JPWO2006082935A1 - ウォームギヤ - Google Patents

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健太郎 山本
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英一 道岡
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Abstract

ボール戻し軌道からボールを円滑に掬い上げることができるウォームギヤを提供する。ウォームギヤを、外周にボール17が転動し、螺旋状のウォーム溝15aが形成されるウォーム本体20と、ウォーム本体20に複数のボール17を介して噛み合うホイール16と、ウォーム本体20の内側に設けられ、螺旋状のボール戻し軌道βをウォーム本体20の内側との間で形成するシャフト21と、ウォーム溝15aとボール戻し軌道βとを連結する連結軌道γが形成される循環部材22と、ウォーム溝15aに沿った螺旋状のウォーム溝軌道α、ボール戻し軌道β、連結軌道γとで構成される循環経路に配列される複数のボール17とで構成する。循環部材22のボール戻し軌道β側の端部に、連結軌道γの奥の方に向かって徐々に幅が狭くなる溝36が形成される舟底掬い部22bを設ける。ボール戻し軌道βを移動するボール17は、舟底掬い部22bの両側38で抱え込まれながら連結軌道γの奥の方に導かれる。

Description

本発明は、ウォームとウォームに噛み合うホイールとからなるウォームギヤに関し、特にウォームとホイールとの間に転がり運動可能に複数のボールを介在させたウォームギヤに関する。
ウォームギヤは、ねじ状のウォームと、ウォームに噛み合うホイールとを組合せたものであり、ウォームの軸とホイールの軸のなす角度が直角の場合に用いられることが多い。ウォームギヤには、小さい容積で非常の大きい減速比を得られるという特徴がある。しかし、かみあいに大きいすべりを伴うので、損失が大きくなりやすく、効率の面で他の歯車に劣るという欠点がある。
ウォームギヤの効率を上げるために、特許文献1には、ウォームとホイールとの間に複数のボールを介在させ、ウォームとホイールとの間に発生するすべり摩擦を転がり摩擦に置き換えたウォームギヤが開示されている。
図19は特許文献1に記載されたウォームギヤを示す。ウォームギヤは、ウォーム1,ホイール2,複数のボール3,ケース4とで構成される。ウォーム1とホイール2とは直接接触することがなく、ウォーム1の回転運動は、ウォーム1とホイール2との間に介在されるボールを介してホイール2に伝動される(特許文献1、段落[0040])。
図20はボールの循環経路を示す。この図ではわかり易くするために、ウォーム1は示されていない。ボールを循環させるための循環経路はウォーム1に形成される。ボール群3´はウォームとホイールの両方に接触していて、動力を伝動する役目を果たす。このボール群3´は能動経路内に位置する。ウォーム外周のウォーム溝上の残りのボール群3″は受動経路に位置し、ボール群3´´´は戻し経路に位置する。能動経路は、ウォーム外周の螺旋状のウォーム溝の一部であり、瞬間的にホイール2に噛み合っている部分である。受動経路は、ウォーム溝の能動経路以外の部分である。戻し経路は、ウォームの内部に形成されていて、ウォーム溝の一端と他端を接続する。ウォーム1を回転させると、ボール3は能動経路、受動経路、戻し経路の全ての段階を順番に通過する(特許文献1、段落[0042])。
図21は、ウォーム溝及び戻し経路におけるボールの出入りを示す。戻し経路は、ウォーム1の外周に形成されたウォーム溝の一端と他端に接続される。ウォーム溝の一端から他端まで移動したボールは、ウォーム溝の他端から戻し経路に入り、戻し経路を経由した後、再びウォーム溝の一端に戻る。ウォーム溝の両端は同様に構成されている。この図には、ウォーム本体1a、ペグ1b、ボール軌道輪4、伝達ボール3を示す。ボールは矢印Aの方向に進行する(特許文献1、段落[0053])。
ウォーム溝の一端は、ウォーム本体1aとウォーム本体1a内部のペグ1bに斜めに空けられた円筒孔11に接続される。円筒孔11のサイズはボール3を容易に循環させることができるようにボール3の直径よりも僅かに大きい。円筒孔11はウォーム溝の一端から始まり、ペグ1bの外周の接線方向に伸び、最終的にはペグ1bの外周の螺旋状の戻し溝に接する。円筒孔11の中心線はウォーム1の中心線に交差する9B−9B断面内にある(特許文献1、段落[0054])。
