JPWO2009054377A1 - エマルジョン燃料及びその製造法並びにその製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、浮力が減少した微細な気泡は、疎水性であるため、水滴の表面には付着せずに、燃料油中に分散して、気−液界面の面積(燃焼表面積)を増加させると共に静電分極により表面活性(界面活性剤のような機能)を発揮して、微細化した水滴の合一を防止して、同水滴をエマルジョン燃料中で安定化させることができる。
その結果、かかるエマルジョン燃料では水滴径の分散が均一化して、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、良好な燃焼効率を確保することができて、すすや黒煙が発生するという不具合を解消することができる。
なお、上記した微細な気泡混じりのエマルジョン燃料は、燃料油と水の混合比を調整することにより、適正な燃焼条件下で内燃機関を燃焼させる燃料としても使用することができる。また、燃料油としては、ガソリン、航空タービン用燃料油(ジェット機燃料油)、灯油、軽油、ガスタービン用燃料油、重油などがあるが、本発明は、特に重油の改質に有効なものであり、廃油であっても改質して、有効利用可能な改質廃油となすことができる。さらに、難燃性の廃油を燃料油として用いた場合でも、本発明に係るW/O型のエマルジョン燃料とすることで安定的に燃焼させることができる。
ここで、分散相としての水中には、浮力が減少した微細な気泡が存在するが、かかる気泡は疎水性であるため、水滴の表面には付着せずに、燃料油と混合した際に燃料油中に分散する。
そのため、この場合も、水滴径の分散が均一化して、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、良好な燃焼効率を確保することができて、すすや黒煙が発生するという不具合を解消することができる。
ここで、連続相としての燃料油には、空気を微細化して混合しているため、燃料油中に空気中の酸素を効率良く溶解させることができて、燃料油中の溶存酸素量を増大させることができる。
そのため、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、より良好な燃焼効率を確保することができる。
かかるエマルジョン燃料では、エマルジョン燃料の特徴である水滴の急激な蒸発による膨張(微爆)が、水滴中の超微細(ナノレベルないしはサブミクロンレベル)な油滴の燃焼熱のためにさらに促進される。
そのため、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、より一層燃焼効率を高めることができる。
この場合も、エマルジョン燃料の特徴である水滴の急激な蒸発による膨張(微爆)が、水滴中の超微細(ナノレベルないしはサブミクロンレベル)な油滴の燃焼熱のためにさらに促進されて、より一層燃焼効率を高めることができる。
この場合も、エマルジョン燃料の特徴である水滴の急激な蒸発による膨張(微爆)が、水滴中の超微細(ナノレベルないしはサブミクロンレベル)な油滴の燃焼熱のためにさらに促進されて、良好な燃焼効率を確保することができる。
ここで、液体の水は、水分子が1分子の状態で存在するのではなく、水分子間の水素結合によって多くの水分子が互いに結合したクラスター(会合体で(H2O)nの状態)を形成している。
そこで、本発明では、任意の水分子の周辺にある隣接水分子の数をできるだけ小さくするように改質処理することにより、微細化した水の粒子の均一化を図ることができて、均一化された水の粒子を燃料油が包み込む状態に均一に微細化して混合したエマルジョン燃料となすことができる。従って、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、この場合も良好な燃焼効率を確保することができる。
ここで、水滴とそれを包み込む状態にある燃料油中の微量夾雑物は、あらかじめ微細化(ミクロンレベル)かつ均一化されて混合され、後段で超微細化(ナノレベルないしはサブミクロンレベル)されて混合される。
そのため、水滴と燃料油中の微量夾雑物を超微細化かつ均一化して燃料油中に安定化させることができて、燃料効率の良いエマルジョン燃料を安価に得ることができる。
1 連通パイプ
2 圧送ポンプ
3 吸気管
4 給油部
5 給水部
11〜11E 流体混合器
24 混合ユニット
24a 隙間状の開口(流出口)
25 混合流路
26 集合流路
30 第1混合エレメント
31 流入口
40 第2混合エレメント
35a,41a 角部(分流部、合流部)
52 ガイド体
60 導出側エレメント
63 放出口
80 回転式撹拌混合器
100 スペーサー
102 錯流生起体
図1は、本発明に係る第1実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第1装置」と称する。)A1の概念図である。第1装置A1は、図1に示すように、予備的に燃料油と水を均一に撹拌・混合する一次混合処理部としての回転式撹拌混合器80と、同回転式撹拌混合器80にて撹拌・混合された混合液をさらに撹拌・混合する二次混合処理部としての静止型流体混合器11とを具備している。そして、両混合器80,11は、連通部としての連通パイプ1を介して連通連結して、同連通パイプ1の中途部に設けた圧送ポンプ2により回転式流体混合器80から静止型流体混合器11に所定量の一次処理液を圧送するようにしている。この圧送ポンプ2の吸入口側(直上流側)に位置する連通パイプ1の中途部に、微量の空気を取り入れる微量空気取り入れ部(微量空気供給部)としての吸気管3の基端部を連通連結して、同吸気管3の先端部に開口量調整弁(図示せず)を開口量調整自在に取り付けて、同先端部を適宜開口量だけ大気に開口させることができるようにしている。なお、逆止弁や開閉弁等の弁部は連通パイプ1の適宜箇所に配設することができる。また、圧送ポンプ2はその他にも連通パイプ1の適宜箇所に配設することができる。
