JPWO2009044620A1 - 無線通信システム、無線通信方法、基地局、移動局、基地局の制御方法、移動局の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、基地局、移動局、基地局の制御方法、移動局の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

フェムト基地局の上り回線と下り回線の送信信号が、マクロ基地局やマイクロ基地局の上り回線と下り回線の送信信号と干渉することを軽減する。マクロセル6内及びマイクロセル7内に位置する移動局9−2とフェムト基地局5−1は、マクロ基地局3またはマイクロ基地局4からマクロセル6及びマイクロセル7のHCS優先度レベルを受信する。移動局9−2は、HCS優先度レベルが高いマイクロセル7を選択し、無線周波数RF3を使用して通信を行う。一方、フェムト基地局5−1は、HCS優先度レベルが低いマクロセル6において使用される無線周波数RF1を使用して移動局との通信を行なう。

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、少なくとも一部の基地局が自律的に無線リソース管理(Radio Resource Management)を行なう(例えば、複数の無線周波数から通信に用いる無線周波数の選択を行なう)システム、無線通信方法、基地局及び移動局、基地局及び移動局の制御方法、並びに基地局及び移動局の制御プログラムに関する。
近年、携帯電話の普及による屋内での音声通信やデータ通信の需要の増大に伴い、屋内に設置される家庭用基地局の開発が進められている。家庭用基地局がカバーする範囲は、屋外に設置される基地局に比べて極めて小さいことから、フェムトセルと呼ばれる。そこで、以下、家庭用基地局をフェムト基地局と呼ぶ。
既存の移動通信網における基地局では、基地局が構成する各セルにおいて移動局との通信に用いる無線周波数(Radio Frequency;以下RFと略記)が予め固定的に定められている。これに対して、フェムト基地局では、自律的に無線リソース制御を行なうことが検討されている。例えば、フェムト基地局では、移動局との通信に用いるRFが予め定められておらず、選択候補となっているRFの各々の信号受信レベルを測定し、その受信レベルが最小のRFを自律的に選択して移動局との通信に用いることが検討されている。このような方法は、特許文献1(14ページ8行目〜15ページ10行目)に開示されている。
図14を用いて、その具体例を説明する。図14を参照すると、基地局811は、RF1とRF2を用いて移動局(図示せず)と通信を行っており、基地局812は、RF1を用いて移動局と通信を行っている。このとき、フェムト基地局821は、RF1とRF2が選択候補となっているとすると、これらの信号受信レベルを各々測定する。そして、基地局812のセル内に存在するフェムト基地局821は、基地局812で使用されていないRF2の受信レベルが基地局812で使用されているRF1の受信レベルよりも低いため、RF2を選択して利用することになる。
以上のようなフェムト基地局は、WCDMAやE-UTRANなどのシステムの中で使用することが検討されている。WCDMAでは、非特許文献1に記載されているように、上り回線と下り回線における送信電力制御された個別チャネルを用いたデータ送信や、下り回線における共用チャネルを用いたデータ送信が行われる。また、E-UTRANでは、非特許文献2に記載されているように、無線周波数の帯域が複数のリソースブロック(PRB;Physical Resource Block)に分割される。E-UTRANの基地局に備えられたスケジューラがPRBの割当を行ない、基地局は割り当てられたPRBを用いて移動局との間のデータ送信を行う。
英国特許出願公開第2428937号明細書 3GPP TS 25.214 V7.3.0 (2006-12), 3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Physical layer procedures (FDD)(Release 7) 3GPP TS 36.300 V8.1.0 (2007-06), 3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 8)
次に、図15に示すように、マクロセルと呼ばれる比較的広い範囲内に位置する移動局との通信を行うマクロ基地局と、マクロセルよりも狭い範囲であるマイクロセルの内部に位置する移動局との通信を行うマイクロ基地局が存在するシステムにおいて、フェムト基地局を設置する場合について分析する。
このシステムにおいて、マクロ基地局911はRF1、マイクロ基地局921はRF2を各々使用し、さらに、マイクロ基地局921はマクロ基地局911よりも小さい送信電力で下り回線の信号を送信しているものとする。また、フェムト基地局931〜933は、RF1とRF2の受信レベルを測定し、受信レベルが低いRFを選択して使用するものとする。このとき、このマイクロ基地局921がマクロセル901内でマクロ基地局911に比較的近い場所に位置する場合、マイクロセル902内のフェムト基地局931においては、RF1の受信レベルがRF2の受信レベルよりも高くなる。したがって、フェムト基地局931は、マイクロ基地局921が使用するRF2を選択して使用することになる。
このようにマイクロ基地局921とそのマイクロセル902内に位置するフェムト基地局931が共にRF2を用いると、フェムト基地局931と移動局941、並びにマイクロ基地局921と移動局942という互いに接続しない基地局と移動局の距離が小さい状態で同一のRFが使用されることになる。このため、図15の例では、以下の干渉により、回線品質の大きな劣化を招く場合がある。
(1) フェムト基地局931の下り回線(フェムト基地局931から移動局942に送信する回線)の送信信号が、マイクロ基地局921の下り回線(マイクロ基地局921から移動局941に送信する回線)に対する干渉信号となる。
(2) フェムト基地局931の上り回線(移動局942からフェムト基地局931に送信する回線)の送信信号が、マイクロ基地局921の上り回線(移動局941からマイクロ基地局921に送信する回線)に対する干渉信号となる。
(3) マイクロ基地局921の下り回線の送信信号が、フェムト基地局931の下り回線に対する干渉信号となる。
(4) マイクロ基地局921の上り回線の送信信号が、フェムト基地局931の上り回線に対する干渉信号となる。
また、例えば、(1)による劣化を防ぐためにマイクロ基地局921の送信電力を増加させると、マイクロセル902の回線容量の低下を招く要因となる。
また、互いに隣接するフェムト基地局932とフェムト基地局933が、マイクロセル902内に存在せず、マクロセル901内でマクロ基地局911から比較的遠い場所に位置し、さらに、フェムト基地局933が先に受信レベルが低いRF2を選択して使用していたとする。この場合、フェムト基地局932では、フェムト基地局933からのRF2の受信レベルが、マクロ基地局911からのRF1の受信レベルよりも高くなるために、RF1を選択して使用することになる。これにより、マクロ基地局911と移動局943との間の上り回線と下り回線が、フェムト基地局932と移動局944との間の上り回線と下り回線と互いに干渉するという問題が発生する。この干渉は、移動局943がマクロ基地局911から比較的遠い場所に位置することで移動局943への下り回線の受信レベルが低く、また、移動局943の上り回線の送信電力が大きくなるために、フェムト基地局932がフェムト基地局933と同じRF2を使用した場合にこれらのフェムト基地局間で生じる干渉に比べて、大きな問題となる。
また、フェムト基地局は、予め登録された移動局のみに接続を許可する運用方法が想定されている。このため、フェムト基地局に接続を許可されておらず、マクロ基地局とマイクロ基地局のみに接続が許可されている移動局が、フェムト基地局の間近でマクロ基地局やマイクロ基地局と通信を行なう場合がある。このとき、上記の干渉は特に大きな問題となる。
本発明は、上記知見に基づいて創案されたものであって、その目的は、フェムト基地局の上り回線と下り回線の送信信号が、マクロ基地局やマイクロ基地局の上り回線と下り回線の送信信号と干渉することを軽減する無線通信システム、無線通信方法、基地局、移動局、基地局の制御方法、移動局の制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる無線通信システムは、第一の基地局、第二の基地局及び第三の基地局を備える。前記第一の基地局は、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行う。前記第二の基地局は、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行なう。また、前記第一の基地局及び前記第二の基地局の少なくとも一方は、セルの属性を示すセル属性情報を送信する。そして、前記第三の基地局は、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質を測定すると共に、前記セル属性情報を受信し、前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において、移動局との通信を行なう。
また、本発明の第2の態様にかかる基地局は、無線通信システムにおいて使用される基地局である。なお、前記無線通信システムは、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行なう第一の基地局と、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行なう第2の基地局とを有するとともに、前記第一の基地局及び前記第二の基地局の少なくとも一方は、セルの属性を示すセル属性情報を送信するよう構成される。そして、当該基地局は、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質を測定すると共に、前記セル属性情報を受信し、前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において移動局との通信を行なう。
