JPWO2006092944A1 - バックライトユニットおよび液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

本発明のバックライトユニット(110)は、光を出射する光源(102)と、光源(102)から出射された光を端面(103c)で受け、受けた光を第1の方向(P)に伝搬する導光体(103)と、導光体(103)の前面(103a)側に配置されたプリズムシート(104)と、導光体(103)の後面(103b)側に配置された反射部(105)とを備え、反射部(105)は、導光体(103)の後面(103b)から出射された第1の方向の成分を有する光を、第1の方向の反対方向である第2の方向の成分を有する光として導光体(103)の後面(103b)に向けて反射する反射面(105a)を有する。

Description

本発明は、バックライトユニットおよび前記バックライトユニットを備えた液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、液晶層に印加された電圧に応じて液晶層の光学的異方性を変化させることにより、光の光透過率を変化させ、表示を行う。表示の際に液晶層に入射する光に応じて、液晶表示装置は、主に3つのタイプに分類される。3つのタイプの液晶表示装置とは、透過型液晶表示装置、反射型液晶表示装置および半透過型液晶表示装置である。
透過型液晶表示装置では、バックライトを液晶表示素子の裏面に配置し、バックライトからの光が液晶表示素子を透過してユーザーに視認される。反射型液晶表示装置では、前面からの入射光が液晶表示素子によって反射されてユーザーに視認される。半透過型液晶表示装置は、使用環境に応じて透過型液晶表示装置および反射型液晶表示装置のいずれかと同様に機能する。具体的には、半透過型液晶表示装置は、外部から入射する光が強い環境下では反射型液晶表示装置と同様に機能し、外部から入射する光が弱い環境下ではバックライトを点灯することにより、透過型液晶表示装置と同様に機能する。あるいは、半透過型液晶表示装置は、外部から入射する光の強さにかかわらず、透過型モードおよび反射型モードといった2つのモードで同時に表示を行う。
以下の説明において、液晶表示装置として半透過型液晶表示装置を例示する。
一般的な半透過型液晶表示装置では、反射電極が設けられているため、バックライトからの光の利用効率はそれほど高くない。したがって、半透過型液晶表示装置と同様の構成を有する透過型液晶表示装置と同じ輝度を得るためには、バックライトの光の強度を増加させることが必要となり、消費電力が大きくなる。また、バックライトからの光を透過するための透過開口部が形成された領域を大きくすると、バックライトからの光の利用効率を高くすることができるが、その場合、反射電極が形成された領域は小さくなるため、外部光の利用効率が低くなる。
このため、従来の液晶表示装置では、マイクロレンズアレイが液晶表示素子とバックライトユニットとの間に設けられている(特許文献1)。この液晶表示装置では、マイクロレンズアレイが液晶表示素子の透過開口部に集光するので、光の利用効率が高くなり、これにより、消費電力を増加することなく適切な輝度を得ることができる。
また、別の従来の液晶表示装置では、バックライトユニットに、鋸歯状に形成されたプリズム面を有するプリズムシートが設けられている(特許文献2)。
図16(a)は、特許文献2に開示されているバックライトユニット310の模式的な断面図である。
バックライトユニット310は、光を出射する面光源301と、面光源301からの光を面垂直方向に反射するプリズムシート304と、面光源301に対してプリズムシート304とは反対側に配置された反射板305とを備える。
面光源301は、光を出射する光源302と、光源302を囲むように設けられた反射部材302aと、光源302から出射された光を受け、受けた光を伝搬する導光体303とを備える。反射部材302aは、光源302から出射された光を導光体303に向けて反射し、光源302からの光を導光体303に効率よく入射させる。
導光体303は、プリズムシート304に対向する主面(前面)303aと、反射板305に対向する主面(後面)303bと、前面303aと後面303bとを連結する端面303cとを有している。導光体303の端面303cは光源302から出射された光を受け、光は導光体303の前面303aおよび後面303bにおける反射を繰り返しながら伝搬方向Pに伝搬する。導光体303の前面303aは伝搬方向Pと平行である。導光体303の後面303bは、図17に示すように、伝搬方向Pに対して傾斜角αだけ傾いた領域を有している。
ここで再び図16(a)を参照する。プリズムシート304は、導光体303の前面303a側に配置されている。プリズムシート304は、鋸歯状に形成されたプリズム面を有しており、プリズム面は、交互に配置されたプリズム傾斜面304aと第2のプリズム傾斜面304bとを有する。プリズムシート304のプリズム面は、導光体303の前面303aと対向している。第1のプリズム傾斜面304aと第2のプリズム傾斜面304bとの境界には、稜線304cが形成されている。プリズムシート304では、図18に示すように、第1のプリズム傾斜面304aと第2のプリズム傾斜面304bとの間の頂角はθである。
