JP2008225425A - 転倒防止器具及び転倒防止方法 - Google Patents

転倒防止器具及び転倒防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 地震などの揺れに対して固定具が接地面からはずれて平面テレビが転倒することがない平面テレビの転倒防止のための転倒防止器具を提供する。
【解決手段】 転倒防止器具1は、一方の面が固着部28を介して接地面72に固定され、脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む大きさに設定された基台部22と、基台部22の他方の面に載置され、裏面の脚挟持部264の側に滑り防止具29が配置された揺動体26と、揺動体26を揺動可能に支持する軸部25とを備える脚固定部2と、ワイヤ本体32と、平面テレビ6の背面部62に連結される紐帯部3の一方端部としての背面部固定部34と、揺動体26に連結される紐帯部3の他方端部としての揺動体固定部36とを備える紐帯部3とから構成されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、机上などの設置面に据え置かれた大画面の平面テレビ、パーソナルコンピュータ(PC)の表示装置などの転倒を防止する転倒防止器具及び転倒防止方法に関する。
接地面に据え置かれた大画面の平面テレビやPCの表示装置は地震などの強い揺れにより転倒することがある。このため、従来から平面テレビや表示装置の転倒を防止するための種々の提案がなされている。特に大画面のテレビがテレビ設置台に据え置かれている場合、地震の発生により大画面テレビは画面前方のテレビの視聴者目掛けて接地面を滑り、或いは転倒し、視聴者上に落下する危険性がある。
このため、特許文献1にはテレビ本体の前面と背面のそれぞれの下部収容凹部に固定具を収容し、この固定具でテレビの載置台を前面側と背面側の両側から挟むことによりテレビ本体の転倒を防止する転倒防止器具が提案されている。それぞれの固定具はスライド棒の先端に取着されており、スライド棒を下部収容凹部から引き出して固定具をテレビの載置台を挟むように配置される。さらに、テレビ背面側の固定具はネジ構造になっており、このネジを締めて載置台に押し付けることによりテレビ本体を載置台に固定し、テレビ本体の転倒を防止するものである。
特開2004−80700
しかしながら、特許文献1に示されているような従来の転倒防止器具では地震などの強い振動により固定具が載置台からはずれテレビ本体が転倒する危険性がある。また、テレビ本体に固定具とスライド棒を収容する凹部収容部を設ける必要があり、別途テレビ本体にそのための加工を施す必要があった。
この発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、この発明の主たる目的は、地震などの強い振動に対しても固定具が載置台からはずれテレビ本体が転倒することはなく、また、テレビ本体に固定具とスライド棒を収容する凹部収容部を必要としない、平面テレビの転倒防止のための転倒防止器具を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項1の記載によれば、一方の面が前記接地面に固定される基台部と、前記基台部の他方の面に配設された支点部と、前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部と前記接地面とで挟持することを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項2の記載によれば、一方の面が前記接地面に固定される基台部と、前記基台部の他方の面に配設された支点部と、前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部に配設された滑り防止部と前記接地面とで挟持することを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項3の記載によれば、一方の面が前記接地面に固定される基台部と、前記基台部の他方の面に配設された支点部と、前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部と前記基台部を介した前記接地面とで挟持することを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項4の記載によれば、前記基台部は、一方の面に設けられた固着部により前記接地面に固定されることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項5の記載によれば、前記基台部の他方の面に基台取り外し部を備えることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項6の記載によれば、前記揺動体は、前記軸体が挿入される軸体挿入孔を有する半円筒部と、前記半円筒部の一方の縁部に接続される前記一方の板部と、前記半円筒部の他方の縁部に接続される前記他方の板部とを備え、前記支点部は、前記軸体挿入孔に挿入されて前記基台の他方の面に植設された軸体であることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項7の記載によれば、前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設され、軸部支持孔を有する軸部支持部を備え、前記揺動体は、前記一方の板部と前記他方の板部とからなる平板状部材と、前記平板状部材の一方の面に立設され、揺動体支持孔を有する揺動体支持部とを備え、前記支点部は、前記軸部支持孔と前記揺動体支持孔に挿入されて前記揺動体を揺動可能に軸支する軸部であることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項8の記載によれば、前記装置の前記脚部を固着部材で固定することを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項9の記載によれば、前記連結部は、ワイヤ本体と、前記装置に固定される背面部固定部と、前記揺動体の一方の板部に連結される揺動体固定部とを備えることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止器具は、請求項10の記載によれば、前記連結部は、ワイヤ本体と、前記装置に固定される背面部固定部と、前記揺動体の一方の板部に連結される揺動体固定部と、前記ワイヤ本体の張架長さの調整する係着部とを備えることを特徴とする。
また、この発明に係わる転倒防止方法は、請求項11の記載によれば、装置の脚部を接地面に挟持することにより、前記装置の転倒を防止する転倒防止方法において、一方の面が前記接地面に固定される基台部の他方の面に配設された支点部を支点として揺動可能な揺動体の一方の板部を前記装置に連結部で連結し、前記揺動体の他方の板部と前記接地面とで前記装置の脚部を挟持することを特徴とする。
この発明によれば、地震などの強い振動により固定具が載置台からはずれテレビ本体が転倒することはなく、また、テレビ本体に固定具とスライド棒を収容する凹部収容部を設ける必要がない、平面テレビの転倒防止のための転倒防止器具を提供することができる。
また、この発明の転倒防止器具により、安価かつ簡易に平面テレビの転倒防止を行うことができる。
