JPWO2007060947A1 - 健康食用組成物並びにそれを用いた健康食及び健康食セット - Google Patents

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Abstract

タンパク質、脂質および糖質を含み、前記脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である健康食用組成物、該組成物を副食(惣菜)として主食としての玄米を用いた食品を組み合わせた健康食並びに該健康食に更に青汁などの野菜ジュースを組み合わせてなる健康食セットであって、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である好ましくは健康食、健康食セットを適宜組み合わせて継続摂取することで、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの各種症状や疾病の予防、改善効果が期待できる。

Description

本発明は、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防、改善のための健康食用組成物並びにそれを用いた健康食及び健康食セットに関する。
メタボリックシンドロームは、肥満、高血圧、循環器病などの生活習慣病の発症に密接に関係しており、高カロリー高脂肪の食事と運動不足が原因で、肥満、高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧の危険因子がかさなった状態であり、これらの危険因子が複合することで糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの発症リスクが高まるとされている。日本の厚生労働省は、国民の健康の保持、増進、生活習慣病の予防のために、「日本人の栄養所要量−食事摂取基準−」を策定し、性別、年齢別に、標準となるエネルギー、脂質及びタンパク質の所要量並びにビタミン類及び無機質(ミネラル)の摂取基準を示している(非特許文献1参照。)
また、従来から、前記のようなメタボリックシンドロームや、肥満、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化や、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善のため、エネルギーや各種栄養素の組成を工夫した各種食品や栄養組成物が提案されている。例えば、肥満や疾病を原因としたカロリーを制限しなければならない人や、腎臓病などによってタンパク、塩分摂取量を制限しなければならない人のため、食事またはその材料の一食分として、カロリーが80±8kcal、160±16kcalまたは240±24kcalの副食をパッケージ化した食品(特許文献1参照。)、糖尿病患者の食事管理のための栄養組成物であって、(a)全カロリー値の1〜50%を占めるタンパク質成分、(b)全カロリー値の0〜45%を占める脂肪成分、(c)全カロリー値の5〜90%を占める炭水化物成分並びに(d)繊維成分を含み、前記炭水化物成分が(i)速く吸収される画分、(ii)中程度に吸収される画分及び(iii)遅く吸収される画分を含む栄養組成物(特許文献2参照。)、タンパク質10〜65重量%、脂肪5〜25重量%及び炭水化物15〜70重量%を含有する、体脂肪率低下体組成改善食組成物(特許文献3参照。)、更には、糖尿病患者、耐糖能異常者用、肥満予防用として、エネルギー比率がタンパク質10〜25%、脂質20〜35%および糖質40〜60%とした血糖値コントロール用栄養組成物(特許文献4参照)などが提案されている。
さらに、上記のような摂取エネルギー量や、タンパク質、脂質および糖類の三大栄養素のバランス以外に、前記脂質に関しては、健康の保持、増進、生活習慣病などの予防における効果について種々の研究や提案がなされている。例えば、前述の厚生労働省が策定した「第6次改訂 日本人の栄養所要量−食事摂取基準−」では、飽和脂肪酸、1価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸の望ましい摂取割合は概ね3:4:3を目安とされており、飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率は1:1である。他の報告(非特許文献2〜7参照。)をみても、従来においては、飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率は、1:1〜1:1.7程度とされている。また、前記厚生労働省策定の食事摂取基準では、n−6(ω6)系多価不飽和脂肪酸とn−3(ω3)系多価不飽和脂肪酸の比は、4:1を目安とする、とされている。前記特許文献4記載の血糖値コントロール用栄養組成物においても、n−6系多価不飽和脂肪酸とn−3系多価不飽和脂肪酸の配合比は、約5:1〜約1:1、好ましくは約4:1とする、と記載されている。更に多価不飽和脂肪酸については、ω3(n−3系)脂肪酸に富むダイエット補足材(特許文献5参照。)、ω3(n−3)系高度不飽和脂肪酸を含有する油脂、ω6(n−6)系高度不飽和脂肪酸を含有する油脂およびシソ葉抽出物からなり、ω3系高度不飽和脂肪酸とω6系高度不飽和脂肪酸との重量比が1:3〜5である抗アレルギー用油脂組成物(特許文献6参照。)、構成アシル基中のω3系不飽和アシル基含量が15重量%以上であるジグリセリド及び/又はモノグリセリドを5重量%以上含有する油脂を有効成分とする体脂肪燃焼促進剤(特許文献7参照。)、n−3系不飽和脂肪酸であるα−リノレン酸が5〜55質量%、中鎖脂肪酸の割合が2〜40質量%であり体脂肪蓄積が少ない油脂組成物(特許文献8参照)、ω3系不飽和脂肪酸含量が15重量%未満であるジグリセリドを有効成分とする糖尿病患者における脂質代謝改善剤(特許文献9参照。)などが提案されている。その他、生活習慣病などに対する多価不飽和脂肪酸の機能や効果については、数多くの報告がなされている(例えば、非特許文献8、9等参照。)。
