JPWO2008152764A1 - 医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

水性担体に対する溶解性が高く、かつ、安定性の高い2−ニトロイミダゾール誘導体を含有する医薬組成物を提供。1−(1−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシメチル−2−ニトロイミダゾールと、該化合物1質量部に対し0.001〜1質量部のクレアチニンとを含有することを特徴とする医薬組成物。

Description

本発明は、医薬組成物に関し、更に詳細には、放射線増感剤用注射剤として好適な医薬組成物に関する。
2−ニトロイミダゾール誘導体は放射線抵抗性を有する低酸素性の癌細胞の放射線感受性を高めるため、癌放射線療法において、放射線増感剤として有用な薬剤であることが知られている。
特に、2−ニトロイミダゾール誘導体のうち、次式(1)
Figure 2008152764
で表される1−(1−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシメチル−2−ニトロイミダゾール(以下、化合物(1)ともいう。)は、親水性が高く、神経細胞への移行性が殆ど存しないため、中枢毒性のない放射線増感剤として知られている(特許文献2〜3)。
また、化合物(1)は、低酸素性細胞に対する放射線増感作用以外にも、核酸水酸化物消去作用(特許文献4)、アポトーシス・シグナル保持作用(特許文献5)などを有し、癌治療において有用な薬剤である。
化合物(1)は、2つの不斉炭素を有し、RR体、SS体、SR体、RS体の4つの立体異性体が存し、現在臨床応用が考えられているのは、SR体とRS体のラセミ体である。
これらの化合物(1)は何れも結晶性に優れる、水溶性も脂溶性も有する、腫瘍親和性が高いなどの特性を有しており、これは非環状糖ヌクレオシド類似構造に起因するものであると言われている。
しかしながら、化合物(1)は、結晶性が良く、両親媒性であるため、水性担体へ溶解するためには、結晶構造を崩して、溶かす必要があることから、比較的長い時間加温、振とうすることが必要であり、放射線照射の準備などを勘案すると、作業性を損なうという問題があった。また、これらの操作は、製剤の安定性にも悪影響を与え得るという問題があった。
更に、化合物(1)の水性担体溶液の安定性が、室温以上では損なわれやすい為、5℃などの低温保存しなければならず、低温保存条件が更に溶解性を制限するという問題があった。
加えて、凍結乾燥製剤であっても、わずかに含有する水分の安定性への影響は少なくないという問題があった。
一方、クレアチニンは医薬組成物の任意成分として知られており、例えば、水に溶けにくい化合物と固溶体を形成せしめ、非晶質化し、水への分散・溶解速度を改良する作用が存することは知られていたが(特許文献6)、化合物の溶解度そのものに影響を与えることは知られていなかった。
特開平3−223258号公報 WO1994/014778 特開2003−321459号公報 特開2005−27515号公報 特開平9−77667号公報 WO1997/06781
本発明の目的は、水性担体に対する溶解性が高く、かつ、安定性の高い化合物(1)を含有する医薬組成物を提供することにある。
本発明者らは、化合物(1)の溶解性と安定性を向上させるべく、鋭意研究努力を重ねた結果、化合物(1)に、該化合物(1)1質量部に対し0.001〜1質量部のクレアチニンを配合することにより、水性担体に対する溶解性が高く、かつ、安定性の高い医薬組成物が得られること、さらに、当該医薬組成物は、良好な放射線増感効果を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下に示す通りである。
(1) 次式(1)
Figure 2008152764
で表される1−(1−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシメチル−2−ニトロイミダゾールと、該化合物1質量部に対し0.001〜1質量部のクレアチニンとを含有することを特徴とする医薬組成物。
(2) 式(1)で表される化合物が、次式(2)
Figure 2008152764
で表される立体構造の異性体と次式(3)
Figure 2008152764
で表される立体構造の異性体とのRS・SRラセミ体であることを特徴とする(1)に記載の医薬組成物。
(3) 注射剤であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の医薬組成物。
(4) 式(1)で表される化合物の濃度が5〜10質量%の溶液形態であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項記載の医薬組成物。
