JP3993835B2 - 冷凍機用ロータリーバルブおよび冷凍機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機用ロータリーバルブおよび同バルブを使用した冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られているパルス管冷凍機は、作動ガスの圧縮機と、上記圧縮機からの作動ガスが供給される蓄冷管と、この蓄冷管に連通している低温熱交換器(コールドエンド)と、この低温熱交換器に連なっているパルス管と、さらに上記パルス管に連通されるバッファタンク等から構成されている。このような形式の冷凍機においては、高圧および低圧の作動ガスをロータリーバルブまたは電磁弁等で切換えて、交互に冷凍機に作用させることが行われている。
【0003】
図9は、上記ロータリーバルブの従来例を示す断面図である。両端が閉塞された円筒状のハウジング1に高圧側連通口2,低圧側連通口3および作動部連通口4があけられている。この作動部連通口4は上記冷凍機の蓄冷管あるいはパルス管に接続されている。一方、上記ハウジング1の内面に摺動しながら回転するローター(回転部材)5がハウジング1内に挿入されている。このローター5の外周面に溝状の高圧側流路6と低圧側流路7が設けられている。上記高圧側流路6は、高圧側連通口2と作動部連通口4との連通を図り、上記低圧側流路7は、低圧側連通口3と作動部連通口4との連通を図り、これらの連通を交互に行わせるために、高圧側流路6と低圧側流路7とはローター5の回転軸方向にずらしてあり、同時に円周方向にもずらしてある。
【0004】
上記高圧側流路6と低圧側流路7は、図9(B)(C)に示すように、ちょうど180度の位相差が付与してある。また、ハウジング1の端部には駆動モータ8が取り付けられ、その回転出力でローター5が回転するようになっている。
【0005】
上記のようにローター5が回転されると、高圧側流路6と低圧側流路7とが、高圧側連通口2と作動部連通口4との連通および低圧側連通口3と作動部連通口4との連通を交互に行い、作動ガスを高圧と低圧で交互に冷凍機に作用させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記冷凍機は設置スペース等の事情から小型化することが望まれるのであるが、小型化された冷凍機に所要の冷凍能力を発揮させるためには、作動ガスの高圧と低圧の切換え周波数を著しく高める必要がある。このような要請にこたえるためには、上記のようなロータリーバルブすなわちローター5の1回転で高低圧の切換えが1回しかできないロータリーバルブを、高速で回転させなければならない。
【0007】
しかし、上記ロータリーバルブにこのような高速回転を行わせると、ハウジング1とローター5との摺動部における摩擦熱量が著しく増大し、ロータリーバルブを流通する作動ガスが高温になってしまう。このような高温ガスが上記冷凍機に供給されると、冷凍機の冷凍機能が低下する。あるいは、ロータリーバルブの表面温度が著しく高くなるので、ロータリーバルブと冷凍機を接近させたり一体化したりすることができなかった。また、上記摩擦熱により、ロータリーバルブ内に組み込まれているシール部材の耐久性が低下する。
【0008】
また、上記のような冷凍機に対する熱的影響を少なくするために、ロータリーバルブと冷凍機の間隔を大きくしているのであるが、このようなことは装置全体をコンパクトにまとめるという点からすると、好ましいことではない。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、上記のようなロータリーバルブの発熱量を可及的に少量化した冷凍機用ロータリーバルブおよび冷凍機の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の冷凍機用ロータリーバルブは、ハウジングに作動ガスの高圧側連通口と低圧側連通口と作動部連通口が設けられ、ハウジング内で回転する回転部材によって、上記高圧側連通口と作動部連通口との連通状態および上記低圧側連通口と作動部連通口との連通状態を切換える冷凍機用ロータリーバルブであって、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記ハウジングの内周面に周方向の環状溝が形成されるとともに上記環状溝に連通するよう作動部連通口がハウジングの周壁に開口され、上記回転部材には上記環状溝と流通路を連通させる通孔が形成され、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっていることを要旨とする。
【0011】
すなわち、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっている。
【0012】
このため、上記流通路が回転部材に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。この場合において、上記高圧側流路と低圧側流路の開口位置をそれぞれの連通状態が非同期となるよう設定することにより、適切な切換えが実現し、それらの開口位置を適切な配置とすることにより、上記切換えのサイクルやタイミングを最適化することができる。
また、上記のように作動部連通口の開口位置を選定することにより、近隣の関連部材との関係において配管に自由度をもたせることができる。例えば、上記高圧側連通口,低圧側連通口,作動部連通口を、回転部材の回転軸に沿って略1直線上に列設することができるので、各配管を整然と並べてハウジングに接続することができて、配管の取りまわしが良好になり、併せてロータリーバルブの構造簡素化にとっても有効である。さらに、上記のように各連通口を列設させると、回転部材側の高圧側流路や低圧側流路が上記各連通口を通過するタイミングをそろえることが行いやすくなり、切換えタイミングの制御が容易になるとともに、ハウジングや回転部材の機械加工等が簡素化され、製造原価の面でも有利である。
【0013】
上記回転部材には、閉断面形状の流通路と、この流通路を高圧側連通口や低圧側連通口に連通させる高圧側流路や低圧側流路とが形成されている。このような部品は、中空の部材の内部空間を流通路とし、外側から孔をあけて高圧側流路や低圧側流路を形成することができるので、製作が簡単で原価的にも有利である。また、回転部材は上記のような構造物であるので、高圧側流路と低圧側流路との開口位置を所定の箇所に正確に形成することができて、作動ガスの切換え精度を高めることができる。
