JPWO2007023550A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置においては、複数の駆動装置の駆動力によりかごが昇降される。駆動装置は、駆動シーブと、駆動シーブを回転させるモータと、駆動シーブの回転を制動するブレーキ装置とを有している。各ブレーキ装置は、異なる複数のグループに属する複数のブレーキ本体を有している。非常制動時には、ブレーキ装置は、グループ毎にタイミングをずらしてブレーキ本体によりブレーキ力を発生させる。

Description

この発明は、複数の駆動装置の駆動力によりかごを昇降させるエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、昇降路の上部に設けられた第1及び第2の駆動装置によりかごが昇降される。かごには、かごの傾きを検出するセンサが設けられている。かごの走行中、センサからの信号に応じてかごの傾きを打ち消すように第1及び第2の駆動装置が制御される(例えば、特許文献1参照)。
WO2004/026749A1
上記のような従来のエレベータ装置では、非常制動時に第1及び第2の駆動装置のブレーキ装置の制動タイミングがずれると、かごに傾きが発生し、かご内の乗客に不快感を与える恐れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、非常制動時にかごに傾きが発生するのを抑制することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、複数の駆動装置、駆動装置の駆動力により昇降されるかご、及びかごの昇降を制動する複数のブレーキ装置を備え、各ブレーキ装置は、異なる複数のグループに属する複数のブレーキ本体を有し、非常制動時には、ブレーキ装置は、グループ毎にタイミングをずらしてブレーキ本体によりブレーキ力を発生させる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の第1ないし第6の電磁コイルの駆動回路を示す回路図である。 図2の抵抗体の電気抵抗値の違いによるブレーキ本体の動作の違いを示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置の第1ないし第6の電磁コイルの駆動回路を示す回路図である。 図4の第1ないし第6の選択スイッチを制御する制御部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の第1ないし第6の選択スイッチを制御する制御部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置の第1ないし第6の電磁コイルの駆動回路を示す回路図である。 図7の抵抗体の電気抵抗値の違いによる電磁スイッチ装置の接点開放動作の違いを示す説明図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路の上部には、第1及び第2の駆動装置(巻上機)1,2が設置されている。第1の駆動装置1は、第1の駆動シーブ3と、第1の駆動シーブ3を回転させる第1のモータ4と、第1の駆動シーブ3と一体に回転されるブレーキ回転体である第1のブレーキドラム5と、第1のブレーキドラム5の回転を制動する第1のブレーキ装置6とを有している。
第2の駆動装置2は、第2の駆動シーブ7と、第2の駆動シーブ7を回転させる第2のモータ8と、第2の駆動シーブ7と一体に回転されるブレーキ回転体である第2のブレーキドラム9と、第2のブレーキドラム9の回転を制動する第2のブレーキ装置10とを有している。
第1の駆動シーブ3には、複数本(図では1本のみ示す)の第1の主ロープ11が巻き掛けられている。第2の駆動シーブ7には、複数本(図では1本のみ示す)の第2の主ロープ12が巻き掛けられている。
第1及び第2の主ロープ11,12の第1の端部には、かご13が接続されている。第1の主ロープ11の第2の端部には、第1の釣合おもり14が接続されている。第2の主ロープ12の第2の端部には、第2の釣合おもり15が接続されている。即ち、かご13と第1及び第2の釣合おもり14,15とは、第1及び第2の主ロープ11,12により1:1ローピング方式で昇降路内に吊り下げられ、第1及び第2の駆動装置1,2の駆動力により昇降路内を昇降される。
