JPWO2008068914A1 - 電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラム - Google Patents

電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラム Download PDF

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Abstract

医療行為ごとの詳細情報である複数のCOA情報と、このCOA情報により構成された患者ごとの電子カルテ情報とを記憶する記憶部(12)と、診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力する入力部(11)と、入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を記憶部から取得する電子カルテ情報取得部(13)と、電子カルテ情報取得部(13)で取得された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報と、COA情報と、電子カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成する表示画面情報生成部(14)とを備え、診療計画の情報と実際の医療行為の実施に関する情報とを区別して管理することができる電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムを提供する。

Description

本発明は、電子カルテの情報を生成するための電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムに関する。
医療分野において、患者の診療に関する情報や処方した薬の情報などは医師によりカルテに記録されており、処方箋はこのカルテに記載された情報に基づいて作成される。
近年普及してきている電子カルテにおいては、特開2003−337858号公報に示す技術のように、医師により入力された情報を外部の薬局などの端末に送信することにより薬局に薬剤処方をダイレクトにオーダーするなど、電子カルテに入力された情報を様々な医療行為に利用することが可能である。
従来の電子カルテを利用した医療行為の流れを、図30に示す。
従来は、医師の思考において、診療計画の立案(S31)、物品伝票内容の立案(S32)、および、実施手順の立案(S33)が行われると、これらは個別に詳細に記録されず、物品伝票内容のみが電子カルテなどの電子情報システムに入力されていた。
そして、この電子カルテなどの電子情報システムに入力された内容から処方箋などの物品伝票が作成されて(S34)必要物品の購入や請求に用いられることにより(S35)、物品が搬送されて確保され(S36)、検査や治療などの医療行為で用いられていた(S37)。
このように入力された電子カルテの情報が利用されることにより、医師が処方箋を作成する手間を省くことができるとともに、薬局において迅速に薬剤処方オーダーを受信できるために患者が薬を受け取るまでの時間を低減させることができるという利点がある。
しかし、従来の電子カルテにおいては、医師の思考において立案された診療計画、物品伝票内容、および、実施手順は個別に詳細に記録されず、例えば、カルテ上では「明日よりプレドニゾロンを3錠に増量」と記載されていても、翌日のカルテには増量したことやその結果について記載されていないことがあった。
また、物品伝票内容が入力されることにより診療計画として代用され、診療計画の詳細はメモ等として記録されるのみであり、患者の症状に基づいて診療計画において処方された薬の情報と、実際に処方箋で処方された薬の情報とが異なる場合にも、カルテ上には処方箋で処方された薬の情報しか記録されていなかった。
例えば、内服を計画したプレドニゾロンは患者の所持分を利用することになったときに、実際には所定期間に患者が所定量の薬を服用するにも関わらず、電子カルテに何も入力されない場合や、追加処方する必要がある分の薬量のみしか入力されない場合があった。
このような電子カルテの情報では診療計画に沿った処方がなされているかどうかを確認し難く、また診療内容を見落としやすいため、医療現場においては診療計画として立てられた薬の処方等の情報と、処方箋等の物品購入伝票類の情報とを区別して記録し管理することが必要であった。
さらに、従来の電子カルテにおいて、入力する医薬品を選択するためのデータベースの情報は処方箋により物品購入伝票として利用することを目的として作成されているため院内で採用されている医薬品の情報しか格納されてなく、他の医療機関から転院してきた患者の過去の診療経過を詳細に入力することができなかった。そのため、他の医療機関から転院してきた患者の過去の診療経過を考慮した診療計画を立てることができないという問題があった。
よって本発明の目的は、診療計画の情報と実際の医療行為の実施に関する情報とを区別して管理することができる電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、他の医療機関における診療経過を考慮した診療計画を生成することができる電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムを提供することである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置は、医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶するように構成した記憶部と、診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力するように構成した入力部と、前記入力部から入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶部から取得するように構成した電子カルテ情報取得部と、前記電子カルテ情報取得部で取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成するように構成した表示画面情報生成部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2は請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示するように構成した表示部を有することを特徴とする。
また、請求項3は請求項1または2に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記入力部から入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報は、前記記憶部の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶されることを特徴とする。
また、請求項4は請求項1〜3いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、前記入力部からは、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力することを特徴とする。
また、請求項5は請求項4に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力されることを特徴とする。
また、請求項6は請求項1〜5いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記記憶部に記憶される医療行為情報は、当該装置が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
また、請求項7は請求項1〜6いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置であり、電子カルテ情報取得部で取得された前記診療計画に関する情報は、取得後に前記入力部から入力された情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新されることを特徴とする。
また、請求項8に記載の電子カルテ情報生成方法は、医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶する記憶ステップと、診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力する入力ステップと、入力された前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶ステップで記憶した情報から取得する電子カルテ情報取得ステップと、前記電子カルテ情報取得ステップで取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成する表示画面情報生成ステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項9は請求項8に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップを有することを特徴とする。
また、請求項10は請求項8または9に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記入力ステップで入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報が、前記記憶ステップで記憶された中の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶される追加記憶ステップを有することを特徴とする。
また、請求項11は請求項8〜10いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、前記入力ステップにおいては、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力することを特徴とする。
また、請求項12は請求項11に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力されることを特徴とする。
また、請求項13は請求項8〜12いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記記憶ステップで記憶される医療行為情報は、当該方法が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
また、請求項14は請求項8〜13いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法であり、電子カルテ情報取得ステップにおいて取得された前記診療計画に関する情報は、取得後の前記入力ステップにおいて入力される情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新されることを特徴とする。
また、請求項15に記載の電子カルテ情報生成プログラムは、電子カルテ情報生成装置に、医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶する記憶ステップと、診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力する入力ステップと、入力された前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶ステップで記憶した情報から取得する電子カルテ情報取得ステップと、前記電子カルテ情報取得ステップで取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成する表示画面情報生成ステップとを実行させることを特徴とする。
また、請求項16は請求項15に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップを有することを特徴とする。
また、請求項17は請求項15または16に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記入力ステップで入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報が、前記記憶ステップで記憶された中の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶される追加記憶ステップを有することを特徴とする。