【0014】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記低圧側流路と上記高圧側流路からなる組が複数組配置されている場合には、複数の組からなる上記高圧側流路と低圧側流路が、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態を成立させるので、これに同期して高圧側連通口と作動部連通口との連通状態と低圧側連通口と作動部連通口との連通状態との切換えがなされる。この場合において、上記「組」が一対の低圧側流路と高圧側流路である場合には、上記切換えは、上記「組」が複数組配置されていることにより、上記回転部材の1回転当たりの高圧側と低圧側との切換えが交互に行われかつ複数化(最低4回)される。したがって、上記組数を、冷凍機の冷凍能力や回転部材の回転速度による発熱の程度等を勘案して設定することにより、回転部材の回転速度を可及的に低下させて作動ガスの高低圧切換えを頻繁に行うことができ、前述の摩擦熱が異常高温になることが回避できる。
【0015】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記ハウジングと上記回転部材が、上記回転部材の回転軸に直交する断面の形状が円形とされている場合には、上記回転部材がハウジング内で円滑に回転し、1回転につき複数回の作動ガスの高低圧切換えが安定した状態でなされる。
【0016】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記高圧側連通口と上記低圧側連通口が、円筒状のハウジングの周壁に形成されている場合には、上記各連通口が円筒面上に配列されているので、回転部材側の高圧側流路や低圧側流路により上記流通路と連通させたり不連通とさせたりすることが、確実に実施できる。とくに、ハウジングの内周面と回転部材の外周面との各真円度を高めることは容易であるので、高圧側連通口と低圧側連通口を交互に流通路(作動部連通口)に連通させるための構造として、作動精度の面で好適である。
【0017】
また、ハウジング側の高圧側連通口,低圧側連通口に対する回転部材側の高圧側流路と低圧側流路の通過速度が上記2つの連通口のどれにおいても均一であるので、1回の連通時における作動ガスの流量が均一に設定することができ、冷凍機の動作性能を向上させるのに有効である。上記のように通過速度が均一なので、特定の箇所が異常磨耗を呈するような心配がない。上述のような種々な利点を、例えば、回転部材の端面側の部位に上記の各連通口や各流路を配置して求める場合には、周速差を避けることができないので、状況如何によっては何等か対策を講じる必要がでてくる。
【0018】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記流通路が、上記回転部材の回転軸方向に延びる空間の状態で形成されている場合には、回転部材の形状的特質すなわち長尺性のある構造物の内部に上記空間を形成しているので、作動ガスを流通させる通路構造が簡単な構成で確保できる。
【0020】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、請求項の場合、請求項の場合、請求項の場合には、上記作動部に対する作動ガスの高低圧切換えが、発熱の少ないロータリーバルブで行われるので、冷凍機へ供給される作動ガスの温度を可及的に低下させるとともに、高低圧の切換え周波数を大きく設定することができる。したがって、冷凍機を高周波数で運転しても、ロータリーバルブからの熱的な悪影響はなく、小型化された冷凍機に高い冷凍能力を発揮させることができる。さらに、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。
【0021】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記冷凍機は、上記作動ガスを圧縮する圧縮機と、上記圧縮機からの作動ガスが供給される蓄冷管とこの蓄冷管に連通しているパルス管を備えた作動部と、上記パルス管に連通されるバッファタンク等とを含んで構成されている場合には、上記作動部に対する作動ガスの高低圧切換えが、発熱の少ないロータリーバルブで行われるので、冷凍機へ供給される作動ガスの温度を可及的に低下させるとともに、高低圧の切換え周波数を大きく設定することができる。したがって、冷凍機を高周波数で運転しても、ロータリーバルブからの熱的な悪影響はなく、小型化された冷凍機に高い冷凍能力を発揮させることができる。さらに、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。
【0022】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記ロータリーバルブが上記冷凍機に一体化されている場合には、冷凍機とロータリーバルブがユニット化されたような状態になり、装置全体としてコンパクトにまとまる。したがって、狭い箇所に冷凍機とロータリーバルブを配置することができて、他の周辺機器等の配置が行いやすくなる。このような一体化は、ロータリーバルブの発熱が問題にならない程度に抑制されていることにより、実現している。
【0023】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記ロータリーバルブが管形状の上記作動部に直列的に接続されている場合には、作動部と断面円形のロータリーバルブとが1軸線上に真直ぐに配列されたような接続構造体となるので、接続ユニットとして細長い形態となる。したがって、このような接続ユニットの配置に当たっては細長い空間部を準備するだけでよく、近隣の関連部材への干渉等が少なくて済む。また、上記の直列的な接続により、接続箇所における内部通路は真直ぐな状態になるので、接続部における作動ガスの流路抵抗を実質的に問題にならないレベルにすることができ、さらには作動ガスの乱流を少なくすることにおいても有利である。
【0024】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記ロータリーバルブが上記作動部に直結されている場合には、ロータリーバルブと作動部との結合一体性がより強固に形成され、上記接続ユニットとしての一体的剛性を向上させるのに有効である。
【0025】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記ロータリーバルブが、上記圧縮機と上記蓄冷管とのあいだまたは上記バッファタンクと上記パルス管のあいだの少なくともいずれかに配置されている場合には、上記圧縮機と蓄冷管とのあいだまたは上記バッファタンクとパルス管のあいだを行き来する作動ガスの高低圧の切換え周波数を大きく設定することができる。したがって、冷凍機を高周波数で運転しても、ロータリーバルブからの熱的な悪影響はなく、特に、小型化された冷凍機において高い冷凍能力を発揮させることができて有利である。
