JPWO2007083716A1 - ビスカスカップリング - Google Patents
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Abstract
相対回転が発生した場合に差動を制限することができるとともに、必要に応じて、差動制限の解除を行うことができるビスカスカップリングを提供することにある。 ビスカスカップリング1にはアウターハウジング2とインナーハウジング3が備えられ、これらの間に連動用ハウジング12を有し、作動チャンバー18が形成され、インナープレート11とアウタープレート17とが交互に配置されている。連動用ハウジング12にはクラッチ円板25が連結されており、クラッチ円板25の噛み合い歯28と壁部29の噛み合い歯30とが電磁石31の作用により噛み合うことができる。また、電磁石31の作用を解除したとき、クラッチ円板25の噛み合い歯28と、壁部29の噛み合い歯30とに形成された圧力角の接続解除方向への作用と弾性部材36により噛み合いが解除される。
Description
本発明は、例えば、車両の動力伝達系に用いられ、交互に配置されたプレートと粘性流体により駆動力を伝達するビスカスカップリングに関する。
粘性流体による動力伝達を行うビスカスカップリングは、従来より知られており、一例として、特許文献1を紹介する。図5に示すように、このビスカスカップリング100は、アウターハウジング101にアウタープレート102が取り付けられ、インナーハウジング103にインナープレート104が取り付けられている。アウターハウジング101とインナーハウジング103とにより作動室105が形成されており、この作動室内には高粘性流体としてのシリコンオイルが封入されているとともに、アウタープレート102とインナープレート104とが交互に配置している。このビスカスカップリング100は、アウターハウジング101とインナーハウジング103とが相対回転すると、アウタープレート102とインナープレート104とが相対回転し、両プレート102、104の間にシリコンオイルの粘性に起因する粘性抵抗が作用し、アウターハウジング101とインナーナウジング103との差動回転が制限され、動力が伝達されることとなる。
上述したビスカスカップリングによれば、アウターハウジングとインナーハウジングとの間で相対回転が発生すると、差動回転が制限されて動力を伝達することができるが、車両の走行条件や安全走行を考慮すると差動回転の制限の解除が必要となる場合がある。一例として、アンチロックブレーキシステム(ABS)や電子制御スタビリティコントロール(ESC)等を搭載した車両では、動力伝達系において相対回転が発生しても、差動制限を一時的に解除したほうが望ましい場合がある。また、近年の環境問題による車両の燃料消費の抑制がある。ビスカスカップリングを搭載した車両においては、差動を制限し動力を伝達する必要はあるが、差動が発生したときに常に差動制限が行われると燃料消費量が上昇してしまう。差動が発生しても、差動の制限を行う必要が無い場合には、差動制限を解除することができれば、燃料消費量を抑制することができる。
本発明の目的は、車両の安全走行を確実にすべく、相対回転が発生した場合に差動を制限することができるとともに、必要に応じて、差動制限の解除を行うことができるビスカスカップリングを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るビスカスカップリングは、第1動力伝達軸と接続している第1ハウジングと、第2動力伝達軸と接続している第2ハウジングとを有し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に粘性流体が充填された作動チャンバーを備え、この作動チャンバー内には相対回転可能な第1プレートと第2プレートとが交互に配置され、前記第1動力伝達軸と前記第1プレートとの接続/接続解除、或いは、前記第2動力伝達軸と前記第2プレートとの接続/接続解除を行うクラッチ手段を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、第1動力伝達軸と第1プレートとの接続/接続解除をクラッチ機構を介して行うことができ、差動制限を解除するときにはクラッチ機構により接続を解除することができる。また、上記構成によれば、第2動力伝達軸と第2プレートとの接続/接続解除をクラッチ機構を介して行うことができ、差動制限を解除するときにはクラッチ機構により接続を解除することができる。
また、本発明に係るビスカスカップリングは、前記第1ハウジングの内周側に連動用ハウジングを備え、この連動用ハウジングと前記第2ハウジングとにより前記作動チャンバーが形成され、前記連動用ハウジングに第1プレートが取り付けられ、前記第2ハウジングに前記第2プレートが取り付けられており、前記第1ハウジグと前記連動用ハウジングとの接続/接続解除を行うクラッチ手段が設けられていることが望ましい。