また、請求項18は請求項15〜17いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、前記入力ステップにおいては、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力することを特徴とする。
また、請求項19は請求項18に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力されることを特徴とする。
また、請求項20は請求項15〜19いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記記憶ステップで記憶される医療行為情報は、当該方法が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
また、請求項21は請求項15〜20いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法であり、電子カルテ情報取得ステップにおいて取得された前記診療計画に関する情報は、取得後の前記入力ステップにおいて入力される情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新されることを特徴とする。
よって本発明の電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムによれば、診療計画の情報と実際の医療行為の実施に関する情報とを明確に区別して管理することができる。
また、本発明の電子カルテ情報生成装置、電子カルテ情報生成方法、および電子カルテ情報生成プログラムによれば、他の医療機関における診療経過を考慮した診療計画を生成することができる。
本発明の第1実施形態および第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報生成装置で利用されるCOAの構造を示す説明図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される時間軸上におけるCOAの情報の位置を示す説明図である。 本発明の第1実施形態および第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で管理される薬量の相関関係を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第2実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される処方入力画面の画面構成の一例である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で管理される情報間の関係を示す論理である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 本発明の第3実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置で表示される画面構成の一例である。 従来の電子カルテ情報表示装置の動作を示すフローチャートである。
《第1実施形態》
〈第1実施形態による電子カルテ情報表示装置の構成〉
本発明の第1実施形態による電子カルテ情報生成装置としての電子カルテ情報表示装置の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態による電子カルテ情報表示装置1は、入力部11と、記憶部12と、電子カルテ情報取得部13と、表示画面情報生成部14と、表示部15とを有する。
入力部11は、ユーザである医師により操作されるものであり、マウス、スタイラスペン、キーボードなどである。
この入力部11は、医師の操作により診療計画に関する情報および実施行為に関する情報を取得する。
記憶部12は、予め入力された種々の医療行為に関する詳細情報を格納するCOA情報記憶部12a、および、医師により既に入力された患者ごとの診療に関する情報である電子カルテ情報を記録する電子カルテ情報記憶部12bを有する。
COA情報記憶部12aに格納される医療行為に関する情報について説明する。
本実施形態においては、表示する様々な種類の医療行為、例えば種々の薬の投与等を個々に「アクト」として定義し管理している。
そして、これらの個々のアクトはその行為の核心となる情報(Core of Act、以下「COA」とする。)を有する。このCOAの中にはそれぞれ自己のアクト、例えば各薬の投与に関する量、速度、単位、力価、科学知識やノウハウなどが格納されている。このCOAの中にはそれぞれ時間軸を基にして定義された自己の行為に関する情報、および他の行為との関係等が格納されている。
アクトの種類としては、「観察」、「処方」、「注射」、「給食」等があり、これらには例えば「注射」を行ってから所定の時間経過後に「観察」しなければならない等の時間軸に基づく他の医療行為と関係する情報が個々にある。
医療行為以外の情報、例えば「症状」の情報なども、「観察」というアクトに基づいて発生するCOAであり、これらの情報(症状)は「観察」のCOAとして保持される。つまり、すべての医療情報は何らかの医療行為(アクト)のCOAとして保持される。
このような考えに基づき、本実施形態の電子カルテ情報表示装置においては、電子カルテという時間軸を既に持ったデータ構造の中に、さらに個々に時間軸に基づく情報を持ったCOAを入力して表示させ、精度の高い医療情報の提供を支援する。
−COAの構成−
本発明において利用される各COAを構成する情報について、図2を参照して説明する。
各COAは、(1)アクト情報層100と、(2)アクト動作層200と、(3)出力層300と、(4)管理層400とを有する。
(1)アクト情報層100
アクト情報層100は、自己のアクトに関する情報である自行為情報としての(i)自己アクト情報110と、他のCOAとリンクするための情報であるリンケージ情報としての(ii)リンケージアクト情報120とを有する。
(i)自己アクト情報110
自己アクト情報110はさらに、自行為特性情報としての自己アクト特性111と自行為論理情報としての自己アクト論理112とを有し、自己アクト特性111には、自己のアクトの名称111a(正式名称、別称、仮名称など)、分類111b(大分類、中分類、小分類など)、関連ID111c(名称111aに対応し他のCOAとリンクするための識別ID)、知識111d(自己のアクトに関する量、速度、単位、科学知識やノウハウなど)が格納されている。
分類111bの例としては、大分類として「動作アクト」、「論理上アクト」があり、「動作アクト」の中分類として「観察アクト」、「介入アクト」がある。また、「観察アクト」の小分類として「病歴」、「症状」、「所見」などがあり、「介入アクト」の小分類として「検体検査」、「画像検査」、「生理検査」、「処方」、「注射」、「処置」、「入退院」、「給食」などがある。また、「論理上アクト」の小分類として、「検査結果の組み合わせによるデータ生成」、「処方箋;物伝票の生成」などがある。
自己アクト論理112には、自己のアクトを実行する際の量の算出方法、投与量の適正範囲、症状の評価方法、単位の換算、表示方法などの情報が格納されている。
(ii)リンケージアクト情報120
リンケージアクト情報120は、リンケージアクト特性121とリンケージアクト論理122とを有し、リンケージアクト特性121には、他のCOAとリンクされることにより適用する従属的・排他的行為の内容、適用時間、適用範囲などの情報が時間軸情報に基づいて格納され、リンケージアクト論理122には、リンケージアクト特性121の情報に基づいて他のCOAとリンクする際の論理和、論理積等による条件式、論理フローなどが格納されている。
(2)アクト動作層200
アクト動作層200には、自己アクト論理112およびリンケージアクト論理122に基づいて処理を実行する際の動作間の論理制御情報、例えば実行順序や条件式などが格納されている。
(3)出力層300
出力層300には、自己のCOAの動作に関する状態300a(想定、計画、実施決定、準備、実施、結果など)、評価300b(成功、失敗など)、成果300c(観察結果、実施結果、図形化、伝票・処方箋生成など)、他のCOAに対する介入300dなどの情報が格納されている。
(4)管理層400
管理層400には、各COAを管理するための管理ID群400aと、管理名称400bと、各COAを著作物とする著作権400cと、著作日時、更新日時などの版情報400dとが格納されている。
各COAの時間軸上における情報の適用範囲を図3に示す。COAはそれぞれ複数のリンケージアクト情報120を有することが可能であり、図3のCOAにおいてはリンケージアクト情報120−1〜120−3の3つのリンケージアクトを有する。
図3において、リンケージアクト情報120−1は自己アクト情報110による医療行為実行後所定時間経過後から適用される情報であり、リンケージアクト情報120−2は自己アクト情報110による医療行為実行と同時に適用される情報であり、リンケージアクト情報120−3は自己アクト情報110による医療行為終了時から適用される情報である。
電子カルテ情報取得部13は、入力部11から入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報を取得して、これらの情報に対応するCOA情報および電子カルテ情報をCOA情報記憶部12aおよび電子カルテ情報記憶部12bから取得する。
また、電子カルテ情報取得部13は、取得したCOA情報記憶部12aおよび電子カルテ情報記憶部12bに関する更新情報を入力部11から取得したときは、更新された内容をCOA情報記憶部12aまたは電子カルテ情報記憶部12bに書き込む。
本実施形態においては、電子カルテ情報に薬の投与に関する情報を入力するものとし、薬剤の情報は診療経過における状態に応じて以下のように分類して扱われる。
(1) 用薬:治療計画において実際に薬剤を患者に使用、投与すること
(2) 配薬:使用、投与ないしは常備のために薬剤を患者に渡すこと
(3) 調薬:使用、投与する薬剤を使用しやすいように、分割、混合、形状変更などを行うこと
(4) 備薬:治療計画外で、常備する目的で患者が薬剤を保持すること
(5) 棄薬:製剤単位との関係で、薬剤を使用せずに部分廃棄すること
(6) 失薬:使用、常備のために渡されている薬剤を患者が紛失すること
(7) 復薬:紛失や破棄した薬剤を再度利用可能とすること
上記の「失薬」の概念は、原則として通常は情報として利用しないものであり、より詳細な設定を必要とするときに利用する。
また、「棄薬」は配薬の際に不要となったものを廃棄することを意味し、持ち越して次回に利用する場合は備薬として処理する。
表示画面情報生成部14は、電子カルテ情報取得部13で取得された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報と、COA情報と、電子カルテ情報とに基づいて表示画面情報を生成する。
表示部15は、表示画面情報生成部14で生成された表示画面情報を表示するものであり、ディスプレイなどである。
〈第1実施形態による電子カルテ情報表示装置の動作〉
以下に、第1実施形態による電子カルテ情報表示装置1を利用して薬の処方情報を表示するときの動作を図4〜図10を参照して詳細に説明する。
図4のフローチャートに示すように、まず、医師の思考において診療計画が立案されると(S1)、電子カルテ情報表示装置1の入力部11から医師の操作により該当する患者の電子カルテ情報の取得指示が入力され、この取得指示に従って電子カルテ情報取得部13において電子カルテ情報記憶部12bから電子カルテ情報が取得される。
電子カルテ情報取得部13において取得された電子カルテ情報は、表示画面情報生成部14において表示部15に表示させるための表示画面情報が生成され、表示部15に表示される。
所望の患者の電子カルテ情報が表示部15に表示されると、表示された電子カルテ情報にさらに医師の操作により入力部11から今回の薬の処方計画が入力される。
薬の処方計画が入力される際は、まず、今回用薬される薬剤の薬剤名およびこれらの薬剤の服用の開始日時、1日あたりの用薬回数、および用薬期間が入力される。
薬剤名が入力される際の処理について説明する。
薬剤名が入力される方法には、(a)これまでに選択された薬剤を選択頻度順に列記した頻用薬リストの中から所望の薬剤名が選択される方法、(b)あらかじめ作成された薬剤情報をもつデータベースから所望の薬剤名がキーワード検索により選択される方法、または(c)あらかじめユーザである医師が生成した薬剤リストの中から所望の薬剤名が選択される方法、などがある。
(a)の方法では、入力部11から医師の操作により頻用薬リストの表示要求が入力されると、電子カルテ情報取得部13においてCOA情報記憶部12aからこれまでに選択された薬剤名が選択頻度の高い順に所定数取得され、取得された薬剤名が用いられて表示画面情報生成部14において頻用薬リストが自動生成される。