【0026】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記高圧側連通口と上記流通路との連通状態または上記低圧側連通口と上記流通路との連通状態に気密保持を行わせるシール部材が設けられている場合には、高圧ガスの連通状態と低圧ガスの連通状態がそれぞれ確実に気密状態とされる。したがって、冷凍機の上記作動部に高圧ガスを供給したり、作動部から低圧ガスを還流等させたりするときに、ガス漏れ等の異常を確実に回避することができる。さらに、回転部材とハウジングとの摺動部における発熱量が著しく減少するので、シール部材への熱的影響が大幅に緩和され、シール部材の耐久性を向上させることができる。また、シール部材の熱的環境が改善されるので、シール部材の材質を変更して、原価低減をはかることが可能である。
【0027】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記高圧側連通口と低圧側連通口に加えて1つまたは2つ以上の中間圧連通口がハウジングに設けられ、上記中間圧連通口と上記流通路とを連通させる1つまたは2つ以上の中間圧流路が上記高圧側流路と低圧側流路に加えて上記回転部材に設けられ、上記中間圧流路は、流通路と中間圧連通口との連通状態を成立させるようになっている場合には、1つの作動部連通口に対する高圧側と低圧側の連通の切換えに、上記中間圧を流通路に導入することが機能的に付加されるので、1つの作動部連通口に対して低圧側連通口,中間圧連通口,高圧側連通口の順で各連通口を流通路に連通させることができる。
【0028】
このため、作動部連通口に高圧の作動ガスを供給する前に、中間圧連通口から中間圧力の作動ガスを、例えば中圧バッファタンクから作動部連通口に供給して、冷凍機側の作動ガス圧を予備的に昇圧させ、その後、高圧の作動ガスを冷凍機へ供給することができる。したがって、高圧の作動ガスを圧縮機から供給するような場合には、圧縮機にかかる負荷を軽減することができて、効率の高い圧縮機の動作がえられる。同時に、圧縮機の小型化のためにも有効である。
【0029】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記低圧側流路,高圧側流路および中間圧流路からなる複合組が複数配置されている場合には、複合組を構成する上記高圧側流路,低圧側流路および中間圧流路が、流通路と高圧側連通口との連通状態、流通路と低圧側連通口との連通状態および流通路と中間圧流路との連通状態を成立させるので、これに同期して高圧側連通口と作動部連通口との連通状態、低圧側連通口と作動部連通口との連通状態および中間圧連通口と作動部連通口との連通状態との切換えがなされる。そして、このような機能を果たす複合組が複数配置されていることにより、上記回転部材の1回転当たりの低圧側,中圧側および高圧側の切換えが周期的に行われる。したがって、上記複合組の数を、冷凍機の冷凍能力や回転部材の回転速度による発熱の程度等を勘案して設定することにより、回転部材の回転速度を可及的に低下させて作動ガスの低圧,中圧,高圧の切換えを頻繁に行うことができ、前述の摩擦熱が異常高温になることが回避できる。
【0030】
本発明の冷凍機用ロータリーバルブにおいて、上記中間圧流路は低圧側流路と高圧側流路とのあいだに配置されている場合には、低圧状態,中圧状態,高圧状態のように順を追って作動ガスの切換えを行うことができ、また、この逆についても順を追った切換えが可能である。
【0031】
上記目的を達成するため、本発明の冷凍機は、ハウジングに作動ガスの高圧側連通口と低圧側連通口と作動部連通口が設けられ、ハウジング内で回転する回転部材によって、上記高圧側連通口と作動部連通口との連通状態および上記低圧側連通口と作動部連通口との連通状態を切換える冷凍機用ロータリーバルブであって、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記ハウジングの内周面に周方向の環状溝が形成されるとともに上記環状溝に連通するよう作動部連通口がハウジングの周壁に開口され、上記回転部材には上記環状溝と流通路を連通させる通孔が形成され、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっている冷凍機用ロータリーバルブが装備されたことを要旨とする。
【0032】
すなわち、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっている冷凍機用ロータリーバルブが装備されている。
【0033】
このため、上記流通路が回転部材に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。さらに、上記高圧側流路と低圧側流路の開口位置を選定することにより、上記切換えのサイクルを最適化することができる。上記のようにして、特に、小型化された冷凍機において高い冷凍能力を発揮させることができて有利である。
また、上記のように作動部連通口の開口位置を選定することにより、近隣の関連部材との関係において配管に自由度をもたせることができる。例えば、上記高圧側連通口,低圧側連通口,作動部連通口を、回転部材の回転軸に沿って略1直線上に列設することができるので、各配管を整然と並べてハウジングに接続することができて、配管の取りまわしが良好になり、併せてロータリーバルブの構造簡素化にとっても有効である。さらに、上記のように各連通口を列設させると、回転部材側の高圧側流路や低圧側流路が上記各連通口を通過するタイミングをそろえることが行いやすくなり、切換えタイミングの制御が容易になるとともに、ハウジングや回転部材の機械加工等が簡素化され、製造原価の面でも有利である。
【0034】
また、ロータリーバルブの熱的問題が実質的に解消されているので、上記冷凍機にロータリーバルブを一体化させたり、ロータリーバルブを冷凍機に接近させて配置したりすることができ、装置全体としてのスペースを小さくすることができる。
【0035】
本発明の冷凍機において、上記高圧側連通口と低圧側連通口に加えて1つまたは2つ以上の中間圧連通口がハウジングに設けられ、上記中間圧連通口と上記流通路とを連通させる1つまたは2つ以上の中間圧流路が上記高圧側流路と低圧側流路に加えて上記回転部材に設けられ、上記中間圧流路は、流通路と中間圧連通口との連通状態を成立させるようになった冷凍機用ロータリーバルブを備えている場合には、1つの作動部連通口に対する高圧側と低圧側の連通の切換えに、上記中間圧を流通路に導入することが機能的に付加されるので、1つの作動部連通口に対して低圧側連通口,中間圧連通口,高圧側連通口の順で各連通口を連通させることができる。
