JPWO2006080569A1 - ユニバーサルジョイントおよび画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
画像表示装置1は、所定の球面の一部をなす凸曲面101を有する画像表示装置本体100および中間部材200を備える。中間部材200は、凸曲面101に対応する曲面であって画像表示装置本体100と中間部材200とを吸着固定させる際に凸曲面101と当接することが予定されている曲面である凹曲面221を有するガイド部材220と、ガイド部材220の略中央となる位置に設けられており、凸曲面101と吸着固定できるようになっている磁石230を有している。この凸曲面101を凹曲面221に対して摺動させることで、画像表示装置本体100の中間部材200に対する角度を調整することができる。
Description
近年、画像を視界の一部に表示し、外界も、画像も見られるようにした小型の画像表示装置が提案されている。
このタイプの画像表示装置は、視線の移動により、外界を見るか、画像を見るかの選択を行えるので、日常生活の場面で使用でき、使用の場面として室内外を特に問わない点で価値が高い。
ところで、このタイプの画像表示装置は既存の眼鏡に取り付けることを意図しているが、眼鏡にはフレームの有無、フレームの材質や太さなどの様々なバリエーションがある。このことから、画像表示装置をどのような眼鏡にでも簡単に取り付けられるようにするための技術の開発が求められていた。
画像表示装置をどのような眼鏡にでも簡単に取り付けられるようにするためには、画像表示装置を眼鏡に対して着脱自在に構成することが必要とされる。
また、画像表示装置の眼鏡に対する角度を調整できるように構成することが必要とされる。
このような必要性を考慮した技術開発の過程で、本願発明者は、眼鏡レンズの平滑な面がどのような眼鏡にでも共通する部材であることに着目し、特願2004−233912に記載の画像表示装置の発明を行った。
この発明に係る画像表示装置の一つは、眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置する表示手段、およびこの中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有している。
図8は、この画像表示装置10の画像表示装置本体100と、中間部材800を示す斜視図である。
この図に示すように、中間部材800は、板状のベース210と、ベース210の前面からベース210の前方(本明細書において、「前方」という語は、眼鏡を使用者が顔に装着した場合の顔から遠い側を意味するものとする。)に凸設された土台820とを備えている。土台820は、それが眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって開いた凹曲面821を有する。この凹曲面821は、画像表示装置本体100に対する中間部材800のジョイント部分である。また、ベース210の背面には、層状とされた粘着剤によって形成された粘着剤層240が設けられており、この粘着剤層240によって中間部材800を眼鏡レンズに対して固定できるようになっている。
画像表示装置本体100は、略直方体形状に形成されたケース110を備えている。ケース110の後方の面には、鏡筒120が設けられている。鏡筒120は、略円筒形状とされている。この鏡筒120の内部には、拡大レンズ130が設けられている。ケース110の後方の面にはまた、固定手段として、凸曲面101が設けられている。凸曲面101は、ケース110の後方に向かって凸設されており、所定の球面の一部をなすようになっている。この凸曲面101は、中間部材800に対する画像表示装置本体100のジョイント部分である。
この凸曲面101および凹曲面821は、例えば、その双方が磁石により構成されていてもよいし、その一方が磁石で、その他方が金属により構成されていてもよい。すなわち、凸曲面101と凹曲面821とは磁力によって吸着して固定し合うようになっている。
図9は、この画像表示装置本体100の凸曲面101と中間部材800の凹曲面821とが吸着固定している状態を示す図である。
この画像表示装置10のジョイント部分の構成によれば、どのような眼鏡の眼鏡レンズGLにでも着脱自在に画像表示装置10を簡単に取り付けられるようになる。また、画像表示装置10の使用時に画像表示装置本体100の中間部材800に対する角度を変えるべく、中間部材800と画像表示装置本体100を固定した状態で凹曲面821に対して凸曲面101を摺動させることができる。
すなわち、このジョイント部分の構成は、ユニバーサルジョイントとして使用されている。
しかしながら、かかるユニバーサルジョイントにも改良すべき点がないわけではない。すなわち、このユニバーサルジョイントの凹曲面の端部の厚みは中心部の厚みよりも厚く、凸曲面および凹曲面の内部よりもその外部に磁力線が多く分布するような構造となっている。すなわち磁力線は、凹曲面から凸曲面(または凸曲面から凹曲面)、凸曲面(または凹曲面)から空気中を通って凹曲面(または凸曲面)へと戻るようになっており、外部に存在する磁力線の分だけ吸着力が弱いものとなっている。
また、その構造上、凸曲面と凹曲面は、凹曲面の周縁部において強く吸着固定される。その吸着力のベクトルの方向は、凸曲面、凹曲面の中心部分に向かう斜め方向となるため、凹曲面に対して凸曲面を少しずらした場合、凸曲面の位置が元の位置に戻ってしまうことがあり、安定的に吸着固定することができない。つまり、一方の部材の他方の部材に対する角度を所望の角度とするために、図9に示す凸曲面の中心部分の位置が所望の位置まで移動するように凸曲面を凹曲面に対して摺動させた場合、摺動前の元の位置に戻ってしまい、角度調整がうまくいかないことがある。
このため、このような構成のユニバーサルジョイントでは、一方の部材の他方の部材に対する角度を「自在に」調整することが難しい。
そこで、本発明は、上記のようなユニバーサルジョイントの構成を改良し、一方の部材の他方の部材に対する角度を自在に調整することができるユニバーサルジョイントおよび、それを応用した画像表示装置を提供することを目的とする。
このユニバーサルジョイントは空気よりも透磁率の高いガイド部材を有しているので、ガイド部材の凹面と凸面とを吸着固定させた場合、磁力線は、磁石から凸面、凸面から空気を介して磁石へと導かれるのではなく、磁石から凸面、凸面からガイド部材、ガイド部材から磁石(または磁石からガイド部材、ガイド部材から凸面、凸面から磁石)へと導かれる。すなわち、磁石から凸面、凸面からガイド部材、ガイド部材から磁石への磁束の閉ループ状態(または磁石からガイド部材、ガイド部材から凸面、凸面から磁石への磁束の閉ループ状態)が形成されることとなる。なお、本発明において「磁束の閉ループ状態」とは、完全に磁束が閉ループとなっている状態のみならず、多少の磁束のもれがあったとしても、磁束が実質的に閉ループとなっている状態も含む。
