JPWO2006080280A1 - 極低温流体供給排出用装置および超電導装置 - Google Patents

極低温流体供給排出用装置および超電導装置 Download PDF

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Abstract

極低温流体を超電導モータ2のロータアッセンブリ20における複数の内部空間流路25に供給および排出する極低温流体供給排出用装置において、回転継手軸32とケーシング38を有したロータリジョイント30を備え、ケーシング38には、回転連通孔66および回転リング孔62のそれぞれに対応する複数の軸方向位置に、固定接続口52,54が形成されており、軸方向に一つ置きの回転連通孔66の位置で、回転継手軸32の外周に、回転リング60が固定されており、回転継手軸32および回転リング60と、固定接続口50,52,54,56が形成してあるケーシングの一部とで、極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れたFRPで構成してある。この極低温流体供給排出用装置によると、断熱性に優れ、極低温流体の外部への漏出を極小とすることができる。

Description

本発明は、液体窒素や液体ヘリウムなどの極低温流体を超電導モータなどの回転機械の回転軸を介して、極低温流体を冷却必要箇所に供給するとともに排出するための極低温流体供給排出用装置と、それを用いた超電導装置に係り、さらに詳しくは、断熱性に優れ、極低温流体の外部への漏出を極小とし、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置と、それを用いた超電導装置に関する。
超電導モータなどの超電導装置は、超電導状態を維持させるために、液体窒素や液体ヘリウムなどの極低温流体を、超電導が必要な箇所に供給する必要がある。特に、超電導モータでは、超電導が必要な箇所に極低温流体を効率よく供給および排出する必要があり、極低温流体の供給装置から超電導の必要箇所への流路が問題となる。
特開2004−235625号公報の図8には、極低温流体を超電導モータのロータ部分に供給する極低温流体供給排出用装置が概念的に示してある。特許文献1に記載してある超電導モータでは、ロータアッセンブリの円盤状回転子が単一であり、その周囲に極低温流体を供給するための極低温流体供給排出用装置の構成も単純である。
しかしながら、この特開2004−235625号公報に記載の超電導モータにおいては、ロータの回転子が極低温流体に浸されたままで回転するために、動力ロスが大きく、実用化が困難である。また、モータの出力を大きくするために、円盤状回転子を軸方向に沿って複数にする必要があるが、その場合に、各回転子の外周毎に、特開2004−235625号公報に示す構成の極低温流体供給排出用装置を取り付けるとすると、超電導モータの装置全体が大きくなる。
また、特開2003−65477号公報の図9には、極低温流体を超電導モータのロータアッセンブリに供給する極低温流体供給排出用装置として、二重管構造を用い、二重管の内部の一方を極低温流体の流入用通路とし、他方を流出用通路としている。この特開2003−65477号公報に記載してある超電導モータにおいては、極低温流体が供給される流路は単一であり、複数の流路で複数箇所を同時に冷却するような構造にはなっていない。
しかも、特開2003−65477号公報に記載の発明では、その図1に示すように、ロータアッセンブリの全外周を断熱のために真空キャビティ(特許文献2の図1では、符号16)で覆う構成になっている。そのため、特開2003−65477号公報に示す装置を用いて、超電導装置の複数の回転子を冷却しようとすると、真空キャビティが大きく成り、装置全体が大きく成る。
また、特許第2838013号公報の図7で示すように、ロータリアッセンブリの回転軸に形成してある軸孔を通して冷媒を流通させようとする極低温流体供給排出用装置も知られている。しかしながら、この特許文献3に示す極低温流体供給排出用装置においても、極低温流体が供給される流路は単一であり、複数の流路で複数箇所を同時に冷却するような構造にはなっていない。
複数の流路で複数箇所を同時に冷却するためには、シール箇所を多数設ける必要がある。そのため、シールが不適切であると、極低温流体が装置の外部に漏れるおそれがある。また、シール箇所を多数設ける場合には、回転軸と直接に摺動する箇所が多くなり、トルクロスが生じやすい。
なお、特開2004−19912号公報に示すように、半導体ウエハの表面を研磨するための研磨装置などで用いられるロータリジョイントは知られている。
しかしながら、この従来のロータリジョイントは、極低温流体を供給することを前提としておらず、断熱性には考慮されていなかった。特に、真空断熱するための流路については考慮する必要もなかった。断熱が不十分であると、極低温流体は揮発し、摺動部でドライ摺動になりやすく、シールおよび相手摺動部が摩耗し、早期に密封性が損なわれ、外部に漏出し易い。そのような不都合を避けるために、装置の全体を真空断熱しようとすると、真空断熱のための装置が大きく成りすぎて現実的ではない。また、極低温流体が流通する各流路毎に、真空断熱空間で覆うことは、各流路毎に、真空引きのための流路を必要とし、これも現実的ではない。
そこで、複数の回転部分に、異なる流路で極低温流体を供給することが可能でありながら、必要最小限の部分で、効率的に真空断熱を行い、極低温流体が暖められてガス化することを防止し、しかも、極低温流体の外部への漏出を極小とし、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置が求められていた。
特開2004−235625号公報(図8) 特開2003−65477号公報(図9) 特許第2838013号公報 特開2004−19912号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、断熱性に優れ、極低温流体の外部への漏出を極小とし、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置と、それを用いた超電導装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る極低温流体供給排出用装置は、