かご13には、第1のロープ接続部13aと、かご13の重心に対して第1のロープ接続部13aとは反対側に配置された第2のロープ接続部13bとが設けられている。第1及び第2のロープ接続部13a,13bは、垂直投影面でかご13の重心を中心として対称に配置されている。第1のロープ接続部13aには、第1の主ロープ11が接続されている。第2のロープ接続部13bには、第2の主ロープ12が接続されている。
第1のブレーキ装置6は、異なる複数のグループ(ここでは第1ないし第3のグループ)に属する第1ないし第3のブレーキ本体16a〜16cを有している。第2のブレーキ装置10は、異なる複数のグループ(ここでは第1ないし第3のグループ)に属する第4ないし第6のブレーキ本体16d〜16fを有している。
具体的には、第1及び第4のブレーキ本体16a,16dが第1のグループに属し、第2及び第5のブレーキ本体16b,16eが第2のグループに属し、第3及び第6のブレーキ本体16c,16fが第3のグループに属している。
第1のブレーキ本体16aは、第1のブレーキドラム5の制動面に接離される第1のブレーキシュー17aと、第1のブレーキシュー17aを第1のブレーキドラム5に押し付ける第1のブレーキばね(機械ばね)18aと、第1のブレーキシュー17aに固定された第1の鉄心19aと、第1の鉄心19aを吸引することにより第1のブレーキシュー17aを第1のブレーキドラム5から開離させる第1の電磁コイル20aとを有している。
第2ないし第6のブレーキ本体16b〜16fは、第1のブレーキ本体16aと同様に、ブレーキシュー17b〜17f、ブレーキばね18b〜18f、鉄心19b〜19f及び電磁コイル20b〜20fを有している。
図2は図1の第1ないし第6の電磁コイル20a〜20fの駆動回路を示す回路図である。電磁コイル20a〜20fには、第1ないし第6のブレーキ吸引アンプ21a〜21fからの電流が電磁スイッチ装置22を介して供給される。
電磁スイッチ装置22は、ブレーキ吸引アンプ21a〜21fと電磁コイル20a〜20fとの間に接続された第1ないし第6の接点22a〜22fと、接点22a〜22fを開閉するための開閉駆動部22gとを有している。開閉駆動部22gは、鉄心22hと、鉄心22hに巻回されたスイッチコイル22iと、スイッチコイル22iに並列に接続された抵抗体22j及びダイオード22kとを有している。
接点22a〜22fは、通常は閉じられている。しかし、開閉駆動部22gに非常停止指令信号が入力されると、接点22a〜22fは開放される。これにより、ブレーキ本体16a〜16fの電磁コイル20a〜20fに供給される電流が同時に遮断される。
第1ないし第6の電磁コイル20a〜20fには、対応する第1ないし第6の抵抗体23a〜23fと、対応する第1ないし第6のダイオード24a〜24fとが並列に接続されている。ダイオード24a〜24fは、対応する抵抗体23a〜23fに直列に接続されている。
ここで、同じグループに属する電磁コイル20a〜20fに接続された抵抗体23a〜23fの電気抵抗値は、同じに設定されている。具体的には、第1の抵抗体23aの電気抵抗値R1は第4の抵抗体23dの電気抵抗値R4と同じであり(R1=R4)、第2の抵抗体23bの電気抵抗値R2は第5の抵抗体23eの電気抵抗値R5と同じであり(R2=R5)、第3の抵抗体23cの電気抵抗値R3は第6の抵抗体23fの電気抵抗値R6と同じである(R3=R6)。
また、異なるグループに属する電磁コイル20a〜20fに接続された抵抗体23a〜23fの電気抵抗値は、互いに異なっている。具体的には、第1の抵抗体23aの電気抵抗値R1は第2の抵抗体23bの電気抵抗値R2よりも大きく(R1>R2)、第2の抵抗体23bの電気抵抗値R2は、第3の抵抗体23cの電気抵抗値R3よりも大きい(R2>R3)。
次に、動作について説明する。通常運転時には、第1及び第2のモータ4,8を同期して駆動することにより第1及び第2の駆動シーブ3,7が同時に回転され、かご13及び釣合おもり14,15が昇降路内を昇降される。かご13の走行中は、鉄心19a〜19f及び電磁コイル20a〜20fからなる電磁アクチュエータにより、ブレーキシュー17a〜17fがブレーキばね18a〜18fに抗してブレーキドラム5,9から引き離されている。
また、かご13の停止中は、電磁コイル20a〜20fが非励磁状態にされ、ブレーキばね18a〜18fのばね力によりブレーキシュー17a〜17fがブレーキドラム5,9に押し付けられ、かご13の静止状態が保持されている。
