JPWO2006090798A1 - 電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents

電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

高い可視光透過率と共に、低い抵抗値、高い耐湿性を有する低コストの電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置を提供する。透明な基材2上に電磁波遮蔽膜100が設けられた電磁波遮蔽積層体1であって、電磁波遮蔽膜100が、前記基材2側から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層31、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む第1の酸化物層32、銀を主成分とする導電層33および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層35を有する。

Description

本発明は、基材上に複数の層を積層させた電磁波遮蔽積層体および該電磁波遮蔽積層体を備えたディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)の発光面からは電磁波が放射される。この電磁波は近くにある電子機器へ影響を及ぼし、誤作動を起こすことがある。このため、従来から、電磁波を遮蔽する目的でガラス等の基材上に透明導電膜(電磁波遮蔽膜)を被覆したものを発光面の前面に設置することが知られている。
また、以下の(1)〜(3)のような積層体が提案されている。(1)基材側から、1種以上の金属を含有する酸化亜鉛を主成分とする酸化物層と銀を主成分とする金属層とが交互に、計2n+1(nは正の整数)層積層された積層体(特許文献1参照;(2)基材側から、酸化チタンからなる酸化物層と銀を主成分とする金属層とが交互に積層された積層体(特許文献2参照);(3)基材側から、酸化ニオブからなる酸化物層、銀を主成分とする金属層、酸化インジウム−酸化スズからなる酸化物層、銀を主成分とする金属層、酸化ニオブからなる酸化物層が順次積層された積層体(特許文献3参照)。
このような電磁波遮蔽膜には、通常、高い可視光透過率および低い抵抗値が要求される。酸化物層と金属層とを交互に積層した電磁波遮蔽膜では、抵抗値を下げるためには、金属層の積層数を増やす、または、金属層を厚くすることが知られている。
国際公開第98/13850号パンフレット 特開2000−246831号公報 韓国特許出願公開第2003−93734号
上記特許文献1に係る従来技術では、金属層の銀の耐湿性を改良するために銀にパラジウムを添加している。そのため抵抗値が大きくなるという問題があった。また、抵抗値を下げるために金属層の積層数を増していくと可視光透過率が下がってしまうという問題があった。
また、上記特許文献2、3に係る従来技術では、酸化物層として屈折率の高い材料である酸化チタンまたは酸化ニオブを使用している。酸化チタン、酸化ニオブのように屈折率の高い材料を使用すると、積層数が増えても透過率の低下が少ないという利点を有する。しかし、酸化チタンまたは酸化ニオブと銀とが直接接した積層体は、耐湿性が悪い問題があった。銀にパラジウムを添加することにより、耐湿性は向上させられるが、抵抗値は大きくなる問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて、高い可視光透過率と共に、低い抵抗値、高い耐湿性を有する低コストの電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置を提供する。
本発明の電磁波遮蔽積層体は、透明な基材上に電磁波遮蔽膜が設けられた電磁波遮蔽積層体であって、前記電磁波遮蔽膜が、前記基材側から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む第1の酸化物層、銀を主成分とする導電層および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層を有することを特徴とする。
前記電磁波遮蔽膜は、前記導電層と前記第2の高屈折率層との間に、第2の酸化物層を有することが好ましい。
前記第2の酸化物層は、酸化亜鉛を主成分とする層、酸化インジウムと酸化スズとを主成分とする層、酸化インジウムと酸化セリウムとを主成分とする層、または酸化スズを主成分とする層であることが好ましい。
前記第1および第2の高屈折率層の少なくとも一方は、酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層であることが好ましい。
前記導電層は、金および/またはビスマスを含有する銀合金からなる層、または銀単体からなる層であることが好ましい。
前記電磁波遮蔽膜は、前記基材側から3以上積層されていることが好ましい。
また、本発明の電磁波遮蔽積層体の別の態様としては、透明な基材上に電磁波遮蔽膜が2以上積層された電磁波遮蔽積層体であって、前記電磁波遮蔽膜が、前記基材側から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分とする第1の酸化物層、銀を主成分とする導電層および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層を有し、前記第1の高屈折率層と前記第2の高屈折率層とは同じ組成であり、隣り合う前記電磁波遮蔽膜間で直接接する前記第1の高屈折率層と前記第2の高屈折率層とは均一な1つの層であることを特徴とする。