また、本発明に係るビスカスカップリングは、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングと封止円板により作動チャンバーが形成され、前記第1ハウジングには前記第1プレートが取り付けられ、前記第2ハウジングには前記第2プレートが取り付けられ、前記第2動力伝達軸と前記第2ハウジングとの接続/接続解除を行うクラッチ手段が設けられていることが望ましい。
また、本発明に係るビスカスカップリングは、前記クラッチ手段は、接続解除方向に作用する圧力角を設けたかみ合い歯が形成された噛み合いクラッチであることが望ましい。
また、本発明に係るビスカスカップリングは、前記連動用ハウジングが移動することで、前記第1ハウジグと前記連動用ハウジングとがクラッチ手段により接続/接続解除されることが望ましい。
また、本発明に係るビスカスカップリングは、前記クラッチ手段が前記作動チャンバーに隣接して配置されていることが望ましい。
本発明のビスカスカップリングによれば、第1動力伝達軸と第1プレート、或いは、第2動力伝達軸と第2プレートとがクラッチ機構を介して接続或いは接続解除されるので、差動制限が必要なときは差動を制限でき、差動制限を解除したいときは、クラッチの接続解除により差動制限を解除することができる。
1 ビスカスカップリング
2 アウターハウジング
3 インナーハウジング
6 第2動力伝達軸
11 インナープレート
12 連動用ハウジング
17 アウタープレート
18 作動チャンバー
25 クラッチ円板
28 噛み合い歯
29 壁部
30 噛み合い歯
31 電磁石
2 アウターハウジング
3 インナーハウジング
6 第2動力伝達軸
11 インナープレート
12 連動用ハウジング
17 アウタープレート
18 作動チャンバー
25 クラッチ円板
28 噛み合い歯
29 壁部
30 噛み合い歯
31 電磁石
本発明に係るビスカスカップリングの実施形態の一例を図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1は本発明に係るビスカスカップリングの説明図である。ビスカスカップリング1はアウターハウジング2(第1ハウジング)とインナーハウジング3(第2ハウジング)とを備えている。アウターハウジング2は中央内面において、円筒部が形成されているとともに、左端部分には連結部4が形成されており、この連結部4のところで第1動力伝達軸(図示せず)と接続されている。インナーハウジング3は、アウターハウジング2の内部に配置されており、インナーハウジング3の内周面5と第2動力伝達軸6の外周面7とがスプライン嵌合されている。アウターハウジング2とインナーハウジング3との間にはベアリング8が配置され、アウターハウジング2と第2動力伝達軸6との間にもベアリング9が配置されている。これらの2つのベアリング8、9によりアウターハウジング2とインナーハウジング3とが相対回転可能に構成されているとともに、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸6とが相対回転可能な構成となっている。
インナーハウジング3の外周面には長手方向に向かい外周歯10が形成されており、この外周歯10にインナープレート11の内周歯部が係合している。インナーハウジング3とアウターハウジング2との間には、アウターハウジング2と連動することができる連動用ハウジング12が配置されている。連動用ハウジング12はビスカスカップリング1の略中央のところでアウターハウジング2の内周形状に沿うように、円筒形状となっており本体部13と円板壁14と連結円板15とにより主に構成されている。本体部13の内周面には長手方向に向かい内周歯16が形成されており、この内周歯16にアウタープレート17の外周歯部が係合している。
連動用ハウジング12とインナーハウジング3とにより作動チャンバー18が形成され、この作動チャンバー18内にはシリコンオイルからなる高粘性流体が充填されており、連動用ハウジング12の下部に設けられたオイルシールリング19、20により液密状態に保たれている。また、連動用ハウジング12の円板壁14には外部と連通可能な開口部21が設けられ、この開口部21からシリコンオイルを作動チャンバー18内に充填後、封止用ボール22により開口部21を封止してシリコンオイルが外部に漏れるのを防いでいる。
作動チャンバー18内では、アウタープレート17とインナープレート11とが交互に配置しており、この図では、インナープレート11とアウタープレート17の両側部分のみを示し、中央部分を省略しているが、実際には、インナープレート11とアウタープレート17は交互に連続して多くの枚数が配置されている。
連動用ハウジング12の連結円板15の外側には肩部23が設けられ、この肩部23の外周面上に外周歯24が形成されており、この外周歯24はクラッチ円板25の内周面内に形成された内周歯26と噛み合っている。クラッチ円板25は肩部23の外周歯24と噛み合いながら軸方向(図でみて左右方向)に移動可能であり、クラッチ円板25の上部に設けられた突起35がアウターハウジング2のストッパー27に当接することでその移動が規制されている。クラッチ円板25の外周側の円周面上には接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯28が形成されており、アウターハウジング2の壁部29の内側の円周面上に形成された接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯30と噛み合うことでアウターハウジング2と連動用ハウジング12とが一体回転可能な構成となっている。2つの噛み合い歯28、30を含むクラッチ手段は作動チャンバー18に隣接して配置されている。