ここで再び図16(a)を参照する。バックライトユニット310では、光源302から出射された光は、導光体303に入射し、導光体303内部を伝搬方向Pに伝搬する。
図19の破線に示すように、光が所定の入射角(全反射角)より小さな入射角で導光体303の前面303aと空気との界面に入射すると、光の一部は前面303aと空気との界面において屈折して前面側に出射され、光の一部は前面303aと空気との界面において反射される。
一方、図19の実線に示すように、光が全反射角以上の入射角で導光体303の前面303aと空気との界面に入射すると、光は全反射される。
ここで再び図16(a)を参照する。導光体303の前面303aと空気との界面で屈折された光は、プリズムシート304に入射し、プリズムシート304によって面垂直方向に反射される。
また、導光体303の前面303aと空気との界面で反射された光は導光体303の後面303bに向かい、導光体303の後面303bと空気との界面で屈折された光は、後面側に出射され、反射板305に入射する。この光は、反射板305によって反射され、導光体の後面303bに再び入射する。その後、光は、前面303aから前面側に出射され、プリズムシート304に入射し、プリズムシート304によって面垂直方向に反射される。
このように、バックライトユニット310では、一旦導光体303の後面303bから出射された光を反射板305によって反射することで、表示のために用いることができ、光源302からの光の利用効率を高くすることができる。また、バックライトユニット310では、プリズムシート304が設けられているので、指向性の高い光を液晶表示素子(図示せず)に出射することができる。
特開平11−109417号公報 特開平11−224058号公報
しかしながら、マイクロレンズアレイを用いても、十分な輝度を得ることができないことがある。
また、従来のバックライトユニット310を液晶表示装置に用いると、液晶表示装置の表示にモアレ縞が発生することがある。
図16(a)に示すように、導光体303の前面303aから前面側に出射された光は、プリズムシート304内に入射し、プリズムシート304の第2のプリズム傾斜面304bによって反射され、プリズムシート304から面垂直方向に出射される。
また、導光体303の後面303bから後面側に出射された光は、反射板305によって反射され、導光体303の後面303bに向かう方向の成分を有する光となり、再び導光体303に入射する。導光体303に入射した光は、最終的に、導光体303の前面303aから前面側に出射される。導光体303の前面303aから前面側に出射された光は、プリズムシート304内に入射し、プリズムシート304の第2のプリズム傾斜面304bによって反射され、プリズムシート304から面垂直方向に出射される。
このように、従来のバックライトユニット310では、反射板305を介することなく導光体303から出射された光、および、反射板305を介して導光体303から出射された光の両方とも、プリズムシート304の第2のプリズム傾斜面304bによって反射される。すなわち、プリズムシート304のうちの第2のプリズム傾斜面304bのみが面垂直方向への光の出射に寄与している。したがって、第2のプリズム傾斜面304bによって反射された光の強度は、第1のプリズム傾斜面304aによって反射された光の強度と異なる。
図16(b)は、従来のバックライトユニット310から出射された光の強度を示す模式図である。図16(b)において、バックライトユニット310から出射された光のうちプリズムシート304の第1のプリズム傾斜面304aによって反射された光の強度は参照符号Aに対応し、プリズムシート304の第2のプリズム傾斜面304bによって反射された光の強度は参照符号Bに対応している。従来のバックライトユニット310では、反射板305を介した光も、反射板305を介しなかった光も、プリズムシート304の第2のプリズム傾斜面304bによって反射されるので、参照符号Bに対応する第2のプリズム傾斜面304bによる光の強度は、参照符号Aに対応する第1のプリズム傾斜面304aによる光の強度よりも大きい。このように、プリズムシート304から出射される光には、プリズムシート304のピッチに対応した明暗の縞が発生する。
したがって、バックライトユニット310を用いた従来の液晶表示装置は、明暗の縞が発生した光を用いて表示を行うので、液晶表示装置の表示にモアレ縞が発生する。
このようなモアレ縞を解消する方法としては、液晶表示素子(図示せず)の透過開口部に集められた光を拡散するための拡散層を設けるなどの方法が知られているが、拡散層を設けると、正面輝度および表示コントラストが低下するといった問題が生じる。
本発明の目的は、出射される光に明暗の縞が発生することを防ぐバックライトユニットおよび前記バックライトユニットを備えた液晶表示装置を提供することにある。
