JP2003154289A - マイナスイオン発生装置及び空気清浄装置 - Google Patents

マイナスイオン発生装置及び空気清浄装置

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JP2003154289A
JP2003154289A JP2001355864A JP2001355864A JP2003154289A JP 2003154289 A JP2003154289 A JP 2003154289A JP 2001355864 A JP2001355864 A JP 2001355864A JP 2001355864 A JP2001355864 A JP 2001355864A JP 2003154289 A JP2003154289 A JP 2003154289A
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Japan
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negative
negative ion
amount
negative ions
air
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JP2001355864A
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English (en)
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Yasuhiro Oya
康裕 大矢
Takeshi Kusakawa
武之 草川
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定電圧において、マイナスイオンの放出量が
調整可能なマイナスイオン発生装置を提供すること。 【解決手段】本発明にかかるマイナスイオン発生装置
は、マイナス電極1、筒体2、ファン3、脱臭触媒4、
電子式集塵部5、プレフィルタ6、筐体7を備えてい
る。筒体2は、スライド機構等によりマイナス電極1に
近づく方向及び離れる方向に移動可能である。筒体2に
よりマイナス電極1の周囲を覆い、さらに筒体2内周面
からのマイナス電極1の露出面積を調整することで、マ
イナスイオン吸収量を調整しマイナスイオン発生装置か
らのその放出量を調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、マイナスイオンを
発生させるマイナスイオン発生装置及びマイナスイオン
発生装置を備えた空気清浄装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、使用者に清涼感を与え、空間
に存在する微生物の繁殖を防止し、空間内を空気清浄す
るマイナスイオン発生装置が提案されている。 【0003】このようなマイナスイオン発生装置は、例
えば、特開平7−153549号公報に開示されてい
る。この公報では、使用環境に合わせてマイナスイオン
の発生量を調整するマイナスイオン発生装置が開示され
ている。この従来のマイナスイオン発生装置では、高周
波発振回路の一次側に直流電圧を印加して自励発振さ
せ、二次側に昇圧された高周波の交流電圧を得ている。
そして、この交流電圧を負整流し、負放電電極に負の直
流高電圧を印加し、負放電電極から負イオンのみを発生
させている。高周波発振回路へ入力される直流電圧を可
変抵抗により調整することにより、高周波トランスの二
次側電圧を変え、負イオンの放出量を調整している。し
かしながら電圧を変えられるようにすると、最大電圧に
備えたハードウェア構成にしなければないという問題
や、条件によってはオゾンが発生してしまう等の問題が
ある。そのため、電圧は固定されていることが望まし
い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のマイ
ナスイオン発生装置は、電圧を変えずにマイナスイオン
放出量を調整することが困難であった。 【0005】そこで、本発明は、電圧を変えずにマイナ
スイオン放出量を調整することが可能なマイナスイオン
発生装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明にかかるマイナス
イオン発生装置は、空気流路と、前記空気流路中に気流
を発生させる気流発生手段と、空気流路中に設置された
マイナスイオン発生手段と、前記マイナスイオン発生手
段より発生したマイナスイオンを吸収するマイナスイオ
ン吸収手段とを備え、前記マイナスイオン吸収手段は、
前記マイナスイオン発生手段より発生するマイナスイオ
