JPWO2009110110A1 - 分光モジュール - Google Patents

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Abstract

回折層8と一体的に形成された周縁部11の平面11aにアライメントマーク12a,12b,12c,12dを形成し、基板2にレンズ部7を実装する際に、これらのアライメントマーク12a,12b,12c,12dを基板2に対して位置合わせすることによって、例えばレンズ部7の曲率半径の誤差などによらず、回折層8を光検出素子4の光検出部4aに対して正確にアライメントする。特に、アライメントマーク12a,12b,12c,12dを平面11aに形成することで、画像認識によってこのアライメントマーク12a,12b,12c,12dを正確に位置検出し、これによって正確なアライメントを可能とする。

Description

本発明は、光を分光して検出する分光モジュールに関する。
従来の分光モジュールとして、両凸レンズであるブロック状の支持体を備えており、支持体の一方の凸面に回折格子等の分光部が設けられ、支持体の他方の凸面側にフォトダイオード等の光検出素子が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような分光モジュールでは、他方の凸面側から入射した光が分光部で分光され、分光された光が光検出素子で検出される。
特開平4−294223号公報
しかしながら、上述したような分光モジュールにあっては、分光部及び光検出素子が支持体に取り付けられるに際し、分光部と光検出素子との相対的な位置関係にずれが生じ、分光モジュールの信頼性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、信頼性の高い分光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る分光モジュールは、一方の面から入射した光を透過させる基板と、基板の他方の面に設けられ、基板に入射した光を透過させるレンズ部と、レンズ部に形成され、レンズ部に入射した光を分光する分光部と、一方の面に設けられ、分光部によって分光された光を検出する光検出素子と、を備え、分光部は、回折部、反射部、及び回折部と一体的に形成された縁部を有し、縁部には、アライメントマークが設けられた平面が、一方の面及び他方の面の少なくとも一方と略平行となるように形成されていることを特徴とする。
この分光モジュールでは、予め光検出素子がアライメントされて実装された基板に対して、予め分光部が形成されたレンズ部を実装することによって光検出素子と回折部とのアライメントを行うが、回折部と一体的に形成された縁部の平面にアライメントマークが形成されているため、基板にレンズ部を実装する際に、このアライメントマークを基板に対して位置合わせすることによって、又は、光検出素子に対して直接位置合わせすることによって、例えばレンズ部の曲率半径の誤差などによらず、回折部を光検出素子に対して正確にアライメントすることができる。特に、アライメントマークが基板の面と略平行な平面に形成されているため、画像認識によってこのアライメントマークを正確に位置検出することができ、これによって正確なアライメントが可能となる。従って、この分光モジュールによれば、信頼性を向上させることが可能となる。
本発明に係る分光モジュールにおいては、アライメントマークは、回折部と一体的に形成されていることが好ましい。この場合、アライメントマークと回折部との位置精度を向上させることができ、これによって、回折部を光検出素子に対して一層正確にアライメントすることができる。
本発明に係る分光モジュールにおいては、アライメントマークは、回折部を挟むように、当該回折部における溝の配列方向に沿って少なくとも一対形成されていることが好ましい。この場合、アライメントマークの位置合わせを行うことによって、回折部における溝の配列方向の位置合わせも正確に行うことができ、これによって、分光部で分光された光を確実に光検出素子へ向かわせることができる。
本発明に係る分光モジュールにおいては、光検出素子は、分光部に進行する光が通過する光通過孔を有することが好ましい。この場合、組立時において、光検出素子と光通過孔とをアライメントする工程を省略することができるため、組立作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、信頼性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る分光モジュールの平面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 レンズ部を示す斜視図である。 レンズ部の頂部及び分光部を示す拡大断面図である。 分光部を基板の後面側から見た拡大図である。 分光部の周縁部に設けられたアライメントマークの拡大図である。 レンズ部に分光部を形成する製造プロセスを説明するための図である。 基板にレンズ部を実装するプロセスを説明するための図である。
符号の説明
