JPWO2008032602A1 - インバータ回路 - Google Patents

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Abstract

ゲートスレッショルド電圧Vthの変動を生じさせないFETを用いたインバータ回路を提供する。負荷トランジスタと、前記負荷トランジスタと直列接続され入力信号に応じて前記負荷トランジスタに負荷電流を供給する駆動トランジスタと、を含むインバータ回路であって、負荷トランジスタは、互いに並列接続された被制御端子を有する少なくとも2つのFETを有する。駆動部は該FETをその被制御端子を介して交互にオン駆動する。

Description

本発明は、電界効果型トランジスタ(FET)を用いたインバータ回路に関し、特にFETのゲートストレスによるゲートスレッショルド電圧の変動を抑制したインバータ回路に関する。
有機ELディスプレイや液晶ディスプレイ等の画素駆動用素子として用いられるTFT(Thin Film Transistor)は、FETの一種であり、アモルファスシリコン(a−Si)や有機半導体等によって形成されている。これらのTFT素子は、ゲートに一定の電圧を印加し続けると、これがストレスとなってゲートスレッショルド電圧Vthが変動することが知られている。
図1は、エンハンスメント型PチャンネルTFTのゲート−ソース間へ負電圧を印加し続けた場合における、前記負電圧印加前後のドレイン電流ID−ゲート電圧VGE特性を示したものである。図中のP1は負電圧を印加する前のPチャンネルTFTの初期のID−VGE特性を示し、P2は負電圧を印加した後のID−VGE特性を示している。すなわち、PチャンネルTFTのゲート−ソース間に負電圧のゲートストレスを印加し続けると、ゲートスレッショルド電圧Vthは、負の方向に変動することを示している。尚、ゲート−ソース間に正電圧のゲートストレスを印加し続けたときには、上記した場合とは逆の正の方向にVthが変動する。
また、ゲートに印加される電圧が高い程、Vthの変動速度は増し、さらに、ゲートバイアスよって変動したVthは、そのバイアス極性とは逆極性のバイアスにより又は、ゲート−ソース間に0Vを印加し続けることによりVth変動前の初期特性に復帰することも知られている。
特許文献1は、かかるVth変動に応じた電圧をバックゲートに印加することによって、Vth変動を補償するシフトレジスタについて開示している。
特開2006−174294号公報
上記した如き特性を有するTFTをE/E型(エンハンスメント型負荷/エンハンスメント型駆動)インバータ回路に適用した場合について考える。E/E型インバータは、互いに直列接続された2つのトランジスタの一方を入力信号に応じてオンオフ動作するスイッチとして機能させ、他方を負荷として機能させるものである。このタイプのインバータはNチャンネル又はPチャンネルのいずれか1つのプロセスで製造することが可能なため、アモルファスシリコンや有機半導体によって形成されるTFTを使用して簡単なプロセスで作製できるというメリットがある。
図2は、PチャンネルFETで構成したE/E型インバータの回路構成の一例を示す図であり、駆動TFT100及び負荷TFT101によって構成されている。負荷TFT101は、ゲートGおよびドレインDが接地電位GNDに固定され、ソースSが駆動TFT100のドレインDに接続され、インバータ回路の出力端をなす。駆動TFT100のソースSには電源電圧VDDが印加され、インバータ回路の入力端をなす駆動TFT100のゲートGにローレベルの入力信号が入力されると、駆動TFT100がオン状態となり、インバータ回路の出力はハイレベルとなる。すなわち、この場合には出力端において駆動TFT100と負荷TFT101のオン抵抗比に応じた分圧比で電源電圧VDDが分圧され、この分圧された電圧がインバータ回路の出力電圧として出力される。一方、駆動TFT100のゲートGにハイレベルの入力信号が入力されると、駆動TFT100がオフ状態となり、インバータ回路の出力はローレベルとなるが、この場合、出力電圧は0Vとはならず、接地電位GNDより負荷TFT101のゲートスレッショルド電圧Vth分高い電圧が出力端より出力される。
