JPWO2007077914A1 - 固体電解コンデンサ - Google Patents
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固体電解コンデンサは、弁作用金属または導電性酸化物からなる陽極体の表面に誘電体層、該誘電体層上に半導体層、導電体層を順次積層した固体電解コンデンサ素子を外装体で封口して作製される。陽極体の形状としては、表面層に微細の細孔を有する金属箔または導電性酸化物箔や、内部に微小な細孔を有する金属粉または導電性酸化物粉の焼結体がある。このような陽極体の微細な細孔表面にも誘電体層が形成され、細孔内の誘電体層上にも半導体層が積層される。半導体層として高電導率を有する有機半導体や無機半導体を使用することにより低ESRである固体電解コンデンサが作製されてきた。
また、固体電解コンデンサの導電体層を形成するため使用される導電性ペーストを改良して低ESRである固体電解コンデンサを作製する検討もなされている。例えば、特許文献1には、粒径10〜500Åの金属微粒子を用いた膜厚0.01〜5μmの導電膜、特許文献2には、平均粒径0.05μm以下の金属粒子からなる金属層、また、特許文献3には、平均粒径0.2〜20μmの銀粒子と平均粒径1〜100nmの銀ナノ粒子とバインダーを混合した銀ペーストを用いた銀層が、それぞれ、開示されている。
さらに、特許文献1では10〜500Åの金属微粒子、また、特許文献2では0.05μm以下の金属微粒子が用いられているが、このように微小なサイズを有する金属微粒子から形成される導電層は、層内に微小なクラックが生じ、金属粒子間の接触が失われてしまう。さらに、特許文献3では平均粒径0.2〜20μmの銀粒子と平均粒径1〜100nmの銀ナノ粒子の混合物が提案されているが、ESRの低減化効果は十分ではない。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、十分に低減されたESRを有する固体電解コンデンサを提供することにある。
すなわち、本発明者は、導電性粉末の粒径について検討した結果、ナノスケールの導電性粉末が接触抵抗の低減に寄与し、有効であることを見出した。しかし、一方で粒子が小さくなりすぎると、逆に接触抵抗が大きくなることも判明した。かくして、導電性粉末の粒度分布が少なくとも2つのピークを有し、かつ、最小のピーク粒径が100nmより大きく、1μm以下の範囲にあるものがESRの低減に有効であることを見出した。このように特定された粒径分布と粒子サイズがESRの低減に有効である理由は、明確でないが、バインダーの影響が若干あることと、微粒子化による表面エネルギー変化が影響しているためと思われる。
(1)弁作用を有する金属材料または導電性酸化物からなる陽極体の表面に誘電体層、固体電解質層、導電体層を順次積層した固体電解コンデンサにおいて、導電体層が導電性粉末を含有し、該導電性粉末の粒度分布が少なくとも2つのピークを有し、最小のピーク粒径が100nmより大きく、1μm以下の範囲にあることを特徴とする固体電解コンデンサ。
(3)導電性粉末の最小のピーク粒径が100〜500nmの範囲にある(1)または(2)に記載の固体電解コンデンサ。
(4)導電性粉末の最小のピーク粒径に対して8〜75倍のピーク粒径であるピークを少なくとも1つ含有する(1)から(3)のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
(5)前記弁作用を有する金属材料が、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウムおよびそれらの合金から選ばれる材料である(1)から(4)のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
(7)導電体層の厚さが、5μm〜100μmの範囲である(1)から(6)のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
(9)高分子固体電解質が、3,4−エチレンジオキシチオフェンから導かれる繰返し単位からなる重合体を含む(8)に記載の固体電解コンデンサ。
(10)固体電解質がさらにアリールスルホン酸塩をドーパントとして含む(8)または(9)に記載の固体電解コンデンサ。
(12)導電性粉末として、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、銅−ニッケル合金、銀合金、銀混合粉、および銀によって被覆された粉からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いる(11)に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
(14)導電性粉末の混合物の最小のピーク粒径が100〜500nmの範囲にある(11)〜(13)のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
(15)導電性粉末の混合物として、最小のピーク粒径に対して8〜75倍のピーク粒径であるピークを少なくとも1つ有する混合物を用いる(11)〜(14)のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
