JPWO2006123612A1 - ディスプレーパネル及びそのためのフィルム - Google Patents

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Abstract

厚みが小さい多機能のディスプレーパネル用フィルム1は、基材フィルム2と、該基材フィルム2の一方の表面に設けられた導電性メッシュ3と、該導電性メッシュ3を覆うように該基材フィルム2の該一方の表面に設けられたネオン発光及び近赤外線の吸収層4と、該近赤外線の吸収層4の上に形成された接着剤層5と、基材フィルム2の他方の表面に設けられた反射防止層6とを有する。

Description

発明の分野
本発明は、プラズマディスプレーパネル(PDP)などのディスプレーパネルと、その前面に設けられるディスプレーパネル用フィルムに関する。
発明の背景
PDP等の前面フィルターとして、近赤外線吸収層を基材フィルム上に設けてなる近赤外線カットフィルムと、反射防止層を基材フィルム上に設けてなる反射防止フィルムと、両フィルムの間の電磁波シールド用導電性メッシュとを積層してなるものが特開2001−320193号の第0050段落に記載されている。
特開2001−320193号
上記特開2001−320193号のように近赤外線カットフィルムと反射防止フィルムとを積層した前面フィルターでは、各フィルムがそれぞれ基材フィルムを有し、さらにそれぞれを積層するために粘着層が必要となるためフィルター全体として厚みが大きくなる。また、各フィルムを貼り合せる工程が必要となるため、ラインのスピード化が図りづらくなる。また、貼り合せる工程が多くなることで、異物混入や傷付きによる不良の発生も多くなる。結果として生産性、コスト性も効率的でない。
発明の概要
本発明は、厚みが小さい多機能のディスプレーパネル用フィルムと、このフィルムを備えたディスプレーパネルを提供することを目的とする。
本発明のディスプレーパネル用フィルムは、1枚の基材フィルム上に、電磁波シールド用の導電層と、近赤外線吸収層と、反射防止層とを設けてなるものである。
このフィルムは、ディスプレーパネルの前面に接着される。
本発明のディスプレーパネル用フィルムは、1枚の基材フィルム上に近赤外線吸収層と、導電層と、反射防止層とを設けているため、全体としてフィルムは1枚だけ用いられており、フィルターの厚みが小さい。また、フィルム貼り合わせ工程が無く、異物混入や傷付きによる不良発生が防止され、生産性が向上し、製造コストも低下する。
本発明のディスプレーパネル用フィルムの実施の形態を示す模式的な断面図である。 反射防止層の一例を示す拡大図である。 ディスプレーパネル用フィルムの端部の拡大図である。 図3の端部を形成する方法を示す断面図である。 別の実施の形態に係るディスプレーパネル用フィルムの模式的な断面図である。 別の実施の形態に係るディスプレーパネル用フィルムの模式的な断面図である。 別の実施の形態に係るディスプレーパネル用フィルムの模式的な断面図である。
詳細な説明
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1,5,6,7はそれぞれ実施の形態に係るディスプレーパネル用フィルムの模式的な断面図である。
図1のディスプレーパネル用フィルム1は、基材フィルム2と、該基材フィルム2の一方の表面に設けられた導電層としての導電性メッシュ3と、該導電性メッシュ3を覆うように該基材フィルムの該一方の表面に設けられた近赤外線の吸収層4(以下、単に吸収層4ということがある。)と、該吸収層4の上に形成された接着剤層5と、基材フィルム2の他方の表面に設けられた反射防止層6とを有する。
かかるディスプレーパネル用フィルム1は、1枚の基材フィルム2のみを用いており、厚さが小さい。
基材フィルム2としては、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、アクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、セルローストリアセテート(TAC)、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、セロファン等、好ましくはPET、PC、PMMAの透明フィルムが挙げられる。
基材フィルム2の厚さは、1μm〜10mm特に10〜1000μmが好適である。
導電性メッシュ3としては、金属繊維及び/又は金属被覆有機繊維よりなるものを用いてもよい。本発明では、光透過性の向上、モアレ現象の防止を図る上で、例えば、線径1μm〜1mm、開口率40〜95%のものが好ましい。この導電性メッシュにおいて、線径が1mmを超えると開口率が下がるか、電磁波シールド性が下がり、両立させることができない。1μm未満ではメッシュとしての強度が下がり、取り扱いが非常に難しくなる。また、開口率は95%を超えるとメッシュとして形状を維持することが難しく、40%未満では光透過性が低く、ディスプレイからの光線量が低減されてしまう。より好ましい線径は10〜500μm、開口率は50〜90%である。
