JP5781103B2 - 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5781103B2
JP5781103B2 JP2013024338A JP2013024338A JP5781103B2 JP 5781103 B2 JP5781103 B2 JP 5781103B2 JP 2013024338 A JP2013024338 A JP 2013024338A JP 2013024338 A JP2013024338 A JP 2013024338A JP 5781103 B2 JP5781103 B2 JP 5781103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
base station
carrier
user terminal
radio base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013024338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014155093A (ja
Inventor
アナス ベンジャブール
アナス ベンジャブール
祥久 岸山
祥久 岸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013024338A priority Critical patent/JP5781103B2/ja
Priority to US14/767,124 priority patent/US20150373601A1/en
Priority to PCT/JP2014/051251 priority patent/WO2014125885A1/ja
Priority to CN201480008281.3A priority patent/CN104982065B/zh
Publication of JP2014155093A publication Critical patent/JP2014155093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5781103B2 publication Critical patent/JP5781103B2/ja
Priority to US15/828,043 priority patent/US10645622B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/06Hybrid resource partitioning, e.g. channel borrowing
    • H04W16/08Load shedding arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0061Transmission or use of information for re-establishing the radio link of neighbour cell information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/541Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using the level of interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、マクロセルとスモールセルとが重複して配置される次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システムに関する。
ロングタームエボリューション(LTE)からのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システムが検討されてきた(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))。LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広いカバレッジを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジ有するスモールセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成される無線通信システム(HetNet(Heterogeneous Network)ともいう)が検討されている(例えば、非特許文献1)。
上述の無線通信システムでは、マクロセルにおいて相対的に低い周波数帯(例えば、2GHz)の第1キャリアを用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(例えば、3.5GHz)の第2キャリアを用いることも検討されている。
スモールセルで高周波数帯の第2キャリアが用いられる場合、スモールセルのキャパシティは、マクロセルのキャパシティよりも高くなる。このため、伝送速度(スループット)を向上させるためには、ユーザ端末は、スモールセルにおいて通信を行うことが好ましい。
一方で、高周波数帯の第2キャリアのパスロスは、低周波数帯の第1キャリアのパスロスと比較して増加する。このため、ユーザ端末におけるセル選択において、スモールセルにおいて通信を行うことが好ましい場合であっても、高周波数帯の第2キャリアが用いられるスモールセルを選択できない恐れがあるという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マクロセルとスモールセルとが重複して配置される無線通信システムにおいて、ユーザ端末にスモールセルを積極的に選択させることが可能な無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明のセル選択方法は、第1キャリアが用いられる第1セルと前記第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアが用いられる第2セルとが重複して配置される無線通信システムにおけるセル選択方法であって、前記第1セルを形成する第1無線基地局において、前記第2セルにおける前記第2キャリアを用いた送信特性情報に基づいて、ユーザ端末におけるセル選択に用いられるオフセット値を決定する工程と、前記ユーザ端末に対して、前記オフセット値を通知する工程と、前記ユーザ端末において、前記第1無線基地局及び前記第2セルを形成する第2無線基地局からの参照信号の受信品質を測定する工程と、前記第1無線基地局から通知されるオフセット値を受信する工程と、測定された前記受信品質と受信された前記オフセット値とに基づいて、セル選択を行う工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、マクロセルとスモールセルとが重複して配置される無線通信システムにおいて、ユーザ端末にスモールセルを積極的に選択させることができる。
HetNetの概念図である。 HetNetで用いられるキャリアの一例の説明図である。 3次元/Massive MIMOの説明図である。 周波数fとアンテナ素子数との関係(1次元)の説明図である。 周波数fとアンテナ素子数との関係(2次元)の説明図である。 3次元/Massive MIMOを適用したビームフォーミングの説明図である。 本発明の第1態様に係るセル選択方法を示すシーケンス図である。 本発明の第1態様に係るセル選択方法を示すフローチャートである。 本発明の第2態様に係るセル選択方法の説明図である。 本発明の第2態様に係るセル選択方法を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るマクロ基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るスモール基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、HetNetの概念図である。図1に示すように、HetNetは、マクロセルMCと地理的に重複するように多数のスモールセルSCが配置される無線通信システムである。HetNetは、マクロセルMCを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)M、各スモールセルSCを形成する無線基地局(以下、スモール基地局)S、マクロ基地局M及びスモール基地局Sの少なくとも一つと通信するユーザ端末UEとを含む。
