JPWO2006083035A1 - 燃料電池モジュール及び該燃料電池モジュールを備える燃料電池 - Google Patents

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Abstract

集電効率を向上させることが可能な、チューブ型燃料電池セルを備える燃料電池モジュール、及び、当該燃料電池モジュールを備える燃料電池を提供する。平行に配列された複数のチューブ型燃料電池セル(10A、10A、…)と、第1の集電体(35)と、を備え、複数のチューブ型燃料電池セル(10A、10A、…)が、第1の集電体(35)によって、チューブ型燃料電池セル(10A、10A、…)の軸方向と平面視で交差する方向に編込まれている、燃料電池モジュール(100)とする。

Description

本発明は、チューブ型燃料電池セルを備える燃料電池モジュール及び当該燃料電池モジュールを備える燃料電池に関し、特に、集電効率を向上させることが可能な、チューブ型燃料電池セルを備える燃料電池モジュール及び当該燃料電池モジュールを備える燃料電池に関する。
従来の固体高分子型燃料電池(以下において、「PEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)」と記述する。)では、平板型の電解質膜と、当該電解質膜の両側に配設される電極(カソード及びアノード)とを備える膜電極接合体(以下において、「MEA(Membrane Electrode Assembly)」と記述する。)における電気化学反応により発生した電気エネルギーを、MEAの両側に配設されるセパレータを介して外部に取り出している。このPEFCは、低温領域での運転が可能であり、80〜100℃程度の運転温度で使用されるのが一般的である。また、PEFCは、30〜40%の高いエネルギー変換効率を示し、起動時間が短く、かつシステムが小型軽量であることから、電気自動車や携帯用電源の最適な動力源として注目されている。
一方、従来のPEFCのユニットセルは、電解質膜、少なくとも触媒層を備えるカソード及びアノード、並びに、セパレータ等の構成部材を含み、その理論起電力は1.23Vである。かかる低起電力では電気自動車等の動力源として不十分であるため、通常は、ユニットセルを直列に積層した積層体の積層方向両端にエンドプレート等を配置して構成されるスタック形態の燃料電池が使用されているが、PEFC(以下において、単に「燃料電池」と記述することがある。)の発電性能をより一層向上させるためには、ユニットセルの小型化を図り、単位面積当たりの発電反応面積(出力密度)を大きくすることが好ましい。
従来の平板型燃料電池(以下において、「平板型FC」と記述することがある。)の単位面積当たりの出力密度を向上させ、発電性能を向上させるためには、上記構成部材の厚さを薄くする必要がある。しかし、平板型FCにおいて構成部材を一定以下の厚さにすると、各構成部材の機能及び強度等が低下する虞があるため、当該形態の燃料電池により、単位面積当たりの出力密度を一定以上に向上させることは構造上困難である。
かかる観点から、近年、チューブ型の燃料電池(以下において、「チューブ型FC」と記述することがある。)に関する研究が進められている。チューブ型FCのユニットセル(以下において、単に「チューブ型FCセル」と記述することがある。)は、中空形状の電解質層と、当該中空形状の電解質層の内側及び外側に配設される中空形状の電極層とを備える中空形状のMEA(以下において、単に「中空MEA」と記述する。)を備えている。そして、当該中空MEAの内側及び外側に反応ガス(水素含有ガス及び酸素含有ガス)を供給することにより電気化学反応を起こし、かかる電気化学反応により発生した電気エネルギーを、中空MEAの内側及び外側に配設される集電体を介して外部に取り出している。すなわち、チューブ型FCによれば、各チューブ型FCセルに備えられる中空MEAの内側に一方の反応ガス(水素含有ガス又は酸素含有ガス)を、当該中空MEAの外側に他方の反応ガス(酸素含有ガス又は水素含有ガス)を供給することで電気エネルギーを取り出すことが容易になる。このように、チューブ型FCにおいて隣り合う2つのチューブ型FCセルの外側面に供給される反応ガスを同一にすることで、従来の平板型FCではガス遮蔽性能をも併せ持っていたセパレータが不要となる。したがって、チューブ型FCによれば、効果的にユニットセルの小型化を図ることが可能になる。
他方、チューブ型FCの発電性能をより一層向上させるためには、各チューブ型FCセルにて発生した電気エネルギーを外部へ取り出す際の効率(集電効率)を向上させることが好ましい。かかる集電効率の向上は、集電部材と複数のチューブ型FCセルとを接触させる等の手段により達成可能であると考えられる。
これまでに、チューブ型FCの集電効率向上を目的とした技術はいくつか開示されてきている。例えば、特開2004−288542号公報には、セル接続用導電部材を介して複数のチューブ型FCセルが接続されて形成されるセル集合体と該セル集合体と電気的に接続された電極接続用導電部材とを備える燃料電池システムに関する技術が開示されており、かかる技術によれば、集電機能を備えるセル接続用導電部材と電極接続用導電部材との接続が維持されるので、安定した発電性能を有する燃料電池を提供できる、としている。また、特開平8−162142号公報には、複数のチューブ型FCセルとじゃま板とを備える固体電解質型燃料電池に関する技術が開示されており、かかる技術によれば、発電性能が向上した固体電解質型燃料電池を提供できる、としている。