また、本発明者らは、アトピー性皮膚炎を改善するための健康食として、摂取される栄養素に占めるタンパク質、脂質及び糖質の三大栄養素のエネルギー比率が所定の割合となるように調整するとともに、BMI=Wt/L2[但し、体重=Wt(Kg)、身長=L(m)]で表現される被験者の体格指標であるボディーマスインデックスBMIをもとに算出した、被験者の1日に摂取すべきタンパク質量の上限と下限の範囲を食材1日分中に含ませる総タンパク質量とした健康食を提案している(特許文献10参照。)。三大栄養素のエネルギー比率を所定の割合としたこの健康食は、目的とするアトピー性皮膚炎の改善にとどまらず、健康保持に必要な栄養のバランスを確保することで、栄養バランスの不調和に起因する様々な障害の発生を防止でき、メタボリックシンドローム、高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防、改善にも有用なものである。
特開2001−309767号公報 特開平9−168374号公報 国際公開第97/43912号パンフレット 国際公開第03/22288号パンフレット 特公平7−59508号公報 特開平9−291299号公報 特開2001−64672号公報 特開2001−161265号公報 特開2004−210652号公報 特許第3491487号公報 公衆衛生審議会、「第6次改訂 日本人の栄養所要量−食事摂取基準−」、公衛審第13号、平成11年6月28日 上島博嗣,朝倉新太郎、「国民の脂質摂取の推移」、日本公衛誌、昭和59(1984)年7月15日、第31巻、第7号、p325−330 平原文子ほか、「モデル献立から分析法と計算法により求めた日本人の多価不飽和脂肪酸(PUFA)摂取量およびビタミン」、ビタミン、1995年1月、69巻、1号、p25−32 石永正隆、「日本人の脂質摂取量の実態について」、New Food Industry、1996、Vol.38、No.4、p1−8 菅野道廣、「脂質の最適摂取量はいずこに?」、生活衛生、1998年、Vol.42、No.5、p177−182 山口迪夫ほか、「国民栄養調査成績/食料需給表による日本人の脂肪と脂肪酸の摂取/供給状況」、実践女子大学 生活化学部紀要、1999年、第36号、p50−57 Michihiro SUGANO、「Balanced Intake of Polyunsaturated Fattey Acids for Health Benefits」、J.Oleo Sci.,Vol.50,No.5、2001,p305−311 田中明、「F.栄養素・食品からみた生活習慣病 脂質」、Mod Phys、2003年5月15日、VOL.23、NO.5、p765−768 千本木怜二郎、「油・健康・食事」、杉山産業化学研究所年報、2004年2月20日、VOL.2003、p123−136
このように、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満などや、これらを原因として発症する糖尿病などの生活習慣病については、摂取エネルギー量やタンパク質、脂質、炭水化物など各種栄養素の組成を工夫した食品や栄養組成物が各種提案され、更にω3(n−3)系多価不飽和酸とω6(n−6)系多価不飽和酸との比についても各種研究や提案がなされている。しかし、従来においては、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との比率については、前述のとおり「第6次改訂 日本人の栄養所要量−食事摂取基準−」に、飽和脂肪酸、1価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸の望ましい摂取割合は概ね3:4:3を目安とする、と示されている程度で、殆ど研究されていなかった。
本発明者らは、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防、改善に関し、食事中の飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との比率に着目し、先に提案した健康食に基づき、更に研究を重ねた結果、飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸とが特定の比率となるような食事を摂ることで、前記各種症状や疾病をより効果的に予防、改善することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の第1は、タンパク質、脂質および糖質を含み、前記脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内である健康食用組成物である。この健康食用組成物は、食事における副食に相当し、一般に「おかず」、「惣菜」などと呼ばれている食品であり、通常は、これに主食となる米飯類、パン類、パスタ類などの穀物類を組み合わせて健康食として摂取されるものである。
また、本発明の第2は、前記副食としての健康食用組成物に、主食として玄米を用いた食品を組み合わせてなる健康食である。好ましくは、この健康食においても、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)を1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内とする。
