JPWO2007129620A1 - 無線通信基地局装置および無線通信基地局装置における送信方法 - Google Patents
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Abstract
割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータのSFN送信を可能とすることができる基地局。この基地局において、配置部(109)は、複数のOFDMシンボルにおいて複数のサブキャリアのいずれかに、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットをそれぞれ配置してIFFT部(110)に出力し、IFFT部(110)は、複数のサブキャリアに対してIFFTを行ってOFDMシンボルを生成する。配置部(109)は、ユニキャストデータが配置され、かつ、マルチキャストデータが配置されないサブフレームでは、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報を配置し、マルチキャストデータが配置されるサブフレームでは、その共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータを配置する。
Description
本発明は、無線通信基地局装置および無線通信基地局装置における送信方法に関する。
近年、移動体通信においては、音声以外に画像やデータ等の様々な情報が伝送の対象になっている。これに伴って、高信頼かつ高速な伝送に対する必要性がさらに高まっている。しかし、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
周波数選択性フェージング対策技術の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信に代表されるマルチキャリア通信が注目されている。マルチキャリア通信では、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数のサブキャリアを用いてデータが伝送される。特に、OFDM通信は、データが配置される複数のサブキャリアの周波数が互いに直交しているため、マルチキャリア通信の中でも最も周波数利用効率が高く、また、比較的簡単なハードウェア構成でマルチキャリア通信を実現できる。このため、OFDM通信は、セルラ方式の移動体通信に採用される通信方法として注目されており、様々な検討が加えられている。また、OFDM通信では、符号間干渉(ISI:IntersymbolInterference)を防止するために、各OFDMシンボルの先頭にそのOFDMシンボルの後端部分をサイクリック・プリフィクス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。これにより、受信側では、遅延波の遅延時間がCPの時間長(以下、CP長という)以内に収まる限りISIを防止することができる。
また、OFDM通信においては、サブキャリアごとのチャネル推定を行うために、通信帯域に渡って分散配置されたパイロットが送信される。さらに、パイロットが割り当てられるサブキャリアをサブフレームごとにホッピングさせることが検討されている。パイロットをホッピングさせる際には、隣接セル間においてパイロット同士が干渉し合うことを防止するために、セル間で互いに異なるホッピングパターンを用いるようにする。
また、OFDM通信においてマルチユーザダイバーシチを得るために、サブキャリア割当とMCS(Modulation and Coding Scheme)割当とからなる周波数スケジューリングを行うことが検討されている。周波数選択性フェージング伝搬路においては各移動局の伝搬路品質が周波数成分毎に異なるため、基地局は、移動局からフィードバックされる伝搬路品質情報に基づいて各移動局に対してサブキャリア割当とMCS割当を行う。これらの割り当ては下り回線および上り回線の双方に対しサブフレーム毎に行われる。よって、周波数スケジューリングを行う基地局は、サブフレーム毎に下り回線の割当情報(DL割当情報)および上り回線の割当情報(UL割当情報)を制御情報として各移動局へ送信する。通常、DL割当情報およびUL割当情報は、データ送信に先立ってサブフレームの先頭でパイロットと共に送信される。
また、最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの基地局が複数の移動局に同時に同じデータを送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。また、マルチキャスト通信を用いて行うサービスとしては1つの基地局ではカバーしきれない比較的広い通信エリアに対するサービスが想定されるため、マルチキャスト通信では複数の基地局から同じデータを送信することでその広い通信エリア全体をカバーする。つまり、マルチキャストデータは、複数のセルにおいて互いに同一のデータとなる。このようにマルチキャスト通信では複数の基地局から同時に同じマルチキャストデータが送信されるため、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局からのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
ここで、マルチキャスト通信にOFDM方式を用いる場合、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局から同時に送信される複数の同一OFDMシンボルがCP長以内の時間差で受信されると、それらのOFDMシンボルが合成されて受信電力が増幅された状態で受信される。このように複数の基地局から同一データを同一のリソース(同一時刻および同一周波数)を用いて送信する方法をSFN(Single Frequency Network)送信と呼ぶ。SFN送信においては、移動局ではセル間干渉なくデータを受信することができるため、誤り率が低い高品質な伝送が可能となる。また、このような合成された信号の伝搬路変動(位相変動および振幅変動)をチャネル推定により補正するためには、合成された信号のチャネル推定値が必要となる。よって、OFDM方式を利用したマルチキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるマルチキャストデータ用パイロットについても、マルチキャストデータ同様、複数の基地局から同時に同一のパイロットが送信される必要がある。つまり、マルチキャストデータ用パイロットは複数のセルに共通のパイロットである必要がある。
一方、ユニキャスト通信では、複数の基地局が互いに異なるユニキャストデータを送信する(非特許文献1参照)。つまり、ユニキャストデータは、複数のセル毎に互いに異なるデータとなる。よって、ユニキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、ユニキャストデータ同様、複数の基地局から互いに異なるユニキャストデータ用パイロットが送信される必要がある。つまり、ユニキャストデータ用パイロットは複数のセル毎に互いに異なるパイロットである必要がある。
そして、最近、マルチキャストデータとユニキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重することが検討されている(非特許文献2参照)。また、DL割当情報およびUL割当情報等のユニキャストデータ用制御情報とマルチキャストデータとを同一サブフレーム内に時間多重することが検討されている(非特許文献3参照)。
なお、マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。しかし、1つの基地局が複数の移動局に同時に同じデータを送信する点において、マルチキャストとブロードキャストとは同一である。よって、文献によっては、マルチキャストとブロードキャストとを合わせたMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を用いた説明がなされることもある。また、文献によっては、マルチキャストの代わりにブロードキャストを用いた説明がなされることもある。
3GPP TSG RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting (2005.06) R1-050589 "Pilot channel and scrambling code in evolved UTRA downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060778 "MBMS Channel Structure for E-UTRA Downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060917 "Multiplexing of multi-cell MBMS and unicasttransmission"
