JPWO2009116692A1 - 物品固定具 - Google Patents

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Abstract

どのような地震の揺れでも薄型テレビ等の転倒を防止可能な物品固定具を提供する。この薄型テレビ60の転倒を防止するための物品固定具10は、一方の面の側が固定面としての床面50に固定され、他方の面の側に薄型テレビ60の脚62が配置される基台部12と、基台部12の一方の面の側に設けられ、基台部12を床面50に固定する基台固定部としての両面接着テープ28と、帯状のシート部材20とを概略具備している。

Description

本発明は、机上などの設置面に据え置かれた液晶ディスプレイ、PDP等の薄型テレビ、パーソナルコンピューター(PC)の表示装置などの転倒を防止する物品固定具に関する。
設置面に据え置かれた大画面の薄型テレビやPCの表示装置は地震などの強い揺れにより転倒することがある。このため、従来から薄型テレビや表示装置の転倒を防止するための種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1乃至特許文献3には、薄型テレビの背面にある壁掛け金具取付けネジ部にワイヤ保持部を設け、該薄型テレビの後面の壁又は当該薄型テレビを載せたテレビ台に半円状の保持体を備えた固定金具を固定し、ワイヤ保持部と固定金具とをワイヤにて張架することにより転倒防止を図る構造が提案されている。
実用新案登録第3120428号公報 実用新案登録第3124574号公報 実用新案登録第3131374号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献3に開示されるような従来の転倒防止具では、地震の最初の揺れで薄型テレビの画面前方に向かって転倒することこそ防止することは可能ではあるが、画面後方には容易に転倒し、結果として長く続く地震の揺れで転倒防止具が外れて薄型テレビが転倒してしまうことがあった。
この発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、この発明の主たる目的は、どのような地震の揺れでも薄型テレビ等の転倒を防止可能な物品固定具を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項1の記載によれば、一方の面の側が固定面に固定され、他方の面の側に物品が配置される基台部と、前記基台部の一方の面の側に設けられ、前記基台部を前記固定面に固定する基台固定部と、一方に前記基台部の一方の面に固着される固着部と、他方に、前記物品に接着される接着部を有する、前記基台部の一方の面から延出して前記基台部の他方の面の側に向かって曲げられる曲げ部と、を備える帯状部と、を具備することを特徴する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項2の記載によれば、前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設する立設部を備えていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項3の記載によれば、前記基台部は、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通し、前記帯状部が挿通される貫通穴を備えていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項4の記載によれば、前記基台部は略矩形であり、前記立設部が前記基台部の一辺に設けられ、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通して前記帯状部が挿通される貫通穴が前記立設部の近傍に設けらたことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項5の記載によれば、前記基台部は略円形であり、前記立設部が前記基台部の周辺の一部に設けられ、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通して前記帯状部が挿通される貫通穴が前記立設部の近傍に設けらたことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項6の記載によれば、前記基台部は、前記帯状部が当接する前記基台部の一方の面の縁部に曲面を備えていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項7の記載によれば、前記基台固定部は、前記固着部を介して前記基台部の一方の面に設けられていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項8の記載によれば、前記基台固定部は、前記基台部の一方の面に直接設けられていることを特徴とする。
さらに、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項9の記載によれば、一方の面の側が固定面に固定され、他方の面の側に物品が配置される基台部と、前記基台部の一方の面の側に設けられ、前記基台部を前記固定面に固定する基台固定部と、一方に前記基台部に固着される固着部と、他方に、前記物品に接着される接着部を有する、前記基台部から延出して前記基台部の他方の面の側に向かって曲げられる曲げ部とを備える帯状部と、を具備することを特徴する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項10の記載によれば、前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設する立設部を備えていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項11の記載によれば、前記接着部は、取り外し可能であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項12の記載によれば、前記基台部は、剥離機構が設けられていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項13の記載によれば、前記剥離機構は、前記基台部の一方の面に形成された傾斜面を有する傾斜部であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項14の記載によれば、前記剥離機構は、前記基台部の一方の面に設けられた凹み部と、前記凹み部の位置に設けられ、前記基台部を貫通するネジ穴部と、前記凹み部に収納される押圧具とからなることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項15の記載によれば、前記剥離機構は、前記基台部の中心以外に設けられていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項16の記載によれば、前記基台固定部は、一方の面に前記基台固定部に係着する係着面を有する係着部と、前記係着面と反対の面の側に折られた引き抜き部とを備える保護部材が設けられていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる物品固定具は、請求項17の記載によれば、前記曲げ部を覆う保護部が設けられていることを特徴とする。