このように本発明では磁束の閉ループ状態が形成されるため、磁力線がほとんど外部に出ないため、本発明のユニバーサルジョイントは、上述したユニバーサルジョイントよりも吸着力が強いものとすることができる。また、以上のような磁束の閉ループ状態が形成されるため、吸着力のベクトルの方向が鉛直方向となり、安定して吸着させることができる。このため、凹面に対して凸面を少しずらした場合に凸面の位置が元に戻ってしまうようなことがなく、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
この凸面は、所定の略球面の一部をなす面であればよく、凹面は、前記凸面に略対応する面であって前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と当接することが予定されている面であればよい。例えば、前記凸面は、所定の球面の一部をなす凸曲面であり、前記凹面は、この凸曲面に対応する凹曲面であるように構成してもよい。また、前記凸面は、円錐台の外側面形状をなす面であり、前記凹面は、この凸面に対応する面であるように構成してもよい。
なお、凸面と凹面は、略対応していればよく、例えば、円錐台の外側面形状をなす面である凸面に、所定の球面の一部をなす凸曲面に対応する凹曲面を組み合わせてもよい。
前記ガイド部材は、前記凸面に略対応する面であって前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と当接することが予定されている面である凹面を有しており、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動できるように構成されており、空気よりも透磁率の高い材料により構成されていればよい。例えばガイド部材は、鉄により構成されるものとすることができるし、その形状はどのような形状としてもよい。
また、このようなガイド部材として、一体成形された部材を使用してもよい。一体成形された部材を使用すれば、一つのガイド部材を第2部材に対して取り付ければよく、第2部材に対するガイド部材の取り付けを容易にすることができる。
一体成形された部材としては、例えば、略筒形の部材であり、その一方の端部に凹面が形成されているものを使用することができる。
この略筒形の部材は、底部を有するものとしてもよい。底部を有するガイド部材を使用すれば、予めその底部の略中央となる位置に磁石を取り付けておくことができるため、磁石を取り付けたガイド部材を第2部材に対して取り付ければよく、第2部材に対するガイド部材および磁石の取り付けを容易にすることができる。
なお、ガイド部材として、複数の突出体からなる部材を使用しても構わない。この複数の突出体としては、例えば、複数の突出体が磁石の周りに所定の間隔を空けて配置されており、各突出体は、第1部材と第2部材とを吸着固定させる際にその一端が凸面と当接するようになっているものを使用することができる。
前記磁石は、前記ガイド部材の軸線上に設けられており、前記凸面の少なくとも一部分に吸着固定できるようになっているものであれば、どのような磁石を用いてもよい。この磁石は、市販されている円柱形状の磁石を使用してもよいし、凸面が所定の球面の一部をなす凸曲面であり、凹面がこの凸曲面に対応する凹曲面である場合に、この凸曲面に対応する凹曲面であって第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に凸曲面と当接することが予定されている凹曲面を有していてもよい。後者のように構成された磁石を使用すれば、凸曲面または凹曲面のいずれか一方を、凸曲面または凹曲面のいずれか他方に対してより滑らかに摺動させることができる。
上述のように、ガイド部材として略筒形の部材であって底部を有するものを使用する場合には、磁石はこの底部の略中央となる位置において前記凸面と吸着固定されるようになっている。
前記凸面は、磁石と吸着固定できるようになっていればよく、磁石または強磁性体等の、磁石に吸着する材料により構成されていればよい。
以上のような、第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントは、以下のように構成することができる。すなわち第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、第2部材は、この凸面に略対応する面であって第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に凸面と当接することが予定されている面である凹面を有しており、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、凸面または凹面のいずれか−方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動できるように構成され、空気よりも透磁率の高いガイド部材と、ガイド部材の略中央となる位置に設けられており、凸面の少なくとも一部分に着脱自在に吸着固定できるようになっている磁石と、を有しており、この凸面に磁石を吸着固定させた際、磁石から凸面、凸面からガイド部材、ガイド部材から磁石への磁束の閉ループ状態、または、磁石からガイド部材、ガイド部材から凸面、凸面から磁石への磁束の閉ループ状態のいずれかが形成され、凸面に磁石を吸着固定させた状態で凸面または凹面のいずれか一方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができるものとすることができる。
このようなユニバーサルジョイントによれば、上述のように、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
また、以上のような、第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントは、以下のように構成してもよい。すなわち第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、第2部材は、底面を有する円筒形の磁石であって、その上表面は、凸面に略対応しており、第1部材と第2部材とを吸着固定させる際に凸面と着脱自在に吸着固定できるようにされる凹面を構成し、この凹面と凸面とを当接させた状態で、凸面または凹面のいずれか一方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動できるようになっている磁石を有しており、前記凸面に前記磁石を吸着固定させた際、前記磁石の前記凹面から前記凸面、前記凸面から前記磁石の凹面、前記磁石の凹面から磁石の底面、前記磁石の底面から前記磁石の凹面への磁束の閉ループ状態が形成され、凸面に磁石を吸着固定させた状態で凸面または凹面のいずれか一方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができるものとすることができる。