3GPP TSG RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting (2005.06) R1-050589 "Pilot channel and scrambling code in evolved UTRA downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060778 "MBMS Channel Structure for E-UTRA Downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060917 "Multiplexing of multi-cell MBMS and unicasttransmission"
ここで、移動体通信システムにおいて、上記の技術を組み合わせた無線通信を行う場合を考える。すなわち、OFDM方式によりユニキャスト通信およびマルチキャスト通信を行うとともに、マルチキャストデータとユニキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重する。また、ユニキャストデータに対して周波数スケジューリングを行い、DL割当情報およびUL割当情報等のユニキャストデータ用制御情報とマルチキャストデータとを同一サブフレーム内に時間多重する。また、ユニキャストデータ用制御情報をサブフレームの先頭でパイロットと共に送信する。さらに、パイロットを割り当てるサブキャリアをセル間で互いに異なるホッピングパターンに従ってサブフレームごとにホッピングさせる。
この場合、例えば、セルAでの信号配置は図1に示すようになり、セルAに隣接するセルBでの信号配置は図2に示すようになる。図1および図2において、‘CDL’はDL割当情報等の下り回線のユニキャストデータ用制御情報を示し、‘CUL’はUL割当情報等の上り回線のユニキャストデータ用制御情報を示し、‘PLu’はユニキャストデータ用パイロットを示し、‘u’はユニキャストデータを示し、‘m’はマルチキャストデータを示す。また、1OFDMシンボルはサブキャリアf1〜f16から構成され、1サブフレームはOFDMシンボル#1〜#8から構成されるものとする。
図1および図2に示すように、ユニキャストデータからなるサブフレーム#1,#3の先頭OFDMシンボル(OFDMシンボル#1)では、PLu,CDL,CULが送信される。
一方、マルチキャストデータからなるサブフレーム#2では下り回線のユニキャストデータの割り当てが行われないため、CDLが不要となる。よって、サブフレーム#2の先頭OFDMシンボル(OFDMシンボル#1)では、PLuとCULだけが送信され、送信が不要となったCDLの数に相当する分のサブキャリアに割当リソースの空きが生じる。例えばセルA(図1)では、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1においてサブキャリアf1,f5,f9,f13に割当リソースの空きが生じ、セルB(図2)では、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1においてサブキャリアf3,f7,f11,f15に割当リソースの空きが生じる。
よって、サブフレーム#2では、割当リソースの空きが生じたこれらのサブキャリアにマルチキャストデータを割り当てることが可能となる。
しかしながら、サブキャリアf1〜f16のすべてのサブキャリアに渡ってPLuのホッピングが可能であり、かつ、PLuのホッピングパターンがセル間で互いに異なることに起因して、セル#1(図1)において割当リソースの空きが生じたサブキャリアと、セル#2(図2)において割当リソースの空きが生じたサブキャリアとが互いに異なる可能性が高いため、たとえこれらのサブキャリアにマルチキャストデータを割り当てたとしてもマルチキャストデータのSFN送信を行うことができず、かえってマルチキャストデータの新たな割り当てによりセル間干渉が発生して移動局での受信特性が劣化してしまう。
本発明の目的は、割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータのSFN送信を可能とし、マルチキャストデータの移動局での受信特性を向上させることができる無線通信基地局装置および無線通信基地局装置における送信方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、ユニキャストデータが配置され、かつ、マルチキャストデータが配置されない第1サブフレームでは、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報を配置するとともに、前記共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロットを配置する一方、マルチキャストデータが配置される第2サブフレームでは、前記共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置する配置手段と、前記第1サブフレームに配置された下り回線ユニキャストデータ用制御情報およびユニキャストデータ用パイロット、および、前記第2サブフレームに配置されたマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータのSFN送信を可能とし、マルチキャストデータの移動局での受信特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、OFDM方式をマルチキャリア通信方式の一例として説明するが、本発明はOFDM方式に限定されるものではない。
本実施の形態に係る基地局100の構成を図3に示す。
符号化部101は、ユニキャストデータを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化後のユニキャストデータを変調して配置部109に出力する。
符号化部103は、マルチキャストデータを符号化して変調部104に出力する。
変調部104は、符号化後のマルチキャストデータを変調して配置部109に出力する。
符号化部105は、ユニキャストデータ用制御情報のうちDL割当情報等の下り回線のユニキャストデータ用制御情報を符号化して変調部106に出力する。
変調部106は、符号化後の下り回線ユニキャストデータ用制御情報を変調して配置部109に出力する。
符号化部107は、ユニキャストデータ用制御情報のうちUL割当情報等の上り回線のユニキャストデータ用制御情報を符号化して変調部108に出力する。
変調部108は、符号化後の上り回線ユニキャストデータ用制御情報を変調して配置部109に出力する。
また、配置部109には、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットが入力される。
配置部109は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットを、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面のいずれかの位置に配置してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部110に出力する。周波数軸は1OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに対応し、時間軸は順に送信される複数のOFDMシンボルに対応する。つまり、配置部109は、複数のOFDMシンボルにおいて複数のサブキャリアのいずれかに、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットをそれぞれ配置する。
IFFT部110は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットが配置された複数のサブキャリアに対してIFFTを行って時間領域の信号に変換し、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。
CP付加部111は、各OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとして各OFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部112は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ113から移動局へ送信する。
次いで、配置部109での配置処理の詳細についていくつかの配置例を示して説明する。
以下の説明では、下り回線ユニキャストデータ用制御情報を‘CDL’、上り回線ユニキャストデータ用制御情報を‘CUL’、ユニキャストデータ用パイロットを‘PLu’、マルチキャストデータ用パイロットを‘PLm’、ユニキャストデータを‘u’、マルチキャストデータを‘m’と示す。また、1OFDMシンボルはサブキャリアf1〜f16から構成され、1サブフレームはOFDMシンボル#1〜#8から構成されるものとする。また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、共に図3に示す構成を採る。また、セルAとセルBとは互いに隣接する。
