JP4702197B2 - 面光源装置 - Google Patents

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本発明は、面光源装置に関し、特に液晶表示装置のバックライトやフロントライト、両面で照明可能なライトなどとして用いられる面光源装置に関する。
近年、情報通信の高速化やIT化に伴い、比較的小型の携帯型情報端末が民生向け商品として急速に市場に浸透しつつある。その代表的なものとしては、携帯電話、PDA、多機能型腕時計、ATMなどがあり、これらの携帯型情報端末などの基幹デバイスとして液晶表示装置が用いられる。その中でも、カラー表示の液晶表示装置が主流となっており、より高精細で、小型、薄型、省電力かつ低コストなものが求められている。
図1は従来の面光源装置11の構造を示す一部破断した分解斜視図である。この面光源装置11は、透明な導光板12の端面(光入射面)に対向させて冷陰極管13を配置し、導光板12の前面に拡散シート14、2枚のプリズムシート15、16を順次重ね、さらに導光板12の背面側に反射シート17を配置したものである。2枚のプリズムシート15、16はプリズムの配列方向が互いに直交するように配置されている。また、導光板12の背面には、白色塗料などによって拡散パターン18が形成されている。
図2は面光源装置11の各部分を透過する光の指向特性を説明する図である。この面光源装置11にあっては、冷陰極管13から出射された光は光入射面から導光板12内部に入り、導光板12の前面と背面との間で反射を繰り返しながら導光板12内を伝搬する。導光板12内を冷陰極管13と反対側に向けて伝搬する光は、拡散パターン18で拡散反射されることによってその一部が導光板12の前面(光出射面)から斜め前方へ向けて出射される。こうして導光板12の光出射面から出射される光は、導光板12の光出射面と平行な方向に傾いており、この出射光の指向特性は図2のP11のように表わされる。
導光板12から出射された光は、拡散シート14を透過することによって拡散されるので、拡散シート14を透過した光は、図2にP12で表わしたようなほぼランバート特性を持つ光となる。
拡散シート14を透過した光は、さらにプリズムシート15を透過することにより冷陰極管13の長さ方向と垂直な面内における指向性を狭められると共に最大強度の方向が導光板12にほぼ垂直な方向を向くように光路を曲げられ、図2にP13で表わしたような指向特性となる。
ついで、プリズムシート16を透過した光は、冷陰極管13の長さ方向と平行な方向における指向性を狭められると共に最大強度の方向が導光板12の光出射面に垂直な方向を向くように光路を曲げられ、図2にP14で表わしたような指向特性となり、面光源装置11の正面方向へ向けて出射される。
このような構造の面光源装置11では、輝度ムラを低減する効果は高いが、導光板12の前面に拡散シート14やプリズムシート15、16を重ねているので、これらのシートのために面光源装置11の厚みが厚くなる問題があった。また、光の制御性や利用効率も低かった。
図3は従来の別な構造の面光源装置21を示す概略斜視図である。この面光源装置21にあっては、導光板22の端面(光入射面)に対向させて光源23を配置し、導光板22の背面に対向させて反射シート24を配置している。導光板22の背面には、断面三角形凹状をした光偏向パターン25が、光源23を中心として同心円状に配列されている。
しかして、この面光源装置21にあっては、光源23から出射された光は、光入射面から導光板22内に入り、導光板22内を伝搬しながら導光板22全体に広がる。そして、導光板22内を導光する光が光偏向パターン25に入射すると、光偏向パターン25で全反射された光が導光板22の前面(光出射面)からほぼ垂直な方向へ向けて出射される。このような構造の面光源装置21によれば、最初の従来例のように拡散シートやプリズムシートが不要になるので、面光源装置21を薄型化することができ、また光の制御性や利用効率も向上する。
このような面光源装置21では、側面から見た様子では、図4(a)に示すように、導光板22の光出射面の各部から出射される光の指向特性は例えばP21とP22のようにほぼ等しくなっている。また、光源23の近傍では光偏向パターン25の光反射面の密度を小さくし、光源23から遠くなるにつれて光偏向パターン25の光反射面の密度を大きくしているので、導光板22の光出射面全体で輝度の均一化も図られている。そのため、図4(a)のように、光出射面を正面から見た場合には輝度ムラが生じない。
これに対し、図4(b)に示すように、光源23の近傍では光出射面から出射される光の、光の進行方向に垂直な面内の指向特性はP23のように横に広がっているが、光源23から遠い箇所では光の進行方向に垂直な面内の指向特性はP24のように狭くなっている。そのため、図4(b)のように、光出射面を斜め方向から見た場合には光出射面に輝度ムラが生じ、光源23に近い領域が明るく光る。なお、光の進行方向に垂直な面内の指向特性とは、図22のE2方向から見たときの指向特性であり、以下においては、これを光偏向パターンの長手方向における出射光の指向特性と称したり、文脈から明らかな場合には単に指向特性と呼ぶこともある(本発明の実施例においても同様である。)。
今後の液晶表示装置の高品質化や用途の多様化を考慮すると、このような輝度ムラを解決する必要があり、どのような方向から見ても輝度ムラの生じない理想的な面光源装置が要求される。
光偏向パターン25の長手方向における出射光の指向特性が場所によって異なる理由を本発明の発明者らが検討した結果、以下のような知見を得た。図5(a)は光源23の近傍にある光偏向パターン25に入射し光偏向パターン25で全反射された光の指向特性P23を示す。図5(b)は光源23から離れた位置にある光偏向パターン25で全反射された光の指向特性P24を示す。これらの図においては、光偏向パターン25の光反射面における反射点は黒丸で表わしている。また、図5(a)(b)における指向特性P23、P24は、光偏向パターン25の光反射面で全反射された光を図22のE2方向から見たときの指向特性を表わしている。後述の図6及び図7についても同様である。光源23はたとえ点光源と呼ばれるものであっても有限な大きさを有しており、しかも光偏向パターン25の長さ(長手方向の幅)は光源23の幅に比べて非常に小さいので、図5(a)のように光源23の近傍にある光偏向パターン25には、光源23の光源発光面の幅の両端と光偏向パターン25の重心を結んだ直線で形成される見込み角が広いので、広い拡がりをもって入射光が入射する。そのため、光偏向パターン25で全反射された光の拡がりも大きくなり、指向特性P23が広くなる。これに対し、図5(b)のように光源23から離れた位置にある光偏向パターン25の場合には、光源23の光源発光面の幅の両端と光偏向パターン25の重心を結んだ直線で形成される見込み角が狭いので、光偏向パターン25に入射する光の拡がりは狭くなる。そのため、光偏向パターン25で全反射された光の拡がりも小さくなり、指向特性P24は狭くなる。この結果、光源23の近傍と光源23から離れた位置とでは指向特性に広狭が生じるのである。
また、図6(a)は光源23の前方にある光偏向パターン25に入射し光偏向パターン25で全反射された光の指向特性P23を示す。図6(b)は光源23の前方から外れた方向にある光偏向パターン25で全反射された光の指向特性P25を示す。図6(a)のように光源23の前方にある光偏向パターン25の場合には、光源の光源発光面の幅の両端と光偏向パターンの重心を結んだ直線で形成される見込み角ξCが広いので、広い拡がりをもって入射光が入射する。そのため、光偏向パターン25で全反射された光の拡がりは大きくなり、指向特性P23が広くなる。これに対し、光源23からの距離が等しい場合であっても、図6(b)のように光源23の前方から外れた斜め方向にある光偏向パターン25の場合には、光源23の光源発光面の幅の両端と光偏向パターン25の重心を結んだ直線で形成される見込み角ξDが狭いので、光偏向パターン25に入射する光の拡がりは狭くなる。そのため、光偏向パターン25で全反射された光の拡がりも小さくなり、指向特性P25は狭くなる。この結果、光偏向パターン25の位置する方向によって指向特性に広狭が生じるのである。
このように場所によって指向特性が変化する結果、垂直な方向から見た場合には各領域で輝度が均一となるように光偏向パターン25の光反射面の密度が調整されていたとしても、斜め方向から見た場合には、光出射面の各領域で輝度が異なり、面光源装置21に輝度ムラが生じている。
なお、光偏向パターン25で全反射された光の指向特性を制御する方法としては、例えば図7(a)に示すように、光偏向パターン25を光の入射方向で凸となるように湾曲させたものがある(特許文献2参照)。このような光偏向パターン25によれば、図7(b)に示すように、光を全反射して光の指向特性をP26のように広げることができる。また、蛇行状の光偏向パターン等によって出射光の指向特性を広くすることも提案されている(特許文献1参照)。しかし、これらの従来の面光源装置では、光源からの相対位置を考慮せず、すべての光偏向パターンが同じように湾曲していて同一形状をしていたので、任意の方向から見たときの輝度ムラを解消するうえでは効果がなかった。
特開2001−243822 特開2002−215584 特開2004−126016
本発明は上記のような知見に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、拡散シートやプリズムシート等によって面光源装置の厚みを大きくすることがなく、しかも、どのような方向から見ても輝度ムラの生じにくい面光源装置を提供することにある。
本発明にかかる第1の面光源装置は、光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が光偏向パターンと前記光源との距離に応じて変化していて、当該分布における半値幅は、前記光源からの距離が遠いほど大きくなっていることを特徴としている。
本発明の第1の面光源装置にあっては、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布を、光源からの距離に応じて変化させているので、導光板から出射される出射光の光の進行方向に垂直な方向の指向特性を、光源からの距離に応じて調整することができ、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにすることが可能になる。特に、この面光源装置では、光源からの距離が大きいほど、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布における半値幅が大きくなっているので、光源から遠くにある光偏向パターンで反射された光ほど大きく拡げられることになる。よって、導光板から出射される出射光の光源側から見た指向特性が、光源からの距離にかかわらずほぼ等しくなるようにでき、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにできる。
