JP4692677B2 - アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型電話機等の無線通信装置に設けられるアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置に関するものである。
図9には、アンテナ構造の一例が模式的な斜視図により示されている(例えば特許文献1、参照)。このアンテナ構造40は、アンテナ素子41を有している。当該アンテナ素子41は、誘電体基体42と給電放射電極43とを有して構成されている。給電放射電極43は、誘電体基体42に形成されており、アンテナとして機能する。給電放射電極43にはスリットSが形成されている。当該スリットSによって、給電放射電極43は、スリットSが無い場合に比べて、給電放射電極43の電流経路の一端側と成す給電部Qから他端側の開放端Kまでの電気的な長さ(電気長)が長くなっている。このように、電気長を長くすることにより、給電放射電極43の小型化を図りながら、予め定められた無線通信用の周波数帯で共振動作する電気長を給電放射電極43に持たせることができる。
アンテナ素子41は、例えば無線通信装置の回路基板44の非グランド領域Zpに搭載される。回路基板44は、グランド電極45が形成されているグランド領域Zgと、グランド電極45が形成されていない非グランド領域Zpとを有している。前記アンテナ素子41は、非グランド領域Zpに搭載されている。アンテナ素子41が非グランド領域Zpの予め定められた位置に搭載されることにより、給電放射電極43の給電部Qが、回路基板44に設けられている給電用線路46を介して、無線通信用回路47に電気的に接続される。
アンテナ構造40では、例えば、無線通信用回路47から無線送信用の信号が給電放射電極43に供給されると、給電放射電極43が共振動作して無線送信用の信号が無線送信される。また、信号が到来して給電放射電極43が共振して信号を受信すると、当該受信信号は給電放射電極43から無線通信用回路47に伝達される。
特開2006−203446号公報 特開平11−122024号公報 特開2003−78322号公報
ところで、近年、特に無線通信機能付き携帯移動端末(例えば携帯型電話機)等の無線通信装置に対して、小型化の要求がある。この要求によって、アンテナ構造にも、小型化が要求されている。この要求に応じて、アンテナ素子41を小型化しようとすると、必然的に、給電放射電極43も小型化しなければならない。しかしながら、給電放射電極43をそのまま小型化すると、電気長不足によって給電放射電極43の共振周波数を要望の周波数まで下げることができない。そうなると、給電放射電極43は予め定められた無線通信用の周波数帯での無線通信を行うことができなくなる。このため、給電放射電極43の小型化を図るときには、電気長を長くするための手段を講じる必要が出てくる。
例えば、その一例として、給電放射電極43の形状をミアンダ状等にして、給電部Qから開放端Kに至るまでの物理的な長さを長くすることにより、電気長を長くする手段がある。この手段を講じる場合には、給電放射電極43の形状が複雑なものとなり、また、給電放射電極43の経路幅が狭くなる。そのように経路幅が狭くなると、導電損が増加してアンテナ効率が悪化するという問題が発生してしまう。また、形状が複雑化することによって、給電放射電極43の共振周波数の調整が難しいという問題も生じる。
また、アンテナ構造40の構成では、小型化に関する問題の他に、次に示すような問題もある。つまり、アンテナ素子41は、回路基板44に搭載されるので、回路基板44に必須のグランド電極45の近傍に配置されることとなる。そうすると、給電放射電極43の電界がグランド電極45に引き寄せられてQ値が高くなる。そのため、無線通信の周波数帯域の広帯域化が難しいという問題がある。
また、例えば、無線通信装置(例えば携帯型電話機)を把持している手や、操作している手が給電放射電極43の近くに配置されることがある。そうすると、手はグランドであることから、給電放射電極43との間に浮遊容量を形成しやすい。その浮遊容量に起因して、アンテナ特性が変動・劣化して、無線通信に対する信頼性を損ないやすいという問題がある。
本発明は、次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、本発明のアンテナ構造は、
アンテナとして機能する給電放射電極が誘電体基体に設けられて構成されたアンテナ素子を有し、
当該アンテナ素子は、グランド電極が形成されているグランド領域と、グランド電極が形成されていない非グランド領域とを有する基板に、少なくとも一部を非グランド領域に配置した態様で支持されている構成を備えたアンテナ構造であって、
給電放射電極は、その給電部に導通接続されて前記非グランド領域側であって前記基板の外向きとなる誘電体基体側面に周長方向に沿って伸長形成されている途中経路部と、当該途中経路部の終端から誘電体基体の表面を一旦途中経路部から離れる方向に伸長した後に途中経路部側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成され伸長先端の開放端を前記途中経路部と前記基板の外向きとなる誘電体基体側面の同じ面で間隔を介して並設させている開放端側経路部とを有して構成されており、
誘電体基体は、前記給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する基体部位を含む複数の基体部位の複合体と成しており、前記開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する基体部位は、他の基体部位の誘電率よりも高い誘電率を持つ誘電体材料によって形成されていることを特徴としている。
また、本発明のアンテナ構造は、
アンテナとして機能する給電放射電極が誘電体基体に設けられて構成されたアンテナ素子を有し、
当該アンテナ素子は、グランド電極が形成されているグランド領域と、グランド電極が形成されていない非グランド領域とを有する基板に少なくとも一部を非グランド領域に配置した態様で支持されている構成を備えたアンテナ構造であって、
