JP2006286073A - 最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 - Google Patents
最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006286073A JP2006286073A JP2005103278A JP2005103278A JP2006286073A JP 2006286073 A JP2006286073 A JP 2006286073A JP 2005103278 A JP2005103278 A JP 2005103278A JP 2005103278 A JP2005103278 A JP 2005103278A JP 2006286073 A JP2006286073 A JP 2006286073A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- path
- maximum likelihood
- value
- euclidean distance
- metric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
- H03M13/37—Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
- H03M13/39—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
- H03M13/41—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10046—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
- G11B20/10055—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom
- G11B20/10111—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom partial response PR(1,2,2,1)
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10046—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
- G11B20/10055—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom
- G11B20/1012—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom partial response PR(1,2,2,2,1)
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10268—Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods
- G11B20/10287—Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors
- G11B20/10296—Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors using the Viterbi algorithm
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
- H03M13/63—Joint error correction and other techniques
- H03M13/6343—Error control coding in combination with techniques for partial response channels, e.g. recording
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
- G11B2220/25—Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
- G11B2220/2537—Optical discs
- G11B2220/2541—Blu-ray discs; Blue laser DVR discs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Probability & Statistics with Applications (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Abstract
【解決手段】 メトリック差分MDの分散値σ2MDと最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離d2とを用いた評価値の算出にあたり、固定によるユークリッド距離d2を用いず、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離d2を実際に計算してその値を用いて分散値σ2MDの正規化を行う。適応型とされて基準レベルの値が変化する場合にも実際にユークリッド距離d2の値が計算されることで、固定によるユークリッド距離d2が用いられる場合のように評価値の信頼性が低下する虞はない。
【選択図】図2
Description
このような、TIジッタを用いた信号品質の評価法は、アナログの二値信号を用いたビット検出では、二値信号のエッジのタイミングのばらつきがビットエラーレートに直接影響を及ぼすことから、ビットエラーレートと相関のある評価方法として用いられていた。特に、このようなアナログの2値検出を用いていたCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などでは、非常に有効な信号評価手法として広く用いられていた。
また、最尤検出とは、二つの信号列間にパスメトリックとよばれる距離を定義して、実際の信号と想定されるビット系列から予想される信号との間の距離を調べて、その距離が最も近くなるようなビット系列を検出する方法である。なお、ここで、パスメトリックとは、同じ時刻での2つの信号の振幅差の二乗を全時刻にわたって加算した距離として定義される距離である。また、この距離を最小とするビット系列の探索には、ビタビ検出をもちいる。
これらを組み合わせたパーシャルレスポンス最尤検出は、記録媒体のビット情報から得られた信号をイコライザとよばれるフィルタでパーシャルレスポンスの過程となるように調整し、得られた再生信号と想定されるビット系列のパーシャルレスポンスとの間のパスメトリックを調べて、その距離が最も近くなるようなビット系列を検出する方法である。
ビタビ検出は、所定の長さの連続ビットを単位として構成される複数のステートと、それらの間の遷移によって表されるブランチで構成されるビタビ検出器が用いられ、全ての可能なビット系列の中から、効率よく所望のビット系列を検出するように構成されている。
実際の回路では、各ステートに対してパスメトリックレジスタとよばれるそのステートにいたるまでのパーシャルレスポンス系列と信号のパスメトリックを記憶するレジスタ、および、パスメモリレジスタとよばれるそのステートにいたるまでのビット系列の流れ(パスメモリ)を記憶するレジスタの2つのレジスタが用意され、また、各ブランチに対してはブランチメトリックユニットとよばれるそのビットにおけるパーシャルレスポンス系列と信号のユークリッド距離を計算する演算ユニットが用意されている。
さらに、上記のユークリッド距離を最小にするようなパスを選択するには、この各ステートにおいて到達する2つ以下のブランチが有するパスメトリックの大小を比較しながら、パスメトリックの小さいパスを順次選択することで実現できる。この選択情報をパスメモリレジスタに転送することで、各ステートに到達するパスをビット系列で表現する情報が記憶される。パスメモリレジスタの値は、順次更新されながら最終的にパスメトリックを最小にするようなビット系列に収束していくので、その結果を出力する。
以上のようにすると、上述したような、再生信号に対しパスメトリックの観点で最も近いパーシャルレスポンス系列を生成するビット系列を効率的に検索することができる。
PRMLの場合は、振幅軸方向のゆらぎがビット検出におけるビットエラーレートに直接関係することになる。このため、PRMLを用いたビット検出では、従来のビットエラーレートに対応する指標として、振幅軸方向の揺らぎを取り込んだ指標であることが望ましい。
換言すれば、最尤パスに対するパスメトリックが、第2パスに対するパスメトリックよりも小さくなる場合に、正しいビット検出が実行される。また、逆に大きくなる場合には誤りが発生するというものである。
つまりは、PRMLでのビットエラーレートに対応する指標としては、このような最尤パスに対するパスメトリックと、第2パスに対するパスメトリックとの差分を用いることが有効である。具体的に、このようなメトリック差分の分散値などによる統計的情報を用いるようにされている。
図10は、例えばパーシャルレスポンスのタイプとしてPR(1,2,2,1)が採用された場合での、ビタビ検出器(PRML検出器)内で設定される各基準レベルと再生信号(アイパターン)との関係を示した図である。