導電性メッシュの開口率とは、当該導電性メッシュの投影面積における開口部分が占める面積割合を言う。
導電性メッシュ3を構成する金属繊維及び金属被覆有機繊維の金属としては、銅、ステンレス、アルミニウム、ニッケル、チタン、タングステン、錫、鉛、鉄、銀、クロム、炭素或いはこれらの合金、好ましくは銅、ニッケル、ステンレス、アルミニウムが用いられる。
金属被覆有機繊維の有機材料としては、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニリデン、アラミド、ビニロン、セルロース等が用いられる。
本発明においては、特に、上記開口率及び線径を維持する上で、メッシュ形状の維持特性に優れた金属被覆有機繊維よりなる導電性メッシュを用いるのが好ましい。
電磁波シールド材料としては、上記の導電性メッシュの代わりに、エッチングメッシュ又は導電印刷メッシュを用いることもできる。
エッチングメッシュとしては、金属膜をフォトリソグラフィーの手法で格子状やパンチングメタル状などの任意の形状にエッチング加工したものを用いることができる。この金属膜としては、上記基材フィルム2上に、銅、アルミ、ステンレス、クロムなどの金属膜を、蒸着やスパッタリングにより形成したもの、又はこれらの金属の箔を接着剤によって基材フィルムに貼り合わせたものを用いることができる。この接着剤としては、エポキシ系、ウレタン系、EVA系などが好ましい。
これらの金属膜は予め、片面又は両面に黒色の印刷を施しておくことが好ましい。フォトリソグラフィーの手法を用いることで、導電部分の形状や線径などを自由に設計することができるため、前記導電メッシュに比較して開口率を高くすることができる。
導電印刷メッシュとしては、銀、銅、アルミ、ニッケル等の金属粒子又はカーボン等の非金属導電粒子を、エポキシ系、ウレタン系、EVA系、メラニン系、セルロース系、アクリル系等のバインダーに混合したものを、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などにより、上記基材フィルム2上に格子状等のパターンで印刷したものを用いることができる。
また、導電性メッシュとして、フィルム面に、溶剤に対して可溶な物質によってドットを形成し、フィルム面に溶剤に対して不溶な導電材料よりなる導電材料層を形成し、フィルム面を溶剤と接触させてドット及びドット上の導電材料層を除去することによって得られる導電性メッシュを用いてもよい。
このような導電層をさらに低い抵抗値にして、電磁波シールド効果を高めたい場合には、導電層上にメッキ層を形成してもよい。
メッキ処理に使用される材料としては、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、スズ、銀及び金を挙げることができる。これらは単独で使用しても、2種以上の合金として使用しても良い。メッキ処理としては、通常の液相メッキ(電解メッキ、無電解メッキ等)により一般に行われる。
また、防眩性能を付与させてもよい。この防眩化処理を行う場合、導電性メッシュの表面に黒化処理を行っても良い。例えば、金属膜の酸化処理、クロム合金等の黒色メッキ、黒又は暗色系インキの塗料等を行うことができる。
本発明では、図7のディスプレーパネル用フィルム1Cのように、この導電性メッシュ3を覆うように透明化処理層8を設けてもよい。この透明化処理層は導電性メッシュの凹凸を均してディスプレーパネル用フィルムの透明性を高める作用を奏する。この透明化処理層には、透明な粘着剤又は接着剤、例えばブチルアクリレート等のアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、SEBS、SBS等の熱可塑性エラストマー樹脂をベースとしたTPE系粘着剤および接着剤等が用いられる。
この透明化処理層8は例えば塗工により形成することができる。この透明化処理層の厚さは5〜500μm特に10〜100μm程度が好適である。
近赤外線の吸収層4は、紫外線硬化型又は電子線硬化型の合成樹脂塗工液中に近赤外線の吸収色素を含有させたものを塗工して形成することができる。
近赤外線吸収色素としては、800〜1200nmに吸収極大波長をもつものであれば特に制限されないが、フタロシアニン系、金属錯体系、ニッケルジチオレン錯体系、シアニン系、スクアリリウム系、ポリメチン系、アゾメチン系、アゾ系、ポリアゾ系、ジイモニウム系、アミニウム系、アントラキノン系の色素が用いられる。
本発明では、ネオン発光の吸収機能をもたせて色調の調節機能をもたせてもよい。このためには、ネオン発光の吸収層を設けてもよいが、上記の近赤外線吸収層にネオン発光の選択吸収色素を含有させてもよい。
ネオン発光の選択吸収色素としてはシアニン系、スクアリリウム系、アントラキノン系、フタロシアニン系、ポリメチン系、ポリアゾ系、アズレニウム系、ジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系等が挙げられる。かかる選択吸収色素は、585nm付近のネオン発光の選択吸収性とそれ以外の可視光波長に対しては吸収が小さいことが必要となるため、吸収極大波長が575〜595nmであり、吸収スペクトル半値幅が40nm以下であるものが好適に用いられる。