アウターハウジング2の壁部29の外側には電磁石31が設けられ、この電磁石31には電力線32を通して電力が供給可能となっている。電磁石31に電力が供給されると、アウターハウジング2の円筒部に形成された非磁性部37と壁部29に形成された非磁性部38を配置することでクラッチ円板25と壁部29と電磁石31と後部33に磁路39が発生し、クラッチ円板25が電磁石31に接近するような磁石作用がおこる。その結果、クラッチ円板25の噛み合い歯28と壁部29の噛み合い歯30とが噛み合うことができる。尚、アウターハウジング2の後部33と電磁石31との間にはベアリング34が配置されており、アウターハウジング2は回転可能に構成されているが、電磁石31は回転せず固定された状態となっている。また、電磁石31への電力供給を行わないことにより、磁石作用を解除したとき、クラッチ円板25の噛み合い歯28と壁部29のかみ合い歯30とを噛み合い解除方向に付勢する弾性部材36をクラッチ円板25と壁部29との間に配置している。
上述したビスカスカップリング1において、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸6との間に差動(回転差)が発生した場合の差動制限の方法について説明する。第1動力伝達軸の回転数が第2動力伝達軸の回転数よりも大きい場合を例にして以下に述べる。第1動力伝達軸の回転は、この第1動力伝達軸と連結しているアウターハウジング2に伝達される。この時、電磁石31には電力が供給されており、クラッチ円板25は電磁石31側に引き寄せられているので、クラッチ円板25とアウターハウジング2の壁部29とが連結された状態となっている。従って、アウターハウジング2の回転が連動用ハウジング12に伝達されて、アウタープレート17が回転させられる。この時、粘性流体を介してアウタープレート17の回転がインナープレート11に伝達されていく。インナープレート11が回転させられると、インナーハウジング3が回転させられ、最終的には第2動力伝達軸6が回転させられることとなる。動力伝達の経路をこの図の矢印Aで示している。
次に、差動の制限を解除する方法について説明する。差動制限を解除するには、電磁石31への電力供給を行わないことにより、電磁石作用を解除する。すると、クラッチ円板25は、噛み合い歯28、30に形成された圧力角による接続解除方向への作用と弾性部材36により、図でみて左方向に移動させられ、クラッチ円板25の突起35がストッパー27に当接し、クラッチ円板25の噛み合い歯28と壁部29の噛み合い歯30との噛み合いが解除される。そのため、アウターハウジング2の回転が連動用ハウジング12に伝達されることが無いので、結果として、インナーハウジング3及び第2動力伝達軸6への動力伝達が行われない。差動制限を解除されると、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸6はそれぞれ相対回転が可能となる。
図2は本発明に係るビスカスカップリングの別な実施形態を示している。このビスカスカップリング50は、アウターハウジング51とインナーハウジング52とを備えており、アウターハウジング51の端部53では第1動力伝達軸が連結されているとともに、インナーハウジング52は第2動力伝達軸54に連結されている。また、アウターハウジング51とインナーハウジング52との間にはベアリング55が配置され、アウターハウジング51と第2動力伝達軸54との間にもベアリング56が配置されている。これらのベアリング55、56によりアウターハウジング51/第1動力伝達軸とインナーハウジング52/第2動力伝達軸が相対回転可能となっている。
アウターハウジング51とインナーハウジング52間には封止円板57が配置され、これら51、52、57により作動チャンバー58がオイルシールリング59、60により液密に形成されている。作動チャンバー58内には、粘性流体が充填されているとともに、アウタープレート61及びインナープレート62が交互に配置され、アウタープレート61はアウターハウジングに51取り付けられているとともに、インナープレート62はインナーハウジング52に取り付けられている。
