JPWO2007119648A1 - 気体清浄装置および半導体製造装置 - Google Patents

気体清浄装置および半導体製造装置 Download PDF

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和也 土橋
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Abstract

気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、第1のフィルタ層と、第2のフィルタ層と、を有し、前記第1のフィルタ層を構成する繊維の径が、前記第2のフィルタ層を構成する繊維の径より太いことを特徴とする気体清浄装置。また、上記の気体清浄装置を用いた半導体製造装置。

Description

本発明は、気体中のパーティクルを除去して清浄な気体を生成する気体清浄装置および当該気体清浄装置を用いた半導体製造装置に関する。
半導体装置(半導体チップ)などの微細なデバイスを含む装置を製造する場合には、雰囲気中にパーティクル(微粒子)が存在すると製造の歩留まり低下の原因となる場合がある。このため、半導体製造装置によって半導体ウェハをハンドリングする場合には、パーティクルが低減された雰囲気中で行う必要がある。
例えば、半導体製造装置周辺や半導体製造装置内部(例えばウェハローディング部など)のパーティクルを低減するために、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタやULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルタなどのパーティクルを捕集するフィルタを通して空気が供給される方法がとられる場合があった。
しかし、近年の半導体装置の微細化・高性能化に伴い、従来は問題とならなかったレベルの様々な汚染が問題となってきており、従来のフィルタでは気体の清浄度が十分とならない場合が考えられる。
例えば、微細化が進行した高性能の半導体装置では、従来は検出すること自体が困難であった微細なパーティクルが問題になる場合がある。これらの微細なパーティクル(例えば50nm以下)については、雰囲気中から除去する技術については、これまで検討された例は殆どなかった。
したがって、従来のULPAフィルタなどでは、微細なパーティクルの除去が不十分となって、半導体装置の製造の歩留まりが低下してしまう懸念が生じていた。
平7―66165号公報
そこで、本発明は、上記の問題を解決した、新規で有用な気体清浄装置、および当該気体清浄装置を用いた半導体製造装置を提供することを統括的課題としている。
本発明の具体的な課題は、微細なパーティクルを除去して清浄な気体を供給するための気体清浄装置、および当該気体清浄装置を用いた半導体製造装置を提供することである。
本発明の第1の観点では、上記の課題を、気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、前記気体の上流側と下流側にそれぞれ設置された第1のフィルタ層および第2のフィルタ層を有し、前記第1のフィルタ層では、前記第2のフィルタ層で補集されるパーティクルよりも小さいパーティクルが補集されることを特徴とする気体清浄装置により、解決する。
また、本発明の第2の観点では、上記の課題を、上記の気体清浄装置を有する基板処理装置により、解決する。
また、本発明の第3の観点では、上記の課題を、気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、第1のフィルタ層と、第2のフィルタ層と、を有し、前記第1のフィルタ層と前記第2のフィルタ層は、パーティクルの粒径の変化に対する捕集効率の特性が異なることを特徴とする気体清浄装置により、解決する。
また、本発明の第4の観点では、上記の課題を、気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、第1のフィルタ層と、第2のフィルタ層と、を有し、前記第1のフィルタ層と前記第2のフィルタ層は、同じ粒径のパーティクルに対する捕集効率が異なることを特徴とする気体清浄装置により、解決する。
本発明によれば、微細なパーティクルを除去して清浄な気体を供給するための気体清浄装置、および当該気体清浄装置を用いた半導体製造装置を提供することが可能となる。