また、近赤外線やネオン発光の吸収色素を複数種類組み合わせる場合、プロセス上の色素の溶解性に問題がある場合や、混合による色素間の反応や、耐熱性、耐湿性などの低下が認められる場合はすべての近赤外線吸収色素を同一の層内に含む必要はなく、別の層として形成してもよいことは勿論である。
また、光学特性に大きな影響を与えない範囲であれば、さらに着色用の色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤を加えてもよい。
フィルムの光学特性としては近赤外線吸収特性として850〜1000nmの透過率が20%以下さらに好ましくは15%以下にするのがよい。また選択吸収性としては585nmの透過率が50%以下であることが望ましい。特に前者の場合には、周辺機器におけるリモコン等への誤作動が指摘されている波長域の透過度を減少させることがねらいであり、後者のそれは、575〜595nmにピークをもつオレンジ色が色再現性を悪化させる原因となっているが、このオレンジ色の波長を吸収することがねらいで、これによって真赤性を高めて色の再現性を向上させたものである。
この吸収層4の厚さは0.5〜50μm程度が好適である。
接着剤層5は、ディスプレーパネル用フィルム1をPDPやガラス基板等に貼着することができるようにするためのものである。この接着剤層5には、透明な粘着剤又は接着剤、例えばブチルアクリレート等のアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、SEBS、SBS等の熱可塑性エラストマー樹脂をベースとしたTPE系粘着剤および接着剤等が用いられる。
この接着剤層の厚さは5〜500μm特に10〜100μm程度が好適である。
反射防止層6としては、低屈折率層のみからなるものであってもよく、高屈折率層と低屈折率層とを低屈折率層が表面側となるように積層したものであってもよい、高屈折率層と基材フィルム1との間にハードコート層を設けてもよい。図3はこのようにハードコート層6c、高屈折率層6b、低屈折率層6aを積層した構成を示す模式的な断面図である。
各層6a,6b,6cのマトリックスはいずれも合成樹脂であり、この合成樹脂としては紫外線硬化型又は電子線硬化型の合成樹脂特に多官能アクリル樹脂が好適である。
高屈折率層6b及びハードコート層6cのいずれか一方に、ITO,ATO,Sb,SbO,In,SnO,ZnO等の導電性金属酸化物微粒子を配合することが好ましく、特にハードコート層6cの表面抵抗を5×1010Ω/□以下とすることにより反射防止フィルムに帯電防止機能を持たせることが好ましい。
高屈折率層6bは、ITO(スズインジウム酸化物)又はZnO、AlをドープしたZnO、TiO、SnO、ZrO等の高屈折率の金属酸化物微粒子を配合することにより屈折率を1.64以上としたものが好適である。
なお、高屈折率層6bが導電層である場合、この高屈折率層6bの屈折率を1.64以上とすることにより反射防止フィルムの表面反射率の最小反射率を1.5%以内にすることができ、1.69以上、好ましくは1.69〜1.82とすることにより反射防止層6の表面反射率の最小反射率を1.0%以内にすることができる。
ハードコート層6cが導電層である場合、該高屈折率層6bの屈折率を1.70以上とすることにより反射防止層6の表面反射率の最小反射率を1.5%以内にすることができ、1.75以上とすることにより反射防止層6の表面反射率の最小反射率を1.0%以内にすることができる。
ハードコート層6cは、可視光透過率が85%以上であることが好ましい。高屈折率層6b及び低屈折率層6aの可視光透過率も、いずれも85%以上であることが好ましい。
低屈折率層6aには、屈折率低下、耐傷性向上、すべり性向上のためにシリカ、フッ素樹脂等の微粒子を10〜40重量%程度配合することが好ましい。なお、この低屈折率層6aのマトリックスとして前記の通りアクリルを用いたときには、コストダウン、膜強度増大、耐薬品性向上、耐湿熱性向上を図ることができる。
この最表層の低屈折率層6aの屈折率は、1.45〜1.51が好ましい。この低屈折率層6aの屈折率が1.51超であると、反射防止フィルムの反射防止特性が悪くなる。
フィルム1,1C及び後述のフィルム1A,1Bにあっては、フィルム1,1A〜1Cの全体の厚みTと基材フィルム2の厚みTとの差(T−T)は100μm以下であることが好ましい。
ハードコート層6cの厚みは2〜20μmが好ましく、高屈折率層6bの厚みは75〜90nmが好ましく、低屈折率層6aの厚みは85〜110nmであることが好ましい。
フィルム1,1C及び後述のフィルム1A,1Bにあっては、フィルム1,1A〜1Cの全体の厚みTと基材フィルム2の厚みTとの差(T−T)は100μm以下であることが好ましい。