また、本発明の第3の態様にかかる移動局は、前記本発明の第1の態様にかかる無線通信システムで使用され、前記第三の基地局と通信を行なう。
また、本発明の第4の態様にかかる移動局は、前記本発明の第1の態様にかかる無線通信システムで使用され、前記セル属性情報を受信し、前記セル属性情報を用いてセル選択を行なう。
また、本発明の第5の態様にかかる移動局は、無線通信システムで使用される移動局である。なお、前記無線通信システムは、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局と、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質及び前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において、当該移動局との通信を行なう第三の基地局とを有する。そして、当該移動局は、前記第一の下り信号の受信品質の測定及び前記セル属性情報の受信の少なくとも一方を行い、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報の少なくとも一方を前記第三の基地局に対して通知する。
また、本発明の第6の態様にかかる移動局は、無線通信システムで使用される移動局である。なお、前記無線通信システムは、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局と、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質及び前記セル属性情報に基づいて選択された無線リソースを使用して、第三のセル内において、当該移動局との通信を行なう第三の基地局とを有する。そして、当該移動局は、前記第一の下り信号の受信品質の測定及び前記セル属性情報の受信を行うとともに、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて複数の選択候補の中から選択した無線リソースを前記第三の基地局に対して通知する。
上述した本発明の第1の態様にかかる無線通信システムが有する第三の基地局は、前記第一の下り信号の及び前記第二の下り信号の受信品質だけでなく、セル属性情報を使用して無線リソース管理を行なう。このため、近傍にてセルを形成している第一及び第二の基地局による無線リソースの使用状況だけでなく、これら近隣のセルの属性を考慮して、無線リソース管理を行うことができる。ここでの無線リソース管理の一例は、セル属性情報に基づいて、第三の基地局の近隣に位置する移動局が選択して通信を行うセルを推定し、当該セルで用いられる無線リソースを避けて、第三の基地局と移動局との通信に使用される無線リソースを選択することである。また、無線リソース管理の他の例は、第三の基地局の近隣に位置する移動局が選択して通信を行うセルで用いられる無線リソースと第三の基地局が使用する無線リソースの干渉が予想される場合に、第三の基地局の送信電力を低下させる制御等が含まれる。このような近隣のセルの属性を考慮した無線リソース管理を行なうことによって、第三の基地局の回線と第一または第二の基地局の回線との間の干渉を軽減することができる。
また、上述した本発明の第2の態様にかかる基地局は、前記第一の下り信号の及び前記第二の下り信号の受信品質だけでなく、セル属性情報を使用して無線リソース管理を行なう。このため、近傍にてセルを形成している第一及び第二の基地局による無線リソースの使用状況だけでなく、これら近隣のセルの属性を考慮して、無線リソース管理を行うことができる。このような近隣のセルの属性を考慮した無線リソース管理を行なうことによって、第三の基地局の回線と第一または第二の基地局の回線との間の干渉を軽減することができる。
また、上述した本発明の第3の態様にかかる移動局は、前記第三の基地局の無線リソース管理に従って、前記第三の基地局と通信を行なう。このため、第一または第二の基地局の回線との間の干渉を軽減することができる。
また、上述した本発明の第4の態様にかかる移動局は、前記セル属性情報を受信し、前記セル属性情報を用いてセル選択を行なう。このため、例えば、第三の基地局の無線リソース管理に準じて、接続先セルを選択することができ、前記第三のセルとの干渉を一層効果的に軽減できる。
また、上述した本発明の第5の態様にかかる移動局は、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報の少なくとも一方を前記第三の基地局に対して通知することで、前記第三の基地局の無線リソース管理に協力し、第三の基地局の回線と第一または第二の基地局の回線との間の干渉の軽減に寄与することができる。
また、上述した本発明の第6の態様にかかる移動局は、複数の選択候補の中から選択した無線リソースを前記第三の基地局に対して通知することで、前記第三の基地局の無線リソース管理に協力し、第三の基地局の回線と第一または第二の基地局の回線との間の干渉の軽減に寄与することができる。
本発明の実施例1〜7のシステム構成を示す図である。 本発明の実施例1〜7の無線周波数の配置図である。 本発明の実施例1〜6のマクロ基地局とマイクロ基地局の構成を示す図である。 本発明の実施例1〜3並びに5〜7のフェムト基地局の構成を示す図である。 本発明の実施例1〜3並びに5〜7の移動局の構成を示す図である。 本発明の実施例1〜3並びに5〜7の無線周波数の選択手順を示す図である。 本発明の実施例1及び7の無線周波数の選択手順を示す図である。 本発明の実施例2の無線周波数の選択手順を示す図である。 本発明の実施例3の無線周波数の選択手順を示す図である。 本発明の実施例4の無線周波数の選択手順を示す図である。 本発明の実施例4のフェムト基地局の構成を示す図である。 本発明の実施例5のフェムト基地局による送信電力の制御手順を示す図である。 本発明の実施例7のマクロ基地局とマイクロ基地局の構成を示す図である。 背景技術における無線周波数の選択方法を説明する図である。 フェムトセルにおける無線周波数の選択に関する分析を説明する図である。
符号の説明
1 マクロ・マイクロゲートウェエー装置
2 フェムトゲートウェー装置
3 マクロ基地局
4 マイクロ基地局
5−1〜5−4 フェムト基地局
6 マクロセル
7 マイクロセル
8−1〜8−4 フェムトセル
9−1〜9−3 移動局
10 ネットワーク
50 アンテナ
51 無線送受信部
52 受信データ処理部
53 送信データ処理部
54 有線送受信部
55 移動局モード受信部
56 無線ネットワーク制御データ設定部
57 無線ネットワーク制御部
90 アンテナ
91 無線送受信部
92 受信データ処理部
93 送信データ処理部
94 バッファ部
95 セル選択制御部
以下では、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1〜実施例7の無線通信システムの構成図である。本実施の形態にかかる無線通信システムは、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1と、フェムトゲートウェエー装置2と、マクロ基地局3と、マイクロ基地局4と、フェムト基地局5−1〜5−4と、マクロセル6と、マイクロセル7と、フェムトセル8−1〜8−4と、移動局9−1〜9−3とを含む。
マクロ基地局3、マイクロ基地局4、フェムト基地局5−1〜5−4は、各々マクロセル6、マイクロセル7、フェムトセル8−1〜8−4を構成する。マクロ基地局3、マイクロ基地局4、フェムト基地局5−1は、各々のセル内に位置する移動局9−1、9−2、9−3との通信を行う。各々の基地局が構成するセルは、複数の場合もあるが、本実施形態では、各々1つずつとしている。
マクロ・マイクロゲートウェエー装置1は、マクロ基地局3とマイクロ基地局4の各々と接続される。フェムトゲートウェエー装置2は、フェムト基地局5−1〜5−4と接続される。そしてこれらのゲートウェエー装置は、上位のネットワーク10とも接続されており、上位のネットワーク10と配下の基地局のセル内に存在する移動局との通信を制御すると共に、情報の転送を行う。
本実施の形態にかかる無線通信システムは、図1に示したものの他に多数のマクロ基地局、マイクロ基地局、フェムト基地局とこれらに対応するマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、並びに移動局を含むが、図示は省略している。
図2は、本実施の形態にかかる無線通信システムが使用するRFの配置図である。本実施の形態にかかる無線通信システムでは、上り回線用にRF1up、RF2up、RF3upの3つのRFが存在し、下り回線用にもRF1dn、RF2dn、RF3dnの3つのRFが存在する。そしてRF1upとRF1dn、RF2upとRF2dn、RF3upとRF3dnは、各々セットで使用され、以下では、各々RF1、RF2、RF3と記述される。
マクロセル6、マイクロセル7には、予め使用されるRFが固定的に定められている。後述する実施例1〜実施例7では、マクロセル6にはRF1とRF2、マイクロセル7にはRF3が各々割り当てられているものとする。一方、フェムトセル8−1〜8−4において使用するRFは、フェムト基地局5−1〜5−4がそれぞれ選択する。この選択方法は後述する。
そして、マクロ基地局3、マイクロ基地局4、フェムト基地局5−1〜5−4は、各々のセル内で各々が使用するRF毎に、下り回線において、共通パイロットチャネル(CPICH;Common Pilot Channel)によりパイロット信号を送信し、共通制御チャネル(BCCH;Broadcast Control Channel)によりセル選択情報を含む制御情報を周期的に送信する。セル選択情報には、HCS(Hierarchical Cell Structure)優先度レベル、接続制限情報、セル識別番号情報、フェムトセル情報が含まれる。
また、マクロ基地局3、マイクロ基地局4、フェムト基地局5−1〜5−4の各々は、下りデータチャネルを用いて下りデータを移動局(例えば、移動局9−1〜9−3)に送信し、上りデータチャネルを用いて移動局から上りデータを受信する。
パイロット信号の送信電力値は、マクロ基地局3とマイクロ基地局4では、各基地局が構成するセルが大きいほど大きな値に定められる。