図1に示すHetNetでは、ユーザ端末UEが、主に、マクロ基地局MとCプレーンの通信を行い、スモール基地局SとUプレーンの通信を行う方式(“Macro-assisted”方式)も検討されている。“Macro-assisted”方式では、スモールセルSCよりもカバレッジが大きいマクロセルMCにおいて、制御データやシステム情報が送受信される。一方、マクロセルMCよりも1セルあたりのユーザ数が少ないスモールセルSCにおいて、ユーザデータが送受信される。このため、システム全体におけるスループットを向上させることができる。
また、図1に示すHetNetでは、マクロセルMCにおいて相対的に低い周波数帯のキャリアF1を用いる一方、スモールSにおいて相対的に高い周波数帯のキャリアF2を用いることも検討されている。図2を参照し、マクロセルMCで用いられるキャリアF1とスモールセルSCで用いられるキャリアF2の一例について、詳述する。
図2に示すように、キャリアF1としては、例えば、800Hzや2GHzなどの既存の周波数帯(Existing cellular bands)のキャリアを用いることができる。一方、キャリアF2としては、例えば、3.5GHzや10GHzなど、既存の周波数帯よりも高い周波数帯(Higher frequency bands)のキャリアを用いることができる。
また、図2に示すように、キャリアF1の送信電力密度(Transmit power density))は、キャリアF2の送信電力密度より高いため、マクロセルMCのカバレッジはスモールセルSCよりも大きくなる。また、キャリアF2の帯域幅(bandwidth)は、キャリアF1の帯域幅よりも広いため、スモールセルSCの伝送速度(キャパシティ)はマクロセルMCよりも高くなる。
ところで、パスロス(path-loss)は、周波数fに比例して増加する。具体的には、パスロスは、およそ20log10(f)で示される。このため、3.5GHzや10GHzなどの高周波数帯のキャリアF2が用いられるスモールセルSCにおいては、3次元(3D)/Massive MIMOを用いることで、パスロスを補償することが検討されている。
図3は、3D/Massive MIMOの説明図である。3D/Massive MIMOを用いる場合、複数のアンテナ素子が2次元面に配置される。例えば、図3に示すように、2次元面における水平方向と垂直方向とで均等に、複数のアンテナ素子が配置されてもよい。かかる場合、2次元面に配置可能なアンテナ素子数は、理論上、周波数fの2乗に比例して増加する。
図4及び図5を参照し、周波数fとアンテナ素子数との関係を説明する。図4及び5は、周波数fとアンテナ素子数との関係を説明するための図である。
図4では、アンテナ素子が1次元で配列される場合を説明する。図4Aに示すように、周波数fが2GHzである場合、アンテナ長Lに6個のアンテナ素子が配列されるとする。ここで、図4Bに示すように、周波数fが4GHz(図4Aの2倍)となると、同じアンテナ長Lに12個(=6×2)となる。このように、アンテナ素子が1次元で配置される場合、周波数fに比例して、アンテナ長Lで配置可能なアンテナ素子数が増加する。
また、図4Bのアンテナ素子数は、図4Aのアンテナ素子数の2倍となる。このため、図4Bに示される12個のアンテナ素子で形成される送信ビームのビームフォーミングゲインは、図4Aの2倍の2Gとなる。このように、アンテナ素子が一次元で配置される場合、アンテナ素子数に比例して、ビームフォーミングゲインが増加する。
一方、図5では、アンテナ素子が2次元面に配置される場合(すなわち、3D/Massive MIMOを適用する場合)を説明する。図5に示すように、周波数fが2.5GHzである場合、所定の2次元面に1個のアンテナ素子が配置されるとする。上述のように、アンテナ素子数Txは、周波数fの2乗に比例する。このため、図5では、比例定数を1/2.5=0.16として、Tx=0.16*fの関係が成立する。
これにより、周波数fが3.5GHzとなると、同じ2次元面に配置可能なアンテナ素子数は、2(≒0.16*3.5=1.96)となる。同様に、周波数fが5GHz、10GHz、20GHz、となると、同じ2次元面に配置可能なアンテナ素子数は、それぞれ、4(=0.16*5)、16(=0.16×10)、64(=0.16*20)となる。このように、アンテナ素子が2次元に配置される場合、周波数fの2乗に比例して、アンテナ長Lで配置可能なアンテナ素子数が増加する。
また、図5でも、アンテナ素子数の増加に応じて、ビームフォーミングゲインが増加する。
以上のように、高周波数帯のキャリアF2が用いられるスモールセルSCにおいて3D/Massive MIMOを適用してビームフォーミングを行う場合、ビームフォーミングゲインにより、パスロスを補償することができる。
ところで、ユーザ端末UEは、マクロ基地局Mやスモール基地局Sから送信される参照信号の受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality、RSRP:Reference Signal Received Powerなどを含む)を測定し、測定結果に基づいて、セル選択を行う。なお、セル選択とは、ユーザ端末UEが通信を行うセル(無線基地局)を選択することである。
しかしながら、スモールセルSCにおいて3D/Massive MIMOを適用してビームフォーミングを行う場合であっても、スモール基地局Sからの参照信号に対しては、ビームフォーミングが行われない。このため、ユーザ端末UEが、スモール基地局Sからの参照信号を十分な受信品質で受信することができず、スモールセルSCを選択できないことが想定される。
例えば、図6に示すように、スモールセルSCで3D/Massive MIMOを適用してビームフォーミングを行う場合、ビームフォーミングされていない信号のカバレッジCは、ビームフォーミングされた信号のカバレッジC’よりも小さい。このため、カバレッジC’内に位置するユーザ端末UEであっても、ビームフォーミングされない参照信号を十分な受信品質で受信することができない。この結果、ユーザ端末UEは、ビームフォーミングゲインによりスモール基地局Sと通信可能な状態であっても、スモール基地局Sによって形成されるスモールセルSCを選択することができなくてマクロセルMCに接続されてしまう。
また、上述のように、キャリアF2が用いられるスモールセルSCでは、キャリアF1が用いられるマクロセルMCと比較して、信号の送信帯域幅が大きい(図2参照)。このため、伝送速度(スループット)を向上させるためには、ユーザ端末UEは、スモールセルSCにおいて通信を行うことが好ましい。
しかしながら、ユーザ端末UEは、上述のセル選択において、キャリアF2を用いて送信される信号の送信帯域幅を考慮しない。このため、伝送速度(スループット)の観点からスモールセルSCと通信を行うことが好ましい場合であっても、参照信号の受信品質に基づいてマクロセルMCを選択してしまい、スモールセルSCを選択できないことが想定される。
このように、キャリアF2が用いられるスモールセルSCでは、ビームフォーミングゲインや送信帯域幅などの種々の送信特性において、キャリアF1が用いられるマクロセルMCとは異なる。しかしながら、ユーザ端末UEは、キャリアF2を用いた送信特性を考慮せずにセル選択を行うため、スモールセルSCを選択することができず、マクロセルMCからスモールセルSCへのオフロードを実現できないことが想定される。
そこで、本発明者らは、マクロセルMCとスモールセルSCとが重複して配置される無線通信システムにおいて、スモールセルSCにおける種々の送信特性(例えば、ビームフォーミングゲインを算出可能な送信アンテナ素子数、ビームフォーミングゲイン、送信帯域幅など)を考慮したセル選択を可能とすることで、ユーザ端末UEにスモールセルSCを積極的に選択させるという着想を得て、本発明に至った。
以下、本発明に係るセル選択方法を説明する。なお、本発明に係るセル選択方法は、第1キャリアが用いられるマクロセルMC(第1セル)と第1キャリアよりも周波数帯の高い第2キャリアが用いられるスモールセルSC(第2セル)とが重複して配置される無線通信システムで用いられる。なお、マクロセルMCは、マクロ基地局M(第1無線基地局)によって形成され、スモールセルSCは、スモール基地局S(第2無線基地局)によって形成される。