【0036】
このため、作動部連通口に高圧の作動ガスを供給する前に、中間圧連通口から中間圧力の作動ガスを、例えば中圧バッファタンクから作動部連通口に供給して、冷凍機側の作動ガス圧を予備的に昇圧させ、その後、高圧の作動ガスを冷凍機へ供給することができる。したがって、高圧の作動ガスを圧縮機から供給するような場合には、圧縮機にかかる負荷を軽減することができて、効率の高い圧縮機の動作がえられる。同時に、圧縮機の小型化のためにも有効である。このようにして、作動ガスの圧力制御が効果的になされる冷凍機がえられる。
【0037】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0038】
図1は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの一実施の形態を示す。このロータリーバルブ9は、両端が閉塞された円筒状のハウジング10内に中空の回転部材(以下、ローターともいう)11が上記ハウジング10の内面に摺動しながら回転できるように同軸状に挿入されている。上記ハウジング10の周壁にハウジング10のほぼ直径方向に高圧側連通口12と低圧側連通口13があけられている。また、作動部連通口14はハウジング10の中心軸(回転部材11の回転軸)方向に開口させてある。
【0039】
回転部材11には、閉断面形状とされて上記作動部連通口14と連通する流通路28が形成されている。流通路28は、回転部材11を中実の円柱部材で構成し、その回転軸方向に通路孔をあけても良いが、ここでは上記のように中空のパイプ材を用いてその内部空間を流通路28としている。回転部材11の両端には円盤状のスラストベアリング29,30が配置され、片方のスラストベアリング29に密着した状態で端蓋31がハウジング10の端部内側に圧入されている。上記作動部連通口14は、これらのスラストベアリング29や端蓋31にあけた通口により構成されている。
【0040】
一方、このローター11には、上記流通路28とローター11の外側を連通する状態ですなわちローター11の肉厚を貫通する状態で、高圧側流路15と低圧側流路16があけられている。これらの高圧側流路15,低圧側流路16はローター11の直径方向にあけた通常のポートの状態で構成するのが適当である。高圧側流路15は、ローター11の回転により流通路28と高圧側連通口12とを連通状態とし、低圧側流路16は、ローター11の回転により流通路28と低圧側連通口13とを連通状態とし、これらの両連通状態を非同期状態で交互に成立させるように高圧側流路15と低圧側流路16との開口位置が設定してある。
【0041】
上記作動部連通口14は、円筒状のハウジング10に軸方向に開口させてあるので、作動部連通口14が、回転部材11の回転軸方向に延びている上記流通路28と同じ方向に配置されることから、作動ガスの流通抵抗を可及的に少なくした状態で作動部連通口14の配置が可能となる。さらに、作動部連通口14の開口方向が円筒状のハウジング10の軸方向であるから、ハウジング10に冷凍機の蓄冷管20やパルス管21等を直結させる場合に、好都合である。
【0042】
上記高圧側流路15と低圧側流路16との開口位置は、図1(B)(C)に示すように、回転部材11の回転方向にずらして両流路15,16間に位相差が付与してある。こうすることにより、高圧側流路15による高圧側連通口12と流通路28との連通状態と、低圧側流路16による低圧側連通口13と流通路28との連通状態とが交互に成立するのである。したがって、それに同期して、高圧側連通口12と作動部連通口14との連通状態と低圧側連通口13と作動部連通口14との連通状態が成立するのである。
【0043】
上記回転部材11の1回転当たりの高圧側と低圧側との切換えを交互に行いかつ複数化するために、一対の高圧側流路15と低圧側流路16で「組」を構成し、この組が複数組配置されている。図1の場合は、同図(B)や(C)に示したように、上記組が4組配置されている。同図(A)のB−B断面である(B)に示すように、4つの高圧側流路15が90度間隔で形成され、また、(A)のC−C断面である(C)に示すように、4つの低圧側流路16が90度間隔で形成されている。そして、隣合う高圧側流路15と低圧側流路16は45度間隔とされている。なお、同図(A)は側面図であるために4組すべては図示されていない。
【0044】
上記ハウジング10の端部には駆動モータ17が取り付けられ、その回転出力でローター11が回転するようになっている。
【0045】
上記ローター11が1回転すると、作動部連通口14に対する高圧側と低圧側の連通が8回切換えられることとなる。このようにローター11の1回転で作動部連通口14に対する高圧流と低圧流とが8回切換えられ、後述のパルス数で8パルスが確保される。
【0046】
上記高圧側連通口12と流通路28との連通状態並びに低圧側連通口13と流通路28との連通状態に気密保持を行わせるシール部材26が設けられている。このシール部材26は、例えば、シート状の合成樹脂材料で環状の形状とされたものがハウジング10の内周面に配置してある。このシール部材26は回転部材11の外周面に配置してもよい。
【0047】
上記シール部材26により、高圧ガスの連通状態と低圧ガスの連通状態がそれぞれ確実に気密状態とされる。したがって、冷凍機18の上記作動部22に高圧ガスを供給したり、作動部22から低圧ガスを還流等させたりするときに、ガス漏れ等の異常を確実に回避することができる。さらに、回転部材11とハウジング10との摺動部における発熱量が著しく減少するので、シール部材26への熱的影響が大幅に緩和され、シール部材26の耐久性を向上させることができる。また、シール部材26の熱的環境が改善されるので、シール部材26の材質を変更して、原価低減をはかることが可能である。
【0048】
上記流通路28が、回転部材11の回転軸方向に延びる空間の状態で形成されているので、回転部材11の形状的特質すなわち長尺性のある構造物の内部に上記空間を形成しているので、作動ガスを流通させる通路構造が簡単な構成で確保できる。
【0049】
図1(D)は、作動部連通口14をハウジング10の周壁側に開口させた場合である。ハウジング10の内周面に円周方向の環状溝32が形成され、この環状溝32から分岐したような状態で作動部連通口14がハウジング10の周壁側に開口させてある。回転部材11には円周方向に並んだ状態で複数の通孔33があけられ、流通路28は通孔33を経て上記環状溝32に連通している。
