JPWO2008146579A1 - ガスタービンエンジン - Google Patents

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Abstract

燃焼器14が、タービン16に隣接してコンプレッサ12と反対側に設置されており、燃焼器及びタービンとコンプレッサの間に、高温側から低温側への伝熱を低減する遮熱装置20を備える。また、連結軸18が、コンプレッサの入口側に開口しタービンインペラ近傍まで軸方向に延びる軸方向穴18aと、タービンインペラ近傍の連結軸外部に開口し半径方向に延び前記軸方向穴と連通する半径方向穴18bとを有する。

Description

発明の背景
発明の技術分野
本発明は、コンプレッサインペラとタービンインペラが連結軸を介して連結され、或いはコンプレッサとタービンのケーシングが近接し又は連結されるガスタービンエンジンに関する。
関連技術の説明
ガスタービンの基本サイクルは、ブレイトンサイクルであり、その熱効率は、圧力比と温度比が高いほど大きくなる。そのため、ガスタービンでは、高温部(燃焼器)で発生する熱を、低温部(圧縮機)に伝えないようにすることが、サイクル性能確保の上で大変重要である。これは、ガスタービンエンジンを小型化するときには特に重要となる。大型機と同じ高温部と低温部の温度差を、より短い距離で実現する必要があるからである。
また、ガスタービンを発電機駆動用に使う場合は、ガスタービンの高温部と発電機の間の遮熱も重要となる。発電機の永久磁石は、そのキュリー点によって磁石として機能する最高許容温度が低く制限されるからである。
従来、高温部から低温部への伝熱量を低減する遮熱手段として、例えば特許文献1,2が開示されている。
図1に示すように、特許文献1に開示された起動用燃焼器は、ケーシング51の内側に冷却流体通路52を有する遮熱板53をガス通路に臨んで設けるとともに、同遮熱板53とケーシング内面との間に、保温材が装鎮された一定厚さの保温層54を設けてなり、輻射熱のケーシング51への入熱を抑制するものである。
図2に示すように、特許文献2に開示された遮熱パネル(前部遮熱パネル)60は、ガスタービンエンジン用の燃焼器に用いられる高温側部および低温側部を有し、低温側部に少なくとも1つの独立した冷却チャンバ66を有する。各冷却チャンバ66は空気などの冷媒を低温側部から高温側部に流れさせるための複数の膜冷却孔62を有している。
特開平9−33035号公報 特開2006−292362号公報
空気を圧縮するコンプレッサインペラと高温ガスで回転するタービンインペラが連結軸で直結されている場合、連結軸を通して高温のタービンインペラからコンプレッサインペラの大量の熱が伝熱されるため、コンプレッサ内の空気が加熱されてコンプレッサの性能が低下する問題がある。
また、コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させる燃焼器を、コンプレッサから離してタービンの背後(コンプレッサと反対側)に設置した場合でも、燃焼器で発生する燃焼ガスは例えば1000℃以上の高温であり、この高温ガスがタービンに流入するため、燃焼器及びタービンは高温であり、この高温部からコンプレッサ側に大量の熱が伝熱される。
特にガスタービンエンジンを小型化するため、コンプレッサとタービンのケーシングが近接し、或いは連結される場合には、伝熱量も大きくなり、コンプレッサ性能ひいてはガスタービン性能が低下するおそれがある。
さらに、ガスタービンエンジンと発電機を組み合わせ、かつ小型化を図る場合には、コンプレッサとタービンの中間に発電機を組み込むのが好ましいが、この場合、発電機の永久磁石は、そのキュリー点によって磁石として機能する最高許容温度が低い(例えば100℃)ため、遮熱性能を一層高める必要がある。
発明の要約
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、コンプレッサインペラとタービンインペラが連結軸を介して連結され、或いはコンプレッサとタービンのケーシングが近接し又は連結される場合であっても、燃焼器及びタービンからコンプレッサ側への伝熱を大幅に低減することができ、これにより高い熱効率を達成することができるガスタービンエンジンを提供することにある。
本発明によれば、空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
前記燃焼器は、タービンに隣接して前記コンプレッサと反対側に設置されており、
前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間に、高温部側から低温部側への伝熱を低減する遮熱装置を備えた、ことを特徴とするガスタービンエンジンが提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサとの間を仕切る遮熱熱交換板であり、