ンとの接触量を変更することにより、マイナスイオンの
吸収量を調整するものである。このような構成により、
マイナスイオン吸収手段によってマイナスイオンを吸収
することで、マイナスイオン放出量を変えることができ
る。さらに、このマイナスイオン吸収手段とマイナスイ
オンとの接触量を変更することにより、マイナスイオン
の吸収量を調整しマイナスイオン放出量を調整すること
ができる。 【0007】また、上述のマイナスイオン吸収手段は、
前記マイナスイオン発生手段を覆う筒体としても良い。
このような構成により、筒体によってマイナスイオンを
吸収することで、マイナスイオン放出量を変えることが
できる。さらに、マイナスイオンと筒体との接触量を変
更することにより、マイナスイオンの吸収量を調整しマ
イナスイオン放出量を調整することができる。 【0008】また、上述のマイナスイオン吸収手段は、
前記空気流路中であって、前記マイナスイオン発生手段
よりも下流位置に設けられ、回転可能に支持された回転
部材とすることもできる。このような構成により、回転
部材によってマイナスイオンを吸収することで、マイナ
スイオン放出量を変えることができる。さらに、この回
転部材を回転させマイナスイオンとの接触量を変更する
ことにより、マイナスイオンの吸収量を調整しマイナス
イオン放出量を調整することができる。 【0009】また、上述のマイナスイオン吸収手段は、
前記空気流路中であって、前記マイナスイオン発生手段
よりも下流位置に設けられたスライド部材としても良
い。このような構成により、スライド部材によってマイ
ナスイオンを吸収することで、マイナスイオン放出量を
調整することができる。さらに、スライド部材をスライ
ドさせマイナスイオンとの接触量を変更することによ
り、マイナスイオンの吸収量を調整しマイナスイオン放
出量を調整することができる。 【0010】また、上述のマイナスイオン吸収手段は、
前記空気流路内壁に設けられた側部解放機構とすること
も可能である。このような構成により、側部解放機構を
開閉し、筐体内壁とマイナスイオンとの接触量を変更す
ることにより、筐体内壁のマイナスイオンの吸収量を調
整しマイナスイオン放出量を調整することができる。 【0011】さらに、本発明に係る空気清浄装置は、空
気流路が形成された筐体と、前記空気流路中に設けられ
た集塵装置と、前記空気流路中の前記集塵装置よりも下
流に設置された上述のマイナスイオン発生装置とを備え
たものである。このような構成により、マイナスイオン
放出量が調整可能な空気清浄装置を実現することができ
る。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、複数の発明の実施の形態を
用いて、本発明を説明する。 発明の実施の形態1.図1は、本実施の形態1に係るマ
イナスイオン発生装置を備えた空気清浄装置の概略構成
図を示す。このマイナスイオン発生装置は、マイナス電
極1、筒体2、ファン3、脱臭触媒4、電子式集塵部
5、プレフィルタ6、筐体7を備えている。 【0013】マイナス電極1は、例えば針状の電極のみ
で構成され、いわゆる電子放射式により、負の直流電圧
が印加されて電子を放出する。そして、空気中の分子
(特に酸素)にこの電子が付着することによりマイナス
イオンを発生させることが可能である。 【0014】図2(a)、(b)、(c)は、筒体2を
示す。図2(a)は筒体2の上面図であり、図2(b)
は筒体2の側面図、図2(c)は筒体2の正面図であ
る。筒体2は、図2(a)、(b)、(c)に示すよう
に、矩形断面を有し、その内部は空洞になっている。そ
して、この筒体2は、両端部が開口し一方の端部が斜め
に傾斜している。また筒体2は、マイナス電極1よりも
空気流路上流側に配置されている。この筒体2は、例え
ばスライド機構等により、マイナス電極1に近づく方向
及び離れる方向に移動できる。また、筒体2は、円筒形
等であっても良い。 【0015】ファン3は、空気流路に気流を発生させる
ものである。このファン3は、イオン風によって気流を
発生させるものであっても良い。脱臭触媒4は、例えば
活性炭フィルタであって、特定の気体成分を除去するも
のである。 【0016】電子式集塵部5は、空気中の塵や埃等を除
去する機能を有し、例えば周知の集塵装置を適用しても
良い。また、フィルタ方式のものであっても良い。この
ような電子式集塵部5では、少量のオゾンが発生するの
で、下流側にオゾン分解触媒を設けることが多い。プレ
フィルタ6は、髪の毛や綿埃等の比較的大型のものをト
ラップするために設けられるものである。筐体7には、
紫外線(UV)ランプ、及び紫外線ランプの照射により
機能する光触媒等を備えることも可能である。 【0017】次に、本実施の形態1にかかるマイナスイ