循環口はボールがウォーム溝上から円筒孔内に移行するのを容易にするために設けられる。循環口のボス部12はウォーム溝上を移動するボール3を偏向させ、円筒孔11内に導く(特許文献1、段落[0055])。
図22(A),(B)及び(C)は、ペグの3つの平面図法を示し、図22(D),(E)はペグの斜視図を示す。図21(B)に示されるウォーム本体1aの円筒孔11は、ペグ1bの循環孔14aに繋がる。循環孔14aは螺旋状の戻し溝14bに滑らかに繋がる。戻し溝14bの断面形状はU字形状で、戻し溝14bの深さは、ボール3がウォーム本体1aの内周面とペグ1bの戻し溝14bとの間に拘束されずに嵌め込まれる深さに設定される。
米国特許公開公報(US2003/0115981A1)
特許文献1に記載のウォームギヤにおいて、ウォーム1を回転させると、能動経路に配置されたボール群がウォーム1とホイール2との間を転がる。能動経路のボール群3´が転がることによって、受動経路及び戻し経路のボール群3″,3´´´が能動経路のボール群3´によって押される。つまり、ボール循環経路の全体のボール群のうち、一部である能動経路のボール群3´が全体のボール群を循環させる。ウォームギヤの循環経路にあっては、能動経路に比べて受動経路及び戻し経路が極めて長くなるという特徴がある。ウォームギヤの効率を上げるためには、ウォームとホイールとの間に摩擦力を低減するボールを介在させるだけでは不十分で、受動経路及び戻し経路においてボールが移動する際の抵抗を低減させることが重要になってくる。
しかし、特許文献1に記載のウォームギヤにあっては、ペグ1bの外周の戻し溝15からウォーム本体1aの円筒孔にボールを掬い上げる際に、ボール3をペグ1bの循環孔14の壁面に衝突・方向転換させて円筒孔11に掬い上げる。このため、ボール3を円滑に掬い上げることができず、ひいてはボール3を円滑に循環できない。また高速でボール3を循環させた場合、ボール循環孔14の壁面との衝突部分の強度が低下するおそれもある。
そこで本発明は、ウォーム内のボール戻し軌道からボールを円滑に掬い上げることができるウォームギヤを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ウォーム(15)とホイール(16)との間に転がり運動可能にボール(17)を介在させたウォームギヤであって、外周にボール(17)が転動する螺旋状のウォーム溝(15a)が形成されるウォーム本体(20)と、前記ウォーム本体(20)に複数のボール(17)を介して噛み合うホイール(16)と、前記ウォーム本体(20)の内側に設けられ、螺旋状のボール戻し軌道(β)を前記ウォーム本体(20)の内側との間で形成するシャフト(21)と、前記ウォーム本体(20)に設けられ、前記ウォーム溝(15a)と前記ボール戻し軌道(β)とを連結する連結軌道(γ)が形成される循環部材(22)と、前記ウォーム溝(15a)に沿った螺旋状のウォーム溝軌道(α)、前記ボール戻し軌道(β)、及び前記連結軌道(γ)とで構成される循環経路に配列される複数のボール(17)と、を備え、前記循環部材(22)の前記ボール戻し軌道(β)側の端部には、前記連結軌道(γ)の奥の方に向かって徐々に幅が狭くなる溝(36)が形成される舟底掬い部(22b)が設けられ、前記ボール戻し軌道(β)を移動するボール(17)は、前記舟底掬い部(22b)の両側(38)で抱え込まれながら前記連結軌道(γ)の奥の方に導かれることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のウォームギヤにおいて、前記シャフト(21)の軸線方向からみて、前記舟底掬い部(22b)の前記溝(36)は、前記シャフト(21)上の前記ボール戻し軌道(β)を移動する前記ボール(17)の中心線軌道(37)に沿った円弧形状に形成され、かつ前記溝(38)は前記中心線軌道(37)よりもシャフト側に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のウォームギヤにおいて、前記シャフト(21)の外周には、前記ボール(17)の半径未満の深さを有し、前記ボール戻し軌道(β)を構成するボール戻し溝(21a)が形