JPWO2006095904A1 - 再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システム - Google Patents

再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システム Download PDF

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Abstract

本発明はシステムのスループットを向上することができる再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ通信システムを開示する。この方法において、受信装置は受信したサブストリームに誤りがあって再送する必要があるか否かを検出し(401)、上記の再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の信号対干渉雑音比を算出し(402)、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し(403)、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は上記再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い(404)、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を行う(405、406、407)。

Description

本発明は、マルチアンテナ無線通信システムにおける自動再送技術に関し、具体的にはマルチアンテナ通信システムのスループットを向上することができる再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システムに関する。
高まり続ける情報伝送レートへの要求は、将来無線通信システムが直面する主要な問題の1つである。限られた周波数リソースを用いてより高い情報伝送レートを実現するために、マルチインプット・マルチアウトプット(MIMO)技術はすでに、将来無線通信システムにおいて採用される不可欠の手段の1つになっている。MIMOシステムにおいて、送信側は送信データを複数のサブストリームに分割して、複数の送信アンテナを用いて上記複数のサブストリームを送信し、受信側は複数の受信アンテナを用いて上記複数のサブストリームを含む空間多重信号を受信する。従来のシングルアンテナ伝送方法に比べ、MIMO技術ではチャネル容量が著しく向上され、情報伝送レートを向上することができる。
従来のMIMOシステムは、受信側において受信したサブストリームに誤りがあるか否かを検出することができるように、送信側において巡回冗長検査(CRC)符号化を行う。CRC符号化とは、送信側において伝送するサブストリームの末尾に数ビットのCRCビットを添附する処理を言う。受信側はCRC復号を行い、サブストリームの末尾に添附されたCRCビットにより、受信サブストリームに誤りビットが含まれているか否かを検出する。ただし、CRC符号化およびCRC復号の処理は、誤りビットの個数および誤りビットの当該サブストリームにおける具体的な位置を検出することはできない。したがって、従来のMIMOシステムでは、あるサブストリームが受信処理の後に依然として誤りビットを含む場合、当該サブストリーム全部のデータをもう1回再送する。
しかし、実際には、受信側においてサブストリームに誤りがあると検出される場合、サブストリーム中の誤りビットの数は少ない場合が多く、特にチャネル特性が良い時はなおさらである。よって、上述のMIMOシステムにおいて誤りビットを含むサブストリームのデータ全部をもう1回再送する方法は、当該サブストリーム中の、正しく受信された数多くのビットももう1回再送することとなり、システムスループットの損失をもたらすという問題がある。
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであり、受信されたサブストリームに誤りビットがあると検出される場合、当該サブストリームを一律に全部再送するのを回避し、システムのスループットを向上することができる再送方法、無線受信装置、マルチアンテナ無線通信システムを提供することである。
本発明のマルチアンテナ無線通信システムは、複数のサブストリームを複数の送信アンテナを用いて送信する無線送信装置と、前記複数のサブストリームを複数の受信アンテナを用いて受信する無線受信装置と、を具備するマルチアンテナ無線通信システムにおいて、前記無線受信装置は、受信された前記複数のサブストリームのうち再送が必要なサブストリームを検出する検出手段と、前記再送が必要なサブストリームのSINRと所定の閾値とを比較する比較手段と、前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値より低い場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送する方法を決定し、前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値以上である場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送方法を決定する決定手段と、前記決定された再送方法に関する情報を前記無線送信装置に通知する通知手段と、を具備し、前記無線送信装置は、前記無線受信装置から通知される再送方法に関する情報に基づき、適応的に前記再送が必要なサブストリームの全部または一部を再送する再送手段、を具備する、構成を採る。
本発明によれば、マルチアンテナ無線通信システムの受信側において誤りビットが含まれるサブストリームが検出される場合、当該サブストリームを全部再送するか、または誤りビットがあった一部を再送し、システムのスループットを向上することができる。
本発明の一実施の形態に係るMIMO無線通信システム100の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部の詳細な構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る再送方法の処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態に係るSINR区間と再送ビット数との対応関係を示す図 本発明にかかる再送方法と従来の再送方法との性能比較を示す図
以下、本発明の最良の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るMIMO無線通信システム100の構成を示すブロック図である。MIMO無線通信システム100は、本発明に係るマルチアンテナ無線通信システムの一例である。
図1において、MIMO無線通信システム100は、n本の送信アンテナを用いて送信を行う無線送信装置150と、n本の受信アンテナを用いて受信を行う無線受信装置160とを備えて構成される。無線送信装置150は、データリソース部101、分割部102、CRC符号化部103−1〜103−n、チャネル符号化/変調部104−1〜104−n、および送信アンテナ105−1〜105−nを備え、無線受信装置160は、受信アンテナ106−1〜106−n、MIMO検出/再送信号合成部107、CRC復号部108−1〜108−n、チャネル推定部110、および再送方法/再送パラメータ決定部201を備える。以下、無線送信装置150のCRC符号化部103−1〜103−nをCRC符号化部103と、チャネル符号化/変調部104−1〜104−nをチャネル符号化/変調部104と、送信アンテナ105−1〜105−nを送信アンテナ105と略称する場合があり、無線受信装置160の受信アンテナ106−1〜106−nを受信アンテナ106と、CRC復号部108−1〜108−nをCRC復号部108と略称する場合がある。
無線送信装置150において、データリソース部101は、無線送信装置150により送信される送信データの提供源であり、送信データを分割部102に出力する。データリソース部101は、無線受信装置160からフィードバックされる再送に関するフィードバック情報を参照して、分割部102に出力する送信データを決める。
分割部102は、データリソース部101から入力される送信データをn個のサブストリームに分割し、CRC符号化部103−1〜103−nそれぞれに出力する。得られた各サブストリームは、1つの送信アンテナ105に対応する。分割部102は、無線受信装置160からフィードバックされる再送に関するフィードバック情報を参照して、上記再送アンテナとサブストリームとの対応づける。
巡回冗長検査(CRC)符号化部103−1〜103−nは分割部102から入力される各サブストリームに対して、それぞれCRC符号化を行い、チャネル符号化/変調部104−1〜104−nそれぞれに出力する。CRC符号化とは各送信データの末尾に数ビットのCRCビットを添附する処理である。CRCビットが添附されたサブストリームを受信する無線受信装置160は、CRCビットに基づき当該サブストリームに誤りがあるか否かを検出する。
チャネル符号化/変調部104−1〜104−nそれぞれは、各サブストリームに対してチャネル符号化および変調を行い、送信アンテナ105−1〜105−nそれぞれに出力する。
無線受信装置160において、n本の受信アンテナ106は、空間多重信号を受信する。チャネル推定部110は、受信信号中のパイロット信号に基づき、または他の方法を用いてチャネル推定を行ってチャネル推定行列H(MIMOシステムにとって、チャネル特性は1つの行列で表すことができる)を得る。チャネル推定部110は、得られたチャネル推定行列HをMIMO検出/再送信号合成部107および再送方法/再送パラメータ決定部201に出力する。