また、この発明の転倒防止器具は、離着可能な固定部材を使用することにより、平面テレビの設置場所の変更に容易に対応可能である。
また、この発明の転倒防止器具は、種々の大きさの平面テレビに適用可能である。
<第一の実施例>
図1は、本発明の第一の実施例の転倒防止器具を取り付けた平面テレビを背面部から見た斜視図である。図2は、本発明の第一の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図である。図3は、本発明の第一の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図である。図4は、本発明の第一の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図で、図4(a)は側面図、図4(b)は平面図である。
装置としての平面テレビ6は設置台7の接地面72に据え置かれている。平面テレビ6は、画面が設けられている前面部61と、入出力端子や平面テレビ6を壁に掛けるためのネジ穴などが設けられている背面部62と、支柱63と、脚部64とから構成される。脚部64は、前面部61の側の前面側脚部642と、背面部62の側の背面側脚部644とから構成され、前面側脚部642と背面側脚部644は一体となっている。なお、前面側脚部642と背面側脚部644が分離されている場合もある。平面テレビ6は、設置台7の接地面72に据え置かれる。
接地面72には2つの転倒防止器具1が設けられている。転倒防止器具1は脚固定部2と、連結部としての紐帯部3とから構成される。
脚固定部2は、基台部22と、支点部としての軸体24と、揺動体26と、固着部28とから構成される。また、紐帯部3は、ワイヤ本体32と、背面部固定部34と、揺動体固定部36とから構成される。
基台部22は、略矩形の平板状部材から構成される。また、基台部22は、一方の面である裏面(接地面72側の面)に設けられた固着部28で接地面72に固定されている。基台部22の他方の面である表面には軸体24が植設されている。
軸体24は、略円柱の軸柱242と、軸柱242の上部に設けられ軸柱242より直径が大きい略円板状の軸体頭部244とから構成されている。また、軸体24は、軸柱242の下部(軸体頭部244が設けられていない端部)が基台部22の他方の面に溶接などで固定されることで、基台部22に植設されている。なお、軸柱242を基台部22の他方の面に固定する方法は、軸柱242の下部に雄ネジを設け、基台部22に雌ネジを設けた孔を設けて、軸柱242を基台部22にネジ留め固定する方法でも構わない。
揺動体26は、円筒を軸方向に切断した形状の半円筒部262と、半円筒部の一方の縁部(円筒を軸方向に切断した際の一方の切断部)に接続する一方の板部としての平板状のワイヤ固定部266と、半円筒部の他方の縁部(円筒を軸方向に切断した際の他方の切断部)に接続する他方の板部としての平板状の脚挟持部264とから構成される。また、揺動体26を基台部22に載置した際に揺動体26が基台部22に当接する部位の略中心(半円筒部262の略中央部)には軸体24の軸柱242が挿入される軸体挿入孔263が設けられている。さらに、ワイヤ固定部266には、紐帯部3の揺動体固定部36が挿入されるワイヤ挿入孔267が設けられている。
固着部28は、基台部22を接地面72に固定するための部材であり、例えば両面テープ、接着剤または耐震接着ゴムが利用可能である。また、基台部22にねじを挿入するための孔を設けて、脚固定部2を接地面72にねじ留め固定しても良い。なお、離着可能な耐震接着ゴムを利用すれば、平面テレビの設置場所の変更に容易に対応可能である。
以上のように、脚固定部2は、一方の面が固着部28を介して接地面72に固定された基台部22と、基台部22の他方の面に載置された揺動体26と、軸体挿入孔263に挿入された軸体24とから構成されている。
なお、軸体挿入孔263の直径は軸柱242の直径より大きく、軸体頭部244の直径より小さく設定されている。また、軸体24が軸体挿入孔263に挿入された際に半円筒部262と軸体頭部242との間に隙間が設けられているので、揺動体26が軸体24を支点としての揺動可能となっている。なお、この揺動体26が揺動した際に、軸体挿入孔263の直径が軸体頭部244の直径より小さいので、揺動体26が軸体24からはずれることはない。
紐帯部3は、ワイヤ本体32と、平面テレビ6の背面部62に連結される紐帯部3の一方端部としての背面部固定部34と、揺動体26に連結される紐帯部3の他方端部としての揺動体固定部36とから構成されている。なお、ワイヤ本体は、例えば金属製またはカーボングラファイト製等の容易に切断しない紐状部材、帯状部材または棒状部材が利用可能である。
背面部固定部34は、平面テレビ6を壁に掛ける等のために予め背面部62に設けられたネジ穴に螺合させる背面固定ネジに巻き付けられており、背面固定ネジがネジ穴に締め付けられることで背面部62に固定される。
揺動体固定部36は、ワイヤ本体32の端部を揺動体26のワイヤ挿入孔267に挿入した後、該端部にワイヤ挿入孔267より径が大きいアルミ管等を挿入してカシメたり、ワイヤ本体32を結わえたり、または接着剤やその他の紐や針金等を巻き付けたりすることで固定される。
上述したとおり、転倒防止器具1は、脚固定部2及び紐帯部3から構成されている。また、脚固定部2は、基台部22が固着部28により接地面72に固定され、揺動体26の脚挟持部264が接地面72に載置された平面テレビ6の背面側脚部644を接地面72との間で挟持するように設置されている。また、紐帯部3は、背面部固定部34が平面テレビ6の背面部62に固定され、揺動体固定部36が揺動体26のワイヤ固定部266に固定されることでワイヤ本体32を平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されるように設置されている。
このような構成の転倒防止器具1が設置されている平面テレビ6が地震などの揺れにより接地面72上で前面部61側に揺さぶられると、平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されたワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向(接地面72から離れる方向)に引っ張る。この上方向の引っ張りにより揺動体26が軸体24を支点として揺動し、揺動体26の脚挟持部264を下方向(接地面72に近づく方向)に押し付ける。この下方向の押し付けにより、平面テレビ6の背面側脚部644が接地面72と揺動体26の脚挟持部264とに挟持される。この結果、テレビ6は、背面脚部644が接地面72に固定されるので、地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。
また、転倒防止器具1は、地震などの揺れが強いほど平面テレビ6が前面部61の方向に強く傾くので、脚挟持部264が背面側脚部644を強く接地面72に押し付けることになり、地震などの揺れが大きいほど転倒防止の効果が増大する特徴を有している。
なお、平面テレビは、その大きさやメーカーにより、脚部64の大きさ・高さや脚部64の表面の形状が種々存在するが、本発明において脚部64を接地面72に挟み込む揺動体26は揺動可能であるため、特に高さ調整を行わなくとも種々の脚部64に対応可能である。特に第一の実施例の揺動体26は、揺動体26と軸体頭部242との間に若干の隙間を設けることが可能であり、容易に種々の高さの脚部64に対応可能である。