実施例1による気体清浄装置を示す図である。 従来の気体清浄装置を示す図である。 図2の気体清浄装置の評価結果を示す図(その1)である。 図2の気体清浄装置の評価結果を示す図(その2)である。 図2の気体清浄装置の評価結果を示す図(その3)である。 図2の気体清浄装置の評価結果を示す図(その4)である。 図2の気体清浄装置の評価結果を示す図(その5)である。 図1の気体清浄装置の評価方法を示す図である。 図1の気体清浄装置の評価結果を示す図である。 繊維状フィルタの捕集効率を示す図である。 図1の気体清浄装置の変形例を示す図である。 実施例2による半導体製造装置を示す図である。
符号の説明
100,200,300 気体清浄装置
100A,200A 1次側空間
100B,200B 2次側空間
101,102,202 フィルタ部
101A,102A,104A,202A フィルタ層
103,203 送風部
103A,203A 送風手段
101B,102B,103B,104B,202B,203B 筐体部
500 半導体製造装置
501 筐体部
502 装填部
503 縦型炉
504 基板保持部
本発明に係る気体清浄装置は、気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、第1のフィルタ層と、第2のフィルタ層と、を有し、前記第1のフィルタ層を構成する繊維の径が、前記第2のフィルタ層を構成する繊維の径より太いことを特徴としている。
従来、微細なパーティクル(例えば50nm以下)については、検出すること自体が困難であった。このため、従来の気体清浄装置(フィルタ)については、これらの微細なパーティクルを雰囲気中から除去する機能について実質的に考慮されることがなかった。したがって、従来の気体清浄装置では、50nm以下のパーティクルが充分に捕集されず、従来の気体清浄装置により供給される気体によって清浄な雰囲気が汚染されてしまう懸念があった。
一方、本発明による気体清浄装置では、パーティクルを捕集するための、繊維状の材料より構成されるフィルタ層を複数(第1のフィルタ層、第2のフィルタ層)設けている。また、前記第1のフィルタ層を構成する繊維の径が、前記第2のフィルタ層を構成する繊維の径より太いことを特徴としている。このため、本発明による気体清浄装置では、従来測定そのものが困難であった微細なパーティクルを気体中から除去することが可能になっている。
従来、微細なパーティクルを捕集するためには、繊維状フィルタの繊維の径を細くすることが効果的と考えられてきた。しかし、繊維状フィルタの繊維の径をある程度以上細くした場合には、少なくとも所定の粒径以下となる微細なパーティクル(例えば粒径50nm以下)を捕捉する効率は逆に低下してしまうことを本発明の発明者は見出した。
このため、従来のフィルタでは、粒径が数百nm程度の、従来の測定方法で検出が可能なサイズのパーティクルと、粒径が50nm以下程度の従来の測定方法では検出が困難であったパーティクルの双方を効率的に気体中から除去することが困難であることがわかった。
そこで、本発明の発明者が鋭意研究した結果、所定のサイズ以下(50nm以下)の微細なパーティクルを捕集するための、太い径の繊維により構成されるフィルタ層と、所定のサイズ以上のパーティクルを捕集するための、細い径の繊維により構成されるフィルタ層を組み合わせることにより、効率的にパーティクルを除去できることが明らかとなった。
次に、上記の気体清浄装置の構成例と、パーティクル除去の原理について図面に基づき、説明する。
図1は、本発明の実施例1による気体清浄装置(フィルタ)100を模式的に示す断面図である。図1を参照するに、本実施例による気体清浄装置100は、1次側空間100Aと、2次側空間100Bの間に設置され、前記1次側空間100Aから供給される気体(例えば空気)を濾過してパーティクルを除去し、前記2次側空間100Bに供給する構造になっている。
また、前記気体清浄装置100は、気体の流れを形成するための気体送風部103と、該気体送風部103から供給される気体中のパーティクルを除去するためのフィルタ部101、フィルタ部102とが積層された構造を有している。
前記送風部103は、筐体部103Bに、送風手段(例えばファンなど)103Aが収納された構造を有している。前記フィルタ部101は、筐体部101B内にフィルタ層101Aが収納された構造を有している。また、前記フィルタ部102は、筐体部102B内にフィルタ層102Aが収納された構造を有している。