さらに、かご13の走行中にかご13を非常停止させる場合、モータ4,8への通電が遮断されるとともに、開閉駆動部22gに非常停止指令信号が入力され、接点22a〜22fが同時に開放される。これにより、電磁コイル20a〜20fへの通電も強制的に遮断され、ブレーキばね18a〜18fのばね力によりブレーキシュー17a〜17fがブレーキドラム5,9に押し付けられる。この結果、ブレーキシュー17a〜17fとブレーキドラム5,9との間に摩擦力が発生し、ブレーキドラム5,9及び駆動シーブ3,7の回転が停止され、かご13が急停止される。
このとき、電磁コイル20a〜20fに並列に接続された抵抗体23a〜23fの電気抵抗値が上記のように設定されているため、ブレーキ本体16a〜16fがブレーキ力を発生するタイミングがグループ毎に僅かずつずれることになる。即ち、ブレーキ本体16a〜16fのグループは、ブレーキ動作タイミンググループである。
ここで、図3は図2の抵抗体23a〜23fの電気抵抗値の違いによるブレーキ本体16a〜16fの動作の違いを示す説明図である。非常停止指令により電磁コイル20a〜20fへの通電が遮断されてから実際に電磁コイル20a〜20fに流れる電流が0になるまでの時間は、抵抗体23a〜23fの電気抵抗値を大きくすると短くなる。このため、シューギャップ(ブレーキシュー17a〜17fとブレーキドラム5,9との間のギャップ)は、抵抗体23a〜23fの電気抵抗値が大きい方が早く0になる。即ち、ブレーキ力は、抵抗体23a〜23fの電気抵抗値が大きい方が早いタイミングで発生し作用する。
従って、抵抗体23a〜23fの電気抵抗値を上記のように設定した場合、第1及び第4のブレーキ本体16a,16d、第2及び第5のブレーキ本体16b,16e、第3及び第6のブレーキ本体16c,16fの順にブレーキ力を発生する。
このようなエレベータ装置では、非常制動時に、ブレーキ本体16a〜16fによるブレーキ力の発生タイミングがグループ毎にずらされているので、かご13に過大な減速度がかかるのを防止することができる。また、第1及び第2のブレーキドラム5,9に対してブレーキ力を複数回に分けて加えて行くので、万一左右のブレーキタイミングに僅かなずれが生じても、ブレーキ力の差は小さなものとなる。このため、非常制動時にかご13に傾きが発生するのを抑制することができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の第1ないし第6の電磁コイル20a〜20fの駆動回路を示す回路図であり、エレベータ装置全体の構成は、実施の形態1(図1)と同様である。図において、第1の電磁コイル20aに並列の回路には、2つの第1の抵抗体23a1,23a2が設けられている。第1の抵抗体23a1,23a2は、互いに並列に接続されているとともに、第1のダイオード24aに直列に接続されている。
第1のダイオード24aと第1の抵抗体23a1,23a2との間には、第1の抵抗体23a1,23a2のいずれか一方を選択的に第1のダイオード24aに接続する第1の選択スイッチ25aが接続されている。第2ないし第6の電磁コイル20b〜20fについても、第1の電磁コイル20aと同様に、第2ないし第6の抵抗体23b1〜23f2及び第2ないし第6の選択スイッチ25b〜25fが接続されている。
第1の抵抗体23a1の電気抵抗値は、第1の抵抗体23a2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。第2の抵抗体23b1の電気抵抗値は、第2の抵抗体23b2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。第3の抵抗体23c1の電気抵抗値は、第3の抵抗体23c2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。第4の抵抗体23d1の電気抵抗値は、第4の抵抗体23d2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。第5の抵抗体23e1の電気抵抗値は、第5の抵抗体23e2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。第6の抵抗体23f1の電気抵抗値は、第6の抵抗体23f2の電気抵抗値よりも僅かに大きく設定されている。