【0050】
このような作動部連通口14の開口位置を選定することにより、近隣の関連部材との関係において配管に自由度をもたせることができる。あるいは、上記高圧側連通口12,低圧側連通口13,作動部連通口14を、回転部材11の回転軸に沿って略1直線上に列設することができるので、各配管を整然と並べてハウジング10に接続することができて、配管の取りまわしが良好になり、併せてロータリーバルブ9の構造簡素化にとっても有効である。さらに、各連通口12,13,14が上記のように列設されているので、回転部材11側の高圧側流路15や低圧側流路16が上記各連通口を通過するタイミングをそろえることが行いやすくなり、切換えタイミングの制御が容易になる。また、1直線上に各連通口12,13,14をあけるものなので、ハウジング10や回転部材11の機械加工等が簡素化され、製造原価の面でも有利である。
【0051】
以上に述べてきたロータリーバルブの切換え動作は、高圧流と低圧流とが交互に切換えられる場合を例示しているが、例えば、図1(E)に示すように、高圧側流路15が4個あけられ、低圧側流路16が2個あけられた構造とすることにより、高圧流→高圧流→低圧流のような切換えを行うこともでき、必ずしも高圧流と低圧流との交互切換えに限られるものではない。したがって、高圧流と低圧流とが別々に確保されることが重要であり、高・低圧の切換え順序は冷凍機の動作のさせ方によって適宜選定されるものである。なお、上記のような高圧流→高圧流→低圧流のサイクルは、図1に示す場合であれば、高圧側流路15が2回連続して高圧流の流れを成立させているあいだは、低圧側流路16による低圧流の流れを休止させ、高圧流が2連続した後に高圧流の流れを休止させて低圧流の流れを成立させる。このような動作順序は、ローター11にあけられる高圧側流路15と低圧側流路16の開口位置を適宜選択することにより、適宜実施することができる。
【0052】
また、図1(E)に示すように、2つの高圧側流路15と1つの低圧側流路16から「組」を形成し、この組を複数組配置して回転部材11が1回転する間の切換えサイクル数を複数化することもできる。同図では、高圧側流路15が4個、低圧側流路16が2個あけられ、上記「組」が2組設けられている。
【0053】
つぎに、上記ロータリーバルブ9と冷凍機との関係について説明する。
【0054】
図2以降に示されている冷凍機18はパルス管冷凍機であり、これは、上記作動ガスを圧縮する圧縮機19と、上記圧縮機19からの作動ガスが供給される蓄冷管20とこの蓄冷管20に連通しているパルス管21を備えた作動部22と、上記パルス管21に連通される高圧バッファタンク23A,低圧バッファタンク23B等で構成されている。そして、低温熱交換器であるコールドエンド24は、上記作動部22の一部を形成するものとして、上記蓄冷管20とパルス管21とのあいだに配置されている。なお、図示していないが、コールドエンド24と目的箇所とを冷却用導管等で熱的に連結させて、目的箇所の冷却がなされる。
【0055】
図2においては、圧縮機19と蓄冷管20とのあいだにロータリーバルブ9が配置されている。また、同様にパルス管21と両バッファタンク23A,23Bとのあいだにロータリーバルブ9が配置されている。ここでは、両ロータリーバルブ9,9は、同じ構造のものとされているが、後述の作動説明のように、高圧側と低圧側の作動部連通口14に対する切換えタイミング(両バルブ9,9の切換え位相)は異なっている。この切換えタイミングを所定どおりにするために、図示していないが、両ロータリーバルブ9,9の駆動モータ17,17の回転制御手段が設けられている。
【0056】
図2に示した実施の形態は、管形状の作動部22にロータリーバルブ9,9が直列的に接続されている場合であり、ロータリーバルブ9,9の端部がそれぞれ蓄冷管20とパルス管21に直結されている。すなわち、管形状のロータリーバルブ9,9と同様な管形状の蓄冷管20やパルス管21が、管を接続するような状態で一体化されている。
【0057】
このような接続構造により、冷凍機18とロータリーバルブ9,9がユニット化されたような状態になり、装置全体としてコンパクトにまとまる。したがって、狭い箇所に冷凍機18とロータリーバルブ9,9を配置することができて、他の周辺機器等の配置が行いやすくなる。このような一体化は、ロータリーバルブの発熱が問題にならない程度に抑制されていることにより、実現している。
【0058】
さらに、作動部22と断面円形のロータリーバルブ9,9とが1軸線上に真直ぐに配列されたような接続構造体となるので、接続ユニットとして細長い形態となる。したがって、このような接続ユニットの配置に当たっては細長い空間部を準備するだけでよく、近隣の関連部材への干渉等が少なくて済む。また、上記の直列的な接続により、接続箇所における内部通路は真直ぐな状態になるので、接続部における作動ガスの流路抵抗を実質的に問題にならないレベルにすることができ、さらには作動ガスの乱流を少なくすることにおいても有利である。
【0059】
図2の装置全体において、初期状態では、ロータリーバルブ9,9の各ローター11,11は初期の回転位置に停止していて、パルス管21は圧縮機19の低圧側と同圧になっている。この状態から、圧縮機19の運転と、駆動モータ17,17による両ロータリーバルブ9,9の切換え動作とが開始され、冷凍機は作動状態となる。
【0060】
まず最初に、高圧バッファタンク23Aがロータリーバルブ9を経てパルス管21に連通すると、図2(A)に示したように、高圧バッファタンク23A内の高圧ガスがパルス管21内に流入し、パルス管21のガス圧は高圧バッファタンク23Aの圧力近くまで上昇する。
【0061】
つぎに、両ロータリーバルブ9,9が回転して、図2(B)に示すように、圧縮機19の高圧側が高圧管12A,ロータリーバルブ9,蓄冷管20,コールドエンド24,パルス管21,ロータリーバルブ9を経て高圧バッファタンク23Aに連通する。このときの圧縮機19からの高圧ガスは高圧バッファタンク23Aのガス圧よりも高くなっているので、パルス管21に流入した高圧ガスは高圧バッファタンク23Aに流入する。
【0062】
ついで、ロータリーバルブ9,9が切換えられると、図2(C)に示すように、パルス管21の作動ガスが低圧バッファタンク23Bに流入するため、パルス管21内のガス圧が低圧バッファタンク23Bの圧力まで低下する。すなわち、パルス管21内の高圧であった作動ガスが低圧バッファタンク23Bの圧力まで低下するので、この過渡期に作動ガスが膨張し温度降下をなしてパルス管21のコールドエンド24側を冷却し、寒冷発生がなされる。
