JPWO2009040934A1 - エレベータの安全装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータの安全装置においては、ガイドレールに対して水平方向へ変位可能なハウジングに受けレール当たり及び回動レール当たりが設けられている。ガイドレールは、受けレール当たりと回動レール当たりとの間に配置されている。回動レール当たりは、ハウジングに設けられた回動軸を中心に上下方向へ回動可能になっている。ガイドレールは、回動軸を中心とした上下方向への回動により受けレール当たりと回動レール当たりとの間で把持される。回動レール当たりには、回動レール当たりが上下いずれの方向へ回動されても受けレール当たりとの間隔が連続的に小さくなる転がり接触部が設けられている。転がり接触部の形状は、回動軸の中心線に対して偏芯した軸線を持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされている。

Description

この発明は、上下いずれの方向についてもかごの走行を制動可能なエレベータの安全装置に関するものである。
従来、エレベータの異常が発生した場合に、電気的に制動動作される楔式の非常ブレーキ装置を備えたエレベータ装置が提案されている。この従来のエレベータ装置では、電磁アクチュエータにより楔を変位させ、かごを案内するガイドレールと、かごに設けられた受け金との間に楔を噛み込ませることにより、かごに制動力を与えている(例えば、特許文献1参照)。
WO03/008317
しかし、かごに制動力を与えるために楔の上下方向への変位量が大きくなるので、非常ブレーキ装置の上下方向の寸法が大きくなってしまう。また、例えばくわえ金に保持させながら楔を案内するための複数の部品等が必要になり、構造が複雑になってしまう。これにより、非常ブレーキ装置の製造に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化を図ることができ、製造を容易にすることができるエレベータの安全装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの安全装置は、ガイドレールに案内されるかごに支持され、ガイドレールに対して水平方向へ変位可能なハウジング、ハウジングに設けられた受けレール当たり、及び受けレール当たりとの間にガイドレールが介在するように受けレール当たりに対して間隔を置いて配置され、ハウジングに設けられた回動軸を中心に上下方向へ回動可能になっており、回動軸を中心とした上下方向への回動により受けレール当たりとの間でガイドレールを把持する回動レール当たりを備え、回動レール当たりには、回動レール当たりが上下いずれの方向へ回動されても受けレール当たりとの間隔が連続的に小さくなる転がり接触部が設けられ、転がり接触部の形状は、回動軸の中心線に対して偏芯した軸線を持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の非常止め装置を示す構成図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 図2の転がり接触部がかごガイドレールに接触している状態を示す構成図である。 図4のV-V線に沿った断面図である。 図2の回動レール当たりの上方への回動によりかごガイドレールが把持されている状態を示す構成図である。 図6のVII-VII線に沿った断面図である。 図2の回動レール当たりの変位を説明する模式図である。 回動レール当たりが中立位置にあるときの円筒の軸線の位置が図2の回動レール当たりと異なっている例を示す模式図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの安全装置における非常止め装置を示す構成図である。 図10のXI-XI線に沿った断面図である。 図10の接触回動体の転がり接触部がかごガイドレールに接触している状態を示す要部構成図である。 図12の接触回動体の回動により従動回動体の下部に係合ピンが係合している状態を示す要部構成図である。 接触回動体及び従動回動体の上方への回動によりかごガイドレールが把持されている状態を示す要部構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり(図示せず)は、主索2により吊り下げられている。主索2は、巻上機の駆動シーブに巻き掛けられている。駆動シーブは、巻上機の駆動力により回転される。かご1及び釣合おもりは、駆動シーブの回転により昇降路内を昇降される。昇降路内には、かご1の昇降を案内する一対のかごガイドレール3と、釣合おもりの昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
かご1及び釣合おもりの移動は、エレベータの制御盤4により制御される。制御盤4には、かご1の速度を検出するかご速度検出センサ5、かご1の出入口(図示せず)の開閉の有無を検出するドア開閉検出センサ6、及び主索2の破断の有無を検出する主索破断検出センサ7のそれぞれからの情報が送られる。かご速度検出センサ5としては、例えば駆動シーブの回転速度に応じた信号を発生するエンコーダやレゾルバ等が用いられる。ドア開閉検出センサ6としては、例えばかご1の出入口を開閉するドアの位置を検出する位置センサ等が用いられる。主索破断検出センサ7としては、例えば主索2の張力を検出する張力検出器等が用いられる。
制御盤4には、かご速度検出センサ5、ドア開閉検出センサ6及び主索破断検出センサ7のそれぞれからの情報に基づいてエレベータの異常の有無を検出する制動指令部8が設けられている。制動指令部8は、エレベータの異常の発生を検出したときに制動指令を出力する。
制動指令部8は、演算処理部(CPU等)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったコンピュータを有している。制動指令部8の機能は、コンピュータによる演算処理により実現可能である。
かご1には、かごガイドレール3を把持してかご1を制動する制動装置である一対の非常止め装置9が搭載されている。各非常止め装置9は、制動指令部8からの制動指令を受けることにより、かご1を制動する制動動作を行う。
図2は、図1の非常止め装置9を示す構成図である。また、図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。図において、かご1には、取付枠10が取り付けられている。取付枠10には、上下方向に互いに間隔を置いて配置された上部ガイドロッド11及び下部ガイドロッド12が取り付けられている。上部ガイドロッド11及び下部ガイドロッド12は、互いに平行かつ水平に配置されている。