先ず、図10(a)では、ビタビ検出器が採用するPRでの各基準レベル(図中R-Lva〜g)に対し、再生信号中のそれぞれ対応するマーク長の振幅レベルが正規分布しており、そのPRのタイプで想定される理想的な再生信号が得られている場合が示されている。
これに対し図10(b)は、例えば記録媒体の高記録密度化等に伴い、特に最短マーク長の再生信号として、充分な振幅が得られなくなった場合が示されている。
このような場合、最短マーク長に対応して設定されるべきそれぞれの基準レベル(図中破線による基準レベルR-Lvc、基準レベルR-Lve)は、実際の信号振幅の分布に対してずれた値となってしまう。このようにそのPRで想定する理想的な波形とは異なる再生信号波形が得られ、これに伴って基準レベルがずれた値となってしまっていることで、この基準レベルに基づいて算出されるブランチメトリックとしても誤りが生じ、これによってビタビ検出器の検出結果にも誤りが生じてしまう可能性がある。
そこで適応型ビタビでは、再生信号中の各分布の平均値を算出する等して、実際の再生信号に応じた各基準レベルを生成し、これをブランチメトリック計算に用いることでビット検出結果の誤りの抑制を図るようにされている。
したがって、適応型ビタビ技術との組み合わせ時において、上述の従来方式、すなわち固定のユークリッド距離を用いて計算された信号品質評価値では、評価値の精度が著しく悪化する可能性がある。
つまり、先ず、ビット情報を再生した再生信号からビタビ検出を行ってビット検出を行うビタビ検出手段であって、ブランチメトリックの計算のために用いられる基準レベルが、上記再生信号のレベルに応じて可変的に設定されるビタビ検出手段を備える。
そして、上記ビタビ検出手段におけるパスの選択の結果生き残ったパスである最尤パスと、この最尤パスと最終的に比較された第2パスとのユークリッド距離を算出するユークリッド距離算出手段を備える。
また、上記再生信号と上記最尤パスと上記第2パスとに基づき、上記第2パスに対するパスメトリックの値と上記最尤パスに対するパスメトリックの値との差分であるメトリック差分を算出するメトリック差分算出手段を備える。
また、上記ユークリッド距離算出手段により算出された上記最尤パスと上記第2パスとのユークリッド距離の値をサンプリングしてその平均値を算出するサンプル平均値算出手段を備える。
また、上記メトリック差分算出手段により算出された上記メトリック差分の分散値を算出する分散値算出手段を備えるようにしたものである。
この結果、適応型のビタビ検出の手法が採られる場合にも適正に信号品質評価値を算出できる。
図1は、本発明における第1実施の形態としての再生装置の概要を表すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の再生装置は、光ディスクなどのディスク状の記録媒体90、この記録媒体90からビット情報を再生する光ピックアップ1、光ピックアップ1で読み取られた信号を再生信号(RF信号)に変換するプリアンプ2を備える。
また、上記再生信号RFをA/D変換するA/D変換器3、PLL(Phase Locked Loop)処理のために再生信号RFの波形を整えるイコライザ4、再生信号RFからクロックを再生するPLL回路5を備える。
そして、再生信号RFからビット情報を検出して2値化信号DDを得るPRML(Pertial Response Maximum Likelihood)復号器6(ビタビ検出器)、PRML復号器6からの情報を元に再生信号品質についての評価値EVを算出するための信号評価器7を備える。
さらに、上記2値化信号DDに基づきビット情報を復調するRLL(1−7)pp復調器などの復調器8、復調された情報の誤り訂正を行うRSデコーダ9、誤り訂正された情報を処理してアプリケーションデータを再生するCPU(Central Processing Unit)ブロック10などを備えて構成されている。
サンプリングされた再生信号RFのサンプリング情報は、イコライザ4で波形を整えられた後、PRML復号器6に入力されて、ビット情報が検出される。
ここでは、PRMLは、記録時の変調方式の制約に従ってD1制約(最小ランレングスd=1で最短マーク長が2T)を満たすように構成し、さらに、PRMLのターゲットレスポンス(PRMLのタイプ)はPR(1,2,2,1)か、あるいはPR(1,2,2,2,1)であるとする。
なお、実際においてPRML復号器6及び信号評価器7は、図1にて破線で囲っているように同一基板上に一体的に形成される。実施の形態では、このように同一基板上に一体的に形成されたPRML復号器6及び信号評価器7が、1つの最尤復号装置を構成しているものとして扱う。
そして、特に本実施の形態の場合では、上述した適応型のビタビ検出動作の実現のため、再生信号RFのレベルに応じた基準レベルを生成するための適応型基準レベル生成回路25が備えられている。
このイコライザ21によって等化処理が施された再生信号RFは、ブランチメトリック計算ユニット22に供給される共に、適応型基準レベル生成回路25に対して供給される。
ここで、以下のビタビ検出動作の説明にあたっては、PR(1,2,2,2,1)のような5タップの拘束長を有するものを例に説明を絞るものとする。最小ランレングス規則としてのD1制約(最小ランレングスd=1で最短マーク長が2T)がある場合、ブランチメトリック計算ユニット22,パスメトリック更新ユニット23、パスメモリ更新ユニット24を有するPRML復号器6は、4ビットで構成される10個のステートと、5ビットで構成される16のブランチが用意され、これらのブランチが、ステートの間をD1制約に従って接続するように構成されている。
また、5ビットで構成される16個のブランチとは、5ビットで構成される32個のビット列00000、00001、00010、00011、00100、00101、00110、00111、01000、01001、01010、01011、01100、01101、01110、01111、10000、10001、10010、10011、10100、10101、10110、10111、11000、11001、11010、11011、11100、11101、11110、11111、のうち、D1制約、すなわち、0、1が単独で現れないという制約(上記の5ビットのビット列では、5ビットの中の真ん中の3ビットに単独で現れない)を満たす16のビット列、00000、00001、00011、00110、00111、01100、01110、01111、10000、10001、10011、11000、11001、11100、11110、11111、で区別される状態のことである。
なお、ターゲットレスポンスがPR(1,2,2,1)の場合は、3ビットで構成される6個のステートと、4ビットで構成される10のブランチが用意されて、D1制約に従ってブランチがステートを接続する。
このステートと、ブランチのビット列の作り方は、PR(1,2,2,2,1)でのステート、ブランチのビット列の作り方と同様である。
パスメトリック更新ユニット(ACS)23では、10のステートに対して、そのステートに到達するパスメトリックが更新されるのと同時に、パスの選択情報が、パスメモリ更新ユニット24に転送される。
2値化信号DDは、図1に示した復調器8に対して供給されると共に、図示するようにしてこの場合は適応型基準レベル生成回路25と、信号評価器7内の後述する最尤パス生成回路32と第2パス生成回路33に対して供給される。
第1の実施の形態の場合のパスメモリ更新ユニット24に対しては、これらのビット系列の情報を利用して、最尤パスのビット系列に対する第2パスのビット系列の誤りのタイプを判定するための、図示する誤り判定部24aが設けられている。
なお、このような誤り判定部24aによる動作については後述する。
このような誤り判定部24aによる判定結果は、図示するパス選択結果情報SPとして信号評価器7内の後述するイネーブラー(enabler)31と第2パス生成回路33とに供給される。
具体的に、この場合の適応型基準レベル生成回路25には、採用されるPRのクラスに対応して設定される基準レベルの数(a〜x)に応じて設けられたx個のローパスフィルタが設けられる。そして、これらのローパスフィルタに対し、上記再生信号RFの値を、上記2値化信号DDのパターンに応じて分配して入力し、これによって各基準レベルごとに再生信号RFの値を平均化する。その結果が基準レベルデータR-Lva〜xとして出力される。
図10は、例えばパーシャルレスポンスのタイプとしてPR(1,2,2,1)が採用された場合での基準レベルと再生信号RF(アイパターン)との関係を示している。
先ず、PR(1,2,2,1)が採用される場合、基準レベルデータR-Lvとしては図示するようにR-Lva〜R-Lvgまでの7値が設定される。
図10(a)では、基準レベルデータR-Lva〜R-Lvgの各基準レベルに対し、再生信号RF中のそれぞれ対応するマーク長の振幅レベルが正規分布しており、そのPRのタイプで想定される理想的な再生信号波形が得られている場合が示されている。
これに対し図10(b)は、例えば記録媒体の高記録密度化等に伴い、特に最短マーク長の再生信号として、充分な振幅が得られなくなった場合が示されている。
