JPWO2008146873A1 - 植物生長促進剤 - Google Patents

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Abstract

(要約)(課題)安全性が高くて人体に無害な植物生長促進剤を提供することであり、低温から高温まで広い温度条件下でも優れた植物生長促進作用を示す植物生長促進剤を提供することでもある。また、ユビキノンが安定な状態で保存でき、かつ土壌や水性液体などの植物に栄養を供給する媒体中に均一に分散して安定に存在し、植物に有効に利用できる植物生長促進剤を提供すること。また植物生長初期の段階で有効な植物生長促進剤を提供すること。(解決手段)ユビキノンを植物生長促進剤の有効成分とする。(選択図) なし

Description

本発明は、植物生長促進剤に関し、特に環境汚染性が低く、人体にも無害な植物生長促進剤に関する。更には、低温から高温まで広い温度条件下でも優れた植物生長促進作用を示す植物生長促進剤に関する。詳細には、ユビキノンを含有する植物生長促進剤に関し、特に発芽後から植物体が生長する初期の段階に有効な植物生長促進剤に関する。
農業生産を始めとする植物の利用において、いかに効率よく植物を生長させるか、ということは、植物の利用者にとって常に関心事となっている。植物体の地上部の生長促進は、風雨に強い茎の形成や、葉の展開を早めて光合成を促進することができる。また、根の生長促進は、根を広く行き渡らせて地上部を支え、広範囲の栄養成分を吸収することができるようになる。特に生育初期の生長段階では生長促進は極めて重要である。
従来から効率よく植物を生長させる工夫がなされている。例えば、温度や光などを制御する農業施設技術を利用する方法があるが、その為の設備や装置が必要であり、またそれら温度や光などの制御に多大な労力を要する他、前記設備や装置の管理・維持等の困難さなどの問題点がある。
また、農地に施肥することが行われるが、その場合、植物の生長のために過剰量の肥料を施すとかえって濃度障害や根やけを起こしたり、また環境中に流出したり、土壌中に長期間滞留して環境汚染を起こしたりする。それらの不都合さを回避するために土壌の適度の深部に予め所定量の肥料を施しておき、該深部に根が到達するに従い肥料が利用されるような施肥の形態も行われている。また、適量の硝酸系窒素などの施肥の工夫も行われている。しかし、そのような工夫をしても土壌のpH、土壌微生物の分布など土壌の性状が大きく変化し、連作障害を起こすことがしばしばある。連作障害が生じた場合には、一定期間植物の栽培を停止して土壌環境の回復をはかるか、或いは他の植物への転作を行なう必要がある
その点、エチレン、ジベレリンやオーキシンなどの植物ホルモン剤、及び植物体中の特定酵素の活性化剤など、植物の生長を促進させる作用を有する物質・方法は、使用量が比較的少量であるので、上記のような問題点は減少されているとはいえ、植物に対する濃度障害、目的とする植物以外の植物や動物などの環境に対する安全性、人体に対する安全性、土壌汚染、土壌pHの変化、利用の簡便性および価格など、多くの問題が残されている。
そこで、それら問題点が解決された植物生長促進剤の開発が求められている。特に、植物の初期成育に効果が高く、濃度障害も起こしにくく、簡便に利用可能で、かつ安全性が高い植物生長促進剤の開発が求められている。また、低温下あるいは高温下などの植物の生長にとって過酷な条件下でも有効な植物生長促進剤の開発が求められている。
また、植物種子の播種後、健全な種苗を生育させることは重要であり、播種から育苗時までの時間が短ければそれだけ有利である。その際の、温度条件の制御が不要であれば、さらに有利である。例えばアオイ目植物から得られる多糖の加水分解物を発芽促進剤とする技術の報告があり(特許文献1)、一定の効果の改善を知ることが出来るが、現在の技術では、上記全ての条件を満足するする技術はいまだ知られていない。すなわち、播種から育苗時までの期間、及び定植後から所定の大きさに生長するまでの初期の段階で、有効な植物生長促進剤の提供が望まれている。更に、上記条件を満足し、根の伸張を促進するような植物生長促進剤の開発が待たれている。