本発明のバックライトユニットは、光を出射する光源と、前面と、後面と、端面とを有する導光体であって、前記光源から出射された光を前記端面で受け、前記受けた光を第1の方向に伝搬する導光体と、前記導光体の前記前面側に配置されたプリズムシートと、前記導光体の前記後面側に配置された反射部とを備え、前記反射部は、前記導光体の前記後面から出射された前記第1の方向の成分を有する光を、前記第1の方向の反対方向である第2の方向の成分を有する光として前記導光体の前記後面に向けて反射する反射面を有し、前記導光体は、前記第1の方向の成分を有する光および前記第2の方向の成分を有する光を、前記前面から前記プリズムシートに向けて出射する。
ある実施形態において、前記反射面は、前記導光体の前記後面から出射された光を、前記導光体の前記後面に向かう方向の成分を有する光として反射する第1の反射面と、前記導光体の前記後面から出射された光を、前記第2の方向の成分を有する光として反射する第2の反射面とを有する。
ある実施形態において、前記第1の反射面および前記第2の反射面のそれぞれの法線方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°より大きく90°未満である。
ある実施形態において、前記反射部は、傾斜反射板または傾斜反射板の一部であり、前記傾斜反射板は、前記反射面を含む表面を有する。
ある実施形態において、前記傾斜反射板の前記表面は鋸歯状に形成されている。
ある実施形態において、前記導光体の前記後面の法線方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°より大きく90°未満である。
本発明の液晶表示装置は、上記のバックライトユニットと、透過開口部を有する液晶表示素子とを備える。
ある実施形態において、前記液晶表示素子の前記透過開口部に集光するマイクロレンズアレイをさらに備える。
本発明のバックライトユニットによれば、バックライトユニットから出射された光に明暗の縞が発生することを防ぐことができる。
また、本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置の表示にモアレ縞が発生することを防ぐことができ、良好な表示を行うことができる。
本発明によるバックライトユニットの実施形態を説明するための図であり、(a)はバックライトユニットの模式的な断面図であり、(b)はバックライトユニットの模式的な平面図であり、(c)はバックライトユニットから出射された光の強度を示す模式図である。 本発明によるバックライトユニットの実施形態における導光体の模式的な断面図である。 本発明によるバックライトユニットの実施形態におけるプリズムシートの模式的な断面図である。 (a)〜(d)は本発明によるバックライトユニットの傾斜反射板における光の反射を説明するための図である。 本発明による液晶表示装置の実施形態を示す模式的な断面図である。 本発明による液晶表示装置の実施形態におけるマイクロレンズアレイの配置を示す模式図である。 本発明によるバックライトユニットの別の実施形態の模式的な断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態における導光体の模式的な断面図であり、(b)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態における導光体の模式的な断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な平面図であり、(b)は(a)のX−X’線断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な平面図であり、(b)は(a)のX−X’線断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な平面図であり、(b)は(a)のX−X’線断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な平面図であり、(b)は(a)のX−X’線断面図である。 (a)は本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な平面図であり、(b)は(a)のX−X’線断面図である。 本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態の模式的な断面図である。 比較例の液晶表示装置を示す模式的な断面図である。 従来のバックライトユニットを説明するための図であり、(a)はこのバックライトユニットの模式的な断面図であり、(b)はバックライトユニットから出射された光の強度を示す模式図である。 従来のバックライトユニットにおける導光体の模式的な断面図である。 従来のバックライトユニットにおけるプリズムシートの模式的な断面図である。 一般的な導光体における光の反射および屈折を示す模式図である。
符号の説明
100 液晶表示装置
101 面光源
102 光源
103 導光体
103a 主面(前面)
103b 主面(後面)
104 プリズムシート
105 傾斜反射板
110 バックライトユニット
120 偏光板
122 偏光板
130 マイクロレンズアレイ