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載のウォームギヤにおいて、前記循環部材(22)の前記ウォーム溝軌道(α)側の端部には、リップ部(22a)が設けられ、前記ウォーム溝軌道(α)を移動するボールは、前記リップ部(22a)の壁面(22c)に衝突して前記ウォーム溝軌道(α)から前記連結軌道(γ)に落とし込まれることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のウォームギヤにおいて、前記循環部材(22)は前記ウォーム本体(20)とは別部材で、前記ウォーム本体(20)に組み込まれることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5いずれかに記載のウォームギヤにおいて、前記連結軌道(γ)は、前記ボール戻し軌道(β)に連結される部分が直線形状((4))であり、且つ、前記連結軌道(γ)と前記ボール戻し軌道(β)との接続点において、前記連結軌道(γ)の中心線と前記ボール戻し軌道(β)の中心線の接線とが一致することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、舟底掬い部の両側でボールを抱え込みながらボールを連結軌道の奥の方に導くので、ボールと舟底掬い部との衝突を可及的に少なくすることができ、したがってボールを円滑に掬い上げることができる。また、舟底掬い部の溝で徐々にボールの進路を狭めることにより、ボールの揺れを抑え、ボールを整列運動させることもできる。
請求項2に記載の発明によれば、ボールを舟底掬い部の両側で抱え込みながら掬い上げることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ボール戻し溝からボールが半分以上露出するので、舟底掬い部でボールを抱え込むことができる。
請求項4に記載の発明によれば、ウォーム外周のウォーム溝軌道を移動するボールをウォーム内に落とし込み、連結軌道に導くことができる。
請求項5に記載の発明によれば、循環部材をウォーム本体とは別部材にすることで、複雑な形状の舟底掬い部及びリップ部を循環部材に形成し易くなる。
請求項6に記載の発明によれば、連結軌道とボール戻し軌道の接続点において、これらの軌道の中心線の接線方向が一致するので、軌道の接線方向が不連続になることがない。したがって、ボールを円滑に移動させることができる。
本発明の一実施形態におけるウォームとホイールの斜視図 ウォームの周囲にかご部材を設けたウォームギヤの斜視図 ウォームギヤの平面図 図3のIV-IV線断面図 ウォームギヤの側面図 ウォームの断面図 ウォームの軸線方向からみたホイールとウォームの正面図 ウォーム本体の斜視図 シャフトの斜視図 循環部材の斜視図 循環部材の半割り図(循環軌道に沿った断面図) シャフトの軸線方向からみた循環部材と、シャフト上のボール戻し軌道を移動するボールの中心線軌道との関係を示す図 舟底掬い部22bの断面形状の変化を示す図 図14(A)はウォームが隠されたシャフトと循環部材を示し、図14(B)はウォームを隠さずに表した状態を示す。 ウォームの循環経路を示す斜視図(ウォームを透明線で示す) ボール循環経路の中心線を示す図(図16(A)はウォームの側面側からみた図を示し、図16(B)はウォームの正面側からみた図を示す) 図16に対応させた循環部材の連結軌道を示す図(図17(A)はウォームの側面側からみた図を示し、図17(B)はウォームの正面側からみた図を示す) ボール循環経路の他の例を示す図(図18(A)はウォームの側面側からみた図を示し、図18(B)はウォームの正面側からみた図を示す) 特許文献1に記載されたウォームギヤを示す図(図19(A)は側面図を示し、図19(B)は断面図を示し、図19(C)は斜視図を示す) 特許文献1に記載されたウォームギヤのボールの循環経路を示す図(図20(A)は側面図を示し、図20(B)は正面図を示し、図20(C)は斜視図を示す) 特許文献1に記載されたウォームギヤのウォーム溝及び戻し経路におけるボールの出入りを示す図(図21(A)は側面図を示し、図21(B)は断面図を示す) 特許文献1に記載されたウォームギヤのペグを示す図(図22(A),(B)及び(C)は、ペグの3つの平面図法を示し、図22(D),(E)はペグの斜視図を示す)
符号の説明
15…ウォーム
