JPWO2008111403A1 - 粒子状物質検出装置 - Google Patents

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Abstract

内部を貫通する空洞(キャビティ)2を有する検出装置本体1を備え、キャビティ2が、その一方の端部(流入側端部)6側から順に、流入側端部6からキャビティ内に流入した粒子状物質を荷電することが可能な粒子荷電部3、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質を捕集し、粒子状物質量を測定することが可能な集塵部4、及び、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質をキャビティ2の他方の端部(流出側端部)7側に向かって移動させることが可能なイオン風発生部5を有する粒子状物質検出装置100。小型で測定誤差が小さく、安価に製造することが可能な粒子状物質検出装置を提供する。

Description

本発明は、粒子状物質検出装置に関し、さらに詳しくは、小型で測定誤差が小さく、安価に製造することが可能な粒子状物質検出装置に関する。
煙道排ガスやディーゼルエンジン排ガスには煤等の粒子状物質(Particulate Matter:PM)が含まれており、大気汚染の原因になっていた。これらを除去するために、セラミック等で作製されたフィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ:DPF)が広く用いられている。セラミック製のDPFは、長期間の使用が可能であるが、熱劣化等によりクラックや溶損等の欠陥が発生することがあり、微量ではあるが粒子状物質が漏れる可能性がある。このような欠陥が発生した場合には、その欠陥の発生を即座に検知し、装置の異常を認識することが、大気汚染防止の観点から極めて重要である。
このような欠陥の発生を検知する方法として、DPFの下流側に粒子状物質検出装置を設ける方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−123761号公報
特許文献1に記載の発明は、コロナ放電によって粒子状物質を帯電させ、そのイオン電流を測定することにより、粒子状物質の量を測定するものである。このように、粒子状物質を帯電させてそのイオン電流を測定する方法では、粒子状物質に帯電するイオン電流が微弱であるため、その微弱なイオン電流を検出するために大掛かりな検出回路が必要になり、高価なものになるという問題があった。また、排ガスが高流量である場合には、粒子状物質を効果的に帯電させることができないため、粒子状物質の測定値が、実際に排ガスに含有されている粒子状物質の量より小さい値となり、その誤差が大きいという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、小型で測定誤差が小さく、安価に製造することが可能な粒子状物質検出装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、以下の粒子状物質検出装置を提供するものである。
[1] 内部を貫通する空洞(キャビティ)を有する検出装置本体を備え、前記キャビティが、その一方の端部(流入側端部)側から順に、流入側端部からキャビティ内に流入した粒子状物質を荷電することが可能な粒子荷電部、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を捕集し、粒子状物質量を測定することが可能な集塵部、及び、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記キャビティの他方の端部(流出側端部)側に向かって移動させることが可能なイオン風発生部を有する粒子状物質検出装置。
[2] 前記検出装置本体に、前記キャビティの前記粒子荷電部を間に挟むようにして荷電用電極と接地電極(荷電用接地電極)とが配設され、前記粒子荷電部が、前記荷電用電極によって前記キャビティ内の空間に発生した無声放電により、粒子状物質を荷電させるものである[1]に記載の粒子状物質検出装置。
[3] 前記検出装置本体に、前記キャビティの前記粒子荷電部を間に挟むようにして荷電用電極と接地電極(荷電用接地電極)とが配設され、前記粒子荷電部が、前記荷電用電極によって前記キャビティ内に発生したコロナ放電により、粒子状物質を荷電させるものである[1]に記載の粒子状物質検出装置。
[4] 前記荷電用電極及び前記荷電用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである[2]又は[3]に記載の粒子状物質検出装置。
[5] 前記集塵部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を静電気により捕集することが可能な集塵電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである[1]〜[4]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[6] 前記集塵部に備えられた前記集塵電極が、外周形状に凹凸が形成された板状の電極である[5]に記載の粒子状物質検出装置。
[7] 前記集塵電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである[5]又は[6]に記載の粒子状物質検出装置。
[8] 前記キャビティを取り囲む内壁面のうち、前記集塵電極が配設されている内壁面を構成する壁の内部に埋設された接地電極(集塵用接地電極)を備え、前記集塵電極と前記集塵用接地電極との間の静電容量の変化を検出することにより前記集塵電極で捕集した粒子状物質の量を測定することが可能な[5]〜[7]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[9] 前記集塵用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである[8]に記載の粒子状物質検出装置。