このような場合、最短マーク長に対応して設定されるそれぞれの基準レベル(図中破線による基準レベルR-Lvc、基準レベルR-Lve)は、実際の信号振幅の分布に対してずれた値となってしまう。このようにそのPRで想定する理想的な波形とは異なる再生信号波形が得られ、これに伴って基準レベルがずれた値となってしまっていることで、この基準レベルの値に基づいて算出されるブランチメトリックとしても誤りが生じ、これによってPRML復号器6による2値化信号DDにも誤りが生じてしまう可能性がある。
このように実際の再生信号RFに適応した基準レベルデータR-Lvが得られることで、そのPRのクラスで想定される理想的な再生信号RFが得られなかった場合にも、ブランチメトリック計算ユニット22にて計算されるブランチメトリックとして適正な値を得ることができ、これによって2値化信号DDの信頼性の向上を図ることができる。
なお、このような適応型ビタビの検出手法を実現するための構成は例えば「特許第3033238号公報」にも記載されている。
また、特に本実施の形態の場合、これら基準レベルデータR-Lva〜R-Lvxは、信号評価器7内の最尤パス生成回路32、第2パス生成回路33に対しても供給される。
ここで、図示する最尤パスPaと第2パスPbとは、最終的に再生信号RFとの比較が行われる2つのパスであるとみることができる。つまりは、最尤パスPaに対するパスメトリックの値と、第2パスPbに対するパスメトリックの値が比較され、より値の小さい方のパスが生き残りパスとして選択されるというものである。
なお、確認のために述べておくと、パスメトリックとは、この図6で言えば、図中黒丸により示す各サンプリングタイミングで得られる再生信号RFの各サンプリング値に対する、最尤パスPa(或いは第2パスPb)における対応するサンプリングタイミングで得られるそれぞれの値とのユークリッド距離の和、すなわちブランチメトリックの和である。
これに対し、図6(b)では、図6(a)の場合よりも最尤パスPaと再生信号RFとのユークリッド距離が拡大して、第2パスPbと再生信号RFのユークリッド距離が近づく関係となっている。つまりこの場合、最尤パスPaに対するパスメトリックの値は図6(a)の場合よりも大きくなり、逆に第2パスPbに対するパスメトリックの値がより小さくなることで、この場合の検出パスとしての最尤パスPaの確からしさは低下する。この場合は他方の第2パスPbの確からしさが増すこととなって、この第2パスPbが最尤のパスである可能性が高くなるもので、従って最尤パスPaとしての検出パスは、第2パスPbとして示されるパスに対して誤検出されたパスである可能性が高くなる。
PRMLの手法が採られる場合の検出精度は、このようにして最尤パスPaに対するパスメトリックの値と、第2パスPbに対するパスメトリックの値との差、すなわちメトリック差分を求めることで見積もることができる。
すなわち、この場合のメトリック差分MDは、第2パスPbに対するパスメトリックの値から、最尤パスPaに対するパスメトリックの値を減算した値である。
ここで先の図6より、上記のように最尤パスPaと再生信号RFが完全に一致するということは、この場合の第2パスPbに対するパスメトリックは、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離となることがわかる。従って上記のようなメトリック差分MDの最大値としては、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離の値となるものである。
また、最小値は、最尤パスPaに対するパスメトリックの値と第2パスPbに対するパスメトリックの値とが同値となる場合の「0」であり、すなわち図6の場合で言えば最尤パスPaと第2パスPbとの間で、再生信号RFがちょうど中間となるような位置で得られている場合である。
これらのことから、メトリック差分MDは、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離の値(最大値)に近い程検出精度が高いことを示し、逆に「0」(最小値)に近い程検出精度が低く、誤りの可能性が高いことを示す情報となる。
つまりは、このような正規化を行うことで、最尤パスPaと第2パスPbとの間のユークリッド距離を単位として再生信号RFが最尤パスPaにどれだけ近いかの情報が得られ、これにより具体的にどの程度検出精度が高いかという情報を得ることができるといったものである。
先ず、これまでの説明からも理解されるように第2パスPbとしては、最尤パスPaに次いでパスメトリックの値が小さくなるようなパスである。
このとき、これら最尤パス(検出パス)Paと第2パスPbとを、それぞれのパスに基づき得られるビット系列の対比により考えてみると、たとえばターゲットレスポンスがPR(1,2,2,1)のPRMLでは、第2パスPbによるビット系列は、理想的には常に検出されたビット系列に対して1ビットのみ誤りがあるビット系列となることが知られている。
図9は、PR(1,1)、PR(1,2,1),PR(1,2,2,1)、PR(1,2,2,2,1)について、それぞれ1ビット誤り(1bit error)、2ビット誤り(2bit error)のビット系列のパーシャルレスポンス系列に対するユークリッド距離を計算した結果を示している。
なお、2ビット誤りのうちで重要と考えられるものは、拘束長の中に2つ以上の誤りがあるようなものである。そのような例の中でも特に重要なのは、マーク長2のマーク(2Tマーク)の消滅あるいは出現による誤りと、2Tマークのシフトによる誤りである。従ってこの図9では、誤りの種類として、1ビット誤り、最短マークの消滅又は出現による2ビット誤り、及び最短マークシフトによる2ビット誤りの3種類を示している。
即ち1ビット誤りの差分「00001000」は、例えば、誤りのあるビット系列「111110000」と正しいビット系列「111100000」の差分であり、つまり信号波形のエッジシフトによるエラーである。
また2ビット誤りとして示した差分「00011000」は、例えば誤りのあるビット系列「000000011」と正しいビット系列「000110011」の差分(或いはその正誤が反対の場合)などであり、つまり2Tマークの消滅あるいは出現による誤りである。
また同じく2ビット誤りとして示した差分「00010−1000」は、例えば誤りのあるビット系列「0000110000」と正しいビット系列「0001100000」の差分であり、即ち2Tマークがシフトした誤りである。
このように2つの誤りのタイプのユークリッド距離が近接していることで、PR(1,2,2,1)では、上記のようにユークリッド距離が最小であることで1ビット誤りが支配的にはなるのであるが、実際の再生信号RFのノイズ発生レベル等によっては、このような最短マークシフトによる2ビット誤りも、最尤パスPaと第2パスPbとのビット系列の誤りのタイプとなる可能性がある。
図7(a)では、1ビット誤りとして、具体的に最尤パスPaのビット系列「0000011111」に対して、第2パスPbのビット系列「0000001111」となる場合を示している。また、図7(b)では、最短マークシフトによる2ビット誤りとして、最尤パスPaのビット系列「0000110000」に対し第2パスPbのビット系列「0000011000」となる場合について例示している。
なお、これらの図において、実線は最尤パスPaを示し、破線は第2パスPbを示している。また、この図においては、図示するように基準レベルとしては「3,2,1,0,−1,−2,−3」が設定され、PR(1,2,2,1)で想定される理想的な基準レベルが設定されているものとする。
2つのパス間のユークリッド距離d2は、このように各パスが辿る値どうしの差の2乗を求めた上で、それらの和を求めることで計算できる。つまりこの場合、2つのパス間のユークリッド距離d2は、最尤パスPa、第2パスPbにおける同じサンプリングタイミングでの値をそれぞれPAi、PBiとすると、
すなわち、先の図9に示した最短マークシフトによる2ビットエラーの場合のユークリッド距離「12」である。
いずれにせよ、このように最尤パスPaと第2パスPbのビット系列の誤りのタイプに応じては、それら最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離として固定の値をとることになるので、先に説明したようなメトリック差分MDに基づく評価値を生成する際の正規化に用いることになる、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離の値としては、これら最尤パスPaと第2パスPbとの誤りのタイプに応じて、固定による「10」、或いは「12」の値を用いればよいと推測できる。
このように基準レベルの値が変化されることで、最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離としても、変化してしまう場合がある。
このことを、図7及び図8を参照して説明する。
この図8では、先の図10で例示したものと同様に、記録媒体の高記録密度化等に伴って再生信号RF中の最短マークの振幅が低下し、これに適応化されて基準レベル「1」と「−1」の値が変化してそれぞれ「0.6」と「−0.6」とに設定された場合を示している。
これに伴い、これら5番目、6番目のサンプリングタイミングでの最尤パスPa、第2パスPb間のユークリッド距離は、図7(b)の場合ではそれぞれ「12」「−12」であったものが、この場合は「0.62」「−0.62」に変化してしまう。そして、この結果、図7(b)の場合は「12」であったユークリッド距離d2は、図8(b)の場合では図示するように「d2=12+22+0.62+(−62)+(−22)+(−12)」より「10.72」に変化してしまうことになる。