140 液晶表示素子
150 アクティブマトリクス基板
151 透明ガラス基板
152 反射電極
153 透明電極
154 透過開口部
160 液晶層
170 対向基板
171 透明ガラス基板
172 透明電極
以下に、図面を参照して、本発明によるバックライトユニットおよび前記バックライトユニットを備えた液晶表示装置の実施形態を説明する。本実施形態の液晶表示装置は、半透過型液晶表示装置である。
図1(a)は、本実施形態のバックライトユニット110の模式的な断面図であり、図1(b)は、バックライトユニット110の模式的な平面図である。図1(a)は、図1(b)のX−X’線断面図である。
図1(a)に示すように、バックライトユニット110は、反射板305の代わりに傾斜反射板105を備える点で、図16(a)を参照して説明した従来のバックライトユニット310とは異なる。
バックライトユニット110は、光を出射する面光源101と、面光源101からの光を面垂直方向に反射するプリズムシート104と、面光源101に対してプリズムシート104とは反対側に配置された傾斜反射板105とを備える。
面光源101は、光を出射する光源102と、光源102を囲むように設けられた反射部材102aと、光源102から出射された光を受け、受けた光を伝搬方向(第1の方向)Pに伝搬する導光体103とを備える。光源102は図1(b)に示すように伝搬方向Pとほぼ直交する方向に伸びた線光源である。反射部材102aは、光源102から出射された光を導光体103に向けて反射し、光源102からの光を導光体103に効率よく入射させる。
導光体103は、プリズムシート104に対向する主面(前面)103aと、反射板105に対向する主面(後面)103bと、前面103aと後面103bとを連結する端面103cとを有している。導光体103の端面103cは光源102から出射された光を受け、光は、図1(a)および図1(b)に示すように、導光体103の前面103aおよび後面103bにおける反射を繰り返しながら伝搬方向Pに伝搬する。導光体103の前面103aは伝搬方向Pと平行である。導光体103の後面103bは、図2に示すように、伝搬方向Pに対して傾斜角αだけ傾いた領域を有しており、導光体103の後面103bの法線方向と伝搬方向Pとのなす角度は0°より大きく90°未満である。
ここで再び図1(a)を参照する。プリズムシート104は、導光体103の前面103a側に配置されている。プリズムシート104は、鋸歯状に形成されたプリズム面を有しており、プリズム面は、交互に配置された第1のプリズム傾斜面104aと第2のプリズム傾斜面104bとを有する。プリズムシート104のプリズム面は、導光体103の前面103aと対向している。第1のプリズム傾斜面104aと第2のプリズム傾斜面104bとの境界には、図1(b)に示すように、稜線104cが形成されている。
傾斜反射板105は、導光体103の後面103b側に配置されている。傾斜反射板105において導光体103の後面103bと対向する表面は反射面105aであり、反射面105aは、交互に配置された第1の反射面105bと第2の反射面105cとを有する。第1の反射面105bおよび第2の反射面105cのそれぞれは、伝搬方向Pに対して傾斜しており、すなわち、第1の反射面105bおよび第2の反射面105cのそれぞれの法線方向と伝搬方向Pとのなす角度は、0°より大きく90°未満である。反射面105aは鋸歯状に形成されている。傾斜反射板105の反射面105aには、例えば、誘電体反射膜、金属反射膜等が形成されている。
光源102からの光は導光体103に入射し、導光体103内部を伝搬方向Pに伝搬する。図19を参照して上述したように、導光体103内部において、光が所定の入射角(全反射角)より小さな入射角で導光体103の前面103aと空気との界面に入射すると、光の一部は前面103aと空気との界面において屈折して前面側に出射され、光の一部は前面103aと空気との界面において反射される。一方、光が全反射角以上の入射角で導光体103の前面103aと空気との界面に入射すると、光は全反射される。
導光体103の前面103aから前面側に出射された光を光L1とすると、光L1は、伝搬方向Pおよび導光体103からプリズムシート104に向かう方向の成分を有している。前面側に出射された光L1は、プリズムシート104内に入射し、プリズムシート104の第2のプリズム傾斜面104bによって反射され、プリズムシート104から面垂直方向に出射される。
一方、導光体103の前面103aと空気との界面で反射された光は導光体103の後面103bに向かい、導光体103の後面103bと空気との界面で屈折された光は、導光体103の後面103bから後面側に出射される。導光体103の後面103bから後面側に出射された光を光L2とすると、光L2は、伝搬方向Pおよび導光体103から傾斜反射板105に向かう方向の成分を有している。光L2は、傾斜反射板105の第2の反射面105cによって反射されると、伝搬方向Pとは反対方向の成分を有する光L2’になる。本明細書の以下の説明において、伝搬方向Pの反対方向を第2の方向と称する場合がある。傾斜反射板105の第2の反射面105cによって反射された光L2’は導光体103に入射し、導光体103内を第2の方向に伝搬する。最終的に、導光体103は、前面103aから、第2の方向および導光体103からプリズムシート104に向かう方向の成分を有する光L2’を前面側に出射する。前面側に出射された光L2’は、プリズムシート104内に入射し、プリズムシート104の第1のプリズム傾斜面104aによって反射され、プリズムシート104から面垂直方向に出射される。