第1図は、物品としての薄型テレビの固定に使用する本発明の物品固定具の斜視図である。
第2図は、物品固定具の平面図である。
第3図は、物品固定具の側面図である。
第4図は、図2のX−Xでの一部断面図である。
第5図は、物品固定具の基台部の平面図である。
第6図は、帯状部の平面図である。
第7図は、物品固定具を薄型テレビの脚に取り付けた取付け図である。
第8図は、本発明の物品固定具を対比説明するための図である。
第9図は、本発明の物品固定具の第一の実施例の第一の変形例の斜視図である。
第10図は、第一の変形例の帯状部の平面図である。
第11図は、本発明の物品固定具の第一の実施例の第二の変形例の斜視図である。
第12図は、本発明の第二の実施例の物品固定具の平面図である。
第13図は、図12のY−Y断面図である。
第14図は、薄型テレビの脚に取り付けた取り付け図である。
第15図は、基台部の平面図である。
第16図は、図15の底面図である。
第17図は、図16のZ−Z断面図である。
第18図は、図16の右側面図である。
第19図は、帯状部の平面図である。
第20図は、物品固定具を固定面としての床面から取り外す際に使用される押圧具である。
第21図は、本発明の物品固定具の第二の実施例の第一の変形例の斜視図である。
第22図は、本発明の物品固定具の第二の実施例の第二の変形例の斜視図である。
<第一の実施例>
以下に図1乃至図8を用いて、本発明の物品固定具の第一の実施例を説明する。
図1は、物品としての薄型テレビの固定に使用する本発明の物品固定具の斜視図である。図2は、物品固定具の平面図である。図3は、物品固定具の側面図である。図4は、図2のX−Xでの一部断面図である。図5は、物品固定具の基台部の平面図である。図6は、帯状部の平面図である。図7は、物品固定具を薄型テレビの脚に取り付けた取付け図である。図8は、本発明の物品固定具を対比説明するための図である。
地震等による揺れに対して転倒を防止したい物品としての薄型テレビ60は、一般に、液晶画面等のディスプレイ部を支える支柱に板状もしくは四方に延出する脚62が取り付けられており、脚62に設けられたスペーサー64を介して固定面としての床面50に据え置かれている。
この薄型テレビ60の転倒を防止するための物品固定具10は、図7に示すとおり、一方の面の側が固定面としての床面50に固定され、他方の面の側に薄型テレビ60の脚62が配置される基台部12と、基台部12の一方の面の側に設けられ、基台部12を床面50に固定する基台固定部としての両面接着テープ28と、帯状のシート部材20とを概略具備している。
基台部12は、図5に示すとおり、略矩形の形状である。この基台部12の他方の面(図5の紙面表側)の一辺には、該一辺に渡って、他方の面から他方の面の側に配置される脚62に向かって略垂直に立設部16が設けられている。また、立設部16の近傍には、基台部12の一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴14が、立設部16と略平行の長穴となるように設けられている。さらに、基台部12の他方の面には、滑り止め部13が設けられている。また、基台部12の他方の面の立設部16が設けられている一辺と向かい合う他の辺には、傾斜面19を有する傾斜部18が設けられている。
なお、基台部12は、例えば鉄やステンレス、合成樹脂等のように、薄型テレビ60の転倒を防止するために必要な剛性を備えた材料であればどのような材料であってもよく、またその厚みも仕様に合わせて、例えば数ミリから数十ミリ等、任意に設定可能である。
帯状部としてのシート部材20は、図6に示すとおり、帯状の形状である。このシート部材20の長手方向の一方(図6の紙面左側)は、基台部12の一方の面に固着される固着部22となっている。また、このシート部材20の長手方向の他方(図6の紙面右側)は、薄型テレビ60の脚62に接着される接着部26を有し、接着部26を薄型テレビ60の脚62に接着するために曲げる曲げ部24が設けられている。なお、このシート部材20の接着部26が設けられている面を表面とした場合、シート部材20の長手方向の一方の裏面(図6の紙面裏側)には、両面接着テープ28が予め貼り付けられている。
このシート部材20を基台部12に取り付けた状態を示す図が、図1乃至図4となっている。このシート部材20を基台部12に取り付ける手順は、例えば、以下の通りとなる。
シート部材20の長手方向の一方である固着部22が基台部12の一方の面の位置になり、長手方向の他方である曲げ部24が基台部12の他方の面の側に突き出るように、シート部材20を基台部12に設けられた貫通穴14に挿通する。なお、その際、シート部材20の表面(接着部26が設けられている面)が、図3や図4の紙面左側に向く方向である、立設部16の側と反対の側になるようにする。
次に、固着部22の表面(シート部材20の接着部26が設けられている面、即ち両面接着テープ28が貼り付けられている面と反対の面)を、基台部12の一方の面に、例えば両面接着テープや接着剤等で、取り外し不能に固着することでシート部材20を基台部12に取り付ける。なお、このシート部材20を基台部12に取り付ける両面接着テープ等は、予め両面接着テープ28が貼り付けられている面と反対の面に貼り付け等をしておいても良い。
なお、シート部材20に予め貼り付けられている接着部26や両面接着テープ28により、シート部材20を貫通穴14に挿通できない場合には、接着部26と両面接着テープ28のいずれか一方、または両方を貼り付けしない状態で挿通してから貼り付けても良い。また、シート部材20の幅(短手方向の長さ)を両面接着テープ28の幅(図6の紙面上下方向の長さ)より小さくし、シート部材20を貫通穴14に挿通し、固着部22を基台部12の一方の面の位置に位置決めし、両面接着テープ28を基台部12の一方の面に、固着部22を覆うように貼り付ける手順で取り付ければ、予め両面接着テープ28をシート部材20に貼り付ける手順や、固着部22を両面接着テープや接着剤等で基台部12の一方の面に貼り付ける手順が必要なくなり、より簡単にシート部材20を基台部12に取り付けることが可能となる。
このように、シート部材20を基台部12に取り付けた結果、帯状部としてのシート部材20は、シート部材20の長手方向の一方である固着部22が基台部12の一方の面に固着され、シート部材20の長手方向の他方である曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出し、貫通穴14を挿通されて基台部12の他方の面の側に飛び出た状態となる。
なお、本発明の物品固定具の第一の実施例に用いるシート部材20は、例えばポリエステルやポリプロピレン等の合成樹脂からなり、その厚みは、脚62に貼り付けて薄型テレビ60の転倒を防止する際にシート部材20が引きちぎれないように、0.08mm〜0.20mm程度の比較的厚みのあるものが使用されている。このため、基台部12の他方の面の側に飛び出た状態となっているシート部材20の曲げ部24は、図3や図4に示すとおり、シート部材20の復元力(シート部材20が平らな状態に戻ろうとする力であり、所謂腰が強い状態)により、基台部12の他方の面に対して略垂直に起立する状態となっている。
次に、本発明の物品固定具10による物品の固定の手順と、地震等による揺れによる転倒の防止の仕組みについて説明する。