<第一の実施例の第一の変形例>
図5は、本発明の第一の実施例の第一の変形例の転倒防止器具の構成を示す斜視図である。この図5において、上述した第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この図5に示す変形例では、脚部64の前面側脚部642の側に脚部固定具4が配設されている。この脚部固定具4は、例えば弾性や接着性・粘着性を有する耐震接着ゴム等の軟質ゴムであり、接地面72と前面側脚部642との間に配設されることにより、地震などの揺れにより平面テレビ6が背面部62の方向に傾いた場合の背面部62への転倒や、脚部64の横滑り(接地面72の面に平行な方向の移動)も防止可能となり、より効果的に平面テレビ6の転倒を防止することが可能となる。
なお、この第一の実施例の第一の変形例において、脚部固定具4は脚部64の前面側脚部642の側に配設するとしたが、背面側脚部644の側に配設しても同様の効果が得られる。また同様に、脚部固定具4を脚部64と接地面72との間に複数配設しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
<第一の実施例の第二の変形例>
図6は、本発明の第一の実施例の第二の変形例の転倒防止器具の構成を示す側面図である。この図6において、上述した第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この図6に示す変形例では、揺動体26の脚挟持部264の背面側脚部644の側に滑り防止具29が配設されている。この滑り防止具29は、例えば弾性や接着性・粘着性を有する耐震接着ゴム等の軟質ゴムであり、脚挟持部264と背面側脚部644との間に配設されることにより、脚部64の横滑り(接地面72の面に平行な方向の移動)も防止可能となり、より効果的に平面テレビ6の転倒を防止することが可能となる。
また、この滑り防止具29により、平面テレビ6が地震などの揺れにより接地面72上で背面部62側に揺さぶられた場合にも、滑り防止具29の粘着性により、脚挟持部264が接地面72と背面側脚部644とで確実に挟持されるので、より効果的に平面テレビ6の転倒を防止することが可能となる。また、滑り防止具29を例えばポリウレタン等の軟質ゴムとすることで、脚部64の傷防止の効果も有する。
なお、平面テレビは、その大きさやメーカーにより、脚部64の大きさ・高さや脚部64の表面の形状が種々存在するが、本発明において脚部64を接地面72に挟み込む揺動体26は揺動可能であるため、特に高さ調整を行わなくとも種々の脚部64に対応可能である。特に第一の実施例の第二の変形例の揺動体26は、脚挟持部264と背面側脚部644との間に弾性を有する滑り防止具29が配置されているため、容易に種々の高さやの表面の形状の脚部64に対応可能である。
<第一の実施例の第三の変形例>
図7は、本発明の第一の実施例の第三の変形例の転倒防止器具の構成を示す側面図である。この図7において、上述した第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この図7に示す変形例では、平面テレビ6は、脚部64の接地面72の側に設けられたゴム足646等により、脚部64と接地面72との間に隙間が生じる状態で接地面72上に据え置かれている。
また、この図7に示す変形例では、基台部22が脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む大きさに設定されている。このため、地震などの揺れにより揺動体26が軸体24を支点として揺動して揺動体26の脚挟持部264を下方向に押し付けた際に、脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む状態で接地面72に固定された基台部22も下方向(接地面72に近づく方向)に押し付けられる。この結果、地震などの揺れによりワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向に引っ張る力により基台部22が接地面72から容易に剥離することなく、より効果的に平面テレビ6の転倒が防止されることが可能となる。
<第二の実施例>
図8は、本発明の第二の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図である。図9は、本発明の第二の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図である。図10は、本発明の第二の実施例の転倒防止器具を構成する基台部を示す図で、図10(a)は側面図、図10(b)は平面図である。図11は、本発明の第二の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図で、図11(a)は側面図、図11(b)は平面図である。なお、図8乃至図11において、上述した第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
脚固定部2は、基台部22と、支点部としての軸部25と、揺動体26と、固着部28とから構成される。
基台部22は、略矩形の平板状部材から構成される。また、基台部22は、一方の面である裏面(接地面72側の面)に設けられた固着部28で接地面72に固定されている。基台部22の他方の面である表面には、基台部22の向かい合った一組の辺部に各々軸部支持部23が該表面に対して略垂直に立設されており、この軸部支持部23には軸部25を回動可能に支持する軸部支持孔232が設けられている。なお、図10において軸部支持部23は、基台部22を面積で略二等分するように2つの軸部支持部23が配置されているが、軸部支持部23の位置はこれに限定されるものではない。
揺動体26は、一方の板部としての平板状のワイヤ固定部266と他方の板部としての平板状の脚挟持部264とからなる略矩形の平板状部材から構成されている。なお、ワイヤ固定部266には、紐帯部3の揺動体固定部36が挿入されるワイヤ挿入孔267が設けられている。
また、揺動体26は、一方の面である裏面(接地面72側の面)の向かい合った一組の辺部近傍に各々揺動体支持部27が該裏面に対して略垂直に立設されており、この揺動体支持部27には軸部25を回動可能に支持する揺動体支持孔272が設けられている。なお、図11において揺動体支持部27は、揺動体26を面積で略二等分するように2つの揺動体支持部27が配置されているが、揺動体支持部27の位置はこれに限定されるものではない。
軸部25は、円筒形の棒から構成されている。第二の実施例において、軸部25は、基台部22の2つの軸部支持孔232と揺動体26の2つの揺動体支持孔272が略一直線に並んだ状態で各々の孔に嵌入されて揺動体26を軸支するものであり、嵌入後に抜け止め処理(軸部25の両端部へのピンの挿入、軸部25の一端部に軸部支持孔232の孔の直径より大きい頭部を設け、嵌入後に他端部をかしめる等の処理)がされている。
以上のように、脚固定部2は、一方の面が固着部28を介して接地面72に固定された基台部22と、基台部22の他方の面に載置された揺動体26と、揺動体26を揺動可能に軸支する軸部25とから構成されている。