本発明にかかる第2の面光源装置は、光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が光偏向パターンと前記光源との距離に応じて変化していて、前記導光板の光出射面から出射される光の、前記光源側から見たときの視野角の目標値をφ、前記導光板の屈折率をnとし、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面を円弧形状で近似した場合、前記円弧形状の中心角が2×φ/n以下で、かつ、前記光源からの距離が遠いほど前記円弧形状の中心角が大きくなっていることを特徴としている。。ここで、光出射面から出射される光の光源側から見た視野角とは、光反射面に入射した光源からの光が光反射面で反射して導光板の光出射面から出射されるとき、光出射面から出る光の指向特性を光源側から見て、その指向特性の光強度が最大強度の1/2以上となる範囲の角度を指す。
本発明の第2の面光源装置にあっては、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布を、光源からの距離に応じて変化させているので、導光板から出射される出射光の光の進行方向に垂直な方向の指向特性を、光源からの距離に応じて調整することができ、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにすることが可能になる。特に、この面光源装置では、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面を円弧形状で近似した場合、円弧形状の中心角が2×φ/n以下で、かつ、光源からの距離が遠いほど円弧形状の中心角が大きくなっているので、光源から遠くにある光偏向パターンで反射された光ほど大きく拡げられることになる。よって、導光板から出射される出射光の光源側から見た指向特性が、光源からの距離にかかわらずほぼ等しくなるようにでき、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにできる。また、光反射面を円弧形状で近似しているので、その中心角の大きさによって法線方向の出現頻度の分布を制御することができる。
本発明にかかる第3の面光源装置は、光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が、前記光源の光源発光面の幅の両端と光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角に応じて変化していることを特徴としている。
本発明の第3の面光源装置にあっては、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布を、前記光源の発光面の幅と光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角に応じて変化させているので、導光板から出射される出射光の光源側から見た指向特性を、光源から見た方向に応じて調整することができ、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにすることが可能になる。
本発明にかかる第3の面光源装置のある実施態様では、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布における半値幅は、前記光源の光源発光面の幅方向の両端と、各光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角が小さいほど大きくなっている。
この実施態様にあっては、光源の光源発光面の幅方向の両端と、各光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角が小さいほど、光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布における半値幅が大きくなっているので、光源の正面から外れた方向にある光偏向パターンで反射された光ほど大きな拡がりをもって反射されることになる。よって、導光板から出射される出射光の光源側から見た指向特性が、光源から見た方向にかかわらずほぼ等しくなるようにでき、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにできる。
本発明にかかる第3の面光源装置の別な実施態様では、前記導光板の光出射面から出射される光の、前記光源側から見たときの視野角の目標値をφ、前記導光板の屈折率をn、前記光源の光源発光面の幅方向の両端と各光偏光パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角ξとしたとき、2×φ/n≦ξとなる領域においては、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面がほぼ直線状となり、2×φ/n>ξとなる領域においては、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面を円弧形状で近似した場合に、前記円弧形状の中心角が2×(φ/n)−ξ以下で、かつ、前記見込み角ξが小さいほど前記円弧形状の中心角が大きくなっている。
この実施態様にあっては、2×φ/n>ξとなる領域においては、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面を円弧形状で近似した場合に、円弧形状の中心角が2×(φ/n)−ξ以下で、かつ、前記見込み角ξが小さいほど前記円弧形状の中心角が大きくなっているので、光源の正面から外れた方向にある光偏向パターンで反射された光ほど大きな拡がりをもって反射されることになる。よって、導光板から出射される出射光の光の進行方向に垂直な方向の指向特性が、光源から見た方向にかかわらずほぼ等しくなるようにでき、いずれの方向から見ても面光源装置の輝度ムラが生じないようにできる。そして、光反射面を円弧形状で近似しているので、その中心角の大きさによって法線方向の出現頻度の分布を制御することができる。また、2×φ/n≦ξとなる領域においては、光出射面に垂直な方向から見たときの光反射面がほぼ直線状となっているので、光反射面を近似した円弧形状の曲率が小さくなる領域では光反射面をほぼ直線状としており、光反射面の設計及び製造を簡略にすることができる。
本発明にかかる第1、第2の面光源装置のある実施態様又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光反射面の長手方向中央部が円弧状に形成されており、前記光反射面の長手方向両端部が長手方向中央部よりも大きな曲率でもって湾曲しており、かつ、前記光反射面の長手方向両端部が前記長手方向中央部を延長した円弧の内周側に位置している。かかる実施態様によれば、光反射面の長手方向中央部で反射光の基本的な要求特性を得たうえで光反射面の長手方向両端部で反射光の拡がりを大きくすることができる。
本発明にかかる第1、第2の面光源装置の別な実施態様又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンの光反射面が湾曲または蛇行している。かかる実施態様によれば、光偏向パターンの湾曲具合を調整することにより光偏向パターンの光反射面に垂直な法線を任意の拡がりをもって分布させることができる。光反射面が湾曲または蛇行する形態としては、略円弧状に湾曲する場合や、S字状に蛇行する場合などがある。よって、法線方向の出現頻度の分布の半値幅を等しくする場合でも、種々の曲面形状によって具体化することができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンの光反射面が、その中央部が光源方向へ向けて突出した凸湾曲面となっている。かかる実施態様によれば、光偏向パターンの端部における成形時のダレにより乱反射された迷光を軽減させることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光偏向パターンの光反射面のその端と端を結ぶ直線の長さが30μm以下となっている。かかる実施態様によれば、光偏向パターンの直線長さを30μm以下に小さくすることにより、光偏向パターンによる光出射面における光のぎらつきを抑えることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面が、前記光反射面を斜面とする三角形凹状となっている。かかる実施態様にあっては、光反射面である斜面の角度を調整することにより、光出射面から出射される光の方向や側面側から見た指向特性を任意に調整することができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面が、前記光反射面を斜面とする三角形凹状の部分と、前記三角形凹状の部分の光入射側において前記三角形凹状の部分と連続するように形成された前記光反射面を斜面とする三角形凸状の部分とからなっている。かかる実施態様によれば、光出射面に垂直な方向に出射する光の強度を増加させることができ、光の利用効率を高めることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面が、前記光反射面を斜面とする三角形凹状の部分と、前記三角形凹状の部分の光入射側と反対側において前記三角形凹状の部分と連続するように形成された三角形凸状の部分とからなっている。かかる実施態様によれば、光反射面を透過して導光板外部に漏れた光を三角形凸状の部分から導光板内に再入射させることができ、光の利用効率を向上させることができる。また、反射シートを不要にして面光源装置をより薄型化することができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面が、前記光反射面を斜面とする三角形凸状となっている。かかる実施態様にあって、光反射面である斜面の角度を調整することにより、光出射面から出射される光の方向や側面側から見た指向特性を調整することができる。かかる実施態様にあっては、光反射面である斜面の角度を調整することにより、光出射面から出射される光の方向や側面側から見た指向特性を調整することができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様においては、前記光源は線状光源もしくは光源発光面の幅の広い光源であって、前記導光板の一辺に対向させて配置されている。光源が線状光源である場合、すなわち導光板の一辺に平行な方向に長くなった光源の場合には、光源からの距離や方向による光偏向パターンに入射する光の拡がりの変化が大きくなるが、本発明によればこのような場合でも光出射面における光の輝度ムラを小さくすることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様では、1つの点光源もしくは光源発光面の幅の狭い光源を前記導光板の一辺に対向させて配置している。光源が点光源である場合、すなわち導光板のいずれの側面の一辺の長さに比べても小さな光源である場合にも、光出射面における光の輝度ムラを小さくすることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様では、複数個の前記光源を前記導光板の一辺に対向させて配列している。複数の光源を並べることにより、複数の光源を用いた場合にも、配列の態様により、光源を複数の点光源又は一方向に長い線状の光源とすることができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様では、前記光偏向パターンが、前記導光板の光出射面と反対側の面に不規則に配置されている。かかる実施態様によれば、光偏向パターンを不規則に配置しているので、各光偏向パターンで反射され光出射面から出射された光の干渉を低減することができる。