作成された頻用薬リストは表示部15に表示され、医師により表示された頻用薬リストから薬剤名が選択されることにより、電子カルテ情報に所望の薬剤名が入力される。
また、(b)の方法で用いられるデータベースは、この電子カルテ情報表示装置1を使用する当該医療機関内で採用されている医薬品のみならず、他の医療機関でも使用されているすべての医療品の情報が格納されているデータベースである。
他の医療機関で使用されている医療品の情報も含めることで、他の医療機関で診療を受けていた患者が転院してきたときに、前の医療機関で受けていた診療内容を示すCOAも入力することができ、医師は入力されたCOAの情報を確認するとともにリンケージアクトの情報を確認し、過去の診療経過を考慮した適切な診療計画を立てることができる。
(b)の方法で検索されたデータベースの情報が表示されたときの画面表示図の一例を図5に示す。
図5の画面左部が患者の電子カルテ情報であり、画面右部が選択されたデータベースの情報を表示するパレットである。
図5のパレットにおいては、「アレルギー」をキーワードとして入力して検索することによりデータベースから該当する9つの薬剤が抽出されて表示された状態を示す。
また、(b)の方法で用いられるキーワード検索のためのキーワードは手書き文字認識、キーボード入力、バーコード入力、または音声入力などにより入力され、薬剤名(商品名または一般名)、各薬剤を識別するための薬剤コード、適応症、薬効などのすべての医薬品情報を検索対象として検索が行われる。
そして検索の結果抽出された中から所望の薬剤名が選択されることにより、電子カルテ情報に所望の薬剤が入力される。
検索の結果抽出された薬剤名が表示されるとき、また入力された薬剤名が電子カルテ上で表示されるとき、当該医療機関で採用されている医薬品は他の医療機関でのみ使用されている医薬品と区別するために文字色を変更したりフラグをたてたりするなどの目印をつけることで用薬として選択可能であるか否かを識別しやすいようにしてもよい。
また、検索の結果抽出された薬剤名が表示されるとき、抽出結果として、当該医療機関で採用されている医薬品を他の医療機関でのみ使用されている医薬品よりも先に表示することにより、用薬として選択可能な薬剤名を識別しやすいようにしてもよい。
本実施形態においては、今回用薬される薬剤の商品名として、「ミカルディス(日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社製)」、「ロンゲス(塩野義製薬株式会社製)」、「ジスロマック(ファイザー製薬株式会社製)」、「ムコダイン(杏林製薬株式会社製)」の4種類が入力される。
さらにこれらの入力された薬剤の用薬の開始日時、1日あたりの用薬回数・用薬時間、および用薬期間が入力される。
本実施形態においては、「ミカルディス」および「ロンゲス」は開始日時が「11月4日朝食後」、1日あたりの用薬回数が「1回(朝食後)」、用薬期間が「28日間」と入力され、「ジスロマック」は開始日時が「11月4日朝食後」、1日あたりの用薬回数が「1回(朝食後)」、用薬期間が「3日間」と入力され、「ムコダイン」は開始日時が「11月4日朝食後」、1日あたりの用薬回数が「3回(毎食後)」、用薬期間が7日間と入力される。
これらの入力された情報は電子カルテ情報取得部13で取得され、表示画面情報生成部14において表示画面情報が生成される。
表示画面情報生成部14で取得された情報に基づいて生成された表示画面情報は、図6に示すように表示部15に表示される。
次に、電子カルテ情報取得部13で取得された用薬される薬剤「ミカルディス」、「ロンゲス」、「ジスロマック」、「ムコダイン」の医学情報として、各薬剤の一般名、1錠あたりの商品力価、用薬における力価(以下、「用薬力価」と称する)が記憶部12のCOA情報記憶部12aから取得される。
本実施形態においては、「ミカルディス」の医学情報である一般名「テルミサルタン」、1錠あたりの商品力価「20mg/錠」、用薬力価「40mg」と、「ロンゲス」の医学情報である一般名「リシノプリル」、1錠あたりの商品力価「5mg/錠」、用薬力価「5mg」と、「ジスロマック」の医学情報である一般名「アジスロマイシン」、1錠あたりの商品力価「250mg/錠」、用薬力価「500mg」と、「ムコダイン」の医学情報である一般名「カルボシステイン」、1錠あたりの商品力価「500mg/錠」、用薬力価「1500mg」とがCOA情報記憶部12aから取得される。
これらの電子カルテ情報取得部13で取得された情報は表示画面情報生成部14に送出される。
表示画面情報生成部14では、これらの情報が電子カルテ情報取得部13から取得されると、入力された開始日時、1日あたりの用薬回数、および用薬期間から終了日時が算出される。
本実施形態においては、「ミカルディス」および「ロンゲス」は開始日時が「11月4日朝食後」であり、1日あたりの用薬回数が「1回(朝食後)」であり、用薬期間が「28日間」であることから、終了日時は「12月1日朝食後」であると算出され、「ジスロマック」は開始日時が「11月4日朝食後」であり、1日あたりの用薬回数が「1回(朝食後)」であり、用薬期間が「3日間」であることから、終了日時は「11月6日朝食後」であると算出され、「ムコダイン」は開始日時が「11月4日朝食後」であり、1日あたりの用薬回数が「3回(毎食後)」であり、用薬期間が「7日間」であることから、終了日時は「11月10日夕食後」であると算出される。
次に、表示画面情報生成部14において、取得した情報の中の商品力価および用薬力価から、1回当たりの用薬量(錠数)が算出される。
本実施形態においては、「ミカルディス」は商品力価が「20mg/錠」であり用薬力価が「40mg」であることから1日あたりの用薬量は「2錠」であると算出され、「ロンゲス」は商品力価が「5mg/錠」であり用薬力価が「5mg」であることから1日あたりの用薬量は「1錠」であると算出され、「ジスロマック」は商品力価が「250mg/錠」であり用薬力価が「500mg」であることから1日あたりの用薬量は「2錠」であると算出され、「ムコダイン」は商品力価が「500mg/錠」であり用薬力価が「1500mg」であることから1日あたりの用薬量は「3錠」であると算出される。
さらに、表示画面情報生成部14において、取得された用薬期間および算出された1日あたりの用薬量から、用薬期間における総用薬量(錠)が算出される。
本実施形態においては、「ミカルディス」の用薬期間は「28日間」であり、1日あたりの用薬量は「2錠」であることから、用薬期間における総用薬量は「56錠」であり、「ロンゲス」の用薬期間は「28日間」であり、1日あたりの用薬量は「1錠」であることから、用薬期間における総用薬量は「28錠」であり、「ジスロマック」の用薬期間は「3日間」であり、1日あたりの用薬量は「2錠」であることから、用薬期間における総用薬量は「6錠」であり、「ムコダイン」の用薬期間は「7日間」であり、1日あたりの用薬量は「3錠」であることから、用薬期間における総用薬量は「21錠」であると算出される。
表示画面情報生成部14では、これらの算出された情報から表示画面情報が生成され、図7に示すように表示部15に表示される。
図7において、下線で示す部分が、入力された情報から表示画面情報生成部14において新たに算出され、図3の状態から追加された情報である。
以上の処理により、図7に表示されるような診療計画の詳細を示す診療計画データが作成される(S2)。
次に、医薬品等の物品伝票内容を作成する(S3)ため、医師の操作により入力部11から、今回の処方時から次回の処方時までの間に患者に備薬させる各薬剤の量である新備薬量の錠数が入力される。
本実施形態においては、新備薬量として、「ミカルディス」は「6錠」、「ロンゲス」は「3錠」、「ジスロマック」は「0錠」、「ムコダイン」は「28錠」が入力される。
これらの入力された情報は電子カルテ情報取得部13で取得され、表示画面情報生成部14に送出される。
表示画面情報生成部14では、これらの情報が電子カルテ情報取得部13から取得されると、取得された各薬剤の新備薬量と、既に算出された1日あたりの用薬量とから、各薬剤の新備薬量が服用日数に換算される。
このとき、新備薬量の服用日数は、錠数が1日分に到達しない端数は切り下げて換算される。
本実施形態においては、「ミカルディス」は1日あたりの用薬量は「2錠」であり、新備薬量は「6錠」であることから、新備薬量の服用日数は「3日分」であると換算され、「ロンゲス」は1日あたりの用薬量は「1錠」であり、新備薬量は「3錠」であることから、新備薬量の服用日数は「3日分」であると換算され、「ジスロマック」は1日あたりの用薬量は「2錠」であり、新備薬量は「0錠」であることから、新備薬量の服用日数は「0日分」であると換算され、「ムコダイン」は1日あたりの用薬量は「3錠」であり、新備薬量は「28錠」であることから、新備薬量の服用日数は「9日分」であると換算される。
さらに、医師の操作により入力部11から、現在患者の手元に備薬されている各薬剤の量である現備薬量の錠数が入力される。
本実施形態においては、新備薬量として、「ミカルディス」は「33錠」、「ロンゲス」は「19錠」、「ジスロマック」は「0錠」、「ムコダイン」は「49錠」が入力される。
これらの入力された情報は電子カルテ情報取得部13で取得され、表示画面情報生成部14に送出される。
表示画面情報生成部14では、これらの情報が電子カルテ情報取得部13から取得されると、取得された各薬剤の現備薬量と、既に算出された1日あたりの用薬量とから、各薬剤の現備薬量が服用日数に換算される。
このとき、現備薬量の服用日数は、錠数が1日分に到達しない端数は切り下げて換算される。
本実施形態においては、「ミカルディス」は1日あたりの用薬量は「2錠」であり、現備薬量は「33錠」であることから、現備薬量の服用日数は「16日分」であると換算され、「ロンゲス」は1日あたりの用薬量は「1錠」であり、現備薬量は「19錠」であることから、現備薬量の服用日数は「19日分」であると換算され、「ジスロマック」は1日あたりの用薬量は「2錠」であり、現備薬量は「0錠」であることから、現備薬量の服用日数は「0日分」であると換算され、「ムコダイン」は1日あたりの用薬量は「3錠」であり、現備薬量は「49錠」であることから、現備薬量の服用日数は「16日分」であると換算される。
さらに、表示画面情報生成部14では、算出された用薬期間における総用薬量と、新備薬量と、現備薬量と、1日あたりの用薬量とから、実際に患者に配薬する薬量の配薬期間に換算した日数が算出される。
このとき、配薬期間の換算日数は、錠数が1日分に到達しない端数は切り下げて算出される。
この配薬期間に換算した日数を算出する際の、各薬量の相関関係を図8を参照して説明する。
図8において、前回配薬され服用されなかった備薬量Ts0に、前回各薬剤が配薬されてから今回配薬が行われるまでの間に紛失していたと思われた薬剤が見つかり患者の手元で備薬として復活した現備薬量(復活)R0の加算、および備薬していたが紛失した失薬量(紛失)L0の差し引きが行われた薬量が現備薬量S0であり、今回配薬する総配薬量T1は、今回算出された用薬する薬量C1から現備薬量S0を差し引いた配薬量と今回新備薬として入力された新備薬量との和(Tc1+Ts1)になる。
また同様に、今回配薬され服用されなかった備薬量Ts1に、今回各薬剤が配薬されてから次回配薬が行われるまでの間に紛失していたと思われた薬剤が見つかり患者の手元で備薬として復活した現備薬量(復活)R1の加算、および備薬していたが紛失した失薬量(紛失)L1の差し引きが行われた薬量が次回配薬時における現備薬量S1であり、次回配薬する総配薬量T2は、次回算出される用薬する薬量C1から現備薬量S1を差し引いた薬量と次回新備薬として入力される新備薬量との和(Tc2+Ts2)になる。
すなわち、n回目の配薬時における、総配薬量T(n)と、用薬量から現備薬量が差し引かれた配薬量Tc(n)と、新備薬Ts(n)との関係は下記式(1)で表される。
〔数1〕
総配薬量T(n)=配薬量Tc(n)+ 新備薬Ts(n)・・・(1)
また、n回目の配薬時における、用薬量C(n)と、用薬量から現備薬量が差し引かれた配薬量Tc(n)と、前回配薬され手元に備薬されている現備薬量S(n-1)との関係は下記式(2)で表される。
〔数2〕
用薬量C(n)=配薬量Tc(n)+ 現備薬量S(n-1)・・・(2)
また、n回目の配薬時における、現備薬量S(n-1)と、前回の新備薬量Ts(n-1)と、前回の配薬から今回の配薬までの間の現備薬量(復活)R(n-1)および失薬量(紛失)L(n-1)との関係は下記式(3)で表される。
〔数3〕
現備薬量S(n-1)=前回の新備薬量Ts(n-1)+ 現備薬量(復活)R(n-1)- 失薬量(紛失)L(n-1)
・・・(3)
上記式(1)〜(3)により、用薬量から現備薬量が差し引かれた配薬量Tc(n)は、以下に式(4)のように表される。