液体窒素や液体ヘリウムなどの極低温流体を、ロータアッセンブリにおける複数の冷却必要箇所に供給および排出する極低温流体供給排出用装置であって、
前記ロータアッセンブリの回転軸の軸端にロータリジョイントが接続してあり、
前記ロータリジョイントは、
前記ロータアッセンブリの回転軸に対して着脱自在に連結される回転継手軸と、
前記回転継手軸を覆うように配置され、前記回転継手軸の回転に対して静止しているケーシングと、を有し、
前記ロータアッセンブリにおける複数の冷却必要箇所と各々連通するように、前記回転継手軸の円周方向に沿って異なる位置で、前記回転継手軸の軸方向に沿って、複数の継手側流路が前記回転継手軸に形成してあり、
それぞれの前記継手側流路における軸方向に沿って各々異なる軸方向長さの位置で、当該継手側流路にそれぞれ連通するように、前記回転継手軸の外周に、回転連通孔が形成してあり、
それぞれ軸方向に異なる位置に形成してある前記回転連通孔のうち、軸方向に一つ置きの回転連通孔の位置で、前記回転継手軸の外周に、回転リングが固定してあり、
各回転リングの外周には、当該回転リングが位置する部分に形成してある前記回転連通孔に対して連通する回転リング孔が形成してあり、
前記ケーシングには、前記回転連通孔および前記回転リング孔のそれぞれに対応する複数の軸方向位置に、前記回転連通孔または前記回転リング孔のそれぞれに連通する固定接続口が形成してあり、
前記回転リングの軸方向面に対して摺動し、軸方向に相互に隣り合う前記回転連通孔の相互間を密封するシール部材が前記ケーシングの内側に具備してあり、
前記回転継手軸の中心には、前記ロータアッセンブリの真空断熱空間に連通する真空引き用軸孔が軸方向に沿って形成してあり、
前記ケーシングには、複数の前記固定接続口の軸方向外側に位置する部分に、前記真空引き用軸孔に連通する真空用固定接続口が形成してあり、
前記回転継手軸および前記回転リングのうち、少なくとも前記極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあると共に、
前記真空用固定接続口および前記固定接続口が形成してあるケーシングの一部で、少なくとも前記極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあることを特徴とする。
本発明では、軸方向に一つ置きの回転連通孔の位置で、回転継手軸の外周に、回転リングが固定してあり、シール部材が、回転リングの軸方向面に対して摺動し、ケーシング内で軸方向に相互に隣り合う極低温流体用流路の間をシールしている。そのため、静止部材に形成された固定接続口から、回転する部分である回転連通孔または回転リング孔へと極低温流体が流通する部分において、シール部材の数を低減し、効率的に極低温流体を密封することができる。
また、本発明では、回転継手軸の中心には、ロータアッセンブリの真空断熱空間に連通する真空引き用軸孔が軸方向に沿って形成してあり、ケーシングには、複数の固定接続口の軸方向外側(ロータアッセンブリとの接続部分から最も遠い側)に位置する部分に、真空引き用軸孔に連通する真空用固定接続口が形成してある。このため、真空断熱空間が、ロータアッセンブリとの接続部分から最も遠い側に形成され、真空引き用軸孔を通してロータアッセンブリの真空断熱空間に至り、ロータアッセンブリの中空部を真空断熱空間にすることができる。
そのため、ケーシングに形成された複数の固定接続口から回転継手軸の回転連通孔または回転リング孔を通り、回転継手軸内の継手側流路へと至る極低温流体の流路は、回転継手軸の軸方向外側に形成してある真空断熱空間と、金属よりも断熱性に優れた部材とにより、効率的に断熱される。また、超電導装置におけるロータアッセンブリの回転軸の中空部が、回転継手軸の真空引き用軸孔と連通していることから、その中空部も真空断熱空間となり、その内部に配置してあるチューブの断熱性が向上する。チューブの内部には、極低温流体が流通する。
これらのチューブは、ロータアッセンブリにおける冷却が必要な複数位置にそれぞれ連通してあり、各箇所を個別に冷却することができる。
また、本発明では、回転継手軸および回転リングのうち、少なくとも極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあると共に、真空用固定接続口および前記固定接続口が形成してあるケーシングの一部で、少なくとも前記極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してある。このため、ロータリジョイントの内部で極低温流体が流通する部分では、金属に接触する部分が極力少なくなり、この点でも断熱性が向上する。
したがって、本発明では、ロータリジョイントの静止部分から回転部分と、その回転部分から超電導装置のロータアッセンブリ部分における冷却必要箇所へと至る全ての箇所において、極低温流体が暖められてガス化することを最小限に抑制することができる。
また、本発明では、ロータリジョイントのケーシングにおいて、極低温流体の入口となる固定接続口が、軸方向に隣接して形成してあり、静止部材から回転部材に至る極低温流体の流路が軸方向に隣接して形成してあり、それらの軸方向外側に真空空間が形成される。このため、ケーシングの内部において、極低温流体のケーシング外部への漏洩を防止するためのシール箇所は、回転継手軸の軸方向内側(ロータアッセンブリの回転軸との連結部分に近い側)の一カ所になり、極低温流体の外部への漏出を極小とすることができる。
また、本発明では、極低温流体の入口となる固定接続口が、軸方向に隣接して形成してあり、静止部材から回転部材に至る極低温流体の流路が軸方向に隣接して形成してあることから、それらの流路では、相互に冷却し合い、外部からの入熱経路を遮断することができる。
さらに、ロータリージョイントがコンパクトで、外部との伝熱面積を極少とすることができる。また、本発明では、真空断熱フレキシブルチューブを用いることなく、ロータリジョイントからロータアッセンブリの中空部に極低温流体を導入することができる。