2 誘電体皮膜
3 固体電解質層
4 導電体層
5 絶縁層
6 固体電解コンデンサ素子
7 陽極リード
8 陰極リード
9 エポキシ樹脂封止材
[弁作用金属]
固体電解コンデンサの基材は、表面に誘電体酸化皮膜を有する弁作用金属である。弁作用金属は、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウムまたはこれらを基質とする合金系の弁作用を有する金属の箔、棒、またはこれらを主成分とする焼結体などから選ばれる。これらの金属は、空気中の酸素により表面が酸化された誘電体酸化皮膜を有しているが、予め公知の方法によりエッチング処理などをして粗面化する。次に、常法に従い化成処理して確実に誘電体酸化皮膜を形成しておくことが好ましい。弁作用金属としては、酸化アルミナ層を有するアルミニウム箔が好ましく用いられる。弁作用金属は粗面化後、予め、固体電解コンデンサの形状に合わせた寸法に裁断したものを使用するのが好ましい。
所定の形状に裁断された弁作用金属の化成処理は、種々の方法によって行なうことができる。予め化成処理しておくことにより、仮にマスキング層に欠陥が生じた場合にも、漏れ電流の増加が防止される。
化成処理の条件は特に限定されるものではないが、例えば、シュウ酸、アジピン酸、ホウ酸、リン酸などの少なくとも1種を含む電解液を用い、その電解液濃度が0.05質量%〜20質量%、温度が0℃〜90℃、電流密度が0.1mA/cm2 〜200mA/cm2 、化成時間が60分以内の条件で化成を行なう。電圧は処理する化成箔の既に形成されている皮膜の化成電圧に応じた数値とする。さらに好ましくは前記電解液濃度が0.1質量%〜15質量%、温度が20℃〜70℃、電流密度が1mA/cm2 〜100mA/cm2 、化成時間が30分以内の範囲内で条件を選定する。
化成処理の前後に、必要により、例えば、耐水性の向上のためのリン酸浸漬処理、皮膜強化のための熱処理または沸騰水への浸漬処理などを行なうことができる。
本化成処理は、下記マスキング材を用いてマスキング層を形成した後に実施するが、場合によってはマスキング前にも実施してもよい。
マスキング層は、前記化成処理時に化成液が固体電解コンデンサの陽極となる部分に滲み上がるのを防止し、かつ後工程で形成される固体電解質(陰極部分)との絶縁を確実とするために設けられる。マスキング材としては一般的な耐熱性樹脂、好ましくは溶剤に可溶または膨潤しうる耐熱性樹脂またはその前駆体、無機質微粉とセルロース系樹脂からなる組成物(特開平11−80596号公報)などが使用できるが、材料には制限されない。具体例としては、ポリフェニルスルホン(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、シアン酸エステル樹脂、フッ素樹脂(テトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体など)、低分子量ポリイミドおよびそれらの誘導体などが挙げられる。特に好ましくは、低分子量ポリイミド、ポリエーテルスルホン、フッ素樹脂およびそれらの前駆体が挙げられる。
本発明では、200℃以下、好ましくは100〜200℃の低温度での熱処理により硬化が十分可能であり、陽極箔の表面上の誘電体層の熱による破損・破壊などの外的衝撃が少ないポリイミドを使用することができる。
層時の圧力に対向)、樹脂の耐熱性・耐候性(架橋機構の導入)の改善が期待できる。
また、可溶性ポリイミドシロキサンとエポキシ樹脂からなる組成物(特開平8−253677号公報(米国特許第5643986号))を用いることによって、上記シリコーンオイル(ポリシロキサン)の添加と同様の効果を得ることができる。
上記マスキング材は、有機溶剤に溶解または分散可能であり、塗布操作に適した任意の固形分濃度(したがって、粘度)の溶液または分散液として適用する。溶液または分散液は、容易に調製することができる。溶液または分散液をの濃度は、約10〜60質量%が好ましく、約15〜40質量%がより好ましい。また、粘度は、約50〜30,000cPが好ましく、約500〜15,000cPがより好ましい。低濃度、低粘度側では、マスキング線が滲み易いという問題がある。逆に、高濃度、高粘度側では糸引きなどが起こり、線幅が不安定になりやすい。
マスキング材溶液または分散液によって形成されるマスキング層は、マスキング材溶液または分散液の塗布後、必要に応じて乾燥、加熱、光照射などの処理を行なってもよい。
本発明において、固体電解質としては、固体電解質形成性材料として従来知られているものを特に制限なく使用できるが、ピロール、チオフェン、アニリンまたはフランから導かれる繰返し単位、またはそれらの骨格を有する誘導体の少なくとも1つを繰り返し単位として含む導電性重合体が好ましく使用できる。中でも、3,4−エチレンジオキシチオフェンの導電性重合体が特に好ましい。導電性重合体を形成する具体的方法としては、例えば、3,4−エチレンジオキシチオフェン単量体および酸化剤を好ましくは溶液の形態において、前後して別々にまたは一緒に金属箔の酸化皮膜層に塗布して重合し、形成する方法〔特開平2−15611号公報(米国特許第4,910,645号)や特開平10−32145号公報(欧州特許公開第820076(A2)号)〕などが利用できる。