以下では、第1キャリアとして上述のキャリアF1が用いられ、第2キャリアとして上述のキャリアF2が用いられる場合(図2参照)を説明するが、これに限られない。本発明に係るセル選択方法では、第2キャリアの周波数が第1キャリアよりも高ければ、どのような周波数帯のキャリアであってもよい。
(第1態様)
図7及び図8を参照し、本発明の第1態様に係るセル選択方法を説明する。第1態様では、マクロ基地局Mが、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて、ユーザ端末UEにおけるセル選択に用いられるオフセット値を決定し、ユーザ端末UEに対して決定されたオフセット値を通知する。また、第1態様では、ユーザ端末UEは、マクロ基地局M及びスモール基地局Sからの参照信号の受信品質を測定し、マクロ基地局Mから通知されるオフセット値を受信する。ユーザ端末UEは、測定された受信品質と受信されたオフセット値とに基づいて、セル選択を行う。
ここで、キャリアF2を用いた送信特性情報とは、スモール基地局Sに設けられる送信アンテナ素子数と、スモール基地局Sで用いられる送信帯域幅と、スモール基地局Sで用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと、の少なくとも一つを含む。
図7は、本発明の第1態様に係るセル選択方法を示すシーケンス図である。図7に示すように、マクロ基地局Mは、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報(上述の送信アンテナ素子数、送信帯域幅、ビームフォーミングゲインなど)に基づいて、ユーザ端末UEにおけるセル選択に用いられるオフセット値を決定する(ステップS101)。例えば、マクロ基地局Mは、上述の送信特性が良くなるに従って、オフセット値を増加させてもよい。
なお、上述の送信特性情報は、スモール基地局Sや上位制御装置などからマクロ基地局Mに通知されてもよいし、予めマクロ基地局Mに記憶されていてもよい。また、ビームフォーミングゲインは、スモール基地局Sに設けられる送信アンテナ素子数に基づいて算出されてもよい。
また、マクロ基地局Mは、上述の送信特性情報と、スモールセルSCの隣接セルからの干渉情報に基づいて、上記オフセット値を決定してもよい。スモールセルSCでは、ビームフォーミングゲインにより所望信号が増加するにつれて、隣接セルからの干渉が減少する。このため、マクロ基地局Mは、隣接セルからの干渉が減少するに従って、オフセット値を増加させてもよい。
マクロ基地局Mは、以上のように決定されたオフセット値をユーザ端末UEに通知する(ステップS102)。なお、オフセット値は、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより通知されてもよいし、ユーザ端末UEに対する報知情報や下り制御情報(DCI)に含まれてもよい。
スモール基地局S及びマクロ基地局Mは、それぞれ、参照信号を送信する(ステップS103、S104)。ここで、参照信号としては、例えば、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)やディスカバリー信号などが用いられてもよい。
ユーザ端末UEは、スモール基地局S及びマクロ基地局Mからの参照信号の受信品質を測定する(ステップS105)。ここで、受信品質としては、例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSRP(Reference Signal Received Power)、これらの組み合わせなどが用いられてもよい。
ユーザ端末UEは、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質に対して、マクロ基地局Mから通知されるオフセット値を付加する(ステップS106)。なお、ユーザ端末UEは、マクロ基地局Mからの参照信号の受信品質に対しては、オフセット値を付加しない。ユーザ端末UEは、オフセット値が付加された受信品質に基づいて、セル選択を行う(ステップS107)。
図8を参照し、図7のステップS107におけるセル選択動作を詳述する。図8は、ユーザ端末UEにおけるセル選択動作を示すフローチャートである。図8に示すように、ユーザ端末UEは、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質のうち、最良の受信品質が所定の閾値を満たすか否かを判定する(ステップS201)。なお、上述のように、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質には、マクロ基地局Mから通知されるオフセット値が付加される。
上記最良の受信品質が所定の閾値を満たす場合(ステップS201;Yes)、ユーザ端末UEは、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質を比較し、比較結果に基づいて、スモールセルSC(スモール基地局S)を選択する(ステップS202)。例えば、ユーザ端末UEは、最良の受信品質を有するスモールセルSC(スモール基地局S)を選択してもよい。
一方、上記最良の受信品質が所定の閾値を満たさない場合(ステップS201;No)、ユーザ端末UEは、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質とマクロ基地局Mからの参照信号の受信品質とを比較し、比較結果に基づいて、スモールセルSC(スモール基地局S)又はマクロセルMC(マクロ基地局M)を選択する(ステップS203)。例えば、ユーザ端末UEは、最良の受信品質を有するスモールセルSC(スモール基地局S)又はマクロセルMC(マクロ基地局M)を選択してもよい。
以上、第1態様に係るセル選択方法によれば、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報(上述の送信アンテナ素子数、送信帯域幅、ビームフォーミングゲインなど)に基づいて決定されるオフセット値に基づいて、ユーザ端末UEにおけるセル選択が行なわれるので、スモールセルSCを積極的に選択させることができる。
より具体的には、第1態様に係るセル選択方法によれば、マクロ基地局Mから通知されるオフセット値がスモール基地局Sからの参照信号の受信品質に対して付加されるため、ユーザ端末UEは、オフセット値が付加された受信品質に基づいてスモールセルSCを積極的に選択することができ、マクロセルMCからスモールセルSCへのオフロードを実現できる。
(第2態様)
図9及び図10を参照し、本発明の第2態様に係るセル選択方法を説明する。第2態様では、ユーザ端末UEにおいてマクロ基地局Mから通知されるオフセット値に基づいてセル選択を行う代わりに、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいてスモール基地局Sからの参照信号の送信電力を増加させる。以下では、第1態様に係るセル選択方法との相違点を中心に説明を行う。
図9は、スモール基地局Sから送信される参照信号の説明図である。図9に示すように、スモールセルSCでは、所定周期で、参照信号が送信される。なお、所定周期は、例えば、数秒程度の比較的長い周期であってもよいが、これに限られない。また、参照信号としては、例えば、CSI−RSや新規に規定するスモールセルディスカバリー信号などが用いられるが、これに限られない。
図9において、データ送信期間では、ビームフォーミングが行なわれる。これにより、データ送信期間で送信されるデータについてはビームフォーミングゲインを得ることができる。なお、データ送信期間で送信されるデータは、ユーザデータだけでなく、制御情報を含んでもよい。
一方、参照信号送信期間では、ビームフォーミングを行うことができない。参照信号送信期間では、CSI(Channel State Information)などのフィードバック情報を取得できず、複数のアンテナ素子に対する重み付けに用いられるAOA(Angle of Arrival)やAOD(Angle of departure)が未知であるためである。このため、参照信号については、ビームフォーミングゲインを得ることができない。
