JPWO2007066406A1 - 通信装置 - Google Patents

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篠田 裕之
裕之 篠田
哲郎 清松
哲郎 清松
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B13/00Transmission systems characterised by the medium used for transmission, not provided for in groups H04B3/00 - H04B11/00

Abstract

電磁波を利用して2次元的な通信を実現する技術を提供する。本発明の通信装置10は、第1導電層20および第2導電層30と、第1導電層20と第2導電部の間に挟まれた誘電層40を備える。第1電極112および第2電極114は、第1導電層20および第2導電層30のそれぞれと誘電体を介して近接電磁結合される。誘電層40の間隔は、発生する電磁波の波長の半分よりも小さい間隔に設定される。第1電極112および第2電極114の間に印可する電圧を変化させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を誘電領域に発生させる。第1電極112および第2電極114と、それぞれ近接電磁結合する導電層との間のインピーダンスを低減するように、第1電極112および第2電極114の形状が定められる。

Description

本発明は通信技術に関し、特に送信信号を電磁波により伝搬する通信技術に関する。
LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークでは、複数の通信端末が同軸ケーブルや光ファイバなどで接続されている。これらの通信端末は、ネットワーク中のアドレスを指定することにより、所望の通信端末に信号を伝達する。従来のネットワークは、通信端末同士を有線にて接続することが一般であり、近年では、これを無線で接続するシステムも提案されている。例えば、移動デバイスであるノードの全てが所定の伝送半径をもち、ノード間で無線通信を行うアドホックネットワークが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1とは全く異なるアプローチとして、個別の配線を形成することなく、複数の通信素子が信号を中継して信号を伝達する通信装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに特許文献2では、電磁波を利用して信号を送受信する技術についても提案されている。
特開2001−268127号公報 特開2003−188882号公報
従来の通信ネットワークや実装基板においては端末や素子などを1本の個別配線により一対一の関係で物理的に接続するのが一般的である。そのため、仮に1本しかない配線が切断された場合には信号を伝達することができなくなり、通信機能が停止する事態も生じうる。また、個々の物理的配線をひくことが面倒であったり、スペースの関係で困難を極める場合もある。特許文献2は、そのような事態を解消する通信装置につき提案しており、優れた効果的な技術であるといえる。特許文献2では、電磁波を利用して2次元的な通信を実現する技術についても開示しているが、効率的な通信を実現するためには、まだ改善の余地がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信信号を電磁波により2次元的に伝達する新規な通信装置に関する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信装置は、第1導電部および第2導電部と、誘電体を介して第1導電部に近接して設けられる第1電極と、誘電体を介して第1導電部または第2導電部のいずれか一方に近接して設けられる第2電極とを備え、第1電極および第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、第1導電部と第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、第1電極および第2電極の少なくとも一方は、当該電極と当該電極が近接する導電部との間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成される。
第1電極または第2電極の少なくとも一方は、帯状導体であって、長さ方向の長さを電磁波の波長の略1/4としてもよい。第1電極または第2電極の少なくとも一方は、巻いた形状の導体であって、巻き方向における長さを電磁波の波長の略1/4としてもよい。巻いた形状は、螺旋状であってもよい。第1電極または第2電極の少なくとも一方は、長さ方向において幅が不連続に変化する形状の導体であって、長さ方向の長さが電磁波の波長の1/4よりも小さいことがこのましい。第1電極または第2電極の少なくとも一方は、巻いた形状をもち、さらに巻き方向において幅が不連続に変化する形状の導体であって、巻き方向の長さが電磁波の波長の1/4よりも小さいことがこのましい。