MIMO検出/再送信号合成部107は、チャネル推定部110で得られたチャネル推定行列Hを用いて受信アンテナ106が受信した信号に対してMIMO検出処理を行うほか、また同一の信号が数回再送された異なるバージョンに対して合成処理を行う。すなわち、MIMO検出/再送信号合成部107はMIMO検出、および再送信号の合成という2つの機能を有する。具体的にMIMO検出/再送信号合成部107は、まず受信信号が再送データであるか否かを判定し、次いで下記の(1)または(2)の処理を行う。(1)受信サブストリームが、再送データでなく、すなわち、初めて伝送されたデータである場合、MIMO検出/再送信号合成部107は当該サブストリームに対してMIMO検出処理のみを行う。ここで、MIMO検出処理に用いられる方法(MIMO検出方法)として多数の方法があって、例えば一般的に使われるZF(Zero Forcing)方法、MMSE(Minimum Mean Square Error)方法、SIC(Successive Interference Cancellation)方法などがある。MIMO検出において、まず上記のような検出方法を用いて受信信号から、無線送信装置150の各送信アンテナ105−1〜105−nにより送信された各サブストリームを分離し、次いで各サブストリームに用いられたAMCパラメータに基づき、各サブストリームに対して復調及び復号処理を行う。(2)受信信号が再送のサブストリームを含む場合、すなわち受信信号が、以前にすでに受信したことがあるが正しく受信できなかった場合当該サブストリームを含む場合、MIMO検出/再送信号合成部107は、受信信号に対してMIMO検出処理を行うほか、再送されたサブストリームに対して以前に伝送されたバージョンの信号との合成処理を行う。具体的には、例えば、受信信号のうちサブストリームsがN回目の伝送である場合、当該サブストリームがN回までに伝送されてMIMO検出された後の信号をそれぞれr、r、…、rと示す。rは、サブストリームsが一回目に伝送されてMIMO検出された後の信号であって、r、…、rはサブストリームsが再送されてMIMO検出された後の信号である。受信側では、サブストリームsが第N回伝送されMIMO検出された後の信号rと、前のN−1回までの受信処理において得られた各バージョンの信号r、r、…、rN−1とを合成し、r=(r+r+…+r)*1/Nを得る。次いでMIMO検出/再送信号合成部107は、得られたrに対して復調および復号を行ってから、CRC復号部108−1〜108−nそれぞれと、再送方法/再送パラメータ決定部201に出力する。
各CRC復号部108−1〜108−nは、MIMO検出/再送信号合成部107から入力される各サブストリームそれぞれに対して、CRC復号を行う。すなわち、各CRC復号部108−1〜108−nは、各サブストリームの中に誤りビットが含まれているか否かを検出し、再送応答信号として肯定(ACK)または否定(NAK)の信号を生成する。再送応答信号ACKおよびNAKは、当該サブストリームが誤りビットを含む場合、および誤りビットを含まない場合の2つの場合をそれぞれ示す。以下、誤りビットを含むサブストリームを再送サブストリームと称す。各CRC復号部108は、生成された再送応答信号(ACKまたはNAK)を、再送方法/再送パラメータ決定部201および送信データ結合部109に出力するとともに、再送方法/再送パラメータ決定部201を介しフィードバックチャネル111を通じて無線送信装置150にフィードバックする。
CRC復号部108からフィードバックされる再送応答信号は、無線送信装置150において再送動作を行うのに用いられ、ACKである場合は、当該サブストリームが正しく受信され、次回の送信処理において次の新しいサブストリームを送信して良いことを示す。一方、再送応答信号がNAKである場合は、当該サブストリームが正しく受信されなかったため、次回の送信処理において当該サブストリームをもう1回送信することを示す。無線送信装置150がサブストリームを再送する際において、元の送信アンテナを用いても良く、分割部102に対する制御により送信アンテナを変更しても良い。
なお、CRC復号部108は、CRC復号されたサブストリームが誤りビットを含まない場合、CRC復号されたサブストリームの情報ビットの末尾に添附されているCRCビットを除去し、送信データ結合部109に出力する。
送信データ結合部109は、CRC復号部108でCRCビットが除去された複数のサブストリームを結合して受信データ(Rx データ)を得る。
再送方法/再送パラメータ決定部201は、チャネル推定部110で推定されたチャネル推定行列Hと、CRC復号部108−1〜108−nから入力される再送応答信号とを用いて、MIMO検出/再送信号合成部107から入力される各サブストリームのうち、再送が必要な各サブストリーム(再送サブストリーム)の再送に用いられる再送方法および再送パラメータを決定する。本発明に係る再送方法は、各再送サブストリームに対して、異なる再送方法および再送パラメータを適応的に決定する点において従来のMIMO再送方法と相違する。上記異なる再送方法とは1)当該再送サブストリームを全部再送する方法と、2)冗長増加(Incremental Redundancy)再送方法という2種類を含む。第1種類の再送方法は従来のMIMOシステムにおいて用いる再送方法と同様で、サブストリームに誤りビットが検出された場合、当該サブストリームを全部もう1回再送する。第2種類の冗長増加再送方法とは、サブストリームに誤りビットが検出された場合、毎回当該サブストリームの中の部分的なビットを再送する方法である。再送パラメータとは、サブストリームの再送に冗長増加再送方法を用いる場合、毎回再送すれる情報ビットの数および具体的にどれらのビットを再送するかを示すパラメータである。再送方法/再送パラメータ決定部201は、再送サブストリームの再送方法および再送パラメータの選択においてチャネル推定部110の出力、すなわちチャネル推定行列Hを用いる。再送方法/再送パラメータ決定部201は、決定された各サブストリームの再送方法及び再送パラメータをフィードバックチャネル111を通じて無線送信装置150にフィードバックするとともに、次回の受信処理用にMIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
上記のように、無線受信装置160において生成される再送に関するフィードバック情報は、再送応答信号(ACKまたはNAK)、再送アンテナの選択結果、再送方法および再送パラメータの決定結果などを指し、再送サブストリームの決定結果を含めても良い。
図2は、本実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部201の詳細な構成を示すブロック図である。
再送方法/再送パラメータ決定部201は、再送サブストリーム集合S決定部301、MIMO検出後SINR算出部302、再送方法決定部303、および再送ビット決定部304を含む。
再送サブストリーム集合S決定部301は、MIMO検出/再送信号合成部107から入力される各サブストリームに対して、CRC復号部108の処理結果に基づき、再送が必要なサブストリーム(再送サブストリーム)の集合S={Sk1、Sk2、…}を決定する。
次いで、MIMO検出後SINR算出部302は、再送サブストリーム集合S決定部301で決定された再送サブストリーム集合Sの中の各サブストリームのMIMO検出および送信データ合成後のSINR値を、チャネル推定行列Hに基づき算出する。すなわちSINR={SINRk1、SINRk2、…}を得る。
次いで、再送方法決定部303はMIMO検出後SINR算出部302の出力SINRおよび所定のSINR閾値に基づき、再送サブストリーム集合Sの中の各サブストリーム毎に再送方法を決定する。具体的には、SINR値が所定のSINR閾値より低い再送サブストリームに対しては、第1種類の再送方法、すなわち当該再送サブストリームを全部再送する方法を用いると決定し、SINR値が所定のSINR閾値より高い再送サブストリームに対しては、第2種類の再送方法、すなわち冗長増加再送方法を用いる。このような決定の仕方は以下のような考慮から出されたものである。SINR値がより低いサブストリームは、その中に含む誤りビットの数がより多い。かかる場合、もし冗長増加再送方法を用いれば、信頼度がとても低く再送の必要がある数多くのビットの位置に関する情報を無線送信装置150にフィードバックする必要があるが、そのフィードバックの情報量が大きいため実際のシステムにおいて実現が困難である。一方、SINR値がより高いサブストリームは、その中に含む誤りビットがより少ない。かかる場合、第1種類の再送方法、すなわち当該サブストリーム全部を再送する方法を用いれば、システムスループットの浪費をもたらす。再送方法決定部303は、決定された再送方法を示す情報をフィードバックチャネル111を用いて無線送信装置150にフィードバックするとともに、MIMO検出/再送信号合成部107へ出力する。
次いで、再送ビット決定部304は、冗長増加再送方法を用いると決定されたサブストリームに対して具体的に、再送を行うビットを決定する。具体的に、再送ビット決定部304はまず再送情報ビットの数を当該サブストリームのSINR値に基づき決定する。本発明の再送方法において、所定のSINRは予め複数の区間に分けられ、異なるSINR区間に異なる再送ビット数を対応つけられる。SINR値がより高い区間に対応する再送ビット数はより少なく、SINR値がより低い区間に対応する再送ビット数はより多い。再送する情報ビット数が決まると、再送ビット決定部304は具体的に再送を行うビットを、当該サブストリームの中の各ビットの信頼度に基づき決定する。再送ビットの決定方法として、まず当該サブストリームの中の各情報ビットの信頼度を推定し、信頼度が最も低い方から、決定された数の情報ビットを選択して、決定する。