最終的に燃料装置6に供給されるエマルジョン燃料の微量空気取り入れ量(微量空気供給量)としては、燃料油と水の混合液の体積の0%〜3%が好ましい(ここで、微量空気取り入れ量が0%は、前記開口量調整弁を閉弁して吸気管3の先端部を閉塞することにより、同吸気管3から空気を取り入れない場合である)。より好ましくは、1%前後〜2%前後で、最も好ましいのは2%である。なお、エジェクタ効果により一度に所望の空気量を吸入することができない場合には、前記したように戻り管14を介して混合処理液を循環させて、複数回にわたって空気を取り込むことで、所望の最終処理液であるエマルジョン燃料となすことができる。なお、微量空気取り入れ部(微量空気供給部)としては、少なくとも二次混合処理部の上流側(流体導入口側)において、一次混合処理液中に数%の微量空気を供給することができる構造であればよく、上記したように吸気管3から微量空気を吸入する構造に限らず、微量空気を圧入等して供給する構造でもよい。
また、本発明に係る第1装置A1(静止型流体混合器としては後述する第3実施形態の静止型流体混合器11Bを使用)により燃料油としてのA重油:水=7:3の体積比のエマルジョン燃料を製造して、同エマルジョン燃料を燃焼装置としてのバーナーに供給して燃焼させたところ、燃焼開始5分後には、燃焼温度が800℃に達し、燃焼開始30分後には1000℃に達し、燃焼開始後2時間30分後に1150℃に達した。この際、黒煙は見られなかった。これより、本発明に係る第1装置A1により製造したエマルジョン燃料が、1100℃以上の高温度で完全燃焼していることが分かった。
図2は、本発明に係る第2実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第2装置」と称する。)A2の概念図である。第2装置A2は、図2に示すように、一次混合処理部としての静止型流体混合器11に連通パイプ1を介して給水部5を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に吸気管3の基端部を連通連結して、同吸気管3の先端部を大気に開口させている。そして、上記静止型流体混合器11には連通パイプ1を介して二次混合処理部としての静止型流体混合器11を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に圧送ポンプ2を設けて、同圧送ポンプ2の下流側に位置する連通パイプ1の部分に給油部4を連通連結している。また、吸気管3の基端部よりも上流側に位置する連通パイプ1の部分と、一次混合処理部としての静止型流体混合器11よりも下流側に位置する連通パイプ1の部分との間に、第1・第2三方弁12,13を介して戻り管14を介設して、同戻り管14を通して静止型流体混合器11中に気泡混じりの水を循環させることができるようにしている。
図3は、本発明に係る第2実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第3装置」と称する。)A3の概念図である。第3装置A3は、図3に示すように、一次混合処理部としての静止型流体混合器11に連通パイプ1を介して給油部4を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に吸気管3の基端部を連通連結して、同吸気管3の先端部を大気に開口させている。そして、上記静止型流体混合器11には連通パイプ1を介して二次混合処理部としての静止型流体混合器11を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に圧送ポンプ2を設けて、同圧送ポンプ2の下流側に位置する連通パイプ1の部分に給水部5を連通連結している。また、吸気管3の基端部よりも上流側に位置する連通パイプ1の部分と、一次混合処理部としての静止型流体混合器11よりも下流側に位置する連通パイプ1の部分との間に、第1・第2三方弁12,13を介して戻り管14を介設して、同戻り管14を通して静止型流体混合器11中に気泡混じりの燃料油を循環させることができるようにしている。
図4は、本発明に係る第4実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第4装置」と称する。)A4の概念図である。第4装置A4は、図4に示すように、前記した第2装置A2の二次混合処理部としての静止型流体混合器11に、連通パイプ1を介して三次混合処理部としての回転式撹拌混合器80を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に圧送ポンプ2を設けて、同圧送ポンプ2の下流側に位置する連通パイプ1の部分に給油部4を連通連結して構成している。
図5は、本発明に係る第5実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第5装置」と称する。)A5の概念図である。第5装置A5は、図5に示すように、前記した第3装置A3の二次混合処理部としての静止型流体混合器11に、連通パイプ1を介して三次混合処理部としての回転式撹拌混合器80を連通連結し、同連通パイプ1の中途部に圧送ポンプ2を設けて、同圧送ポンプ2の下流側に位置する連通パイプ1の部分に給油部4を連通連結して構成している。