本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置のさらに別な実施態様では、前記光偏向パターンが、前記導光板の光出射面と反対側の面に、前記光源を中心として同心円状もしくは楕円状に配置されている。かかる実施態様によれば、導光板内を導光され光出射面から出射される光の制御性を高めることができ、光の利用効率を高くすることができる。
本発明にかかる画像表示装置は、本発明にかかる第1、第2又は第3の面光源装置と液晶表示パネルとを備えたものである。また、本発明にかかる携帯情報端末は、本発明にかかる画像表示装置を備えたものである。
かかる液晶表示装置や携帯情報端末によれば、面光源装置を正面から見たときだけでなく、斜め方向から見たときの輝度ムラも解消することができるので、画像の表示品質を向上させることができる。なお、携帯情報端末には、携帯電話、PDA、電子手帳、デジタル時計、小型コンピュータ、携帯用計算器などが含まれる。
本発明にかかる画像表示方法は、本発明にかかる画像表示装置を用いて液晶表示パネルに画像を表示せしめることを特徴としている。かかる画像表示方法によれば、従来使用されていた拡散シートやレンズシートを使用することなく、液晶表示パネルを面光源装置で直接照射することができる。したがって、液晶パネルを直接照射することにより拡散シートやレンズシートを透過することによる画像のぼやけをなくすことができ、小型かつ薄型軽量の電子機器において、鮮明な画像を表示させることができる。特に、静止画はもちろん動画や情報コンテンツも鮮明に表示させることができる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。
(面光源装置の構造)
図8は本発明の実施例1による面光源装置31を示す斜視図である。導光板32はポリカーボネイト樹脂やメタクリル樹脂、ガラス等の屈折率の高い透明材料によって平板状に成形されている。導光板32の短辺側の端面は光入射面34となっており、光入射面34に対向する位置には、LED等の発光素子を内蔵した光源33が配置されている。導光板32の前面は光出射面35となっており、光出射面35と対向する面は、光偏向パターン37を形成されたパターン面となっている。このパターン面に対向させて導光板32の背面側には、金属板や白色樹脂シートなどからなる反射シート36が配置されている。なお、図8に示すように、光源33(の光源発光面の中心)に原点を定め、導光板32の厚み方向にz軸方向をとり、光出射面35と平行で光源33を通過する任意の方向にr軸方向をとり、光源の中心線を通り、光源の光源発光面と垂直な方向に中心線CCをとり、中心線CCとr軸方向のなす角度をωとし、r軸及びz軸に垂直な方向にζ軸をとる。
図9は導光板32のパターン面における光偏向パターン37の配置を模式的に表わした平面図である。光偏向パターン37は導光板32の裏面に凹設された凹状パターンであって、光源33を中心として同心円状に配置されており、円周方向に並んでいる光偏向パターン37は互いに離散的に配置されている。図10は光偏向パターン37の形状を拡大して表わした図であって、図10(a)は光偏向パターン37の斜視図、図10(b)は平面図、図10(c)は断面図である。光偏向パターン37は、断面三角形状に凹設されていて光反射面38と再入射面39を有している。また、光偏向パターン37は、平面視では略円弧状に湾曲しており、その中央部が光源33側に向けて凸状に湾曲している(すなわち、図10では向かって左側に光源33が位置している。)。光偏向パターン37は、その長手方向における直線長さ(端と端を結ぶ直線の長さ)Pwが30μm以下であることが望ましい。光偏向パターン37の直線長さPwを30μm以下にすることにより、光偏向パターン37が目立ちにくくなって光出射面35におけるぎらつきを低減させることができる。
図11は面光源装置31における光の挙動を説明する図であって、z軸方向とr軸方向を含む断面を表わしている。光源33から出射された光は、光入射面34から導光板32内に入射し、導光板32の前面(光出射面35)と背面(パターン面)とで全反射を繰り返しながら導光板32の全体に拡がっていく。こうして導光板32内を導波する光が光偏向パターン37に入射すると、光偏向パターン37に入射した光はその光反射面38で全反射され、光出射面35を透過して外部へ出射される。その結果、導光板32の光出射面35からは最大強度の方向が光出射面35にほぼ垂直な方向を向くようにして出射される。しかも、光源33の近傍では、光偏向パターン37は光反射面38の密度が小さくなっており、光源33から遠くなるに従って光偏向パターン37の光反射面38の密度が大きくなっているので、光出射面35の全体にわたって輝度が均一化される。また、導光板32の背面から漏れた光は、反射シート36で反射された後、導光板32内に再入射するので、光の損失が低減する。
(法線方向の出現頻度の分布)
図12(a)は図9に示すA点のように光源33の近傍に位置する光偏向パターン37の平面図を示し、図12(b)は光出射面35に垂直な方向から見たときの光反射面38に垂直な各法線方向の出現頻度の分布(以下、法線方向の出現頻度分布という。)を表わす図である。また、図13(a)は図9に示すB点のように光源33から遠くにある光偏向パターン37の平面図を示し、図13(b)はその法線方向の出現頻度分布を表わす図である。まず光偏向パターン37の法線方向の出現頻度分布を定義する。図14に示すように、光偏向パターン37の光反射面38をその長手方向に沿って一定幅の微少な切片38a、38b、…に分割する。ここで各切片38a、38b、…は、ほぼ平面と見なすことができる程度の小さなものであるとし、各切片38a、38b、…に垂直に立てた法線をNa、Nb、…とする。そして、導光板32の光出射面35に垂直な方向から見たとき、各法線Na、Nb、…が光源33からの光の入射方向(光偏向パターン37と光源33とを結ぶ方向)に対して成す角度を法線方向としてθa、θb、…で表わす。そして、光出射面35に垂直な方向から見たときに法線方向θ(=θa、θb、…)が等しい切片の数をそれぞれ数えて出現頻度を求めたものが出現頻度分布である。
図12(b)及び図13(b)は、光出射面35に垂直な方向から見ているとき、図12(a)及び図13(a)に示すように光反射面38の長手方向に沿って法線N(=Na、Nb、…)の方向θの変化を求め、等しい法線方向θの出現頻度を求め、法線方向θを横軸にとり、各法線方向の出現頻度を縦軸にとったものである。この曲線は切片38a、38b、…の幅が小さくなるに従って図12(b)、図13(b)のように滑らかな曲線となる。言い換えると、法線方向がθとθ+dθの間にある法線方向を持つ領域の面積の光反射面に対する割合N(θ)で出現頻度を表わせる。なお、図12(a)及び図13(a)に示す光反射面38は完全な円弧ではないので、図12(b)及び図13のグラフは曲線となるが、これは若干誇張して描いている。
なお、出射光の指向特性は、数学的には次の通り表わされる。光出射面35に垂直な方向から見て、光反射面38のある光入射点に立てた法線に対する入射光の入射角度をθinとし、その点で反射した後の出射光の光出射面35に垂直な法線に対する出射角度をθoutとするとき、光反射面38の中心でθin=0となる平行光が入射した場合の出射光分布F1(θout)は、光反射面38の法線方向の出現頻度N(θ)で決まる。導光板32の屈折率をnとすると、光の出射角度θoutは次式で表わされる。
n・tan(θ)=sin(θout)
ここで、α=sin(θout)/nと置くと、F1(θout)は次式で表わされる。
F1(θout)=N(arctan(α))・dθ/dθout
=N(arctan(α))・cos(θout)/{n・(1+α)}
また、光偏向パターン37に入射する光の入射光分布をξ(θin)とすると、そのときの出射光分布F2(θout)は、次式で表わされる。
F2(θout)=∫ξ(θin)F1(θout−θin)dθin
(積分区間は、[−180deg.,+180deg.]である。)
本発明においては、光源33に近い位置では、図12(a)(b)に示すように光偏向パターン37の湾曲具合は小さくなっており、従って法線方向の出現頻度分布の半値幅Kは小さくなっている。これに対し、光源33から遠くなるにつれ、図13(a)(b)に示すように光偏向パターン37の湾曲具合が次第に大きくなり、法線方向の出現頻度分布の半値幅Kも次第に大きくなっている。
(見込み角)
つぎに、光源33から光偏向パターン37に入射する光の広がりについて考える。図9のA点のように光源33に近い位置では、図9に示すように、光源33の光源発光面の幅方向の両端と光偏向パターン37の重心を結んだ直線で作られる見込み角ξAは大きい。一方、図9のB点のように光源33から遠い位置では、図9に示すように見込み角ξBは小さくなる。なお、この見込み角ξAは、光源の光源発光面の幅Wと光偏向パターン37のrω座標で決定され、
ξA=Arctan〔(r×sinω+W/2)(r×cosω)〕−Arctan〔(r×sinω−W/2)(r×cosω)〕
で一義的に表わされる。見込み角ξBについても同様である。従って、光源33に近い光偏向パターン37では、図15(a)に示すように大きな見込み角ξAの範囲にわたって光が入射し、入射光の角度分布は図15(b)のように広がりが大きくなる。これに対し、光源33から遠くにある光偏向パターン37では、図16(a)に示すように小さな見込み角ξBの方向から光が入射し、入射光の角度分布は図16(b)のように広がりが小さくなる。
(輝度分布の均一化)
本発明の面光源装置31において、光出射面35の各点での輝度分布が均一化される理由を従来例と比較しながら説明する。まず、湾曲度合いの異なる光偏向パターン37の働きを説明する。図17(a)〜(d)は順次湾曲度合いの大きくなった光偏向パターン37と、それぞれの法線方向の出現頻度分布と、同じ見込み角で入射した光が光反射面38で反射されたときの出射光強度(以下、光出射面35から出射される光を単に出射光という。)の拡がりを表わしている。ただし、図17に示す出射光強度とは、光偏向パターン37の光反射面38で反射された光、あるいは光出射面35から出射された光を図22のE2方向のように光源側から見たときの光強度分布である。図17から分かるように、光偏向パターン37の湾曲度合いが大きくなるに従って法線方向の出現頻度分布の半値幅Kは広くなり、また出射光の拡がりが大きくなって出射光の指向性が高くなることが分かる。