1…分光モジュール、2…基板、2a…前面(一方の面)、2b…後面(他方の面)、3…分光部、4…光検出素子、4b…光通過孔、7…レンズ部、8…回折層(回折部)、11…周縁部(縁部)、11a…平面、12a,12b,12c,12d…アライメントマーク。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1,2に示すように、分光モジュール1は、前面(一方の面)2aから入射した光を透過させる基板2と、基板2の後面(他方の面)2bに設けられたレンズ部7と、レンズ部7に形成されると共にレンズ部7に入射した光L1を分光する分光部3と、分光部3によって分光された光L2を検出する光検出素子4とを備えている。分光モジュール1は、光L1を分光部3で複数の光L2に分光し、その光L2を光検出素子4で検出することにより、光L1の波長分布や特定波長成分の強度等を測定するものである。
基板2は、BK7、パイレックス(登録商標)、石英等の光透過性ガラス、光透過性樹脂等によって長方形板状に形成されている。
レンズ部7は、基板2と同一の材料、光透過性の無機・有機ハイブリッド材料、或いはレプリカ成形用の光透過性低融点ガラス等によって形成されており、分光部3によって分光された光L2を光検出素子4の光検出部4aに結像するレンズとして機能する。レンズ部7は、半球状若しくはレンズ効果を有する曲面形状のレンズがその平面部分と略直交し且つ互いに略平行な2つの平面で切り落とされて側面が形成された形状とされている(図3参照)。このような形状によって、製造時にレンズ部7を保持し易くなると共に、分光モジュール1の小型化を図ることができる。レンズ部7は、その側面が基板2の長手方向と略平行となるように配置され、基板2と同一の材料からなる場合には、光学樹脂やダイレクトボンディングによって基板2に貼り合わされている。
分光部3は、レンズ部7の外側表面に形成された回折層(回折部)8、回折層8の外側表面に形成された反射層9、及び回折層8の周縁に形成された周縁部(縁部)11を有する反射型グレーティングである。回折層8は、基板2の長手方向(図1,2における紙面左右方向)に沿って複数の溝を並設することによって形成され、例えば、鋸歯状断面のブレーズドグレーティング、矩形状断面のバイナリグレーティング、正弦波状断面のホログラフィックグレーティング等が適用される。この回折層8における溝は、図5のGで示す領域に形成される(図5参照)。回折層8は、例えば、光硬化性のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、又は有機無機ハイブリッド樹脂などのレプリカ用光学樹脂を光硬化させることよって形成される。反射層9は、膜状であって、例えば、回折層8の外側表面にAlやAu等を蒸着することで形成される。
図4,5に示すように、分光部3の周縁部11は、回折層8と同じ材料で、その回折層8の周縁を取り囲むようにして形成されている。周縁部11には、基板2の前面2a及び後面2bと略平行となる平面11aが形成されており、この平面11a上には4つのアライメントマーク12a,12b,12c,12dが形成される。回折層8、周縁部11、及びアライメントマーク12a,12b,12c,12dは、一つのマスターグレーティング(グレーティングの鋳型)によって一体的に形成される。
アライメントマーク12a,12bは、回折層8を挟むように当該回折層8における溝の配列方向に沿ってそれぞれ形成されており、アライメントマーク12a,12b同士を結ぶ仮想線P1が回折層8の中心Cを通過するように配置されている。アライメントマーク12c,12dは、回折層8を挟むように当該回折層8における溝の延在方向に沿ってそれぞれ形成されており、アライメントマーク12c,12d同士を結ぶ仮想線P2が回折層8の中心Cを通過するように配置されている。このように、複数のアライメントマーク12a,12b,12c,12dを設けることによって、製造時にいずれかのアライメントマークに不具合が生じた場合でも、他のアライメントマークを用いることで位置合わせをすることが可能となる。また、回折層8の周縁8aはマスターグレーティングにおいてはエッジ部分に該当することとなるため、アライメントマークが周縁8aに近すぎる位置に配置される場合は、成形時にアライメントマークが形成されにくくなる可能性がある。一方、アライメントマークを周縁8aから離しすぎた場合は周縁部11を大きくする必要があるため、当該周縁部11の厚みが厚くなってしまい樹脂量制御が困難になってしまう可能性がある。したがって、周縁8aから100〜1000μmの範囲にアライメントマーク12a,12b,12c,12dを形成することが好ましい。
アライメントマーク12a,12b,12c,12dは、図6に示すように、グレーティングによって十字状に形成される。マスターグレーティングにおける回折層及びアライメントマークの型は、電子ビームによって形成するため、浅いエッチング深さしか得られないが、アライメントマーク12a,12b,12c,12dをグレーティングで形成することによって、位置合わせにおける画像認識の視認性を向上させることができる。
