JPWO2009063695A1 - 容量給電アンテナおよびそれを備えた無線通信機 - Google Patents
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Abstract
放射電極3と給電電極4が形成されている誘電体基体2は、複数の絶縁層7a〜7eが積層一体化したものである。この誘電体基体2の同じ絶縁層の面に放射電極3の開放端3Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yを形成する。また、放射電極3の開放端3Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yが形成されていない絶縁層の面に、浮き電極5を形成する。浮き電極5は、放射電極3の開放端3Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yの両方に共通に、絶縁層7a〜7eの積層方向に対向して放射電極3の開放端3Kと給電電極4の容量結合端部4Yとの両方との間に容量を形成するように形成する。
Description
本発明は、容量給電タイプの放射電極を備えた容量給電アンテナおよびそれを備えた無線通信機に関するものである。
図5には、容量給電アンテナの一形態例が模式的な斜視図により示されている(例えば、特許文献1、参照)。この容量給電アンテナ30は、誘電体基体31と、放射電極32と、給電電極33と、グランド電極34とを有して構成されている。この容量給電アンテナ30では、誘電体基体31は直方体状と成している。放射電極32は、前記誘電体基体31の図5に示す右端面31Rの下端から上方側に伸長形成され、さらに、誘電体基体31の上面31Uに回り込み、当該上面31Uの右端縁から左端縁に達するまでの途中まで伸長形成されている。当該伸長先端は開放端と成している。放射電極32は、信号の無線通信(送信や受信)を行うものである。この放射電極32の開放端から当該開放端の反対側の端部に至るまでの電気的な長さ(電気長)は、予め無線通信用として設定された周波数帯で放射電極32が共振動作できる長さとなっている。これにより、放射電極32は、予め定められた無線通信用の周波数帯で信号の無線通信を行う。
給電電極33は、その一端部が誘電体基体31の底面31Dに形成されている。給電電極33は、前記底面31Dから左端面31Lを介し、上面31Uにおける放射電極32の開放端と間隔を介して向き合う位置まで伸長形成されている。グランド電極34は、誘電体基体31の底面31Dにおいて、給電電極33の形成領域を避けたほぼ全面に形成されている。当該グランド電極34と、前記放射電極32における開放端の反対側の端部とは連接されている。
容量給電アンテナ30は上記のように構成されており、当該容量給電アンテナ30は、無線通信機の例えば回路基板の予め定められた搭載位置に配設される。これにより、給電電極33は、無線通信機の回路基板に形成されている無線通信用回路(高周波回路)35に電気的に接続される。また、グランド電極34は、無線通信機のグランドに接地される。このような状態で、無線通信用回路35から送信用の信号が給電電極33に供給されると、給電電極33と放射電極32との容量結合によって、送信用の信号が給電電極33から放射電極32に伝達される。これにより、放射電極32が励振して送信用の信号が無線送信される。また、無線の信号が到来して放射電極32が励振して信号を受信すると、当該受信信号は、給電電極33と放射電極32との容量結合によって、放射電極32から給電電極33に伝達され、さらに給電電極33から無線通信用回路35に伝達される。
ところで、放射電極32と給電電極33との間に形成される容量の大きさを調整することにより、放射電極32と、無線通信用回路35側とのインピーダンス整合を調整することができる。このことから、放射電極32と、無線通信用回路35側とのインピーダンス整合を図るために、放射電極32と無線通信用回路35との間に、より大きな容量が要求されることがある。しかしながら、放射電極32の長手方向の物理的な長さは、前記した電気長の設計条件によって変更が難しい。また、放射電極32と給電電極33との間の間隔を狭くすれば、前記容量を大きくできるが、製造上の精度の問題がある。つまり、放射電極32と給電電極33との間の間隔を狭くすることによって、放射電極32と給電電極33との間の容量を大きくすることは、製造上の精度の問題により困難である。また、放射電極32と給電電極33との向き合っている電極部分の大きさを拡大することで、放射電極32と給電電極33との間の容量を大きくすることができる。しかしながら、このようにすると、容量給電アンテナ30が大型化してしまうという問題が生じる。つまり、近年の無線通信機の小型化によって、当該無線通信機に内蔵される容量給電アンテナ30には、小型化が要求されているのにも拘わらず、容量給電アンテナ30が大型化してしまうという問題が生じてしまう。
上記したような問題点を解決するために、この発明は、次に示す構成を有して構成されている。すなわち、この発明の容量給電アンテナは、複数の絶縁層が積層一体化している基体と、当該基体の複数の絶縁層のうちの1つの層の面に開放端が形成されている放射電極と、当該放射電極の開放端と間隔を介した前記基体の絶縁層の面に形成されて前記放射電極の開放端と容量結合する容量結合端部を有する放射電極給電用の給電電極とを備えた容量給電アンテナであって、