[10] 前記集塵電極が配設される前記集塵部の内壁面の前記集塵電極に接触しない位置に、少なくとも一の電極拡張部が配設され、前記集塵電極により捕集された粒子状物質が、前記集塵電極と前記電極拡張部との間に集積することにより、前記集塵電極と前記電極拡張部とが電気的に導通することが可能な[5]〜[9]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[11] 前記電極拡張部が二以上配設され、前記集塵電極から各前記電極拡張部までの距離がそれぞれ異なるものである[10]に記載の粒子状物質検出装置。
[12] 前記イオン風発生部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記流出側端部方向に移動させるように沿面放電するイオン風発生電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである[1]〜[11]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[13] 前記イオン風発生部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記流出側端部方向に移動させるようにコロナ放電するイオン風発生電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである[1]〜[11]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[14] 前記イオン風発生電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン、ステンレススチール及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである[12]又は[13]に記載の粒子状物質検出装置。
[15] 前記検出装置本体を構成する材料がセラミックである[1]〜[14]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[16] 前記検出装置本体が、複数のテープ状セラミックが積層されてなる[15]に記載の粒子状物質検出装置。
[17] 前記検出装置本体を構成する材料であるセラミックが、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、コーディエライト、ムライト、スピネル、マグネシウム−カルシウム−チタン系酸化物、バリウム−チタン−亜鉛系酸化物、及びバリウム−チタン系酸化物からなる群から選択される少なくとも一種を含むものである[15]又は[16]に記載の粒子状物質検出装置。
[18] 浄化用電極と接地電極(浄化用接地電極)とが、前記キャビティを間に挟むようにして前記検出装置本体に配設され、前記浄化用電極と前記浄化用接地電極とによりキャビティ内に無声放電を発生させ、キャビティ内に付着した粒子状物質を除去することが可能な[1]〜[17]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
[19] 前記浄化用電極及び前記浄化用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである[18]に記載の粒子状物質検出装置。
[20] 前記キャビティ内を通過する粒子状物質が、ディーゼルエンジンより排出される煤、又はナノ粒子製造設備で製造されたナノ粒子である[1]〜[19]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
本発明の粒子状物質検出装置によれば、検出装置本体の内部を貫通するキャビティに粒子状物質(排ガス)を流入させることができ、そのキャビティが、その一方の端部(流入側端部)側から順に、流入側端部からキャビティ内に流入した粒子状物質を荷電することが可能な粒子荷電部、粒子荷電部で荷電された粒子状物質を捕集し、粒子状物質量を測定することが可能な集塵部、及び、粒子荷電部で荷電された粒子状物質をキャビティの他方の端部(流出側端部)側に向かって移動させることが可能なイオン風発生部を有するため、DPFの下流側を流れる排ガスに含有される全ての粒子状物質を直接測定するのではなく、キャビティ内に流入した粒子状物質だけを測定することにより排ガス全体の粒子状物質量を推算することができるので、粒子状物質検出装置を小型化することが可能となり、安価に製造することが可能となる。また、DPFの下流側を流れる排ガスの全流量が高流量の場合でも、その排ガス(粒子状物質)の一部をイオン風発生部によりキャビティ内に一定の流量で吸引し、吸引された粒子状物質をキャビティ内に流すことが可能であるため、キャビティ内の粒子状物質を全て効果的に荷電することができ、誤差の少ない測定値を得ることが可能となる。更に、DPFの下流側を流れる排ガスの全流量が変動しても、キャビティ内を流れる排ガスの量は全流量とは独立に制御できるため、誤差の少ない測定値を得ることが可能となる。
本発明の粒子状物質検出装置の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の粒子状物質検出装置の一の実施形態を模式的に示す側面図である。 図2AのA−A’断面図である。 図2AのA−A’断面図であり、放電状態を示した断面図である。 集塵電極の形状を模式的に示す平面図である。 集塵電極の形状を模式的に示す平面図である。 集塵電極の形状を模式的に示す平面図である。 集塵電極と電極拡張部とを模式的に示す平面図である。 図2AのA−A’断面図であり、浄化時にプラズマが発生している状態を示す断面図である。
符号の説明
1:検出装置本体、2:空洞(キャビティ)、3:粒子荷電部、4:集塵部、5:イオン風発生部、6:流入側端部、7:流出側端部、11:接地電極、12:荷電用電極、13:荷電用接地電極、14:集塵電極、15:集塵用接地電極、16,16a,16b,16c:電極拡張部、17:イオン風発生電極、18:イオン風発生用接地電極、19:浄化用電極、20:浄化用接地電極、21:集塵電極配設面、22:接地用電極埋設壁、31:荷電用沿面放電、32:沿面放電、33:プラズマ、41:セラミックシート、100:粒子状物質検出装置、a,b,c:距離。
次に本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