一方、ユビキノンはコエンザイムQまたは補酵素Qとも呼ばれ、生体においてエネルギー代謝系に関与する補酵素である。ユビキノンは分子内のイソプレン単位数によってコエンザイムQ6〜コエンザイムQ12の分子種が存在し、植物、酵母や細菌類にはコエンザイムQ7、コエンザイムQ8が、ラットなどのげっ歯類にはコエンザイムQ9が、人間にはコエンザイムQ10が主として分布している。ユビキノンは、補酵素として生物活性をもつだけでなく、生体膜の安定化や抗酸化などの作用を有すると考えられ、臨床的にもコエンザイムQ10は狭心症、心不全、虚血性心疾患、筋ジストロフィー等の症状改善に薬理効果が認められている。
ユビキノンは安全性が高く、特にコエンザイムQ10は医薬品だけでなく健康食品としても用いられているが、コエンザイムQ9やコエンザイムQ10の植物に対する作用はよく分かっていない。例えば特許文献2には、ユビキノンとしてコエンザイムQ7とα‐トコフェロールを等モル混合した溶液が、植物の生物活性を増進することが報告されているが、ユビキノンとα‐トコフェロールが一定濃度で平衡している必要があり、また確認されている効果は切花の保存に関するものであって、ユビキノンが単独で植物生長促進剤として用いることができるかは不明であった。また、特許文献3にはコエンザイムQ7とα‐トコフェロールを等モル混合した溶液に金属又は金属化合物を接触させたものを植物生物強固剤とすることが報告されているが、ユビキノンとα‐トコフェロールが一定濃度で平衡している必要があり、しかもユビキノンとα‐トコフェロールの作用を金属又は金属化合物を介することが必要となる。さらに、特許文献4には、ユビキノン等と活性酸素との反応で生成した過酸化物が植物の生育を調節することが報告されている。しかしながら、実際に、ユビキノンの過酸化物の活性は確認されておらず、しかも過酸化物は毒性を示す場合があり、また調製に手間がかかるうえに分解が早いため保存性が低く、生長促進剤として使用するには問題点があった。
特開平11−71218号公報 特開昭48−13155号公報 特開昭50−99864号公報 特開平6−305921号公報
本発明の課題は、安全性が高くて人体に無害な植物生長促進剤を提供することであり、低温から高温まで広い温度条件下でも優れた植物生長進作用を示す植物生長促進剤を提供することである。詳細には、安定な状態で保存でき、かつ土壌や水性液体などの植物に栄養を供給する媒体(以下、担体ともいいます)中に分散して安定に存在し、植物に有効に利用できる植物生長促進剤を提供することである。また植物生長初期の段階で有効な植物生長促進剤を提供することでもある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねる中、低濃度のユビキノンが、意外にも様々な植物の生長促進作用を示すという知見を得た。特に植物の初期成育に効果が高いという知見を得た。その知見に基づきさらに研究を重ねると、ユビキノンは意外にも、低温下や高温下など植物生長にとって過酷な条件下でも優れた植物生長促進作用を示すという知見を得た。その知見に基づきさらに研究を重ね、遂に本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
本発明の請求項1の発明は、ユビキノンを有効成分として含有することを特徴とする植物生長促進剤である。
請求項2の発明は、請求項1記載のユビキノンをコエンザイムQ9および/またはコエンザイムQ10とする発明である。
請求項3の発明は、請求項1記載又は2に記載のユビキノンを水溶化ユビキノンとする発明である。
請求項4の発明は、請求項3記載の植物生長促進剤において、水溶化ユビキノンが植物生長促進剤を基準として0.00001〜100質量%含有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか記載の植物生長促進剤を含有することを特徴とする肥料の発明である。
請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれか記載の植物生長促進剤を含有することを特徴とする発芽促進剤の発明である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の植物生長促進剤は、ユビキノンを有効成分として含有する。