図1,2に戻り、光検出素子4は、長尺状のフォトダイオードがその長手方向と略直交する方向に1次元配列されてなり、分光部3によって分光された光L2を検出する光検出部4a、及びフォトダイオードの1次元配列方向において光検出部4aと並設され、分光部3に進行する光L1が通過する光通過孔4bを有している。光通過孔4bは、基板2の短手方向に延在するスリットであり、光検出部4aに対して高精度に位置決めされた状態でエッチング等によって形成されている。光検出素子4は、フォトダイオードの1次元配列方向が基板2の長手方向と略一致し且つ光検出部4aが基板2の前面2a側を向くように配置されている。なお、光検出素子4は、フォトダイオードアレイに限定されず、C−MOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等であってもよい。
基板2の前面2aには、AlやAu等の単層膜、或いはCr−Pt−Au、Ti−Pt−Au、Ti−Ni−Au、Cr−Au等の積層膜からなる配線13が形成されている。配線13は、基板2の中央部に配置された複数のパッド部13a、基板2の長手方向における一端部に配置された複数のパッド部13b、及び対応するパッド部13aとパッド部13bとを接続する複数の接続部13cを有している。また、配線13は、CrO等の単層膜、或いはCr−CrO等の積層膜からなる光吸収層13dを基板2の前面2a側に有している。また、基板2の前面2aには、配線13と同様の積層膜によって十字状のアライメントマーク14a,14b,14c,14dが形成されている。アライメントマーク14a,14bは、基板2の長手方向の両端部にそれぞれ形成されており、基板2の短手方向の中央位置に配置される。また、アライメントマーク14c,14dは、基板2の短手方向の両端部にそれぞれ形成されており、基板2の長手方向の中央位置に配置される。これらのアライメントマーク14a,14b,14c,14dは、基板2に対して分光部3をアライメントするために、アライメントマーク12a,12b,12c,12dとの間で位置合わせを行うものである。
更に、基板2の前面2aには、配線13のパッド部13a,13b及びアライメントマーク14a,14b,14c,14dを露出させ且つ配線13の接続部13cを覆うように吸光層16が形成されている。吸光層16には、分光部3に進行する光L1が通過するように光検出素子4の光通過孔4bと対向する位置にスリット16aが形成されると共に、光検出素子4の光検出部4aに進行する光L2が通過するように光検出部4aと対向する位置に開口部16bが形成される。吸光層16は、所定の形状にパターニングされて、CrO、CrOを含む積層膜、或いはブラックレジスト等によって一体成形される。
吸光層16から露出したパッド部13aには、光検出素子4の外部端子が、バンプ15を介したフェースダウンボンディングによって電気的に接続されている。また、パッド部13bは、外部の電気素子(不図示)と電気的に接続される。そして、光検出素子4の基板2側(ここでは、光検出素子4と基板2又は吸光層16との間)には、少なくとも光L2を透過させるアンダーフィル材17が充填され、これによって、機械強度を保つことができる。
上述した分光モジュール1の製造方法について説明する。
まず、基板2の前面2aに、配線13及びアライメントマーク14a,14b,14c,14dをパターニングする。その後、パッド部13a,13b及びアライメントマーク14a,14b,14c,14dが露出され、スリット16a及び開口部16bが形成されるように吸光層16をパターニングする。この吸光層16は、フォトリソグラフィによりアライメントして形成される。吸光層16を形成したら、その上に、光検出素子4をフェースダウンボンディングによって高い精度でアライメント実装する。
次に、レンズ部7に分光部3を形成する。この分光部3を形成するプロセスを図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、レンズ部7の頂点付近に回折層8、周縁部11及びアライメントマーク12a,12b,12c,12dを形成するためのレプリカ用光学樹脂21を滴下する。図7(b)に示すように、滴下したレプリカ用光学樹脂21に対し、石英などからなる光透過性のマスターグレーティング22を当接させる。このマスターグレーティング22には、レンズ部7と略同一の曲率半径を持つ凹部22aに回折層8に対応するグレーティングが刻まれると共に凹部22a周辺にアライメントマーク12a,12b,12c,12dに対応する形状がグレーティングによって形成されている。レプリカ用光学樹脂21にマスターグレーティング22を当接させた状態で光を当てて硬化させることによって、回折層8、周縁部11及びアライメントマーク12a,12b,12c,12dを一体に形成する。なお、硬化させた後は、加熱キュアを行うことによって安定化させることが好ましい。レプリカ用光学樹脂21が硬化したらマスターグレーティング22を離型して、図7(c)に示すように、回折層8の外面にアルミや金を蒸着することによって反射層9を形成する。
