JPWO2007040235A1 - 対物レンズユニット及び光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、小型で高精度の結像を可能にし、簡単で低コストの組立工程を実現する互換用の対物レンズユニットと、それを用いた低コストで高い記録・再生精度を実現する光ピックアップ装置を提供する。この対物レンズユニットは、第1レンズ部と、当該第1レンズ部の周囲に位置する第1フランジ部と、前記第1レンズ部とは光軸が異なるように並列的に配置される第2レンズ部を備えた第2対物レンズを支持するための支持部とを一体成形したことを特徴とする。

Description

本発明は、光ピックアップ用の対物系として好適な対物レンズユニットと、かかる対物レンズユニットを備えた光ピックアップ装置に関する。
これまで、CD(コンパクト・ディスク)、DVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)等の光情報記録媒体に対して情報の再生・記録を行うための各種光ピックアップ装置が開発・製造され、一般に普及している。なお、「情報の再生・記録」とは、情報についての再生及び/又は記録を意味する。かかる光ピックアップ装置に組み込まれる対物レンズとして、複数のレンズ素子をホルダにはめ込んで固定した複合対物レンズが存在し、異種記録媒体に対して容易に情報の再生・記録を行うことができるようになっている(特許文献1参照)。また、同様の対物レンズとして、複数のレンズ素子を合体して一体成形した複合対物レンズも存在し、この場合、複合対物レンズが一体成形によって小型化され組立工程も簡単なものとなる(特許文献2〜5参照)。また、焦点距離の異なる2つのマイクロレンズを相対的に低屈折率のガラス基板に埋め込むように形成した対物レンズも存在する(特許文献6参照)。
特開2001−67700号公報 特開平9−115170号公報 特開平9−306012号公報 特開平10−275356号公報 特開平9−63083号公報 特開2000−90472号公報
しかし、複数のレンズ素子をホルダにはめ込んで固定した複合対物レンズでは、対物レンズが大型化し、組立工程も複雑化し易く、特に複数のレンズ素子間の偏心調整が容易でなくなる。
一方、複数のレンズ素子を合体して一体成形した複合対物レンズの場合、対物レンズを比較的小型化し易く組立工程も簡単で低コストにできるが、樹脂成形によって複数のレンズ素子の各光学面をすべて高精度に仕上げることは容易でない。すなわち、上記のような複合対物レンズの場合、各面を高精度に仕上げようとすると、少なくとも4つの異なる光学面を個別に備える多くの金型を準備する必要があり、各金型相互のアライメントが極めて困難になり、製品である複合対物レンズを高精度にすること自体が容易でなくなる。
また、2つのマイクロレンズを相対的に低屈折率のガラス基板に埋め込むように形成した対物レンズの場合、加工工程が極めて複雑であり、結果的に得られる対物レンズに設定できる光学特性の自由度も制限されてしまう。
そこで、本発明は、互換用途で使用される光ピックアップ装置用の対物レンズユニットであって、小型で高精度の結像を可能にし、簡単で低コストの組立工程を実現する対物レンズユニットを提供することを目的とする。
また、本発明は、互換用の光ピックアップ装置であって、低コストで高い記録・再生精度を実現する光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記構成により達成された。
1.光ピックアップ装置用の対物レンズユニットであって、
第1レンズ部と、
当該第1レンズ部の周囲に位置する第1フランジ部と、
前記第1レンズ部とは光軸が異なるように並列的に配置される第2レンズ部を備えた第2対物レンズを支持するための支持部と、
を一体成形したことを特徴とする対物レンズユニット。
2.前記第2対物レンズは、前記第2レンズ部の周囲に設けられた第2フランジを備えることを特徴とする前記1に記載の対物レンズユニット。
3.前記支持部は、前記第2フランジ部の光源側の面を支持することを特徴とする前記2に記載の対物レンズユニット。
4.前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記支持部の少なくとも1つを支持するホルダをさらに備えることを特徴とする前記2又は3に記載の対物レンズユニット。
5.前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の少なくとも一方と、前記ホルダとは、一体成形されていることを特徴とする前記4に記載の対物レンズユニット。
6.前記支持部に前記第2対物レンズを固定したことを特徴とする前記1乃至5のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
7.前記支持部は、当該支持部に対して前記第2フランジ部をアライメントするアライメント手段をさらに備えることを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
8.前記アライメント手段は、前記第2レンズ部を光軸方向及び光軸方向に直交する方向に関して位置決めする機構を備えることを特徴とする前記7に記載の対物レンズユニット。
9.前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とは、それぞれ異なるスポット径を可能にすることを特徴とする前記1乃至8のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
10.前記支持部は、前記第2レンズ部の絞りとしての機能を有することを特徴とする前記1乃至9のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
11.前記第2対物レンズは、ガラスで形成されていることを特徴とする前記1乃至10のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
12.光ピックアップ装置用の対物レンズユニットであって、
第1レンズ部と、当該第1レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第1レンズ部の周囲を支持する第1フランジ部とを有する第1部材と、
第2レンズ部と、当該第2レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第2レンズ部の周囲を支持する第2フランジ部とを有する第2部材とを備え、
前記第1フランジ部は、前記第2レンズ部が前記第1レンズ部に隣接した状態となるように前記第2部材を支持することを特徴とする対物レンズユニット。
13.前記第1フランジ部は、前記第2フランジ部の光源側の面を支持することを特徴とする前記12に記載の対物レンズユニット。
14.前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部の少なくとも一方を支持するホルダをさらに備えることを特徴とする前記12又は13に記載の対物レンズユニット。
15.前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の少なくとも一方と、前記ホルダとは、一体成形されていることを特徴とする前記14に記載の対物レンズユニット。
16.前記第1フランジ部に前記第2対物レンズを固定したことを特徴とする前記12乃至15のいずれか1項記載の対物レンズユニット。