図6は、本発明に係る第6実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第6装置」と称する。)A6の概念図である。第6装置A6は、図6に示すように、所定量の燃料油を給油ポンプ等により供給する給油部4と、所定量の水を給水ポンプ等により供給する給水部5と、これら給油部4及び給水部5から供給される燃料油と水を予備的に均一に撹拌・混合する一次混合処理部として静止型流体混合器11と、同静止型流体混合器11にて撹拌・混合された混合液をさらに撹拌・混合する二次混合処理部としての回転式撹拌混合器80と、両混合器11,80間に介設した連通部としての連通パイプ1とを具備し、同連通パイプ1の中途部には、静止型流体混合器11から回転式撹拌混合器80に所定量の混合液を圧送するための圧送ポンプ2を設けており、同圧送ポンプ2の下流側に位置する連通パイプ1の中途部に、所定量の燃料油を給油ポンプ等により供給する給油部4を連通連結している。
図7は、本発明に係る第7実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第7装置」と称する。)A7の概念図である。第7装置A7は、図7に示すように、所定量の水を給水ポンプ等により供給する給水部5と、同給水部5から供給される水を改質処理して改質処理水(以下「改質水」ともいう。)となす改質処理部としての静止型流体混合器11と、所定量の燃料油を給油ポンプ等により供給する給油部4と、これら給油部4及び改質処理部としての静止型流体混合器11から供給される燃料油と改質水を予備的に均一に撹拌・混合する一次混合処理部として回転式撹拌混合器80と、同回転式撹拌混合器80にて撹拌・混合された混合液をさらに撹拌・混合する二次混合処理部としての静止型流体混合器11と、両混合器11,80間に介設した連通部としての連通パイプ1とを具備し、同連通パイプ1の中途部には、静止型流体混合器11や回転式撹拌混合器80に所定量の混合液を圧送するための圧送ポンプ2を設けている。ここで、改質処理部としての静止型流体混合器11は、二次混合処理部としての静止型流体混合器11よりも小型サイズのものを適宜使用することができる。
次に、改質処理部としての静止型流体混合器による改質処理実験と、その結果について説明する。静止型流体混合器としては、後述する第3実施形態の静止型流体混合器11Bを使用し、同静止型流体混合器11B中に精製水(精製された不純物のない水)を15分間繰り返し循環させて精製水の改質処理を行った。そして、改質処理した改質水について、測定核を17O(酸素核)として核磁気共鳴法(NMR、"Nuclear Magnetic Resonance"、以下「17O―NMR」という。)により半値幅を測定した。ここで、使用装置:日本電子JNM-A500、温度:26.2℃(チャートCTEMPの数値)、測定条件:4096回積算(チャートTIMESの数値)、繰り返し時間:0.1sec(チャートPDの数値)、90ーパルス(チャートPW1=12.50usec)、no lock測定である。
図38に示すグラフG1は、17O―NMRによる上記改質水の測定結果としてのグラフである。このグラフG1から改質水の半値幅を測定した結果、半値幅=43.910Hzであった。
図39に示すグラフG2は、17O―NMRによる比較対象としての精製水(未改質)の測定結果としてのグラフである。このグラフG2から精製水の半値幅を測定した結果、半値幅=50.497Hzであった。
図40に示すグラフG3は、17O―NMRによる比較対象としての水道水(未改質)の測定結果としてのグラフである。このグラフG3から水道水の半値幅を測定した結果、半値幅=96.602Hzであった。
そして、上記第1〜第6パターンの燃料油をそれぞれ燃焼装置6としてのバーナー(コロナ(株)製メカニカルガンバーナMGHA−91)に供給して、同バーナーで炉内を燃焼させ、同炉内温度が900℃に達するのに要する時間(所要時間)をそれぞれ測定した。そして、炉内温度軸を縦軸とし、時間軸を横軸として、経時的な炉内温度変化をグラフにした。
次に、上記した第7装置A7(改質処理部として後述する第3実施形態の静止型流体混合器11Bを使用し、一次混合処理部として後述する回転式流体混合器80を使用し、二次混合処理部として後述する静止型流体混合器11Bを使用した。)によりエマルジョン燃料を製造した。具体的には、まず、静止型流体混合器11B中に精製水(精製された不純物のない水)を15分間繰り返し循環させて精製水の改質処理を行い、それを改質水として使用した。次に、C重油と改質水を8.5:1.5の体積比で回転式流体混合器80に供給して、同回転式流体混合器80により5分間一次混合処理した。その後、一次混合処理液を静止型流体混合器11B中に5回だけ繰り返し循環させて、二次混合処理液(最終処理液)としてのエマルジョン燃料を製造した。
そして、上記した一次混合処理液と二次混合処理液であるエマルジョン燃料をそれぞれ試料として、各試料中の水滴や微量夾雑物の粒度分布測定を行った。この際、各試料は、トルエン(分散媒)で希釈して測定した。
図41は、測定結果としての一次混合処理液の粒度分布図である。表1は測定結果の要約データ表である。
図42は、測定結果としてのエマルジョン燃料の粒度分布図である。
エマルジョン燃料中の水滴や微量夾雑物を粒子は、図42の粒度分布図から0.4μm前〜9μm前の範囲に分布し、表1からふるい下50%の粒径が1.542μmであることが分かった。これよりエマルジョン燃料中の水滴や微量夾雑物は、超微細化(ナノレベルないしはサブマイクロレベル)かつ均一化されていることが分かった。
図43は、粒度分布の試料間比較である。これより回転式流体混合器80による水滴や微量夾雑物の微細化(マイクロレベル)かつ均一化状況と、静止型流体混合器11Bによる水滴や微量夾雑物の超微細化(ナノレベルないしはサブマイクロレベル)かつ均一化状況の差異を、明確に認識することができた。