本発明の別の態様もまた、通信装置である。この装置は、第1導電部および第2導電部と、誘電体を介して第1導電部に近接して設けられる第1電極と、第1導電部または第2導電部のいずれか一方に電気接続して設けられる第2電極とを備え、第1電極および第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、第1導電部と第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、第1電極は、当該第1電極と第1導電部の間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成される。
本発明のさらに別の態様もまた、通信装置である。この装置は、第1導電部および第2導電部と、第1導電部に電気接続して設けられる第1電極と、第1導電部または第2導電部のいずれか一方に電気接続して設けられる第2電極とを備え、第1電極および第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、第1導電部と第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、第1電極および第2電極の少なくとも一方は、当該電極と当該電極が電気接続する導電部との間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成される。
本発明によると、効率よい通信を実現する通信装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る通信装置の外観構成を示す図である。 通信装置の断面構造を示す図である。 通信素子の処理部の構成を示す図である。 処理部の送信回路の構成を示す図である。 処理部の受信回路の構成を示す図である。 Φ0モードのTEM波を発生する通信部の別の構成を示す図である。 Φ0モードのTEM波を発生する通信部のさらに別の構成を示す図である。 通信装置の断面構造の変形例を示す図である。 Φ1モードのTEM波を発生する通信部の別の構成を示す図である。 電極を正方形平板で構成したときの等価回路である。 (a)は、第1電極の斜視図であり、(b)は、第1導電層と第1電極との関係を示す図である。 第1電極の構造の変形例を示す図である。 長さ方向において幅が不連続に変化する形状の第1電極の上面図である。 給電点および対応点の間のインピーダンスの等価回路を示す図である。 通信素子の構造の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・通信装置、20・・・第1導電層、30・・・第2導電層、40・・・誘電層、50・・・通信層、100・・・通信素子、110・・・通信部、112・・・第1電極、114・・・第2電極、116・・・第1接続端子、118・・・第2接続端子、120・・・処理部。
(通信装置の構造)
図1は、本発明の実施例に係る通信装置の外観構成を示す。通信装置10は、シート状の導体部として機能する第1導電層20および第2導電層30と、第1導電層20と第2導電層30の間に挟まれる誘電層40を備える。誘電層40は誘電体により構成され、第1導電層20と第2導電層30を絶縁する。この誘電層40は固体材料で形成されているが、液体、空気、真空などで誘電領域(誘電層)が構成されてもよい。実施例の通信装置10では、誘電層40に複数の通信素子(図示せず)が設けられる。通信素子は、電磁波で信号を送受信する機能を有して構成され、通信素子同士の間で信号を伝達してもよく、また一つのステーション(中継局)との間で信号を伝達してもよい。通信素子間の通信形態は、1対1、1対N、N対Nのいずれを可能としてもよい。なお、通信素子はチップとして構成されるものに限定されない。通信素子は、電磁波で信号を送受信する機能を備えたものであればよく、その形態および形状は問わない。また通信素子は、IDタグ、センサ等の機能をもつものであってもよい。
実施例において、第1導電層20および第2導電層30はシート状に形成されているが、例えば細長い帯状に形成されていてもよく、メッシュ状に形成されていてもよい。第1導電層20および第2導電層30は、可撓性をもつ導電性ゴムなどで形成されてもよく、また紙状、布状のものであってもよい。第1導電層20および第2導電層30には、部分的に開口が設けられていてもよい。また、ここでいう導電性は、電磁波の信号周波数において導電性を有すればよく、直流的には絶縁性であっても構わない。いずれの導電性材料で形成される場合であっても、第1導電層20および第2導電層30は、実質的に平行に配置される。通信装置10では、誘電層40内に電磁波を発生させて信号伝達を行うため、第1導電層20および第2導電層30を平行に配置することで、各通信素子が安定して電磁波を発生することができる。