前記各電磁波遮蔽膜は、前記導電層と前記第2の高屈折率層との間に、第2の酸化物層を有することが好ましい。
前記第1および第2の高屈折率層の少なくとも一方は、酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層であることが好ましい。
本発明のディスプレイ装置は、ディスプレイ装置画像を表示するためのディスプレイ画面と、該ディスプレイ画面の視認側に設けられた本発明の電磁波遮蔽積層体とを備えることを特徴とする。
本発明の電磁波遮蔽積層体およびディスプレイ装置は、高い可視光透過率と共に、低い抵抗値、高い耐湿性を有する低コストの電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置である。
本発明の電磁波遮蔽積層体の一例を示す概略断面図である。 プラズマディスプレイパネル用保護板の一例を示す概略断面図である。 実施例1、2、比較例1のプラズマディスプレイパネル用保護板の透過スペクトルを示すグラフである。
符号の説明
1 電磁波遮蔽積層体
2 基材
30 着色セラミックス層
31 第1の高屈折率層
32 第1の酸化物層
33 導電層
34 第2の酸化物層
35 第2の高屈折率層
40 飛散防止フィルム
50 電極
60 保護フィルム
70 粘着剤層
100 電磁波遮蔽膜
200 一括して成膜した高屈折率層
<電磁波遮蔽積層体>
図1は、本発明の電磁波遮蔽積層体の一例を示す概略断面図である。なお、図1における電磁波遮蔽積層体1の各層の寸法比は、説明の便宜上実際と異なるものとなっている。この電磁波遮蔽積層体1は、透明な基材2上に電磁波遮蔽膜100が設けられている。
本実施形態では、電磁波遮蔽膜100が4積層された構成となっている。
(基材)
基材2の材質としては、平滑透明で、可視光線を透過し得るものであればよい。例えば、プラスチック、ガラス等が挙げられる。
プラスチックとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリエーテルスルホン、ポリメチルメタクリレート等を挙げることができる。
基材2の厚さは用途に応じて適宜選定される。例えば、フィルムでもよいし、板状でもよい。また、基材2は、単一の層で構成してもよいし、複数層の積層体としてもよい。
基材2は、別のガラス板、プラスチック板等に粘着剤等で貼り付けて使用してもよい。例えば、薄いフィルム状のプラスチックの基材2を別のプラスチック板、ガラス板等に貼り付けてもよいし、ガラス板の基材2を別のガラス板、プラスチック板等に貼り付けてもよい。
(電磁波遮蔽膜)
基材2の上に設けられる電磁波遮蔽膜100は、各々第1の高屈折率層31と、第1の高屈折率層31上に設けた第1の酸化物層32と、第1の酸化物層32上に設けた導電層33と、導電層33上に設けた第2の高屈折率層35とから基本的に構成されている。本実施形態では、さらに導電層33と第2の高屈折率層35との間に、第2の酸化物層34が設けられ、各々第1の高屈折率層31と、第1の酸化物層32と、導電層33と、第2の酸化物層34と、第2の高屈折率層35とから電磁波遮蔽膜100が構成されている。
(高屈折率層)
第1の高屈折率層31と第2の高屈折率層35は、屈折率が2.0以上である金属酸化物によって構成されている。該屈折率は、2.0以上、2.7以下であることが好ましい。第1の高屈折率層31および第2の高屈折率層35の屈折率を2.0以上とすることにより、電磁波遮蔽膜100の積層数を増やしても可視光透過率を高く維持することができる。本明細書において屈折率(n)とは、波長550nmにおける屈折率をいう。
第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35の材料としては、例えば、酸化ニオブ(n:2.35)、酸化チタン(n:2.45)、酸化タンタル(n:2.1〜2.2)等が挙げられる。これらのうち、酸化ニオブ、酸化チタンが好ましく、酸化ニオブがより好ましい。第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35を酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層とすることにより、水の浸透量が減り、電磁波遮蔽膜100の耐湿性を向上させることができる。特に、第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35が、酸化ニオブを主成分とする層であることが、耐湿性の向上からも好ましい。第1の高屈折率層31および第2の高屈折率層35の両方が酸化ニオブを主成分とする層であることがさらに好ましい。第1の高屈折率層31は、層(100質量%)中に酸化ニオブまたは酸化チタンを90質量%以上含んでいることが好ましく、実質的に酸化ニオブまたは酸化チタンからなることがより好ましい。第2の高屈折率層35は、層(100質量%)中に酸化ニオブまたは酸化チタンを90質量%以上含んでいることが好ましく、実質的に酸化ニオブまたは酸化チタンからなることがより好ましい。また、第1の高屈折率層と第2の高屈折率層とは同じ組成であることが好ましい。第1の高屈折率層と第2の高屈折率層とが同じ組成である場合、隣り合う第1の高屈折率層と第2の高屈折率層とは均一な1つの層であってもよい。
また、第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35は、結晶質であっても構わないし、非晶質であっても構わない。これらのうち、非晶質が好ましい。必ずしも明らかではないが、第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35が非晶質であると、つぎのようなことが考えられる。
