(LPF)244と、トランスバーサルフィルタ241の出力信号に基づいてエラー信号を生成する仮判別回路242と、前記エラー信号を極性反転して乗算器・LPF244に供給するインバータ(INV)243とからなる。
仮判別回路242はトランスバーサルフィルタ241の出力(等化後出力)を仮判別し、その等化後出力と仮判別結果の差を演算することによってエラー信号を生成する。仮判別結果は、仮判別信号として、図2に示したビタビ復号器25へ供給される。なお、仮判別回路242自体の動作は、本発明者による発明を記載した特許第3428499号公報、特許第3428525号公報などに開示されており、公知である。
再生信号のチャネルレート(ビットレート)に対して、再生信号の帯域は、光学系のMTF特性により、高域が大きく削られている。このとき、理想的には、公知のナイキスト条件を満たすように等化が行われ、その一つである目標特性(PR(1,1)、PR(1,2,2,1)などのような特性)に収束することが望ましい。
例えば、PR(1,2,2,1)を考えた場合、この波形等化後信号に対する仮判別信号は、0,a,2a,a+b,2b,a+2b,2a+2bの7値をとる。この7値をビタビ復号器に入力すると、元のデータ(入力値)とPR等化後の再生信号(出力値)は、過去の信号の拘束を受け、これと(1,7)RLLによって入力信号の"1"は2回以上続かないことを利用すると、図5に示すような状態遷移図で表わすことができることが知られている。なお、(1,7)RLLは最小反転間隔が”2”で、最大反転間隔が”7”であるランレングス制限規則を示す。
図5において、S0〜S5は直前の出力値により定まる状態を示す。この状態遷移図から例えば状態S2にあるときは、入力値がa+2bのとき出力値1となって状態S3へ遷移し、入力値が2bのとき出力値が1となって状態S4へ遷移するが、それ以外の入力値は入力されないことが分かり、また、もし入力されればそれはエラーであることが分かる。
また、上記以外のパーシャルレスポンス(PR)特性として、PR(a,b,b,b,a)の特性を孤立波に付与して等化すると、よく知られているように、この等化波形は、0,a,2a,a+b,2a+b,2b,a+2b,3b,a+3b,2a+3bの10値をとる(ただし、a=1、b=2のような場合には、2a+b=2bとなるので、9値をとる。)。
この10値をビタビ復号器に入力すると、元のデータ(入力値)とPR等化後の再生信号(出力値)は、過去の信号の拘束を受け、これと(1,7)RLLによって入力信号は”1”が2回以上続かないことを利用すると、図8に示すような状態遷移図で表わすことができることが知られている。
図8において、S0〜S9は直前の出力値により定まる状態を示す。この状態遷移図から例えば状態S2にあるときは、入力値がa+2bのとき出力値1となって状態S3へ遷移し、入力値が2bのとき出力値が1となって状態S4へ遷移するが、それ以外の入力値は入力されないことが分かり、また、もし入力されればそれはエラーであることが分かる。
図9は上記のPR(a,b,b,b,a)の特性と仮判別回路242が出力する仮判別値との関係を示す。図9では、例として、パーシャルレスポンス特性がPR(1,2,2,2,1)、PR(1,3,3,3,1)の場合を示しているが、PR(1,1,1,1,1)やPR(3,4,4,4,3)等も可能である。また、図9において、RLL(1,x)は最小反転間隔が”2”で、最大反転間隔が変調方式によって異なる所定の値xのランレングス制限規則を示し、RLL(2,x)は最小反転間隔が”3”で、最大反転間隔が変調方式によって異なる所定の値xのランレングス制限規則を示している。
RLL(1,x)の場合は、図8と共に説明したように、等化波形は、PR(a,b,b,b,a)では、0,a,2a,a+b,2a+b,2b,a+2b,3b,a+3b,2a+3bの10値をとり、これらに対応した各パーシャルレスポンス特性における仮判別信号の値(仮判別値)が図9に示されている。RLL(2,x)はRLL(1,x)と同様の仮判別値を示すが、RLL(1,x)の2a+bと2bで示す2値の値は存在しない。このような場合でも、目標値を適応的に算出した状態で、エラーレート情報やエッジシフト情報を取り出すことで、前記実施の形態と同様の効果が得られる。
次に、ビタビ復号(ML)について図6を用いて説明する。図6は図2中のビタビ復号器25の一実施の形態のブロック図を示す。図2及び図4に示した適応等化器24より出力された波形等化後信号と仮判別信号のうち、波形等化後信号は図6に示すビタビ復号器25内のスイッチ(SW)251及び分配器255にそれぞれ供給され、仮判別信号は、選択器250及び分配器255にそれぞれ供給される。
分配器255は、仮判別信号に基づき、その目標値毎に適応等化器24より出力された実際の波形等化後信号の値を抽出する。低域フィルタ(LPF)256は、分配器255から出力された波形等化後信号の低域成分だけを同じく目標値毎に抽出する。目標値演算部257は、LPF256から供給された波形等化後信号の低域成分に基づいて、新しい目標値を生成する。例えば、仮判別信号の値(目標値)2a+2bに対するLPF256からの実際の出力信号をy、仮判別信号の値(目標値)0に対するLPF256の実際の出力信号をyとすると、生成される新しい目標値をaim(2a+2b),aim(0)とすると、これらは