17.前記第1フランジ部は、当該第1フランジ部に対して前記第2フランジ部をアライメントするアライメント手段をさらに備えることを特徴とする前記12乃至16のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
18.前記アライメント手段は、前記第2レンズ部を光軸方向及び光軸方向に直交する方向に関して位置決めする機構を備えることを特徴とする前記17に記載の対物レンズユニット。
19.前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とは、それぞれ異なるスポット径を可能にすることを特徴とする前記12乃至18のいずれか1項記載の対物レンズユニット。
20.前記第1フランジ部は、前記第2レンズ部の絞りとしての機能を有することを特徴とする前記12乃至19のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
21.前記第2対物レンズは、ガラスで形成されていることを特徴とする前記12乃至20のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
22.前記1乃至21のいずれか1項に記載の対物レンズユニットと、
第1レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第1光情報記録媒体に情報を書き込み、第2レンズ部を介して第2光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第2光情報記録媒体に情報を書き込む光学装置と
を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
23.前記対物レンズユニットを駆動して前記第1及び第2レンズ部を変位させる駆動装置をさらに備えることを特徴とする前記22に記載の光ピックアップ装置。
本発明により、小型で高精度の結像を可能にし、簡単で低コストの組立工程を実現する互換用の対物レンズユニットと、それを用いた低コストで高い記録・再生精度を実現する光ピックアップ装置を提供することができた。
(a)、(b)は、第1実施形態の対物レンズユニットの正面図であり、(c)は、対物レンズユニットの側面図である。 図1に示す対物レンズユニットを備えるレンズ組立体の平面図である。 図1に示すレンズ組立体を組み込んだ光ピックアップ装置の構成を示す図である。 第2実施形態の対物レンズユニットの構成を示す側方断面図である。 第3実施形態の対物レンズユニットの構成を示す平面図である。 第4実施形態の対物レンズユニットの構成を示す平面図である。 第5実施形態の対物レンズユニットの構成を示す図である。 第6実施形態のレンズ組立体の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、第7実施形態のレンズユニットの構成及び組み立てを説明する斜視図である。 第7実施形態のレンズユニットの側面図である。 図10等に示すレンズユニットの変形例を示す側面図である。
符号の説明
10、110、210、310、410 対物レンズユニット
31 第1レンズ部
21 第2レンズ部
40 ホルダ部材
61B、61D、61C 半導体レーザ
63B、63D、63C、64D、64C 偏光ビームスプリッタ
67B、67C、67D 光検出器
71、72 アクチュエータ部分
73 アクチュエータ
75 支持装置
DB、DD、DC 光ディスク
MB、MD、MC 情報記録面
本発明の上記課題を解決するため、本発明に係る光ピックアップ装置用の対物レンズユニットは、(a)第1レンズ部と、(b)当該第1レンズ部の周囲に位置する第1フランジ部と、(c)前記第1レンズ部とは光軸が異なるように並列的に配置される第2レンズ部を備えた第2対物レンズを支持するための支持部とを一体成形したものである。
上記対物レンズユニットでは、第1レンズ部と第1フランジ部とを有する第1対物レンズに一体形成によって設けられた支持部が第2対物レンズを支持するので、第1レンズ部に近接して第2レンズ部を配置することができ、いずれかのレンズ部を光路上に切り替えて配置するレンズ切り替えが簡単になるだけでなく、対物レンズユニットを小型化することができる。なお、第1対物レンズと第2対物レンズとは、それぞれ独立に製造することができ、第1レンズ部や第2レンズ部をともに比較的簡単かつ高精度で作製すること、また異種材料で作製することができる。
また、本発明の具体的な態様又は観点では、上記対物レンズユニットにおいて、第2対物レンズは、第2レンズ部の周囲に設けられた第2フランジを備える。この場合、第2レンズ部の確実な支持が可能になる。
本発明の別の態様では、支持部が、第2フランジの光源側の面を支持する。この場合、支持部が第2フランジよりも光情報記録媒体側に配置されることを防止でき、ワーキングディスタンスの確保が容易になる。
本発明のさらに別の態様では、第1フランジ部、第2フランジ部、及び支持部の少なくとも1つを支持するホルダをさらに備える。この場合、ホルダを介して第1レンズ部や第2レンズ部を変位させることができ、対物レンズユニットの駆動や取り扱いの便宜を図ることができる。
本発明のさらに別の態様では、第1レンズ部及び第2レンズ部の少なくとも一方と、ホルダとは、一体成形されている。この場合、対物レンズ又は対物レンズユニットとホルダとの接着工程が不要となり、部品点数の低減やコストの低減を図ることができる。
本発明のさらに別の態様では、支持部に第2対物レンズを固定する。この場合、第1及び第2レンズ部のどちらを光路上に配置するかによって、規格が異なる2種の光情報記録媒体に対して、簡易に情報の再生・記録を行うことができる。
本発明の更に別の態様では、支持部が、当該支持部に対して第2フランジ部をアライメントするアライメント手段をさらに備える。この場合、第1レンズ部から延びている支持部と第2レンズ部との接続や固定が簡単になり、対物レンズユニットの簡易かつ高精度の組立が可能になる。なお、前記アライメント手段については、前記第2レンズ部を光軸方向に直交する方向に関して位置決めする機構をさらに備えるものとできる。
なお、対物レンズユニットを構成する第1部材や第2部材は、レンズ等の光学用途に通常使用可能な種々の樹脂から形成することができる。特に、脂環式構造を有する重合体を含有する樹脂を用いることが好ましく、その中でも、環状オレフィン系樹脂を用いることがより好ましい。
また、以上のような樹脂の材料として、アサーマル樹脂を用いることもできる。アサーマル樹脂は、母材となる樹脂に例えば30nm以下の粒子を分散させた材料である。アサーマル樹脂は、通常の光学用途の樹脂に比べ、温度変化に対する屈折率変化が小さいという特徴を有するので、第1レンズ部や第2レンズ部に位相構造を形成した場合、位相構造による温度特性の改善効果を控えめにすることが可能となり、それによって、位相構造による波長特性の劣化を低減したり、光学素子の設計自由度を拡げたり、製造誤差や組立精度の許容範囲を拡大したりすることができる。