給電放射電極は、その給電部に導通接続されて前記非グランド領域側であって前記基板の外向きとなる誘電体基体側面に周長方向に沿って伸長形成されている途中経路部と、当該途中経路部の終端から誘電体基体の表面を一旦途中経路部から離れる方向に伸長した後に途中経路部側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成され伸長先端の開放端を前記途中経路部と前記基板の外向きとなる誘電体基体側面の同じ面で間隔を介して並設させている開放端側経路部とを有して構成されており、
当該給電放射電極の開放端と前記途中経路部との並設の間隔領域には、誘電体基体よりも誘電率の高い誘電体材料が形成されていることをも特徴としている。
また、本発明の無線通信装置は、本発明において特徴的な構成を持つアンテナ構造が設けられていることを特徴としている。
本発明において、給電放射電極の開放端と途中経路部とは、間隔を介して並設され、当該開放端と途中経路部との間には容量が形成されている。開放端は給電放射電極の中で最も電界の強い部分である。そのため、当該開放端と途中経路部との間に容量を形成することにより、給電放射電極の持つキャパシタンス成分の大きさを効果的に大きくすることができて、電気長を長くできる。これにより、本発明は、給電放射電極の共振周波数を大幅に下げることが可能である。
また、本発明は、以下に述べるいずれかの構成を備えている。つまり、本発明の1つの形態は、開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する誘電体基体部位が、他の誘電体基体部位よりも高い誘電率を持つ誘電体材料によって形成されている構成を備えている。また、本発明の別の形態は、前記間隔領域に、誘電体基体よりも誘電率の高い誘電体材料が形成されている構成を備えている。これらの構成を備えることにより、本発明は、開放端と途中経路部との間の容量をより一層大きくでき、電気長を長くでき、給電放射電極の共振周波数を下げることができる。このため、本発明は、電気長不足の問題を緩和できて、給電放射電極の小型化を促進させることが容易となる。
ところで、本発明において、給電放射電極は複数の共振周波数を有している。そして、それら複数の共振周波数のうち、最も周波数の低い基本共振周波数の共振動作である基本モードと、基本共振周波数よりも高い高次共振周波数の共振動作である高次モードとを利用して、一つの給電放射電極で複数の周波数帯での無線通信を行う場合がある。
高次共振周波数と基本共振周波数との間には、高次共振周波数が、ほぼ基本共振周波数の整数倍の周波数であるという関係がある。この関係から、基本共振周波数を下げると、それに伴って高次共振周波数も下がる。また、給電放射電極の共振周波数の調整は、一般に、給電放射電極のインダクタンス成分を変化させたり、キャパシタンス成分を変化させたりして行われるが、給電放射電極のインダクタンス成分の変化に対する高次共振周波数の変化率は、基本共振周波数の変化率に比べて大きい。
このため、例えば小型化による電気長不足を解消するために、給電放射電極のインダクタンス成分を変化させて共振周波数を調整すると、以下の問題が生じる。つまり、給電放射電極のインダクタンス成分を大きくし、電気長を長くすることによって基本共振周波数を目的の周波数まで下げると、トップローディングの問題が生じる。このトップローディングは、高次共振周波数が周波数変動の許容範囲を越えて下がり過ぎてしまうことである。
これに対して、本発明では、開放端と途中経路部との間の容量を大きくすることにより、給電放射電極のキャパシタンス成分を大きくし、共振周波数を下げることが容易にできる構成である。つまり、本発明は、給電放射電極のキャパシタンス成分の調整によって共振周波数を調整することにより、前記トップローディングの問題を抑制することができる。このことも、本発明が、給電放射電極の小型化に寄与する重要な要素である。
また、本発明の構成では、開放端と途中経路部との並設の間隔領域の誘電率の調整が容易である。そのため、開放端と途中経路部との間の容量調整による給電放射電極の共振周波数の調整が容易となる。さらに、本発明は、開放端と途中経路部との間の容量を増大させることで給電放射電極の共振周波数を下げられる。そのため、本発明は、給電放射電極を、例えばミアンダ状などの複雑な形状に形成しなくとも済むこととなる。つまり、本発明は、給電放射電極の経路幅を細くしなくて済むので、電流集中が緩和されて導電損(ロス)を抑制することができ、アンテナ効率を向上させることができる。
さらに、本発明においては、給電放射電極の中で最も電界の強い部分である開放端が、グランド領域から離れた非グランド領域側の誘電体基体側面(又は、グランド領域から離れた非グランド領域側の誘電体フィルムの端部領域)に設けられている。その上、本発明は、前記開放端と途中経路部との間に、容量を形成する構成である。そのため、本発明は、給電放射電極からグランド電極に引き寄せられる(捕捉される)電界を大幅に軽減することができる。このため、本発明においては、Q値が下がって周波数帯域を広帯域化できるため、アンテナ効率を高めることができる。
さらにまた、本発明は、給電放射電極の中で最も電界の強い部分である開放端が、途中経路部との間に容量を形成する構成である。そのため、例えば無線通信装置を操作している人の手が、給電放射電極の近傍に近付いても、給電放射電極と、その手との間の浮遊容量を小さく抑制することができる。これにより、本発明は、人の手等に起因したアンテナ特性の変動・劣化を防止することができて、無線通信の信頼性を高めることができる。
さらに、誘電体基体が樹脂により構成されているものにあっては、例えば、給電放射電極が導体板により構成されている場合に、その給電放射電極を誘電体基体にインサート成形により一体成形することができる。したがって、この場合、アンテナ素子の製造が容易であり、給電放射電極を誘電体基体に熱溶着することや、接着接合することも容易にできる。