このように、プリズムシート104では、第1のプリズム傾斜面104aが光L2’を面垂直方向に反射し、第2のプリズム傾斜面104bが光L1を面垂直方向に反射する。したがって、本実施形態のバックライトユニット110によれば、第2のプリズム傾斜面104bによって反射された光の強度は、第1のプリズム傾斜面104aによって反射された光の強度とほぼ同じになる。
図1(c)は、本実施形態のバックライトユニット110から出射された光の強度を示す模式図である。図1(c)において、バックライトユニット110から出射された光のうちプリズムシート104の第1のプリズム傾斜面104aによって反射された光の強度は参照符号Cに対応し、プリズムシート104の第2のプリズム傾斜面104bによって反射された光の強度は参照符号Dに対応している。バックライトユニット110では、傾斜反射板105を介した光はプリズムシート104の第1のプリズム傾斜面104aによって反射され、傾斜反射板105を介さなかった光は、プリズムシート104の第2のプリズム傾斜面104bによって反射されるので、参照符号Dに対応する第2のプリズム傾斜面104bによる光の強度と、参照符号Cに対応する第1のプリズム傾斜面104aによる光の強度との差は、図16(b)を参照して説明した従来のバックライトユニット310における光の強度の差よりも小さく、好ましくは、本実施形態のバックライトユニット110における光の強度の差はない。このように、プリズムシート104から出射される光には、プリズムシート104のピッチに対応した明暗の縞がほとんど発生せず、好ましくは、プリズムシート104から均一な光が出射される。
バックライトユニット110では、導光体103の後面103bは、図2に示すように伝搬方向Pに対して傾斜角αだけ傾いた領域を有している。ここで、傾斜角αはゼロではない。この場合、導光体103の前面103aと空気との界面に入射する光の入射角が全反射角よりも大きく、その光が全反射されたとしても、全反射された後に、導光体103の後面103bによって反射され、導光体103の前面103aに再び入射する光の入射角は全反射角よりも小さくなり、その光の一部は、導光体103の前面103aから出射される。後面103bの傾斜角αは、例えば、12°である。
また、バックライトユニット110のプリズムシート104では、図3に示すように、第1のプリズム傾斜面104aと第2のプリズム傾斜面104bとの間の頂角はθである。プリズムシート104の頂角θは、例えば、62°であり、プリズムシート104のピッチは、例えば、30μmである。第1のプリズム傾斜面104aと第2のプリズム傾斜面104bとの境界に稜線104cが形成されており、図1(b)に示すように、稜線104cが伸びる方向は、光の伝搬方向Pと交差、好ましくは直交する。
また、傾斜反射板105の鋸歯状部分の断面における三角形は、図4(a)に示すように、頂角φ1と、底角φ2と、底角φ3とを有する。ここで、φ1+φ2+φ3=180°である。底角φ2は、底角φ3よりも光源102側の角度である。
図4(b)に示すように、頂角φ1、底角φ2および底角φ3の角度は、光L2の主光線が傾斜反射板105の第2の反射面105cに対してほぼ0°の入射角で入射するように、設定されている。そのために、頂角φ1と底角φ3との間に設けられた第1の反射面105bの面積は、頂角φ1と底角φ2との間に設けられた第2の反射面105cの面積よりも大きくなっており、底角φ2は、底角φ3よりも大きくなっている。
また、光L2が傾斜反射板105の第2の反射面105cに対して0°以外の入射角で入射する場合でも、図4(c)に示すように、光L2は、第2の反射面105cによって反射され、第2の方向の成分を有する光となり、次いで、第1の反射面105bによって反射され、導光体103の後面103bに向かう方向の成分を有する光となる。第1の反射面105bによって反射された光L2’は導光体103に再び入射する。あるいは、図4(d)に示すように、光L2は、第1の反射面105bによって反射され、導光体103の後面103bに向かう方向の成分を有する光になり、次いで、第2の反射面105cによって反射され、第2の方向の成分を有する光L2’になる。第2の反射面105cによって反射された光L2’は導光体103に再び入射する。
このように、傾斜反射板105の反射面105aは、第1の方向および傾斜反射板105に向かう方向の成分を有する光を、複数回反射することによっても、導光体103の後面103bおよび第2の方向の成分を有する光にする。