しかし、特開2004−288542号公報に開示されている技術では、セル接続用導電部材と各チューブ型FCセルとを経由して始めて電極接続用導電部材へと到達可能であるため、接触抵抗が大きくなり、集電効率が低下する虞があるという問題があった。また、特開平8−162142号公報に開示されている技術によっても、集電効率を向上させ難いという問題があった。
そこで本発明は、集電効率を向上させることが可能な、チューブ型燃料電池セルを備える燃料電池モジュール、及び、当該燃料電池モジュールを備える燃料電池を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段をとる。すなわち、本発明の第1の態様は、平行に配列された複数のチューブ型燃料電池セルと、第1の集電体と、を備え、複数のチューブ型燃料電池セルが、第1の集電体によって、チューブ型燃料電池セルの軸方向と平面視で交差する方向に編込まれていることを特徴とする、燃料電池モジュールである。
ここで、平行に配列とは、複数のチューブ型燃料電池セルの軸方向がそれぞれ平行となるように、かつ、各チューブ型燃料電池セルが当該軸方向と略垂直な方向へ配列されることを意味し、複数のチューブ型燃料電池セルを平行に配列すれば、層状のチューブ型燃料電池セル集合体(以下において、「FCセル層」と記述することがある。)を形成可能である。また、複数のチューブ型燃料電池セルは、2以上のチューブ型燃料電池セルであればその数は特に限定されるものではなく、燃料電池モジュールの出力密度及び生産性等を考慮して、適当な数とすることができる。さらに、第1の集電体とは、チューブ型燃料電池セルの交差方向に電荷を集電可能な交差方向集電体を意味している。加えて、軸方向と平面視で交差する方向に編込まれるとは、平行に配置された複数のチューブ型燃料電池セルの交差方向に第1の集電体を架け渡すことにより、当該第1の集電体によって複数のチューブ型燃料電池セルを一体に固定可能とすることを意味している。
上記本発明の第1の態様において、複数のチューブ型燃料電池セルと平行に配置された第2の集電体をさらに備え、複数のチューブ型燃料電池セル及び第2の集電体が、第1の集電体によって、チューブ型燃料電池セルの軸方向と平面視で交差する方向に編込まれていてもよい。
ここで、「複数のチューブ型燃料電池セル及び第2の集電体が、第1の集電体によって、チューブ型燃料電池セルの軸方向と平面視で交差する方向に編込まれる」とは、平行に配置された第2の集電体及び複数のチューブ型燃料電池セルの交差方向に第1の集電体を架け渡すことにより、第1の集電体によって第2の集電体及び複数のチューブ型燃料電池セルを一体に固定可能とすることを意味している。さらに、本態様に備えられる第2の集電体の数は特に限定されるものではなく、集電効率や生産性等を勘案して適当な数とすることができる。本態様において、第2の集電体の具体例としては軸方向集電体を挙げることができる。
また、上記本発明の第1の態様(変形例を含む。以下において同じ。)において、第2の集電体は、複数のチューブ型燃料電池セル配列の端部に配置されていてもよい。
さらに、上記本発明の第1の態様において、第2の集電体は、複数のチューブ型燃料電池セルと平行かつ交互に配置されていてもよい。
ここで、交互かつ平行に配置とは、複数のチューブ型燃料電池セルの間に第2の集電体が配置される形態を意味している。
さらにまた、上記本発明の第1の態様において、第1の集電体が、ガスを透過可能であるように構成してもよい。
ここで、ガスを透過可能とは、例えば、第1の集電体を貫通する方向(例えば、FCセル層の厚み方向)にガスが透過可能な形態で、第1の集電体が構成されていることを意味する。ガスを透過可能な第1の集電体の形態例としては、導電性を有する多孔体により形成された第1の集電体等を挙げることができる。
また、上記本発明の第1の態様において、第1の集電体と接触する第3の集電体をさらに備え、第1の集電体によって編込まれた複数のチューブ型燃料電池セル及び第2の集電体と、第3の集電体とが交互に積層されていてもよい。
さらに、上記本発明の第1の態様において、第3の集電体は、スノコ状又は格子状平板であるように構成してもよい。
ここで、スノコ状とは、例えば、一方向に平行に形成された複数の貫通孔を有する形状を意味し、格子状とは、互いに交差する二方向に形成された複数の貫通孔を有する形状を意味している。ここに、貫通孔とは、第3の集電体の厚み方向を貫通するように形成された開口部を意味している。本態様において形成され得る貫通孔の数は、特に限定されるものではなく、集電効率や第3の集電体の生産性等を勘案して適当な数とすることができる。加えて、貫通孔の形状も特に限定されるものではなく、正方形、矩形、楕円形等、集電効率や生産性等を勘案して適当な形状とすることができる。なお、集電効率を向上させるという観点から、第1の集電体及び第2の集電体と第3の集電体とは一体化されていることが好ましい。ここで、一体化の具体的な形態例としては、上記第1の集電体により、チューブ型FCセル、第2の集電体、及び第3の集電体がくくりつけられる形態等を挙げることができる。
本発明の第2の態様は、上記本発明の第1の態様にかかる燃料電池モジュールを備えることを特徴とする、燃料電池である。
