JPWO2008075572A1 - イソフタル酸の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献3〜6及び8〜11に記載の陰イオン交換樹脂は、耐熱温度が80〜100℃とあまり高くないので、通液させる母液の温度により、化学的劣化(交換容量の低下)や物理的劣化(樹脂の割れ等)させてしまうことがあり、好ましくない。また、特許文献5に記載されているピリジン環含有陰イオン交換樹脂を用いると、樹脂に吸着されたコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンを溶離するには、硫酸、硝酸、アルキル硫酸、水酸化物イオン等を含む液が必要となり、回収液を反応系に直接再使用するのは現実的には難しい。
[1]少なくとも重金属化合物及び臭素化合物からなる触媒並びに水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の存在下、分子状酸素含有ガスを用いてm−フェニレン化合物を液相酸化反応に付すことによりスラリーを得、次いで該スラリーの温度を35〜140℃に調整することにより析出するイソフタル酸を固液分離し、母液を得た後、
(1)該母液において、「母液中の臭化物イオンの物質量/母液中の重金属イオンの合計物質量」を0.3〜3に調整してから、35〜140℃に加温したピリジン環含有キレート樹脂へ接触させ、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオン並びに上記液相酸化反応の副生成物であるカルボン酸混合物(以下、副生カルボン酸混合物と称する。)を吸着させる吸着工程、
(2)該吸着工程を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度1〜15質量%の含水酢酸を接触させ、前記副生カルボン酸混合物を含有する溶離液を得る溶離工程(A)、
(3)該溶離工程(A)を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度20質量%以上の含水酢酸又は水を接触させ、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオンを含有する溶離液を得る溶離工程(B)、
(4)該溶離工程(B)を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度1〜15質量%の含水酢酸を置換液として接触させ、ピリジン環含有キレート樹脂を再生する置換工程、
からなる一連の工程を経て前記触媒を回収し、該触媒の少なくとも一部を液相酸化反応に再使用することを特徴とする、イソフタル酸の製造方法、
[2]前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記液相酸化反応における水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の少なくとも一部として再使用する、前記[1]に記載のイソフタル酸の製造方法、
[3]前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記溶離工程(A)における水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の少なくとも一部として再使用する、前記[1]又は[2]に記載のイソフタル酸の製造方法、
[4]前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記置換工程における置換液として再使用する、前記[1]〜[3]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[5]前記溶離工程(B)で得られた溶離液を、前記液相酸化反応に循環させて触媒の少なくとも一部として再使用する、前記[1]〜[4]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[6]置換工程を経て再生したピリジン環含有キレート樹脂を、吸着工程におけるピリジン環含有キレート樹脂として再使用する、前記[1]〜[5]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[7]前記溶離工程(A)において、水分濃度1〜15質量%の含水酢酸が臭化物イオンを1〜1000質量ppm含む、前記[1]〜[6]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[8]前記置換工程において、置換液として使用する水分濃度1〜15質量%の含水酢酸が、臭化物イオンを1〜1000質量ppm含む、前記[1]〜[7]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[9]前記吸着工程において、母液の「母液中の臭化物イオンの物質量/母液中の重金属イオンの合計物質量」を1.4〜2.5とした、前記[1]〜「8」のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