〔数4〕
配薬量Tc(n)=用薬量C(n)- 現備薬量S(n-1)
=用薬量C(n)- [前回の新備薬量Ts(n-1)+ 現備薬量(復活)R(n-1)- 失薬量(紛失)L(n-1)]
=用薬量C(n)- 前回の新備薬量Ts(n-1)- 現備薬量(復活)R(n-1)+ 失薬量(紛失)L(n-1)・・・(4)
これらのうち、用薬量C(n)、前回の新備薬量Ts(n-1)、現備薬量(復活)R(n-1)、および失薬量(紛失)L(n-1)は、入力部11入力されることにより電子カルテ情報取得部13を経由して表示画面情報生成部14で取得されるものあり、現備薬量S(n-1)は表示画面情報生成部14で算出されるかまたは入力部11から入力されることにより表示画面情報生成部14で取得されるものである。
そのため、上記式(1)〜(4)の関係から、n回目の総配薬量T(n)は、(n-1)回目の現備薬量が算出される場合は式(5)で表され、(n-1)回目の備薬量が直接入力される場合は式(6)で表される。
〔数5〕
総配薬量T(n)=新備薬Ts(n)+ 用薬量C(n)- 前回の新備薬量Ts(n-1)- 現備薬量(復活)R(n-1)+ 失薬量(紛失)L(n-1)・・・(5)
総配薬量T(n)=新備薬Ts(n)+ 用薬量C(n)- 現備薬量S(n-1)・・・(6)
本実施形態においては、現備薬量は入力部11から入力されることにより電子カルテ情報取得部13を経由して表示画面情報生成部14で取得されており、「ミカルディス」の総配薬量は、用薬期間における総用薬量「56錠」に新備薬量「6錠」を加算した薬量「62錠」から現備薬量「33錠」を差し引いた錠数「29錠」であり、1日あたりの用薬量は「2錠」であるため配薬期間は「15日分」であると換算され、「ロンゲス」の総配薬量は、用薬期間における総用薬量「28錠」に新備薬量「3錠」を加算した薬量「31錠」から現備薬量「19錠」を差し引いた錠数「12錠」であり、1日あたりの用薬量は「1錠」であるため配薬期間は「12日分」であると換算され、「ジスロマック」の総配薬量は、用薬期間における総用薬量「6錠」に新備薬量「0錠」を加算した薬量「6錠」から現備薬量「0錠」を差し引いた錠数「6錠」であり、1日あたりの用薬量は「2錠」であるため配薬期間は「3日分」であると換算され、「ムコダイン」の総配薬量は、用薬期間における総用薬量「21錠」に新備薬量「28錠」を加算した薬量「49錠」から現備薬量「49錠」を差し引いた錠数「0錠」であるためすべて現備薬量で充足され、配薬期間は「0日分」であると換算される。
このようにして、総配薬量は総用薬量と新備薬量と現備薬量とから算出されるため、総配薬量を変更すると新備薬量が再計算されて変更され、新備薬量を変更すると総配薬量が再計算されて変更される。
さらに、表示画面情報生成部14では、算出された用薬期間における総用薬量に対する配薬量に相当する量と備薬量に相当する量が算出されるとともに、これらの相当量に対する力価が算出される。
表示画面情報生成部14では、これらの算出された情報から表示画面情報が生成され、図9に示すように医薬品等の物品伝票内容に関する情報を含む全情報が表示部15に表示される。
図9において、下線で示す部分が、入力された情報から表示画面情報生成部14において新たに算出され、図7の状態から追加された情報である。
次に、医師の操作による入力部11から処方箋などの物品伝票の作成要求が入力され電子カルテ情報取得部13で取得されると、表示画面情報生成部14において図9で表示された全情報の中から抽出された商品名、配薬量、1日あたりの服用回数、および配薬期間の情報を用いて、処方箋などの物品伝票を表示する画面表示情報が作成される(S4)。
表示画面情報生成部14において作成された処方箋などの物品伝票の画面表示情報は、図10のように表示部15に表示される。
図10の処方箋においては、物品購入のために必要な情報のみが表示されるため、現備薬量からすべて充足される「ムコダイン」は全く表示されない。
図10に表示された処方箋の情報は、医薬品等の物品の請求に利用される(S5)。
ステップS5において処方箋を用いて請求された医薬品等の物品は物品搬送により確保される(S6)。
また、ステップS2において作成された診療計画データに基づいて医師により医薬品混合や投与経路等の診療手順が立案され(S7)、入力部11により診療手順としての検査や治療の手順が入力され(S8)、電子カルテ情報取得部13に送出される。
電子カルテ情報取得部13で取得された診療手順の情報は表示画面情報生成部14に送出されて表示画面情報が生成され、表示部15に表示される。
そして、ステップS6で確保された医薬品等を用いるとともに、表示部15に表示された診療手順の情報を利用し、医師により医療行為が実施される(S9)。
上記において、電子カルテ情報取得部13で入力部11から取得された情報、および表示画面情報生成部14で生成された情報は、すべて記憶部12の電子カルテ情報記憶部12bに記憶される。
以上の本実施形態の電子カルテ情報表示装置によれば、従来は医師の思考で立案されていたのみであった診療計画自体である薬剤の用薬期間や用薬量等の情報、患者の手元に備薬されており今回の配薬に充当する薬剤量の情報、新たに備薬する薬剤量の情報が電子カルテ情報に明確に区別して記録および表示されるため、正確な診療計画を管理することができるとともに、処方箋等の物品伝票がどの診療計画に基づいて作成されたかを明確に管理することができる。
また、診療に関する情報を入力する際に、他の医療機関でのみ利用されている医療情報を含んだデータベースを用いて入力処理を行うため、他の医療機関から転院してきた患者に対して他の医療機関における診療経過を考慮した診療計画を立て入力することができる。
また、本実施形態においては、用薬の開始日時および用薬期間を入力してこれらから終了日時を算出するようにしたが、これには限定されず、開始日時と終了日時から用薬期間を算出するかまたは用薬期間と終了日時から開始日時を算出するようにしてもよい。
《第2実施形態》
〈第2実施形態による電子カルテ情報表示装置の構成〉
本発明の第2実施形態による電子カルテ生成装置としての電子カルテ情報表示装置の構成は、第1実施形態の電子カルテ表示装置の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〈第2実施形態による電子カルテ情報表示装置の動作〉
以下に、第2実施形態による電子カルテ情報表示装置1を利用して薬の処方情報を表示するときの動作を、図4および図11〜図22を参照して詳細に説明する。
図4のフローチャートに示すように、まず、医師の思考において診療計画が立案されると(S1)、第1実施形態と同様に、電子カルテ情報表示装置1の入力部11から医師の操作により該当する患者の電子カルテ情報の取得指示が入力され、この取得指示に従って電子カルテ情報取得部13において電子カルテ情報記憶部12bから電子カルテ情報が取得される。
電子カルテ情報取得部13において取得された電子カルテ情報は、表示画面情報生成部14において表示部15に表示させるための表示画面情報が生成され、表示部15に表示される。
所望の患者の電子カルテ情報が表示部15に表示されると、表示された電子カルテ情報にさらに医師の操作により入力部11から診療計画データとして薬の処方計画データが入力される(S2)。
薬の処方計画データが入力される際の、用薬される薬剤名の入力処理については第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
次に、入力された薬剤の用薬の開始日時、および用薬期間が入力され、さらに1日あたりの用薬回数、および用薬時間が入力される。
この1日あたりの用薬回数、および用薬時間が入力されるときの処理について図11〜22の処方入力画面20を参照して説明する。
1日あたりの用薬回数、および用薬時間が入力される際には、まず処方入力画面20が起動される。
図11は、「連日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200(グラクソ・スミスクライン株式会社製)を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
この処方入力画面20には、入力処方表示エリア21と、処方サイクル選択エリア22と、服用時選択エリア23と、服用時毎詳細表示エリア24とを有する。
入力処方表示エリア21は、既に入力された薬剤名211と、この薬剤名に基づいて記憶部12のCOA情報記憶部12aから取得された用薬力価212と、この用薬力価212に基づいて算出された1日あたりの用薬量(錠数等)213と、この1日あたりの用薬量を1日あたりの服用回数で均等に分割するかまたは不均等に分割するかを示す分割指定ボタン214とが表示される。分割指定ボタン214は、初期設定では「均等」に設定されている。
ここでは、薬剤名として商品名「ゾビラックス錠200」が入力されており、この薬剤名が入力されたことによりこの薬剤の用薬力価「1600mg」が取得され、さらにこの用薬力価から算出された1日あたりの用薬量「8錠」が表示される。
次に、処方サイクル選択エリア22において、処方サイクルが日サイクル221、週サイクル222、月サイクル223から選択される。
ここでは日サイクル221が選択され、さらに日サイクルの詳細項目221aに表示された「連日」、「隔日」、「3日毎」、「4日毎」、「5日毎」・・・の中から「連日」が選択されたものとする。
次に、服用時選択エリア23において、1日あたりの用薬量を複数回に分けて定時に服用するように処方するための「常用」ボタン231、頓服薬として1回で服用するように処方するための「頓用」ボタン232、1日あたりの用薬量を複数回に分けて一定時間毎に服用するように処方するための「時間」ボタン233から、所望の服用方法が選択される。
ここでは、「常用」ボタン231が選択され、さらにこの「常用」の服用時間を指定するための服用時パターン234aとして表示された「起床時」、「早朝空腹時」、「朝食前」、「朝」、「朝食後」、「朝昼間」、「昼食前」、「昼」、「昼食後」、「おやつ時」、「昼夕間」、「夕食前」、「夕」、「夕食後」、「夕朝間」、「就寝前」、「適時」の中から、「朝食後」、「昼食後」および「就寝前」が選択されたものとする。
これらの服用時パターン234aの中から服用時間が選択されると、選択された服用時選択エリア23内の各服用時間の表示に紐付けされて、服用時毎詳細表示エリア24に服用時毎の詳細情報である用薬量、用薬力価、服用時間等が表示される。
ここでは、服用時パターン234aの中の「朝食後」に紐付けされた詳細情報241と、「昼食後」に紐付けされた詳細情報242と、「就寝前」に紐付けされた詳細情報244とが服用時毎詳細表示エリア24に表示されている。
これらの詳細情報の服用時間には、パターンごとに予め設定された時間が表示されており、「朝食後」の服用時間241aは「8時」に設定され、「昼食後」の服用時間242aは「13時」に設定され、「就寝前」の服用時間244aは「23時」に設定され表示されている。
この服用時選択エリア23の服用時パターン234aに表示された服用時間以外の時間を指定したいときには、服用時毎詳細表示エリア24において所望の服用時間を指定した詳細情報を作成することが可能であり、ここでは、服用時間として直接「16:30」が服用時間243aに入力された詳細表示243が作成され表示されている。このように、服用時間が直接指定され確定された詳細表示243は、服用時パターン234aには紐付けされない。
このようにして1日あたりの服用回数が指定され、図11においては服用回数が4回に指定され確定される。
また図11においては、入力処方表示エリア21の分割指定ボタン214において1日あたりの用薬量の分割方法が「均等」に設定されているため、1日あたりの用薬力価212に表示されている「1600mg」が4回に均等に分割され1回あたりの用薬力価が「400mg」であると算出され、各服用時の詳細表示241〜244の1回あたりの用薬力価241b〜244bにそれぞれ表示される。また、1日あたりの用薬量213に表示されている「8錠」が4回に均等に分割され1回あたりの用薬量が「2錠」であると算出され、各服用時の詳細表示241〜244の1回あたりの用薬量241c〜244cにそれぞれ表示される。
これらの表示が確定されることにより、入力処方表示エリア21の処方情報215に1日あたりの服用回数が4回であることを示す「分4」と、各服用時間である「朝食後」、「昼食後」、「16時30分」、「就寝前」とが表示される。
また、服用時毎詳細表示エリア24に表示された、リンケージアクトを編集する画面を展開させるための展開ボタン241d、自動処方量を編集する画面を展開させるための展開ボタン241e、該当する詳細情報を削除するための削除ボタン241fにより、入力された処方計画データが操作されることも可能である。
