JPWO2009081472A1 - クロック乗せ換え装置及びクロック乗せ換え方法 - Google Patents

クロック乗せ換え装置及びクロック乗せ換え方法 Download PDF

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Abstract

第1クロックに同期したパケット形式のシリアルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換するクロック乗せ換え方法は、第1クロックに同期したシリアルデータをパラレルデータへ変換し(S2)、第2クロックの所定クロック数毎に生じる取り込みタイミングで、変換されたパラレルデータを所定のデータ保持回路へ保持し(S6)、保持されたパラレルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換し(S7)、第1クロックに同期したシリアルデータをパラレルデータへ変換する変換タイミングから所定時間離れた時刻に取り込みタイミングが生じるようにこの取り込みタイミングを調整するタイミング調整処理を、第1クロックに同期したシリアルデータのパケットを受信する毎に行う(S4)。

Description

本発明は、パケット形式のデータをやりとりする通信装置や通信方法において、伝送クロックに同期した入力信号を、他のクロック信号に同期する信号へ変換するクロック乗せ換え装置及びクロック乗せ換え方法に関する。
所定の周波数及び位相を有する第1のクロック信号に同期した信号を受信し、受信装置内部でこの信号を処理するには、受信した信号を、受信装置内部で使用するクロックである第2のクロック信号に同期した信号に変換する必要がある。この変換処理は、一般に「クロックの乗せ換え」と称されている。
図1は、従来行われているクロック乗せ換え処理の第1例を示す図である。従来から行われているクロック乗せ換え処理では、受信したパケットデータを、このパケットデータが同期している第1のクロック信号(以下、本明細書において「伝送クロック」と記す)CLKtに同期したタイミングでメモリ101に書き込む。その後、受信装置内部で使用する第2のクロック信号(以下、本明細書において「受信装置内クロック」と記す)CLKrに同期したタイミングでメモリ101から読み出すことでクロックの乗せ換えを行っていた。
この乗せ換え処理に使用するメモリ101として、デュアルポート構成のRAMやFIFOメモリを使用することができる。ある程度のデータ量がメモリ101内に蓄積されてからデータの読み出しを開始することで、クロック乗せ換え前後のクロック偏差、すなわち伝送クロックCLKtと受信装置内クロックCLKrのずれを吸収することができる。
書き込みクロックが読み出しクロックよりも早い場合、すなわち伝送クロックCLKtが受信装置内クロックCLKrよりも早い場合には、図2Aに示すようにメモリ101内のデータ蓄積量が増大する。反対に、書き込みクロックが読み出しクロックよりも遅い場合、すなわち受信装置内クロックCLKrが伝送クロックCLKtよりも早い場合には、メモリ内にあるデータ蓄積量が減少する。
メモリ101の読み出し開始タイミングを決定したり、メモリ101内のデータの有無を判定したりするために、容量監視部102が設けられる。
図3は、従来行われているクロック乗せ換え処理の第2例を示す図である。この方法では、クロック乗せ換え処理を行うべきシリアルデータを、シリアルパラレル変換部(S/P変換部)111にて、伝送クロックに同期したサンプリング時刻においてサンプリングしてシリアルパラレル変換する。
シリアルパラレル変換することにより、変換後のパラレルデータの変化周期は(伝送クロックCLKtの周期)×(パラレル変換後のパラレルデータのビット数)となるから、シリアルパラレル変換前のシリアルデータよりもデータの不変時間が長くなる。このようにしてシリアルパラレル変換によりデータの不変時間を延ばし、その間に受信装置内クロックCLKrに同期したシリアルデータに変換する。
図3に示す例では、パラレルデータの不変時間の間にパラレルデータをデータ保持部112に保持し、データ保持部112に保持されているパラレルデータを、パラレルシリアル変換部113によって受信装置内クロックに同期したシリアルデータに変換する。
パラレルデータの不変時間の中間付近の時刻でパラレルデータをデータ保持部112に取り込むために、図3に示す例では、データ保持部112にパラレルデータを取り込むタイミングを定める取り込みタイミング信号を生成するタイミング信号生成部114が設けられる。
取り込みタイミング信号は、(伝送クロックCLKtの周期)×(パラレル変換後のパラレルデータのビット数)の周期で立ち上がり、(受信装置内クロックCLKrの周期)×(パラレル変換後のパラレルデータのビット数)の周期で立ち下がる信号である。
図4は、図3に示すクロック乗せ換え処理を説明するタイムチャートである。図示の例では、伝送クロックCLKtに同期したシリアルデータをシリアルパラレル変換部111によって8ビットのパラレルデータに変換する場合のタイムチャートを示している。
取り込みタイミング信号は、その立ち上がりエッジが伝送クロックCLKtの周期T1の8倍周期のクロックと同期するように、かつ立ち下がりエッジが受信装置内クロックCLKrの周期T2の8倍周期のクロックと同期するように生成される。
図4の例では、シリアルパラレル変換部111の変換が、取り込みタイミング信号の立ち上がり時刻と同じ時刻に行われている。またデータ保持部112へのデータの取り込みを取り込みタイミング信号の立ち下がりエッジにより行う。かつ取り込みタイミング信号のデューティー比が50%となるように、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングを設定されている。