図3は、本実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部201における再送方法の処理を示すフロー図である。ここでは、MIMO無線通信システム100の無線送信装置150のn個の送信アンテナから送信される送信サブストリーム集合がS={S、S、…、SnT}であるとして説明する。
ステップ401において、再送サブストリーム集合S決定部301は、送信サブストリーム集合Sの各サブストリームのCRC復号結果に基づき、再送サブストリーム集合S={Sk1、Sk2、…}が決定する。ここでは、そのうちの1つの再送サブストリームを例にとり、Skkで示す。
次いで、ステップ402において、MIMO検出後SINR算出部302は、再送サブストリームSkkのMIMO検出を経た後の等価SINRを算出し、SINRkkと記す。等価SINRの算出はチャネル推定で得られたチャネル推定行列HおよびMIMO検出/再送信号合成部107で用いられるMIMO検出方法に基づき、理論上で算出することもできるし、実際にMIMO検出後の信号に対して測定を行って得ることもできる。再送サブストリームSkkが初回伝送でない場合は、等価SINRはMIMO検出処理だけでなくさらに再送信号合成処理を経た後の数値とする。
次いで、ステップ403において、再送方法決定部303は、再送サブストリームSkkに対応する再送方法をSINRkkに基づき決定する。具体的に、再送方法決定部303は、SINRkkと予め決められたSINR閾値SINR_0とを比較して、SINRkkがSINR_0より低い場合は第1種類、すなわち当該再送サブストリームを全部再送する方法を決定し、ステップ404に移行する。そうでない場合は第2種類、すなわち冗長増加再送方法が選択され、ステップ405に移行する。
SINRkkがSINR_0より低い場合ステップ404において、再送方法決定部303は再送サブストリームSkkに対して全部再送方法を用いるという決定結果を、無線送信装置150にフィードバックして、再送サブストリームSkkに対する全部再送を要求するとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
一方SINRkkがSINR_0以上である場合ステップ405において、再送方法決定部303は、再送サブストリームSkkに対して冗長増加再送方法を用いると決定する。
次いで、ステップ406において、再送ビット決定部304は、次回に再送する情報ビットの数をSINRkkに基づき決定する。かかる場合、所定のSINRは予め複数の区間に分けられ、異なるSINR区間には異なる再送情報ビット数が対応づけられる。再送サブストリームSkkのSINR値SINRkkがどのSINR区間に含まれると、そのSINR区間に対応する再送情報ビット数を再送サブストリームSkkの次回再送の情報ビット数として選択して、ここではNUMkkと記す。例えば再送ビット決定部304は、図4に示すSINR区間と再送情報ビット数NUMとの対応関係を参照し、再送情報ビット数NUMkkを決める。
次いで、ステップ407において、再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkに対応する具体的な再送ビットを選択する。具体的に再送ビット決定部304は、以下の(a)および(b)の処理を順次に行う。
(a)再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkの中の各情報ビットの受信後の信頼度α(l=1、…、L)を推定する。ここでLは当該サブストリームの中の情報ビットの数を示し、αは当該サブストリームSkkの中の第l個の情報ビットの受信後の信頼度を示す。理論上で言うと、各情報ビットの信頼度αは、下記の式(1)で表すことができる。
Figure 2006095904
すなわち、各情報ビットの信頼度αは、当該ビットの対数尤度比(LLR)の絶対値で表すことができる。実際のシステムにおいて再送ビット決定部304は、復号器の軟判定の絶対値を直接、各ビットの信頼度α値として使用する。
(b)再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkの中で信頼度が低い方からNUMkk個の情報ビットを決定して、決定結果に関する情報を、フィードバックチャネル111を用いて無線送信装置150にフィードバックする。無線送信装置150は、次回の送信においてこの選択されたNUMkk個の情報ビットに対して再送を行う。次いで、再送方法決定部303は再送サブストリームSkkに対して冗長増加再送方法を用いるという決定結果および具体的な再送パラメータを、無線送信装置150にフィードバックして、再送サブストリームSkkに対する冗長増加再送を要求するとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
このように図3では、1つの再送サブストリームSkkに対して再送方法および具体的な再送ビットを決定する処理を示している。再送方法/再送パラメータ決定部201は、図3に示す処理を繰り返すことにより、再送サブストリーム集合S={Sk1,Sk2,…}に含まれているすべての再送サブストリームに対して再送方法および具体的な再送パラメータを決定する。なお、再送方法/再送パラメータ決定部201は、すべての再送サブストリームに対して再送方法および再送パラメータを決定してから、決定結果を無線送信装置150にフィードバックするとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力しても良い。ここで、冗長増加再送方法を用いると決定した場合は、当該フィードバック情報の中には再送が必要な各ビットが再送データサブストリームSkkの中における位置に関する情報を含む。
図5は、本発明に係る適応再送方法と従来の再送方法との性能比較を示す図である。この図において、「●」を用いて示すグラフは従来の再送方法を用いる場合、各SNRにおいて得られる周波数利用効率を示し、「○」を用いて示すグラフは本発明に係る適応再送方法を用いる場合、各SNRにおいて得られる周波数利用効率を示す。
この性能比較のためのシミュレーションにおいて、送信アンテナ105と受信アンテナ106の本数は両方とも4本であり、チャネルは平坦減衰チャネルを用い、変調方式はQPSK変調を用い、1つのサブストリームは1000個の変調シンボルを含み、MIMO検出方法はZF検出を用いる。シミュレーションにおいて再送方法を決定するために用いるSINR閾値は5dBであって、冗長増加再送はにおいてはフィードバック手順40ビットの1種の場合のみを含む。図5に示す結果から分かるように、従来方法と比べ、本願において提案した方法を用いれば、より良い周波数利用効率を得ることができる。
このように、本実施の形態によれば、マルチアンテナ無線通信システムにおいて無線受信装置は受信したサブストリームに誤りがあると検出する場合、当該サブストリームを再送サブストリームと判定し、当該再送サブストリームのSINRを所定の閾値と比較する。当該再送サブストリームのSINRが所定の閾値以上である場合、当該再送サブストリームが含む誤りビットが少ないため、冗長増加再送の方法を決定して、再送する一部の情報ビットの数と当該サブストリームの中における具体的な位置を決定して無線送信装置にフィードバックする。無線送信装置はフィードバックされた情報に基づき、無線受信装置で正しく受信できなかった情報ビットを含む一部を再送し、正しく受信された情報ビットの重複な再送を減少することができるため、送信側から受信側へのシステムのスループットを向上することができる。一方、当該再送サブストリームのSINRが所定の閾値より低い場合は、当該再送サブストリームが含む誤りビットが多いため、当該再送サブストリームを全部再送する方法を決定することにより、数多い誤りビットに関する膨大な情報をフィードバックすることを回避することができ、システムのスループットを向上することができる。
本発明に係るマルチアンテナ無線通信システムにおける再送方法および無線受信装置は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
本発明に係る無線受信装置は、マルチアンテナ無線通信システムにおける通信端末装置および基地局装置に搭載することが可能であり、これにより上記と同様の作用効果を有する通信端末装置、基地局装置、および移動体通信システムを提供することができる。