以上の処理により、「連日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方が入力される。
次に、図12は「毎週月曜日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
ここでは、処方入力画面20の処方サイクル選択エリア22において週サイクル222が選択されている。
処方サイクル選択エリア22において週サイクル222が選択されると、週内における服用曜日を指定するための曜日指定欄222aと、週サイクルの詳細内容を指定するための詳細項目欄222bが表示され、ここでは曜日指定欄222aの中から「月」が選択され、詳細項目欄222bに表示された「毎週」、「隔週」、「3週毎」、「4週毎」、「5週毎」、「6週毎」、「7週毎」、「8週毎」の中から「毎週」が選択されているものとする。
処方サイクル選択エリア22の表示を除いては、図11と同様であるため詳細な説明は省略する。
以上の処理により、「毎週月曜日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方が入力される。
次に、図13は「毎月1日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
ここでは、処方入力画面20の処方サイクル選択エリア22において月サイクル223が選択されている。
処方サイクル選択エリア22において月サイクル223が選択されると、月内における日指定による服用日を選択するための日指定ボタン223a、および月内における週曜日指定による服用日を選択するための週曜日指定ボタン223bとが表示され、ここでは日指定ボタン223aが選択されたことにより日指定欄223cが表示されている。
さらに、月サイクルの詳細内容を指定するための詳細項目欄223dが表示され、ここでは日指定欄223aの中から「1日」が選択され、詳細項目欄223dに表示された「毎月」、「隔月」、「3ヶ月毎」、「4ヶ月毎」、「5ヶ月毎」、「6ヶ月毎」、「7ヶ月毎」、「8ヶ月毎」、「9ヶ月毎」、「10ヶ月毎」・・・の中から「毎月」が選択されているものとする。
処方サイクル選択エリア22の表示を除いては、図11と同様であるため詳細な説明は省略する。
以上の処理により、「毎月1日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方が入力される。
次に、図14は「毎月第1月曜日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
ここでは、処方入力画面20の処方サイクル選択エリア22において月サイクル223が選択されている。
処方サイクル選択エリア22において月サイクル223が選択されると、月内における日指定による服用日を選択するための日指定ボタン223a、および月内における週曜日指定による服用日を選択するための週曜日指定ボタン223bとが表示され、ここでは週曜日指定ボタン223bが選択されたことにより週曜日指定欄223eが表示されている。
さらに、月サイクルの詳細内容を指定するための詳細項目欄223dが表示され、ここでは週曜日指定欄223eの中から「第1月曜日」が選択され、詳細項目欄223dに表示された「毎月」、「隔月」、「3ヶ月毎」、「4ヶ月毎」、「5ヶ月毎」、「6ヶ月毎」、「7ヶ月毎」、「8ヶ月毎」、「9ヶ月毎」、「10ヶ月毎」・・・の中から「毎月」が選択されているものとする。
処方サイクル選択エリア22の表示を除いては、図11と同様であるため詳細な説明は省略する。
以上の処理により、「毎月第1月曜日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」という内容の処方が入力される。
次に、図15は、「1日2錠を限度に、頭痛時に1回あたり1錠バファリン(ライオン株式会社製)を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
図15の入力処方表示エリア21には、薬剤名として商品名「バファリン81mg錠」が入力されている。
次に、服用時選択エリア23において「頓用」ボタン232が選択され、さらにこの「頓用」の服用時パターン234bとして表示された「発熱時服用」、「疼痛時服用」、「発作時服用」、「嘔吐時服用」、「便秘時服用」、「不眠時服用」、「腰痛時服用」、「頭痛時服用」、「不安時服用」、「下痢時服用」、「咳がひどい時服用」、「(頓服)分1、朝食後服用」、「(頓服)分2、朝・夕食後服用」、「高血圧時服用」、「胸やけのする時服用」、「食欲不振時服用」、「いらいらする時服用」、「めまいのする時服用」、「ふらつきの強い時服用」、「かゆい時に服用」、「嘔気時服用」、「頻尿時服用」、「夜半不眠時服用」の中から、「頭痛時服用」が選択されたものとする。
これらの服用時パターン234bの中から服用時が選択されると、選択された服用時選択エリア23内の各服用時の表示に紐付けされて、服用時毎詳細表示エリア24に服用時毎の詳細情報である用薬量、用薬力価、服用時間等が表示される。
ここでは、1日あたりの服用回数を2回とするため、「頭痛時服用」が2回選択されることによりこの「頭痛時服用」に紐付けされた2つの詳細情報245および246が服用時毎詳細表示エリア24に表示される。
また、この「バファリン81mg錠」の1回あたりの用薬量「1錠」と、用薬力価「81mg」が記憶部12のCOA情報記憶部12aから取得され、詳細情報245および246の用薬量245c、246cおよび用薬力価245b、246bに表示される。ここでは、「頓用」の処方であるため、服用時間は指定されない。
また、服用回数が2回に指定されたことから、1日あたりの用薬量が「2錠」であると算出されて入力処方表示エリア21の1日あたりの用薬量213に表示され、さらに1日あたりの用薬力価が「162mg」であると算出されて入力処方表示エリア21の1日あたりの用薬力価212に表示される。
これらの表示が確定されることにより、入力処方表示エリア21の処方情報215に1日あたりの服用回数が2回であることを示す「分2」と、各服用時を示す「頭痛時服用」とが表示される。
以上の処理により、「1日2錠を限度に、頭痛時に1回あたり1錠バファリンを服用する」という内容の処方が入力される。
次に、図16は、「1日3回 8時間毎に1回あたり1錠のバファリン81mg錠を服用する」という内容の処方が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
図16の入力処方表示エリア21には、薬剤名として商品名「バファリン81mg錠」が入力されている。
次に、服用時選択エリア23において「時間」ボタン233が選択され、さらにこの「時間」の服用時パターン234cとして表示された「12時間毎」、「8時間毎」、「6時間毎」、「4.8時間毎」、「4時間毎」、「3時間毎」、「2時間毎」、「1時間毎」、「30分毎」の中から「8時間毎」が選択される。
これらの服用時パターン234bの中から服用時が選択されると、選択された服用時選択エリア23内の各服用時の表示に紐付けされて、服用時毎詳細表示エリア24に服用時毎の詳細情報である用薬量、用薬力価、服用時間等が表示される。
ここでは、「8時間毎」に服用することから、1日あたりの服用回数が3回であると算出され、服用時パターン234bの「8時間毎」に紐付けされた3つの詳細情報247、248、249が服用時毎詳細表示エリア24に表示される。
また、この「バファリン81mg錠」の1回あたりの用薬量「1錠」と、用薬力価「81mg」が記憶部12のCOA情報記憶部12aから取得され、詳細情報247〜249の用薬量247c〜249cおよび用薬力価247b〜249bに表示される。ここでは、「頓用」の処方であるため、服用時間は指定されない。
また、服用回数が3回であることから、1日あたりの用薬量が「3錠」であると算出されて入力処方表示エリア21の1日あたりの用薬量213に表示され、さらに1日あたりの用薬力価が「243mg」であると算出されて入力処方表示エリア21の1日あたりの用薬力価212に表示される。
これらの表示が確定されることにより、入力処方表示エリア21の処方情報215に1日あたりの服用回数が3回であることを示す「分3」と、各服用時を示す「8時間毎」とが表示される。
以上の処理により、「1日3回 8時間毎に1回あたり1錠のバファリン81mg錠を服用する」という内容の処方が入力される。
次に図11のように入力された「連日 1日4回 朝食後、昼食後、16時30分、就寝前に1回あたり2錠ずつゾビラックス錠200を服用する」の処方内容を変更するときの処理について図17を参照して説明する。
図17は、4回の服用時のうち、「朝食後」と「16時30分」の2回の用薬量241c、243cが「2錠」から「1錠」に変更された場合の画面表示図である。
このように変更されると4回の服用時の用薬量が均等でなくなるため、詳細表示入力処方表示エリア21の分割指定ボタン214が「不均等」に変更され、さらに入力処方表示エリア21に表示されている1日あたりの用薬量が6錠に変更され1日あたりの用薬力価が1200mgに変更される。
また図18は、「連日 1日3回 朝食後は4錠、昼食後は2錠、夕食後は4錠のプレドニン錠5mg(塩野義製薬株式会社製)を服用する」という内容の処方計画が入力されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
図18においては、服用時選択エリア23において「常用」ボタン231が選択され、さらにこの「常用」の服用時間を指定するための服用時パターン234aとして表示された中から「朝食後」、「昼食後」、「夕食後」が選択されたことにより入力処方表示エリア21に服用時間として「毎食後服用」と表示される。
また、3回の服用時の用薬量が均等でないため、入力処方表示エリア21の分割指定ボタン214が「不均等」と表示される。
また図19は、図18のように入力された処方の、「昼食後」の用薬量を4錠に変更したときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
「昼食後」の用薬量が4錠に変更されたことにより3回の服用時の用薬量が均等になるため、入力処方表示エリア21の分割指定ボタン214が「均等」に変更され表示される。
図20は、「毎週月曜および木曜の朝食後にアルファロールカプセル0.5μg(中外製薬株式会社製)を5錠服用する」という内容の処方計画のうち、月曜日である「2007年4月9日」の処方分が表示された処方入力画面20を示す画面表示図である。
図20では、処方サイクル選択エリア22において週サイクル222が選択され、さらに曜日指定欄222aの中から「月」および「木」が選択されている。
また、服用時選択エリア23において「常用」ボタン231が選択され、さらに服用時パターン234aの中から「朝食後」が選択されている。
また、この服用時パターン234aの「朝食後」が選択されたことによりこの「朝食後」に紐付けされて表示された詳細情報257の用薬量として「5錠」が入力されている。
入力され表示されたこれらの情報が確定されることにより、入力処方表示エリア21の処方情報215に1日あたりの服用回数が1回であることを示す「分1」と、服用時間である「朝食後」とが表示される。
また図21は、図20と同様の「毎週月曜および木曜の朝食後にアルファロールカプセル0.5μg(中外製薬株式会社製)を5錠服用する」という内容の処方計画のうち、木曜日である「2007年4月12日」の処方分が表示された処方入力画面20を示す画面表示図である。
処方の内容は図20の月曜日の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に図22は、複数の薬剤の処方が入力され、薬剤別に表示されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
図22は、「連日 1日3回 毎食後に1回あたり1錠のアスベリン錠20(田辺製薬株式会社製)と、1錠のムコダイン錠500mg(杏林製薬株式会社製)と、1錠のぺリアクチン錠4mg(万有製薬株式会社製)とを服用する」という内容の処方計画が入力され、薬剤ごとに詳細情報が表示されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
この図22では、薬剤別タブ27が選択されることにより、入力された情報が薬剤ごとに分類されて詳細表示が表示されており、アスベリン錠20の詳細情報として服用時パターン243aの「朝食後」に紐付けされた詳細情報258と、「昼食後」に紐付けされた詳細情報259と、「夕食後」に紐付けされた詳細情報260とが表示され、ムコダイン錠500mgの詳細情報として服用時パターン243aの「朝食後」に紐付けされた詳細情報261と、「昼食後」に紐付けされた詳細情報262と、「夕食後」に紐付けされた詳細情報263とが表示され、ペリアクチン錠4mgの詳細情報として服用時パターン243aの「朝食後」に紐付けされた詳細情報264と、「昼食後」に紐付けされた詳細情報265と、「夕食後」に紐付けされた詳細情報266とが表示されている。