このユニバーサルジョイントは、ガイド部材を有していないが、上述のような底面を有する円筒形の磁石を有しているため、凸面に磁石を吸着固定させた際、磁石の凹面から凸面、凸面から磁石の凹面、磁石の凹面から底面、磁石の底面から磁石の凹面への磁束の閉ループ状態が形成されるようになっている。
このようなユニバーサルジョイントによっても、上述のように、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
また、以上のような、第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントは、以下のように構成してもよい。すなわち第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、第2部材は、底面を有する円筒形の磁石であって、その上表面は、凸面に略対応しており、第1部材と第2部材とを吸着固定させる際に凸面と着脱自在に吸着固定できるようにされる凹面を構成し、この凹面と凸面とを当接させた状態で、凸面または凹面のいずれか一方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動できるようになっている第1磁石と、第1磁石の略中央となる位置に設けられており、凸面の一部分に着脱自在に吸着固定できるようになっている第2磁石と、を有しており、凸面に第1磁石および第2磁石を吸着固定させた際、第1磁石から凸面、凸面から第2磁石、第2磁石から第1磁石への磁束の閉ループ状態、または、第1磁石から第2磁石、第2磁石から凸面、凸面から第1磁石への磁束の閉ループ状態のいずれかが形成され、凸面に第1磁石および第2磁石を吸着固定させた状態で凸面または凹面のいずれか一方を凸面または凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができるものとすることができる。
このユニバーサルジョイントもガイド部材を有していないが、上述のような第1磁石および第2磁石を有しているため、凸面にこれらの磁石を吸着固定させた際、第1磁石から凸面、凸面から第2磁石、第2磁石から第1磁石への磁束の閉ループ状態、または、第1磁石から第2磁石、第2磁石から凸面、凸面から第1磁石への磁束の閉ループ状態のいずれかが形成されるようになっている。
なお、この第1磁石および第2磁石は、一体成形されていてもよいし、一体成形されていなくてもよい。
このようなユニバーサルジョイントによっても、上述のように、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
また、本発明は、使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取り付けて用いられる画像表示装置であって、前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、および前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有しており、前記中間部材は、以上のような本発明のユニバーサルジョイントにおける第1部材または第2部材の一方であり、前記固定手段は、本発明のユニバーサルジョイントにおける第1部材または第2部材の他方である、画像表示装置を提供する。
すなわち、上述のような本発明のユニバーサルジョイントを用いた画像表示装置であれば、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
本発明はさらに、使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズまたは前記眼鏡のフレームである眼鏡フレームに取り付けて用いられる画像表示装置であって、前記眼鏡レンズの周縁部または前記眼鏡フレームの少なくとも一部に対して着脱自在に固定を行うことのできる中間部材と、当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、および前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有しており、前記中間部材は、本発明のユニバーサルジョイントにおける第1部材または第2部材の一方であり、前記固定手段は、本発明のユニバーサルジョイントにおける第1部材または第2部材の他方である、画像表示装置を提供する。
本発明の画像表示装置は、上述の画像表示装置と異なり、中間部材が眼鏡レンズまたは眼鏡フレームの少なくとも一部に対して着脱自在に固定されるようになっており、眼鏡レンズまたは眼鏡フレームに取り付けて用いられる構成となっている。
この画像表示装置においても、上述のような本発明のユニバーサルジョイントが用いられているので、第1部材または第2部材のいずれか一方の部材に対する第1部材または第2部材のいずれか他方の部材の角度を自在に調整することができるようになる。
図2Aは、図1に示したガイド部材を示す斜視図である。
図2Bは、複数の部材により構成される中間部材の一例を示す正面図である。
図3Aは、図1に示した画像表示装置の使用状態を示す側断面図である。
図3Bは、第1実施形態の画像表示装置の変形例を示す側断面図である。
図3Cは、第1実施形態の画像表示装置の変形例を示す側断面図である。
図3Dは、第1実施形態の画像表示装置の変形例を示す側断面図である。
図4は、第2実施形態の画像表示装置の使用状態を示す側断面図である。
図5は、第3実施形態の画像表示装置の使用状態を示す側断面図である。
図6は、第4実施形態の画像表示装置の画像表示装置本体を中間部材に取り付けた状態を示す図である。
図7は、第4実施形態の画像表示装置の使用状態を示す図である。
図8は、従来の画像表示装置の画像表示装置本体および中間部材を示す斜視図である。
図9は、従来の画像表示装置の使用状態を示す側面図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態による画像表示装置1を上前方から見た状態を示す斜視図である。
第1実施形態による画像表示装置1は、この図に示すように、眼鏡Gの眼鏡レンズGLの平滑な面に対して取り付けられる画像表示装置本体100を2つ備えており、これら画像表示装置本体100のそれぞれを眼鏡レンズGLの平滑な面に取り付ける中間部材200を2つ備えている。