このような構成の転倒防止器具1が設置されている平面テレビ6が地震などの揺れにより接地面72上で前面部61側に揺さぶられと、平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されたワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向(接地面72から離れる方向)に引っ張る。この上方向の引っ張りにより揺動体26が軸部25を支点として揺動し、揺動体26の脚挟持部264を下方向(接地面72に近づく方向)に押し付ける。この下方向の押し付けにより、平面テレビ6の背面側脚部644が接地面72と揺動体26の脚挟持部264とに挟持される。この結果、テレビ6は、背面脚部644が接地面72に固定されるので、地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。
また、転倒防止器具1は、地震などの揺れが強いほど平面テレビ6が前面部61の方向に強く傾くので、脚挟持部264が背面側脚部644を強く接地面72に押し付けることになり、地震などの揺れが大きいほど転倒防止の効果が増大する特徴を有している。
本発明の第二の実施例の転倒防止器具は、図5に示す第一の実施例の第一の変形例と同様に、脚部64の前面側脚部642の側に脚部固定具4が配設された状態としても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本発明の第二の実施例の転倒防止器具は、図6に示す第一の実施例の第二の変形例と同様に、揺動体26の脚挟持部264の背面側脚部644の側に滑り防止具29が配設された状態としても同様の効果が得られることは言うまでもない。
さらに、本発明の第二の実施例の転倒防止器具は、図7に示す第一の実施例の第三の変形例と同様に、脚部64の接地面72の側に設けられたゴム足646等により脚部64と接地面72との間に隙間が生じるようにし、基台部22が脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む大きさに設定された状態としても同様の効果が得られることは言うまでもない。
なお、平面テレビは、その大きさやメーカーにより、脚部64の大きさ・高さや脚部64の表面の形状が種々存在するが、本発明において脚部64を接地面72に挟み込む揺動体26は揺動可能であるため、特に高さ調整を行わなくとも種々の脚部64に対応可能である。
<第三の実施例>
図12は、本発明の第三の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図である。図13は、本発明の第三の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図である。図14は、本発明の第三の実施例の転倒防止器具を構成する基台部を示す図で、図14(a)は側面図、図14(b)は平面図である。図15は、本発明の第三の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図で、図15(a)は側面図、図15(b)は平面図である。なお、図12乃至図15において、上述した第一の実施例および第二の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
脚固定部2は、基台部22と、支点部としての軸部25と、揺動体26と、固着部28とから構成される。
基台部22は、略矩形の平板状部材から構成される。また、基台部22は、一方の面である裏面(接地面72側の面)に設けられた固着部28で接地面72に固定されている。基台部22の他方の面である表面には、基台部22の向かい合った一組の辺部近傍に各々軸部支持部23が該表面に対して略垂直に立設されており、この軸部支持部23には軸部25を回動可能に支持する軸部支持孔232が設けられている。さらに基台部22の該表面には、固着部28により接地面72に固着されている転倒防止器具1を取り外す際に利用する2つの取り外し部222が該表面に対して略垂直に立設されている。なお、図14において軸部支持部23は、基台部22を面積で略二等分するように2つの軸部支持部23が配置されているが、軸部支持部23の位置はこれに限定されるものではない。
なお、この第三の実施例では、平面テレビ6は脚部64の接地面72の側に設けられたゴム足646等により脚部64と接地面72との間に隙間が生じる状態で接地面72上に据え置かれており、基台部22がこの脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む大きさに設定されている。
揺動体26は、一方の板部としての平板状のワイヤ固定部266と他方の板部としての平板状の脚挟持部264とからなる略矩形の平板状部材から構成されている。なお、ワイヤ固定部266には、紐帯部3の揺動体固定部36が挿入されるワイヤ挿入孔267が設けられている。
また、揺動体26は、一方の面である裏面(接地面72側の面)の向かい合った一組の辺部に各々揺動体支持部27が該裏面に対して略垂直に立設されており、この揺動体支持部27には軸部25を回動可能に支持する揺動体支持孔272が設けられている。さらに、揺動体26の一方の面である裏面(接地面72側の面)の脚挟持部264の側には、滑り防止具29が配置されている。なお、図11において揺動体支持部27は、揺動体26を面積で略二等分するように2つの揺動体支持部27が配置されているが、揺動体支持部27の位置はこれに限定されるものではない。
軸部25は、円筒形の棒から構成されている。第三の実施例において、軸部25は、揺動体26の2つの揺動体支持孔272と基台部22の2つの軸部支持孔232とが略一直線に並んだ状態で各々の孔に嵌入されて揺動体26を軸支するものであり、嵌入後に抜け止め処理(軸部25の両端部へのピンの挿入、軸部25の一端部に軸部支持孔232の孔の直径より大きい頭部を設け、嵌入後に他端部をかしめる等の処理)がされている。
以上のように、脚固定部2は、一方の面が固着部28を介して接地面72に固定され、脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む大きさに設定された基台部22と、基台部22の他方の面に載置され、裏面の脚挟持部264の側に滑り防止具29が配置された揺動体26と、揺動体26を揺動可能に軸支する軸部25とから構成されている。
このような構成の転倒防止器具1が設置されている平面テレビ6が地震などの揺れにより接地面72上で前面部61側に揺さぶられと、平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されたワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向(接地面72から離れる方向)に引っ張る。この上方向の引っ張りにより揺動体26が軸部25を支点として揺動し、揺動体26の脚挟持部264を下方向(接地面72に近づく方向)に押し付ける。この下方向の押し付けにより、脚挟持部264が滑り防止具29を介して平面テレビ6の背面側脚部644を下方向に押し付けられ、脚部64と接地面72との間に生じる隙間に入り込む状態で接地面72に固定された基台部22も下方向に押し付けられる。