第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35を非晶質とすることにより、結晶粒界を介しての水の浸透が減少し、電磁波遮蔽膜100の耐湿性をさらに向上させることができる。
また、第1の高屈折率層31が非晶質であると、第1の高屈折率層31の表面に形成される第1の酸化物層32を構成する化合物(酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む材料)の粒径を小さくすることができる。第1の酸化物層32を構成する化合物の粒径が小さくなると、第1の酸化物層32の表面に形成される導電層33を構成する物質(銀)の粒径を小さくすることができる。導電層33を構成する化合物の粒径が小さくなることにより、粒界同士の接触面積が大きくなる。その結果、導電層33の抵抗を低くできると考えられる。
第1の高屈折率層31の物理的膜厚は、20〜50nmが好ましく、30〜40nmがより好ましい。また、第2の高屈折率層35の物理的膜厚は、20〜50nmが好ましく、30〜40nmがより好ましい。
なお、本実施形態では、透明な基材2上に電磁波遮蔽膜100が4積層された構成となっているため、1積層目の電磁波遮蔽膜100における第2の高屈折率層35の上に、2積層目の電磁波遮蔽膜100における第1の高屈折率層31が直接積層されている。この場合、第2の高屈折率層35と第1の高屈折率層31とは、互いに同じ組成を有することが好ましい。図1では、各々隣り合う第2の高屈折率層35と第1の高屈折率層31とを、均一な1つの層である高屈折率層200として示している。隣り合う第2の高屈折率層と第1の高屈折率層とが均一な1つの層である場合、前記第2の高屈折率層と前記第1の高屈折率層とを合わせて、一括して成膜した高屈折率層200として示している。また、必要に応じて、第1の高屈折率層31と第2の高屈折率層35を2回以上の操作で成膜してもよい。
可視光反射率を低減し、また低反射率が得られる波長帯域を拡げる観点から、1積層目の第1の高屈折率層31と最終積層目の第2の高屈折率層35の各膜厚は、高屈折率層200の膜厚より薄い(1/2程度の厚さ)ことが好ましい。また、それぞれの層の膜厚は、基材を含めた全体の光学特性を調整するために、適宜調整される。電磁波遮蔽膜100が2以上積層されている場合、積層されたそれぞれの電磁波遮蔽膜100における第1の高屈折率層31の膜厚は、全て同じであってもよい。また、必要に応じて、他の第1の高屈折率層31と異なる厚さの高屈折率層35が含まれていてもよい。第2の高屈折率層35についても、第1の高屈折率層31の場合と同様に、全ての高屈折率層35の膜厚は、同じであってもよいし、異なる膜厚の第2の高屈折率層35が含まれていてもよい。
第1の高屈折率層31または第2の高屈折率層35の形成方法としては、例えば、金属酸化物の還元性ターゲット(non-stoichiometric target)を用いてスパッタリング法により形成する方法、イオンプレーティング法、蒸着法、CVD法等が挙げられる。これらのうち、酸化ニオブの還元性ターゲットを用いて、スパッタリング法により形成する方法は、酸化ニオブ層を導電層33上に形成する際の導電層33の酸化を防止でき、高速かつ大面積に均一に形成できる点で有利である。
なお、ここで使った酸化ニオブの還元性ターゲットとは、酸化ニオブの化学量論的組成に対して酸素が欠乏しているターゲットである。具体的には、Nb(0<X<5)の式で表される組成を有するもので、導電性を有しておりDCスパッタリング法により放電、成膜できるものがより好ましい。また、金属ニオブをターゲットとして、酸素雰囲気下でスパッタリングする方法を採用することもできる。
還元性ターゲットを用いる場合には、スパッタガスとして、2〜20体積%の酸化性ガスを含む不活性ガスを用いるのが好ましい。酸化性ガスとしては、酸素ガス、一酸化窒素、二酸化窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、オゾン等が挙げられ、通常は酸素ガスが用いられる。
(第1の酸化物層)
第1の酸化物層32は、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む層である。第1の酸化物層32は、層(100質量%)中に酸化亜鉛および酸化チタンを合計で80質量%以上含むことが好ましく、90質量%以上含んでいることがより好ましく、実質的に酸化亜鉛と酸化チタンとのみからなることがさらに好ましい。第1の酸化物層32のその他の成分としては、亜鉛とチタンとの複合酸化物が挙げられる。
酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む材料は、その結晶構造が、導電層33を構成する銀の結晶構造と近いため、次のことが考えられる。第1の酸化物層32を酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む層にすることにより、たとえば酸化ニオブからなる層の表面に直接導電層33を形成する場合に比べて、第1の酸化物層32と導電層33との密着性を維持でき、銀のマイグレーションが抑制される。密着性を維持できることにより、界面への水分の侵入を抑えることができ、銀の耐湿性が良好になる。本発明における電磁波遮蔽膜100が(酸化亜鉛を主成分とする材料からなる)第2の酸化物層34を含む場合、結晶性の良い銀からなる導電層33と(酸化亜鉛を主成分とする材料からなる)第2の酸化物層34との界面でも、同様に密着性を維持することができ、耐湿性がさらに良好になる。銀のマイグレーションとは、銀が拡散し凝集することを意味する。銀が凝集すると耐湿性が不良になると同時に、凝集した部分が白化し外観が不良となる。