図2は、通信装置10の断面構造を示す。この断面構造では、第1導電層20と第2導電層30の間に挟まれた誘電領域、すなわち誘電層40において、信号を伝搬する電磁波を送受信する機能をもつ通信素子100が設けられる。誘電層40内に通信素子100を設けることで、通信装置10の外側からの外乱に対する耐性を高めることができる。また素子全体を小型化して実装することができるほか、通信素子100が外部に露出しないため、通信装置10全体の厚みを薄くでき、デザインや機械強度の面でもメリットがある。図2では、1つの通信素子100のみが示されているが、通信装置10には複数の通信素子100が存在してよい。通信素子100は、通信部110および処理部120を備える。
通信部110は、通信素子100において、他の通信素子または中継局との間で信号を送受信するアンテナとしての機能をもつ。通信部110は、誘電体を介して第1導電層20に近接して設けられる第1電極112と、誘電体を介して第2導電層30に近接して設けられる第2電極114とを有する。なお、第1導電層20と第1電極112、および第2導電層30と第2電極114は互いに平行に配置され、第1導電層20と第1電極112との距離、および第2導電層30と第2電極114との間の距離は、実質的に等しいことが好ましい。
電極を導電層に近接させた状態で、電極表面に電荷が生じると、導電層には逆符号の電荷が誘導される。これを「容量結合している状態」とよぶ。また電極表面に電流が生じると、これによって発生する磁場を導電層の内部から排斥するように導電層の表面に電流が流れる。これを「誘導結合している状態」とよぶ。一つの電極上に電荷分布、電流分布が同時に生じる結果、それらが同時に生じることもある。本実施例において、このように相互作用している状態を「近接電磁結合」ないしは単に「電磁結合」とよぶ。
本実施例において、第1電極112と第1導電層20、および第2電極114と第2導電層30は、それぞれ近接電磁結合することになる。第1電極112および第2電極114には、処理部120から信号発信用の電流供給を受けるために第1接続端子116および第2接続端子118がそれぞれ形成される。これらの第1電極112および第2電極114は、第1導電層20および第2導電層30の間の誘電層40内に設けられる。なお、図2に示す通信部110では、第2電極114が第2導電層30に近接して配置されるが、第1導電層20に近接して配置されてもよい。
通信部110が、第1導電層20と第2導電層30の間で円柱対称な電流を供給すると、両者の間に電磁波が伝搬されることになる。電磁波が伝搬されると、受信機能をもつ他の通信素子100または中継局は、伝搬される電磁波を受信して、信号を検知することができる。このように、第1導電層20、誘電層40および第2導電層30からなる積層構造は、電磁波による通信に寄与するため、便宜上、「通信層」と呼ぶことにする。
処理部120は、通信部110にて受信した信号を解析し、また生成した信号を通信部110から送信させる機能をもつ。処理部120は、通信部110の第1接続端子116および第2接続端子118のそれぞれと電気的に接続する。実施例の通信素子100において、通信部110は、誘電層40に設けられる必要があるが、処理部120は、必ずしも誘電層40に設けられる必要はない。例えば、処理部120を第1導電層20または第2導電層30の外側に設けてもよく、その場合には第1接続端子116および第2接続端子118にケーブルを接続して、通信層50の外側に配置された処理部120までケーブルを引き出して接続すればよい。
図3は、通信素子の処理部の構成を示す。処理部120は、正端子201、負端子202、コンデンサ204、ダイオード205、送信回路206、受信回路207および制御回路208を有する。ダイオード205は、処理部120内の電源電位VDDが端子間電圧OUTを下回ったときに電流が流れる状態となり、コンデンサ204への充電が速やかに行われる。OUT<VDDである限り、ダイオード205は高インピーダンス状態となるので、送信回路206による信号の発信等を妨げることはない。このコンデンサ204から、送信回路206、受信回路207、制御回路208に動作電力が供給される。なお、各通信素子100は信号用の電磁波によって電力供給するだけではなく、別途電力供給用の周波数を設定し、信号周波数とは独立な電磁波で電力供給してもよい。