ところで、給電放射電極を、めっきにより構成する場合には、樹脂から成る誘電体基体は、給電放射電極を形成する部分が易めっき性樹脂により構成されている必要がある。このことから、誘電体基体全体を易めっき性樹脂により構成することが考えられる。しかしながら、易めっき性樹脂は低誘電率であり、給電放射電極の開放端と途中経路部との間の容量を満足に高めることはできない。
そこで、本発明の、給電放射電極をめっきにより形成する場合の1つの形態は、給電放射電極が形成される誘電体基体表面部分を、低誘電率(例えば比誘電率6未満)の易めっき性樹脂により形成し、それ以外の大部分の誘電体基体部分を、高誘電率(例えば比誘電率6以上)の難めっき性樹脂により形成している。このように、易めっき性樹脂と難めっき性樹脂とを組み合わせて形成することで、開放端と途中経路部との間の間隔領域には、当該開放端と途中経路部との間の容量を高める高誘電率の誘電体材料が形成されている構成とすることができる。
また、本発明の別の形態は、給電放射電極が形成される誘電体基体表面部分を低誘電率の易めっき性樹脂により形成し、開放端と途中経路部との間の間隔領域を、上記低誘電率の易めっき性樹脂よりも誘電率の高い難めっき性樹脂により形成し、それ以外の大部分の誘電体基体部分を、低誘電率の難めっき性樹脂により形成する。この形態は、開放端と途中経路部との間の間隔領域に、当該開放端と途中経路部との間の容量を高める高誘電率の誘電体材料が形成されている構成である。この構成においては、樹脂から成る誘電体基体に、めっきにより給電放射電極を形成することができる。さらに、この構成においては、給電放射電極の開放端と途中経路部との間の間隔領域に、開放端と途中経路部との間の容量を高めることができる誘電体材料を配設することができる。さらに、この構成においては、それ以外の部分が低誘電率の樹脂であるため、グランドへの電界の捕捉を軽減できる。
さらに、誘電体基体には、給電放射電極に加えて、無給電放射電極が形成されている構成のものにあっては、給電放射電極と無給電放射電極との複共振状態によって、無線通信の周波数帯域の広帯域化を図ることができて、アンテナ特性を向上させることができる。
また、誘電体基体には、給電放射電極と無給電放射電極との間の間隔領域に、給電放射電極と無給電放射電極との電磁結合状態を調整するための誘電率を持つ誘電体材料が設けられている構成を備えることによって、以下の効果を奏する。つまり、この構成によると、給電放射電極と無給電放射電極との電磁結合状態を簡単に調整することができて、アンテナ素子の入力インピーダンスを容易に調整できる。したがって、アンテナ素子と、当該アンテナ素子に電気的に接続される無線通信用回路側とのインピーダンス整合がとりやすくなって、アンテナ効率の向上を図ることが容易となる。これにより、この構成の発明は、より一層良好なアンテナ特性を得ることができる。
さらに、アンテナ素子が、基板に固定されるのに代えて、基板を収容配置する筐体の内壁面に支持固定されている構成を備える本発明は、基板にアンテナ素子を配設しないことにより、基板の部品実装面積の拡大を図ることができる。また、基板よりも筐体の方がアンテナ素子の設置スペースを確保し易いので、アンテナ素子の大きさに対する制約を緩和することができる。さらに、給電放射電極を誘電体フィルムに形成する構成とすることによって、アンテナ素子の薄型化を図ることができる。
第1実施例のアンテナ構造を説明するための斜視図である。 第1実施例のアンテナ構造を、図1aの後方側から見た斜視説明図である。 第1実施例のアンテナ構造を分解状態で説明する斜視図である。 第1実施例のアンテナ構造の変形例を説明するための図である。 第2実施例のアンテナ構造を構成する誘電体基体の一形態例を前方側から見た斜視説明図である。 第2実施例のアンテナ構造を構成する誘電体基体の一形態例を後方側から見た斜視説明図である。 第3実施例のアンテナ構造を構成する誘電体基体の一形態例を前方側から見た斜視説明図である。 第3実施例のアンテナ構造を構成する誘電体基体の一形態例を後方側から見た斜視説明図である。 第4実施例のアンテナ構造を前方側から見た斜視説明図である。 第4実施例のアンテナ構造を後方側から見た斜視説明図である。 第5実施例を説明するための、アンテナ構造を下側から見た図である。 第5実施例におけるアンテナ素子と基板との接続構成例を示す図である。 第6実施例を説明するための斜視図である。 第6実施例を説明するための断面図である。 その他の実施例を説明するための図である。 さらにその他の実施例を説明するための図である。 アンテナ構造の一従来例を説明するための図である。
符号の説明
1 アンテナ構造
2 アンテナ素子
3 基板
4 グランド電極
5 無線通信用回路
6 誘電体基体
7 給電放射電極
8 高誘電率の誘電体材料
11 途中経路部
12 開放端側経路部
13,30 高誘電率シート
14 高誘電率の難めっき性樹脂
15 低誘電率の易めっき性樹脂
16 低誘電率の難めっき性樹脂
18 無給電放射電極
24 電磁結合状態調整用の誘電体材料
26 筐体
28 誘電体フィルム
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
図1aには、第1実施例のアンテナ構造が、模式的な斜視図により示されている。図1bには、図1aの後方側から見たアンテナ構造の模式的な斜視図が示されている。図1cには、図1aのアンテナ構造の模式的な分解図が示されている。この第1実施例のアンテナ構造1は、アンテナ素子2と、基板3とを有して構成されている。基板3は、携帯型電話機等の無線通信装置の回路基板である。当該基板3は、グランド電極4が形成されているグランド領域Zgと、グランド電極4が形成されていない非グランド領域Zpとを有する。この第1実施例では、非グランド領域Zpは、基板3の片端側に形成されている。また、基板3には、無線通信用回路(高周波回路)5が形成されている(図1b、参照)。