前記ユビキノンとは、コエンザイムQ6、コエンザイムQ7、コエンザイムQ8、コエンザイムQ9、コエンザイムQ10、コエンザイムQ11およびコエンザイムQ12を包含する。また、これらの還元体、別名ユビキノール、すなわち還元型コエンザイムQ6、還元型コエンザイムQ7、還元型コエンザイムQ8、還元型コエンザイムQ9、還元型コエンザイムQ10、還元型コエンザイムQ11および還元型コエンザイムQ12をも包含する。これらの中でも、コエンザイムQ9、コエンザイムQ10、還元型コエンザイムQ9および還元型コエンザイムQ10が好ましく、とくに所謂発酵法で製造される物質ではなく、所謂合成法で製造されるコエンザイムQ9、コエンザイムQ10、還元型コエンザイムQ9および還元型コエンザイムQ10が好ましい。さらには、コエンザイムQ10および還元型コエンザイムQ10が好ましく、所謂合成法で製造されるコエンザイムQ10および還元型コエンザイムQ10が好ましい。
前記コエンザイムQ10および還元型コエンザイムQ10は高い安全性を有することが確認されており、環境中において濃縮、蓄積、滞留による害をなすことがないし、食品としても使用が認められていることから使用者にとっても安全なものである。
本発明で用いられるユビキノンは微細な粒子の形態で用いてもよいが、水溶化ユビキノンを用いることが好ましい。特に水溶化ユビキノンを用いて調製された植物生長促進剤は、下記のような問題点が解消されるので有利である。
ユビキノンは融点の低い親油性固体であり、エーテルなどにはやや溶解するが水に難溶性である。このため、ユビキノンは大きな塊状の形態では植物に利用されにくいという問題がある。そのうえ、ユビキノンは水に浮くため、冠水では液面に浮遊し、また土壌表層に撒いても降雨などによってたやすく流出しやすく、また、土壌中に施すと、そのまま利用されずに蓄積するという問題がある。ユビキノンを微細な粒子の形態にすると、担体等と結びつくため、上記の様な問題を起こりにくくすることができる。
上記ユビキノンの微細な粒子の形態で用いるときの該粒子の形状は特に制限されないのであって、例えば、球状、フットボールのような変形した球状、円柱等の棒状、四角柱等角柱状、金平糖のような凸部を有する球状等を例示することが出来る。それら粒子の大きさも特に制限されないのであるが、本発明の効果を得るためには、例えば0.1μm〜1mm程度、好ましくは1μm〜0.1mm程度である。それら粒子の調製法は特に制限されないのであるが、例えば、ユビキノンそのものを常法により成型する方法、あるいは、大きなユビキノン粒子を破砕又は粉砕して微細な粒子とする方法が挙げられる。
上記ユビキノンの微細な粒子は、他の肥料などと混合して安定して保管したり、そのまま施肥したりすることができるため有利である。
本発明でいう水溶化ユビキノンは、水性媒体に乳化・分散あるいは懸濁(以下、乳化・分散と言うことがある)可能な形態のユビキノンをいうのであって、その形態は特に限定されない。水溶化ユビキノンを水性媒体中に添加すると、ユビキノンが水性媒体中で分散あるいは懸濁され、ユビキノンが水性媒体中に安定に存在することができる。前記水性媒体としては、水、エタノールなどの低級アルコールなどが挙げられるが、それらに限定されない。
上記水溶化ユビキノンの調製法は特に制限されず、公知の方法を行い得るが、具体的には下記(1)〜(5)の例を例示することが出来る。
(1)特開2004−196781号公報記載の組成物
(A)コエンザイムQ10 5〜40質量% 、(B)平均重合度10のポリグリセリンとステアリン酸、オレイン酸またはリノール酸のモノエステル5〜30質量% 、(C)平均重合度3〜6のポリグリセリンとステアリン酸、オレイン酸またはリノール酸のモノ、ジ、トリまたはペンタエステル1〜18質量% 、および、(D)水からなるコエンザイムQ10含有水性液体組成物を高圧ホモジナイザーによって用いて分散・乳化させたものであり、コエンザイムQ10が乳化・分散あるいは懸濁された形態である。
(2)国際公開WO2006/035900号記載の組成物
(2)コエンザイムQ10、中鎖トリグリセリド、界面活性剤、多価アルコールおよび水を含有し、コエンザイムQ10の10重量部に対する中鎖トリグリセリドの割合が1〜10重量部、組成物100重量%に含まれる水の割合が、10〜40重量%である乳化組成物であり、コエンザイムQ10が水に分散あるいは可溶化された形態である。
(3)特開2003−055203号公報記載の組成物