【0063】
さらに、ロータリーバルブ9,9が切換えられると、図2(D)に示すように、低圧バッファタンク23Bがロータリーバルブ9,冷凍機18,ロータリーバルブ9,低圧管13Aを経て圧縮機19の低圧側に連通される。これにより、パルス管21で膨張した作動ガスが圧縮機19の低圧側に排出されるとともに、低圧バッファタンク23Bの低圧ガスがパルス管21に流入する。
【0064】
以上に述べたような作動によって1サイクルが終了し、ロータリーバルブ9,9の継続的な切換え動作により、作動ガスは連続的に冷凍作用を続行する。
【0065】
上述のような作動を行うために、両ロータリーバルブ9,9の切換えタイミングすなわち切換え位相が設定されている。そして、両ロータリーバルブ9,9における作動部連通口14に対する切換えは、複数の組をなしている高圧側流路15と低圧側流路16が順次高圧側連通口12や低圧側連通口13に合致して、高圧側連通口12と作動部連通口14との連通状態と、低圧側連通口13と作動部連通口14との連通状態とを交互に成立させるので、回転部材11が1回転するあいだに上記作動ガスの膨張・温度降下が組の数だけ実行される。したがって、ロータリーバルブ9,9に異常発熱が起こらない程度に回転部材11の回転速度を高めることにより、上記膨張・温度降下が頻繁に行われて、冷凍能力がロータリーバルブ9,9の熱的弊害を伴わずに向上する。
【0066】
すなわち、流通路28が回転部材11に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路28の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材11の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材11の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材11の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブ9の表面温度を低くして、ロータリーバルブ9と冷凍機18の一体化や接近させた配置等が実現する。さらに、上記高圧側流路15と低圧側流路16の開口位置を選定することにより、上記切換えのサイクルを最適化することができる。
【0067】
上記回転部材11には、閉断面形状の流通路28と、この流通路28を高圧側連通口12や低圧側連通口13に連通させる高圧側流路15や低圧側流路16とが形成されている。このような部品は、中空の部材の内部空間を流通路28とし、外側から孔をあけて高圧側流路15や低圧側流路16を形成することができるので、製作が簡単で原価的にも有利である。また、回転部材11は上記のような構造物であるので、高圧側流路15と低圧側流路16との開口位置を所定の箇所に正確に形成することができて、作動ガスの切換え精度を高めることができる。
【0068】
上記の実施の形態では、上記ロータリーバルブ9,9が、圧縮機19と蓄冷管20とのあいだおよびバッファタンク23A,23Bとパルス管21のあいだの両方に配置されているが、これを片側だけにすることもできる。こうすることにより、熱的問題が厳密に問われる側の箇所にだけ上記ロータリーバルブ9を配置し、他の側においては構造の簡素化を図ることができる。
【0069】
図3は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの第2の実施の形態である。図2に示す実施の形態は、作動部22に両ロータリーバルブ9,9が直結されている場合であるが、この第2の実施の形態は、上記のような直結構造ではなく、ロータリーバルブ9と蓄冷管20とが連通管14Aで接続され、パルス管21とロータリーバルブ9とが連通管21Aで接続されている。このように連通管14A,21Aを採用することにより、ロータリーバルブ9,9や作動部22の配置箇所の選定に自由度をより高く持たせることができる。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。また、作用効果の面においても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0070】
図4は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの第3の実施の形態である。図2および図3に示した実施の形態のバッファタンクは、高圧バッファタンク23Aと低圧バッファタンク23Bに分離されているが、この実施の形態では単一のバッファタンク23とされている。このような単一のバッファタンク23にパルス管21に対応させた蓄圧機能と減圧機能を果たすために、連通管21Aに絞り弁(オリフィス)25が配置されている。このような絞り弁25により、上記高圧バッファタンク23Aと低圧バッファタンク23Bと略同等の作用が、バッファタンク23においてえられる。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。また、作用効果の面においても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0071】
図5は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの第4の実施の形態である。この実施の形態は、図2および図3に示した2つのロータリーバルブ9,9を一体化したものである。
【0072】
図5において、右側のロータリーバルブ9が圧縮機19と蓄冷管20のあいだに配置され、左側のロータリーバルブ9が高低圧バッファタンク23A,23Bとパルス管21とのあいだに配置されている。ハウジング10の中央部にギヤボックス34がハウジング10と一体的に設けられ、そこに収容した被動ギヤ35に一方の回転部材11と他方の回転部材11が結合されている。駆動モータ17のピニオン36で被動ギヤ35が回転させられると、回転部材11が回転し、ロータリーバルブ9,9としての切換え動作が実行される。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0073】