そこで、第2態様において、参照信号送信期間では、データ送信期間で得られるビームフォーミングゲインに従って、データ送信期間における送信電力(送信電力密度)よりも増加させた送信電力で、参照信号を送信する。
また、上述のように、キャリアF2が用いられるスモールセルSCでは、キャリアF1が用いられるマクロセルMCと比較して、信号の送信帯域幅が大きい(図2参照)。このため、第2態様では、参照信号送信期間では、キャリアF1に対するキャリアF2の送信帯域幅の増加量に従って増加させた送信電力で、参照信号を送信する。なお、スモールセルSCにおける参照信号の増幅量はマクロセルMCがスモールセルSCに対して通知してもよい。
このように、第2態様では、スモール基地局Sが、キャリアF2を用いた送信特性情報(例えば、上述のビームフォーミングゲイン、送信帯域幅、送信アンテナ素子数)に基づいて、参照信号の送信電力を決定し、決定された送信電力で参照信号を送信する。これにより、ユーザ端末UEは、参照信号を十分な受信品質で受信することができるので、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質に対してオフセット値を付加せずとも、スモールセルSCを積極的に選択させることができる。
図10は、本発明の第2態様に係るセル選択方法を示すシーケンス図である。図10に示すように、スモール基地局Sは、キャリアF2を用いた送信特性情報(上述のビームフォーミングゲイン、送信帯域幅、送信アンテナ素子数など)に基づいて、参照信号の送信電力を決定する(ステップS301)。
例えば、スモール基地局Sは、データ送信期間(図9参照)で用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと送信帯域幅との少なくとも一つに比例して、参照信号の送信電力を増加させてもよい。なお、ビームフォーミングゲインは、スモール基地局Sに設けられる送信アンテナ素子数に基づいて算出されてもよい。
また、スモール基地局Sは、上述の送信特性情報と、スモールセルSCの隣接セルからの干渉情報に基づいて、参照信号の送信電力を決定してもよい。スモールセルSCでは、ビームフォーミングゲインにより所望信号が増加するにつれて、隣接セルからの干渉が減少する。このため、隣接セルからの干渉の減少を考慮して、参照信号の送信電力を減少させてもよい。
スモール基地局Sは、以上のように決定された送信電力で参照信号を送信する(ステップS302)。一方、マクロ基地局Mも、参照信号を送信する(ステップS303)。
ユーザ端末UEは、スモール基地局S及びマクロ基地局Mからの参照信号の受信品質を測定する(ステップS304)。ここで、受信品質としては、例えば、RSRQ、RSRP、これらの組み合わせなどが用いられてもよい。
ユーザ端末UEは、ステップS304で測定された受信品質に基づいて、セル選択を行う(ステップS305)。具体的には、ユーザ端末UEは、第1態様で説明したオフセット値を用いずに、セル選択を行う。また、ステップS305においても、図8と同様の判定を用いて、セル選択が行なわれてもよい。図8の判定を用いる場合、第1態様とは異なり、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質にオフセット値は付加されない。
以上、第2態様に係るセル選択方法によれば、ユーザ端末UEにおけるセル選択に用いられる参照信号が、キャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて決定された送信電力で送信される。これにより、ユーザ端末UEは、参照信号を十分な受信品質で受信することができるので、スモール基地局Sからの参照信号の受信品質に対してオフセット値を付加せずとも、スモールセルSCを積極的に選択させることができる。この結果、マクロセルMCからスモールセルSCへのオフロードを実現できる。
なお、図10では、スモール基地局Sからの参照信号の送信電力は、スモール基地局Sで決定されるが、これに限られない。マクロ基地局Mが、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて、スモール基地局Sからの参照信号の送信電力を決定してもよい。かかる場合、マクロ基地局Mは、決定した送信電力をスモール基地局Sに通知し、スモール基地局Sは、通知された送信電力で参照信号を送信してもよい。
以上のように、第2態様に係るセル選択方法は、キャリアF1(第1キャリア)が用いられるマクロセルMC(第1セル)とキャリアF1よりも高い周波数帯のキャリアF2(第2キャリア)が用いられるスモールセルSC(第2セル)とが重複して配置される無線通信システムにおけるセル選択方法であって、スモールセルSCを形成するスモール基地局S(第2無線基地局)において、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて決定される送信電力で、参照信号を送信する工程を有し、ユーザ端末UEにおいて、スモール基地局Sからの前記参照信号とマクロセルMCを形成するマクロ基地局M(第1無線基地局)からの参照信号との受信品質を測定する工程と、測定された前記受信品質に基づいて、セル選択を行う工程と、を有する。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述のセル選択方法(第1態様、第2態様を含む)が適用される。図11−図16を参照し、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成を説明する。
図11は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図11に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、LTE−Aシステム、IMT−Advanced、4G、FRA(Future Radio Access)などが包含されるシステムである。
図11に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11及びスモール基地局12の双方と無線通信可能に構成されている。
マクロセルC1では、例えば、800MHzや2GHzなど、相対的に低い周波数帯のキャリアF1が用いられる。一方、スモールセルC2では、例えば、3.5GHz、10GHzなど、相対的に高い周波数帯のキャリアF2が用いられる。なお、キャリアF1は、既存キャリア、レガシーキャリア、カバレッジキャリアなどと呼ばれてもよい。また、キャリアF2は、追加(additional)キャリア、キャパシティキャリアなどと呼ばれてもよい。
マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、無線基地局装置、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeBなどと呼ばれてもよい。
また、スモール基地局12によって形成されるスモールセルC2は、サブフレームの先頭最大3OFDMシンボルにPDCCHが配置されるタイプのセルであってもよいし、当該PDCCHが配置されないタイプ(新キャリアタイプ、追加キャリアタイプ)のセル(ファントムセル)であってもよい。
以下、マクロ基地局11及びスモール基地局12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図11に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(下り共有データチャネル)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、EPDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCHにより、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、EPDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCH(拡張下り制御チャネル)は、PDSCHと周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPUSCH(上り共有データチャネル)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局10(マクロ基地局11及びスモール基地局12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下り信号については、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下り信号に含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