傾斜反射板105の頂角φ1、底角φ2および底角φ3は、例えば、頂角φ1は88°、底角φ2は78°、底角φ3は14°である。ただし、これらの角度は一例にすぎず、導光体103における後面103bの傾斜角αが12°である場合、φ1≧84°、φ2≧72°且つ、14°≦φ3≦22°の範囲であればよい。一般的に、頂角φ1、底角φ2、底角φ3は、それぞれ、φ1≧72°+α、φ2≧84°−α、14°≦φ3≦22°を満足することが好ましい。
導光体103のピッチは導光体103の大きさに応じて異なるが、導光体103の前面103aから出射される光の輝度を均一にするために、光を受け取る端面103c側では導光体103のピッチは比較的長く、端面103cから離れるにつれて導光体103のピッチは短い。例えば、5cmの導光体103において導光体103のピッチは200μmから10μmに変化する。プリズムシート104のピッチは、例えば、10μm〜50μmであり、傾斜反射板105のピッチの範囲は30μm〜200μmである。なお、導光体103、プリズムシート104および傾斜反射板105のピッチは主に作製の容易さに応じて決定される。
また、第1の反射面105bおよび第2の反射面105cのそれぞれは、プリズムシート104の稜線104cが伸びる方向とほぼ平行な方向に延びた矩形状の面である。
図5は、本実施形態の液晶表示装置100の模式的な断面図である。本実施形態の液晶表示装置100は、バックライトユニット110を備えた半透過型液晶表示装置である。
液晶表示装置100は、バックライトユニット110と、一対の偏光板120、122と、マイクロレンズアレイ130と、液晶表示素子140とを備える。マイクロレンズアレイ130は、バックライトユニット110と液晶表示素子140との間に配置され、偏光板120は、バックライトユニット110とマイクロレンズアレイ130との間に配置されている。また、液晶表示素子140は、マイクロレンズアレイ130と偏光板122との間に配置されている。
液晶表示素子140では、画面サイズが対角2.4インチ(縦:49.0mm、横:36.7mm)であり、液晶表示素子140の最小表示単位である画素は水平画素数240(R,G,B)×垂直画素数320でストライプ配列に配列されており、画素のピッチは、垂直方向が0.153mm、水平方向が0.051mmである。
液晶表示素子140は、アクティブマトリクス基板150と、対向基板170と、アクティブマトリクス基板150と対向基板170との間に配置された液晶層160とを備える。液晶層160は、アクティブマトリクス基板150と対向基板170との間に封止されており、例えば、正の誘電率異方性を有する液晶分子から形成されている。
アクティブマトリクス基板150は、透明ガラス基板151と、透明ガラス基板151に設けられた反射電極152と、透明ガラス基板151に設けられた透明電極153とを備える。アクティブマトリクス基板150では、反射電極152が設けられていない部分に、透過開口部154が設けられている。液晶分子の配向状態を変化させるために電圧を供給する駆動回路(図示せず)が透明電極153に接続されており、駆動回路が透明電極153を駆動することにより、液晶分子の配向が制御され、液晶層160を透過する光の強度が制御される。アクティブマトリクス基板150には、また、複数の薄膜トランジスタ(図示せず)がマトリクス状に設けられており、各薄膜トランジスタは、反射電極152および透明電極153の電荷を制御する。また、透明ガラス基板151には、マイクロレンズアレイ130が設けられている。
マイクロレンズアレイ130は、曲率80μmを有する複数の球面レンズを有する。屈折率1.51の透明なアクリル系あるいはエポキシ系樹脂を透明ガラス基板151に塗布し、パターン化することによって球面レンズは形成されている。球面レンズは、図6に示すように、略デルタ配列に配置されている。球面レンズのピッチは、バックライトユニット110の導光体103において光が伝搬する伝搬方向に沿って76.5μm、導光体103の面内において伝搬方向に直交する方向に沿って51μmである。
ここで再び図5を参照する。対向基板170は、透明ガラス基板171と、透明ガラス基板171に形成された透明電極172とを備える。
透明電極153によって規定される透過開口部154の形状は直径0.042mmの円形状であり、透過開口部154は、図6に示すマイクロレンズアレイ130の球形レンズの中心に対応するように、配置されている。
また、透過開口部154からマイクロレンズアレイ130の各球面レンズの頂点までの距離が220μmとなるように、アクティブマトリクス基板150の厚さは調整されている。
本実施形態の液晶表示装置100では、明暗の縞がほとんど発生していない光がマイクロレンズアレイ130に入射するので、液晶表示装置100は、モアレ縞を発生することなく、表示を行うことができる。
以下に、本発明の液晶表示装置と、比較例の液晶表示装置との比較について説明する。
図15は、比較例における液晶表示装置200の模式的な断面図である。液晶表示装置200は、反射板205の断面が矩形状である点で、図5に示した液晶表示装置100とは異なっている。
液晶表示装置200のバックライトユニット210は、図16(a)を参照して上述したバックライトユニット310と同様の構成を有しており、バックライトユニット210の反射板205は直方体形状である。