したがって、本発明によれば、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置を実現することができる。
好ましくは、前記回転継手軸には、真空引き用軸孔が貫通して形成してあり、前記回転継手軸の軸方向外側端部の周囲が、前記真空用固定接続口に連通する軸端真空室となっている。このように構成することで、真空断熱効果が向上する。また、回転継手軸における軸方向外側端部の全体が真空断熱されるために、ケーシングにおける回転継手軸の軸方向外側端部側のカバー部材は、必ずしも断熱部材で構成する必要が無くなり、金属部材で構成しても良い。
好ましくは、前記軸端真空室には、前記回転継手軸をケーシングの内側に対して回転自在に保持する軸受が配置してある。軸端真空室に軸受を配置することで、スペースの有効利用を図ることができる。なお、本発明では、軸受におけるベアリング外輪が装着されるケーシングのボディを金属として、その外周を暖め、軸受が凍結しないように構成しても良い。
好ましくは、前記ケーシングに形成してある固定接続口のうち、前記超電導装置に近い位置に配置してある固定接続口が、極低温流体の戻り口である。このように構成することで、極低温流体の供給用流路に対する外部からの入熱経路を遮断することができる。
好ましくは、前記ケーシングにおいて、前記戻り口に相当する前記固定接続口よりもさらに前記超電導装置に近い位置には、ドレン用固定接続口が形成してある。このように構成することで、ケーシング外部への極低温流体の漏洩を極力防止できると共に、外部からの入熱経路を遮断することができる。
好ましくは、前記断熱性に優れた部材が、繊維強化プラスチック(FRP)である。FRPで構成することにより、金属よりも断熱性が向上すると共に、機械的強度も十分であり、特に好ましい。
好ましくは、前記シール部材が、ベローズシールである。ベローズシールは、金属ベローズと摺動部とから成る金属ベローズシールであることが好ましく、さらに、この金属ベローズは、低温脆性に優れたインコネル718などのニッケル基合金を使用した金属ベローズであることがさらに好ましい。金属ベローズシールは、極低温流体用シールとして多用されており、漏出量が少ない。
静止側のベローズシールは、回転リングと共に、メカニカルシールを構成し、ロータリージョイントの回転軸径は必要な流路を確保できる最小径とすることができ、任意に半径方向のサイズを決定でき、超電導装置における回転軸の軸径に支配されない。
また、軸方向に短いベローズを使用したベローズシールで構成し、一個の回転リングの両側面にそれぞれ金属ベローズシールが摺動することで、ロータリジョイントの軸方向長さをコンパクトにすることができる。
さらに、回転リングの外周面に回転リング孔を形成し、極低温流体の流路を形成することで、回転リングの全幅寸法を短くすることができる。
好ましくは、前記ベローズシールの摺動部には、前記回転リングの軸方向面に対して摺動するフッ素樹脂部材が装着してある。ベローズは静止側に配置し、ベローズにより軸方向に弾性付勢が与えられ、摺動部は、ロータリージョイントの回転軸外周に装着してある回転リングの摺動面と密接摺動してシールを行う。フッ素樹脂は、断熱性、耐寒性、耐久性に優れているため特に好ましい。
好ましくは、前記回転継手軸の外周には、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあるスリーブが装着してあり、当該スリーブにより、前記回転リングが位置決めされて前記回転継手軸の外周に固定される。メカニカルシールの一部を構成する回転リングを、FRPなどの断熱材樹脂で製作されたスリーブにより、順次回転継手軸に挿入し、軸端よりスリーブカラーをボルト締め又はねじ止めして一括締め付けして回り止めを行なう。スリーブを用いることで、回転リングの取付と位置決めが容易になる。また、スリーブを断熱性に優れた樹脂で構成することにより、極低温流体と接触する部分の断熱性が向上する。
好ましくは、前記ケーシングに形成してある固定接続口と、前記回転継手軸に形成してある回転連通孔とを連絡するように、前記シール部材により仕切られて前記ケーシングの内部に形成してある極低温流体のための各流入空間の圧力が実質的に同圧となるように前記極低温流体が各固定接続口から導入される。このように構成することで、流入空間の相互間における差圧がなくなり、相互間の漏出がない。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る極低温流体供給排出用装置は、
液体窒素や液体ヘリウムなど極低温流体をロータアッセンブリにおける冷却必要箇所に供給および排出する極低温流体供給排出用装置であって、
前記ロータアッセンブリの回転軸の軸端にロータリジョイントが接続してあり、
当該ロータリジョイントは、前記回転軸に対して着脱自在に連結される回転継手軸と、当該回転継手軸の外周を覆うように配置されるとともに前記回転継手軸の回転に対して静止しているケーシングと、を有し、
前記回転継手軸は、前記冷却必要箇所と連通するように前記回転継手軸の軸方向に沿って形成された複数の継手側流路と、当該継手側流路に連通するように前記回転継手軸の外周に形成された複数の回転連通孔と、前記ロータリアッセンブリの真空断熱空間と連通するように前記回転継手軸の軸方向に沿って形成された真空引き用連通孔と、当該真空引き用連通孔と連通するように前記回転継手軸の外周に形成された真空用連通孔と、を備え、
前記ケーシングは、前記回転連通孔に対応する位置に前記回転連通孔と連通するように形成された固定接続口と、前記真空用連通孔に対応する位置に前記真空用連通孔と連通するように形成された真空用固定接続口と、を備え、
前記回転連通孔と前記固定接続口との間における前記極低温流体の漏洩を防止するシール部材が配置されている、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る極低温流体供給排出用装置では、ロータリジョイントの回転継手軸の外周側から極低温流体を供給および排出するようにしてあるので、ロータリジョイントの反負荷側に冷却流体源等の部品が配置されておらず、プロペラなどのモータ負荷を容易に続けて連結することができる。したがって、本発明を用いれば、複数のモータ負荷を連結したとしても、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明に係る超電導装置は、上記のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置を有する。
