JPWO2007099870A1 - 注射筒 - Google Patents

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Abstract

注射筒12は、内周面に、開口端30から所定の長さにわたり延びる溝32を備えている。この溝32がある位置に中間摺動弁14を配置した状態でも、注射筒12の内部を減圧することができる。従って、真空打栓時、中間摺動弁14を注射筒12の開口端30の近傍にて保持することができる。よって、中間摺動弁14を正しい姿勢で注射筒12に挿入することができ、中間摺動弁14を注射筒12の所定位置まで確実に移動させることができる。

Description

本発明は、キット製剤に適した注射筒に関し、特に2種の液体を順次注射することを可能とするキット製剤に適した注射筒に関する。
キット製剤とは、薬液が予め注射筒に充填された製品をいう。このキット製剤には、1回の注射操作で2種の薬液を混合することなく、順次注射することができるいわゆる直列順次分注型のものがある。この直列順次分注型キット製剤としては種々あるが、一般的に、注射筒内に中間摺動弁を有し、この中間摺動弁により仕切られた注射筒の前後の空間にそれぞれ種類の異なる薬液が充填されている。そして、プランジャを押し込んでいくと、中間摺動弁が注射筒内を注射口側に摺動すると共に、注射口側(前側)の薬液が先ず流出する。中間摺動弁が注射筒の注射口側端部に達すると、中間摺動弁による封止状態が破れ、後側の薬液が注射口から流出するようになっている。
中間摺動弁は単なる円筒形状のものがあるが、そのような中間摺動弁の場合、注射筒内での摩擦が大きいため、摺動動作が悪い等の問題がある。そこで、中間摺動弁の摺動を円滑に行うと共に、注射時に後側の薬液が前側の薬液に流入しないよう、従来においては、例えば特許文献1に記載されているようなキット製剤が提案されている。特許文献1に記載のキット製剤においては、中間摺動弁が、注射筒の内径よりも小さな外径の円柱状本体部と、この本体部の外周面の一端側(前側端部)に突設された環状のリップ部とから構成されている。このリップ部の外径は注射筒の内径よりも僅かに大きいため、中間摺動弁の前後の空間を液密に仕切ることができる。また、注射筒の内周面とリップ部との接触面積は小さく、ほぼ線接触状態となるため、中間摺動弁を円滑に摺動させることができる。
なお、この特許文献1に記載のキット製剤では、注射筒の内周面には、注射口に隣接する部分に、3対又は4対の突条が形成されている。各対の突条は、その位置に中間摺動弁のリップ部が達した際にリップ部を圧縮変形し、各対の突条間に中間摺動弁の前後の空間を連通するバイパス通路を形成する。これによって、後側の薬液が注射口に導かれることとなる。
上述したようなキット製剤において、前側の薬液を充填した後に、中間摺動弁を注射筒内に配置する場合には、例えば下記の特許文献2に記載されているような真空打栓という手法が用いられる。真空打栓法を図8に沿って説明する。
まず、注射筒1を、その開口端2を上に向けて真空箱(図示しない)内に垂直状態で配置し、薬液Dを注射筒1内に導入する。また、中間摺動弁3を注射筒1の開口端2の上方にて保持機4にて保持する(図8の(a))。この状態で、真空箱内の空気を適当な真空ポンプにより外部に排出する。真空箱内の圧力が所定値まで減圧されたならば、保持機4の上方にある打栓棒5を下降させ、中間摺動弁3を注射筒1の開口端2内に押し込む(図8の(b))。少なくとも、中間摺動弁3のリップ部6が注射筒1の内周面に接した状態となった後、真空箱内の圧力を常圧に戻すと、中間摺動弁3と注射筒1内の薬液Dとの間の空間は真空であるので、打栓棒5を引き上げても、中間摺動弁3は注射筒1内を下降し、その先端が薬液Dの液面に接する状態となる(図8の(c))。
特開2005−131216号公報 特公平4−28386号公報
しかしながら、上述したような真空打栓法を用いて従来の直列順次分注型キット製剤の注射筒に中間摺動弁を配置する場合、注射筒の開口端の内周面が断面円形であるため、種々の不具合が生じることがある。
例えば、中間摺動弁が円筒形状のものである場合、注射筒の開口端の内径が中間摺動弁の外径とほぼ同一であるため、注射筒内の空間を効率的に減圧するためには、図8の(a)の状態にて中間摺動体と注射筒の開口端との間の間隔を十分にとる必要がある。その結果、真空箱内の要素や注射筒の位置精度が低いと、打栓棒にて中間摺動弁を注射筒内に押し込む際、中間摺動弁が注射筒の開口端の縁に接し、中間摺動弁が注射筒内に挿入できないおそれがある。
一方、中間摺動弁が特許文献1に記載のものである場合、中間摺動弁の下端部(リップ部よりも下側部分)の外径は注射筒の開口端の内径よりも小さいため、中間摺動弁の下端部を注射筒の開口端に確実に挿入することができる。しかしながら、リップ部は注射筒の内周面と線接触状態となるため、挿入直後、中間摺動弁の軸線が注射筒の軸線に対して傾斜するおそれがある。その状態では中間摺動弁と注射筒の内周面との間に隙間が生じることも考えられ、そのような場合には中間摺動弁を所定位置まで下降させることはできない。
