JPWO2008090619A1 - ピット信号測定装置及び方法、情報記録媒体、並びに回転制御方法 - Google Patents
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Abstract
ピット信号測定装置(50)は、第1間隔(ILP1)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(LPPセット)が、第2間隔(ILP3)で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定装置であって、ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、サンプリングを行い表示する表示手段(57や52等)と、サンプリングの開始後、サンプリングを行う時間間隔であるホールドオフ時間を、ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定手段(52等)と、を備える。
Description
本発明は、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置及び方法、このピット信号測定装置に測定される情報記録媒体、並びに、この情報記録媒体の回転制御を行う回転制御方法の技術分野に属する。
近年、DVD−ROM等の再生専用型の光ディスクに用いられているCSS暗号方式(Content Scramble System)を、DVD−RやDVD−RW等の記録型の光ディスクにも適用する提案がなされている。その目的は、再生専用型の光ディスクによって販売していた映画などの映像コンテンツの一部を、記録型の光ディスクに記録して販売するというビジネス形態(ビジネスモデル)を可能とするためである。このビジネス形態によって、映像コンテンツの他部は、インターネット等のネットワークを介して配信すれば良いため、映像コンテンツの無在庫販売が可能となり、例えばコンビニエンスストア等の小さな店舗や、これらの店舗に設置される通信端末(例えばKIOSK端末)での販売も実現することができる。一方、既に発売されているDVDプレーヤやDVDレコーダ等の情報記録再生装置では、CSS暗号方式の下で、映像コンテンツが正当に記録された光ディスクを、ウォブル信号(wobble信号)が検出されるので、記録型の光ディスクであることを判別し、不正コピーが行われた光ディスクであると判断して、再生動作を行わない機種が市場の存在している。このような環境下、CSS暗号方式の下で、映像コンテンツを記録するための、DVD−R/RW等の光ディスクは、ウォブルが形成されていない規格が、現在提案されている。
また、特許文献1等においては、ランドプリピットの振幅レベルの測定手法において、一のピットセットのうち、3番目のランドプリピットを、オシロスコープの表示画面の中央付近に、自動的に表示する手法について開示されている。この手法においては、ランドプリピット信号の信号レベルの測定に用いる3番目のランドプリピットをオシロスコープ画面の中央に表示するため、2値化したピット信号、又は2値化したウォブル信号によって、1番目から3番目までのランドプリピットのパルス信号を生成し、そのパルス幅をカウンタでカウントし、そのカウント値による時間幅だけ遅延させてオシロスコープに表示している。
一般的に、従来のDVD−R/RW等の記録型の光ディスクには、プリフォーマット情報(信号)として、ウォブル(wobble)と、ランドプリピット(Land Pre−Pit)が予め形成されている。このような記録型の光ディスクの規格(Format)においては、記録型の光ディスクから検出されるウォブル信号(wobble信号)、及び、ピット信号(LPP信号)に夫々対応した、検出レベルが規定されている。加えて、記録型の光ディスクから検出されるウォブル信号とピット信号との位相関係(所謂、PWP:Phase between the groove Wobble and the Land Pre−Pit)も規定されている。そのPWPの規定に基づいて、ランドプリピットの形成位置が、適正であるか否かを判断することが可能となる。
しかしながら、ウォブルが形成されていない記録型の光ディスクの規格が、CSS暗号方式の下、記録用のDVD−R/RW等の光ディスクに採用された場合、ウォブル信号が検出されないために、上述したPWPの規定に基づいて、ランドプリピットの形成位置が、上述の規格に準拠しているか否かを判断することが技術的に困難となってしまう。
加えて、ランドプリピットの形成位置が、規格に準拠しているか否かを判断するために、上述した特許文献1等によれば、2値化回路及びカウンタなどの外部回路等の特別な部品を追加する必要性が生じるという技術的な問題点がある。加えて、これらの外部回路を用いて、生成されたピット間隔に相当するパルス信号に基づいて、更に、そのパルス信号が、所定範囲のピット間隔であるか否かを、PC(Personal Computer)等に格納されたプログラムにより判断するという、特別な工程が必要となるという技術的な問題点がある。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、ウォブルが形成されていない、又は、ウォブルを検出不可能な記録型の情報記録媒体において、ランドプリピットの形成位置を適正にさせることが可能な、ピット信号測定装置及び方法、情報記録媒体、並びに回転制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定装置であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示手段(例えばオシロスコープ)と、前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定手段と、を備える。
上記課題を解決するために、請求の範囲第7項に記載のピット信号測定方法は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定方法であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示工程と、前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定工程と、を備える。
上記課題を解決するために、請求の範囲第8項に記載の情報記録媒体は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体であって、前記ピットが形成された位置と、前記ピットが標準的に形成される標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される。
上記課題を解決するために、請求の範囲第9項に記載の回転制御方法は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置と、前記ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される情報記録媒体に対して回転の制御を行う回転制御方法であって、前記情報記録媒体を回転させる回転工程と、前記第1間隔、及び前記第2間隔に基づいて、前記情報記録媒体を回転させる回転速度を測定する測定工程と、測定された前記回転速度と、目標となる目標回転速度との偏差を入力値とするフィードバック制御に基づいて、前記情報記録媒体を回転させるように、前記回転手段を制御する制御工程と、を備える。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係るピット信号測定装置及び方法、情報記録媒体、並びに、情報記録再生装置について順に説明する。
(ピット信号測定装置の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係るピット信号測定装置について説明する。
以下、本発明の実施形態に係るピット信号測定装置について説明する。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定装置であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示手段(例えばオシロスコープ)と、前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定手段と、を備える。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態によれば、ピット信号測定装置の測定対象となる、情報記録媒体では、複数のピット(例えば3個のピット)が、例えばウォブルの1波長に相当する第1間隔で夫々形成されている。更に、この情報記録媒体では、これら複数のピットを有するピットセット(所謂、LPPセット(Land Pre Pit Set))が、例えばウォブルの16波長に相当する第2間隔で繰り返し形成されている。
例えばオシロスコープ等の表示手段によって、ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対するデータ収集処理に基づいて、情報記録媒体においてピットが形成された時間軸上の位置の表示が行われる。ここに、本発明に係る「データ収集処理」とは、例えばデジタルデータやアナログデータ等の各種の情報を収集する処理を意味する。このデータ収集処理の一具体例としては、例えばアナログ信号をサンプリングして記憶手段に記憶させる処理を挙げることができる。