[10]前記溶離工程(A)において、水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の総供給量をQ(g)、ピリジン環含有キレート樹脂層の容積をV(ml)とした時、Q/Vが0.5〜10である、前記[1]〜[9]のいずれか1つに記載のイソフタル酸の製造方法、
を提供するものである。
2・・・・晶析工程
3・・・・固液分離機
4・・・・母液受槽
5・・・・ピリジン環含有キレート樹脂塔
6・・・・臭化水素酸槽
7・・・・水分濃度約14質量%の含水酢酸槽(別名;置換液槽)
8・・・・水分濃度約35質量%の含水酢酸槽
9・・・・中間槽
10・・・原料槽
11・・・粗イソフタル酸の結晶ケーキ流路
12・・・母液流路
13・・・臭化水素酸流路
14・・・調製母液流路
15・・・塔上部流路
16・・・塔下部流路
17・・・パージ液流路
18・・・水分濃度約14質量%の含水酢酸流路(別名;置換液流路)
19・・・水分濃度約35質量%の含水酢酸流路
20・・・回収触媒液流路
21・・・回収触媒液流路
22・・・原料混合物流路
分子状酸素含有ガスとしては、例えば空気、不活性ガスにて希釈された酸素、酸素富化空気が挙げられるが、設備面及びコスト面から、通常、空気が好ましい。
こうして得られる粗イソフタル酸結晶は、適宜、公知の接触水素化処理(例えば、特公昭41−16860号公報参照)、酸化処理、再結晶などの精製操作を行うことにより、高純度のイソフタル酸結晶とすることができる。
上記方法により、酸化反応スラリーから粗イソフタル酸結晶を分離して得られた母液には、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオン並びに副生カルボン酸混合物が含まれている。ここで、該重金属イオンとは、前記した重金属化合物中の重金属のイオンである。副生カルボン酸混合物とは、オルト位にカルボキシル基を有する芳香族ポリカルボン酸であり、例えばトリメリット酸、ヘミメリット酸、5−メチルトリメリット酸などのトリメリット酸類;ピロメリット酸;フタル酸、3−メチルフタル酸、4−メチルフタル酸などのフタル酸類などが挙げられる。また、該母液には、その他にイソフタル酸、酢酸、未反応原料、反応中間体、反応副生物等の種々の有機化合物及び反応生成物である相当量の水が含まれている。
なお、ピリジン環含有キレート樹脂と接触させた後の母液残液には水分濃度1〜15質量%の含水酢酸が含まれているため、かかる含水酢酸を蒸留などにより回収し、その少なくとも一部を液相酸化反応に再使用するか、又は後述するピリジン環含有キレート樹脂の再生に利用する置換液とすることが好ましい。
本発明では、前記吸着工程を経た後のピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度1〜15質量%、好ましくは水分濃度1〜14質量%、より好ましくは水分濃度1〜9質量%の含水酢酸を接触させて副生カルボン酸混合物を選択的に溶離する溶離工程(A)を経た後、水分濃度20質量%以上の含水酢酸又は水を接触させて触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオンを回収する溶離工程(B)を経る。
前記吸着工程を経た後のピリジン環含有キレート樹脂には、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオン以外に、副生カルボン酸混合物が残存している。溶離工程(A)を経ずに溶離工程(B)を実施して、触媒成分である重金属イオン及び臭化物イオンの回収を行なうと、該副生カルボン酸混合物が該触媒成分に混入してしまう。すると、該触媒成分の反応系への循環再使用により、反応系及び母液中の副生カルボン酸混合物の濃度が次第に高まり、これが原因で触媒が失活し、工業的に実施する際に経済的に不利になる。かかる副生カルボン酸混合物の濃度の増大を抑制するために、重金属イオン及び臭化物イオンをピリジン環含有キレート樹脂に吸着させたまま、副生カルボン酸混合物を選択的に溶離する溶離工程(A)が必須となる。
なお、液相酸化反応において反応器に備えた還流器から分離した凝縮液(水分濃度:20〜50質量%)を、溶離工程(B)で用いる含水酢酸として用いることもできる。