図1は、本発明の粒子状物質検出装置の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。本実施形態の粒子状物質検出装置100は、図1に示すように、内部を貫通する空洞(キャビティ)2を有する検出装置本体1を備えるものであり、キャビティ2は、粒子状物質が通過することが可能なものである。
図2A、図2Bは本発明の粒子状物質検出装置の一の実施形態を模式的に示し、図2Aは側面図、図2Bは図2AのA−A’断面図である。図2A、図2Bは、図1に示す本実施形態の粒子状物質検出装置の側面図及び断面図であり、図2Aにおいては、便宜上、検出装置本体1の内部を貫通するキャビティ2、及び各種電極が配置されている位置を破線で示した。図2A、図2Bに示すように、本実施形態の粒子状物質検出装置100は、粒子状物質が通過することが可能なキャビティ2が、その一方の端部(流入側端部)6側から順に、流入側端部6からキャビティ2内に流入した粒子状物質を荷電することが可能な粒子荷電部3、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質を捕集し、粒子状物質量を測定することが可能な集塵部4、及び、キャビティ内の排ガスを他方の端部7側に向かって流出させることが可能なイオン風発生部5を有する。
このように、本実施形態の粒子状物質検出装置100によれば、イオン風発生部5によりキャビティ2内に、流入側端部6から流出側端部7に向かう一定流量のイオン風を発生させ、キャビティ2内に一定量の排ガスを流入、通過、及び流出させることが可能であるため、キャビティ2内に流入した粒子状物質だけを測定することにより排ガス全体の粒子状物質量を推算することができ、粒子状物質検出装置を小型化することが可能となり、安価に製造することが可能となる。また、DPFの下流側を流れる排ガスの全流量が高流量であったり、変動したりする場合でも、その排ガス(粒子状物質)の一部をイオン風発生部5によりキャビティ内に一定の流量で吸引し、吸引された粒子状物質をキャビティ内に流すことが可能であるため、キャビティ内の粒子状物質を粒子荷電部3で全て効果的に荷電することができ、集塵部4により誤差の少ない測定値を得ることが可能となる。
図2A、図2Bに示すように、本実施形態の粒子状物質検出装置100は、キャビティ2内の流入側端部6付近に粒子荷電部3を有する。粒子荷電部3は、粒子状物質を荷電することが可能な領域をいい、キャビティ2内において、キャビティ2の流入側端部6から、キャビティ2の全長(流入側端部6から流出側端部7までの距離)の1/4に相当する位置までの間に配置されていることが好ましい。
図3に示すように、本実施形態の粒子状物質検出装置100は、検出装置本体1に、キャビティ2の粒子荷電部3を間に挟むようにして荷電用電極12と接地電極11(荷電用接地電極13)とが配設され、粒子荷電部3が、荷電用電極12によってキャビティ2内に発生した無声放電(荷電用無声放電31)により、粒子状物質を荷電させるものであることが好ましい。図3は、図2AのA−A’断面図であり、放電状態を示した断面図である。このように、キャビティ2内に流入した一定流量の排ガスに含有される粒子状物質をキャビティ2内で荷電用沿面放電31により荷電するため、キャビティ2内の粒子状物質を効率的に荷電することができる。
荷電用電極12と荷電用接地電極13との間に印加する電圧は、無声放電し、かつアーク放電しない電圧であればよい。また、荷電用電極12の形状は特に限定されず、図2A、図2Bに示すように、長方形の膜状又はシート状であることが好ましいが、円形、楕円形、トラック形状、五角形等の多角形等の膜状又はシート状であってもよい。荷電用電極12の厚さは特に限定されず放電時の耐久性が高く、かつ流入する排ガスの妨げとならない厚さであればよい。荷電用電極12の面積は特に限定されず、流入する粒子状物質を効果的に荷電でき、かつ無声放電を起こすのに必要以上の電力を消費しない面積であればよい。図2Aに示すように、荷電用電極12の紙面における上下方向(キャビティ2の貫通方向に垂直で、且つ、荷電用電極12に平行な方向であり、この方向を検出装置本体1の上下方向とする)に相当する長さが、キャビティ2の検出装置本体1の上下方向に相当する長さより長く、荷電用電極12がキャビティ2の上部から下部までを(側面から見たときに)覆っている状態であることが好ましい。
荷電用接地電極13は、荷電用電極12と同じ大きさ、又は荷電用電極12より大きいことが好ましい。そして、荷電用接地電極13が、荷電用電極12をその表面に直交する方向(法線方向)に移動させたときに、重なる位置(対向する位置)に配設されていることが好ましい。荷電用接地電極13の形状は、図2A、図2Bに示すように、長方形の膜状又はシート状であることが好ましいが、円形、楕円形、トラック形状、五角形等の多角形等の膜状又はシート状であってもよい。また、図2A、図2Bに示すように、荷電用接地電極13と集塵用接地電極15(接地電極11)とが共通であることが好ましいが、分離されていてもよい。荷電用接地電極13の厚さは特に限定されず、不連続な導体膜とならない厚さであればよい。荷電用接地電極13の面積は特に限定されず荷電部分と集塵部分が接近しすぎて正確な測定ができない面積でなく、かつ素子全体の大きさが大きくなり、コスト高につながる恐れのない面積であればよい。図2Aに示すように、荷電用接地電極13の検出装置本体1の上下方向における上端部と下端部が、荷電用電極12と(側面から見たときに)重なっていることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100は、粒子荷電部3が、荷電用電極12によってキャビティ2内に発生したコロナ放電により、粒子状物質を荷電させるものであることが好ましい。この場合には、荷電用電極12を先端が尖った針状等の電極とし、その先端がキャビティ2の空間内に突き出す状態にすることが好ましい。コロナ放電をする場合には、荷電用電極12と荷電用接地電極13との間に印加する電圧は、コロナ放電が発生し、かつアーク放電にならない電圧であればよい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100において、集塵部4が、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質を静電気により捕集することが可能な集塵電極14を、キャビティ2の内壁面に備えたものであることが好ましい。集塵部4は、静電気により粒子状物質を捕集することが可能な領域をいい、キャビティ2内において、キャビティ2の流入側端部6から、キャビティ2の全長(流入側端部6から流出側端部7までの距離)の1/8〜7/8に相当する位置までの間に配置されていることが好ましい。