なお、図8の例では最小マークの振幅レベルの低下のみに対応して基準レベルが可変された場合を例示しているので、1ビット誤りの場合(図8(a)の場合)にはユークリッド距離d2が変化しないものとなっている。
しかしながら、実際の再生信号RFとしては、先にも述べたアシンメトリによる影響等で理想的な振幅が得られない場合もあり、例えばこれに伴って他の基準レベルの値も適応的に変化される可能性もある。つまりは、このような基準レベルの値の変化の仕方によっては、1ビット誤りの場合としても同様にユークリッド距離d2が変化するケースもあり得る。
つまりは、このようにして正規化に用いるべき最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離d2の情報として誤った値が用いられることで、メトリック差分MDを用いた評価値としてはその分信頼性が低下してしまう虞がある。
このような動作を実現する、本実施の形態としての信号評価器7の内部構成は図2に示すものとなる。
しかし実際においては、このような問題点に加え、先の図9での説明のようにして最尤パスPaと第2パスPbとの誤りタイプが必ずしも1つのタイプに特定できる保証がないことも問題となる。
すなわち、図9に示したように例えばPR(1,2,2,1)では、最尤パスPaと第2パスPbと誤りのタイプとしては、ユークリッド距離=「10」が最小であることから1ビット誤りが支配的となるが、これに次いでユークリッド距離の小さい最短マークシフトによる2ビット誤りとしては、そのユークリッド距離が「12」と、上記1ビット誤りのユークリッド距離と近接することになるから、実際には再生信号RFのノイズ発生レベルによってこの2ビット誤りが最尤パスPaと第2パスPbとの誤りのタイプとなる可能性もある。
或いは、PR(1,2,2,2,1)が採用される場合、図9より最尤パスPaと第2パスPbとの誤りの関係としてはユークリッド距離=「12」の最短マークシフトによる2ビット誤りが支配的となる。しかし、これに次いでユークリッド距離が小さい誤りのタイプは、ユークリッド距離=「14」の1ビット誤りとなっており、従ってこの場合としてもそれぞれの誤りタイプでのユークリッド距離が近接していることにより、どちらの誤りタイプも最尤パスPaと第2パスPbとの誤りタイプとなる可能性がある。
つまりは、このような場合において、常に最尤パスPaと第2パスPbとについてユークリッド距離を計算していたのでは、それぞれ異なる誤りのタイプとなっている最尤パスPaと第2パスPbとについて混在してユークリッド距離d2が算出されてしまうことになり、このように算出されたユークリッド距離d2に基づく正規化が行われるという点でも、評価値の信頼性が低下してしまうといった問題も生じ得るものである。
つまり、例えばPR(1,2,2,1)の例で言えば、例えば最尤パスPaと第2パスPbとの誤りのタイプが1ビット誤りとなっている場合のみ、或いは最短マークシフトによる2ビット誤りとなっている場合にのみ、信号評価器7の各部の計算動作が行われるようにするといったものである。
すなわち、第1の実施の形態としては、実際に最尤パスPaに対する第2パスPbの誤りのタイプを調べることで、これら最尤パスPaと第2パスPbとの誤りのタイプが対象とする所定の誤りのタイプとなっているかを判定するように構成するものである。
例えば、PR(1,2,2,2,1)が採用される場合において、最短マークシフトエラーによる2ビット誤りとなる場合、最尤パスPaと第2パスPbの2つのパスのビット系列は、5番目と7番目のビットが異なり、それ以外の少なくとも1番目から11番目のビットが一致するなど、誤りのタイプによってそれぞれ一致/不一致となるビット位置を特定することができる。そこで、対象とする所定の誤りのタイプに応じて、このように特定されるビット位置におけるそれぞれの値の一致/不一致を判定した結果に基づくことで、最尤パスPaのビット系列に対する第2パスPbのビット系列の誤りのタイプが、対象とする所定の誤りのタイプとなっているかを判定することができる。
誤り判定部24aは、このような判定動作による結果を、図示する誤り判定結果情報JSとしてイネーブラー31に供給する。
この場合、誤り判定結果情報JSは第2生成回路33に対しても分岐して供給されるがこれについては後述する。
イネーブラー31は、上記誤り判定結果情報JSが、最尤パスPaに対する第2パスPbの誤りのタイプとして対象とする誤りのタイプが判定されたことを示すものである場合に応じて、図示する信号enableを出力する。
この信号enableは、図示は省略したが、信号評価器7内の各部(最尤パス生成回路32、第2パス生成回路33、ユークリッド距離算出回路35、サンプル平均値算出回路36、メトリック差分算出回路37、分散値算出回路38)に対して供給されるようになっている。つまりは、このような構成によって、最尤パスPaに対する第2パスPbの誤りのタイプが対象とする誤りのタイプであるときのみ、上記信号enableによってこれらの各部がアクティブとなるようにされ、この結果、最尤パスPaに対する第2パスPbの誤りのタイプとして対象外の誤りのタイプが得られた場合は、評価値計算のための動作が行われないようにすることができる。換言すれば、このように対象外の誤りのタイプによる最尤パスPaと第2パスPbについては、それらユークリッド距離d2とメトリック差分MDとが評価値に反映されないようにすることができ、これによって評価値の信頼性低下が効果的に防止されるものである。
先ず、最尤パス生成回路32は、PRML復号器6内の適応型基準レベル生成回路25からの基準レベルデータR-Lva〜R-Lvxと、2値化信号DDとに基づき、最尤パスPaを生成する。
2値化信号DDとしては、PRML復号器6において最尤であるとされて検出されたビット系列の情報である。つまりは、この最尤パス生成回路32では、このように最尤であるとして検出されたビット系列の情報から、そのパーシャルレスポンス系列(つまり最尤パスPa)を再現するようにされている。
但し、本実施の形態の場合、適応型のビタビ検出手法が採られることで、基準レベルの値はそのPRで想定される理想的な値に設定されるものではない。このことから、これら畳み込みの係数としてもこれに応じて変化させなければ、正しくパスを再現することはできない。
そこで、実際に設定される基準レベルデータR-Lva〜R-Lvxに応じて、畳み込みの係数を変化させれば、適応型により基準レベルの値が変化した場合にも、実際に設定される基準レベルの値に応じた畳み込みの係数によって正しくパスを再現することができる。
誤り判定結果情報JSとしては、最尤パスPaのビット系列に対する第2パスPbの誤りのタイプが、対象とする所定のタイプであるか否かを示す情報である。
ここで、先にも述べたように誤りのタイプが特定できることによっては、最尤パスPaと第2パスPbとの2つのビット系列について所定のビット位置の値が一致/不一致(つまり反転/非反転)となることを特定できる。
このことによれば、対象とする所定の誤りのタイプとなっている場合は、検出ビット系列について、その誤りのタイプによって特定されるビット位置の値を反転させることで、第2パスPbに対応するビット系列を生成することができる。
この場合、2値化信号DDが検出ビット系列であるので、第2パス生成回路33としては、上記判定結果情報JSが肯定結果を示すものである場合において、2値化信号DDとしての入力ビット系列について、予め対象とする誤りタイプに応じて設定された所定のビット位置の値を反転する動作を行う。これによって、第2パスPbに対応したビット系列の情報を得ることができる。
そして、この場合も先の最尤パス生成回路32の場合と同様に、このように得られたビット系列を検査し、そのビット列に対応するブランチを判定し、判定されたブランチに対応した基準レベルデータR-Lva〜R-Lvxのうちの一つを選択し出力する、という動作を毎時刻行う。これによって第2パスPbが生成される。
このようにして第2パス生成回路33にて生成された第2パスPbの情報としても、ユークリッド距離算出回路35とメトリック差分算出回路37に対して供給される。
つまり、ユークリッド距離算出回路35は、同じサンプリングタイミングにおける最尤パスPa、第2パスPbの値を、それぞれ「PAi」「PBi」とした場合に、先に示した(数2)による計算を行う。
このようにしてユークリッド距離d2について、その平均値<d2>を求めるようにしているのは、適応型によるPRMLの検出手法が採用される場合には、同じ誤りタイプの最尤パスPaと第2パスPbであっても、算出されるユークリッド距離d2の値が若干変化する場合があるからである。
ここで、例えば先の図7(a)に示したような1ビット誤りのタイプでは、最尤パスPaのビット系列「0000011111」に対し、第2パスPbのビット系列が「0000001111」である場合を例に挙げた。しかしながら実際には、これらの全くの反転パターンであるPa=「1111100000」、Pb=「1111110000」としても1ビット誤りのタイプとなることがわかる。
このように全くの反転パターンとなる最尤パスPaと第2パスPbとしては、図7(a)の例に示されるような下方から上方に抜けるパスとは逆に、上方から下方に抜けるようなパスとして得られるものとなる。