かかる工程では、上記溶離工程(B)を経たピリジン環含有キレート樹脂に、触媒成分の吸着効率の観点から、水分濃度1〜15質量%、好ましくは水分濃度1〜14質量%、より好ましくは水分濃度1〜9質量%の含水酢酸を置換液として接触させ、ピリジン環含有キレート樹脂を再生する。こうして再生されるピリジン環含有キレート樹脂は、吸着工程に再使用できる。本置換工程により、キレート樹脂の周りに存在する含水酢酸の水分濃度を置換液の水分濃度まで下げて、次の吸着工程にて重金属イオン及び臭化物イオンが速やかに吸着される状態になる。一方、本置換工程を設けない場合、溶離工程(B)の直後は該キレート樹脂層の周りが高い水分濃度の含水酢酸で覆われているため、吸着工程における母液との接触初期において、触媒成分の吸着効率が悪くなり、触媒成分の回収率が低下し、経済的に不利となる。
さらにピリジン環含有キレート樹脂にコバルトイオン、マンガンイオン、臭化物イオンを吸着し易くするため、置換液としては水分濃度が1〜15質量%であり且つ臭化物イオンを1〜1000質量ppm含む含水酢酸を用いることがより好ましい。
なお、吸着工程で得られる母液残液、溶離工程(A)で得られる溶離液及び本置換工程で使用した置換液から水を留去する際に蒸留塔のボトムから得られる回収酢酸(水分濃度4〜12質量%、臭化物イオン濃度1〜50質量ppm)を、置換液として用いることもできる。
図1において、原料混合物(m−フェニレン化合物、重金属化合物、臭素化合物及び含水酢酸)を流路22から反応器1へ送り、分子状酸素含有ガスの存在下に液相酸化反応を行う。反応生成物は、粗イソフタル酸の一部が結晶化してスラリーとなっており、晶析工程2にて数段のフラッシュ蒸発により落圧及び冷却してから、固液分離機3で分離し、粗イソフタル酸の結晶ケーキを得、流路11にて輸送する。一方、固液分離機3で分離した母液を流路12経由で母液受槽4へ送り、臭化水素酸槽6から臭化水素酸を流路13を通して母液受槽4へ送ることにより、適宜ブロム比を調整し、流路14及び流路15を経てピリジン環含有キレート樹脂塔5に塔上部から通液し、吸着工程を経る。ピリジン環含有キレート樹脂に吸着されない物質は、塔下部から流路16及び流路17を経てパージされ、適宜、蒸留等により含水酢酸を回収し、該含水酢酸を水分濃度約14質量%の含水酢酸槽7又は原料槽10へ輸送して再利用する。
各実施例及び比較例では、臭化水素酸10質量%を含む酢酸溶液200mlをピリジン環含有キレート樹脂[「スミキレート(登録商標)CR−2」(商品名、住友化学株式会社製)]に通液させて、該ピリジン環含有キレート樹脂を臭素型にした後、水分濃度14質量%を含む酢酸溶液を流して過剰の臭化水素酸を洗い流したものを使用した。
以下の仕様の原子吸光分析装置を用いて、重金属イオンの濃度を測定した。
機種:偏光ゼーマン原子吸光光度計Z−2300(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)
波長:コバルトイオン240.7nm、マンガンイオン279.6nm
フレーム:アセチレン−空気
測定方法:100mlガラス製容器にサンプルを適量入れ(天秤にてサンプル質量を計る)、精密分析用の20質量%塩酸(定沸点、無鉄塩酸)約2ml及び純水を加えて測定対象の重金属イオンが約1ppmの濃度になるように希釈する(希釈サンプルの質量を測り、希釈倍率を求める)。0ppm、1ppm、2ppmの標準サンプルにより検量線を作成し、希釈サンプルの濃度を測定する。希釈サンプルの濃度に希釈倍率を掛けて重金属イオンの濃度を求める。
<臭化物イオンの濃度の測定方法>
臭化物イオンの濃度は、以下の条件で測定した。
滴定装置:電位差自動滴定装置 AT−510(京都電子工業株式会社製)
滴定液:1/250規定硝酸銀水溶液
検出電極:複合ガラス電極 C−172
銀電極 M−214
温度補償電極 T−111
測定方法:200mlビーカーにテフロン(登録商標)製攪拌子を入れ、サンプルを適量入れる(天秤にてサンプル重量を計る)。純水を加えてビーカー内の液量を約150mlとし、更に60質量%の硝酸を約2ml加える。上記自動滴定装置にて沈殿滴定を行い、臭化物イオン濃度を求める。
<副生カルボン酸混合物の濃度の測定方法>
以下の条件によるガスグロマトグラフ法により、前記フタル酸類及びトリメリット酸類の濃度を分析した。
機種:Agilent 6890N(Agilent Technologies社製)
使用カラム:DB−1(Agilent Technologies社製)
カラム温度:100〜280℃
検出器 :水素炎イオン化検出器(FID)
<コバルトイオン>
回収率は、母液中に含まれるコバルトイオン量に対する回収触媒液中に含まれるコバルトイオン量の割合(%)を計算して求めた。
<マンガンイオン>
回収率は、母液中に含まれるマンガンイオン量に対する回収触媒液中に含まれるマンガンイオン量の割合(%)を計算して求めた。