また、第1の抵抗体23a1の電気抵抗値は、第4の抵抗体23d1の電気抵抗値と等しい。第1の抵抗体23a2の電気抵抗値は、第4の抵抗体23d2の電気抵抗値と等しい。第2の抵抗体23b1の電気抵抗値は、第5の抵抗体23e1の電気抵抗値と等しい。第2の抵抗体23b2の電気抵抗値は、第5の抵抗体23e2の電気抵抗値と等しい。第3の抵抗体23c1の電気抵抗値は、第6の抵抗体23f1の電気抵抗値と等しい。第3の抵抗体23c2の電気抵抗値は、第6の抵抗体23f2の電気抵抗値と等しい。
さらに、第1の抵抗体23a1,23a2の電気抵抗値は、第2の抵抗体23b1,23b2の電気抵抗値よりも大きい。第2の抵抗体23b1,23b2の電気抵抗値は、第3の抵抗体23c1,23c2の電気抵抗値よりも大きい。
図5は図4の第1ないし第6の選択スイッチ25a〜25fを制御する制御部を示すブロック図である。第1及び第2の秤装置26,27は、かご13の荷重に応じた信号を出力する。第1の秤装置26は、第1のロープ接続部13aに設けられている。第2の秤装置27は、第2のロープ接続部13bに設けられている。秤装置26,27は、具体的には、内蔵された弾性体の伸縮により主ロープ11,12の張力に応じた信号を出力する。
秤装置26,27からの信号は、比較部28に入力される。比較部28は、秤装置26,27からの信号を比較することにより、第1の主ロープ11の張力と第2の主ロープ12の張力とのアンバランスを検出する。指令生成部29は、比較部28でのアンバランスの検出結果に応じて、選択スイッチ25a〜25fを操作するための指令信号を生成する。
指令生成部29は、第1及び第2の主ロープ11,12の張力差に応じて、同一グループ内のブレーキ本体16a〜16fのブレーキ力発生タイミングをずらすように選択スイッチ25a〜25fを切換操作する。例えば、第1の主ロープ11の張力が第2の主ロープ12の張力よりも大きい場合、第1ないし第3の抵抗体23a1,23b1,23c1及び第4ないし第6の抵抗体23d2,23e2,23fを選択する。
これにより、第1のグループでは、第4のブレーキ本体16dが第1のブレーキ本体16aよりも僅かに先にブレーキ力を発生する。また、第2のグループでは、第5のブレーキ本体16eが第2のブレーキ本体16bよりも僅かに先にブレーキ力を発生する。さらに、第3のグループでは、第6のブレーキ本体16fが第3のブレーキ本体16cよりも僅かに先にブレーキ力を発生する。
比較部28及び指令生成部29は、デジタル信号に変換された秤装置26,27からの信号を演算処理するコンピュータにより構成しても、秤装置26,27からのアナログ信号をそのまま使用するアナログ回路により構成してもよい。
このようなエレベータ装置では、非常制動時に、第1及び第2の主ロープ11,12の張力差を打ち消すように、同一グループ内のブレーキ本体16a〜16fのブレーキ力発生タイミングをずらすようにしたので、非常制動時にかご13に傾きが発生するのをより効果的に抑制することができる。
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置の第1ないし第6の選択スイッチ25a〜25fを制御する制御部を示すブロック図である。この例では、秤装置26,27の代わりに、かご13の傾きに応じた信号を出力するかご傾きセンサ30からの信号に応じて、選択スイッチ25a〜25fを切り換えるための指令を指令生成部31が生成する。指令生成部31は、同一グループ内のブレーキ本体16a〜16fのブレーキ力発生タイミングをずらして、かご13の傾きを打ち消すように、選択スイッチ25a〜25fに指令信号を出力する。
例えば、第1のロープ接続部13aよりも第2のロープ接続部13bの方が下がる方向へかご13が傾いている場合、第4のブレーキ本体16dのブレーキ力を第1のブレーキ本体16aよりも僅かに先に発生させ、第5のブレーキ本体16eのブレーキ力を第2のブレーキ本体16bよりも僅かに先に発生させ、第6のブレーキ本体16fのブレーキ力を第3のブレーキ本体16cよりも僅かに先に発生させる。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、非常制動時に、かご13の傾きを打ち消すように、同一グループ内のブレーキ本体16a〜16fのブレーキ力発生タイミングをずらすようにしたので、非常制動時にかご13に傾きが発生するのをより効果的に抑制することができる。
実施の形態4.