フェムト基地局5−1〜5−4は、使用するRFにおける他の基地局からのパイロット信号の受信レベルにデシベル値で一定のオフセット値を加算した値を、パイロット信号の送信電力値とする。但し、フェムトセルによるパイロット信号の送信電力値の上限値と下限値を定めておき、フェムト基地局5−1〜5−4は、この上限値と下限値の範囲内となるようにパイロット信号の送信電力値を決定する。なお、ここで用いられるパイロット信号の受信レベルは、後述する実施例1〜3並びに5〜7では、フェムト基地局5−1〜5−4の各々が個別に後述の移動局モードで測定したものである。一方、後述する実施例4では、移動局がパイロット信号の受信レベルを測定し、フェムト基地局5−1〜5−4は、移動局から通知されるパイロット信号受信レベルを使用して、パイロット信号の送信電力値を算出する。パイロット信号の受信レベルの測定対象とされるセルは、後述の接続制限情報が送信されていないセルであるマクロセル6とマイクロセル7である。さらに、フェムト基地局5−1〜5−4は、選択したRFを使用する測定対象のセルが複数存在するときには、パイロット信号受信レベルが最大となるセルのパイロット信号受信レベルを、パイロット信号の送信電力値の算出に使用する。
BCCHの送信電力値は、各々のセルにおいて、一定のオフセット値をパイロット信号の送信電力値にデシベル値で加算した値とする。
本実施の形態にかかる無線通信システムにおいて、マクロ基地局3とマイクロ基地局4に対しては、移動局9−1〜9−3の全てが接続を許可されている。一方、フェムト基地局5−1に対しては、移動局9−3のみが接続を許可されている。なお、フェムト基地局5−2〜5−4に接続を許可されている移動局も存在するが、図示は省略している。
このように特定の移動局のみに接続を許可するために、フェムト基地局5−1〜5−4は、各々のセルにおいてセル識別番号情報を送信すると共に、特定の移動局のみに接続を許可するセルであることを示す接続制限情報を送信する。一方、移動局9−1〜9−3は、接続が許可されたセルのセル識別番号情報を保持する。そして、移動局9−1〜9−3は、各セルにおいて送信されたセル識別番号が、保持しているセル識別番号と一致する場合に、そのセルをセル選択候補とする。
また、ここで、フェムト基地局5−1〜5−4は、接続制限情報の代わりに、フェムトセルであることを示すフェムトセル情報をセル識別番号情報と共に送信してもよい。この場合にも、移動局は、接続が許可されたフェムトセルのセル識別番号情報を保持し、それが基地局から送信されるセル識別番号情報と一致する場合に、そのフェムトセルをセル選択候補とする。
また、フェムトセルでは、必ずしも接続を許可する移動局を一部の移動局に制限する必要はなく、全ての移動局に接続を許可してもよい。この場合、基地局が、全ての移動局に接続を許可することを示す特定のセル識別番号を送信し、移動局はこの特定のセル識別番号を受信したときに、そのセルを選択候補とする。
フェムト基地局5−1〜5−4は、全ての無線信号の送信を停止して、他の基地局から送信されるパイロット信号の測定とセル選択情報の受信を行なうことによって、フェムトセル8−1〜8−4において使用するRFを選択すると共に、これらのセルにおいて送信するパイロット信号の送信電力値を決定する。このようにフェムト基地局5−1〜5−4が、他の基地局の送信信号の測定や他の基地局が送信する制御情報の受信を行なう状態を移動局モードと呼ぶ。
なお、本実施形態では、上り回線と下り回線で異なる無線周波数を使用するFDD(Frequency Division Duplex)方式を採用しているが、上り回線と下り回線で同一の無線周波数を時間的に分けて使用するTDD(Time Division Duplex)方式を採用しても、本発明は全く同様に実施できる。
[実施例1]
本実施の形態にかかる無線通信システムは、基地局と移動局との間の通信方式に如何なる方式を採用してもよいが、実施例1では、無線アクセス方式としてCDMA方式を採用し、RFの各々の帯域に送信信号を拡散して情報を送信する。また、実施例1のマクロ・マイクロゲートウェエー装置1には、無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller;RNC)の機能が付加されている。これにより、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1は、マクロ基地局3とマイクロ基地局4に対して、予め設定された各セルのRFやパイロット信号の送信電力値などを通知する。
図3は、マクロ基地局3とマイクロ基地局4の構成の一例を示す図である。図3を参照すると、本実施例のマクロ基地局3とマイクロ基地局4は、アンテナ30、無線送受信部31、受信データ処理部32、送信データ処理部33、有線送受信部34を備えている。
無線送受信部31は、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1から有線送受信部34を介して、各セルのRF及びパイロット信号の送信電力値などの通知を受け、その通知に基づいてパイロット信号の送信を行なう。また、無線送受信部31は、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1から有線送受信部34と送信データ処理部33を介して、下りデータを受け取って、アンテナ30を介して移動局に向けて送信する。また、無線送受信部31は、アンテナ30を介して、移動局から上りデータを受信し、受信データ処理部32、有線送受信部34を介して、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1に送る。
図4は、フェムト基地局5−1の構成の一例を示す図である。なお、他のフェムト基地局5−2〜5−4も図4と同様に構成すればよい。図4を参照すると、本実施例のフェムト基地局5−1は、アンテナ50、無線送受信部51、受信データ処理部52、送信データ処理部53、有線送受信部54、移動局モード受信部55、無線ネットワーク制御データ設定部56、無線ネットワーク制御部57を備えている。
移動局モード受信部55は、アンテナ50を介して、選択候補のRFを使用しているセルのパイロット信号受信レベルを測定すると共に、セル選択情報の受信を行う。無線ネットワーク制御データ設定部56では、移動局モード受信部55から、そのパイロット信号受信レベルとセル選択情報の通知を受けてRFを選択すると共にパイロット信号の送信電力値を決定し、無線ネットワーク制御部57に送る。無線ネットワーク制御部57は、RNCの機能を有しており、使用するRFやパイロット信号の送信電力値を無線送受信部51に通知する。そして、無線送受信部51は、無線ネットワーク制御部57からRFやパイロット信号の送信電力値の通知を受け、その通知に基づいてパイロット信号の送信を行う。また、無線送受信部51は、マクロ基地局3及びマイクロ基地局4の無線送受信部31と同様に、下りデータと上りデータの送受信を行なう。
図5は、移動局9−1の構成の一例を示す図である。なお、他の移動局9−2及び9−3も図5と同様に構成すればよい。図5を参照すると、本実施例の移動局9−1は、アンテナ90、無線送受信部91、受信データ処理部92、送信データ処理部93、バッファ部94、セル選択制御部95を備えている。
無線送受信部91は、アンテナ90を介して下りデータを受信して、受信データ処理部92を介して、バッファ部94に送る。バッファ部94に格納された下りデータは読み出されて、その目的に応じて利用される。また、無線送受信部91は、送信データ処理部93を介して、バッファ部94に格納された上りデータを受け取り、アンテナ90を介して基地局(例えば、マクロ基地局3)に向けて送信する。
また、無線送受信部91は、選択候補の各セルのパイロット信号受信レベルを測定し、測定結果をセル選択制御部95に送る。セル選択制御部95は、その測定結果と、アンテナ90、無線送受信部91及び受信データ処理部92を介して受信するセル選択情報を用いて、通信を行なうセルを選択し、その選択結果を無線送受信部91に送る。そして、無線送受信部91は、セル選択制御部95によって選択されたセルで通信を行なうことになる。
上述したように、本実施例の移動局9−1〜9−3は、選択候補の各セルのパイロット信号受信レベルの測定結果とセル選択情報とを用いて、通信を行なうセルを選択する。以下では、図6のフローチャートを参照して、移動局9−1〜9−3によるセル選択手順について詳しく説明する。
ステップS101では、移動局9−1〜9−3は、近傍に存在するセルの基地局から送信されるパイロット信号受信レベルを測定する。ステップS102では、移動局9−1〜9−3は、パイロット信号受信レベルが予め定められた所定値PMTH以上のセルのセル選択情報を受信する。ステップS103では、移動局9−1〜9−3は、セル選択情報に含まれる接続制限情報を参照することにより、接続制限がなされていないセルの中で、パイロット信号受信レベルが所定値PMTH以上のセルが存在するか否かを判定する。ステップS103において、パイロット信号受信レベルが所定値PMTHを超える接続制限がされていないセルが発見できなかった場合、移動局9−1〜9−3は、図6のセル選択手順を終了し、改めて始めからセル選択を実行する。
一方、パイロット信号の受信信号レベルが所定値PMTH以上である接続制限されていないセルが存在する場合、移動局9−1〜9−3は、その中でHCS優先度レベルが最も高いセルが複数存在するか否かを判定する(ステップS104)。そして、HCS優先度レベルが最高のセルが1つだけであれば、移動局9−1〜9−3は、当該セルを接続先として選択する(ステップS105)。また、HCS優先度レベルが最も高いセルが複数存在する場合、移動局9−1〜9−3は、HCS優先度レベルが最高のセルの中で、パイロット信号受信レベルが最高のセルを選択する(ステップS106)。
続いて以下では、図1を参照して、移動局9−1〜9−3によるセル選択動作の具体例を説明する。なお、本実施例のマクロ基地局3は、セル選択情報としてHCS優先度レベルを送信する。移動局9−1〜9−3や移動局モードのフェムト基地局5−1〜5−4がセル選択情報を受信できる確率を高めるために、マクロ基地局3に加えてマイクロ基地局4もマクロ基地局3と同じセル選択情報を送信してもよい。