有機酸の存在下、アラビアガム、寒天、水溶性コーンファイバー、デンプン、ゼラチン、キサンタンガム、カゼイン、デキストリン、カルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドンからなる群から選択される1つ以上の水溶性物質にコエンザイムQ10を分散・乳化させたものであり、コエンザイムQ10が乳化・分散あるいは懸濁された形態である。
(4)特開2005−139122号公報記載の組成物
コエンザイムQ10、デキストリン、脂肪酸エステルおよび水を含有し、コエンザイムQ10の1重量部に対して、脂肪酸エステルを0.4重量部以上の割合で含有される、ペースト状あるいは液状のコエンザイムQ10が可溶化された形態である。
(5)国際公開WO2006/022187号記載の組成物
コエンザイムQ10をあらかじめ溶融し、これをオクテニルコハク酸澱粉とデキストリンからなる水溶性物質、およびグリセリンからなる水性溶液に加え、これを高圧ホモジナイザーによって分散・乳化させたものであり、コエンザイムQ10が乳化・分散あるいは懸濁された形態である。
本発明の植物生長促進剤は、上記ユビキノンを用いて容易に調製することが出来る。例えば、上記ユビキノンの微細な粒子をそのまま植物生長促進剤とすることができるが、ユビキノンの微細な粒子に増量剤などを配合して、ユビキノンの微細な粒子の含有量を調整することが好ましい。
本発明の植物生長促進剤は、上記水溶化ユビキノンを用いて調製することがより好ましい。
上記水溶化ユビキノンの形状は特に制限されないのであって、例えば、スラリー状、ゾル状、ペースト状、液状、乳化液状等を例示することができる。これらの形状とするためには、公知の技術を適宜採用することによって、調製することができる。水溶化ユビキノンが水性媒体中に乳化・分散している状態では、ユビキノン粒子の平均粒径は0.01〜1000μm、好ましくは0.01〜100μmである。
例えば、水溶化ユビキノンを、そのまま植物生長促進剤とすることができる。また、水溶化ユビキノンに例えば安定剤、担体や希釈剤などの配合剤を加えて植物生長促進剤としてもよい。水溶化ユビキノンと配合剤との量割合は特に制限されない。植物生長促進剤の使用目的、適用対象植物などにより最適な量割合に設定すればよい。
本発明の水溶化ユビキノンには水性媒体中に乳化・分散した形態のユビキノンから得られる固体状の形態の水溶化ユビキノンも包含される。また、水性媒体中に乳化・分散した形態のユビキノンから水性媒体を除いた固体状の形態の水溶化ユビキノンも包含される。ここで、固体状の形態としては、粉末状の形態、粒子状の形態を挙げることが出来る。
前記固体状の形態の水溶化ユビキノンは、水性媒体中に乳化・分散した形態のユビキノンから常法を利用して調製できる。
また、例えば、前記水性媒体中に乳化・分散した形態の水溶化ユビキノンに安定剤、担体や賦形剤などの配合剤を加え、混合・造粒・乾燥等の処理を行い、固体状の形態の水溶化ユビキノンとすることができる。前記配合剤としては、たとえば白糖、ブドウ糖、コーンスターチ、リン酸カルシウム、乳糖、ソルビトール、デキストリン、澱粉、結晶セルロース、サイクロデキストリン、ポリビニルピロリドンなどを挙げることが出来る。
前記固体状の形態の水溶化ユビキノンをそのまま植物生長促進剤として使用することも出来るが、その固体状の形態の水溶化ユビキノンに増量剤などを配合して、ユビキノンの含有量を調整することが好ましい。水溶化ユビキノンから調製した植物生長促進剤は、容易に水性媒体へ溶解・乳化・分散されるという特徴を有する。前記水性媒体は、水が好適であるが、それに限定されない。上記粉末状や粒状の植物生長促進剤は、そのまま施肥することができるし、また他の肥料と混合して、安定して保管することができるので有利である。
水溶化ユビキノンである乳化・分散あるいは懸濁の形態のコエンザイムQ10(以下、水溶化コエンザイムQ10ということがある)は市販されており、これを用いてもよい。水溶化コエンザイムQ10としては、例えば、固体状の形態としてアクアQ10−P5(日清ファルマ製)やアクアQ10−P40(日清ファルマ製)などが挙げられ、液体状の形態としてアクアQ10−L10(日清ファルマ製)などが挙げられる。