本発明のユニバーサルジョイントの構成は、この画像表示装置本体100と中間部材200とを接続するジョイント部分に応用されている。
まず、画像表示装置1の構成について、説明する。
画像表示装置本体100はともに、画像表示装置1の使用時に使用者の目の一方の前に位置するものであり、それがその前に位置する目へ所定の画像の像光を導くものである。使用者は、左右各目の視野の一部である表示範囲に上述の所定の画像が存在するような状態で、その所定の画像を見られるようになる。
この画像表示装置本体100は、図8に示した画像表示装置本体100と同一のものであり、上述したように、ケース110の後方の面に、中間部材200に対する画像表示装置本体100のジョイント部分である凸曲面101が設けられている。この凸曲面101は、本実施形態では所定の球面の一部をなす曲面であり、鉄、ニッケル等の強磁性体によって構成されているものとして記載するが、所定の略球面の一部をなすような面となっていればよく、また、磁石や金属等の、磁石に吸着する材料によって構成されていてもよい。
画像表示装置本体100はともに、図1に示すように、画像信号を画像表示装置本体100へと送るケーブルCと接続されている。このケーブルCは、画像表示装置本体100の外側面(画像表示装置本体100を眼鏡Gに装着した場合の使用者の顔の側方側の面)に接続されている。
また、ケース110の内部には、液晶ディスプレイ(図示しない)と、ケーブルCと接続されており、ケーブルCを介して外部から送られてくる画像信号を液晶ディスプレイに表示できるようなものに変換して、液晶ディスプレイに画像を表示させる変換基板(図示しない)と、液晶ディスプレイを背後から照明するバックライトおよびこのバックライトを制御する制御回路を含んでおり、図示しない、制御を行いながらバックライトを点灯させるバックライトユニットと、図1において図示しない、液晶ディスプレイに表示された画像の像光を拡大する拡大レンズと、が設けられている。
図2Aは、中間部材200を示す斜視図である。この中間部材200は、眼鏡レンズGLの平滑な面に対して固定できるようにされている。
2つの中間部材200はともに、板状のベース210と、ベース210の前面からベース210の前方に突出するガイド部材220と、磁石230と、を備えている。
ガイド部材220は、ベース210と固着された底部を有する筒形の部材であって、その前方の端部に、凸曲面101に対応する曲面であって画像表示装置本体100と中間部材200とを吸着固定させる際に凸曲面101と当接することが予定されている凹曲面221が形成されている。このガイド部材220は、この凹曲面221と凸曲面101とを当接させた状態で、凸曲面101または凹曲面221のいずれか一方を凸曲面101または凹曲面221のいずれか他方に対して摺動できるように構成されている。このガイド部材220は、この実施形態では鉄により構成されているものとして説明する。
本実施形態では、ガイド部材220は以上のようなものとして記載するが、ガイド部材は、凹曲面221を有しており、この凹曲面221と凸曲面101とを当接させた状態で、凸曲面101または凹曲面221のいずれか一方を凸曲面101または凹曲面221のいずれか他方に対して摺動できるように構成されており、空気よりも透磁率の高い素材により構成されていれば、どのようなものであってもよい。このようなガイド部材として、例えば本実施形態のガイド部材220のように一体成形された部材を使用してもよいし、一体成形されていない複数の部材を使用してもよい。底部を有しない筒形の部材としてもよい。一体成形された部材を使用すれば、一つのガイド部材をベース210に対して取り付ければよく、手間がかからない。なお、複数の部材からなるガイド部材としては、例えば、複数の突出体が磁石230の周りに所定の間隔を空けて配置されており、各突出体は、画像表示装置本体100と中間部材200とを吸着固定させる際にその一端が凸曲面101と当接するようになっているものを使用することができる。
複数の部材を使用したガイド部材としては、図2Bに示すように、同心円上に配置された断面扇形の部材221A、221Bおよび221Cからなる部材を用いてもよい。
磁石230は、ガイド部材220の底部の略中央となる位置に取り付けられている。この磁石230は、凸曲面101に対応する曲面であって画像表示装置本体100と中間部材200とを吸着固定させる際に凸曲面101と当接することが予定されている凹曲面231を有する。磁石230は、凸曲面101の少なくとも一部分と着脱自在に吸着固定できる程度の磁力を有するものとされる。この実施形態における磁石230は、この限りではないが、凸曲面101と当接する側の面がN極、ガイド部材220と当接しているその裏側の面がS極とされるようになっている。磁石230に与えられる極性は、これとは逆であってもよい。本実施形態では、磁石230は以上のようなものとして記載するが、ガイド部材220の略中央となる位置に設けられており、凸曲面101の少なくとも一部分に吸着固定できるようになっているものであれば、どのような磁石を用いてもよい。すなわち、凹曲面231を有するように形成すればより滑らかに摺動させることができるが、凹曲面231ではなく平面を備える、円柱状の磁石等を用いてもよい。
なお、本実施形態のガイド部材220は底部を有しており、予めその底部の略中央となる位置に磁石230を取り付けておくことができるため、ベースに磁石を取り付けてから、この磁石がガイド部材の略中央に位置するように考慮してガイド部材を取り付ける必要がなく、ベースに対するガイド部材および磁石の取り付けを容易にすることができる。
以上のガイド部材220と磁石230は、画像表示装置本体100に対する中間部材200のジョイント部分となる。
ベース210は、中間部材200に対して画像表示装置本体100を取り付けた際、鏡筒120の開口部分を遮らない大きさの、正方形の板状体とされる。
ベース210の背面には、層状とされた粘着剤によって形成された粘着剤層240が設けられている。この粘着剤層240は、その表面を眼鏡レンズGLの平滑な面に当接させることで、中間部材200を眼鏡レンズGLに固定できるようなものとされる。なお、後述するように、眼鏡レンズGLに取り付けられた中間部材200には、画像表示装置本体100が取り付けられる。
粘着剤層240は、画像表示装置本体100が取り付けられた中間部材200を眼鏡レンズGLに安定して固定できる程度の粘着力を有するものとされる。もっとも、この実施形態では、粘着剤層240の眼鏡レンズGLへの取り付けは着脱自在なものとされる。
本実施形態では、ベース210は以上のようなものとして記載するが、粘着剤層240は、眼鏡レンズGLへの恒久的な固定を行うようなものとして構成してもよいし、粘着剤層240の代わりに他の部材を用いて眼鏡レンズGLへの取り付けを行ってもよい。