図18は本発明の面光源装置31において、光源33の近傍にある光偏向パターン37(A)と光源33から遠くにある光偏向パターン37(B)に入射する光の指向特性と各光偏向パターン37で反射された出射光の指向特性とを表わしている。図19の(a1)、(a2)及び(a3)は光源33の近傍にある光偏向パターン37(A)における入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わし、図19の(b1)、(b2)及び(b3)は光源33から遠くにある光偏向パターン37(B)における入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わす。また、図20は従来例の面光源装置21において、光源23の近傍にある光偏向パターン25(A)と光源23から遠くにある光偏向パターン25(B)に入射する光の指向特性と各光偏向パターン25で反射された出射光の指向特性とを表わしている。図21の(a1)、(a2)及び(a3)は従来例において光源23の近傍にある光偏向パターン25(A)における入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わし、図21の(b1)、(b2)及び(b3)は光源23から遠くにある光偏向パターン25(B)における入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わす。
なお、図18及び図20(図24、図25も同様)においては、光偏向パターン37(25)の光反射面における光の反射点には黒丸を施している。また、図18〜図21(図24、図25も同様)に表わした入射光の指向特性及び入射光の強度分布は、光反射面に入射する前の光を図22のE1方向から見たときのものであり、出射光の指向特性及び入射光の強度分布は、光反射面で反射した光を図22のE2方向から見たときのものである。
従来例の場合でも、図20又は図21(a1)(b1)に示すように光偏向パターン25に入射する光の見込み角は、光源の近傍の光偏向パターン25(A)では大きくてξAとなっており、光源から離れた箇所の光偏向パターン25(B)では小さくてξBとなっている。そのため、図20に示すように光出射面全体にわたって同一形状の光偏向パターン25が設けられていて、図21(a2)(b2)に示すように法線方向における出現頻度の半値幅Kがどの光偏向パターン25についても同じである従来例の場合には、見込み角の変化をそのまま反映して、図20又は図21(a3)(b3)のように光源23の近傍では出射光の指向特性は広く、光源23から離れた箇所で出射光の指向特性は狭くなる。このように光源23からの距離に応じて出射光の指向特性が変化する場合には、前記のように斜め方向から見た場合には、光源23からの距離で出射光輝度が異なり、導光板22の光出射面に輝度ムラが生じる問題があった。
本発明の場合でも、図18又は図19(a1)(b1)に示すように光偏向パターン37に入射する光の見込み角は、光源33の近傍では大きくてξAとなっており、光源33から離れた箇所では小さくてξBとなっている。しかし、本発明の場合には、図18に示すように光偏向パターン37の形状が光源33からの距離に応じて変化しており、図19(a2)(b2)に示すように法線方向における出現頻度の半値幅Kが光源33からの距離が大きくなるほど広くなっている。よって、本発明の場合には、見込み角の変化と法線方向における出現頻度の半値幅Kの変化とが逆向きに変化することになって互いに相殺し、図18又は図19(a3)(b3)のように光源33から距離にかかわりなく光源33側から見た出射光の指向特性はほぼ均一となる。具体的にいうと、光源33から遠い位置では、比較的狭い見込み角度ξBで光源33の光が入射するが、光偏向パターン37の湾曲具合が大きいので、入射光が光反射面38で全反射されて光出射面35から出射させられる際には比較的大きく広げられる。一方、光源33に近い位置では、比較的広い見込み角度ξAで光源33の光が入射するが、光偏向パターン37の湾曲具合が小さいので、入射光が光反射面38で全反射されて光出射面35から出射させられる際にあまり大きく広げられない。その結果、光源33からの距離に応じて、各光偏向パターン37の法線方向の出現頻度分布の半値幅を適宜設計することにより、光源33側から見た指向特性(rζ面内での指向特性)が光源33からの距離にかかわりなくほぼ均一となるようにすることができる。
また、図11のようなzr平面内で考えると、各光偏向パターン37に入射する光の導光板厚み方向の広がりは光源33からの距離に関係なくほぼ一定である。そして、各光偏向パターン37の光反射面38の角度も光源33からの距離に関係なく一定となっているので、zr平面内における指向特性(ζ軸方向から見た指向特性)も光源33からの距離にかかわりなくほぼ均一となっている。
また、光偏向パターン37は、光源33の近傍では光反射面38の密度が低く、光源33から遠くなるにつれて光反射面38の密度が大きくなっているので、導光板32の光出射面35全体で輝度が均一化されている。
よって、本発明の面光源装置31にあっては、光源33からある方向を見た場合、光源33からの距離にかかわりなく出射光の指向特性がどの方向から見てもほぼ同じ形状となっている(つまり、三次元の指向特性が同じ形状となっている。)。
図23は、従来例と本発明の場合において、光源からの距離と光源から見た出射光の光強度分布の半値幅(視野角)との関係を表わしたものである。従来例の場合には、光源から距離が大きくなるに従って半値幅が急激に小さくなっていくので、斜め方向から見たときには光源から離れた部分が暗くなって輝度ムラが生じる恐れがある。これに対し、本発明の場合には光源からの距離に関係なく出射光の光強度分布の半値幅はほぼ一定となっているので、輝度ムラは生じにくい。
以上の説明では、光源から見て同一方向において光源からの距離による指向特性の変化を考えた。しかし、出射光の指向特性は、図6で説明したように光源からの距離が同じであっても、光源から見た方向によっても変化する。すなわち、図6に示すように、光源23からの距離が等しくても、光源23の正面に位置する光偏向パターン25では、その見込み角ξCは大きいが、光源23の正面から外れた縁の方に位置する光偏向パターン25では、見込み角ξDは小さくなる。
そのため、従来例のように各光偏向パターン25の形状が同じであれば、光源23からの距離が等しくても、光源33の正面に位置する光偏向パターン25では、その見込み角ξCが大きいので、出射光の指向特性P23も広くなり、また、光源23の正面から外れた縁の方に位置する光偏向パターン25では、見込み角ξDが小さいので、出射光の指向特性P25が狭くなり、輝度ムラが生じてしまう。
これに対し、本発明の面光源装置31の場合では、図24に示すように、光源33からの距離が等しくても、光偏向パターン37の位置する方向が光源33の前面に立てた垂線CCに対してなす角度θが大きくなるほど光偏向パターン37の湾曲具合を大きくし、法線方向の出現頻度の半値幅Kを広くしている。よって、図25に示すように、光源33の正面から外れた光偏向パターン37ほど見込み角ξDが小さくなるが、その一方で光偏向パターン37の湾曲具合が大きくなり、法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが大きくなるので、見込み角ξDが小さくなった分だけ光偏向パターン37により出射光が広げられ、導光板32の縁の方に位置する光偏向パターン37(D)で反射された光も、光源33の前方に位置する光偏向パターン37(C)もほぼ同じ指向特性で出射させることができる。
図26は、従来例と本発明の場合において、光反射面での見込み角と光源から見た出射光の光強度分布の半値幅(視野角)との関係を表わしたものである。従来例の場合には、見込み角が小さくなるに従って半値幅が急激に小さくなっていくので、斜め方向から見たときには中心から外れた縁の部分が暗くなって輝度ムラが生じる恐れがある。これに対し、本発明の場合には見込み角に関係なく出射光の光強度分布の半値幅はほぼ一定となっているので、輝度ムラが生じにくい。
以上の説明から分かるように、本発明の面光源装置31によれば、導光板32の光出射面35のどの位置においても三次元で表わした出射光の指向特性がほぼ等しくなるので、面光源装置31をどのような方向から見ても輝度ムラが生じにくく、視認性に優れた面光源装置31を作製することができる。しかも、第1の従来例のように拡散シートやプリズムシート等が必要ないので、面光源装置31を薄型化することができる。
(変形例)
以下においては、本発明の変形例について順次説明する。光源33の形態について説明する。光源33は、図27(a)に示すように、導光板32の幅程度の長さを有する光源33(線状光源)であってもよく、あるいは、図27(b)に示すように、導光板32の幅に比べて十分に小さな光源33(点光源)であってもよい。また、図27(c)に示すように、小さな光源33(点光源)を複数個並べて線状光源化、あるいは点光源化したものであってもよい。図27(c)のように複数の光源33を並べた場合には、本発明の面光源装置によれば、光源33どうしの間の隙間による輝度ムラを解消させることができる。
また、光偏向パターン37は、光源33の方向に対して中央部が引っ込むように湾曲していてもよいが、上記実施例(例えば、図12、図13)のように光源33の方向に対して突出するように湾曲していることが望ましい。成形ダレは光偏向パターン37の端の鋭角部分で大きくなり易いので、図28(b)に示すように、光偏向パターン37が光源33の方向に対して引っ込むように湾曲している場合には、光偏向パターン37の成形ダレ40が光源33側に位置することになり、光源33からの入射光が成形ダレ40で乱反射されて迷光となる恐れがある。これに対し、図28(a)に示すように、光偏向パターン37が光源33の方向に対して突出するように湾曲している場合には、光偏向パターン37の端に成形ダレ40が生じても光偏向パターン37の陰になり易く、光源33からの入射光が成形ダレ40で乱反射されて迷光となりにくいからである。
また、光偏向パターン37は、略円弧状に湾曲したものに限らず、図29(a)に示すような蛇行状に湾曲したもの、図29(b)に示すような楕円弧状に湾曲したもの、図29(c)に示すようにS字状に湾曲したものでもよい。あるいは、図29(d)に示すように、複数個の光偏向パターン37を湾曲させて配置したものでもよい。また、図29(e)に示すように円または楕円の半球状のものでもよく、図29(f)に示すように、複数個の光偏向パターン37が光源33と反対側に向けて突出するように湾曲して配置されたものであってもよい。