本実施形態の液晶表示装置と比較例の液晶表示装置の光学特性を表1に示す。表1に示すように、本実施形態の液晶表示装置によれば、比較例の液晶表示装置の輝度とほぼ同じ輝度を保持したままで、モアレ縞の発生を防ぐことができる。
Figure 2006092944
以上のように、本実施形態のバックライトユニット110によれば、プリズムシート104のうちの第1のプリズム傾斜面104aおよび第2のプリズム傾斜面104bの両方が面垂直方向への光の出射に寄与しているので、明暗の縞が発生することを防ぐことができる。また、モアレの原因となる明暗の縞が発生しないので、液晶表示装置100は、表示を良好に行うことができる。
なお、比較例の液晶表示装置200では、プリズムシート204とマイクロレンズアレイ230との間隙を広くすると、モアレ縞を解消することができる。しかしながら、プリズムシート204とマイクロレンズアレイ230との間隙を広くすると、液晶表示装置200の厚さが実用的な厚さよりも厚くなってしまうので、好ましくない。
なお、本発明によるバックライトユニットは、図1〜図4を参照して説明したバックライトユニットに限定されない。
本発明によるバックライトユニット110の別の実施形態では、図7に示すように、反射板105の反射面105aは伝搬方向Pに対して傾斜していない。具体的には、反射板105の第1の反射面105bの法線方向は伝搬方向Pと垂直であり、反射板105の第2の反射面105cの法線方向は伝搬方向Pと平行である。
この場合も、図4(c)および図4(d)を参照して上述したのと同様に、反射板105に入射する光は、第1の反射面105bによって反射されて、導光体103の後面103bに向かう方向の成分を有する光になり、第2の反射面105cによって反射されて、第2の方向の成分を有する光になる。
なお、導光体103の断面の形状は、図1(a)および図7に示した形状に限定されない。本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態では、導光体103の断面は、図8(a)に示すように、ほぼ楔形状である。一般に、導光体103の前面103aから出射される光の強度は、光源102に近いほど大きくなる傾向があるが、このように導光体103の断面が楔形の形状を有することにより、導光体103の前面103aから出射される光の強度を均一にすることができる。
また、本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態では、図8(b)に示すように、導光体103がほぼ直方体であり、導光体103の断面は矩形状である。この場合、導光体103の後面103bの法線方向と伝搬方向とのなす角度は90°である。
なお、図1(b)を参照して上述したバックライトユニット110では、導光体103に光を出射する光源102は線光源であったが、本発明のバックライトユニット110における光源102はこれに限定されない。
本発明のバックライトユニット110のさらに別の実施形態では、図9(a)および図9(b)に示すように、光源102は、点光源102cと、線状導光体102dとを有する。この場合、点光源102cから出射された光は線状導光体102dに入射し、線状導光体102dからの光が導光体103に入射する。
また、本発明のバックライトユニット110のさらに別の実施形態では、図10(a)および図10(b)に示すように、光源は、複数の点光源102cである。
また、本発明のバックライトユニット110のさらに別の実施形態では、図11(a)および図11(b)に示すように、導光体103の1つの隅角は切り欠けられており、点光源102cは、導光体103の切り欠けられた部分の近傍に配置されている。点光源102cは、導光体103の切り欠けられた部分の対角に向けられており、導光体103は、点光源102cからの光を伝搬方向Pに伝搬する。プリズムシート104の稜線104cが伸びる方向は、伝搬方向Pと交差、好ましくはほぼ直交している。傾斜反射板105の第1の反射面105bおよび第2の反射面105cのそれぞれは、プリズムシート104の稜線104cが伸びる方向とほぼ平行な矩形状の面である。
また、本発明のバックライトユニット110のさらに別の実施形態では、図12(a)および図12(b)に示すように、複数の点光源102cが設けられている。導光体103の1つの隅角は切り欠けられており、複数の点光源102cは、導光体103の切り欠けられた部分の近傍に配置されている。複数の点光源102cは、全体として、導光体103の切り欠けられた部分の対角に向けられており、導光体103は、複数の点光源102cからの光を伝搬方向Pに伝搬する。ここでも、プリズムシート104の稜線104cが伸びる方向は、伝搬方向Pと交差、好ましくはほぼ直交している。また、傾斜反射板105の第1の反射面105bおよび第2の反射面105cのそれぞれは、プリズムシート104の稜線104cが伸びる方向とほぼ平行な矩形状の面である。
なお、上述した説明では、導光体103の一方の側から光が入射するが、本発明は、これに限定されない。