一般に、透明な樹脂材料に粉末を混合させると、光の散乱が生じ、透過率が低下するため、光学材料として使用することは困難であったが、微粉末を透過光束の波長より小さい平均粒径が例えば30nm以下の微粒子とすることにより、散乱が事実上発生しないようにできることが分かってきた。このような現象を利用することにより、温度特性が異なる材料を巨視的に均一に混合することができ、屈折率や熱膨張の温度変化が顕著になることを抑制することができ、このような人為的な温度特性抑制効果を持たせた材料をアサーマル樹脂という。アサーマル樹脂としては、母材となる樹脂の温度変化に伴う屈折率変化率よりも大きい屈折率変化率を有する平均粒径が30nm以下の微粒子を分散させた材料であることが好ましい。なお、屈折率変化率が大きいとは、母材となる樹脂の屈折率変化率の符号が負である場合には、それよりもゼロに近い、負の屈折率変化率であるもの及び符号が正である屈折率変化率であるものの両者を含むものである。
本発明のさらに別の態様では、前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とがそれぞれ異なるスポット径を可能にする。この場合、情報記録面におけるスポット径の規格が異なる2種の光情報記録媒体に対して、簡易に情報の再生・記録を行うことができる。
本発明のさらに別の態様では、支持部が、第2レンズ部の絞りとしての機能を有する。この場合、第2レンズ部用の絞りを個別に設ける必要がなくなり、部品点数の低減やコストの低減を図ることができるとともに、対物レンズユニットを組み込んだ光ピックアップ装置を小型化することができる。
本発明のさらに別の態様では、前記第2対物レンズが、ガラスで形成されている。この場合、第2対物レンズの環境温度変化に対する性能などによる光学的精度を高めることができ、対物レンズユニットを多様な光ピックアップ装置に組み込むことができる。
本発明に係る別の対物レンズユニットは、(a)第1レンズ部と、当該第1レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第1レンズ部の周囲を支持する第1フランジ部とを有する第1部材と、(b)第2レンズ部と、当該第2レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第2レンズ部の周囲を支持する第2フランジ部とを有する第2部材とを備え、(c)前記第1フランジ部が、前記第1レンズ部が前記第2レンズ部に隣接した状態となるように前記第2部材を支持する。
上記対物レンズユニットでは、第1支持部を介して第1レンズ部と第2レンズ部とを隣接配置できるので、第1及び第2レンズ部のどちらを光路上に配置するかによって、規格が異なる2種以上の光情報記録媒体に対して、簡易に情報の再生・記録を行うことができる。しかも、本対物レンズユニットの場合、第1部材において、第1支持部が第2部材を支持可能であるので、第1レンズ部と第2レンズ部との近接配置が可能であり、いずれかのレンズ部を光路上に切り替えて配置するレンズ切り替えが簡単になるだけでなく、対物レンズユニットを小型化することができる。なお、第1部材と第2部材とは、それぞれ独立に製造することができ、第1レンズ部や第2レンズ部をともに比較的簡単かつ高精度で作製することができる。
本発明に係る光ピックアップ装置は、(a)上述の対物レンズユニットと、(b)第1レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第1光情報記録媒体に情報を書き込み、第2レンズ部を介して第2光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第2光情報記録媒体に情報を書き込む光学装置とを備える。
上記光ピックアップ装置では、上述の対物レンズユニットを用いており、異なる2種類以上の光情報記録媒体に対して簡易に情報の再生・記録を行うことができる。また、第1対物レンズに一体形成によって設けられた支持部が第2対物レンズを支持するので、第1レンズ部と第2レンズ部との近接配置が可能であり、レンズ切り替えが簡単になるだけでなく、小型の対物レンズユニットの提供が可能になる。
また、本発明の具体的な態様では、上記光ピックアップ装置において、対物レンズユニットを駆動して第1及び第2レンズ部を変位させる駆動装置をさらに備える。この場合、第1及び第2レンズ部間の切り替えが可能になるとともに、この駆動装置を用いて各レンズ部のトラッキングやフォーカシングを行うようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明するが、本発明はこれら例示する図に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る対物レンズユニットについて図面を参照しつつ説明する。なお、図1の(a)は、第1タイプの対物レンズユニットを説明する平面図であり、図1の(b)及び(c)は、図1の(a)の対物レンズユニットに第2対物レンズを取り付けた第2タイプの対物レンズユニットの平面図及び側面図である。
図1の(a)等に示す第1部材30は、それ自体で対物レンズとして機能する対物レンズユニットである。第1部材30は、コリメートされた状態で入射する光束を比較的大径のスポットとして集光する第1レンズ部31と、第1レンズ部31を周囲から支持とともに後述する第2部材20を上部に支持する2重支持部33とを有する。第1部材30は、例えばプラスチック材料から一括して成形された単一の部品であり、第1レンズ部31と2重支持部33とが一体化されている。ここで、第1レンズ部31は、円形となっているが、2重支持部33は、第1レンズ部31の周囲に形成されたフランジ部33aと、第2部材20を周囲から支持する半環状部33bとを連結した非円形の輪郭を有している。以上の対物レンズユニット10において、半環状部33bは、第1レンズ部31の周囲のフランジ部33aを拡張した部分とみることもできる。
半環状部33bには、その円弧に沿ってアライメント手段であるアライメント用段差35が形成されており、アライメント用段差35の底面35aは、第2部材20の第2フランジ23の下面23uを支持し、アライメント用段差35の側壁面35bは、第2部材20の第2フランジ23の側面23sに対して光軸に垂直な横方向の移動を制限する。ここで、底面35aは、光情報記録媒体側に向いており、半環状部33bの光情報記録媒体側の面となっている。側壁面35bと側面23sとの間には、位置微調整用の隙間を設けることもできる。組立時には、第2フランジ23の下面23uがUV硬化型の接着剤等によってアライメント用段差35の底面35aに接着され、或いは第2フランジ23の側面23sがUV硬化型の接着剤等によってアライメント用段差35の側壁面35bに接着される。これにより、第2部材20と第1部材30とをアライメントして接合することができる。
図1の(b)等に示す第2部材20は、それ自体で対物レンズとして機能するが、第1部材30に支持された状態で使用される。第2部材20は、コリメートされた状態で入射する光束を比較的小径のスポットとして集光する第2レンズ部21と、第2レンズ部21を周囲から支持する第2フランジ23とを有する。この第2部材20は、例えばプラスチック材料やガラス材料から一括して成形された単一の部品であり、円形の第2レンズ部21と環状の第2フランジ23とが一体化されて円形の輪郭を有する。
以上説明した第1及び第2部材30,20を接合して一体化した対物レンズユニット10は、複数種の光ディスク(不図示)のいずれかにスイッチして対向配置されるべき複合対物レンズとなっている。すなわち、第1対物レンズである第1部材30の第1レンズ部31によって、入射光を比較的大きいスポット径で不図示の光情報記録媒体である光ディスク中に設けられた情報記録面に集光することができ、第2対物レンズである第2部材20の第2レンズ部21によって、入射光を比較的小さいスポット径で別タイプの光ディスク中に設けられた情報記録面に集光することができる。なお、この対物レンズユニット10において、フランジ部33aは、第1レンズ部31を直接支持し、半環状部33bは、第2フランジ23を介して第2レンズ部21を間接的に支持する。結果的に、第1及び第2レンズ部21,31は、各自の光軸OA2,OA1に垂直な特定平面(図1の(a)の紙面に平行な面)に略沿って隣接した状態で配置されることになる。