図8は、本発明に係る第8実施形態としてのエマルジョン燃料製造装置(以下、「第8装置」と称する。)A8の概念図である。第8装置A8は、図8に示すように、前記した第1装置A1と基本的構成を同じくしているが、微量空気取り入れ部としての吸気管3を設けていない点において異なる。すなわち、第8装置A8は、予備的に燃料油と水を均一に撹拌・混合する一次混合処理部として回転式撹拌混合器80と、同回転式撹拌混合器80にて撹拌・混合された混合液をさらに撹拌・混合する二次混合処理部としての静止型流体混合器11とを具備している。そして、両混合器80,11は、連通部としての連通パイプ1を介して連通連結して、同連通パイプ1の中途部に設けた圧送ポンプ2により回転式流体混合器80から静止型流体混合器11に所定量の一次処理液を圧送するようにしている。
次に、前記した第1装置A1と第7装置A7と第8装置A8とをそれぞれ使用して、空気取り入れ量が燃料油+水の体積の1%,2%,3%のエマルジョン燃料と、改質水使用のエマルジョン燃料と、空気取り入れ量が0%のエマルジョン燃料を製造して、各エマルジョン燃料の燃焼温度と燃料消費量の削減率を比較した。
ここで、各装置A1,A7,A8において、改質処理部として後述する静止型流体混合器11Bを使用し、一次混合処理部として後述する回転式流体混合器80を使用し、二次混合処理部として後述する静止型流体混合器11Bを使用した。改質水を使用していないエマルジョン燃料では水道水を使用した。そして、改質水を使用したエマルジョン燃料は、燃料油としてのA重油:改質水=8:2の混合割合とした。それ以外のエマルジョン燃料は、燃料油としてのA重油:水(水道水)=9:1,8:2,7:3の混合割合とした。比較例としてA重油を専焼させた。
そして、改質水は、静止型流体混合器11B中に水道水を20分間繰り返し循環させて、同水道水を改質処理することにより製造した。エマルジョン燃料は、回転式流体混合器80と静止型流体混合器11B中にA重油と水道水を所定の割合で供給して、これらを20分間繰り返し循環させて混合処理することにより製造した。この際、混合処理液には所定の空気量を圧入して供給した。
上記のようにして製造したエマルジョン燃料と比較例としてのA重油を、それぞれ燃料装置(コロナ株式会社製のメカニカルガンバーナMGHA−161を使用した。)に供給して、同燃焼装置の燃焼効率を実験した。
表2は、燃焼をスタートさせてから30分〜45分までの温度変化の平均値を、実験結果の燃焼温度として算出した。図44は、表2に示す各エマルジョン燃料の燃焼温度を棒グラフ表示したものである。ここで、改質水を使用したエマルジョン燃料の燃焼温度は、932℃であった。A重油専焼の燃焼温度は、872℃であった。エマルジョン燃料は、A重油と比較して、略同等の燃焼温度に達するまでに消費される量が少なかった。そこで、表3に、A重油専焼に対するエマルジョン燃料の燃料消費量の削減率(燃料削減率)を示した。
第1装置A1〜第8装置A8は、それぞれ水や燃料油を混合処理中に改質することができるが、あらかじめ水ないしは燃料油を単独で改質することもできる。
すなわち、第7装置A7が具備する改質処理部、すなわち、給水部5から供給される水を単独で改質処理して改質処理水となす改質処理部は、必要に応じて第1〜第6装置A1〜A6及び第8装置A8の各給水部5の直下流側に設けることができる。その場合には、上記した改質処理水と燃料油を混合処理した際の効果を同様に得ることができる。そして、各装置が独自に奏する効果との相乗効果も得ることができる。
図9は、回転式撹拌混合器80の主要部である撹拌混合器本体81の側面図である。基本的に、回転式撹拌混合器80は、撹拌・混合する被処理流体(本発明では燃料油と水)を収容する収容槽(図示せず)と、同収容槽内に配置して被撹拌混合物を撹拌・混合して混合液となす上記撹拌混合器本体81と、同撹拌混合器本体81を回転駆動させる駆動源としての電動モータ(図示せず)を具備している。なお、収容槽の上部には、前記給油部4及び/又は給水部5の各先端部を連通連結すると共に、同収容槽の下部には、前記連通パイプ1の基端部を連通連結している。
以下に、気体と液体(気−液),液体と液体(液−液)等の被処理流体(以下、単に流体と称することがある)を混合する静止型流体混合器(以下、「流体混合器」と称する。)としての第1実施形態〜第4実施形態の流体混合器11〜11Eについて説明する。
第1実施形態の流体混合器11について図15〜図21を参照しながら説明する。すなわち、流体混合器11は、図15に示されるように、両端が開口している円筒形状のケーシング本体21を有する。ケーシング本体21の両端の各開口部にはフランジ21a,21bが形成されており、各フランジ21a,21bにケーシング本体21の蓋体22,23が着脱自在に取り付けられている。各蓋体22,23には、流体混合器11の流体Rの出入口である開口22a,23aが形成されている。本実施形態では、図15において左側に位置する蓋体22の開口を流体導入口22aとして用いる一方、右側に位置する蓋体23の開口を流体導出口23aとして用いている。
次に、第2実施形態の流体混合器11Aについて、図22〜図27を参照しながら説明する。すなわち、流体混合器11Aは、第1実施形態の混合ユニット24と異なり、混合ユニット24Aの流出路24aから流出した流体が流れる集合流路26にガイド体52を備えている(図24参照)。なお、上記第1実施形態の流体混合器11と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、第3実施形態の流体混合器11Bについて図28〜図31を参照しながら説明する。なお、上記第2実施形態の流体混合器11Aと同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、第4実施形態の流体混合器11Cについて図32〜図34を参照しながら説明する。なお、上記第3実施形態の流体混合器11Bと同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図35は、集合流路形成エレメント50の変用例であり、エレメント本体51の下流側面51bに、多数の錯流生起手段としての錯流生起体102を一体成形して突設し、隣接する錯流生起体102間に集合流路26を形成している。