取付枠10の内側には、ハウジング13が設けられている。ハウジング13の上下には、スライドガイド13a〜13dが設けられている。スライドガイド13a,13cには、上部ガイドロッド11が貫通している。スライドガイド13b,13dには、下部ガイドロッド12が貫通している。これにより、ハウジング13は、上部ガイドロッド11及び下部ガイドロッド12に沿って取付枠10に対して摺動可能となっている。即ち、ハウジング13は、かご1及びかごガイドレール3に対して水平方向へ変位可能になっている。
ハウジング13は、ハウジング本体14と、ハウジング本体14からかごガイドレール3側に突出する取付案内部15と、ハウジング本体14からかごガイドレール3側と反対側へ突出する調整ボルト取付部16(図3)とを有している。
取付案内部15は、ハウジング13の変位方向について、かごガイドレール3に対してずれた位置に配置されている。また、取付案内部15は、上下方向へ延びる受け部15aと、受け部15aの上端部及び下端部のそれぞれからかごガイドレール3側へ延びる一対の水平部15b,15cとを有している。
ハウジング13には、水平方向についてかごガイドレール3を挟んで互いに対向する受けレール当たり17及び回動レール当たり18が設けられている。即ち、受けレール当たり17及び回動レール当たり18は水平方向について間隔を置いて配置され、かごガイドレール3は受けレール当たり17及び回動レール当たり18間に隙間を介して介在している。受けレール当たり17及び回動レール当たり18は、ハウジング13の取付枠10に対する変位により、かごガイドレール3にそれぞれ接離可能になっている。
受けレール当たり17は、各水平部15b,15c間に配置されている。受けレール当たり17は、各水平部15b,15cに沿って案内される。受けレール当たり17には、受け部15aを貫通する複数(この例では2つ)の段付きボルト19が固定されている。各段付きボルト19は、受け部15aに対して水平方向へ摺動可能になっている。これにより、受けレール当たり17は、ハウジング13に対して水平方向へ変位可能になっている。
受けレール当たり17と受け部15aとの間(即ち、受けレール当たり17の反かごガイドレール3側)には、共通の段付きボルト19がそれぞれ通された皿ばね(押付要素)22及び調整ねじ(調整要素)23が配置されている。
皿ばね22は、受けレール当たり17が受け部15aに近づく方向へ変位されることにより、縮められて弾性反発力を発生する。これにより、受けレール当たり17は、かごガイドレール3に近づく方向(即ち、受け部15aから離れる方向)へ付勢される。調整ねじ23は、受け部15aに設けられたねじ穴(図示せず)に螺合されている。調整ねじ23は、受け部15aに対する螺合量の調整により、受けレール当たり17の受け部15aに対する位置と、皿ばね22の弾性反発力の大きさとを調整する。
各段付きボルト19には、ワッシャ20が通されるとともに、抜け止めナット21が螺合されている。ワッシャ20及び抜け止めナット21は、受け部15aに対して係合可能になっている。受けレール当たり17のかごガイドレール3に近づく方向への変位は、ワッシャ20及び抜け止めナット21の受け部15aに対する係合により規制される。ワッシャ20及び抜け止めナット21の受け部15aに対する係合により、受け部15aからの受けレール当たり17の抜けが防止される。
回動レール当たり18は、ハウジング本体14に水平に固定された主軸(回動軸)24に軸受25を介して取り付けられている。この例では、軸受25はすべり軸受とされている。これにより、回動レール当たり18は、主軸24を中心に上下方向へ(即ち、図2における時計回り及び反時計回りに)回動可能になっている。主軸24には、主軸24の中心線Cに沿った方向へ貫通する貫通穴26(図3)が設けられている。貫通穴26内には、各非常止め装置9の回動レール当たり18を繋ぐ連結棒27が通されている。
連結棒27は、主軸24と同軸に配置されている。また、連結棒27には、主軸24及び軸受25を避けて回動レール当たり18に取付ボルト28により締結された取付部27aが設けられている。これにより、連結棒27は、回動レール当たり18と一体に主軸24を中心として回動可能になっている。従って、各非常止め装置9における回動レール当たり18の回動量は、同一になる。
回動レール当たり18は、かご1の移動時にかごガイドレール3に接触すると、かごガイドレール3に接触しながらかご1の移動方向に応じた方向へ回動される。即ち、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触すると、かご1が下降しているときには回動レール当たり18が上方へ(即ち、図2では主軸24を中心として時計周りに)回動され、かご1が上昇しているときには回動レール当たり18が下方へ(即ち、図2では主軸24を中心として反時計周りに)回動される。
回動レール当たり18の形状は、主軸24を中心とした上下方向への回動により受けレール当たり17との間隔が連続的に小さくなる形状とされている。これにより、回動レール当たり18と受けレール当たり17との間隔は、回動レール当たり18の回動前が最大であり、回動レール当たり18の回動量が大きくなるに従って連続的に小さくなる。
回動レール当たり18の回動前の位置は、非常止め装置9の制動動作が解除される中立位置とされている。回動レール当たり18は、中立位置から上下方向への回動により受けレール当たり17との間でかごガイドレール3を把持する。
回動レール当たり18は、回動当たり本体29と、回動当たり本体29に設けられた上部制動シュー30及び下部制動シュー31(一対の制動部材)とを有している。
回動当たり本体29には、かごガイドレール3とハウジング本体14との間の空間に突出する回転ストッパ部32と、回動レール当たり18が上下いずれの方向へ回動されても受けレール当たり17との間隔が連続的に小さくなる転がり接触部33とが設けられている。回転ストッパ部32及び転がり接触部33は、主軸24の中心線Cに沿った方向について互いにずらして配置されている。
回動レール当たり18が回動されるときの回転ストッパ部32の変位経路は、かごガイドレール3の範囲から外れている。従って、回転ストッパ部32がかごガイドレール3に接触することはない。転がり接触部33は、ハウジング13のかごガイドレール3に対する水平方向への変位により、かごガイドレール3に接離可能になっている。