[発明の効果]
本発明の第1の態様によれば、複数のチューブ型燃料電池セルが第1の集電体により編込まれている。そのため、第1の集電体を解して交差方向の集電を効果的に行うことが可能になる。したがって、かかる構成とすることで、集電効率を向上させることが可能な燃料電池モジュールを提供できる。
上記本発明の第1の態様において、第2の集電体と複数のチューブ型燃料電池セルとが第1の集電体により編込まれ、第1の集電体と第2の集電体とが接触していれば、第1の集電体を介して交差方向に集めた電荷を、第2の集電体を介して軸方向へ伝達することが可能になる。したがって、かかる構成とすることで、集電効率を向上させることが可能な燃料電池モジュールを提供できる。
また、上記本発明の第1の態様において、第2の集電体が複数のチューブ型燃料電池セル配列の端部に配置されていれば、燃料電池モジュールの構成部材数の増加を抑制可能であるため、上記効果に加えて、さらに、燃料電池モジュールの生産性を向上させることが可能になる。
さらに、上記本発明の第1の態様において、平行にかつ交互に配置された第2の集電体及び複数のチューブ型燃料電池セルが、第1の集電体により編込まれていれば、軸方向への電荷の伝達効率を向上させることで、集電効率を向上させることが可能になる。
さらにまた、上記本発明の第1の態様において、ガスを透過可能な第1の集電体が備えられていれば、さらに、ガス拡散性を向上させることが可能になる。
また、上記本発明の第1の態様において、第1の集電体によって一体に固定されたチューブ型燃料電池セル及び第2の集電体と、第3の集電体とが交互に積層されていれば、当該第3の集電体を介して集電することにより、集電効率を一層向上させることが可能になる。
さらに、上記本発明の第1の態様において、第3の集電体に、貫通孔が形成されていれば、第1の集電体と当該貫通孔の枠とを介して交差方向の集電を行うことが可能になり、交差方向の集電効率を向上させることが容易になる。
本発明の第2の態様によれば、集電効率を向上させ得る燃料電池モジュールが備えられているので、集電性能を向上させることで発電性能を向上させることが可能な燃料電池を提供できる。
第1図は、第1実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられるチューブ型FCセル並びに第1及び第2の集電体を概略的に示す外観図である。
第2図は、第2実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられるチューブ型FCセル並びに第1及び第2の集電体を概略的に示す外観図である。
第3図は、第3実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられる燃料電池集合体及び第3の集電体を概略的に示す外観図である。
第4図は、第3実施形態にかかる第3の集電体の形態例を概略的に示す正面図である。
第5図は、第2実施形態にかかる燃料電池集合体を備える、本発明の燃料電池モジュールを概略的に示す外観図である。
第6図は、本発明の燃料電池モジュールを備える燃料電池の形態例を概略的に示す外観図である。
第7図は、本発明の燃料電池モジュールを備える燃料電池の形態例を概略的に示す外観図である。
第8図は、従来のチューブ型FCセル及び当該チューブ型FCセルを備える燃料電池モジュールを概略的に示す外観図である。
添付の図面において、10はチューブ型燃料電池セル(チューブ型FCセル)、30は第3の集電体、31は貫通孔、32は第3の集電体、33は貫通孔、35は第1の集電体、40は第2の集電体、41は第2の集電体、100は燃料電池モジュール、1000は燃料電池を示す。
単位体積当たりの出力密度を向上させること等を目的として、チューブ型FCに関する研究が進められており、当該チューブ型FCの出力密度をより一層向上させるには、チューブ型FCに備えられるチューブ型FCセルの充填密度を高めることが好ましい。一方、チューブ型FCセルの充填密度を向上させたとしても、各チューブ型FCセルにて生成された電荷を集める(集電する)効率が低ければ、チューブ型FCの出力密度を効果的に向上させ難い。そのため、集電効率を高めることで、出力密度を効果的に向上させ得るチューブ型FCとすることが好ましい。
本発明はかかる観点からなされたものであり、その第1の要旨は、平行に配列された複数のチューブ型FCセルと接触する集電体を備える構成とすることで、集電効率を向上させることが可能な燃料電池モジュールを提供することにある。そして、第2の要旨は、当該燃料電池モジュールを備える構成とすることで、集電効率を向上させることが可能な燃料電池を提供することにある。
本発明の理解を容易にするため、まず、チューブ型FCセル、当該チューブ型FCセルを備える燃料電池モジュール、及び当該燃料電池モジュールを備える燃料電池について説明する。
第8図は、従来のチューブ型FCセル及び当該チューブ型FCセルを備える燃料電池モジュールを概略的に示す外観図である。なお、その内部構造を理解しやすくするため、チューブ型FCの構成部材を適宜切断して示している。