ここで、負荷TFT101のゲートGは、接地電位GNDに固定されているため、負荷TFT101のゲートG−ソースS間には、インバータ回路の出力に応じて、ハイレベルおよびローレベルの出力電圧が断続的に印加されることとなる。そして、ハイレベル及びローレベルの出力電圧のいずれが印加された場合においても、負荷TFT101のゲート−ソース間電圧は負となり、これがゲートストレスとなって負荷TFT101のゲートスレッショルドVthの変動を引き起こすことになるのである。この場合においては、ゲートGに負電圧が印加された場合と同様、その絶対値が増大する方向にVthが変動する。
そして、このVth変動が進行すると、負荷TFT101の負荷特性が大きく変化し、極端な場合負荷TFT101のソースS−ドレインD間は殆ど非導通状態に至り、負荷として全く機能しなくなる恐れがある。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、一つの目的は、ゲートスレッショルド電圧の変動を生じさせないTFT用いたインバータ回路を提供することである。
本発明のインバータ回路は、負荷トランジスタと、前記負荷トランジスタと直列接続され入力信号に応じて前記負荷トランジスタに負荷電流を供給する駆動トランジスタと、を含むインバータ回路であって、前記負荷トランジスタは、互いに並列接続された被制御端子を有する少なくとも2つのFETと、前記FETをその被制御端子を介して交互にオン駆動する駆動部と、を有することを特徴としている。
エンハンスメント型PチャンネルTFTのゲート−ソース間へ負電圧を印加し続けた場合における、負電圧印加前後のドレイン電流−ゲート電圧特性を示す図である。 従来のインバータ回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施例であるインバータ回路を備えたELディスプレイ装置の概略構成図である。 本発明の実施例であるインバータ回路を含むシフトレジスタの回路ブロック図である。 本発明の実施例であるインバータ回路を含むシフトレジスタの回路ブロック図である。 本発明の実施例であるインバータ回路に供給される駆動パルス信号のタイミングチャートである。 本発明の他の実施例であるインバータ回路を含むシフトレジスタの回路ブロック図である。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
本実施例においては、本発明に係るインバータ回路をマトリックス駆動方式のディスプレイ装置における走査ライン駆動回路のシフトレジスタに適用した場合を例に説明する。
図3は、マトリックス駆動型ELディスプレイ装置の概略構成を示す図である。図3に示す如く、ELディスプレイ装置は、表示パネル10と、この表示パネル10を映像信号に応じて駆動する走査ライン駆動部40及びデータライン駆動部50とから構成される。表示パネル10にはn個の水平走査ライン各々を担う走査ラインA1〜An及び各走査ラインに交差して配列されたm個のデータラインB1〜Bmが形成されている。表示パネル10における上記走査ラインA1からAnおよびデータラインB1〜Bmの各交差部には画素を担う有機EL等の発光素子(図示せず)およびこれを駆動するための画素駆動回路E1,1〜En,mが形成されている。これらの画素駆動回路E1,1〜En,mは、表示パネル10のガラス基板上に形成されたアモルファスシリコン又は有機半導体からなるTFTで構成されている。
走査ライン駆動部40は、各走査ラインA1〜Anに順次走査パルス信号を印加することで、各走査ラインに接続された画素駆動回路を構成するTFT(図示せず)をオン状態とし、画素データの書き込み対象としていく。そして、データライン駆動部50は上記走査パルス信号の印加タイミングに同期させて、各水平走査ラインに対応した入力映像信号に応じた画素データパルス信号を発生し、これらをデータラインB1〜Bmにそれぞれ印加する。尚、画素データパルス信号の各々は、入力映像信号の各々のよって示される輝度レベルに応じたパルス電圧を有する。上記走査パルス信号に応じてオン状態となった画素駆動回路内のTFT(図示せず)は、データラインを介して供給された上記画素データパルス信号に応じた発光駆動電流を発光素子(図示せず)に供給する。発光素子は、この発光駆動電流に応じた輝度で発光する。尚、上記画像データパルス信号は図示しないキャパシタに保持され、画像データパルス信号の供給が停止した後においても、上記発光駆動電流を発光素子に流し続ける。かかる動作によって1フレーム(1画面)が構成される。