ハウジング本体14には、回動レール当たり18の中立位置から上方及び下方のそれぞれの回動量を規制する回動規制部34が設けられている。回動規制部34には、回動レール当たり18の上方への回動量を規制する上部ストッパ受け面34aと、回動レール当たり18の下方への回動量を規制する下部ストッパ受け面34bとが設けられている。回動レール当たり18の上方への回動は、回転ストッパ部32が上部ストッパ受け面34aに当たることにより阻止される。また、回動レール当たり18の下方への回動は、回転ストッパ部32が下部ストッパ受け面34bに当たることにより阻止される。
この例では、回動レール当たり18の上方への回動量が、回動レール当たり18の下方への回動量よりも大きくなるように、上部ストッパ受け面34a及び下部ストッパ受け面34bの各位置があらかじめ設定されている。回動規制部34が上部ストッパ受け面34aに当たるときには下部制動シュー31がかごガイドレール3に接触し、回動規制部34が下部ストッパ受け面34bに当たるときには上部制動シュー30がかごガイドレール3に接触する。
転がり接触部33の形状は、主軸24の中心線Cに対して偏芯した軸線Pを持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされている。軸線Pの位置は、主軸24の中心線Cに関してかごガイドレール3と反対側の位置とされている。また、軸線Pは、主軸24の中心線Cを通りかつハウジング13がかごガイドレール3に対して変位される方向に沿って延びる直線(即ち、中心線Cを通るかごガイドレール3の法線)Aと交わっている。
上部制動シュー30及び下部制動シュー31は、回動当たり本体29の周方向について転がり接触部33を挟んで配置されている。また、上部制動シュー30及び下部制動シュー31は、主軸24の中心線Cを含みかつかごガイドレール3に対して平行な平面に関して、かごガイドレール3とは反対側に配置されている。
上部制動シュー30には平面である制動面30a(摩擦面)が設けられ、下部制動シュー31には平面である制動面31a(摩擦面)が設けられている。制動面30aは転がり接触部33の上端よりも所定量だけ突出し、制動面31aは転がり接触部33の下端よりも所定量だけ突出している。上部制動シュー30の制動面30aは、回動規制部34が下部ストッパ受け面34aに当たるときにかごガイドレール3に接触する。下部制動シュー31の制動面31aは、回動規制部34が上部ストッパ受け面34bに当たるときにかごガイドレール3に接触する。即ち、回動レール当たり18における上部制動シュー30及び下部制動シュー31の各位置(及び、各角度)は、回動レール当たり18が中立位置から回動されるときに、制動面31aがかごガイドレール3に接触するまでの回動量が、制動面30aがかごガイドレール3に接触するまでの回動量よりも大きくなるように、決められている。
かごガイドレール3には、回動レール当たり18のかごガイドレール3側への変位により、転がり接触部33が接触する。
かご1が下降しているときに転がり接触部33がかごガイドレール3に接触すると、回動レール当たり18がかごガイドレール3に引かれて中立位置から上方へ回動される。転がり接触部33がかごガイドレール3に接触しながら回動レール当たり18が上方へ回動されると、主軸24がかごガイドレール3から離れる方向(即ち、受けレール当たり17がかごガイドレール3に近づく方向)へハウジング13が変位される。これにより、受けレール当たり17がかごガイドレール3に接触する。
受けレール当たり17がかごガイドレール3に接触した後にもかご1が下降し続けると、回動レール当たり3がさらに回動される。この後、下部制動シュー31の制動面31aがかごガイドレール3に接触すると、かごガイドレール3が受けレール当たり17と回動レール当たり18との間で把持される。このとき、回転ストッパ部32は上部ストッパ受け面34aに当たる。
かご1が上昇しているときに転がり接触部33がかごガイドレール3に接触すると、回動レール当たり18がかごガイドレール3に引かれて中立位置から下方へ回動される。転がり接触部33がかごガイドレール3に接触しながら回動レール当たり18が下方へ回動されると、主軸24がかごガイドレール3から離れる方向(即ち、受けレール当たり17がかごガイドレール3に近づく方向)へハウジング13が変位される。これにより、受けレール当たり17がかごガイドレール3に接触する。
受けレール当たり17がかごガイドレール3に接触した後にもかご1が上昇し続けると、回動レール当たり3がさらに回動される。この後、上部制動シュー30の制動面30aがかごガイドレール3に接触すると、かごガイドレール3が受けレール当たり17と回動レール当たり18との間で把持される。このとき、回転ストッパ部32は下部ストッパ受け面34bに当たる。
この例では、転がり接触部33の軸線Pと主軸24の中心線Cとの間のY軸方向(かごガイドレール3に沿った方向)についての寸法LYと、回動レール当たり18のレール接触点と中心線Cとの間のX軸方向(ハウジング13の変位方向)についての寸法LXとの比γ(=LY/LX)に対して、転がり接触部33とかごガイドレール3との間の摩擦係数μが大きくなるように(即ち、γ<μとなるように)設定されている。このようにすれば、回動レール当たり18の押圧力による戻り回転力(制動時に回動されるべき方向の反対方向へ作用する荷重)に対して、回動レール当たり18の押圧力に対する摩擦力を大きくすることができ、回動レール当たり18をより確実に回動させることができる。寸法比γの値を小さくするためには、転がり接触部33の円筒面の半径Rを大きくすればよい。また、摩擦係数μを大きくするためには、かごガイドレール3を無給油ガイドでガイドし油分の付着が防止される構造としたり、かごガイドレール3に食い込む多数の微小突起を転がり接触部33に設けたりすることが挙げられる。
取付枠10には、ハウジング13を取付枠10に対して変位させる変位駆動機構35(図3)が設けられている。変位駆動機構35は、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触する方向へハウジング13を付勢する複数の付勢ばね(付勢体)36と、付勢ばね36の付勢力に逆らってハウジング13の変位を規制可能な保持・開放機構(保持手段)37とを有している。
付勢ばね36は、スライドガイド13a,13bと取付枠10の一端部(図3では右端部)との間に設けられている。付勢ばね36としては、例えばコイルばねが用いられている。各付勢ばね36には、スライドガイド13a,13bがそれぞれ通されている。