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係る再送方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係る無線受信装置と同様の機能を実現することができる。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法および設備を提案し、マルチアンテナ伝送における再送性能をさらに向上することができる。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法および設備であって、これらの適応再送方法および設備において、再送が必要なサブストリームのSINRに基づき適応的に再送方法および再送パラメータを選択する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、再送サブストリームのチャネル特性に基づき、用いる再送方法および再送パラメータに対して適応的な選択を行う。。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法であって、この方法において受信装置は、受信したサブストリームに誤りがあって再送の必要があるか否かを検出するステップと、上記の再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の等価信号対干渉雑音比を算出するステップと、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値以上である場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送処理を行うステップと、を実行する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記の冗長増加再送処理は、信号対干渉雑音比に対応する再送ビット数を設定するステップと、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき前記再送サブストリーム中に再送が必要なビットの数を決定するステップと、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および決定された再送ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップと、決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を送信装置にフィードバックする。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、送信装置は、受信装置から送られるフィードバック情報の中に含まれている、再送が必要なビットの位置に関する情報を受信して取得するステップと、前記再送が必要なビットの位置に基づき、前記サブストリームの冗長増加再送処理を行うステップと、を実行する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記サブストリームが一回目の伝送である場合、前記等価信号対干渉雑音比は今回のMIMO検出後の信号対干渉雑音比であって、前記サブストリームが再送サブストリームである場合、前記等価信号対干渉雑音比は再送合成を経た後の信号対干渉雑音比である。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記信号対干渉雑音比に対応する再送ビット数を設定するステップは、信号対干渉雑音比を複数の信号対干渉雑音比区間に分け、前記各信号対干渉雑音比区間をそれぞれ異なる再送情報ビット数に対応付け、かつ信号対干渉雑音比が高いほど、再送情報ビット数はより少なく設定する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および前記決定された再送情報ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップは、復号器の軟出力の絶対値を直接、再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、サブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数は前記決定された再送情報ビット数と等しい情報ビットの位置を選択する。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおいて適応再送を行う受信側設備であって、チャネル推定を行うチャネル推定ブロックと、各アンテナが受信した信号を、チャネル推定の結果を用いて検出し、同一の信号が数回再送されたバージョンに対して合成処理を行い、結果信号をCRC復号ブロックに送るマルチインプット・マルチアウトプット検出および再送合成ブロックと、受信されたサブストリーム中に誤りビットがあって再送する必要があるか否かを検出するCRC復号ブロックと、前記の再送が必要のサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を行う再送方法および再送パラメータ決定ブロックと、を具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記再送方法および再送パラメータ決定ブロックは、CRC復号ブロックの出力に基づき、今回再送が必要なサブストリームを決定する決定ブロックと、前記再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプ検出後の等価信号対干渉雑音比を算出する算出ブロックと、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記の再送が必要のサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を行う再送方法選択ブロックと、を具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記受信側設備は、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき、前記再送が必要なサブストリームにおいて再送が必要なビット数を決定し、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および決定された再送ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定し、決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を送信装置にフィードバックする再送ビット決定ブロック、をさらに具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記再送ビット決定ブロックは、復号器の軟出力の絶対値を直接、再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、サブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数は前記決定された再送ビット数と等しい情報ビットの位置を選択する。
本明細書は、2005年3月11日出願の中国特許出願第200510054755.0号に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
本発明に係る再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システムは、マルチアンテナ無線通信システムにおける再送等の用途に適用することができる。
本発明は、マルチアンテナ無線通信システムにおける自動再送技術に関し、具体的にはマルチアンテナ通信システムのスループットを向上することができる再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システムに関する。
高まり続ける情報伝送レートへの要求は、将来無線通信システムが直面する主要な問題の1つである。限られた周波数リソースを用いてより高い情報伝送レートを実現するために、マルチインプット・マルチアウトプット(MIMO)技術はすでに、将来無線通信システムにおいて採用される不可欠の手段の1つになっている。MIMOシステムにおいて、送信側は送信データを複数のサブストリームに分割して、複数の送信アンテナを用いて上記複数のサブストリームを送信し、受信側は複数の受信アンテナを用いて上記複数のサブストリームを含む空間多重信号を受信する。従来のシングルアンテナ伝送方法に比べ、MIMO技術ではチャネル容量が著しく向上され、情報伝送レートを向上することができる。
従来のMIMOシステムは、受信側において受信したサブストリームに誤りがあるか否かを検出することができるように、送信側において巡回冗長検査(CRC)符号化を行う。CRC符号化とは、送信側において伝送するサブストリームの末尾に数ビットのCRCビットを添附する処理を言う。受信側はCRC復号を行い、サブストリームの末尾に添附されたCRCビットにより、受信サブストリームに誤りビットが含まれているか否かを検出する。ただし、CRC符号化およびCRC復号の処理は、誤りビットの個数および誤りビットの当該サブストリームにおける具体的な位置を検出することはできない。したがって、従来のMIMOシステムでは、あるサブストリームが受信処理の後に依然として誤りビットを含む場合、当該サブストリーム全部のデータをもう1回再送する。
しかし、実際には、受信側においてサブストリームに誤りがあると検出される場合、サブストリーム中の誤りビットの数は少ない場合が多く、特にチャネル特性が良い時はなおさらである。よって、上述のMIMOシステムにおいて誤りビットを含むサブストリームのデータ全部をもう1回再送する方法は、当該サブストリーム中の、正しく受信された数多くのビットももう1回再送することとなり、システムスループットの損失をもたらすという問題がある。
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであり、受信されたサブストリームに誤りビットがあると検出される場合、当該サブストリームを一律に全部再送するのを回避し、システムのスループットを向上することができる再送方法、無線受信装置、マルチアンテナ無線通信システムを提供することである。
本発明のマルチアンテナ無線通信システムは、複数のサブストリームを複数の送信アンテナを用いて送信する無線送信装置と、前記複数のサブストリームを複数の受信アンテナを用いて受信する無線受信装置と、を具備するマルチアンテナ無線通信システムにおいて、前記無線受信装置は、受信された前記複数のサブストリームのうち再送が必要なサブストリームを検出する検出手段と、前記再送が必要なサブストリームのSINRと所定の閾値とを比較する比較手段と、前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値より低い場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送する方法を決定し、前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値以上である場合は、前記再送が必