次に、以上の画像表示装置1を使用する際の、画像表示装置本体100の眼鏡レンズGLに対する取り付けについて、説明する。
この取り付けは、まず、眼鏡レンズGLの前側の面に中間部材200を取り付けることにより行う。この取り付けは、中間部材200の粘着剤層240を眼鏡レンズGLの適当な位置に当接させ、押し付ければよい。
次に、中間部材200に画像表示装置本体100を取り付ける。この取り付けは、凸曲面101を凹曲面221に近づけ、磁石230と凸曲面101を磁力によって互いに吸着させることにより行う。
このようにして、画像表示装置本体100は、中間部材200を介して眼鏡レンズGLの前側の面に固定されることになる。
画像表示装置本体100を眼鏡レンズGLに取り付けた状態を、図3Aに示す。
この画像表示装置本体100と中間部材200とのジョイント部分は、上述のように、凸曲面101の一部と磁石230とを吸着させることで、中間部材200と画像表示装置本体100との着脱自在な固定をなすことができる。
このジョイント部分の構成では、中間部材200が透磁率の高いガイド部材220を有しているため、凹曲面221と凸曲面101とを吸着固定させた場合、磁力線は、この実施形態の場合、図3AにおいてX1の符号を付した矢印により示したように、磁石230から凸曲面101、凸曲面101からガイド部材220、ガイド部材220から磁石230へと導かれる。極性が逆の場合には、矢印の向きが逆になり、磁力線は、磁石230からガイド部材220、ガイド部材220から凸曲面101、凸曲面101から磁石230へと導かれる。すなわち、磁石230から凸曲面101、凸曲面101からガイド部材220、ガイド部材220から磁石230への磁束の閉ループ状態(または磁石230からガイド部材220、ガイド部材220から凸曲面101、凸曲面101から磁石230への磁束の閉ループ状態)が形成されることとなる。この場合、磁力線は、磁石230、凸曲面101、ガイド部材220の内部を通り、外部に出ないため、このジョイント部分による吸着力は強いものとなる。また、以上のような磁束の閉ループ状態が形成されるため、吸着力のベクトルの方向が鉛直方向となり、安定して吸着させることができる。
このため、凹曲面221に対して凸曲面101を少しずらした場合に凸曲面101の位置が元に戻ってしまうようなことがなく、画像表示装置本体100の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体100の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
なお、本実施形態において「磁束の閉ループ状態」とは、完全に磁束が閉ループとなっている状態のみならず、多少の磁束のもれがあったとしても、磁束が実質的に閉ループとなっている状態も含む。このことは、以下の実施形態においても同様である。
[変形例1]
以上の画像表示装置1の凸曲面、ガイド部材および磁石の凹曲面の形状は、図3Bに示すように構成してもよい。
すなわち、この図3Bに示す画像表示装置1aは、ガイド部材220a、磁石230aを有すると共に、凸曲面101の代わりに凸面101aを有している。
凸面101aは、ケース110から後方に向かって突設された円柱上に設けられており、円錐台の外側面形状をなす形状の面となっている。
ガイド部材220aの凹面221aは、凸面101aに対応する面となっており、第1実施形態の凹曲面221を平坦にした面となっている。
磁石230aは、−般的な円柱状の磁石であり、凸面101aの一部と吸着固定することが予定されている面である凹面231aは、曲面ではなく、平面とされている。磁石230aの極性は、第1実施形態の場合と変わらない。
画像表示装置の凸曲面、ガイド部材および磁石の凹曲面の形状をこのように構成しても、凸面101aの一部と磁石230aとを吸着させることで、磁石230aから凸面101a、凸面101aからガイド部材220a、ガイド部材220aから磁石230aへの磁束の閉ループ状態が形成される(この磁束の閉ループを、図3B中でX2の符号で示す。)。磁石230aの極性が逆の場合、磁束は、磁石230aからガイド部材220a、ガイド部材220aから凸面101a、凸面101aから磁石230aとなる。この変形例も、第1実施形態同様、強く、安定した吸着を実現し、画像表示装置本体100aの角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体100aの角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
[変形例2]
また、以上の画像表示装置1のジョイント部分は、図3Cに示すように構成してもよい。
すなわち、この図3Cに示す画像表示装置1bは、ガイド部材220を有しておらず、磁石230bを有する。
この磁石230bは、第1実施形態のガイド部材220と略同一の形状からなる磁石である。すなわち、磁石230bは、ベース210と固着された底部を有する筒形の部材であって、その前方の端部に、凸曲面101に対応する曲面であって画像表示装置本体100と中間部材200bとを吸着固定させる際に凸曲面101と当接することが予定されている凹曲面221bが形成されている。そして、この凹曲面221bと凸曲面101とを当接させた状態で、凸曲面101または凹曲面221bのいずれか一方を凸曲面101または凹曲面221bのいずれか他方に対して摺動できるように構成されている。
ここで、磁石230bは、例えば、図3Cの矢印Y1方向から見た場合、その中心を通り、且つ底部の凸曲面101側の面に垂直な面により、N極又はS極の磁性が与えられた偶数個の部分に区分けされている。N極又はS極の磁性が与えられた偶数個の部分のそれぞれは、同じ大きさであってもよい。例えば、図3Cの(a)に示したように、磁石230bは、N極とS極の磁性が与えられた2つの部分に区分けされていてもよいし、図3Cの(b)に示したように、N極とS極の磁性が与えられた6つの部分に区分けされていてもよい。 このように構成された画像表示装置1bであっても、凸曲面101の一部と磁石230bとを吸着させることで、磁石230bの凹曲面221bのN極の磁性が与えられた部分から凸曲面101、凸曲面101から磁石230bの凹曲面221bのS極の磁性が与えられた部分、磁石230bの凹曲面221bのS極の磁性が与えられた部分から磁石230bの底部を通って磁石230bの凹曲面221bのN極の磁性が与えられた部分へという磁束の閉ループ状態が形成される。したがって、このジョイント部によっても、強く、安定した吸着をなすことができ、画像表示装置本体100の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体100の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