第1の酸化物層32におけるチタンは、チタンと亜鉛との合計(100原子%)中、1〜50原子%が好ましく、5〜20原子%がより好ましい。チタンをこの範囲内とすることにより、抵抗値が低く、かつ耐湿性が良好な導電層33を得ることができる。
第1の酸化物層32の物理的膜厚は、1〜30nmが好ましく、5〜20nmがより好ましい。第1の酸化物層32の物理的膜厚を30nm以下とすることで、隣接する第1の高屈折率層31の効果を損なうことがないので好ましい。
電磁波遮蔽膜100が2以上積層されている場合、積層されたそれぞれの電磁波遮蔽膜100における第1の酸化物層32の膜厚は、全て同じであってもよい。また、必要に応じて、他の第2の酸化物層34と異なる厚さの第2の酸化物層34が含まれていてもよい。
第1の酸化物層32の形成方法としては、真空蒸着法、反応性蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理気相析出法、プラズマCVD法等の化学気相析出法等が挙げられる。これらのうち、DCスパッタリング法は、膜厚の制御が比較的容易であること、低温基材上に形成しても実用的な膜強度が得られること、大面積化が容易なこと、いわゆるインライン型の設備を用いれば積層膜の形成が容易なこと等の点から好ましい。
(第2の酸化物層)
第2の酸化物層34は、金属酸化物を主成分とする層である。第2の酸化物層34は、層(100質量%)中に金属酸化物を50質量%以上含むことが好ましく、80質量%以上含むことがより好ましく、90質量%以上含んでいることがさらに好ましい。実質的に金属酸化物からなる層であってもよい。金属酸化物としては、酸化亜鉛を主成分とする材料、酸化チタンを主成分とする材料、酸化インジウムを主成分とする材料等が好ましく挙げられる。第2の酸化物層34が酸化亜鉛を主成分とする層である場合、第1の酸化物層32と銀からなる導電層33との界面の場合と同様に、結晶性の良い銀からなる導電層33と酸化亜鉛を主成分とする第2の酸化物層34との界面では、密着性を維持することができ、耐湿性がさらに良好になるので好ましい。
第2の酸化物層34の材料としては、酸化チタン、酸化亜鉛を主成分とし酸化チタンを含有する材料(以下、TZOと記す。)、酸化亜鉛を主成分とし酸化アルミニウムを含有する材料(以下、AZOと記す。)、酸化亜鉛を主成分とし酸化ガリウムを含有する材料(以下、GZOと記す。)、酸化インジウムを主成分とし酸化スズ(SnO)を含有する材料(以下、ITOと記す。)がより好ましく挙げられる。なかでも、TZO、AZO、GZOが酸化物層の耐久性の点で好ましく、TZO、AZOが銀の結晶構造とより近いことから特に好ましい。
第2の酸化物層34がTZOからなる場合、第2の酸化物層32におけるチタンは、チタンと亜鉛との合計(100原子%)中、1〜50原子%が好ましく、5〜20原子%がより好ましい。
第2の酸化物層34がAZOからなる場合、第2の酸化物層34におけるアルミニウムは、アルミニウムと亜鉛との合計(100原子%)中、1〜10原子%が好ましく、2〜6原子%がより好ましい。
第2の酸化物層34がGZOからなる場合、第2の酸化物層34におけるガリウムは、ガリウムと亜鉛との合計(100原子%)中、0.5〜10原子%が好ましく、2〜7原子%がより好ましい。
第2の酸化物層34がITOからなる場合、第2の酸化物層34におけるスズは、スズとインジウムとの合計(100原子%)中、1〜50原子%が好ましく、5〜40原子%がより好ましい。
酸化亜鉛単体から形成される膜は内部応力が大きい。内部応力が大きいと、第2の酸化物層34に割れが生じ易く、この部分を介して水分が浸入しやすくなる。チタンを1原子%以上、アルミニウムを1原子%以上、またはガリウムを0.5原子%以上にすることにより、第2の酸化物層34の内部応力を低減することができ、割れが生じる可能性を小さくすることができる。さらに、チタンを50原子%以下、アルミニウムを10原子%以下、ガリウムを10原子%以下にすることにより、酸化亜鉛の結晶構造を保つことができる。
第2の酸化物層34の物理的膜厚は、1〜30nmが好ましく、5〜20nmがより好ましい。
電磁波遮蔽膜100が2以上積層されている場合、積層されたそれぞれの電磁波遮蔽膜100における第2の酸化物層34の膜厚は、全て同じであってもよい。また、必要に応じて、他の第2の酸化物層34と異なる厚さの第2の酸化物層34が含まれていてもよい。
第2の酸化物層34の形成方法としては、真空蒸着法、反応性蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理気相析出法、プラズマCVD法等の化学気相析出法等が挙げられる。これらのうち、DCスパッタリング法は、膜厚の制御が比較的容易であること、低温基材上に形成しても実用的な膜強度が得られること、大面積化が容易なこと、いわゆるインライン型の設備を用いれば積層膜の形成が容易なこと等の点から好ましい。
(導電層)
導電層33は、銀を主成分とする層である。導電層33の銀の含有量は、導電層33に含まれる全金属原子(100原子%)中、90原子%以上が好ましく、95原子%以上がより好ましく、99原子%以上が特に好ましい。銀を主成分とする材料としては、銀単体、銀にパラジウム、白金、金、イリジウム、ロジウム、銅およびビスマスから選ばれる少なくとも一種の金属が混入されている合金が挙げられる。銀の含有量が前記範囲であることにより、導電層33の膜厚を薄くしても電磁波遮蔽積層体1の抵抗値を低くすることができる。さらに、電磁波遮蔽膜100の積層数が少なくても抵抗値を低くできるため、抵抗値が低く、かつ、可視光透過率が高い電磁波遮蔽積層体1を得ることができる。