転倒を防止したい物品としての薄型テレビ60は、図7に示すとおり、脚62に設けられたスペーサー64を介して固定面としての床面50に据え置かれている。この薄型テレビ60の脚62に設けられたスペーサー64は、合成樹脂からなるプラスチック成型品が用いられていることが多く、材質の特性上、床面50と並行方向に滑り易く、地震等の揺れによる転倒の原因となっている。
また、このような滑りによる転倒を防止するために、床面50と接触する箇所に天然ゴム等の滑り止めを設けたり、または、スペーサー64自身に天然ゴム等の滑りにくい材質の材料を用いたりすることがあるが、液晶画面等のディスプレイ部の重量が重いため、薄型テレビ60の重心は高い位置(床面50から高さ方向に離れた位置)となっており、滑りが発生しないとしても、地震等の揺れにより転倒することがあった。
このような地震等による薄型テレビ60の転倒を防止するためには、脚62の滑り防止と、転倒時の脚62の浮き上がり防止が必要である。このため、本発明の物品固定具10は、例えば、据え置きする位置を決定した薄型テレビ60の脚62を、基台部12を脚62と床面50との間に挟み込んで両面接着テープ28で基台部12を床面50に固定する作業ができる程度に、床面50から持ち上げ、床面50に固定する。
このようにして、脚62と床面50との間に基台部12を挟み込むと、基台部12の他方の面に設けられた滑り止め部13が脚62に当接することになり、脚62の滑り防止に非常に有効である。なお、この滑り止め部13は、例えば、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリエステル、天然ゴム等の滑り止めの機能を有する各種材料を選択可能である。
また、薄型テレビ60の種類によっては、スペーサー64が脚62の先端部に配置されているものもあるが、このような場合には、基台部12をスペーサー64と床面50との間に配置することになる。このように、基台部12がスペーサー64と床面50との間に挟み込まれた場合、スペーサー64が例え滑りやすい材質であっても、滑り止め部13がスペーサー64の滑りを有効に防止する。さらに、このように基台部12がスペーサー64と床面50との間に挟み込まれた場合には、薄型テレビ60の重量が基台部12に直接かかることになり、両面接着テープ28による基台部12の床面50への接着がより強固になるため、薄型テレビ60の転倒防止に非常に有効である。
なお、この物品固定具10の床面50への固定に際して、基台部12を床面50へ位置決めするときには、図7に示すとおり、脚62の先端がシート部材20を介して立設部16に当接するように行う。
なお、図7において、基台部12の厚みは、脚62と床面50との間に隙間なく配置される程度の厚みとなっているが、脚62と基台部12の他方の面との間に隙間ができても、後述する本発明の物品固定具10の技術的特徴は損なわれないことを各種試験にて確認している。いずれにしても、スペーサー64が基台部12の滑り止め部13の上に配置されることを含め、固定を行いたい脚62が、基台部12の他方の面の側に接触、非接触を問わず配置され、シート部材20で接着されれば固定が可能である。
次に、シート部材20を脚62に接着するために、図1のように、曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって、即ち脚62に向かって、湾曲するように曲げ、脚62の上面(図7の紙面上側)に接着する。このように、シート部材20は曲げることが可能な部材を使用しているので、曲げ部24を脚62に対して隙間なく接着させて遊び(長手方向の余り)をなくすことができるため、脚62の浮き上がり防止が可能となり、薄型テレビ60の転倒を確実に防止できる。
また、薄型テレビ60の脚62は、図7に示したような、先端が曲面に形成されているものもあるが、この曲面がなく、角張っている脚となっているものもある。また、脚62自身の厚みも様々である。本発明の物品固定具10では、シート部材20の曲げ部24がどの位置でも自由に曲げることが可能であるので、先端が角張っている脚であっても、曲げ部24を折り曲げることで脚62に対して隙間なく接着させることができ、また、脚62の厚みがどのような厚みであっても、曲げ部24を脚62の厚みに応じて曲げ位置自在に曲げることで脚62に対して隙間なく接着させることができるため、どのような形状、大きさの脚62を持つ薄型テレビ60であっても、その転倒を確実に防止できる。
なお、接着部26は、後に説明するように、薄型テレビ60の据え置き位置の変更を容易にするために、取り外し可能な接着テープを使用している。このような接着テープは、一般に、剥離方向(図7の紙面上下方向)の力には強くないため、接着テープが剥がれ易いが、剪断方向(図7の紙面左右方向)の力には強く、簡単には剥がれない。この接着テープの特性を最大限利用するために、本発明の物品固定具10は、曲げ部24にある一定の長さ(少なくともシート部材20が基台部12の一方の面から延出する方向に平行な方向の基台部12の一辺の長さ、即ち、立設部16の立設方向と垂直な方向に平行な基台部12の一辺の長さ)をもたせて、曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成としている。
この曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成を有しない構成について、図8を用いて対比説明する。図8において、脚62は説明の簡略のために、脚62の先端が角張っているものとしている。この図8では、シート部材20の曲げ部22は、基台部12の他方の面と略垂直になっており、接着部26が脚62の先端の垂直面に貼り付けられている。
このような図8の物品固定具10では、地震等の揺れにより脚62が床面50と並行方向に滑った場合、接着部26には剥離方向(図8の紙面左右方向)の力が大きくかかるため、脚62から接着部26が剥離してしまい、薄型テレビ60の転倒をうまく防止することができない。
これに対して、図7の物品固定具10のように、または、図8のように脚62の先端が角張っている場合であっても、曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成としている場合には、地震等の揺れによって脚62が床面50と並行方向に滑った場合であっても、接着部26にかかる力は剪断方向(図7、図8の紙面左右方向)の力が主であり、剥離方向(図7、図8の紙面上下方向)の力はほとんどかからない。このため、図7のような曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成の物品固定具10においては、接着部26が脚62からは簡単には剥離することはなく、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
このように、シート部材20の曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成とすれば、地震等の揺れの際の脚62の滑り防止と、脚62の浮き上がり防止の両方を実現することが可能となる。
なお、シート部材20の長手方向の他方に設けられた接着部26のシート部材20の長手方向の長さは、図6によると、曲げ部24の略半分の長さとなっているが、上述した接着部26にかかる剪断方向の力に対する抵抗力(耐久性)を増すために、曲げ部24の略全体の長さとしても良い。
さらに、本発明の物品固定具10において、基台部12に設けられた立設部16は、下記に示す三つの機能により、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