このようにして、同じ誤りのタイプであってもそれぞれの場合における最尤パスPaと第2パスPbとのパスの形態が異なることで、基準レベルの値の変化の仕方によっては、それぞれの場合において計算されるユークリッド距離d2の値が異なってしまう可能性がある。つまりは、適応型のPRMLが採用される場合は、同じ誤りのタイプに属する最尤パスPaと第2パスPbのユークリッド距離が必ずしも同じ値とはならないこともある。
このことからサンプル平均値算出回路36を設けて、ユークリッド距離d2の平均値<d2>を対象とする誤りのタイプにおける最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離d2の値として扱うようにしているものである。
この場合、再生信号RFは、上記遅延補償回路34によって最尤パスPaと第2パスPbとのタイミングに同期されてメトリック差分算出回路37に入力される(図中X)。
このメトリック差分算出回路37は、最尤パスPaと第2パスPb、及び再生信号RF(X)に基づき、先に説明したメトリック差分MDを算出する。つまりメトリック差分算出回路37は、同じサンプリングタイミングにおける第2パスPb、最尤パスPa、再生信号RFの値を、それぞれ「PBi」「PAi」「Ri」とした場合に、先に示した(数1)による計算を行う。
このような正規化を行うと、従来のTIジッタ指標のような、0(%)を最良とし、その値が大きくなるほど信号品質が悪化しているという評価指標を得る事が出来る。この正規化手法は、近年利用され始めた、既存の差メトリックに基づく評価指標と同様であり、これらの指標の適応型ビタビへの対応バージョンとみなすことができる。
先ず、メトリック差分MDとしては、前述もしたように最尤パスPaと第2パスPbとのユークリッド距離の値を最大値とするものとなるが、先の図6の説明より、再生信号RFとしては、概念的にはこれら最尤パスPaと第2パスPbの間の半分を範囲としてしか動かないことになる。これは、最尤パスPaと第2パスPbの間のユークリッド距離の半分を超えたときは、検出パスは図中の最尤パスPaと第2パスPbとで逆転することになるからである。
このことによると、最尤パスPaと第2パスPbとの間のユークリッド距離を最大値とするメトリック差分MDとしては、実際には再生信号RFの振れ幅を2倍の数で表現した値とされていることがわかる。
そこで、実際の正規化にあたっては、このようにメトリック差分MDの値が再生信号RFの振れ幅を2倍の数で表現した値とされていることに対応させて、分散値σ2MDを1/2の値により取り扱うようにしているものである。
このようにしてメトリック差分MDの分散値σ2MDが、実際に計算された最尤パスPaと第2パスPbとの間のユークリッド距離d2に基づき正規化されることで、本例のように適応的に基準レベルの値が変化される場合において、より適正な評価値EVを得ることができる。
つまりは、評価値EVの算出の対象とする誤りのタイプは、複数の誤りタイプの中から択一的に選択できるように構成することで、最尤パスPaと第2パスPbのビット誤りとして生じうるそれぞれの誤りのタイプごとに評価値EVを計算することができる。
具体的に、例えばPR(1,2,2,1)が採用される場合には、1ビット誤りを対象とした評価値EVの計算と、最短マークシフトによる2ビット誤りを対象とした評価値EVの計算とを切り換えて行うことができるようにするといったものである。
なおイネーブラー31としては、この場合も誤り判定部24aからの判定結果(誤り判定結果情報JS)に応じて信号enableを出力するように構成されればよい。
なお、この図3において、既に図2において説明した部分については同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態は、先の第1の実施の形態では信号評価器6内において算出するものとしていた評価値EVを、信号評価器7の外部にて算出するようにされた場合に対応させた構成である。
つまり、この場合の信号評価器7としては、図示するようにして評価値正規化回路39が省略され、サンプル平均値算出回路36、分散値算出回路38にてそれぞれ生成される平均値<d2>、分散値σ2MDをそのまま外部に出力する構成が採られる。
これによれば、正規化演算に必要となるハードウェアを省略可能となる。例えば本実施の形態で例示した評価値EVの計算式によると、評価値正規化回路39としては除算器や乗算器、平方根演算等を含み面積オーバーヘッドが比較的大きくなるので、その省略により回路面積を有効に削減できる。
なお、この図4においても図2において説明した部分については同一符号を付して説明を省略する。また、図4に示すPRML復号器6、信号評価器7の構成が採られる場合、再生装置の全体構成としては図1に示したものと同様となる。
第3の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態では最尤パスPaと第2パスPbとの誤りタイプの特定のために誤り判定結果情報JSを参照していたものを、パターンテーブルに基づいて誤りのタイプを特定するように構成したものである。
そして、信号評価器7に対しては、図示するパターン検出&パターンテーブル40が設けられる。このパターン検出&パターンテーブル40としては、パターン検出回路とこのパターン検出回路が参照するパターンテーブルとを一体的に示している。
そして、上記パターン検出回路としては、図示するようにして入力される2値化信号DDの値と、上記パターンテーブルに格納される最尤パスPaのビット系列の値とを比較し、それらが一致するか否かについて判別を行う。格納される最尤パスPaのビット系列との一致が判別された場合、そのパターン(つまり2値化信号DD:最尤パスPaのビット系列)を図示する検出パターンP1として最尤パス生成回路32に供給する。このような検出パターンP1に基づくことで、この場合も最尤パス生成回路32は最尤パスPaを生成することができる。
また、これと共に上記パターン検出回路は、上記パターンテーブルにおいてそのパターンと対応付けられて格納されている第2パスPbのビット系列のパターンを、図示する第2パターンP2として第2パス生成回路41に供給する。
この場合、第2パス生成回路41に対しては、上記第2パターンP2により、第2パスPbのビット系列の情報がそのまま供給されることになる。従ってこの場合の第2パス生成回路41としては、先の図2、図3に示した第2パス生成回路33とは異なり、2値化信号DDに基づき第2パスPbのビット系列の情報を生成する機能は不要とできる。
そして、この場合としも、上記のように対象とする誤りのタイプであると推測された場合にのみ、その最尤パスPaと第2パスPbとに基づく評価値の計算が行われるようにされるので、評価値の信頼性低下が抑制される。
しかしながら、パターンテーブルを用いる手法では、上記のような誤り判定部24aは省略できることから、PRML復号器6への改造は不要になるというメリットがある。
なお、図5においては、図2及び図4にて説明した部分については同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態は、先の図4に示した第3の実施の形態のパターンテーブルを用いた構成において、先の第2の実施の形態のように評価値正規化回路39を省略して平均値<d2>、分散値σ2MDとをそのまま外部に出力するように構成したものである。
このような構成が採られることで、この場合としても信号評価器7の回路面積を有効に削減できる。
例えば各実施の形態では、再生装置が光ディスクである記録媒体90に対応して再生を行う構成としたが、ハードディスク等の磁気ディスク、MD(Mini Disc)等の光磁気ディスクに対応して再生を行う構成とすることもできる。
Claims (7)
- ビット情報を再生した再生信号からビタビ検出を行ってビット検出を行うビタビ検出手段であって、ブランチメトリックの計算のために用いられる基準レベルが、上記再生信号のレベルに応じて可変的に設定されるビタビ検出手段と、
上記ビタビ検出手段におけるパスの選択の結果生き残ったパスである最尤パスと、この最尤パスと最終的に比較された第2パスとのユークリッド距離を算出するユークリッド距離算出手段と、
上記再生信号と上記最尤パスと上記第2パスとに基づき、上記第2パスに対するパスメトリックの値と上記最尤パスに対するパスメトリックの値との差分であるメトリック差分を算出するメトリック差分算出手段と、
上記ユークリッド距離算出手段により算出された上記最尤パスと上記第2パスとのユークリッド距離の値をサンプリングしてその平均値を算出するサンプル平均値算出手段と、
上記メトリック差分算出手段により算出された上記メトリック差分の分散値を算出する分散値算出手段と、
を備えることを特徴とする最尤復号装置。 - さらに、上記分散値算出手段により算出された上記メトリック差分の分散値を、上記サンプル平均値算出手段により算出された上記ユークリッド距離の平均値を用いて正規化することで、上記再生信号の信号品質についての評価値を得る評価値正規化手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の最尤復号装置。 - さらに、上記ビタビ検出手段のビット検出結果である2値化信号と上記基準レベルとに基づいて、上記最尤パスを生成する最尤パス生成手段と、
上記最尤パスに対する上記第2パスのビット誤りの種類として、予め設定された所定の誤りの種類の情報に基づいて、上記2値化信号から上記第2パスに基づくビット系列の情報を生成すると共に、この生成されたビット系列の情報と上記基準レベルとに基づいて上記第2パスを生成する第2パス生成手段とが備えられると共に、