この結果、背面側脚部644は滑り防止具29と基台部22とに挟持された状態で、接地面72に押し付けられることになり、テレビ6は地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。また、地震などの揺れによりワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向に引っ張る力により基台部22が接地面72から容易に剥離することなく、より効果的に平面テレビ6の転倒が防止されることが可能となる。
また、揺動体26の裏面の脚挟持部264の側に配置された滑り防止具29により、脚部64の横滑り(接地面72の面に平行な方向の移動)も防止可能となり、より効果的に平面テレビ6の転倒を防止することが可能となる。
なお、第一の実施例乃至第三の実施例とそれらの変形例で説明した固着部28、滑り防止具29、脚部固定具4で利用する耐震接着ゴムは、弾性や接着性・粘着性を有するエステル系ウレタン樹脂からなる低弾性ゴムであり、リンクゲル(商標登録第4655912号)等の商品名で販売されている。この低弾性ゴムは、衝撃吸収率が90%以上と高く、前後、左右、上下のあらゆる方向からの衝撃エネルギーを吸収することが出来るものであり、地震のような急激な振動に対しては剥がれないが、手に持ってゆっくり動かすことにより容易に剥がすことが可能な特長を有している。このため、本発明の転倒防止器具での固着部28、滑り防止具29、脚部固定具4として使用すると、地震の揺れに対して平面テレビ6の転倒を防止することが可能であるとともに、平面テレビ6の設置場所の変更に容易に対応可能である。
また、第三の実施例において、基台部22には、固着部28により接地面72に固着されている転倒防止器具1を取り外す際に利用する2つの取り外し部222が基台部22の他方の面である表面に対して略垂直に立設されている。転倒防止器具1が離着可能な耐震接着ゴムや両面接着テープを使用した固着部28により接地面72に固定されていた場合に、この2つの取り外し部222に各々設けられた貫通孔へ例えばドライバー等の棒状体を差し込み、接地面72と平行な方向で該棒状体を回転させることにより転倒防止器具1を接地面72から取り外す。特に固着部28に離着可能な耐震接着ゴムを利用していた場合には、平面テレビ6の設置場所の変更後に再度固着部28を利用することが可能である。
なお、平面テレビは、その大きさやメーカーにより、脚部64の大きさ・高さや脚部64の表面の形状が種々存在するが、本発明において脚部64を接地面72に挟み込む揺動体26は揺動可能であるため、特に高さ調整を行わなくとも種々の脚部64に対応可能である。特に第三の実施例の揺動体26は、脚挟持部264と背面側脚部644との間に弾性を有する滑り防止具29が配置されているため、容易に種々の高さやの表面の形状の脚部64に対応可能である。
<第四の実施例>
図16は、本発明の第四の実施例の転倒防止器具を取り付けた平面テレビを背面部から見た斜視図である。図17は、本発明の第四の実施例の転倒防止器具の図16の拡大図である。図18は、本発明の第四の実施例の転倒防止器具の係着部を示す図で、図18(a)は側面図、図18(b)は平面図、図18(c)は切片側からみた正面図である。図19は、本発明の第四の実施例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図で、図19(a)は平面図、図19(b)は側面図である。なお、図16乃至図19において、上述した第一の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
装置としての平面テレビ6は設置台7の接地面72に据え置かれている。平面テレビ6は、画面が設けられている前面部61と、入出力端子や平面テレビ6を壁に掛けるためのネジ穴などが設けられている背面部62と、支柱63と、脚部64とから構成される。脚部64は、前面部61の側の前面側脚部642と、背面部62の側の背面側脚部644とから構成され、前面側脚部642と背面側脚部644は一体となっている。なお、前面側脚部642と背面側脚部644が分離されている場合もある。平面テレビ6は、設置台7の接地面72に据え置かれる。
脚固定部2は、一方の面が固着部28を介して接地面72に固定された基台部22と、基台部22の他方の面に載置された揺動体26と、軸体挿入孔263に挿入された軸体24とから構成されている。
また、紐帯部3は、ワイヤ本体32と、平面テレビ6の背面部62に連結される紐帯部3の一方端部としての背面部固定部34と、揺動体26に連結される紐帯部3の他方端部としての揺動体固定部36と、ワイヤ本体32の張架長さを調整して係着する係着部38とから構成されている。なお、ワイヤ本体は、例えば金属製またはカーボングラファイト製等の容易に切断しない紐状部材または帯状部材が利用可能である。
背面部固定部34は、略矩形の固定部本体342と、固定部本体342に設けられ、平面テレビ6を壁に掛ける等のために予め背面部62に設けられたネジ穴に螺合させるネジを挿入するネジ挿入孔344と、該ネジ挿入孔344が設けられた面に平行に設けられ、ワイヤ本体32を挿通するワイヤ挿通孔346とから構成されている。このような構成を備える背面部固定部34は、ワイヤ挿通孔346にワイヤ本体32が挿通された状態で、ネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合することで背面部62に固定される。
揺動体固定部36は、ワイヤ本体32の他方端部を揺動体26のワイヤ挿入孔267に挿入した後、該他方端部にワイヤ挿入孔267より径が大きいアルミ管等を挿入してカシメたり、ワイヤ本体32を結わえたり、または接着剤やその他の紐や針金等を巻き付けたりすることで固定される。
係着部38は、略矩形の平板382と、平板382の端部近傍に設けられた第一の挿通孔384と、第一の挿通孔384と平板382の他端部との間に設けられた第二の挿通孔386と、平板382の他端部の一方の面である表面に対して略垂直に立設された切片388と、切片388に設けられワイヤ本体32を嵌め込む切り欠き389とから構成されている。なお、本発明の第四の実施例において、切り欠き389は、第二の挿通孔386と平板382の他端部との間の平板382の長手方向(図18(b)における左右方向)の一辺から巾を有する状態で平板382の長手方向の略中心まで切り込みし、この切り込みを平板382の他端部の方向に巾を有した状態のまま続けて切り込みすることで形成されている。また、切片388は、切り欠き389の形成後、切り欠き389の平板382の長手方向の一辺からの切り込みの近傍を平板382の短手方向と略平行な線上で平板382を折り曲げることで形成されている。なお、ワイヤ本体32が嵌め込まれる位置はワイヤ本体32の断面である円形がちょうど嵌め込まれるように図18(c)の曲線部分のように半円形となっている。また、切り欠き389により平板382に接続していない切片388の先端側(図18(c)の切片388右側下部側)が平板382の厚み方向(図18(c)の上下方向)に一部重なるように、切り欠き389の切り込みの巾と切片388を形成するための折り曲げ位置とを設定している。
ワイヤ本体32を背面部固定部34と揺動体固定部36と係着部38とへ挿通して紐帯部3とする手順は、例えば以下の通りである。ワイヤ本体32の他方端部を揺動体26のワイヤ挿入孔267へ挿入し、該他方端部にワイヤ挿入孔267より径が大きいアルミ管を挿入してカシメて紐帯部3の他方端部としての揺動体固定部36とする。