保持・開放機構37は、調整ボルト取付部16に設けられた隙間振り分け用調整ボルト38と、取付枠10に対して変位可能で、かつ隙間振り分け用調整ボルト38に係合可能な保持レバー39と、保持レバー39に当接する押しピン40と、押しピン40を変位させて保持レバー39を変位させる電磁マグネット41とを有している。
電磁マグネット41は、取付枠10に固定された固定鉄心42と、固定鉄心42に組み込まれた電磁コイル43と、固定鉄心42に対して変位可能な可動鉄心44とを有している。
押しピン40は、可動鉄心44の中央に固定されている。押しピン40の先端部には、押しピン40の長さの微調整のための複数の調整ナット45が螺着されている。
保持レバー39は、かごガイドレール3から回動レール当たり18を離した状態でハウジング13の変位を規制する保持位置(図3)とハウジング13の規制を解除する解除位置(図5)との間で変位可能になっている。保持レバー39は、取付枠10に回動可能に取り付けられている。保持レバー39は、取付枠10に対する回動により保持位置と解除位置との間を変位される。保持レバー39の一端部は、押しピン40の先端部に当接される。保持レバー39の他端部は、隙間振り分け用調整ボルト38に当接される。
隙間振り分け用調整ボルト38は、調整ボルト取付部16に螺着されている。また、隙間振り分け用調整ボルト38は、各付勢ばね36の付勢により保持レバー39の他端部に水平に押し付けられている。保持レバー39が保持位置にあるとき(即ち、ハウジング13の変位が規制されているとき)の回動レール当たり18及び受けレール当たり17のそれぞれと、かごガイドレール3との間の隙間寸法Δd1及びΔd2(図2)は、隙間振り分け用調整ボルト38の調整ボルト取付部16に対する螺合量の調整により調整される。
可動鉄心44は、電磁マグネット41が励磁されることにより、固定鉄心42に吸着されて保持される。押しピン40は、固定鉄心42による可動鉄心44の吸着により、固定鉄心42に対して動かないように保持される。保持レバー39は、固定鉄心42に対して保持された押しピン40に当接されることにより、保持位置に保持される。即ち、保持レバー39の保持位置から解除位置への変位は、電磁マグネット41の励磁により規制される。
電磁マグネット41の保持力は、各付勢ばね36のハウジング13に対する付勢力に打ち勝つように設定されている。従って、受けレール当たり17及び回動レール当たり18は、電磁マグネット41の励磁により、かごガイドレール3から離れた状態で保持される(図2及び図3)。
また、保持レバー39の解除位置への変位の規制は、電磁マグネット41の励磁の停止によって保持力が消失することにより解除される。保持レバー39は、電磁マグネット41の保持力が消失すると、各付勢ばね36の付勢力により、隙間振り分け用調整ボルト38に押されながら回動され、保持位置から解除位置へ変位される。これにより、ハウジング13は、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触する方向へ変位される。
次に、動作について説明する。図4は図2の転がり接触部33がかごガイドレール3に接触している状態を示す構成図であり、図5は図4のV-V線に沿った断面図である。また、図6は図2の回動レール当たり18の上方への回動によりかごガイドレール3が把持されている状態を示す構成図であり、図7は図6のVII-VII線に沿った断面図である。
通常時は、制御盤4の制御により電磁マグネット41が励磁されており、図3に示すように、可動鉄心44が固定鉄心42に吸着された状態が保たれている。このときには、保持レバー39は、押しピン40との当接により保持位置(図3)に保持されており、解除位置への回動(図3の時計方向への回動)が規制されている。また、このときには、隙間振り分け用調整ボルト38の保持レバー39に対する係合により、回動レール当たり18及び受けレール当たり17のそれぞれが所定の隙間寸法Δd1及びΔd2を介してかごガイドレール3から開離されている。
制動指令部8によってエレベータの異常が検出されると、制動指令が制動指令部8から各非常止め装置9へ出力される。各非常止め装置9の変位駆動機構35が制動指令を受けると、電磁コイル43への通電が停止され、電磁マグネット41の保持力が消失する。これにより、保持レバー39は、各付勢ばね36の付勢力により隙間振り分け用調整ボルト38に押されながら保持位置(図3)から解除位置(図5)へ回動される。このとき、押しピン40は、保持レバー39に当接されながら変位される。
保持レバー39の解除位置への変位に伴って、各付勢ばね36の付勢力により、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触する方向(図2及び図3の左方向)へハウジング13が変位される。これにより、図4及び図5に示すように、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触する。
かご1が下降しているときに回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触すると、回動レール当たり18がかごガイドレール3に引かれて上方へ回動される。このとき、各付勢ばね36の付勢力により、転がり接触部33がかごガイドレール3に接触しながら回動レール当たり18が回動される。これにより、ハウジング13は主軸24がかごガイドレール3から離れる方向へ変位され、受けレール当たり17はかごガイドレール3に近づく方向へ変位される。これにより、隙間振り分け用調整ボルト38は、保持レバー39から開離される。
この後、回動レール当たり18がさらに上方へ回動され、下部制動シュー31がかごガイドレール3に達すると、図6及び図7に示すように、下部制動シュー31と受けレール当たり17との間でかごガイドレール3が把持される。このとき、皿ばね22は、かごガイドレール3に押された受けレール当たり17の変位により縮められており、受けレール当たり17をかごガイドレール3に押し付ける弾性反発力を発生している。また、回転ストッパ部32が上部ストッパ受け面34aに当たり、下部制動シュー31の制動面31aがかごガイドレール3に接触している。これにより、かごガイドレール3の把持力が確保され、かご1に制動力が与えられる。