<臭化物イオン>
回収率は、母液中に含まれる臭化物イオン量に対する回収触媒液中に含まれる臭化物イオン量の割合(%)を計算して求めた。
<副生カルボン酸混合物>
混入率は、母液中に含まれるフタル酸類又はトリメリット酸類の量に対する回収触媒液中に含まれるフタル酸類又はトリメリット酸類の量の割合(%)を計算して求めた。
水分濃度9質量%の含水酢酸中で、m−キシレンを酢酸コバルト、酢酸マンガン及び臭化水素酸の存在下、空気により液相酸化反応(反応温度200℃、反応圧力1.62MPa)させることにより、粗イソフタル酸を含有するスラリーを得た。次いで、晶析工程へ導いて放圧し、100℃まで冷却した後、ガラスフィルターにて固液分離して粗イソフタル酸結晶を分離し、約80℃の母液を得た。該母液は、コバルトイオン1040質量ppm、マンガンイオン1010質量ppm、臭化物イオン890質量ppm、トリメリット酸類8800質量ppm、フタル酸類4100質量ppm及び水分濃度13.9質量%となっており、ブロム比は0.31であった。
上記の前処理を行ったピリジン環含有キレート樹脂85mlをガラス製二重管に充填したピリジン環含有キレート樹脂塔のジャケットに、80℃の熱水を循環させて、ピリジン環含有キレート樹脂を80℃に保温した。
上記の母液を、ピリジン環含有キレート樹脂塔の上部から下方へ流速360g/時で50分間通液した[吸着工程]。その後、水分濃度14質量%の含水酢酸を塔の上部から下方へ流速360g/時で20分間通液(Q/A=120g/90ml=約1.33)した[溶離工程(A)]。溶離工程(A)の後、水分濃度35質量%の含水酢酸を、塔の下部から上方へ流速360g/時で90分間通液した[溶離工程(B)]。溶離工程(B)が終了したら置換液(水分濃度14質量%の含水酢酸)を塔の上部から下向きに同じ流量で20分間通液した[置換工程]。この、吸着工程→溶離工程(A)→溶離工程(B)→置換工程→(吸着工程に戻る)のサイクルを180分/1サイクルで繰り返した。
また、溶離工程(B)で回収したコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンを含む回収触媒液は、液相酸化反応の触媒として再使用した。
かかる実験の開始から4日目の回収触媒液中のコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンの回収率、並びにフタル酸類及びトリメリット酸類の混入率の測定結果を表1に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例1において、得られた母液に臭化水素酸を添加してブロム比を0.9としてから吸着工程へ移すこと以外は、実施例1と同様に実験及び測定を行った。結果を表2に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例2において、溶離工程(A)を行わず、吸着工程→溶離工程(B)→置換工程→(吸着工程に戻る)のサイクルを160分/1サイクルとした以外は、実施例2と同様に実験及び測定を行った。結果を表3に示す。
なお、引き続き実験を継続したところ、次第に触媒の活性低下が見られ、液相酸化反応におけるイソフタル酸の収率が際立って低下してきた。
実施例1において、得られた母液に臭化水素酸を添加してブロム比を1.5としてから吸着工程へ移すこと以外は、実施例1と同様に実験及び測定を行った。結果を表4に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例1において、得られた母液に臭化水素酸を添加してブロム比を2.1としてから吸着工程へ移すこと以外は、実施例1と同様に実験及び測定を行った。結果を表5に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例2において、溶離工程(A)を60分間行い(Q/A=360g/90ml=4)、吸着工程→溶離工程(A)→溶離工程(B)→置換工程→(吸着工程に戻る)のサイクルを220分/1サイクルとした以外は、実施例2と同様に実験及び測定を行った。結果を表6に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例2において、溶離工程(A)で使用する含水酢酸及び置換工程の置換液として、溶離工程(A)の溶離液や置換工程で使用した置換液から水を留去する際に蒸留塔のボトムから得られる回収酢酸(水分濃度約8質量%)を使用したこと以外は、実施例2と同様に実験及び測定を行った。結果を表7に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例2において、溶離工程(A)で使用する含水酢酸及び置換工程の置換液として、臭化物イオンを250質量ppm含有する水分濃度14質量%の含水酢酸を使用したこと以外は、実施例2と同様に実験及び測定を行った。結果を表8に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