次にワイヤ本体32の一方端部を係着部38の第二の挿通孔386へ表面(係着部38の切片388が立設されている側の面)から裏面に挿通した後、背面部固定部34のワイヤ挿通孔346へ挿通し、さらに該一方端部にアルミ管を挿入した後に、第一の挿通孔384へ挿通し、ワイヤ本体32の任意の箇所で再度該アルミ管に挿入してカシメて固定する。なお、第一の挿通孔384へのワイヤ本体32の挿通は、表面からでも裏面からでもどちらでも良い。
さらに背面部固定部34のネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合することで背面部62に固定して紐帯部3の一方端部としての背面部固定部34とする。
なお、ワイヤ本体32は、種々の大きさの平面テレビに対応するために、その長さは長く設定されている。このため、背面部固定部34のネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合した時点ではワイヤ本体32が弛んだ状態となっている。
このワイヤ本体32の弛みを解消し、張架した状態とするために、係着部38を紐帯部3の他方端部の方向(ワイヤ本体32の他方端部の方向)に引っ張って張架長さを調整する。この張架長さの調整後、第二の挿通孔386から延出するワイヤ本体32を切り欠き389に嵌め込み、係着部38がワイヤ本体32上を移動しないように係着する。なお、係着部38によるワイヤ本体32の張架長さの調整は、多少の弛みがある長さであっても問題ない。
また、係着部38によるワイヤ本体32の係着は、切り欠き389へ嵌め込まれたワイヤ本体32と切り欠き389との摩擦力によるため、ワイヤ本体32に金属性等の剛性を有するワイヤを使用すると、ワイヤの弾性力でワイヤ本体32が確実に切り欠き389に押し付け嵌め込まれることとなり、確実に係着可能である。
また、この第四の実施例における係着部38の切片388の立設の方向は、第二の挿通孔386から揺動体固定部36へ延出するワイヤ本体32の平板382に対する位置(即ち平板382の表面の側の方向)と同じであるので、金属製のワイヤが通常有する弾性力により、より確実に切り欠き389に嵌め込まれて係着することが可能である。
また、切片388の先端側(図18(c)の切片388右側下部側)が平板382の厚み方向(図18(c)の上下方向)に一部重なるように、切り欠き389の切り込みの巾と切片388を形成するための折り曲げ位置とを設定しているので、ワイヤ本体32は張架長さの調整後の作業者の手の接触や、地震等の揺れでは容易に係着が解除されないようになっている。
さらに、係着部38に、係着部38を覆う大きさのゴム製スリーブ等を予め係着部38と背面部固定部34との間のワイヤ本体に準備しておき、ワイヤ本体32の張架長さの調整の際は該ゴム製スリーブを係着部38と背面部固定部34との間に留め置き、ワイヤ本体32の張架長さの調整後は該ゴム製スリーブを係着部38に被せるように移動させることで、係着部38に手が触った等で切り欠き389からワイヤ本体32がはずれることを防止することが可能である。
上述したとおり、転倒防止器具1は、脚固定部2及び紐帯部3から構成されている。また、脚固定部2は、基台部22が固着部28により接地面72に固定され、揺動体26の脚挟持部264が接地面72に載置された平面テレビ6の背面側脚部644を接地面72との間で挟持するように設置されている。また、紐帯部3は、背面部固定部34が平面テレビ6の背面部62に固定され、揺動体固定部36が揺動体26のワイヤ固定部266に固定され、係着部38によりワイヤ本体32の張架長さの調整された状態で平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されるように設置されている。なお、ワイヤ本体は、例えば金属製またはカーボングラファイト製等の容易に切断しない紐状部材または帯状部材が利用可能である。
このような構成の転倒防止器具1が設置されている平面テレビ6が地震などの揺れにより接地面72上で前面部61側に揺さぶられと、平面テレビ6の背面部62と揺動体26のワイヤ固定部266との間に掛け渡されたワイヤ本体32が揺動体26のワイヤ固定部266を上方向(接地面72から離れる方向)に引っ張る。この上方向の引っ張りにより揺動体26が軸体24を支点として揺動し、揺動体26の脚挟持部264を下方向(接地面72に近づく方向)に押し付ける。この下方向の押し付けにより、平面テレビ6の背面側脚部644が接地面72と揺動体26の脚挟持部264とに挟持される。この結果、テレビ6は、背面脚部644が接地面72に固定されるので、地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。
また、この本発明の第四の実施例では、係着部38を使用することにより種々の大きさの平面テレビに対応することが可能であるだけでなく、ワイヤ本体32の張架長さの調整が容易であるので、接地面72の表面の状況によらず最適な位置に脚固定部2を配置し直すことが可能である。
<第四の実施例の第一の変形例>
図20は、本発明の第四の実施例の第一の変形例の転倒防止器具の係着部を示す図で、図20(a)は側面図、図20(b)は平面図である。この図20において、上述した第四の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この図20に示す変形例では、係着部38は、略矩形の平板382と、平板382の端部近傍に設けられた第一の挿通孔384と、第一の挿通孔384と平板382の他端部との間に設けられた第二の挿通孔386と、平板382の他端部近傍に設けられワイヤ本体32を嵌め込む切り欠き389とから構成されている。なお、本発明の第四実施例の第一の変形例において、切り欠き389は、第二の挿通孔386と平板382の他端部との間の平板382の長手方向(図20(b)における左右方向)の一辺から巾を有する状態で平板382の長手方向の略中心まで切り込みし、この切り込みを平板382の他端部の方向に巾を有した状態のまま続けて切り込みすることで形成されている。また、ワイヤ本体32が嵌め込まれる位置はワイヤ本体32の断面である円形がちょうど嵌め込まれるように図20(b)の切り欠き389の曲線部分のように半円形となっている。
ワイヤ本体32を背面部固定部34と揺動体固定部36と係着部38とへ挿通して紐帯部3とする手順は、例えば以下の通りである。ワイヤ本体32の他方端部を揺動体26のワイヤ挿入孔267へ挿入し、該他方端部にワイヤ挿入孔267より径が大きいアルミ管を挿入してカシメて紐帯部3の他方端部としての揺動体固定部36とする。
次にワイヤ本体32の一方端部を係着部38の第二の挿通孔386へ挿通した後、背面部固定部34のワイヤ挿通孔346へ挿通し、さらに該一方端部にアルミ管を挿入した後に、第一の挿通孔384へ挿通し、ワイヤ本体32の任意の箇所で再度該アルミ管に挿入してカシメて固定する。なお、第一の挿通孔384と第二の挿通孔386へのワイヤ本体32の挿通は、表面からでも裏面からでもどちらでも良い。
さらに背面部固定部34のネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合することで背面部62に固定して紐帯部3の一方端部としての背面部固定部34とする。