この場合、前記フィルタ層101Aで粒径の小さいパーティクル(例えば50nm以下)をおもに捕集し、前記フィルタ層102Aで、当該フィルタ層101Aで捕集されるパーティクルより粒径の大きいパーティクルをおもに捕集する。
本実施例による気体清浄装置100は、上記の構造を有しているため、粒径の小さいパーティクルから、比較的粒径の大きいパーティクルまで効率よく気体中から除去し、清浄な気体を前記2次側空間100Bに供給することが可能になっている。
前記フィルタ層101A、102Aは、ともに繊維状のフィルタ層により構成されており、フィルタを構成する繊維の繊維径は、フィルタ層101Aでフィルタ層102Aより太くなっている。すなわち、繊維径の太いフィルタ層を敢えて用いたことで、より粒径の小さいパーティクルまで除去することが可能になっている。例えば、上記のフィルタ層102Aが、通常のULPAフィルタに相当する。
このため、従来除去が困難であった微細なパーティクルを除去し、微細な金属または金属化合物粒子によって被処理基板(ウェハなど)が金属汚染されてしまうことを、効果的に抑制することができる。
次に、本実施例による気体清浄装置の原理とその効果を説明するために、まず、従来の気体清浄装置によるパーティクル(金属汚染)の除去の実験と、その効果の分析結果について、図2〜図7を用いて説明する。図2は、パーティクル除去効果の評価に用いた、従来の気体清浄装置200を模式的に示す図である。
図2を参照するに、本図に示す気体清浄装置200は、1次側空間200Aと、2次側空間200Bの間に設置され、前記1次側空間200Aから供給される気体(例えば空気)を濾過してパーティクルを除去し、前記2次側空間200Bに供給する構造になっている。前記気体清浄装置200は、気体の流れを形成するための気体送風部203と、該気体送風部203から供給される気体中のパーティクルを除去するためのフィルタ部202とが積層された構造を有している。
前記送風部203は、筐体部203Bに、送風手段(例えばファンなど)203Aが収納された構造を有している。前記フィルタ部202は、筐体部202B内にフィルタ層202Aが収納された構造を有している。前記フィルタ層202Aは、繊維状のフィルタ層(ULPAフィルタ)により構成されている。
上記の構成において、前記1次側空間200Aにウェハw1を、前記2次側空間200Bにウェハw2を設置して、パーティクルの挙動とパーティクルの除去の状態を調べた。
図3は、図2に示した1次側空間200A(パーティクル除去前の空間)に10分間放置したシリコンウェハw1上のパーティクル数を調べた結果を示す図である。図3を参照するに、ウェハw1上のパーティクルは、粒径が小さなもの程多くなる傾向を示している。例えば、パーティクルによる半導体装置製造工程の汚染の防止を考えた場合、このような粒径の小さな、除去の困難なパーティクルを如何に除去するかが重要となる。このため、本発明の発明者は、微細なパーティクルの挙動について以下に示すような分析を行った。
図4は、図3に示したパーティクルをSEM(走査型電子顕微鏡)で任意に選択し、EDX(エネルギー分散型X線分析装置)を用いて分析し、粒径と成分を調べた結果を示す図である。上記の分析では、パーティクルのうち、金属に係るパーティクルの分析結果のみを表示している。上記の分析では、SEMを用いてパーティクルを検索し、検索したパーティクルに対してEDXで分析を行って成分(元素)を特定している。また、それぞれの元素について、パーティクルの粒径が、0.1―0.5μm、0.5−1.0μm、1.0μm以上である個数についても調べている。
また、図5は、図2に示した1次側空間200Aに10分間放置したシリコンウェハw1の表面の金属汚染を、VPD ICP−MS(気相分析法+誘導結合プラズマ質量分析法)を用いて分析した結果を示す図である。
図4、図5を参照するに、図4の分析結果と図5の分析結果とは、一見すると結果が必ずしも一致していない面があることがわかる。例えばNaを例にとって、図4と図5の分析結果を比較してみる。図4によると、Naのパーティクル数はAlやCaと比べて少ないにもかかわらず、図5の分析によると、Naの汚染度は、各元素の中で最も高い傾向を示している。
上記の図4、図5の結果を鑑みると、例えばウェハ表面のNa汚染に関しては、図4に示した分析で検出されなかった0.1nm(100nm)以下の粒径のパーティクルによる影響が大きいと考えられる。すなわち、金属汚染(例えばNaなど)においては、現状の技術で検出が困難である微細なパーティクルによる影響が大きいと推察される。