aim(2a+2b)= ((y)−(y))/2
aim(0) =(−1)×((y)−(y))/2
で表わされる。
目標値演算部257で生成された新しい目標値は、選択器250及びブランチメトリック演算部252にそれぞれ供給される。選択器250は、入力される仮判別信号の値に基づいて、目標値演算部257からの複数の目標値の中から一の目標値を選択する。その選択された目標値はSW251に供給される。SW251は、図1に示したコントローラ19より供給されるdmin演算モード信号に基づきdmin演算をするときには、選択器250から供給された目標値を出力し、それ以外は、適応等化器24から供給された波形等化後信号を切り替え出力する。
SW251の出力信号は、ブランチメトリック演算部252に供給される。ブランチメトリック演算部252では、目標値演算部257より供給される目標値群に対して、遷移一回分のエラー演算を行い、それぞれの目標値群に対して、ユークリッド距離を演算する。ブランチメトリック演算部252の出力信号は、パスメトリック演算部253に供給される。
パスメトリック演算部253は、入力されたユークリッド距離に基づいてパスメトリックを演算し、その演算結果を2値データとして、バスメモリ254を介して出力する。また、パスメトリック演算部253は、パスメトリックを演算する過程において、状態遷移が合流するところ(マージ)がある場所ではパスメトリックの比較を行い、この結果をメトリック情報として後段に出力する。
再び図2に戻って説明するに、図6の構成のビタビ復号器25より出力されたメトリック情報は、パターン別メトリック演算部26に供給される。パターン別メトリック演算部26は、ビタビ復号器25から出力された2値データからパターン検出部27で検出された複数のパターン検出情報が供給されており、そのパターン検出情報に応じてビタビ復号器25から入力されたメトリック情報を振り分ける。
パターン別メトリック演算部26の出力メトリック情報は、DSAM演算部28とdmin’演算部29にそれぞれ供給される。DSAM演算部28では、次式によりDSAMを算出する。
Figure 2006202459
一方、dmin’演算部29では、次式によりdmin’を算出する。
Figure 2006202459
ここで、数3及び数4に示した各式において、lAi、lBiは、1本の信号系列Xに対して生成される2本の状態遷移パスPAとPBにおける状態Si-1から状態Siへの遷移の理想的信号レベルを示し、yiは状態Si-1から状態Siへの遷移の波形等化後信号レベルを示し、dmin’は2本の状態遷移パスPAとPBとの間の最小自乗ユークリッド距離を示す。
また、数3は、状態遷移として存在し得るパターンAに対するユークリッド距離と、状態遷移として存在し得るパターンB(ただし、パターンAとBはdmin’だけ離れている)に対するユークリッド距離との差によりDSAMが算出されることを示している。
このDSAMは、前述したゼロクロスを含むパターン毎のエッジシフト情報に相当する指標を示す。
dmin演算モードのときにdmin’演算部29は内部にその演算結果を保持し、減算器34に供給する。dmin演算モードでないときは、DSAM演算部28で演算して得たDSAMを減算器34に供給する。算出された上記のDSAMとdmin’とは、減算器34に供給されて減算された後、メモリ30に記憶される一方、自乗演算部31に供給されて自乗演算されてからSAMDEV演算部32に供給されて次式によりSAMDEVが算出される。
Figure 2006202459
ここで、上記のSAMDEVは、前述したように従来のジッタに相当する指標である。SAMDEV演算部32により算出されたSAMDEVはメモリ33に格納された後、必要に応じて、エラーレート情報として出力される。一方、前記メモリ30に記憶されたDSAMとdmin’との差分情報は、必要に応じて、エッジシフト情報として出力される。これらエラーレート情報及びエッジシフト情報は、図1のコントローラ19へ出力される。
これにより、上記のエラーレート情報は、図1のレーザ駆動部2、又はライトチャネル20を介して記録パルス列補正部13に供給されて、半導体レーザ1から出射されるレーザパワーあるいはストラテジパルス設定パラメータをエラーの少なくなる方向へ導くために用いられる。あるいは、上記のエラーレート情報は、リードチャネル18内の適応等化器24のトランスバーサルフィルタ241の係数タップを更新して、エラーの少なくなる方向へ導くようにしてもよい。
また、上記のエッジシフト情報も、レーザパワーあるいはストラテジパルス設定パラメータをエラーの少なくなる方向へ導くために用いられるか、リードチャネル18内の適応等化器24のトランスバーサルフィルタ241の係数タップを更新して、エラーの少なくなる方向へ導く。
本実施の形態によれば、ビタビ復号器25内の分配器255、LPF256及び目標値演算部257により、仮判別信号に基づき適応的に更新したビタビ復号の目標値に対し、その値(レベル)を使った擬似的な信号を生成し、dmin演算モードでは選択器250により選択した目標値をSW251により波形等化後信号に替えてブランチメトリック演算部252に供給してビタビ復号することにより、従来の回路をそのまま用いて、最小自乗ユークリッド距離dmin’の値を適応的に得ることができる。また、上記のdmin’を適応的に演算して求めているため、目標値を可変しているにも拘らず、エッジシフト情報やエラーレート情報を従来に比べて正確に求めることができる。