正端子201および負端子202は、第1電極112および第2電極114のいずれかに接続される。制御回路208には、一般的な論理回路や、さらに進んで小型コンピュータなど、各種の情報処理装置を採用できる。制御回路208は、受信回路207および送信回路206を制御して、受信機能をもつ他の通信素子100と通信を行い、ネットワークを形成する。通信先は、図3に示す処理部120と同様の信号送受信機能をもつ他の通信素子であってもよく、また通信装置10内に設けられた中継局(アクセスポイント)として機能する通信素子であってもよい。
図4は、処理部の送信回路の構成を示す。送信回路206は、pMOSトランジスタ210、ダイオード211およびnMOSトランジスタ212を備える。制御回路208による送信制御は、pMOSトランジスタ210およびnMOSトランジスタ212のゲート電圧を変化させることによって行う。
(1)制御回路208は、信号を発信しない状態の場合、nMOSトランジスタ212のゲートをチップ内でのグランド(VSS)電位、pMOSトランジスタ210のゲートをVDD電位とする。この場合、両者において、ソース−ドレイン間のインピーダンスが十分高い値になっており、出力OUTはVDD電位にほぼ等しくなる。
(2)制御回路208によって、nMOSトランジスタ212およびpMOSトランジスタ210の両方のゲートにH(ハイ)電位が印加されると、OUTはL(ロー)電位となる。
(3)制御回路208によって、nMOSトランジスタ212およびpMOSトランジスタ210の両方のゲートにL電位が印加されると、OUTはH電位となる。
このように電位を変化させることによって、通信層50の厚み方向(垂直方向)に電荷を上下に移動させ、第1導電層20と第2導電層30の間の誘電層40に電磁波を発生させる。なお、pMOSトランジスタ210およびnMOSトランジスタ212に挟まれたダイオード211は、出力電圧の振幅を調整するために挿入されている。ダイオード211を設けない場合、OUTのHレベルが電源電位、Lレベルはチップ内の接地電位となるが、ダイオード211を挿入することで、その順方向電圧降下分だけLレベルの電位が高くなり、消費電力を節約できる。
図5は、処理部の受信回路の構成を示す。受信回路207は、抵抗(r1)220、抵抗(r2)221、コンパレータ222を備える。受信回路207では、抵抗220と抵抗221の分圧比によって、受信した電位がHかLであるかを判定するための閾値を設定する。
以上、図4および図5を参照して、送信回路206および受信回路207の構成例を説明したが、これらはあくまでも送信原理および受信原理を説明するための構成にすぎず、通信装置10の送受信機能が、これらに制限されるものではない。例えば、送受信動作を安定させるために、信号の変調方法として、一定時間連続するバーストを発生し、その信号の強度や位相で情報を伝達する方法を採用してもよい。その場合には、信号の送受信回路のフロントエンドとして、さらにフィルタ回路、検波回路等が付加されることとなるが、これらの送受信技術はすでに確立されているものであるため、詳細については省略する。
図2に戻って、実施例の通信装置10において、略平行に配置される第1導電層20および第2導電層30の間隔は、電磁波長よりも小さいことが好ましい。第1導電層20および第2導電層30の間隔を大きくすると、発生する電磁波のモード数が多くなる。そのことで必ずしも信号受信ができなくなる訳ではないが、モード数が少なくない方が、信号受信には有利となる。そのため、第1導電層20および第2導電層30の間隔を電磁波長よりも小さくし、特に電界がシートに対して垂直なモードに限定するために、電磁波長の半分よりも小さな間隔にすることが好ましい。
この場合、誘電層40には、通信層50に対して電界が垂直で、また遠方においては磁界が電界および進行方向の両方に垂直なTEM波が発生する。このときのTEM波のモードを「Φモード」と呼び、このΦモードでは、放射源から点対称(等方的)に電磁波が放射される。
図6は、ΦモードのTEM波を発生する通信部の別の構成を示す。図2においては、第1電極112および第2電極114が、通信層50の垂直方向において重なって設けられていたが、図6に示すように、これらは重なり合っていなくてもよい。これにより、例えば第1接続端子116、第2接続端子118の位置を比較的自由に定めることが可能となる。通信部110は、第1導電層20および第2導電層30の間の誘電領域、すなわち誘電層40に設けられ、第1導電層20および第2導電層30の間隔は、電磁波長の半分よりも小さな間隔にされる。
図7は、ΦモードのTEM波を発生する通信部のさらに別の構成を示す。この例では、第1電極112および第2電極114が一体の導電体ループとして形成されている。なお、この場合であっても、通信部110が、第1導電層20および第2導電層30の間の誘電層40に設けられ、第1導電層20および第2導電層30の間隔は、電磁波長の半分よりも小さな間隔にされる。