以下の配置例ではいずれも、配置部109は、ユニキャストデータ(u)が配置され、かつ、マルチキャストデータ(m)が配置されないサブフレーム#1,#3では、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)を配置するとともに、その共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロット(PLu)を配置する一方、マルチキャストデータ(m)が配置されるサブフレーム#2では、その共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)を配置する。
つまり、配置部109は、互いに異なるサブフレーム間において、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の配置パターンと、マルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)の配置パターンとを互いに同一にし、かつ、これらの配置パターンを複数のセル間で互いに同一にする。また、配置部109は、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置されるサブフレームでは、そのサブフレームにおいて下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置される位置以外の位置にユニキャストデータ用パイロット(PLu)を配置するとともに、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンを複数のセル間で互いに異ならせる。
これにより、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の送信が不要となる場合に、その下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の代わりに配置するマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)を同一のリソース(同一時刻および同一周波数)で移動局へ送信することができるため、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)のSFN送信が可能となる。その結果、マルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)の移動局での受信特性を向上させることができる。
また、より好ましくは、配置部109は、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンをサブフレーム毎に変化させる。移動局では、通信帯域に渡って分散配置されたパイロット間で補間処理を行うことによりすべてのサブキャリアのチャネル推定値を求める。このため、パイロットが配置されたサブキャリアの近くにあるサブキャリアではチャネル推定精度が高く、パイロットが配置されたサブキャリアから離れた位置にあるサブキャリアではチャネル推定精度が低くなる。そこで、各サブキャリアのチャネル推定精度をサブキャリア間で均一にすべく、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンをサブフレーム毎に変化させることがより好ましい。
また、より好ましくは、配置部109は、複数のセルに共通の配置パターンとする下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の配置パターンをすべてのサブフレームにおいて同一とする。これにより、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)に対してセル毎およびサブフレーム毎に異なる配置パターンを設定する際に、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の配置パターンの変化を考慮する必要がなくなるので、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)に対する配置パターンの設定が容易になる。
以下、配置例1〜5について説明する。
<配置例1(図4:セルA,図5:セルB)>
本配置例では、図4および図5に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
本配置例では、図4および図5に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f5,f9,f13以外のサブキャリアf2〜f4,f6〜f8,f10〜f12,f14〜f16にPLuおよびCULを配置する。さらに、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。この際、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
<配置例2(図6:セルA,図7:セルB)>
本配置例は、図6および図7に示すように、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にPLmを配置する点のみが配置例1と異なり、その他の点はすべて配置例1と同じである。
本配置例は、図6および図7に示すように、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にPLmを配置する点のみが配置例1と異なり、その他の点はすべて配置例1と同じである。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたPLmのSFN送信を行うことができる。また、隣接セルにおいてPLuが配置され得ない位置にPLmを配置することできるため、SFN送信を行っているセル群の端においてPLmが隣接セルのパイロットから干渉を受けることを防止できる。
<配置例3(図8:セルA,図9:セルB)>
本配置例では、図8および図9に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLが配置される。
本配置例では、図8および図9に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16以外のサブキャリアf3,f7,f11,f15にPLuを配置する。このように、本配置例では、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム#1〜#3で同一にする。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#5にPLu,CULを配置する。この際、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム#1〜#3で同一にしたのに対し、OFDMシンボル#5においてはPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。また、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。このようにしても、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。また、本配置例では、各サブフレームのOFDMシンボル#1および#5によりPLuが送信される、つまり、1つのサブフレーム内で異なる時刻に複数回PLuが送信されるため、PLuの時間軸上での補間精度を高めることができる。また、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)におけるPLuの配置位置をサブフレーム#1〜#3で互いに同一にして固定させたため、移動局がセルサーチを行う際に、セルサーチに必要なPLuの検出を容易に行うことができる。
<配置例4(図10:セルA,図11:セルB)>
本配置例は、CDLの量が多く、1OFDMシンボルの全サブキャリアを用いてCDLの送信を行う場合の配置例である。
本配置例は、CDLの量が多く、1OFDMシンボルの全サブキャリアを用いてCDLの送信を行う場合の配置例である。
本配置例では、図10および図11に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#2にCDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#2の全サブキャリアにCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#2の全サブキャリアにCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1にPLu,CULを配置する。この際、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。また、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの量が多い場合でも、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