一つ目の機能は、地震等の揺れの際の脚62の滑り止め機能である。基台部12の他方の面に側に配置された脚60が、地震等の揺れで横滑りした際に、脚62の先端が立設部16に当接して、それ以上は横滑りできないので、脚62に接着されたシート部材20に無理な力がかかることがなく、確実に脚62の滑りを防止することが可能である。
二つ目の機能は、シート部材20の巻き剥がし防止の機能である。この巻き剥がしとは、地震等の揺れで横滑りした際に、脚62が基台部12の他方の面の側に飛び出た状態となっているシート部材12の上に乗り上げ、脚62の先端がシート部材20を巻き込むように押しつけてシート部材20が剥離してしまうことである。
例えば、図7において、地震等の揺れで脚62が図7の紙面右方向に横滑りしても、脚62の先端が立設部16に当接し、それ以上は横滑りできないので、脚62に接着されたシート部材20に無理な力がかかることがなく、確実に脚62の滑りを防止することが可能である。
なお、脚62の図7の紙面左方向への横滑りの防止について簡単に説明する。薄型テレビ60は、一般に、液晶画面等のディスプレイ部を正面とした場合に、当該ディスプレイ部を支える支柱に板状もしくは前後左右の四方に延出する脚62が取り付けられている。本発明の物品固定具10を用いた薄型テレビ60の転倒防止は、薄型テレビ60の脚62が板状であればその四隅に、脚62が前後左右の四方に延出しているのであればその各々に本発明の物品固定具10を用いるとより効果的である。
例えば、図7においては、右方向に延出する脚62と対をなす、左方向に延出する図示しない脚に対して、もう一つの物品固定具10を当該脚と床面50との間に当該脚の先端に立設部が当接するように用いれば、図7の紙面左方向への横滑りに対して、当該もう一つの物品固定具10がその横滑りを防止する。また、図7の紙面表裏方向の横滑りに対しては、図7に図示する物品固定具10と、前述のもう一つの物品固定具10が協働して横滑りを防止する。なお、この図7の紙面表裏方向の横滑りに対しては、シート部材10の接着部26にかかる力は接着力の強い剪断方向の力が主であるため、接着部26が脚62からは簡単には剥離することはなく、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
最後に、立設部16の三つ目の機能は、脚62の基台部12上での位置決めの機能である。立設部16がない場合に、基台部12の他方の面の側に脚62を配置すると、基台部12の他方の面の側に飛び出た状態となっているシート部材12と脚62の先端との間に隙間ができたり、シート部材12の上に脚62が乗り上げたりすることがある。このような、シート部材12と脚62の先端との間に隙間ができた状態は、シート部材20に遊び(長手方向の余り)がある状態であり、脚62の浮き上がりをうまく防止することができず、また、脚62の横滑りの際にシート部材20自身の腰の強さにより接着部26が剥離してしまい、転倒を防止することができないことがある。また、シート部材12の上に脚62が乗り上げた状態は、前述のシート部材20の巻き剥がしの発生や、シート部材20の折れによるシート部材20の引きちぎれの発生により、やはり転倒を防止することができないことがある。
立設部16の存在により、基台部12の他方の面の側に脚62を配置する際に、脚62の先端を立設部16に当接するよう位置決めすることが容易となり、上述のシート部材12と脚62の先端との間の隙間の発生、シート部材12上への脚62の乗り上げの発生等の防止が容易に可能となり、確実に薄型テレビ60の転倒を防止することができる。
また、本発明の物品固定具10では、シート部材20が挿通される貫通穴14は、上述した立設部16の三つの機能を効果的に発揮するために、立設部16の近傍に設けられている。
さらに、シート部材20に腰の強い素材を用いた際には、シート部材20の曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出することによる当該延出する方向へのシート部材20の復元力が、シート部材20の貫通穴14への挿通により、制限されることになる。この貫通穴14への挿通によるシート部材20の復元力の制限により、図3のように、シート部材20へ負荷をかけなくとも、基台部12の他方の面の側へ略垂直に飛び出した状態の維持が可能となる。この結果、図1のように、曲げ部24を基台部12の他方の面に向かって曲げて脚62の上面に接着部26を接着した際の接着を剥離する方向の力が軽減され、確実に接着部26が接着面に接着される。
また、素材の特質上、厚みが薄くて透明なことが多いシート部材20が、基台部12の他方の面の側へ略垂直に飛び出した状態に維持されるので、物品固定具10の取付け時にシート部材20が床面50に密着してしまうことがなく、取付け作業も容易になる。
また、本発明の物品固定具10では、シート部材20の曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出し、貫通穴14を挿通される際に、シート部材20が当接する基台部12の一方の面の貫通穴14の縁部には、図4に示すとおり、角を面取りされた曲面15が設けられている。この曲面15は、シート部材20を貫通穴14を挿通する際の折れや地震等の揺れによるシート部材10の擦れや折れを防止するためのものであり、シート部材20の引きちぎれ防止に有効である。
また、本発明の物品固定具10では、床面50へ固着した後に、例えば部屋の模様替えや掃除で、薄型テレビ60の据え置き位置の変更を容易にするために、物品固定具10を床面50から取り外すための剥離機構としての傾斜面19を有する傾斜部18が設けられている。
この傾斜部18は、図4に示すとおり、立設部16が設けられている一辺と向かい合う他の辺に設けられた窪みであり、その窪みの位置から基台部12の一方の面に向かって傾斜面19が設けられている。本発明の物品固定具10を取り外す際には、この傾斜部18へ例えばマイナスドライバ等の治具を傾斜面19に沿って差し込み、梃子の原理を用いて両面接着テープ28を床面50から取り外す。
また、シート部材20の接着部26には、剥離が容易で、さらに接着と剥離を複数回実施しても接着力がほとんど変化しない材料を使用している。このため、簡単にシート部材20の脚62からの取り外しが可能であり、さらに、本発明の物品固定具10は何度でも使用可能である。
なお、図6に示すとおり、傾斜部18の位置にも固着部22及び両面接着テープ28が設けられている。このような構成とすることにより、基台部12の両面接着テープ28を床面50から取り外す際に、取り外し治具としてのドライバーを傾斜部18に差し込んで剥離の作業を行っても、床面50が傷つくことがない。なお、必要に応じて傾斜部18の窪みに合わせて、固着部22及び両面接着テープ28に切れ込みを入れておいても良い。
以上のように、本発明の物品固定具10の第一の実施例により、どのような地震の揺れでも薄型テレビ等の転倒を防止することが可能となる。
また、本発明の物品固定具10では、基台部12が脚62の下に配置され、また、厚みが薄くて無色透明を含めた様々な色を自由に選択できるシート部材20を利用しているので、人の出入りの多い住居内の居間等に据え置かれている薄型テレビ等の美観を損ねることもない。
また、本発明の物品固定具10は、取り外しが容易であり、薄型テレビ等の据え置き位置を自由に変更可能である。
<第一の実施例の第一の変形例>
以下に図9及び図10を用いて、本発明の物品固定具の第一の実施例の第一の変形例を説明する。