各層4,6(6a,6b,6c)を形成するには、前記の通り、未硬化の合成樹脂(必要に応じ上記の微粒子を配合したもの)を塗工し、次いで紫外線又は電子線を照射するのが好ましい。この場合、各層を1層ずつ塗工し硬化させてもよく、2以上、例えばすべての層を塗工した後、まとめて硬化させてもよい。
塗工の具体的な方法としては、アクリルモノマーをトルエン等の溶媒で溶液化した塗布液をグラビアコータによりコーティングし、その後乾燥し、次いで紫外線又は電子線照射によりキュアする方法が例示される。このウェットコーティング法であれば、高速で均一に且つ安価に成膜できるという利点がある。このコーティング後に例えば紫外線又は電子線を照射してキュアすることにより密着性の向上、膜の硬度の上昇という効果が奏される。
本発明のディスプレーパネル用フィルムにあっては、図3の如く、基材フィルム2の端縁近傍において、基材フィルム2の端辺よりもネオン発光、近赤外線の吸収層4が後退し、導電性メッシュ3の端縁近傍が露呈している構成としてもよい。このように導電性メッシュ3の端縁近傍が露呈していると、導電性メッシュ3をアース回路に容易に導通させることができる。なお、露呈幅Lは1〜200mm程度が好適である。
このように導電性メッシュ3の端縁近傍が露呈したディスプレーパネル用フィルムを製造するには、図4のようにするのが好ましい。即ち、基材フィルム2の原反フィルム20(長い帯状のフィルム)上に、原反フィルム20の長手方向に連続させて導電性メッシュ3を形成すると共に、その上に非連続的に吸収層4を形成する。この吸収層4は、原反フィルム20の長手方向に連続させるのではなく、製品フィルム1枚の大きさ分だけ形成され、隣接する吸収層6同士の間に導電性メッシュ3の露呈ゾーンを形成しておく。この露呈ゾーンの中央部Cを原反フィルム20の短手幅方向に原反フィルム20及び導電性メッシュ3を切断する。これにより、図3のように導電性メッシュ3の端縁近傍が露呈したディスプレーパネル用フィルム1が得られる。
図5〜7を参照して図1とは異なる実施の形態について説明する。
図5のディスプレーパネル用フィルム1Aでは、基材フィルム2の一方の面上に導電性メッシュ3、近赤外線吸収層4、反射防止層6をこの順に形成し、基材フィルム2の他方の面上に接着剤層5を形成している。
図6のディスプレーパネル用フィルム1Bでは、基材フィルム2の一方の面上に導電性メッシュ3、ハードコート層6c、反射防止層6を形成し、基材フィルム2の他方の面上に近赤外線吸収層4及び接着剤層5を形成している。
図7のディスプレーパネル用フィルム1Cは、図1において、導電性メッシュ3を覆うように透明化処理層8を設け、その上に近赤外線吸収層4と接着剤層5とを設けたものであり、その他の構成は図1と同じである。
これらのディスプレーパネル用フィルム1A〜1Cによっても、上記ディスプレーパネル用フィルム1と同様の作用効果を得ることができる。

Claims (10)

  1. 1枚の基材フィルム上に、電磁波シールド用の導電層と、近赤外線吸収層と、反射防止層とを設けてなるディスプレーパネル用フィルム。
  2. 請求項1において、ハードコート層を有することを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  3. 請求項1において、前記導電層は導電性メッシュであることを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  4. 請求項1において、フィルム全体の厚みTと前記基材フィルムの厚みTとの差T−Tが100μm以下であることを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  5. 請求項1において、該ディスプレーパネル用フィルムをディスプレーに貼るための接着剤層を有することを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  6. 請求項1において、前記基材フィルムの端縁近傍にあっては、導電層が露呈していることを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  7. 請求項6において、該ディスプレーパネル用フィルムは、原反フィルム上に導電層を形成し、その上に他の層を、間隔をあけて導電層の露呈部分を生じさせるように形成し、その後、該導電層が露呈した部分を原反フィルムの短手幅方向に切断することにより製造されたものであることを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  8. 請求項1において、前記近赤外線吸収層は、ネオン発光の選択吸収色素を含有しており、ネオン発光も吸収するものであることを特徴とするディスプレーパネル用フィルム。
  9. 請求項1に記載のフィルムをディスプレーパネルに接着するディスプレーパネル用フィルムの使用。
  10. 請求項1に記載のフィルムが接着されたディスプレーパネル。
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