図7は図1のリードチャネル18の他の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示すリードチャネル18は、図2の自乗演算部31の替わりに、絶対値演算部35を設けた点に特徴がある。これにより、図7の実施の形態では、dmin演算モードのときにdmin’演算部29は内部にその演算結果を保持し、減算器34に供給し、dmin演算モードでないときは、DSAM演算部28で演算して得たDSAMを減算器34に供給して、算出された上記のDSAMとdmin’とを減算させ、その減算結果をメモリ30に記憶する一方、絶対値演算部35に供給して絶対値演算させる。
絶対値演算部35により演算して得られた絶対値|DSAM−dmin’|は、SAMDEV演算部32に供給されて次式によりSAMDEVが算出される。
Figure 2006202459
ここで、数6に示したSAMDEVは、前述したように従来のジッタに相当する指標である。SAMDEV演算部32により算出されたSAMDEVは、図2の実施の形態と同様に、メモリ33に格納された後、必要に応じて、エラーレート情報として出力される。
図7に示す構成のリードチャネル18は、図2の自乗演算部31の替わりに、絶対値演算部35を用いることにより、自乗演算を近似的に絶対値演算で代用するので、図2に示した構成のリードチャネル18に比べて精度は若干落ちるが、回路規模が少なくて済むという特長がある。
本発明の一実施の形態の記録再生装置の一実施の形態のブロック図である。 図1中のリードチャネルの一実施の形態のブロック図である。 図2中のリサンプリング・DPLLの一例のブロック図である。 図2中の適応等化器の一例のブロック図である。 波形等化後信号に対する仮判別信号の0,a,2a,a+b,2b,a+2b,2a+2bの7値をビタビ復号器に入力した場合の状態遷移図である。 図2中のビタビ復号器の一実施の形態のブロック図である。 図1中のリードチャネルの他の実施の形態のブロック図である。 波形等化後信号に対する仮判別信号の0,a,2a,a+b,2a+b,2b,a+2b,3b,a+3b,2a+3bの10値をビタビ復号器に入力した場合の状態遷移図である。 PR(a,b,b,b,a)の特性と仮判別回路が出力する仮判別値との関係を示す図である。 従来の記録再生装置の一例のブロック図である。
符号の説明
1 半導体レーザ
6 光ディスク
8 受光素子
18 リードチャネル
19 コントローラ
20 ライトチャネル
21 A/D変換器
23 リサンプリング・DPLL
24 適応等化器
25 ビタビ復号器
26 パターン別メトリック演算部
27 パターン検出器
28 DSAM演算部
29 dmin’演算部
30、33 メモリ
31 自乗演算部
32 SAMDEV演算部
34 減算器
35 絶対値演算部
231 補間器
232 位相検出器
233 ループフィルタ
234 タイミング調整器
241 トランスバーサルフィルタ
242 仮判別回路
243 インバータ(INV)
244 乗算器及びLPF
250 選択器
251 スイッチ(SW)
252 ブランチメトリック演算部
253 パスメトリック演算部
254 パスメモリ
255 分配器
256 低域フィルタ(LPF)
257 目標値演算部

Claims (8)

  1. 記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と、
    前記減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、
    前記自乗手段により得られた値と前記最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段と
    を有し、前記第3の演算手段により得られた前記エラーレート情報に基づいて、前記記録媒体の評価を行うことを特徴とする再生装置。
  2. 記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号をサンプリングして、サンプリングデータを得るサンプリング手段と、
    前記サンプリングデータを係数タップの重み付けに応じてフィルタリングすることにより、パーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と、
    前記減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、
    前記自乗手段により得られた値と前記最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段と、