好ましくは、前記ロータアッセンブリの回転軸には、前記真空断熱空間としての中空部が形成してあり、
当該中空部には、前記回転継手軸の円周方向に沿って異なる位置に形成してある複数の継手側流路と、前記ロータアッセンブリにおける複数の冷却必要箇所と各々連通する複数のチューブが配置してあり、
前記中空部は、前記極低温流体が導入される各冷却必要箇所の周囲に連通しており、前記真空用固定接続口、真空引き用軸孔を通して、断熱真空状態に保持される。このように構成することで、複数の極低温流体の供給流路において、必要最小限の部分での真空断熱が可能になり、サイズのコンパクト化と真空断熱とを両立させることができる。
本発明では、超電導装置としては、特に限定されず、超電導モータ、超電導発電機などが例示される。また、超電導モータとしては、アキシャルギャップ型の超電導モータに限定されず、ラジアルギャップ型の超電導モータにも本発明を適用することが可能である。アキシャルギャップ型の超電導モータは、一般に、回転軸の回転子が円盤状に形成してあり、回転子との間に軸方向ギャップを介して、ステータがケーシングに固定してある。また、ラジアルギャップ型の超電導モータは、一般に、回転軸の外周に回転子が長手方向に沿って固定してあり、回転子との間に半径方向方向ギャップを介して、ステータがケーシングに固定してある。
好ましくは、前記超電導装置のロータアッセンブリが、アキシャルギャップ型の超電導モータのロータアッセンブリであり、
前記ロータアッセンブリの回転軸には、軸方向に沿って所定間隔で複数の円盤状回転子が固定してあり、
各円盤状回転子のコイルを冷却するように、前記ロータアッセンブリの中空部に配置されたチューブを通して、前記極低温流体が流れる。
好ましくは、前記超電導装置のロータアッセンブリにおける各円盤状回転子の軸方向前後位置には、超電導装置のケーシングに固定されたステータコアがそれぞれ配置してある。
あるいは、前記超電導装置のロータアッセンブリが、ラジアルギャップ型の超電導モータのロータアッセンブリであり、
前記ロータアッセンブリの回転軸には、軸方向に沿って回転子が固定してあり、
前記回転子の軸方向と垂直方向である半径方向には、所定の半径方向ギャップで、ステータがケーシングに固定してあっても良い。
その場合には、前記回転子を構成するコイルを冷却するように、前記ロータアッセンブリの中空部に配置されたチューブを通して、前記極低温流体が流れることが好ましい。
本発明によれば、断熱性に優れ、極低温流体の外部への漏出を極小とし、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置と、それを用いた超電導装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る超電導モータの概略断面図である。 図2は図1に示すロータリジョイントの概略断面図である。 図3は図2のIII−III線に沿う矢視図である。 図4は図2に示す金属ベローズシールと流路との関係を示す拡大断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る超電導モータ2は、ハウジング4の内部に収容してある。ハウジング4には、一対の軸受6が固定してあり、これらの軸受6により、モータ2におけるロータアッセンブリ20の回転軸10が回転可能になっている。
ロータアッセンブリ20は、回転軸10と、その回転軸10の軸方向に沿って所定間隔で固定してある4つの円盤状回転子16とを有する。円盤状回転子16の軸方向前後位置には、モータ2のケーシング11に固定してあるステータ12が所定の軸方向隙間で配置してある。ステータ12には、マグネット14が埋め込まれ、回転子16に配置してある超電導コイル15との間で、回転子16に対して回転力を付与するようになっている。ケーシング11はハウジング4に対して固定してある。図1に示すように、本実施形態の超電導モータ2は、アキシャルギャップ型の超電導モータである。
回転子16に加えられた回転力で、回転軸10が回転駆動され、ハウジング4の外部に装着してあるプロペラ8を回転させるようになっている。ロータアッセンブリ20の回転軸10は、その軸芯中央部に中空部(真空断熱空間)22を有している。
中空部22の内部には、供給チューブ24と、排出チューブ26とが配置してある。各供給チューブ24は、回転軸10の外周に軸方向に沿って所定間隔で装着してある各円盤状回転子16の内部冷却空間(冷却必要箇所)25に連通してある。
各回転子16の内部冷却空間25の周囲には、断熱用真空室(図示省略)が形成してあり、各真空室は、それぞれ回転軸10の中空部22に連通している。
各回転子16の内部冷却空間25には、それぞれ超電導コイル15が配置してあり、各供給チューブ24を通して各内部冷却空間25へと供給される極低温流体により、超電導状態が発揮される低温にまで冷却されるようになっている。供給される極低温流体としては、特に限定されないが、たとえば液体窒素や液体ヘリウムなどが例示される。
各回転子16の内部冷却空間25には、供給チューブ24と共に、排出チューブ26が接続してあり、内部冷却空間25に供給された極低温流体は、各排出チューブ26を通して排出される。
超電導モータ2における回転軸10は、その駆動側一端にプロペラなどのモータ負荷が連結され、その反駆動側一端に、極低温流体供給排出用装置を構成するロータリジョイント30が接続される。
図2に示すように、ロータリジョイント30は、回転継手軸32と、その回転継手軸32を軸受74を介して回転自在に保持するジョイント用ハウジング38とを有する。回転継手軸32の軸方向内側(モータの回転軸10との接続側)の一端には、フランジ34が一体に形成してある。