要なサブストリームに対して冗長増加再送方法を決定する決定手段と、前記決定された再送方法に関する情報を前記無線送信装置に通知する通知手段と、を具備し、前記無線送信装置は、前記無線受信装置から通知される再送方法に関する情報に基づき、適応的に前記再送が必要なサブストリームの全部または一部を再送する再送手段、を具備する、構成を採る。
本発明によれば、マルチアンテナ無線通信システムの受信側において誤りビットが含まれるサブストリームが検出される場合、当該サブストリームを全部再送するか、または誤りビットがあった一部を再送し、システムのスループットを向上することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るMIMO無線通信システム100の構成を示すブロック図である。MIMO無線通信システム100は、本発明に係るマルチアンテナ無線通信システムの一例である。
図1において、MIMO無線通信システム100は、n本の送信アンテナを用いて送信を行う無線送信装置150と、n本の受信アンテナを用いて受信を行う無線受信装置160とを備えて構成される。無線送信装置150は、データリソース部101、分割部102、CRC符号化部103−1〜103−n、チャネル符号化/変調部104−1〜104−n、および送信アンテナ105−1〜105−nを備え、無線受信装置160は、受信アンテナ106−1〜106−n、MIMO検出/再送信号合成部107、CRC復号部108−1〜108−n、チャネル推定部110、および再送方法/再送パラメータ決定部201を備える。以下、無線送信装置150のCRC符号化部103−1〜103−nをCRC符号化部103と、チャネル符号化/変調部104−1〜104−nをチャネル符号化/変調部104と、送信アンテナ105−1〜105−nを送信アンテナ105と略称する場合があり、無線受信装置160の受信アンテナ106−1〜106−nを受信アンテナ106と、CRC復号部108−1〜108−nをCRC復号部108と略称する場合がある。
無線送信装置150において、データリソース部101は、無線送信装置150により送信される送信データの提供源であり、送信データを分割部102に出力する。データリソース部101は、無線受信装置160からフィードバックされる再送に関するフィードバック情報を参照して、分割部102に出力する送信データを決める。
分割部102は、データリソース部101から入力される送信データをn個のサブストリームに分割し、CRC符号化部103−1〜103−nそれぞれに出力する。得られた各サブストリームは、1つの送信アンテナ105に対応する。分割部102は、無線受信装置160からフィードバックされる再送に関するフィードバック情報を参照して、
上記再送アンテナとサブストリームとの対応づける。
巡回冗長検査(CRC)符号化部103−1〜103−nは分割部102から入力される各サブストリームに対して、それぞれCRC符号化を行い、チャネル符号化/変調部104−1〜104−nそれぞれに出力する。CRC符号化とは各送信データの末尾に数ビットのCRCビットを添附する処理である。CRCビットが添附されたサブストリームを受信する無線受信装置160は、CRCビットに基づき当該サブストリームに誤りがあるか否かを検出する。
チャネル符号化/変調部104−1〜104−nそれぞれは、各サブストリームに対してチャネル符号化および変調を行い、送信アンテナ105−1〜105−nそれぞれに出力する。
無線受信装置160において、n本の受信アンテナ106は、空間多重信号を受信する。チャネル推定部110は、受信信号中のパイロット信号に基づき、または他の方法を用いてチャネル推定を行ってチャネル推定行列H(MIMOシステムにとって、チャネル特性は1つの行列で表すことができる)を得る。チャネル推定部110は、得られたチャネル推定行列HをMIMO検出/再送信号合成部107および再送方法/再送パラメータ決定部201に出力する。
MIMO検出/再送信号合成部107は、チャネル推定部110で得られたチャネル推定行列Hを用いて受信アンテナ106が受信した信号に対してMIMO検出処理を行うほか、また同一の信号が数回再送された異なるバージョンに対して合成処理を行う。すなわち、MIMO検出/再送信号合成部107はMIMO検出、および再送信号の合成という2つの機能を有する。具体的にMIMO検出/再送信号合成部107は、まず受信信号が再送データであるか否かを判定し、次いで下記の(1)または(2)の処理を行う。(1)受信サブストリームが、再送データでなく、すなわち、初めて伝送されたデータである場合、MIMO検出/再送信号合成部107は当該サブストリームに対してMIMO検出処理のみを行う。ここで、MIMO検出処理に用いられる方法(MIMO検出方法)として多数の方法があって、例えば一般的に使われるZF(Zero Forcing)方法、MMSE(Minimum Mean Square Error)方法、SIC(Successive Interference Cancellation)方法などがある。MIMO検出において、まず上記のような検出方法を用いて受信信号から、無線送信装置150の各送信アンテナ105−1〜105−nにより送信された各サブストリームを分離し、次いで各サブストリームに用いられたAMCパラメータに基づき、各サブストリームに対して復調及び復号処理を行う。(2)受信信号が再送のサブストリームを含む場合、すなわち受信信号が、以前にすでに受信したことがあるが正しく受信できなかった場合当該サブストリームを含む場合、MIMO検出/再送信号合成部107は、受信信号に対してMIMO検出処理を行うほか、再送されたサブストリームに対して以前に伝送されたバージョンの信号との合成処理を行う。具体的には、例えば、受信信号のうちサブストリームsがN回目の伝送である場合、当該サブストリームがN回までに伝送されてMIMO検出された後の信号をそれぞれr1、r2、…、rNと示す。rは、サブストリームsが一回目に伝送されてMIMO検出された後の信号であって、r2、…、rNはサブストリームsが再送されてMIMO検出された後の信号である。受信側では、サブストリームsが第N回伝送されMIMO検出された後の信号rNと、前のN−1回までの受信処理において得られた各バージョンの信号r1、r2、…、rN−1とを合成し、r=(r1+r2+…+rN)*1/Nを得る。次いでMIMO検出/再送信号合成部107は、得られたrに対して復調および復号を行ってから、CRC復号部108−1〜108−nそれぞれと、再送方法/再送パラメータ決定部201に出力する。
各CRC復号部108−1〜108−nは、MIMO検出/再送信号合成部107か
ら入力される各サブストリームそれぞれに対して、CRC復号を行う。すなわち、各CRC復号部108−1〜108−nは、各サブストリームの中に誤りビットが含まれているか否かを検出し、再送応答信号として肯定(ACK)または否定(NAK)の信号を生成する。再送応答信号ACKおよびNAKは、当該サブストリームが誤りビットを含む場合、および誤りビットを含まない場合の2つの場合をそれぞれ示す。以下、誤りビットを含むサブストリームを再送サブストリームと称す。各CRC復号部108は、生成された再送応答信号(ACKまたはNAK)を、再送方法/再送パラメータ決定部201および送信データ結合部109に出力するとともに、再送方法/再送パラメータ決定部201を介しフィードバックチャネル111を通じて無線送信装置150にフィードバックする。
CRC復号部108からフィードバックされる再送応答信号は、無線送信装置150において再送動作を行うのに用いられ、ACKである場合は、当該サブストリームが正しく受信され、次回の送信処理において次の新しいサブストリームを送信して良いことを示す。一方、再送応答信号がNAKである場合は、当該サブストリームが正しく受信されなかったため、次回の送信処理において当該サブストリームをもう1回送信することを示す。無線送信装置150がサブストリームを再送する際において、元の送信アンテナを用いても良く、分割部102に対する制御により送信アンテナを変更しても良い。
なお、CRC復号部108は、CRC復号されたサブストリームが誤りビットを含まない場合、CRC復号されたサブストリームの情報ビットの末尾に添附されているCRCビットを除去し、送信データ結合部109に出力する。
送信データ結合部109は、CRC復号部108でCRCビットが除去された複数のサブストリームを結合して受信データ(Rx データ)を得る。