アンテナ素子2は、基板3の非グランド領域Zpに搭載(表面実装)されている。当該アンテナ素子2は、誘電体基体6と、給電放射電極7とを有して構成されている。誘電体基体6は直方体状と成している。当該誘電体基体6には、図1cに示される領域Aの表面部分に、高誘電率の誘電体材料8が形成されている。換言すれば、この第1実施例では、誘電体基体6は、領域Aの表面部分を構成する基体部位と、それ以外の基体部位との複合体と成している。領域Aは、給電放射電極7の特定部位に関係付けて設定されており、この特定部位については後述する。
この第1実施例では、誘電体基体6を構成する誘電体材料は、比誘電率が6未満の樹脂である。この誘電体材料の例は、例えば、比誘電率が6未満のグレードのLCP(液晶ポリエステル樹脂)やSPS(シンジオタクチック・ポリスチレン樹脂)である。また、誘電体基体6の領域Aの表面部分に形成される高誘電率の誘電体材料8は、比誘電率が6以上の複合樹脂である。この高誘電率の誘電体材料の例は、例えば、比誘電率が6以上のグレードを持つLCPやSPSにセラミックス粉末を混合したものである。当該高誘電率の誘電体材料8は、誘電体基体6の表面部分に埋設されている。この高誘電率の誘電体材8の厚みは、例えば1mm程度であり、誘電体基体6の大きさに対して薄いものである。
前記給電放射電極7は、導体板により構成されている。当該給電放射電極7は、誘電体基体6の表面に、インサート成形技術や、熱溶着手法や、接着接合手法等によって、接合一体化されている。この給電放射電極7は、誘電体基体6の前面6fに形成されている部分と、誘電体基体6の天面6tに形成されている部分と、当該天面6tに形成されている部分から後面6bに延設されている部分とを有している。給電放射電極7の後面6bに延設されている伸長先端部が給電部Qと成し、当該給電部Qは無線通信用回路5に電気的に接続されている。給電放射電極7には、スリットSが形成されて電流経路が規制されている。その電流経路に基づいて、給電放射電極7は、給電部側経路部10と、途中経路部11と、開放端側経路部12とに分けられる。
給電部側経路部10は、給電部Qから誘電体基体6の後面6bと天面6tを通って、前面6fに伸長形成されている給電放射電極部位である。なお、前面6fは、グランド領域Zgから離れている非グランド領域Zp側の側面である。途中経路部11は、給電部側経路部10の終端から誘電体基体6の前面6fを周長方向(換言すれば前面6fの下辺に沿う方向)に伸長形成されている給電放射電極部位である。開放端側経路部12は、途中経路部11の終端から誘電体基体6の表面を途中経路部11から離れる方向に一旦伸長形成した後に、途中経路部11側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成されている給電放射電極部位である。当該伸長先端は給電放射電極7の開放端Kと成し、この開放端Kは途中経路部11と間隔を介して並設されている。
前述した誘電体基体6の領域Aは、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域となる領域である。この領域Aは、前述したように、当該領域A以外の誘電体基体部位の誘電率よりも高い誘電率の誘電体材料によって形成されている。このため、第1実施例は、領域Aが他の誘電体基体部位と同じ誘電率である構成に比べて、開放端Kと途中経路部11との間に形成される容量の大きさを大きくすることができる。
なお、この第1実施例では、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域に形成される高誘電率の誘電体材料は、誘電体基体6の表面部分に埋設されて、誘電体基体6の一部(誘電体基体6を構成する一つの部位)と成している。しかしながら、例えば、その高誘電率の誘電体材料は、誘電体基体6の一部と成すのに代えて、以下のようにしてもよい。つまり、高誘電率の誘電体材料は、図2のモデル図に示されるような、シート状の部材(高誘電率シート)13としてもよい。この高誘電率シート13は、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域の表面上に、例えば接着剤により接合される。この場合にも、前記高誘電率シート13によって、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との間の容量を大きくすることができる。
また、この第1実施例では、給電放射電極7は導体板により構成されていた。しかし、給電放射電極7は、例えば、樹脂から成るフィルム上に導体膜により形成されてフィルムアンテナを構成し、当該フィルムアンテナが誘電体基体6に接着接合されている構成としてもよい。
以下に、第2実施例を説明する。なお、この第2実施例の説明において、第1実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施例では、給電放射電極7は、めっきにより形成されている。図3aには、第2実施例における誘電体基体6を前方側から見た状態が模式的に示されている。図3bには、図3aの誘電体基体6を後方側から見た状態が模式的に示されている。これらの図に示されるように、誘電体基体6は、高誘電率の難めっき性樹脂14から成る基体部位と、低誘電率の易めっき性樹脂15から成る基体部位との複合体である。低誘電率の易めっき性樹脂15は、給電放射電極形成領域の表面部分を構成している。高誘電率の難めっき性樹脂14は、それ以外の大部分の誘電体基体部分を構成している。高誘電率の難めっき性樹脂14は、例えば、比誘電率が6以上を有して、めっきによる導体膜が形成し難い誘電体材料である。難めっき性樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、SPS等を挙げることができる。そのような樹脂に、誘電率を高めるための、例えばセラミックス粉等を含有させることで、比誘電率を例えば6以上に高めることができる。また、低誘電率の易めっき性樹脂15は、例えば比誘電率が6未満であって、めっきによる導体膜が形成し易い誘電体材料である。易めっき性樹脂としては、例えば、上述したような難めっき性樹脂に、無電解めっき用触媒を混合させて、易めっきの性質を持たせた樹脂を挙げることができる。