上述のプロセスによってレンズ部7に分光部3を形成したら、次は図8に示すように、光検出素子4が下側を向くように基板2を実装装置(不図示)に配置し、基板2の後面2bに光硬化性の光学樹脂を塗布する。そして、アライメントマーク12a,12b,12c,12dとアライメントマーク14a,14b,14c,14dとを画像認識して互いに位置合わせを行いながら、レンズ部7を基板2の後面2bに接合し、光照射によって樹脂接着することによってレンズ部7を基板2に実装する。なお、アライメントマーク12a,12b,12c,12d及びアライメントマーク14a,14b,14c,14d同士はそれぞれ同じアドレスにある必要はなく、例えば、図8においては、アライメントマーク12aはアライメントマーク14aに対してL1だけオフセットし、アライメントマーク12bはアライメントマーク14bに対してL2だけオフセットしている。
上述した分光モジュール1の作用効果について説明する。
この分光モジュール1では、予め光検出素子4がアライメントされて実装された基板2に対して、予め分光部3が形成されたレンズ部7を実装することによって光検出素子4と回折層8とのアライメントを行うが、回折層8と一体的に形成された周縁部11の平面11aにアライメントマーク12a,12b,12c,12dが形成されているため、基板2にレンズ部7を実装する際に、アライメントマーク12a,12b,12c,12dを基板2に対して位置合わせすることによって、例えばレンズ部7の曲率半径の誤差などによらず、回折層8を光検出素子4の光検出部4aに対して正確にアライメントすることができる。特に、アライメントマーク12a,12b,12c,12dが基板2の前面2a及び後面2bと略平行な平面11aに形成されているため、画像認識によってこのアライメントマーク12a,12b,12c,12dを正確に位置検出することができ、これによって正確なアライメントが可能となる。従って、この分光モジュール1によれば、信頼性を向上させることが可能となる。
また、アライメントマーク12a,12b,12c,12dが、回折層8と一体的に形成されているため、アライメントマーク12a,12b,12c,12dと回折層8との位置精度を向上させることができ、これによって、回折層8を光検出素子4の光検出部4aに対して一層正確にアライメントすることができる。
また、アライメントマーク12a,12bが、回折層8を挟むように、当該回折層8における溝の配列方向に沿って一対形成されているため、アライメントマーク12a,12bの位置合わせを行うことによって、回折層8における溝の配列方向の位置合わせも正確に行うことができ、これによって、分光部3で分光された光を確実に光検出素子4の光検出部4aへ向かわせることができる。
また、光検出素子4が、分光部3に進行する光を通過させる光通過孔4bを有しているため、組立時において、光通過孔と光検出素子4の光検出部4aとをアライメントする工程を省略することができるため、組立作業を容易に行うことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、アライメントマーク12a,12b,12c,12dを基板2に形成されたアライメントマーク14a,14b,14c,14dに対して位置合わせしているが、基板2の外形、又は基板2の吸光層16上に形成されたアライメントマークに対して位置合わせしてもよい。また、基板2を介さずに、光検出素子4に設けられたアライメントマークや光検出素子4の外形に対して直接位置合わせを行ってもよい。
また、本実施形態においては、基板2に吸光層16を設けているが、これに代えて遮光層を設けてもよい。
また、本実施形態においては、光検出素子4に光通過孔4bを設けているが、これに代えて、光通過孔を有さない光検出素子を適用し、直接吸光層16のスリット16aに光L1を通過させてもよい。
本発明によれば、信頼性を向上させることが可能となる。

Claims (4)

  1. 一方の面から入射した光を透過させる基板と、
    前記基板の他方の面に設けられ、前記基板に入射した光を透過させるレンズ部と、
    前記レンズ部に形成され、前記レンズ部に入射した光を分光する分光部と、
    前記一方の面に設けられ、前記分光部によって分光された光を検出する光検出素子と、を備え、
    前記分光部は、回折部、反射部、及び前記回折部と一体的に形成された縁部を有し、
    前記縁部には、アライメントマークが設けられた平面が、前記一方の面及び前記他方の面の少なくとも一方と略平行となるように形成されていることを特徴とする分光モジュール。
  2. 前記アライメントマークは、前記回折部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の分光モジュール。
  3. 前記アライメントマークは、前記回折部を挟むように、当該回折部における溝の配列方向に沿って少なくとも一対形成されていることを特徴とする請求項1記載の分光モジュール。
  4. 前記光検出素子は、前記分光部に進行する光が通過する光通過孔を有することを特徴とする請求項1記載の分光モジュール。
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