<配置例5(図12:セルA,図13:セルB)>
本配置例は、uの量が多く、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合の配置例である。つまり、本配置例では、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、uおよびmの双方が配置されるサブフレームとが存在する。よって、配置例1〜5のいずれでも、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、mが配置されるサブフレームとが存在することになる。
本配置例は、uの量が多く、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合の配置例である。つまり、本配置例では、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、uおよびmの双方が配置されるサブフレームとが存在する。よって、配置例1〜5のいずれでも、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、mが配置されるサブフレームとが存在することになる。
本配置例では、図12および図13に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uおよびmが周波数軸上で多重されてuおよびmの双方が配置されるサブフレーム#2では、mが配置される周波数帯域ではCDLが不要となり、uが配置される周波数帯域ではCDLが必要であるため、mが配置される周波数帯域においてのみCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブキャリアf1〜f16のうちmが配置されるサブキャリアf9〜f16においてのみ、CDLの代わりにmを配置する。具体的には、サブフレーム#2では、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1のサブキャリアf9,f13にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、mが配置される周波数帯域においてのみ、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合でも、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f5,f9,f13以外のサブキャリアf2〜f4,f6〜f8,f10〜f12,f14〜f16にPLuおよびCULを配置する。さらに、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。この際、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、uの量が多く、mとuとが周波数多重されるサブフレームが存在する場合でも、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
以上、配置例1〜5について説明した。
なお、配置例3〜5でも、配置例2と同様、サブフレーム#2において、CDLの代わりにmを配置するのではなく、CDLの代わりにPLmを配置してもよい。
また、例えば1フレームに1回の割合で(1フレーム中の1サブフレームで)、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームにおいて、CDLの代わりにBCH(Broadcast Channel)情報やPCH(Paging Channel)情報を配置してもよい。これにより、BCH情報やPCH情報のSFN送信を行うことができる。
また、制御情報としてDL割当情報およびUL割当情報の他に、送信タイミング制御情報やARQで用いられるACK/NACK信号等が送信されてもよい。この場合、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレームにおいては、上り回線の送信に関連するものだけが送信される。
また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「ブロードキャスト」と読み替えることにより、ブロードキャストデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「MBMS」と読み替えることにより、MBMSデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。
また、上記説明では、サブフレーム毎にパイロットサブキャリアを変える、つまり、パイロットを周波数ホッピングさせる場合についてしたが、パイロットを周波数ホッピングさせずにパイロットサブキャリアをセル毎またはセクタ毎に異ならせる場合でも上記同様にして本発明を実施することができる。
また、上記説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。
また、上記説明では2セルの場合を一例として説明したが、3セル以上の場合も上記同様にして本発明を実施することができる。
また、上記説明で用いたCPはガードインターバル(GI:Guard Interval)と称されることもある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局はNode B、移動局はUEと表されることがある。また、パイロットはリファレンスシグナル(Reference Signal)と称されることもある。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年5月1日出願の特願2006−127632の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明は、無線通信基地局装置および無線通信基地局装置における送信方法に関する。
近年、移動体通信においては、音声以外に画像やデータ等の様々な情報が伝送の対象になっている。これに伴って、高信頼かつ高速な伝送に対する必要性がさらに高まっている。しかし、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
周波数選択性フェージング対策技術の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信に代表されるマルチキャリア通信が注目されている。マルチキャリア通信では、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数のサブキャリアを用いてデータが伝送される。特に、OFDM通信は、データが配置される複数のサブキャリアの周波数が互いに直交しているため、マルチキャリア通信の中でも最も周波数利用効率が高く、また、比較的簡単なハードウェア構成でマルチキャリア通信を実現できる。このため、OFDM通信は、セルラ方式の移動体通信に採用される通信方法として注目されており、様々な検討が加えられている。また、OFDM通信では、符号間干渉(ISI:IntersymbolInterference)を防止するために、各OFDMシンボルの先頭にそのOFDMシンボルの後端部分をサイクリック・プリフィクス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。これにより、受信側では、遅延波の遅延時間がCPの時間長(以下、CP長という)以内に収まる限りISIを防止することができる。
また、OFDM通信においては、サブキャリアごとのチャネル推定を行うために、通信帯域に渡って分散配置されたパイロットが送信される。さらに、パイロットが割り当てられるサブキャリアをサブフレームごとにホッピングさせることが検討されている。パイロットをホッピングさせる際には、隣接セル間においてパイロット同士が干渉し合うことを防止するために、セル間で互いに異なるホッピングパターンを用いるようにする。
また、OFDM通信においてマルチユーザダイバーシチを得るために、サブキャリア割当とMCS(Modulation and Coding Scheme)割当とからなる周波数スケジューリングを行うことが検討されている。周波数選択性フェージング伝搬路においては各移動局の伝搬路品質が周波数成分毎に異なるため、基地局は、移動局からフィードバックされる伝搬路品質情報に基づいて各移動局に対してサブキャリア割当とMCS割当を行う。これらの割り当ては下り回線および上り回線の双方に対しサブフレーム毎に行われる。よって、周波数スケジューリングを行う基地局は、サブフレーム毎に下り回線の割当情報(DL割当情報)および上り回線の割当情報(UL割当情報)を制御情報として各移動局へ送信する。通常、DL割当情報およびUL割当情報は、データ送信に先立ってサブフレームの先頭でパイロットと共に送信される。