特に、本実施形態では、設定手段によって、データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間が、ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定される。ここに、本願発明に係る「ホールドオフ時間」とは、言い換えると、例えばデータのサンプリング等のデータ収集処理や測定を開始する契機となるトリガ(trigger)の起動を停止する時間間隔であるとも言える。また、本願発明に係る「時間軸上の長さ」とは、測定対象の物理的な長さに対応される時間軸上の長さを意味する。詳細には、所定の速度で移動している測定対象の物理的な長さを、所定の速度で割り算した商、即ち、時間を意味する。
仮に、ホールドオフ時間を、例えば60(ns:nanosecond)等の第1間隔の時間軸上の長さより小さい値に設定した場合、次のような技術的な問題点が生じてしまう。即ち、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットだけでなく、2番目のピットや、3番目のピットにおいてもトリガが起動されるために、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットの数以上のピット信号、即ち、5つのピット信号が表示されてしまう。よって、1番目のピットから3番目のピットまでのピット間隔を夫々測定することが技術的に困難となってしまう。言い換えると、1番目のピットから2番目のピットまでのピット間隔を単独に測定することが技術的に困難となってしまうと共に、2番目のピットから3番目のピットまでのピット間隔を単独に測定することが技術的に困難となってしまう。
これに対して、本実施形態によれば、ホールドオフ時間が、例えば15(μs:microsecond)等の、3つのピットを有するピットセットの時間軸上の長さより大きく(且つ、第2間隔の時間軸上の長さより小さく)なるように設定される。従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、2番目のピットや、3番目のピット等において、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。従って、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットに夫々対応した複数のピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットとを一義的に対応付けることが可能である。
この結果、ピット間隔、即ち、第1間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。具体的には、一つのピットセット内において、(i)第1間隔に相当する、「n」番目(但し、nは自然数)のピットから「n+1」番目のピットまでのピット間隔、(ii)第1間隔の2倍に相当する、「n」番目のピットから「n+2」番目のピットまでのピット間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔、即ち、第1間隔に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを適切且つ簡便に判定することが可能である。
また、仮に、ランドプリピット信号の信号レベルの測定に用いる3番目のランドプリピットをオシロスコープ画面の中央に表示するため、2値化したピット信号、又は2値化したウォブル信号によって、1番目から3番目までのランドプリピットのパルス信号を生成し、そのパルス幅をカウンタでカウントし、そのカウント値による時間幅だけ遅延させてオシロスコープに表示している手法を採用した場合、次のような技術的な問題点が生じてしまう。即ち、2値化回路及びカウンタなどの外部回路等の特別な部品を追加する必要性が生じてしまう。加えて、これらの外部回路を用いて、生成されたピット間隔に相当するパルス信号に基づいて、更に、そのパルス信号が、所定範囲のピット間隔であるか否かを、PC(Personal Computer)等に格納されたプログラムにより判断するという、特別な工程が必要となってしまう。
これに対して、本実施形態によれば、ホールドオフ時間を適切に設定するだけで、必ず1番目のピットにおいて、トリガをかけることが可能であるので、外部回路や、PC等に格納されたプログラムを必要としない。従って、ピット信号測定装置及び方法を、より簡素化且つ簡便化することが可能である。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態の一の態様では、前記設定手段は、更に、前記ホールドオフ時間を、前記第2間隔の時間軸上の長さより小さくなるように設定する。
この態様によれば、ホールドオフ時間が、例えば15(μs)等の、3つのピットを有するピットセットの時間軸上の長さより大きく、且つ、第2間隔の時間軸上の長さより小さくなるように設定される。従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、2番目のピットや、3番目のピット等において、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。
加えて、ホールドオフ時間が、例えば15(μs)等の、第2間隔の時間軸上の長さより小さくなるように設定される。従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、「m」番目(但し、mは自然数)又は「m+1」番目等のピットセットの最初の1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、「m」番目のピットセット内の最初の1番目のピットに対応して、トリガが起動された後、「m+1」番目等のピットセットの最初の1番目のピットに対応して、再度、トリガが起動され、「m+1」番目のピットセット内の2番目や3番目のピット等に対応して、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。
従って、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットに夫々対応した複数のピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットとを一義的に対応付けることが可能である。
この結果、ピット間隔、即ち、第1間隔、及び、ピットセット間隔、即ち、第2間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。具体的には、一つのピットセット内において、(i)第1間隔に相当する、「n」番目(但し、nは自然数)のピットから「n+1」番目のピットまでのピット間隔、(ii)第1間隔の2倍に相当する、「n」番目のピットから「n+2」番目のピットまでのピット間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。加えて、(iii)第2間隔に相当する、m番目のピットセットと、m+1番目のピットセットとのピットセット間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔、即ち、第1間隔と、ピットセット間隔、即ち、第2間隔とに基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを適切且つ簡便に判定することが可能である。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態の他の態様では、前記設定手段は、前記第1間隔と前記第2間隔とに対応することに加えて又は代えて、前記第1間隔と前記第2間隔の半分(例えばwobble八波に相当)とに対応して、前記ホールドオフ時間を設定する。
この態様によれば、情報記録媒体において、複数のピット(例えば3個のピット)が、奇数ポジション及び偶数ポジションのうちいずれか一方に位置するピットセット(LPPセット)から、複数のピットが、いずれか他方に位置するピットセットへ変化した場合においても、ピット間隔、即ち、第1間隔、及び、ピットセット間隔、即ち、第2間隔を、高精度且つ適切に測定することが可能である。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態の他の態様では、前記設定手段は、前記情報記録媒体を回転させる際の線速度と、前記線速度の許容誤差とに基づいて、前記ホールドオフ時間を設定する。
この態様によれば、測定時における、情報記録媒体を回転させる際の線速度と、この線速度の許容誤差とに対応して、第1間隔の許容範囲を規定可能である。
この結果、ピット間隔、即ち、第1間隔、及び、ピットセット間隔、即ち、第2間隔を、線速度及びこの線速度の許容誤差に基づいて、高精度且つ適切に測定することが可能である。即ち、ピット間隔、及び、ピットセット間隔を、線速度が変化しても、変化した線速度に対応して、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔、即ち、第1間隔と、ピットセット間隔、即ち、第2間隔とに加えて、線速度及びこの線速度の許容誤差に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを、より高精度に判定することが可能である。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態の他の態様では、前記設定手段は、前記情報記録媒体を回転させる際の線速度の複数倍に対応して、前記ホールドオフ時間を設定する。
この態様によれば、測定時における、情報記録媒体を回転させる際の線速度の複数倍に対応して、ホールドオフ時間が設定される。