図9は、本発明の物品固定具の第一の実施例の第一の変形例の斜視図である。図10は、第一の変形例の帯状部の平面図であり、図10(a)は幅広の固着部22と幅狭の曲げ部24との間とで直線的に幅が変化するシート部材20の例を示しており、図10(b)は幅広の固着部22と幅狭の曲げ部24との間とで曲線的に幅が変化するシート部材20の例を示している。なお、第一の実施例と同一又は同様となる構成には、同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図9においては、立設部16により図示されていないが、立設部16の近傍に、基台部12の一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴14が、立設部16と略平行で、基台部12の一辺に渡って設けられている立設部16の長さより短い長穴となるように設けられている。
なお、図9におけるシート部材は、図10(a)に示されるシート部材20を図示しているが、図10(b)に示されるシート部材20に置き換えても良いことは説明するまでもない。
帯状部としてのシート部材20は、図10(a)及び図10(b)に示すとおり、固着部22の幅(図10の紙面上下方向)に対して曲げ部24の幅が狭い帯状の形状である。また、曲げ部24は、薄型テレビ60の脚62に接着される接着部26を有している。なお、この第一の変形例においては、固着部22の裏面(図10の紙面裏側)には、1点鎖線で示す両面接着テープ28は予め貼り付けられておらず、シート部材20を基台部12に取り付ける際に、固着部22を基台部12の一方の面の位置に配置した後に、固着部22を覆うように両面接着テープ28を貼り付けるようになっている。
また、この第一の変形例において、図10(a)のシート部材20は、幅広の固着部22と幅狭の曲げ部24との間とを直線的に幅が変化する形状としてある。また、図10(b)のシート部材20は、幅広の固着部22と幅狭の曲げ部24との間とを曲線的に幅が変化する形状としてある。なお、この図10(a)及び図10(b)に示すシート部材20の形状について、曲線的に幅が変化する図10(b)の形状は直線的に幅が変化する図10(a)の形状より地震等の揺れによるシート部材20の引きちぎれの防止に効果があることが試験で確認されている。
また、図10(b)の接着部26のシート部材20の長手方向の長さが、図10(a)の接着部26の長さより長く設定されているので、図10(b)の接着部26は図10(a)の接着部26より剪断方向の力に対する抵抗力(耐久性)が大きい。このように、接着部26のシート部材20の長手方向の長さを長く設定することは、接着部26の接着力(剪断方向の力に対する抵抗力)を増すことに効果がある。
さらに、図10(b)のシート部材20は、長手方向の他方の裏側(図10(b)の紙面右側の裏側)に曲げ部24を覆うように保護部27が設けられている。この保護部27は、曲げ部24の固着部22に近い側で接着部26を覆わない位置に、裏側(図10(b)の紙面裏側)から両面テープ等で予め貼り付けられた部分27aと、接着部27が設けられた曲げ部24の部分全体を裏側から覆う位置に、予め貼り付けられた部分27aに連続し、接着テープと接着テープ保護シートが表側(図10(b)の紙面表側)に設けられた、後で貼り付ける部分27bとで構成されている。
この保護部27は、曲げ部24を曲げて薄型テレビ60の脚62に接着部26を接着した後に、曲げ部24全体を覆うように貼り付けて曲げ部24を保護するためのものである。その貼り付けの手順は以下の通りである。曲げ部24を曲げて脚62に接着部26を接着すると、予め貼り付けられた部分27aは、曲げ部24に従動して曲げ部24の固着部22に近い側の接着部26を覆わない位置を覆う。次に、後で貼り付ける部分27bの接着テープ保護シートを取り外し、接着テープを露出させる。最後に、露出した接着テープにより接着部27が設けられた曲げ部24の部分全体を覆うように、曲げ部24の上から後で貼り付ける部分27bを薄型テレビ60の脚62に貼り付ける。
一般に接着テープは、角(直線が折れ曲がる部分)があると、その角から接着テープが剥がれやすい。このため、この保護シート27は、図10(b)のように、その縁部分を曲線で形成し、角のない形状とすることで、シート部材20の剥がれを防止可能となっている。また、保護シート27が曲げ部24全体を覆いながら薄型テレビ60の脚62へ貼り付けられているので、接着部26の接着力を強化する効果も有する。
また、脚62の色に合わせた保護テープ27を使用することで、シート部材20に無色透明な素材を使用した場合でも接着部26が透けて見えてしまうことがなくなり、美観が損なわれることがない。さらには、保護テープ27に脚62によく用いられる黒色、銀色、白色等の色の種類を準備しておけば、シート部材20の素材は1種類で済ますことが可能となり、製造費用を安価にする効果も有する。
このように構成される本発明の第一の変形例の物品固定具10は、第一の実施例と同様の仕組みで薄型テレビ60の転倒の防止が可能であり、また、同様の効果が得られる。
また、固着部22の幅に対して曲げ部24の幅を狭くすることで、脚62を固定する際に人目に触れるシート部材20の曲げ部24の箇所が少なくなるので、薄型テレビ60の美観を損ねることもない。
<第一の実施例の第二の変形例>
以下に図11を用いて、本発明の物品固定具の第一の実施例の第二の変形例を説明する。
図11は、本発明の物品固定具の第一の実施例の第二の変形例の斜視図である。なお、第一の実施例や第一の変形例と同一又は同様となる構成には、同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
この第二の変形例は、第一の変形例から立設部16を省いた物品固定具10であり、それ以外の構成は、第一の変形例と同様である。このため、第一の変形例(及び第一の実施例)における立設部16の効果こそないが、貫通穴14やシート部材20等の構成、機能とその効果は、試験で確認されている。
<第二の実施例>
以下に図12乃至図20を用いて、本発明の物品固定具の第二の実施例を説明する。なお、第一の実施例、及び第一の実施例の第一の変形例や第二の変形例と同一又は同様となる構成には、同じ符号を付して説明する。
図12は、本発明の第二の実施例の物品固定具であって、物品としての薄型テレビの固定に使用する前の平面図である。図13は、図12のY−Y断面図である。図14は、薄型テレビの脚に取り付けた取付け図である。図15は、本発明の第二の実施例の物品固定具の基台部の平面図である。図16は、図15の底面図である。図17は、図16のZ−Z断面図である。図18は、図16の右側面図である。図19は、帯状部の平面図である。図20は、本発明の物品固定具を固定面としての床面から取り外す際に使用される押圧具であり、図20(a)は平面図、図20(b)は側面図である。
地震等による揺れに対して転倒を防止したい物品としての薄型テレビ60は、一般に、液晶画面等のディスプレイ部を支える支柱に板状もしくは四方に延出する脚62が取り付けられており、脚62に設けられたスペーサー64を介して固定面としての床面50に据え置かれている。
この薄型テレビ60の転倒を防止するための物品固定具10は、図14に示すとおり、一方の面の側が固定面としての床面50に固定され、他方の面の側に薄型テレビ60の脚62が配置される基台部12と、基台部12の一方の面の側に設けられ、基台部12を床面50に固定する基台固定部としての両面接着テープ28と、帯状のシート部材20とを概略具備している。