そこで、本発明の目的は、上述したような不具合を解消できる注射筒を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による注射筒は、内周面に、開口端から所定の長さにわたり延びる溝を備えている。特に、この注射筒は、内部に中間摺動弁が配置される直列順次分注型キット製剤に適している。
この溝がある位置に中間摺動弁を配置した状態でも、注射筒の内部を減圧することができる。従って、真空打栓時、中間摺動弁を注射筒の開口端の近傍にて保持することができ、また中間摺動弁を注射筒の開口端に予め挿入して注射筒内の減圧を行うこともできる。よって、中間摺動弁を正しい姿勢で注射筒に配置させておくことが可能となり、中間摺動弁を注射筒の所定位置まで確実に移動させることができる。
なお、溝の所定長さは中間摺動弁の長さ以下としてもよい。
また、注射口側の内周面に、少なくとも1対の突条を形成し、この突条が中間摺動弁を変形させて中間摺動弁の前後を連通するバイパス流路を対の突条間に形成するようしてもよい。
更に、真空打栓時、中間摺動弁を注射筒内の所望の位置で停止させるために、注射筒の内周面に、開口端から注射口にかけて径が小さくなるテーパを付けておいてもよい。
上述したように、本発明の注射筒を使用することで、中間摺動弁の取付けを容易に且つ確実に行うことが可能となり、キット製剤の製造効率を向上させることができる。
図1は、本発明による注射筒を有するキット製剤を示す斜視図である。 図2は、図1のキット製剤の縦断面図である。 図3は、本発明による注射筒の縦断面図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿っての断面図である。 図5は、図2のV−V線に沿っての断面図であり、中間摺動弁が注射筒の先端に達した状態を示す図である。 図6は、本発明による注射筒に中間摺動弁を配置する真空打栓作業の手順(a)〜(c)を示す説明図である。 図7は、図6の(b)のVII−VII線に沿っての断面図である。 図8は、従来の注射筒に中間摺動弁を配置する真空打栓作業の手順(a)〜(c)を示す説明図である。
符号の説明
10…キット製剤、12…注射筒、14…中間摺動弁、16…本体部、18…注射口、20…リップ部、22…プランジャ、24…突起、26…突条、28…注射針、30…開口端、32…溝、34…隆起部、50…保持機、52…打栓棒。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明による注射筒からなる直列順次分注型キット製剤10を示している。図示のキット製剤10は、基本的には先に述べた従来構成と同様であり、注射筒12の内部に中間摺動弁14を備えている。中間摺動弁14により注射筒12内は2つの空間に仕切られ、それぞれに種類の異なる薬液D1,D2が充填されている。
中間摺動弁14はゴム弾性体の表面を例えばシリコンコーティングやテフロン(登録商標)加工した一体成形物であり、略円筒形の本体部16と、本体部16の外周面の前端側(注射口18側)に形成された環状のリップ部20と、本体部16の外周面の後端側(プランジャ22側)に形成された複数(図示実施形態では6個)の突起24とから構成されている。リップ部20の外径は注射筒12の内径よりも僅かに大きく、注射筒12の前後の空間を液密に仕切っている。また、本体部16の中心点から各突起24の頂点までの距離は、注射筒12の内径の半分と同等又は僅かに大きいため、本体部16の後部が突起24により支持される。従って、中間摺動弁14は、突起24及びリップ部20によって注射筒12に対して同軸状態に維持されることとなり、中間摺動弁14が傾いた状態で摺動して前後の薬液D1,D2が中間摺動弁14を超えて混合する等の事態を防止している。
注射筒12の先端側(注射口18側)の内周面には、図3及び図4からも理解される通り、複数対の突条26が形成されている。注射筒12の内周面上の突条26の長さは、中間摺動弁14の全長よりも短いが、前端からリップ部20までの長さよりも長くされている。また、突条26は注射筒12の先端面の内面まで延びている。プランジャ22を注射筒12内に押し込むと、前側の薬液D1が先ず注射口18、そして注射針28から流出すると共に、中間摺動弁14が前方に摺動して注射筒12の先端に達するが、その位置では、図5に示すように、突条26により中間摺動弁14のリップ部20がへこみ、各対の突条26間の間隙が、後側の薬液D2を注射口18に導くバイパス流路となる。これにより、前側の薬液D1の注射が終了後、引き続き後側の薬液D2の連続的な注射が可能となる。
なお、各対の突条26間の間隔はパイパス流路を確保できる範囲で適宜定めることができるが、後側の薬液D2が粘性の高いものであるならば、比較的大きな間隔とすることが好ましい。また、突条26の数は図示実施形態では3対であるが、その数は限定的なものではなく、少なくとも1対あればよく、後側の薬液D2の注射速度を上げる必要がある場合等には4対以上としてもよい。
注射筒12の開口端30側の内周面には、図4から理解される通り、円弧状の溝32が複数、周方向に等間隔に形成されている。この溝32により、溝32間の部分34は円弧状の隆起部の形態となり、図示実施形態では溝32の円弧長は隆起部34の円弧長よりも長くなっている。また、溝32の長さ(注射筒12の軸線に沿う長さ)は中間摺動弁14の長さと同等又は短く(好ましくは、若干短い程度)されている。すなわち、溝32は、注射筒12の内周面に開口端30から所定の長さにわたって延びており、軸線方向における当該所定の長さは中間摺動弁の長さ以下又は同等とされている。なお、開口端30の内周縁は、中間摺動弁14の挿入を更に容易化するために、外側に向かって拡径されている。