本発明によれば、化合物(1)の注射製剤における溶解性及び安定性を向上させる手段を提供することができる。また、本発明の医薬組成物は、放射線増感剤として特に有用である。
本発明医薬組成物の安定性を示す図である。 本発明医薬組成物の安定性を示す図である。 本発明医薬組成物の放射線増感効果を示す図である。
本発明の医薬組成物は、化合物(1)を必須成分として含有する。該化合物(1)にはRS体、SR体、RR体、SS体の4つの立体異性体が存するが、本発明の医薬組成物では、これらの光学活性体を使用することもでき、光学活性体が混合した、ラセミ体などの混合物を使用することもできる。このうち、放射線増感効果の点で、式(2)で表される立体構造の異性体と次式(3)で表される立体構造の異性体とのRS・SRラセミ体が好ましい。
かかる化合物は、特許文献1或いは特許文献2に記載された方法に従って製造することが出来、例えば、2−ニトロ−1−トリメチルシリルイミダゾールと2−アセトキシメトキシ−1,3,4−トリアセトキシブタンとをルイス酸の存在下で縮合させ、しかる後に、ナトリウムメトキシドなどを反応させて脱アセチル化することにより、製造することが出来る。この時、2−アセトキシメトキシ−1,3,4−トリアセトキシブタンの立体特性が、最終生成物の化合物(1)にも反映される。
本発明の医薬組成物において、化合物(1)の含有量は、医薬組成物全量に対して、3〜10質量%が好ましく、4〜8質量%がより好ましく、5〜8質量%がさらに好ましい。
これより少ないと、放射線増感効果の点で好ましくなく、また、多いと放射線増感効果及び溶解性の点で好ましくない。
本発明の医薬組成物において、化合物(1)の標準的な投与量は、例えば、1回あたり、成人男子1人で1〜10gである。
本発明の医薬組成物は、クレアチニンを必須成分として含有することを特徴とする。クレアチニンの含有量は、化合物(1)1質量部に対して、0.001〜1質量部であり、0.002〜0.1質量部が好ましく、0.004〜0.04質量部がより好ましい。かかる成分は、水や生理食塩水などのベヒクルの存在下、化合物(1)のベヒクルに対する溶解性を向上せしめ、短時間で溶解させる作用を有する。この為、可溶化のための加温時間などを短縮することができ、製剤中の化合物(1)を安定に維持することができる。
製剤全量に対しては、クレアチニンは0.005〜5質量%含有することが好ましく、0.01〜1質量%であることが特に好ましい。これより少なすぎると安定性向上効果を奏さない場合があり、多すぎると投与に際しての取り扱い性を損なう場合がある。
本発明の医薬組成物は、前記必須成分を含有し、癌の治療用、特に、放射線による癌治療における、低酸素性癌細胞の放射線に対する感受性を高める目的で好適に使用される。癌の種類としては、肺ガンや膵癌が好適に例示できる。
製剤としては、経口投与製剤、注射製剤何れもが可能であるが、代謝が早い点で、注射製剤が好ましい。当該注射製剤としては、点滴投与用の製剤が好ましい。これは、有効成分である化合物(1)の投与量が多いため、投与に必要な製剤量が多くなり、一時の投与では危険が生じる場合があるためである。この様な注射用製剤としては、溶液形態でも、凍結乾燥形態でも特に制限はないが、安定した溶解性が得られる点で、溶液形態であることが好ましい。
溶液形態に於いてベヒクルとしては、水性担体であればよく、純水でも、生理食塩水でも、等張処理されていても良いグルコース溶液などが好適に例示できる。
本発明の医薬組成物には、前記必須成分以外に、必要に応じて、医薬の製剤において通常使用される任意の製剤成分を、本発明の効果を損ねない範囲において、含有することが出来る。
この様な任意成分としては、例えば、マクロゴールの様な多価アルコール類、塩化ナトリウムのような等張化剤、リン酸塩のような緩衝剤、結晶セルロースや澱粉のような賦形剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のような非イオン界面活性剤、ラウリル硫酸ナトリウムのようなアニオン界面活性剤、アラビアゴムのような増粘多糖類、ステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、ヒドロキシプロピルセルロースのような結合剤、「オイドラギット」(登録商標)の様な被覆剤等が例示できる。溶液形態の注射用の医薬組成物において、特に好ましい形態は、必須成分とベヒクル以外の成分を含有しない形態である。
本発明の医薬組成物は、前記必須成分や任意成分を常法によって処理することにより製造することが出来る。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は何らこれに限定されるものではない。