導電層33は、電磁波遮蔽積層体1の抵抗値を低くする観点からは、銀単体からなる層であることが好ましい。本発明における銀単体は、導電層33(100原子%)中に銀を99.9原子%以上含有することを意味する。
導電層33は、銀の拡散を抑制し、結果として耐湿性を高くできる観点からは、金および/またはビスマスを含有する銀合金からなる層が好ましい。金およびビスマスの合計は、比抵抗を4.5μΩcm以下にするために、導電層33(100原子%)中、0.2〜1.5原子%が好ましい。
電磁波遮蔽積層体1のすべての導電層33の物理的膜厚を合計した合計膜厚は、例えば、得られる導電性積層体10の抵抗値の目標を1.5Ω/□とした場合、25〜60nmが好ましく、25〜50nmがより好ましい。抵抗値の目標を1Ω/□とした場合、35〜80nmが好ましく、35〜70nmがより好ましい。各導電層33の物理的膜厚は、合計膜厚を導電層33の数で適宜配分する。なお、導電層33の数が多くなると、各導電層33の比抵抗が上がるため、抵抗値を下げるために合計膜厚は大きくなる傾向にある。
1つの導電層33の物理的膜厚は5〜20nmが好ましい。各導電層33の物理的膜厚は同じであっても異なっていてもよい。すなわち、電磁波遮蔽膜100が2以上積層されている場合、積層されたそれぞれの電磁波遮蔽膜100における導電層33の膜厚は、全て同じであってもよい。また、必要に応じて、他の導電層33と異なる厚さの導電層33が含まれていてもよい。
導電層33の形成は、スパッタリング法、蒸着法等の各種の方法にしたがって行うことができる。特に、成膜速度が速く、かつ大面積に均一な厚さで均一な質の層を形成することができる点から、DCスパッタリング法によって形成するのが好ましい。
基材2上に積層される電磁波遮蔽膜100の積層数は、充分な電磁波遮蔽能を有するために2以上とすることが好ましい。2以上とすることにより充分な電磁波遮蔽能を得ることができる。さらに、3以上積層されていることが好ましい。また、高い可視光透明性を維持することができることから、電磁波遮蔽膜100の積層数は8以下であることが好ましい。上記の観点から、特に積層数が3以上6以下であることが最も好ましい。
<ディスプレイ装置>
[第1の実施形態]
ディスプレイ装置としては、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、陰極管表示装置(CRT)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等が挙げられる。
ディスプレイ装置において、画像を表示するためのディスプレイ画面の視認側は、通常、ガラス基板、プラスチック基板等の透明基板で構成されている。
本発明のディスプレイ装置は、画像を表示するためのディスプレイ画面と、ディスプレイ画面の視認側に設けられた電磁波遮蔽積層体とを備えている。電磁波遮蔽積層体としては、本発明の電磁波遮蔽積層体であればよく、たとえば、図1に示す電磁波遮蔽積層体1を用いることができる。
電磁波遮蔽積層体は、ディスプレイ画面の視認側表面に粘着剤等を用いて直接貼着してもよいし、ディスプレイ画面との間に隙間を置いて設置してもよい。
また、ディスプレイ画面の視認側に、新たにガラス、プラスチック等からなる保護板を設置し、保護板の視認側またはディスプレイ側に電磁波遮蔽積層体を直接貼着してもよい。また、保護板の視認側またはディスプレイ側に、前面板との間に隙間を置いて電磁波遮蔽積層体を設置してもよい。
また、保護板には、電磁波遮蔽能を高めるために、導電性メッシュフィルムを貼着してもよい。
導電性メッシュフィルムは、透明フィルム上に銅からなる導電性メッシュ層を形成したものである。通常は、透明フィルム上に銅箔を貼り合わせた後、メッシュ状に加工することにより製造される。
銅箔は、圧延銅、電界銅のどちらでもよく、公知のものを用いればよい。銅箔は、各種の表面処理をされていてもよい。表面処理としては、クロメート処理、粗面化処理、酸洗、ジンク・クロメート処理等が挙げられる。銅箔の厚さは、3〜30μmが好ましく、5〜20μmがより好ましく、7〜10μmが特に好ましい。銅箔の厚さを30μm以下とすることにより、エッチング時間を短くすることができ、3μm以上とすることにより、電磁波遮蔽能が高くなる。
導電性メッシュ層の開口率は、60〜95%が好ましく、65〜90%がより好ましく、70〜85%が特に好ましい。
導電性メッシュ層の開口部の形状は、正三角形、正四角形、正六角形、円形、長方形、菱形等である。開口部は、形状が揃っていて、かつ面内に並んでいることが好ましい。
開口部のサイズは、1辺または直径が5〜200μmであることが好ましく、10〜150μmであることがより好ましい。開口部の1辺または直径を200μm以下とすることにより、電磁波遮蔽能が向上し、5μm以上とすることにより、ディスプレイ装置の画像への影響が少ない。
開口部以外の金属部の幅は、5〜50μmが好ましい。金属部の幅を5μm以上とすることにより、加工が容易となり、50μm以下とすることにより、ディスプレイ装置の画像への影響が少ない。
すなわち、開口部の配列ピッチは、10〜250μmが好ましい。
導電性メッシュ層の面抵抗を必要以上に低くすると、膜が厚くなる、開口部を充分確保できなくなる等、保護板の光学性能等に悪影響を及ぼす。一方、導電性メッシュ層の面抵抗を必要以上に高くすると、充分な電磁波遮蔽能を得ることができなくなる。したがって、導電性メッシュ層の面抵抗は、0.01〜10Ω/□が好ましく、0.01〜2Ω/□がより好ましく、0.05〜1Ω/□が特に好ましい。