マクロ基地局3が送信するセル選択情報は、マクロセル6のHCS優先度レベルHCS_PRI06とマクロセル6に隣接するマクロセル(図示せず)のHCS優先度レベルに加えて、マクロセル6の内部に位置するマイクロセル7のHCS優先度レベルHCS_PRI07を含み、さらに、フェムトセル8−1〜8―4のHCS優先度レベルHCS_PRIO8-1〜HCS_PRIO8-4を含む。本実施例及び後述する実施例2〜7では、HCS優先度レベルは、0以上、7以下の整数値をとり、0が最低の優先度、7が最高の優先度を意味する。実施例1〜7では、HCS_PRI06 = 0、HCS_PRI07 = 2、HCS_PRI08-1 = HCS_PRI08-2 = HCS_PRI08-3 = HCS_PRI08-4 = 7とする。移動局が基地局とデータの送受信を行う場合に、セルの大きさが小さいセルを用いた方が無線周波数の空間的再利用効率が高いことから、HCS優先度レベルは、セルの大きさが小さいセルほど高くなるように定められる。
マクロセル6とマイクロセル7は、特定の移動局のみに接続を許可するセルではなく、マクロ基地局3とマイクロ基地局4はこれらのセルに関して接続制限情報を送信せず、接続制限がされていないものとする。一方、フェムトセル8−1〜8−4は、予め登録された特定の移動局のみに接続を許可するセルであり、パイロット信号を送信するときには、接続制限情報を送信し、接続制限がされているものとする。
移動局9−1は、マクロ基地局3からセル選択情報を受信し、接続制限されていないマクロセル6とマイクロセル7のパイロット信号受信レベルを測定する。そして、マイクロセル7のパイロット信号受信レベルが、基地局と通信を行なうために必要な所定値PMTH未満であり、マクロセル6のパイロット信号受信レベルが、基地局と通信を行なうために必要な所定値PMTH以上であるため、マクロセル6のみがセル選択候補となり、マクロセル6を選択して、マクロ基地局3に接続する。
一方、移動局9−2は、マクロ基地局3またはマイクロ基地局4からセル選択情報を受信し、接続制限されていないマクロセル6とマイクロセル7のパイロット信号受信レベルを測定する。そして、マクロセル6とマイクロセル7のパイロット信号受信レベルは共に基地局と通信を行なうために必要な所定値PMTH以上であり、この2つのセルがセル選択候補となるため、移動局9−2は、セル選択情報に基づいて、HCS優先度レベルが高いマイクロセル7を選択してマイクロ基地局4に接続する。
さらに、移動局9−3は、フェムト基地局5−1が稼動していない間は、移動局9−2と同様にマイクロ基地局4に接続する。一方、フェムト基地局5−1が稼動し、フェムトセル8−1においてパイロット信号が送信されている間は、移動局9−3に接続を許可するフェムトセル8−1が、移動局9−3のセル選択候補(即ち、ステップS103〜S104における接続制限がされていないセル)に加わる。そこで、移動局9−3は、選択候補となったセルの中でHCS優先度レベルが最も高いフェムトセル8−1を選択してフェムト基地局5−1に接続する。
続いて、本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4が行うRF選択動作について詳述する。上述したように、本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4は、選択候補のRF(RF1、RF2又はRF3)を使用している各セルのパイロット信号受信レベルを移動局モードで測定し、さらに、セル選択情報をマクロ基地局3より受信して、これらのパイロット信号受信レベルが全て予め定められた所定値PBTH以上の場合には、HCS優先度レベルが低いセルのRFを優先的に選択する。また、優先的に選択できるRFが複数存在する場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、パイロット信号受信レベルが最小のRFを選択する。
図7は、フェムト基地局5−1〜5−4がRFの選択を行なう手順の一例を示すフロー図である。フェムト基地局5−1〜5−4は、各RFを使用するセル(マクロセル、マイクロセル、及びフェムトセル)のパイロット信号受信レベルを測定する(ステップS201)。次に、パイロット信号受信レベルが所定値以上のセル選択情報を受信する(ステップS202)。
そして、各RFに関して、接続制限がされていないセルのパイロット信号受信レベルの最高値をRFのパイロット信号受信レベルとして、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満のRFが存在する場合には、そのRFを選択して終了する(ステップS203、S204)。
なお、移動局9−1〜9−3は、上述の通り、パイロット信号受信レベルを、基地局と通信を行なうために必要な所定値PMTHと比較してセルを選択している。ステップS203で用いられる所定値PBTHは、移動局がセル選択の際に用いる所定値PMTHと同じ値でも、異なる値でもよい。フェムト基地局5−1〜5−4が屋内に設置されていると、フェムト基地局5−1〜5−4によるマクロセル6やマイクロセル7のパイロット信号受信レベルは、フェムト基地局5−1〜5−4に近い屋外に位置している移動局による受信レベルに比べて建物透過損失だけ小さくなる。このため、ステップS203の所定値PBTHは、移動局が用いる所定値PMTHに比べて小さい値に設定されてもよい。
また、ステップS203では、何れのセルのパイロット信号も受信されないRFが存在した場合にも、フェムト基地局5−1〜5−4は、そのRFのパイロット信号受信レベルを所定値PBTH未満として扱い、そのRFを選択して終了する。
ステップS203がNOの場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、各RFに関して、接続制限がされていないセルの中でパイロット信号受信レベルが最高のセルのHCS優先度レベルを、各々のRFのHCS優先度レベルとみなす(ステップS205)。そして、HCS優先度レベルが最低のRFが1つだけである場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、そのHCS優先度レベルが最低の1つのRFを選択して終了する(ステップS206、S207)。
ステップS206がYESの場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、今度は、各RFに関して、接続制限の有無に関係なく全てのセルのパイロット信号受信レベルの最高値をRFのパイロット信号受信レベルとみなす(ステップS208)。そして、フェムト基地局5−1〜5−4は、HCS優先度が最低のセルの中で、パイロット信号受信レベルが最低のRFを選択して終了する(ステップS209)。
以下では図1を参照し、フェムト基地局5−1、5−2、5−3、5−4という順番でRF選択を行なうケースを例として、フェムト基地局5−1〜5−4によるRF選択の手順をさらに説明する。
まず、フェムト基地局5−1が、マクロセル6におけるRF1及びRF2のパイロット信号の受信レベルとマイクロセル7におけるRF3のパイロット信号の受信レベルを測定すると共に、マクロ基地局3からマクロセル6のHCS優先度レベル(HCS_PRI06 = 0)とマイクロセル7のHCS優先度レベル(HCS_PRI07 = 2)を受信する(ステップS201及びS202)。図1に示す位置に設置されたフェムト基地局5−1の場合、ステップS203において、マクロセル6におけるRF1及びRF2のパイロット信号の受信レベルが所定値PBTH以上となり、また、マイクロセル7におけるRF3のパイロット信号受信レベルも所定値PBTH以上となる。このため、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満のRFは存在せず、HCS優先度レベルが低いマクロセル6で使用されているRF1とRF2が選択候補となる(ステップS206のYES)。そして、ステップS208及びS209において、フェムト基地局5−1は、マクロセル6とマイクロセル7に加えて、接続制限がされているフェムトセル8−1〜8−4を含めた全てのセルのパイロット信号受信レベルの最高値が最低のRFを選択する。フェムト基地局5−2〜5−4が稼働していない時点では、RF1とRF2のパイロット信号受信レベルに差はないから、ここでは、フェムト基地局5−1が、フェムトセル8−1のRFとしてRF1を選択して使用するものとする。
次に、フェムト基地局5−1の近くに位置するフェムト基地局5−2がRF選択を行なう。フェムト基地局5−2のRF選択においても、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満のRFは存在しない。また、S203〜S207では接続制限されているフェムトセル8−1の影響は受けない。このため、HCS優先度レベルが低いマクロセル6で使用しているRF1とRF2が選択候補となる。そして、ステップS208において、RF1とRF2の各々に関して全てのセルのパイロット信号受信レベルの最高値を求めると、フェムトセル8−1において送信されているパイロット信号のために、RF1のパイロット信号受信レベルがRF2よりも高くなる。このため、フェムト基地局5−2は、フェムトセル8−2のRFとしてRF2を選択して使用することになる(ステップS209)。これにより、マクロセル6やマイクロセル7において通信を行なう近隣の移動局との干渉が避けられるだけでなく、周囲の別のフェムトセル8−1との干渉も少ないRFを選択できる。つまり、フェムト基地局が、パイロット信号の受信レベルがより小さいセルと同じRFを選択することで、近傍のセルとの間でRFの競合が避けられない状況下でも、同じRFを使用するセル間の相互干渉を低減することができる。
続いてフェムト基地局5−3がRF選択を行なう場合を考える。図1に示すフェムト基地局5−3の設置場所では、マクロセル6におけるRF1及びRF2のパイロット信号受信レベルが所定値PBTH以上であるが、マイクロセル7におけるRF3のパイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満である。したがって、ステップS203においてRF3のパイロット受信レベルが所定値未満と判定されるため、フェムト基地局5−3は、フェムトセル8−3のRFとしてRF3を選択して使用することになる(ステップS204)。このように、パイロット信号の受信レベルが小さく、相互に干渉する可能性が小さいRF又は周囲で使用されていないRFが存在すれば、そのようなRFを選択することで、フェムトセル8−3とそのセル(ここでは、マクロセル6)との相互干渉を低減できる。