    前記エラーレート情報に基づいて、前記適応等化手段の前記係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新する制御手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  3. 前記減算手段により得られた減算値の絶対値を演算する絶対値演算手段を前記自乗手段に替えて設けると共に、前記第3の演算手段を、前記絶対値演算手段により得られた絶対値と前記最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の再生装置。
  4. 記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と
    を有し、前記減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、前記記録媒体の評価を行うことを特徴とする再生装置。
  5. 記録媒体からランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号をサンプリングして、サンプリングデータを得るサンプリング手段と、
    前記サンプリングデータを係数タップの重み付けに応じてフィルタリングすることにより、パーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と、
    前記減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、前記適応等化手段の前記係数タップをエラーの少なくなる方向へ更新する制御手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  6. レーザ光のレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータに基づいて制御される前記レーザ光を用いて、記録媒体に所望の情報に関するランレングス制限符号を光学的に記録する記録手段と、
    前記記録媒体から前記ランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と、
    前記減算手段により得られた減算値を自乗する自乗手段と、
    前記自乗手段により得られた値と前記最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する第3の演算手段と、
    前記エラーレート情報に基づいて、前記レーザパワー設定値及び前記ストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新する制御手段と
    を有することを特徴とする記録再生装置。
  7. 前記減算手段により得られた減算値の絶対値を演算する絶対値演算手段を前記自乗手段に替えて設けると共に、前記第3の演算手段を、前記絶対値演算手段により得られた絶対値と前記最小自乗ユークリッド距離とに基づいて、エラーレート情報を演算する構成としたことを特徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  8. レーザ光のレーザパワー設定値及びストラテジパルス設定パラメータに基づいて制御される前記レーザ光を用いて、記録媒体に所望の情報に関するランレングス制限符号を光学的に記録する記録手段と、
    前記記録媒体から前記ランレングス制限符号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記ランレングス制限符号に対してパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化し、波形等化後信号を出力すると共に、該波形等化後信号の仮判別結果を示す仮判別信号を出力する適応等化手段と、
    前記仮判別信号が示す目標値毎に前記波形等化後信号の値を抽出して、抽出した前記波形等化後信号から複数の新たな目標値を適応的に算出する目標値算出手段と、
    前記複数の新たな目標値の中から前記仮判別信号に応じて選択した一の目標値又は前記波形等化後信号に対して、ビタビ復号を行って2値データ及びメトリック情報を出力する復号手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、前記算出された新たな目標値に応じた最小自乗ユークリッド距離を演算する第1の演算手段と、
    前記2値データ及びメトリック情報に基づいて、状態遷移として存在し得、かつ、互いに前記最小自乗ユークリッド距離だけ離れている第1及び第2のパターンに対する第1及び第2のユークリッド距離をそれぞれ演算して求め、これら第1及び第2のユークリッド距離の差分値を算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段からの前記最小自乗ユークリッド距離と前記第2の演算手段からの前記差分値とを減算する減算手段と、
    前記減算手段により得られた減算値を、記録補償用の指標であるエッジシフト情報として用いて、前記レーザパワー設定値及び前記ストラテジパルス設定パラメータの少なくとも一方を、エラーの少なくなる方向へ更新する制御手段と
    を有することを特徴とする記録再生装置。



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