封止円板57の外側には、クラッチ円板63が配置されており、このクラッチ円板63の内周面に形成された内周歯75と、インナーハウジング52の外周面に形成された外周歯76が噛み合いながら軸方向に移動可能となっているとともに、円周方向上に接続解除方向に作用する圧力角をもった噛み合い歯64が形成されている。インナーハウジング52と第2動力伝達軸54との間には、インナーメンバー65が配置されており、このインナーメンバー65は第2動力伝達軸54とスプライン嵌合されている。インナーメンバー65のフランジ部には接続解除方向に作用する圧力角をもった噛み合い歯66が形成されており、この噛み合い歯66はクラッチ円板63の噛み合い歯64と噛み合うことができる構成となっている。2つの噛み合い歯64、66を含むクラッチ手段は作動チャンバー58に隣接して配置されている。
アウターハウジング51には壁部材67が設けられており、この壁部材67はアウターハウジング51とねじ機構68を介して又は溶接等により連結されている。壁部材67の肩部69には電磁石70がベアリング71を介して配置している。電磁石70は電力線77により電力供給可能であり、電磁石70に電力が供給されると、壁部材67に形成された非磁性部73を配置することで、クラッチ円板63と壁部材67と肩部69と電磁石70に磁路74が発生し、磁石作用が発生して電磁石70の方向にクラッチ円板63を引き付けることができる。電磁石70への電力供給を行わないことにより、磁石作用を解除したとき、クラッチ円板63の噛み合い歯64とインナーメンバー65の噛み合い歯66とを噛み合い解除方向に付勢する弾性部材72をクラッチ円板63とインナーメンバー65との間に配置している。
このような構成のビスカスカップリング50で差動制限させる方法について説明する。一例として第1動力伝達軸の回転数が第2動力伝達軸の回転数よりも大きい場合の差動制限について以下に述べる。この場合、アウターハウジング51が回転させられることにより作動チャンバー58内でアウタープレート61が回転する。この回転力が粘性流体を介してインナープレート62に伝達され、インナーハウジング52が回転する。ここで、差動制限を行うときには、電磁石70に電力を供給してクラッチ円板63を引き付けでおくので、クラッチ円板63の噛み合い歯64とインナーメンバー65の噛み合い歯66とが噛み合って動力が伝達される。その結果、第2動力伝達軸が回転させられて、差動制限を行うことができる。動力伝達の経路をこの図の矢印Aで示している。
次に、差動制限を解除する方法について説明する。差動制限を解除するには、電磁石70への電力供給を遮断して、磁石作用を解除する。すると、クラッチ円板63は噛み合い歯64、66に形成された圧力角による接続解除方向への作用と弾性部材72により、図で見て左方向に移動させられ、クラッチ円板63の噛み合い歯64とインナーメンバー65の噛み合い歯66との噛み合いが解除されるため、第2動力伝達軸にへ動力が伝達されず、差動制限が解除される。
図3は本発明に係るビスカスカップリングの別な実施形態の説明図である。ビスカスカップリング201はアウターハウジング202とインナーハウジング203とを備えている。アウターハウジング202は中央内面において、円筒部が形成されているとともに、左端部分には連結部204が形成されており、この連結部204のところで第1動力伝達軸(図示せず)と接続されている。インナーハウジング203は、アウターハウジング202の内部に配置されており、インナーハウジング203の内周面205と第2動力伝達軸206の外周面207とがスプライン嵌合されている。アウターハウジング202とインナーハウジング203との間にはベアリング208が配置され、アウターハウジング202と第2動力伝達軸206との間にもベアリング209が配置されている。これらの2つのベアリング208、209によりアウターハウジング202とインナーハウジング203とが相対回転可能に構成されているとともに、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸206とが相対回転可能な構成となっている。
インナーハウジング203の外周面には長手方向に向かい外周歯210が形成されており、この外周歯210にインナープレート211の内周歯部が係合している。インナーハウジング203とアウターハウジング202との間には、アウターハウジング202と連動することができる連動用ハウジング212が配置されている。連動用ハウジング212はビスカスカップリング201の略中央のところでアウターハウジング202の内周形状に沿うように、円筒形状となっており本体部213と円板壁214と連結円板215とにより主に構成されている。本体部213の内周面には長手方向に向かい内周歯216が形成されており、この内周歯216にアウタープレート217の外周歯部が係合している。
連動用ハウジング212とインナーハウジング203とにより作動チャンバー218が形成され、この作動チャンバー218内にはシリコンオイルからなる高粘性流体が充填されており、連動用ハウジング212の下部に設けられたオイルシールリング219、220により液密状態に保たれている。また、連動用ハウジング212の円板壁214には外部と連通可能な開口部221が設けられ、この開口部221からシリコンオイルを作動チャンバー218内に充填後、封止用ボール222により開口部221を封止してシリコンオイルが外部に漏れるのを防いでいる。