前記キャビティを取り囲む内壁面のうち、集塵電極14が配設されるキャビティ2の内壁面(集塵電極配設面21)を構成する壁(接地電極埋設壁22)の内部に埋設された接地電極11(集塵用接地電極15)を備え、集塵電極14と集塵用接地電極15との間の静電容量の変化を検出することにより集塵電極14で捕集した粒子状物質の量を測定することが可能であることが好ましい。
このように、集塵電極14と集塵用接地電極15との間の静電容量の変化を検出することにより集塵電極14で捕集した粒子状物質の量を測定することができるため、検出回路を小型にすることができ、粒子状物質検出装置100を更に小型化することができる。そして、より安価に製造することが可能となる。
集塵電極14と集塵用接地電極15との間に印加する電圧は、電極間の絶縁破壊や周りの導体への漏れ電流が顕著化しない電圧を印加するのが望ましいが、汎用ICが使用できる−30V〜30Vが更に好ましい。集塵電極14と集塵用接地電極15との間の距離は、特に限定されないが、製造ばらつきの影響を受けて初期の静電容量の固体バラツキが大きくならず、かつ煤を集塵したときの静電容量の変化が小さく感度がわるくなることがない距離であればよい。
集塵電極14は、図4Aに示すように、外周形状が長方形の板状の電極であってもよいが、図4B、図4Cに示すように、外周形状に凹凸が形成された板状の電極であることが好ましい。ここで、「凹凸が形成される」というときは、凹部及び凸部が両方形成されている場合、凹部のみが形成されている場合、及び凸部のみが形成されている場合のいずれも含む。図4A、図4B及び図4Cは、それぞれ集塵電極14を模式的に示した平面図である。図4Bに示す集塵電極14は、図4Aに示す長方形の集塵電極に対して、一の辺側から複数の凹部及び凸部が形成されたものである。図4Bは、複数の凸部が櫛歯状に配置されて形成されているという見方もできる。このように、凹部及び凸部は、元の形状の把握の仕方によりどちらともとれる場合があるが、この様な場合も、「凹凸が形成される」に該当し、これを凹部と考えるべきか、凸部と考えるべきかは重要では無い。図4Cに示す集塵電極14は、図4Aに示す長方形の集塵電極に対して、平行な二つの辺より、交互に凹部が形成されたものである。
集塵電極14の厚さは特に限定されず、耐久性が十分取れるかつ流入する排ガスの妨げとならないような厚さであればよい。集塵電極14の面積は特に限定されず煤を集塵したときの静電容量の変化が大きく取れ、かつ付着した煤をクリーニングする際に必要以上の電力を消費しないような面積であればよい。集塵電極14の図2Aの紙面における上下方向(検出装置本体1の上下方向)に相当する長さは、特に限定されないが、図2Aに示すように、キャビティ2の検出装置本体1の上下方向に相当する長さと同じであることが好ましい。集塵電極14の枚数は、特に限定されず、1枚であっても、複数枚であってもよい。具体的には、1〜5枚であることが好ましい。
集塵用接地電極15は、集塵電極14と同じ大きさ、又は集塵電極14より大きいことが好ましい。そして、集塵用接地電極15が、集塵電極14をその表面に直交する方向(法線方向)に移動させたときに、重なる位置に配設されていることが好ましい。上述のように、集塵用接地電極15は荷電用接地電極13と共通であることが好ましいが、分離されていてもよい。集塵用接地電極15と荷電用接地電極13とが共通の場合、集塵用接地電極15の形状は、図2A、図2Bに示すように、長方形の膜状又はシート状であることが好ましいが、円形、楕円形、トラック形状、五角形等の多角形等の膜状又はシート状であってもよい。集塵用接地電極15と荷電用接地電極13とが分離されている場合も、集塵用接地電極15の形状としては同様の形状であることが好ましい。集塵用接地電極15の厚さは特に限定されず、不連続な導体膜とならない厚さであればよい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100においては、集塵電極14が配設される集塵部4の内壁面(集塵電極配設面21)の集塵電極14に接触しない位置に、少なくとも一の電極拡張部が配設されることが好ましい。例えば、図5に示すように、集塵電極14に接触しない位置に複数の電極拡張部16が配設されていることが更に好ましい。そして、集塵電極14により捕集された粒子状物質が、集塵電極14と電極拡張部16との間に堆積したときに、集塵電極14と電極拡張部16とが電気的に導通することが可能であることが好ましい。集塵電極14に粒子状物質が捕集されている間(集塵電極14と電極拡張部16とがまだ電気的に導通していない間)は、徐々に集塵電極14と集塵用接地電極15との間の静電容量が変化するが、集塵電極14と電極拡張部16とが電気的に導通したところで、大幅に静電容量が大きくなり、一定量の粒子状物質が捕集されたことを明確に把握することが可能となる。そして、図5に示すように、電極拡張部16が二以上配設された場合、集塵電極14から各電極拡張部16(16a,16b,16c)までの距離a,b,cがそれぞれ異なるものであることが好ましい。このように、集塵電極14から各電極拡張部16(16a,16b,16c)までの距離a,b,cを異ならせることにより、粒子状物質の捕集量を、異なる複数の段階で明確に把握することが可能になる。この場合、電極拡張部16(16a,16b,16c)間の距離は、特に限定されないが、集塵電極14から各電極拡張部16(16a,16b,16c)までの距離a,b,cのいずれよりも長いことが好ましい。