一方、かご1が上昇しているときに回動レール当たり18がかごガイドレール3に接触すると、回動レール当たり18がかごガイドレール3に引かれて下方へ回動される。このとき、各付勢ばね36の付勢力により、転がり接触部33がかごガイドレール3に接触しながら回動レール当たり18が回動される。これにより、ハウジング13は主軸24がかごガイドレール3から離れる方向へ変位され、受けレール当たり17はかごガイドレール3に近づく方向へ変位される。これにより、隙間振り分け用調整ボルト38は、保持レバー39から開離される。
この後、回動レール当たり18がさらに下方へ回動され、上部制動シュー30がかごガイドレール3に達すると、上部制動シュー30と受けレール当たり17との間でかごガイドレール3が把持される。このとき、皿ばね22は、かごガイドレール3に押された受けレール当たり17により縮められており、受けレール当たり17をかごガイドレール3に押し付ける弾性反発力を発生している。また、回転ストッパ部32が下部ストッパ受け面34bに当たり、上部制動シュー30の制動面30aがかごガイドレール3に接触している。これにより、かごガイドレール3の把持力が確保され、かご1に制動力が与えられる。
なお、この例では、回動レール当たり18の上方への回動量が回動レール当たり18の下方への回動量よりも大きくなるように、上部ストッパ受け面34a及び下部ストッパ受け面34bの各位置があらかじめ設定されている。従って、下部制動シュー31がかごガイドレール3に接触したときの制動力は、上部制動シュー30がかごガイドレール3に接触したときの制動力よりも大きくなる。即ち、非常止め装置9の動作によりかご1に発生する制動力は、かご1が上昇しているときよりもかご1が下降しているときのほうが大きくなる。
このようなエレベータの安全装置では、回動レール当たり18に設けられた転がり接触部33の形状が、主軸24の中心線Cに対して偏芯した軸線Pを持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされているので、回動レール当たり18の形状を簡単にすることができ、回動レール当たり18の加工を容易にすることができる。これにより、非常止め装置9を容易に製造することができる。また、回動レール当たり18のかご1に対する上下方向への移動量を小さくすることができる。従って、上下方向の寸法の縮小化を図ることができ、非常止め装置9の小形化を図ることができる。
また、転がり接触部33の軸線Pは、主軸24の中心線Cを通るかごガイドレール3の法線に交わり、かつ主軸24の中心線Cに関してかごガイドレール3と反対側に位置しているので、回動レール当たり18の小形化をさらに図ることができる。
即ち、図8は、図2の回動レール当たり18の変位を説明する模式図である。また、図9は、回動レール当たりが中立位置にあるときの円筒の軸線の位置が図2の回動レール当たり18と異なっている例を示す模式図である。転がり接触部がかごガイドレールに接触する点をSとし、中心線Cを中心とするX−Y座標系において、回動レール当たりが中立位置にあるときの軸線P及び接触点Sの位置(初期位置)をそれぞれP1及びS1、回動レール当たりが下方へ(反時計回りに)回動されたときの軸線P及び接触点Sの位置をそれぞれP2及びS2とする。
また、転がり接触部の軸線Pと主軸の中心線Cとの間の寸法をr、転がり接触部の円筒の半径をR、初期位置P1及び中心線C間を結ぶ直線とX軸の+部分とがなす角度(初期角度)をθ、位置P2及び中心線C間を結ぶ直線と初期位置P1及び中心線C間を結ぶ直線とがなす角度(初期位置P1から位置P2への回動角度)をαとする。
接触点S1及び接触点S2間のX軸方向の距離(回動レール当たりの並進移動距離)をLとすると、回動レール当たりの並進移動距離Lは式(1)で表される。
L=r{cosθ−cos(θ+α)}…(1)
また、軸線Pが初期位置P1から位置P2に移動されるまでの間に、中心線C及び接触点S間を結ぶ直線とX軸の−部分とがなす角度(摩擦角)が最大となる最大摩擦角をβとすると、初期角度θが90°以下でかつ初期角度θ及び回動角度αの合計値(θ+α)が90°以上である場合には、最大摩擦角βは式(2)で表される。
β=tan-1(r/R)…(2)
なお、初期角度θが90°よりも小さくかつ初期角度θ及び回動角度αの合計値(θ+α)が90°よりも小さい場合には、最大摩擦角βは式(3)で表される。
β=tan-1[r・sin(θ+α)/{R−r・cos(θ+α)}]…(3)
また、初期角度θが90°よりも大きくかつ初期角度θ及び回動角度αの合計値(θ+α)が90°よりも大きい場合には、最大摩擦角βは式(4)で表される。
β=tan-1{r・sinθ/(R−r・cosθ)}…(4)
なお、図8では初期角度θ、回動角度α、寸法r及び半径Rに添字aを付し、図9では初期角度θ、回動角度α、寸法r及び半径Rに添字bを付すことにより、軸線Pの初期位置P1がX軸上にある場合と、軸線Pの初期位置P1がX軸と異なる位置にある場合とを区別している。
ここで、図8において初期角度θa=0°、回動角度αa=140°とし、図9において初期角度θb=90°、回動角度αb=45°とすると、並進移動距離Lが図8と図9とで同じになるようにするためには、式(1)により、式(5)の関係を満たす必要がある。
a{cos(0°)−cos(0°+140°)}=rb{cos(90°)−cos(90°+45°)}…(5)
式(5)を整理すると、ra=0.4rbとなる。
また、最大摩擦角βが図8と図9とで同じになるようにするためには、式(2)により、式(6)の関係を満たす必要がある。
tan-1(ra/Ra)=tan-1(rb/Rb)…(6)
式(6)を整理すると、ra/Ra=rb/Rbとなる。従って、式(5)及び式(6)により、Ra=0.4Rbの関係が導かれる。即ち、並進移動距離L及び最大摩擦角βが同じである場合には、図8の半径Raが図9の半径Rbよりも0.4倍に小さくなる。
このことから、転がり接触部33の軸線Pの位置を、中心線Cを中心とするX−Y座標系におけるX軸の+部分に配置することにより、回動レール当たり18の小形化を図ることができる。
また、回動レール当たり18が中心線Cを中心として上下いずれの方向へも回動可能になっているので、軸線Pの初期位置P1がX軸から外れていると、X軸に関して対称となる2箇所に軸線Pの初期位置P1を配置する必要がある。このようにすると、転がり接触部の形状が2つの円筒の外周面を結合した形状となり、複雑になってしまう。