次に、図14−図16を参照し、マクロ基地局11、スモール基地局12、ユーザ端末20の機能構成について詳述する。
図14は、本実施の形態に係るマクロ基地局11の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、マクロ基地局11が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。図14に示すように、マクロ基地局11は、参照信号生成部111、オフセット値決定部112、制御情報生成部113を具備する。
なお、オフセット値決定部112は、本発明の決定部(第1態様)を構成する。オフセット値決定部112は、本発明の第2態様においては省略されてもよい。また、制御情報生成部113及び送受信部103は、本発明の通知部(第1態様)を構成する。
参照信号生成部111は、参照信号を生成して送受信部103に出力する。参照信号としては、例えば、CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)、DM−RS(DeModulation-Reference Signal)などが挙げられる。送受信部103に出力された参照信号は、キャリアF1を用いて送信される。
オフセット値決定部112は、ユーザ端末20におけるセル選択に用いられるオフセット値を決定して制御情報生成部113に出力する。具体的には、オフセット値決定部112は、スモールセルC2におけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて、上記オフセット値を決定する。例えば、オフセット値決定部112は、キャリアF2を用いた送信特性が良くなるに従って、オフセット値を増加させてもよい。
なお、キャリアF2を用いた送信特性情報とは、スモール基地局12に設けられる送信アンテナ素子数と、スモール基地局12で用いられる送信帯域幅と、スモール基地局12で用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと、の少なくとも一つを含む。なお、送信アンテナ素子数は、スモール基地局12の送受信アンテナ101の送信アンテナ素子数であってもよい。また、ビームフォーミングゲインは、送信アンテナ素子数に基づいて算出されてもよい。
また、オフセット値決定部112は、キャリアF2を用いた送信特性情報と、スモールセルC2の隣接セルからの干渉情報に基づいて、上記オフセット値を決定してもよい。例えば、オフセット値決定部112は、隣接セルからの干渉が減少するに従って、オフセット値を増加させてもよい。
制御情報生成部113は、制御情報を生成して送受信部103に出力する。具体的には、制御情報生成部113は、オフセット値決定部112から入力されたオフセット値を含む制御情報を生成する。オフセット値を含む制御情報は、上位レイヤシグナリングにより、ユーザ端末20に送信される。なお、オフセット値を含む制御情報は、報知チャネル(BCH)や、下り制御チャネル(PDCCH、EPDCCH)を介して、ユーザ端末20に送信されてもよい。
図15は、本実施の形態に係るスモール基地局12の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、スモール基地局12が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。図15に示すように、スモール基地局12は、データ生成部121、参照信号生成部122、送信電力決定部123を具備する。
なお、本発明の第1態様において、送信電力決定部123は、省略されてもよい。本発明の第2態様において、送信電力決定部123は、スモールセルSCにおけるキャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて、参照信号の送信電力を決定する決定部を構成する。
データ生成部121は、ユーザ端末20に向けた送信ビームで送信されるデータを生成して送受信部103に出力する。当該データには、ユーザデータだけでなく、制御情報が含まれてもよい。送受信部103に出力されたデータは、データ送信期間(図9)において、キャリアF2を用いて送信される。
また、データ生成部121は、ユーザ端末20からのフィードバック情報(例えば、CSIなど)に基づいて、ビーム形成情報が生成して送受信部103に出力する。当該ビーム形成情報には、例えば、送信アンテナ素子の重み付けに用いられるAOA(Angle of Arrival)やAOD(Angle of departure)などが含まれる。データ送信期間(図9)では、当該形成情報に基づいて形成される送信ビームが用いられる。
参照信号生成部122は、参照信号を生成して送受信部103に出力する。参照信号としては、例えば、CSI−RS、DM−RS、ディスカバリー信号などが挙げられる。送受信部103に出力された参照信号は、参照信号送信期間(図9)において、キャリアF2を用いて送信される。
送信電力決定部123は、スモールセルC2におけるキャリアF2の送信特性情報に基づいて、参照信号の送信電力を決定する。また、送信電力決定部123は、決定された送信電力を示す送信電力情報を参照信号生成部122に出力し、決定された送信電力で参照信号を送信させる。例えば、送信電力決定部123は、キャリアF2を用いた送信特性が良くなるに従って、参照信号の送信電力を増加させてもよい。
なお、上述のように、キャリアF2を用いた送信特性情報は、スモール基地局12に設けられる送信アンテナ素子数と、スモール基地局12で用いられる送信帯域幅と、スモール基地局12で用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと、の少なくとも一つを含む。また、ビームフォーミングゲインは、送信アンテナ素子数や、データ生成部121において生成されるビーム形成情報(例えば、AOAやAODなど)などに基づいて、算出されてもよい。
図16は、本実施の形態に係るユーザ端末20の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204などによって構成される。図16に示すように、ユーザ端末20は、測定部211、セル選択部212を具備する。
測定部211は、マクロ基地局11及びスモール基地局12からの参照信号の受信品質を測定する。上述のように、受信品質は、RSRQ、RSRP、これらの組み合わせなどであってもよい。
セル選択部212は、測定部211によって測定された受信品質に基づいて、セル選択を行う。本発明の第1態様において、セル選択部212は、マクロ基地局11から通知されるオフセット値を、送受信部203などを介して受信する。セル選択部212は、マクロ基地局11から通知されたオフセット値と、測定部211によって測定された受信品質とに基づいて、セル選択を行う。
具体的には、本発明の第1態様において、セル選択部212は、スモール基地局12からの参照信号の受信品質に対して、上記オフセット値を付加する。セル選択部212は、オフセット値が付加された受信品質に基づいて、セル選択を行う。なお、当該セル選択の詳細については、図8で説明した通りであるため、説明を省略する。
一方、本発明の第2態様において、セル選択部212は、上記オフセット値を用いずに、セル選択を行う。上述のように、第2態様では、キャリアF2を用いた送信特性(例えば、ビームフォーミングゲイン、送信帯域幅)に比例して増加した送信電力で、参照信号が送信される。これにより、ユーザ端末UEは、参照信号を十分な受信品質で受信することができるので、スモール基地局12からの参照信号の受信品質に対してオフセット値を付加せずとも、スモールセルC2を積極的に選択させることができる。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、ユーザ端末20がセル選択を行う場合に、スモールセルC2におけるキャリアF2を用いた送信特性情報(上述の送信アンテナ素子数、送信帯域幅、ビームフォーミングゲインなど)に基づいて決定されるオフセット値が、スモール基地局12からの参照信号の受信品質に対して付加される。したがって、ユーザ端末20は、オフセット値が付加された受信品質に基づいてスモールセルC2を積極的に選択することができ、マクロセルC1からスモールセルC2へのオフロードを実現できる。