また、最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの基地局が複数の移動局に同時に同じデータを送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。また、マルチキャスト通信を用いて行うサービスとしては1つの基地局ではカバーしきれない比較的広い通信エリアに対するサービスが想定されるため、マルチキャスト通信では複数の基地局から同じデータを送信することでその広い通信エリア全体をカバーする。つまり、マルチキャスト
データは、複数のセルにおいて互いに同一のデータとなる。このようにマルチキャスト通信では複数の基地局から同時に同じマルチキャストデータが送信されるため、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局からのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
データは、複数のセルにおいて互いに同一のデータとなる。このようにマルチキャスト通信では複数の基地局から同時に同じマルチキャストデータが送信されるため、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局からのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
ここで、マルチキャスト通信にOFDM方式を用いる場合、セル境界付近に位置する移動局では、複数の基地局から同時に送信される複数の同一OFDMシンボルがCP長以内の時間差で受信されると、それらのOFDMシンボルが合成されて受信電力が増幅された状態で受信される。このように複数の基地局から同一データを同一のリソース(同一時刻および同一周波数)を用いて送信する方法をSFN(Single Frequency Network)送信と呼ぶ。SFN送信においては、移動局ではセル間干渉なくデータを受信することができるため、誤り率が低い高品質な伝送が可能となる。また、このような合成された信号の伝搬路変動(位相変動および振幅変動)をチャネル推定により補正するためには、合成された信号のチャネル推定値が必要となる。よって、OFDM方式を利用したマルチキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるマルチキャストデータ用パイロットについても、マルチキャストデータ同様、複数の基地局から同時に同一のパイロットが送信される必要がある。つまり、マルチキャストデータ用パイロットは複数のセルに共通のパイロットである必要がある。
一方、ユニキャスト通信では、複数の基地局が互いに異なるユニキャストデータを送信する(非特許文献1参照)。つまり、ユニキャストデータは、複数のセル毎に互いに異なるデータとなる。よって、ユニキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、ユニキャストデータ同様、複数の基地局から互いに異なるユニキャストデータ用パイロットが送信される必要がある。つまり、ユニキャストデータ用パイロットは複数のセル毎に互いに異なるパイロットである必要がある。
そして、最近、マルチキャストデータとユニキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重することが検討されている(非特許文献2参照)。また、DL割当情報およびUL割当情報等のユニキャストデータ用制御情報とマルチキャストデータとを同一サブフレーム内に時間多重することが検討されている(非特許文献3参照)。
なお、マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。しかし、1つの基地局が複数の移動局に同時に同じデータを送信する点において、マルチキャストとブロードキャストとは同一である。よって、文献によっては、マルチキャストとブロードキャストとを合わせたMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を用いた説明がなされることもある。また、文献によっては、マルチキャストの代わりにブロードキャストを用いた説明がなされることもある。
3GPP TSG RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting (2005.06) R1-050589 "Pilot channel and scrambling code in evolved UTRA downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060778 "MBMS Channel Structure for E-UTRA Downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060917 "Multiplexing of multi-cell MBMS and unicasttransmission"
3GPP TSG RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting (2005.06) R1-050589 "Pilot channel and scrambling code in evolved UTRA downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060778 "MBMS Channel Structure for E-UTRA Downlink" 3GPP RAN WG1#44bis meeting (2006.03) R1-060917 "Multiplexing of multi-cell MBMS and unicasttransmission"
ここで、移動体通信システムにおいて、上記の技術を組み合わせた無線通信を行う場合を考える。すなわち、OFDM方式によりユニキャスト通信およびマルチキャスト通信を
行うとともに、マルチキャストデータとユニキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重する。また、ユニキャストデータに対して周波数スケジューリングを行い、DL割当情報およびUL割当情報等のユニキャストデータ用制御情報とマルチキャストデータとを同一サブフレーム内に時間多重する。また、ユニキャストデータ用制御情報をサブフレームの先頭でパイロットと共に送信する。さらに、パイロットを割り当てるサブキャリアをセル間で互いに異なるホッピングパターンに従ってサブフレームごとにホッピングさせる。
行うとともに、マルチキャストデータとユニキャストデータとをサブフレーム単位で時間多重する。また、ユニキャストデータに対して周波数スケジューリングを行い、DL割当情報およびUL割当情報等のユニキャストデータ用制御情報とマルチキャストデータとを同一サブフレーム内に時間多重する。また、ユニキャストデータ用制御情報をサブフレームの先頭でパイロットと共に送信する。さらに、パイロットを割り当てるサブキャリアをセル間で互いに異なるホッピングパターンに従ってサブフレームごとにホッピングさせる。
この場合、例えば、セルAでの信号配置は図1に示すようになり、セルAに隣接するセルBでの信号配置は図2に示すようになる。図1および図2において、‘CDL’はDL割当情報等の下り回線のユニキャストデータ用制御情報を示し、‘CUL’はUL割当情報等の上り回線のユニキャストデータ用制御情報を示し、‘PLu’はユニキャストデータ用パイロットを示し、‘u’はユニキャストデータを示し、‘m’はマルチキャストデータを示す。また、1OFDMシンボルはサブキャリアf1〜f16から構成され、1サブフレームはOFDMシンボル#1〜#8から構成されるものとする。
図1および図2に示すように、ユニキャストデータからなるサブフレーム#1,#3の先頭OFDMシンボル(OFDMシンボル#1)では、PLu,CDL,CULが送信される。
一方、マルチキャストデータからなるサブフレーム#2では下り回線のユニキャストデータの割り当てが行われないため、CDLが不要となる。よって、サブフレーム#2の先頭OFDMシンボル(OFDMシンボル#1)では、PLuとCULだけが送信され、送信が不要となったCDLの数に相当する分のサブキャリアに割当リソースの空きが生じる。例えばセルA(図1)では、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1においてサブキャリアf1,f5,f9,f13に割当リソースの空きが生じ、セルB(図2)では、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1においてサブキャリアf3,f7,f11,f15に割当リソースの空きが生じる。