さらに続いてフェムト基地局5−3の近くに位置するフェムト基地局5−4がRF選択を行う場合を考える。図1に示すフェムト基地局5−4の設置場所では、マクロセル6におけるRF1とRF2のパイロット受信レベルが所定値PBTH以上であるが、マイクロセル7におけるRF3のパイロット信号受信レベルは所定値PBTH未満である。一方、フェムトセル8−3は接続制限されているため、フェムト基地局5−3がRF3で送信するパイロット信号の受信レベルは、ステップS203の判定対象から除外される。このため、ステップS203においてRF3のパイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満と判定され、フェムト基地局5−4は、フェムトセル8−4のRFとしてRF3を選択する(ステップS204)。これは、マクロセル6におけるRF1とRF2のパイロット信号受信レベルが所定値PBTH以上であるとき、マクロセル6は接続制限されておらず、フェムトセル8−3は接続制限されているため、接続制限されているフェムトセル8−3と同じRF3を選択して使用することになる。このように、接続制限されているフェムトセル8−3のパイロット信号受信レベルが高くても、フェムト基地局5−4によるRFの選択は、その影響を受けない。これにより、フェムトセル8−3とフェムトセル8−4の間の干渉が生じる可能性はあるが、回線品質をより大きく劣化させる可能性が高いフェムトセル8−4とマクロセル6との間の干渉を回避できる。
本実施例において、接続制限情報を送信する代わりに、フェムトセル情報をセル選択情報に含めて送信して、これを接続制限情報と全く同様に扱うことで、全く同様のRF選択ができる。
また、本実施例において、移動局9−1〜9−3は、各セルのパイロット信号受信レベルを1つの所定値PMTHと比較し、フェムト基地局5−1〜5−4は、各セルのパイロット信号受信レベルを1つの所定値PBTHと比較するものとして説明した。しかし、セル毎にセル個別オフセット値を定め、マクロ基地局3又はマクロ基地局3及びマイクロ基地局4が、その個別オフセット値をセル選択情報に追加して報知し、移動局9−1〜9−3とフェムト基地局5−1〜5−4において、パイロット信号受信レベルにセル個別オフセット値を加えて所定値PMTH又はPBTHと比較することによって、実質的に所定値PMTH及びPBTHがセル毎に異なるようにしてもよい。
[実施例2]
上述した実施例1では、フェムト基地局5−1〜5−4が、セル選択情報に含まれるHCS優先度レベルと、接続制限情報又はフェムトセル情報とを参照して、RFの選択を行う例を説明した。本実施例では、フェムト基地局5−1〜5−4が、接続制限情報及びフェムトセル情報を使用せずに、セル選択情報に含まれるHCS優先度レベルを参照してRFの選択を行う例を説明する。このようなRF選択によっても、フェムト基地局5−1〜5−4は、周囲に存在する移動局9−1〜9−3の通信に与える影響を軽減することができる。
本実施例にかかるフェムト基地局5−1〜5−4が行うRF選択の具体例を図8のフロー図を参照して説明する。なお、図8において、ステップS201〜S202並びにS206〜S209は、図7のフロー図における同一符号の処理内容と同様である。図8のステップS303では、各RFに関して、接続制限の有無に関わらず各々のRFで受信される全てのセルのパイロット信号受信レベルの最高値をRFのパイロット信号受信レベルとして、これを所定値PBTHと比較する。そして、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満のRFが存在する場合には、そのRFを選択して終了する(ステップS304)。
一方、選択候補の全てのRF(つまり、RF1、RF2及びRF3)のパイロット受信レベルが所定値PBTH以上である場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、各RFに関して、接続制限の有無に関わらず各々のRFで受信される全てのセルの中でパイロット信号受信レベルが最高のセルのHCS優先度レベルを、各々のRFのHCS優先度レベルとみなす(ステップS305)。そして、HCS優先度レベルが最低のRFが1つだけである場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、そのHCS優先度レベルが最低の1つのRFを選択して終了する(ステップS206、S207)。ステップS206がYESの場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、各RFで受信されるパイロット信号受信レベルの最高値を各RFのパイロット信号受信レベルとみなしたうえ、HCS優先度レベルが最低のRFの中でパイロット信号受信レベルが最低であるRFを選択する(ステップS208及びS209)。
このように、本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4は、移動局9−1〜9−3による接続先セルの選択に使用されるHCS優先度レベルを参照し、移動局が接続先セルを選択する際の優先順位とは逆の優先順位によってRFの選択を行う。言い換えると、本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4は、自身の近傍に位置しているが、自身とは接続しない移動局が上位のマクロセル6又はマイクロセル7に接続するために使用するRFとの競合を避けるように、自身が使用するRFの選択を行う。つまり、移動局9−1〜9−3は、マクロセル6とマイクロセル7のパイロット信号を共に所定値PMTH以上で受信可能である場合に、HCS優先度レベルが高いマイクロセル7を選択して接続する。これに対して、フェムト基地局5−1〜5−4は、マクロセル6とマイクロセル7のパイロット信号を共に所定値PBTH以上で受信している場合に、HCS優先度に基づいて、ただし移動局9−1〜9−3による接続先セルの選択とは逆の優先順位によって、HCS優先度レベルが低いマクロセル6と競合するRFを自身が使用するRFとして選択する。これによって、フェムト基地局5−1〜5−4は、周囲の移動局が優先的に接続するマイクロセル7との干渉を回避し、周囲の移動局の回線品質の低下を抑制できる。
[実施例3]
本実施例では、フェムト基地局5−1〜5−4が、HCS優先度レベルを使用せずに、接続制限情報又はフェムトセル情報を参照してRFの選択を行う例を説明する。このようなRF選択によっても、フェムト基地局5−1〜5−4は、周囲に存在する移動局9−1〜9−3の通信に与える影響を軽減することができる。
本実施例にかかるフェムト基地局5−1〜5−4が行うRF選択の具体例を図9のフロー図を参照して説明する。なお、図9において、ステップS201〜S202は、図7のフロー図における同一符号の処理内容と同様である。図9のステップS403では、各RFに関して、各々のRFで受信される全てのセルのパイロット信号受信レベルの最高値をRFのパイロット信号受信レベルとして、これを所定値PBTHと比較する。そして、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH未満のRFが存在する場合には、そのRFを選択して終了する(ステップS404)。
一方、選択候補の全てのRF(つまり、RF1、RF2及びRF3)のパイロット受信レベルが所定値PBTH以上である場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、接続制限情報又はフェムトセル情報を参照して、フェムトセルのみが使用するRFが存在するか否かを判定する(ステップS405)。そして、フェムトセルのみが使用するRFが存在すれば、フェムト基地局5−1〜5−4は、そのRFを選択して終了する(ステップS406)。なお、フェムトセルのみが使用するRFが複数存在する場合には、それらのRFの中で、パイロット信号の受信レベルの最高値が最も低いRFを選択すればよい。ステップS405がNOの場合、フェムト基地局5−1〜5−4は、各RFで受信される全てのパイロット信号受信レベルの最高値を各々のRFのパイロット信号受信レベルとみなしたうえ、パイロット信号受信レベルが最低であるRFを選択する(ステップS407)。
このように、本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4は、接続制限情報又はフェムトセル情報を参照してパイロット信号の送信元がフェムトセルであるか否かを判定し、複数の選択候補の中でどのRFを選択しても周囲のいずれかのセルとの間でRFの競合が発生する場合には、フェムトセルのみが使用するRFを優先的に選択することとした。つまり、例えば、フェムト基地局5−4は、フェムトセル8−3からのパイロット信号受信レベルが、マクロセル6からのパイロット信号受信レベルより低くても、フェムトセル8−3と同じRFを選択して使用する。これによりフェムトセル相互間は干渉するが、上述したように、フェムトセル8−1〜8−3は小規模なセルである。また、フェムトセル8−1〜8−3は、接続可能な移動局が限定される使用形態が想定されている。したがって、フェムトセル8−1〜8−3の近傍に存在していても、フェムトセル8−1〜8−3に接続できない多くの移動局は、上位のマクロセル6又はマイクロセル7に接続することになる。したがって、フェムト基地局5−1〜5−4が、フェムトセルとのみ競合するRFを優先的に選択することによって、フェムトセル81−1〜8−4が接続制限されているためにマクロセル6又はマイクロセル7に接続する多数の移動局の回線品質の低下を抑制できる。
[実施例4]
上述した実施例1〜3では、移動局モード受信部55を有するフェムト基地局5−1〜5−4が、他の基地局から送出されるパイロット信号の受信レベルを測定すると共にセル選択情報の受信を行い、これらの測定結果及びセル選択情報を用いてRFの選択を行う例を説明した。しかしながら、パイロット信号受信レベルの測定、及び基地局が報知するセル選択情報の受信の少なくとも一方を移動局9−1〜9−3に実行させ、フェムト基地局5−1〜5−4は、その測定結果又は受信結果を移動局から受信してRF選択を行ってもよい。