前記放射電極の開放端、および、前記給電電極の容量結合端部との両方に共通に絶縁層の積層方向に対向させて放射電極の開放端との間に容量を形成すると共に給電電極の容量結合端部との間にも容量を形成する浮き電極が前記基体の放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部が形成されていない絶縁層の面に配設されており、当該浮き電極によって放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間に形成される容量が高められていることを特徴としている。
前記放射電極の開放端、および、前記給電電極の容量結合端部との両方に共通に絶縁層の積層方向に対向させて放射電極の開放端との間に容量を形成すると共に給電電極の容量結合端部との間にも容量を形成する浮き電極が前記基体の放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部が形成されていない絶縁層の面に配設されており、当該浮き電極によって放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間に形成される容量が高められていることを特徴としている。
また、本発明の無線通信機は、本発明における特徴的な構成を持つ容量給電アンテナが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、基体は複数の絶縁層を積層一体化して形成されており、放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との両方に共通に、前記基体の絶縁層の積層方向に対向させて、浮き電極が形成されている。この浮き電極は、放射電極の開放端との間に容量を形成すると共に、給電電極の容量結合端部との間にも容量を形成するものである。そのため、放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間には、当該放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間に形成される容量に加えて、放射電極の開放端と浮き電極との間の容量と、給電電極の容量結合端部と浮き電極との間の容量とが形成されている状態となる。これにより、この発明では、放射電極の開放端や給電電極の容量結合端部の形成位置や、形状等を変化させることなく、放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間の容量を容易に増加することができる。また、浮き電極の設計に対する制約は緩い(つまり、設計の自由度が高い)。したがって、当該浮き電極の大きさ等を適宜調整できて、放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間の容量を要求通りの大きさに調整することが容易にできる。すなわち、この発明によれば、容量給電アンテナの大型化を回避しつつ、放射電極と給電電極との間に要求に合った大きな容量を精度良く持たせることが可能となる。
1,10,20 容量給電アンテナ
2 誘電体基体
3,11,21 放射電極
4 給電電極
5 浮き電極
7a〜7e 絶縁層
2 誘電体基体
3,11,21 放射電極
4 給電電極
5 浮き電極
7a〜7e 絶縁層
以下に、この発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
図1aには、本発明に係る第1実施例の容量給電アンテナが模式的な斜視図により示されている。図1bには、図1aの容量給電アンテナの模式的な分解図が示されている。この第1実施例の容量給電アンテナ1は、基体としての誘電体基体2と、放射電極3と、給電電極4と、浮き電極5とを有して構成されている。誘電体基体2は直方体状と成し、当該誘電体基体2は、複数(図1bの例では5層)の絶縁層7a〜7eを積層一体化して構成されている。放射電極3は、その誘電体基体2の底面2Dから側面2Lを介し、上面(換言すれば、最上層7eの上面)2Uに形成されている。放射電極3は、例えば銅電極ペーストを塗布することにより伸長形成されている。放射電極3の伸長先端3Kは開放端と成し、当該開放端3Kの反対側の端部3Gはグランド接地端と成している。この放射電極3のグランド接地端3Gから開放端3Kまでの物理的な長さは、予め定められた無線通信用の周波数帯で共振動作するための電気長に基づいて設定されている。
給電電極4は、誘電体基体2の底面2Dから側面2Rを介し、上面(最上層7eの上面)2Uに伸長形成されている。なお、図1b等の各分解図において、給電電極4は、絶縁層(図1bでは7e)の上面に形成された部分のみを図示する。給電電極4の伸長先端部4Yは、放射電極3の開放端3Kと間隔を介して配設され、当該給電電極4の伸長先端部4Yは、放射電極3の開放端3Kと容量結合する容量結合端部と成している。また、給電電極4の容量結合端部4Yの反対側の端部4Xは、無線通信機の無線通信用回路8に電気的に接続する回路接続端部と成している。