第8図(A)に示すように、従来のチューブ型FCセル10は、中空形状の電解質膜(例えば、含フッ素イオン交換樹脂膜(Nafion等。Nafionは米国デュポン社の登録商標。))11並びに当該電解質膜11の内側及び外側に配設される中空形状のアノード触媒層12及びカソード触媒層13を備えるMEA15と、その外周面が中空形状のアノード触媒層12の内周面と当接するように配設されるアノード集電体16と、中空形状のカソード触媒層13の外周面と当接するように配設されるカソード集電体17a及び17bとを備えている。図示のチューブ型FCセル10において、アノード集電体16の外周面(アノード触媒層12との当接面)には、アノード触媒層12へと供給されるべき水素含有ガス(以下において、「水素」と記述する。)が流れる反応ガス流路16a、16a、…が形成されている。一方、当該チューブ型FCセル10の外周面(カソード触媒層13)には、外部から空気を吹き付けることにより酸素含有ガス(以下において、「空気」と記述する。)を直接供給可能とされている。ここで、第8図(A)に示すアノード触媒層12及びカソード触媒層13は、例えば、電気化学反応において触媒として機能する白金等と、含フッ素イオン交換樹脂等のプロトン伝導性物質とを備えている。
チューブ型FCセル10は、かかる形態を有することから、当該形態のチューブ型FCセル10、10、…を配列する(第8図(B)参照)と、外部から空気を供給することにより、チューブ型FCセル10、10、…の各カソード触媒層13、13、…へ酸素を供給することが可能になる。すなわち、チューブ型FCセル10では、当該チューブ型FCセル10の間を遮蔽するためのセパレータが不要になるほか、チューブ型FCセル10のカソード触媒層13へ酸素を効果的に供給するための拡散層を備えない形態とすることも可能になり、セルに備えられる構成部材数を低減することが可能になる。したがって、チューブ型FCセル10によれば、効果的にユニットセルの小型化を図ることが可能になる。
第8図(B)は、複数の上記チューブ型FCセルと当該チューブ型FCセルを冷却すべき冷却管とを備える燃料電池モジュールを概略的に示す外観図である。第8図(B)に示すように、燃料電池モジュール900は、複数のチューブ型FCセル10、10、…と冷却管90、90、…とを備えている。燃料電池モジュール900の両端部には、チューブ型FCセル10、10、…の反応ガス流路16a、16a、…へと供給される水素が送られるべきガス用マニホールド98a、98bと、冷却管内へ供給される水が送られるべき冷却水用マニホールド99a、99bとが備えられ、さらに、各チューブ型FCセル10、10、…で発生した電荷を集めるべき集電部(不図示)が備えられている。そして、一方のガス用マニホールド(例えば、98a)を介して燃料電池モジュール900へと供給された水素は、各チューブ型FCセル10、10、…の反応ガス流路16a、16a、…を通ってチューブ型FCセル10、10、…の電気化学反応に使用され、当該電気化学反応に使用されなかった水素等は他方のガス用マニホールド(例えば、98b)を介して回収される。また、燃料電池モジュール900において、上記集電部は、一方がチューブ型FCセル10、10、…のアノード集電体16、16、…に接続されるとともに、他方が同カソード集電体17a、17bに接続されることにより、複数のチューブ型FCセル10、10、…で発生した電荷を集めて(集電して)いる。
従来のチューブ型FCセル10では、集電効率を向上させること等を目的として、各チューブ型FCセル10の外周面に、カソード集電体17a及び17bが備えられ(第8図(A)参照)、カソード集電体17aは交差方向集電体として機能する一方、カソード集電体17bは軸方向集電体として機能する。しかし、かかる構成では、交差方向に集めた電荷を、軸方向集電体17bを介して取り出す等の手順を経る必要がある。そのため、電荷を外部へ取り出すまでの集電経路が長くなり、当該集電体の抵抗等により集電効率が低下しやすい。そこで、本発明では、複数のチューブ型FCセルと集電体とを接触させ、交差方向の集電効率を向上させることで集電効率を向上させることが可能な燃料電池モジュールと、当該燃料電池モジュールを備える燃料電池とを提供している。
以下に図面を参照しつつ、本発明の燃料電池モジュール、及び当該燃料電池モジュールを備える燃料電池について具体的に説明する。
第1図は、第1実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられる複数のチューブ型FCセル並びに第1及び第2の集電体を概略的に示す外観図である。第1図において、第8図と同様の構成を採る構成部材には、第8図の各構成部材に使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。第1図において、矢印Xが軸方向を、矢印Yが交差方向を、それぞれ示している。
図示のように、第1実施形態にかかる複数のチューブ型FCセル10A、10A、…及び第2の集電体40は、平行に配列されることによりFCセル層21を形成し、かかるFCセル層21は、繊維状又はチューブ状等の形状である第1の集電体35によって、軸方向と略直交する交差方向に編込まれることにより、燃料電池集合体71を形成している。
なお、図示のチューブ型FCセル10A、10A、…には、交差方向集電体17a及び軸方向集電体17b(第8図参照)が備えられていない。また、本実施形態にかかる説明において、第2の集電体40から複数のチューブ型FCセル10A、10A、…を介して端部のチューブ型FCセル10aへ達するまでに必要とされる、第1の集電体35の長さをLとする。