次に、図7はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置の第1ないし第6の電磁コイル20a〜20fの駆動回路を示す回路図であり、エレベータ装置全体の構成は、実施の形態1(図1)と同様である。第1のグループに属する第1及び第4の電磁コイル20a,20dには、第1及び第4のブレーキ吸引アンプ21a,21dからの電流が第1の電磁スイッチ装置32を介して供給される。
第1の電磁スイッチ装置32は、ブレーキ吸引アンプ21a,21dと電磁コイル20a,20dとの間に接続された接点22a,22dと、接点22a,22dを開閉するための第1の開閉駆動部32aとを有している。第1の開閉駆動部32aは、第1の鉄心32bと、第1の鉄心32bに巻回された第1のスイッチコイル32cと、第1のスイッチコイル32cに並列に接続された第1の抵抗体32d及び第1のダイオード32eとを有している。
第2のグループに属する第2及び第5の電磁コイル20b,20eには、第2及び第5のブレーキ吸引アンプ21b,21eからの電流が第2の電磁スイッチ装置33を介して供給される。第2の電磁スイッチ装置33は、接点22b,22eと第2の開閉駆動部33aとを有している。第2の開閉駆動部33aは、第2の鉄心33b、第2のスイッチコイル33c、第2の抵抗体33d及び第2のダイオード33eを有している。
第3のグループに属する第3及び第6の電磁コイル20c,20fには、第3及び第6のブレーキ吸引アンプ21c,21fからの電流が第3の電磁スイッチ装置34を介して供給される。第3の電磁スイッチ装置34は、接点22c,22fと第3の開閉駆動部34aとを有している。第3の開閉駆動部34aは、第3の鉄心34b、第3のスイッチコイル34c、第3の抵抗体34d及び第3のダイオード34eを有している。
接点22a〜22fは、通常は閉じられている。しかし、開閉駆動部32〜34に非常停止指令信号が入力されると、接点22a〜22fは開放される。これにより、ブレーキ本体16a〜16fの電磁コイル20a〜20fに供給される電流が遮断される。
異なるグループに属する抵抗体32d,33d,34dの電気抵抗値は、互いに異なっている。具体的には、第1の抵抗体32dの電気抵抗値は第2の抵抗体33dの電気抵抗値よりも大きく、第2の抵抗体33dの電気抵抗値は、第3の抵抗体34dの電気抵抗値よりも大きい。
ここで、図8は図7の抵抗体32d,33d,34dの電気抵抗値の違いによる電磁スイッチ装置32〜34の接点開放動作の違いを示す説明図である。開閉駆動部32a,33a,34aに非常停止指令信号が入力されてから(指令信号の電圧が0になってから)、実際に接点22a〜22fが開放されるまでの時間は、抵抗体32d,33d,34dの電気抵抗値を大きくすると短くなる。
従って、抵抗体23a〜23fの電気抵抗値を上記のように設定した場合、第1及び第4のブレーキ本体16a,16d、第2及び第5のブレーキ本体16b,16e、第3及び第6のブレーキ本体16c,16fの順にブレーキ力を発生する。
このようなエレベータ装置では、非常制動時に、ブレーキ本体16a〜16fによるブレーキ力の発生タイミングがグループ毎にずらされているので、かご13に過大な減速度がかかるのを防止することができる。また、第1及び第2のブレーキドラム5,9に対してブレーキ力を複数回に分けて加えて行くので、非常制動時にかご13に傾きが発生するのを抑制することができる。
なお、上記の例では、1個のブレーキ装置に3個のブレーキ本体を設けたが、1個のブレーキ装置に2個又は4個以上のブレーキ本体を設けてもよい。
また、上記の例では、1個のブレーキ装置に設けられたブレーキ本体を全て別々のグループに所属させたが、同じグループに複数のブレーキ本体を所属させてもよい。例えば、1個のブレーキ装置に4個のブレーキ本体を設ける場合、4個のブレーキ本体を2個ずつ2つのグループに分けてもよい。
さらに、上記の例では、2台の駆動装置を用いたが、3台以上であってもよい。
さらにまた、上記の例では、2個の釣合おもりを用いたが、1個又は3個以上であってもよい。
また、上記の例では、ブレーキ動作開始タイミングをブレーキ本体16a〜16fのグループ毎にずらしたが、ブレーキ本体を複数のグループに分け、ブレーキ力の間欠的又は連続的な制御方法をグループ毎に異ならせてもよい。