導電性メッシュ層の面抵抗は、開口部の1辺または直径よりも5倍以上大きな電極を用い、開口部の配列ピッチよりも5倍以上の電極間隔で、4端子法により測定すればよい。たとえば、開口部が1辺100μmの正方形で、金属部の幅20μmを介して規則的に並べられたものであれば、直径1mmの電極を1mm間隔で並べて測定すればよい。または、導電性メッシュフィルムを短冊状に加工し、その長手方向の両端に電極を設けて、その抵抗Rを測り、長手方向の長さa、短手方向の長さbから、下式から求めてもよい。
面抵抗=R×b/a
銅箔を透明フィルムにラミネートする際には、透明な接着剤を用いる。接着剤としては、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤、ポリエステル系接着剤等が挙げられる。接着剤のタイプとしては、2液型または熱硬化タイプが好ましい。また、接着剤としては、耐薬品性に優れたものが好ましい。
銅箔をメッシュ状に加工する方法としては、フォトレジスト法が挙げられる。印刷法では、スクリーン印刷によって開口部のパターン形成をする。フォトレジスト法では、ロールコーティング法、スピンコーティング法、全面印刷法、転写法等により、銅箔上にフォトレジスト材料を形成し、露光、現像、エッチングによって開口部のパターンを形成する。導電性メッシュ層を形成する他の方法としては、スクリーン印刷等の印刷法によって、開口部のパターンを形成する方法が挙げられる。
[第2の実施形態]
本発明のディスプレイ装置は、画像を表示するためのディスプレイ画面と、ディスプレイ画面の視認側の面上に設けられた電磁波遮蔽膜とから構成されるものであってもよい。
この場合、ディスプレイ画面の視認側のガラス基板、プラスチック基板等の透明基板が、本発明の電磁波遮蔽積層体の基材となる。
このようなディスプレイ装置としては、例えば、
(1)電磁波遮蔽膜が、ディスプレイ画面の視認側の面上から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む第1の酸化物層、銀を主成分とする導電層および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層を有するディスプレイ装置、
(2)該電磁波遮蔽膜が、導電層と第2の高屈折率層との間に、第2の酸化物層を有するディスプレイ装置、
(3)該電磁波遮蔽膜の第1または第2の高屈折率層が酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層であるディスプレイ装置、
(4)該電磁波遮蔽膜の導電層が、金および/またはビスマスを含有する銀合金からなる層、または銀単体からなる層であるディスプレイ装置、
(5)該電磁波遮蔽膜が、基材側から3以上積層されたディスプレイ装置、等が挙げられる。
また、電磁波遮蔽膜としては、たとえば、図1に示す電磁波遮蔽膜100を用いることができる。この場合、ディスプレイ画面の視認側の面上に、第1の高屈折率層31、第1の酸化物層32、導電層33、第2の酸化物層34、第2の高屈折率層35の順番で積層する。
電磁波遮蔽膜は、蒸着法、スパッタリング法などにより、直接ディスプレイ画面の視認側表面上に形成することができる。
[実施例1]
まず、基材2である厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム表面の洗浄を、イオンビームによる乾式洗浄により行った。イオンビームによる乾式洗浄は、アルゴンガスに約30%の酸素を混合して、100Wの電力を投入し、イオンビームソースによりイオン化されたアルゴンイオンおよび酸素イオンを基材2表面に照射して行った。
図1に示す電磁波遮蔽積層体1は、以下の(i)〜(iv)を繰り返し行い、作製した。
(i)5体積%の酸素ガスを混合したアルゴンガスを導入しながら、酸化ニオブターゲット[旭硝子セラミックス社製、NBO]を用い、圧力0.73Pa、周波数50kHz、電力密度4.5W/cm2 、反転パルス幅2μsecの条件でパルススパッタリングを行い、基材2表面に厚さ20nmの第1の高屈折率層31(1)((1)は、基材2側から1番目の電磁波遮蔽膜100中の層であることを示す。以下、(2)、(3)、(4)も同様に2番目、3番目、4番目を表す。)を形成した。
(ii)15体積%の酸素ガスを混合したアルゴンガスを導入しながら、TZOターゲット[酸化亜鉛:酸化チタン=85:15(質量比)]を用い、圧力0.73Pa、周波数50kHz、電力密度0.34W/cm2、反転パルス幅2μsecの条件でパルススパッタリングを行い、第1の高屈折率層31(1)表面に厚さ15nmの第1の酸化物層32(1)を形成した。アルバックファイ社製、ESCA5500で測定したところ、第1の酸化物層32(1)において、亜鉛とチタンとの合計(100原子%)中、亜鉛は85原子%、チタンは15原子%であった。
(iii)アルゴンガスを導入しながら、金を1.0質量%ドープした銀合金ターゲットを用い、圧力0.73Pa、周波数50kHz、電力密度2.3W/cm2、反転パルス幅10μsec秒の条件でパルススパッタリングを行い、第1の酸化物層32(1)表面に厚さ10nmの導電層33(1)を形成した。アルバックファイ社製、ESCA5500で測定すると、導電層33において、全金属原子(100原子%)中、銀は99原子%になる。