本実施形態では、例えば、FCセル層21の端部に配置されている第2の集電体40の上側面を出発し、当該第2の集電体40に隣接するチューブ型FCセル10Aの下側面を通過した第1の集電体35は、当該チューブ型FCセル10Aの隣に配列されているチューブ型FCセル10Aの上側面を通過し、下側面と上側面とを交互に通過する形態を繰り返すことにより、端部に配列されているチューブ型FCセル10aへと達する。そして、当該端部のチューブ型FCセル10aへと達した第1の集電体35は、当該チューブ型FCセル10aの外周面を経由して再び上記と同様の行程を経て第2の集電体40へと達し、その後は上記と同様の行程を繰り返すことにより、燃料電池集合体71が形成される。したがって、本実施形態によれば、第1の集電体35が各チューブ型FCセル10A、10A、…の外周面と接触しているため、当該第1の集電体35に従来の交差方向集電体の機能を担わせることが可能になる。さらに、複数のチューブ型FCセル10A、10A、…と平行に配列している第2の集電体40に、従来の軸方向集電体の機能を担わせることが可能になる。そして、当該第1の集電体35は、約2Lの長さごとに、軸方向集電体として機能する第2の集電体40と接触している。そのため、かかる形態とすることで、複数のチューブ型FCセル10A、10A、…で生成された電荷を、第1の集電体35を介して、第2の集電体40に集めることが容易になる。すなわち、本実施形態によれば、約2Lの長さごとに軸方向集電体と接触する交差方向集電体35と、軸方向集電体40とを用いることで、従来よりも集電経路の長さを短縮することが可能になるため、集電体の固有抵抗に起因する分極を低減することが可能になり、燃料電池集合体71の集電効率を向上させることが可能になる。そして、かかる形態の燃料電池集合体71を備える構成とすることで、燃料電池モジュールの集電効率を向上させることが可能になる。
また、本実施形態によれば、FCセル層21を構成する複数のチューブ型FCセル10A、10A、…及び第2の集電体40を、第1の集電体35により一度に編込んでいる。そのため、各チューブ型FCセル10、10、…各々の外周面に交差方向集電体を配設する工程が必要とされた従来の燃料電池モジュールよりも、その生産性を向上させることが可能になる。
第2図は、第2実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられる複数のチューブ型FCセル並びに第1及び第2の集電体を概略的に示す外観図である。第2図において、第1図と同様の構成を採る構成部材には、第1図にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。第2図において、矢印Xが軸方向を、矢印Yが交差方向を、それぞれ示している。
図示のように、第2実施形態にかかる複数のチューブ型FCセル10A、10A、…及び第2の集電体41、41、…は、平行かつ交互に配置されることによりFCセル層22を形成し、かかるFCセル層22は、第2実施形態にかかる燃料電池集合体71の場合と同様に、第1の集電体35によって交差方向に編込まれることにより、燃料電池集合体72を形成している。
本実施形態では、複数のチューブ型FCセル10A、10A、…と第2の集電体41、41、…とが交互に配列されているため、上記第1実施形態にかかる燃料電池集合体71よりも軸方向の集電効率を向上させることが可能になる。したがって、かかる形態によっても、燃料電池モジュールの集電効率を向上させることが可能になる。なお、第2実施形態にかかる燃料電池集合体72も、FCセル層22を構成する複数のチューブ型FCセル10A、10A、…及び第2の集電体41、41、…を、第1の集電体35により一度に編込むことにより形成されている。そのため、かかる形態とすることで、従来よりも生産性を向上させ得る燃料電池モジュールを提供することが可能になる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態にかかる上記説明では、チューブ型FCセル10A、10A、…と第2の集電体40(又は、41、41、…)が、第1の集電体35によって軸方向と略直交する交差方向に編込まれる形態について記述したが、これらの実施形態にかかる第1の集電体35の編込み方向は当該方向に限定されるものではなく、上記軸方向と交差する方向であれば、他の方向であっても良い。
また、第1並びに第2実施形態にかかる第1及び第2の集電体を構成し得る材料は、導電性が高い材料であれば特に限定されるものではないが、発電性能を向上させるという観点からは、FCセル層の積層方向等へガスを透過し得る材料が好ましい。当該材料の具体例としては、ステンレス鋼、Ti、Pt、Au、TiC、TiSi、SiO、B、NdO、TiB等のほか、炭素系材料等を挙げることができる。
第3図は、第3実施形態にかかる本発明の燃料電池モジュールに備えられる燃料電池集合体及び第3の集電体を概略的に示す外観図である。第3図(A)は、第3実施形態にかかる燃料電池モジュールに備えられる複数の燃料電池集合体及び第3の集電体の一部を概略的に示す外観図、第3図(B)は、第3実施形態にかかる第3の集電体を概略的に示す正面図であり、第3図(C)は、第3図(A)の矢視図の一部を概略的に示している。なお、第3図(A)では、各燃料電池集合体に備えられる第1の集電体及び第2の集電体を、第3図(C)では第2の集電体をそれぞれ省略して示すが、実際の燃料電池集合体には、これらの集電体が備えられているものとする。第3図において、第1図及び/又は第8図と同様の構成を採る構成部材には、これらの図にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。第3図において、矢印Xが軸方向を、矢印Yが交差方向を、それぞれ示している。