本発明の植物生長促進剤が水溶化ユビキノンから調製されるときには、一般的には、植物生長促進剤が固形剤の場合、当該水溶化ユビキノンを植物生長促進剤中に0.01〜100質量%含有するように調製することが好ましい。あるいは、当該水溶化ユビキノンを植物生長促進剤中に100〜1000000ppm含有するように調製することが好ましい。植物生長促進剤が液剤の場合には、当該水溶化ユビキノンを植物生長促進剤中に0.00001〜60質量%含有するように調製することが好ましい。あるいは、当該水溶化ユビキノンを植物生長促進剤中に0.1〜600000ppm含有するように調製することが好ましい。
本発明の植物生長促進剤を植物に適用する際には、前記植物生長促進剤を適宜希釈、乳化、分散、懸濁又は溶解処理等を行い、ユビキノンが0.01〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppm、さらに好ましくは0.5〜100ppmとなるように調製した後に用いることが好ましい。なお、前記植物生長促進剤に水溶化ユビキノンを0.1〜100ppmとなるように調製すると、当該植物生長促進剤をそのまま植物に直接適用することができる。
本発明の植物生長促進剤は他の植物生長促進剤、発芽促進剤、発根促進剤、倒伏軽減剤などと混合あるいは配合するなどして用いることもできる。そのような薬剤の例としては、エテホン、オーキシン、ジベレリン、ナフチルアセトアミド、プロヘキサジオンカルシウム、パクロブトラゾールなどが挙げられる。
本発明の植物生長促進剤は、所謂肥料に配合することも出来る。その配合量は、肥料の構成材料、肥料の性状、肥料の使用目的等により変動するので一概に規定することは出来ないが、例えば、肥料中に本発明の植物生長促進剤を0.01〜10質量%混入することが出来る。この植物生長剤含有肥料の製造方法は特に制限されない。また、当該肥料の使用方法も特に制限されない。
本発明の植物生長促進剤は、植物体の生長を促進させる機能を有し、植物の地上部だけでなく、地下部である根の生長も強く促進する。
本発明の植物生長促進剤は植物全般に適用することができる。その中でも、いわゆる種子植物、例えば、水田、畑、山野で生息する種子植物に適用すると、優れた生長促進効果を示す。好ましい種子植物の例としては、リンゴ、サクランボなどのバラ科、ネギ、ニラなどのユリ科、ブナ科、ナタネ、ワサビ、セイヨウワサビ、カリフラワー、キャベツ、チンゲンサイ、ハクサイ、コマツナ、カブ、ダイコンなどのアブラナ科、オクラなどのアオイ科、キブシ科、カタバミ科、ユキノシタ科、ジャガイモ、トマト、トウガラシなどのナス科、エゴマ、ハッカなどのシソ科、キュウリなどのウリ科、リンドウ科、ヒマワリ、レタス、シュンギク、ゴボウなどのキク科、ニンジン、パセリ、セロリなどのセリ科、モチノキ科、ミズキ科、ツツジ科、ビャクダン科、ソバなどのタデ科、ホウレンソウなどのアカザ科、ナデシコ科、ツゲ科、バニラなどのラン科、ダイズ、エンドウ、ソラマメ、キヌサヤなどのマメ科、イネ、コムギ、トウモロコシなどのイネ科、コーヒーなどのアカネ科、トウゴマ、キャッサバなどのトウダイグサ科、ノボタン科、フトモモ科、キョウチクトウ科、パピルスなどのカヤツリグサ科、タロイモなどのサトイモ科、イワタバコ科、キツネノマゴ科、ムラサキ科、イラクサ科、キンポウゲ科、アボカドなどのクスノキ科などが挙げられるが、これらに制限されない。なお、本発明の植物生長促進剤はシダ植物やコケ植物などの植物、さらにはキノコ類にも適用することができる。
また、本発明の植物生長促進剤は植物生長初期の生長促進効果に優れることから、ブロッコリー、マスタード、クレス、芽キャベツ、レッドキャベツ、かいわれダイコン、ダイコン、大豆モヤシ、緑豆モヤシ、豆苗、そば、アルファルファ、発芽玄米などのスプラウトなどにも好適に用いることができる。
本発明の植物生長促進剤を、播種時から育苗時、あるいは種苗を定植後の所定の期間使用することが特に効果的である。発芽から初期成育時、あるいは高温下や低温下などの生育に不利な条件では、植物は十分に根を伸ばして栄養分を吸収することが困難であるが、本発明の植物生長促進剤は根を含む植物全体に顕著な成長促進効果を示す。また、ユビキノンは脂溶性の物質であるため、根以外の植物体からも吸収ができるため、極めて効果が高い。植物生長の初期とは、適用される植物の種類や、栽培方法、栽培条件などによっても異なるが、一般的には発芽から3ヶ月以内である。また、植物生長にとっての過酷条件についても、各種条件によって異なるが、一般的には当該植物の至適な栽培温度から5℃以上高温または低温に乖離した温度条件が挙げられる。