(iv)2体積%の酸素ガスを混合したアルゴンガスを導入しながら、TZOターゲット[酸化亜鉛:酸化チタン=85:15(質量比)]を用い、圧力0.73Pa、周波数50kHz、電力密度0.34W/cm2、反転パルス幅2μsecの条件でパルススパッタリングを行い、導電層33(1)表面に厚さ15nmの第2の酸化物層34(1)を形成した。アルバックファイ社製、ESCA5500で測定したところ、第2の酸化物層34(1)において、亜鉛とチタンとの合計(100原子%)中、亜鉛は85原子%、チタンは15原子%であった。また、National Electrostatics Corporation社製、Pelletron accelerator,3UHを用いて、ラザフォード後方散乱分光法(RBS:Rutherford Backscattering Spectroscopy)により次の条件で亜鉛とチタンの比率を測定した。
ビームエネルギー:2300keV、
イオン種:He+
散乱角:170、100度、
ビーム入射角:試料面の法線に対して7度、
試料電流:30nA、
ビーム照射量:40μC。
この場合も、第2の酸化物層34(1)において、亜鉛とチタンとの合計(100原子%)中、亜鉛は85原子%、チタンは15原子%であった。
上記(i)と同様にして、第2の酸化物層34(1)表面に厚さ40nmの高屈折率層200(第2の高屈折率層35(1)+第1の高屈折率層31(2))を形成した。
上記(ii)と同様にして、高屈折率層200表面に厚さ15nmの第1の酸化物層32(2)を形成した。
上記(iii)と同様にして、第1の酸化物層32(2)表面に厚さ14nmの導電層33(2)を形成した。
上記(iv)と同様にして、導電層33(2)表面に厚さ15nmの第2の酸化物層34(2)を形成した。
上記(i)と同様にして、第2の酸化物層34(2)表面に厚さ40nmの高屈折率層200(第2の高屈折率層35(2)+第1の高屈折率層31(3))を形成した。
上記(ii)と同様にして、高屈折率層200表面に厚さ15nmの第1の酸化物層32(3)を形成した。
上記(iii)と同様にして、第1の酸化物層32(3)表面に厚さ14nmの導電層33(3)を形成した。
上記(iv)と同様にして、導電層33(3)表面に厚さ15nmの第2の酸化物層34(3)を形成した。
上記(i)と同様にして、第2の酸化物層34(3)表面に厚さ40nmの高屈折率層200(第2の高屈折率層35(3)+第1の高屈折率層31(4))を形成した。
上記(ii)と同様にして、高屈折率層200表面に厚さ15nmの第1の酸化物層32(4)を形成した。
上記(iii)と同様にして、第1の酸化物層32(4)表面に厚さ10nmの導電層33(4)を形成した。
上記(iv)と同様にして、導電層33(4)表面に厚さ15nmの第2の酸化物層34(4)を形成した。
上記(i)と同様にして、第2の酸化物層(4)表面に厚さ20nmの第2の高屈折率層35(4)を形成した。
このようにして作製した電磁波遮蔽積層体1について、東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は69.6%であり、Nagy社製、渦電流型抵抗測定器SRM12により測定したシート抵抗(表面抵抗)は1.011Ω/□であった。また、以下のようにして耐湿性の評価を行った。
耐湿性評価にはNaCl試験を用いた。まず、2質量%NaCl水溶液1μリットルを電磁波遮蔽積層体1の電磁波遮蔽膜100上に滴下した後、乾燥させた。その後、電磁波遮蔽膜100上に粘着材(ポラテクノ社製ADC2または有沢製作所社製PTR2500、厚さ25μm)付きPETフィルム(厚さ100μm)を貼り合わせ、温度60℃相対湿度90%の恒温恒湿槽に100時間保存した後、取り出してPETフィルムを剥した。
劣化して剥離した部分の面積(劣化面積)をノギスで測定した。結果を表1に示す。
図2に示すPDP用保護板11は、以下のようにして作製した。
まず、電磁波遮蔽積層体1の基材2側の表面に、粘着剤層70(アクリル系粘着剤、厚さ25μm)を設けた。
支持基体20であるガラス板を所定の大きさに切断、面取りし、洗浄した後、着色セラミックス層用のインクをガラス板周辺にスクリーン印刷し、充分に乾燥して、着色セラミックス層30を形成した。ついで、着色セラミックス層30が形成された支持基体20を、660℃まで加熱し、その後風冷してガラス強化処理を施した。
支持基体20の着色セラミックス層30側に、上記粘着剤層70を介して、電磁波遮蔽積層体1を貼り付けた。ついで、電磁波遮蔽積層体1を保護する目的で、電磁波遮蔽積層体1表面に保護フィルム60(旭硝子社製、商品名:ARCTOP CP21、厚さ100μm)を、粘着剤層70(アクリル系粘着剤、厚さ25μm)を介して貼り合わせた。ただし、電極取り出しの目的から、電磁波遮蔽積層体1の周縁部には保護フィルム60を貼り合わせない部分(電極形成部)を残しておいた。
その後、電極形成部に、銀ペースト(太陽インキ製造社製、商品名:AF4810)を、ナイロンメッシュ#180を用いて、乳剤の厚さ20μmでスクリーン印刷し、熱風循環炉で85℃、35分間乾燥させて電極50を形成した。
次に、支持基体20の裏面(導電性積層体10を貼り合わせた側の反対側の面)に、飛散防止フィルム40であるポリウレタン系軟質樹脂フィルム(旭硝子社製、商品名:ARCTOP URP2199、厚さ300μm)を、粘着剤層70(アクリル系粘着剤、厚さ25μm)を介して貼り合わせた。該ポリウレタン系軟質樹脂フィルムは反射防止機能も有する。なお、通常、ポリウレタン系軟質樹脂フィルムに着色剤を添加して、色調補正、Ne光カット機能を付与し、色再現性の向上を図る。しかし、本実施例では色調補正、Ne光カット機能を評価しないため無着色とした。
このようにして作製したPDP用保護板11において、図2おける視認側から東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は68.8%であった。また、波長850nmの透過率は1.0%であった。このPDP用保護板11の透過スペクトルを図3に示す。