走査ライン駆動部40は、各走査ラインA1〜Anに走査パルス信号を順次印加するシフトレジスタ41を備えている。シフトレジスタ41は、上記した画素駆動回路E1,1〜En,mと同じく、表示パネル10を構成するガラス基板上に形成されたアモルファスシリコン又は有機半導体からなるTFTで構成されている。図4は、走査ライン駆動部40を構成するシフトレジスタ41の構成の一例を示す図である。シフトレジスタ41は、n本の走査ラインのそれぞれに対応するn段のレジスタ回路41−1、41−2・・・が直列接続された構成となっており、各レジスタ回路41−1、41−2・・・から出力される出力パルスは、次段のレジスタ回路に供給されるとともに、対応する走査ラインA1、A2・・・にも供給される。各レジスタ回路は、クロックドインバータ01、02およびインバータ03によって構成される。クロックドインバータ01及び02には、シフト動作の同期信号であるクロック信号CKLとこれを反転させた反転クロック信号CLKINVとがレジスタ回路の奇数段と偶数段とで交互に入れ替わりながら供給される。各レジスタ回路41−1、41−2・・・は、それぞれ1ビットの状態記憶回路であり、供給されるクロック信号および反転クロック信号に応じて書き込み/保持の動作を切り替える。この際、奇数段と偶数段とでクロックパルスCLKと反転クロックパルスCLKINVとが交互に入れ替わりながら供給されるので、奇数段と偶数段とで交互に書き込み/保持の動作が行われる。かかる動作によって、シフトレジスタ41は、初段のレジスタ回路41−1に入力された走査パルス信号を順次シフトさせ、各走査ラインへ走査パルス信号を順次供給していくのである。
シフトレジスタ41を構成するインバータ03は、上記した如きE/E型(エンハンスメント型負荷/エンハンスメント型駆動)インバータ回路によって構成することができる。図5は、図4に示したシフトレジスタ41におけるインバータ03を本発明に係るインバータ回路で構成したレジスタ回路のブロック図である。インバータ回路03は、駆動TFT100と、互いに並列接続された負荷TFT101a、101bと、負荷TFT101a、101bの各々を駆動するための駆動パルス信号を供給する駆動部102とで構成される。インバータ回路03を構成する各TFTは全てエンハンスメントタイプのPチャンネルFETで構成されている。すなわち、負荷TFT101a、101b及び駆動TFT100は、PチャンネルFETの製造プロセスで形成されている。
インバータ回路03の入力端をなす駆動TFT100のゲートGには、クロックドインバータ01及び02からの出力信号がインバータ回路03の入力信号として供給される。
そして、駆動TFT100のソースSには電源電圧VDDが印加され、ドレインDは負荷TFT101a及び101bに接続される。駆動TFT100は、ゲートGを介して供給される入力信号に応じてオンオフ動作し、オン動作時において負荷電流を電源から取り出して、負荷TFT101aおよび101bに供給し、オフ動作時において負荷電流の供給を停止させることでインバータ回路03の出力電圧の切り替えを行う。
インバータ回路03の負荷をなす負荷TFT101aと101bは、互いに並列接続されており、双方のドレインDは接地電位に固定され、ソースSは駆動TFT100のドレインDと接続される。そしてこの接続点はインバータ回路03の出力端をなし、ここから出力される出力電圧は次段のレジスタ回路に供給され、また、対応する走査ラインに走査パルス信号として供給される。負荷TFT101aおよび101bの被制御端子であるゲートGは駆動部102に接続される。
駆動部102は、負荷TFT101aおよび101bのゲートGを介して駆動パルス信号を供給し、負荷TFT101aおよび101bの駆動制御を行う。すなわち、本発明のインバータ回路03においては、負荷TFTのゲート電位は、ある一定の状態に固定されず、駆動部102から供給される駆動パルス信号によって変化し、更にこの駆動パルス信号の印加によって負荷TFTはオンオフ動作するのである。
ここで負荷TFT101aと101bは互いに並列接続されているため、いずれか一方のみがオン状態となっていれば、そのオン状態となったTFTに負荷電流が流れるため、負荷としての機能が確保される。そこで、駆動部102は、以下に説明する負荷TFT101aおよび101bの駆動制御を行うことによって、負荷TFT101a及び101bに対するゲートストレスを排除し、Vth変動を抑制する。