また、以下の表は、図2に示した2次側空間200Bに60時間放置したウェハw2のパーティクル増加量を示している。下記の表には、パーティクルの粒径が、0.05−0.06μm、0.06−0.08μm、0.08−0.10μm、0.10−0.12μm、0.12−0.15μm、0.15μm以上の場合におけるそれぞれの増加量を示している。
Figure 2007119648
この場合、粒径が0.05−0.06μmのパーティクルが13個、粒径が0.08−0.10μmのパーティクルが5個増加しており、上記の気体清浄装置を透過してしまうパーティクルが存在することが確認された。
また、図6は、前記ウェハw2の表面の金属汚染を、VPD ICP−MSを用いて分析した結果を示す図である。ここでは、前記1次側空間200Aから前記2次側空間200Bへの金属元素の透過を評価している。
また、上記の評価に使用したウェハは、あらかじめウェハ表面の金属を所定の濃度以下(例えば、Naについては2×10atoms/cm2以下、Alについては3×10atoms/cm2以下)となるまで除去している。図6の検出結果については、このような金属除去の処理済のウェハの表面金属検出量を基準値とした。
また、図中、物質「Z」は、ICP−MSにてm/z=64にピークがあり、ZnあるいはS化合物(S、SO)が検出されたと考えられ、この評価ではZnの検量線を用いて定量を行った。また、図中、それぞれの元素毎に、定量下限値をa、基準値(上記の表面の金属除去の処理後であって放置開始時の値)をb、60時間放置後の測定値をcで示している。
図6を参照するに、前記2次側空間200Bに60時間放置されたウェハw2表面では、Na、Al、Fe、(物質Z)などは汚染レベルが増大しており、前記気体清浄装置200によっては十分に金属汚染源(パーティクル)が除去できないことが明らかとなった。
次に、上記の金属汚染の原因と考えられるパーティクルについて、Naの場合を例にとり、以下の分析を行った。図7は、ウェハ表面のNa金属汚染量と、その汚染量から推定される、Naを含むパーティクル数の相関について示した図である。上記の推定では、Naの汚染源となるパーティクルはNaClの形で存在し、またパーティクルの形状は球状であると仮定している。具体的には、パーティクルの粒径が、50nm、5nm、および1nmの場合について、それぞれウェハ表面に存在すると考えられるパーティクル数を示している。
図7を参照するに、例えばパーティクル(NaClよりなるパーティクル)の粒径が50nmである場合には、図6に示したNaの検出量に相当するためのパーティクル数は、ウェハ(300mm)あたり、3×10個程度となる。一方で、ウェハ表面のパーティクル増加数は、先に示したように、粒径が0.05μm〜0.1μm(50nm〜100nm)の範囲で18個となっている。
上記の結果を鑑みると、前記気体清浄装置100(既存のULPAフィルタ)を透過した、Naの汚染に係る物質は、粒径が50nm以下のパーティクルが殆どであると考えられる。例えば、粒径が50nm以下のパーティクルは、検出自体が困難であり、これまで除去方法や金属汚染との相関関係について殆ど検討された例が無かった。
次に、これらの微細なパーティクルの除去の評価について、図8〜図10に基づき、説明する。
図8は、図1に記載した気体清浄装置100を用いて行った、パーティクル(金属汚染)の除去の評価方法を模式的に示した図である。ただし、図1で先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、上記の評価においては、前記フィルタ層101Aと前記フィルタ層102Aは、最初の評価として敢えて構成する材質や密度が同じになるように(2重ULPAフィルタとなるように)した。
具体的には、フィルタ層101A,102Aとして、ダイキン工業株式会社製、ULPAフィルタ(風速0.5m/secで、粒径が0.15μmの粒子に対して、99.9995%以上の粒子捕集効率をもち、かつ、初期圧力損失が245Pa以下の性能のエアフィルタ)を用いた。
図8を参照するに、上記の気体清浄装置100の前記2次側空間100Bに、シリコンウェハ(300mm)W2を設置し、60時間放置して、パーティクルの増加と表面の金属汚染の評価を行った。
以下の表は、上記のウェハW2のパーティクルの増加数を示すものである。下記の表には、パーティクルの粒径が、0.05−0.06μm、0.06−0.08μm、0.08−0.10μm、0.10−0.12μm、0.12−0.15μm、0.15μm以上の場合におけるそれぞれの増加量を示している。また、「Single」は、図2に示した評価方法による結果を、「double」は、図8に示した評価方法による結果を示している。