本発明の固体電解コンデンサでは、前述した方法などで形成された固体電解質層の上に導電体層が形成される。
導電体層としては、例えば、銀ペースト、銅ペースト、アルミニウムペースト、カーボンペースト、ニッケルペーストなどの導電ペーストの固化、ニッケルメッキ、銅メッキ、銀メッキ、アルミニウムメッキ、金メッキなどのメッキ、アルミニウム、ニッケル、銅、銀、金などの金属蒸着、耐熱性の導電性樹脂フィルムの付着などにより形成することができる。
導電性粉末のピーク粒径の数は、2以上であれば格別限定されないが、2〜5であることが好ましく、2または3であることが特に好ましい。
さらに、好ましくは、導電性粉末は、最小のピーク粒径に対し8倍から75倍のピーク粒径であるピークを少なくとも1つ含有する。
好ましい導電体層の具体例としては、導電性ペーストとして、本発明の上記粒度分布特性を満足する金属導電性粉末を含む金属ペースト、および、この金属ペーストに、さらにカーボンを混入したペーストを積層したものを挙げることができる。
本発明固体コンデンサにおける導電体層に使用される導電性ペーストは、導電性粉末と樹脂を主成分として含む。用いる樹脂としては、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、フッ素樹脂、エステル樹脂、イミドアミド樹脂、アミド樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂などを挙げることができるが、これら以外の公知の樹脂を使用することも可能である。これらの中でも、アクリル樹脂、エポキシ樹脂およびフッ素樹脂が好ましい。これらの樹脂は、複数種を併用してもよい。
上記のように導電体層を積層して固体電解コンデンサ素子が作製される。
本発明のコンデンサは、前記コンデンサ素子の導電体層の一部を、別途用意した一対の対向して配置された先端部を有するリードフレームの一方の先端部に載置し、さらに陽極体の一部(陽極体が陽極リードを有する構造の場合は陽極リード。この場合は寸法を合わすために陽極リードの先端を切断して使用してもよい。)を前記リードフレームの他方の先端部に載置し、例えば前者は導電ペーストの固化で、後者は溶接で各々電気的・機械的に接合した後、前記リードフレームの先端部の一部を残して樹脂封口し、樹脂封口外の所定部でリードフレームを切断し、折り曲げ加工(リードフレームが樹脂封口の下面にあってリードフレームの下面または下面と側面のみを残して封口されている場合は、切断加工のみでもよい。)して作製される。前記リードフレームは、前述したように切断加工されて最終的にはコンデンサの外部端子となるが、形状は、箔または平板状であり、材質としては鉄、銅、アルミニウムまたはこれら金属を主成分とする合金が使用される。前記リードフレームの一部または全部に半田、錫、チタン、金、銀などのメッキが施されていてもよい。リードフレームとメッキとの間に、ニッケルまたは銅などの下地メッキがあってもよい。
リードフレームには、前述のように一対の対向して配置された先端部が存在し、この先端部間に隙間があることで、各固体電解コンデンサ素子の陽極部と導電体層部とが絶縁される。
このように作製された固体電解コンデンサは、導電体層形成時や外装時の熱的および/または物理的な誘電体層の劣化を修復するために、エージング処理を行ってもよい。
本発明の固体電解コンデンサは、ESR値が良好であることから、これを用いることにより高速応答性のよい電子回路および電子機器を得ることができる。
ニオブ 粉(約0.1g)をタンタル素子自動成形機(株式会社 精研製 TAP−2R)ホッパーに入れ、0.3mmφのニオブ線と共に自動成形し、大きさ4.5mm×3.0mm×1.8mmの成形体を作製した。この成形体を4×10−3Paの減圧下、1250℃で30分間放置することにより焼結体を得た。この焼結体各系30個を用意し、20Vの電圧で、0.1%リン酸水溶液中200分間電解化成して、表面に誘電体酸化皮膜を形成した。次に、誘電体酸化被膜の上に、過硫酸アンモニウム10%水溶液とアントラキノンスルホン酸0.5%水溶液の等量混合液を接触させた後、ピロール蒸気を触れさせる操作を少なくとも5回行うことによりポリピロールからなる対電極(対極)を形成した。脱イオン水中での洗浄30分後105℃で20分乾燥を行った。この後、カーボンペースト中に浸漬、105℃30分乾燥を行った。
このコンデンサの容量、およびESR、漏れ電流を測定した。結果を表2に示す。なお、容量はAgilent社製LCRメータで室温、120Hzで測定した。またESRは室温下100kHzでの値である。漏れ電流は、室温2.5V印加30秒後の測定値である。
図1に示す構成の単板コンデンサ 素子を以下のようにして作製した。表面にアルミナの誘電体皮膜を有し、所定のサイズに切断(スリット)した厚さ80μm、長さ7mm、幅3mmのアルミニウム(陽極基体(1))のエッチング箔の端部の長さ1mm、幅3mmの部分を陽極部とし、陽極部に接して幅1mmの絶縁層(5)をはちまき状に形成した。陽極部および絶縁層以外の部分(長さ4mm×幅3mm)を、10質量%のアジピン酸アンモニウム水溶液で20V化成して切り口部(切断面)に誘電体皮膜(2)を形成させた。この基板を、過硫酸アンモニウム15質量%とアントラキノン−2−スルホン酸ナトリウム0.05質量%となるように調製した水溶液に浸漬し、次いで3,4−エチレンジオキシチオフェン(Bayer AG製、Baytron M(登録商標))を5g溶解した1.2mol/Lのイソプロパノール溶液に浸漬した。この基板を取り出して60℃の環境下で20分放置することで酸化重合を完成させた。この重合反応処理を15回繰り返し、基板を水で洗浄し、導電性重合体の固体電解質層(3)を形成した。