15a…ウォーム溝
16…ホイール
17…ボール
20…ウォーム本体
21…シャフト
21a…ボール戻し溝
22…循環部材
22a…リップ部
22c…リップ部の壁面
22b…舟底掬い部
36…溝
37…シャフトの中心線軌道
38…舟底掬い部の両側
α…ウォーム溝軌道
β…ボール戻し軌道
γ…連結軌道
(4)…直線形状
以下本発明の一実施形態におけるウォームギヤを説明する。まずウォームギヤの概略の構成を説明する。図1はウォームとホイールの斜視図を示し、図2はウォームのウォーム溝にボールを配列させるためにウォームの周囲にかご部材を設けたウォームギヤの斜視図を示す。
ウォームギヤは、ねじ状のウォーム15と、ウォーム15に噛み合うホイール16とを組合せたものである。ウォーム15とホイール16の歯同士は直接的に接触することがない。摩擦係数を低減するために、ウォーム15とホイール16との間には複数のボール17が介在される。ウォーム15とホイール16はこの複数のボール17を介して噛み合う。
ウォーム15の外周には、所定のリードを有する螺旋状のウォーム溝15aが形成され、複数のボール17はこのウォーム溝15aに沿って進行する。ウォーム15はかご部材18で囲まれる。ホイール16の外周部は、ウォーム15のウォーム溝15aに向かい合うために、かご部材18に形成した細長いスリット18a(図7参照)内に嵌り込む。ホイール16の外周には、ウォーム15のウォーム溝15aに噛み合うねじれ角の小さいホイール溝16aが形成される。ウォーム15の内部には、螺旋状のウォーム溝15aの一端と他端に連結される一対の連結軌道、及びボール戻し軌道が設けられる。ウォーム溝15aに沿ったウォーム溝軌道を移動するボール17は、ウォーム溝軌道の一端まで移動した後、ウォーム15の内部に落とし込まれ、一方の連結軌道に入る。その後、ボール17はウォーム15の内部のボール戻し軌道を経由した後、反対側の連結軌道から再びウォーム溝15a上に現れる。各軌道の詳細については後述する。ウォーム溝軌道を移動するボール17をウォーム内部に落とし込むのは、ウォーム15の外側に循環部材を設けた場合、ウォーム15がホイール16に対して回転しているので、循環部材とホイール16とが干渉してしまうからである。
ウォーム15とホイール16との間でボール17は押し潰されるような荷重を受けている。一方ウォーム15とかご部材18との間のボール17は荷重を受けていない。このためウォーム溝軌道は、ウォーム15とホイール16との間の負荷域と、ウォーム15とかご部材18との間の無負荷域とに分けられる。ウォーム15を回転させると、ウォーム15とホイール16との間の負荷域のボール17が転がる。負荷域のボール17が、ウォーム溝軌道の無負荷域、連結軌道及びボール戻し軌道に配置されるボール群を押し、これによりボール全体がボール循環経路を循環する。
ウォーム15を回転させると、ウォーム溝15aのリードによってボール17がウォーム15の軸線方向にも移動する。ボール17はホイール16のホイール溝16a上をも転がるので、このようなボール17の軸線方向への進行に伴って、ホイール16が回転する。ウォーム15を回転させるとホイール16が回転する現象は、ボールねじのねじ軸を回転させるとナットがねじ軸の軸線方向に移動するのに似ている。
以下に各部の詳細な構成について説明する。図3ないし図7は、本発明の一実施形態におけるウォームギヤの全体図を示す。図3は平面図、図4は図3のIV-IV線断面図、図5は側面図、図6はウォームの断面図、図7はウォームの軸線方向からみたホイールとウォームの正面図を示す。
図4に示されるように、ウォームギヤのベース19には、ウォーム15がその軸線の回りに回転可能に支持されている。またこのベース19には、ホイール16が回転可能に支持されている。ウォーム15の回転軸とホイール16の回転軸とは直交する。ウォーム15はその軸線方向の中央部の外形が絞られた鼓形をしている。ウォーム15の外周には所定のリードを有する螺旋状のウォーム溝が形成される。ウォーム15を鼓形にしたのは、ウォーム溝15a上の複数列のボールをホイール16に噛み合わせて負荷容量を大きくするためである。勿論負荷容量が小さくてもよい場合は、ウォーム15は円筒形に形成されてもよい。