この第2実施例は、上記のように誘電体基体6が構成されていることによって、以下のような特徴を有する。つまり、誘電体基体6をめっきのための液中に浸漬させたときに、誘電体基体6には、易めっき性樹脂15が形成されている部分の表面のみにめっきによる導体膜が形成されて給電放射電極7が形成される。ここで、給電放射電極7のスリットSの形成領域は、難めっき性樹脂14により構成されているので、導体膜が形成されずスリットSとなる。そして、その難めっき性樹脂14が、高誘電率の誘電体材料であることから、第2実施例においても、第1実施例と同様の、以下の構成が形成される。つまり、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域には、開放端Kおよび途中経路部11が形成されている誘電体基体部分の易めっき性樹脂14よりも高い誘電率の誘電体材料が配置される構成となる。
この第2実施例のアンテナ構造1における上記以外の構成は、第1実施例と同様である。
以下に、第3実施例を説明する。なお、この第3実施例の説明において、第1や第2の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施例では、給電放射電極7は、めっきにより構成されている。また、図4aには、第3実施例における誘電体基体6を前方側から見た状態が模式的に示されている。図4bには、図4aの誘電体基体6を後方側から見た状態が模式的に示されている。これらの図に示されるように、誘電体基体6は、高誘電率の難めっき性樹脂14から成る基体部位と、低誘電率の易めっき性樹脂15から成る基体部位と、低誘電率の難めっき性樹脂16から成る基体部位との複合体である。なお、ここで、高誘電率の樹脂は、例えば比誘電率が6以上である樹脂であり、低誘電率の樹脂は、例えば比誘電率が6未満である樹脂である。高誘電率の難めっき性樹脂14は、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域の表面部分を構成している。低誘電率の易めっき性樹脂15は、給電放射電極形成領域の表面部分を構成している。低誘電率の難めっき性樹脂16は、それ以外の大部分の誘電体基体部分を構成している。
この第3実施例では、誘電体基体6の給電放射電極形成領域の表面部分に形成されている樹脂は易めっき性樹脂である。このことから、第3実施例は、第2実施例と同様に、誘電体基体6における給電放射電極形成領域に簡単にめっきによって給電放射電極7を形成することができる。なお、この第3実施例では、誘電体基体6を主に構成している難めっき性樹脂16は、低誘電率の誘電体材料である。そのため、第3実施例において、当該難めっき性樹脂16における給電放射電極形成領域の表面部分に易めっき性樹脂15を形成しただけの構成では、以下の問題が生じる。つまり、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11の並設の間隔領域に形成される誘電体材料は、他のスリットSの形成領域と同じ低誘電率の難めっき性樹脂16となってしまう。そこで、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域の誘電率を高めるために、この第3実施例では、誘電体基体表面部分は、上述したように、高誘電率の難めっき性樹脂14で形成している。これにより、開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域の誘電率が高くなって容量を大きくすることができる。
この第3実施例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、第1又は第2の実施例と同様である。
以下に、第4実施例を説明する。なお、この第4実施例の説明において、第1〜第3の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図5aには、第4実施例のアンテナ構造が模式的な斜視図により示されている。図5bには、図5aの後方側から見たアンテナ構造が模式的に示されている。第4実施例のアンテナ構造1は、第1〜第3の各実施例の構成に加えて、アンテナ素子2の誘電体基体6に、無給電放射電極18を設けている。無給電放射電極18は、給電放射電極7と間隔Dを介して隣接配置されており、給電放射電極7と電磁結合して複共振状態を作り出す。無給電放射電極18は、給電放射電極7と同様に、導体板、又は、フィルムアンテナを構成する導体膜、又は、めっきによる導体膜によって構成されている。この第4実施例では、無給電放射電極18にはスリットSが形成されて、無給電放射電極18の電流経路はループ形状と成している。また、無給電放射電極18の一端側はグランド接地端部Gと成し、他端側は開放端Kと成している。この無給電放射電極18は、グランド接地側経路部20と、途中経路部21と、開放端側経路部22とを有して構成されている。
グランド接地側経路部20は、グランド接地端部Gから誘電体基体6の天面6tを通って、グランド領域Zgから離れている非グランド領域Zp側の誘電体基体6の側面(前面)6fに向けて伸長形成されている無給電放射電極部位である。途中経路部21は、グランド接地側経路部20の終端から誘電体基体6の前面6fを誘電体基体6の周長方向に沿って伸長形成されている無給電放射電極部位である。開放端側経路部22は、途中経路部21の終端から誘電体基体6の前面6fと天面6tを途中経路部21から離れる方向に伸長した後に、途中経路部21に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成されている無給電放射電極部位である。開放端側経路部22の伸長先端は開放端Kと成し、当該開放端Kは途中経路部21と間隔を介して並設されている。