また、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、ユーザ端末20におけるセル選択に用いられる参照信号が、キャリアF2を用いた送信特性情報に基づいて決定された送信電力で送信される。これにより、ユーザ端末20は、参照信号を十分な受信品質で受信することができるので、スモール基地局12からの参照信号の受信品質に対してオフセット値を付加せずとも、スモールセルC2を積極的に選択させることができる。この結果、マクロセルC1からスモールセルC2へのオフロードを実現できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…マクロ基地局
12、12a、12b…スモール基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
111…参照信号生成部
112…オフセット値決定部
113…制御情報生成部
121…データ生成部
122…参照信号生成部
123…送信電力決定部
211…測定部
212…セル選択部

Claims (10)

  1. 第1キャリアが用いられる第1セルと前記第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアが用いられる第2セルとが重複して配置される無線通信システムにおいて、前記第1セルを形成する無線基地局であって、
    前記第2セルにおける前記第2キャリアを用いた送信特性情報に基づいて、ユーザ端末におけるセル選択に用いられるオフセット値を決定する決定部と、
    前記ユーザ端末に対して、前記オフセット値を通知する通知部と、
    を具備することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記送信特性情報は、前記第2セルを形成する無線基地局に設けられる送信アンテナ素子数と、前記第2セルを形成する無線基地局で用いられる送信帯域幅と、前記第2セルを形成する無線基地局で用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと、の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記決定部は、前記第2セルの隣接セルからの干渉情報に基づいて、前記オフセット値を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  4. 第1キャリアが用いられる第1セルと前記第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアが用いられる第2セルとが重複して配置される無線通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    第1セルを形成する第1無線基地局及び前記第2セルを形成する第2無線基地局からの参照信号の受信品質を測定する測定部と、
    前記第1無線基地局から通知されるオフセット値を受信する受信部と、
    前記測定部によって測定された前記受信品質と前記受信部によって受信された前記オフセット値とに基づいて、セル選択を行うセル選択部と、を具備し、
    前記オフセット値は、前記第2セルにおける前記第2キャリアを用いた送信特性情報に基づいて決定されることを特徴とするユーザ端末。
  5. 前記送信特性情報は、前記第2無線基地局に設けられる送信アンテナ素子数と、前記第2無線基地局で用いられる送信帯域幅と、前記第2無線基地局で用いられる送信ビームのビームフォーミングゲインと、の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項4に記載のユーザ端末。
  6. 前記セル選択部は、前記第2無線基地局からの参照信号の受信品質に対して前記オフセット値を付加することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のユーザ端末。
  7. 前記セル選択部は、前記オフセット値が付加された最良の受信品質が所定の閾値を満たす場合、前記第2無線基地局からの参照信号の受信品質の比較結果に基づいて、前記第2セルを選択することを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。
  8. 前記セル選択部は、前記オフセット値が付加された最良の受信品質が所定の閾値を満たさない場合、前記第2無線基地局からの参照信号の受信品質と前記第1無線基地局からの参照信号の受信品質との比較結果に基づいて、前記第1セル又は前記第2セルを選択することを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。
  9. 第1キャリアが用いられる第1セルと前記第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアが用いられる第2セルとが重複して配置される無線通信システムにおけるセル選択方法であって、
    前記第1セルを形成する第1無線基地局において、
    前記第2セルにおける前記第2キャリアを用いた送信特性情報に基づいて、ユーザ端末におけるセル選択に用いられるオフセット値を決定する工程と、
    前記ユーザ端末に対して、前記オフセット値を通知する工程と、
    前記ユーザ端末において、
    前記第1無線基地局及び前記第2セルを形成する第2無線基地局からの参照信号の受信品質を測定する工程と、
    前記第1無線基地局から通知されるオフセット値を受信する工程と、
    測定された前記受信品質と受信された前記オフセット値とに基づいて、セル選択を行う工程と、を有することを特徴とするセル選択方法。
  10. 第1キャリアが用いられる第1セルと前記第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアが用いられる第2セルとが重複して配置される無線通信システムであって、
    前記第1セルを形成する第1無線基地局が、
    前記第2セルにおける前記第2キャリアを用いた送信特性情報に基づいて、ユーザ端末におけるセル選択に用いられるオフセット値を決定する決定部と、
    前記ユーザ端末に対して、前記オフセット値を通知部と、を具備し、
    前記ユーザ端末が、
    前記第1無線基地局及び前記第2セルを形成する第2無線基地局からの参照信号の受信品質を測定する測定部と、
    前記第1無線基地局から通知されるオフセット値を受信する受信部と、
    測定された前記受信品質と受信された前記オフセット値とに基づいて、セル選択を行うセル選択部と、を具備することを特徴とする無線通信システム。

JP2013024338A 2013-02-12 2013-02-12 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム Active JP5781103B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024338A JP5781103B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム
US14/767,124 US20150373601A1 (en) 2013-02-12 2014-01-22 Radio base station, user terminal, cell selection method and radio communication system
PCT/JP2014/051251 WO2014125885A1 (ja) 2013-02-12 2014-01-22 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム
CN201480008281.3A CN104982065B (zh) 2013-02-12 2014-01-22 无线基站、用户终端、小区选择方法以及无线通信系统
US15/828,043 US10645622B2 (en) 2013-02-12 2017-11-30 Radio base station, user terminal, cell selection method and radio communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024338A JP5781103B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014155093A JP2014155093A (ja) 2014-08-25
JP5781103B2 true JP5781103B2 (ja) 2015-09-16

Family

ID=51353895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024338A Active JP5781103B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20150373601A1 (ja)
JP (1) JP5781103B2 (ja)
CN (1) CN104982065B (ja)
WO (1) WO2014125885A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10461824B2 (en) * 2013-05-31 2019-10-29 Qualcomm Incorporated Linear precoding in full-dimensional MIMO systems and dynamic vertical sectorization
WO2015079695A1 (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 日本電気株式会社 無線通信端末、記憶媒体、及びセル選択方法
BR112016022833B1 (pt) * 2014-05-08 2022-12-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Método realizado por um aparelho de antena para formação de feixe, arranjo de antenas de polarização dupla para a formação de feixe, nó de rede, terminal sem fio, e, meio de armazenamento legível por computador
CN106664647B (zh) * 2014-07-08 2021-07-20 夏普株式会社 终端装置、基站装置、通信系统、通信方法以及集成电路
KR101582598B1 (ko) * 2014-07-31 2016-01-05 에스케이텔레콤 주식회사 단말장치 및 단말장치의 동작 방법
US9426759B2 (en) * 2014-09-15 2016-08-23 Qualcomm Incorporated Aligning wireless local area network operations with power headroom reporting
JP2016096478A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社Nttドコモ 基地局、オフセット値算出方法、及び接続セル決定方法
CN107211332B (zh) * 2015-01-29 2020-04-28 华为技术有限公司 一种小区选择方法及装置
JP2016143916A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 ソニー株式会社 装置
CN106162687B (zh) 2015-04-01 2021-06-11 索尼公司 用于无线通信的用户设备侧和基站侧的装置和方法
US10070366B2 (en) * 2015-04-10 2018-09-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System, method, and apparatus for offloading wireless devices
WO2017019116A1 (en) * 2015-07-29 2017-02-02 Intel IP Corporation User equipment (ue) and methods for dynamic millimeter wave pencil cell communication
KR102328451B1 (ko) * 2015-10-22 2021-11-18 삼성전자주식회사 셀 선택 방법 및 전자 장치
CN106998580B (zh) * 2016-01-25 2020-08-11 上海无线通信研究中心 大规模mimo系统小区选择方法及基站
US20170339675A1 (en) * 2016-05-18 2017-11-23 Futurewei Technologies, Inc. Method of Operating a Cellular Network including High Frequency Burst Transmission
KR20180027305A (ko) * 2016-09-06 2018-03-14 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 셀을 선택하기 위한 장치 및 방법
CN108282869A (zh) * 2017-01-05 2018-07-13 华为技术有限公司 通信方法、网络设备、及终端设备
WO2018174767A1 (en) * 2017-03-23 2018-09-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) First network node, third network node, wireless device, and methods performed thereby for facilitating cell selection
WO2018202316A1 (en) * 2017-05-05 2018-11-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Systems and methods of determining a transmitter or receiver configuration
JP7085347B2 (ja) * 2017-12-27 2022-06-16 シャープ株式会社 基地局装置、端末装置および通信方法
US11570641B2 (en) * 2018-04-18 2023-01-31 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Wireless access method and apparatus

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290674B1 (ko) * 1998-08-24 2001-07-12 윤종용 다중밴드시스템에서셀선택방법
US8670415B2 (en) * 2005-08-05 2014-03-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for performing handoff in a communication system
AU2008226789B2 (en) 2007-03-13 2011-06-16 Interdigital Technology Corporation Cell reselection process for wireless communications
US8126499B2 (en) * 2007-07-06 2012-02-28 Qualcomm Incorporated Processing Qoffset parameter