図8は、通信装置10の断面構造の変形例を示す。この通信装置10においても、第1導電層20と第2導電層30の間に挟まれた誘電領域、すなわち誘電層40において、信号を伝搬する電磁波を送受信する機能をもつ通信素子100が設けられる。図8では、1つの通信素子100のみが示されているが、通信装置10には複数の通信素子100が存在する。通信素子100は、通信部110および処理部120を備える。
図2に示す通信装置10との相違点として、通信部110における第1電極112および第2電極114とが、双方とも誘電体を介して第1導電層20に近接して設けられている。なお、近接する対象は第2導電層30であってもよく、いずれにしても、両者が共通の導電層に近接して、近接電磁結合することになる。第1電極112および第2電極114と第1導電層20との間の距離は、実質的に等しいことが好ましい。この場合、同一面上に第1電極112および第2電極114を配置できるため、製造プロセスが容易になるという利点がある。通信部110は、第1電極112および第2電極114に対して互いに反転する電位変化を印加する。これにより、通信層50における第1導電層20および第2導電層30において電荷を水平方向に交互に移動させることができ、第1導電層20および第2導電層30に挟まれた誘電領域、すなわち誘電層40において、送信信号を伝搬する電磁波を発生させることができる。
このとき、誘電層40には、通信層50に対してTEM波が発生するが、図2の通信装置10に関して説明した「Φモード」とは異なり、角度依存性をもつ「Φモード」のTEM波となる。このΦモードでは、放射源からの放射が行われるが、第1電極112および第2電極114を、θ=0方向に沿って配列した場合、遠方においては、
=e(r,z)cosθ
θ=b(r,z)cosθ
の角度依存性をもつ電磁場が発生する。なお、Eは、z方向すなわち通信層50に垂直な方向の電界であり、Bθは、同心円に沿った左回りの磁場成分である。ちなみに、放射点付近では他の電磁場成分も存在している。
図9は、ΦモードのTEM波を発生する通信部の別の構成を示す。この例では、第1電極112および第2電極114が一体の導電体ループとして形成されている。なお、この場合であっても、通信部110は、第1導電層20および第2導電層30の間の誘電領域、すなわち誘電層40に設けられる。
以上、本実施例の通信装置10の構造について説明した。
通信部110の電極を通信層50の導電層に電気接続できれば導電層に容易に電流を送り込むことができるが、通信部110の電極を通信層50の導電層に電気接続することは、実装上手間のかかることが多い。特に第1導電層20および第2導電層30を可撓性導体材料で形成する場合には、電気接続を安定して長期間維持することは容易でない。そこで、実施例の通信装置10では、発想を逆転させて、電極と導電層の不安定な電気接続に頼るのではなく、電極と導電層とを誘電体を介して近接電磁結合させ、むしろ通信を安定化させることを意図している。具体的には、誘電層40の厚みを、発生させる電磁波の波長の半分より小さくすることで、効率的に電磁波を発生することが可能となっている。
(電極の形状)
以下では、さらに効率的に電磁波を発生させるべく、通信部110の電極の形状について考察する。まず、第1電極112および第2電極114が正方形平板であり、各電極の長さLが電磁波長より十分小さい場合の等価回路を検討する。ここでは、図2に示すように、第1電極112が第1導電層20に近接して配置され、第2電極114が第2導電層30に近接して配置される構造を例にとる。ここで、第1電極112と第1導電層20の間の距離、および第2電極114と第2導電層30の間の距離は、それぞれ等しくdとする。
図10は、電極を正方形平板で構成したときの等価回路である。容量C301は、第1電極112と第1導電層20の間の静電容量であり、容量C302は、第2電極114と第2導電層30の間の静電容量である。Zは、通信層50のインピーダンスを表現しており、容量301および容量302が、駆動するインピーダンスZに直列接続されることになる。そのため、容量のリアクタンスが|Z|より大きい場合には、信号を発生するため、すなわち通信層50のインピーダンスZを駆動するために、より大きな電圧が必要となる。
容量リアクタンスを打ち消すためには、整合用のインダクタンスを接続することも可能であるが、容量301および容量302の大きさは、電極と導電層との間隔dに依存している。電極の全面にわたり間隔dを維持するように電極および導電層を正確に平行に配置することは実装上困難である。そのため、整合用インダクタンスを接続しても、電極−導電層間のインピーダンスを大幅に低減することは必ずしも容易でない。本発明者は、試行錯誤の結果、共振現象に注目し、電極の形状を調整することで電極−導電層間のインピーダンスを低減する解決策を想到するに至った。すなわち、電極の形状を、発生する電磁波の周波数で共振する形状とすることで、電極への小さな印加電圧で、大きな電流を発生させることが可能となる。