作動チャンバー218内では、アウタープレート217とインナープレート211とが交互に配置しており、この図では、インナープレート211とアウタープレート217の両側部分のみを示し、中央部分を省略しているが、実際には、インナープレート211とアウタープレート217は交互に連続して多くの枚数が配置されている。
連動用ハウジング212の連結円板215の外側には肩部223が設けられ、この肩部223の内周面上に内周歯224が形成されており、この内周歯224はクラッチ円板225の外周面内に形成された外周歯226と噛み合っている。クラッチ円板225は肩部223の内周歯224と噛み合いながら軸方向(図でみて左右方向)に移動可能であり、クラッチ円板225の下部が連結円板215の肩部250に当接することでその移動が規制されている。クラッチ円板225の外周側の円周面上には接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯228が形成されており、アウターハウジング202の壁部229の内側の円周面上に形成された接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯230と噛み合うことでアウターハウジング202と連動用ハウジング212とが一体回転可能な構成となっている。2つの噛み合い歯228、230を含むクラッチ手段は作動チャンバー218に隣接して配置されている。
アウターハウジング202の壁部229の外側には電磁石231が設けられ、この電磁石231には電力線232を通して電力が供給可能となっている。電磁石231に電力が供給されると、アウターハウジング202の円筒部に形成された非磁性部237と壁部229に形成された非磁性部238を配置することでクラッチ円板225と壁部229と電磁石231と後部233に磁路239が発生し、クラッチ円板225が電磁石231に接近するような磁石作用がおこる。その結果、クラッチ円板225の噛み合い歯228と壁部229の噛み合い歯230とが噛み合うことができる。尚、アウターハウジング202の後部233と電磁石231との間にはベアリング234が配置されており、アウターハウジング202は回転可能に構成されているが、電磁石231は回転しない構成となっている。また、電磁石231への電力供給を行わないことにより、磁石作用を解除したとき、クラッチ円板225の噛み合い歯228と壁部229のかみ合い歯230とを噛み合い解除方向に付勢する弾性部材236をクラッチ円板225と壁部229との間に配置している。
上述したビスカスカップリング201において、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸206との間に差動(回転差)が発生した場合の差動制限の方法について説明する。第1動力伝達軸の回転数が第2動力伝達軸の回転数よりも大きい場合を例にして以下に述べる。第1動力伝達軸の回転は、この第1動力伝達軸と連結しているアウターハウジング202に伝達される。この時、電磁石231には電力が供給されており、クラッチ円板225は電磁石231側に引き寄せられているので、クラッチ円板225とアウターハウジング202の壁部229とが連結された状態となっている。従って、アウターハウジング202の回転が連動用ハウジング212に伝達されて、アウタープレート217が回転させられる。この時、粘性流体を介してアウタープレート217の回転がインナープレート211に伝達されていく。インナープレート211が回転させられると、インナーハウジング203が回転させられ、最終的には第2動力伝達軸206が回転させられることとなる。動力伝達の経路をこの図の矢印Aで示している。
次に、差動の制限を解除する方法について説明する。差動制限を解除するには、電磁石231への電力供給を行わないことにより、電磁石作用を解除する。すると、クラッチ円板225は、噛み合い歯228、230に形成された圧力角による接続解除方向への作用と弾性部材236により、図でみて左方向に移動させられ、クラッチ円板225の下部が連結円板215の肩部250に当接し、クラッチ円板225の噛み合い歯228と壁部229の噛み合い歯230との噛み合いが解除される。そのため、アウターハウジング202の回転が連動用ハウジング212に伝達されることが無いので、結果として、インナーハウジング203及び第2動力伝達軸206への動力伝達が行われない。差動制限を解除されると、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸206はそれぞれ相対回転が可能となる。この実施形態では、連結円板215の肩部223に設けた内周歯224とクラッチ円板225の外周歯226とを外径側(外周側)に設けているので、歯数を多くすることができ、従って、内径側に設けた場合と比べると、内周歯224と外周歯226に入力される力を分散することができるので、より大きなトルクを伝達することができる。また、クラッチ円板225の移動を容易にすることができる。