一例として、パイロット信号受信レベルの測定と、基地局が報知するセル選択情報の受信を共に移動局9−3に実行させ、フェムト基地局5−1が移動局9−3から受信した情報を用いてセル選択を行う場合を説明する。図10は、本実施例に関するタイミングチャートである。図10に示すように、まず移動局9−3が、各RFを使用するセルのパイロット信号の受信レベルを測定する。これは、図7のステップS201に相当する。次に、移動局9−3が、パイロット信号受信レベルが所定値PBTH以上のセルのセル選択情報を受信する。これは、図7のステップS202に相当する。次に、移動局9−3は、パイロット信号受信レベルの測定結果と受信したセル選択情報を、フェムト基地局5−1に送信する(ステップS501)。その後、フェムト基地局5−1は、移動局9−3から受信したパイロット信号受信レベル及びセル選択情報を使用して、RFの選択を実行する。これは、図7のステップS203〜S209に相当する。
本実施例にかかるフェムト基地局5−1の構成の一例を図11に示す。本実施例では、フェムト基地局5−1が移動局モードで動作する必要がないから、このための移動局モード受信部55が削除されている。なお、図11の無線ネットワーク制御データ設定部56は、移動局9−3から受信したパイロット信号受信レベル及びセル選択情報を受信データ処理部52にアクセスして取得し、これらを用いてRFの選択を行う。
なお、移動局9−1〜9−3がRFの選択までを実行し、選択したRFをフェムト基地局5−1〜5−4に通知し、フェムト基地局5−1〜5−4は、移動局によって選択されたRFを用いることとしてもよい。
本実施例のように、移動局9−1〜9−3が有しているハードウェア資源をフェムト基地局5−1〜5−4によるRFの選択に使用することで、フェムト基地局5−1〜5−4に設けていた移動局モード受信部55の機能を簡素化又は削減することができる。
[実施例5]
上述した実施例1〜4では、フェムト基地局5−1〜5−4が、周囲の移動局が使用するRFとの競合を回避するように、フェムトセル8−1〜8−3で使用するRFを選択することで無線リソース管理を実施していた。しかしながら、RFの選択は、フェムト基地局5−1〜5−4が行う無線リソース管理の代表例の1つに過ぎない。本実施例では、フェムト基地局5−1〜5−4が行う無線リソース管理の他の例として、予め設定されたフェムトセルのRFの送信電力を増減することで無線リソース管理を実施する例を示す。本実施例のフェムト基地局5−1〜5−4の構成は、実施例1と同様とすればよい。以下では、フェムト基地局5−1〜5−4が行う送信電力制御の動作を、図12のフロー図を用いて説明する。図12は、図7のフロー図と比較して、ステップS210〜S213が追加された点で異なる。
図12では、まずフェムトゲートウェー装置2からフェムト基地局5−1〜5−4に対して、フェムトセルで使用する無線周波数RFfが指定される(ステップS210)。例えば図1の構成では、RF1、RF2、またはRF3のいずれかがフェムト基地局5−1〜5−4に対して指定される。本実施例のフェムトゲートウェー装置2には、無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller;RNC)の機能が付加されているので、フェムト基地局5−1〜5−4に対して、予め設定されたフェムトセルのRFを通知できる。
マクロ基地局やマイクロ基地局の上り回線と下り回線の送信信号と干渉することを回避できるように、フェムトセルで使用可能なRFを選択する過程は、ステップS201からS209で実施する。これらのステップの処理内容は図7と同様なので、説明は省略する。
続いて、フェムト基地局5−1〜5−4は、ステップS201からS209で選択されたフェムトセルで使用可能なRF(以下、選択RF)と、フェムトゲートウェー装置2から指定されたRFf(以下、指定RF)とが一致するかを判定する(ステップS211)。なお、ステップS211での判定結果に関わらず、フェムト基地局5−1〜5−4は指定RFであるRFfを使用する。しかしながら、ステップS211の判定で、選択RFと指定RFが一致した場合、フェムト基地局5−1〜5−4がRFfを使用しても周囲の移動局が接続する他のセル(例えば、マクロセル6又はマイクロセル7)との干渉を回避できるので、フェムト基地局5−1〜5−4は、RFfで送信する信号の送信電力を所定量増加させる(ステップS213)。一方、ステップS211での判定で選択RFと指定RFが一致しなかった場合、フェムト基地局5−1〜5−4がRFfを使用するとマクロセル6又はマイクロセル7に干渉を与える可能性が高いので、フェムト基地局5−1〜5−4は、RFfで送信する信号の送信電力を所定量減少させる(ステップS212)。
図1を参照して、フェムト基地局5−1〜5−4における送信電力の増減を説明する。フェムト基地局5−1では、選択RFがRF2であるため、指定RFがRF2のとき送信電力を所定量(例えば1dB)増加させ、それ以外のとき所定量(例えば1dB)減少させる。フェムト基地局5−2では、同様に選択RFがRF1であるため、指定RFがRF1のとき送信電力を所定量(例えば1dB)増加させ、それ以外のとき所定量(例えば1dB)減少させる。フェムト基地局5−3及び5−4では、選択RFがRF3であるため、指定RFがRF3のとき送信電力を所定量増加させ、それ以外のとき所定量減少させる。ただし、フェムト基地局5−3及び5−4のように、同一RFのフェムトセルが隣接する可能性が高い場合、選択RFと指定RFが一致した場合の送信電力の増加量を0と設定してもよい。
[実施例6]
上述した実施例1、2、4及び5では、マクロ基地局3又はマクロ基地局3及びマイクロ基地局4がHCS優先度レベルを送信する例を説明した。しかしながら、移動局9−1〜9−3による接続先セルの選択並びにフェムト基地局5−1〜5−4によるRFの選択に使用可能なセルの属性情報は、HCS優先度レベルに限られない。本実施例では、マクロ基地局が、HCS優先度レベルの代わりにパイロット信号の送信電力値を送信する例を説明する。そして、移動局9−1〜9−3は、HCS優先度が高いセルを優先的に選択する代わりに、パイロット信号の送信電力値が小さいセルを優先的に選択する。また、フェムト基地局5−1〜5−4は、HCS優先度が低いセルが使用するRFを優先的に選択する代わりに、パイロット信号の送信電力値が大きいセルが使用するRFを優先的に選択する。例えば、パイロット信号の送信電力値の上限値を、マクロセル6では2W、マイクロセル7では0.2W、そしてフェムトセル8−1〜8−3では0.01Wとすればよい。HCS優先度レベルに代えてパイロット信号の送信電力値を使用する以外の点は、上述した実施例1,2及び4と同じである。
これにより、パイロット信号の送信電力値は、マクロセル6、マイクロセル7、フェムトセル8−1〜8−3の順番(但し、フェムトセル間の順番は問わない。)に小さくなる。一方、実施例1、2及び4におけるHCS優先度レベルは同じ順番で高くなるので、上述のようにHCS優先度レベルとパイロット信号の送信電力値を置き換えることで、実施例6の動作は実施例1、2及び4の動作と同じとなる。つまり、例えば、フェムト基地局5−1の近傍に位置し、マクロ基地局3又はマイクロ基地局4と通信を行なう移動局9−2は、パイロット信号の送信電力値が小さいセル、つまりマイクロセル7に接続して、RF3を使用する。一方、フェムト基地局5−1は、パイロット信号の送信電力値が大きいセル、つまりマクロセル6が使用するRF1を選択する。よって、移動局9−2とフェムト基地局5−1は、互いに異なるRFを使用することになり、相互の干渉を回避できる。
[実施例7]
実施例1〜6では、基地局と移動局との間の通信方式としてWCDMA方式を採用していたが、本実施例では、上り回線はシングルキャリアFDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、下り回線はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式をそれぞれ採用する。そして、各々の無線周波数は、その帯域が複数のリソースブロック(PRB;Physical Resource Block)に分割され、基地局に備えられたスケジューラがPRBの割当を行なって、基地局は割り当てられたPRBを用いて移動局との間のデータ送信を行う。
例えば実施例1のマクロ・マイクロゲートウェエー装置1には、無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller;RNC)の機能が付加されているが、本実施例では、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1にRNC機能は付加されていない。代わりに、RNC機能はマクロ基地局3及びマイクロ基地局4に付加される。
図13は、本実施例のマクロ基地局3とマイクロ基地局4の構成の一例を示す図である。図13を参照すると、本実施例のマクロ基地局3とマイクロ基地局4は、無線ネットワーク制御部35を備えている。無線ネットワーク制御部35は、各セルが使用する周波数チャネルや、パイロット信号の送信電力値等の制御パラメータを格納しており、これらを無線送受信部31に通知する。図13の無線制御部31は、マクロ・マイクロゲートウェエー装置1ではなく、無線ネットワーク制御部35から通知される制御パラメータを用いて移動局との無線通信を行う。なお、図13におけるその他の構成要素は、無線受信部31に適用される変調方式が異なる点を除いて、図3を用いて説明した実施例1にかかるマクロ基地局3及びマイクロ基地局4と同様である。また、本実施例にかかるフェムト基地局5−1〜5−4による無線リソース選択の手順、移動局9−1〜9−3によるセル選択の手順は、上述した実施例1〜5のいずれかと同様とすればよい。
[その他の実施例]
上述した実施例1〜7のさらなる変形例について以下に列挙する。
実施例1〜7では、移動局がセル選択に使用するセル選択情報を使用して、フェムト基地局5−1〜5−4が、RFの選択又は送信電力制御等の無線リソース管理を実行する例を示した。しかしながら、セル選択情報は、フェムト基地局5−1〜5−4による無線リソース管理に使用される"セルの属性を示すセル属性情報"の一例に過ぎない。例えば、フェムト基地局5−1〜5−4は、移動局がセル選択に使用するセル選択情報とは別個にマクロ基地局3等から送信される情報を用いて、RFの選択を行ってもよい。