実施例1
下記に示す処方に従って、本発明の医薬組成物である、点滴投与用の注射液剤を製造した。即ち、処方成分を30℃で攪拌しながら溶解させ、同時に溶解に要した時間を計測した。溶解に要した時間は表2に示す。これより、本発明の医薬組成物は、1−(1−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシメチル−2−ニトロイミダゾール(化合物1)の溶解性を高める作用を有することがわかる。尚、対照例1はクレアチニンを添加しないものとした。
Figure 2008152764
Figure 2008152764
これらを20℃に放置したところ、5時間までは変化は認められなかったが、22時間後には析出が認められた。析出量は、対照例1>医薬組成物1>医薬組成物2>医薬組成物3の順であった。
実施例2
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の医薬組成物である、点滴投与用の注射剤(医薬組成物4〜6)を製造した。
Figure 2008152764
Figure 2008152764
実施例3
<試験例1>
前記医薬組成物4〜6、対照例2を55℃の過酷条件で9日間保存し、化合物(1)の含有量をHPLCで測定し、これを5で除して100を乗じ、含有率(%)を算出した。結果を図1に示す。本発明の医薬組成物は安定性に優れることがわかる。尚、HPLC条件は、ODSカラム4.6mm×250mm、カラム温度40℃、流速1ml/分、移動相1%メタノール水溶液、検知紫外部320nmであった。
実施例4
下記に示す処方に従って、溶液を作成し、これをバイアル瓶に無菌状態で充填し、これを凍結乾燥させて、微細結晶を含むアモルファスの注射用の凍結乾燥製剤である、本発明の医薬組成物7を得た。
Figure 2008152764
実施例5
<試験例2>
医薬組成物6と医薬組成物7と対照例2とを55℃に5日間保存し、実施例3と同様の含有率を算出した。結果を図2に示す。凍結乾燥製剤においても同様に安定性向上効果が得られた。
実施例6
<試験例3>
放射線増感効果をマウス扁平上皮癌細胞SCCVIIを用いてMicronucleus法にて検討した。マウス扁平上皮癌細胞SCCVIIを20分間 95%N+5%COで通気し低酸素状態にした後、PBS及び次に示す製剤の存在下で、X線(0、1、2、3Gy)を照射した。製剤は実施例2の対照例2、医薬組成物6、医薬組成物6のクレアチニンをサリチル酸ナトリウムに置換した比較例1、安息香酸ナトリウムに置換した比較例2である。照射後、細胞を洗浄し、cytochalasin B 存在下にて約24時間培養し、二核細胞を形成させた。これを固定・蛍光染色して二核細胞数及び微小核数をカウントし微小核発生頻度を求めた。結果を図3に示す。
図3中、クレアチニンは医薬組成物6を、サリチル酸ナトリウムは比較例1を、安息香酸ナトリウムは比較例2を表す。PBS及びいずれの製剤についても、非照射群において、微小核発生頻度に変化は認められず、細胞への直接的な影響は認められなかった。すなわちクレアチニンなど添加剤を加える事による細胞への直接的な毒性は認められなかった。また、照射群においては、いずれの製剤でも低酸素放射線増感効果が認められたが、添加剤を加えない対照例2と比べれば、本発明の製剤である医薬組成物6のみ増感効果に変化を与えていないことがわかる。
本発明は、医薬分野、その他医療分野において応用できる。

Claims (4)

  1. 次式(1)
    Figure 2008152764
    で表される1−(1−ヒドロキシメチル−2,3−ジヒドロキシプロピル)オキシメチル−2−ニトロイミダゾールと、該化合物1質量部に対し0.001〜1質量部のクレアチニンとを含有することを特徴とする医薬組成物。
  2. 式(1)で表される化合物が、次式(2)
    Figure 2008152764
    で表される立体構造の異性体と次式(3)
    Figure 2008152764
    で表される立体構造の異性体とのRS・SRラセミ体であることを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 注射剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬組成物。
  4. 式(1)で表される化合物の濃度が5〜10質量%の溶液形態であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の医薬組成物。
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