具体的な形状について検討する。
(帯状の形状)
以下、電極を代表して、第1電極112を例にとるが、第2電極114についても同様である。
第1電極112を帯状の形状で形成する場合、共振を生じさせるためには、第1電極112の長さLを、λ/4+n×λ/2(λは電磁波長、nは整数)とすることが知られている。
図11(a)は、第1電極の斜視図である。第1電極112は帯状の形状に構成され、その長さLは、略λ/4とする。なお、共振を発生させるLは、λ/4だけでなく、λ/4にλ/2の整数倍を加えた長さをとることができるが、通信装置10の小型化の要請からも、Lの長さは短い方が好ましく、そこで、長さLを略λ/4としている。
図11(b)は、第1導電層と第1電極との関係を示す。第1電極112は、誘電層40内において第1導電層20に平行に配置されている。この構造において、第1接続端子116からの電流を供給するための給電点310を第1電極112の端部に設定する。図11(b)に示すように、給電点310を左端に設定した場合、右端を電流の節、左端を電流の腹とする共振モードが発生する。電界は導電層にほぼ垂直であり、電界については右端が腹、左端が節になっている。このとき、給電点310と、給電点310の直上にある第1導電層20上の対応点312との間のインピーダンスは小さな値となっており、対応点312を通して第1導電層20に電流を供給できる。また、この共振条件はLによってきまり、第1導電層20と第1電極112の間隔dには強く依存しないことが重要である。この性質によって、間隔dの変化によらず安定して結合ができることになる。理論上、共振モードの発生は、第1電極112の長さLによるのであって、給電点310の位置はインピーダンスに影響を与えることはない。しかしながら、実際には第1電極112の抵抗成分などによりインピーダンスがゼロにはならないため、給電点310を第1電極112の端部に設けることで、現実のインピーダンスをゼロに近づけることができる。
共振が生じているときの給電点310および対応点312の間のインピーダンスをZrと表現する。Zrは厳密にゼロになることはなく、また第1導電層20と第1電極112の間隔dによっていくらか変化することがあったとしても、駆動したい導電層のインピーダンス|Z|よりも|Zr|が小さいか、同程度であれば、通信素子100からみた第1接続端子116および第2接続端子118の間のインピーダンスは、dに対し著しく変化することはない。そのため、一定の駆動インピーダンスの駆動回路を用いたとしても、dに強く依存することなく安定して通信層50に電磁波を送出することができるし、逆に通信層50からの電磁波を通信素子100の回路が吸収することもできる。
例えば、L=λ/2として、給電点310をその中央に設定してもよい。この場合は、L=λ/2の電極を同一平面上に二つ並べて、給電点310を共通にした構造と等価なものとして扱うことができる。
図12は、第1電極の構造の変形例を示す。上記したように、第1電極112を共振させて、第1電極112と第1導電層20の間のインピーダンスを低減させるためには、第1電極112の長さLを、略λ/4(λは誘電領域における電磁波長)に設定すればよい。この知見を利用して、図12に示す第1電極112は、巻いた形状の導体として構成される。
図12(a)は、リング状に形成された第1電極の上面図である。この例では、第1電極112は、一重に巻かれた構成を有する。巻き方向における長さは、電磁波の波長の略1/4とされる。これにより、共振条件を満足することができ、第1電極112と第1導電層20との間のインピーダンスを低減することが可能となる。直線の帯状の構造と比較して、第1電極112の実装領域を小さくすることができ、小型化に寄与することが可能となる。
図12(b)は、螺旋状に形成された第1電極の上面図である。この例では、第1電極112は、渦巻状に巻かれた構成を有する。巻き方向における長さは、電磁波の波長の略1/4とされる。これにより、共振条件を満足することができ、第1電極112と第1導電層20との間のインピーダンスを低減することが可能となる。図12(a)に示したリング状の構造と比較して、外側のリングの内部にまで電極を延ばすために、リングの径を小さくして、第1電極112の実装領域をさらに小さくすることができ、さらなる小型化に寄与することが可能となる。なお、給電点310を外側の端部に設定しているが、別の例では給電点310を内側の端部に設定してもよい。
図12(a)および図12(b)に示す第1電極112も、誘電層40において第1導電層20に実質的に平行に配置されることが好ましい。これにより、第1電極112と第1導電層20の間隔dに大きく依存することなく、第1電極112および第1導電層20の間のインピーダンスを低減することができる。