第3図(A)に示すように、第3実施形態にかかる燃料電池集合体70は、燃料電池集合体71、71とスノコ状の第3の集電体30、30とが交互に積層されることにより形成され、かかる第3の集電体30、30には、スリット状に形成された複数の貫通孔31、31、…が備えられている(第3図(B)参照)。そして、第3図(B)に示すように、第3の集電体30、30に形成されている貫通孔31、31、…は、交差方向の枠31a、31a、…を介して形成されている。一方、第3図(C)に示すように、第3実施形態にかかる第3の集電体30、30は、各チューブ型FCセル10、10、…の外周面に配設される第1の集電体35、35、…と接触している。そのため、第1の集電体35、35、…を介して集めた電荷を、第3の集電体30、30を介して外部へ取り出すことが可能になる。したがって、図示の燃料電池集合体70を備える燃料電池モジュールとすることで、当該燃料電池モジュールの集電効率を向上させることが可能になる。なお、第3図(A)及び第3図(B)に示すように、第3実施形態にかかる第3の集電体30には、集めた電荷を外部へ容易に取り出し可能とする等の観点から、第3の集電体30の軸方向中央部にタブ部30Aが備えられている。
また、図示の燃料電池集合体70は、燃料電池集合体71、71と第3の集電体30、30とを交互に積層することにより形成されるため、容易に製造することが可能になる。
第3実施形態にかかる上記説明では、タブ部30Aが軸方向の中央部に備えられている形態について記述したが、当該タブ部30Aが備えられ得る位置は、特に限定されない。さらに、上記説明では、スリット状の貫通孔が形成されているスノコ形態の第3の集電体30について記述したが、本実施形態にかかる第3の集電体の形状は、当該形状に限定されるものではなく、例えば、貫通孔が格子状に形成されている形態等であっても良い。そこで、第4図に、格子状に形成された貫通孔を備える第3の集電体を概略的に示す。
第4図は、第3の集電体の形態例を概略的に示す正面図である。図示のように、第3の集電体32は、格子状に形成された複数の貫通孔33、33、…を備えており、かかる貫通孔33、33、…は、交差方向の枠33a、33a、…及び軸方向の枠33b、33b、…を介して形成されている。第3の集電体32をかかる形態とすれば、当該第3の集電体32に、軸方向の電荷を集める機能をも担わせることが可能になるため、集電効率をより一層向上させることが可能になる。
なお、第3実施形態にかかる上記説明では、第3の集電体に、軸方向と略直交する交差方向の枠を介して形成される貫通孔が備えられる形態について記述したが、第3の集電体は当該形態に限定されるものではなく、貫通孔は、軸方向と交差する方向の枠を介して形成されていれば良い。ただし、交差方向の集電効率を効果的に向上させるという観点からは、軸方向と略直交する交差方向の枠を備える形態であることが好ましい。さらに、上記説明では、貫通孔を備える形態の第3の集電体について記述したが、燃料電池集合体と交互に積層される第3の集電体は、貫通孔を備えない形態であっても良い。かかる形態であっても、第3の集電体は、複数のチューブ型FCと、軸方向と交差する方向に接触し得るため、従来よりも交差方向の集電効率を向上させることが可能になる。
また、第3実施形態にかかる第3の集電体の構成材料は、導電性が高い材料であれば特に限定されるものではないが、発電性能を向上させるという観点からは、FCセル層の積層方向等へガスを透過し得る材料が好ましい。当該材料の具体例としては、ステンレス鋼、Ti、Pt、Au、TiC、TiSi、SiO、B、NdO、TiB等のほか、炭素系材料等を挙げることができる。
第5図は、第2実施形態にかかる燃料電池集合体72を備える、本発明の燃料電池モジュールを概略的に示す外観図である。第5図において、第2図と同様の構成を採る構成部材には、第2図にて使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。第5図において、矢印Xが軸方向を、矢印Yが交差方向を、それぞれ示している。なお、燃料電池モジュールの内部構造を容易に理解可能とするため、第5図は、燃料電池モジュールの構成部材を適宜切断・省略して示している。以下において、チューブ型FCセル10Aを、単に「セル10A」と表記することがある。