[実施例2]
第1の高屈折率層31の厚さを10nm、第1の酸化物層32の厚さを25nm、第2の酸化物層34の厚さを25nm、第2の高屈折率層35の厚さを10nm、高屈折率層200(第2の高屈折率層35+第1の高屈折率層31)の厚さを20nmに変更した以外は、実施例1と同様にして電磁波遮蔽積層体1を作製した。
実施例2の電磁波遮蔽積層体1について、東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は67.7%であり、Nagy社製、渦電流型抵抗測定器SRM12により測定したシート抵抗(表面抵抗)は1.005Ω/□であった。また、耐湿性を評価した。結果を表1に示す。
また、実施例2の電磁波遮蔽積層体1に変更した以外は、実施例1と同様にして図2に示すPDP用保護板11を作製した。
実施例2のPDP用保護板11について、図2おける視認側から東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は67.0%であった。また、波長850nmの透過率は0.7%であった。このPDP用保護板11の透過スペクトルを図3に示す。
[比較例1]
第1の酸化物層32を設けることなく、第1の高屈折率層31または高屈折率層200の表面に直に導電層33を形成し、1積層目の第1の高屈折率層31(1)の厚さを35nm、第2の酸化物層34の厚さを5nm、4積層目の第2の高屈折率層35(4)の厚さを30nm、高屈折率層200(第2の高屈折率層35+第1の高屈折率層31)の厚さを55nmに変更した以外は、実施例1と同様にして電磁波遮蔽積層体を作製した。
比較例1の電磁波遮蔽積層体について、東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は65.6%であり、Nagy社製、渦電流型抵抗測定器SRM12により測定したシート抵抗(表面抵抗)は1.163Ω/□であった。また、耐湿性を評価した。結果を表1に示す。
また、比較例1の電磁波遮蔽積層体に変更した以外は、実施例1と同様にして図2に示すようなPDP用保護板を作製した。
比較例1のPDP用保護板について、視認側から東京電色社製、カラーアナライザーTC1800により測定した視感透過率(JIS Z 8701において規定されている刺激値Y)は64.4%であった。また、波長850nmの透過率は1.1%であった。このPDP用保護板の透過スペクトルを図3に示す。
Figure 2006090798
本発明の電磁波遮蔽積層体は、ディスプレイ装置用等のフィルタとして有用である。

なお、2005年2月25日に出願された日本特許出願2005−050720号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。

Claims (10)

  1. 透明な基材上に電磁波遮蔽膜が設けられた電磁波遮蔽積層体であって、
    前記電磁波遮蔽膜が、前記基材側から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分として含む第1の酸化物層、銀を主成分とする導電層および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層を有することを特徴とする電磁波遮蔽積層体。
  2. 前記電磁波遮蔽膜が、前記導電層と前記第2の高屈折率層との間に、第2の酸化物層を有する請求項1に記載の電磁波遮蔽積層体。
  3. 前記第2の酸化物層が、酸化亜鉛を主成分とする層、酸化インジウムと酸化スズとを主成分とする層、酸化インジウムと酸化セリウムとを主成分とする層、または酸化スズを主成分とする層である請求項2に記載の電磁波遮蔽積層体。
  4. 前記第1および第2の高屈折率層の少なくとも一方は、酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層である請求項1、2又は3に記載の電磁波遮蔽積層体。
  5. 前記導電層が、金および/またはビスマスを含有する銀合金からなる層、または銀単体からなる層である請求項1〜4のいずれかに記載の電磁波遮蔽積層体。
  6. 前記電磁波遮蔽膜が、前記基材側から3以上積層された請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁波遮蔽積層体。
  7. 透明な基材上に電磁波遮蔽膜が2以上積層された電磁波遮蔽積層体であって、
    前記電磁波遮蔽膜が、前記基材側から順に、屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第1の高屈折率層、酸化亜鉛と酸化チタンとを主成分とする第1の酸化物層、銀を主成分とする導電層および屈折率が2.0以上である金属酸化物からなる第2の高屈折率層を有し、前記第1の高屈折率層と前記第2の高屈折率層とは同じ組成であり、隣り合う前記電磁波遮蔽膜間で直接接する前記第1の高屈折率層と前記第2の高屈折率層とは均一な1つの層であることを特徴とする電磁波遮蔽積層体。
  8. 前記各電磁波遮蔽膜が、前記導電層と前記第2の高屈折率層との間に、第2の酸化物層を有する請求項7に記載の電磁波遮蔽積層体。
  9. 前記第1および第2の高屈折率層の少なくとも一方は、酸化ニオブまたは酸化チタンを主成分とする層である請求項7または8に記載の電磁波遮蔽積層体。
  10. 画像を表示するためのディスプレイ画面と、該ディスプレイ画面の視認側に設けられた請求項1〜9のいずれかに記載の電磁波遮蔽積層体とを備えることを特徴とするディスプレイ装置。
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