該遮熱熱交換板は、低温側外板、高温側外板、及びその内部を仕切る流路形成板からなり、コンプレッサで圧縮した加圧空気が外周部から流入し、低温側外板に沿って内方に流れ、内端部で高温側に流入し、高温側外板に沿って外方に流れ、外周部から燃焼器へ流出する。
また、前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間を仕切り接触面積が小さい低接触仕切板であり、
該低接触仕切板は、低温側または高温側の一方に接触する支持板と、該支持板上に分散して配置され低温側または高温側の他方に接触する複数の突起部とからなり、該突起部の総接触面積が熱伝導を低減するように十分小さく設定されている。
また、前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間を仕切り熱伝導率が燃焼器を構成する材質の熱伝導率より小さい低熱伝導率板である。
また、本発明によれば、空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
前記コンプレッサ内のコンプレッサインペラと前記タービン内のタービンインペラが連結軸を介して連結されており、
該連結軸は、コンプレッサの入口側に開口しタービンインペラ近傍まで軸方向に延びる軸方向穴と、該タービンインペラ近傍の連結軸外部に開口し半径方向に延び前記軸方向穴と連通する半径方向穴とを有する、ことを特徴とするガスタービンエンジンが提供される。
また、空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
前記燃焼器とタービンの間に、高温ガスをタービンに案内するガス案内板を備え、
該ガス案内板は、前記加圧空気を予熱する放熱フィンを備える、ことを特徴とするガスタービンエンジンが提供される。
上記本発明の構成によれば、燃焼器及びタービンとコンプレッサの間に、燃焼器及びタービンからコンプレッサ側への伝熱を低減する遮熱装置(遮熱熱交換板、低接触仕切板、低熱伝導率板)を備えるので、燃焼器及びタービンからコンプレッサ側への伝熱を大幅に低減することができる。
また、コンプレッサインペラとタービンインペラを連結する連結軸が、コンプレッサの入口側に開口しタービンインペラ近傍まで軸方向に延びる軸方向穴と、該タービンインペラ近傍の連結軸外部に開口し半径方向に延び前記軸方向穴と連通する半径方向穴とを有するので、連結軸の高速回転による遠心力で、軸方向穴と半径方向穴を介してコンプレッサの入口側からタービンインペラ近傍までコンプレッサの入口部の低温空気(例えば30℃)を連結軸の内部を通して導入することができ、連結軸を内側から低温空気で直接冷却することができる。
また、燃焼器とタービンの間に、高温ガスをタービンに案内するガス案内板を備え、
該ガス案内板は、加圧空気を予熱する放熱フィンを備えるので、高温ガスで加熱されたガス案内板を加圧空気で冷却すると共に、加圧空気を予熱して燃焼器における燃焼効率を高めることができる。
特許文献1の「起動用燃焼器の遮熱装置」の模式図である。 特許文献2の「遮熱パネル」の模式図である。 本発明のガスタービンエンジンの全体模式図である。 本発明のガスタービンエンジンの具体例を示す全体構成図である。 遮熱熱交換板の模式的断面図である。 低接触仕切板の一構成例を示す斜視図である。 低接触仕切板の配置状態を示す図4の部分拡大図である。 ガス案内板の模式的斜視図である。
好ましい実施例の説明
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図3は、本発明のガスタービンエンジンの全体模式図である。
この図において、本発明のガスタービンエンジン10は、空気1を圧縮するコンプレッサ12と、コンプレッサ12で圧縮した加圧空気2中で燃料3を燃焼させ高温ガス4を発生させる燃焼器14と、高温ガス4で回転駆動されるタービン16とを備える。
また燃焼器14は、タービン16に隣接してコンプレッサ12の反対側に設置されている。
図3において、本発明のガスタービンエンジン10は、さらに、遮熱装置20を備える。遮熱装置20は、燃焼器14及びタービン16とコンプレッサ12の間に設けられ、燃焼器14及びタービン16からコンプレッサ側への伝熱を低減する機能を有する。
図4は本発明のガスタービンエンジンの具体例を示す全体構成図である。
この図において、燃焼器14は、タービン16に隣接してコンプレッサ12の反対側にタービン16を囲んで設置され、排気ガス5はその中心部から軸方向に排気されるようになっている。
またこの例でコンプレッサ12は遠心圧縮機、タービン16は半径流タービンであるが、本発明はこれに限定されず、軸流圧縮機、軸流タービン、斜流圧縮機、斜流タービンであってもよい。
図4において、6はコンプレッサケーシング、7はタービンケーシングであり、ガスタービンエンジンを小型化するため、コンプレッサケーシング6とタービンケーシング7は、互いに連結されている。
また、コンプレッサ12内のコンプレッサインペラ13とタービン16内のタービンインペラ17が連結軸18で直結されている。なお、連結軸18は直結に限定されず、減速機等を介して連結してもよい。