JP5392085B2 (ja) 2007-10-01 2014-01-22 日本電気株式会社 無線通信システム、無線通信方法、基地局、移動局、基地局の制御方法、移動局の制御方法及び制御プログラム
CN101547484B (zh) * 2008-03-26 2010-12-29 上海摩波彼克半导体有限公司 移动通信系统中移动设备实现小区重选的方法
US8285321B2 (en) * 2008-05-15 2012-10-09 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for using virtual noise figure in a wireless communication network
US8515426B2 (en) * 2008-12-15 2013-08-20 Panasonic Corporation User equipment, base station device, communication system, and handover control method
GB2467351B (en) * 2009-01-30 2012-05-16 Samsung Electronics Co Ltd User equipment and method of its operation
US8457074B2 (en) * 2009-08-17 2013-06-04 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for mobile communication device measurement reporting
US8868091B2 (en) * 2010-01-18 2014-10-21 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for facilitating inter-cell interference coordination via over the air load indicator and relative narrowband transmit power
US8532660B2 (en) * 2010-04-10 2013-09-10 Alcatel Lucent Method and apparatus for directing traffic between overlying macrocells and microcells
JP5269831B2 (ja) * 2010-04-30 2013-08-21 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局装置、移動端末装置及び通信制御方法
CN102378311B (zh) * 2010-08-16 2016-01-06 株式会社Ntt都科摩 一种多载波系统中服务小区的选择方法以及多载波系统
US9936490B2 (en) * 2010-09-03 2018-04-03 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Wireless communication system, low transmission power cell base station, macrocell base station, wireless terminal, and load distribution method
US9838925B2 (en) * 2011-01-26 2017-12-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and a network node for determining an offset for selection of a cell of a first radio network node
US20120250578A1 (en) * 2011-04-01 2012-10-04 Interdigital Patent Holdings, Inc. Multi-cell operation in non-cell_dch states
US8744449B2 (en) * 2012-03-16 2014-06-03 Blackberry Limited Mobility parameter adjustment and mobility state estimation in heterogeneous networks
US9130688B2 (en) * 2012-05-11 2015-09-08 Intel Corporation User equipment and methods for handover enhancement using reference signal received quality (RSRQ)
US9204339B2 (en) * 2012-08-07 2015-12-01 Nokia Solutions And Networks Oy Control mechanism for autonomous mobility of terminal device

Also Published As

Publication number Publication date
US20180092008A1 (en) 2018-03-29
JP2014155093A (ja) 2014-08-25
US20150373601A1 (en) 2015-12-24
US10645622B2 (en) 2020-05-05
CN104982065B (zh) 2019-11-05
CN104982065A (zh) 2015-10-14
WO2014125885A1 (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5781103B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム
JP6151108B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び参照信号送信方法
JP6045812B2 (ja) 無線通信方法、無線基地局及び無線通信システム
CN110086501B (zh) 无线基站、用户终端以及无线通信方法
US9838908B2 (en) Radio base station, user terminal and radio communication method
WO2018173163A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP6715768B2 (ja) 無線基地局および無線通信方法
JP6161347B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
JP6219110B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び通信制御方法
JPWO2018147346A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
US20160337993A1 (en) User terminal, radio base station and radio communication method
JP6301065B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法
KR20230070204A (ko) 간섭 감소 및 조정을 위한 방법 및 장치
JP6111144B2 (ja) 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
US10609652B2 (en) User terminal, radio base station and radio communication method
WO2018025907A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5781103

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250