この結果、ピット間隔、即ち、第1間隔、及び、ピットセット間隔、即ち、第2間隔を、線速度の複数倍に基づいて、高精度且つ適切に測定することが可能である。即ち、ピット間隔、及び、ピットセット間隔を、線速度が複数倍に変化しても、複数倍に変化した線速度に対応して、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔、即ち、第1間隔と、ピットセット間隔、即ち、第2間隔とに加えて、線速度の複数倍に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを、より高精度に判定することが可能である。
本発明のピット信号測定装置に係る実施形態の他の態様では、前記測定手段は、前記第1間隔と、前記第2間隔とを算出する算出手段を含み、前記ピットが形成された時間軸上の位置と、前記ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるか否かを、算出された前記第1間隔、及び前記第2間隔に基づいて、判別する判別手段を更に備える。
この態様によれば、測定手段は、第1間隔と、第2間隔とを算出する算出手段を含む。そして、判別手段は、ピットが形成された時間軸上の位置と、ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるか否かを、算出された第1間隔、及び第2間隔に基づいて、判別する。
この結果、算出された、ピット間隔、即ち、第1間隔と、算出された、ピットセット間隔、即ち、第2間隔とに基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを、より高精度に判定することが可能である。
(ピット信号測定方法の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係るピット信号測定方法について説明する。
以下、本発明の実施形態に係るピット信号測定方法について説明する。
本発明のピット信号測定方法に係る実施形態は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定方法であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示工程と、前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定工程と、を備える。
本発明のピット信号測定方法に係る実施形態によれば、上述した本発明のピット信号測定装置に係る実施形態が有する各種利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明のピット信号測定装置に係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明のピット信号測定方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
(情報記録媒体の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る情報記録媒体について説明する。
以下、本発明の実施形態に係る情報記録媒体について説明する。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体であって、前記ピットが形成された位置と、前記ピットが標準的に形成される標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態によれば、例えば、ディスク状の基板上に、少なくとも1つの記録層が積層されている。この記録層の記録エリアでは、例えば波長が650nmであるレーザ光によって、例えば音声、映像情報、コンテンツ情報、或いは、ユーザデータ等の情報が、グルーブ又はグルーブトラック、所謂、記録トラックを介して、記録又は再生可能とされている。
特に、本実施形態では、第1間隔(wobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(LPPセット)が、第2間隔(wobbleの十六波に相当)で繰り返し形成されている。加えて、(i)ピットが形成された時間軸上の位置と、(ii)ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される。
従って、ウォブルが形成されていない記録型の光ディスクを高精度に規格化することが可能である。
この結果、映画などの映像コンテンツの一部を、記録型の光ディスクに記録して販売するというビジネス形態(ビジネスモデル)を可能とし、このビジネス形態によって、映像コンテンツの他部は、インターネット等のネットワークを介して配信することが可能である。以上の結果、映像コンテンツの無在庫販売が可能となり、例えばコンビニエンスストア等の小さな店舗や、これらの店舗に設置される通信端末(例えばKIOSK端末)での販売も実現することができる。
(回転制御方法の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る回転制御方法について説明する。
以下、本発明の実施形態に係る回転制御方法について説明する。
本発明の回転制御方法に係る実施形態は、第1間隔(例えばwobbleの一波に相当)で夫々形成される複数のピットを有するピットセット(例えばLPPセット)が、第2間隔(例えばwobbleの十六波に相当)で繰り返し形成される情報記録媒体であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置と、前記ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される情報記録媒体に対して回転の制御を行う回転制御方法であって、前記情報記録媒体を回転させる回転工程と、前記第1間隔、及び前記第2間隔に基づいて、前記情報記録媒体を回転させる回転速度を測定する測定工程と、測定された前記回転速度と、目標となる目標回転速度との偏差を入力値とするフィードバック制御に基づいて、前記情報記録媒体を回転させるように、前記回転手段を制御する制御工程と、を備える。
本発明の回転制御方法に係る実施形態によれば、測定工程によって、第1間隔、及び第2間隔に基づいて、情報記録媒体を回転させる回転速度が測定される。
次に、制御工程によって、測定された回転速度と、目標となる目標回転速度との偏差を入力値とするフィードバック制御に基づいて、情報記録媒体を回転させるように、回転手段が制御される。
この結果、映画などの映像コンテンツの一部を、記録型の光ディスクに記録して販売するというビジネス形態(所謂、ビジネスモデル)を可能とし、このビジネス形態によって、映像コンテンツの他部は、インターネット等のネットワークを介して配信することが可能な情報記録媒体に対して、適切且つ高精度に、情報の記録又は再生のための回転制御を行うことが可能である。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明のピット信号測定装置及び方法に係る実施形態によれば、表示手段と、設定手段とを備える。以上の結果、ピット間隔、即ち、第1間隔に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを適切且つ簡便に判定することが可能である。
また、本発明の情報記録媒体に係る実施形態によれば、第1間隔で夫々形成される複数のピットを有するピットセットが、第2間隔で繰り返し形成され、ピットが形成された位置と、ピットが標準的に形成される標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される。この結果、映画などの映像コンテンツの一部を、記録型の光ディスクに記録して販売するというビジネス形態を可能とし、このビジネス形態によって、映像コンテンツの他部は、インターネット等のネットワークを介して配信することが可能である。以上の結果、映像コンテンツの無在庫販売が可能となり、例えばコンビニエンスストア等の小さな店舗や、これらの店舗に設置される通信端末(例えばKIOSK端末)での販売も実現することができる。
また、本発明の回転制御方法に係る実施形態によれば、回転工程と、測定工程と、制御工程とを備える。この結果、映画などの映像コンテンツの一部を、記録型の光ディスクに記録して販売するというビジネス形態を可能とし、このビジネス形態によって、映像コンテンツの他部は、インターネット等のネットワークを介して配信することが可能な情報記録媒体に対して、適切且つ高精度に、情報の記録又は再生のための回転制御を行うことが可能である。
1…センターホール、10…トラック、11…ECCブロック、50…オシロスコープ、51…A/D変換器、52…制御回路、53…サンプルメモリ、54…表示メモリ、55…Xドライバ、56…Yドライバ、57…表示パネル、58…操作部、59…インターフェース、100…光ディスク、101…リードインエリア、102…データエリア、103…リードアウトエリア、ILP1…ピット間隔、ILP2…ピット間隔、ILP3…ピットセット間隔、CDZ…コントロールデータゾーン、RMA…レコーディングマネージメントエリア、LB…レーザ光
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)情報記録媒体の実施例
次に、図1から図7を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例について詳細に説明する。
次に、図1から図7を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例について詳細に説明する。
(1−1)基本構成(物理的な構造)
先ず、図1を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクの基本構成について説明する。ここに、図1は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る複数の記録領域を有する光ディスクの基本構造を示した概略平面図、及び、該概略平面図に対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