図36に示されるように、流体混合器11Dは、第1実施形態の混合ユニット24を構成するエレメントのうち、処理流体に接する部分の角部に、丸みをつけて滑らかな面にした改変例である。例えば、図36の部分拡大図に示すように、第1混合エレメント30の凹み部34に形成した凹部35の開口端の角部に丸みをつけて滑らかにしている。
図37に示されるように、流体混合器11Eは、流体混合器11に温度制御ユニット70を設置して構成している。温度制御ユニット70は、流体混合器11Eのケーシング本体21の外周を覆うジャケット部71と、当該ジャケット部71内に温度制御用の流体(ここでは水)を供給する図示しない給水ポンプに接続された給水管72と、ジャケット部71から水を導出するための排水管73とを備えている。
上記のように構成した流体混合器の基本的構成に係る効果は、以下の通りである。
[0001]
本発明は、エマルジョン燃料と、同エマルジョン燃料を連続的に製造する製造法と、同エマルジョン燃料を連続的に製造する製造装置に関する。
背景技術
[0002]
エマルジョン燃料製造法の一形態として、燃料油と水をミキサーにより撹拌・混合することによりエマルジョン燃料を製造する方法がある。(例えば、特許文献1参照)。
[0003]
かかるエマルジョン燃料製造法は、基本的に、乳化剤を用いることなく、燃料油中に微細な水滴を均一に分散させたエマルジョン燃料の製造を図っているものである。
特許文献1:特開平5−157221号公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0004]
しかしながら、上記したエマルジョン燃料製造法は、一つのミキサーにより燃料油と水を撹拌・混合するだけであるために、得られたエマルジョン燃料では未だ水滴同士が凝集して水滴径の分散が不均一となり、かかるエマルジョン燃料を燃焼装置で燃焼させると燃焼効率が悪化してすすや黒煙を発生するという不具合がある。
課題を解決するための手段
[0005]
前記課題を解決するため、本発明では、以下のようなエマルジョン燃料を提供するものである。
[0006]
(1)本発明は、連続相としての燃料油と分散相としての水との混合液に、微量の空気を付加して流体混合器により混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料であって、前記流体混合器は、中央部に流体の流入口を形成した円板状の第1混合エレメントに、円板状の第2混合エレメントを対向させて配置すると共に、両混合エレメントの間に上記流入口から流入した流体を放射線方向に流動させて混合する混合流路を形成した混合ユニットを構成し、上記混合ユニットを円筒状に形成したケーシング本体内にその軸線方向に間隔を開けて複数配置して、隣接する混合ユニットとケーシング本体とで流路成形用空間を形成し、同流路形成用空間内には、円板状の集合流路形成エレメントを配置して、前記混合流路を通過した流体が、リング状に開口する流出口の全周から略均等に流出して、ケーシング本体の軸芯側に流動して集合する集合流路が形成されるようにして、前記集合流路形成エレメントにはエレメント本体の一側面に流路断面積を安定させる膨出状のガイド体を形成すると共に、同ガイド体は、エレメント本体の外周縁と同一曲率の円弧面に形成した外周円弧面と、同外周円弧面の両端からエレメント本体の中心側へ伸延させて接続した一対の側面と、エレメント本体と平行する平面となした当接面とから略扇型平板形状に形成し、しかも、前記ガイド体は、エレメント本体の円周部にその円周方向に同一間隔を開けて複数配置して、各ガイド体の外周円弧面が集合流路形成エレメントの外周端面及び第2混合エレメントの外周端面と面一で、かつ、隣接するガイド体の相対向する側面同士が円周方向で相互に平行になるように形成して、隣接するガイド体の側面とエレメント本体の背面とで形成される溝部の溝部幅を、集合流路形成エレメントの円周側から中心側に向けて略同一幅となしていることを特徴とするエマルジョン燃料である。
[0007]
(2)本発明は、連続相としての燃料油と分散相としての微細な気泡混じりの水とを前記(1)の流体混合器により混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料である。
[0008]
(3)本発明は、連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての水とを前記(1)の流体混合器により混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料である。
[0009]
(4)本発明は、連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての燃料油とを前記(1)の流体混合器により混合した
混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料である。
[0010]
(5)本発明は、連続相としての水と分散相としての微細な気泡混じりの燃料油とを前記(1)の流体混合器により混合した混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料である。