なお、ワイヤ本体32は、種々の大きさの平面テレビに対応するために、その長さは長く設定されている。このため、背面部固定部34のネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合した時点ではワイヤ本体32が弛んだ状態となっている。
このワイヤ本体32の弛みを解消し、張架した状態とするために、係着部38を紐帯部3の他方端部の方向(ワイヤ本体32の他方端部の方向)に引っ張って張架長さを調整する。この張架長さの調整後、第二の挿通孔386から延出するワイヤ本体32を切り欠き389に嵌め込み、係着部38がワイヤ本体32上を移動しないように係着する。なお、係着部38によるワイヤ本体32の張架長さの調整は、多少の弛みがある長さであっても問題ない。
また、係着部38によるワイヤ本体32の係着は、切り欠き389へ嵌め込まれたワイヤ本体32と切り欠き389との摩擦力によるため、ワイヤ本体32に金属性等の剛性を有するワイヤを使用すると、ワイヤの弾性力でワイヤ本体32が確実に切り欠き389に押し付け嵌め込まれることとなり、確実に係着可能である。
また、この第四の実施例の第一の変形例における係着部38の切り欠き389は平板382の面に平行であるので、切り欠き389へのワイヤ本体32の嵌め込み面が第二の挿通孔386からワイヤ本体32が突出される面と同じ平面上に位置することになり、金属製のワイヤが通常有する弾性力により、ワイヤ本体32の張架長さの調整後の作業者の手の接触や地震等の揺れで容易に係着が解除されずに、確実に切り欠き389に嵌め込まれて係着することが可能である。
さらに、係着部38に、係着部38を覆う大きさのゴム製スリーブ等を予め係着部38と背面部固定部34との間のワイヤ本体に準備しておき、ワイヤ本体32の張架長さの調整の際は該ゴム製スリーブを係着部38と背面部固定部34との間に留め置き、ワイヤ本体32の張架長さの調整後は該ゴム製スリーブを係着部38に被せるように移動させることで、係着部38に手が触った等で切り欠き389からワイヤ本体32がはずれることを防止することが可能である。
<第四の実施例の第二の変形例>
図21は、本発明の第四の実施例の第二の変形例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図で、図21(a)は平面図、図21(b)は側面図である。この図21において、上述した第四の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
背面部固定部34は、略矩形の固定部本体342と、固定部本体342に設けられ、平面テレビ6を壁に掛ける等のために予め背面部62に設けられたネジ穴に螺合させるネジを挿入するネジ挿入孔344と、該ネジ挿入孔344が設けられた面に平行に設けられ、ワイヤ本体32を挿通するワイヤ挿通孔346と、固定部本体342の一方の面に設けられ、ネジ挿入孔344が設けられた箇所と反対の側に設けられた略半円のワイヤ摺動部345と、ワイヤ摺動部345をワイヤ摺動部345の略半円の側に空間を有して覆うことでワイヤ挿通孔346を形成するワイヤ挿通孔形成部348とから構成されている。このような構成を備える背面部固定部34は、ワイヤ挿通孔346にワイヤ本体32が挿通された状態で、ネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合することで背面部62に固定される。
この第四の実施例の第二の変形例の背面部固定部34により、ワイヤ挿通孔346に挿通されたワイヤ本体32がワイヤ摺動部345の略半円によりスムーズに摺動することが可能となるので、ワイヤ本体32の張架長さの調整の際の係着部38からワイヤ挿通孔346の一端までのワイヤ長さと、ワイヤ挿通孔346の他端から係着部38までのワイヤ長さを容易に調整可能となる。このことにより、係着部38からワイヤ挿通孔346の一端までのワイヤ長さと、ワイヤ挿通孔346の他端から係着部38までのワイヤ長さのばらつきによる地震等の揺れでの背面部固定部34や脚固定部2へ不用意な大きな力がかかることを防止することが可能となり、より確実に地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。
<第四の実施例の第三の変形例>
図22は、本発明の第四の実施例の第三の変形例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図で、図22(a)は平面図、図22(b)は側面図である。この図22において、上述した第四の実施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
背面部固定部34は、略矩形の固定部本体342と、固定部本体342に設けられ、平面テレビ6を壁に掛ける等のために予め背面部62に設けられたネジ穴に螺合させるネジを挿入するネジ挿入孔344と、該ネジ挿入孔344が設けられた面に平行に設けられ、ワイヤ本体32を挿通するワイヤ挿通孔346と、固定部本体342の一方の面に設けられ、ネジ挿入孔344が設けられた箇所と反対の側に設けられた滑車347と、滑車347を空間を有して覆うことでワイヤ挿通孔346を形成するワイヤ挿通孔形成部348とから構成されている。このような構成を備える背面部固定部34は、ワイヤ挿通孔346にワイヤ本体32が挿通された状態で、ネジ挿入孔344にネジを挿入して背面部62に設けられたネジ穴に螺合することで背面部62に固定される。
この第四の実施例の第三の変形例の背面部固定部34により、ワイヤ挿通孔346に挿通されたワイヤ本体32が滑車347によりスムーズに摺動することが可能となるので、ワイヤ本体32の張架長さの調整の際の係着部38からワイヤ挿通孔346の一端までのワイヤ長さと、ワイヤ挿通孔346の他端から係着部38までのワイヤ長さを容易に調整可能となる。このことにより、係着部38からワイヤ挿通孔346の一端までのワイヤ長さと、ワイヤ挿通孔346の他端から係着部38までのワイヤ長さのばらつきによる地震等の揺れでの背面部固定部34や脚固定部2へ不用意な大きな力がかかることを防止することが可能となり、より確実に地震などの揺れに対して転倒が防止されることになる。
本発明は、上述した実施例の形状や構成若しくは手順に限定されることなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば本実施例は装置として平面テレビについて説明したが、照明用スタンド、パソコンの表示装置、各種什器などの設置に利用可能である。また、平面テレビについての説明であったため背面から固定すると説明したが、照明用スタンドや各種什器であれば、前面から固定することも可能である。
また、本実施例は平面テレビを設置面に据え置く場合について説明したが、床面、棚等に据え置かれる場合も含まれることはいうまでもない。
また、本実施例では、転倒防止器具1を2個使用する場合について説明したが、転倒防止器具は1個で使用しても、また3個以上利用してもよいことは言うまでもない。