Figure 2007119648
上記に示すように、フィルタ層を2重にしたことで、透過するパーティクルが減少していることがわかる。
また、図9は、図6で説明した分析の場合と同様にして、上記のウェハW2の表面の金属汚染を、VPD ICP−MSを用いて分析した結果を示す図である。図9においては、先に示した図6に、上記のウェハW2の評価結果(検出結果d)を付加して示している。ただし、先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。図9を参照するに、ULPAフィルタを2重にした結果、Na、Al、Feのウェハ上での検出量が低減する事が確認された。
また、図4〜図5、および図6〜図7の説明に記載したように、Naの汚染の原因となっているパーティクルは他の金属汚染の原因となっているパーティクルに比べて特に粒径が小さいと考えられ、Naの汚染を低減するためには、Naを含む微細な50nm以下のパーティクルを効果的に除去することが好ましい。
このため、図1で先に説明した気体清浄装置100では、通常のULPAフィルタに相当するフィルタ層102Aに加えて、当該フィルタ層102Aを構成する繊維よりも太い繊維径を有する繊維により構成されたフィルタ層101Aをさらに有する構成になっている。
このため、上記の気体清浄装置100では、当該フィルタ層102Aの1層のみ(または当該フィルタ層102Aを積層する構造)では除去が困難であった、Naを含む粒径50μm以下のパーティクルを効率的に除去することが可能になっている。以下にこの理由について説明する。
図10は、繊維状のフィルタによってパーティクルを除去する場合に、繊維径dfを変更した場合の捕集効率を示した図である(「エアロゾルテクノロジー」、ウィリアムC.ハインズ著、井上書院発行、p178記載)。図10は、繊維径dfを、0.5μm、2μm、および10μmとした場合の捕集効率の違いを示している。グラフの横軸は捕集されるパーティクルの粒径を、縦軸は捕集効率を示している。
図10を参照するに、一般的には、繊維径を細くした場合に微細なパーティクルの捕集効率が良好であると考えられてきた。例えば、繊維径が細くなると、最低捕集効率(グラフの極小点)を示す粒径は小さくなり、最低捕集効率は増大する(「エアロゾルテクノロジー」、ウィリアムC.ハインズ著、井上書院発行、p179記載)。これは、「最低捕集効率」を示すグラフの極小点の位置は、繊維径を細くすることで左側に移動し、かつ極小点も大きく(捕集効率が高く)なっていることを意味している。
しかし、図10を見ると、それぞれの繊維径における最低捕集効率(極小点)の左側(粒径が小さくなる側)で考えた場合、繊維径が太い方が捕集効率が大きくなっている傾向があることがわかる。この傾向は、100nm(0.1μm)以下の微少な粒径のパーティクルを捕集する場合には、フィルタの繊維径が太い方が有効であることを示唆していると考えられる。
上記の現象は、微少なパーティクルを捕集するためには、フィルタ材への衝突確率を上げることが有効であり、そのためには有る程度繊維径を太くすることが好ましい可能性があることを示唆していると考えられる。
すなわち、所定の粒径以上のパーティクル(100nm程度以上)を捕集する場合には、フィルタを構成する繊維の繊維径は細い方が有利であるが、所定の粒径以下(50nm以下)を捕集する場合には、フィルタを構成する繊維の繊維径は太い方が有利であると予測される。
例えば、Na汚染の原因となるパーティクルを考えた場合、先に図6〜図7で説明したように、汚染に寄与するパーティクルの粒径は殆どが50nm以下であると考えられる。この場合、繊維径が太い繊維により構成されるフィルタ層を用いることが、金属汚染(Na汚染)を抑制するためには有効である。一方で、粒径が100nm以上のパーティクルは、従来考えられてきたように、繊維径が細い繊維により構成されるフィルタ層を用いて捕集することが好ましい。
そこで、図1に示した気体清浄装置100では、繊維の径が異なるフィルタを組み合わせることによって、粒径が50nm以下の微細なパーティクルと、粒径が数百nmのパーティクルの双方を効率的に除去することが可能な構成となっている。