本発明の植物生長促進剤の使用形態は特に制限されない。この技術分野で用いられる使用形態を適宜採用すればよい。例えば、本発明の植物生長促進剤を植物栽培用担体に含ませることができる。ここで、植物栽培用担体とは植物を育成する土壌や培地、あるいは水耕栽培での水などをいう。すなわち、本発明の植物生長促進剤を土壌に撒くこと、又は培地に含ませること、水耕栽培用の水に添加することなどを例示できる。また、本発明の植物生長促進剤を植物体に噴霧・散布してもよい。さらに、本発明の植物生長促進剤あるいは植物生長促進剤含有液体に植物の種を浸してもよく、また例えば植物の苗の根あるいは根を含む苗の一部を浸してもよい。本発明の植物生長促進剤の使用形態はそれらに限定されない。
本発明の植物生長促進剤は、植物の地上部だけでなく根などの地下部の生長も促進し、しかも低濃度で効果を示し、濃度障害がないという極めて優れた効果を有する。本発明の植物生長促進剤は、さらに手間がかからず調製可能であり、しかも環境汚染性が低く、安全性が高くて人体にも無害であるため、通常の畑や水田だけでなく、マルチ栽培、施設栽培、水耕栽培、輪作農地にも用いることができるものである。また、本発明の植物生長促進剤は、発芽促進作用も有するので、発芽促進剤でもある。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)生長促進剤の調製
水溶化コエンザイムQ10(アクアQ10−P40;コエンザイムQ10を40質量%含有する 日清ファルマ製)の1.25gを市水500mLを用いて希釈し、コエンザイムQ10の1000ppm溶液を調製し、これを市水で希釈し、コエンザイムQ10(以下、CoQ10と記載することがある)を10ppm、100ppm含有する水溶化された形態の生長促進剤を調製した。
(水溶化コエンザイムQ10の生長促進効果試験I)
シャーレにキムタオルを敷き実施例1の生長促進剤を100mL浸し、その上にかいわれ大根の種子(野口種苗研究所製)20粒をのせた。そのシャーレを室温・遮光条件に保管し、7日後に採取してかいわれ大根の全長及び根の長さを測定した。
その結果を表1に示す。 なお、コントロールは、生長促進剤のかわりに市水を用い、それ以外は上記と同様に操作したときの植物の全長を測定した結果である(以下、同様)。
表1
Figure 2008146873
表中の数字は、特に説明がないときには、測定値の平均値である(以下、同様)。
増加率は下記式に基づき算出した(以下、同様)。
[(A−B)/B]×100
式中、AはCoQ10含有生長促進剤での植物の全長の実測値であり、Bはコントロールでの植物の全長の実測値である。
表1の結果から、本発明の植物生長促進剤は、発芽時の植物生長を極めて強く促進することが分かった。また、この生長促進作用は、茎だけではなく根においても認められ、植物体全体を効率よく生長促進させる作用を有することが分かった。また、コエンザイムQ10が100ppmの高濃度においても濃度障害を起すことなく、生長促進させる作用を有すること、さらに、コエンザイムQ10が析出することもなかった。
(実施例2)生長促進剤の調製
水溶化コエンザイムQ10(アクアQ10−L10;コエンザイムQ10を10質量%含有する 日清ファルマ製)の5gを市水500mLを用いて希釈し、コエンザイムQ10の1000ppm溶液を調製し、これを市水で希釈し、コエンザイムQ10を1ppm含有する水溶化された形態の生長促進剤を調製した。
(高温条件下での生長促進効果試験II)
シャーレにキムタオルを敷き実施例2の生長促進剤を100mL浸し、その上にかいわれ大根の種子(野口種苗研究所製)20粒をのせた。そのシャーレを35℃・遮光条件に保管し、8日後に採取してかいわれ大根の全長及び根の長さを測定し、また、発芽した種子の数を数えた。
その結果を表2に示す。
(比較例1)
生長促進剤のかわりに、実施例2の生長促進剤からコエンザイムQ10のみを除外した比較生長促進剤を用い、それ以外は上記と同様に操作した。8日後に採取したかいわれ大根の全長及び根の長さを測定し、また、発芽した種子の数を数えた。
その結果を表2に示す。
表2
Figure 2008146873

表中の全長と根の欄の数字は、かいわれ大根の上記それぞれの測定値の平均値である。表中の発芽率の欄の数字は上記シャーレ内に置いた種子中の発芽した種子の割合である。