更に、本発明の第3は、前記主食としての玄米を用いた食品及び副食としての前記健康食用組成物からなる健康食に、更に野菜ジュースを組み合わせた健康食セットである。好ましくは、この健康食セットにおいても、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)を1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内とする。
前記のような本発明に係る健康食用組成物においては、脂質中の、魚由来のものを除く動物性脂質の比率を2重量%以下とすることが好ましい。また、この副食としての健康食用組成物では、調理用の油としては米糠油を用いることが好ましい。更に、前記健康食用組成物の1食分当たりの総カロリーは240〜400kcalに調整することが好ましい。また、この健康食用組成物におけるタンパク質源としては、大豆及び/または大豆加工品を用いることが好ましく、更に前記大豆や大豆加工品に加えて鶏ササミ及び/または白身魚を用いてもよい。
前記のような本発明に係る健康食用組成物は、パッケージ化することができる。
また、前記副食としての健康食用組成物に主食として玄米を用いた食品を組み合わせた本発明に係る健康食は、栄養素に占める三大栄養素のエネルギー比率が、タンパク質が15〜20%、脂質が20〜33%、糖質(炭水化物)が40〜65%となるように調整することが好ましく、1食分当たりの総カロリーは400〜800kcalに調整することが好ましい。また、この健康食には、1食分当たりマグネシウムを80〜600mg含有することが好ましい。マグネシウム源としては、玄米を用いた食品、大豆、大豆加工品および海藻類が好ましい。更に、この健康食は、1食分当たりに含まれる食物繊維の量を7g以上に調整することが好ましい。
前記健康食では、玄米を用いた食品をパッケージ化しておくことができる。
また、本発明に係る健康食セットは、1食分当たりの総カロリーを450〜850kcalに調整することが好ましい。
本発明に係る健康食用組成物は、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4であり、飽和脂肪酸に比べて多量の多価不飽和脂肪酸を含んでおり、血糖値、中性脂肪、総コレステロール、γ−GTPなどを低下させる効果がある。従って、これを副食として、主食としての米飯、パン類、パスタ類などと組み合わせた食事を摂ることで、健康な人であればメタボリックシンドローム、高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、肥満(特に内蔵肥満や腹部肥満)、糖尿病あるいは肝臓病などを予防でき、またこれらの症状や疾病が発症している人であれば、その症状や疾病が改善される。本発明は、特に耐糖能異常者(食後血糖値の高い人)、インスリン抵抗性を示す人、高インスリン血症の人に有効である。
また、本発明に係る健康食は、前記副食としての健康食用組成物に主食として玄米を用いた食品を組み合わせてなる。玄米は、糖化され難いことから食後血糖値の上昇抑制効果を有するとともに、マグネシウムを豊富に含み、抗ストレス能を有することから、前記各種症状及び疾病の予防、改善に有効である。
更に、本発明に係る健康食セットは、前記主食としての玄米を用いた食品及び副食としての前記健康食用組成物からなる健康食に更に野菜ジュースを組み合わせてなる。野菜ジュースには、ビタミン類及び無機質(ミネラル)が多量に含まれていることから、これを組み合わせることで、前記健康食用組成物、更には主食としての玄米を用いた食品とともに、栄養バランスの優れた食事となる。
また、動物性脂質に比べて植物性脂質中にはω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸が多いことから、前記健康食用組成物の脂質中の動物性脂質の比率を2重量%以下とすることで、脂質中のω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸の比が大きくなり、体脂肪、内臓脂肪、肝臓脂肪を低下させる効果が期待できる。
更に、米糠油は、飽和脂肪酸に比べて多価不飽和脂肪酸の含有量が多く、これを健康食用組成物の調理用の油として用いることで、飽和脂肪酸に対する多価不飽和脂肪酸の比を大きくすることができる。また、米糠油は、高脂血症、心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における心身症候並びに不安、緊張、抑うつ効果が知られ、抗酸化活性を有するγ−オリザノールを含有する。更に、米糠油は、末梢循環障害(管歇性跂行、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈症、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)、過酸化脂質の増加防止効果が知られ、抗酸化性を有するビタミンEが含有される。また、米糠油は、コレステロール低下作用の強いトコトリエノールを含有する。更に、米糠油は、食用油の中でもビタミンE活性の高いαトコフェロールの含有量が高い。加えて、米糠油は、食用油の中でも、トコトリエノール類、トコフェロール類、γーオリザノールなどにより血清コレステロール低下作用が大きい。従って、本発明の健康食用組成物の調理用の油として米糠油を用いることで、目的とするメタボリックシンドローム、高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防又は改善効果をより一層向上させることができる。