再送方法/再送パラメータ決定部201は、チャネル推定部110で推定されたチャネル推定行列Hと、CRC復号部108−1〜108−nから入力される再送応答信号とを用いて、MIMO検出/再送信号合成部107から入力される各サブストリームのうち、再送が必要な各サブストリーム(再送サブストリーム)の再送に用いられる再送方法および再送パラメータを決定する。本発明に係る再送方法は、各再送サブストリームに対して、異なる再送方法および再送パラメータを適応的に決定する点において従来のMIMO再送方法と相違する。上記異なる再送方法とは1)当該再送サブストリームを全部再送する方法と、2)冗長増加(Incremental Redundancy)再送方法という2種類を含む。第1種類の再送方法は従来のMIMOシステムにおいて用いる再送方法と同様で、サブストリームに誤りビットが検出された場合、当該サブストリームを全部もう1回再送する。第2種類の冗長増加再送方法とは、サブストリームに誤りビットが検出された場合、毎回当該サブストリームの中の部分的なビットを再送する方法である。再送パラメータとは、サブストリームの再送に冗長増加再送方法を用いる場合、毎回再送すれる情報ビットの数および具体的にどれらのビットを再送するかを示すパラメータである。再送方法/再送パラメータ決定部201は、再送サブストリームの再送方法および再送パラメータの選択においてチャネル推定部110の出力、すなわちチャネル推定行列Hを用いる。再送方法/再送パラメータ決定部201は、決定された各サブストリームの再送方法及び再送パラメータをフィードバックチャネル111を通じて無線送信装置150にフィードバックするとともに、次回の受信処理用にMIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
上記のように、無線受信装置160において生成される再送に関するフィードバック情報は、再送応答信号(ACKまたはNAK)、再送アンテナの選択結果、再送方法および再送パラメータの決定結果などを指し、再送サブストリームの決定結果を含めても良い。
図2は、本実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部201の詳細な構成を示
すブロック図である。
再送方法/再送パラメータ決定部201は、再送サブストリーム集合S決定部301、MIMO検出後SINR算出部302、再送方法決定部303、および再送ビット決定部304を含む。
再送サブストリーム集合S決定部301は、MIMO検出/再送信号合成部107から入力される各サブストリームに対して、CRC復号部108の処理結果に基づき、再送が必要なサブストリーム(再送サブストリーム)の集合S={Sk1、Sk2、…}を決定する。
次いで、MIMO検出後SINR算出部302は、再送サブストリーム集合S決定部301で決定された再送サブストリーム集合Sの中の各サブストリームのMIMO検出および送信データ合成後のSINR値を、チャネル推定行列Hに基づき算出する。すなわちSINR={SINRk1、SINRk2、…}を得る。
次いで、再送方法決定部303はMIMO検出後SINR算出部302の出力SINRおよび所定のSINR閾値に基づき、再送サブストリーム集合Sの中の各サブストリーム毎に再送方法を決定する。具体的には、SINR値が所定のSINR閾値より低い再送サブストリームに対しては、第1種類の再送方法、すなわち当該再送サブストリームを全部再送する方法を用いると決定し、SINR値が所定のSINR閾値より高い再送サブストリームに対しては、第2種類の再送方法、すなわち冗長増加再送方法を用いる。このような決定の仕方は以下のような考慮から出されたものである。SINR値がより低いサブストリームは、その中に含む誤りビットの数がより多い。かかる場合、もし冗長増加再送方法を用いれば、信頼度がとても低く再送の必要がある数多くのビットの位置に関する情報を無線送信装置150にフィードバックする必要があるが、そのフィードバックの情報量が大きいため実際のシステムにおいて実現が困難である。一方、SINR値がより高いサブストリームは、その中に含む誤りビットがより少ない。かかる場合、第1種類の再送方法、すなわち当該サブストリーム全部を再送する方法を用いれば、システムスループットの浪費をもたらす。再送方法決定部303は、決定された再送方法を示す情報をフィードバックチャネル111を用いて無線送信装置150にフィードバックするとともに、MIMO検出/再送信号合成部107へ出力する。
次いで、再送ビット決定部304は、冗長増加再送方法を用いると決定されたサブストリームに対して具体的に、再送を行うビットを決定する。具体的に、再送ビット決定部304はまず再送情報ビットの数を当該サブストリームのSINR値に基づき決定する。本発明の再送方法において、所定のSINRは予め複数の区間に分けられ、異なるSINR区間に異なる再送ビット数を対応つけられる。SINR値がより高い区間に対応する再送ビット数はより少なく、SINR値がより低い区間に対応する再送ビット数はより多い。再送する情報ビット数が決まると、再送ビット決定部304は具体的に再送を行うビットを、当該サブストリームの中の各ビットの信頼度に基づき決定する。再送ビットの決定方法として、まず当該サブストリームの中の各情報ビットの信頼度を推定し、信頼度が最も低い方から、決定された数の情報ビットを選択して、決定する。
図3は、本実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部201における再送方法の処理を示すフロー図である。ここでは、MIMO無線通信システム100の無線送信装置150のn個の送信アンテナから送信される送信サブストリーム集合がS={S、S、…、SnT}であるとして説明する。
ステップ401において、再送サブストリーム集合S決定部301は、送信サブスト
リーム集合Sの各サブストリームのCRC復号結果に基づき、再送サブストリーム集合S={Sk1、Sk2、…}が決定する。ここでは、そのうちの1つの再送サブストリームを例にとり、Skkで示す。
次いで、ステップ402において、MIMO検出後SINR算出部302は、再送サブストリームSkkのMIMO検出を経た後の等価SINRを算出し、SINRkkと記す。等価SINRの算出はチャネル推定で得られたチャネル推定行列HおよびMIMO検出/再送信号合成部107で用いられるMIMO検出方法に基づき、理論上で算出することもできるし、実際にMIMO検出後の信号に対して測定を行って得ることもできる。再送サブストリームSkkが初回伝送でない場合は、等価SINRはMIMO検出処理だけでなくさらに再送信号合成処理を経た後の数値とする。
次いで、ステップ403において、再送方法決定部303は、再送サブストリームSkkに対応する再送方法をSINRkkに基づき決定する。具体的に、再送方法決定部303は、SINRkkと予め決められたSINR閾値SINR_0とを比較して、SINRkkがSINR_0より低い場合は第1種類、すなわち当該再送サブストリームを全部再送する方法を決定し、ステップ404に移行する。そうでない場合は第2種類、すなわち冗長増加再送方法が選択され、ステップ405に移行する。
SINRkkがSINR_0より低い場合ステップ404において、再送方法決定部303は再送サブストリームSkkに対して全部再送方法を用いるという決定結果を、無線送信装置150にフィードバックして、再送サブストリームSkkに対する全部再送を要求するとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
一方SINRkkがSINR_0以上である場合ステップ405において、再送方法決定部303は、再送サブストリームSkkに対して冗長増加再送方法を用いると決定する。
次いで、ステップ406において、再送ビット決定部304は、次回に再送する情報ビットの数をSINRkkに基づき決定する。かかる場合、所定のSINRは予め複数の区間に分けられ、異なるSINR区間には異なる再送情報ビット数が対応づけられる。再送サブストリームSkkのSINR値SINRkkがどのSINR区間に含まれると、そのSINR区間に対応する再送情報ビット数を再送サブストリームSkkの次回再送の情報ビット数として選択して、ここではNUMkkと記す。例えば再送ビット決定部304は、図4に示すSINR区間と再送情報ビット数NUMとの対応関係を参照し、再送情報ビット数NUMkkを決める。
次いで、ステップ407において、再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkに対応する具体的な再送ビットを選択する。具体的に再送ビット決定部304は、以下の(a)および(b)の処理を順次に行う。
(a)再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkの中の各情報ビットの受信後の信頼度α(l=1、…、L)を推定する。ここでLは当該サブストリームの中の情報ビットの数を示し、αは当該サブストリームSkkの中の第l個の情報ビットの受信後の信頼度を示す。理論上で言うと、各情報ビットの信頼度αは、下記の式(1)で表すことができる。
Figure 2006095904
すなわち、各情報ビットの信頼度αは、当該ビットの対数尤度比(LLR)の絶対値で表すことができる。実際のシステムにおいて再送ビット決定部304は、復号器の軟判定の絶対値を直接、各ビットの信頼度α値として使用する。
(b)再送ビット決定部304は、再送サブストリームSkkの中で信頼度が低い方からNUMkk個の情報ビットを決定して、決定結果に関する情報を、フィードバックチャネル111を用いて無線送信装置150にフィードバックする。無線送信装置150は、次回の送信においてこの選択されたNUMkk個の情報ビットに対して再送を行う。次いで、再送方法決定部303は再送サブストリームSkkに対して冗長増加再送方法を用いるという決定結果および具体的な再送パラメータを、無線送信装置150にフィードバックして、再送サブストリームSkkに対する冗長増加再送を要求するとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力する。
このように図3では、1つの再送サブストリームSkkに対して再送方法および具体的な再送ビットを決定する処理を示している。再送方法/再送パラメータ決定部201は、図3に示す処理を繰り返すことにより、再送サブストリーム集合S={Sk1,Sk2,…}に含まれているすべての再送サブストリームに対して再送方法および具体的な再送パラメータを決定する。なお、再送方法/再送パラメータ決定部201は、すべての再送サブストリームに対して再送方法および再送パラメータを決定してから、決定結果を無線送信装置150にフィードバックするとともに、MIMO検出/再送信号合成部107に出力しても良い。ここで、冗長増加再送方法を用いると決定した場合は、当該フィードバック情報の中には再送が必要な各ビットが再送データサブストリームSkkの中における位置に関する情報を含む。