図4は本発明に係るビスカスカップリングの更に別な実施形態の説明図である。ビスカスカップリング301はアウターハウジング302とインナーハウジング303とを備えている。アウターハウジング302は中央内面において、円筒部が形成されているとともに、左端部分には連結部304が形成されており、この連結部304のところで第1動力伝達軸(図示せず)と接続されている。インナーハウジング303は、アウターハウジング302の内部に配置されており、インナーハウジング303の内周面305と第2動力伝達軸306の外周面307とがスプライン嵌合されている。アウターハウジング302と第2動力伝達軸306の先端部に連結された端部351との間にはベアリング308が配置され、更に、アウターハウジング302と第2動力伝達軸306との間にもベアリング309が配置されている。これらの2つのベアリング308、309によりアウターハウジング302と第2動力伝達軸306(スプライン嵌合しているインナーハウジング303も同様)とが相対回転可能に構成されているとともに、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸206とが相対回転可能な構成となっている。
インナーハウジング303の外周面には長手方向に向かい外周歯310が形成されており、この外周歯310にインナープレート311の内周歯部が係合している。インナーハウジング303とアウターハウジング302との間には、アウターハウジング302と連動することができる連動用ハウジング312が配置されている。連動用ハウジング312はビスカスカップリング301の略中央のところでアウターハウジング302の内周形状に沿うように、円筒形状となっており本体部313と円板壁314と連結円板315とにより主に構成されている。本体部313の内周面には長手方向に向かい内周歯316が形成されており、この内周歯316にアウタープレート317の外周歯部が係合している。連動用ハウジング312は長手方向(図でみて左右方向)に移動可能な構成となっている。
また、連動用ハウジング312とインナーハウジング303とにより作動チャンバー318が形成され、この作動チャンバー318内にはシリコンオイルからなる高粘性流体が充填されており、連動用ハウジング312の下部に設けられたオイルシールリング319、320により液密状態に保たれている。また、連動用ハウジング312の円板壁314には外部と連通可能な開口部321が設けられ、この開口部321からシリコンオイルを作動チャンバー318内に充填後、封止用ボール322により開口部321を封止してシリコンオイルが外部に漏れるのを防いでいる。
作動チャンバー318内では、アウタープレート317とインナープレート311とが交互に配置しており、この図では、インナープレート311とアウタープレート317の両側部分のみを示し、中央部分を省略しているが、実際には、インナープレート311とアウタープレート317は交互に連続して多くの枚数が配置されている。
連動用ハウジング312の連結円板315の外側の外周側の円周面上には接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯328が形成されており、アウターハウジング302の壁部329の内側の円周面上に形成された接続解除方向に作用する圧力角を設けた噛み合い歯330と噛み合うことでアウターハウジング302と連動用ハウジング312とが一体回転可能な構成となっている。2つの噛み合い歯328、330を含むクラッチ手段は作動チャンバー318に隣接して配置されている。
アウターハウジング302の壁部329の外側には電磁石331が設けられ、この電磁石331には電力線332を通して電力が供給可能となっている。電磁石331に電力が供給されると、アウターハウジング302の円筒部に形成された非磁性部337と壁部329に形成された非磁性部338を配置することで連結円盤315と壁部329と電磁石331と後部333に磁路339が発生し、連結円板315(連動用ハウジング312)が電磁石331に接近するような磁石作用がおこる。その結果、連動用ハウジング312が移動され、連結円板315の噛み合い歯328と壁部329の噛み合い歯330とが噛み合うことができる。尚、アウターハウジング302の後部333と電磁石331との間にはベアリング334が配置されており、アウターハウジング302は回転可能に構成されているが、電磁石331は回転しない構成となっている。また、電磁石331への電力供給を行わないことにより、磁石作用を解除したとき、連結円板325の噛み合い歯328と壁部329のかみ合い歯330とを噛み合い解除方向に付勢する弾性部材336を連結円板315と壁部329との間に配置している。