水分濃度9質量%の含水酢酸中で、m−キシレンを酢酸コバルト、酢酸マンガン及び臭化水素酸の存在下、空気により液相酸化反応(反応温度200℃、反応圧力1.62MPa)させることにより、粗イソフタル酸を含有するスラリーを得た。次いで、晶析工程へ導いて放圧し、100℃まで冷却した後、ロータリーバキュームフィルターにて固液分離して粗イソフタル酸結晶を分離し、約80℃の母液を得た。該母液は、コバルトイオン500質量ppm、マンガンイオン490質量ppm、臭化物イオン430質量ppm、トリメリット酸類4600質量ppm、フタル酸類2200質量ppm及び水分濃度10.7質量%となっており、該母液に臭化水素酸を添加することにより、ブロム比を1.11とした。
上記同様の前処理を行ったピリジン環含有キレート樹脂「REILLEX(登録商標)425Polymer」(商品名、Reilly社製)80mlをガラス製二重管に充填したピリジン環含有キレート樹脂塔のジャケットに、80℃の熱水を循環させて、ピリジン環含有キレート樹脂を80℃に保温した。
上記の母液を、ピリジン環含有キレート樹脂塔の上部から下方へ流速360g/時で70分間通液した[吸着工程]。その後、水分濃度8質量%の含水酢酸を塔の上部から下方へ流速360g/時で20分間通液(Q/A=120g/90ml=約1.33)した[溶離工程(A)]。溶離工程(A)の後、水分濃度35質量%の含水酢酸を、塔の下部から上方へ流速360g/時で70分間通液した[溶離工程(B)]。溶離工程(B)が終了したら置換液(水分濃度8質量%)を塔の上部から下向きに同じ流量で20分間通液した[置換工程]。この、吸着工程→溶離工程(A)→溶離工程(B)→置換工程→(吸着工程に戻る)のサイクルを180分/1サイクルで繰り返した。
一方、吸着工程で得られた母液残液、溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から、蒸留により水分濃度約8質量%の含水酢酸を回収し、液相酸化反応で使用する含水酢酸、溶離工程(A)において使用する含水酢酸及び置換工程における置換液として再使用する形態とした。また、溶離工程(B)で回収したコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンを含む回収触媒液は、液相酸化反応の触媒として再使用した。
かかる実験の開始から90日目の回収触媒液中のコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンの回収率、並びにフタル酸類及びトリメリット酸類の混入率の測定結果を表9に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例8において、母液を90℃に加温してから吸着工程へ移ったこと以外は、実施例8と同様に実験を行った。実験を開始してから10日目の回収触媒液中のコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンの回収率、並びにフタル酸類及びトリメリット酸類の混入率を表10に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例8において、母液の温度を40℃にしてから吸着工程へ移ったこと以外は、実施例8と同様に実験を行った。実験を開始してから4日目の回収触媒液中のコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンの回収率、並びにフタル酸類及びトリメリット酸類の混入率を表11に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例8において、母液を100℃に加温してから吸着工程へ移ったこと以外は、実施例8と同様に実験を行った。実験を開始してから10日目の回収触媒液中のコバルトイオン、マンガンイオン及び臭化物イオンの回収率、並びにフタル酸類及びトリメリット酸類の混入率を表12に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
実施例9において、吸着工程を120分間行い、溶離工程(B)を80分間行い、吸着工程→溶離工程(A)→溶離工程(B)→置換工程→(吸着工程に戻る)のサイクルを240分/1サイクルとした以外は、実施例9と同様に実験及び測定を行った。結果を表13に示す。
なお、引き続き実験を継続したが、その後も触媒活性が低下することなく、効率的に液相酸化反応を実施することができた。