図13(a)は、長さ方向において幅が不連続に変化する形状の第1電極の上面図である。この例では、第1電極112が、長さ方向に、幅wとなる幅狭領域320と、幅yとなる幅広領域322(w<y)とを有して構成される。給電点310は、幅狭領域320側の端部に設けられる。この第1電極112の特徴は、長さ(x+x)がλ/4よりも小さい点にある。これは、音響におけるヘルツホルム共鳴と同様な原理から導出される。これにより、共振条件を満足する第1電極112の長さを短くでき、小型化に寄与することが可能となる。
図13(b)は、第1電極の変形例を示す。この変形例では、第1電極112が、幅狭領域320と、幅広領域324と有して構成される。幅広領域324は、例えば円形に形成されてもよい。給電点310は、幅狭領域320側の端部に設けられる。この第1電極112の特徴は、長さ(x+x)がλ/4よりも小さい点にある。これにより、共振条件を満足する第1電極112の長さを短くでき、小型化に寄与することが可能となる。
図14は、給電点310および対応点312の間のインピーダンスの等価回路を示す。以下、図13(a)に示す第1電極112の構造について考察すると、幅狭領域320はインダクタンスL、幅広領域322は容量Cとみなすことができる。なお、より正確には通信層50に放射される電力と、第1電極112の抵抗で消費される電力を表す等価抵抗が図14の等価回路に直列に挿入されることになるが、ここでは省略している。
ここで、第1電極112は、角周波数ω=1/√(L×C)で共振する。
、yが波長λより十分小さいとき、Cは、幅広領域322と第1電極112とで形成される平行平板コンデンサの容量で近似される。
Figure 2007066406
ε:第1電極112と第1導電層20の間の材料の誘電率
d:第1電極112と第1導電層20の間の距離
また、xが波長より十分小さく、x2,w>>dのとき、Lは、以下のように近似される。
Figure 2007066406
μ:第1電極112と第1導電層20の間の材料の透磁率
このとき共振周波数ωは、
Figure 2007066406
となる。
c:光速
S:幅広領域322の面積
共振周波数ωは、dに依存しない。以上のように、第1電極112の長さをλ/4よりも短くした場合であっても、幅が不連続に変化する形状にすることで、第1電極112および第1導電層20の間のインピーダンスを低減することができる。以上の共振周波数の導出式は、図13(b)に示す第1電極112にも適用される。
図15は、通信素子100の構造の一例を示す。通信素子100は、リング状に形成された第1電極112と、リング状に形成され且つ一端を幅広領域として形成された第2電極114とを備える。すなわち、第2電極114は、巻いた形状をもち、さらに巻き方向において幅が不連続に変化する形状の導体として構成される。第2電極114に幅広領域を形成することで、巻き方向の長さをλ/4よりも短くすることができ、したがって巻き形状における直径を、第1電極112の巻き形状の直径よりも小さくできる。
図15(a)は、巻いた形状をもつ第1電極および第2電極を備えた通信素子の下面図であり、図15(b)は、通信装置10の断面図である。通信層50には、第1導電層20と誘電層40とを貫通する開口部が形成され、その開口部に、通信素子100が挿入されている。通信素子100における第1電極112の給電点310a、第2電極114の給電点310bには、処理部120の駆動回路が接続される。これまでは、電極が誘電層40内に設けられる構成を説明してきたが、共振条件を満足する電極形状は、誘電層40内だけでなく、通信層50の外部においても有用である。具体的には、図15(b)に示すように、共振条件を満たす第1電極112が、誘電層40の内部ではなく、通信層50の外部に配置され、第1電極112および第1導電層20の間のインピーダンスを低減する。図15に示す通信素子100は、電極および導電層が、誘電体を介さずに電気接続しているが、その場合であっても、電極および導電層の間のインピーダンスを低減できることに変わりはなく、安定した通信を可能とする。また、電気接続させている場合に、仮にその電気接続が離れた場合であっても、共振により電極および導電層の間のインピーダンスを低減できるため、安定した通信を維持できる。