言い換えれば、上記の気体清浄装置100では、パーティクルの捕集効率が異なるフィルタ層(パーティクルの粒径の変化に対する捕集効率の特性が異なるフィルタ層、または、同じ粒径のパーティクルに対する捕集効率が異なるフィルタ層)を組み合わせる(積層する)ことで、粒径が50nm以下の微細なパーティクルと、粒径が数百nmのパーティクルの双方を効率的に除去することが可能な構成となっている。
また、図10に示すフィルタの最低捕集効率(グラフの極小点)に着目すると、所定の粒径以上(例えば100nm以上)のパーティクルを捕集する場合には、最低捕集効率の大きいフィルタが好適であり、所定の粒径以下(例えば50nm以下)のパーティクルを捕集する場合には、最低捕集効率の小さいフィルタが好適であることがわかる。すなわち、最低捕集効率の異なるフィルタを組み合わせる(積層する)ことで、粒径が50nm以下の微細なパーティクルと、粒径が数百nmのパーティクルの双方を効率的に除去することが可能となっている。
また、図9に示す実験結果からもわかるように、ULPAフィルタを積層することによっても、従来の気体清浄装置では透過していた50nm以下のパーティクル数を減少させることが可能である。この場合、前記フィルタ層101A,102Aは、定格風量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集効率を持ち、かつ、初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつフィルタ(JIS Z8122にて規定)を積層して構成してもよい。
また、上記の気体清浄装置100においては、前記フィルタ層101Aの圧力損失は、フィルタ層102Aの圧力損失より小さくなり、総合的に圧力損失を考えた場合、繊維径の細いフィルタ(フィルタ層102A)を積層した場合よりも圧力損失が小さくなる。
また、前記フィルタ層101A、102Aのうち、繊維径の太いフィルタ層101Aが、気体の送風の上流側に設置されることが好ましい。これは、粒径の小さいパーティクルの方が捕集され、凝集した後にフィルタ層から脱離しやすく、上記の構造だと脱離したパーティクルをフィルタ層102Aで再捕集することも可能であるからである。
また、フィルタ層101A、102Aで効率よくパーティクルを捕集するために、フィルタ層101Aとフィルタ層102Aの空隙率が異なるように構成してもよい。
また、上記の気体清浄装置100に、さらに気体中の有機物またはイオンを除去する除去層を加えてもよい。図11は、図1に示した気体清浄装置100の変形例である。ただし、先に説明した部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図11を参照するに、本図に示す気体清浄装置300は、図1に示した気体清浄装置100に、有機物またはイオンを除去するための除去層104が付加された構造を有している。当該除去層は、筐体部104Bに、フィルタ層104Aが収納された構造となっている。このように、有機物またはイオンを除去するための層を付加することで、金属汚染に加えて有機物やイオンによる汚染を効果的に抑制することが可能になる。
また、フィルタ層は、繊維状のものに限定されるわけではない。例えば、気体の流れの上流側に設置されるフィルタ層は、ガラス、金属、樹脂、セラミック、および活性炭よりなる群から選択される材料によって構成してもよい。また、気体の流れの下流側に設置されるフィルタ層は、例えば、ガラスまたは樹脂のいずれかより構成されていてもよい。また、上流側のフィルタ層では、先に説明したように、粒径が50nm以下の、金属(Naなど)を主成分とするパーティクルが除去されるため、特に下流側に設置されるフィルタ層は、非金属材料より構成されることが好ましい。また、上流側のフィルタ層と、下層側のフィルタ層は、単層よりなる構造に限定されず、複数の層よりなる構造であってもよい。
また、実施例1に示した気体清浄装置100(または気体清浄装置300)を用いて、基板処理装置を構成することが可能である。
図12は、図1に示した気体清浄装置100を用いて構成した基板処理装置の一例である、半導体製造装置500の構成を模式的に示した図である。前記半導体製造装置500は、いわゆる縦型炉を有するCVD(化学気相成長)装置である。
図12を参照するに、前記半導体製造装置500は、筐体部501を有しており、該筐体部501の内部には、CVDによる成膜を内部で行う縦型炉503が設置されている。また、該筐体部501の内部には、複数のウェハを保持するとともに、保持したウェハを前記縦型炉503の内部に搬送する基板保持部504が設置されている。