前記健康食用組成物の1食分当たりの総カロリーを240〜400kcalに調整することで、主食と組み合わせた1食当たりの食事の総カロリー、ひいては1日当たりの食事の総カロリーを低く抑えることができ、目的とするメタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防又は改善効果を発揮することができる。
また、この健康食用組成物におけるタンパク質源として、大豆や大豆加工品といった植物由来のタンパク質やペプチドを用いることで、コレステロールの低下、ダイエット、集中力アップ、血圧の低下などの効果を得ることができる。
なお、動物性タンパク質である鶏ササミは動物性脂質が1.3%以下と少なく、同じく動物性タンパク質である白身魚は不飽和脂肪酸を多く含んでいる。従って、タンパク質源として、前記植物性タンパク質である大豆や大豆加工食品に加えて鶏ササミや白身魚を用いてもよい。
本発明の健康食用組成物は、パッケージ化しておくことが好ましい。パッケージ化することにより一人の一食分の食事に相当する食品を簡単に摂取することができる。パッケージ化は加熱調理した後に行うこともできるし、加熱調理する前に行うこともできる。パッケージ化した健康食用組成物は、お湯で温めたり、電子レンジで加熱することで手軽に副食としての惣菜(おかず)を調製することができ、調理の手間を省くことができる。なお、本発明で「パッケージ化」とは、レトルトを含む概念である。レトルトは一つであっても、複数に分けてもよい。
また、本発明に係る健康食を、栄養素に占める三大栄養素のエネルギー比率が、タンパク質が15〜20%、脂質が20〜33%、糖質が40〜65%となるように調整することで、腸内清浄化、炎症抑制の向上、腸粘膜及び身体全体の皮膚の強化、免疫力の向上を図ると同時に、健康維持に必要な栄養のバランスを確保して、栄養バランスの不調和に起因する、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などに加え、肌荒れ、便秘、下痢などの様々な障害の発生を防止したり改善することができる。
更に、前記健康食の1食分当たりの総カロリーを400〜800kcalに調整することで、1日分当たりの食事の総カロリーを低く抑えることができ、目的とするメタボリックシンドローム、高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防又は改善効果を発揮することができる。
また、本発明の健康食に、抗ストレス能を有するマグネシウムを1食分当たり80〜600mg含有するように調整することで、カルシウム、ビタミンCの代謝を促進し、骨、歯を強化することができる。また心臓、筋力の機能、神経の働き、脂質代謝、糖代謝、各種酸素反応に関係し、抗ストレス作用を発揮することができる。
このマグネシウム源として、マグネシウムを豊富に含む玄米を用いた食品、大豆、大豆加工品又は海藻を用いることで、総カロリーの増大を抑制しつつマグネシウム高含有の健康食とすることができる。
更に、この健康食の1食分当たりの食物繊維の量を7g以上に調整することで、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防、改善効果に加え、肌荒れ、便秘、下痢などの予防、改善効果が期待できる。
前記健康食においては、玄米を用いた食品をパッケージ化しておけば、お湯で温めたり、電子レンジで加熱するだけで手軽に食することができ、炊飯の手間を省くことができる。
また、本発明に係る健康食セットは、1食分当たりの総カロリーを450〜850kcalに調整することで、1日分当たりの食事の総カロリーを低く抑えることができ、目的とするメタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防又は改善効果を発揮することができる。
実験例1における食事介入試験前後の被験者の体重の変動を示すグラフである。 実験例1における食事介入試験前後の被験者の血糖値の変動を示すグラフである。 実験例1における食事介入試験前後の被験者の中性脂肪の変動を示すグラフである。 実験例1における食事介入試験前後の被験者の総コレステロールの変動を示すグラフである。 実験例1における食事介入試験前後の被験者のγ−GTPの変動を示すグラフである。 実験例1における食事介入試験前後の被験者の動脈硬化指数の変動を示すグラフである。 実験例2における食事介入試験前後の被験者の尿中8−OHdGの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のwaist circumferenceの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者の経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)1時間後のglucose値の変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者の経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間後のglucose値の変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のHbA1cの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者の総コレステロールの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