以下、第1及び第2レンズ部31,21の機能について説明する。第1レンズ部31は、DVD用の波長655nmのレーザ光やCD用の波長780nmのレーザ光を対象として設計されている。つまり、図1の(c)に示すように、第1レンズ部31の下面31a側から例えば光軸OA2に沿って光軸OA2に平行な波長655nmのレーザ光束が入射すると、第1レンズ部31の上面31b側から波長655nmのレーザ光束が射出されるが、このレーザ光束は、光軸OA2上の焦点位置F2(不図示のDVDの情報記録面上)に集光し、ここに比較的大きな集光スポットを形成する。また、第2レンズ31の下面31a側から例えば光軸OA2に平行な波長780nmのレーザ光束が入射すると、第1レンズ部31の上面31b側から波長780nmのレーザ光束が射出されるが、このレーザ光束は、光軸OA2上の焦点位置F3(不図示のCDの情報記録面上)に集光し、ここにDVDの集光スポットよりもさらに大きい集光スポットを形成する。
一方、第2レンズ部21は、ブルーレイディスク(以下、を単にBDという)用の波長405nm或いは408nm程度のレーザ光を対象として設計されている。つまり、図1の(c)に示すように、第2レンズ部21の下面21a側から例えば光軸OA1に沿って光軸OA1に平行な波長405nmのレーザ光束が入射すると、第2レンズ部21の上面21b側からレーザ光束が射出されるが、このレーザ光束は、光軸OA1上の焦点位置F1(不図示のBDの情報記録面上)に集光し、ここに比較的小さな集光スポットを形成する。
以下、第1部材30や第2部材20を製造するための材料について説明する。すなわち、両部材30,20は、光学用途に通常使用可能な材料から形成することができる。つまり、第1部材30については、各種樹脂材料等から形成され、第2部材20については、各種樹脂材料、ガラス材料等から形成される。両部材30,20を樹脂材料から形成する場合、特に環状オレフィン系樹脂等の、脂環式構造を有する重合体を含有する樹脂材料を用いることが好ましい。
また、両部材30,20の材料として、アサーマル樹脂を用いることもできる。アサーマル樹脂は、母材となる樹脂材料に例えば30nm以下の粒子を分散させた材料である。一般に、母材となる樹脂材料は、温度が上昇することにより、屈折率が低下してしまうが、無機粒子を分散、混合することによって材料全体としての屈折率変化を低減することができる。
アサーマル樹脂を用いる場合、従来は−1.2×10−4程度であった屈折率変化を、絶対値で8×10−5未満に抑えることができるが、屈折率変化を絶対値でさらに6×10−5未満にすることで、両部材30,20すなわち対物レンズユニット10の性能をより高めることができる。
さらに好ましくは、屈折率変化を絶対値で4×10−5未満にするのがよい。両部材30,20の材料として、母材となる樹脂材料に対し、30nm以下、好ましくは20nm以下、さらに好ましくは10〜15nmの微粒子であって、母材の屈折率変化を相殺する傾向の屈折率特性を有する無機粒子等からなる微粒子を分散させた材料を利用することで、屈折率の温度依存性が無いか、あるいは温度依存性を低減した光学素子を提供できる。
また、母材に分散させる微粒子は、無機物であることが好ましく、さらに酸化物であることがより好ましい。そして酸化状態が飽和していて、それ以上酸化しない酸化物であることがさらに好ましい。
無機物であることは、高分子有機化合物である母材となる樹脂との反応が低く抑えられる観点から好ましく、また酸化物であることによって、レーザ光照射等の実使用に伴う劣化を防ぐことができる。特に、高温化や、レーザ光を照射されるという過酷な条件において、樹脂の酸化が促進されやすくなるが、このような無機酸化物の微粒子であれば、酸化による劣化を防ぐことができる。
また、その他の要因による樹脂の酸化を防止するために、酸化防止剤を樹脂材料中に添加することも勿論可能である。
アサーマル樹脂の具体例としては、例えば、アクリル樹脂に、酸化ニオブ(Nb)の微粒子を分散させる。体積比で、母材となる樹脂は80、酸化ニオブは20程度の割合であり、これらを均一に混合する。微粒子は凝集しやすいという問題があるが、粒子表面に電荷を与えて分散させる等の技術により、必要な分散状態を生じさせることができる。酸化ニオブの代わりに、酸化シリコン(Si0)の微粒子を用いてもよい。
母材となる樹脂材料と粒子との混合・分散の工程は、両部材20,30の射出成形時にインラインで行うことが好ましい。いいかえると、混合・分散した後は、両部材20,30に成形される迄、冷却・固化されないようにすることが好ましい。
なお、上記の体積比は、屈折率の温度に対する変化の割合をコントロールするために、適宜増減できるし、複数種類の微粒子をブレンドして分散させることも可能である。すなわち、上記の例では、体積比は80:20、すなわち4:1であるが、90;10(9:1)から60:40(3:2)までの間で適宜調整可能である。9:1よりも微粒子の量を多くすることにより温度変化抑制の効果が大きくなり、逆に3:2よりも微粒子の量を少なくすることにより光学素子の成形性に問題が生じることがなく好ましい。
図2は、図1の(b)や図1の(c)に示す対物レンズユニット10をホルダへ組み込んだレンズ組立体100の構造を説明する平面図である。レンズ組立体100は、図1の(b)等に示す対物レンズユニット10と、この対物レンズユニット10を支持して対物レンズユニット10とともに変位するホルダ部材40と、コイル等からなりホルダ部材40の側面に固定される2つのアクチュエータ部分71とを備える。
ホルダ部材40は、プラスチック材料等から成形された部品であり、上面40aに対物レンズユニット10のうち第1レンズ部31側の部分を支持している。ホルダ部材40は、開口41を有しており、開口41の縁部分で第1レンズ部31周囲のフランジ部33aを支えている。開口41の縁部分と、第1レンズ部31のフランジ部33aとは、例えばUV硬化型の接着剤等で相互に固定されており、ホルダ部材40に対して対物レンズユニット10をアライメントした状態で固定することができる。なお、開口41の形状は、フランジ部33aの支持を妨げず第1レンズ部31の下面31aと干渉せず、下面31aへの入射光を遮光しない範囲で自在に設計することができ、対物レンズユニット10のアライメントを簡易にする段差等を設けることもできる。アクチュエータ部分71は、発熱によって加熱されることが多いので、ホルダ部材40は、アクチュエータ部分71への熱伝導を低減すべく熱伝導性が低い材料で形成されることが望ましく、熱的変形によって駆動精度が下がることを防止すべく線膨張係数が小さい耐熱材料で形成されることが望ましい。
アクチュエータ部分71は、ホルダ部材40に固定され或いはホルダ部材40と一体化されたコイル等からなり、磁石等からなる別のアクチュエータ部分(不図示)との相互作用によって、光軸OA2,OA1に沿ったフォーカス方向や、光軸OA2,OA1に垂直なトラック方向に、ホルダ部材40を高速で微小変位させることができる。また、アクチュエータ部分71は、不図示の上記アクチュエータ部分との相互作用によって、ホルダ部材40を第1及び第2レンズ部31,21とともに両レンズ部31,21が並ぶ面内のAB方向に大きく移動させることができ、両レンズ部31,21の位置を目的とするピックアップ用の単一の光路上に選択的に切り替えて配置することができる。