[変形例3]
また、画像表示装置1のジョイント部分は、図3Dに示すように構成してもよい。
すなわち、この図3Dに示す画像表示装置1cは、画像表示装置1bと同様に、ガイド部材220を有しておらず、磁石230cを有する。
この磁石230cは、ベース210と固着された底部を有する筒形の部材であって、その前方の端部に、凸曲面101に対応する曲面であって画像表示装置本体100と中間部材200cとを吸着固定させる際に凸曲面101と当接することが予定されている凹曲面221cが形成されている。そして、この凹曲面221cと凸曲面101とを当接させた状態で、凸曲面101または凹曲面221cのいずれか一方を凸曲面101または凹曲面221cのいずれか他方に対して摺動できるように構成されている点で変形例2の磁石230bの構成と共通するものであるが、この磁石230cは、さらにその略中央となる位置に、凸曲面101の一部と吸着固定するような円柱状の磁石が設けられている点で異なる。この円柱状の磁石の、凸曲面101の一部と吸着固定することが予定されている面231cは、曲面ではなく、平面とされている。
この磁石230cは、本実施形態では一体成形されたものとして説明するが、底部から隆起している外側の部分と内側の部分を別体とすることも可能である。この実施形態における磁石230cは、図3Dの矢印Y2方向から見た場合、(a)に示したように、中心部分にN極の磁性が、周辺部分にS極の磁性がそれぞれ与えられている。これとは逆の磁性を、磁石230cに与えてもよい。
このように構成された画像表示装置1cは、凸曲面101の一部と磁石230cとを吸着させた場合、N極の磁性が与えられた磁石230cの面231cから凸曲面101、凸曲面101から磁石230cのS極の磁性が与えられた凹曲面221c、磁石230cのS極の磁性の与えられた面221cから磁石230cの底部を通じて磁石230cのN極の極性の与えられた面231cという磁力線の閉ループができる。極性が逆の場合には、磁石230cのN極の磁性の与えられた凹曲面221cから凸曲面101、凸曲面101から磁石のS極の磁性の与えられた面231c、磁石のS極の磁性の与えられた面231cから磁石230cの底部を通じて磁石230cのN極の磁性の与えられた凹曲面221cへという磁束の閉ループ状態が形成される。いずれにせよ、このジョイント部によっても、強く、安定した吸着をなすことができ、画像表示装置本体100の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体100の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
なお、以上のような変形は、以下の実施形態にも当てはめることができる。
<第2実施形態>
図4は、本実施形態における画像表示装置2の使用状態を示す図である。
この画像表示装置2は、第1実施形態の画像表示装置1と、そのジョイント部分の構成が異なる。
すなわち、第1実施形態における中間部材200のベース210の前面には、上述のようなガイド部材220が設けられていたが、本実施形態における画像表示装置2の中間部材300は、これに代えて、凸曲面101が設けられている。この凸曲面101は、中間部材300の前方に向かって凸設されている。凸曲面101は、所定の球面の一部をなすようになっている。この凸曲面101は、本実施形態では強磁性体によって構成されているものとして記載するが、磁石や金属等の、磁石に吸着する材料によって構成されていてもよい。
このような凸曲面101を備えた中間部材300と組みあわせて用いられる画像表示装置本体900は、その後方の面にガイド部材220を備えている。このガイド部材220は、画像表示装置本体900の後方の面にその底部が固着されており、後方に向かって開いた凹曲面221を有している。
このガイド部材220の底部の略中央となる位置には、磁石230が取り付けられており、磁石230と凸曲面101とは、磁力により互いに吸着し合うようになっている。
すなわち、本実施形態は、第1実施形態における凸曲面101と、ガイド部材220および磁石230との位置関係を逆転させたものである。
本実施形態のようなジョイント部分を用いても、凸曲面101の一部と磁石230とを吸着させることで、磁石230から凸曲面101、凸曲面101からガイド部材220、ガイド部材220から磁石230(または磁石230からガイド部材220、ガイド部材220から凸曲面101、凸曲面101から磁石230)への磁束の閉ループ状態が形成されるため、強く、安定した吸着をなすことができ、画像表示装置本体900の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体900の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
<第3実施形態>
図5は、本実施形態における画像表示装置3の使用状態を示す図である。
本実施形態における画像表示装置3も、上述の実施形態の画像表示装置1、2と、そのジョイント部分の構成において異なる。
すなわち、第1実施形態における中間部材200のベース210の前面には、上述のようなガイド部材220が設けられていたが、本実施形態における画像表示装置3の中間部材500は、これに代えて、図5に示すような土台520を備えている。この土台520には、凸曲面521が設けられている。この凸曲面521は、中間部材500の前方に向かって凸設されている。凸曲面521は、所定の球面の一部をなすようになっている。この凸曲面521は、本実施形態では強磁性体によって構成されているものとして記載するが、磁石や金属等の、磁石に吸着する材料によって構成されていてもよい。
このような土台520を備えた中間部材500と組みあわせて用いられる画像表示装置本体400は、その後方の面上に凹曲面221が形成されるように埋設されたガイド部材220を備えている。このガイド部材220の底部の略中央となる位置には、磁石230が取り付けられており、磁石230と凸曲面521とは、磁力により互いに吸着し合うようになっている。
すなわち、本実施形態は、第1実施形態における凸曲面101と、ガイド部材220および磁石230との位置関係を逆転させたものであり、第2実施形態におけるガイド部材220および磁石230を画像表示装置本体400の後方の面に埋設したものである。