副生カルボン酸混合物の混入率15%以上の差の影響は大きく、本発明に従うことで、長期的に安定してイソフタル酸を経済的に製造することができる。
Claims (10)
- 少なくとも重金属化合物及び臭素化合物からなる触媒並びに水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の存在下、分子状酸素含有ガスを用いてm−フェニレン化合物を液相酸化反応に付すことによりスラリーを得、次いで該スラリーの温度を35〜140℃に調整することにより析出するイソフタル酸を固液分離し、母液を得た後、
(1)該母液において、「母液中の臭化物イオンの物質量/母液中の重金属イオンの合計物質量」を0.3〜3に調整してから、35〜140℃に加温したピリジン環含有キレート樹脂へ接触させ、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオン並びに上記液相酸化反応の副生成物であるカルボン酸混合物(以下、副生カルボン酸混合物と称する。)を吸着させる吸着工程、
(2)該吸着工程を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度1〜15質量%の含水酢酸を接触させ、前記副生カルボン酸混合物を含有する溶離液を得る溶離工程(A)、
(3)該溶離工程(A)を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度20質量%以上の含水酢酸又は水を接触させ、触媒由来の重金属イオン及び臭化物イオンを含有する溶離液を得る溶離工程(B)、
(4)該溶離工程(B)を経たピリジン環含有キレート樹脂に水分濃度1〜15質量%の含水酢酸を置換液として接触させ、ピリジン環含有キレート樹脂を再生する置換工程、
からなる一連の工程を経て前記触媒を回収し、該触媒の少なくとも一部を液相酸化反応に再使用することを特徴とする、イソフタル酸の製造方法。 - 前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記液相酸化反応における水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の少なくとも一部として再使用する、請求項1に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記溶離工程(A)における水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の少なくとも一部として再使用する、請求項1又は2に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記吸着工程を経た母液、前記溶離工程(A)で得られた溶離液及び置換工程で使用した置換液から含水酢酸を回収し、前記置換工程における置換液として再使用する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記溶離工程(B)で得られた溶離液を、前記液相酸化反応に循環させて触媒の少なくとも一部として再使用する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 置換工程を経て再生したピリジン環含有キレート樹脂を、吸着工程におけるピリジン環含有キレート樹脂として再使用する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記溶離工程(A)において、水分濃度1〜15質量%の含水酢酸が臭化物イオンを1〜1000質量ppm含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記置換工程において、置換液として使用する水分濃度1〜15質量%の含水酢酸が、臭化物イオンを1〜1000質量ppm含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記吸着工程において、母液の「母液中の臭化物イオンの物質量/母液中の重金属イオンの合計物質量」を1.4〜2.5とした、請求項1〜8のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
- 前記溶離工程(A)において、水分濃度1〜15質量%の含水酢酸の総供給量をQ(g)、ピリジン環含有キレート樹脂層の容積をV(ml)とした時、Q/Vが0.5〜10である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のイソフタル酸の製造方法。
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