図2A、図2Bに示すように、本実施形態の粒子状物質検出装置100は、キャビティ2内の流出側端部7寄りにイオン風発生部5を有する。イオン風発生部5は、イオン風を発生させるための放電をすることができる領域をいい、キャビティ2内において、キャビティ2の流入側端部6から、キャビティ2の全長(流入側端部6から流出側端部7までの距離)の3/4〜49/50に相当する位置までの間に配置されていることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100においては、図2A、図2B及び図3に示すように、イオン風発生部5が、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質を含む排ガスを流出側端部7方向に移動させるように沿面放電するイオン風発生電極17を、キャビティの内壁面に備えたものであることが好ましい。そして、イオン風発生電極17が配設されるキャビティ2の内壁面を構成する壁の中に埋設されたイオン風発生用接地電極18を備え、イオン風発生電極17とイオン風発生用接地電極18との間に電圧を印加することにより沿面放電32を発生させることが好ましい。このとき、イオン風発生用接地電極18の埋設位置は、図2A、図2B及び図3に示すように、イオン風発生電極17の位置より流出側端部に寄った位置であることが好ましい。これにより、イオン風発生電極17とイオン風発生用接地電極18との間に電圧を印加したときに、キャビティ2が貫通する方向(キャビティ2の長さ方向)に沿面放電32が発生し、荷電された粒子状物質がこの沿面放電32により流出側端部7方向に力を受けてイオン風を発生させることが可能となる。
イオン風の風量としては、排ガスの流れとして、排ガス中の煤を測定できるのに十分な風量が取れ、かつ全排ガス流量とは独立に風量が制御できることが望ましい。
イオン風発生電極17とイオン風発生用接地電極18との間に印加する電圧、イオン風発生電極17とイオン風発生用接地電極18との間の距離、イオン風発生電極17の面積は、絶縁破壊をせず、排ガス中の煤を測定できるのに十分な風量が取れ、かつ全排ガス流量とは独立に風量が制御できる電圧、距離、面積であることが望ましい。
イオン風発生電極17の厚さは特に限定されず、放電時の耐久性が高く、かつ流入する排ガスの妨げとならない厚さであればよい。イオン風発生電極17の図2Aの紙面における上下方向(検出装置本体1の上下方向)に相当する長さは、特に限定されないが、図2Aに示すように、キャビティ2の検出装置本体1の上下方向に相当する長さと同じであることが好ましい。イオン風発生電極17の枚数は、特に限定されないが、複数あることが好ましく、2〜100枚であることが更に好ましい。
イオン風発生電極17の形状は特に限定されず、図2A、図2Bに示すように、長方形の膜状又はシート状であることが好ましいが、円形、楕円形、トラック形状、五角形等の多角形等の膜状又はシート状であってもよい。
イオン風発生用接地電極18は、イオン風発生電極17と同じ大きさ、又はイオン風発生電極17より大きいことが好ましい。そして、図2A、図2B、図3に示すように、イオン風発生用接地電極18が、イオン風発生電極17をその表面に直交する方向(法線方向)に移動させたときに、イオン風発生電極17の流出側端部7側の端部が、イオン風発生用接地電極18の流入側端部6側の端部と重なる位置に配設されていることが好ましい。イオン風発生用接地電極18の形状は、図2A、図2Bに示すように、長方形の膜状又はシート状であることが好ましいが、円形、楕円形、トラック形状、五角形等の多角形等の膜状又はシート状であってもよい。イオン風発生用接地電極18の厚さは特に限定されず、不連続な導体膜とならない厚さであればよい。イオン風発生用接地電極18の面積は特に限定されず、排ガス中の煤を測定できるのに十分な風量が取れ、かつ全排ガス流量とは独立に風量が制御できる面積であることが望ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100は、イオン風発生部5が、粒子荷電部3で荷電された粒子状物質を含む排ガスを、流出側端部7方向に移動させるようにコロナ放電するイオン風発生電極を、キャビティ2の内壁面に備えたものであることが好ましい。この場合には、イオン風発生電極を先端が尖った針状等の電極とし、その先端がキャビティ2の空間内に突き出す状態にすることが好ましい。コロナ放電をする場合には、イオン風発生電極とイオン風発生用接地電極18との間に印加する電圧は、アーク放電にならず、排ガス中の煤を測定できるのに十分な風量が取れ、かつ全排ガス流量とは独立に風量が制御できる電圧であることが望ましい。
上述した接地電極11(荷電用接地電極13、集塵用接地電極15、イオン風発生用接地電極18)、荷電用電極12、集塵電極14、電極拡張部16、及びイオン風発生電極17の材質は、それぞれ独立に、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン、ステンレススチール及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものであることが好ましい。これらの成分は、20体積%以上含有されていることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100において、検出装置本体1は、内部を貫通するキャビティが形成された構造体であり、この構造体は、キャビティを筒状に取り囲む壁を有するものである。このような構造体である検出装置本体1を構成する材料が、セラミックであることが好ましく、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、コーディエライト、ムライト、スピネル、マグネシウム−カルシウム−チタン系酸化物、バリウム−チタン−亜鉛系酸化物、及びバリウム−チタン系酸化物からなる群から選択される少なくとも一種を含むものであることが更に好ましい。