このような形状の異なる光偏向パターン37であっても、同じ機能を持たせることができる。例えば、図30(a1)に示す略円弧状の光偏向パターン37は図30(b1)に示すような法線方向の出現頻度分布を有し、図30(a2)に示す蛇行状の光偏向パターン37は図30(b2)に示すような法線方向の出現頻度分布を有し、図30(a1)の略円弧状の光偏向パターン37と図30(a2)の蛇行状の光偏向パターン37とは、図30(b1)(b2)のように等しい法線方向の出現頻度分布と等しい半値幅Kを有している。
また、光偏向パターン37は光源33の光の入射方向(光源33と結んだ方向)に対して対称な形状を有している必要はなく、例えば図31(a)(b)に示すように非対称になっていたり、図31(c)に示すように対称な形状のものを傾かせて配置していても差し支えない。
また、別な変形例としては、図32に示すように、ある微小な領域において、複数存在する光偏向パターン37のうち一部を直線状の光偏向パターン37aとしてもよい。例えば、光偏向パターン37の形状評価などのため視野角にほぼ影響しない範囲で、直線状の光偏向パターン37aが1つ又は数個(例えば、10個以下)設けられていてもよい。
また、光源33の近傍では、光偏向パターン37の曲率は小さくなるので、光源33の近傍に位置する光偏向パターン37は直線状の光偏向パターン37としてもよい。
(円弧形状による近似)
光偏向パターン37の形状としては円弧状に湾曲したものが取り扱いが容易であるが、図29、図31等に示したように光偏向パターン37は円弧状に湾曲したものでなくてもよい。しかしながら、光偏向パターン37がほぼ円弧状やほぼ楕円弧状をしていて、図33に示すように、光反射面38を円弧形状でほぼ近似することができる場合には、光偏向パターン37の取り扱いを簡単にすることができる。すなわち、図33及び図10に示す光偏向パターン37においては、符号38aは光出射面35に垂直な方向から見たときの光反射面38の光源側の端縁を表わしており、光反射面38の長手方向中央部は円弧状に湾曲し、光反射面38の長手方向両端部は長手方向中央部よりも大きな曲率でもって略円弧状に湾曲している。図33及び図10に一点鎖線で表わした円弧形状41は光反射面38の光源側の端縁38aにおける長手方向中央部を通過しており、光反射面38の長手方向両端部は円弧形状41の内周側に位置している。光反射面38の光源側端縁38aを円弧形状41でなぞらえたとき、その円弧形状41の中心角がηであるとすれば、その法線方向の出現頻度分布の半値幅Kは円弧形状の中心角ηとして取り扱うことができ、各光偏向パターン37の出現頻度分布の半値幅Kを中心角ηと変換して考えることができるからである。
以下、光出射面に垂直な方向から見たときに円弧形状でほぼ近似できる光偏向パターン37の構造及び配置を説明する。図34(a)〜(d)は順次中心角η(=ηa、ηb、ηc、ηd)が大きくなった光偏向パターン37と、それぞれの法線方向の出現頻度分布と、同じ見込み角で入射した光が光反射面38で反射されたときの出射光強度(以下、光出射面35から出射される光を単に出射光という。)の拡がりを表わしている。ただし、図34に示す出射光強度とは、光偏向パターン37の光反射面38で反射された光、あるいは光出射面35から出射された光を図22のE2方向のように光源側から見たときの光強度分布である。
図34(a)に示すように光反射面38を近似した円弧形状の中心角がηa、ηb、ηc、ηdというように順次大きくなると、図34(b)に示すように、その法線方向の出現頻度分布は横に広がり、その半値幅も順次Ka、Kb、Kc、Kdというように大きくなる。その結果、出射光の視野角(指向特性における半値全幅)も順次τa、τb、τc、τdというように広くなる。よって、光反射面38を近似する円弧形状の中心角ηが広くなるに従って出射光の指向性が低下する。
図9に示すように、光源33の近くの光偏向パターン37(A)と光源33から遠くにある光偏向パターン37(B)とを考えると、図35(c)に示すように、光源33の近くにある光偏向パターン37(A)では見込み角ξAが大きくて入射光強度の広がりが大きく、光源33から遠くにある光偏向パターン37(B)では見込み角ξBが小さくて入射光強度の広がりが狭くなっている。一方、図35(a)(b)に示すように、光源33の近くの光偏向パターン37(A)では円弧形状の中心角ηAが狭く、光源33から遠くにある光偏向パターン37(B)では円弧形状の中心角ηBが広いので、光出射面から出射される光の視野角φは、光源33からの距離にかかわりなく所望の視野角φとなるように設計することができる。また、導光板32の中央部(中心線CC付近)に位置する光偏向パターン37では、見込み角ξが広いので光偏向パターン37の中心角ηを狭くし、導光板32の中央部から外れた側縁部の光偏向パターン37では、見込み角ξが狭いので光偏向パターン37の中心角ηを広くすれば、導光板32の中央部と側縁部とでもと所望の均一な指向性φとなるようにできる。
従って、円弧形状で近似できる光偏向パターン37の場合には、光源33からの距離が遠くなるほど、円弧形状で近似された光反射面38の中心角ηが次第に広くなるようにすれば、光出射面の視野角を均一化して輝度ムラを解消することができる。また、光偏向パターン37は、中心線CCとなす角度ωが大きくなるほど、円弧形状の中心角ηが次第に広くなるようにすれば、光出射面の視野角を均一化して輝度ムラを解消することができる。
ただし、導光板32の光出射面から出射される光の視野角を所望の値φに保つという条件の下では、光源33からの距離がいくら大きくなっても円弧形状の中心角ηには上限値が存在する。図36は光源33からの距離に対する円弧形状の中心角ηの変化を示す図である。この面光源装置は、図23のデータを測定するのに用いたものと同じものであって、導光板32の屈折率n=1.55、光源発光面の幅がW=2mmで、光出射面から出射する光の光源側から見た視野角が所定値φ=20°となるようにしたものである。また、図36の測定データは、中心線CC上におけるものと、中心線CCと成す角度がω=30°、60°の方向の直線上におけるものを示している。図36から分かるように、光反射面38を近似した円弧形状の中心角ηは、光源33からの距離が大きくなっているが、その増加率は次第に小さくなっており、ある上限値を超えない。なお、光反射面38を近似した中心角ηが180°以上になっても意味がないが、この中心角ηの上限値は180°に比べて充分に小さな値である(図36参照)。
中心角ηの上限値は、実験的に2×φ/nであることが確認された。この点は計算によっても示すことができる。図37及び図38は、この上限値を説明するための図である。いま、光源33から充分遠方(例えば、面光源装置の幅の100倍程度)にある長さがPwの光偏向パターン37を考え、図37に実線矢印で示すように、光偏向パターン37の対称軸にほぼ平行に光が入射する場合を考える。この面光源装置の視野角を目標値φにするためには、光反射面38の中央からPw/4の位置に入射した光が導光板32の光出射面からφ/2の方向へ出射されるように中心角ηを定めれば充分である。光反射面38の中央からPw/4の位置に入射した光は、その点の法線Nとθin=η/4の角度を成している。そして、光反射面38で反射した光は、図38(a)(b)に示すように、導光板32の光出射面に立てた法線に対してθout´≒θin=η/4の入射角で入射する。その結果、スネルの法則によれば、導光板32の光出射面から出る光の出射角θoutは、次式より求められる。
θout=arcsin(n・sin(θout´))
≒n・θout´=n・η/4
このように光反射面38の中央から光反射面38の長さPwの1/4の箇所に入射した光が、光出射面より出射すると、最大輝度の約1/2の輝度の光になると考えられるので、θout=n・η/4の2倍の角度が目標値φとなる。よって、光源33から充分に遠くにある光偏向パターン37では、中心角ηの値はほぼ2×φ/nとなる。これよりも光源33に近い位置にある光偏向パターン37では、中心角ηの値は光源から充分遠くにある光偏向パターン37の中心角2×φ/nよりも小さいので、
η≦2×φ/n
が得られる。
また、図39は光偏向パターン37の配置されている位置の見込み角ξに対する光反射面38を近似する円弧形状の中心角ηの変化を表わした図である。図40は図36のデータを測定した面光源装置における光源33からの距離に対する見込み角ξの変化を表わした図である。そして、図39の測定データ(実施例)は、図36に示されたω=0°における中心角ηの変化と、図40に示されたω=0°における見込み角ξの変化とを合成することによって得られたものである。図40には図示していないが、ω=30°、60°の場合もω=0°のものと同様な曲線が得られる。
図39から分かるように、見込み角ξが増加すると、中心角ηは減少している。そして、導光板32から出射される光の光源側から見たときの視野角の目標値をφ、導光板32の屈折率をnとしたとき、2×φ/n≦ξとなる領域においては、光出射面に垂直な方向から見ると光反射面38はほぼ直線状(η≒0)となり、2×φ/n>ξとなる領域においては、光出射面に垂直な方向から見たとき、光反射面38を近似する円弧形状の中心角ηの上限値は2×(φ/n)−ξとなる。
図41は、この上限値を説明するための図である。見込み角ξの光偏向パターン37には±ξ/2の間の角度で光が入射しているので、その中間の方向の光、つまり図41に実線矢印で示すように光偏向パターン37の対称軸にξ/4の角度で入射する光が最大強度の1/2の強度の光であると考える。この面光源装置の視野角を目標値φにするためには、光反射面38の中央からPw/4の位置に入射した光が導光板32の光出射面からφ/2の方向へ出射されるように中心角ηを定めればよい。光反射面38の中央からPw/4の位置に入射した光は、その点の法線Nとθin=η/4+ξ/4の角度を成している。そして、光反射面38で反射した光は、図38(a)(b)に示すように、導光板32の光出射面に立てた法線に対してθout´≒θin=η/4+ξ/4の入射角で入射する。その結果、スネルの法則によれば、導光板32の光出射面から出る光の出射角θoutは、次式より求められる。
θout=arcsin(n・sin(θout´))
≒n・θout´=n(η+ξ)/4
このように光反射面38の中央から光反射面38の長さPwの1/4の箇所に入射した光が、光出射面より出射すると、最大輝度の約1/2の輝度の光になると考えられるので、θout=n(η+ξ)/4の2倍の角度が目標値φとなる。よって、光源33から充分に遠くにある光偏向パターン37では、中心角ηの最大値はほぼ(2×φ/n)−ξとなる。よって、
η≦2×φ/n−ξ
が得られる。
しかし、この式の右辺は、2×φ/n≦ξの場合には、負の値となるので適用することができない。2×φ/n≦ξでは中心角ηが充分に小さくなっているので、この領域では光偏向パターン37はほぼ直線状であると考えることができる。
(光反射面の長さと指向特性との関係)