また、実施例1〜7では、フェムト基地局5−1〜5−4が、RF又は物理リソースブロック(PRB)を選択する例を示した。しかしながら、フェムト基地局5−1〜5−4が選択する無線リソースは、RF又は物理リソースブロックに限られないことは勿論である。例えば、フェムト基地局5−1〜5−4が選択する無線リソースは、拡散コード又はRF及び拡散コードの組合せとしてもよい。
また、実施例1〜7では、フェムト基地局5−1〜5−4が、パイロット信号の受信レベルの測定結果を使用して、RFの選択又は送信電力制御等の無線リソース管理を行う例を示した。しかしながら、パイロット信号の受信レベルは、他の基地局から無線送信される信号の受信品質を表すパラメータの1つに過ぎない。例えば、フェムト基地局5−1〜5−4は、パイロット信号の受信レベルに代えて、又はパイロット信号の受信レベルに加えて、パイロット信号の受信SIR(Signal to Interference Ratio)、下り信号の符号誤り率(BER;Bit Error Rate)等のパラメータを使用してもよい。また、同様に、移動局9−1〜9−3は、セル選択を実行する際に、パイロット信号の受信レベルに代えて、又はパイロット信号の受信レベルに加えて、例えば、パイロット信号の受信SIR、下り信号の符号誤り率(BER;Bit Error Rate)等のパラメータを使用してもよい。
また、実施例1〜7で述べたフェムト基地局5−1〜5−4が実行するRFの選択及び送信電力制御等の無線リソース管理は、マイクロプロセッサ等のコンピュータに基地局制御のためのプログラムを実行させることによって実現可能である。例えば、実施例1の場合、基地局制御プログラムを実行するコンピュータの制御に基づいて、移動局モード受信部55にパイロット信号受信レベルの測定及びセル選択情報の受信を実行させ、得られたパイロット信号受信レベルの測定結果及びセル選択情報を用いてRFの選択処理を行い、選択されたRFを無線送受信部51に設定して、移動局との通信を実行させればよい。
また、実施例1〜7で述べた移動局9−1〜9−4が実行するセル選択処理も、コンピュータに移動局制御のためのプログラムを実行させることによって実現可能である。同様に、実施例4で述べたフェムト基地局による無線リソース管理のために移動局9−1〜9−4が行なうパイロット信号受信レベルの測定及びセル選択情報の受信も、移動局制御プログラムを実行するコンピュータの指令に基づいて無線送受信部91、セル選択制御部95等を動作させることで実現できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2007年10月1日に出願された日本出願特願2007−257709を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、無線通信システムに適用され、特に、少なくとも一部の基地局が自律的に無線リソース管理(Radio Resource Management)を行なう(例えば、複数の無線周波数から通信に用いる無線周波数の選択を行なう)システム、無線通信方法、基地局及び移動局、基地局及び移動局の制御方法、並びに基地局及び移動局の制御プログラムに適用される。

Claims (29)

  1. 第一の基地局は、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行ない、
    第二の基地局は、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行ない、
    前記第一の基地局及び前記第二の基地局の少なくとも一方は、セルの属性を示すセル属性情報を送信し、
    第三の基地局は、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質を測定すると共に、前記セル属性情報を受信し、前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において移動局との通信を行なうことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記無線リソース管理は、予め定められた複数の割当候補の無線リソースから少なくとも1つの無線リソースを選択し、前記選択した無線リソースを用いることを含む請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記セル属性情報は、前記第一及び第二のセルの優先度レベル情報を含み、
    前記移動局は、前記第一及び第二の下り信号の受信品質を測定し、前記第一の下り信号の受信品質が第一の所定値以上であり、前記第二の下り信号の受信品質が第二の所定値以上であるとき、前記第一及び第二のセルのうちで前記優先度レベルが高いセルを選択して、選択したセルに対応する基地局との通信を行い、
    前記第三の基地局は、
    さらに前記第二の下り信号の受信品質を測定し、前記第一の下り信号の受信品質が第三の所定値以上であり、前記第二の下り信号の受信品質が第四の所定値以上であるとき、
    前記複数の割当候補から少なくとも1つの無線リソースを選択するに際して、前記第一及び第二のセルのうちで前記優先度レベルが低い一方のセルに用いられる無線リソースを、前記優先度レベルが高い他方のセルに用いられる無線リソースよりも優先的に選択することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記セル属性情報は、移動局の接続を制限しているセルであることを示す接続制限情報及びフェムトセルであることを示すフェムトセル情報の少なくとも一方を含み、
    前記第三の基地局は、
    前記第一の下り信号の受信品質が第五の所定値以上であって、
    前記接続制限情報が前記第一のセルが特定の移動局のみに接続を許可するセルではなく、前記第二のセルが特定の移動局のみに接続を許可するセルであることを示す場合、または、前記フェムトセル情報が前記第一のセルがフェムトセルではなく、前記第二のセルがフェムトセルであることを示す場合には、
    前記複数の割当候補から少なくとも1つの無線リソースを選択するに際して、前記第二のセルに用いられる無線リソースを、前記第一のセルに用いられる無線リソースよりも優先的に選択することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 前記セル属性情報は、前記第一の下り信号及び第二の下り信号の送信電力値に関する情報を含み、
    前記移動局は、前記第一及び第二の下り信号の受信品質を測定し、前記第一の下り信号の受信品質が第六の所定値以上であり、前記第二の下り信号の受信品質が第七の所定値以上であるとき、前記第一及び第二のセルのうちで前記下り信号の送信電力値が小さいセルを選択して、選択したセルに対応する基地局との通信を行い、
    前記第三の基地局は、さらに前記第二の下り信号の受信品質を測定し、前記第一の下り信号の受信品質が第八の所定値以上であり、前記第二の下り信号の受信品質が第九の所定値以上であるとき、
    前記複数の割当候補から少なくとも1つの無線リソースを選択するに際して、前記第一及び第二のセルのうちで前記下り信号の送信電力値が大きい一方のセルに用いられる無線リソースを、前記下り信号の送信電力値が小さい他方のセルに用いられる無線リソースよりも優先的に選択することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  6. 前記第三の基地局は、第三の無線リソースを用いて送信される第三の下り信号の受信品質が第十の所定値未満であるか、または前記第三の無線リソースを用いて送信される前記第三の下り信号を受信できないときには、前記優先的に選択する無線リソースよりも、前記第三の無線リソースを優先的に選択することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記優先的に選択する無線リソースが複数存在する場合には、前記下り信号の受信品質が最低の無線リソースを、その他の前記優先的に選択する無線リソースよりも優先的に選択することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記第三の基地局は、前記第三のセルが特定の移動局のみに接続を許可するセルであることを示す接続制限情報、及び前記第三のセルがフェムトセルであることを示すフェムトセル情報の少なくとも一方を送信し、予め登録された特定の移動局のみと接続して通信を行なうことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記無線リソースは、無線周波数であって、
    前記第一から第三の基地局と前記移動局との間の通信において、無線アクセス方式としてCDMA方式を用い、前記無線周波数の各々の帯域に送信信号を拡散して情報を送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記無線リソースは、無線周波数であって、
    前記第一から第三の基地局と移動局との間の通信において、前記無線周波数の各々の帯域を複数のリソースブロックに分割し、1つまたは複数のリソースブロックを用いて情報を送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 前記第一から第三の無線リソースの各々を使用する基地局は、移動局から信号を受信するために、前記第一から第三の無線リソースとは異なる第四から第六の無線リソースの各々を使用することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 前記無線リソース管理は、複数の割当候補の中から予め指定された無線リソースを使用して前記第三の基地局が信号出力する際に、前記第三の基地局の送信電力を制御することを含む請求項1に記載の無線通信システム。
  13. 前記セル属性情報は、前記第一及び第二のセルの優先度レベル情報を含み、
    前記第三の基地局は、さらに前記第二の下り信号の受信品質を測定し、前記第一及び第二の下り信号の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、周囲のセルとの干渉を軽減するように前記複数の選択候補の中から1つの無線リソースを選択し、
    前記予め指定された無線リソースと前記選択した無線リソースとが一致するか否かに応じて、前記送信電力を調整する請求項12に記載の無線通信システム。