前記基板保持部504は、図示を省略する稼働機構によって、ウェハを保持した状態で縦型炉の内部に挿入されることが可能に構成されている。また、ウェハ(被処理基板)は、装填部502から前記筐体部501の内部に装填される構造になっている。
上記の構造において、前記筐体部501の内部には実施例1に記載した気体清浄装置100が設置されており、当該筐体部501の周囲にから取り込まれた気体(空気)は、該気体清浄装置100によってパーティクル(汚染源となる物質)が除去されて該筐体部501の内部に供給される構造になっている。
前記筐体部501の内部では、成膜の前(縦型炉に充填する前)のウェハや、または成膜完了後(縦型炉から排出された)ウェハが取り扱われる領域であり、雰囲気中のパーティクルや汚染物質が除去されていることが好ましい。本実施例による半導体製造装置では、このような、ウェハがハンドリングされる領域には、先に説明した気体清浄装置100で濾過された清浄な気体が供給される構造になっている。このため、前記筐体部501内でのウェハの汚染が低いレベルに抑制され、前記半導体製造装置500の歩留まりが良好となる。
また、前記気体清浄装置100を用いた基板処理装置は、上記の例に限定されるものでない。例えば、気体清浄装置を用いた半導体製造装置として、ウェハを1枚毎に処理するタイプ(枚葉)の成膜装置やエッチング装置、またはコーター/デベロッパーなどにも上記の気体清浄装置を適用することが可能である。また、上記の基板処理装置の例としては、半導体製造装置の他に、例えば、基板保管装置や、基板搬送装置などがある。また、クリーンルームの雰囲気制御などに用いてもよい。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
本発明によれば、微細なパーティクルを除去して清浄な気体を供給するための気体清浄装置、および当該気体清浄装置を用いた半導体製造装置を提供することが可能となる。
本国際出願は、2006年4月7日に出願した日本国特許出願2006−106664号に基づく優先権を主張するものであり、2006−106664号の全内容を本国際出願に援用する。

Claims (10)

  1. 気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、
    前記気体の上流側と下流側にそれぞれ設置された第1のフィルタ層および第2のフィルタ層を有し、
    前記第1のフィルタ層では、前記第2のフィルタ層で補集されるパーティクルよりも小さいパーティクルが補集されることを特徴とする気体清浄装置。
  2. 前記第1のフィルタ層を構成する繊維の径が、前記第2のフィルタ層を構成する繊維の径より太いことを特徴とする請求項1記載の気体清浄装置。
  3. 前記パーティクルは、粒径が50nm以下であって金属を含むことを特徴とする請求項2記載の気体清浄装置。
  4. 前記第1のフィルタ層の圧力損失が、前記第2のフィルタ層の圧力損失より小さいことを特徴とする請求項2記載の気体清浄装置。
  5. 前記第1のフィルタ層が、単層または複数の層より構成されていることを特徴とする請求項1記載の気体清浄装置。
  6. 前記第1のフィルタ層を構成する材料が、金属、樹脂、セラミック、活性炭よりなる群より選択され、前記第2のフィルタ層を構成する材料が、ガラスまたは樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の気体清浄装置。
  7. 前記気体中の有機物またはイオンを除去する除去層をさらに有することを特徴とする請求項1記載の気体清浄装置。
  8. 請求項1乃至7のうち、いずれか1項記載の気体清浄装置を有する基板処理装置。
  9. 気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、
    第1のフィルタ層と、
    第2のフィルタ層と、を有し、
    前記第1のフィルタ層と前記第2のフィルタ層は、パーティクルの粒径の変化に対する捕集効率の特性が異なることを特徴とする気体清浄装置。
  10. 気体中のパーティクルを除去する気体清浄装置であって、
    第1のフィルタ層と、
    第2のフィルタ層と、を有し、
    前記第1のフィルタ層と前記第2のフィルタ層は、同じ粒径のパーティクルに対する捕集効率が異なることを特徴とする気体清浄装置。
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