上記の構成により、回転部材11の内部に流通路28を有する両ロータリーバルブ9,9が一体化されるので、作動部22の片側にロータリーバルブ9,9を集約することができ、装置全体としてのまとまりがコンパクトになる。また、1つの駆動モータ17で動作させるので、構造簡素化にとって有効である。同時に、圧縮機19と蓄冷管20とのあいだおよびバッファタンク23A,23Bとパルス管21のあいだにおける作動ガス流の切換えが、一体化されたロータリーバルブにより、定められた順序にしたがって規則正しく行われて、信頼性の高い冷凍機の作動がえられる。すなわち、両ロータリーバルブ9,9の位相関係が正確に設定できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0074】
また、上記のような完全な一体化ではなく、周辺の関連部材との関係等でロータリーバルブ9と冷凍機18とを接近させることも可能である。例えば、ロータリーバルブ9と冷凍機18とが接近した関係にある別々の部材に取付けられている場合が挙げられる。
【0075】
さらに、以上に述べたロータリーバルブ9が装備された冷凍機を使用することにより、上記流通路28が回転部材11に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路28の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材11の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材11の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材11の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機18の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブ9の表面温度を低くして、ロータリーバルブ9と冷凍機18の一体化や接近させた配置等が実現する。さらに、上記高圧側流路15と低圧側流路16の開口位置を選定することにより、上記切換えのサイクルを最適化することができる。上記のようにして、特に、小型化された冷凍機において高い冷凍能力を発揮させることができて有利である。
【0076】
また、ロータリーバルブ9の熱的問題が実質的に解消されているので、上記冷凍機18にロータリーバルブ9を一体化させたり、ロータリーバルブ9を冷凍機18に接近させて配置したりすることができ、装置全体としてのスペースを小さくすることができる。
【0077】
上記各実施の形態における冷凍機18は、上記作動ガスを圧縮する圧縮機19と、上記圧縮機19からの作動ガスが供給される蓄冷管20とこの蓄冷管20に連通しているパルス管21を備えた作動部22と、上記パルス管21に連通されるバッファタンク23等とを含んで構成されているが、他の冷凍機の形態としては、パルスチューブのみを有し、冷却された冷媒ガスを直接に被冷却空間または被冷却物に供給するパルスチューブ冷凍機、すなわち、パルスチューブエキスパンダのように、蓄冷管20を装備させずに冷却動作が行えるようにした形式のもの、またはバッファタンク23を装備させずに冷却動作を行うものや、バッファタンクのかわりに圧縮機を設けた形式のもの等も本発明の対象とすることができる。
【0078】
上記の各実施の形態では、高圧側連通口12,低圧側連通口13,作動部連通口14がハウジング10の円筒面に形成され、高圧側流路15,低圧側流路16が回転部材11の外周面に形成されているが、これらの構造をハウジング10や回転部材11の平たい端面に形成して、同様の作用効果をえることもできる。
【0079】
図6は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの第5の実施の形態であり、図7は、本実施の形態のロータリーバルブの作動順序を示す冷凍機全体の作動図である。
【0080】
先に説明した実施の形態では、切換えられる作動ガスが低圧ガスと高圧ガスであったが、この実施の形態では、高低両ガス圧のあいだに中間圧の作動ガスが存在している。
【0081】
すなわち、高圧側連通口12,低圧側連通口13と同列となるように、ハウジング10に中間圧連通口37があけられ、そこに中圧管37Aが接続されている。上記流通路28とローター11の外側を連通する状態ですなわちローター11の肉厚を貫通する状態で、中間圧流路38があけられている。この中間圧流路38はローター11の直径方向にあけた通常のポートの状態で構成するのが適当である。
【0082】
図6に示すように、ローター11にあけられた高圧側流路15と低圧側流路16とは、前述のように「組」を構成しており、この組に中間圧流路38が複合されて「複合組」が構成されている。中間圧流路38は45度間隔で8個あけられており、各流路の回転方向の位相角は、図6(C)に図示した低圧側流路16に対して(D)の中間圧流路38は22.5度、また、低圧側流路16に対する(B)の高圧側流路15は前述のように45度である。
【0083】
上記のような位相角をもって、高圧側流路15と低圧側流路16および中間圧流路38が「複合組」を構成し、この複合組が複数配置されている。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0084】
図6、とくに同図の(B)(D)(C)にしたがって、ロータリーバルブ9の切換え動作を説明する。図示の状態は、低圧側連通口13に低圧側流路16が連通し、中間圧流路38は低圧側流路16から22.5度ずれた位置で中間圧連通口37と不連続となり、高圧側流路15も低圧側流路16から45度ずれて高圧側連通口12と不連続になっている。
【0085】
ここで、駆動モータ17の動作でローター11が回転(回転方向はどちらでもよい)を開始すると、22.5度の回転角のところで中間圧連通口37と中間圧流路38が連通して、中間圧力の作動ガスが流通路28から作動部連通口14へ供給される。これにより、冷凍機18は予備的に昇圧される。このときには、高圧側連通口12と高圧側流路15はまだ連通していない。
【0086】
ついで、ローター11の回転がさらに22.5度進んで中間圧連通口37が閉じられてから高圧側連通口12が高圧側流路15に連通すると、高圧の作動ガスが流通路28から作動部連通口14へ供給される。これにより、冷凍機18の予備的な昇圧はさらに促進される。このときには、低圧側連通口13はまだ閉じられたままである。
【0087】
ローター11の回転がさらに22.5度進んで、高圧側連通口12と高圧側流路15との連通が遮断されると、今度は再び中間圧連通口37と中間圧流路38との連通が成立し、さらにローター11が22.5度回転して図示の初期の状態にもどる。上記のような切換え動作は、ローター11が45度回るあいだに1サイクルが実行され、1回転で4サイクルの切換え動作がえられる。すなわち,上記複合組が4組配置されていることになる。