図6に示されるように、ウォーム15は、螺旋状のウォーム溝15aが形成される円筒形のウォーム本体20とシャフト21とを備える。図8はウォーム本体20の斜視図を示す。ウォーム本体20の外周には、所定のリードを有する螺旋状のウォーム溝15aが形成される。ウォーム溝15aの断面形状は、例えば単一の円弧からなるサーキュラーアーク溝形状、又は2つの円弧からなるゴシックアーチ溝形状に形成される。ウォーム溝15aの一端及び他端には、ウォーム溝15a上を移動するボールをウォーム内に落とし込む循環部材22が設けられる。循環部材22の詳細については後述する。循環部材22には、ウォーム本体20とシャフト21とを一体に回転させるためにウォーム本体20の軸線と直交する方向に貫通孔23が明けられる。
図6に示されるように、ウォーム本体20の外側にはかご部材18が設けられる。ベース19には一対のブラケット25が固定される。かご部材18を支持するために、この一対のブラケット25がかご部材18の軸線方向の両端を挟む。かご部材18は略円筒形状をしており、その内周の軸線方向の中央部の径が鼓形のウォーム本体20に合わせて絞られている。このかご部材18とウォーム本体20のウォーム溝15aとの間に螺旋状のウォーム溝軌道αが形成される。
図7に示されるように、かご部材18にはその軸線方向に伸びるスリット18aが形成される。ホイール16のホイール溝16aとウォーム本体20のウォーム溝15aとが向かい合うように、スリット18a内にホイール16の外周部が嵌り込む。
図6に示されるように、ウォーム本体20の内部は中空に形成され、ウォーム本体20の内部の空間をシャフト21が貫通する。ブラケット25上にはシャフト支持部26が固定され、シャフト21の両端は、シャフト支持部26にベアリング27を介して回転可能に支持される。
図9はシャフト21の斜視図を示す。シャフト21の外周には、所定のリードを有する螺旋状のボール戻し溝21aが形成される。ウォーム15のウォーム溝15aの一端まで転がったボールをウォーム溝15aの他端に戻すことができるように、ボール戻し溝21aのリードはウォーム溝15aのリードとは逆になる(すなわち一方が右ねじであるのに対して他方が左ねじになる関係にある)。ボール戻し溝21aの深さは、ボールの半径未満であり、ボール17はボール戻し溝21aから半分以上露出する。これは、後述する循環部材22の舟底掬い部での掬い上げを可能にするためである。シャフト21には、キー溝21b及びシャフト21の軸線と直交する貫通孔21cが明けられる。これらは、シャフト21とウォーム本体20とを一体に回転させるために設けられる。
図9に示されるように、シャフト21のボール戻し溝21aは、ウォーム本体20の内側との間で、ボール戻し軌道βを形成する。ボール戻し軌道βの一端と他端は、循環部材22に形成される連結軌道に接続される。また、シャフト21のキー溝21bにはキー29がはめ込まれ、貫通孔21cにはウォーム本体20の貫通孔23をも同時に貫通するボルト30が挿入される。
図3及び図5に示されるように、ベース19には一組のホイール支持ブロック31が固定され、このホイール支持ブロック31にベアリング32を介してホイール回転軸33が回転可能に支持される。ホイール16はホイール回転軸33の中央部分に固定されている。ホイール16の外周には、ホイール溝16aが形成される。ホイール溝16aのねじれ角は小さく、ホイール溝16aは概ねホイール16の軸線方向に伸びている。ホイール溝16aの断面形状は、例えば単一の円弧形状からなるサーキュラーアーク溝形状、又は複数の円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝形状に形成される。図7に示されるように、ウォーム本体20の外形に合わせてホイール16の外周の幅方向の中央部は、外径が狭められている。これにより、ホイール溝16aの長さ方向の全体に亘って、ボール17とホイール溝16aとが接触する。
図10及び図11は、ウォーム15のウォーム溝15aの両端に組み込まれる循環部材22を示す。図10は循環部材の斜視図を示し、図11は循環部材の半割り図(循環軌道に沿った断面図)を示す。循環部材22の内部には、ウォーム溝軌道αの端とボール戻し軌道βの端とを接続する連結軌道γが形成される。循環部材22のウォーム溝軌道α側の端部には、ホイール16のホイール溝16a内に突出するリップ部22aが形成される。リップ部22aは、ウォーム溝軌道αを移動するボール17を連結軌道γに落とし込むことができるように、ウォーム溝軌道αを移動するボール17の中心線の軌道よりも外側に突出する。ウォーム溝軌道αを移動するボール17は、このリップ部22aの壁面22cに衝突し、方向転換して、連結軌道γ内に落とし込まれる。循環部材22のウォーム溝軌道α側の端部にリップ部22aを設けたのは、ボール17に衝突する壁面22cがないとウォーム溝軌道αを移動するボール17をウォーム15の内部に落とし込むことができないからである。ボール戻し軌道βを経由して残りの循環部材22の連結軌道γを通過したボールは、リップ部22aからウォーム溝軌道α上に戻される。