さらに、上記の例では、駆動シーブの回転を制動するブレーキ装置について説明したが、他の方法によりかごの昇降を制動するブレーキ装置にもこの発明は適用できる。例えば、かごに搭載され、制動部材をかごガイドレールに圧接させてかごの昇降を制動する複数のかごブレーキ装置であってもよい。この場合、各かごブレーキ装置には、異なる複数のグループに属する複数のブレーキ本体が設けられる。また、昇降路、又は駆動装置を支持する支持部材に設けられ、主ロープの移動を制動することによりかごの昇降を制動する複数のロープブレーキ装置であってもよい。この場合も、各ロープブレーキ装置には、異なる複数のグループに属する複数のブレーキ本体が設けられる。

Claims (7)

  1. 複数の駆動装置、
    上記駆動装置の駆動力により昇降されるかご、及び
    上記かごの昇降を制動する複数のブレーキ装置
    を備え、
    上記各ブレーキ装置は、異なる複数のグループに属する複数のブレーキ本体を有し、
    非常制動時には、上記ブレーキ装置は、上記グループ毎にタイミングをずらして上記ブレーキ本体によりブレーキ力を発生させるエレベータ装置。
  2. 上記各駆動装置は、駆動シーブと、上記駆動シーブを回転させるモータと、上記駆動シーブの回転を制動する上記ブレーキ装置とをそれぞれ有し、
    上記かごは、上記駆動シーブに巻き掛けられている複数本の主ロープにより吊り下げられている請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記かごは、第1のロープ接続部と、上記かごの重心に対して上記第1のロープ接続部とは反対側に配置された第2のロープ接続部とを有し、
    上記主ロープは、上記第1のロープ接続部に接続された第1の主ロープと、上記第2のロープ接続部に接続された第2の主ロープとを含み、
    上記ブレーキ装置は、上記第1及び第2の主ロープの張力差を検出するとともに、非常制動時に、上記張力差に応じて同一の上記グループ内の上記ブレーキ本体のブレーキ力発生タイミングをずらす請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 上記ブレーキ装置は、上記かごの傾きを検出するとともに、上記かごの傾きに応じて、同一の上記グループ内の上記ブレーキ本体のブレーキ力発生タイミングをずらす請求項1記載のエレベータ装置。
  5. 上記各ブレーキ本体は、上記駆動シーブと一体に回転されるブレーキ回転体に接離されるブレーキシューと、上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体に押し付けるブレーキばねと、上記ブレーキばねに抗して上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体から開離させる電磁力を発生させるための電磁コイルと、上記電磁コイルに並列に接続された抵抗体とを有し、
    上記抵抗体の電気抵抗値は、上記グループ毎に異なっている請求項2記載のエレベータ装置。
  6. 上記各ブレーキ本体は、上記駆動シーブと一体に回転されるブレーキ回転体に接離されるブレーキシューと、上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体に押し付けるブレーキばねと、上記ブレーキばねに抗して上記ブレーキシューを上記ブレーキ回転体から開離させる電磁力を発生させるための電磁コイルとを有し、
    非常制動時には、上記グループ毎に異なるタイミングで上記電磁コイルへの通電が遮断される請求項2記載のエレベータ装置。
  7. 上記電磁コイルへの電流の通電・遮断を切り換えるための複数の電磁スイッチ装置をさらに備え、
    上記各電磁スイッチ装置は、上記電磁コイルに接続された接点と、上記接点を開閉させるスイッチコイルと、上記スイッチコイルに並列に接続された抵抗体とを有し、
    上記抵抗体の電気抵抗値は、上記グループ毎に異なっている請求項6記載のエレベータ装置。
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