本発明の固体電解コンデンサは、例えば、CPUや電源回路などの高容量のコンデンサを用いる回路に好ましく用いることができる。これらの回路は、パソコン、サーバー、カメラ、ゲーム機、DVD、AV機器、携帯電話などの各種デジタル機器や、各種電源などの電子機器に利用可能である。
Claims (15)
- 弁作用を有する金属材料または導電性酸化物からなる陽極体の表面に誘電体層、固体電解質層、導電体層を順次積層した固体電解コンデンサにおいて、導電体層が導電性粉末を含有し、該導電性粉末の粒度分布が少なくとも2つのピークを有し、その最小のピーク粒径が100nmより大きく、1μm以下の範囲にあることを特徴とする固体電解コンデンサ。
- 粒度分布が2つまたは3つのピークを有する請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 導電性粉末の最小のピーク粒径が100〜500nmの範囲にある請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
- 導電性粉末の最小のピーク粒径に対して8〜75倍のピーク粒径であるピークを少なくとも1つ有する請求項1から3のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
- 前記弁作用を有する金属材料が、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウムおよびそれらの合金から選ばれる材料である請求項1から4のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
- 導電性粉末が、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、銅−ニッケル合金、銀合金、銀混合粉、および銀によって被覆された粉からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1から5のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
- 導電体層の厚さが、5μm〜100μmの範囲である請求項1から6のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
- 前記固体電解質層が、ピロール、チオフェン、アニリンまたはフランから導かれる繰返し単位、またはそれらの骨格を有する置換誘導体の少なくとも1つを繰り返し単位として含む高分子固体電解質である請求項1から7のいずれかに記載の固体電解コンデンサ。
- 高分子固体電解質が、3,4−エチレンジオキシチオフェンから導かれる繰返し単位からなる重合体を含む請求項8に記載の固体電解コンデンサ。
- 固体電解質がさらにアリールスルホン酸塩をドーパントとして含む請求項8または9に記載の固体電解コンデンサ。
- 表面に誘電体皮膜が形成された弁作用を有する金属基材上に固体電解質を形成する工程、および該固体電解質上に導電体層を形成する工程を含む固体電解コンデンサの製造方法において、ピーク粒径が異なる少なくとも2種の導電性粉末からなる混合物であって、その最小のピーク粒径が100nmより大きく、1μm以下の範囲にある導電性粉末の混合物を含む導電性ペーストを用いて導電体層を形成することを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
- 導電性粉末として、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、銅−ニッケル合金、銀合金、銀混合粉、および銀によって被覆された粉からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いる請求項11に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
- ピーク粒径が異なる2種または3種の導電性粉末からなる混合物を用いる請求項11または12に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
- 導電性粉末の混合物の最小のピーク粒径が100〜500nmの範囲にある請求項11〜13のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
- 導電性粉末の混合物として、最小のピーク粒径に対して8〜75倍のピーク粒径であるピークを少なくとも1つ有する混合物を用いる請求項11〜14のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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