一方、循環部材22のボール戻し軌道β側の端部には、ボール戻し軌道βを移動するボール17を掬い上げる舟底掬い部22bが形成される。舟底掬い部22bには、連結軌道γの奥の方に向かって徐々に幅が狭くなる溝36が形成される。以下、舟底掬い部22bについて詳述する。
図12は、シャフト21の軸線方向からみた循環部材22と、シャフト21上のボール戻し軌道βを移動するボール17の中心線軌道37との関係を示す。シャフト21の軸線方向からみて、舟底掬い部22bの溝36は、ボール17の中心線軌道37に沿った円弧形状で、かつ中心線軌道37よりも寸法hだけシャフト21側に配置される。また上述のように、ボール戻し溝21aの深さはボール17の半径未満であり、ボール17はその半分以上がボール戻し溝21aから露出する。
図13は、舟底掬い部22bの断面形状の変化を示す。舟底掬い部22bの先端の断面形状に0を付記し、連結軌道γの奥の方に移動した舟底掬い部22bの断面形状に1から10を順番に付記した。舟底掬い部22bの断面形状は、0の位置において半円形形状で、舟底掬い部22bの両側38がボール17の中心線軌道よりも寸法hだけ突出する。連結軌道γの奥の方に向かうにしたがい(1から10に進むにしたがい)、舟底掬い部22bの両側38がシャフト側に突出し、舟底掬い部22bの断面形状は半円形形状から円形に近づく。これに伴い、舟底掬い部22bの溝36の幅Wが徐々に狭くなる。
図12に示されるように、ボール戻し軌道βを移動するボールは、舟底掬い部22bに転がり込む。図13に示されるように、舟底掬い部22bの溝36の幅Wは0から4までは、ボール17の直径よりも大きい。このためボール17は舟底掬い部22bの両側に抱え込まれることなく、シャフト21の周囲を移動し、舟底掬い部22bとボール17の背面との隙間39が僅かずつ大きくなる(このとき図12に示されるように、ボール17の中心線軌道37は連結軌道γの中心線40からシャフト21側に変位する)。ボール17がさらに5まで移動すると、ボール17が舟底掬い部22bに抱え込まれはじめる。舟底掬い部22bの溝36の幅Wは奥の方に向かって徐々に狭くなるので、6から10でボールは舟底掬い部22bで抱え込まれながら、連結軌道γの奥の方に導かれる。舟底掬い部22bの両側38でボール17を抱え込みながら連結軌道γの奥の方に導くことで、ボール17と舟底掬い部22bとの衝突を可及的に少なくすることができ、ボール17を円滑に掬い上げることができる。また、舟底掬い部22bで徐々にボール17の進路を狭めることにより、ボール17の揺れを抑え、ボール17を整列運動させることもできる。
ウォーム溝軌道α、ボール戻し軌道β及び一対の連結軌道γとでボール循環経路が構成される。これらの軌道の内径はボール17の直径よりも若干大きい。図14及び図15は循環経路を移動するボール17を示す。図14(A)はウォーム本体20が隠されたシャフト21と循環部材22を示し、図14(B)はウォーム本体20を隠さずに表した図を示す。図15では、ウォーム本体20の内部の循環経路を示すために、ウォーム本体20を透明線で示した。ウォーム15外周の螺旋状のウォーム溝軌道αには、複数のボール17が配列される。ボール17間にはボール17同士の接触を防止するためにスペーサ33が介在される。ウォーム溝軌道αの一部のボールは、ホイール16のホイール溝16aにも接触するので、ウォーム溝15aとホイール溝16aとの間で押し潰されるような荷重を受ける。一方、ウォーム溝軌道αの他部のボールは、ウォーム溝15aとかご部材18との間で押しつぶされるような荷重を受けることはない。このためウォーム溝軌道αは、ウォーム15とホイール16との間の負荷域と、ウォーム15とかご部材18との間の無負荷域とに分けられる。ウォーム15を回転させると、ウォーム15とホイール16との間のウォーム溝軌道αの負荷域をボール17が転がる。負荷域を転がるボール17がウォーム溝軌道αの無負荷域のボールを押すので、ウォーム溝軌道α上のボール全体がウォーム溝軌道αに沿って移動する。