上述したビスカスカップリング301において、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸306との間に差動(回転差)が発生した場合の差動制限の方法について説明する。第1動力伝達軸の回転数が第2動力伝達軸の回転数よりも大きい場合を例にして以下に述べる。第1動力伝達軸の回転は、この第1動力伝達軸と連結しているアウターハウジング302に伝達される。この時、電磁石331には電力が供給されており、連動用ハウジング312が移動させられている。連結円板315は電磁石331側に引き寄せられているので、連結円板315とアウターハウジング302の壁部329とが連結された状態となっている。従って、アウターハウジング302の回転が連動用ハウジング312に伝達されて、アウタープレート317が回転させられる。この時、粘性流体を介してアウタープレート317の回転がインナープレート311に伝達されていく。インナープレート311が回転させられると、インナーハウジング303が回転させられ、最終的には第2動力伝達軸306が回転させられることとなる。動力伝達の経路をこの図の矢印Aで示している。
次に、差動の制限を解除する方法について説明する。差動制限を解除するには、電磁石331への電力供給を行わないことにより、電磁石作用を解除する。すると、噛み合い歯328、330に形成された圧力角による接続解除方向への作用と弾性部材336により、連動用ハウジング312が図でみて左方向に移動させられ、2つの噛み合い歯328、330との噛み合いが解除される。そのため、アウターハウジング302の回転が連動用ハウジング312に伝達されることが無いので、結果として、インナーハウジング303及び第2動力伝達軸306への動力伝達が行われない。差動制限を解除されると、第1動力伝達軸と第2動力伝達軸306はそれぞれ相対回転が可能となる。
上述したように、本実施形態のビスカスカップリングは電磁石を作用させることで、差動を制限させることができるとともに、電磁石を作用させないことで差動制限を解除することができる。電磁石のオン/オフ制御は他の制御機構と連動させてもよく、また、手動等による強制的な切り換えであってもよい。一例として、ABSによるアンチロッキングブレーキ制御が行われているときに連動させて電磁石への電力供給を遮断させることができる。また、ESCと連動させて、独立型自動ブレーキの制御時に電磁石への電力供給を遮断させることができる。更に、トラクションコントロール時に電磁石への電力供給を遮断してもよい。その他、高速走行時等に電磁石への電力供給を遮断することで車両の燃料消費量を抑制することができたり、車両牽引時に電力供給を遮断することでビスカスカップリングの故障を回避することができる。
本発明に係るビスカスカップリングは上述した実施形態において、第1動力伝達軸から第2動力伝達軸に動力を伝達して差動制限を行っている例を示したが、逆の伝達方式でも可能である。すなわち、第2動力伝達軸から第1動力伝達軸に動力を伝達して差動制限を行うことができる。また、上述の実施形態では、電磁石を使用してクラッチ手段を締結/締結解除を行っているが、電磁石以外のものを用いても可能である。一例として、油圧システム、空気圧システム、モータ駆動を利用してクラッチ手段の締結或いは締結解除を行うことができる。
Claims (6)
- 第1動力伝達軸と接続している第1ハウジングと、第2動力伝達軸と接続している第2ハウジングとを有し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に粘性流体が充填された作動チャンバーを備え、この作動チャンバー内には相対回転可能な第1プレートと第2プレートとが交互に配置され、前記第1動力伝達軸と前記第1プレートとの接続/接続解除、或いは、前記第2動力伝達軸と前記第2プレートとの接続/接続解除を行うクラッチ手段を備えていることを特徴とするビスカスカップリング。
- 前記第1ハウジングの内周側に連動用ハウジングを備え、この連動用ハウジングと前記第2ハウジングとにより前記作動チャンバーが形成され、前記連動用ハウジングに前記第1プレートが取り付けられ、前記第2ハウジングに前記第2プレートが取り付けられており、前記第1ハウジグと前記連動用ハウジングとの接続/接続解除を行うクラッチ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のビスカスカップリング。
- 前記第1ハウジングと前記第2ハウジングと封止円板により作動チャンバーが形成され、前記第1ハウジングには前記第1プレートが取り付けられ、前記第2ハウジングには前記第2プレートが取り付けられ、前記第2動力伝達軸と前記第2ハウジングとの接続/接続解除を行うクラッチ手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のビスカスカップリング。
- 前記クラッチ手段は、噛み合い歯が形成された噛み合いクラッチであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のビスカスカップリング。
- 前記連動用ハウジングが移動することで、前記第1ハウジグと前記連動用ハウジングとがクラッチ手段により接続/接続解除されることを特徴とする請求項2に記載のビスカスカップリング。
- 前記クラッチ手段は、前記作動チャンバーに隣接して配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のビスカスカップリング。
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