図示のように、本発明にかかる燃料電池モジュール100は、セル10A、10A、…、第1の集電体35、及び、第2の集電体41、41、…により構成される燃料電池集合体72、72、…を複数備えている。そして、当該セル10A、10A、…の外周面(カソード)へと供給される空気が流れるべきガス流通部60と、セル10A、10A、…の中空部(アノード)へ供給される水素が流れるべきアノードマニホールド61、62とは、シール部材80、80及びシール材81を介して略完全に区分けされている。なお、第5図では記載を省略しているが、当該シール材81は、図示のシール材81と同様の形態で、アノードマニホールド62側にも備えられている。図示の燃料電池モジュール100において、各セル10A、10A、…のカソード触媒層にて発生した電荷は、第1の集電体35及び第2の集電体41、41、…を介して集められ、さらに、このようにして集められた電荷は、第2の集電体41、41、…と接続されているカソード集電部53、及び、当該カソード集電部53に接続されているカソード出力部54を介して外部へ取り出される。一方、各セル10A、10A、…のアノード触媒層にて発生した電荷は、各セル10A、10A、…に備えられているアノード集電体(不図示)を介してアノード集電部51へと集められ、さらに、かかるアノード集電部51に接続されているアノード出力部52を介して外部へ取り出される。
このように、本発明の燃料電池モジュール100には、上記形態の燃料電池集合体72、72、…が複数備えられている。そのため、上述のようにして燃料電池集合体72、72、…の集電効率を向上させることで、燃料電池モジュール100の集電効率を向上させることが可能になる。
便宜上、上記説明では、第2実施形態にかかる燃料電池集合体72、72、…を備える形態の燃料電池モジュール100について記述したが、本発明にかかる燃料電池モジュールは当該形態に限定されるものではなく、第1実施形態にかかる燃料電池集合体71や第3実施形態にかかる燃料電池集合体70が備えられている形態であっても良い。ここで、第3実施形態にかかる燃料電池集合体70が備えられる場合には、当該燃料電池集合体70に備えられる第3の集電体のタブ部30Aが、上記カソード集電部53に接続される形態等とすれば良い。他方、第1実施形態にかかる燃料電池集合体71が備えられる場合には、第2集電体40が上記カソード集電部53に接続される形態等とすれば良い。
他方、燃料電池モジュール100の作動時には、セル10Aが発熱する。例えば、セル10Aの電解質膜としてNafionが使用される場合、当該Nafionが良好なプロトン伝導性能を発現するためには、セル10Aの温度を80〜100℃程度に維持する必要があるため、適当な手段によりセル10Aを冷却する必要がある。このほか、燃料電池モジュールを備える燃料電池の取扱いを容易にする等の観点からも、セル10Aを効果的に冷却することが望まれる。本発明において、この冷却方法は特に限定されるものではなく、具体例としては、水冷や空冷等を挙げることができる。ここで、セル10Aを水冷する場合、当該水冷の形態は特に限定されるものではないが、大掛かりな設備を用いることなくセル10Aを効果的に冷却する等の観点からは、一定比率(例えば、冷却管総数1に対してセル10Aの総数が3となる比率等)で冷却管が備えられる燃料電池モジュールとすることが好ましい。かかる形態とすれば、冷却管に水を流通させることにより、燃料電池モジュールに備えられるセル10Aを効果的に冷却することが可能になる。なお、第5図では、冷却水を流通させるべき構成部材を省略して示している。
第6図及び第7図は、本発明の燃料電池モジュールを備える燃料電池の形態例を概略的に示す外観図である。なお、第7図は、第6図の燃料電池を裏面側から見た図であり、燃料電池の内部構造を容易に理解可能とするため、側面に備えられる格子状部材を省略している。以下、第6図及び第7図を参照しつつ、本発明の燃料電池モジュールについて説明する。
第6図及び第7図に示すように、本発明の燃料電池1000は、外装容器600に複数の燃料電池モジュール100、100、…が収容されることにより構成され、当該外装容器600の上面には、反応ガス(例えば、水素)導入口500、反応ガス排出口510、及び、冷却水口520が備えられる一方、外装容器600の一対の側面には、格子状部材550が備えられている。反応ガス導入口500へと供給されるガスが水素である場合、燃料電池1000には、格子状部材550を貫通する方向に空気が供給され、第6図の格子状部材550へと供給された空気は、外装容器600の背面に備えられるべき格子状部材(第7図では不図示)側から排出される。そして、当該形態の燃料電池1000が作動することにより発熱した燃料電池モジュール100、100、…は、例えば、冷却水口520から供給・排出される水が当該燃料電池モジュール100、100、…に備えられる冷却管内を流通する等の方法により温度が制御される。
このように、本発明の燃料電池1000には、複数の燃料電池モジュール100、100、…が備えられる。そのため、燃料電池モジュール100、100、…の集電効率を向上させることで、燃料電池1000の集電効率を向上させることが可能になる。
本発明の燃料電池モジュール、並びに、燃料電池に備えられるチューブ型FCセルの構成部材を形成し得る材料、及び、その形態について、以下に説明する。
本発明にかかるチューブ型FCセルにおいて、電解質膜、アノード触媒層、カソード触媒層、アノード集電体、カソード集電体を形成すべき材料は、電気化学反応により電気エネルギーを生じ得るものであれば、特に限定されるものではない。
本発明にかかるチューブ型FCセルの電解質膜を形成し得る材料(以下において、「電解質材料」と記述する。)の具体例としては、上記含フッ素イオン交換樹脂膜、アミド系樹脂に代表される炭化水素系樹脂等の有機系の電解質成分や、珪素酸化物等を主成分とする無機系の電解質成分等を挙げることができる。電解質膜の成形容易性等の観点からは、特に、ケイ素酸化物を主成分とするものが好ましい。本発明にかかる電解質材料として、無機系の電解質成分を用いる場合、当該電解質成分の具体例としては、多孔質ガラスをチューブ状に成形し、そのナノ細孔内の表面を改質して、プロトン伝導性を付与したチューブ状電解質膜や、チューブ状のリン酸ガラスを応用したもの等を挙げることができる。