検出装置本体1が、複数のテープ状セラミック(セラミックシート41)が積層されてなるものであることが好ましい(図2B、図3参照)。これにより、複数のテープ状セラミックを、間に各電極を挟みながら積層して検出装置本体1を作製することができるため、本実施形態の粒子状物質検出装置100を効率的に製造することが可能となる。検出装置本体1の形状は、特に限定されず、図1に示すように直方体であることが好ましいが、五角柱形等の角柱形、円柱形等の他の形状であってもよい。検出装置本体1の大きさは特に限定されず、例えば、図1に示すような直方体である場合、キャビティ2が伸びる方向(排ガスが流れる方向)の長さが1〜30mm、それに垂直な2つ辺の長さが、それぞれ、0.5〜10mm、及び10〜50mmであることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100は、図6に示すように、浄化用電極19と接地電極11(浄化用接地電極20)とが、キャビティ2を間に挟むようにして検出装置本体1に配設され、浄化用電極19と浄化用接地電極20とによりキャビティ2内にプラズマ33を発生させ、キャビティ2内に付着した粒子状物質を除去することが可能であることが好ましい。浄化用電極19は、キャビティ2の流入側端部6から流出側端部7までの間のできるだけ広い範囲をカバーしていることが好ましいが、キャビティ2の長手方向長さの70〜99%の長さを有していることが好ましい。浄化用電極19の図2Aの紙面における上下方向(検出装置本体1の上下方向)に相当する長さは、特に限定されないが、図2Aに示すように、キャビティ2の検出装置本体1の上下方向に相当する長さより長く、キャビティ2の上下方向全体をカバーしていることが好ましい。また、図6に示すように、キャビティ2内にプラズマ33を発生させ、キャビティ2内に付着した粒子状物質を除去する操作をするときには、荷電用電極12を浄化用電極19と共に浄化用電極として使用し、荷電用接地電極13、集塵用接地電極15及びイオン風発生用接地電極18を浄化用接地電極20として使用してもよい。これら以外にも、他の浄化用接地電極18を追加してもよい。
浄化用電極19及び浄化用接地電極20が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものであることが好ましい。これらの成分は、20体積%以上含有されていることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質検出装置100は、キャビティ2内を通過する粒子状物質が、ディーゼルエンジンより排出される煤、又はナノ粒子製造設備で製造されたナノ粒子であるときに、特にその効果を発揮させることができる。
本実施形態の粒子状物質検出装置100の製造方法について説明する。
(成形原料の調製)
アルミナ、酸化マグネシウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、コーディエライト化原料、ムライト、スピネル、マグネシウム−カルシウム−チタン系酸化物、バリウム−チタン−亜鉛系酸化物、及びバリウム−チタン系酸化物からなる群から選択される少なくとも一種を含むセラミック原料と、成形原料として使用する他の成分とを混合し、スラリー状の成形原料を調製する。セラミック原料としては、上記原料が好ましいが、これに限定されるものではない。他の原料としては、バインダー、可塑剤、分散剤、水等を使用することが好ましい。
バインダーとしては、特に限定されるものではないが、水系バインダー、非水系バインダーのどちらでもよく、水系バインダーとしてはメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド等を好適に使用でき、非水系バインダーとしてはポリビニルブチラール、アクリル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等を好適に使用することができる。アクリル系樹脂としては、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル共重合体等を挙げることができる。
バインダーの添加量は、セラミック原料100質量部に対して、3〜20質量部であることが好ましく、6〜17質量部であることが更に好ましい。このようなバインダー含有量とすることにより、スラリー状の成形原料を成形してグリーンシートを成形したとき、及び、乾燥、焼成したときに、クラック等の発生を防止することが可能となる。
可塑剤としては、グリセリン、ポリエチレングリコール、ジブチルフタレート、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル等を使用することができる。
可塑剤の添加量は、バインダー添加量100質量部に対して、30〜70質量部であることが好ましく、45〜55質量部であることが更に好ましい。70質量部より多いと、グリーンシートが柔らかくなりすぎ、シートを加工する工程において変形しやすくなることがあり、30質量部より少ないと、グリーンシートが硬くなりすぎ、曲げただけでクラックが入るなどハンドリング性が悪くなることがある。
分散剤としては、水系ではアニオン系界面活性剤、ワックスエマルジョン、ピリジン等を使用することが出来、非水系では脂肪酸、リン酸エステル、合成界面活性剤等を使用することができる。
分散剤は、セラミック原料100質量部に対して、0.5〜3質量部であることが好ましく、1〜2質量部であることが更に好ましい。0.5質量部より少ないと、セラミック原料の分散性が低下することがあり、グリーンシートにクラック等が生じることがある。3質量部より多いと、セラミック原料の分散性は変わらずに焼成時の不純物を増やすことになる。
溶媒は、セラミック原料100質量部に対して、50〜200質量部であることが好ましく、75〜150質量部であることが更に好ましい。
上記各原料をアルミナ製ポット及びアルミナ玉石を用いて十分に混合してグリーンシート製作用のスラリー状の成形原料を作製する。また、これらの材料を、モノボールによりボールミル混合して作製してもよい。
次に、得られたグリーンシート製作用のスラリー状の成形原料を、減圧下で撹拌して脱泡し、さらに所定の粘度となるように調製する。成形原料の調製において得られるスラリー状の成形原料の粘度は、2.0〜6.0Pa・sであることが好ましく、3.0〜5.0Pa・sであることが更に好ましく、3.5〜4.5Pa・sであることが特に好ましい。粘度範囲をこのように調整すると、スラリーをシート状に成形し易くなるため好ましい。スラリー粘度は、高過ぎても低過ぎても成形し難くなることがある。尚、スラリーの粘度は、B型粘度計で測定した値である。
(成形加工)
次に、上記方法により得られたスラリー状の成形原料をシート状に成形加工して、グリーンシートを形成する。成形加工方法は、成形原料をシート状に成形してグリーンシートを形成することができれば特に限定されず、ドクターブレード法、プレス成形法、圧延法、カレンダーロール法等の公知の方法を使用することができる。このとき、グリーンシートを積層したときにキャビティが形成されるように、キャビティ形成用のグリーンシートを作製する。
製造するグリーンシートの厚さは、50〜800μmであることが好ましい。