この例では、軸線Pの初期位置P1をX軸上に配置しているので、回動レール当たり18が上下いずれの方向へも回動されるようになっていても、共通の軸線Pを持つ1つの円筒に沿った形状を転がり接触部の形状とすることができる。従って、転がり接触部の形状を簡単にすることができ、回動レール当たり18の製造を容易にすることができる。また、例えばローレット加工や複数の微小突起を形成する加工等を転がり接触部33に容易に行うこともできるので、転がり接触部33の摩擦係数を容易に向上させることができる。
また、回動レール当たり18は、転がり接触部33が設けられた回動当たり本体29と、回動当たり本体29に設けられ、回動当たり本体29の周方向について転がり接触部33を挟んで配置された上部制動シュー30及び下部制動シュー31とを有しており、上部制動シュー30及び下部制動シュー31には、かごガイドレール3に接触する制動面30a及び制動面31aが設けられているので、かごガイドレール3を把持するときの接触面積を大きくすることができ、かごガイドレール3や回動レール当たり18の摩耗を抑制することができる。また、かご1に対する制動力を適正にすることができ、非常止め装置9が動作したときのかご1に対する衝撃を和らげることができる。
また、上部制動シュー30及び下部制動シュー31は、主軸24を含みかつかごガイドレール3に対して平行な平面に関して、かごガイドレール3とは反対側に配置されているので、上部制動シュー30及び下部制動シュー31がかごガイドレール3に接触するまでの回動レール当たり18の回動量を大きくすることができ、回動レール当たり18の小形化を図ることができる。
また、ハウジング13は、回動レール当たり18がかごガイドレール3に接離する方向へかご1に対して変位駆動機構35により変位されるので、回動レール当たり18をかごガイドレール3に接触させる動作を短時間で行うことができる。これにより、非常止め装置9の動作時間の短縮化を図ることができる。
また、下部制動シュー31がかごガイドレール3に接触したときの制動力が、上部制動シュー30がかごガイドレール3に接触したときの制動力よりも大きくなるように、上部ストッパ受け面34a及び下部ストッパ受け面34bの各位置があらかじめ設定されているので、かご1の移動方向に応じた大きさの制動力を発生することができる。即ち、かご1側と釣合おもり側とのアンバランスによって生じるかご1の上昇を阻止するために必要な制動力は、主索2が破断したときのかご1の落下を阻止するために必要な制動力よりも小さくなる。このため、非常止め装置9の動作によりかご1に発生する制動力を、かご1の上昇時と下降時とで異ならせることにより、非常止め装置9が動作したときのかご1の衝撃をさらに小さくすることができ、安全性の向上を図ることができる。
また、受けレール当たり17及び回動レール当たり18のそれぞれとかごガイドレール3との隙間が通常時に隙間振り分け用調整ボルト38により調整可能になっているので、例えば偏荷重によるかご1の揺動等によって非常止め装置9の誤作動が発生することを防止することができる。また、非常止め装置9がかご1に搭載されている状態で、受けレール当たり17及び回動レール当たり18のそれぞれとかごガイドレール3との隙間の調整を行うことができるので、非常止め装置9の設置作業を容易に行うことができる。
なお、上記の例では、ハウジング13をかご1に対して並進させることにより回動レール当たり18をかごガイドレール3に接触させ、かご1のかごガイドレール3に対する移動によって回動レール当たり18を回動させるようになっているが、回動レール当たり18を直接回動させる回動駆動装置を設け、ハウジング13を並進させずに回動駆動装置の駆動力のみによって回動レール当たり18を回動させるようにしてもよい。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2によるエレベータの安全装置における非常止め装置9を示す構成図である。また、図11は、図10のXI-XI線に沿った断面図である。図において、回動レール当たり18は、主軸24を中心として回動可能な接触回動体51と、上部制動シュー30及び下部制動シュー31が設けられ、主軸24を中心として回動可能な従動回動体52と、接触回動体51に設けられ、接触回動体51の回動量が所定量になったときに従動回動体52に係合する係合ピン(係合部材)53とを有している。従動回動体52は、接触回動体51とハウジング本体14との間に配置されている。
ハウジング本体14には、従動回動体52の上方への回動量を規制する上部回動規制部54と、従動回動体52の下方への回動量を規制する下部回動規制部55とが設けられている。上部回動規制部54及び下部回動規制部55は、主軸24の中心線Cを含みかつかごガイドレール3に対して平行な平面に関して、かごガイドレール3と反対側に配置されている。
従動回動体52は、従動本体56と、従動本体56の上部から突出する上部ストッパ部57と、従動本体56の下部から突出する下部ストッパ部58とを有している。
従動回動体52の上方への回動は、上部ストッパ部57が上部回動規制部54に当たることにより阻止される。従動回動体52の下方への回動は、下部ストッパ部58が下部回動規制部55に当たることにより阻止される。
上部制動シュー30は従動回動体52の上部に設けられ、下部制動シュー31は従動回動体52の下部に設けられている。上部制動シュー30及び下部制動シュー31は、主軸24の中心線Cを含みかつかごガイドレール3に対して平行な平面に関して、かごガイドレール3側に配置されている。この例では、従動回動体52の回動前においては、上部制動シュー30の制動面30aのかごガイドレール3に対する傾斜角度が+45°とされ、下部制動シュー31の制動面31aのかごガイドレール3に対する傾斜角度が−45°とされている。
かごガイドレール3は、従動回動体52の上方への回動(図10において時計回りの回動)により下部制動シュー31と受けレール当たり17との間で把持され、従動回動体52の下方への回動(図10において反時計回りの回動)により上部制動シュー30と受けレール当たり17との間で把持される。
接触回動体51には、実施の形態1と同様の転がり接触部33と、接触回動体51の周方向について転がり接触部33の端部間に形成された上部切り欠き部59及び下部切り欠き部60(一対の切り欠き部)とが設けられている。
転がり接触部33の形状は、主軸24の中心線Cに対して偏芯した軸線Pを持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされている。軸線Pの位置は、主軸24の中心線Cに関してかごガイドレール3と反対側の位置とされている。また、軸線Pは、中心線Cを通るかごガイドレール3の法線Aと交わっている。