オン発生装置の動作について説明する。まず、電子式集
塵部5により塵や埃等が除去された空気は、ファン3に
よって空気流路中を下流方向へ流れる。 【0018】マイナス電極1には負の直流電圧が印加さ
れているため、かかるマイナス電極1の周囲には放電が
生じている。 【0019】空気流路上の空気は、ファン3によってマ
イナス電極1付近を通過する。そして、マイナス電極1
の周囲では、放電により特に空気中の酸素分子等に電子
が付着してマイナスイオンが発生する。従って、空気は
マイナスイオンを含んだ状態でファン3によって生じた
気流により装置外部に放出される。また、マイナス電極
1は、電子放射式を採用しているので、装置外部に放出
される空気にはオゾンが含まれないか又は極めて少量と
なる。 【0020】このとき、筒体2を移動させマイナス電極
1を覆い、筒体2にマイナスイオンを吸収させることに
より、マイナスイオン発生装置からのマイナスイオン放
出量を調整することが可能である。例えば、図3(a)
に示すように、側方から見てマイナス電極1が隠れるよ
うに筒体2を移動させることにより、マイナス電極1の
周囲から発生するマイナスイオンの筒体2への吸収量を
多くすることが可能である。このマイナスイオンを吸収
させることによって、マイナスイオン発生装置からのマ
イナスイオン放出量を減少させることが可能である。 【0021】また、図3(b)に示すように、側方から
見てマイナス電極1が露呈するように筒体2を移動させ
て、マイナスイオンと筒体2との接触量を少なくするこ
とにより、筒体2のマイナスイオン吸収量を少なくす
る、またはゼロにすることが可能である。このマイナス
イオン吸収量を調整することによってマイナスイオン放
出量を調整することが可能である。 【0022】以上のように、本実施の形態1にかかるマ
イナスイオン発生装置は、筒体2を移動させてマイナス
電極1の周囲を覆い、マイナスイオンと筒体2との接触
量を変えてマイナスイオンの発生量を変えることにより
装置全体でのマイナスイオンの放出量を調整することが
可能である。従って、高電圧電源を備えたマイナスイオ
ン発生装置における高電圧出力のばらつきによるマイナ
スイオン放出量の誤差の調整、および使用環境に応じた
マイナスイオン放出量の調整を電圧を変えずに実現する
ことができる。 【0023】尚、マイナスイオン放出量の調整の仕組み
は、使用者が使用環境に合わせて適宜行うために用意さ
れるものと、製造者が製造時に装置毎のマイナスイオン
放出量がばらつかないように用意されるものとがある
が、本発明は両方に適用可能である。また、「電圧を変
えずに」と言っているが、電圧を変えられるようになっ
ているものにも適用可能であるのはいうまでもない。 【0024】発明の実施の形態2.図4(a)は、本実
施の形態2に係るマイナスイオン発生装置を備えた空気
清浄装置の概略構成図を示す。このマイナスイオン発生
装置は、マイナス電極1、スライド部材2a、ファン
3、電子式集塵部5、筐体7、電源8を備えている。 【0025】スライド部材2aは、図4(b)に示すよ
うに、複数の板部材を回動可能に連結したものであっ
て、マイナス電極1よりも空気流路下流側の筐体7内壁
面に設置されている。このスライド部材2aは、スライ
ドさせることにより筐体7内壁面より突出し、空気流路
の断面積を狭め空気流路を流れるマイナスイオンとスラ
イド部材2aとの接触量を変えることが可能である。ス
ライド部材2aは、複数であっても良い。 【0026】電源8は、直流電源等であって負極がマイ
ナス電極1に接続されている。この電源8は、マイナス
電極1に印加する電圧が発生するマイナスイオン量、オ
ゾン量との関係を考慮して決定されている。例えば、出
力電圧を増加させると、マイナスイオン量及びオゾン量
の双方とも増加するが、先にマイナスイオン量の方が増
加し始める。そのため、通常は、オゾン量が増加し始め
ない領域内でマイナスイオン量がより多くを発生する出
力電圧が選択されている。 【0027】次に、本実施の形態2にかかるマイナスイ
オン発生装置の動作について説明する。まず電子式集塵
部5により塵や埃等が除去された空気は、ファン3によ
って空気流路中を下流方向へ流れる。 【0028】マイナス電極1が負の直流電圧が印加され
ているため、かかるマイナス電極1の周囲には放電が生
じている。 【0029】空気流路上の空気は、ファン3によってマ
イナス電極1付近を通過する。そして、マイナス電極1
の周囲では、放電により特に空気中の酸素分子等に電子
が付着してマイナスイオンが発生する。従って、空気は
マイナスイオンを含んだ状態でファン3によって生じた
気流により装置外部に放出される。また、マイナス電極
1は、電子放射式を採用しているので、装置外部に放出