本実施形態のようなジョイント部分を用いても、凸曲面521の一部と磁石230とを吸着させることで、磁石230から凸曲面521、凸曲面521からガイド部材220、ガイド部材220から磁石230(または磁石230からガイド部材220、ガイド部材220から凸曲面521、凸曲面521から磁石230)への磁束の閉ループ状態が形成されるため、強く、安定した吸着をなすことができ、画像表示装置本体400の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側の面に取り付けた状態で、画像表示装置本体400の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
<第4実施形態>
図6は、本実施形態における画像表示装置4を示す図である。図7は、本実施形態における画像表示装置4の使用状態を示す図である。
この画像表示装置4は、第1実施形態の画像表示装置1と、そのジョイント部分の構成において共通するが、画像表示装置本体600および中間部材700の構成において異なる。
すなわち、第1実施形態の画像表示装置本体100は、ケース110の後方の面に鏡筒120と共に凸曲面101が設けられていたが、本実施形態の画像表示装置本体600は、図6に示すように、ケース610の後方の面には鏡筒620のみが設けられており、凸曲面601はケース610の前方の面に設けられている。
また、第1実施形態の中間部材200は、眼鏡レンズGLの平滑な面に対して着脱自在に固定できるように構成されていたが、本実施形態の中間部材700は、眼鏡レンズGLの周縁部に対して着脱自在に固定できるように構成されている。
具体的には、中間部材700は、図6に示すように、両端を有する板状の部材710と、この部材710の一端部分における後面から部材710の後面に突出するガイド部材720と、磁石730と、を備えている。
このガイド部材720および磁石730は、第1実施形態のガイド部材220および磁石230と同一の部材である。このガイド部材720の底部は、部材710と固着されている。
部材710は、図7に示すように、一端側におけるガイド部材720が取り付けられている部分の幅が広く、それ以外の部分の幅は狭く構成されている。この部材710はまた、その一端側から他端側にかけて、後方に向けて曲げられた形状となっており、他端に、眼鏡レンズGLの周縁部に対して中間部材700を固定するためのクリップ711が形成されている。この部材710は、後述のようにして画像表示装置4を眼鏡レンズGLの周縁部に取り付けた場合に、画像表示装置本体600が眼鏡レンズGLの略中央の前方に位置するように構成されている。
本実施形態では、ガイド部材720は以上のようなものとして記載するが、眼鏡レンズGLの周縁部に対して着脱自在に固定するのではなく、眼鏡のフレームである眼鏡フレームの少なくとも一部に対して着脱自在に固定するように構成されていてもよい。
次に、以上の画像表示装置4を使用する際の、画像表示装置本体600の眼鏡レンズGLの周縁部に対する取り付けについて、説明する。
この取り付けは、まず、中間部材700に画像表示装置本体600を取り付けることにより行う。この取り付けは、図6のように、画像表示装置本体600の凸曲面601をガイド部材720の凹曲面721に近づけ、磁石730と凸曲面601を磁力によって互いに吸着させることにより行う。
次に、中間部材700を眼鏡レンズGLの周縁部に取り付ける。この取り付けは、クリップ711で眼鏡レンズGLの周縁部を挟み込むことにより行う。
このようにして、画像表示装置本体600は、中間部材700を介して眼鏡レンズGLの前側に固定されることになる。
図7は、以上のように画像表示装置4を眼鏡レンズGLの周縁部に取り付けた状態を示す図である。この図に示すように、クリップ711により眼鏡レンズGLの周縁部を挟み込んで中間部材700を眼鏡レンズGLの周縁部に固定した際、中間部材700に取り付けた画像表示装置本体600は、眼鏡レンズGLの略中央の前方に位置するようになっている。
本実施形態の画像表示装置4を用いても、凸曲面601の一部と磁石730とを吸着させることで、上述した磁束の閉ループ状態が形成されるため、強く、安定した吸着をなすことができ、画像表示装置本体600の角度を自在に調整することができる。すなわち、眼鏡レンズGLの前側に取り付けた状態で、画像表示装置本体600の角度を、上下方向、左右方向、あるいはその間の斜め方向などの所望の方向に調整することができる。
なお、本実施形態では、画像表示装置本体600が凸曲面601、中間部材700が凹曲面721を有するものとして記載したが、かかるユニバーサルジョイント部分は、第2実施形態、第3実施形態のような構成としてもよい。
以上、本発明のユニバーサルジョイントを画像表示装置に応用した場合の好ましい実施形態について説明したが、かかるユニバーサルジョイントは、画像表示装置だけでなく、様々な2つの部材同士を接続するのに使用することができる。
Claims (11)
- 第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントであって、
前記第1部材は、所定の略球面の一部をなす凸面を有しており、
前記第2部材は、前記凸面に略対応する面であって前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と当接することが予定されている面である凹面を有しており、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動できるように構成される、空気よりも透磁率の高いガイド部材と、前記ガイド部材の略中央となる位置に設けられており、前記凸面の少なくとも一部分に着脱自在に吸着固定できるようになっている磁石と、を有しており、
前記凸面に前記磁石を吸着固定させた状態で前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材に対する前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができる、
ユニバーサルジョイント。 - 前記第2部材が備える前記ガイド部材は、略筒形の部材であり、その一方の端部には前記凹面が形成されており、
前記磁石は、前記ガイド部材の略軸線上に設けられている、
請求の範囲第1項記載のユニバーサルジョイント。 - 前記略筒形の部材は、底部を有しており、
前記磁石は、前記底部の略中央となる位置において前記凸面と吸着固定されるようになっている、
請求の範囲第2項記載のユニバーサルジョイント。 - 前記凸面は、所定の球面の一部をなす凸曲面であり、
前記凹面は、この凸曲面に対応する凹曲面である、
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかの項記載のユニバーサルジョイント。 - 前記磁石は、前記凸曲面に対応する凹曲面であって前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸曲面と当接することが予定されている凹曲面を有する、