また図23は、図22と同様の内容の処方が入力され、服用時間別に表示されたときの処方入力画面20を示す画面表示図である。
図23では、時間別タブ28が選択されることにより、入力された情報が服用時間別に分類された詳細表示が表示されており、「朝食後」に服用する薬剤の詳細情報としてアスベリン錠20の詳細情報258と、ムコダイン錠500mgの詳細情報261と、ペリアクチン上4mgの詳細情報264が表示され、「昼食後」に服用する薬剤の詳細情報としてアスベリン錠20の詳細情報258と、ムコダイン錠500mgの詳細情報261と、ペリアクチン上4mgの詳細情報264が表示され、「夕食後」に服用する薬剤の詳細情報としてアスベリン錠20の詳細情報258と、ムコダイン錠500mgの詳細情報261と、ペリアクチン上4mgの詳細情報264が表示されている。
以上のような入力方法が用いられ、薬の処方計画データが入力された後のステップS3以降の処理は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の本実施形態の電子カルテ情報表示装置によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、薬の処方を簡易な操作で入力することができ、特に従来は煩雑であった服用時間の入力処理を簡易に行うことができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態による電子カルテ情報表示装置の構成〉
本発明の第3実施形態による電子カルテ生成装置としての電子カルテ情報表示装置の構成は、第1実施形態の電子カルテ表示装置の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〈第3実施形態による電子カルテ情報表示装置の動作〉
以下に、第3実施形態による電子カルテ情報表示装置1を利用して注射の処方情報を表示するときの動作を、図4および図24〜図30を参照して詳細に説明する。
図4のフローチャートに示すように、まず、医師に思考において診療計画が立案されると(S1)、電子カルテ情報表示装置1の入力部11から医師の操作により該当する患者の電子カルテ情報の取得指示が入力され、この取得指示に従って電子カルテ情報取得部13において電子カルテ情報記憶部12bから電子カルテ情報が取得される。
電子カルテ情報取得部13において取得された電子カルテ情報は、表示画面情報生成部14において表示部15に表示させるための表示画面情報が生成され、表示部15に表示される。
所望の患者の電子カルテ情報が表示部15に表示されると、表示された電子カルテ情報にさらに医師の操作により入力部11から今回の注射の処方計画が入力される。
注射の処方計画が入力される際の処理を示す論理図を図24に示す。
注射の処方計画が入力される際は、まず、今回用薬される薬剤の薬剤名が入力され(S11)、さらにこれらの薬剤による注射の開始日時、終了日時、および所要時間のうち少なくとも2つが入力され、さらに用薬期間が入力される(S12、S13、S14)。
薬剤名が入力される際の処理は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、今回用薬される薬剤名として、「生理食塩水」および「大塚糖液50%(株式会社大塚製薬製)」の2種類が入力される。
さらに、これらの混合薬剤による注射の計画が2回分入力され、1回目の情報として開始日時が「11月4日10時00分」、終了日時が「11月4日12時00分」、用薬期間が「5日間」と入力され、2回目の情報として開始日時が「11月4日12時00分」、終了日時が「11月4日14時00分」、用薬期間が「5日間」と入力される。
これらの入力された情報は電子カルテ情報取得部13で取得された後、表示画面情報生成部14に送出され、表示画面情報生成部14において入力された注射の開始日時および所用時間から終了日時が算出される(S15)。
本実施形態においては、1回目の注射の開始日時が「11月4日10時00分」であり、終了日時が「11月4日12時00分」であることから、所要時間は「2時間0分」であると算出され、2回目の注射の開始日時が「11月4日12時00分」であり、終了日時が「11月4日14時00分」であることから、所要時間は「2時間0分」であると算出される。
次に、医師の操作により入力部11から薬液速度または力価速度が入力される(S16、S17)。
ここで、力価速度が入力されたときは、電子カルテ情報取得部13において記憶部のCOA情報記憶部12aから用薬される薬剤「生理食塩水」および「大塚糖液50%」の医学情報である薬量に対する相対力価が取得され(S18)、この相対力価および入力された力価速度から薬液速度が算出される(S19)。
本実施形態においては、1回目の注射の「生理食塩水」の力価速度が「2.25g/h」、「大塚糖液50%」の力価速度が「3.75g/h」と入力され、2回目の注射の「生理食塩水」の力価速度が「1.8g/h」、「大塚糖液50%」の力価速度が「5.5g/h」と入力される。
また、電子カルテ情報取得部13において、COA情報記憶部12aから「生理食塩水」の相対力価が「0.09g/ml」であり、「大塚糖液50%」の相対力価が「0.5g/ml」である情報が取得される。
電子カルテ情報取得部13で入力部11または記憶部12から取得された情報は表示画面情報生成部14に送出され、表示画面情報生成部14において取得された各薬剤の力価速度および相対力価から、薬液速度が算出される。
本実施形態においては、1回目の注射の「生理食塩水」の力価速度が「2.25g/h」であり相対力価が「0.09g/ml」であることから薬液速度は「250ml/h」と算出され、「大塚糖液50%」の力価速度が「3.75g/h」であり相対力価が「0.5ml/ml」であることから薬液速度は「7.5ml/h」と算出される。
また、2回目の注射の「生理食塩水」の力価速度が「1.8g/h」であり相対力価が「0.09g/ml」であることから薬液速度は「200ml/h」であると算出され、「大塚糖液50%」の力価速度が「5.5g/h」であり相対力価が「0.5ml/ml」であることから薬液速度は「11ml/h」であると算出される。
さらに表示画面情報生成部14において、各回の薬液速度の合計値が算出される。
本実施形態においては1回目の注射は「生理食塩水」の薬液速度が「250ml/h」であり「大塚糖液50%」の薬液速度が「7.5ml/h」であることから、薬液速度の合計値は「257.5ml/h」であると算出される。
また、2回目の注射は「生理食塩水」の薬液速度が「200ml/h」であり「大塚糖液50%」の薬液速度が「11ml/h」であることから、薬液速度の合計値は「211ml/h」であると算出される。
さらに、表示画面情報生成部14において、取得された所要時間および算出された薬液速度から、用薬量が算出される(S20)。
本実施形態においては、1回目の注射の所要時間が「2時間0分」であり、「生理食塩水」の薬液速度が「250ml/h」であることから用薬量が「500ml」であると算出され、「大塚糖液50%」の薬液速度が「7.5ml/h」であることから用薬量が「15ml」であると算出される。
また、2回目の注射の所要時間が「2時間0分」であり、「生理食塩水」の薬液速度が「200ml/h」であることから用薬量が「400ml」であると算出され、「大塚糖液50%」の薬液速度が「11ml/h」であることから用薬量が「22ml」であると算出される。
さらに表示画面情報生成部14において、各回の用薬量の合計値が算出される。
本実施形態においては1回目の注射は「生理食塩水」の用薬量が「500ml」であり「大塚糖液50%」の用薬量が「15ml」であることから、用薬量の合計値は「515ml」であると算出される。
また、2回目の注射は「生理食塩水」の用薬量が「400ml」であり「大塚糖液50%」の用薬量が「22ml」であることから、用薬量の合計値は「422ml」であると算出される。
さらに、表示画面情報生成部14において、取得された所要時間および入力された力価速度から(S21)、用薬力価が算出される(S22)。
本実施形態においては、1回目の注射の所要時間が「2時間0分」であり、「生理食塩水」の力価速度が「2.25g/h」であることから用薬力価が「4.5g」であると算出され、「大塚糖液50%」の力価速度が「3.75g/h」であることから用薬力価が「7.5g」であると算出される。
また、2回目の注射の所要時間が「2時間0分」であり、「生理食塩水」の力価速度が「1.8g/h」であることから用薬力価が「3.6g」であると算出され、「大塚糖液50%」の力価速度が「5.5g/h」であることから用薬力価が「11g」であると算出される。
さらに、表示画面情報生成部14において、1日あたりの薬剤の用薬量および用薬力価が算出される。
本実施形態においては、「生理食塩水」の用薬量は1回目の注射が「500ml」であり2回目の注射が「400ml」であることから、1日あたりの用薬量は「900ml」であると算出され、「大塚糖液50%」の用薬量は1回目の注射が「15ml」であり「2回目」の注射が「22ml」であることから、1日あたりの用薬量は「37ml」であると算出され、1日あたりの注射の総用薬量は「937ml」であると算出される。
また、「生理食塩水」の用薬力価は1回目の注射が「4.5g」であり2回目の注射が「3.6g」であることから、1日あたりの用薬力価は「8.1g」であると算出され、「大塚糖液50%」の用薬力価は1回目の注射が「7.5g」であり「2回目」の注射が「11g」であることから、1日あたりの用薬力価は「18.5g」であると算出される。
これらの算出された情報に基づいて、表示画面情報生成部14において診療計画データの表示画面情報が生成される(S2)。
表示画面情報生成部14で取得された情報に基づいて生成された診療計画データの表示画面情報は、図25に示すように表示部15に表示される。
次に、医薬品等の物品伝票内容を作成する(S3)ため、表示画面情報生成部14において、電子カルテ情報取得部13から取得された各薬剤(S23)の包装単位および用薬量から、必要な配薬製剤数および棄薬量が算出される(S24、S25)。
本実施形態においては、1回目の注射の「生理食塩水」の用薬量が「500ml」であり包装単位は「500ml」であることから配薬製剤数は「1本」であり棄薬量は「0ml」であると算出され、「大塚糖液50%」は用薬量が「15ml」であり包装単位が「20ml」であることから配薬製剤数は「1本」であり棄薬量は「5ml」であると算出される。
また、2回目の注射の「生理食塩水」の用薬量が「400ml」であり包装単位は「500ml」であることから配薬製剤数は「1本」であり棄薬量は「100ml」であると算出され、「大塚糖液50%」は用薬量が「22ml」であり包装単位が「20ml」であることから配薬製剤数は「2本」であり棄薬量は「18ml」であると算出される。
さらに、表示画面情報生成部14において、1日あたりの各薬剤の配薬製剤数および棄薬量が算出される。
本実施形態においては、「生理食塩水」の1回目の配薬製剤数が「1本」、2回目の配薬製剤数が「1本」であることから1日あたりの「生理食塩水」の配薬製剤数は「2本」であると算出され、「大塚糖液50%」の1回目の配薬製剤数が「1本」、2回目の配薬製剤数が「2本」であることから、1日あたりの「大塚糖液50%」の配薬製剤数は「3本」であると算出される。
また、「生理食塩水」の1回目の棄薬量が「0ml」、2回目の棄薬量が「100ml」であることから1日あたりの「生理食塩水」の棄薬量は「100ml」であると算出され、「大塚糖液50%」の1回目の棄薬量が「5ml」、2回目の棄薬量が「18ml」であることから、1日あたりの「大塚糖液50%」の棄薬量は「23ml」であると算出される。
これらの算出された情報に基づいて、表示画面情報生成部14において配薬の情報が追加された診療計画データの表示画面情報が生成される。
表示画面情報生成部14で取得された情報に基づいて生成された配薬の情報が追加された診療計画データ表示画面情報は、図26に示すように表示部15に表示される。
次に、医師による入力部11の操作により、配薬の情報が調整される(S26)。
本実施形態においては、1回目の注射の「大塚糖液50%」の棄薬量「5ml」のうち「2mlを備薬」とし、この備薬した分を2回目の注射の「大塚糖液50%」の用薬量「22ml」のうちの「2ml」として充当するように入力される。
1回目の注射の「大塚糖液50%」の棄薬量のうち「2mlを備薬に充当」することで、棄薬量は「3ml」と再計算される。