フランジ34は、ボルトおよびガスケットなどにより、回転軸10の反駆動側一端に気密に接続してある。フランジ34を回転軸10の反駆動側一端と気密に接続するために、フランジ34と回転軸10の反駆動側一端との接合面には、耐寒性パッキンが装着してある。耐寒性パッキンとしては、特に限定されないが、PTFEなどのフッ素樹脂製パッキンや、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属で構成された金属製パッキン、あるいはこれらを組み合わせた複合パッキンなどが例示される。
回転継手軸32の軸芯中央には、軸方向に沿って貫通している真空引き用軸孔36が形成してあり、この軸孔36は、フランジ34の中心にて中空部22と連通してある。
図2および図3に示すように、回転継手軸32には、軸方向内側の端部に、回転継手軸32の円周方向に沿って異なる位置で、回転継手軸32の軸方向に沿って、複数の継手側流路64が形成してある。図示する例では、円周方向の等倍間隔で5つの継手側流路64が形成してあり、それぞれに軸方向の流路長さが異なる。
最も短い流路長さの継手側流路64の軸方向内側開口端64aに対して、単一の排出チューブ26が接続してある。単一の排出チューブ26は、図1に示す4つの排出チューブ26に対して、回転軸10の中空部22の内部で接続される。図1に示す4つの供給チューブ24は、それぞれ図3に示す残りの4つの継手側流路64の開口端64aに対して接続される。
回転継手軸32の内部に形成してある各継手側流路64の軸方向長さは、所定間隔で、それぞれ異なり、各流路64の軸方向外側(回転継手軸32の反継手側)の端部付近には、それぞれ回転継手軸32の外周に開口している回転連通孔66が連通している。
回転継手軸32の外周には、最も軸方向内側に配置してある回転連通孔66に対応する位置で回転リング60が気密に装着してあり、そこから軸方向に沿って一つ置きの回転連通孔66の位置に回転リング60が気密に装着してある。回転リング60の軸方向相互間では、回転継手軸32の外周に、中間スリーブ70が装着してあり、回転継手軸32の軸方向外側端部外周には、エンドスリーブ72がボルトやネジなどで締め付けられ、回転リング60および中間スリーブ70を一括して回り止めしてある。すなわち、回転リング60は、回転継手軸32の外周に対して回り止めして固定され、共に回転する。
回転リング60の外周には、当該回転リング60が位置する部分に形成してある回転連通孔66に対して連通する回転リング孔62が形成してある。中間スリーブ70には、図4に示すように、その中間スリーブ70が位置する部分に形成してある回転連通孔66に対して連通する連通孔71が形成してある。
図2に示すように、ケーシング38は、回転継手軸32の軸方向外側に位置する軸受74が内部に装着してあるエンドカバー40と、回転継手軸32の軸方向内側の軸受74が内部に装着してある軸受保持リング46とを有する。
エンドカバー40と軸受保持リング46との間には、接続口形成リング42a〜42gと、ベローズ保持リング44とが交互に気密に連結してあり、これら全体がケーシング38を構成している。
回転継手軸32における最も軸方向外側に位置する接続口形成リング42aには、単一または複数の真空用固定接続口50が形成してある。この接続口50は、ケーシング38の内部において、回転継手軸32の軸方向外側端部周囲とエンドカバー40との間の隙間に形成される軸端真空室90に連通している。この接続口50には、真空引き装置が接続され、接続口50を通して軸端真空室90および中空部22を減圧し、高真空状態に維持する。軸端真空室90は、回転継手軸32に形成してある真空引き用軸孔36に連通してある。また、真空引き用軸孔36は、回転継手軸32の軸方向外側端部付近に半径方向に形成してある真空用連通孔91により接続口50と連通してある。
真空用固定接続口50が形成してある接続口形成リング42aの軸方向内側には、ベローズ保持リング44を介して、極低温流体を供給するための供給用固定接続口52が各々形成してある4つの接続口形成リング42b〜42eが配置してある。4つの接続口形成リング42b〜42eに各々形成してある接続口52からは、同じ圧力で、同程度に低温の液化窒素または液化ヘリウムなどの極低温流体が供給されるようになっている。
なお、4つの接続口52から供給される極低温流体の圧力が、ほとんど同じであることが好ましいのは、後述するベローズシール80においての密封性を高めるためである。
各接続口52から供給される極低温流体は、それぞれ、図1に示す供給チューブ24を介して円盤状回転子16の内部冷却空間25に供給される。
各接続口形成リング42b〜42eに各々形成してある接続口52のうち、最も軸方向外側に位置する接続口52は、最も軸方向外側に位置する回転リング60に形成してある回転リング60の回転リング孔62に対して連通する位置に形成してある。回転リング60の軸方向両側の側面には、それぞれ金属ベローズシール80の先端摺動部が回転摺動し、回転リング孔62と接続口52との間の空間流路92を密封するようになっている。
各金属ベローズシール80は、金属ベローズと先端摺動部とから構成してあり、金属ベローズの基端部がベローズ保持リング44の内側に固定してあり、軸方向に伸縮可能に構成してあり、先端摺動部が回転リング60の各側面に対して押しつけられるようにバネ付勢されている。ベローズシール80の先端摺動部は、たとえばPTFEなどのフッ素樹脂やカーボンなどで構成される。フッ素樹脂やカーボンは、耐摩耗性に優れ、しかも耐寒性にも優れている。
金属ベローズは、低温脆性に優れたインコネル718などのニッケル合金を使用した金属ベローズであることが好ましい。金属ベローズシールは、極低温流体用として適している。
最も軸方向外側に位置する金属ベローズシール80は、軸端真空室90と空間流路92との間をシールする。その隣に位置する金属ベローズシール80は、極低温流体が供給される空間流路92と、その隣の空間流路94とをシールする。
図2に示すように、軸方向に沿って回転リング60と回転リング60との間に位置する供給用接続口52は、回転リング60と回転リング60との間に位置する空間流路94と連通するようになっている。この空間流路94は、回転リング60の回転リング孔62とは連通しないように、金属ベローズシール80によりシールしてある。空間流路94は、中間スリーブ70に形成してある連通孔71を介して回転連通孔66に連通している。