上記ユークリッド距離算出手段とメトリック差分算出手段とは、
上記最尤パス生成手段により生成された上記最尤パスと上記第2パス生成手段により生成された第2パスとを入力して、それぞれ上記ユークリッド距離と上記メトリック差分とを算出するように構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の最尤復号装置。 - さらに、上記ビタビ検出手段において得られる上記最尤パスのビット系列の情報と上記第2パスのビット系列の情報とに基づき、上記最尤パスに対する上記第2パスの誤りの種類が、予め設定された所定の誤りの種類であるか否かについて判定を行う誤り判定手段と、
上記誤り判定手段の判定結果より、上記最尤パスに対する上記第2パスの誤りの種類が予め設定された所定の誤りの種類であるとされた場合にのみ、上記ユークリッド距離の平均値と上記メトリック差分の分散値とが算出されるように制御を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の最尤復号装置。 - さらに、上記最尤パスに対する上記第2パスの誤りの種類として、予め設定された所定の種類による誤りが生じているときに想定される上記最尤パスと上記第2パスとのビット系列のパターンが格納されるパターンテーブルを備えると共に、
上記ビタビ検出手段のビット検出結果である2値化信号のパターンと、上記パターンテーブルに格納される上記最尤パスのビット系列のパターンとが一致した場合にのみ、上記上記ユークリッド距離の平均値と上記メトリック差分の分散値とが算出されるように制御を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の最尤復号装置。 - ビット情報を再生した再生信号の信号品質を評価する信号評価方法であって、
上記再生信号のレベルに応じてブランチメトリックの計算に用いる基準レベルを可変的に設定すると共に、上記再生信号からビタビ検出を行ってビット検出を行うビタビ検出手順と、
上記ビタビ検出手順におけるパスの選択の結果生き残ったパスである最尤パスと、この最尤パスと最終的に比較された第2パスとのユークリッド距離を算出するユークリッド距離算出手順と、
上記再生信号と上記最尤パスと上記第2パスとに基づき、上記第2パスに対するパスメトリックの値と上記最尤パスに対するパスメトリックの値との差分であるメトリック差分を算出するメトリック差分算出手順と、
上記ユークリッド距離算出手順により算出した上記最尤パスと上記第2パスとのユークリッド距離の値をサンプリングしてその平均値を算出するサンプル平均値算出手順と、
上記メトリック差分算出手順により算出した上記メトリック差分の分散値を算出する分散値算出手順と、
上記分散値算出手順により算出した上記メトリック差分の分散値を、上記サンプル平均値算出手順により算出した上記ユークリッド距離の平均値を用いて正規化することで、上記再生信号の信号品質についての評価値を得る評価値正規化手順と、
を備えたことを特徴とする信号評価方法。 - 記録媒体に対する少なくとも再生を行う再生装置として、
上記記録媒体に記録されたビット情報を読み出して再生信号を得る再生信号生成手段と、
上記再生信号生成手段により得られた再生信号からビタビ検出を行ってビット検出を行うビタビ検出手段であって、ブランチメトリックの計算のために用いられる基準レベルが、上記再生信号のレベルに応じて可変的に設定されるビタビ検出手段と、
上記ビタビ検出手段によって検出されたビット情報を復調して再生データを得る復調手段と、
上記再生信号の信号品質についての評価値を得るための信号評価手段と、
を少なくとも備え、
上記信号評価手段は、
上記ビタビ検出手段におけるパスの選択の結果生き残ったパスである最尤パスと、この最尤パスと最終的に比較された第2パスとのユークリッド距離を算出するユークリッド距離算出手段と、
上記再生信号と上記最尤パスと上記第2パスとに基づき、上記第2パスに対するパスメトリックの値と上記最尤パスに対するパスメトリックの値との差分であるメトリック差分を算出するメトリック差分算出手段と、
上記ユークリッド距離算出手段により算出された上記最尤パスと上記第2パスとのユークリッド距離の値をサンプリングしてその平均値を算出するサンプル平均値算出手段と、
上記メトリック差分算出手段により算出された上記メトリック差分の分散値を算出する分散値算出手段と、を少なくとも備える、
ことを特徴とする再生装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103278A JP4622632B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 |
CN200610072007XA CN1841546B (zh) | 2005-03-31 | 2006-03-31 | 最大似然解码装置、信号估计方法和再现装置 |
US11/393,861 US7603611B2 (en) | 2005-03-31 | 2006-03-31 | Maximum likelihood decoding device, signal evaluating method, and reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103278A JP4622632B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006286073A true JP2006286073A (ja) | 2006-10-19 |
JP4622632B2 JP4622632B2 (ja) | 2011-02-02 |
Family
ID=37030518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005103278A Expired - Fee Related JP4622632B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7603611B2 (ja) |
JP (1) | JP4622632B2 (ja) |
CN (1) | CN1841546B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009176405A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Panasonic Corp | 位相誤差検出装置、波形整形装置及び光ディスク装置 |
WO2009107860A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | 太陽誘電株式会社 | 光情報記録媒体の再生信号のprml処理における最尤復号に用いる信号のターゲットレベル設定方法、光情報記録媒体の再生装置、prml処理の最尤復号に用いる信号のターゲットレベル設定プログラム |
WO2010001588A1 (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-07 | パナソニック株式会社 | 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置 |
JP2010502152A (ja) * | 2006-08-28 | 2010-01-21 | モトローラ・インコーポレイテッド | 信頼度指標を用いたブロック符号語復号器 |
WO2012140997A1 (ja) * | 2011-04-15 | 2012-10-18 | 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 | 情報再生装置および情報再生方法 |
WO2018042814A1 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 信号品質評価装置、信号品質評価値生成方法、再生装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008112543A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Toshiba Corp | デジタルデータ復号装置およびデジタルデータ復号方法 |
RU2009139747A (ru) * | 2008-02-28 | 2011-05-10 | Панасоник Корпорэйшн (Jp) | Способ оценки сигналов и устройство оценки сигналов |
JP4764932B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2011-09-07 | 株式会社日立製作所 | 再生信号の評価方法および光ディスク装置 |
KR101692395B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2017-01-04 | 삼성전자주식회사 | 신호 품질 측정 장치 및 방법 |
JP4959749B2 (ja) * | 2009-05-08 | 2012-06-27 | 株式会社日立製作所 | 記録条件の調整方法及び光ディスク装置 |