浮き電極5は、放射電極3の開放端3Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yに共通に、絶縁層7a〜7eの積層方向に対向させて形成されている。また、浮き電極5は、放射電極3の開放端3Kと給電電極4の容量結合端部4Yとの両方との間に容量を形成するように形成されている。浮き電極5は、放射電極3の開放端3Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yが形成されていない絶縁層7dの上面(つまり、誘電体基体2の内部)に形成されている。この浮き電極5が設けられていることによって、この第1実施例の容量給電アンテナ1においては、放射電極3の開放端3Kと給電電極4の容量結合端部4Yとの間には、次のように容量が形成されている。つまり、容量給電アンテナ1は、放射電極3の開放端3Kと給電電極4の容量結合端部4Yとの間に直接的に形成される容量C3-4に加えて、放射電極3の開放端3Kと浮き電極5との間に形成される容量C3-5と、給電電極4の容量結合端部4Yと浮き電極5との間に形成される容量C4-5との容量直列接続回路が、前記容量C3-4に並列的に設けられている状態となる。ここで、放射電極3と無線通信用回路8側とが良好にインピーダンス整合できる大きさが要求されると、浮き電極5の大きさ等は、放射電極3の開放端3Kと給電電極4の容量結合端部4Yとの間に形成される容量の大きさが前記要求される容量の大きさを得ることができるように形成される。具体的には、浮き電極5の大きさ等は、前記容量C3-4の大きさや、誘電体基体2の誘電率や、絶縁層7eの層の厚み(つまり、放射電極3の開放端3Kとの間の間隔や、給電電極4の容量結合端部4Yとの間の間隔)等を考慮して設定されている。
以下に、第2実施例を説明する。なお、この第2実施例の説明において、第1実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図2aには、第2実施例の容量給電アンテナが模式的な分解図により示されている。図2bには、図2aの容量給電アンテナを上方側から見た平面図が示されている。この第2実施例の容量給電アンテナ10の放射電極11は、ヘリカル状部位12と、当該ヘリカル状部位12よりも開放端11K側の面状の開放端側部位13と、ヘリカル状部位12よりもグランド接地端側のグランド接続側部位14とを有して構成されている。
ヘリカル状部位12は、誘電体基体2の絶縁層7eの上面に配列形成されている複数の線状の電極部位15a〜15cと、絶縁層7eとは異なる絶縁層7aの上面に配列形成されている複数の線状の電極部位16a〜16cと、ビアホール17a〜17fとを有する。ビアホール17a〜17fは、電極部位15a〜15cと電極部位16a〜16cとの、予め定められた接続相手同士を電気的に接続する。このヘリカル状部位12では、全ての線状の電極部位15a〜15c,16a〜16cは、ビアホール17a〜17fによって一続きに電気的に接続されて、ヘリカル状の電流経路が形成されている。このヘリカル状部位12のグランド接地端側の端部は、グランド接続側部位14に連接されている。そのグランド接続側部位14は、そのヘリカル状部位12との連接部分から誘電体基体2の図2a、図2bに示す左端面に伸長形成され、さらに、左端面を下方側に伸長形成して底面側に回り込み形成されている。当該底面に回り込み形成されたグランド接続側部位14の端部が、グランド接地端と成している。
また、ヘリカル状部位12の開放端側の端部は、開放端側部位13に連接されている。その開放端側部位13は、絶縁層7eの上面に形成されており、当該開放端側部位13は、放射電極11の開放端11Kと成す端部を有する。その放射電極11の開放端11Kと間隔を介して向き合う絶縁層7eの上面部分に、給電電極4の容量結合端部4Yが形成されている。第2実施例も、第1実施例と同様に、浮き電極5を有する。浮き電極5は、前記放射電極11の開放端11Kと、給電電極4の容量結合端部4Yとの両方との間に容量を形成するものであり、絶縁層7dの上面に形成されている。
第2実施例は、放射電極11がヘリカル状部位12を有する構成を備えることによって、誘電体基体2を大型化することなく、放射電極11の電気長を長くすることができる。換言すれば、予め定められた設定の電気長を持つ放射電極11を形成するのに必要な誘電体基体2の大きさが小さくなるので、容量給電アンテナ10の小型化を図ることができる。
以下に、第3実施例を説明する。なお、この第3実施例の説明において、第1や第2の実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図3aには、第3実施例の容量給電アンテナが模式的な分解図により示されている。図3bには、図3aの容量給電アンテナを上方側から見た平面図が示されている。この第3実施例の容量給電アンテナ20の放射電極21は、第2実施例に示した放射電極11と同様に、ヘリカル状部位12を有する構成である。ただし、この第3実施例では、そのヘリカル状部位12を構成する電極部位15a〜15cと電極部位16a〜16cとの、予め定められた接続相手同士を電気的に接続するためのビアホールを設けてはいない。第3実施例は、ビアホールの代わりに、基体2の図3aに示す前側の側面に、複数の側面電極22a〜22cを形成し、基体2の後側の側面にも複数の側面電極(図示せず)を形成している。それら側面電極は、例えば銅電極ペーストを塗布するDip工法等によって形成されている。当該側面電極によって、全ての線状の電極部位15a〜15c,16a〜16cは一続きに電気的に接続されてヘリカル状の電流経路が形成されている。
この第3実施例の容量給電アンテナ20における上記以外の構成は、第2実施例と同様であり、この第3実施例においても、放射電極21の開放端21Kと、給電電極4の容量結合端部4Yとの両方との間に容量を形成する浮き電極5が絶縁層7dの上面に形成されている。
以下に、第4実施例を説明する。この第4実施例は無線通信機に関するものである。当該第4実施例の無線通信機において特徴的なことは、第1実施例の容量給電アンテナ1、又は、第2実施例の容量給電アンテナ10、又は、第3実施例の容量給電アンテナ20が設けられていることである。無線通信機の構成には様々な構成があり、この第4実施例の無線通信機は、上記特徴的な構成以外の構成は何れの無線通信機の構成を有していてもよく、その説明は省略する。