4つの接続口形成リング42b〜42eの軸方向内側には、ベローズ保持リング44を介して、使用済みの極低温流体を排出するための戻り用固定接続口54が形成してある接続口形成リング42fが配置してある。戻り用固定接続口54は、空間流路92を通して、回転リング60の回転リング孔62に連通し、回転連通孔66および最も短い継手側流路64を通して、排出チューブ26に連通している。
全ての接続口形成リング42a〜42gのうち、最も軸方向内側に位置する接続口形成リング42gには、ドレン用固定接続口56が形成してある。ドレン用固定接続口56は、フランジ34および軸受74の軸方向外側で、最も軸方向内側に位置する回転継手軸32の外周に連通するようになっている。
本実施形態では、回転継手軸32、スリーブ70および72と回転リング60とが、FRPで構成してある。また、ケーシング38を構成する部材の内、接続口形成リング42a〜42gがFRPで構成してあり、エンドカバー40と軸受保持リング46とベローズ保持リング44とは、ステンレス鋼、インコネル、チタンなどの金属で構成してある。なお、保持リング44および46の外周部分は、FRPで構成することも可能である。
回転継手軸32の軸方向外側端部に位置する軸受74は、端部真空室90の内部に配置してあり、真空グリースが封入されたシールドベアリングで構成してあることが好ましい。回転継手軸32の軸方向内側の軸受74は、回転継手軸32内に設けられている極低温流体の継手側流路64から半径方向に極力遠い位置に設置してあることが好ましい。すなわち、フランジ34に近い側の軸受74で保持される回転継手軸32の外径は、他の部分よりも外径が大きく形成してあることが好ましい。フランジ34に近い側の軸受74は、外気に接触し、大気雰囲気で動作するようになっている。
これらの各軸受74は、ハウジング38の内部において、それぞれ回転継手軸32の両端部に装着してあり、極低温流体が流通する流路(52,92,94,62,66,64)とは、断熱性に優れたFRP製のスリーブ72および回転継手軸32により断熱してある。各軸受74は、金属製のエンドカバー40および軸受保持リング46の内側に保持してあるので、軸受が凍結しないように、エンドカバー40または軸受保持リング46の外側から加熱して、軸受74の凍結防止を図っても良い。
本実施形態に係るロータリジョイント30およびそれを用いた超電導モータ2によれば、軸方向に一つ置きの回転連通孔66の位置で、回転継手軸32の外周に、回転リング60が固定してあり、金属ベローズシール80が、回転リング60の軸方向両側面に対して摺動し、ケーシング38内で軸方向に相互に隣り合う空間流路92,94の間をシールしている。そのため、静止部材であるケーシング38に形成された供給用固定接続口52から、回転する部分である回転連通孔62または回転リング孔66へと極低温流体が流通する部分において、シール部材の数を低減し、効率的に極低温流体を密封することができる。
また、本実施形態では、回転継手軸32の中心には、回転軸10の中空部22に連通する真空引き用軸孔36が軸方向に沿って形成してあり、ケーシング38には、軸方向外側(ロータアッセンブリとの接続部分から最も遠い側)に位置する部分に、真空引き用軸孔36に連通する真空用固定接続口50が形成してある。このため、真空断熱空間が、ロータアッセンブリ20との接続部分から最も遠い軸端部分に形成することができると共に、回転軸10の中空部22をも真空断熱空間にすることができる。
そのため、ケーシング38に形成された複数の固定接続口52から回転継手軸32の回転連通孔66または回転リング孔62を通り、回転継手軸32内の継手側流路64へと至る極低温流体の流路は、回転継手軸32の軸方向外側に形成してある軸端真空室90の真空断熱空間と、FRPで構成してある断熱部材とにより、効率的に断熱される。また、超電導モータ2における回転軸10の中空部22が、回転継手軸32の真空引き用軸孔36と連通していることから、その中空部22も真空断熱空間となり、その内部に配置してあるチューブ24,26の断熱性が向上する。チューブ24,26の内部には、極低温流体が流通する。
これらのチューブ24,26は、図1に示すように、ロータアッセンブリ20における冷却が必要な複数位置の内部冷却空間25にそれぞれ連通してあり、各箇所を個別に冷却することができる。
また、本実施形態では、回転継手軸32および回転リング60のうち、少なくとも極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れたFRP部材で構成してある。また、ケーシング38が、金属製のエンドカバー40およびリング44,46と、FRP製の接続口形成用リング42a〜42gとで構成してある。このため、少なくとも極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れたFRP部材で構成することができ、ロータリジョイント30の内部で極低温流体が流通する部分では、金属に接触する部分が極力少なくなり、この点でも断熱性が向上する。
したがって、本実施形態では、ロータリジョイント30の静止部分から回転部分と、その回転部分から超電導モータ2のロータアッセンブリ20部分における内部冷却空間25へと至る全ての箇所において、極低温流体(液体)が暖められてガス化することを最小限に抑制することができる。なお、従来の装置では、ヘリウムガスなどの気体が主流であったが、本発明では、液体窒素などの液体を用いることが可能になる。また、高断熱性が実現できることから、ロータリジョイント30およびロータアッセンブリ20に霜が付くことを抑制することができる。
しかも本実施形態では、単一のロータリジョイント30を用いて、複数の内部冷却空間(冷却必要箇所)25に極低温流体を供給することができることから、装置の小型化を図ることができる。また、ロータリジョイント30から複数の内部冷却空間25に至る流路が、それぞれ独立しているため、信頼性が高い。そのため、ロータリジョイント30から最も遠い位置にある内部冷却空間25に対しても、最も近い位置にある内部冷却空間25と同程度に低温の流体を供給することが可能になる。