のLDLコレステロールの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のTGの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のtPAI−1の変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後および6ヶ月の通常食摂取後の被験者のadiponectinの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のglucose(sum)の変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のresistinの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のfasting duration of RHの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者の経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間後のincreased areaの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のfasting blood flow increasing rateの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後および6ヶ月の通常食摂取後の被験者のleptinの変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のBMI(ボディーマスインデックス)の変動を示すグラフである。 実験例3における食事介入試験前後の被験者のarteriosclerosis indexの変動を示すグラフである。 実験例4における食事介入試験前後の被験者の体重の変動を示すグラフである。
本発明の健康食用組成物は、タンパク質、脂質および糖質を含み、前記脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である。この健康食用組成物は、食材として野菜、種実、果物、海藻類などの植物性食品を主体として調製され、食事における「おかず」(惣菜)となる。
本発明の健康食用組成物におけるタンパク質源としては、植物性タンパク質及び動物性タンパク質のいずれでもよいが、植物性タンパク質、例えば、大豆と玄米を用いた食品を組み合わせることで、必須アミノ酸バランスが良くなり、完全タンパク質源となるなどの観点から好ましい。植物性タンパク質としては、大豆、豆腐、豆乳、生揚げ(厚揚げ)、油揚げ、がんもどき、凍り豆腐(高野豆腐)、豆腐よう、豆腐竹輪、納豆、おから、粒状・濃縮・分離・繊維状の大豆蛋白、湯葉、みそなどの大豆加工品が好ましい。また動物性タンパク質を用いる際は、鶏ささみ、白身魚などを用いることが好ましい。動物性脂質が1.3%以下である鶏ササミを用いた場合にはコレステロール摂取量を低くすることができ、また、白身魚を用いた場合には不飽和脂肪酸を食事から摂取することができる。
本発明の健康食用組成物における脂質としては、植物性及び動物性のいずれでもよいが、体脂肪、内臓脂肪、肝臓脂肪などを低下させる効果を有するω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸の含有量の多い植物性油脂を用いることが好ましい。植物性油脂としては、例えば米糠油、オリーブ油、ごま油、大豆油、とうもろこし油、なたね油、パーム油、やし油、落花生油、サフラワー油、ひまわり油などの公知の食用油が挙げられるが、これらの中でも、抗酸化活性を有するγ−オリザノール、ビタミンE、コレステロール低下作用を有するトコトリエノール類、トコフェロール類を含み、しかも飽和脂肪酸に比べて多価不飽和脂肪酸の含有量が多い米糠油が特に好ましい。使用する米糠油に特に限定はないが、溶剤抽出されたものより圧搾により得られたものが好ましい。また、動物性油脂としては、魚油(魚由来の油)、牛脂、豚脂などが挙げられるが、これらの中でも、DHA、EPAなどのn−3系不飽和脂肪酸を多量に含有する魚由来の油が好ましい。なお、魚油は、厚生労働省食事療法宅配食品栄養指針においては植物性油として扱われる。本発明では、脂質中、前記魚由来のものを除く動物性脂質の比率を2重量%以下とすることが好ましい。魚由来のものを除く動物性脂質が2重量%を超えると食事からのコレステロールの摂取量が増え、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などに対する予防、改善効果が得られ難くなる。
本発明の健康食用組成物は、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内である。飽和脂肪酸に対する多価不飽和脂肪酸の比率を1.8以上とすることで、目的とする血糖値、中性脂肪、コレステロール、血圧などの低下効果が得られる。一方、飽和脂肪酸に対する多価不飽和脂肪酸の比率が4を超えると、多価不飽和脂肪酸の過剰摂取による悪影響が発生するおそれがある。例えば、多価不飽和脂肪酸であるリノール酸の過剰摂取はHDLの合成を抑制し、善玉コレステロールであるHDLコレステロール値を低下させる。