なお、この発明は第1〜第4の各実施例に示した形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得るものである。例えば、第1〜第4の各実施例では、放射電極3,11,21の開放端3K,11K,21Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yは、誘電体基体2の絶縁層7eの上面に形成されていた。しかし、例えば、図4a、図4bに示されるように、放射電極3,11,21の開放端3K,11K,21Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yは、誘電体基体2の絶縁層7e以外の絶縁層(図4a、図4bの例では、絶縁層7d)の上面に形成されていてもよい。また、浮き電極5の形成位置は、その放射電極3,11,21の開放端3K,11K,21Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yの形成位置に関連付けられて設定されるものである。つまり、浮き電極5の形成位置は、第1〜第4の各実施例で示した絶縁層7dの上面に限定されるものではなく、放射電極3,11,21の開放端3K,11K,21Kおよび給電電極4の容量結合端部4Yが形成されていない絶縁層であればよい。例えば、浮き電極5は、図4aに示されるように、絶縁層7eの上面(つまり、誘電体基体2の上面)に形成してもよい。また、浮き電極5は、図4bに示されるように、絶縁層7cの上面に形成してもよい。
さらに、例えば、第1〜第4の各実施例では、誘電体基体2は5層の絶縁層7a〜7eにより構成されていた。しかし、誘電体基体2を構成する絶縁層の積層数は複数であればよく、5層に限定されるものではない。前記絶縁層の積層数は、例えば放射電極3,11,21に対して要求されている電気長や、誘電体基体2の製造手法や、誘電体基体2の予め設定された厚み等を考慮して適宜設定されるものである。
さらに、第2や第3の各実施例では、ヘリカル状部位12を構成している線状の電極部位15a〜15cは絶縁層7eに、また、電極部位16a〜16cは絶縁層7aに、それぞれ形成されていた。しかし、それら電極部位15a〜15cと、電極部位16a〜16cとは、それぞれ互いに異なる絶縁層の面に形成されていれば、それら電極部位を形成する絶縁層は限定されるものでない。また、放射電極11,21のヘリカル状部位12の巻回数は3回であった。しかし、そのヘリカル状部位12の巻回数は、放射電極11,21の予め定められた設定の電気長に基づいて適宜に設定されるものであり、3回に限定されるものではない。さらに、ヘリカル状部位12は全体にわたって均等な巻きではなく、密な巻き部分と疎な巻き部分を有する形態であってもよい。このようにヘリカル状部位12の形態は図2や図3の形態に限定されるものではない。
本発明において特有な構成を備えることによって、大型化を回避しつつ、放射電極と給電電極との間の容量を大きくすることが容易な容量給電アンテナにできるので、本発明は、例えば、携帯電話機や携帯端末機等の無線通信機器に適用することが可能である。
Claims (4)
- 複数の絶縁層が積層一体化している基体と、当該基体の複数の絶縁層のうちの1つの層の面に開放端が形成されている放射電極と、当該放射電極の開放端と間隔を介した前記基体の絶縁層の面に形成されて前記放射電極の開放端と容量結合する容量結合端部を有する放射電極給電用の給電電極とを備えた容量給電アンテナであって、
前記放射電極の開放端、および、前記給電電極の容量結合端部との両方に共通に絶縁層の積層方向に対向させて放射電極の開放端との間に容量を形成すると共に給電電極の容量結合端部との間にも容量を形成する浮き電極が前記基体の放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部が形成されていない絶縁層の面に配設されており、当該浮き電極によって放射電極の開放端と給電電極の容量結合端部との間に形成される容量が高められていることを特徴とする容量給電アンテナ。 - 放射電極は、複数の絶縁層の各面に互いに間隔を介して配列形成されている複数の線状の電極部位と、異なる絶縁層に形成されている予め定められた接続相手同士の線状の電極部位間を電気的に接続する複数のビアホールとを有し、前記全ての線状の電極部位は前記ビアホールによって一続きに電気的に接続されてヘリカル状の電流経路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容量給電アンテナ。
- 放射電極は、複数の絶縁層の各面に互いに間隔を介して配列形成されている複数の線状の電極部位と、基体の側面に形成されて異なる絶縁層に形成されている予め定められた接続相手同士の線状の電極部位間を電気的に接続する複数の側面電極とを有し、前記全ての線状の電極部位は前記側面電極によって一続きに電気的に接続されてヘリカル状の電流経路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容量給電アンテナ。
- 請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の容量給電アンテナが設けられていることを特徴とする無線通信機。
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