図5は、本発明に係る適応再送方法と従来の再送方法との性能比較を示す図である。この図において、「●」を用いて示すグラフは従来の再送方法を用いる場合、各SNRにおいて得られる周波数利用効率を示し、「○」を用いて示すグラフは本発明に係る適応再送方法を用いる場合、各SNRにおいて得られる周波数利用効率を示す。
この性能比較のためのシミュレーションにおいて、送信アンテナ105と受信アンテナ106の本数は両方とも4本であり、チャネルは平坦減衰チャネルを用い、変調方式はQPSK変調を用い、1つのサブストリームは1000個の変調シンボルを含み、MIMO検出方法はZF検出を用いる。シミュレーションにおいて再送方法を決定するために用いるSINR閾値は5dBであって、冗長増加再送はにおいてはフィードバック手順40ビットの1種の場合のみを含む。図5に示す結果から分かるように、従来方法と比べ、本願において提案した方法を用いれば、より良い周波数利用効率を得ることができる。
このように、本実施の形態によれば、マルチアンテナ無線通信システムにおいて無線受信装置は受信したサブストリームに誤りがあると検出する場合、当該サブストリームを再送サブストリームと判定し、当該再送サブストリームのSINRを所定の閾値と比較する。当該再送サブストリームのSINRが所定の閾値以上である場合、当該再送サブストリームが含む誤りビットが少ないため、冗長増加再送の方法を決定して、再送する一部の情報ビットの数と当該サブストリームの中における具体的な位置を決定して無線送信装置にフィードバックする。無線送信装置はフィードバックされた情報に基づき、無線受信装置で正しく受信できなかった情報ビットを含む一部を再送し、正しく受信された情報ビットの重複な再送を減少することができるため、送信側から受信側へのシステムのスループットを向上することができる。一方、当該再送サブストリームのSINRが所定の閾値より低い場合は、当該再送サブストリームが含む誤りビットが多いため、当該再送サブストリームを全部再送する方法を決定することにより、数多い誤りビットに関する膨大な情報をフィードバックすることを回避することができ、システムのスループットを向上すること
ができる。
本発明に係るマルチアンテナ無線通信システムにおける再送方法および無線受信装置は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
本発明に係る無線受信装置は、マルチアンテナ無線通信システムにおける通信端末装置および基地局装置に搭載することが可能であり、これにより上記と同様の作用効果を有する通信端末装置、基地局装置、および移動体通信システムを提供することができる。
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係る再送方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係る無線受信装置と同様の機能を実現することができる。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法および設備を提案し、マルチアンテナ伝送における再送性能をさらに向上することができる。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法および設備であって、これらの適応再送方法および設備において、再送が必要なサブストリームのSINRに基づき適応的に再送方法および再送パラメータを選択する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、再送サブストリームのチャネル特性に基づき、用いる再送方法および再送パラメータに対して適応的な選択を行う。。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおける適応再送方法であって、この方法において受信装置は、受信したサブストリームに誤りがあって再送の必要があるか否かを検出するステップと、上記の再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の等価信号対干渉雑音比を算出するステップと、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値以上である場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送処理を行うステップと、を実行する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記の冗長増加再送処理は、信号対干渉雑音比に対応する再送ビット数を設定するステップと、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき前記再送サブストリーム中に再送が必要なビットの数を決定するステップと、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および決定された再送ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップと、決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を送信装置にフィードバックする。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、送信装置は、受信装置から送られるフィードバック情報の中に含まれている、再送が必要なビットの位置に関する情報を受信して取得するステップと、前記再送が必要なビットの位置に基づき、前記サブストリームの冗長増加再送処理を行うステップと、を実行する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記サブストリームが一回目の伝送である場合、前記等価信号対干渉雑音比は今回のMIMO検出後の信号対干渉雑音比であ
って、前記サブストリームが再送サブストリームである場合、前記等価信号対干渉雑音比は再送合成を経た後の信号対干渉雑音比である。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記信号対干渉雑音比に対応する再送ビット数を設定するステップは、信号対干渉雑音比を複数の信号対干渉雑音比区間に分け、前記各信号対干渉雑音比区間をそれぞれ異なる再送情報ビット数に対応付け、かつ信号対干渉雑音比が高いほど、再送情報ビット数はより少なく設定する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および前記決定された再送情報ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップは、復号器の軟出力の絶対値を直接、再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、サブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数は前記決定された再送情報ビット数と等しい情報ビットの位置を選択する。
本発明のもう1つの態様は、マルチアンテナ通信システムにおいて適応再送を行う受信側設備であって、チャネル推定を行うチャネル推定ブロックと、各アンテナが受信した信号を、チャネル推定の結果を用いて検出し、同一の信号が数回再送されたバージョンに対して合成処理を行い、結果信号をCRC復号ブロックに送るマルチインプット・マルチアウトプット検出および再送合成ブロックと、受信されたサブストリーム中に誤りビットがあって再送する必要があるか否かを検出するCRC復号ブロックと、前記の再送が必要のサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を行う再送方法および再送パラメータ決定ブロックと、を具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記再送方法および再送パラメータ決定ブロックは、CRC復号ブロックの出力に基づき、今回再送が必要なサブストリームを決定する決定ブロックと、前記再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプ検出後の等価信号対干渉雑音比を算出する算出ブロックと、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記の再送が必要のサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は再送が必要なサブストリームに対して全部再送を行い、上記の再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を行う再送方法選択ブロックと、を具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記受信側設備は、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき、前記再送が必要なサブストリームにおいて再送が必要なビット数を決定し、サブストリーム中の各ビットの受信信頼度および決定された再送ビット数に基づき、再送が必要なビットの位置を決定し、決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を送信装置にフィードバックする再送ビット決定ブロック、をさらに具備する。