本発明によるバックライトユニット110のさらに別の実施形態では、図13(a)に示すように、2つの光源102、102eは、いずれも線光源であり、導光体103の両側面に配置されている。このとき、図13(b)に示すように、底角φ2および底角φ3は等しくなるように、傾斜反射板105の反射面105aは対称に形成されており、また、導光体103も対称に形成されている。
便宜上、光源102からの光の伝搬方向を第1の伝搬方向と称し、光源102eからの光の伝搬方向を第2の伝搬方向と称すると、第2の伝搬方向は、第1の伝搬方向と反対の方向である。光源102から出射される光の強度が光源102eから出射される光の強度と同じであれば、導光体103からプリズムシート104に出射される光のうちの第1の伝搬方向の成分を有する光の強度は、第2の伝搬方向の成分を有する光の強度と同じになる。あるいは、光源102は、導光体103の周囲を囲むように、形成されてもよい。
本発明によるバックライトユニットのさらに別の実施形態では、図14に示すように、傾斜反射板105は、複数の反射部105dと、複数の反射部105dが設けられた基板105eとを備える。反射部105dは、それぞれ、第1の反射面105bおよび第2の反射面105cを有しており、第1の反射面105bおよび第2の反射面105cが交互に配置されて、反射面105aが形成されている。また、基板105eとして、反射部105dを固定することが可能な任意の基板を用いることができる。
傾斜反射板105は、以下のように形成される。基板105e上に樹脂層を形成し、樹脂層に断面鋸歯状の傾斜面を形成する。樹脂層の傾斜面は、フォトリソグラフィー技術または転写技術を用いて形成する。樹脂層の表面にアルミニウム、銀等の光反射率の高い金属反射膜または異なる屈折率を有する誘電体薄膜を交互に積層させた誘電体反射膜を堆積させて、反射面105aを有する傾斜反射部105cを形成する。
なお、図14に示したバックライトユニット110では、複数の反射部105dが設けられていたが、反射部105dは1つであってもよい。また、反射部105dは、基板105e上に設けられていなくてもよい。
なお、上述した説明では、バックライトユニット110を備えた半透過型液晶表示装置100について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明によるバックライトユニット110を透過型液晶表示装置に用いてもよい。
本発明のバックライトユニットを備えた液晶表示装置によれば、明暗の縞に起因するモアレ縞の発生を防ぐことができるので、液晶表示装置を、携帯電話、携帯端末、ワードプロセッサ、ノート型パソコン等のオフィスオートメーション(OA)機器や、各種映像機器及びゲーム機器、テレビ受像機等に好適に使用することができる。

Claims (8)

  1. 光を出射する光源と、
    前面と、後面と、端面とを有する導光体であって、前記光源から出射された光を前記端面で受け、前記受けた光を第1の方向に伝搬する導光体と、
    前記導光体の前記前面側に配置されたプリズムシートと、
    前記導光体の前記後面側に配置された反射部と
    を備え、
    前記反射部は、前記導光体の前記後面から出射された前記第1の方向の成分を有する光を、前記第1の方向の反対方向である第2の方向の成分を有する光として前記導光体の前記後面に向けて反射する反射面を有し、
    前記導光体は、前記第1の方向の成分を有する光および前記第2の方向の成分を有する光を、前記前面から前記プリズムシートに向けて出射する、バックライトユニット。
  2. 前記反射面は、
    前記導光体の前記後面から出射された光を、前記導光体の前記後面に向かう方向の成分を有する光として反射する第1の反射面と、
    前記導光体の前記後面から出射された光を、前記第2の方向の成分を有する光として反射する第2の反射面と
    を有する、請求項1に記載のバックライトユニット。
  3. 前記第1の反射面および前記第2の反射面のそれぞれの法線方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°より大きく90°未満である、請求項2に記載のバックライトユニット。
  4. 前記反射部は、傾斜反射板または傾斜反射板の一部であり、
    前記傾斜反射板は、前記反射面を含む表面を有する、請求項3に記載のバックライトユニット。
  5. 前記傾斜反射板の前記表面は鋸歯状に形成されている、請求項4に記載のバックライトユニット。
  6. 前記導光体の前記後面の法線方向と前記第1の方向とのなす角度は、0°より大きく90°未満である、請求項1から5のいずれかに記載のバックライトユニット。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のバックライトユニットと、
    透過開口部を有する液晶表示素子と
    を備える、液晶表示装置。
  8. 前記液晶表示素子の前記透過開口部に集光するマイクロレンズアレイをさらに備える、請求項7に記載の液晶表示装置。
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