さらに、コンプレッサ12とタービン16の中間に発電機30(ロータとステータからなる)が組み込まれている。なお、本発明において、発電機30は、必須ではなくこれを省略してもよい。
図4において、連結軸18は、コンプレッサ側のラジアルベアリング19a、タービン側のラジアルベアリング19b、及びタービン側のスラストベアリング19cにより、ラジアル方向及びスラスト方向に支持されている。
また、連結軸18は、コンプレッサ12の入口側に開口しタービンインペラ近傍まで軸方向に延びる軸方向穴18aと、タービンインペラ近傍の連結軸外部に開口し半径方向に延び、かつ軸方向穴18aと連通する半径方向穴18bとを有する。
なお、半径方向穴18bの位置は、この例ではスラストベアリング19cよりタービン側であるが、コンプレッサ側でもよい。
この構成により、連結軸18の高速回転による遠心力で、軸方向穴18aと半径方向穴18aを介して、コンプレッサ12の入口側からタービンインペラ近傍までコンプレッサの入口部の低温空気(例えば30℃)を連結軸の内部を通して導入することができ、連結軸18を内側から低温空気で直接冷却することができる。
図4において、遮熱装置20は、遮熱熱交換板22、低接触仕切板24、及び低熱伝導率板26からなる。
図5は、遮熱熱交換板22の模式的断面図である。
遮熱熱交換板22は、連結軸18が通る中心穴23を有するドーナツ状の円板であり、低温側外板22a、高温側外板22b、及びその内部を仕切る流路形成板22cとからなり、燃焼器及びタービンとコンプレッサの間を仕切っている。
低温側外板22aの外面(図で左側)はこの例では低接触仕切板24に密着している。また、高温側外板22bの外面(図で右側)はこの例では、高温ガス4をタービン17に案内するガス案内板28に密着している。また、低温側外板22aと高温側外板22bは連結軸18が通る中心穴部分で接続され内部の加圧空気が漏れないようになっている。
流路形成板22cは、低温側外板22aと高温側外板22bの中間に図示しない支持部材(例えばコルゲート)を介して位置し、コンプレッサ12で圧縮した加圧空気が低温側外板22aの外周部から流入し、低温側外板22aに沿って内方に流れ、内端部(中心穴の外側)で高温側に流入し、高温側外板22bに沿って外方に流れ、高温側外板22bの外周部から燃焼器側へ流出するようになっている。
また、この流路形成板22cは、図5に示すように細孔22dを有し、コンプレッサ12で圧縮した加圧空気2の一部を直接燃焼器側へ流すようになっている。この細孔22dの大きさと数は、遮熱熱交換板22の冷却に必要な空気量が流れるように設定される。
この構成により、コンプレッサ12で圧縮した加圧空気2で遮熱熱交換板22の内部を冷却すると共に、遮熱熱交換板22の低温側外板22aと高温側外板22bの間に空気の断熱層を形成し、燃焼器14及びタービン16からコンプレッサ側への伝熱を大幅に低減することができる。空気の断熱層は、固体層と比較して熱伝達率が非常に低いことが知られている。
また、遮熱熱交換板22の冷却で昇温した加圧空気2は、燃焼器14に供給されるので、燃焼器14における燃料3の着火性を高め、燃焼効率を高めることができる。
図6は、低接触仕切板24の構成を示す斜視図である。図7は、低接触仕切板24の配置状態を示す図4の部分拡大図である。
低接触仕切板24は、燃焼器14及びタービン16とコンプレッサ12の間を仕切り接触面積が小さい板である。
この図に模式的に示すように、低接触仕切板24は、低温側または高温側の一方(この例では低温側外板22a)に接触する支持板24aと、支持板24a上に分散して配置され低温側または高温側の他方(この例では低熱伝導率板26)に接触する複数の突起部24bとからなり、突起部24bの総接触面積が熱伝導を低減するように十分小さく設定されている。
また、この低接触仕切板24は、連結軸18が通る中心穴25を有するドーナツ状の円板であり、その中心側から連結軸18の回転による遠心力で、コンプレッサ12の入口側からタービンインペラ近傍まで導入したコンプレッサの入口部の低温空気1(例えば30℃)を突起部24bの隙間に導入して空気層を形成するようになっている。
さらに、図6及び図7に示すように、低接触仕切板24の外周部には、コンプレッサで圧縮した加圧空気2を通すための貫通穴24cが周方向に複数形成されている。また低接触仕切板24の外周部には、各突起部24bの隙間に導入した空気1を外部に排気するための排気流路24dが形成されている。この例において排気流路24dは溝状であるが半径方向の貫通穴であってもよい。
なお、低温空気1の排気通路は、この構成に限定されず、その他の部分(例えばコンプレッサケーシング)を介して排気してもよい。
上述した構成により、低接触仕切板24の接触面積が小さく、かつ空気による断熱層を有するので、低接触仕切板24を介しての伝熱を大幅に低減することができる。