また、図15に示す通信素子100は、第1電極112を第1導電層20に、また第2電極114を第2導電層30に接続するために、第1電極112および第2電極114を段構造にて高さ方向に段階的に支持しているが、両方の電極を第1導電層20に接続する場合には、段構造を有する必要はない。その場合、通信素子100は、電極が第2導電層30に近接するように配置される。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例においては、第1電極112および第2電極114が、導電層に誘電体を介して近接電磁結合する構成をメインに説明したが、第1電極112を導電層に近接電磁結合させ、第2電極を導電層に電気接続させる構成をとってもよい。この場合、近接電磁結合する第1電極112については、第1導電層20との間で共振する形状をとり、第1電極112と第1導電層20の間のインピーダンスを低減させる。一方、第2電極114については、導電層と電気接続するため、必ずしも共振形状をとる必要はない。しかしながら、図15に関して説明したように、導電層と電気接続する場合であっても、電極を共振形状に形成することは、インピーダンスを低減するため、通信効率を高めることができる。また、仮に電気接続が離れた場合であっても、電極を共振形状に形成しておくことで、電極と導電層の間のインピーダンスを低減することができる。
本発明によると、効率よい通信を実現する通信装置を提供することができる。

Claims (8)

  1. 第1導電部および第2導電部と、誘電体を介して前記第1導電部に近接して設けられる第1電極と、誘電体を介して前記第1導電部または前記第2導電部のいずれか一方に近接して設けられる第2電極とを備え、前記第1電極および前記第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、前記第1導電部と前記第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、
    前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方は、当該電極と当該電極が近接する導電部との間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成されることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1電極または前記第2電極の少なくとも一方は、帯状導体であって、長さ方向の長さを電磁波の波長の略1/4とすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1電極または前記第2電極の少なくとも一方は、巻いた形状の導体であって、巻き方向における長さを電磁波の波長の略1/4とすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 巻いた形状は、螺旋状であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第1電極または前記第2電極の少なくとも一方は、長さ方向において幅が不連続に変化する形状の導体であって、長さ方向の長さが電磁波の波長の1/4よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記第1電極または前記第2電極の少なくとも一方は、巻いた形状をもち、さらに巻き方向において幅が不連続に変化する形状の導体であって、巻き方向の長さが電磁波の波長の1/4よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 第1導電部および第2導電部と、誘電体を介して前記第1導電部に近接して設けられる第1電極と、前記第1導電部または前記第2導電部のいずれか一方に電気接続して設けられる第2電極とを備え、前記第1電極および前記第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、前記第1導電部と前記第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、
    前記第1電極は、当該第1電極と前記第1導電部の間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成されることを特徴とする通信装置。
  8. 第1導電部および第2導電部と、前記第1導電部に電気接続して設けられる第1電極と、前記第1導電部または前記第2導電部のいずれか一方に電気接続して設けられる第2電極とを備え、前記第1電極および前記第2電極の間に電圧を印加して電荷を相互に移動させることで、送信する信号を伝搬する電磁波を、前記第1導電部と前記第2導電部とに挟まれた領域に発生させる通信装置であって、
    前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方は、当該電極と当該電極が電気接続する導電部との間のインピーダンスを低減させるように、発生する電磁波の周波数で共振する形状に構成されることを特徴とする通信装置。
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