また、本実施形態では、ロータリジョイント30のケーシング38において、極低温流体の入口となる固定接続口52が、軸方向に隣接して形成してあり、静止部材から回転部材に至る極低温流体の流路が軸方向に隣接して形成してあり、それらの軸方向外側に軸端真空空間90が形成される。このため、ケーシング38の内部において、極低温流体のケーシング外部への漏洩を防止するためのシール箇所は、回転継手軸32の軸方向内側(ロータアッセンブリの回転軸との連結部分に近い側)の一カ所になり、極低温流体の外部への漏出を極小とすることができる。また、シール径を小さくできることからも、漏れにくい構造となる。
また、本実施形態では、極低温流体の入口となる固定接続口52が、軸方向に隣接して形成してあり、静止部材から回転部材に至る極低温流体の流路が軸方向に隣接して形成してあることから、それらの流路では、相互に熱の移動がほとんど無く、外部からの入熱経路を遮断することができる。
さらに本実施形態では、ケーシング38に形成してある固定接続口のうち、超電導モータ2の回転軸10に近い位置に配置してある固定接続口54が、極低温流体の戻り口である。このように構成することで、極低温流体の供給用流路に対する外部からの入熱経路を遮断することができる。
さらにまた、本実施形態では、戻り口に相当する固定接続口54よりもさらに回転軸10に近い位置には、ドレン用固定接続口56が形成してある。このように構成することで、ケーシング38外部への極低温流体の漏洩を極力防止できると共に、外部からの入熱経路を遮断することができる。
また、本実施形態では、各空間流路92および94に流入される極低温流体のの圧力が実質的に同圧であるために、これらの流路92および94の相互間における差圧がなくなり、相互間の漏出がない。
また本実施形態では、静止側の金属ベローズシール80は、回転リング60と共に、メカニカルシールを構成し、回転継手軸32の回転軸径は必要な流路を確保できる最小径とすることができ、任意に半径方向のサイズを決定でき、超電導モータにおける回転軸10の軸径に支配されない。
また、軸方向に短いベローズを使用したベローズシール80で構成し、一個の回転リング60の両側面にそれぞれ金属ベローズシール80が摺動することで、ロータリジョイント30の軸方向長さをコンパクトにすることができる。さらに、金属ベローズシール80は、ベローズが伸張することで、回転リング60の摺動面に追随し、摺動面以外には摩擦部を持たないので、ベローズによる荷重を必要最小限にすることができる。そのため、シールによるトルクロスが極端に少ない。
また、装着される金属ベローズシールの内、シール差圧が作用するのは、ケーシング38の内部で、軸方向の両端部の二カ所のみである。その他のシール部は、シールの内周及び外周ともに、略同圧の極低温流体が介在しており、差圧がないので、摺動面への押し付け力は、金属ベローズによる弾性付勢のみである。このため、摩擦による極低温流体の温度上昇が極めて低い。
さらに、回転リング60に回転リング孔62を形成し、極低温流体の流路を形成することで、回転リング60の全幅寸法を短くすることができる。さらにまた、ロータリージョイント30がコンパクトで、外部との伝熱面積を極少とすることができる。
また、本実施形態では、超電導モータ2の回転軸10に形成してある中空部22は、極低温流体が導入される各内部冷却空間25の周囲に連通しており、真空用固定接続口50、真空引き用軸孔36および回転軸10の中空部22を通して、断熱真空状態に保持される。このように構成することで、必要最小限の部分の真空断熱が可能になり、真空断熱を図りながら装置のコンパクト化を図れる。
さらに、本実施形態では、超電導モータ2の回転軸10は、流体移送用のチューブ24,26などを収納できる中空部22を有していれば良く、多重管にする必要がない。また、中空の回転軸内部が真空断熱となっているため、別途、回転軸10の断熱は必要ない。さらに、ロータリージョイント30の着脱が容易で工数がかからない。
また、超電導モータ2側からロータリージョイント30の極低温流体の供給/排出口への接続口が、ロータリージョイント30のフランジ34の軸端面に設けられているので、接続が容易で工数がかからない。また、回転軸10の軸端部の形状がシンプルで、加工段数が極めて少ない。
したがって、本実施形態によれば、断熱性に優れ、極低温流体の外部への漏出を極小とし、動力損失がきわめて小さく、コンパクトであり、しかも耐久性、信頼性およびメンテナンス性に優れ、低コストの極低温流体供給排出用装置と、それを用いた超電導モータ2を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、超電導装置として、いわゆるアキシャルギャップ型の超電導モータを用いたが、本発明は、いわゆるラジアルギャップ型の超電導モータにも適用することができる。また、本発明は、超電導モータに限らず、超電導発電機などの超電導装置にも適用することが可能である。
また、上述した実施形態では、金属ベローズシール80をリング44の内側に保持するために、これらのリング44を金属で構成したが、金属ベローズシール80以外の非金属製メカニカルシールを用いることが可能であれば、これらのリング44を、金属以外の断熱性に優れた部材で構成することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、図1に示すように、回転子16を回転軸10の軸方向に沿って4つ設けたが、その数は限定されず、4つ以上、あるいは2または3でも良い。また、単一の回転子16に対して、二つ以上の供給チューブ26を配置することも可能である。
さらにまた、上述した実施形態では、ロータアッセンブリ20の内部のみを冷却しているが、本発明に係る装置を用いれば、ロータアッセンブリ20の外部を冷却することも可能である。
また、上述した実施形態では、ロータアッセンブリ20の回転軸10とロータリジョイント30との接続がフランジ接続になっているが、コネクタ接続としても良い。

Claims (12)

  1. 液体窒素や液体ヘリウムなどの極低温流体を、ロータアッセンブリにおける複数の冷却必要箇所に供給および排出する極低温流体供給排出用装置であって、
    前記ロータアッセンブリの回転軸の軸端にロータリジョイントが接続してあり、