前記多価不飽和脂肪酸の種類については特に限定はないが、ω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸の含有量が多い植物油脂を用いることが好ましい。厚生労働省によると、ω6(n−6)系多価不飽和脂肪酸とω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸との比率が4:1程度がよいとされている。しかし、本発明においては、前記ω6系とω3系との比率を4:1以上とすることが好ましく、1:1以上がより好ましく、実質的にω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸のみとすることがもっとも好ましい。ω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸の含有量が多い植物性油脂としては、例えば米糠油、オリーブ油、ごま油、大豆油、調合油、とうもろこし油、なたね油、落花生油、サフラワー油、ひまわり油などが揚げられる。また、動物性油脂を用いる場合には、ω3(n−3)系多価不飽和脂肪酸の比率が高い魚油を使用することが好ましい。
本発明の健康食用組成物における糖質源としては、玄米を用いた食品及びその加工品、いも類(じゃがいも、さつまいも、さといも、やまのいもなど)、糖質の多い野菜や種実(かぼちゃ、れんこん、とうもろこし、ゆり根、ぎんなん、くり、甘ぐりなど)、大豆を除く豆類(グリンピース、そら豆、あずきなど)、果実(いちご、すいか、いちじく、みかん、なし、びわ、メロン、バナナなど)などが好ましい。
更に、本発明の健康食用組成物には食物繊維が含まれていることが好ましい。食物繊維源としては、玄米を用いた食品及びその加工品、さつまいもなどのいも類、れんこん、ごぼう、かぼちゃなどの野菜、アボガド、パパイア、びわ、なし、パイナップルなどの果実、ひじきなどの海藻類などが好ましい。
本発明の健康食用組成物は、1食分当たりの総カロリーは240〜400kcalに調整することが好ましい。例えば、160kcalの主材を1品に、80kcalの副材を1品〜3品組み合わせた献立とする。
本発明の健康食用組成物の形態は、副食(惣菜)の材料であっても良いし、調理済みの惣菜であってもよい。更には、加熱調理してパッケージ化したり、パッケージ化してから加熱調理したりしておくことで、手軽に食事を摂ることができる。
この健康食用組成物は、食事における副食、即ち「おかず(惣菜)」に相当するものであり、これに主食として、例えばご飯類、パン類、パスタ類などの穀物類を組み合わせて健康食として、1日当たり2食または3食を摂取すればよい。この場合、各食の献立(メニュー)は異なるように調製することが、飽きがこないという点で好ましい。本発明の健康食用組成物としては、例えば、和風豆腐ステーキ、ソフトがんものお煮しめ、三角いなりのお煮しめ、油揚げの野菜巻き煮、鶏肉大根煮、小芋巾着おでん、よせ鍋、粕汁鍋、筑前煮、鶏肉じゃが、鶏すきやき、白身魚の煮付け、枝豆がんもとフキの胡麻和え、厚揚げの土佐煮、銀杏がんもと筍の土佐煮、田楽、鶏の柔らか煮、豆腐とひじきの酢和え、厚揚げのおろし煮、白身魚の南蛮漬け、チキンのトマト煮、厚揚げとピーマンの中華風炒め、チキンチリソース、チキンの甘酢煮などの惣菜が挙げられる。
表1−1、表1−2に本発明の健康食用組成物としての惣菜の献立例を示す。
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前記副食としての健康食用組成物に組み合わせる主食としては、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、繊維質などが豊富に含まれている玄米を用いた食品が好ましい。玄米を用いた食品としては、玄米を用いたご飯、おかゆ、シリアルの少なくともいずれか1種が好ましい。玄米を用いた食品は加熱調理してパッケージ化したり、パッケージ化してから加熱調理したりしておくことで、温めるだけで手軽に食することができる。玄米として発芽玄米を用いてもよい。
この健康食においても、前記健康食用組成物の場合と同様の理由により、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内となるようにすることが好ましい。
この健康食においては、栄養素に占める三大栄養素のエネルギー比率が、タンパク質15〜20%、脂質20〜33%、糖質40〜65%となるように調整することが好ましい。
タンパク質が15%未満の場合には、記憶力、思考力、筋力、体力の低下を生じやすくなる。さらに、ビタミンDの欠乏を生じやすく、骨軟化症、骨粗鬆症を生じやすい。また、タンパク質が20%を超えると、マグネシウムの欠乏を生じやすく、神経過敏、無気力、筋肉の痙攣、身体の疲労などの生じやすくなる。なお、動物性タンパク質の過剰摂取はアレルギー体質になりやすい。
脂質が20%未満の場合には、血管、細胞膜が弱くなり、肌荒れの原因となる。また、脂質が33%を超えると、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの直接的な原因となる。
糖質が40%未満の場合には、脳の働きが低下し、吐き気、頭痛、貧血の原因となる。また、糖質が65%を超えると、ビタミンDの欠乏を生じやすく、便秘、脚気、しびれ、筋肉痛、心臓肥大、食欲減退、胃腸障害、倦怠感などを生じる。
前記健康食の1食分当たりの総カロリーは400〜800kcalに調整することが好ましい。
前記健康食は、1食分当たりのマグネシウムの含量を80〜600mgに調整することが好ましく、マグネシウム源としては、玄米を用いた食品、大豆、大豆加工品および海藻が好ましい。マグネシウムを前記の範囲で含有することで、カルシウム、ビタミンCの代謝を促進し、骨、歯を強化することができる。また、心臓、筋力の機能、神経の働き、脂質代謝、各種酵素反応に関係し、抗ストレス作用を発揮することができる。