よって、サブフレーム#2では、割当リソースの空きが生じたこれらのサブキャリアにマルチキャストデータを割り当てることが可能となる。
しかしながら、サブキャリアf1〜f16のすべてのサブキャリアに渡ってPLuのホッピングが可能であり、かつ、PLuのホッピングパターンがセル間で互いに異なることに起因して、セル#1(図1)において割当リソースの空きが生じたサブキャリアと、セル#2(図2)において割当リソースの空きが生じたサブキャリアとが互いに異なる可能性が高いため、たとえこれらのサブキャリアにマルチキャストデータを割り当てたとしてもマルチキャストデータのSFN送信を行うことができず、かえってマルチキャストデータの新たな割り当てによりセル間干渉が発生して移動局での受信特性が劣化してしまう。
本発明の目的は、割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータのSFN送信を可能とし、マルチキャストデータの移動局での受信特性を向上させることができる無線通信基地局装置および無線通信基地局装置における送信方法を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、ユニキャストデータが配置され、かつ、マルチキャストデータが配置されない第1サブフレームでは、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報を配置するとともに、前記共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロットを配置する一方、マルチキャストデータが配置される第2サブフレームでは、前記
共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置する配置手段と、前記第1サブフレームに配置された下り回線ユニキャストデータ用制御情報およびユニキャストデータ用パイロット、および、前記第2サブフレームに配置されたマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置する配置手段と、前記第1サブフレームに配置された下り回線ユニキャストデータ用制御情報およびユニキャストデータ用パイロット、および、前記第2サブフレームに配置されたマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータのSFN送信を可能とし、マルチキャストデータの移動局での受信特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、OFDM方式をマルチキャリア通信方式の一例として説明するが、本発明はOFDM方式に限定されるものではない。
本実施の形態に係る基地局100の構成を図3に示す。
符号化部101は、ユニキャストデータを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化後のユニキャストデータを変調して配置部109に出力する。
符号化部103は、マルチキャストデータを符号化して変調部104に出力する。
変調部104は、符号化後のマルチキャストデータを変調して配置部109に出力する。
符号化部105は、ユニキャストデータ用制御情報のうちDL割当情報等の下り回線のユニキャストデータ用制御情報を符号化して変調部106に出力する。
変調部106は、符号化後の下り回線ユニキャストデータ用制御情報を変調して配置部109に出力する。
符号化部107は、ユニキャストデータ用制御情報のうちUL割当情報等の上り回線のユニキャストデータ用制御情報を符号化して変調部108に出力する。
変調部108は、符号化後の上り回線ユニキャストデータ用制御情報を変調して配置部109に出力する。
また、配置部109には、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットが入力される。
配置部109は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットを、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面のいずれかの位置に配置してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部110に出力する。周波数軸は1OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに対応し、時間軸は順に送信される複数のOFDMシンボルに対応する。つまり、配置部109は、複数のOFDMシンボルにおいて複数のサブキャリアのいずれかに、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットをそれぞれ配置する。
IFFT部110は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、下り回線ユニキャストデータ用制御情報、上り回線ユニキャストデータ用制御情報、ユニキャストデータ用パイロットおよびマルチキャストデータ用パイロットが配置された複数のサブキャリアに対してIFFTを行って時間領域の信号に変換し、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。
CP付加部111は、各OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとして各OFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部112は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ113から移動局へ送信する。
次いで、配置部109での配置処理の詳細についていくつかの配置例を示して説明する。
以下の説明では、下り回線ユニキャストデータ用制御情報を‘CDL’、上り回線ユニキャストデータ用制御情報を‘CUL’、ユニキャストデータ用パイロットを‘PLu’、マルチキャストデータ用パイロットを‘PLm’、ユニキャストデータを‘u’、マルチキャストデータを‘m’と示す。また、1OFDMシンボルはサブキャリアf1〜f16から構成され、1サブフレームはOFDMシンボル#1〜#8から構成されるものとする。また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、共に図3に示す構成を採る。また、セルAとセルBとは互いに隣接する。
以下の配置例ではいずれも、配置部109は、ユニキャストデータ(u)が配置され、かつ、マルチキャストデータ(m)が配置されないサブフレーム#1,#3では、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)を配置するとともに、その共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロット(PLu)を配置する一方、マルチキャストデータ(m)が配置されるサブフレーム#2では、その共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)を配置する。
つまり、配置部109は、互いに異なるサブフレーム間において、下り回線ユニキャス
トデータ用制御情報(CDL)の配置パターンと、マルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)の配置パターンとを互いに同一にし、かつ、これらの配置パターンを複数のセル間で互いに同一にする。また、配置部109は、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置されるサブフレームでは、そのサブフレームにおいて下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置される位置以外の位置にユニキャストデータ用パイロット(PLu)を配置するとともに、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンを複数のセル間で互いに異ならせる。
トデータ用制御情報(CDL)の配置パターンと、マルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)の配置パターンとを互いに同一にし、かつ、これらの配置パターンを複数のセル間で互いに同一にする。また、配置部109は、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置されるサブフレームでは、そのサブフレームにおいて下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)が配置される位置以外の位置にユニキャストデータ用パイロット(PLu)を配置するとともに、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンを複数のセル間で互いに異ならせる。