基台部12は、図15乃至図18に示すとおり、略矩形の平板形状である。また、基台部12は、例えば鉄やステンレス、合成樹脂等のように、薄型テレビ60の転倒を防止するために必要な剛性を備えた材料であればどのような材料であってもよく、またその厚みも仕様に合わせて、例えば数ミリから数十ミリ等、任意に設定可能である。
また、基台部12には、両面接着テープ28の床面50への接着力に抗して基台部12を床面50から取り外す剥離機構30として、基台部12の一方の面に設けられた凹み部32と、凹み部32の位置に設けられ、基台部12を他方の面から一方の面に向かって貫通するネジ穴部34と、凹み部32に収納される押圧具36とを備えている。
また、基台部12の一方の面には、シート部材20の長手方向の一方である固着部22を配置するための溝部17が設けられている。さらに、溝部17にシート部材20の長手方向の一方である固着部22が配置され、シート部材20の長手方向の他方である曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出する側の基台部12の一方の面の縁部には、角を面取りされた曲面15が設けられている。
また、剥離機構30に関して、剥離機構30を構成する凹み部32の深さは、基台部12の厚み(一方の面から他方の面の間の距離)に対して、任意に設定可能である。また、凹み部32の形状は、この第二の実施例においては、略矩形となっているが、その形状はその他の例えば略円形としても良い。
また、剥離機構30を構成するネジ穴部34は、凹み部32の略中心に設けられた雌ネジを有する穴であり、基台部12を床面50から取り外す際に、例えば市販されるネジを基台部12の他方の面の側から螺合できるようになっている。
また、剥離機構30を構成する押圧具36は、図20に示すとおり、例えば鉄やステンレス等でできた金属製の板状の部材であり、その厚みは凹み部32の深さよりも薄く設定され、その大きさは凹み部32の大きさより小さく設定されている。また、この凹み部32にこの押圧具36を収納した状態で基台部12を床面50に固定した際に、基台部12の一方の面に接着された両面接着テープ28全体が床面50に接着することを妨げないようになっている。
なお、この剥離機構30を構成する凹み部32とネジ穴部34は、基台部12の略中心(基台部12の対角線の交わる位置)を外れた位置に設けられている。
帯状部としてのシート部材20は、図19に示すとおり、帯状の形状である。このシート部材20の長手方向の一方(図19の紙面左側)は、基台部12の一方の面の溝部17に配置される固着部22となっている。この固着部22は、溝部17に配置された状態で溝部17と両面接着テープ28とに挟持されて基台部12に固着される。なお、この固着部22の長手方向の一方の表面(図19の紙面表側)を両面接着テープ等で基台部12の一方の面の溝部17に貼り付けて固着しても良い。
また、このシート部材20の長手方向の他方(図19の紙面右側)は、薄型テレビ60の脚62に接着される接着部26を有し、接着部26を薄型テレビ60の脚62に接着するために曲げる曲げ部24が設けられている。
また、図12及び図13に示すとおり、第二の実施例の物品固定具10を薄型テレビ60の固定に使用する前、即ち両面接着テープ28を床面50に固定する前には、両面接着テープ28の接着面に保護部材としての保護シート29が貼り付けられている。この保護シート29は、一方の面が両面接着テープ28に係着される係着部29aと、係着部29aの他方の面の側に折り曲げられた引き抜き部29bとを有している。
なお、この第二の実施例においては、両面接着テープ28は、押圧具36を凹み部32に収納した状態で凹み部32の位置を含めて基台部12の一方の面全体を覆うように貼り付けられているが、凹み部32の位置で凹み部32の形状を切り取った両面接着テープ28を貼り付けても良い。
このような構成を持つ本発明の第二の実施例の物品固定具は、図12及び図13に示されるとおり、シート部材20の長手方向の一方である固着部22が基台部12の一方の面の溝部17に配置された状態で溝部17と両面接着テープ28とに挟持されて基台部12に固着され、シート部材20の長手方向の他方である曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出している。また、両面接着テープ28は、剥離機構30の押圧具36を凹み部32に収納した状態で基台部12の一方の面を覆うように接着されている。
上述したような構成となっている第二の実施例の物品固定具を利用して、薄型テレビ60を床面50に固定する手順は、以下の通りとなる。
薄型テレビ60の据え置きする位置を決定した後、床面50にスペーサー64を介して据え置かれた脚62と床面50との間に物品固定具10を配置する。この物品固定具10の配置は、脚62と床面50との隙間に基台部12を差し込む方法や、薄型テレビ60を傾けて脚62を少し持ち上げて基台部12を挟み込む方法等で行う。この際、基台部12の厚みが脚62と床面50との間の隙間の間隔より厚ければ、脚62は基台部12の他方の面に載置された後に基台部12を床面50に向かって押圧する。
このように、脚62が基台部12を床面50に向かって押圧した状態で保護シート29の引き抜き部29bを曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出る方向(図12の紙面右方向)に引き抜くと、基台部12が位置ずれすることなく両面接着テープ28から係着部29aが引き剥がされて床面50に固定される。
次に、シート部材20を脚62に接着するために、図14のように、曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって、即ち脚62に向かって、湾曲するように曲げ、脚62の上面(図14の紙面上側)に接着する。このように、シート部材20は曲げることが可能な部材を使用しているので、曲げ部24を脚62に対して隙間なく接着させて遊び(長手方向の余り)をなくすことができるため、脚62の浮き上がり防止が可能となる。なお、基台部12を床面50に固着する作業中等に、接着部26が脚62や床面50等にくっついてしまうことがないように、接着部26の表面に接着部保護シートを係着させておくとよい。
なお、脚62に関して、薄型テレビ60は、一般に、液晶画面等のディスプレイ部を正面とした場合に、当該ディスプレイ部を支える支柱に板状もしくは前後左右の四方に延出する脚62が取り付けられている。このような複数の脚62に対しては各々の脚62に物品固定具10を取付け、板状の脚62に対してはその四隅近傍に複数(例えば4個)の物品固定具10を取り付けると、転倒防止の効果が高くなる。
また、薄型テレビ60の脚62は、図14に示したような、先端が曲面に形成されているものもあるが、この曲面がなく、角張っている脚となっているものもある。また、脚62自身の厚みも様々である。本発明の第二の実施例の物品固定具10では、シート部材20の曲げ部24がどの位置でも自由に曲げることが可能であるので、先端が角張っている脚であっても、曲げ部24を折り曲げることで脚62に対して隙間なく接着させることができ、また、脚62の厚みがどのような厚みであっても、曲げ部24を脚62の厚みに応じて曲げ位置自在に曲げることで脚62に対して隙間なく接着させることができるため、どのような形状、大きさの脚62を持つ薄型テレビ60であっても、地震等の揺れによる脚62の浮き上がりによる薄型テレビ60の転倒を確実に防止できる。