なお、図2に示す例では、ホルダ部材40によって対物レンズユニット10のうち第1レンズ部31側の部分を支持しているが、対物レンズユニット10のうち第2レンズ部21側の部分を支持することもできる。また、図2に示す例ではホルダ部材40によって対物レンズユニット10の図示裏面側(光情報記録媒体側)を支持しているが、ホルダ部材40によって対物レンズユニット10の図示表面側(光源側)を支持することもできる。ホルダ部材40が対物レンズユニット10の光源側を支持する場合、ホルダ部材40が対物レンズユニット10よりも光情報記録媒体側に突起することを簡易に回避でき、光情報記録媒体に対するレンズ組立体100のワーキングディスタンスを大きく設定することができる。
このレンズ組立体100において、ホルダ部材40の位置制御によって第1レンズ部31をピックアップ用の光路上である動作位置に配置した状態で、第1レンズ部31にDVD用の波長655nmのレーザ光を光源側から入射させた場合、第1レンズ部31を経たレーザ光は、DVDの情報記録面(図1の(c)の焦点位置F2に相当)に比較的小さな開口数0.65で比較的大きなスポット径となるように集光される。また、第1レンズ部31を光路上に配置した状態で、第1レンズ部31にCD用の波長780nmのレーザ光を光源側から入射させた場合、第1レンズ部31を経たレーザ光は、CDの情報記録面(図1の(c)の焦点位置F3に相当)にさらに小さな開口数0.53でさらに大きなスポット径となるように集光される。一方、このンズ組立体110において、ホルダ部材40の位置制御によって第2レンズ部21を光路上に配置した状態で、この第2レンズ部21にブルーレイディスク用の波長405nmのレーザ光を光源側から入射させた場合、第2レンズ部21を経たレーザ光は、BDの情報記録面(図1の(c)の焦点位置F1に相当)に比較的大きな開口数0.85で比較的小さなスポット径となるように集光される。
以上から明らかなように、本実施形態の対物レンズユニット10やこれを組み込んだレンズ組立体100では、仕様が異なる第1レンズ部31と第2レンズ部21とを隣接配置しているので、第1及び第2レンズ部31,21のいずれかを光路上の動作配置することによって、DVD又はCDの情報記録面と、BDの情報記録面とにおいてそれぞれ規格に適合するスポットを形成することができる。この際、第1レンズ部31によってDVD又はCDの情報記録面に形成されるスポット径はそれぞれ0.87、1.2μm程度であり、第2レンズ部21によってBDの情報記録面に形成されるスポット径は0.41μm程度である。また、以上説明した対物レンズユニット10では、第1部材30の2重支持部33によって第2部材20を支持させているので、第1レンズ部31と第2レンズ部21との近接配置が可能であり、いずれかのレンズ部31,21を光路上に切り替えて配置するレンズ切り替えが簡単になり、かつ、対物レンズユニット10を小型化することができる。これにより、省電力で高精度の光ピックアップ装置を提供することができる。
なお、対物レンズユニット10を構成する第1部材30と第2部材20とは、それぞれプラスチックその他の材料の一体成形によって作製可能であるが、両部材30,20ともに比較的簡単な金型で作製することができる。具体的には、第1部材30の場合、基本的には、下面31a等に対応する成形面と半環状部33b下面に対応する成形面とを一体化した可動型と、上面31b等に対応する成形面と半環状部33b上面に対応する成形面とを一体化した固定型とによって、旧来型と同様に精密な成形を行うことができる。ここで、第1部材30については、半環状部33bを設ける分だけ型製造や成形工程の難易度が高まるので、比較精度要求が低い光学素子とすることが望ましい。この観点から、第1部材30の第1レンズ部31をDVDやCD用の対物レンズとし、第2部材20の第2レンズ部21をBD用の対物レンズとしている。
図3は、図1に示す対物レンズユニット10を組み込んだ光ピックアップ装置の構成を概略的に示す図である。
この光ピックアップ装置において、各半導体レーザ61B,61D,61Cからのレーザ光は、共用の対物レンズユニット10を利用して光情報記録媒体である光ディスクDB,DD,DCに照射され、各光ディスクDB,DD,DCからの反射光は、共用の対物レンズユニット10を介し、最終的に各光検出器67B,67D,67Cに導かれる。なお、上述の半導体レーザ61B,61D,61Cや光検出器67B,67D,67Cのほか、偏光ビームスプリッタ63B,63D,63C,64D,64C、シリンドリカルレンズ65B,65D,65C、1/4波長板69等を含む光学系は、各光ディスクDB,DD,DCに対して情報の記録・再生を行うための光学装置として機能する。
ここで、第1半導体レーザ61Bは、第1光ディスクDBの情報再生用のレーザ光(例えばBD用で波長405nm)を発生し、このレーザ光は、第1の動作位置(実線の位置)にある対物レンズユニット10の第2レンズ部21で集光され、NA0.85相当のスポットが情報記録面MB上に形成される。第2半導体レーザ61Dは、第2光ディスクDDの情報再生用のレーザ光(例えばDVD用で波長655nm)を発生し、その後レーザ光は、第2の動作位置(一点鎖線の位置)にある対物レンズユニット10の第1レンズ部31で集光され、NA0.65相当のスポットが情報記録面MD上に形成される。第3半導体レーザ61Cは、第3光ディスクDCの情報再生用のレーザ光(例えばCD用で波長780nm)を発生し、その後レーザ光は、第2の動作位置にある対物レンズユニット10の第1レンズ部31で集光され、NA0.53相当のスポットが情報記録面MC上に形成される。一方、第1光検出器67Bは、第1光ディスクDBに記録された情報を光信号(例えばBD用で波長405nm)として検出し、第2光検出器67Dは、第2光ディスクDDに記録された情報を光信号(例えばDVD用で波長655nm)として検出し、第3光検出器67Cは、第3光ディスクDCに記録された情報を光信号(例えばCD用で波長780nm)として検出する。なお、光源を第1半導体レーザ61Bから第2、3半導体レーザ61D,61Cに切り替える際には、駆動装置であるアクチュエータ73により対物レンズユニット10すなわちレンズ組立体100をスライド移動(一点鎖線の位置)させて、第2レンズ部21の代わりに第1レンズ部31を光路上に配置する。
以下、図3の光ピックアップ装置の詳細な構造や具体的な動作について説明する。まず第1光ディスクDBを再生する場合、第1半導体レーザ61Bから例えば波長405nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、コリメータ62Bにより平行光束となる。この光束は、偏光ビームスプリッタ63B,64D,64C及び1/4波長板69を透過した後、対物レンズユニット10のうち対応する第2レンズ部21により第1光ディスクDBの情報記録面MBに集光される。