得られたグリーンシートの表面に各電極及び配線を配設する。例えば、図2A、図2Bに示すような、粒子状物質検出装置を作製する場合には、各電極及び配線(図示せず)が所定の位置に配設されるように、グリーンシートの対応する位置に各電極及び配線を印刷することが好ましい。配設する各電極及び配線を形成するための導体ペーストを調製する。この導体ペーストは、例えば、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン、及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有する粉末に、バインダ及びテルピネオール等の溶剤を加え、トリロールミル等を用いて十分に混錬して調製することができる。このようにして形成した導体ペーストを、グリーンシートの表面にスクリーン印刷等を用いて印刷して、所定の形状の電極及び配線を形成する。
次に、グリーンシートを積層する。積層するときには、各電極及びキャビティが図2A、図2Bに示すような配置になるようにする。積層は加圧しながら行うことが好ましい。
(焼成)
得られた、グリーンシートの積層体を60〜150℃で乾燥し、1200〜1600℃で焼成して粒子状物質検出装置を作製する。グリーンシートが有機バインダーを含有する場合には、焼成の前に、400〜800℃で脱脂することが好ましい。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
(成形原料の調製)
アルミナをセラミック原料として使用し、バインダーとしてポリビニルブチラール、可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、分散剤としてソルビタントリオレエートを使用し、有機溶剤(キシレン、ブタノール=6:4(質量比))と共にアルミナ製ポットに入れて混合し、グリーンシート製作用のスラリー状の成形原料を作製した。各原料の使用量は、アルミナ100質量部に対して、バインダー7質量部、可塑剤3.5質量部、分散剤1.5質量部、有機溶剤100質量部とした。
次に、得られたグリーンシート製作用のスラリー状の成形原料を、減圧下で撹拌して脱泡し、粘度4Pa・sとなるように調製した。スラリーの粘度は、B型粘度計で測定した。
(成形加工)
次に、上記方法により得られたスラリー状の成形原料をドクターブレード法を用いてシート状に成形加工した。このとき、グリーンシートを積層したときにキャビティが形成されるように、キャビティ形成用のグリーンシートも作製した。グリーンシートの厚さは、250μmとした。
得られたグリーンシートの表面に各電極及び配線を形成した。配設する各電極及び配線を形成するための導体ペーストは、白金粉末に、溶剤として2エチルヘキサノール、バインダーとしてポリビニルブチラール、可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、分散剤としてソルビタントリオレエート、グリーンシートの共生地としてアルミナ、焼結助剤としてガラスフリットを加え、らいかい機及びトリロールミルを用いて十分に混錬して調製した(質量比で、白金:アルミナ:ガラスフリット:2−エチルヘキサノール:ポリビニルブチラール:フタル酸ジ−2−エチルヘキシル:ソルビタントリオレエート=80:15:5:50:7:3.5:1)。このようにして形成した導体ペーストを、グリーンシートの表面にスクリーン印刷を用いて印刷して、所定の形状の電極及び配線を形成した。
次に、グリーンシートを加熱可能な一軸プレス機を用いて加圧積層し、グリーンシートからなる図2A、図2Bに示す粒子状物質検出装置の未焼成体を得た。
(焼成)
得られた、グリーンシートの積層体(粒子状物質検出装置の未焼成体)を120℃で乾燥し、1500℃で焼成して粒子状物質検出装置を作製した。得られた粒子状物質検出装置は、0.6cm×1.0cm×3.2cmの直方体であり、キャビティは、排ガスの流通方向に垂直な断面形状が0.2cm×0.5cmの長方形であった。
(粒子状物質測定)
得られた粒子状物質測定装置を、ディーゼルエンジンの排気管に酸化触媒と欠陥のあるDPFを装着した装置の、DPFの下流側に設置した。ディーゼルエンジンとしては、排気量1400ccの直噴−ディーゼルエンジンを使用し、回転数2000rpmの運転条件下でEGR(exhaust gas recirculation)率を変化させながらPM濃度の異なる(0.5〜20.2mg/m)排ガスを発生させた。ディーゼルエンジンから排ガスを発生させながら、「粒子状物質の検出」及び「キャビティ内の浄化」のそれぞれの状態を10秒サイクルで切り替えた。粒子状物質を検出する場合には、荷電用電極には電圧3kV、電流1mAのパルス波を印加した。そして、集塵電極には電圧2kV、電流1mAを印加して粒子状物質の集塵による電極の静電容量の変化を測定した。そして、イオン風発生電極には電圧5kV、電流3mAの矩形波を印加し、キャビティ内に風量5L/sのイオン風を発生させた。キャビティ内を浄化する場合には、荷電用接地電極、集塵用接地電極、及びイオン風発生用接地電極を浄化用接地電極として使用し、浄化用電極と、この浄化用接地電極との間に電圧4kV、電流5mAのパルス波形を印加し、キャビティ内にプラズマを発生させた。これにより、キャビティ内に付着した粒子状物質を酸化浄化した。
測定結果より、静電容量の変化量ΔC(pF)とスモークメータ(AVL社製、商品名:型式4158)で測定したPM濃度P(mg/m)との間には近似直線として、「P=0.485×ΔC+1.023」の関係があった。また、ΔCとPとの間の相関関係としては、r=0.98という結果が得られ、静電容量変化を測定することでPM濃度が検出できることを確認した。rは、ピアソンの積率相関係数を示す。
DPFの欠陥の発生を即座に検知し、装置の異常を認識するために好適に利用することができ、これにより大気汚染の防止に貢献することができる。

Claims (20)

  1. 内部を貫通する空洞(キャビティ)を有する検出装置本体を備え、
    前記キャビティが、その一方の端部(流入側端部)側から順に、
    流入側端部からキャビティ内に流入した粒子状物質を荷電することが可能な粒子荷電部、
    前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を捕集し、粒子状物質量を測定することが可能な集塵部、及び、