先ず、図1を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクの基本構成について説明する。ここに、図1は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る複数の記録領域を有する光ディスクの基本構造を示した概略平面図、及び、該概略平面図に対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
図1に示されるように、光ディスク100は、例えば、DVDと同じく直径12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール1を中心として本実施例に係る(i)パワーキャリブレーションエリアPCA、(ii)レコーディングマネージメントエリア(Recording Management Area)RMA、(iii)コントロールデータゾーン(Control Data Zone)CDZを有するリードインエリア101、(iv)データエリア102、(v)リードアウトエリア103を備えて構成されている。そして、光ディスク100の、図示しない例えば透明基板に、少なくとも一つの記録層が積層されている。そして、この記録層の各記録領域には、例えば、センターホール1を中心にスパイラル状或いは同心円状に、例えば、グルーブトラック及びランドトラック等のトラック10が交互に設けられている。また、このトラック10上には、記録情報(データ)がECCブロック11という単位で分割されて記録される。ECC(Error Correction Code)ブロック11は、記録情報のエラー訂正が可能な記録情報の管理単位である。
データエリア102には、例えばCSS等の暗号化システムに基づいたタイトルキー等の暗号化情報と、このタイトルキー等の暗号化情報によって暗号化された暗号化コンテンツが記録されるようにしてよい。より具体的には、タイトルキー等の暗号化情報は、ディスクキーや、ディスクキーセット等の暗号化情報によって暗号化されているようにしてよい。
尚、本発明は、このような5つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。例えば、リードインエリア101、又はリードアウトエリア103が存在せずとも、以下に説明するデータ構造等の構築は可能である。また、リードインエリア101又はリードアウト103は更に細分化された構成であってもよい。
(1−2)光ディスクの記録領域の位置を特定可能なアドレス
次に、図2を参照して、光ディスクの記録領域と、当該記録領域の位置を特定可能なアドレスとの関係について説明する。ここに、図2は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクの記録領域と、当該記録領域の位置を特定可能なアドレスとの関係を示した概念的グラフである。尚、図2中の縦軸は、例えばセクタ番号やランドプリピットアドレス等のアドレスの値を示し、横軸は、光ディスクの半径方向の相対的な位置を示す。また、本願発明に係る「アドレス」の一具体例が、例えばECCブロックを構成する物理的セクタ番号(セクタ番号)やランドプリピットアドレス(Land Pre Pit Address)によって構成されている。
次に、図2を参照して、光ディスクの記録領域と、当該記録領域の位置を特定可能なアドレスとの関係について説明する。ここに、図2は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクの記録領域と、当該記録領域の位置を特定可能なアドレスとの関係を示した概念的グラフである。尚、図2中の縦軸は、例えばセクタ番号やランドプリピットアドレス等のアドレスの値を示し、横軸は、光ディスクの半径方向の相対的な位置を示す。また、本願発明に係る「アドレス」の一具体例が、例えばECCブロックを構成する物理的セクタ番号(セクタ番号)やランドプリピットアドレス(Land Pre Pit Address)によって構成されている。
図2に示されるように、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスク100の記録領域は、内周側から外周側にかけて、前述したように(i)パワーキャリブレーションエリアPCA、(ii)レコーディングマネージメントエリア(Recording Management Area)RMA、(iii)コントロールデータゾーン(Control Data Zone)CDZを有するリードインエリア101、(iv)データエリア102、(v)リードアウトエリア103を備えて構成されている。尚、RMAや、CDZには、後述される位置情報、及び識別情報に加えて、各種の管理情報が記録されるようにしてもよい。ここに、管理情報とは、(ii−1)例えば最適記録パワー等の記録特性に関する情報、(ii−2)媒体の種類を特定するための属性情報、及び(ii−3)各種の記録領域の位置を特定するための情報等の、当該情報記録媒体を管理するための各種の情報である。
また、図2に示されるように、上述した光ディスク100の記録領域の位置を一義的に特定可能なアドレスが、例えばECCブロックを構成する物理的セクタ番号(セクタ番号)である場合、光ピックアップが、内周側から外周側へ移動するにつれて光ディスク100の記録領域におけるアドレスは増加していくようにしてもよい(図3中の太実線を参照)。或いは、記録領域の位置を一義的に特定可能なアドレスが、例えば、ランドプリピットアドレス(Land Pre Pit Address)である場合、後述される情報記録再生装置の光ピックアップが、内周側から外周側へ移動するにつれて光ディスク100の記録領域におけるアドレスは減少していくようにしてもよい(図2中の細点線を参照)。
(1−3)ピット(プリピット)
次に、図3を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの詳細構成について説明する。ここに、図3は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの詳細な構成を図式的に示した模式図(図3(a))、及び、比較例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの構成を図式的に示した模式図(図3(b))である。尚、図3(b)は、比較例において、ピット信号とウォブル信号との間に、所定の位相関係があることを示している。
次に、図3を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの詳細構成について説明する。ここに、図3は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの詳細な構成を図式的に示した模式図(図3(a))、及び、比較例に係る光ディスクにおいてプリフォーマットされるピットの構成を図式的に示した模式図(図3(b))である。尚、図3(b)は、比較例において、ピット信号とウォブル信号との間に、所定の位相関係があることを示している。
図3(a)に示されるように、本実施例に係る光ディスクは、図3(b)に示される比較例とは異なり、グルーブトラックが揺動しない。言い換えると、本実施例に係る光ディスクから、後述される情報記録再生装置は、ウォブル信号(Wobble Signal)を検出することができない。
加えて、本実施例に係る光ディスクは、図3(b)に示される比較例と概ね同様にして、ピット(所謂、ランドプリピット(Land Pre Pit)又はプリピット(Pre Pit))が形成されている。言い換えると、本実施例に係る光ディスクから、情報記録再生装置は、ピット信号(所謂、プリピット信号:Pre Pit Signal)を検出することはできる。
そこで、本実施例に係る光ディスクにおいては、従来行われていたピット信号とウォブル信号との位相関係の代わりに、ピットの形成位置を、繰り返し形成される(言い換えると周期的に形成される)ピットの間隔に基づいて、ピットの形成位置を規定する。
具体的には、図3(a)に示されるように、本実施例に係る光ディスクにおいては、従来と概ね同様にして、例えばウォブルが形成される一周期に相当するピット間隔ILP1で夫々形成された3つのピット(又はプリピット)を有するピットセット(又はプリピットセット)が、例えばウォブルが形成される十六周期に相当するピットセット間隔ILP3で繰り返し形成される。
即ち、ピット間隔ILP1は、図3(a)に示されるように、1番目のピットLP1から2番目のピットLP2までのピット間隔に相当する。ピット間隔ILP2は、ピット間隔ILP1の略2倍に相当し、1番目のピットLP1から3番目のピットLP3までのピット間隔に相当する。ピットセット間隔ILP3は、m番目のピットセット内の1番目のピットLP1から、m+1番目のピットセット内の1番目のピットLP1aまでのピット間隔に相当する。
特に、ピット間隔ILP1は、本発明に係る「第1間隔」の一具体例を構成し、ピットセット間隔ILP3は、本発明に係る「第2間隔」の一具体例を構成する。
(1−4)ピット間隔、及びピットセット間隔に基づくホールドオフ時間
次に、図4を参照して、本実施例に係るピット間隔、及びピットセット間隔に基づいて決定されるホールドオフ時間について説明する。ここに、図4は、本実施例に係るピット間隔、及びピットセット間隔に基づいて決定されるホールドオフ時間の一具体例を図式的に示した模式図である。
次に、図4を参照して、本実施例に係るピット間隔、及びピットセット間隔に基づいて決定されるホールドオフ時間について説明する。ここに、図4は、本実施例に係るピット間隔、及びピットセット間隔に基づいて決定されるホールドオフ時間の一具体例を図式的に示した模式図である。