これにより、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の送信が不要となる場合に、その下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の代わりに配置するマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)を同一のリソース(同一時刻および同一周波数)で移動局へ送信することができるため、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の割当リソースの空きを用いたマルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)のSFN送信が可能となる。その結果、マルチキャストデータ(m)またはマルチキャストデータ用パイロット(PLm)の移動局での受信特性を向上させることができる。
また、より好ましくは、配置部109は、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンをサブフレーム毎に変化させる。移動局では、通信帯域に渡って分散配置されたパイロット間で補間処理を行うことによりすべてのサブキャリアのチャネル推定値を求める。このため、パイロットが配置されたサブキャリアの近くにあるサブキャリアではチャネル推定精度が高く、パイロットが配置されたサブキャリアから離れた位置にあるサブキャリアではチャネル推定精度が低くなる。そこで、各サブキャリアのチャネル推定精度をサブキャリア間で均一にすべく、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)の配置パターンをサブフレーム毎に変化させることがより好ましい。
また、より好ましくは、配置部109は、複数のセルに共通の配置パターンとする下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の配置パターンをすべてのサブフレームにおいて同一とする。これにより、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)に対してセル毎およびサブフレーム毎に異なる配置パターンを設定する際に、下り回線ユニキャストデータ用制御情報(CDL)の配置パターンの変化を考慮する必要がなくなるので、ユニキャストデータ用パイロット(PLu)に対する配置パターンの設定が容易になる。
以下、配置例1〜5について説明する。
<配置例1(図4:セルA,図5:セルB)>
本配置例では、図4および図5に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
本配置例では、図4および図5に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ
送信することができる。
送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f5,f9,f13以外のサブキャリアf2〜f4,f6〜f8,f10〜f12,f14〜f16にPLuおよびCULを配置する。さらに、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。この際、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
<配置例2(図6:セルA,図7:セルB)>
本配置例は、図6および図7に示すように、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にPLmを配置する点のみが配置例1と異なり、その他の点はすべて配置例1と同じである。
本配置例は、図6および図7に示すように、サブフレーム#2のOFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にPLmを配置する点のみが配置例1と異なり、その他の点はすべて配置例1と同じである。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたPLmのSFN送信を行うことができる。また、隣接セルにおいてPLuが配置され得ない位置にPLmを配置することできるため、SFN送信を行っているセル群の端においてPLmが隣接セルのパイロットから干渉を受けることを防止できる。
<配置例3(図8:セルA,図9:セルB)>
本配置例では、図8および図9に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLが配置される。
本配置例では、図8および図9に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f2,f4〜f6,f8〜f10,f12〜f14,f16以外のサブキャリアf3,f7,f11,f15にPLuを配置する。このように、本配置例では、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム#1〜#3で同一にする。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシ
ンボル#5にPLu,CULを配置する。この際、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム#1〜#3で同一にしたのに対し、OFDMシンボル#5においてはPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。また、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。このようにしても、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができる。
ンボル#5にPLu,CULを配置する。この際、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム#1〜#3で同一にしたのに対し、OFDMシンボル#5においてはPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。また、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。このようにしても、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせることができる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。また、本配置例では、各サブフレームのOFDMシンボル#1および#5によりPLuが送信される、つまり、1つのサブフレーム内で異なる時刻に複数回PLuが送信されるため、PLuの時間軸上での補間精度を高めることができる。また、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)におけるPLuの配置位置をサブフレーム#1〜#3で互いに同一にして固定させたため、移動局がセルサーチを行う際に、セルサーチに必要なPLuの検出を容易に行うことができる。
<配置例4(図10:セルA,図11:セルB)>
本配置例は、CDLの量が多く、1OFDMシンボルの全サブキャリアを用いてCDLの送信を行う場合の配置例である。
本配置例は、CDLの量が多く、1OFDMシンボルの全サブキャリアを用いてCDLの送信を行う場合の配置例である。
本配置例では、図10および図11に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#2にCDLを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#2の全サブキャリアにCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレーム#2では、CDLが不要となるため、OFDMシンボル#2の全サブキャリアにCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1にPLu,CULを配置する。この際、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。また、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、CDLの量が多い場合でも、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
<配置例5(図12:セルA,図13:セルB)>
本配置例は、uの量が多く、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合の配置