このような方法により、データ保持部112へのパラレルデータの取り込み時期を、パラレルデータの不変時間の中間付近に設定することができる。
伝送クロックCLKtと受信装置内クロックCLKrとの間のクロック偏差があると、取り込みタイミング信号のデューティー比が50%でなくなるため、データ保持部112へのデータ取り込み時期が、パラレルデータの不変時間の中間付近の時刻からずれてしまう。タイミング信号生成部114は、取り込みタイミング信号のデューティー比を50%に維持するように、取り込みタイミング信号の立ち下がり位置を調整する。
取り込みタイミング信号の立ち下がり位置の調整が発生すると、パラレルシリアル変換を行う際にデータ欠落や重複が発生する場合がある。この様子を図5A、5B、図6A及び図6Bを参照して説明する。
図5Aは、伝送クロックCLKtが受信装置内クロックCLKrよりも早い状態を示す図である。伝送クロックCLKtが受信装置内クロックCLKrよりも早いと、取り込みタイミング信号の立ち下がり時刻に遅れが生じるため、図示するとおり取り込みタイミング信号が「H」の値を取る時間THが「L」の値を取る時間TLよりも長くなり、取り込みタイミング信号のデューティー比を50%からずれることになる。
このためタイミング信号生成部114が、取り込みタイミング信号のデューティー比を50%に維持しようとして、取り込みタイミング信号の立ち下がりエッジの位置を、図5Bに示すように受信装置内クロックCLKr1つ分だけ早めたとする。すると、データ保持部112に保持されたパラレルデータの全てのビットがパラレルシリアル変換部113によってシリアルデータに変換される前に、データ保持部112の保持内容が更新されてしまうので、変換されたシリアルデータにデータ欠落が生じる。
図6Aは、受信装置内クロックCLKrが伝送クロックCLKtよりも早い状態を示す図である。受信装置内クロックCLKrが伝送クロックCLKtよりも早いと、図示するとおり取り込みタイミング信号が「H」の値を取る時間THが「L」の値を取る時間TLよりも短くなり、取り込みタイミング信号のデューティー比を50%からずれる。
そこでタイミング信号生成部114が、取り込みタイミング信号の立ち下がりエッジの位置を、図6Bに示すように受信装置内クロックCLKr1つ分だけ遅らせたとする。すると、データ保持部112に保持されたパラレルデータの全てのビットがパラレルシリアル変換部113によってシリアルデータに変換されても、データ保持部112の保持内容が更新されないので、変換されたシリアルデータにデータ重複が生じる。
特開平2−027834号公報
従来の処理の第1例では、クロック乗せ換え処理のために大量のメモリが必要となってしまうという問題があった。またメモリの読み出し開始タイミングを決定したりメモリ内のデータの有無を判定する処理が必要であり制御が複雑になってしまうという問題があった。
従来の処理の第2例では、伝送クロックと受信装置内クロックとの間に周波数偏差があると、パケットデータが破壊される可能性があるという問題があった。
上記の問題点に鑑み、本発明は、使用メモリが低減された簡素な構成で動作するクロック乗せ換え装置及び方法を提供することを目的とする。
また本発明は、パケットデータの破壊を防止できる、またはパケットデータの破壊を低減しうるクロック乗せ換え装置及び方法を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために、このクロック乗せ換え装置及び方法では、第1クロックに同期したパケット形式のシリアルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換する際に、第1クロックに同期したシリアルデータをパラレルデータへ変換し、第2クロックの所定クロック数毎に生じる取り込みタイミングで、変換されたパラレルデータを所定のデータ保持回路へ保持し、保持されたパラレルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換する。
このような処理を行うことにより、第1クロックに同期したシリアルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換するまで保持しておくメモリの容量を節約することができる。
さらにこのクロック乗せ換え装置及び方法は、第1クロックに同期したシリアルデータをパラレルデータへ変換する変換タイミングから所定時間離れた時刻に取り込みタイミングが生じるようにこの取り込みタイミングを調整するタイミング調整処理を行う。このタイミング調整処理によって、シリアルパラレル変換処理が行われる時刻と変換後のパラレルデータを所定のデータ保持回路へ保持する時刻との間の相対的関係を調整し、適切な時刻に変換後のパラレルデータを所定のデータ保持回路へ取り込む。
このクロック乗せ換え装置及び方法は、このタイミング調整処理を第1クロックに同期したシリアルデータのパケットが受信される毎に行う。取り込みタイミングの調整が各パケットを受信する度に行われるように、タイミング調整処理を行うタイミングを定めることによって、各パケットの受信時刻とそれぞれ所定の相対的な時間関係にある時刻にタイミング調整処理を実行することができる。
図7を参照してこのクロック乗せ換え方法の概略を説明する。図7に示すタイムチャートの第1段の信号は、受信された第1クロックに同期したシリアルデータ列を示し、各数字はシリアルデータに含まれる各ビットの順番を示す。第2段の信号は第1クロックを示し、第3段に示す同期信号は(第1クロックの周期)×(シリアルパラレル変換後のパラレルデータのビット数)の周期を有する信号であり、シリアルパラレル変換が行われるタイミングを示す。