ホールドオフ時間は、(i)ピット間隔ILP2、即ち、m番目のピットセット内の1番目のピットLP1から3番目のピットLP3までのピット間隔に対応する時間間隔より長くなるように設定される。と共に、ホールドオフ時間は、(ii)ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔、即ち、m番目のピットセット内の1番目のピットLP1から、m+1番目のピットセット内の1番目のピットLP1aまでのピット間隔に対応する時間間隔より短くなるように設定される。
従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。ここに、本実施例に係る「トリガ(trigger)」とは、例えばデータのサンプリング等のデータ収集処理や測定を開始する契機となるイベント(event)を意味する。言い換えると、2番目のピットや、3番目のピットにおいて、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。従って、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットに夫々対応した3つのピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットとを一義的に対応付けることが可能である。具体的には、トリガポイントに位置するピット信号は、1番目のピットからの信号に対応している。加えて、トリガポイントから時間軸上、遅れた位置に存在して、且つ、このトリガポイントに近接しているピット信号は、2番目のピットからの信号に対応している。加えて、トリガポイントから時間軸上、遅れた位置に存在して、且つ、このトリガポイントから2つ目に位置しているピット信号は、3番目のピットからの信号に対応している。
加えて、ホールドオフ時間が、例えば15(μs)等の、ピットセット間隔ILP3の時間軸上の長さより小さくなるように設定される。従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、「m」番目(但し、mは自然数)のピットセットの最初の1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、「m」番目のピットセット内の最初の1番目のピットに対応して、トリガが起動された後、「m+1」番目のピットセット内の2番目や3番目のピット等に対応して、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。
従って、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットに夫々対応した複数のピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットとを一義的に対応付けることが可能である。
この結果、ピット間隔ILP1及びILP2、並びに、ピットセット間隔ILP3を、高精度且つ適切に測定することが可能である。具体的には、一つのピットセット内において、(i)「n」番目(但し、nは自然数)のピットから「n+1」番目のピットまでのピット間隔ILP1、(ii)ピット間隔ILP1の略2倍に相当する、「n」番目のピットから「n+2」番目のピットまでのピット間隔ILP2を、高精度且つ適切に測定することが可能である。加えて、(iii)m番目のピットセットと、m+1番目のピットセットとのピットセット間隔ILP3を、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔ILP1、及びILP2と、ピットセット間隔ILP3と、に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを適切且つ簡便に判定することが可能である。
具体的には、ホールドオフ時間(所謂、サンプリング時間)は、次の式(10a)及び式(10b)によって、示される。
(ホールドオフ時間) > V/(V−Δv) ×7.11 ×2 ……(10a)
(ホールドオフ時間) < V/(V+Δv) ×7.11 ×16……(10b)
但し、「V」は、光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度とする。また、「Δv」は、この線速度の許容誤差とする。これらの式(10a)及び式(10b)については、後述に詳細説明される式(4)及び式(5)によって導出される。
(ホールドオフ時間) < V/(V+Δv) ×7.11 ×16……(10b)
但し、「V」は、光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度とする。また、「Δv」は、この線速度の許容誤差とする。これらの式(10a)及び式(10b)については、後述に詳細説明される式(4)及び式(5)によって導出される。
(1−5)ピット間隔と、ピットセット間隔との定量化
次に、図5から図8を参照して、本実施例に係るピット間隔について詳細に、説明する。先ず、図5は、本実施例に係る、ピット間隔ILP1、ピット間隔ILP2、及び、ピット間隔ILP3の最小値及び最大値の一具体例を示した表である。以下、これらのピット間隔ILP1、ピット間隔ILP2、及び、ピット間隔ILP3の最小値及び最大値を、夫々導出する。
次に、図5から図8を参照して、本実施例に係るピット間隔について詳細に、説明する。先ず、図5は、本実施例に係る、ピット間隔ILP1、ピット間隔ILP2、及び、ピット間隔ILP3の最小値及び最大値の一具体例を示した表である。以下、これらのピット間隔ILP1、ピット間隔ILP2、及び、ピット間隔ILP3の最小値及び最大値を、夫々導出する。
(1−5−1)ピット間隔ILP1及びILP2の定量化
先ず、図6に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係るピット間隔ILP1、及びピット間隔ILP2について、定量化をしつつ説明する。ここに、図6は、本実施例に係るピット信号を図式的に示した信号図(図6(a))、及び、比較例に係るピット信号、及びウォブル信号を図式的に示した信号図(図6(b))である。
先ず、図6に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係るピット間隔ILP1、及びピット間隔ILP2について、定量化をしつつ説明する。ここに、図6は、本実施例に係るピット信号を図式的に示した信号図(図6(a))、及び、比較例に係るピット信号、及びウォブル信号を図式的に示した信号図(図6(b))である。
図6(a)に示されるように、本実施例に係る光ディスクにおいては、ピットLP1、ピットLP2、及びピットLP3に夫々対応して、複数のピット信号が得られる。尚、図6(b)は、ピット信号とウォブル信号との間に、所定の位相関係があることを示している。
詳細には、本実施例に係る光ディスクにおいては、ウォブルが形成される一周期で、即ち、1チャネルクロック周期の186倍の時間間隔に対応するピット間隔ILP1で、ピットLP1、LP2、及びLP3が夫々形成される。尚、1チャネルクロック周期は、「1/26.16」(MHz:mega−hertz)である。従って、このピット間隔ILP1は、「186/26.16」(MHz)、即ち、「7.11」(μs:microsecond)の時間間隔に対応する長さである。
特に、例えば、単層型の光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度は、3.49±0.03(m/s)となるように規定されている。従って、0.03(m/s)の許容誤差に相当する分だけ、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔が増減することになる。具体的には、図5(a)に示されるように、線速度が、3.49+0.03(m/s)の場合、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、最小値をとり、その最小値は、7.049(μs)(即ち、7.049= 7.11×3.49/(3.49+0.03))と規定される。また、線速度が、3.49−0.03(m/s)の場合、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、最大値をとり、その最大値は、7.172(μs)(即ち、7.172= 7.11×3.49/(3.49−0.03))と規定される。
この結果、単層型の光ディスクにおいて、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、「7.049」(μs)から「7.172」(μs)(即ち、「7.11±0.06」(μs))と規定される。加えて。この結果、ピット間隔ILP1の略2倍に相当するピット間隔ILP2に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、ピット間隔ILP2に対応する時間間隔は、「2×7.049」(μs)から「2×7.172」(μs)(即ち、「2×(7.11±0.06)」(μs))と規定される。
或いは、特に、2層型の光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度は、3.84±0.03(m/s)となるように規定されている。従って、上述した単層型の光ディスクにおける計算と概ね同様に計算して、図5(a)に示されるように、線速度が、3.84+0.03(m/s)の場合、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、最小値をとり、その最小値は、7.055(μs)(即ち、7.055= 7.11×3.84/(3.84+0.03))と規定される。また、線速度が、3.84−0.03(m/s)の場合、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、最大値をとり、その最大値は、7.166(μs)(即ち、7.166= 7.11×3.84/(3.84−0.03))と規定される。