第4実施例を構成する誘電体基体6は、第1〜第3の各実施例に示した誘電体基体6の何れの構成を有するものであってもよい。例えば、給電放射電極7が導体板により構成されている場合には、誘電体基体6は第1実施例と同様な構成を有する。給電放射電極7がめっきにより構成されている場合には、誘電体基体6は第2又は第3の実施例と同様な構成を有する。第4実施例を構成する誘電体基体6には、第1〜第3の各実施例で示したように、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域に高誘電率の誘電体材料8(13,14)が形成されている。また、より一層のアンテナ特性の向上が要求される場合には、誘電体基体6には、無給電放射電極18の開放端Kと途中経路部21との並設の間隔領域に、誘電率の高い誘電体材料が形成される。その開放端Kと途中経路部21との並設の間隔領域の高誘電率の誘電体材料は、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域の高誘電率の誘電体材料と同じでもよいし、異なっていてもよい。
さらに、誘電体基体6には、給電放射電極7と無給電放射電極18との間の間隔領域Dに、誘電体材料24が形成されている。誘電体材料24は、給電放射電極7と無給電放射電極18の電磁結合状態を予め定めた状態に調整する誘電率を持つ。給電放射電極7と無給電放射電極8との間の電磁結合状態を変化させることにより、給電放射電極7の入力インピーダンスが変化する。このことから、給電放射電極7と無給電放射電極8との間の電磁結合状態が、アンテナ素子2(給電放射電極7)と無線通信用回路5とをインピーダンス整合させる状態となるように、給電放射電極7と無給電放射電極8との間の誘電率が設定される。この設定に合わせて、誘電体材料24が決定されている。その誘電体材料24は、誘電体基体6を構成している誘電体材料よりも誘電率が高い場合もあるし、低い場合もある。
以下に、第5実施例を説明する。なお、この第5実施例の説明において、第1〜第4の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図6aには、第5実施例のアンテナ構造1が下方側から見た状態で簡略的に示されている。この第5実施例では、アンテナ素子2は、基板3に支持固定されるのに代えて、基板3を収容配置する筐体26の内壁面に、例えばアンテナ支持部材(図示せず)によって支持固定されている。この第5実施例では、アンテナ素子2は、基板3の配設領域から外れた部分に配置されている。また、筐体26は、樹脂等の絶縁体により構成されて、筐体全体が非グランド領域である。このことから、アンテナ素子2は、その全体が非グランド領域に配設されている状態である。
図6bには、アンテナ素子2と、基板3との電気的な接続構造の一形態例が模式的に示されている。この図示の例では、アンテナ素子2に設けられている給電放射電極7の給電部Qと、無給電放射電極18のグランド接地端部Gとには、それぞれ、接続用の弾性導体片27q,27gが電気的に接続されている。当該弾性導体片27q,27gが、それぞれ、弾性力によって基板3の表面を押圧接触することによって、弾性導体片27qが基板3の無線通信用回路5に電気的に接続され、また、弾性導体片27gが基板3のグランド電極4に接地される。
なお、アンテナ素子2と、基板3との電気的な接続構造は、図6bの形態に限定されるものではなく、他の接続構造を採用してもよい。また、図6aの例では、アンテナ素子2の誘電体基体6は、前面壁部6fと、天面壁部6tと、右端面壁部6rと、左端面壁部6lとを有する形状であるが、例えば直方体状等の他の形状であってもよい。さらに、図6bの例では、誘電体基体6には給電放射電極7および無給電放射電極18が形成されているが、第1〜第3の各実施例のように、誘電体基体6には給電放射電極7のみが設けられている構成としてもよい。
この第5実施例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、第1〜第4の各実施例のアンテナ構造1の構成と同様である。給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域には、高誘電率の誘電体材料8(13,14)が設けられている。また、無給電放射電極18が設けられている場合には、無給電放射電極18の開放端Kと途中経路部21との並設の間隔領域に、高誘電率の誘電体材料を設けてもよい。
以下に、第6実施例を説明する。なお、第6実施例の説明において、第1〜第5の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第6実施例では、アンテナ素子2は、誘電体基体6に代えて、図7aに示されるような誘電体フィルム28を有して構成されている。誘電体フィルム28は、低誘電率(例えば比誘電率が6未満)の誘電体材料により構成されている。当該誘電体フィルム28の表面には、例えばスパッタや蒸着等の成膜形成技術によって、導体膜から成る給電放射電極7や無給電放射電極18が形成されている。また、誘電体フィルム28の裏面側には、誘電体フィルム28よりも高い誘電率(例えば比誘電率が6以上)の誘電体材料から成る高誘電率シート30が設けられている。高誘電率シート30は、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域や、必要に応じて無給電放射電極18の開放端Kと途中経路部21との並設の間隔領域に設けられている。なお、図7aの例では、高誘電率シート30は、誘電体フィルム28の裏面側に設けられていたが、誘電体フィルム28の表面側に設けられている給電放射電極7や無給電放射電極18の表面上に配設してもよい。
この第6実施例では、給電放射電極7や無給電放射電極18の表面上には樹脂フィルム等が設けられて給電放射電極7や無給電放射電極18が保護されている。また、図7bの模式的な断面図に示されるように、誘電体フィルム28は、接着剤31等によって筐体26の内壁面に接合固定されている。さらに、誘電体フィルム28に形成された給電放射電極7は、図7aに示されるような接続部材32Aを介して、回路基板3の無線通信用回路5に電気的に接続されている。また、誘電体フィルム28に形成された無給電放射電極18は、図7aに示されるような接続部材32Bを介して、回路基板3のグランド電極4に電気的に接続されている。