次に図6に沿って、上述したような構成の注射筒12に前側の薬液D1を充填した後、中間摺動弁14を真空打栓法により注射筒12内に配置する場合について説明する。
まず、注射口18にキャップ(図示しない)が取り付けられ薬液が入った注射筒12を、真空箱(図示しない)内にその開口端30を上向きにして垂直状態に配置する。そして、図6の(a)に示すように、中間摺動弁14を、リップ部20を下側にして保持機50により保持し、注射筒12の開口端30の上方に配置する。中間摺動弁14と注射筒12の開口端30との間の間隔は可能な限り小さくすることが有効であり、また、図示していないが、中間摺動弁14の下端部が注射筒12の開口端30の中に入り込んだ状態で中間摺動弁14を保持するようにしてもよい。即ち、真空打栓法では、注射筒12の内部を減圧する必要があるが、注射筒12の開口端30側の内周面に溝32が形成されているため、中間摺動弁14が溝32の下端位置よりも上方にある限り、溝32が空気の流出路となり、注射筒12内の減圧が可能となる。
次に、真空箱内の空気を真空ポンプにより排出し、減圧を開始する。次いで、中間摺動弁14の打栓を行う。中間摺動弁14の打栓は打栓棒52を下降させることで行われ、図6の(b)に示すように、中間摺動弁14は、溝32が形成されている注射筒12の領域に配置される。この打栓工程は、前述したように中間摺動弁14が注射筒12の開口端30の近傍にて保持されているため、注射筒12内に中間摺動弁14の下端部を確実に挿入することができる。また、中間摺動弁14のリップ部20が注射筒12内に十分に入り込んだ時点でも、突起24が保持機50により保持されているため、中間摺動弁14が斜めに注射筒12内に入ることもない。
従来であれば、真空箱内の圧力が所定値に達するまでは、中間摺動弁14の打栓は行わないが、本発明による注射筒12を使用した場合には、減圧開始と同時に或いは減圧開始前から打栓を行ってもよい。図6の(b)に示す位置では、図7からも理解される通り、中間摺動弁14は隆起部34により支持され、中間摺動弁14よりも下側の注射筒12の内部空間は、溝32によって外部と連通し、注射筒12内の減圧が可能となる。従って、真空箱内の減圧開始前に、或いは中間摺動弁14を真空箱に配置する前に、中間摺動弁14を注射筒12の開口端30側に配置しておくことも可能となる。これにより、中間摺動弁14の真空打栓作業を短縮化することが可能となり、キット製剤10の製造効率を向上させることができる。
真空箱内の圧力が所定値に達したならば、更に中間摺動弁14を注射筒12内に押し込む。そして、リップ部20の全周が注射筒12の内周面と接した後、真空箱を開放して常圧に戻すと、図6の(c)に示すように注射筒12内の真空により中間摺動弁14は薬液の液面に接する位置まで移動する。前述したように、中間摺動弁14の軸線は注射筒12の軸線と実質的に平行となっているため、この移動工程は確実に行われ、真空打栓作業は完了する。
なお、中間摺動弁14の移動を円滑に行い所望の位置で確実に停止するよう、注射筒12の内周面に、開口端30から注射口18に向かって径が極く僅か小さくなるようテーパを付け、中間摺動弁14の所望の停止位置で摩擦が大きくなるようにすることが好適である。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、上記実施形態では、中間摺動弁がリップ部を備えたものであるが、全体が円筒形状をなしたもの等、他の形状の中間摺動弁に対しても本発明の注射筒を適用することができる。また、開口端側に溝が形成された本発明による注射筒は、プランジャ先端の弾性エンドストッパを真空打栓する場合にも有効となる。従って、中間摺動弁を有しない通常のキット製剤にも適用が可能である。
本発明によれば、直列順次分注型キット製剤に適した注射筒であり、真空打線法により中間摺動弁を確実に配置することのできる注射筒を提供できる。

Claims (5)

  1. 内周面に、開口端から所定の長さにわたり延びる溝を備える注射筒。
  2. 内部に中間摺動弁が配置されることを特徴とする請求項1に記載の注射筒。
  3. 前記溝の所定の長さが前記中間摺動弁の長さ以下であることを特徴とする請求項2に記載の注射筒。
  4. 注射口側の内周面に、少なくとも1対の突条が形成されており、前記突条が前記中間摺動弁を変形させて前記中間摺動弁の前後を連通するバイパス流路を対の前記突条間に形成するようになっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の注射筒。
  5. 前記内周面は、前記開口端から前記注射口にかけて径が小さくなるテーパが付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の注射筒。
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