この結果、2層型の光ディスクにおいて、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、ピット間隔ILP1に対応する時間間隔は、「7.055」(μs)から「7.166」(μs)(即ち、「7.11±0.055」(μs))と規定される。加えて。この結果、ピット間隔ILP1の略2倍に相当するピット間隔ILP2に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、ピット間隔ILP2に対応する時間間隔は、「2×7.055」(μs)から「2×7.166」(μs)(即ち、「2×(7.11±0.055)」(μs))と規定される。
以上の結果、光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度を「V」とし、この線速度の許容誤差を「Δv」とした場合、ピット間隔ILP1の最小値及び最大値、並びに、ピット間隔ILP1の略2倍に相当するピット間隔ILP2の最小値及び最大値は、次の4つの式(1)から式(4)で表現することが可能である。
(ILP1の最小値(μs)) = V/(V+Δv) ×7.11 ……(1)
(ILP1の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ……(2)
(ILP2の最小値(μs)) = V/(V+Δv) ×7.11 ×2……(3)
(ILP2の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ×2……(4)。
(ILP1の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ……(2)
(ILP2の最小値(μs)) = V/(V+Δv) ×7.11 ×2……(3)
(ILP2の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ×2……(4)。
(1−5−2)ピットセット間隔ILP3の定量化
次に、図7に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係るピットセット間隔ILP3について、定量化しつつ説明する。ここに、図7は、本実施例に係るピット信号を、ピットセットに着目して、図式的に示した信号図(図7(a))、及び、比較例に係るピット信号、及びウォブル信号を、ピットセットに着目して、図式的に示した信号図(図7(b))である。尚、図7(b)は、比較例において、ピットセットに着目しても、ピット信号とウォブル信号との間に、所定の位相関係があることを示している。
次に、図7に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係るピットセット間隔ILP3について、定量化しつつ説明する。ここに、図7は、本実施例に係るピット信号を、ピットセットに着目して、図式的に示した信号図(図7(a))、及び、比較例に係るピット信号、及びウォブル信号を、ピットセットに着目して、図式的に示した信号図(図7(b))である。尚、図7(b)は、比較例において、ピットセットに着目しても、ピット信号とウォブル信号との間に、所定の位相関係があることを示している。
図7(a)に示されるように、本実施例に係る光ディスクにおいては、16個のウォブルが形成される十六周期に相当する時間間隔で、ピットセットが形成される。
この結果、上述した単層型の光ディスクにおけるピット間隔ILP2の計算と概ね同様に計算して、ピット間隔ILP1の略16倍に相当するピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、図5(a)に示されるように、ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔は、「16×7.049」(μs)から「16×7.172」(μs)(即ち、「16×(7.11±0.06)」(μs))と規定される。
或いは、この結果、上述した2層型の光ディスクにおけるピット間隔ILP2の計算と概ね同様に計算して、ピット間隔ILP1の略16倍に相当するピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔は、次のように規定される。即ち、図5(a)に示されるように、ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔は、「16×7.055」(μs)から「16×7.166」(μs)(即ち、「16×(7.11±0.055)」(μs))と規定される。
尚、奇数ポジションに位置するピットセットが、偶数ポジションに位置するピットセットへ切り替わる領域、又は、偶数ポジションに位置するピットセットが、奇数ポジションに位置するピットセットへ切り替わる領域における、ピットセット間隔を測定する場合、ピット間隔ILP1の略8倍に相当するピットセット間隔ILP4に対応する時間間隔は、「8×7.055」(μs)から「8×7.166」(μs)(即ち、「8×(7.11±0.055)」(μs))と規定される。
以上の結果、光ディスクからのピット信号を測定する時の線速度を「V」とし、この線速度の許容誤差を「Δv」とした場合、ピットセット間隔ILP3の最小値及び最大値は、次の2つの式(5)及び式(6)で表現することが可能である。
(ILP3の最小値(μs)) = V/(V+Δv) ×7.11 ×16……(5)
(ILP3の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ×16……(6)。
(ILP3の最大値(μs)) = V/(V−Δv) ×7.11 ×16……(6)。
(1−6)X倍速に対応した、ピット間隔と、ピットセット間隔との定量化
次に、図8に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係る、X倍速に対応した、ピット間隔、及びピットセット間隔について、定量化しつつ説明する。ここに、図8は、本実施例に係る、1倍速における、ピット信号を図式的に示した信号図(図8(a))、及び、X倍速における、ピット信号を図式的に示した信号図(図8(b))である。
次に、図8に加えて、前述した図5を参照して、本実施例に係る、X倍速に対応した、ピット間隔、及びピットセット間隔について、定量化しつつ説明する。ここに、図8は、本実施例に係る、1倍速における、ピット信号を図式的に示した信号図(図8(a))、及び、X倍速における、ピット信号を図式的に示した信号図(図8(b))である。
図8(b)に示されるように、X倍速で回転する光ディスクにおけるピット間隔及びピットセット間隔に対応する時間間隔は、1倍速で回転する光ディスクにおけるピット間隔及びピットセット間隔に対応する時間間隔の「1/X」倍である。
この結果、図5(b)に示されるように、単層型の光ディスクにおける、(i)ピット間隔ILP1に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.049/X」(μs)、及び「7.172/X(μs)」となる。(ii)ピット間隔ILP2に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.049×2/X」(μs)、及び「7.172×2/X(μs)」となる。(iii)ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.049×16/X」(μs)、及び「7.172×16/X(μs)」となる。
或いは、この結果、図5(b)に示されるように、2層型の光ディスクにおける、(i)ピット間隔ILP1に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.055/X」(μs)、及び「7.166/X(μs)」となる。(ii)ピット間隔ILP2に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.055×2/X」(μs)、及び「7.166×2/X(μs)」となる。(iii)ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔の最小値、及び最大値は、夫々「1/X」倍となり、「7.055×16/X」(μs)、及び「7.166×16/X(μs)」となる。
(2)本実施例に係る作用と効果との検討
次に、図9を参照して、本実施例に係る作用と効果とについて検討する。ここに、図9は、本実施例に係るホールドオフ時間に対応して検出されるピット信号を示した一及び他のグラフ(図9(a)及び図9(b))、並びに、比較例に係るホールドオフ時間に対応して検出されるピット信号を示した一及び他のグラフ(図9(c)及び図9(d))である。
次に、図9を参照して、本実施例に係る作用と効果とについて検討する。ここに、図9は、本実施例に係るホールドオフ時間に対応して検出されるピット信号を示した一及び他のグラフ(図9(a)及び図9(b))、並びに、比較例に係るホールドオフ時間に対応して検出されるピット信号を示した一及び他のグラフ(図9(c)及び図9(d))である。
本実施例に係るホールドオフ時間は、前述したように、(i)ピット間隔ILP2、即ち、m番目のピットセット内の1番目のピットLP1から3番目のピットLP3までのピット間隔に対応する時間間隔より長くなるように設定される。と共に、ホールドオフ時間は、(ii)ピットセット間隔ILP3に対応する時間間隔、即ち、m番目のピットセット内の1番目のピットLP1から、m+1番目のピットセット内の1番目のピットLP1aまでのピット間隔に対応する時間間隔より短くなるように設定される。