される空気にはオゾンが含まれないか又は極めて少量と
なる。 【0030】このとき、図4(b)に示すように、筐体
7内壁面より突出するようにスライド部材2aをスライ
ドさせ空気流路の断面積を小さくし、マイナスイオンと
スライド部材2aとの接触量を増加させることにより、
スライド部材2aにより多くのマイナスイオンを吸収さ
せることが可能である。このマイナスイオンを吸収させ
ることによって、マイナスイオン発生装置からのマイナ
スイオン放出量を減少させることが可能である。 【0031】また、図5(a)、(b)に示すように、
スライド部材2aをスライドさせて、筐体7内壁面から
の突出を変化させ空気流路の断面積の減少量を調整し、
マイナスイオンとスライド部材2aとの接触量を調整す
ることにより、スライド部材2aのマイナスイオン吸収
量を調整することが可能である。このマイナスイオン吸
収量を調整することによって、マイナスイオンの放出量
を調整することが可能である。 【0032】以上のように、本実施の形態2にかかるマ
イナスイオン発生装置は、スライド部材2aをスライド
させて筐体7内壁面より突出させ、さらにスライド部材
2aの筐体7内壁面からの突出を変化させて空気流路断
面積を調整し、マイナスイオンとスライド部材2aとの
接触量を調整することによりマイナスイオン放出量を調
整することが可能である。従って、高電圧電源を備えた
マイナスイオン発生装置における高電圧出力のばらつき
によるマイナスイオン放出量の誤差の調整、および使用
環境に応じたマイナスイオン放出量の調整を実現するこ
とができる。 【0033】なお、本実施の形態2にかかるマイナスイ
オン発生装置は、図6(a)に示すように、マイナス電
極1近傍に接地電極9が設けられた構成や、図7(b)
に示すように、筐体7内壁面上に設けられた接地電極9
およびマイナスイオン放出体10を備えた構成において
も適用可能である。ここで、マイナスイオン放出体10
は、セラミック製、導電体又は半導体であって、電界中
に置かれることにより帯電するものである。マイナスイ
オン放出体10は、マイナス電極1及び接地電極9より
も空気流路の上流側に配置され、帯電することにより生
じたマイナスイオンが気流によって放出されるように構
成されている。ここでマイナスイオン放出体10は、外
延にゴム又は合成樹脂等の絶縁体を備え電位が浮いた状
態であって、マイナス電極1および接地電極9とも導電
状態にない。ただし、マイナスイオン放出体10は、完
全に他の構成によって電圧が印加されないことを意味す
るものでなく、弱電圧が加えられても良い。マイナスイ
オン放出体10は、紙製、セラミック製又は金属製、例
えばアルミ等により構成されるハニカム構造の基体に酸
化チタン又は酸化亜鉛が塗布されている。ハニカム構造
を採用することにより気流の方向に沿った多数の空隙を
備え、その空隙を気流が通過する。この空隙を増やすこ
とによりマイナスイオンの発生量を増加させることが可
能である。このマイナスイオン放出体10は、電子式集
塵部5で発生したオゾンを分解するために設けられたオ
ゾン分解触媒を兼用したものであるが、このように兼用
することによって空気清浄のために設けられた脱臭触媒
4をマイナスイオン放出体としても兼用することで、マ
イナスイオンを発生させるために新たにマイナスイオン
放出体を設ける必要がなくなるので装置を小型化でき、
また圧力損失も減らすことができる。なお、マイナスイ
オン放出体10は、活性炭であっても良い。尚、マイナ
スイオン放出体10は、マイナス電極1及び接地電極9
よりも上流側に設けられているが、下流側に設けても良
い。 【0034】発明の実施の形態3.本実施の形態3にか
かるマイナスイオン発生装置では、実施の形態1、若し
くは実施の形態2と同様にして構成され、このうち、図
7(a)、(b)に示すように、筐体7に側部解放機構
2bが設けられている。側部解放機構2bは、筐体7か
ら切り出した板部材2b−1と、その両端部に結合され
た側板2b−2とにより構成され、さらに板部材2b−
1の気流方向上流側の端部が回動可能に支持されること
により開閉可能である。また、この側部解放機構2b
は、開閉することにより筐体7と板部材2b−1との間
に側部開口部2b−3を形成し、空気流路の断面積を広
げると同時に特に板部材2b−1と、マイナスイオンと
の接触量を調整することが可能である。側部解放機構2
bは、例えば、樹脂または板金等から成る。側部解放機
構2bは、複数であっても良い。 【0035】次に、本実施の形態3にかかるマイナスイ
オン発生装置の動作について説明する。まず電子式集塵
部5により塵や埃等が除去された空気は、ファン3によ
って空気流路中を下流方向へ流れる。 【0036】マイナス電極1には負の直流電圧が印加さ