第一の実施例の転倒防止器具を取り付けた平面テレビを背面部から見た斜視図。 第一の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図。 第一の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図。 第一の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図。 第一の実施例の第一の変形例の転倒防止器具の構成を示す斜視図。 第一の実施例の第二の変形例の転倒防止器具の構成を示す側面図。 第一の実施例の第三の変形例の転倒防止器具の構成を示す側面図。 第二の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図。 第二の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図。 第二の実施例の転倒防止器具を構成する基台部を示す図。 第二の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図。 第三の実施例の転倒防止器具の構成を示す側面図。 第三の実施例の転倒防止器具の構成を示す平面図。 第三の実施例の転倒防止器具を構成する基台部を示す図。 第三の実施例の転倒防止器具を構成する揺動体を示す図。 第四の実施例の転倒防止器具を取り付けた平面テレビを背面部から見た斜視図。 第四の実施例の転倒防止器具の図16の拡大図。 第四の実施例の転倒防止器具の係着部を示す図。 第四の実施例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図。 第四の実施例の第一の変形例の転倒防止器具の係着部を示す図。 第四の実施例の第二の変形例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図。 第四の実施例の第三の変形例の転倒防止器具の背面部固定部を示す図。
符号の説明
1・・・転倒防止器具
2・・・脚固定部
22・・・基台部、222・・・取り外し部
23・・・軸部支持部、232・・・軸部支持孔、
24・・・軸体、242・・・軸柱、244・・・軸体頭部、
25・・・軸部
26・・・揺動体、262・・・半円筒部、263・・・軸体挿入孔、264・・・脚挟持部、266・・・ワイヤ固定部、267・・・ワイヤ挿入孔、
27・・・揺動体支持部、272・・・揺動体支持孔、
28・・・固着部
29・・・滑り防止具
3・・・紐帯部
32・・・ワイヤ本体
34・・・背面部固定部、342・・・固定部本体、344・・・ネジ挿入孔、345・・・ワイヤ摺動部、346・・・ワイヤ挿通孔、347・・・滑車、348・・・ワイヤ挿通孔形成部
36・・・揺動体固定部
38・・・係着部、382・・・平板、384・・・第一の挿通孔、386・・・第二の挿通孔、388・・・切片、389・・・切り欠き
4・・・脚部固定具
6・・・平面テレビ
61・・・前面部
62・・・背面部
63・・・支柱
64・・・脚部、642・・・前面側脚部、644・・・背面側脚部、646・・・ゴム足
7・・・設置台
72・・・接地面

Claims (11)

  1. 装置の脚部を接地面に挟持することにより、前記装置の転倒を防止する転倒防止器具において、
    一方の面が前記接地面に固定される基台部と、
    前記基台部の他方の面に配設された支点部と、
    前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、
    前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、
    前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部と前記接地面とで挟持することを特徴とする転倒防止器具。
  2. 装置の脚部を接地面に挟持することにより、前記装置の転倒を防止する転倒防止器具において、
    一方の面が前記接地面に固定される基台部と、
    前記基台部の他方の面に配設された支点部と、
    前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、
    前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、
    前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部に配設された滑り防止部と前記接地面とで挟持することを特徴とする転倒防止器具。
  3. 装置の脚部を接地面に挟持することにより、前記装置の転倒を防止する転倒防止器具において、
    一方の面が前記接地面に固定される基台部と、
    前記基台部の他方の面に配設された支点部と、
    前記支点部を支点として揺動可能な揺動体と、
    前記揺動体の一方の板部と前記装置とを連結する連結部とを具備し、
    前記装置の脚部を前記揺動体の他方の板部と前記基台部を介した前記接地面とで挟持することを特徴とする転倒防止器具。
  4. 前記基台部は、一方の面に設けられた固着部により前記接地面に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の転倒防止器具。
  5. 前記基台部の他方の面に基台取り外し部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の転倒防止器具。
  6. 前記揺動体は、前記軸体が挿入される軸体挿入孔を有する半円筒部と、前記半円筒部の一方の縁部に接続される前記一方の板部と、前記半円筒部の他方の縁部に接続される前記他方の板部とを備え、前記支点部は、前記軸体挿入孔に挿入されて前記基台の他方の面に植設された軸体であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の転倒防止器具。
  7. 前記基台部は、前記基台部の他方の面に立設され、軸部支持孔を有する軸部支持部を備え、前記揺動体は、前記一方の板部と前記他方の板部とからなる平板状部材と、前記平板状部材の一方の面に立設され、揺動体支持孔を有する揺動体支持部とを備え、前記支点部は、前記軸部支持孔と前記揺動体支持孔に挿入されて前記揺動体を揺動可能に軸支する軸部であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の転倒防止器具。
  8. 前記装置の前記脚部を固着部材で固定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の転倒防止器具。
  9. 前記連結部は、ワイヤ本体と、前記装置に固定される背面部固定部と、前記揺動体の一方の板部に連結される揺動体固定部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の転倒防止器具。
  10. 前記連結部は、ワイヤ本体と、前記装置に固定される背面部固定部と、前記揺動体の一方の板部に連結される揺動体固定部と、前記ワイヤ本体の張架長さの調整する係着部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の転倒防止器具。
  11. 装置の脚部を接地面に挟持することにより、前記装置の転倒を防止する転倒防止方法において、
    一方の面が前記接地面に固定される基台部の他方の面に配設された支点部を支点として揺動可能な揺動体の一方の板部を前記装置に連結部で連結し、
    前記揺動体の他方の板部と前記接地面とで前記装置の脚部を挟持することを特徴とする転倒防止方法。
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