仮に、比較例に係るように、ホールドオフ時間を、例えば60(ns:nanosecond)等の第1間隔の時間軸上の長さより小さい値に設定した場合、次のような技術的な問題点が生じてしまう。即ち、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットだけでなく、2番目のピットや、3番目のピットにおいてもトリガが起動されるために、図9(c)及び図9(d)に示されるように、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットの数以上のピット信号、即ち、5つのピット信号が表示されてしまう。よって、1番目のピットから3番目のピットまでのピット間隔を夫々測定することが技術的に困難となってしまう。言い換えると、1番目のピットから2番目のピットまでのピット間隔を単独に測定することが技術的に困難となってしまうと共に、2番目のピットから3番目のピットまでのピット間隔を単独に測定することが技術的に困難となってしまう。より詳細な理由としては、例えばトリガが起動されるポイント、所謂、トリガポイントに位置するピット信号(又はピット波形)は、1番目のピットからの信号、2番目のピットからの信号、及び3番目のピットからの信号の全てが重なりあったピット信号(以下、適宜「一のピット信号」と称す)である。また、トリガポイントから時間軸上、遅れた位置に存在して、且つ、このトリガポイントに近接しているピット信号は、2番目のピットからの信号、及び3番目のピットからの信号が重なりあったピット信号(以下、適宜「他のピット信号」と称す)である。よって、これらの一のピット信号と、他のピット信号との間のピット間隔は、(i)1番目のピットから2番目のピットまでのピット間隔を意味すると共に、(ii)2番目のピットから3番目のピットまでのピット間隔をも意味することになる。
これに対して、本実施例によれば、ホールドオフ時間が、例えば15(μs:microsecond)等の、3つのピットを有するピットセットの時間軸上の長さより大きく、且つ、ピットセット間隔の時間軸上の長さより小さくなるように設定される。
従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、2番目のピットや、3番目のピットにおいて、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。従って、図9(a)及び図9(b)に示されるように、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットに夫々対応した3つのピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する3つのピットとを一義的に対応付けることが可能である。具体的には、トリガポイントに位置するピット信号は、1番目のピットからの信号に対応している。加えて、トリガポイントから時間軸上、遅れた位置に存在して、且つ、このトリガポイントに近接しているピット信号は、2番目のピットからの信号に対応している。加えて、トリガポイントから時間軸上、遅れた位置に存在して、且つ、このトリガポイントから2つ目に位置しているピット信号は、3番目のピットからの信号に対応している。
加えて、ホールドオフ時間が、例えば15(μs)等の、ピットセット間隔ILP3の時間軸上の長さより小さくなるように設定される。従って、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置において、「m」番目(但し、mは自然数)又は「m+1」番目等のピットセットの最初の1番目のピットに対応して、ピットセット内で唯一、トリガが起動される。言い換えると、「m」番目のピットセット内の最初の1番目のピットに対応して、トリガが起動された後、「m+1」番目等のピットセットの最初の1番目のピットに対応して、再度、トリガが起動され、「m+1」番目のピットセット内の2番目や3番目のピット等に対応して、トリガが起動されることは殆ど又は完全にない。
従って、ピット信号測定装置の表示画面上に、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットに夫々対応した複数のピット信号だけが表示される。従って、ピット信号測定装置の表示画面上のピット信号と、情報記録媒体上に実際に存在する複数のピットとを一義的に対応付けることが可能である。
この結果、ピット間隔ILP1及びILP2、並びに、ピットセット間隔ILP3を、高精度且つ適切に測定することが可能である。具体的には、一つのピットセット内において、(i)「n」番目(但し、nは自然数)のピットから「n+1」番目のピットまでのピット間隔ILP1、(ii)ピット間隔ILP1の略2倍に相当する、「n」番目のピットから「n+2」番目のピットまでのピット間隔ILP2を、高精度且つ適切に測定することが可能である。加えて、(iii)m番目(但し、mは自然数)のピットセットと、m+1番目のピットセットとのピットセット間隔ILP3を、高精度且つ適切に測定することが可能である。
以上の結果、ピット間隔ILP1、及びILP2と、ピットセット間隔ILP3と、に基づいて、情報記録媒体において、ピットが、規定範囲内に形成されているか否かを適切且つ簡便に判定することが可能である。
(3)ピット信号測定装置
次に、図10から図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置について説明する。
次に、図10から図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置について説明する。
(3−1)基本構成
先ず、図10を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置の基本構成について説明する。ここに、図10は、本実施例に係るピット信号測定装置の基本構成を図式的に示したブロック図である。
先ず、図10を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置の基本構成について説明する。ここに、図10は、本実施例に係るピット信号測定装置の基本構成を図式的に示したブロック図である。
本実施例に係るピット信号測定装置の一具体例である、オシロスコープは、ピット信号をサンプリングして、ピット信号を表示するものである。オシロスコープには、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す)が接続されていてよい。PCと、オシロスコープとの間の接続は、例えば、GPIB、10BASE−T、或いはRS−232C等のインターフェース規格に基づいてよい。
図10に示されるように、オシロスコープ50は、A/D変換器51と、制御回路52と、サンプルメモリ53と、表示メモリ54と、X及びYドライバ55、56と、表示パネル57と、操作部58と、インターフェース59と、を備えている。
A/D変換器51は、入力されたアナログのピット信号を、ディジタル信号に変換する。
制御回路52は、A/D変換器51によって得られたディジタル信号のサンプルデータをサンプルメモリ53に順次書き込むと共にサンプルメモリ53から表示すべきデータを読み出して表示メモリ54に書き込んで展開する。
表示メモリ54は表示パネル57の各画素に対応した記憶位置を有する。
X及びYドライバ55、56は、表示メモリ54に書き込まれたデータに応じて表示パネル57を駆動して表示パネル57に入力アナログ信号の波形を表示させる。
インターフェース59は上記のPCと接続するための例えば、GPIB、10BASE−T、或いはRS−232C等のインターフェース規格に基づいた回路であり、サンプルメモリ53に書き込まれたデータを制御回路52を介してPCに転送する。また、インターフェース59は、PCからの指令を制御回路52に、中継供給する。
(3−2)測定手法
次に、図11及び図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法について説明する。
次に、図11及び図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法について説明する。
(3−2−1)一具体例
先ず、図11を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法の一具体例について説明する。ここに、図11は、本実施例に係るピット信号測定装置の測定手法の一具体例を示したフローチャートである。
先ず、図11を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法の一具体例について説明する。ここに、図11は、本実施例に係るピット信号測定装置の測定手法の一具体例を示したフローチャートである。
図11に示されるように、本実施例に係るピット信号の測定手法の一具体例は、上述した光ディスクに形成されたピット間隔ILP1、ILP2、及び、ピットセット間隔ILP3を測定するために、ピット信号測定装置において、ユーザは、ホールドオフ時間を設定しない状態、又は、ホールドオフ時間を最小値に設定する(ステップS101)。この結果、いずれのピット信号に対しても、サンプリングを開始するためのトリガがかかるようにしてオシロスコープに表示させる。尚、この際の、ピット信号は、前述の図9(c)に示されるように、表示される。
次に、ユーザは、トリガポイントに対応されるピットから、そのピットを基準にして、二個分だけ右側に位置するピットまでの時間間隔を測定する(ステップS102)。
次に、ユーザは、測定された時間間隔より、大きい値を、ホールドオフ時間に設定する(ステップS103)。