(実施例3)生長促進剤の調製
実施例1と同様に操作し、コエンザイムQ10を1ppm含有する水溶化された形態の生長促進剤を調製した。
(低温条件下での生長促進効果試験III)
シャーレにキムタオルを敷き実施例3の生長促進剤を100mL浸し、その上にかいわれ大根の種子(野口種苗研究所製)20粒をのせた。そのシャーレを室温・遮光条件に3日間保管して発芽させた後、15℃・遮光条件に保管し、4日後に採取してかいわれ大根の全長及び根の長さを測定した。
その結果を表3に示す。
(比較例2)
生長促進剤のかわりに、実施例3の生長促進剤からコエンザイムQ10のみを除外した比較生長促進剤を用い、それ以外は上記と同様に操作した。採取したかいわれ大根の全長及び根の長さを測定した。その結果を表3に示す。
表3
Figure 2008146873
実施例2の高温負荷条件、実施例3の低温負荷条件のような過酷な環境下においても、本発明のユビキノンを含有する植物生長促進剤は発芽を促進するとともに植物生長を極めて強く促進することが分かった。そして、実施例1と同様に、茎及び根を含む植物体全体を効率よく生長促進させる作用を有することが分かった。また、比較例のコエンザイムQ10の濃度が0ppm群では効果が認められなかったことから、上記の作用はユビキノンによるものであることが分かった。
(実施例4〜7)
(水溶化コエンザイムQ10の生長促進効果試験IV)
必要な数のシャーレを用意し、それぞれのシャーレにキムタオルを敷き実施例3の生長促進剤を100mL浸し、その上に表4記載の植物の種子(野口種苗研究所製)40粒それぞれをのせた。それらのシャーレを室温・遮光条件に保管し、7日後に採取して表4記載の植物の全長を測定した。
その結果を表4に示す。
表4
Figure 2008146873

生長増加率は下記式に基づき算出した(以下、同様)。
[(A−B)/B]×100
式中、AはCoQ10含有生長促進剤での植物の全長の実測値であり、Bはコントロールでの植物の全長の実測値である。
(実施例8〜12)
(水溶化コエンザイムQ10の生長促進効果試験V)
必要な数のシャーレを用意し、水溶化コエンザイムQ10の生長促進効果試験IVと同様な方法にて、表5記載の植物の種子(野口種苗研究所製)の生長促進効果を試験した。それぞれの植物の全長の測定結果を表5に示す。
なお、小麦は30粒を用いて試験した。また、そば及びきぬさやは室温・遮光条件に保管し、8日後に採取し、ほうれんそうは室温・遮光条件に保管し、9日後に採取した。
表5
Figure 2008146873
(実施例18)
淡色黒ボク土を450g、硫安および塩安を窒素成分として100mg相当分、過リン酸石灰を0.5g及び塩化カリウムを0.2gを混合し、これに水溶化ユビキノンとして水溶化コエンザイムQ10(アクアQ10−P40;粉末状の形態 日清ファルマ製)を1.2g添加し、さらに混合した。この混合物は通常の黒ボク土と同様の取扱が可能で、鉢にて植物を生育可能であった。
なお、本発明を次のように記載することもできる。
(1)ユビキノンを生長促進剤として含有することを特徴とする植物栽培用担体。
(2)ユビキノンを含有する液体を植物体に噴霧・散布することを特徴とする植物育成方法。
(3)ユビキノンを含有する液体に植物種子、植物の苗体の根を少なくとも含む苗を浸すことを特徴とする植物育成方法。
(4)ユビキノンを含有する液体の植物の生長促進剤としての使用。

Claims (6)

  1. ユビキノンを有効成分として含有することを特徴とする植物生長促進剤
  2. ユビキノンがコエンザイムQ9および/またはコエンザイムQ10である、請求項1に記載の植物生長促進剤
  3. ユビキノンが水溶化ユビキノンである、請求項1または2に記載の植物生長促進剤
  4. 水溶化ユビキノンが植物生長促進剤を基準として0.00001〜100質量%含有することを特徴とする請求項3記載の植物生長促進剤
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の植物生長促進剤を含有することを特徴とする肥料
  6. 請求項1〜4のいずれか記載の植物生長促進剤を含有することを特徴とする発芽促進剤
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