第6実施例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、第1〜第5の各実施例の構成と同様である。なお、図7aの例では、無給電放射電極18が設けられていたが、例えば、仕様等により要求されているアンテナ特性が給電放射電極7だけで得られる場合には、無給電放射電極18を省略してもよい。また、給電放射電極7や無給電放射電極18が形成された誘電体フィルム28は、筐体26に支持固定されていたが、例えば支持部材等によって基板3に支持固定されていてもよい。さらに、誘電体フィルム28は筐体26の内壁面に沿うように折り曲げられた形状であったが、誘電体フィルム28は配設場所に応じて例えば折り曲げられていない平面状であってもよい。
以下に、第7実施例を説明する。この第7実施例は無線通信装置に関するものである。この第7実施例の無線通信装置は、第1〜第6の実施例に示したアンテナ構造1のうちの何れか一つのアンテナ構造1が設けられている。また、無線通信装置のアンテナ構造以外の構成には様々な構成がある。ここでは、無線通信装置のアンテナ構造以外の構成は何れの構成を採用してもよく、その説明は省略する。
なお、本発明は第1〜第7の各実施例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1〜第7の各実施例では、誘電体基体6や誘電体フィルム28は、その全体が非グランド領域Zpに配置されていたが、その一部がグランド領域Zgに配置されていてもよい。この場合にも、給電放射電極7の開放端Kと途中経路部11との並設の間隔領域や、無給電放射電極18の開放端Kと途中経路部21との並設の間隔領域は、グランド領域Zgから離れている非グランド領域Zpの誘電体基体6の側面あるいは誘電体フィルム28の部位に配置形成される。
また、図6や図7の例では、誘電体基体6や誘電体フィルム28は、基板3の外側に配設されていたが、その一部又は全部が基板3の表面上に配置されていてもよい。
さらに、第1〜第7の各実施例では、給電放射電極7の給電部Qは、誘電体基体6のグランド領域Zg側の側面(後面)6bの下部側に設定されていた。また、給電放射電極7の給電部側経路部10は、その給電部Qから誘電体基体6の天面6tを通ってグランド領域Zgから離れた非グランド領域Zpの側面(前面)6fに向かう経路で伸長形成されていた。しかし、給電部Qの位置は、誘電体基体6の後面6bに限定されず、例えば、誘電体基体6の底面であってもよい。
また、第1〜第7の各実施例では、給電部側経路部10の伸長経路は、給電部Qから誘電体基体6の天面6tを通って、グランド領域Zgから離れた前面6fの途中経路部11に向かう経路としていた。しかし、給電部側経路部10の伸長経路は、限定されず、例えば、給電部Qから誘電体基体6の底面を通って前面6fの途中経路部11に向かう経路で伸長形成されていてもよい。さらに、給電部Qが誘電体基体6の前面6fの下方側に設けられる場合には、給電部側経路部10が省略されることがある。また、給電部側経路部10が非常に短いことがある。
さらに、第1〜第5の各実施例では、給電放射電極7の開放端側経路部12は、誘電体基体6の前面6fと天面6tの二面に渡って形成されていた。しかし、開放端側経路部12は、例えば図8aに示されるように誘電体基体6の前面6fのみに形成されていてもよいし、誘電体基体6の前面6fと天面6tと後面6bと右端面とのうちの前面6fを含む三面以上の面に渡って形成されていてもよい。このような場合にも、開放端側経路部12は、途中経路部11の終端から、誘電体基体6の表面を一旦途中経路部11から離れる方向に伸長した後に、途中経路部11側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成され、伸長先端の開放端Kを前記途中経路部11と間隔を介して並設させている構成と成す。なお、無給電放射電極18に関しても同様である。
さらに、誘電体基体6は、第1〜第5の各実施例に示した構成に限定されない。例えば、図8bに示されるように、誘電体基体6は、前面6fを構成する高誘電率(例えば比誘電率が6以上)の誘電体材料から成る基体部位6Fと、それ以外の誘電体基体部分を構成する低誘電率(例えば比誘電率が6未満)の誘電体材料から成る基体部位6Mとの複合体であってもよい。
さらに、第4実施例では、給電放射電極7と無給電放射電極18との間の間隔領域Dには、給電放射電極7と無給電放射電極18との電磁結合状態を調整するための誘電体材料24が形成されていた。しかし、そのような電磁結合状態調整用の誘電体材料24を設けなくともよい場合もある。この場合とは、給電放射電極7と無給電放射電極18との電磁結合状態が予め定められた状態となる場合である。
本発明のアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置は、簡単な構成でもって給電放射電極の電気長を長くできて、小型化を容易にする。また、本発明は、周波数帯域の広帯域化や無線通信に対する信頼性を向上できる。そのため、本発明のアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置は、例えば携帯型電話機等の小型で広帯域の周波数帯域での通信が望まれる無線通信装置に適用するのに有効である。

Claims (11)

  1. アンテナとして機能する給電放射電極が誘電体基体に設けられて構成されたアンテナ素子を有し、
    当該アンテナ素子は、グランド電極が形成されているグランド領域と、グランド電極が形成されていない非グランド領域とを有する基板に、少なくとも一部を非グランド領域に配置した態様で支持されている構成を備えたアンテナ構造であって、
    給電放射電極は、その給電部に導通接続されて前記非グランド領域側であって前記基板の外向きとなる誘電体基体側面に周長方向に沿って伸長形成されている途中経路部と、当該途中経路部の終端から誘電体基体の表面を一旦途中経路部から離れる方向に伸長した後に途中経路部側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成され伸長先端の開放端を前記途中経路部と前記基板の外向きとなる誘電体基体側面の同じ面で間隔を介して並設させている開放端側経路部とを有して構成されており、