次に、ユーザは、新しく設定されたホールドオフ時間の下で、再度、ピット信号で、トリガが、かかるようにしてオシロスコープに表示させる(ステップS104)。尚、この際の、ピット信号は、前述の図9(a)に示されるように、表示される。
次に、ユーザは、トリガポイントに対応されるピットLP1から、その1個分だけ右側に位置するピットLP2までの時間間隔を測定し、その時間間隔をピット間隔ILP1に対応させる(ステップS105)。
次に、トリガポイントに対応されるピットLP1から、その2個分だけ右側に位置するピットLP2までの時間間隔を測定し、その時間間隔をピット間隔ILP2に対応させる(ステップS106)。
次に、(i)トリガポイントに対応されるピットLP1から、(ii)このピットLP1を有するピットセットの次に位置するピットセットに有される先頭のピットLP1aまでの時間間隔を測定し、その時間間隔をピットセット間隔ILP3に対応させる(ステップS107)。
尚、上述したオシロスコープにおける各種の設定や操作は、ユーザが行ったが、例えば所定のプログラムやソフトウェアによって、自動的に実行されるようにしてもよい。
(3−2−2)他の具体例
次に、図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法の他の具体例について説明する。ここに、図12は、本実施例に係るピット信号測定装置の測定手法の他の具体例を示したフローチャートである。
次に、図12を参照して、本実施例に係るピット信号測定装置における測定手法の他の具体例について説明する。ここに、図12は、本実施例に係るピット信号測定装置の測定手法の他の具体例を示したフローチャートである。
上述した光ディスクを射出成型して製造する際に使われる、マスタスタンパを作製するための工程において、ピット間隔、及びピットセット間隔の調整が実行されつつ、レーザーカッティングが実行される。
図12に示されるように、レーザーカッティングを行うカッティングマシンの出力信号が、オシロスコープに入力される(ステップS201)。
次に、入力されたカッティングマシンの出力信号に対して、例えば、上述の図11中のステップS101からステップS107までの工程が行われ、ピット間隔ILP1、ILP2、及び、ピットセット間隔ILP3が測定される(ステップS202)。
次に、レーザカッティングを行う際に、マスタスタンパを回転させる線速度が「Vc」の場合、ピット間隔及びピットセット間隔が、次の式(1a)、式(3a)、式(5a)によって示された値になるように、カッティングマシンから出力される出力信号が調整される(ステップS203)。
ILP1(μs) = (3.49 /Vc) ×7.11 ……(1a)
ILP2(μs) = (3.49 /Vc) ×7.11 ×2……(3a)
ILP3(μs) = (3.49 /Vc) ×7.11 ×16……(5a)
尚、線速度「Vc」は、マスタスタンパによって製造される製造対象の光ディスクの標準線速度を意味する。この線速度「Vc」の一具体例は、3.49(m/s)である。
ILP2(μs) = (3.49 /Vc) ×7.11 ×2……(3a)
ILP3(μs) = (3.49 /Vc) ×7.11 ×16……(5a)
尚、線速度「Vc」は、マスタスタンパによって製造される製造対象の光ディスクの標準線速度を意味する。この線速度「Vc」の一具体例は、3.49(m/s)である。
次に、カッティングマシンから出力される出力信号に対応した、実際に、マスタスタンパをカッティングするための、カッティング信号を、オシロスコープでモニターしながら、カッティングが開始される(ステップS204)。
次に、ピット間隔ILP1及びILP2、並びに、ピットセット間隔ILP3が、上述の式(1a)、式(3a)及び式(5a)に示された、所定値を維持するようにフィードバック制御を行う(ステップS205)。
(4)回転制御の手法
次に、図13を参照して、本実施例に係るピット間隔が規定された光ディスクに対する回転制御の手法について説明する。ここに、図13は、本実施例に係る情報記録再生装置における、光ディスクの回転制御の手法を示したフローチャートである。
次に、図13を参照して、本実施例に係るピット間隔が規定された光ディスクに対する回転制御の手法について説明する。ここに、図13は、本実施例に係る情報記録再生装置における、光ディスクの回転制御の手法を示したフローチャートである。
図13に示されるように、光ディスクの回転速度が、所定の線速度に近づくように、当該光ディスクの半径位置における回転速度が設定されて、光ディスクが回転される(ステップS301)。
次に、(i)ピット間隔ILP1及びILP2、並びに、ピットセット間隔ILP3と、(ii)上述の式(1)から式(6)に示された各種の値と、の偏差がゼロになるように、回転速度のフィードバック制御が行なわれる(ステップS302)。尚、このような回転速度の設定を、擬似的なCLV制御(Constant Linear Velocity Control)と称す。
また、上述した実施例では、情報記録媒体の一例として単層型や2層型のDVD−R/RW等の記録型の光ディスクについて説明したが、本発明は、このような記録型の光ディスクに限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種の情報記録媒体にも適用可能である。加えて、本発明は、ランドプリピット(ピット)のように、所定の間隔で離散的な信号が形成されている各種の情報記録媒体にも適用可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うピット信号測定装置及び方法、情報記録媒体、並びに回転制御方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るピット信号測定装置及び方法、情報記録媒体、並びに回転制御方法は、例えばオシロスコープ等のピット信号測定装置及び方法、このピット信号測定装置に測定される、例えば、DVD、Blu−rayディスク等の情報記録媒体、並びに、この情報記録媒体の回転制御を行う回転制御方法に利用可能である。
Claims (9)
- 第1間隔で夫々形成される複数のピットを有するピットセットが、第2間隔で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定装置であって、
前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示手段と、
前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするピット信号測定装置。 - 前記設定手段は、更に、前記ホールドオフ時間を、前記第2間隔の時間軸上の長さより小さくなるように設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置。
- 前記設定手段は、前記第1間隔と前記第2間隔とに対応することに加えて又は代えて、前記第1間隔と前記第2間隔の半分とに対応して、前記ホールドオフ時間を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置。
- 前記設定手段は、前記情報記録媒体を回転させる際の線速度と、前記線速度の許容誤差とに基づいて、前記ホールドオフ時間を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置。
- 前記設定手段は、前記情報記録媒体を回転させる際の線速度の複数倍に対応して、前記ホールドオフ時間を設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置。
- 前記測定手段は、前記第1間隔と、前記第2間隔とを算出する算出手段を含み、
前記ピットが形成された時間軸上の位置と、前記ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるか否かを、算出された前記第1間隔、及び前記第2間隔に基づいて、判別する判別手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のピット信号測定装置。 - 第1間隔で夫々形成される複数のピットを有するピットセットが、第2間隔で繰り返し形成される情報記録媒体におけるピット信号測定方法であって、
前記ピットが形成された時間軸上の位置に対応したピット信号に対して、データ収集処理を行い表示する表示工程と、
前記データ収集処理の開始後、前記データ収集処理を行う時間間隔であるホールドオフ時間を、前記ピットセットの時間軸上の長さより大きくするように設定する設定工程と、
を備えることを特徴とするピット信号測定方法。 - 第1間隔で夫々形成される複数のピットを有するピットセットが、第2間隔で繰り返し形成される情報記録媒体であって、
前記ピットが形成された位置と、前記ピットが標準的に形成される標準位置との差が、許容範囲にあるように規定されることを特徴とする情報記録媒体。 - 第1間隔で夫々形成される複数のピットを有するピットセットが、第2間隔で繰り返し形成される情報記録媒体であって、前記ピットが形成された時間軸上の位置と、前記ピットが標準的に形成される時間軸上の標準位置との差が、許容範囲にあるように規定される情報記録媒体に対して回転の制御を行う回転制御方法であって、
前記情報記録媒体を回転させる回転工程と、
前記第1間隔、及び前記第2間隔に基づいて、前記情報記録媒体を回転させる回転速度を測定する測定工程と、
測定された前記回転速度と、目標となる目標回転速度との偏差を入力値とするフィードバック制御に基づいて、前記情報記録媒体を回転させるように、前記回転手段を制御する制御工程と、
を備えることを特徴とする回転制御方法。
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