低熱伝導率板26は、燃焼器14及びタービン16とコンプレッサ12の間を仕切る断熱板である。この低熱伝導率板26は、熱伝導率が燃焼器を構成する材質の熱伝導率に比べて非常に小さい、例えばポーラスなセラミック板であり、これによっても高温側から低温側への伝熱を低減することができる。
なお、上述した遮熱熱交換板22、低接触仕切板24及び低熱伝導率板26のすべては必ずしも必要でなく、所望の遮熱性能を満たす限りで、その一部を省略してもよい。
図4において、本発明のガスタービンエンジン10は、さらに、燃焼器14とタービン16の間に、高温ガス4をタービン16(タービンインペラ17)に案内するガス案内板28を備える。このガス案内板28は、タービンインペラ17の背面と連結軸18に近接し、タービンインペラ17からコンプレッサ側に高温ガスが流入しないように例えばラビリンスシール等のシールを備えている。
図8は、ガス案内板28の模式的斜視図である。このガス案内板28は、その外周面で加圧空気2の流路内面を形成し、この外周面に軸方向に延びる複数の放熱フィン28aを有する。
この構成により、高温ガス4で加熱されたガス案内板28を加圧空気2で冷却すると共に、加圧空気2を予熱して燃焼器14における燃料の燃焼効率を高めることができる。
上述したように、本発明の構成によれば、燃焼器14及びタービン16とコンプレッサ12の間に、燃焼器及びタービンからコンプレッサ側への伝熱を低減する遮熱装置20(遮熱熱交換板22、低接触仕切板24、低熱伝導率板26)を備えるので、燃焼器及びタービンからコンプレッサ側への伝熱を大幅に低減することができる。
また、連結軸18の高速回転による遠心力で、軸方向穴18aと半径方向穴18bを介してコンプレッサの入口部の低温空気1(例えば30℃)を連結軸18の内部を通して導入することができ、連結軸18を内側から低温空気で直接冷却することができる。
また、放熱フィン28aにより、高温ガス4で加熱されたガス案内板28を加圧空気2で冷却すると共に、加圧空気2を予熱して燃焼器における燃焼効率を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。

Claims (6)

  1. 空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
    前記燃焼器は、タービンに隣接して前記コンプレッサと反対側に設置されており、
    前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間に、高温側から低温側への伝熱を低減する遮熱装置を備えた、ことを特徴とするガスタービンエンジン。
  2. 前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサとの間を仕切る遮熱熱交換板であり、
    該遮熱熱交換板は、低温側外板、高温側外板、及びその内部を仕切る流路形成板からなり、コンプレッサで圧縮した加圧空気が外周部から流入し、低温側外板に沿って内方に流れ、内端部で高温側に流入し、高温側外板に沿って外方に流れ、外周部から燃焼器へ流出する、ことを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間を仕切り接触面積が小さい低接触仕切板であり、
    該低接触仕切板は、低温側または高温側の一方に接触する支持板と、該支持板上に分散して配置され低温側または高温側の他方に接触する複数の突起部とからなり、該突起部の総接触面積が熱伝導を低減するように十分小さく設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  4. 前記遮熱装置は、前記燃焼器及びタービンとコンプレッサの間を仕切り熱伝導率が小さい低熱伝導率板である、ことを特徴とする請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  5. 空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
    前記コンプレッサ内のコンプレッサインペラと前記タービン内のタービンインペラが連結軸を介して連結されており、
    該連結軸は、コンプレッサの入口側に開口しタービンインペラ近傍まで軸方向に延びる軸方向穴と、該タービンインペラ近傍の連結軸外部に開口し半径方向に延び前記軸方向穴と連通する半径方向穴とを有する、ことを特徴とするガスタービンエンジン。
  6. 空気を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮した加圧空気中で燃料を燃焼させ高温ガスを発生させる燃焼器と、該高温ガスで回転駆動されるタービンとを備えたガスタービンエンジンであって、
    前記燃焼器とタービンの間に、高温ガスをタービンに案内するガス案内板を備え、
    該ガス案内板は、前記加圧空気を予熱する放熱フィンを備える、ことを特徴とするガスタービンエンジン。
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