すなわち、従来のインバータ回路では、上記したように負荷TFTのゲート電位は固定されており、インバータ回路の出力に応じて、負荷TFTのゲートG−ソースS間には、ハイレベルおよびローレベルの出力電圧が断続的に印加され、これがゲートストレスとなってゲートスレッショルドVthの変動を引き起こしていた。これに対して本発明では、各負荷TFTのゲートG−ソースS間を交互に正バイアス及び負バイアスすることによって、負荷としての機能を確保しつつ、ゲートストレスを排除してVth変動を生じさせないようになっている。
図6は、駆動部102が負荷TFT101a及び101bのゲートGの各々に供給する駆動パルス信号のタイミングチャートの一例を示したものである。図6に示す如く駆動部102はハイレベルの駆動パルス信号(オフ信号)とローレベルの駆動パルス信号(オン信号)をデューティ比50%の一定周期で交互に負荷TFT101aおよび101bに供給する。すなわち、駆動部102は、2つの信号レベルを有する駆動パルス信号を互いに逆位相で各負荷TFTに供給するのである。ハイレベルの駆動パルス信号の電圧は例えばインバータ回路03のハイレベルの出力電圧と等しい値に設定され、ローレベルの駆動パルス信号の電圧は例えば接地電位(0V)に設定される。そして、負荷TFTにハイレベルの駆動パルス信号が印加されているときは、その負荷TFTはオフ状態となり、ローレベルの駆動パルス信号が印加されているときは、その負荷TFTはオン状態となる。また、上記したようにハイレベルとローレベルの駆動パルス信号が交互に各負荷TFTに供給されるため、負荷TFT101aがオン状態のときは負荷TFT101bがオフ状態となり、負荷TFT101aがオフ状態のときは負荷TFT101bがオン状態となる。つまり、いずれか一方の負荷TFTは必ずオン状態となっているため、負荷としての機能は常に確保されるようになっている。
ここで、駆動パルス信号のハイレベル/ローレベルの切り替え時において、図6に示すように、負荷TFT101a及び101bの双方に同時にローレベルの駆動パルス信号を印加する期間を設け、インバータ動作に支障をきたさないようにすることが好ましい。すなわち、このように駆動タイミングを調整することによって、双方の負荷TFTに同時にハイレベルの駆動パルス信号が印加されることにより、これらが同時にオフ状態となってしまうのを確実に防止することができるのである。
かかる負荷TFTのゲート電圧制御を行うことによって、負荷TFTのゲートGがソースSに対して正バイアスされる期間と負バイアスされる期間とが存在することになる。つまり、インバータの出力電圧がローレベルであり、且つ負荷TFTには駆動部102よりハイレベルの駆動パルス信号が供給される期間においては、負荷TFTのゲートGは正バイアスされ、一方、インバータの出力電圧がハイレベルであり、且つ負荷TFTには駆動部102よりローレベルの駆動パルス信号が供給される期間においては、負荷TFTのゲートGは負バイアスされる。そして、この正バイアスと負バイアスの大きさをそれぞれ等しく設定するとともに、単位時間あたりにおける正バイアス期間と負バイアス期間の長さがほぼ等しくなるように駆動パルス信号のデューティ比を設定することにより、負荷TFTのゲートG−ソースS間の平均電圧を略ゼロとすることができるのである。そして、これによってゲートストレスが排除され、負荷TFTのVth変動を抑制することができるのである。尚、上記実施例においては、負荷TFTのゲートG−ソースS間の平均電圧を略ゼロとするべく、ゲートGに印加するハイレベルの駆動パルス信号の電圧をインバータの出力電圧に設定し、ローレベルの駆動パルス信号の電圧を接地電位に設定し、また、駆動パルス信号のデューティ比を50%に設定するようにしたが、これに限定されず、TFTのVth変動特性に応じて適宜変更してもよい。
尚、上記した実施例においては、負荷TFT及び駆動TFTをそれぞれPチャンネルFETで構成することとしたが、これらをNチャンネルFETで構成することとしてもよい。図7は、上記実施例のインバータ回路をNチャンネルTFTで構成した場合の回路ブロック図である。同図に示す如く、E/E型インバータ回路をNチャンネルFETで構成する場合には互いに並列接続された負荷TFT201a、202bは電源側に接続され、駆動TFT200はGND側に接続される。駆動部102より各負荷TFTに供給される駆動パルス信号の印加方法は、Pチャンネルの場合と同一であるが、ハイレベルの駆動パルス信号によって負荷TFTがオン状態となり、ローレベルの駆動パルス信号によってオフ状態となる点でPチャンネルの場合と異なる。この場合においても、負荷TFTのゲートストレスは排除され、Vth変動を抑制することが可能となる。