JP2011023055A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Renesas Electronics Corp | 情報再生装置及び情報再生方法 |
JP5469390B2 (ja) * | 2009-07-15 | 2014-04-16 | 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 | 再生信号評価方法及び記録調整方法 |
CN102891690B (zh) * | 2011-07-19 | 2017-02-22 | 上海无线通信研究中心 | 一种咬尾卷积码译码方法 |
EP2717477B1 (en) * | 2011-05-27 | 2016-12-21 | Shanghai Research Center For Wireless Communications | Channel decoding method and decoder for tail-biting codes |
TWI530942B (zh) * | 2012-06-04 | 2016-04-21 | Sony Corp | A signal quality evaluation apparatus, a signal quality evaluation method, and a reproduction apparatus |
US8797666B2 (en) * | 2012-10-12 | 2014-08-05 | Lsi Corporation | Adaptive maximum a posteriori (MAP) detector in read channel |
US9768988B1 (en) * | 2012-12-20 | 2017-09-19 | Seagate Technology Llc | Jointly optimizing signal equalization and bit detection in a read channel |
CN104282317A (zh) * | 2013-07-09 | 2015-01-14 | Lsi公司 | 用于欧几里得检测器的改进的阈值自适应的方法和装置 |
CN112805782B (zh) * | 2018-11-15 | 2022-10-25 | 松下知识产权经营株式会社 | 光盘装置 |
CN117792837A (zh) * | 2022-09-22 | 2024-03-29 | 中兴通讯股份有限公司 | Mlse均衡器的实现方法和芯片、电子设备、计算机可读介质 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001186027A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Victor Co Of Japan Ltd | ビタビ復号器及びビタビ復号方法 |
JP2003141823A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 再生信号品質評価方法および情報再生装置 |
JP2003151220A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Toshiba Corp | 情報記録再生装置とその信号評価方法及び情報記録再生媒体 |
JP2003272304A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-26 | Toshiba Corp | 情報記録再生装置とその信号評価方法及び情報記録再生媒体 |
JP2005346897A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-12-15 | Hitachi Ltd | 再生信号の評価方法および光ディスク装置 |
JP2006202459A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-08-03 | Victor Co Of Japan Ltd | 再生装置及び記録再生装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995561A (en) * | 1996-04-10 | 1999-11-30 | Silicon Systems, Inc. | Method and apparatus for reducing noise correlation in a partial response channel |
JP3674160B2 (ja) | 1996-07-04 | 2005-07-20 | ソニー株式会社 | 情報記録再生装置の余裕度検出装置 |
US6108374A (en) * | 1997-08-25 | 2000-08-22 | Lucent Technologies, Inc. | System and method for measuring channel quality information |
US6215827B1 (en) * | 1997-08-25 | 2001-04-10 | Lucent Technologies, Inc. | System and method for measuring channel quality information in a communication system |
US6028727A (en) * | 1997-09-05 | 2000-02-22 | Cirrus Logic, Inc. | Method and system to improve single synthesizer setting times for small frequency steps in read channel circuits |
US6546518B1 (en) * | 1999-05-19 | 2003-04-08 | Texas Instruments Incorporated | Detector error suppression circuit and method |
US6901118B2 (en) * | 1999-12-23 | 2005-05-31 | Texas Instruments Incorporated | Enhanced viterbi decoder for wireless applications |
US6791776B2 (en) * | 2000-04-26 | 2004-09-14 | Hitachi, Ltd. | Apparatus for information recording and reproducing |
JP3820144B2 (ja) | 2001-12-12 | 2006-09-13 | シャープ株式会社 | 信号評価装置および信号評価方法 |
JP4050603B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2008-02-20 | 松下電器産業株式会社 | ウォブル信号処理装置 |
EP1484761A1 (en) * | 2003-06-05 | 2004-12-08 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Recovery of RLL encoded bit stream from an asymmetric data channel |
US7308640B2 (en) * | 2003-08-19 | 2007-12-11 | Leanics Corporation | Low-latency architectures for high-throughput Viterbi decoders |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005103278A patent/JP4622632B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-03-31 CN CN200610072007XA patent/CN1841546B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-03-31 US US11/393,861 patent/US7603611B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001186027A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Victor Co Of Japan Ltd | ビタビ復号器及びビタビ復号方法 |
JP2003141823A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 再生信号品質評価方法および情報再生装置 |
JP2003151220A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Toshiba Corp | 情報記録再生装置とその信号評価方法及び情報記録再生媒体 |
JP2003272304A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-26 | Toshiba Corp | 情報記録再生装置とその信号評価方法及び情報記録再生媒体 |