    前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記キャビティの他方の端部(流出側端部)側に向かって移動させることが可能なイオン風発生部を有する粒子状物質検出装置。
  2. 前記検出装置本体に、前記キャビティの前記粒子荷電部を間に挟むようにして荷電用電極と接地電極(荷電用接地電極)とが配設され、
    前記粒子荷電部が、前記荷電用電極によって前記キャビティ内の空間に発生した無声放電により、粒子状物質を荷電させるものである請求項1に記載の粒子状物質検出装置。
  3. 前記検出装置本体に、前記キャビティの前記粒子荷電部を間に挟むようにして荷電用電極と接地電極(荷電用接地電極)とが配設され、
    前記粒子荷電部が、前記荷電用電極によって前記キャビティ内に発生したコロナ放電により、粒子状物質を荷電させるものである請求項1に記載の粒子状物質検出装置。
  4. 前記荷電用電極及び前記荷電用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである請求項2又は3に記載の粒子状物質検出装置。
  5. 前記集塵部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を静電気により捕集することが可能な集塵電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである請求項1〜4のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  6. 前記集塵部に備えられた前記集塵電極が、外周形状に凹凸が形成された板状の電極である請求項5に記載の粒子状物質検出装置。
  7. 前記集塵電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである請求項5又は6に記載の粒子状物質検出装置。
  8. 前記キャビティを取り囲む内壁面のうち、前記集塵電極が配設されている内壁面を構成する壁の内部に埋設された接地電極(集塵用接地電極)を備え、前記集塵電極と前記集塵用接地電極との間の静電容量の変化を検出することにより前記集塵電極で捕集した粒子状物質の量を測定することが可能な請求項5〜7のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  9. 前記集塵用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである請求項8に記載の粒子状物質検出装置。
  10. 前記集塵電極が配設される前記集塵部の内壁面の前記集塵電極に接触しない位置に、少なくとも一の電極拡張部が配設され、
    前記集塵電極により捕集された粒子状物質が、前記集塵電極と前記電極拡張部との間に集積することにより、前記集塵電極と前記電極拡張部とが電気的に導通することが可能な請求項5〜9のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  11. 前記電極拡張部が二以上配設され、前記集塵電極から各前記電極拡張部までの距離がそれぞれ異なるものである請求項10に記載の粒子状物質検出装置。
  12. 前記イオン風発生部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記流出側端部方向に移動させるように沿面放電するイオン風発生電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである請求項1〜11のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  13. 前記イオン風発生部が、前記粒子荷電部で荷電された粒子状物質を前記流出側端部方向に移動させるようにコロナ放電するイオン風発生電極を、前記キャビティの内壁面に備えたものである請求項1〜11のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  14. 前記イオン風発生電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン、ステンレススチール及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである請求項12又は13に記載の粒子状物質検出装置。
  15. 前記検出装置本体を構成する材料がセラミックである請求項1〜14のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  16. 前記検出装置本体が、複数のテープ状セラミックが積層されてなる請求項15に記載の粒子状物質検出装置。
  17. 前記検出装置本体を構成する材料であるセラミックが、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、ジルコニア、コーディエライト、ムライト、スピネル、マグネシウム−カルシウム−チタン系酸化物、バリウム−チタン−亜鉛系酸化物、及びバリウム−チタン系酸化物からなる群から選択される少なくとも一種を含むものである請求項15又は16に記載の粒子状物質検出装置。
  18. 浄化用電極と接地電極(浄化用接地電極)とが、前記キャビティを間に挟むようにして前記検出装置本体に配設され、前記浄化用電極と前記浄化用接地電極とによりキャビティ内に無声放電を発生させ、キャビティ内に付着した粒子状物質を除去することが可能な請求項1〜17のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
  19. 前記浄化用電極及び前記浄化用接地電極が、金、銀、白金、ニッケル、モリブデン及びタングステンからなる群から選択される少なくとも一種を含有するものである請求項18に記載の粒子状物質検出装置。
  20. 前記キャビティ内を通過する粒子状物質が、ディーゼルエンジンより排出される煤、又はナノ粒子製造設備で製造されたナノ粒子である請求項1〜19のいずれかに記載の粒子状物質検出装置。
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