情報記録面MBで情報ビットにより変調されて反射された光束は、再び第2レンズ部21等を透過して、偏光ビームスプリッタ63Bに入射し、ここで反射されてシリンドリカルレンズ65Bにより非点収差が与えられ、第1光検出器67B上へ入射し、その出力信号を用いて、第1光ディスクDBに記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、第1光検出器67B上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦(フォーカス)検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて、アクチュエータ73が、第1半導体レーザ61Bからの光束を第1光ディスクDBの情報記録面MB上に結像させるように、対物レンズユニット10すなわち第2レンズ部21を光軸方向に移動させるとともに、この第1半導体レーザ61Bからの光束を所定のトラックに結像するように、同第2レンズ部21を光軸に垂直な方向に移動させる。なお、フォーカシングやトラッキングを行うためのアクチュエータ73は、レンズ組立体100のホルダ部材40側に取り付けられた第1のアクチュエータ部分71と、ホルダ部材40や対物レンズユニット10の移動を案内する支持装置75側に取り付けられた第2のアクチュエータ部分72とからなり、不図示の制御装置の制御下で動作する。
次に、第2光ディスクDDを再生する場合、第2半導体レーザ61Dから例えば波長655nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、コリメータ62Dにより平行光束となる。この光束は、偏光ビームスプリッタ63Dを透過し、偏光ビームスプリッタ64Dで反射され、その後偏光ビームスプリッタ64C等を透過した後、対物レンズユニット10のうち対応する第1レンズ部31により第2光ディスクDDの情報記録面MDに集光される。
情報記録面MDで情報ビットにより変調されて反射された光束は、再び第1レンズ部31等を透過して、偏光ビームスプリッタ64Dで反射され偏光ビームスプリッタ63Dに入射し、ここで反射されてシリンドリカルレンズ65Dにより非点収差が与えられ、第2光検出器67D上ヘ入射し、その出力信号を用いて、第2光ディスクDDに記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、第1光ディスクDBの場合と同様、第2光検出器67D上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、アクチュエータ73により、フォーカシング及びトラッキングのために、対物レンズユニット10すなわち第1レンズ部31を移動させる。
次に、第3光ディスクDCを再生する場合、第3半導体レーザ61Cから例えば波長780nmのレーザ光が出射され、出射された光束は、コリメータ62Cにより平行光束となり、偏光ビームスプリッタ63Cを透過し偏光ビームスプリッタ64Cで反射等された後、対物レンズユニット10のうち対応する第1レンズ部31により第3光ディスクDCの情報記録面MCに集光される。
情報記録面MCで情報ビットにより変調されて反射された光束は、再び第1レンズ部31等を透過して、偏光ビームスプリッタ64Cで反射されて偏光ビームスプリッタ63Cに入射し、ここで反射されてシリンドリカルレンズ65Cにより非点収差が与えられ、第3光検出器67C上ヘ入射し、その出力信号を用いて、第3光ディスクDCに記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、第1及び第2光ディスクDB,DDの場合と同様、第3光検出器67C上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、アクチュエータ73により、フォーカシング及びトラッキングのために対物レンズユニット10すなわち第1レンズ部31を移動させる。
なお、以上は光ディスクDB,DD,DCから情報を再生する場合の説明であったが、半導体レーザ61B,61D,61Cの出力を調整すること等により、光ディスクDB,DD,DCに情報を記録することもできる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る対物レンズユニットついて説明する。なお、第2実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図4は、本実施形態の対物レンズユニット210の側方断面図である。図示の対物レンズユニット210において、第1部材230の2重支持部233を構成するフランジ部33aと半環状部33bとの間には、階段状の段差233dが形成されている。このような段差233dを設けることにより、第1レンズ部31と第2レンズ部21との光軸方向に関する相対位置を調整することができる。また、側壁面35bに第2部材20のフランジ部23の側面を突き当て位置決めすることで、第1レンズ部31と第2レンズ部21の光軸垂直方向の位置決めを容易に高精度に行うことができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る対物レンズユニットついて説明する。なお、第3実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図5は、本実施形態の対物レンズユニット310の平面図である。図示の対物レンズユニット310において、第1部材330に設けた2重支持部333は、フランジ部33aと環状部333bとを備える。図からも明らかなように、第2部材20は、第1部材330から延びる環状部333bによって周囲から支持されている。なお、環状部333bには、第1実施形態と同様のアライメント用段差35が形成されており、第1部材330と第2部材20との精密な位置決めが可能になっている。また、環状部333bには、第2部材20を接着剤で固定する際に使用する接着剤溜りDAを設けている。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る対物レンズユニットついて説明する。なお、第4実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図6は、本実施形態の対物レンズユニット410の平面図である。図示の対物レンズユニット410において、第1部材430の2重支持部433は、第1レンズ部31の両側に延びており、中央のフランジ部33aと両側の第1及び第2の環状部433b,433bとを備える。第1及び第2の環状部433b,433bは、それぞれ光透過用の孔AP1,AP2を備える。図からも明らかなように、一対の第2部材20A,20Bは、第1部材430に設けた環状部433b,433bによってそれぞれ周囲から支持されている。この場合、1つの第1レンズ部31と、2つの第2レンズ部21A,21Bとが、アライメントして配置され相互に固定される。なお、一方の第2レンズ部21Aは、例えばBD用であり、他方の第2レンズ部21Bは、例えばDVD用であるものとする。この場合、第1レンズ部31は、例えばCD用とする。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る対物レンズユニットついて説明する。なお、第5実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図7は、本実施形態の対物レンズユニット510の平面図である。図示の対物レンズユニット510において、第1部材530の2重支持部533は、第1レンズ部31を周囲から支持する環状部533aと、第2部材20すなわち第2レンズ部21をアライメントして支持するL字状部533bとを備える。L字状部533bの側面535aや上面535bは、第2部材20をアライメントして支持するアライメント手段として機能する。