上部切り欠き部59は、転がり接触部33の上端部に連続している。下部切り欠き部60は、転がり接触部33の下端部に連続している。また、上部切り欠き部59及び下部切り欠き部60は、転がり接触部33に沿った円筒の外周面よりも径方向内側に形成された平面とされている。
接触回動体51は、ハウジング13の取付枠10に対する変位により、かごガイドレール3に接離可能になっている。かごガイドレール3には、接触回動体51の転がり接触部33が接離される。転がり接触部33がかご1に接触しているときには、接触回動体51はかご1の移動方向に応じた方向へ回動される。即ち、転がり接触部33がかごガイドレール3に接触すると、かご1が下降しているときには接触回動体51が上方へ回動され、かご1が上昇しているときには接触回動体51が下方へ回動される。
転がり接触部33と受けレール当たり17との間隔は、接触回動体51の回動前が最大であり、接触回動体51の回動量が大きくなるに従って連続的に小さくなる。なお、接触回動体51の回動前の位置は、非常止め装置9の制動動作が解除される中立位置とされている。
係合ピン53は、主軸24の中心線C及び転がり接触部33の軸線Pをいずれも含む平面に含まれるように配置されている。また、係合ピン53の位置は、軸線Pに関して中心線Cと反対側の位置とされている。さらに、係合ピン53は、接触回動体51からハウジング本体14に向けて突出している。
接触回動体51が中立位置から下方へ所定量だけ回動されると、係合ピン53が従動回動体52の上部に係合される。この後も接触回動体51がさらに回動されると、係合ピン53が従動回動体52に係合しながら、従動回動体52が接触回動体51とともに回動される。係合ピン53が従動回動体52の上部に係合しているときには、上部切り欠き部59が接触回動体51に設けられていることにより、接触回動体51が上部制動シュー30よりも径方向外側へ突出しない。
接触回動体51が中立位置から上方へ所定量だけ回動されると、係合ピン53が従動回動体52の下部に係合される。この後も接触回動体51がさらに回動されると、係合ピン53が従動回動体52に係合しながら、従動回動体52が接触回動体51とともに回動される。係合ピン53が従動回動体52の下部に係合しているときには、下部切り欠き部60が接触回動体51に設けられていることにより、接触回動体51が上部制動シュー30よりも径方向外側へ突出しない。
従動回動体52の下部には、係合ピン53を受ける凹部61が設けられている。接触回動体51の上方への回動により係合ピン53が従動回動体52の下部に係合するときには、係合ピン53は凹部61の内面に当たる。係合ピン53が従動回動体52の下部に係合するまでの接触回動体51の上方への回動量は、凹部61の深さによって決定される。
凹部61は、従動回動体52の下部にのみ設けられており、従動回動体52の上部には設けられていない。即ち、係合ピン53が従動回動体52に係合するまでの接触回動体51の回動量は、上方への回動よりも下方への回動のほうが小さくなっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。実施の形態1と同様にハウジング13が取付枠10に対して変位されると、接触回動体51の転がり接触部33がかごガイドレール3に接触する。
図12は、図10の接触回動体51の転がり接触部33がかごガイドレール3に接触している状態を示す要部構成図である。また、図13は、図12の接触回動体51の回動により従動回動体52の下部に係合ピン53が係合している状態を示す要部構成図である。さらに、図14は、接触回動体51及び従動回動体52の上方への回動によりかごガイドレール3が把持されている状態を示す要部構成図である。
かご1が下降しているときに転がり接触部33がかごガイドレール3に接触すると(図12)、接触回動体51がかごガイドレール3に引かれて上方へ回動される。これにより、ハウジング13は主軸24がかごガイドレール3から離れる方向へ変位され、受けレール当たり17がかごガイドレール3に近づく方向へ変位される。
この後、接触回動体51がさらに上方へ回動され、接触回動体51の回動量が所定量となると、従動回動体52の下部に設けられた凹部61内に係合ピン53が係合する(図13)。この後も接触回動体51がさらに上方へ回動されると、係合ピン53が凹部61に係合しながら、従動回動体52が接触回動体51とともに上方へ回動される。
従動回動体52が接触回動体51とともに上方へ回動され、下部制動シュー31がかごガイドレール3に達すると(図14)、下部制動シュー31と受けレール当たり17との間でかごガイドレール3が把持される。このとき、上部ストッパ部57が上部回動規制部54に当たり、下部制動シュー31の制動面31aがかごガイドレール3に接触している。これにより、かごガイドレール3の把持力が確保され、かご1に制動力が与えられる。
一方、かご1が上昇しているときに転がり接触部33がかごガイドレール3に接触すると、接触回動体51がかごガイドレール3に引かれて下方へ回動される。これにより、ハウジング13は主軸24がかごガイドレール3から離れる方向へ変位され、受けレール当たり17がかごガイドレール3に近づく方向へ変位される。
この後、接触回動体51がさらに下方へ回動され、接触回動体51の回動量が所定量となると、従動回動体52の上部に係合ピン53が係合する。この後も接触回動体51がさらに下方へ回動されることにより、係合ピン53が従動回動体52の上部に係合しながら、従動回動体52が接触回動体51とともに下方へ回動される。
従動回動体52が接触回動体51とともに下方へ回動され、上部制動シュー30がかごガイドレール3に達すると、上部制動シュー30と受けレール当たり17との間でかごガイドレール3が把持される。このとき、下部ストッパ部58が下部回動規制部55に当たり、上部制動シュー30の制動面30aがかごガイドレール3に接触している。これにより、かごガイドレール3の把持力が確保され、かご1に制動力が与えられる。
なお、従動回動体52の下部に凹部61が設けられていることから、係合ピン53が従動回動体52に係合するまでの接触回動体51の回動量が上方への回動よりも下方への回動のほうが小さくなる。従って、下部制動シュー31がかごガイドレール3に接触したときの制動力は、上部制動シュー30がかごガイドレール3に接触したときの制動力よりも大きくなる。即ち、非常止め装置9の動作によりかご1に発生する制動力は、かご1が上昇しているときよりもかご1が下降しているときのほうが大きくなる。