[0011]
(6)本発明は、連続相としての水と分散相としての燃料油とを前記(1)の流体混合器により混合した混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなるエマルジョン燃料である。
[0012]
(7)本発明は、分散相として改質処理した水と連続相としての燃料油とを前記(1)の流体混合器により混合してなるエマルジョン燃料である。
[0013]
(8)本発明は、連続相としての燃料油と分散相としての水とを前段で微細化して混合し、後段で前記(1)の流体混合器により超微細化して混合してなるエマルジョン燃料である。
[0014]
ここで、微量の空気の直径をナノレベルないしはサブミクロンレベルの超微細な気泡となした場合には、直径がナノレベルないしはサブミクロンレベルの超微細な気泡混じりのエマルジョン燃料となすことができる。この場合、超微細な気泡によるより一層の気−液界面の面積(燃焼表面積)増加、及び、静電分極による表面活性(界面活性剤のような機能)の増大を図ることができて、微細化した水滴の合一を防止して、同水滴をエマルジョン燃料中でより一層安定化させることができる。その結果、良好な燃焼効率をより一層向上させることができる。なお、ナノレベルとは、1μm未満のレベルをいう。サブミクロンレベルとは、0.1μm〜1μmのレベルをいう。
[0015]
前記課題を解決するため、本発明では、以下のようなエマルジョン燃料の製造法を提供するものである。
[0016]
(9)本発明は、燃料油と水を混合処理して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴からなる混合液となし、続いて、この混合液に微量の空気を付加してさらに前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0017]
(10)本発明は、水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となし、続いて、この微細な気泡混じりの水と燃料油を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴及び微細な気泡からなる微細な気泡混じりのエマルジョ
ン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0018]
(11)本発明は、燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となし、続いて、この微細な気泡混じりの燃料油と水を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての微細な水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0019]
(12)本発明は、水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となし、続いて、この微細な気泡混じりの水と燃料油を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0020]
(13)本発明は、燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となし、続いて、この微細な気泡混じりの燃料油と水を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、連続相としての水と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0021]
(14)本発明は、水と燃料油を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、連続相としての水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴を含有する水滴からなるエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0022]
(15)本発明は、あらかじめ分散相としての水を改質処理し、その後に改質処理した分散相としての水と連続相としての燃料油を前記(1)の流体混合器により混合処理することにより、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0023]
(16)本発明は、連続相としての燃料油と分散相としての水とを前段で微細化混合処理して混合液となし、その後に、後段でこの混合液を前記(1)の流体混合器で超微細化混合処理することにより、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法である。
[0024]
前記課題を解決するため、本発明では、以下のようなエマルジョン燃料の製造装置を提供するものである。
[0025]
(17)本発明は、燃料油と水を混合処理して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴からなる混合液となす一次混合処理部と、この混合液に微量の空気を付加してさらに混合処理する二次混合処理部とを具備して、微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0026]
(18)本発明は、水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴及び微細な気泡からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0027]