第4段の信号は第2クロックを示し、第5段に示す取り込みタイミング指示信号は(第2クロックの周期)×(シリアルパラレル変換後のパラレルデータのビット数)の周期を有し、シリアルパラレル変換されたパラレルデータをデータ保持回路へ保持するタイミングを示す。第6段の信号はシリアルパラレル変換されたパラレルデータを示し、第7段はデータ保持回路へ保持されたパラレルデータを示す。第6段及び第7段において信号中に示す数字は第1段に示したシリアルデータのビット順序を示す。第8段の信号は、データ保持回路へ保持されたパラレルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換した結果生じたデータを示す。
図示するとおり、本方法では、時刻t1においてパケットデータの受信を開始する度に、これに応答して、時刻t4において取り込みタイミング指示信号の調整処理、すなわちタイミング調整処理を行う。この調整処理では、シリアルパラレル変換タイミング(時刻t2)から所定時間離れた時刻に取り込みタイミングが生じるように、取り込みタイミング指示信号の位相を調整する。その後、取り込みタイミング指示信号は、第2クロックに基づく自走信号として生成される。すなわち、取り込みタイミング指示信号は、取り込みタイミングを指示する信号変化が、第2クロックが、シリアルパラレル変換後のパラレルデータのビット数だけ乗じた数だけ発生する期間毎に生じるように生成される。
このようにパケットデータの受信する度にタイミング調整処理を行うように、取り込みタイミングの調整タイミングを定めることによって、データ保持回路の内容が有効データでない期間、すなわち、例えばパケット間に存在するフレーム間ギャップ中や、あるいはパケット内に存在することが予め分かっているデータ不在期間中に受信した信号がデータ保持回路内に保持されている期間内に、タイミング調整処理を済ませることができる。
例えば図7に示す例では、時刻t3の直後には、パケット先頭の直前のデータがデータ保持回路内に収容される。パケット間にフレーム間ギャップが設けられていれば、このデータは有効データではないので、時刻t3の後の取り込みタイミングが生じる時刻t4までの時間を調整することによってタイミング調整処理を行えば、パケットデータを破損することなくタイミング調整処理を行うことができる。
タイミング調整処理を行うタイミングは、各パケットの受信開始後の所定時間経過後に行うように定めてもよく、各パケットの受信完了後の所定時間経過後に行うように定めてもよい。
またタイミング調整処理を行うタイミングは、第1クロックに同期したシリアルデータから変換されたパラレルデータがパケットの先頭データを含むとき、このパラレルデータを取り込む際にタイミング調整処理を行うように定めてもよい。
第1クロックに同期したシリアルデータから変換されるパラレルデータのビット幅を、パケット間に設けられるフレーム間ギャップの半分よりも小さく設定してもよい。このようにパラレルデータのビット幅を設定すれば、有効データを全く含まないパラレルデータを少なくとも1つ生成することができるので、このパラレルデータがデータ保持回路にある間にタイミング調整処理を行うことにより、データ破損の防止をより確実に行うことができる。
第1クロックに同期したシリアルデータから変換されるパラレルデータのビット幅は、シリアルデータをパラレルデータへ変換する変換タイミングの周期が、1つのパケットを処理している間に許容される第1クロックと第2クロックとの間のクロック偏差の許容幅よりも大きくなるように定めてもよい。
このクロック乗せ換え装置及び方法によって、使用メモリが低減された簡素な構成でクロック乗せ換え処理を実行することができる。また、このクロック乗せ換え装置及び方法によって、パケットデータの破壊を防止し、若しくはパケットデータの破壊を低減しうる。
従来行われているクロック乗せ換え処理の第1例を示す図である。 伝送クロックが受信装置内クロックよりも早い状態を示す図である。 受信装置内クロックが伝送クロックよりも早い状態を示す図である。 従来行われているクロック乗せ換え処理の第2例を示す図である。 図3に示すクロック乗せ換え処理を説明するタイムチャートである。 伝送クロックが受信装置内クロックよりも早い状態を示す図である。 図5Aの場合にデータ欠落が発生することを説明する図である。 受信装置内クロックが伝送クロックよりも早い状態を示す図である。 図6Aの場合にデータ重複が発生することを説明する図である。 本方法を説明するタイムチャートである。 本発明の実施例による受信装置の概略構成図である。 図8に示すレイヤ2スイッチの概略構成図である。 図9に示すクロック乗せ換え部の第1構成例の構成図である。 イーサネット(登録商標)パケットのフォーマットを示す図である。 図10に示すデータ遅延部の構成図である。 図10に示すデータ保持部の構成図である。 本発明の実施例によるクロック乗せ換え方法のフローチャートである。 図10に示すクロック乗せ換え部各部の信号を示すタイムチャート(その1)である。 図10に示すクロック乗せ換え部各部の信号を示すタイムチャート(その2)である。 伝送クロックが受信装置内クロックよりも早い場合のタイミング調整を示す図である。 受信装置内クロックが伝送クロックよりも早い場合のタイミング調整を示す図である。 図9に示すクロック乗せ換え部の第2構成例の構成図である。
符号の説明
1 受信装置
3,6 物理層インタフェース
5 レイヤ2スイッチ
10 クロック乗せ換え部
30 シリアルパラレル変換部
50 パケット先頭指示部
60 タイミング調整部
80 データ保持部
90 パラレルシリアル変換部
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図8は、本発明の実施例による受信装置の概略構成図である。受信装置1は、イーサネット(登録商標)パケットデータを受信する機能を有する情報処理装置であり、中央処理ユニット(CPU)2、物理層インタフェース(PHY)3及び4、レイヤ2スイッチ5、レイヤ3スイッチ6、並びにオシレータ(OSC)7を有している。
中央処理ユニット2は、コンピュータなどの情報処理装置である受信装置1全体の動作を制御し、また図示しない記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを実行する。物理層インタフェース3及び4は、イーサネット(登録商標)回線L1及びL2を流れる実際の電気信号と、受信装置1内のディジタル処理回路が取り扱う論理信号との間の変換を行う。
レイヤ2スイッチ5は、受信したパケット信号に含まれるMACアドレスに従って、このMACアドレスに対応するポートへパケット信号を転送することによりこのパケット信号のルーティングを行う。また、レイヤ3スイッチ6は、受信したパケット信号に含まれるIPアドレスに従って、このMACアドレスに対応するポートへパケット信号を転送することにより、このパケット信号のルーティングを行う。オシレータ(OSC)7は、受信装置1の動作に使用する受信装置内クロックCLKrを供給する。
図9は、図8に示すレイヤ2スイッチ5の概略構成図である。レイヤ2スイッチ5は、物理層インタフェース3から受信したシリアル形式のパケットデータを、オシレータ7が供給する受信装置内クロックCLKrへ同期したパケットデータへ変換するクロック乗せ換え部10と、パケットデータのMACアドレスに従ってパケットデータの方路を判定する方路判定部11と、判定された方路に対応するポートへパケットデータを出力する交換部12とを備える。
物理層インタフェース3から受信されるパケットデータは、所定の伝送クロックCLKtに同期したシリアルデータであるが、物理層インタフェース3は、受信されたシリアルデータからこの伝送クロックCLKtを抽出してよい。また同じ伝送クロックCLKtに同期したシリアル信号を受信する装置が他にある場合には、この装置によって抽出された伝送クロックCLKtを使用してもよい。
図10は、図9に示すクロック乗せ換え部10の第1構成例の構成図である。クロック乗せ換え部10は、乗せ換え同期信号生成部20と、シリアルデータを8ビットのパラレルデータへ変換するシリアルパラレル変換部30と、データ遅延部40と、パケット先頭指示部50と、8進カウンタ60と、タイミング調整部70と、データ保持部80と、8ビットのパラレルデータをシリアルデータへ変換するパラレルシリアル変換部90とを有している。なお以下の説明において、シリアルパラレル変換部30及びパラレルシリアル変換部90が取り扱うパラレルデータのビット数を、「並列ビット数」と記すことがある。本実施例では並列ビット数の値は8であるが、並列ビット数はこれに限定されず、4ビット、16ビット、32ビットなどの他の値を用いてもよい。
乗せ換え同期信号生成部20は、シリアルパラレル変換部30が物理層インタフェース3から受信されるパケットデータをパラレルデータに変換するタイミングを指示するシリアルパラレル変換イネーブル信号EN1を生成する。
また乗せ換え同期信号生成部20は、シリアルパラレル変換部30により変換されたパラレルデータを所定クロック数の間だけ遅延させるデータ遅延部40において、パラレル信号を遅延させるデータ遅延部40内部のシフトレジスタにパラレルデータをシフトさせるためのシフトイネーブル信号ENsを生成する。
さらに、乗せ換え同期信号生成部20は、シリアルパラレル変換イネーブル信号EN1に同期した同期信号Ssを生成する。
乗せ換え同期信号生成部20は、伝送クロックCLKtのクロック数をカウントする8進カウンタ21と、シリアルパラレル変換イネーブル信号EN1及びシフトイネーブル信号ENsを生成するデコーダ22及び23と、同期信号Ssを生成するパルス生成部24を備える。
デコーダ22は、8進カウンタ21の出力値がある値の間だけ値「H」を出力し、その他の期間は「L」の値を出力することにより、8進カウンタ21が伝送クロックCLKtを並列ビット数、即ち8個分カウントする毎に、1クロックの間、「H」の値となるシリアルパラレル変換イネーブル信号EN1を生成する。
シリアルパラレル変換部30は、シリアルパラレル変換イネーブル信号EN1の立ち上がりエッジが発生したとき、すなわち並列ビット数分(8個分)の伝送クロックCLKtが発生する度に、そのとき受信したビットを8ビット信号の最初のビットであると識別してシリアルデータをパラレルデータへ変換する。
デコーダ23は、8進カウンタ21の出力値がある値の間だけ値「H」を出力し、その他の期間は「L」の値を出力することにより、8進カウンタ21が伝送クロックCLKtを並列ビット数分(8個分)カウントする毎に、1クロックの間、「H」の値となるシフトイネーブル信号ENsを生成する。データ遅延部40は、シフトイネーブル信号ENsの立ち上がりエッジが発生したとき、すなわち並列ビット数分(8個分)の伝送クロックCLKtが発生する度に、データ遅延部40内部のシフトレジスタに蓄えたパラレルデータをシフトする。
またパルス生成部24は、8進カウンタ21の出力値が所定の値の間だけ値「H」を出力し、その他の期間は「L」の値を出力することにより、8進カウンタ21が伝送クロックCLKtを並列ビット数分(8個分)カウントする毎に、2クロックの間、「H」の値となる同期信号Ssを生成する。パルス生成部24はデコーダを用いて構成してもよい。
データ遅延部40は、シリアルパラレル変換部30により変換されたパラレルデータを遅延させることにより、データ遅延部40内部に設けたシフトレジスタ内に、所定ビット数のパラレルデータを保持する。
データ遅延部40が保持するパラレルデータのビット数は、受信装置1が受信するパケットデータの先頭に挿入されたプリアンブル部を保持できる大きさに設定される。図11は、イーサネット(登録商標)パケットのフォーマットを示す図である。図示するように、パケットデータはその先頭に56ビットのプリアンブルと8ビットのフレーム開始部(SFD: Start Frame Delimiter)を有している。
図12Aは、図10に示すデータ遅延部40の構成図である。データ遅延部40は、シリアルパラレル変換部30から出力される8ビットのパラレルデータを保持するべく、各段毎に8個ずつ並列に配置したフリップフロップF11〜F18、F21〜F28、F31〜F38、F41〜F48、F51〜F58、F61〜F68、F71〜F78、F81〜F88及びF91〜F98を、9段直列に接続したシフトレジスタを備えている。したがってデータ遅延部40は8×9=72ビットのデータを保持することができる。
また、それぞれの段間におけるシフトは、前述のシフトイネーブル信号ENsの立ち上がりエッジによって行われるので、並列ビット数分(8個分)の伝送クロックCLKtが発生する度に、データがシフトされる。
パケット先頭指示部50は、データ遅延部40のフリップフロップF11〜F18、F21〜F28、F31〜F38、F41〜F48、F51〜F58、F61〜F68、F71〜F78、F81〜F88及びF91〜F98に保持されるデータを読み込み、これらのフリップフロップに、パケットデータの先頭に設けられたプリアンブル及びフレーム開始部が保持されているか否かを判定する。パケット先頭指示部50は、フリップフロップの所定の段にプリアンブル及びフレーム開始部が保持されているとき、その後に続いてパケットデータの先頭のデータを含むはじめの8ビットのパラレルデータがパケット先頭指示部50から出力される期間の間は「H」の値を示し、それ以外の場合には「L」の値を示す、パケット先頭指示信号を出力する。
8進カウンタ60及びデコーダ61は、データ遅延部40から出力されるパラレルデータをデータ保持部80へ保持するタイミングを指示する取り込みタイミング指示信号EN2を生成する。
また8進カウンタ60及びデコーダ62は、パラレルシリアル変換部90が、データ保持部80に保持されたパラレルデータを、受信装置内クロックCLTrに同期したシリアルデータへ変換するタイミングを指示するパラレルシリアル変換タイミング信号を生成する。
8進カウンタ60は、受信装置内クロックCLKrのクロック数をカウントする。
デコーダ61は、8進カウンタ60の出力値がある値の間だけ値「H」を出力し、その他の期間は「L」の値を出力することにより、8進カウンタ60が受信装置内クロックCLKrを並列ビット数(8個分)をカウントする毎に、1クロックの間、「H」の値となる取り込みタイミング指示信号EN2を生成する。
データ保持部80は取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりエッジが発生したとき、データ遅延部40から出力されるパラレルデータを保持する。
図12Bは、図10に示すデータ保持部80の構成図である。データ保持部80は、データ遅延部40から出力される8ビットのパラレルデータを保持する8つのフリップフロップF1〜F8を備え、フリップフロップF1〜F8は取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりエッジにてデータ遅延部40から出力されるパラレルデータを保持する。
図10に示すデコーダ62は、8進カウンタ60の出力値がある値の間だけ値「H」を出力し、その他の期間は「L」の値を出力することにより、8進カウンタ60が受信装置内クロックCLKrを並列ビット数(8個分)をカウントする毎に、1クロックの間、「H」の値となるパラレルシリアル変換タイミング信号を生成する。
パラレルシリアル変換部90は、パラレルシリアル変換タイミング信号の立ち上がりエッジが発生したとき、データ保持部80に保持された8ビットのパラレルデータを、受信装置内クロックCLKrに同期したシリアルデータへ変換する。
タイミング調整部70は、乗せ換え同期信号生成部20が出力する同期信号Ssと、パケット先頭指示部50が出力するパケット先頭指示信号とを受信し、同期信号Ss及びパケット先頭指示信号とが共に「H」であるとき、8進カウンタ60のプリセット(PRESET)端子に所定のカウント値を書き込む。参照符号71は同期信号Ssとパケット先頭指示信号との間の論理積を生成するAND回路であり、参照符号72及び73はメタステーブル対策用のフリップフロップ素子である。タイミング調整部70は、フリップフロップ73の出力が「H」であるとき、8進カウンタ60のプリセット(PRESET)端子に所定のカウント値LDを書き込む。
ここで同期信号Ssは8進カウンタ21のカウント値が予め決まった値にあるとき「H」の値を有する。したがって、同期信号Ssに同期したタイミングで8進カウンタ60のカウント値を予め決まった値LDに設定することにより、8進カウンタ21のカウント値と8進カウンタ60のカウント値との差が予め定めた所望の値になる。
このため、同期信号Ssの立ち上がりエッジの発生時刻と取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりエッジの発生時刻との間隔が、予め定めた所定の時間間隔となるので、同期信号Ssに同期しているシリアルパラレル変換のタイミングと、データ保持部80へのデータ取り込みタイミングとの間の時間間隔が、予め定めた時間間隔に設定される。
このような構成により、タイミング調整部70は、同期信号Ssと取り込みタイミング指示信号EN2との間の立ち上がりエッジの時間間隔を調整する。言い換えれば、タイミング調整部70は、データ保持部80へのデータ取り込みタイミングが、シリアルパラレル変換部30によるシリアルパラレル変換タイミングから所定時間経過後になるように、データ保持部80へのデータ取り込みタイミングを調整する。
図13は、本発明の実施例によるクロック乗せ換え方法のフローチャートである。
また、図14は、クロック乗せ換え部10の各部の信号を示すタイムチャート(その1)である。図14に示すタイムチャートの第1段の信号は、伝送クロックCLKtに同期した受信シリアルデータ列を示し、各数字はシリアルデータに含まれる各ビットの順番を示す。第2段の信号は伝送クロックCLKtを示し、第3段は上述のシリアルパラレル変換イネーブル信号EN1を示す。シフトイネーブル信号ENsのタイムチャートもシリアルパラレル変換イネーブル信号EN1と同様であってよい。
第4段の信号はシリアルパラレル変換されたパラレルデータを示し、第5段の信号は、データ遅延部40から出力されたパラレルデータを示す。第6段の信号は同期信号Ssを示し、第7段の信号はパケット先頭指示信号を示し、第8段の信号はタイミング調整部70から8進カウンタ60のプリセット(PRESET)端子に書き込まれる所定のカウント値LDを示す。
さらに図15は、クロック乗せ換え部10の各部の信号を示すタイムチャート(その2)である。図15に示すタイムチャートの第1〜4段の信号は、図14の第5〜8段にそれぞれ示した、データ遅延部40から出力されたパラレルデータ、同期信号Ss、パケット先頭指示信号及びカウント値LDと同様である。
図15に示すタイムチャートの第5段の信号は受信装置内クロックCLKrを示し、第6段の信号は取り込みタイミング指示信号を示し、第7段はデータ保持部80へ保持されたパラレルデータを示し、第8段はデータ保持部80へ保持されたパラレルデータをパラレルシリアル変換部90がシリアルデータに変換した結果生じたデータを示す。
なお、図14の第4段及び第5段並びに図15の第1段及び第7段に示すパラレルデータにおいて、信号中に示す数字は、そのパラレルデータが含んでいるビットに対応する、第1段に示したシリアルデータのビットを示す。
図13にステップS1では、乗せ換え同期信号生成部20は、伝送クロックCLKtに基づいて同期信号Ssを生成する。同期信号Ssは図14の第6段及び図15の第2段に示す通りであり、伝送クロックCLKtが並列ビット数分(8個分)カウントされる毎に、2クロックの間「H」の値となりその他の期間は「L」の値を有している。
ステップS2では、シリアルパラレル変換部30は、伝送クロックCLKtに同期したシリアルデータをパラレルデータに変換する。具体的には、乗せ換え同期信号生成部20が、図14の第3段に示すようなシリアルパラレル変換イネーブル信号EN1を生成する。シリアルパラレル変換部30は、シリアルパラレル変換イネーブル信号EN1の立ち上がりエッジが発生するタイミングで、シリアルデータをパラレルデータへ変換する。
ステップS3では、パケット先頭支持部50は、データ遅延部40内のシフトレジスタ、すなわち、フリップフロップF11〜F18、F21〜F28、F31〜F38、F41〜F48、F51〜F58、F61〜F68、F71〜F78、F81〜F88及びF91〜F98の所定の段にプリアンブル及びフレーム開始部が保持されているか否かを判定する。
もし、シフトレジスタにプリアンブル及びフレーム開始部が保持されている場合(ステップS4)には、その後に続いて起こる8ビットのパラレルデータの出力期間において、このパラレルデータにパケットデータの先頭のデータを含まれるとき、データ遅延部40からこのパラレルデータが出力される期間だけ、パケット先頭指示信号の値を「H」にする。
例えば図14に示す時刻t1〜t2において、データ遅延部40からパケットデータの先頭のデータ(第1〜8ビット)が出力される間、パケット先頭指示信号の値が「H」となる。このため時刻t1において8進カウンタ60のプリセット(PRESET)端子に所定のカウント値LD書き込まれる。
この結果、時刻t1から所定の時間経過後の時刻t3に、図15の第6段に示す取り込みタイミング指示信号は「H」の値となるように、取り込みタイミング指示信号EN2の位相が調整され、データ保持部80への取り込みタイミングが調整される。
ステップS3の判定にて、もし、シフトレジスタにプリアンブル及びフレーム開始部が保持されていない場合(ステップS5)には、8進カウンタ60は、取り込みタイミング指示信号を受信装置内クロックCLKrに基づく自走信号として生成する。すなわち、前回立ち上がりエッジが生じてから、受信装置内クロックCLKrを並列ビット数だけカウントした時刻に、再び立ち上がりエッジが生じるように取り込みタイミング指示信号EN2が生成される。したがって、ステップS4にて取り込みタイミング指示信号EN2の位相の調整が行われると、その後は再び新たなパケットの先頭データを取り込むまでは、取り込みタイミング指示信号は自走信号として生成される。
例えば時刻t4、t5及びt6では、データ遅延部40から出力されるデータがパケット先頭のデータでないため、これらの時刻では自走信号として生成された取り込みタイミング指示信号EN2によって、データ保持部80へのデータの取り込みが行われる。
ステップS6では、取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりエッジが生じたタイミングで、データ保持部80へのデータの取り込みが行われる。ステップS7では、パラレルシリアル変換部90は、データ保持部80へ取り込まれたデータを、受信装置内クロックCLKrに同期したシリアルデータへ変換する。
図16Aは、伝送クロックCLKtが受信装置内クロックCLKrよりも早い場合において、取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がり時期の調整を示す図である。取り込みタイミング指示信号EN2が受信装置内クロックCLKrに基づいて自走信号として生成されている間は、伝送クロックCLKtが受信装置内クロックCLKrよりも早ければ、取り込みタイミング指示信号EN2はシリアルパラレル変換タイミングから徐々に遅れてゆく。したがって上記ステップS4において、取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりタイミングを調整すれば、立ち上がりタイミングが早まる方向へ調整される。
しかし、本方法によれば、このようなタイミングの調整が行われるのは、必ずパケット先頭データをデータ保持部80へ取り込むときであり、それ以前には、パケット先頭データ以前の無効データがデータ保持部80に入っているため、データ保持部80への取り込みタイミングが早まっても、有効データの欠落は生じない。
図16Bは、受信装置内クロックCLKrが伝送クロックCLKtよりも早い場合の取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がり時期の調整を示す図である。この場合には、取り込みタイミング指示信号EN2の立ち上がりタイミングは遅くなる方向へ調整される。
同様に、このようなタイミングの調整が行われる以前のデータ保持部80には、無効データが入っているため、データ保持部80への取り込みタイミングが遅くなっても、有効データの重複は生じない。
本実施例では、1つのパケットを受信している間は、データ保持部80への取り込みタイミングを受信装置内クロックCLKrに基づく自走信号として生成する。このため、伝送クロックCLKtと受信装置内クロックCLKrとの間に周波数偏差があると、1つのパケットを受信している間に、取り込みタイミングがパケット先頭において調整された位置から徐々にずれてゆく。
本実施例によれば、シリアルパラレル変換されたデータのセットアップ時間及びホールド時間を確保するための余裕として2クロック分を用意したと仮定すると、
パラレルデータの不変期間(8クロック)/2−余裕(2クロック)=2クロック
となり、1パケットを受信している間の取り込みタイミングのずれ量が前後2クロックまでであれば、シリアルパラレル変換したパラレルデータを、それぞれのパラレルデータの出力期間において1回だけデータ保持部80への取り込むことができる。
ここで、イーサネット(登録商標)パケットの最大長が1556Byte(12,208bit)の場合には、1bitあたり1/6104クロック周期未満の誤差(クロック偏差が163ppm未満)であれば、取り込みタイミングの変動許容範囲は±2クロック以内となる。
また使用するパケットが最大長9600Byte(76,800bit)のジャンボパケットの場合にはデータの並列化ビット数を32ビットとする。このようにして、32クロック間のパラレルデータの不変期間をつくりだすことで、取り込みタイミングの変動許容範囲は±14クロック以内とすれば、クロック偏差182ppmまで使用することができる。
なお、イーサネット(登録商標)パケットのフレーム間ギャップ(IFG)は通常12byte=96bitであるため、データの並列数ビットをその半分の48ビット以下にすることによって、パケット先頭のデータが含まれるパラレルデータの1つ前の周期のパラレルデータに有効なパケットデータが含まれることはなくなるため、タイミング調整処理によってパケットデータが破壊される可能性をきわめて小さくすることができる。
図17は、図9に示すクロック乗せ換え部10の第2構成例の構成図である。図17に示す構成要素中、図10に示す構成要素と同じものは同じ参照符号を付して示す。
受信されるパケット信号がR−GMIIに準拠する信号のようなパケット信号である場合には、パケット信号が存在する間としない間とで異なる論理値を持つイネーブル信号(EN信号)がパケット信号と共に伝送される。
本実施例は、このようなイネーブル信号を入力してパケットを検出しパケット検出信号を生成するパケット検出部51を備える。
パケット検出部51は、イネーブル信号の変化を検出してパケットの先頭を検出する。そして、パケットの先頭を検出してからパケットデータの先頭のデータを含む初めの8ビットのパラレルデータがシリアルパラレル変換部30から出力されるまでの既知の所要時間の間が経過した後に、この初めの8ビットのパラレルデータがシリアルパラレル変換部30から出力される期間の間は「H」の値を示し、それ以外の場合には「L」の値を示す、パケット先頭指示信号を出力する。
パケット検出部51は、イネーブル信号の変化を検出してパケットの受信完了を検出してもよい。このときパケット検出部51は、パケットの受信完了を検出してから、次のパケットデータの先頭のデータを含む初めの8ビットのパラレルデータがシリアルパラレル変換部30から出力されるまでの既知の所要時間の間が経過した後に、この初めの8ビットのパラレルデータがシリアルパラレル変換部30から出力される期間の間は「H」の値を示し、それ以外の場合には「L」の値を示す、パケット先頭指示信号を出力する。
以上、本発明の好適な実施態様について詳述したが、当業者が種々の修正及び変更をなし得ること、並びに、特許請求の範囲は本発明の真の精神および趣旨の範囲内にあるこの様な全ての修正及び変更を包含することは、本発明の範囲に含まれることは当業者に理解されるべきものである。
本発明は、広くパケット形式のデータをやりとりする通信装置や通信方法に利用可能である。特にあるクロックに同期しているシリアルデータを、他のクロックに同期したシリアルデータに変換するクロック乗せ換え装置及びクロック乗せ換え方法に利用可能である。例えば、伝送クロックに同期した入力信号を、受信側の装置内クロックに同期する信号へ変換するクロック乗せ換え装置及びクロック乗せ換え方法に利用可能である。

Claims (14)

  1. 第1クロックに同期したパケット形式のシリアルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換するクロック乗せ換え装置であって、
    前記第1クロックに同期した前記シリアルデータをパラレルデータへ変換するシリアルパラレル変換部と、
    前記第2クロックの所定クロック数毎に生じる取り込みタイミングで、前記シリアルパラレル変換部から出力される前記パラレルデータを保持するデータ保持部と、
    前記データ保持部に保持された前記パラレルデータを前記第2クロックに同期したシリアルデータに変換するパラレルシリアル変換部と、
    前記取り込みタイミングが前記シリアルパラレル変換部による変換タイミングから所定時間離れた時刻に生じるように前記取り込みタイミングを調整するタイミング調整処理を、前記第1クロックに同期したシリアルデータのパケットを受信する毎に行うタイミング調整部と、
    を備えることを特徴とするクロック乗せ換え装置。
  2. 前記タイミング調整部は、前記データ保持部の保持内容が前記パケット間に設けられるフレーム間ギャップの間に受信した信号であるときに、前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のクロック乗せ換え装置。
  3. 前記タイミング調整部は、各前記パケットの受信開始後の所定時間経過後に前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え装置。
  4. 前記タイミング調整部は、各前記パケットの受信完了後の所定時間経過後に前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え装置。
  5. 前記シリアルパラレル変換部によって前記第1クロックに同期した前記シリアルデータから変換されたパラレルデータが、前記パケットの先頭データを含むか否かを示すパケット先頭指示信号を生成するパケット先頭指示部を備え、
    前記タイミング調整部は、前記タイミング調整処理を、前記先頭データを含むパラレルデータを取り込む際に行うことを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え装置。
  6. 前記シリアルパラレル変換部により変換されるパラレルデータのビット幅は、前記パケット間に設けられる前記フレーム間ギャップの半分より小さいことを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え装置。
  7. 前記シリアルパラレル変換部により変換されるパラレルデータのビット幅は、前記シリアルパラレル変換部による変換タイミングの周期が、1つの前記パケットを処理している間に許容される前記第1クロックと前記第2クロックとの間のクロック偏差の許容幅よりも大きくなるように定められていることを特徴とする請求項2に記載のクロック乗せ換え装置。
  8. 第1クロックに同期したパケット形式のシリアルデータを第2クロックに同期したシリアルデータに変換するクロック乗せ換え方法であって、
    前記第1クロックに同期した前記シリアルデータをパラレルデータへ変換し、
    前記第2クロックの所定クロック数毎に生じる取り込みタイミングで、変換された前記パラレルデータを所定のデータ保持回路へ保持し、
    保持された前記パラレルデータを前記第2クロックに同期したシリアルデータに変換し、ここに、
    前記第1クロックに同期した前記シリアルデータをパラレルデータへ変換する変換タイミングから所定時間離れた時刻に前記取り込みタイミングが生じるようにこの取り込みタイミングを調整するタイミング調整処理を、前記第1クロックに同期したシリアルデータのパケットを受信する毎に行うことを特徴とするクロック乗せ換え方法。
  9. 前記データ保持回路の保持内容が前記パケット間に設けられるフレーム間ギャップの間に受信した信号であるときに、前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項8に記載のクロック乗せ換え方法。
  10. 各前記パケットの受信開始後の所定時間経過後に前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
  11. 各前記パケットの受信完了後の所定時間経過後に前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
  12. 前記第1クロックに同期した前記シリアルデータから変換された前記パラレルデータが前記パケットの先頭データを含むとき、このパラレルデータを取り込む際に前記タイミング調整処理を行うことを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
  13. 前記第1クロックに同期した前記シリアルデータから変換される前記パラレルデータのビット幅は、前記パケット間に設けられるフレーム間ギャップの半分より小さいことを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
  14. 前記第1クロックに同期した前記シリアルデータから変換される前記パラレルデータのビット幅は、このシリアルデータからパラレルデータへの変換タイミングの周期が、1つの前記パケットを処理している間に許容される前記第1クロックと前記第2クロックとの間のクロック偏差の許容幅よりも大きくなるように定められていることを特徴とする請求項9に記載のクロック乗せ換え方法。
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