更に、この健康食は、1食分当たり食物繊維の量を7g以上に調整することが好ましく、10g以上とするのが更に好ましい。食物繊維源としては、玄米を用いた食品及びその加工品、さつまいもなどのいも類、れんこん、ごぼう、かぼちゃなどの野菜類、アボガド、パパイア、びわ、なし、パイナップルなどの果実類、ひじきなどの海藻類などが挙げられる。これらの食物繊維源は、玄米を用いた食品と組み合わせる「おかず」である健康食用組成物に含まれていることが好ましい。
また、本発明の健康食セットは、前記主食としての玄米を用いた食品及び副食としての前記健康食用組成物からなる健康食に、更に野菜ジュースを組み合わせてなる。前記野菜ジュースは、緑黄色野菜ジュース、トマトジュース、果汁入り野菜ジュースなど野菜を主素材としたジュースであれば特に限定はいないが、いわゆる「青汁」と呼ばれる、生野菜をしぼった汁を用いたものが、ビタミン類、無機質(ミネラル)を豊富に含むことから好ましい。青汁の材料として使用できる野菜としては、ホーレンソウ、ブロッコリー、シャクシ菜、キャベツ、シュンギク、コマツ菜などが挙げられ、リンゴ、ミカン、レモンなどの果物を添加してもよい。
この健康食セットにおいても、前記健康食用組成物の場合と同様の理由により、脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内、より好ましくは1:2〜1:4の範囲内となるようにすることが好ましい。
本発明に係る健康食セットは、1食分当たりの総カロリーを450〜850kcalに調整することが好ましい。この健康食セットを1日当たり2食又は3食摂取しつつ、1日当たりの総カロリーを2550kcal以下、より好ましくは1800kcal以下に抑えることが好ましい。2食の場合には、昼食及び夕食として前記健康食セットを摂り、朝食として前記野菜ジュースのみを摂るといった組み合わせが挙げられる。また、各食の献立や1食当たりの総カロリーは同じでもよいし、異なってもよい。
本発明に係る健康食組成物、健康食、健康食セットは、いずれも冷凍食品であってもよいし、弁当でもよい。これらはいずれも病院食としても利用することができる。
上記のような本発明に係る健康食用組成物、即ち「おかず」、又はこれに玄米を用いた食品を組み合わせた健康食、更には青汁などの野菜ジュースを組み合わせた健康食セットは、これを持続的に摂取することにより、メタボリックシンドローム、高血糖、耐糖能異常、高脂血症、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病あるいは肝臓病などの予防、改善を図ることができる。摂取期間は患者などの症状により異なるが、1〜2週間以上が好ましく、2ヶ月以上がより好ましい。なお、本発明の健康食などは、通常の食事に代替するもので、期間を問わず摂り続けることが、体質改善を維持する観点からは最も望ましい。
(実験例1)
被験者として、25歳から60歳の健常男性10名に食事介入試験を実施した。10名の被験者を、A群5名、B群5名に均等に群分けし、A群には、本発明に係る健康食(野菜、大豆、大豆加工品、海藻などを用いて調理した惣菜)、玄米を用いた食品および野菜ジュース(青汁)を組み合わせた食事(以下、「試験食」という。)を、またB群には、白米、副食(野菜、豚肉、鶏卵、牛肉、鶏肉を用いて調理した惣菜)より構成された一般的な糖尿病食(以下、「比較食」という。)をそれぞれ7日間摂取させた。1ヶ月間の通常生活期間(食事介入せず、被験者の通常食を摂取)後、A群には比較食を、B群には試験食をそれぞれ7日間摂取させた。試験食及び比較食の摂取前後に被験者の身体測定及び血液検査を実施した。
試験食の献立を表2に、また試験食と比較食の栄養摂取量を表3−1〜表3−4に示した。更に、試験食及び比較食摂取前後の身体測定及び血液検査データを表4〜表9並びに図1〜図6に示した。
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表4〜8及び図1〜5に示すように、試験食及び比較食のいずれの場合においても、摂取により、体重、血糖値、中性脂肪、総コレステロール及びγ−GTPの減少傾向が認められた。しかも、表9及び図6に示すように、比較食の摂取後には動脈硬化指数が有意に増加(悪化)したのに対し、試験食では摂取前後の動脈硬化指数に有意差は認められず、動脈硬化を抑える効果が期待できる。
(実験例2)
被験者として、29歳から54歳の健常男性4名に食事介入試験を実施した。4名の被験者を、A群2名、B群2名に均等に群分けし、A群には、実験例1と同じ試験食を、またB群には、実験例1と同じ比較食をそれぞれ7日間摂取させた。1ヶ月間の通常生活期間(食事介入せず、被験者の通常食を摂取)後、A群には比較食を、B群には試験食をそれぞれ7日間摂取させた。試験食及び比較食の摂取前後に24時間蓄尿を行い、ELIZAキットにより尿中8−OHdGを測定した。結果を表10及び図7に示す。
Figure 2007060947
表10及び図7に示すように、試験食の摂取後は尿中8−OHdGが低下した。従って、本発明の試験食を摂取することで抗酸化活性を高める効果が期待できる。
(実験例3)