なお、接着部26は、後に説明するように、薄型テレビ60の据え置き位置の変更を容易にするために、取り外し可能な接着テープを使用している。このような接着テープは、一般に、剥離方向(図14の紙面上下方向)の力には強くないため、接着テープが剥がれ易いが、剪断方向(図14の紙面左右方向)の力には強く、簡単には剥がれない。この接着テープの特性を最大限利用するために、本発明の物品固定具10は、曲げ部24にある一定の長さ(少なくともシート部材20が基台部12の一方の面から延出する方向に平行な方向の基台部12の一辺の長さ)をもたせて、曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成としている。
このように、曲げ部24を基台部12の他方の面に向かって曲げる構成としている場合には、地震等の揺れによって脚62が床面50と並行方向に滑った場合であっても、接着部26にかかる力は剪断方向(図14の紙面左右方向)の力が主であり、剥離方向(図14の紙面上下方向)の力はほとんどかからないので、接着部26が脚62からは簡単には剥離することはなく、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
このように、シート部材20の曲げ部24を基台部12の他方の面の側に向かって曲げる構成とすれば、地震等の揺れの際の脚62の滑り防止と、脚62の浮き上がり防止の両方を実現することが可能となり、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
また、本発明の第二の実施例の物品固定具10では、基台部12が脚62の下に配置されて脚62に完全に隠れるので、薄型テレビ60の美観を損ねることがない。また、厚みが薄く、薄型テレビの脚62(一般には白色又は黒色が多い)の色や無色透明を含め、様々な色を自由に選択できるシート部材20を利用しているので、人の出入りの多い住居内の居間等に据え置かれている薄型テレビ等の美観を損ねることもない。
さらに、本発明の第二の実施例の物品固定具10では、脚62が基台部12を床面50に向かって押圧するので、薄型テレビ60の固定がより強固であり、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
また、本発明の物品固定具10では、シート部材20の曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出する側の基台部12の一方の面の縁部に設けられている曲面15により、接着部26を脚62の上面に接着する際のシート部材20の折れや地震等の揺れによるシート部材10の擦れや折れが発生し難く、シート部材20の引きちぎれ防止に効果がある。
次に、この第二の実施例の物品固定具10を床面50から取り外す(剥離させる)際の手順を以下に説明する。
まず、脚62に接着されているシート部材20の接着部26の接着を剥がし、薄型テレビ60を移動させる。次に、ネジ穴部34に、ネジを基台部12の他方の面の側から螺合、回転させることで凹み部32内部にネジの先端を突出させ、押圧具36に当接するよう進出させる。さらにネジを進出させると、押圧具36に当接したネジの反力で、押圧具36が基台部12を両面接着テープ28の接着力に抗して床面50から持ち上げて剥離させる。この結果、物品固定具10を床面50から取り外すことが可能となる。
なお、シート部材20の接着部26には、剥離が容易で、さらに接着と剥離を複数回実施しても接着力がほとんど変化しない材料を使用している。このため、簡単にシート部材20の脚62からの取り外しが可能であり、さらに、本発明の物品固定具10は何度でも使用可能である。
また、剥離機構30の位置(即ち凹み部32、ネジ穴部34、押圧具36の位置)は、一般的に接着面の端から剥がれやすい両面接着テープ28等の接着面の特徴を利用して、基台部12の中心から離れた位置に設定されているので、物品固定具10を容易に床面50から剥離し、取り外すことが可能となっている。
さらに、この物品固定具10の剥離機構30では、基台部12を床面50から剥離させる力が、押圧具36を介して床面50に伝達されており、ネジの先端が直接床面50に伝わることがないため、例え床面50が木材のような硬度のない材料であっても、床面50の表面を傷つけることがない。この結果、薄型テレビ60の移動後の床面50を美しく保つことが可能である。
またさらに、物品固定具10を床面から剥がすための道具は、一般に市販されるネジとネジ用ドライバーだけで済み、取り外しのために特別な道具を必要としない。
<第二の実施例の第一の変形例>
以下に図21を用いて、本発明の物品固定具の第二の実施例の第一の変形例を説明する。
図21は、本発明の物品固定具の第二の実施例の第一の変形例の斜視図である。なお、第一の実施例や第二の実施例等と同一又は同様となる構成には、同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図21の物品固定具10は、第二の実施例において説明した物品固定具に、第一の実施例で説明した立設部16が設けられたものである。図21に示すとおり、基台部12の他方の面の一辺には、該一辺に渡って、他方の面から他方の面の側に配置される脚62に向かって略垂直に立設部16が設けられている。
この本発明の物品固定具の第二の実施例の第一の変形例では、この立設部16により地震等の揺れに対する脚62の滑り防止、シート部材20の巻き剥がし防止、脚62の基台部12上での位置決め容易が得られることになる。
<第二の実施例の第二の変形例>
以下に図22を用いて、本発明の物品固定具の第二の実施例の第二の変形例を説明する。
図22は、本発明の物品固定具の第二の実施例の第二の変形例の斜視図である。なお、第二の実施例と同一又は同様となる構成には、同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図22の物品固定具10は、第二の実施例において説明した物品固定具において、基台部12の一方の面の側に固着部22が配置され、シート部材20の他方である曲げ部24が固着部22から基台部12の一方の面に沿って延出する構成の代わりに、固着部22が基台部12の一辺に直接固着され、曲げ部24が基台部12の他方の面に向かって曲げられる構成となっている。
この第二の実施例の第二の変形例は、面積の少ない基台部12の一辺に固着部22を固着するという、物品固定具10を製造する上での困難さはあるが、その他は、第二の実施例と同様の機能と効果がある。特に、本発明の物品固定具で重要な、曲げ部24が基台部12の他方の面に向かって曲げられる構成による転倒防止の機能と効果は、第一の実施例及び第二の実施例と同様であり、薄型テレビ60の転倒を確実に防止することができる。
なお、本発明の物品固定具10は、上述した構成に限られることなく、種々の構成とすることができる。例えば、転倒を防止したい物品として、薄型テレビを説明したが、本発明はこれに限ることはなく、シート部材20が基台部12の他方の面に向かって曲げられて接着されるという本発明の構成上の特徴を発揮することが可能である脚を有する物品であれば、どのような物品に適用しても良いことは説明するまでもない。
また、上述した両面接着テープ28について、例えばスポンジ等の弾性体を使用した両面接着テープで構成されていれば、例えば、基台部12と脚62との間の固定がより良くなり確実な転倒防止が可能となる。