(19)本発明は、燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての微細な水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0028]
(20)本発明は、水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理して、連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となす二次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する三次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0029]
(21)本発明は、燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理して、連続相としての水と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡からなる混合液となす二次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する三次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からな
る微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0030]
(22)本発明は、水と燃料油を混合処理して、連続相としての水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となす一次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴を含有する水滴からなるエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記一次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0031]
(23)本発明は、分散相としての水を改質処理して改質処理水となす改質処理部と、この改質処理水を分散相とし燃料油を連続相として混合処理する混合処理部とを具備して、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
[0032]
(24)本発明は、連続相としての燃料油と分散相としての水とを微細化混合処理して混合液となす前段の一次混合処理部と、この混合液を超微細化混合処理する後段の二次混合処理部とを具備して、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置であって、前記二次混合処理部は前記(1)の流体混合器であることを特徴とするエマルジョン燃料製造装置である。
発明の効果
[0033]
(1)本発明では、連続相としての燃料油と、分散相としての水と、微量の空気とを微細化して混合することにより、浮力が減少した微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することができる。
ここで、浮力が減少した微細な気泡は、疎水性であるため、水滴の表面には付着せずに、燃料油中に分散して、気−液界面の面積(燃焼表面積)を増加させると共に静電分極により表面活性(界面活性剤のような機能)を発揮して、微細化した水滴の合一を防止して、同水滴をエマルジョン燃料中で安定化させることができる。
その結果、かかるエマルジョン燃料では水滴径の分散が均一化して、かかるエマルジョン燃料を例えば燃焼装置で燃焼させると、良好な燃焼効率を確保することができて、すすや黒煙が発生するという不具合を解消することができる。
なお、上記した微細な気泡混じりのエマルジョン燃料は、燃料油と水の混合比を調整することにより、適正な燃焼条件下で内燃機関を燃焼させる燃料としても使用する
Claims (24)
- 連続相としての燃料油と分散相としての水との混合液に、微量の空気を付加して混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料。
- 連続相としての燃料油と分散相としての微細な気泡混じりの水とを混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料。
- 連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての水とを混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料。
- 連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての燃料油との混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料。
- 連続相としての水と分散相としての微細な気泡混じりの燃料油との混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料。
- 連続相としての水と分散相としての燃料油との混合液を分散相として、連続相としての燃料油と混合してなるエマルジョン燃料。
- 分散相として改質処理した水と連続相としての燃料油とを混合してなるエマルジョン燃料。
- 連続相としての燃料油と分散相としての水とを前段で微細化して混合し、後段で超微細化して混合してなるエマルジョン燃料。