    前記ロータリジョイントは、
    前記ロータアッセンブリの回転軸に対して着脱自在に連結される回転継手軸と、
    前記回転継手軸を覆うように配置され、前記回転継手軸の回転に対して静止しているケーシングと、を有し、
    前記ロータアッセンブリにおける複数の冷却必要箇所と各々連通するように、前記回転継手軸の円周方向に沿って異なる位置で、前記回転継手軸の軸方向に沿って、複数の継手側流路が前記回転継手軸に形成してあり、
    それぞれの前記継手側流路における軸方向に沿って各々異なる軸方向長さの位置で、当該継手側流路にそれぞれ連通するように、前記回転継手軸の外周に、回転連通孔が形成してあり、
    それぞれ軸方向に異なる位置に形成してある前記回転連通孔のうち、軸方向に一つ置きの回転連通孔の位置で、前記回転継手軸の外周に、回転リングが固定してあり、
    各回転リングの外周には、当該回転リングが位置する部分に形成してある前記回転連通孔に対して連通する回転リング孔が形成してあり、
    前記ケーシングには、前記回転連通孔および前記回転リング孔のそれぞれに対応する複数の軸方向位置に、前記回転連通孔または前記回転リング孔のそれぞれに連通する固定接続口が形成してあり、
    前記回転リングの軸方向面に対して摺動し、軸方向に相互に隣り合う前記回転連通孔の相互間を密封するシール部材が前記ケーシングの内側に具備してあり、
    前記回転継手軸の中心には、前記ロータアッセンブリの真空断熱空間に連通する真空引き用軸孔が軸方向に沿って形成してあり、
    前記ケーシングには、複数の前記固定接続口の軸方向外側に位置する部分に、前記真空引き用軸孔に連通する真空用固定接続口が形成してあり、
    前記回転継手軸および前記回転リングのうち、少なくとも前記極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあると共に、
    前記真空用固定接続口および前記固定接続口が形成してあるケーシングの一部で、少なくとも前記極低温流体と接触する部分が、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあることを特徴とする
    極低温流体供給排出用装置。
  2. 前記回転継手軸には、真空引き用軸孔が貫通して形成してあり、前記回転継手軸の軸方向外側端部の周囲が、前記真空用固定接続口に連通する軸端真空室となっている請求項1に記載の極低温流体供給排出用装置。
  3. 前記軸端真空室には、前記回転継手軸をケーシングの内側に対して回転自在に保持する軸受が配置してある請求項2に記載の極低温流体供給排出用装置。
  4. 前記ケーシングに形成してある固定接続口のうち、前記超電導装置に近い位置に配置してある固定接続口が、極低温流体の戻り口である請求項1〜3のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置。
  5. 前記ケーシングにおいて、前記戻り口に相当する前記固定接続口よりもさらに前記超電導装置に近い位置には、ドレン用固定接続口が形成してある請求項4に記載の極低温流体供給排出用装置。
  6. 前記断熱性に優れた部材が、繊維強化プラスチックである請求項1〜5のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置。
  7. 前記シール部材が、ベローズシールである請求項1〜6のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置。
  8. 前記ベローズシールの摺動部には、前記回転リングの軸方向面に対して摺動するフッ素樹脂部材が装着してある請求項7に記載の極低温流体供給排出用装置。
  9. 前記回転継手軸の外周には、金属よりも断熱性に優れた部材で構成してあるスリーブが装着してあり、当該スリーブにより、前記回転リングが位置決めされて前記回転継手軸の外周に固定される請求項1〜8のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置。
  10. 前記ケーシングに形成してある固定接続口と、前記回転継手軸に形成してある回転連通孔とを連絡するように、前記シール部材により仕切られて前記ケーシングの内部に形成してある極低温流体のための各流入空間の圧力が実質的に同圧となるように前記極低温流体が各固定接続口から導入される請求項1〜9のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置。
  11. 液体窒素や液体ヘリウムなど極低温流体をロータアッセンブリにおける冷却必要箇所に供給および排出する極低温流体供給排出用装置であって、
    前記ロータアッセンブリの回転軸の軸端にロータリジョイントが接続してあり、
    当該ロータリジョイントは、前記回転軸に対して着脱自在に連結される回転継手軸と、当該回転継手軸の外周を覆うように配置されるとともに前記回転継手軸の回転に対して静止しているケーシングと、を有し、
    前記回転継手軸は、前記冷却必要箇所と連通するように前記回転継手軸の軸方向に沿って形成された複数の継手側流路と、当該継手側流路に連通するように前記回転継手軸の外周に形成された複数の回転連通孔と、前記ロータリアッセンブリの真空断熱空間と連通するように前記回転継手軸の軸方向に沿って形成された真空引き用連通孔と、当該真空引き用連通孔と連通するように前記回転継手軸の外周に形成された真空用連通孔と、を備え、
    前記ケーシングは、前記回転連通孔に対応する位置に前記回転連通孔と連通するように形成された固定接続口と、前記真空用連通孔に対応する位置に前記真空用連通孔と連通するように形成された真空用固定接続口と、を備え、
    前記回転連通孔と前記固定接続口との間における前記極低温流体の漏洩を防止するシール部材が配置されている、ことを特徴とする極低温流体供給排出用装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の極低温流体供給排出用装置を有する超電導装置。
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