    誘電体基体は、前記給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する基体部位を含む複数の基体部位の複合体と成しており、前記開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する基体部位は、他の基体部位の誘電率よりも高い誘電率を持つ誘電体材料によって形成されていることを特徴とするアンテナ構造。
  2. 給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成されている部分を有する誘電体基体部位は、誘電率を高める材料が混合された樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造。
  3. 給電放射電極はめっきによって誘電体基体に設けられる構成と成し、
    誘電体基体は、低誘電率を持つ易めっき性樹脂から成る基体部位と、高誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位との複合体であり、その低誘電率を持つ易めっき性樹脂から成る基体部位は、給電放射電極が形成される誘電体基体表面部分を構成する部位であり、高誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位は、それ以外の誘電体基体部分を構成していて給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域をも構成する部位であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造。
  4. 給電放射電極はめっきによって誘電体基体に設けられる構成と成し、
    誘電体基体は、低誘電率を持つ易めっき性樹脂から成る基体部位と、高誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位と、低誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位との複合体であり、
    前記低誘電率を持つ易めっき性樹脂から成る基体部位は、給電放射電極が形成される誘電体基体表面部分を構成する部位であり、高誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位は、給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域を構成する部位であり、低誘電率を持つ難めっき性樹脂から成る基体部位はそれ以外の誘電体基体部分を構成する部位であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造。
  5. アンテナとして機能する給電放射電極が誘電体基体に設けられて構成されたアンテナ素子を有し、
    当該アンテナ素子は、グランド電極が形成されているグランド領域と、グランド電極が形成されていない非グランド領域とを有する基板に少なくとも一部を非グランド領域に配置した態様で支持されている構成を備えたアンテナ構造であって、
    給電放射電極は、その給電部に導通接続されて前記非グランド領域側であって前記基板の外向きとなる誘電体基体側面に周長方向に沿って伸長形成されている途中経路部と、当該途中経路部の終端から誘電体基体の表面を一旦途中経路部から離れる方向に伸長した後に途中経路部側に向かって折り返すループ経路を通って伸長形成され伸長先端の開放端を前記途中経路部と前記基板の外向きとなる誘電体基体側面の同じ面で間隔を介して並設させている開放端側経路部とを有して構成されており、
    当該給電放射電極の開放端と前記途中経路部との並設の間隔領域には、誘電体基体よりも誘電率の高い誘電体材料が形成されていることを特徴とするアンテナ構造。
  6. 誘電体基体には、給電放射電極に加えて、給電放射電極と間隔を介して隣接配置され給電放射電極と電磁結合して複共振状態を作り出す無給電放射電極が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項5記載のアンテナ構造。
  7. 給電放射電極と無給電放射電極との間の間隔領域には、給電放射電極と無給電放射電極との電磁結合状態を予め定められた電磁結合状態に調整する誘電率を持つ誘電体材料が設けられていることを特徴とする請求項6記載のアンテナ構造。
  8. アンテナ素子は、基板に固定されるのに代えて、基板を収容配置する筐体の内壁面に、少なくとも一部が非グランド領域にオーバーラップする態様で支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のアンテナ構造。
  9. 誘電体基体に代えて、誘電体フィルムを有し、その誘電体フィルムは、基板あるいは筐体に、少なくとも一部を非グランド領域に配置させた形態で支持されており、
    給電放射電極の途中経路部は、グランド領域から離れている非グランド領域側であって前記基板の外向きとなる誘電体フィルムの面の端縁に沿うように形成され、開放端はその途中経路部と同じ誘電体フィルムの面で間隔を介して並設されており、
    その開放端と途中経路部との並設の間隔領域には、誘電体フィルムよりも誘電率の高い誘電体材料が形成されていることを特徴とする請求項5記載のアンテナ構造。
  10. 給電放射電極の開放端と途中経路部との並設の間隔領域に形成される誘電体材料は、比誘電率が6以上の樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載のアンテナ構造。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載のアンテナ構造が設けられていることを特徴とする無線通信装置。
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