れているため、かかるマイナス電極1の周囲では放電が
生じている。 【0037】空気流路上の空気は、ファン3によってマ
イナス電極1付近を通過する。そして、マイナス電極1
の周囲では、放電により特に空気中の酸素分子等に電子
が付着してマイナスイオンが発生する。従って、空気は
マイナスイオンを含んだ状態でファン3によって生じた
気流により装置外部に放出される。また、マイナス電極
1は、電子放射式を採用しているので、装置外部に放出
される空気にはオゾンが含まれないか又は極めて少量と
なる。 【0038】このとき、図8(a)に示すように、側部
解放機構2bを開放し空気流路の断面積を広げ、マイナ
スイオンと板部材2b−1との接触量を減少させること
により、板部材2b−1に吸収されるマイナスイオンの
量を減少させることが可能である。この吸収されるマイ
ナスイオンの量を減少させることによって、マイナスイ
オン発生装置からのその放出量を増加させることが可能
である。 【0039】また、図8(b)に示すように、側部解放
機構2bを一部開放し、空気流路の断面積の増加量を調
整し、マイナスイオンと板部材2b−1との接触量を調
整することにより、板部材2b−1のマイナスイオン吸
収量を調整することが可能である。このマイナスイオン
吸収量を調整することによって、マイナスイオンの放出
量を調整することが可能である。 【0040】以上のように、本実施の形態3にかかるマ
イナスイオン発生装置は、側部解放機構2bを開放さ
せ、さらに側部解放機構2bを一部開放させて空気流路
断面積を調整し、マイナスイオンと側部解放機構2bと
の接触量を調整することにより、マイナスイオンの放出
量を調整することが可能である。従って、高電圧電源を
備えたマイナスイオン発生装置における高電圧出力のば
らつきによるマイナスイオン放出量の誤差の調整、およ
び使用環境に応じたマイナスイオン放出量の調整を電圧
を変えずに実現することができる。 【0041】なお、本実施の形態3にかかるマイナスイ
オン発生装置は、マイナス電極1近傍に接地電極9が設
けられた構成や、筐体7内壁面上に設けられた接地電極
9およびマイナスイオン放出体10を備えた構成におい
ても適用可能である。 【0042】発明の実施の形態4.図9は、本実施の形
態4に係るマイナスイオン発生装置を備えた空気清浄装
置の概略構成図を示す。このマイナスイオン発生装置
は、マイナス電極1、マイナスイオン吸収体2c、ファ
ン3、電子式集塵部5、筐体7、電源8を備えている。 【0043】マイナスイオン吸収体2cは、例えばフィ
ン状の部材であって、マイナス電極1よりも空気流路下
流側の筐体7内壁面に設置されている。このマイナスイ
オン吸収体2cは、直結した保持部等により回転可能で
あり、任意の回転角度に固定することができる。マイナ
スイオン吸収体2cは、複数であっても良い。 【0044】次に、本実施の形態4にかかるマイナスイ
オン発生装置の動作について説明する。まず電子式集塵
部5により塵や埃等が除去された空気は、ファン3によ
って空気流路中を下流方向へ流れる。 【0045】マイナス電極1には負の直流電圧が印加さ
れているため、かかるマイナス電極1の周囲には放電が
生じている。 【0046】空気流路上の空気は、ファン3によってマ
イナス電極1付近を通過する。そして、マイナス電極1
の周囲では、放電により特に空気中の酸素分子等に電子
が付着してマイナスイオンが発生する。従って、空気は
マイナスイオンを含んだ状態でファン3によって生じた
気流により装置外部に放出される。また、マイナス電極
1は、電子放射式を採用しているので、装置外部に放出
される空気にはオゾンが含まれないか又は極めて少量と
なる。 【0047】このとき、図10(a)に示すように、気
流方向に対し垂直になるようにマイナスイオン吸収体2
cを回転させ、マイナスイオンとマイナスイオン吸収体
2cとの接触量を増加させることにより、このマイナス
イオン吸収体2cにより多くのマイナスイオンを吸収さ
せることが可能である。マイナスイオン吸収体2cにマ
イナスイオンが吸収されることによりマイナスイオン発
生装置からのマイナスイオン放出量を減少させることが
可能である。 【0048】また、図10(b)に示すように、マイナ
スイオン吸収体2cの気流方向に対する角度を調整し、
マイナスイオンとマイナスイオン吸収体2cとの接触量
を調整することにより、マイナスイオン吸収体2cのマ
イナスイオン吸収量を調整することが可能である。この
マイナスイオン吸収量を調整することによってマイナス
イオン発生装置からのマイナスイオンの放出の減少量を
調整して、マイナスイオン放出量を調整することが可能
である。 【0049】以上のように、本実施の形態4にかかるマ
イナスイオン発生装置は、マイナスイオン吸収体2cの