また、上記した実施例においては駆動部102が各負荷TFTに駆動パルス信号を供給することとしたが、クロックパルスCLKのハイレベルとローレベルの電圧がそれぞれ、負荷TFTをオンオフ駆動し得る電圧に設定されている場合には、上記駆動パルス信号に替えて既存のクロックパルスCLK及び、反転クロックパルスCLKINVを負荷TFTのゲートGに供給するようにしても良い。これにより、駆動部102を個別に設けることなく負荷TFTを駆動することができ、インバータ回路を簡単に構成することができる。
また、本実施例においてはインバータ回路を走査ライン駆動部のシフトレジスタに適用した場合を例に説明したが、これに限定されずTFTで構成される種々の回路に適用可能である。
また、上記実施例では、負荷TFTを2つのFETを並列接続して構成し、これらを交互にオン駆動することとしたが、3つ以上のFETを互いに並列接続してもよい。この場合においては、少なくとも1つの負荷TFTがオン状態となるように、所定の順序に従って各TFTがオン駆動されるように駆動パルス信号を設定すればよい。
以上の説明から明らかなように、本発明のインバータ回路によれば、負荷TFTは、互いに並列接続された少なくとも2つのTFTで構成され、各負荷TFTのゲート−ソース間電圧は正バイアスされる期間と負バイアスされる期間がほぼ均等になるように駆動パルス信号が与えられ、更にこの駆動パルス信号によって少なくとも1つの負荷TFTがオン状態となるように制御されるので、各負荷TFTは負荷としての機能を確保しつつ、ゲートスレッショルド電圧Vthの変動を抑制することが可能となる。

Claims (9)

  1. 負荷トランジスタと、前記負荷トランジスタと直列接続され入力信号に応じて前記負荷トランジスタに負荷電流を供給する駆動トランジスタと、を含むインバータ回路であって、
    前記負荷トランジスタは、互いに並列接続された被制御端子を有する少なくとも2つの電界効果型トランジスタ(FET)と、
    前記FETをその被制御端子を介して交互にオン駆動する駆動部と、を有することを特徴とするインバータ回路。
  2. 前記駆動部は、2つの信号レベルを有する駆動パルス信号を互いに逆位相で前記FETの各々に供給することを特徴とする請求項1に記載のインバータ回路。
  3. 前記駆動パルス信号は、その信号レベルに応じて前記FETのゲートソース間を正バイアス若しくは負バイアスすることを特徴とする請求項2に記載のインバータ回路。
  4. 前記駆動パルス信号の各信号レベルの発生期間は互いに略等しいことを特徴とする請求項2又は3に記載のインバータ回路。
  5. 前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタは同一プロセス内で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のインバータ回路。
  6. 前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタはPチャンネルFETであることを特徴とする請求項5に記載のインバータ回路。
  7. 前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタはNチャンネルFETであることを特徴とする請求項5に記載のインバータ回路。
  8. 前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタは、アモルファスシリコンからなることを特徴とする請求項6又は7に記載のインバータ回路。
  9. 前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタは、有機半導体にからなることを特徴とする請求項6又は7に記載のインバータ回路。
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