また、上述した両面接着テープ28の代わりに、基台部12を接着剤等で、直接床面50に固定する等、薄型テレビ60の転倒を防止するために必要な接着力を得られるのであれば、各種接着剤を使用しても良いことは説明するまでもない。
また、基台部12の形状について、上述した第一の実施例、第二の実施例及びその変形例において、略矩形であると説明したが、もちろん略円形、多角形等、その形状は問わないことは説明するまでもない。
また、立設部16について、立設部16は基台部12の一辺に渡って設けられると説明したが、もちろん、一辺の一部のみに設けたり、脚62の2辺から滑り防止するために基台部12の2辺に設けたりする等、種々の構成とすることが可能であることは、説明するまでもない。
また、立設部16の位置について、例えば、基台部12を略円形とした場合には、その周辺の一部に設けられる構成としても良いことは説明するまでもない。さらには、立設部16は、基台部12の一辺に設けるように説明したが、例えば基台部12の略中心に設け、貫通穴を略中心に設けた立設部16の近傍に略並行な長穴としても良い。
また、立設部16と貫通穴14との配置について、その機能を達成できる限りにおいて、自由に配置できることは説明するまでもない。
また、貫通穴14は長穴であると説明したが、その機能と効果を達成するものであれば、それ以外の形状としても良いことは説明するまでもない。
また、第一の実施例において、基台部12を床面50から取り外す剥離機構として傾斜部18を設けると説明したが、この構成に限定されるものではなく、物品固定具10を取り外す治具を基台部12の一方の面に差し込むことが可能な窪みであってもよいし、または、第二の実施例で説明した剥離機構30を第一の実施例に適用してもよいことは説明するまでもない。
また、シート部材20について、第一の実施例のシート部材20を第一の実施例の変形例、第二の実施例や第二の実施例の変形例に用いたり、第二の実施例のシート部材20を第一の実施例、第一の実施例の変形例や第二の実施例の変形例に用いたりしても良いことは説明するまでもない。
以上のように、第一の実施例と第二の実施例、およびその変形例で説明した構成を、その機能と効果を達成するものであれば、どのように組み合わせても良いことは説明するまでもない。
この発明によれば、どのような地震の揺れでも薄型テレビ等の転倒を防止可能な物品固定具を提供することができる。
また、この発明により、人の出入りの多い住居内の居間等に据え置かれている薄型テレビ等の美観を損ねることなく、薄型テレビ等の転倒を防止することが可能な物品固定具を提供することができる。
また、この発明により、薄型テレビ等の据え置き位置の変更が容易である物品固定具を提供することができる。
さらに、この発明によれば、接地面に脚等により設置される様々な物品の転倒防止に適用可能な物品固定具を提供することができる。

Claims (17)

  1. 一方の面の側が固定面に固定され、他方の面の側に物品が配置される基台部と、
    前記基台部の一方の面の側に設けられ、前記基台部を前記固定面に固定する基台固定部と、
    一方に前記基台部の一方の面に固着される固着部と、他方に、前記物品に接着される接着部を有する、前記基台部の一方の面から延出して前記基台部の他方の面の側に向かって曲げられる曲げ部と、を備える帯状部と、
    を具備することを特徴する物品固定具。
  2. 前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設する立設部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品固定具。
  3. 前記基台部は、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通し、前記帯状部が挿通される貫通穴を備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品固定具。
  4. 前記基台部は略矩形であり、前記立設部が前記基台部の一辺に設けられ、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通して前記帯状部が挿通される貫通穴が前記立設部の近傍に設けらたことを特徴とする請求項2に記載の物品固定具。
  5. 前記基台部は略円形であり、前記立設部が前記基台部の周辺の一部に設けられ、前記基台部の一方の面と他方の面とを貫通して前記帯状部が挿通される貫通穴が前記立設部の近傍に設けらたことを特徴とする請求項2に記載の物品固定具。
  6. 前記基台部は、前記帯状部が当接する前記基台部の一方の面の縁部に曲面を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の物品固定具。
  7. 前記基台固定部は、前記固着部を介して前記基台部の一方の面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の物品固定具。
  8. 前記基台固定部は、前記基台部の一方の面に直接設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の物品固定具。
  9. 一方の面の側が固定面に固定され、他方の面の側に物品が配置される基台部と、
    前記基台部の一方の面の側に設けられ、前記基台部を前記固定面に固定する基台固定部と、
    一方に前記基台部に固着される固着部と、他方に、前記物品に接着される接着部を有する、前記基台部から延出して前記基台部の他方の面の側に向かって曲げられる曲げ部とを備える帯状部と、
    を具備することを特徴する物品固定具。
  10. 前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設する立設部を備えていることを特徴とする請求項9に記載の物品固定具。
  11. 前記接着部は、取り外し可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項10に記載の物品固定具。
  12. 前記基台部は、剥離機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載の物品固定具。
  13. 前記剥離機構は、前記基台部の一方の面に形成された傾斜面を有する傾斜部であることを特徴とする請求項12に記載の物品固定具。
  14. 前記剥離機構は、前記基台部の一方の面に設けられた凹み部と、前記凹み部の位置に設けられ、前記基台部を貫通するネジ穴部と、前記凹み部に収納される押圧具とからなることを特徴とする請求項12に記載の物品固定具。
  15. 前記剥離機構は、前記基台部の中心以外に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の物品固定具。
  16. 前記基台固定部は、一方の面に前記基台固定部に係着する係着面を有する係着部と、前記係着面と反対の面の側に折られた引き抜き部とを備える保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項15に記載の物品固定具。
  17. 前記曲げ部を覆う保護部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項16に記載の物品固定具。
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