気流方向に対する角度を変えることによりマイナスイオ
ンの放出量を調整することが可能である。従って、高電
圧電源を備えたマイナスイオン発生装置における高電圧
出力のばらつきによるマイナスイオン放出量の誤差の調
整、および使用環境に応じたマイナスイオン放出量の調
整を電圧を変えずに実現することができる。 【0050】なお、本実施の形態2にかかるマイナスイ
オン発生装置は、図11(a)に示すように、マイナス
電極1近傍に接地電極9が設けられた構成や、図11
(b)に示すように、筐体7内壁面上に設けられた接地
電極9およびマイナスイオン放出体10を備えた構成に
おいても適用可能である。 【0051】尚、上述の例では、マイナスイオンの放出
量を調整するために各々個別に筒体を設けたり、側部解
放機構やマイナスイオン吸収体等を設けたりしたが、こ
れらは同時に実行されても良い。即ち、マイナス電極を
移動可能にするとともに風量可変手段を設けるとしても
良い。上述の例を任意に組み合わせることにより最適な
調整が実現できる。 【0052】 【発明の効果】本発明により、マイナスイオンの放出量
を調整することができるマイナスイオン発生装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態1におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置を示す概略構成図である。 【図2】本実施の形態1におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置の筒体2を示す構成図である。 【図3】本実施の形態1におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置の作用を示す図である。 【図4】本実施の形態2におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置を示す概略構成図である。 【図5】本実施の形態2におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置の作用を示す図である。 【図6】本実施の形態2におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置の他の例を示す概略構成図であ
る。 【図7】本実施の形態3におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置を示す概略構成図である。 【図8】本実施の形態3におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置の作用を示す図である。 【図9】本実施の形態4におけるマイナスイオン発生装
置を備えた空気清浄装置を示す概略構成図である。 【図10】本実施の形態4におけるマイナスイオン発生
装置を備えた空気清浄装置の作用を示す図である。 【図11】本実施の形態4におけるマイナスイオン発生
装置を備えた空気清浄装置の他の例を示す概略構成図で
ある。 【符号の説明】 1 マイナス電極 2 筒体 2a スライド部材 2
b 側部解放機構 2c マイナスイオン吸収体 3 ファン 4 脱臭触
媒 5 電子式集塵部 6 プレフィルタ 7 筐体 8 電源 9 接地電極 10 マイナスイオン放出体 11 上部開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61L 9/00 A61L 9/00 C 9/01 9/01 B 9/20 9/20 H01T 19/04 H01T 19/04 Fターム(参考) 4C080 AA07 AA09 BB01 BB02 BB05 BB08 CC01 HH02 HH05 JJ03 KK02 KK08 LL02 LL10 QQ11 QQ17 QQ20 4D054 AA11 BA19 EA01 EA11 EA30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】マイナスイオンを発生させるマイナスイオ
    ン発生装置であって、 空気流路と、 前記空気流路中に気流を発生させる気流発生手段と、 空気流路中に設置されたマイナスイオン発生手段と、 前記マイナスイオン発生手段より発生したマイナスイオ
    ンを吸収するマイナスイオン吸収手段とを備え、 前記マイナスイオン吸収手段は、前記マイナスイオン発
    生手段より発生するマイナスイオンとの接触量を変更す
    ることにより、マイナスイオンの吸収量を調整するマイ
    ナスイオン発生装置。
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