〔第6実施形態〕
以下、第6実施形態に係る対物レンズユニット及びレンズ組立体について説明する。なお、第6実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図8は、本実施形態のレンズ組立体600の平面図である。図示のレンズ組立体600において、対物レンズユニット610の第1部材630は、図2に示すホルダ部材40を兼ねる構造となっている。つまり、第1部材630の第2支持部633は、ホルダ部633aと、半環状部33bとを備える。この場合、対物レンズユニット610の第2部材630側すなわちホルダ部633aに、アクチュエータ部分71が直接取り付けられており、部品点数が低減され対物レンズユニットとホルダとの接着工程が不要となるので、コストの低減を図ることができる。
〔第7実施形態〕
以下、第7実施形態に係る対物レンズユニットについて説明する。なお、第7実施形態に係る対物レンズユニットは、第1実施形態の対物レンズユニットを変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図9の(a)は、本実施形態の対物レンズユニットの斜視図であり、図9の(b)は、図9の(a)に示す対物レンズユニット710の組み立てを説明する斜視図である。また、図10は、対物レンズユニット710の側面図である。図示の対物レンズユニット710において、第1部材730の2重支持部733を構成する矩形のフランジ部733aと、矩形の枠状支持体733bとの間には、光源側に向いて窪む階段状のアライメント用段差733dが形成されている。このようなアライメント用段差733dを設けることにより、平坦な底面735aが形成され、アライメント用段差733dに沿って側壁面735bが形成される。このうち底面735aにより、第1レンズ部31と第2レンズ部21との光軸方向に関する相対位置を調整することができる。また、側壁面735bに第2部材20のフランジ部23の側面を突き当て位置決めすることで、第1レンズ部31と第2レンズ部21の光軸垂直方向の位置決めを容易に高精度に行うことができる。この際、第2レンズ部21は、回転可能な状態で第1レンズ部31の枠状支持体733b上に載置される。これにより、第2レンズ部21の回転姿勢を枠状支持体733b上で調節することができ、第2レンズ部21の非点収差やコマ収差といった収差の方向性を調整することができる。第2レンズ部21の回転位置の調節が完了した状態で、例えば第2レンズ部21の周囲に設けた4箇所の接着部BPでUV硬化型の樹脂等を利用して枠状支持体733bに固定される。以上の対物レンズユニット710において、枠状支持体733bは、第1レンズ部31の周囲に設けたフランジ部733aを拡張した部分とみることもできる。
2重支持部733のフランジ部733aには、表面の適所に凹凸からなる指標FMが形成されている。このような指標FMは、例えば第1部材730を射出成形により製造する際のゲートの箇所等に関する情報を含むものとする。このような指標FMを設けることで、対物レンズユニット710を光ピックアップ装置(例えば図3参照)に組み付ける際の品質等を含む製品管理に役立てることができる。
以上の対物レンズユニット710において、第2レンズ部21の下面21aは、光源側にあって光情報記録媒体側の上面21bよりも突起している。下面21aのこのような突起は、第2レンズ部21の像側(光情報記録媒体側)の開口数NAが大きくなる程顕著となる。一方で、第2フランジ23は、下面で枠状支持体733bに支持されている。よって、第2レンズ部21の下面21aは、枠状支持体733bの絞りとして機能する開口AP3に埋め込むように配置されることになるので、第2レンズ部21の下面21aが2重支持部733の下端から突起する量を低減することができる。これにより、対物レンズユニット710を薄型とすることができ、光ピックアップ装置への組み込みが容易になるとともに光ピックアップ装置の小型化ができる。しかも、枠状支持体733bの開口AP3は、絞りとして機能させることができ、より小型化に寄与させることができる。
なお、一方の第1レンズ部31は、成形の簡易性を考慮して回折面のないものとすることができる。この場合、第1レンズ部31が例えばCD用となり、他方の第2レンズ部21が、例えば、DVD用とBD用(又はHD DVD用)となる。また、第1レンズ部31側をあえて回折面付きのものとすることもできる。この場合、第1レンズ部31が例えばCD用及びDVD用となり、他方の第2レンズ部21が例えばBD用となる。或いは、第1レンズ部31を、例えば、CD用、DVD用、及びHD DVD用であるとし、他方の第2レンズ部21を、例えば、BD用であるとすることも可能である。以上において、BD用の第2レンズ部21については、ガラス製とすることもできる。
以上のような対物レンズユニット710は、第1部材730に第2部材20を固定した状態で取引されるのが基本形であるが、複数タイプの第1部材730と、複数タイプの第2部材20とをそれぞれ在庫として保管しておき、顧客の要求に応じて在庫の組み合わせを決定して出荷前に第1部材730と第2部材20との接合を行うこともできる。
図11は、図10等に示す対物レンズユニット710の変形例を示す側面図である。この場合、第2フランジ23の外周上部及び下部に面取りがしてあり、枠状支持体733bやアライメント用段差733dの上端エッジ及び底面735aの外側エッジにも面取りがしてある。これにより、接着部BPにおいて、接着剤ABが十分に充填され接着面積を増加させることができるので、第2部材20の接合がより確実になる。なお、接着部BPの面取りした傾斜面を粗面化しておけば、さらに接着強度を高めることができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1実施形態では、第1レンズ部31によりDVDやCDに対する情報の再生・記録を行い、第2レンズ部21によりBDに対する情報の再生・記録を行っているが、第1レンズ部31によりBDに対する情報の再生・記録を行い、第2レンズ部21によりHD DVDやDVD、CDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。また、第1レンズ部31でHD DVD/DVD/CDの3種の情報を、第2レンズ部21でBDの情報を再生・記録する実施形態とすることもできる。さらに、第1レンズ部31によりDVDやCDに対する情報の再生・記録を行い、第2レンズ部21によりHD DVDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。さらに、第1レンズ部31によりCDに対する情報の再生・記録を行い、第2レンズ部21によりDVDに対する情報の再生・記録を行う実施形態とすることもできる。
また、上記実施形態では、樹脂材料、ガラス材料、又はアサーマル樹脂によって第2部材20を形成するものとしたが、第2部材20は、単一の材料からなる単一部材である必要はない。例えば、第2部材20をガラスレンズとプラスチックレンズとを直接又は間接的に接合することによって構成することができる(具体的構成については、例えば特開2005−38481号等参照)。また、第2部材20を2つのプラスチックレンズを直接又は間接的に接合することによって構成することができる(具体的構成については、例えば、特開2002−269749号等参照)。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置において、対物レンズユニット10等をアクチュエータ73で光軸に垂直な方向に移動させてレンズ切り替えを行っているが、対物レンズユニット10を移動させることなくレンズ切り替えを行うこともできる。この場合、対物レンズユニット10等を構成する両レンズ部21,31に個別にレーザ光を導くための光学系を設けたり、対物レンズユニット10に至る光路上にミラー等の光路切り替え手段を設けたりすることができる。