例である。つまり、本配置例では、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、uおよびmの双方が配置されるサブフレームとが存在する。よって、配置例1〜5のいずれでも、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、mが配置されるサブフレームとが存在することになる。
本配置例は、uの量が多く、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合の配置
例である。つまり、本配置例では、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、uおよびmの双方が配置されるサブフレームとが存在する。よって、配置例1〜5のいずれでも、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームと、mが配置されるサブフレームとが存在することになる。
本配置例では、図12および図13に示すように、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1(先頭OFDMシンボル)にPLu,CDL,CULを配置する。この際、CDLの配置パターンをセルAとセルBとで同一にするとともに、サブフレーム#1と#3とで同一にする。具体的には、セルAおよびセルBともに、サブフレーム#1,#3では、OFDMシンボル#1のサブキャリアf1,f5,f9,f13にCDLが配置される。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、uおよびmが周波数軸上で多重されてuおよびmの双方が配置されるサブフレーム#2では、mが配置される周波数帯域ではCDLが不要となり、uが配置される周波数帯域ではCDLが必要であるため、mが配置される周波数帯域においてのみCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブキャリアf1〜f16のうちmが配置されるサブキャリアf9〜f16においてのみ、CDLの代わりにmを配置する。具体的には、サブフレーム#2では、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1のサブキャリアf9,f13にCDLの代わりにmを配置する。つまり、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#2では、mが配置される周波数帯域においてのみ、サブフレーム#1でのCDLの配置パターンと同一の配置パターンでCDLの代わりにmを配置する。これにより、1サブフレームにmとuとが周波数多重される場合でも、CDLの代わりに配置するmも含めすべてのmの配置パターンがセルAとセルBとの間において同一となり、セルAおよびセルBでは互いにすべてのmを同一時刻および同一周波数で移動局へ送信することができる。
また、セルAの基地局およびセルBの基地局は、サブフレーム#1〜#3のOFDMシンボル#1において、CDLまたはmが配置されるサブキャリアf1,f5,f9,f13以外のサブキャリアf2〜f4,f6〜f8,f10〜f12,f14〜f16にPLuおよびCULを配置する。さらに、セルAの基地局およびセルBの基地局は、OFDMシンボル#1においてPLuを配置するサブキャリアをサブフレーム毎に変化させてPLuを周波数軸上でホッピングさせる。この際、セルAとセルBとの間において、PLuのホッピングパターンを互いに異ならせる。つまり、セルAとセルBとの間で同一サブフレームにおけるPLuの配置パターンを互いに異ならせるとともに、サブフレーム#1〜#3の間におけるPLuの配置パターンを互いに異ならせる。
このようにして、本配置例によれば、uの量が多く、mとuとが周波数多重されるサブフレームが存在する場合でも、CDLの割当リソースの空きを用いたmのSFN送信を行うことができる。
以上、配置例1〜5について説明した。
なお、配置例3〜5でも、配置例2と同様、サブフレーム#2において、CDLの代わりにmを配置するのではなく、CDLの代わりにPLmを配置してもよい。
また、例えば1フレームに1回の割合で(1フレーム中の1サブフレームで)、uが配置され、かつ、mが配置されないサブフレームにおいて、CDLの代わりにBCH(Broadcast Channel)情報やPCH(Paging Channel)情報を配置してもよい。これにより、BCH情報やPCH情報のSFN送信を行うことができる。
また、制御情報としてDL割当情報およびUL割当情報の他に、送信タイミング制御情報やARQで用いられるACK/NACK信号等が送信されてもよい。この場合、mが配置され、かつ、uが配置されないサブフレームにおいては、上り回線の送信に関連するものだけが送信される。
また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「ブロードキャスト」と読み替えることにより、ブロードキャストデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「MBMS」と読み替えることにより、MBMSデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。
また、上記説明では、サブフレーム毎にパイロットサブキャリアを変える、つまり、パイロットを周波数ホッピングさせる場合についてしたが、パイロットを周波数ホッピングさせずにパイロットサブキャリアをセル毎またはセクタ毎に異ならせる場合でも上記同様にして本発明を実施することができる。
また、上記説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。
また、上記説明では2セルの場合を一例として説明したが、3セル以上の場合も上記同様にして本発明を実施することができる。
また、上記説明で用いたCPはガードインターバル(GI:Guard Interval)と称されることもある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局はNode
B、移動局はUEと表されることがある。また、パイロットはリファレンスシグナル(Reference Signal)と称されることもある。
B、移動局はUEと表されることがある。また、パイロットはリファレンスシグナル(Reference Signal)と称されることもある。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年5月1日出願の特願2006−127632の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
Claims (5)
- ユニキャストデータが配置され、かつ、マルチキャストデータが配置されない第1サブフレームでは、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報を配置するとともに、前記共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロットを配置する一方、
マルチキャストデータが配置される第2サブフレームでは、前記共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置する配置手段と、
前記第1サブフレームに配置された下り回線ユニキャストデータ用制御情報およびユニキャストデータ用パイロット、および、前記第2サブフレームに配置されたマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを送信する送信手段と、
を具備する無線通信基地局装置。 - 前記配置手段は、ユニキャストデータ用パイロットの配置パターンをサブフレーム毎に変化させる、
請求項1記載の無線通信基地局装置。 - 前記配置手段は、前記共通の配置パターンをすべてのサブフレームにおいて同一とする、
請求項1記載の無線通信基地局装置。 - 前記配置手段は、前記第2サブフレームでは、マルチキャストデータが配置される周波数帯域においてのみ前記共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置する、
請求項1記載の無線通信基地局装置。 - ユニキャストデータが配置され、かつ、マルチキャストデータが配置されない第1サブフレームと、マルチキャストデータが配置される第2サブフレームとを送信する無線通信基地局装置における送信方法であって、
前記第1サブフレームでは、複数のセルに共通の配置パターンに従って下り回線ユニキャストデータ用制御情報を配置するとともに、前記共通の配置パターンと異なり、かつ、複数のセル毎に異なる配置パターンに従ってユニキャストデータ用パイロットを配置して送信する一方、
前記第2サブフレームでは、前記共通の配置パターンと同一の配置パターンに従ってマルチキャストデータまたはマルチキャストデータ用パイロットを配置して送信する、
送信方法。
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