請求の範囲第4項記載のユニバーサルジョイント。 - 前記凸面は、円錐台の外側面形状をなす面であり、
前記凹面は、この凸面に対応する面である、
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかの項記載のユニバーサルジョイント。 - 第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントであって、
前記第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、
前記第2部材は、前記凸面に略対応する面であって前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と当接することが予定されている面である凹面を有しており、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動できるように構成される、空気よりも透磁率の高いガイド部材と、前記ガイド部材の略中央となる位置に設けられており、前記凸面の少なくとも一部分に着脱自在に吸着固定できるようになっている磁石と、を有しており、
前記凸面に前記磁石を吸着固定させた際、前記磁石から前記凸面、前記凸面から前記ガイド部材、前記ガイド部材から前記磁石への磁束の閉ループ状態、または、前記磁石から前記ガイド部材、前記ガイド部材から前記凸面、前記凸面から前記磁石への磁束の閉ループ状態のいずれかが形成され、
前記凸面に前記磁石を吸着固定させた状態で前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材に対する前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができる、
ユニバーサルジョイント。 - 第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントであって、
前記第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、
前記第2部材は、底面を有する円筒形の磁石であって、その上表面は、前記凸面に略対応しており、前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と着脱自在に吸着固定できるようにされる凹面を構成し、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動できるようになっている磁石を有しており、
前記凸面に前記磁石を吸着固定させた際、前記磁石の前記凹面から前記凸面、前記凸面から前記磁石の凹面、前記磁石の凹面から磁石の底面、前記磁石の底面から前記磁石の凹面への磁束の閉ループ状態が形成され、
前記凸面に前記磁石を吸着固定させた状態で前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材に対する前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができる、
ユニバーサルジョイント。 - 第1部材と、この第1部材に対して着脱自在に構成されると共に前記第1部材に対する角度を調整できるように構成される第2部材と、を有するユニバーサルジョイントであって、
前記第1部材は、所定の略球面の一部をなす、磁石に吸着する材料により構成される凸面を有しており、
前記第2部材は、底面を有する円筒形の磁石であって、その上表面は、前記凸面に略対応しており、前記第1部材と前記第2部材とを吸着固定させる際に前記凸面と着脱自在に吸着固定できるようにされる凹面を構成し、この凹面と前記凸面とを当接させた状態で、前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動できるようになっている第1磁石と、前記第1磁石の略中央となる位置に設けられており、前記凸面の一部分に着脱自在に吸着固定できるようになっている第2磁石と、を有しており、
前記凸面に前記第1磁石および第2磁石を吸着固定させた際、前記第1磁石から前記凸面、前記凸面から前記第2磁石、前記第2磁石から前記第1磁石への磁束の閉ループ状態、または、前記第1磁石から前記第2磁石、前記第2磁石から前記凸面、前記凸面から前記第1磁石への磁束の閉ループ状態のいずれかが形成され、
前記凸面に前記第1磁石および第2磁石を吸着固定させた状態で前記凸面または前記凹面のいずれか一方を前記凸面または前記凹面のいずれか他方に対して摺動させることで、前記第1部材または前記第2部材のいずれか一方の部材に対する前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方の部材の角度を調整することができる、
ユニバーサルジョイント。 - 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取り付けて用いられる画像表示装置であって、
前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、および前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有しており、
前記中間部材は、請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の第1部材または第2部材の一方であり、
前記固定手段は、請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の第1部材または第2部材の他方である、
画像表示装置。 - 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズまたは前記眼鏡のフレームである眼鏡フレームに取り付けて用いられる画像表示装置であって、
前記眼鏡レンズの周縁部または前記眼鏡フレームの少なくとも一部に対して着脱自在に固定を行うことのできる中間部材と、
当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、および前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有しており、
前記中間部材は、請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の第1部材または第2部材の一方であり、
前記固定手段は、請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の第1部材または第2部材の他方である、
画像表示装置。
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