また、2回目の注射の「大塚糖液50%」の用薬量「22ml」のうち「2mlを備薬から充当」することで配薬量は「20ml」となり、配薬製剤数が「1本」、棄薬量が「0ml」であると再計算される。
さらに、1日あたりの配薬製剤数および棄薬量が再計算され、「大塚糖液50%」の配薬製剤数が「2本」、棄薬量が「3ml」であると算出される。
最終的に棄薬量として算出された「生理食塩水」の「100ml」および「大塚糖液50%」の「3ml」は、棄薬される(S27、S28)。
次に、医師の操作による入力部11から注射箋などの物品伝票の作成要求が入力され電子カルテ情報取得部13で取得されると、表示画面情報生成部14において図27で表示された全情報の中から抽出された商品名、各注射の配薬製剤数、1日あたりの配薬製剤数の情報を用いて、注射箋などの物品伝票を表示する画面表示情報が作成される(S4)。
表示画面情報生成部14において作成された注射箋などの物品伝票の画面表示情報は、図28のように表示部15に表示される。
図28に表示された注射箋の情報は、医薬品等の物品の請求に利用される(S5)。
ステップS5において注射箋を用いて請求された医薬品等の物品は物品搬送により確保される(S6)。
また、ステップS2において作成された診療計画データに基づいて医師により医薬品混合や投与経路等の診療手順が立案され(S7)、入力部11により診療手順としての検査や治療の手順が入力され(S8)、電子カルテ情報取得部13に送出される。
本実施形態においては、1回目および2回目の注射の投与経路として、「左手背静脈点滴」が入力される。
電子カルテ情報取得部13で取得された診療手順の情報は表示画面情報生成部14に送出されて表示画面情報が生成され、図29のように表示部15に表示される。
そして、ステップS6で確保された医薬品等を用いるとともに、表示部15に表示された診療手順の情報を利用し、医師により医療行為が実施される(S9)。
上記において、電子カルテ情報取得部13で入力部11から取得された情報、および表示画面情報生成部14で生成された情報は、すべて記憶部12の電子カルテ情報記憶部12bに記憶される。
以上の本実施形態の電子カルテ情報表示装置によれば、従来は医師の思考で立案されていたのみであった薬剤間の充当に関する情報が電子カルテ情報に明確に記録および表示されるため、正確な診療計画を管理することができるとともに、診療計画作成時に物品管理状態も合わせて計画し指示することができる。
また、従来の包装単位に基づいた指示のみでは記録されなかった薬剤の用薬量や棄薬量が診療計画として電子カルテ情報に明確に記録および表示されるため、正確な診療計画を管理することができる。
また、診療計画の作成と医療行為の実施との両方に共通する実施計画時間が容易に記載できるため、医療行為の実施時に診療計画の実施時間が明確に指示可能になる。
上述した薬剤の処方、注射の他の医療行為の中で、診療計画と実施される医療行為との間でずれが生じるおそれがあるものとして以下に挙げる行為がある。
(a)検査:診療計画とは異なり、実施される行為には外注・緊急などの種別、検体種別(尿・血液・髄液など)があり、これらは密接に医学的見地と結びついている。
(b)処置:実施の中で注射や処方を伴う場合に、上記実施形態と同様の問題が生じる。
(c)放射線:検査の目的と伝票とは1対1の関係になっており数量上の問題は生じにくいが、検査伝票の集約からくる情報の再整理が問題となる。
これらの行為においても、診療計画そのものと実施される医療行為をそれぞれ記録および表示することにより、正確な医療情報を管理することができる。
また、本実施形態においては、注射の開始日時および所要時間を入力してこれらから終了日時を算出するようにしたが、これには限定されず、開始日時と終了日時から所要時間を算出するかまたは所要時間と終了日時から開始日時を算出するようにしてもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態においては、記憶部は電子カルテ表示情報装置内に設けた構成としたがこれには限定されず、電子カルテ情報取得部および表示情報生成部を有する装置とネットワークを介して接続されたサーバ等の別装置内に設けるようにしてもよい。
このように構成することにより、記憶部内の情報量が膨大になったときにも対応することができる。
なお、上記の第1、第2及び第3の実施形態における電子カルテ情報表示装置1は、これに限定するわけではないが、パーソナルコンピュータ(PC)により構成され得る。この場合、記憶部12、電子カルテ情報取得部13、表示画面情報生成部14、及び表示部15が奏する機能をPCに実行させるプログラムを作成し、このプログラムをPC上で走らせることにより、本発明の実施である電子カルテ情報の表示等を実施することが可能である。
また、そのようなプログラムが予め記録されたCD(CD−RW、CD−R)を用いて、そのプログラムをPCにダウンロードしてよいことは言うまでもない。記録媒体は、CDに限らず、他の種類の光ディスク(例えばDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)、磁気ディスク、磁気テープ、光テープ、半導体メモリ、カード型のハードディスク等であってもよい。
産業上の利用の可能性
本発明は、医療分野の電子カルテで使用され得る。具体的には、本発明によれば、電子カルテにおける医療情報が適切に管理され表示される。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置は、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置において、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得する用薬量取得手段と、前記用薬量取得手段で取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成する治療計画情報生成手段と、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量取得手段で取得された用薬量に充当する量を取得する充当量取得手段と、医薬品ごとの、前記用薬量取得手段で取得された用薬量から、前記充当量取得手段で取得された充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成する物品調達情報生成手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2は請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記治計画情報生成手段で生成された治療計画情報、および前記物品調達情報生成手段で生成された物品調達情報を表示する表示部をさらに有することを特徴とする。
また、請求項3は請求項1または2に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記用薬量取得手段は、前記用薬量の詳細情報として、前記医薬品ごとの1日あたりの投与回数分の投与時間が、予め設定された1日の中の各投与時間を示す投与時間パターンの中から選択されるか、所定の時刻が入力されるか、または所定の時間間隔が入力されることで、前記投与回数および前記投与時間の情報を取得することを特徴とする。
また、請求項4は請求項1〜3いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記医薬品の情報は、当該装置が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の電子カルテ情報生成方法は、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置が、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得し、前記取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成し、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量に充当する量を取得し、医薬品ごとの、前記用薬量から前記充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成することを特徴とする。
また、請求項6は請求項5に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記生成された治療計画情報および物品調達情報を表示することを特徴とする。
また、請求項7は請求項5または6に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記用薬量の詳細情報として、前記医薬品ごとの1日あたりの投与回数分の投与時間が、予め設定された1日の中の各投与時間を示す投与時間パターンの中から選択されるか、所定の時刻が入力されるか、または所定の時間間隔が入力されることで、前記投与回数および前記投与時間をさらに取得することを特徴とする。
また、請求項8は請求項5〜7に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記医薬品の情報は、当該装置が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
また、請求項9に記載の電子カルテ情報生成プログラムは、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置に、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得する機能と、前記取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成する機能と、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量に充当する量を取得する機能と、医薬品ごとの、前記用薬量から前記充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成する機能とを実行させることを特徴とする。
また、請求項10は請求項9に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記生成された治療計画情報および物品調達情報を表示する機能をさらに有することを特徴とする。
また請求項11は請求項9または10に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記用薬量の詳細情報として、前記医薬品ごとの1日あたりの投与回数分の投与時間が、予め設定された1日の中の各投与時間を示す投与時間パターンの中から選択されるか、所定の時刻が入力されるか、または所定の時間間隔が入力されることで、前記投与回数および前記投与時間をさらに取得する機能を有することを特徴とする。
また、請求項12は請求項9〜11いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記医薬品の情報は、当該装置が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含むことを特徴とする。