被験者として、35歳から60歳で、血液検査の結果、耐糖能異常あるいはそのリスクの高いとされた男女、合計20名をリクルートし、食事介入試験を実施した。野菜、大豆、大豆加工食品、ささ身、白身魚、海藻などを用いて調理した惣菜、玄米を用いた食品および野菜ジュース(青汁)を組み合わせた食事(以下、「試験食」という。)を8週間摂取させ、その後、試験開始前の食事(以下、「通常食」という。)を6ヶ月摂取させた。なお、各被験者の試験食は、各被験者が試験開始前の体重を維持できるように、試験開始前に行った食事記録をもとに各被験者の通常食の摂取エネルギーを算出し、それと同等のカロリーとなるように設定した。試験食の献立を表11に、また栄養摂取量の例を表12に示した。試験食摂取前後に各被験者の身体測定および血液検査、血管機能検査を実施した。結果を図8〜図24に示す。なお、adiponectinおよびleptinについては6ヶ月の通常食摂取後にも検査を実施した(図17、図22参照。)。
Figure 2007060947
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図8〜図24の結果から明らかなように、本発明に係る健康食を摂取することにより、通常食と同程度のカロリーを摂取しつつ、肥満、糖尿病、高脂血症、心筋梗塞、動脈硬化、メタボリックシンドロームなどの指標となる各種数値が改善された。
(実験例4)
被験者として、35歳から60歳で、BMI[被験者の体格指標(ボディーマスインデックス=Wt/L2、体重=Wt(Kg)、身長=L(m)]の値が肥満を示す男女、合計14名をリクルートし、食事介入試験を実施した。実験例3と同じ野菜、大豆、大豆加工食品、ささ身、白身魚、海藻などを用いて調理した惣菜、玄米を用いた食品および野菜ジュース(青汁)を組み合わせた試験食を8週間摂取させた。なお、各被験者の試験食は、各被験者が試験開始前の体重を維持できるように、試験開始前に行った食事記録をもとに各被験者の通常食の摂取エネルギーを算出し、それと同等のカロリーとなるように設定した。試験食摂取前後に各被験者の体重測定を実施した。結果を図25に示す。
図25から明らかなように、本発明に係る健康食は、通常食と同カロリーとしているにもかかわらず、8週間で平均4kgも体重が減少した。
本発明に係る健康食は、体質改善用の栄養食としても提供することができる。本発明に係る健康食用組成物、健康食、健康食セットを摂ることで、人体の局所部位で発生する慢性的炎症を抑えることができ、特に歯肉炎や歯周炎を効果的に予防・改善することができる。このような本発明の作用は、中性脂肪、LDLコレステロール等の抑制、HDLコレステロールの増加又は正常化、血流の改善、フィブリノーゲン、PAI−1等の血液凝固因子の改善、IL−6、IL−1β、TNF−α、イソプロスタン、CRP(C反応性タンパク)、過酸化脂質等の炎症性物質の抑制、ヘモグロビンA1c等のインスリン感受性の改善、インスリンの過剰分泌の抑制、アディポネクチン、レジスチン、レプチン等のホルモン分泌の改善、TSH調節による甲状腺機能の改善、遊離トリヨードサイロニン(T3)や遊離サイロキシン(T4)の改善、免疫機能の改善などに起因するものであると考えられる。

Claims (18)

  1. タンパク質、脂質および糖質を含み、前記脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である健康食用組成物。
  2. 前記脂質中の、魚由来のものを除く動物性脂質の比率が2重量%以下である請求項1に記載の健康食用組成物。
  3. 調理用の油として米糠油を用いてなる請求項1または2に記載の健康食用組成物。
  4. 1食分当たりの総カロリーを240〜400kcalに調整してなる請求項1〜3のいずれかに記載の健康食用組成物。
  5. タンパク質源として、大豆及び/または大豆加工品を用いてなる請求項1〜4のいずれかに記載の健康食用組成物。
  6. タンパク質源として、更に鶏ササミ及び/または白身魚を用いてなる請求項5記載の健康食用組成物。
  7. パッケージ化してなる請求項1〜6のいずれかに記載の健康食用組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の健康食用組成物と、玄米を用いた食品と、を組み合わせてなる健康食。
  9. 栄養素に占める三大栄養素のエネルギー比率が、タンパク質15〜20%、脂質20〜33%、糖質が40〜65%となるように調整してなる請求項8記載の健康食。
  10. 脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である請求項8または9に記載の健康食。
  11. 1食分当たりの総カロリーを400〜800kcalに調整してなる請求項8〜10のいずれかに記載の健康食。
  12. 1食分当たりのマグネシウム含量を80〜600mgに調整してなる請求項8〜11のいずれかに記載の健康食。
  13. マグネシウム源が玄米を用いた食品、大豆、大豆加工品および海藻から選ばれる少なくとも1種のものである請求項12に記載の健康食。
  14. 1食分当たりの食物繊維の量を7g以上に調整してなる請求項8〜13のいずれかに記載の健康食。
  15. 前記玄米を用いた食品をパッケージ化してなる請求項8〜14のいずれかに記載の健康食。
  16. 請求項8〜15のいずれかに記載の健康食に、更に野菜ジュースを組み合わせてなる健康食セット。
  17. 脂質中の飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸との比率(飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸)が1:1.8〜1:4の範囲内である請求項16に記載の健康食セット。
  18. 1食分当たりの総カロリーを450〜850kcalに調整してなる請求項16〜17のいずれかに記載の健康食セット。
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