本発明にかかるアノード触媒層及びカソード触媒層(以下において、単に「触媒層」と記述する。)は、電気化学反応の触媒として機能する物質(例えば、白金粒子が炭素粒子に担持された白金担持カーボン等。以下において、「触媒物質」と記述する。)が含まれていれば、当該触媒層を形成すべき物質は特に限定されるものではなく、例えば、上記触媒物質と当該触媒物質の利用効率を高めるためのプロトン伝導性物質とを備える形態等であっても良い。本発明にかかる触媒層に備えられ得るプロトン伝導性物質の具体例としては、上記パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマー等を挙げることができる。また、本発明にかかる触媒物質の具体例としては、触媒成分を炭素質粒子、炭素質繊維のような炭素材料等の導電性材料に担持させたもの等を挙げることができる。
チューブ型FCセルを備える本発明の燃料電池は、平板型FCと比べて単位体積当たりの電極面積を大きくとることが可能になるので、平板型FCの触媒成分として好適に使用される白金よりも触媒作用が小さい触媒成分を用いたとしても、単位体積当たりの出力密度が高い燃料電池を得ることが可能になる。そのため、本発明にかかる触媒成分は、アノードにおける水素の酸化反応、及び、カソードにおける酸素の還元反応に対して触媒作用を有するものであれば特に限定されず、その具体例としては、Pt、Ru、Ir、Rh、Pd、Os、W、Pb、Fe、Cr、Co、Ni、Mn、V、Mo、Ga、Al等の金属単体、又はこれらの金属元素を含む合金等を挙げることができる。単位体積当たりの出力密度を高めるという観点からは、白金、及び/又は白金合金を用いることが好ましい。
さらに、本発明にかかるアノード集電体の形状は特に限定されるものではなく、その具体例としては、バネ形状、管の壁面部に当該壁面を貫通する孔を多数有する形状、管の壁面部が網目形状のもの、複数の直線状の導電体が中空MEA外周面の軸方向に配列されたもの等を挙げることができ、集電効率を向上させるという観点からは、バネ形状であることが好ましい。
なお、上記説明では、便宜上、拡散層を備えない形態のチューブ型FCセルについて記述したが、本発明にかかるチューブ型FCの形態は当該形態に限定されるものではなく、MEAと集電体との間に拡散層が備えられている形態であっても良い。
また、上記説明では、チューブ型FCセルの内側に水素が、外側に空気が供給される形態について記述したが、本発明は当該形態に限定されるものではなく、チューブ型FCセルの内側に空気(酸素含有ガス)が、外側に水素(水素含有ガス)が、それぞれ供給される形態であっても良い。
以上のように、本発明にかかる燃料電池モジュール及び該燃料電池モジュールを備える燃料電池は、電気自動車や携帯用電源の動力源として用いるのに適している。

Claims (8)

  1. 平行に配列された複数のチューブ型燃料電池セルと、第1の集電体と、を備え、前記複数のチューブ型燃料電池セルが、前記第1の集電体によって、前記チューブ型燃料電池セルの軸方向と平面視で交差する方向に編込まれていることを特徴とする、燃料電池モジュール。
  2. 前記複数のチューブ型燃料電池セルと平行に配置された第2の集電体をさらに備え、前記複数のチューブ型燃料電池セル及び前記第2の集電体が、前記第1の集電体によって、前記チューブ型燃料電池セルの軸方向と平面視で交差する方向に編込まれていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記第2の集電体は、前記複数のチューブ型燃料電池セル配列の端部に配置されていることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記第2の集電体は、前記複数のチューブ型燃料電池セルと平行かつ交互に配置されていることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記第1の集電体が、ガスを透過可能であることを特徴とする、請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記第1の集電体と接触する第3の集電体をさらに備え、前記第1の集電体によって編込まれた前記複数のチューブ型燃料電池セル及び前記第2の集電体と、前記第3の集電体とが交互に積層されていることを特徴とする、請求の範囲第2〜5項のいずれか1項に記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記第3の集電体が、スノコ状又は格子状平板であることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の燃料電池モジュール。
  8. 請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールを備えることを特徴とする、燃料電池。
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