本実施形態においては、備薬量として、「ミカルディス(登録商標)」は「33錠」、「ロンゲス(登録商標)」は「19錠」、「ジスロマック(登録商標)」は「0錠」、「ムコダイン(登録商標)」は「49錠」が入力される。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置は、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置において、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得する用薬量取得手段と、前記用薬量取得手段で取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成する治療計画情報生成手段と、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量取得手段で取得された用薬量に充当する量を取得する充当量取得手段と、医薬品ごとの、前記用薬量取得手段で取得された用薬量から、前記充当量取得手段で取得された充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成する物品調達情報生成手段と、前記治療計画情報生成手段で生成された治療計画情報と前記物品調達情報生成手段で生成された物品調達情報とを、区別して記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2は請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置であり、前記記録手段に記録された前記治療計画情報および前記物品調達情報を、区別して表示する表示部をさらに有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の電子カルテ情報生成方法は、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置が、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得する用薬量取得ステップと前記用薬量取得ステップで取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成する治療計画情報取得ステップと、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量取得ステップで取得された用薬量に充当する量を取得する充当量取得ステップと、医薬品ごとの、前記用薬量取得ステップで取得された用薬量から、前記充当量取得ステップで取得された充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成する物品調達情報生成ステップと前記治療計画情報生成ステップで生成された治療計画情報と前記物品調達情報生成ステップで生成された物品調達情報とを、区別して記録する記録ステップとを有することを特徴とする。
また、請求項6は請求項5に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記記録ステップで記録された前記治療計画情報および前記物品調達情報を、区別して表示する表示ステップをさらに有することを特徴とする。
また、請求項7は請求項5または6に記載の電子カルテ情報生成方法であり、前記用薬量取得ステップでは、前記用薬量の詳細情報として、前記医薬品ごとの1日あたりの投与回数分の投与時間が、予め設定された1日の中の各投与時間を示す投与時間パターンの中から選択されるか、所定の時刻が入力されるか、または所定の時間間隔が入力されることで、前記投与回数および前記投与時間を取得することを特徴とする。
また、請求項9に記載の電子カルテ情報生成プログラムは、患者に投与する医薬品の情報を電子カルテ上で管理する電子カルテ情報生成装置に、医薬品ごとの、前記患者に投与すべき量である用薬量を取得する用薬量取得機能と前記用薬量取得機能で取得された用薬量に基づいて、前記患者の治療計画情報を生成する治療計画情報取得機能と、医薬品ごとの、患者または医師により備蓄され前記用薬量取得機能で取得された用薬量に充当する量を取得する充当量取得機能と、医薬品ごとの、前記用薬量取得機能で取得された用薬量から、前記充当量取得機能で取得された充当する量を差し引いた量を、調達が必要な量として物品調達情報を生成する物品調達情報生成機能と、前記治療計画情報生成機能で生成された治療計画情報と前記物品調達情報生成機能で生成された物品調達情報とを、区別して記録する記録機能とを実行させることを特徴とする。
また、請求項10は請求項9に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記記録機能で記録された前記治療計画情報および前記物品調達情報を、区別して表示する表示機能をさらに有することを特徴とする。
また請求項11は請求項9または10に記載の電子カルテ情報生成プログラムであり、前記用薬量取得機能では、前記用薬量の詳細情報として、前記医薬品ごとの1日あたりの投与回数分の投与時間が、予め設定された1日の中の各投与時間を示す投与時間パターンの中から選択されるか、所定の時刻が入力されるか、または所定の時間間隔が入力されることで、前記投与回数および前記投与時間を取得することを特徴とする。

Claims (21)

  1. 医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶するように構成した記憶部と、
    診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力するように構成した入力部と、
    前記入力部から入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶部から取得するように構成した電子カルテ情報取得部と、
    前記電子カルテ情報取得部で取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成するように構成した表示画面情報生成部と、
    を備えることを特徴とする電子カルテ情報生成装置。
  2. 前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示するように構成した表示部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ情報生成装置。
  3. 前記入力部から入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報は、前記記憶部の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子カルテ情報生成装置。
  4. 前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、
    前記入力部からは、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力する
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置。
  5. 前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子カルテ情報生成装置。
  6. 前記記憶部に記憶される医療行為情報は、当該装置が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置。
  7. 電子カルテ情報取得部で取得された前記診療計画に関する情報は、取得後に前記入力部から入力された情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新される
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成装置。
  8. 医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶する記憶ステップと、
    診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力する入力ステップと、
    入力された前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶ステップで記憶した情報から取得する電子カルテ情報取得ステップと、
    前記電子カルテ情報取得ステップで取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成する表示画面情報生成ステップと、
    を備えることを特徴とする電子カルテ情報生成方法。
  9. 前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップを有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子カルテ情報生成方法。
  10. 前記入力ステップで入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報が、前記記憶ステップで記憶された中の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶される追加記憶ステップを有する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の電子カルテ情報生成方法。
  11. 前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、
    前記入力ステップにおいては、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力する
    ことを特徴とする請求項8〜10いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法。
  12. 前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力される
    ことを特徴とする請求項11に記載の電子カルテ情報生成方法。
  13. 前記記憶ステップで記憶される医療行為情報は、当該方法が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含む
    ことを特徴とする請求項8〜12いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法。
  14. 電子カルテ情報取得ステップにおいて取得された前記診療計画に関する情報は、取得後の前記入力ステップにおいて入力される情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新される
    ことを特徴とする請求項8〜13いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法。
  15. 電子カルテ情報生成装置に、
    医療行為ごとの詳細情報である複数の医療行為情報と、前記医療行為情報により構成された患者ごとのカルテ情報とを記憶する記憶ステップと、
    診療計画に関する情報と実施行為に関する情報とをそれぞれ入力する入力ステップと、
    入力された前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報を取得して、この診療計画に関する情報または実施行為に関する情報に対応する医療行為情報およびカルテ情報を前記記憶ステップで記憶した情報から取得する電子カルテ情報取得ステップと、
    前記電子カルテ情報取得ステップで取得された、前記診療計画に関する情報および前記実施行為に関する情報と、前記医療行為情報と、前記カルテ情報とに基づいて表示画面情報を作成する表示画面情報生成ステップと、
    を実行させるための電子カルテ情報生成プログラム。
  16. 前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップを有する
    ことを特徴とする請求項15に記載の電子カルテ情報生成プログラム。
  17. 前記入力ステップで入力された診療計画に関する情報および実施行為に関する情報が、前記記憶ステップで記憶された中の該当する患者のカルテ情報に追加して記憶される追加記憶ステップを有する
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の電子カルテ情報生成プログラム。
  18. 前記医療行為は投与または注射する薬剤の処方であり、
    前記入力ステップにおいては、前記診療計画に関する情報としての薬剤の診療計画管理用処方および前記実施行為に関する情報としての物流管理用処方を入力する
    ことを特徴とする請求項15〜17いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成プログラム。
  19. 前記薬剤の診療計画管理処方は、予め設定された薬剤の各服用時間が示されたパターンから選択されることにより入力される
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子カルテ情報生成方法。
  20. 前記記憶ステップで記憶される医療行為情報は、当該方法が使用される医療機関で扱われている情報およびこの医療機関以外で扱われている情報を含む
    ことを特徴とする請求項15〜19いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成プログラム。
  21. 電子カルテ情報取得ステップにおいて取得された前記診療計画に関する情報は、取得後の前記入力ステップにおいて入力される情報および既に実行された前記実施行為に関する情報の内容に基づいて更新される
    ことを特徴とする請求項15〜20いずれか1項に記載の電子カルテ情報生成方法。
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