JP2005346897A (ja) * | 2004-05-07 | 2005-12-15 | Hitachi Ltd | 再生信号の評価方法および光ディスク装置 |
JP2006202459A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-08-03 | Victor Co Of Japan Ltd | 再生装置及び記録再生装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502152A (ja) * | 2006-08-28 | 2010-01-21 | モトローラ・インコーポレイテッド | 信頼度指標を用いたブロック符号語復号器 |
JP2009176405A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Panasonic Corp | 位相誤差検出装置、波形整形装置及び光ディスク装置 |
WO2009107860A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | 太陽誘電株式会社 | 光情報記録媒体の再生信号のprml処理における最尤復号に用いる信号のターゲットレベル設定方法、光情報記録媒体の再生装置、prml処理の最尤復号に用いる信号のターゲットレベル設定プログラム |
JP2009205713A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Taiyo Yuden Co Ltd | 光情報記録媒体の再生のためのターゲットレベル設定方法、光情報記録媒体処理装置、ターゲットレベル設定プログラム |
KR101252667B1 (ko) * | 2008-02-26 | 2013-04-09 | 다이요 유덴 가부시키가이샤 | 광정보 기록매체의 재생신호의 prml 처리에 있어서의 최우복호에 사용하는 신호의 타깃 레벨 설정방법, 광정보 기록매체의 재생장치, prml 처리의 최우복호에 사용하는 신호의 타깃 레벨 설정 프로그램 |
US8498188B2 (en) | 2008-02-26 | 2013-07-30 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Target level setting method for a signal used in maximum-likelihood decoding in PRML processing of a signal reproduced from an optical information recording medium, playback device for an optical information recording medium, and target level setting program for a signal used in maximum-likelihood decoding in PRML processing |
WO2010001588A1 (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-07 | パナソニック株式会社 | 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置 |
US8159918B2 (en) | 2008-07-01 | 2012-04-17 | Panasonic Corporation | Reproduction signal evaluation method, reproduction signal evaluation unit, and optical disk device adopting the same |
US8514682B2 (en) | 2008-07-01 | 2013-08-20 | Panasonic Corporation | Reproduction signal evaluation method, reproduction signal evaluation unit, and optical disk device adopting the same |
JP5391081B2 (ja) * | 2008-07-01 | 2014-01-15 | パナソニック株式会社 | 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置 |
WO2012140997A1 (ja) * | 2011-04-15 | 2012-10-18 | 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 | 情報再生装置および情報再生方法 |
WO2018042814A1 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 信号品質評価装置、信号品質評価値生成方法、再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4622632B2 (ja) | 2011-02-02 |
CN1841546B (zh) | 2010-10-13 |
US7603611B2 (en) | 2009-10-13 |
CN1841546A (zh) | 2006-10-04 |
US20070234188A1 (en) | 2007-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4622632B2 (ja) | 最尤復号装置、信号評価方法、再生装置 | |
JP4750488B2 (ja) | 評価装置、再生装置、評価方法 | |
JP3926688B2 (ja) | 再生信号品質評価方法および情報再生装置 | |
US20030067998A1 (en) | Method for evaluating the quality of read signal and apparatus for reading information | |
US20100188953A1 (en) | Recording/reproduction device, evaluation value calculation method, and evaluation value calculation device | |
US6460150B1 (en) | Noise-predictive post-processing for PRML data channel | |
JP2005093033A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP3857685B2 (ja) | 信号評価方法と情報記録再生装置と情報再生装置及び情報媒体 | |
JP3861409B2 (ja) | ディジタル信号再生装置 | |
JP5441906B2 (ja) | 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置 | |
JP6090315B2 (ja) | 信号品質評価装置、信号品質評価方法、再生装置 | |
JP4577084B2 (ja) | Prml復号装置、prml復号方法 | |
JP2005166221A (ja) | 情報再生方法及び情報再生装置 | |
JP3966342B2 (ja) | ディジタル信号再生装置 | |
JP4727310B2 (ja) | 波形等化装置、情報再生装置、波形等化方法、波形等化プログラムおよび記録媒体 | |
JP6918429B2 (ja) | 信号品質評価装置、信号品質評価値生成方法、再生装置 | |
JP2008262611A (ja) | 復号方法及び復号装置、情報再生装置 | |
US20100080099A1 (en) | Device and method for reproducing information, and computer program | |
JP2008300023A (ja) | 情報再生装置及び方法 | |
JP2005223584A (ja) | 最尤復号方法及び最尤復号装置 | |
JP2006005467A (ja) | ディジタル信号復号装置 | |
JP2009238283A (ja) | 光学的情報再生装置、情報再生方法 | |
JP2003109326A (ja) | ビタビ復号用パスメモリ回路 | |
KR20060091725A (ko) | 멀티 광 기록 채널을 위한 부분 응답 최대 유사 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100507 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100901 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100916 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101018 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |