JPWO2009066733A1 - 通信装置および帯域割当方法 - Google Patents

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Abstract

複数のデータ伝送レートのONUに対して特定の帯域要求通知方法に因らずに帯域を割り当てる契機を設けて、各ONUのデータ伝送レート間の上り送信データ遅延の公平性を実現することができる通信装置を得る。データ伝送レートごとに必要な帯域要求量の比率を子局装置20−1〜20−nごとに設定された通信品質に基づいて算出し、比率を用いて帯域更新周期をデータ伝送レートごとのスロットに分割する帯域更新周期分割処理部13と、データ伝送レートのスロット内で、対応するデータ伝送レートを有する子局装置20−1〜20−nに帯域を割り当てる帯域割当量算出部14と、子局装置20−1〜20−nが送信するデータフレームのオーバヘッド長に基づいて、子局装置20−1〜20−nのデータの送信開始時刻と送信時間を設定する送信開始時刻算出部15と、を備える。

Description

この発明は、1台の親局装置と複数の子局装置が1対多で接続される通信システムで使用される通信装置および帯域割当方法に関するものである。
各家庭や企業などと上位ネットワークとを結ぶアクセス系ネットワークの1つとして、親局装置(以下、OLT(Optical Line Terminal)という)と多数の子局装置(以下、ONU(Optical Network Unit)という)を光ファイバおよびスプリッタにて1対多接続するPON(Passive Optical Network)システムが用いられている。このような1対多のPONシステムにおいてONUからOLTへの上りデータ通信を行う場合、ONUはOLTに自装置の帯域要求量を示した帯域要求信号を送信し、OLTは各ONUの帯域要求量に基づいて各ONUに帯域を割り当て、ONUごとに送信開始時刻と送信時間を示した送信許可信号を送信する。その後、ONUはOLTから自装置宛の送信許可信号を受信し、送信許可信号の内容にしたがって上りデータを送信する帯域割当処理を行う。
このようなPONシステムとして、上下方向の通信にそれぞれ1Gbit/sのデータ伝送レートを持ち、上下異なる波長を用いた波長多重による双方向通信を行い、また、ONUが上りデータを送信する際には、複数ONUで上り帯域を分割する時分割多重方式でデータを送信するシステム形態が知られている(たとえば、非特許文献1参照)。
一方で光デバイスの性能向上などに伴い、高データ伝送レートを実現するPONシステムが開発されている。このPONシステムでは、既存の低データ伝送レートのPONシステムと上位互換性を保ちつつ、同一PONシステム上で高データ伝送レートを送信することが可能な構成を有している。このようなPONシステムの発展型として、OLTは上下方向ともに1Gbit/sと10Gbit/sのデータ伝送レートを持ち、また、ONUは、上下方向とも1Gbit/sのデータ転送レートを持つ装置、上下方向とも10Gbit/sのデータ転送レートを持つ装置、および上り方向1Gbit/sで下り方向10Gbit/sのデータ伝送レートを持つ装置が混在するPONシステムが知られている(たとえば、非特許文献2参照)。このような複数の異なるデータ伝送レートを有するONUが接続されたPONシステムにおいては、下り方向では複数のデータ伝送レートごとに波長を分けることによって、波長多重方式でデータ伝送を行っているが、上り方向では1つの波長を用いて帯域をONUで分け合う時分割多重方式でデータ送信を行っている。そのため、複数のデータ伝送レートを持つONUを含む通信システムにおいても上りの帯域割当を行う必要があった。
また、OLTがONUに上りの帯域を割り当てる方法として、ONUが大小2つの値を帯域要求量としてOLTに通知し、OLTでは低遅延クラスにあるONUには小さい帯域要求量を短い周期で割り当て、通常クラスにあるONUには大きい帯域要求量を長い周期で割り当てることで、ONUの上りデータの低遅延化と帯域の利用効率の向上を行う技術が知られている(たとえば、非特許文献3参照)。
"IEEE Standards 802.3ahTM-2004", 7 September 2004, IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) Computer Society Glen Kramer et. al., "10GEPON-1GEPON Coexistence", January 15, 2007, IEEE802.3av 10GEPON Task Force, Presentation Materials 吉原修等、「GE−PONに適した動的帯域割当アルゴリズム」、信学技報、NS2002−17、電子情報通信学会
ところで、異なるデータ転送レートを有するONUを複数備えるPONシステムにおいて、高データ伝送レートを具備するONUは低データ伝送レートを具備するONUに比べて上り送信データを低遅延とするようなサービス形態が考えられる。しかし、非特許文献3では、ONUが特定の帯域要求量通知方法を具備した場合のみにしか低遅延化が実現できないという問題点があった。また、高データ伝送レートのONUを完全優先にすると、低データ伝送レートのONUのデータ遅延が増加してしまうという問題点もあった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、高データ伝送レートのONUと低データ伝送レートのONUに対して特定の帯域要求通知方法に因らずに、それぞれのデータ伝送レートを持つONUに帯域を割り当てる契機を設けて、各ONUのデータ伝送レート間の上り送信データ遅延の公平性を実現することができる通信装置および帯域割当方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる通信装置は、データ伝送レートの異なる複数の子局装置に接続され、前記複数の子局装置からの帯域要求量に基づいて、帯域更新周期における前記各子局装置に対してデータの送信開始時刻と送信時間を含む送信許可信号を作成して通知する通信装置において、前記データ伝送レートごとに必要な帯域要求量の比率を、前記子局装置からの前記帯域要求量と前記子局装置ごとに設定された通信品質に基づいて算出し、前記比率を用いて前記帯域更新周期を前記データ伝送レートごとのスロットに分割する帯域更新周期分割手段と、前記データ伝送レートのスロット内で、対応するデータ伝送レートを有する子局装置に帯域を割り当てる帯域割当量算出手段と、前記子局装置が送信するデータフレームのオーバヘッド長に基づいて、前記子局装置のデータの送信開始時刻と送信時間を設定する送信開始時刻設定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、データ伝送レートに応じたバーストオーバヘッドを利用した帯域利用効率の向上が可能となり、また、子局装置が特定の帯域要求量通知方法を具備しなくても、データ伝送レートに応じた帯域割当契機を与えることで、送信データ遅延の公平性を実現することができるという効果を有する。
図1は、この発明にかかる通信装置を備えるPONシステムの実施の形態の構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、OLTとONUとの間で送受信される光信号のバーストフレームの構成の一例を示す図である。 図3は、バーストフレームの送信状態を模式的に示す図である。 図4は、帯域割当処理の全体の概要を示すフローチャートである。 図5は、帯域更新周期の分割処理の詳細を示すフローチャートである。 図6は、帯域割当量算出処理の処理手順の詳細を示すフローチャートである。 図7は、送信開始時刻算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、この実施の形態と従来例によるONUのバーストフレームの配置の例を模式的に示す図である。
符号の説明
10 親局装置(OLT)
11,21 E/O変換部
12 帯域要求抽出部
13 帯域更新周期分割処理部
14 帯域割当量算出部
15 送信開始時刻算出部
16 送信許可信号送信部
20−1〜20−n 子局装置(ONU)
22 データバッファ部
23 帯域要求算出部
24 受信処理部
25 データ送信制御部
30 スプリッタ
40 光ファイバ
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置および帯域割当方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明にかかる通信装置を備えるPONシステムの実施の形態の構成を模式的に示すブロック図である。このPONシステムは、1台の親局装置(以下、OLTという)10と、複数台の子局装置(以下、ONUという)20−1,20−2,・・・,20−nとが、スプリッタ30が設けられた光ファイバ40を介して1対多に接続された構成を有する。OLT10は、さらに上位ネットワークと接続され、ONU20−1〜20−nはそれぞれ各家庭や企業などが有する端末装置と接続される。また、ONU20−1〜20−nは、データ伝送レートの異なる複数種類の装置によって構成される。ここでは、ONU20−1,・・・,20−nは、低データ伝送レートを備えるONU(以下、低レートONUという)と、高データ伝送レート備えるONU(以下、高レートONUという)との2種類のONUからなるものとし、図1の例では、ONU20−1は、低レートONUであり、ONU20−2は、高レートONUであり、・・・、ONU20−nは、いずれかのデータ伝送レートを備えるONUであるとする。なお、この実施の形態では、ONU20−1〜20−nは高データ伝送レートと低データ伝送レートの2つのデータ伝送レートのいずれかに分類される場合を例に挙げて説明するがデータ伝送レートの分類はこれに限定されるものではなく、3種類以上のデータ伝送レートを有するONU20−1〜20−nが接続される場合に対してもこの実施の形態を適用することができる。
OLT10は、高/低データ伝送レートに対応する光/電気変換を行うE/O変換部11と、ONU20−1〜20−nが送信する上りデータの中から帯域要求信号を抽出する帯域要求抽出部12と、帯域要求抽出部12で抽出された各ONU20−1〜20−nの帯域要求量から帯域更新周期を伝送レートの種類ごとに分割する帯域更新周期分割処理部13と、分割帯域と各ONU20−1〜20−nの帯域要求量から各ONU20−1〜20−nへの帯域割当量を算出する帯域割当量算出部14と、割り当てた帯域と各ONU20−1〜20−nのバーストオーバヘッドを基に送信開始時刻と送信時間を算出する送信開始時刻算出部15と、ONU20−1〜20−nごとに割り当てた送信開始時刻と送信時間を通知するための送信許可信号を生成し、各ONU20−1〜20−nに送信する送信許可信号送信部16と、を備える。
ここで、帯域更新周期分割処理部13は、各ONU20−1〜20−nの帯域要求量を通信品質を表す数値で重み付けを行い、レートごとにその和を求め、さらにこれらの総和に対する各レートの割合を求めて、帯域更新周期をレートごとのスロットに分割する。ここでは、通信品質を表す数値として、各ONU20−1〜20−nに設定されている最低帯域を用いる場合について説明する。つまり、各低レートONUについての最低帯域を掛け合わせたものの総和と、各高レートONUについての帯域要求量に最低帯域を掛け合わせたものの総和とを求め、さらにこれらの総和に対する各レートONUについての総和の割合を用いて、帯域更新周期を高データ伝送レートスロット(以下、高レートスロットという)と低データ伝送レートスロット(以下、低レートスロットという)に分割する。このように、各ONU20−1〜20−nの帯域要求量を最低帯域量で重み付けすることによって、各レートのONU20−1〜20−nについて最低帯域に応じたデータ遅延に関する設定を行うことが可能となる。
帯域割当量算出部14は、ONU20−1〜20−nからの帯域要求量に基づき、各高レートONUに対しては、高レートスロットの帯域を割り当て、低レートONUに対しては、低レートスロットの帯域を割り当てる処理を行う。
以上の帯域更新周期分割処理部13と帯域割当量算出部14では、各ONU20−1〜20−nに設定された最低帯域を用いて、各ONU20−1〜20−nからの帯域要求量を割り当てることによって、特定の帯域要求量通知方法を用いることなく、すべてのONU20−1〜20−nに対して最低帯域の大小にほぼ比例した低遅延化を実現することができる。
送信開始時刻算出部15は、接続されるONU20−1〜20−nごとにバーストフレームの先頭オーバヘッド長と後方オーバヘッド長を含むオーバヘッド情報を保持するオーバヘッド長保持機能と、前回送信開始時刻を設定したONU20−1〜20−nのフレームの後方オーバヘッド長に最も近い先頭オーバヘッドを有する先頭オーバヘッドをオーバヘッド長保持機能から検索し、帯域更新周期内でのバーストフレーム間の先頭オーバヘッドと後方オーバヘッドとの重なりの和が最大となるように、そのONU20−1〜20−nの先頭オーバヘッドを前回送信開始時刻を設定したONU20−1〜20−nの後方オーバヘッドと許容され得る最大範囲までオーバラップさせるように送信開始時刻を設定し、送信時間を算出する送信開始時刻算出機能と、を有する。
異なるデータ伝送レートを持つ複数のONU20−1〜20−nが接続されるPONシステムにおいて、高データ伝送レートを具備するONU20−1〜20−nは、低データ伝送レートを具備するONU20−1〜20−nに比べ、送信バーストフレームのオーバヘッドが縮小するという性質を有する。そこで、送信開始時刻算出機能では、データ伝送レートが同じまたは近いONU20−1〜20−nのバーストフレームが連続するように、送信開始時刻を設定する。これにより、各バーストフレームのオーバヘッドの重なり量を最大化することができ、帯域利用効率を向上させることができる。
各ONU20−1〜20−nは、OLT10側のインタフェースとなる光/電気変換を行うE/O変換部21と、端末側のインタフェースから受信したデータを蓄えるデータバッファ部22と、データバッファ部22に蓄積されたデータ量を基にOLT10に対して帯域要求を算出する帯域要求算出部23と、前回送信したデータについての帯域要求に対する送信許可信号を含むOLT10側からのデータの受信処理を行う受信処理部24と、帯域要求信号およびデータバッファ部22に蓄積したデータをOLT10の送信許可信号にしたがってOLT10に送信するデータ送信制御部25と、を備える。なお、低レートONU20−1,・・・の場合には、E/O変換部21は、低データ伝送レートに対応する光/電気変換を行い、高レートONU20−2,・・・の場合には、E/O変換部21は、高データ伝送レートに対応する光/電気変換を行う。
つぎに、PONシステムにおけるOLT10とONU20−1〜20−nとの間での通常の通信動作について説明し、その後にこの実施の形態によるOLT10での帯域割り当て方法について説明する。
まず、ONU20−1〜20−nは、端末側から受信したデータをデータバッファ部22に蓄積する。その後、帯域要求算出部23が、データバッファ部22の中身を見て帯域要求量を算出し、OLT10に送信する帯域要求信号を生成し、データ送信制御部25に渡す。データ送信制御部25は、前回受信したOLT10からの送信許可信号の内容(上りデータ送信の開始時間と送信時間)に基づいて帯域要求信号を、データバッファ部22に格納されたデータとともに送信する。この帯域要求信号はE/O変換部21にて電気信号から光信号に変換され、光ファイバ40を介してOLT10にデータ信号が送信される。この伝送の途中で、スプリッタ30によって各ONU20−1〜20−nからの帯域要求信号を含むデータが多重化される。
OLT10は、ONU20−1〜20−nからの帯域要求信号を受信すると、帯域要求信号をE/O変換部11で光信号から電気信号に変換する。ついで、帯域要求抽出部12で帯域要求信号から各ONU20−1〜20−nの帯域要求量を抽出する。その後、帯域割当量算出部14は、帯域要求量に基づいてONU20−1〜20−nへ帯域を割り当て、送信開始時刻算出部15は、ONU20−1〜20−nごとにデータ送信開始時刻とデータ送信時間を算出する。そして、送信許可信号送信部16は、ONU20−1〜20−nごとのデータ送信開始時刻とデータ送信時間を格納した送信許可信号を生成し、E/O変換部11は送信許可信号を電気信号から光信号に変換して、ONU20−1〜20−nに送信する。
ONU20−1〜20−nは、E/O変換部21で受信した送信許可信号を光信号から電気信号に変換し、受信処理部24で、その中から自装置宛の送信許可信号のみを受信し、その他装置宛の送信許可信号は破棄し、自装置のデータ送信開始時刻とデータ送信時間をデータ送信制御部25に伝える。また、同時に、上述したように、帯域要求算出部23は、端末側から受信したデータをデータバッファ部22に蓄積し、データバッファ部22の中身を見て帯域要求量を算出して帯域要求信号を生成する。その後、データ送信制御部25は、送信許可信号に指示されたデータ送信時刻になると、帯域要求信号とともに、データバッファ部22から前回端末側から受信したデータを抜き出し、データ送信時間で規定された時間内にOLT10に対してデータを送信する。以上の処理が繰り返し実行され、OLT10とONU20−1〜20−nとの間で通信が行われる。
図2は、OLTとONUとの間で送受信される光信号のバーストフレームの構成の一例を示す図であり、図3は、バーストフレームの送信状態を模式的に示す図である。図2に示されるように、バーストフレームの先頭には、「Laser On Time」があり、その後ろに主要な「Data」が格納され、最後に「Laser off Time」が配置される。このようなバーストフレームにおいては、Laser on TimeとLaser off TimeはDataの中身に直接関係ないため、それぞれバーストフレームの前方オーバヘッドと後方オーバヘッドとなる。したがって、図3に示すように高レートONUが送信するバーストフレーム31〜33と低レートONUが送信するバーストフレーム34〜36の前後を時間的に重畳することができる。また、図3に示すように高レートONUと低レートONUではバーストフレームのオーバヘッドが異なる。つまり、高レートONUのバーストフレーム31,32,33では、オーバヘッドが短く、低レートONUのバーストフレーム34,35,36では、オーバヘッドが長くなる。
つぎに、この実施の形態によるOLT10における帯域割り当て処理について説明する。図4は、帯域割当処理の全体の概要を示すフローチャートである。まず、OLT10の帯域要求抽出部12は、ONU20−1〜20−nから送信された帯域要求信号を収集し(ステップS10)、各ONU20−1〜20−nの帯域要求を抽出する。このとき、帯域要求抽出部12は、ONU20−1〜20−nによって1つの帯域要求信号内に複数の帯域要求量が格納されている場合には、1つの帯域要求信号内に格納された帯域要求量の和を当該ONU20−1〜20−nの帯域要求量として処理する。
ついで、帯域更新周期分割処理部13は、帯域更新周期をONU20−1〜20−nのデータ転送レートごとに分割処理する(ステップS20)。図5は、帯域更新周期の分割処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、低レートONUの帯域要求量を各ONUに設定された最低帯域で重み付けした和SLと、高レートONUの帯域要求量を各ONUに設定された最低帯域で重み付けした和SHとから、それぞれの和SL、和SHの比を求め、これらの比に応じて帯域更新周期Wを高レートスロットWSHと低レートスロットWSLに分割する処理を行う場合を例に挙げて説明する。
まず、帯域更新周期分割処理部13は、低レートONUの帯域要求量の和SLをゼロに初期化する(ステップS201)。ついで、低レートONU#i(#iは、低レートONUに付された識別子)の帯域要求量ReqWiを、予めOLT10に設定された低レートONU#iの最低帯域MinBWiで重み付けを行い、この値を次式(1)に示されるように低レートONUの帯域要求量の和SLに加算する(ステップS202)。ここで、最低帯域MinBWiは、低レートONUごとに設定される値であり、たとえばONUごとに設定された通信品質の違いなどを反映させた値となる。
SL=SL+(ReqWi×MinBWi) ・・・(1)
その後、全ての低レートONUについての帯域要求量を処理し終えたかを判定し(ステップS203)、未処理の低レートONUの帯域要求量がある場合(ステップS203でNoの場合)には、ステップS202に戻り、すべての低レートONUの帯域要求量を処理し終わるまで上述した処理が繰り返し行われる。
すべての低レートONUの帯域要求量を処理し終えた場合(ステップS203でYesの場合)には、高レートONUの帯域要求量の和SHをゼロに初期化する(ステップS204)。ついで、高レートONU#j(#jは、高レートONUに付された識別子)の帯域要求量ReqWjを、予めOLT10に設定された高レートONU#jの最低帯域MinBWjで重み付けを行い、この値を次式(2)に示されるように高レートONUの帯域要求量の和SHに加算する(ステップS205)。ここで、最低帯域MinBWjは、高レートONUごとに設定される値であり、たとえばONUごとに設定された通信品質の違いなどを反映させた値となる。
SH=SH+(ReqWj×MinBWj) ・・・(2)
その後、全ての高レートONUの帯域要求量を処理し終えたかを判定し(ステップS206)、未処理の高レートONUの帯域要求量がある場合(ステップS206でNoの場合)には、ステップS205に戻り、すべての高レートONUの帯域要求量を処理し終わるまで上述した処理が繰り返し行われる。
すべての高レートONUの帯域要求量を処理し終えた場合(ステップS206でYesの場合)には、帯域更新周期分割処理部13は、低レートONUへ割り当てる低レートスロットWSLと、高レートONUへ割り当てる高レートスロットWSHを算出する(ステップS207)。ここでは、各スロットは、次式(3)、(4)に示されるように、帯域更新周期Wを、各レートの帯域要求量の和に比例した値として算出する。
WSL=W×SL/(SL+SH) ・・・(3)
WSH=W×SH/(SL+SH) ・・・(4)
以上によって、帯域更新周期が、低レートONU用に割り当てる低レートスロットWSLと、高レートONU用に割り当てる高レートスロットWSHとの2つのスロットに分割され、帯域更新周期の分割処理が終了し、図4の処理に戻る。なお、上述した説明では、低レートONUの帯域要求量WSLを求めた後に、高レートONUの帯域要求量WSHを求めているが、この順番は入れ替えてもよい。
その後、帯域割当量算出部14は、上記の帯域更新周期の分割処理で分割された高レートスロットWSHと低レートスロットWSLと、分割した帯域更新周期に対応するデータ転送レートの各ONU20−1〜20−nの帯域要求量とを基に、それぞれのONU20−1〜20−nに対して帯域割当量BAiを算出する(ステップS30)。図6は、帯域割当量算出処理の処理手順の詳細を示すフローチャートである。
まず、帯域割当量算出部14は、低レートONUの中から1つの低レートONU#iを抽出し、抽出した低レートONU#iの帯域要求量ReqWiが低レートスロットWSL以下であるか否かを判定する(ステップS301)。低レートONU#iの帯域要求量ReqWiが低レートスロットWSL以下の場合(ステップS301でYesの場合)には、次式(5)に示されるように、低レートONU#iの帯域割当量BAiを帯域要求量ReqWiとする(ステップS302)。
BAi=ReqWi ・・・(5)
つぎに、次式(6)のように、低レートスロットWSLから割り当てた帯域量ReqWiを減算し、低レートスロットWSLの残りを算出する(ステップS303)。この低レートスロットの残りの値を、新たな低レートスロットWSLとする。
WSL=WSL−ReqWi ・・・(6)
なお、ステップS301で低レートONU#iの帯域要求量ReqWiが残りの低レートスロットWSLよりも大きい場合(ステップS301でNoの場合)には、帯域の割当処理を行わず、ここでは帯域割当処理が済んだものとして扱う。その後、またはステップS303の後に、すべての低レートONUの帯域要求量の割り当て処理をすべて行ったか否かを判定する(ステップS304)。帯域要求量の割当処理が終了していない低レートONUが存在する場合(ステップS304でNoの場合)には、ステップS301へと戻り、上述した処理が繰り返し行われる。
また、すべての低レートONUの帯域要求量の割当処理が終了した場合(ステップS304でYesの場合)には、次式(7)のように、低レートスロットの残りWSLを式(4)で求めた高レートスロットWSHに加え(ステップS305)、これを新たな高レートスロットWSHとする。
WSH=WSH+WSL ・・・(7)
つぎに、高レートONUの中から1つの高レートONU#jを抽出し、抽出した高レートONU#jの帯域要求量ReqWjが高レートスロットWSH以下であるか否かを判定する(ステップS306)。高レートONU#jの帯域要求量ReqWjが高レートスロットWSH以下である場合(ステップS306でYesの場合)には、次式(8)に示されるように、高レートONU#jの帯域割当量BAjを帯域要求量ReqWjとする(ステップS307)。
BAj=ReqWj ・・・(8)
その後、次式(9)のように、高レートスロットWSHから割り当てた帯域量ReqWjを減算し、高レートスロットWSHの残りを算出する(ステップS308)。この高レートスロットの残りの値を、新たな高レートスロットWSHとする。
WSH=WSH−ReqWj ・・・(9)
なお、ステップS306で高レートONU#jの帯域要求量ReqWjが残りの高レートスロットWSHよりも大きい場合(ステップS306でNoの場合)には、帯域の割当処理を行わず、ここでは帯域割当処理が済んだものとして扱う。その後、またはステップS308の後に、高レートONUの帯域要求量の割り当て処理をすべて行ったか否かを判定する(ステップS309)。帯域要求量の割当処理が終了していない高レートONUが存在する場合(ステップS309でNoの場合)には、ステップS306へと戻り、上述した処理が繰り返し行われる。
また、すべての高レートONUの帯域要求量の割当処理が終了した場合(ステップS309でYesの場合)には、高レートスロットWSHの残りの帯域を残余帯域スロットとして、残余帯域スロットの割当処理を行う。具体的には、ステップS301で残りの低レートスロットWSLよりも帯域要求量が大きく、帯域の割当処理が行われなかった低レートONUと、ステップS306で残りの高レートスロットWSHよりも帯域要求量が大きく、帯域の割当処理が行われなかった高レートONUとに対して、帯域の割当処理を行う(ステップS310)。その後、残余帯域が0か否かを判定し(ステップS311)、残余帯域が0でない場合(ステップS311でNoの場合)には、割当量が少ないスロットのうちの最も割当量が少ないONU#kに、式(10)に示されるように、残余帯域WSHを割り当てる(ステップS312)。その後、またはステップS311で残余帯域が0の場合(ステップS311でYesの場合)には、帯域割当量算出処理が終了し、図4の処理に戻る。なお、上述した説明では、低レートONUの帯域要求量の割当処理の後に高レートONUの帯域要求量の割当処理を行っているが、この順番は限定されるものではなく、処理する順番を入れ替えてもよい。
BAk=BAk+WSH ・・・(10)
そして、送信開始時刻算出部15は、割り当てた帯域に対して送信開始時刻と送信時間の算出を行う(ステップS40)。図7は、送信開始時刻算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、送信開始時刻の算出処理を行う前に、OLT10は予めONU20−1〜20−nごとにバーストフレームの先頭オーバヘッド長と後方オーバヘッド長を含むオーバヘッド情報を保持しているものとする。これは、OLT10は、初期状態でOLT10に接続されるONU20−1〜20−nのすべてについてのオーバヘッド情報を取得しておくものとし、また、OLT10に新たにONU20−1〜20−nが接続された場合には、接続されたONU20−1〜20−nのオーバヘッド情報を取り込んで保持する機能を有しているものとする。
まず、送信開始時刻算出部15は、前回送信開始時刻を設定したONU#sの後方オーバヘッド長に最も近い先頭オーバヘッド長を持つ、送信開始時刻が未決定の割当帯域を有するONU#tを検索する(ステップS401)。なお、帯域更新周期の一番先頭となる割当帯域の送信開始時刻を算出する場合には、前回の帯域更新周期の最後の割当帯域に設定されたONU20−1〜20−nを、前回送信時刻を設定したONU#sとして処理を行う。また、候補が複数ある場合には、たとえば識別番号が小さいものから順になどの所定の基準で複数の候補の中から1つの候補を選択する。
ついで、前回送信開始時刻を設定したONU#sの後方オーバヘッドと、選択したONU#tの先頭オーバヘッドを、オーバラップが許容される最大の範囲まで重なるように、ONU#tの割当帯域の送信開始時刻を設定する(ステップS402)。また、選択したONU#tに割当帯域に対応する送信時間も設定する(ステップS403)。
その後、OLT10に接続されるすべてのONU20−1〜20−nについて割当帯域のすべての送信開始時刻を設定したかを判定する(ステップS404)。送信開始時刻が未設定の割当帯域を有するONU20−1〜20−nがある場合(ステップS404でNoの場合)には、再びステップS401へと戻り、送信開始時刻が未設定の割当帯域を有するONU20−1〜20−nがなくなるまで上述した処理が繰り返し実行される。また、送信開始時刻が未設定の割当帯域を有するONU20−1〜20−nがない場合(ステップS404でYesの場合)には、送信開始時刻の算出処理を終了する。そして、以上によって、OLT10による帯域割当処理が終了する。
図8は、この実施の形態と従来例によるONUのバーストフレームの配置の例を模式的に示す図である。低レートONU#1,#2,#3のバーストフレーム31,32,33と高レートONU#4,#5,#6のバーストフレーム34,35,36とが交互に配置される従来例の場合に比べ、この実施の形態による配置方法では、ほぼ同じ長さのオーバヘッドを有するバーストフレームを続けて配置するようにしている。つまり、低レートONU#1,#2,#3のバーストフレーム31,32,33を続けて配置し、また、高レートONU#4,#5,#6のバーストフレーム34,35,36を続けて配置するようにしている。このようにすることで、バーストフレーム31〜36のオーバヘッドを効率的に相殺することができる。その結果、帯域利用効率を向上させることが可能となる。
なお、上述した説明では、帯域更新周期の分割処理において、各ONU20−1〜20−nの帯域要求量の重み付けを行う際の通信品質を表す数値として、各ONU20−1〜20−nに設定した最低帯域MinBWを用いたが、各ONU20−1〜20−nの帯域要求量の重み付けを行う際の通信品質を表す数値として、各ONU20−1〜20−nに設定された最大帯域MaxBWを用いて帯域更新周期の分割処理およびその他の帯域割当処理を行ってもよい。
この場合には、OLT10の帯域更新周期分割処理部13が、帯域分割処理を行う際に、低レートONUの帯域要求量を各ONUに設定された最大帯域で重み付けした和SLと、高レートONUの帯域要求量を各ONUに設定された最大帯域で重み付けした和SHとから、それぞれ和SL,SHの比を求め、これらの比に応じて帯域更新周期Wを高レートスロットWSHと低レートスロットWSLに分割する処理を行う。ここで、各ONU20−1〜20−nの帯域要求量に乗じている最大帯域量は、そのONU20−1〜20−nのデータ遅延に関する係数としての役割を果たしている。
また、図5の帯域更新周期分割処理のステップS202では、次式(11)に示されるように、低レートONU#iの帯域要求量ReqWiを、予めOLT10に設定された低レートONU#iの最大帯域MaxBWiを用いて重み付けを行い、低レートONUの帯域要求量の和SLに加算する処理を行う。
SL=SL+(ReqWi×MaxBWi) ・・・(11)
さらに、ステップS205では、次式(12)に示されるように、高レートONU#jの帯域要求量ReqWjを、予めOLT10に設定された高レートONU#jの最大帯域MaxBWjを用いて重み付けを行い、高レートONUの帯域要求量の和SHに加算する処理を行う。
SH=SH+(ReqWj×MaxBWj) ・・・(12)
このように、伝送レートの異なるONU20−1〜20−nに設定した最大帯域に着目して、伝送レートごとに、最大帯域による重み付けを行った帯域要求量の和の比として帯域更新周期を分割し、伝送レートごとに帯域割当契機を設けるようにすることによっても、帯域要求量通知方法によらずに伝送レートによる送信データ遅延を均一化することができるという効果を有する。
また、上述した帯域割当量算出処理の図6のステップS312では、残余帯域の割当処理を行う際に、割当帯域量が少ないスロット内の最も帯域割当量が少ないONUに対して残余帯域の割り当てを行っていたが、最も帯域割当量が少ないスロットの内、帯域を割り当てたONUに均等に分配しもよい。
すなわち、図6の帯域割当量の算出におけるステップS312において、残余帯域が少ないスロットを算出し、当該スロット内で帯域を割り当てた全てのONUに対して、残余帯域を等分に分け与えるようにしてもよい。
このように、残余帯域の割当量を最も帯域割当量が少ないスロットの内、帯域を割り当てたONUに均等に分配し、ONUのデータ送信契機における割当帯域を均等に活用させることで、同一スロット内のONU間のデータ遅延の公平性を保つことが可能となる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、伝送レートの異なるONU20−1〜20−nに設定された通信品質に関する属性(最低帯域や最大帯域)に着目して、伝送レートごとに、通信品質による重み付けを行った帯域要求量の和を求め、これらの比として伝送レートごとに帯域更新周期を分割し、伝送レートごとに帯域割当契機を設けるようにしたので、帯域要求量通知方法によらずに伝送レートによる送信データ遅延を均一化することができるという効果を有する。また、伝送レートの異なるONU20−1〜20−nのバーストフレームのオーバヘッド長の違いに着目して、オーバヘッド長が近いバーストフレームを続けて配置して、オーバヘッドの重なり量が大きくなるように割当帯域の送信開始時刻を設定するようにしたので、バーストオーバヘッドを効率的に相殺でき、帯域利用効率を向上することができるという効果も有する。
以上のように、この発明にかかる通信装置は、上位ネットワークと家庭や企業などの端末側とを1対多接続するアクセス系ネットワークの親局装置に有用である。

Claims (8)

  1. データ伝送レートの異なる複数の子局装置に接続され、前記複数の子局装置からの帯域要求量に基づいて、帯域更新周期における前記各子局装置に対してデータの送信開始時刻と送信時間を含む送信許可信号を作成して通知する通信装置において、
    前記データ伝送レートごとに必要な帯域要求量の比率を、前記子局装置からの前記帯域要求量と前記子局装置ごとに設定された通信品質に基づいて算出し、前記比率を用いて前記帯域更新周期を前記データ伝送レートごとのスロットに分割する帯域更新周期分割手段と、
    前記データ伝送レートのスロット内で、対応するデータ伝送レートを有する子局装置に帯域を割り当てる帯域割当量算出手段と、
    前記子局装置が送信するデータフレームのオーバヘッド長に基づいて、前記子局装置のデータの送信開始時刻と送信時間を設定する送信開始時刻設定手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記帯域更新周期分割手段は、前記子局装置ごとに設定された通信品質に関する数値を用いて前記子局装置ごとの帯域要求量に重み付けを行い、前記データ伝送レートごとに重み付けを行った前記帯域要求量の和を求め、それぞれの前記データ伝送レートごとの和の比率で前記帯域更新周期を分割することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信品質に関する数値は、前記子局装置ごとに設定された最低帯域または最大帯域であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記帯域割当量算出手段は、前記データ伝送レートごとに、前記データ伝送レートに対応するスロット内で割り当て可能な子局装置に割り当てて行き、余った帯域をまだ割当を行っていない他のデータ伝送レートに加算し、すべてのデータ伝送レートの割当処理を行った後の余りの帯域を、前記各データ伝送レートでの割当処理で割り当てることができなかった子局装置に割り当て、さらに余った残余帯域を所定の基準で選択される子局装置に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記帯域割当量算出手段は、前記残余帯域を、最も割当量が少ないデータ伝送レートのスロットの中の、最も帯域割当量が少ない子局装置に割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記帯域割当量算出手段は、前記残余帯域を、最も割当量が少ないデータ伝送レートのスロットの中の帯域が割り当てられている子局装置に均等に割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記送信開始時刻設定手段は、前記帯域更新周期内におけるバーストフレームの後方オーバヘッドとつぎのバーストフレームの先頭オーバヘッドとの重なり量の和が最大となるように、自通信装置に接続される全ての子局装置のバーストフレームの先頭オーバヘッド長と後方オーバヘッド長に基づいて、前記各子局装置の前記バーストフレームの送信開始時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 1台の親局装置とデータ伝送レートの異なる複数の子局装置とが接続された通信システムで、前記複数の子局装置からの帯域要求量に基づいて、帯域更新周期における前記各子局装置に対してデータの送信開始時刻と送信時間を含む送信許可信号を作成して通知する親局装置での帯域割当方法において、
    前記データ伝送レートごとに必要な帯域要求量の比率を前記子局装置ごとに設定された通信品質に基づいて算出し、前記比率を用いて前記帯域更新周期を前記データ伝送レートごとのスロットに分割する帯域更新周期分割工程と、
    前記データ伝送レートのスロット内で、対応するデータ伝送レートを有する子局装置に帯域を割り当てる帯域割当量算出工程と、
    前記子局装置が送信するデータフレームのオーバヘッド長に基づいて、前記子局装置のデータの送信開始時刻と送信時間を設定する送信開始時刻設定工程と、
    を含むことを特徴とする帯域割当方法。
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