なお、以上の説明においては、光反射面38を円弧形状で近似したときの中心角ηを用いて光偏向パターン37の形状を特徴付けており、光反射面38の長さ(直線長さ)については、30μm以下とする点を除けば、特に問題としなかった。これは光反射面38の長さは光反射面38で反射された光の視野角にほとんど影響を及ぼさないためである。その理由は、円弧形状で近似した光反射面38の長さが異なっても、その見込み角ξが同じであれば、それぞれの光反射面38の法線方向の出現頻度分布の高さ(頻度)が異なるだけであって、その半値幅が変化しないからである。
図42は、光源発光面の幅がW=1.8mmの導光板において、見込み角ξ=4.6°となる位置に、長さPwが7μm、11μm、17μmの光偏向パターン37を形成した面光源装置において、光反射面38で反射されて導光板32から出射した光の指向特性(実測値)を示す図である。この実測例からも、光偏向パターン37又は光反射面38の直線長さPwは指向特性に影響を及ぼさないことが分かる。
(光偏向パターンの配置について)
次に、光偏向パターン37の配置について説明する。上記実施例では、各光偏向パターン37を同心円状に配置したが、このような配置に限るものではない。例えば、図43に示す面光源装置では、光偏向パターン37を導光板32の背面に不規則に配置している。また、図44に示す面光源装置では、光偏向パターン37を楕円状に配置している。これらの場合にも、光源からの距離や見込み角に応じて適当な法線方向の出現頻度分布の半値幅を有する光偏向パターン37を配置するようにすればよい。
光偏向パターン37を不規則に配置した場合には、各光偏向パターンで反射され光出射面から出射された光の干渉を低減することができる。また、光偏向パターン37を楕円状に配置した場合には、光を効率よく利用できるようになる。但し、楕円配置の場合には、その短軸と長軸との比は、0.94〜0.99であることが望ましい。
(光偏向パターンの断面形状について)
次に、光偏向パターン37の断面形状について説明する。上記実施例では、光偏向パターン37は、図45に示すように断面三角形凹状に形成されていた。このような形状の光偏向パターン37では、図45に示すように光反射面38から漏れた光線L1は、再入射面39から導光板32内に再入射するので、光の損失を低減することができる。
図46は光偏向パターン37の異なる断面形状を表わしている。この光偏向パターン37では、光反射面38と連続するようにして光反射面38の光源側に断面三角形凸状の凸部42を設けている。図45のような光偏向パターン37では、導光板32の背面に対して図46のように入射した光線L2は、導光板32の背面を透過して破線で表わした光線L3のように漏れ光となる。これに対し、図46のような形状の光偏向パターン37では、光線L2は凸部42の前傾斜面43で全反射した後、光反射面38を透過して再入射面39から導光板32内に再入射される。よって、このような形状の光偏向パターン37を用いれば、光の利用効率をさらに向上させることができ、画質も向上する。
図47は光偏向パターン37のさらに異なる断面形状を表わしている。この光偏向パターン37では、再入射面39と連続するようにして再入射面39の光源と反対側に断面三角形凸状の凸部44を設けている。図45のような光偏向パターン37では、図47に示すような位置で光反射面38から導光板32の外部へ出射した光線L4は、再入射面39に入射することなく漏れ光L5となる。これに対し、図47のような形状の光偏向パターン37では、光反射面38から漏れた光線L4は、凸部44における再入射面39から導光板32内に再入射し、凸部44の後反射面45で全反射して導光板32を再び導光される。よって、このような形状の光偏向パターン37を用いれば、光の利用効率をさらに向上させることができる。なお、光偏向パターン37の前後に断面三角形凸状の凸部42と凸部44とを同時に設けてもよい。
また、光偏向パターン37は、図48に示す変形例のように、断面三角形凸状として導光板32の背面(パターン面)に突出させてもよい。このように凸状の光偏向パターン37であっても導光板32内を導波する光を光偏向パターン37で全反射させて光出射面35からほぼ垂直に出射させることができる。
また、光偏向パターン37の断面形状は、断面三角形状が望ましいが、必ずしも断面三角形状に限るものではない。例えば、断面半円状、断面1/4円状、断面台形状、畝状、ひれ状なども可能である。また、これらの断面形状を組み合わせることも可能である。
上記実施例の面光源装置31では、導光板32の正面に拡散シートやプリズムシートを用いず、面光源装置31の薄型化を図っている。しかし、これは導光板の正面に各種光学シートを重ねるのを排除するという意味ではない。例えば、図49に示すように、導光板32の正面に拡散シート46を重ねたり、図50のように、導光板32の正面に拡散シート46やプリズムシート47を重ねたりしてもよい。
(最良の実施例)
ここで、最良の実施例を挙げておく。この実施例では、光源33の光出射領域の幅は1.4mmであり、導光板32の平面サイズは50mm×40mmとした。また、面光源装置の視野角目標値は20°と想定した。図51は光源33の前方に位置する光偏向パターン37の基本形状(前面の輪郭)を表わした詳細な平面図である。また、図52は図51の基本形状について幅方向の座標xの関数として法線方向θを求めた結果を表わしている(但し、図52は片側半分だけを表わしている。)。図52から分かるように、光偏向パターン37の両端の傾斜は中央部に比べて大きくなっている。図53は図52に基づいて法線方向の出現頻度分布を表わした図である。光偏向パターン37は、この基本形状を基準として見込み角ξが大きな位置では法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが小さくなり、見込み角ξが小さな位置では法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが大きくなるように設計されている。具体的にいうと、光源33の近くでは法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが小さく、光源33から遠くなるにつれて法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが大きくなるように設計し、また、光源33の前方では法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが小さく、光源33の前方から外れて縁に近くなるにつれて法線方向の出現頻度分布の半値幅Kが大きくなるように設計している。図54は、入射光の見込み角ξと法線方向分布の出現頻度の半値幅との関係の設計例を示す図である。
(複数個の光源)
つぎに、複数個の光源を用いた場合、特に複数個のいわゆる点光源を用いた場合について説明する。図55は複数の小さな光源を近接させて配置した例(図55では2つの光源33a、33b)を表わしている。複数の光源を近接されて局所的に配置した場合には、これらの光源33a、33bは全体としては線光源とみなすことができる。よって、光源全体としては有限な幅を有する光源とみなすことができ、複数個の光源33a、33bの全体の両端の幅とパターンの重心とを結んで作られる見込み角として取り扱えば、1つの光源の場合と同様に取り扱うことができる。
図56に示すように、複数の小さな点光源33a、33bを互いに離間させて配置した場合には、複数の光源33a、33bを全体として1つの光源として取り扱うには無理がある。しかし、この場合でも各光源33a、33bの光源発光面は有限な幅を有しているので、各光偏向パターンから各光源を見込む見込み角ξは光偏向パターン37の位置によって異なっている。しかも、各光偏向パターン37には複数の光源33a、33bからの光が到達するので、特別な考慮が必要となる。
複数の光源をそのまま別々の複数の光源として取り扱う場合には、各々の光源に対する光偏向パターンの配列を混在させる。以下、この方法を2個の光源33a、33bの場合について説明するが、3個以上の光源の場合にも同様に適用することができる。図57(a)は一方の光源33aを基準として前記のように設計された光偏向パターン37aの分布を表わしており、図57(b)は他方の光源33bを基準として前記のように設計された光偏向パターン37bの分布を表わしている。これらの2つの光源33a、33bが導光板32の光入射面34に対向して配置された場合には、図57(c)に示すように、各光源33a、33bを基準として設計された各配列パターン37a、37bを混在させるようにすればよい。
ただし、両配列パターン37aと配列パターン37bの混合の割合は、単位面積における光反射面の密度が各々の光源33a、33bからの距離に反比例するように決める。図58及び図59はかかる処理を説明する図である。図59(a)(b)(c)においては、光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aを実線で示し、光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bを破線で表わしている。図58における位置A1のように光源33bからの距離に比較して光源33aからの距離が短い微小領域では、図59(a)に示すように、光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bの光反射面38の密度よりも光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aの光反射面38の密度の方が大きくなっている。図58における位置B1のように光源33bからの距離と光源33aからの距離がほぼ等しい微小領域では、図59(b)に示すように、光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bの光反射面38の密度と光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aの光反射面38の密度とはほぼ等しくなっている。さらに、図58における位置C1のように光源33aからの距離に比較して光源33bからの距離が短い微小領域では、図59(c)に示すように、光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aの光反射面38の密度よりも光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bの光反射面38の密度の方が大きくなっている。