  14. 前記第三の基地局は、前記予め指定された無線リソースと前記選択した無線リソースが不一致である場合に、前記予め指定された無線リソースと前記選択した無線リソースが一致する場合に比べて、前記送信電力を低下させる請求項13に記載の無線通信システム。
  15. 前記受信品質は、受信信号レベル、受信SIR(Signal to Interference Ratio)及び符号誤り率の少なくとも1つを含む請求項1〜14のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  16. 第一の基地局は、第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行ない、
    第二の基地局は、第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行うと共に、移動局との通信を行ない、
    前記第一の基地局及び前記第二の基地局の少なくとも一方は、セルの属性を示すセル属性情報を送信し、
    第三の基地局は、少なくとも前記第一の下り信号の受信品質を測定すると共に、前記セル属性情報を受信し、前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において移動局との通信を行なうことを特徴とする無線通信方法。
  17. 移動局との通信を行なうために第一のセル内において第一の無線リソースを用いて第一の下り信号の送信を行う第一の基地局と、移動局との通信を行なうために第二のセル内において第二の無線リソースを用いて第二の下り信号の送信を行う第二の基地局とを含み、前記第一の基地局及び前記第二の基地局の少なくとも一方は、セルの属性を示すセル属性情報を送信する無線通信システムにおいて使用される基地局であって、
    少なくとも前記第一の下り信号の受信品質を測定すると共に、前記セル属性情報を受信する手段と、
    第三のセル内において移動局との通信を行なうために、前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて無線リソース管理を行う手段と、
    を備える基地局。
  18. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて使用され、前記第三の基地局と通信を行なうことを特徴とする移動局。
  19. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて使用される移動局であって、
    前記セル属性情報を受信する手段と、
    前記セル属性情報を用いてセル選択を行なう手段と、
    を備える移動局。
  20. 無線通信システムで使用される移動局であって、
    前記無線通信システムは、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局と、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と、
    少なくとも前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において、当該移動局との通信を行なう第三の基地局とを有し、
    当該移動局は、前記第一の下り信号の受信品質の測定及び前記セル属性情報の受信の少なくとも一方を行う手段と、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報の少なくとも一方を前記第三の基地局に対して通知する手段とを備える移動局。
  21. 無線通信システムで使用される基地局の制御方法であって、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局から、前記第一の下り信号を受信して受信品質を測定し、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と前記第一の基地局の少なくとも一方から、セルの属性を示すセル属性情報を受信し、
    前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行い、第三のセル内において、移動局との通信を行なうことを特徴とする、基地局の制御方法。
  22. 前記無線リソース管理は、予め定められた複数の割当候補の無線リソースから少なくとも1つの無線リソースを選択し、前記選択した無線リソースを用いることを含む請求項21に記載の基地局の制御方法。
  23. 前記無線リソース管理は、複数の割当候補の中から予め指定された無線リソースを使用して前記第三の基地局が信号出力する際に、前記第三の基地局の送信電力を制御することを含む請求項21に記載の基地局の制御方法。
  24. 無線通信システムで使用される移動局の制御方法であって、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局から、前記第一の下り信号を受信して受信品質を測定し、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と前記第一の基地局の少なくとも一方から、セルの属性を示すセル属性情報を受信し、
    少なくとも前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて無線リソース管理を行う第三の基地局に対して、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び受信した前記セル属性情報の少なくとも一方を通知することを特徴とする移動局の制御方法。
  25. 無線通信システムで使用される基地局に関する制御処理をコンピュータに実行させる基地局制御プログラムであって、
    前記制御処理は、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて移動局との通信を行なう第一の基地局から前記第一の無線リソースを用いて送信される第一の下り信号の受信品質の測定結果を入力する処理と、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて移動局との通信を行なう第二の基地局と前記第一の基地局との少なくとも一方から受信される情報であって、セルの属性を示すセル属性情報を入力する処理と、
    前記受信品質の測定結果と前記セル属性情報に基づいて、無線リソース管理を行う処理とを含む基地局制御プログラム。
  26. 無線受信手段と無線送信手段を有する移動局に関する制御処理をコンピュータに実行させる移動局制御プログラムであって、
    前記制御処理は、
    第一のセル内において、第一の基地局から第一の無線リソースを用いて送信される第一の下り信号の受信品質を、前記前記無線受信手段に測定させる処理と、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて移動局との通信を行なう第二の基地局と前記第一の基地局との少なくとも一方から受信される情報であって、セルの属性を示すセル属性情報を、前記前記無線受信手段に受信させる処理と、
    少なくとも前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて無線リソース管理を行う第三の基地局に対して、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び受信した前記セル属性情報の少なくとも一方を、前記無線送信手段に送信させる処理とを含む移動局制御プログラム。
  27. 無線通信システムで使用される移動局であって、
    前記無線通信システムは、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局と、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と、
    少なくとも前記第一の下り信号の受信品質及び前記セル属性情報に基づいて選択された無線リソースを使用して、第三のセル内において、当該移動局との通信を行なう第三の基地局とを有し、
    当該移動局は、前記第一の下り信号の受信品質の測定及び前記セル属性情報の受信を行う手段と、前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて複数の選択候補の中から選択した無線リソースを前記第三の基地局に対して通知する手段とを備える移動局。
  28. 無線通信システムで使用される移動局の制御方法であって、
    第一のセル内において、第一の無線リソースを用いて、第一の下り信号の送信を行う第一の基地局から、前記第一の下り信号を受信して受信品質を測定し、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて、第二の下り信号の送信を行う第二の基地局と前記第一の基地局の少なくとも一方から、セルの属性を示すセル属性情報を受信し、
    前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて、第三の基地局に使用させるための無線リソースを複数の選択候補の中から選択し、
    前記第三の基地局に対して、選択された無線リソースを送信することを特徴とする移動局の制御方法。
  29. 無線受信手段と無線送信手段を有する移動局に関する制御処理をコンピュータに実行させる移動局制御プログラムであって、
    前記制御処理は、
    第一のセル内において、第一の基地局から第一の無線リソースを用いて送信される第一の下り信号の受信品質を、前記前記無線受信手段に測定させる処理と、
    第二のセル内において、第二の無線リソースを用いて移動局との通信を行なう第二の基地局と前記第一の基地局との少なくとも一方から受信される情報であって、セルの属性を示すセル属性情報を、前記前記無線受信手段に受信させる処理と、
    前記第一の下り信号の受信品質の測定結果及び前記セル属性情報に基づいて、第三の基地局に使用させるための無線リソースを複数の選択候補の中から選択する処理と、
    前記無線創始手段に、前記第3の基地局に対して、選択された無線リソースを送信させる処理とを含む移動局制御プログラム。
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