このようなエレベータの安全装置では、転がり接触部33が設けられた接触回動体51と、上部制動シュー30及び下部制動シュー31が設けられた従動回動体52とが別体とされ、接触回動体51及び従動回動体52が共通の主軸24を中心として回動可能になっており、接触回動体51の回動量が所定量になったときに従動回動体52に係合する係合ピン53が接触回動体51に設けられているので、接触回動体51を円板状に近づけることができ、接触回動体51の形状を簡単にすることができる。従って、接触回動体51の加工を容易にすることができる。また、主軸24に関してかごガイドレール3の反対側に上部制動シュー30及び下部制動シュー31を配置する必要がなくなるので、上部制動シュー30及び下部制動シュー31を互いに離れた位置に配置することができる。従って、上部制動シュー30及び下部制動シュー31のそれぞれの制動面30a及び31aの面積を大きくすることができる。これにより、かごガイドレール3を把持するときの接触面積を大きくすることができ、かご1に対する制動力を適正にすることができる。従って、非常止め装置9が動作したときのかご1に対する衝撃を和らげることができる。さらに、接触回動体51及び従動回動体52のかご1に対する上下方向への変位量を小さくすることができるので、上下方向の寸法の縮小化も図ることができる。
また、従動回動体52の下部には、係合ピン53が係合可能な凹部61が設けられているので、凹部61の深さを調整することにより、係合ピン53が従動回動体52に係合するまでの接触回動体51の回動量を容易に調整することができる。従って、従動回動体52の回動量の調整に併せて、上部制動シュー30及び下部制動シュー31のそれぞれの突出量(出代)を調整することにより、非常止め装置9が動作したときの制動力をかご1の上昇時と下降時とで異ならせることができる。従って、かご1の下降時の制動力を上昇時の制動力よりも大きくすることができ、非常止め装置9が動作したときのかご1に対する衝撃を和らげることができるとともに、安全性の向上を図ることができる。
また、接触回動体51に設けられた係合ピン53が従動回動体52に係合することにより、従動回動体52が接触回動体51とともに回動されるようになっているので、係合ピン53に接触回動体51に対する位置を調整することによっても、係合ピン53が従動回動体52に係合するまでの接触回動体51の回動量を容易に調整することができる。このようにしても、従動回動体52の回動量の調整に併せて、上部制動シュー30及び下部制動シュー31のそれぞれの突出量(出代)を調整することにより、非常止め装置9が動作したときの制動力をかご1の上昇時と下降時とで異ならせることができる。従って、かご1の下降時の制動力を上昇時の制動力よりも大きくすることができ、非常止め装置9が動作したときのかご1に対する衝撃を和らげることができるとともに、安全性の向上を図ることができる。
なお、上記の例では、ハウジング13をかご1に対して並進させることにより接触回動体51をかごガイドレール3に接触させ、かご1のかごガイドレール3に対する移動によって接触回動体51を回動させるようになっているが、接触回動体51を直接回動させる回動駆動装置を設け、ハウジング13を並進させずに回動駆動装置の駆動力のみによって接触回動体51を回動させるようにしてもよい。このようにしても、従動回動体52を接触回動体51とともに回動させて、上部制動シュー30及び下部制動シューをかごガイドレール3に接触させることができる。
また、各上記実施の形態でのセンサは、かご速度検出センサ5、ドア開閉検出センサ6及び主索破断検出センサ7に限定されるものではない。

Claims (6)

  1. ガイドレールに案内されるかごに支持され、上記ガイドレールに対して水平方向へ変位可能なハウジング、
    上記ハウジングに設けられた受けレール当たり、及び
    上記受けレール当たりとの間に上記ガイドレールが介在するように上記受けレール当たりに対して間隔を置いて配置され、上記ハウジングに設けられた回動軸を中心に上下方向へ回動可能になっており、上記回動軸を中心とした上下方向への回動により上記受けレール当たりとの間で上記ガイドレールを把持する回動レール当たり
    を備え、
    上記回動レール当たりには、上記回動レール当たりが上下いずれの方向へ回動されても上記受けレール当たりとの間隔が連続的に小さくなる転がり接触部が設けられ、
    上記転がり接触部の形状は、上記回動軸の中心線に対して偏芯した軸線を持つ1つの円筒の外周面に沿った形状とされていることを特徴とするエレベータの安全装置。
  2. 上記転がり接触部の軸線は、上記回動軸の中心線を通る上記ガイドレールの法線と交わり、かつ上記回動軸に関して上記ガイドレールと反対側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの安全装置。
  3. 上記回動レール当たりは、上記転がり接触部が設けられた回動当たり本体と、上記回動当たり本体に設けられ、かつ上記回動当たり本体の周方向について上記転がり接触部を挟んで配置された一対の制動部材とを有し、
    各上記制動部材には、上記受けレール当たりと上記回動レール当たりとの間で上記ガイドレールが把持されるときに上記ガイドレールに接触する制動面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの安全装置。
  4. 各上記制動部材は、上記回動軸の中心線を含みかつ上記ガイドレールに対して平行な平面に関して、上記ガイドレールとは反対側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータの安全装置。
  5. 上記回動レール当たりは、上記転がり接触部が設けられ上記回動軸を中心として回動可能な接触回動体と、上記受けレール当たりと上記回動レール当たりとの間で上記ガイドレールが把持されるときに上記ガイドレールに接触する制動面を含む一対の制動部材が設けられ、上記回動軸を中心として回動可能な従動回動体と、上記接触回動体に設けられ、上記接触回動体の回動量が所定量になったときに上記従動回動体に係合する係合部材とを有していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの安全装置。
  6. 上記回動レール当たりが上記ガイドレールに接離する方向へ上記ハウジングを上記かごに対して変位させる変位駆動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの安全装置。
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