別な方法としては、個々の光偏向パターン37において光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aと光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bとを平均した形状の光偏向パターンを用いてもよい。図60(b)は、図60(a)に示すように、光源33aを基準として設計されたある位置A2における光偏向パターン37aの形状を表わし、図60(c)はその法線方向の出現頻度の分布を表わしている。図61(b)は、図61(a)に示すように、光源33bを基準として設計された同一位置A2における光偏向パターン37bの形状を表わし、図61(c)はその法線方向の出現頻度の分布を表わしている。このとき、図62(a)に示す同一位置A2において2つの光源33a、33bを考慮して光偏向パターン37を決定するには、図62(b)(c)に示すように、図60(b)(c)に示した光偏向パターン37aと図61(b)(c)に示した光偏向パターン37bの平均的な形状となるように光偏向パターン37を設計すればよい。平均的な光偏向パターン37を決定する方法としては、光偏向パターン37a、37bそのものの形状を平均化する方法、法線方向の出現頻度の分布を平均化する方法、法線方向の出現頻度の分布の半値幅Kが平均値となるようにする方法などがあるが、最後の方法が簡便である。
また、別な方法としては、個々の光偏向パターン37において光源33aを基準として設計された光偏向パターン37aと光源33bを基準として設計された光偏向パターン37bを混在させたハイブリッド型の光偏向パターンを用いてもよい。すなわち、光源33aを基準として設計されたある位置A2における光偏向パターン37aの形状が図60(b)に表わした通りであり、光源33bを基準として設計された同一位置A2における光偏向パターン37bの形状が図61(b)に表わした通りであるとすれば、図63(a)に示すように2つの光源33a、33bを考慮して光偏向パターン37を決定する。光偏向パターン37は2つの領域に分割されており、一方の領域は光偏向パターン37aの一部となっており、他方の領域は光偏向パターン37bの一部となっており、その法線方向の出現頻度の分布も図63(b)に示すように混合型となる。このとき、光偏向パターン37aの領域の光反射面の面積と光反射面37bの領域の光反射面の面積との比は、各光源33a、33bからの距離に反比例している。
(バックライトを用いた液晶表示装置)
次に、面光源装置31の応用例について説明する。図64は本発明の面光源装置31をバックライトとして用いた透過型の液晶表示装置51を示す概略断面図である。この液晶表示装置51では、面光源装置31の前面に透過型の液晶パネル52を配置してあり、面光源装置31の光出射面から出射された光を液晶パネル52に透過させ、画像を生成するようになっている。このような液晶表示装置51では、液晶パネル52と面光源装置31の間に拡散シートやプリズムシートが不要になっているので、これらのシートによる光の散乱や吸収を無くすことができ、明るい画像を得ることができる。また、液晶表示装置51の薄型化を図ることができる。
(フロントライトを用いた液晶表示装置)
図65は本発明の面光源装置31をフロントライトとして用いた反射型の液晶表示装置53を示す概略断面図である。この液晶表示装置53では、面光源装置31の背後に反射型の液晶パネル54を配置してあり、面光源装置31の光出射面から光を出射させると、液晶パネル52内に入射した光は液晶層の背後にある反射面55で反射されて戻り、導光板32を透過して画像が観察される。この液晶表示装置53において、視野角が制御された、ムラのない明るく鮮明な画像を得ることができる。
(両面表示型液晶表示装置)
図66は本発明の面光源装置31を用いた両面表示型の液晶表示装置56を示す概略断面図である。この液晶表示装置56では、面光源装置31の背後に半透過型の液晶パネル57を配置している。面光源装置31の光出射面から光を出射させると、液晶パネル57内に入射した光は液晶層の背後にある半透過面58で入射光の一部が反射され、残りの一部の光が半透過面58を透過する。半透過面で反射された光は、導光板32を透過し、面光源装置31側で画像が観察される。一方、半透過面58を透過して液晶パネル57から出た光は、面光源装置31と反対側の面で画像を生成する。よって、この液晶表示装置56では、同時に表裏で画像を観察することが可能になる。この液晶表示装置56においても、視野角が制御された,ムラのない明るく鮮明な画像を得ることができる。
(携帯電話、電子辞書その他)
また、上記のような面光源装置60は、図67に示す携帯電話61、図68に示す電子辞書62、図69に示す多機能型腕時計63、PDA、ノートパソコンなどの携帯型情報端末のほか、ATM(金銭自動払出機)、デスクトップ型パソコン、卓上テレビ、壁掛けテレビなどの表示部として用いることができ、明るく見易い画面を提供することができる。
従来の面光源装置の構造を示す一部破断した分解斜視図である。 図1の面光源装置の各部分を透過する光の指向特性を説明する図である。 従来の別な構造の面光源装置を示す概略斜視図である。 (a)は図3の面光源装置を側面から見たときの指向特性を示す図、(b)は図3の面光源装置を光源側から見たときの指向特性を示す図である。 (a)は光源の近傍にある光偏向パターンで全反射された光の指向特性を示す図、(b)は光源から離れた位置にある光偏向パターンで全反射された光の指向特性を示す図である。 (a)は光源の前方にある光偏向パターンで全反射された光の指向特性を示す図、(b)は光源の前方から外れた方向にある光偏向パターンで全反射された光の指向特性を示す図である。 (a)は従来例における湾曲した光偏向パターンを示す斜視図、(b)は湾曲した光偏向パターンで全反射された光の指向特性を示す図である。 本発明にかかる面光源装置を示す斜視図である。 導光板のパターン面に形成された光偏向パターンの配置を模式的に表わした平面図である。 (a)は同上の光偏向パターンの斜視図、(b)はその平面図、(c)はその断面図である。 図8の面光源装置における光の挙動を説明する図である。 (a)は光源の近傍に位置する光偏向パターンの平面図、(b)は光出射面に垂直な方向から見たときの各法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 (a)は光源から遠くに位置する光偏向パターンの平面図、(b)は光出射面に垂直な方向から見たときの各法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 法線方向の出現頻度の分布を求める方法を説明する図である。 (a)は光源の近傍に位置する光偏向パターンの見込み角ξAを示す図、(b)は当該光偏向パターンに入射する光の強度分布を示す図である。 (a)は光源から遠くに位置する光偏向パターンの見込み角ξAを示す図、(b)は当該光偏向パターンに入射する光の強度分布を示す図である。 (a)〜(d)は順次湾曲度合いの大きくなった光偏向パターンと、それぞれの法線方向の出現頻度分布と、同じ見込み角で入射した光が光反射面で反射されたときの出射光強度の拡がりを表わした図である。 本発明の面光源装置において、光源の近傍にある光偏向パターンと光源から遠くにある光偏向パターンに入射する光の指向特性と各光偏向パターンで反射された出射光の指向特性とを表わした図である。 (a1)、(a2)及び(a3)は、本発明の面光源装置において、光源の近傍にある光偏向パターンにおける入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わした図、(b1)、(b2)及び(b3)は光源から遠くにある光偏向パターンにおける入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わした図である。 従来例の面光源装置において、光源の近傍にある光偏向パターンと光源から遠くにある光偏向パターンに入射する光の指向特性と各光偏向パターンで反射された出射光の指向特性とを表わした図である。 (a1)、(a2)及び(a3)は、従来例の面光源装置において、光源の近傍にある光偏向パターンにおける入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わした図、(b1)、(b2)及び(b3)は光源から遠くにある光偏向パターンにおける入射光の強度分布、法線方向の出現頻度分布、および出射光の強度分布を表わした図である。 図18〜図21等に表わされている指向特性を説明する図である。 従来例と本発明の場合において、光源からの距離と光源から見た出射光の光強度分布の半値幅との関係を表わした図である。 本発明の面光源装置において、光源の前方に位置する光偏向パターンの見込み角と光源の前方から外れた方向に位置する光偏向パターンの見込み角とを示す図である。 本発明の面光源装置において、光源の前方に位置する光偏向パターンと光源の前方から外れた位置にある光偏向パターンに入射する光の指向特性と各光偏向パターンで反射された出射光の指向特性とを表わした図である。 従来例と本発明の場合において、見込み角と光源から見た出射光の光強度分布の半値幅との関係を表わした図である。 (a)〜(c)は光源の種々の形態を表わした図である。 (a)(b)は湾曲した光偏向パターンの向きと成形ダレの影響を説明する図である。 (a)〜(f)は種々の形状の光偏向パターンを示す平面図である。 (a1)(a2)は、(b1)(b2)のように法線方向の出現頻度分布が等しく、形状の異なる光偏向パターンの例を表わした図である。 (a)(b)は光の入射方向に対して非対称な形状を有する光偏向パターンを示す平面図、(c)は対称な形状のパターンを斜めに配置した光偏向パターンを示す平面図である。 別な変形例の面光源装置における光偏向パターンを示す概略図である。 非円弧状の光反射面を仮想的な円弧になぞらえた様子を示す平面図である。 (a)(b)(c)(d)はそれぞれ、異なる中心角の光偏向パターンと、その法線方向の出現頻度分布と、出射光の指向特性を示す図である。 (a)は大小の中心角の光偏向パターンを示す平面図、(b)はそれらの出射光の指向特性を示す図、(c)は広狭の見込み角の入射光強度特性を示す図、(d)は広い見込み角となる位置に配置された中心角の狭い光偏向パターンの指向特性と狭い見込み角となる位置に配置された中心角の広い光偏向パターンの指向特性とを示す図である。 出射光の視野角が等しい光反射面における、光源から光反射面までの距離に対する中心角ηの変化を示す図である。 中心角ηの上限値の求め方を説明する図である。 (a)(b)は中心角ηの上限値の求め方を説明する図である。 出射光の視野角が等しい光反射面における、見込み角に対する中心角ηの変化を示す図である。 出射光の視野角が等しい光反射面における、光源から光反射面までの距離に対する見込み角の変化を示す図である。 中心角ηの上限値の求め方を説明する図である。 出射角に対する光反射面の長さの影響を説明する図である。 光偏向パターンを不規則に配置された面光源装置を示す概略斜視図である。 楕円弧状に配置された光偏向パターンを示す概略平面図である。 光反射面から漏れた光線が再入射面から導光板内に再入射する様子を示す説明図である。 光偏向パターンの異なる断面形状を表わした概略断面図である。 光偏向パターンのさらに異なる断面形状を表わした概略断面図である。 光偏向パターンのさらに異なる断面形状を表わした概略断面図である。 拡散シートを重ねた面光源装置を示す斜視図である。 拡散シートとプリズムシートを重ねた面光源装置を示す斜視図である。 