Claims (23)

  1. 光ピックアップ装置用の対物レンズユニットであって、
    第1レンズ部と、
    当該第1レンズ部の周囲に位置する第1フランジ部と、
    前記第1レンズ部とは光軸が異なるように並列的に配置される第2レンズ部を備えた第2対物レンズを支持するための支持部と、
    を一体成形したことを特徴とする対物レンズユニット。
  2. 前記第2対物レンズは、前記第2レンズ部の周囲に設けられた第2フランジを備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の対物レンズユニット。
  3. 前記支持部は、前記第2フランジ部の光源側の面を支持することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の対物レンズユニット。
  4. 前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記支持部の少なくとも1つを支持するホルダをさらに備えることを特徴とする請求の範囲第2項又は第3項に記載の対物レンズユニット。
  5. 前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の少なくとも一方と、前記ホルダとは、一体成形されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の対物レンズユニット。
  6. 前記支持部に前記第2対物レンズを固定したことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  7. 前記支持部は、当該支持部に対して前記第2フランジ部をアライメントするアライメント手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  8. 前記アライメント手段は、前記第2レンズ部を光軸方向及び光軸方向に直交する方向に関して位置決めする機構を備えることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の対物レンズユニット。
  9. 前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とは、それぞれ異なるスポット径を可能にすることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  10. 前記支持部は、前記第2レンズ部の絞りとしての機能を有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  11. 前記第2対物レンズは、ガラスで形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第10項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  12. 光ピックアップ装置用の対物レンズユニットであって、
    第1レンズ部と、当該第1レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第1レンズ部の周囲を支持する第1フランジ部とを有する第1部材と、
    第2レンズ部と、当該第2レンズ部とともに一体的に成形されることによって当該第2レンズ部の周囲を支持する第2フランジ部とを有する第2部材とを備え、
    前記第1フランジ部は、前記第2レンズ部が前記第1レンズ部に隣接した状態となるように前記第2部材を支持することを特徴とする対物レンズユニット。
  13. 前記第1フランジ部は、前記第2フランジ部の光源側の面を支持することを特徴とする請求の範囲第12項に記載の対物レンズユニット。
  14. 前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部の少なくとも一方を支持するホルダをさらに備えることを特徴とする請求の範囲第12項又は第13項に記載の対物レンズユニット。
  15. 前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の少なくとも一方と、前記ホルダとは、一体成形されていることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の対物レンズユニット。
  16. 前記第1フランジ部に前記第2対物レンズを固定したことを特徴とする請求の範囲第12項乃至第15項のいずれか1項記載の対物レンズユニット。
  17. 前記第1フランジ部は、当該第1フランジ部に対して前記第2フランジ部をアライメントするアライメント手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第12項乃至第16項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  18. 前記アライメント手段は、前記第2レンズ部を光軸方向及び光軸方向に直交する方向に関して位置決めする機構を備えることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の対物レンズユニット。
  19. 前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とは、それぞれ異なるスポット径を可能にすることを特徴とする請求の範囲第12項乃至第18項のいずれか1項記載の対物レンズユニット。
  20. 前記第1フランジ部は、前記第2レンズ部の絞りとしての機能を有することを特徴とする請求の範囲第12項乃至第19項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  21. 前記第2対物レンズは、ガラスで形成されていることを特徴とする請求の範囲第12項乃至第20項のいずれか1項に記載の対物レンズユニット。
  22. 請求の範囲第1項乃至第21項のいずれか1項に記載の対物レンズユニットと、
    第1レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第1光情報記録媒体に情報を書き込み、第2レンズ部を介して第2光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは第2光情報記録媒体に情報を書き込む光学装置と
    を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  23. 前記対物レンズユニットを駆動して前記第1及び第2レンズ部を変位させる駆動装置をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の光ピックアップ装置。
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