ウォーム溝軌道αの一端まで移動したボールは、循環部材22のリップ部22aで方向転換され、ウォーム溝軌道αから連結軌道γへと導かれる。連結軌道γを通過したボール17は舟底掬い部22bからシャフト21上のボール戻し軌道βへ導かれる。ボール戻し軌道βはウォーム溝軌道αとは逆リードなので、螺旋状のボール戻し軌道βを移動するボール17はウォーム溝軌道αの他端に近づく。ボール戻し軌道βの他端まで移動したボール17は、残りの循環部材22の舟底掬い部22bで掬い上げられ、連結軌道γへ導かれる。連結軌道γを通過したボール17はリップ部22aから再びウォーム溝軌道αへと戻される。
図16はボール循環経路の中心線を示す。図16(A)はウォームの側面側からみた図を示し、図(B)はウォームの正面側からみた図を示す。図17は図16に対応させた循環部材22の連結軌道γを示す。ボール循環経路は、螺旋状のウォーム溝軌道α、螺旋状のボール戻し軌道β、ウォーム溝軌道αとボール戻し軌道βとを連結する一対の連結軌道γとで構成される。この実施形態では、ウォーム15の外周に二巻きのウォーム溝軌道αが形成されている。一対の循環部材22のリップ部22aは、ウォーム15の軸線方向からみて同じ位置に配置される。このため、ウォーム15の軸線方向からみてあたかもウォーム溝軌道αから一方の循環部材22の連結軌道γにボールが落とし込まれると同時に、他方の循環部材22の連結軌道γからウォーム溝軌道αへボールが飛び出すようになる。リップ部22aを同じ位置に配置することで、ウォーム15とホイール16との間を転がるボール17の有効数を一定に保つことができる。ボール戻し軌道βは1.5巻きの螺旋状に形成される。ボール戻し軌道βを螺旋状に形成することで、大きな曲率半径の軌道を形成することができ、ボール17を円滑に移動させることができる。
連結軌道γの、ウォーム溝軌道αに接続される部分(図17(A)中(1)で示される領域)は、円弧形状である。ウォーム溝軌道αからウォーム15の内部にボール17を落とし込むため、ウォーム15の軸線方向からみて円弧形状(1)の曲率半径R1は、ウォーム溝軌道αの曲率半径R2よりも小さい。また、ウォーム溝軌道αとの接続点において、連結軌道γの中心線の接線とウォーム溝軌道αの中心線の接線とが一致する。ここで、ウォーム溝軌道αは所定のリードを有するので、ウォーム15の側面からみて、図17(A)に示されるように円弧形状(1)はリードに合わせて傾いている。
連結軌道γの、ボール戻し軌道βに接続される部分(図17中(4)で示される領域)は、直線形状であり、且つ、連結軌道γとボール戻し軌道βとの接続点において、連結軌道γの中心線とボール戻し軌道βの中心線の接線とが一致する。ここで、ボール戻し軌道βは所定のリードを有するので、図17(A)に示されるように、ウォーム15の側面からみて直線形状(4)はリードに合わせて傾いている。
そして、連結軌道γの円弧形状に形成された部分(1)と、連結軌道γの直線形状に形成された部分(4)との間の中間部分は、直線形状(2)と円弧形状(3)の組合せで構成される。具体的には、円弧形状に形成された部分(1)には、直線形状(2)が連結され、直線形状に形成された部分(1)には、円弧形状(3)が連結される。直線形状(2)と円弧形状(3)とは、その接続点において軌道の中心線の接線方向が一致する。すなわち循環部材22の連結軌道γは、リップ部22aから舟底掬い部22bに至るまで、円弧(1)、直線(2)、円弧(3)、直線(4)の組合せで構成される。
以上のように連結軌道γを構成すると、連結軌道γとウォーム溝軌道αとの接続点において、これらの軌道の中心線の接線方向が一致するので、軌道の接線方向が不連続になることがない。また、連結軌道γとボール戻し軌道βとの接続点においても、これらの軌道の中心線の接線方向が一致するので、軌道の接線方向が不連続になることがない。さらに連結軌道γはその内部の円弧(1)、直線(2)、円弧(3)、直線(4)の軌道の接続点において、接線方向が一致するので、連結軌道γの全長に亘って軌道の接線方向が不連続になることがない。したがって、ボールを円滑に移動させることができる。