光源の前方に位置する光偏向パターンの基本形状(前面の輪郭)を表わした詳細な平面図である。 図51の基本形状の光偏向パターンについて幅方向の座標xの関数として法線方向θを求めた結果を表わした図である。 図52に基づいて法線方向の出現頻度分布を表わした図である。 入射光の見込み角ξと法線方向分布の出現頻度の半値幅との関係の設計例を示す図である。 複数個の光源を近接させて配列させた様子を示す平面図である。 複数個の光源を離間させて配列させた様子を示す平面図である。 (a)は複数の光源のうち一方の光源を基準として設計された光偏向パターンを示す図、(b)は他方の光源を基準として設計された光偏向パターンを示す図である。 複数の光源のうち一方の光源に近い位置A1、ほぼ等しい距離にある位置B1、他方の光源に近い位置C1を示す図である。 (a)は図58の位置A1における光偏向パターンの分布を示す概略図、(b)は図59の位置B1における光偏向パターンの分布を示す概略図、(c)は図59の位置C1における光偏向パターンの分布を示す概略図である。 (a)は複数の光源のうち一方の光源を基準として設計された光偏向パターンの分布を示す図、(b)は当該光偏向パターンの形状を示す平面図、(c)はその法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 (a)は複数の光源のうち他方の光源を基準として設計された光偏向パターンの分布を示す図、(b)は当該光偏向パターンの形状を示す平面図、(c)はその法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 (a)は複数の光偏向パターンを平均化して設計された光偏向パターンの分布を示す図、(b)は当該光偏向パターンの形状を示す平面図、(c)はその法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 (a)は複数の光偏向パターンをハイブリッド化して設計された光偏向パターンの分布を示す図、(b)は当該光偏向パターンの形状を示す平面図、(c)はその法線方向の出現頻度の分布を示す図である。 透過型の液晶表示装置を示す概略断面図である。 反射型の液晶表示装置を示す概略断面図である。 両面表示型の液晶表示装置を示す概略断面図である。 携帯電話の斜視図である。 電子辞書の斜視図である。 多機能型腕時計の斜視図である。
符号の説明
21 面光源装置
22 導光板
23 光源
24 反射シート
25 光偏向パターン
31 面光源装置
32 導光板
33 光源
34 光入射面
35 光出射面
36 反射シート
37 光偏向パターン
38 光反射面
39 再入射面
40 成形ダレ
41 円弧
42 凸部
43 前傾斜面
44 凸部
45 後反射面
46 拡散シート
47 プリズムシート
51 液晶表示装置
52 液晶パネル
53 液晶表示装置
54 液晶パネル
55 反射面
56 液晶表示装置
57 液晶パネル
58 半透過面
60 面光源装置
61 携帯電話
62 電子辞書
63 多機能型腕時計

Claims (21)

  1. 光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、
    前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、
    前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が光偏向パターンと前記光源との距離に応じて変化していて、当該分布における半値幅は、前記光源からの距離が遠いほど大きくなっていることを特徴とする面光源装置。
  2. 光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、
    前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、
    前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が光偏向パターンと前記光源との距離に応じて変化していて、前記導光板の光出射面から出射される光の、前記光源側から見たときの視野角の目標値をφ、前記導光板の屈折率をnとし、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面を円弧形状で近似した場合、前記円弧形状の中心角が2×φ/n以下で、かつ、前記光源からの距離が遠いほど前記円弧形状の中心角が大きくなっていることを特徴とする面光源装置。
  3. 光源と、前記光源から導入された光を光出射面のほぼ全体に広げて光出射面から出射させる導光板とを備え、前記導光板の光出射面と反対側の面には導光板内を導光する光を反射させるための複数の光偏向パターンが形成された面光源装置において、
    前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンは、その光反射面に垂直な法線の方向が前記光反射面の長手方向に沿って変化しており、
    前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布が、前記光源の光源面の幅の両端と光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角に応じて変化していることを特徴とする面光源装置。
  4. 前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面に垂直な法線方向の出現頻度の分布における半値幅は、前記光源の光源発光面の幅方向の両端と、各光偏向パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角が小さいほど大きくなっていることを特徴とする、請求項に記載の面光源装置。
  5. 前記導光板の光出射面から出射される光の、前記光源側から見たときの視野角の目標値をφ、前記導光板の屈折率をn、前記光源の光源発光面の幅方向の両端と各光偏光パターンの重心を結んだ直線で作られる見込み角をξとしたとき、
    2×φ/n≦ξとなる領域においては、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面がほぼ直線状となり、
    2×φ/n>ξとなる領域においては、前記光出射面に垂直な方向から見たときの前記光反射面を円弧形状で近似した場合に、前記円弧形状の中心角が2×(φ/n)−ξ以下で、かつ、前記見込み角ξが小さいほど前記円弧形状の中心角が大きくなっていることを特徴とする、請求項に記載の面光源装置。
  6. 前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光反射面の長手方向中央部が円弧状に形成されており、前記光反射面の長手方向両端部が長手方向中央部よりも大きな曲率でもって湾曲しており、かつ、前記光反射面の長手方向両端部が前記長手方向中央部を延長した円弧の内周側に位置していることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  7. 前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンの光反射面が湾曲または蛇行していることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  8. 前記光出射面に垂直な方向から見たとき、前記光偏向パターンの光反射面は、その中央部が光源方向へ向けて突出した凸湾曲面であることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  9. 前記光偏向パターンの光反射面は、その端と端を結ぶ直線の長さが30μm以下であることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  10. 前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面は、前記光反射面を斜面とする三角形凹状であることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  11. 前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面は、前記光反射面を斜面とする三角形凹状の部分と、前記三角形凹状の部分の光入射側において前記三角形凹状の部分と連続するように形成された前記光反射面を斜面とする三角形凸状の部分とからなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  12. 前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面は、前記光反射面を斜面とする三角形凹状の部分と、前記三角形凹状の部分の光入射側と反対側において前記三角形凹状の部分と連続するように形成された三角形凸状の部分とからなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  13. 前記光偏向パターンの長手方向に垂直な断面は、前記光反射面を斜面とする三角形凸状であることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  14. 前記光源は線状光源もしくは光源発光面の幅の広い光源であって、前記導光板の一辺に対向させて配置されていることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  15. 1つの点光源もしくは光源発光面の幅の狭い光源を前記導光板の一辺に対向させて配置したことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  16. 複数個の前記光源を前記導光板の一辺に対向させて配列させたことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  17. 前記光偏向パターンは、前記導光板の光出射面と反対側の面に不規則に配置されていることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  18. 前記光偏向パターンは、前記導光板の光出射面と反対側の面に、前記光源を中心として同心円状もしくは楕円状に配置されていることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の面光源装置。
  19. 請求項1、2又は3に記載の面光源装置と液晶表示パネルとを備えた画像表示装置。
  20. 請求項19に記載の画像表示装置を備えた携帯情報端末。
  21. 請求項19に記載の画像表示装置を用いて液晶表示パネルに画像を表示せしめることを特徴とする画像表示方法。
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