本発明のもう1つの態様は、上記の態様において、前記再送ビット決定ブロックは、復号器の軟出力の絶対値を直接、再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、サブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数は前記決定された再送ビット数と等しい情報ビットの位置を選択する。
本明細書は、2005年3月11日出願の中国特許出願第200510054755.0号に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
本発明に係る再送方法、無線受信装置、およびマルチアンテナ無線通信システムは、マルチアンテナ無線通信システムにおける再送等の用途に適用することができる。
本発明の一実施の形態に係るMIMO無線通信システム100の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る再送方法/再送パラメータ決定部の詳細な構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る再送方法の処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態に係るSINR区間と再送ビット数との対応関係を示す図 本発明にかかる再送方法と従来の再送方法との性能比較を示す図

Claims (11)

  1. 受信したサブストリームの中の誤りを検出し、前記サブストリームに誤りがある場合、再送が必要なサブストリームと決定する決定ステップと、
    前記再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の信号対干渉雑音比を算出する算出ステップと、
    算出された前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送を送信側に要求し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は、再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を送信側に要求する要求ステップと、
    を有する再送方法。
  2. 前記要求ステップにおいて、冗長増加再送の再送方法を要求する場合、
    所定の信号対干渉雑音比と再送ビット数とが対応づけられた情報、および前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき、前記再送サブストリーム中に再送が必要なビットの数を再送ビット数と決定するステップと、
    前記再送が必要なサブストリーム中の各ビットの受信信頼度を算出し、算出された前記各ビットの受信信頼度と、前記決定された再送ビット数とに基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップと、
    決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を送信装置にフィードバックするステップと、
    を有する請求項1記載の再送方法。
  3. 前記フィードバックされたフィードバック情報の中に含まれる、前記再送が必要なビットの位置に関する情報を受信して取得するステップと、
    前記再送が必要なビットの位置に関する情報に基づき、前記再送が必要なサブストリームの冗長増加再送処理を行うステップと、を有する、
    請求項1記載の再送方法。
  4. 前記再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の信号対干渉雑音比を算出するステップにおいて、
    前記再送が必要なサブストリームが一回目の伝送である場合、前記信号対干渉雑音比はMIMO検出後の信号対干渉雑音比であって、前記再送が必要なサブストリームが再送サブストリームである場合、前記信号対干渉雑音比は再送信号合成を経た後の信号対干渉雑音比である、
    請求項1記載の再送方法。
  5. 前記冗長増加再送の再送方法を決定するステップにおいて、
    前記所定の信号対干渉雑音比と再送ビット数とが対応づけられた情報は、所定の信号対干渉雑音比が複数の信号対干渉雑音比区間に分けられ、かつ信号対干渉雑音比が高いほど、再送が必要な情報ビット数をより少なく、前記各信号対干渉雑音比区間にそれぞれ異なる再送情報ビット数を対応づけられた情報である、
    請求項2記載の再送方法。
  6. 前記再送が必要なサブストリーム中の各ビットの受信信頼度を算出し、算出された前記各ビットの受信信頼度と、前記決定された再送ビット数とに基づき、再送が必要なビットの位置を決定するステップは、
    復号器の軟判定の絶対値を直接、前記再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、前記再送が必要なサブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数が前記の決定された再送ビット数と等しい情報ビットの位置を決定する、
    請求項2記載の再送方法。
  7. マルチアンテナ通信システムにおいて使用される無線受信装置であって、チャネル推定を行うチャネル推定ブロックと、
    各アンテナが受信した信号から各サブストリームを、前記チャネル推定の結果を用いて検出し、同一の信号が数回再送されたバージョンに対して合成処理を行うマルチインプット・マルチアウトプット検出および再送信号合成ブロックと、
    前記検出された各サブストリーム中の誤りビットを検出し、誤りビットが検出されたサブストリームを再送が必要なサブストリームと決定するCRC復号ブロックと、
    前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比を算出して、所定の閾値と比較し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送を送信側に要求し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送を送信側に要求する再送方法/再送パラメータ決定ブロックと、
    を具備する無線受信装置。
  8. 前記再送方法/再送パラメータ決定ブロックは、
    前記再送が必要なサブストリームのマルチインプット・マルチアウトプット検出後の信号対干渉雑音比を算出する算出ブロックと、
    算出された前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比と所定の閾値とを比較し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より低い場合は前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送を送信側に要求し、前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比が所定の閾値より高い場合は前記再送が必要のサブストリームに対して冗長増加再送を送信側に要求する再送方法決定ブロックと、
    を具備する請求項7記載の無線受信装置。
  9. 前記再送が必要なサブストリームの信号対干渉雑音比に基づき、前記再送が必要なサブストリームにおいて再送が必要なビット数を再送ビット数と決定し、前記再送が必要なサブストリーム中の各ビットの受信信頼度を算出し、算出された前記各ビットの受信信頼度と、前記決定された再送ビット数とに基づき、再送が必要なビットの位置を決定し、決定された再送が必要なビットの位置に関する情報を含むフィードバック情報を無線送信装置にフィードバックする再送ビット決定ブロック、
    をさらに具備する請求項8記載の無線受信装置。
  10. 前記再送ビット決定ブロックは、
    復号器の軟判定の絶対値を直接、前記再送が必要なサブストリームの各ビットの信頼度値として使用し、前記再送が必要なサブストリーム全体の中から信頼度値が最も低い方から、数が前記決定された再送ビット数と等しい情報ビットの位置を決定する、
    請求項9記載の無線受信装置。
  11. 複数のサブストリームを複数の送信アンテナを用いて送信する無線送信装置と、前記複数のサブストリームを複数の受信アンテナを用いて受信する無線受信装置と、を具備するマルチアンテナ無線通信システムにおいて、
    前記無線受信装置は、
    受信された前記複数のサブストリームのうち再送が必要なサブストリームを検出する検出手段と、
    前記再送が必要なサブストリームのSINRと所定の閾値とを比較する比較手段と、
    前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値より低い場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して全部再送する方法を決定し、前記再送が必要なサブストリームのSINRが所定の閾値以上である場合は、前記再送が必要なサブストリームに対して冗長増加再送方法を決定する決定手段と、
    前記決定された再送方法に関する情報を前記無線送信装置に通知する通知手段と、
    を具備し、
    前記無線送信装置は、
    前記無線受信装置から通知される再送方法に関する情報に基づき、適応的に前記再送が必要なサブストリームの全部または一部を再送する再送手段、
    を具備する、
    マルチアンテナ無線通信システム。
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