なお、図16に示される循環部材22の連結軌道γのウォーム溝軌道に接続される部分を、円弧形状の替わりに螺旋形状又はクロソイド曲線形状等の曲線形状に形成することもできる。またウォーム溝軌道α、ボール戻し軌道βの形状によっては、連結軌道γの中間部分の直線(2)及び/又は円弧(3)を省略することも可能である。
図18はボール循環経路の他の例を示す。図18(A)はウォームの側面側からみた図を示し、図18(B)はウォームの正面側からみた図を示す。図18に示される循環経路では、一対の循環部材22のリップ部22aの位置をウォーム15の軸線方向からみて周方向に位置をずらし、一対のリップ部22aを離間させている。この例によれば、ウォーム15の軸方向からみて、一対のリップ部22a間のボール17も荷重を負荷できるようになるので、ウォーム15とホイール16との間を転がるボール17の有効数を増やすことができる。このようにウォーム溝軌道αを移動するボール17を連結軌道γに落とし込む位置は、ウォームギヤによって様々に変わる。この例では、ボール戻し軌道βは0.4巻き程度の螺旋状に形成され、ウォーム溝軌道αは2巻き弱の螺旋状に形成される。連結軌道γは、0.4巻き程度のボール戻し軌道βと2巻き弱のウォーム溝軌道αとを連結する。上記図16に示される軌道と同様に、連結軌道γとウォーム溝軌道αとの接続点、連結軌道γとボール戻し軌道βとの接続点においては、互いの軌道の接線が一致する。また連結軌道γ自体は螺旋(1)、直線(2)、円弧(3)、直線(4)の組合せで構成され、その内部の螺旋(1)、直線(2)、円弧(3)、直線(4)の接続点において、接線方向が一致する。
本明細書は、2005年2月4日出願の特願2005−029741に基づく。この内容はすべてここに含めておく。

Claims (6)

  1. ウォームとホイールとの間に転がり運動可能にボールを介在させたウォームギヤであって、
    外周にボールが転動する螺旋状のウォーム溝が形成されるウォーム本体と、
    前記ウォーム本体に複数のボールを介して噛み合うホイールと、
    前記ウォーム本体の内側に設けられ、螺旋状のボール戻し軌道を前記ウォーム本体の内側との間で形成するシャフトと、
    前記ウォーム本体に設けられ、前記ウォーム溝と前記ボール戻し軌道とを連結する連結軌道が形成される循環部材と、
    前記ウォーム溝に沿った螺旋状のウォーム溝軌道、前記ボール戻し軌道、及び前記連結軌道とで構成される循環経路に配列される複数のボールと、を備え、
    前記循環部材の前記ボール戻し軌道側の端部には、前記連結軌道の奥の方に向かって徐々に幅が狭くなる溝が形成される舟底掬い部が設けられ、
    前記ボール戻し軌道を移動するボールは、前記舟底掬い部の両側で抱え込まれながら前記連結軌道の奥の方に導かれることを特徴とするウォームギヤ。
  2. 前記シャフトの軸線方向からみて、前記舟底掬い部の前記溝は、前記シャフト上の前記ボール戻し軌道を移動する前記ボールの中心線軌道に沿った円弧形状に形成され、かつ前記溝は前記中心線軌道よりもシャフト側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のウォームギヤ。
  3. 前記シャフトの外周には、前記ボールの半径未満の深さを有し、前記ボール戻し軌道を構成するボール戻し溝が形成されることを特徴とする請求項2に記載のウォームギヤ。
  4. 前記循環部材の前記ウォーム溝軌道側の端部には、リップ部が設けられ、
    前記ウォーム溝軌道を移動するボールは、前記リップ部の壁面に衝突して前記ウォーム溝軌道から前記連結軌道に落とし込まれることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のウォームギヤ。
  5. 前記循環部材は、前記ウォーム本体とは別部材で、前記ウォーム本体に組み込まれることを特徴とする請求項4に記載のウォームギヤ。
  6. 前記連結軌道は、前記ボール戻し軌道に連結される部分が直線形状であり、且つ、前記連結軌道と前記ボール戻し軌道との接続点において、前記連結軌道の中心線と前記ボール戻し軌道の中心線の接線とが一致することを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のウォームギヤ。
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