- 燃料油と水を混合処理して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴からなる混合液となし、続いて、この混合液に微量の空気を付加してさらに混合処理することにより、微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となし、続いて、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴及び微細な気泡からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となし、続いて、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理することにより、連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての微細な水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となし、続いて、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理することにより、連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となし、続いて、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理することにより、連続相としての水と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 水と燃料油を混合処理することにより、連続相としての水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となし、続いて、この混合液と燃料油を混合処理することにより、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴を含有する水滴からなるエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- あらかじめ分散相としての水を改質処理し、その後に改質処理した分散相としての水と連続相としての燃料油を混合処理することにより、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 連続相としての燃料油と分散相としての水とを前段で微細化混合処理して混合液となし、その後に、後段でこの混合液を超微細化混合処理することにより、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造法。
- 燃料油と水を混合処理して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴からなる混合液となす一次混合処理部と、この混合液に微量の空気を付加してさらに混合処理する二次混合処理部とを具備して、微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な水滴及び微細な気泡からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての微細な気泡混じりの燃料油と分散相としての微細な水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 水と空気を混合処理して微細な気泡混じりの水となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの水と燃料油を混合処理して、連続相としての微細な気泡混じりの水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となす二次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する三次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 燃料油と空気を混合処理して微細な気泡混じりの燃料油となす一次混合処理部と、この微細な気泡混じりの燃料油と水を混合処理して、連続相としての水と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡からなる混合液となす二次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する三次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴及び微細な気泡を含有する水滴からなる微細な気泡混じりのエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 水と燃料油を混合処理して、連続相としての水と分散相としての微細な油滴からなる混合液となす一次混合処理部と、この混合液と燃料油を混合処理する二次混合処理部とを具備して、連続相としての燃料油と分散相としての微細な油滴を含有する水滴からなるエマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 分散相としての水を改質処理して改質処理水となす改質処理部と、この改質処理水を分散相とし燃料油を連続相として混合処理する混合処理部とを具備して、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
- 連続相としての燃料油と分散相としての水とを微細化混合処理して混合液となす前段の一次混合処理部と、この混合液を超微細化混合処理する後段の二次混合処理部とを具備して、エマルジョン燃料を製造することを特徴とするエマルジョン燃料製造装置。
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