【0088】
上記のような昇圧とそれに連続する降圧は、図8に示したガス圧とローター11の回転角の関係を参考にすると、理解しやすくなる。
【0089】
上記の構成および作動により、1つの作動部連通口14に対する高圧側と低圧側の連通の切換えに、上記中間圧を流通路に導入することが機能的に付加されるので、1つの作動部連通口14に対して低圧側連通口13,中間圧連通口37,高圧側連通口12の順で各連通口を流通路28に連通させることができる。
【0090】
このため、作動部連通口14に高圧の作動ガスを供給する前に、中間圧連通口37から中間圧力の作動ガスを、例えば中圧バッファタンク23Cから作動部連通口14に供給して、冷凍機18側の作動ガス圧を予備的に昇圧させ、その後、高圧の作動ガスを冷凍機18へ供給することができる。したがって、高圧の作動ガスを圧縮機19から供給するような場合には、圧縮機19にかかる負荷を軽減することができて、効率の高い圧縮機19の動作がえられる。同時に、圧縮機19の小型化のためにも有効である。
【0091】
図7は、図6に示したロータリーバルブ9の動作順序を示す作動図である。ここでは、図6(A)に示すように、中間圧連通口37に連通させた中圧バッファタンク23Cが配置されている。そして、圧縮機19と蓄冷管20とのあいだに配置されているロータリーバルブ9と各バッファタンク23A,23B,23Cとパルス管21とのあいだに配置されているロータリーバルブ9は、図7に示すように、別々のバルブユニットとされ駆動モータ17,17で個々に動作するようになっており、両ロータリーバルブ9,9の切換えタイミング(作動回転位相)は、図2の場合と同様に、回転制御手段が別に設けられている。
【0092】
図7(A)は、低圧バッファタンク23Bがパルス管21に連通しているとともに、圧縮機19の低圧管13Aが蓄冷管20に連通し、冷凍機18の内部は最も低圧となっている。つぎに、圧縮機19と蓄冷管20との連通が遮断され、中圧バッファタンク23Cがパルス管21に連通されて、(B)の状態になる。この状態では、中圧バッファタンク23Cからの作動ガス圧で冷凍機18が予備的に昇圧されている。さらに、この状態から高圧バッファタンク23Aに切換えられて(C)の状態になると、高圧バッファタンク23Aからの作動ガス圧で上記の予備的な昇圧がさらに促進される。
【0093】
その後、圧縮機19の高圧管12Aが蓄冷管20に連通されると、(D)の状態になり、冷凍機18内のガス圧は最も高圧になり、高圧バッファタンク23Aに高圧ガスが蓄圧される。ついで、圧縮機19と蓄冷管20との連通を遮断し、高圧バッファタンク23Aから中圧バッファタンク23Cに切換えると、(E)の状態になり、冷凍機18の高圧ガスは中圧バッファタンク23Cへ引っ張られ、作動ガスは蓄冷管20からパルス管21へ流入する。それから、中圧バッファタンク23Cから低圧バッファタンク23Bに切換えると、(F)の状態になり、冷凍機18内部の高圧作動ガスが低圧バッファタンク23Bの圧力まで低下するので、この過渡期に作動ガスが断熱膨張をして、パルス管21のコールドエンド24側を冷却し、寒冷発生がなされる。
【0094】
そして、再び(A)の状態にもどって、つぎのロータリーバルブの動作サイクルに移行し、この動作サイクルが継続的に反復される。
【0095】
したがって、作動部連通口14に高圧の作動ガスを供給する前に、中間圧連通口37から中間圧力の作動ガスを、中圧バッファタンク23Cから作動部連通口14に供給して、冷凍機18側の作動ガス圧を予備的に昇圧させ、その後、高圧の作動ガスを圧縮機19から冷凍機18へ供給し、圧縮機19にかかる負荷を軽減することができて、効率の高い圧縮機19の動作がえられる。同時に、圧縮機19の小型化のためにも有効である。
【0096】
上記図7の動作において、(E)で中圧バッファタンク23Cを開き、その後から(F)で低圧バッファタンク23Bを開くため、熱交換部(コールドエンド24)で冷やされた作動ガスをより多くパルス管21に流入させることが可能となり、断熱膨張をさせるガス量が増えて、発生冷熱量が増大する。
【0097】
図8は、本発明の冷凍機用ロータリーバルブの第6の実施の形態である。この実施の形態は、中間ガス圧が2段階になっている形式のものである。したがって、図8(A)に示すように、2つの中間圧連通口39,40がハウジング10にあけられ、それぞれに中圧管39A,40Aが接続されている。
【0098】
各中間圧連通口39,40にそれぞれ連通する中間圧流路41,42は、低圧側流路16や高圧側流路15と同様にローター11を貫通させた状態で形成されている。(A)の円形で示した図形は、各連通口13,39,40,12の部分の断面図であり、各流路16,41,42,15の回転位相角で見た配置関係を図解している。そして、各流路16,41,42,15は30度間隔で設定された所定の位置に配置されている。
【0099】
また、円形図の右側にはガス圧と回転角との関係が、各流路16,41,42,15に対応させて図示され、棒グラフの高さがガス圧を示している。したがって、ローター11の回転角がゼロで低圧側流路16が開いているときには、低圧状態であり、ローター11が30度回ると中間圧流路41が中間圧連通口39に連通して第1中間ガス圧が流通路28から作動部連通口14へ導入される。同様にして、中圧バッファタンク23Dからの第2中間ガス圧が、ローター11の60度回転位置で作動部連通口14へ導入される。つぎに、ローター11が90度回ったところで高圧バッファタンク23Aからの高圧ガスが作動部連通口14に導入される。
【0100】
その後、ローター11の回転により、上記の順序とは逆に、ローター11の120度位置で第2中間ガス圧が、150度位置で第1中間ガス圧が導入され、180度位置で23Bからの低圧ガスの導入が図られて、1つのサイクルが完了する。
【0101】
なお、両中圧バッファタンク23C,23Dは、先に開く方が後から開くものより低い圧力とされている。また、図8(B)に示した符号43は、中間圧連通口39から円周方向に延びる延長溝であり、こうすることにより中間圧連通口39と中間圧流路41との連通時間が長くなり、中圧バッファタンク23Cからの作動ガス供給量を増加することができる。棒グラフの鎖線図示の箇所がこの増加量を示している。上記の延長溝43は、他の連通口13,12等に配置してもよい。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0102】
上記構成により、予備的な昇圧が2段階にわたってなされるので、段階的に徐々に昇圧させて、一気に所定圧力に到達させることなく、圧縮機19の負荷を軽減させて確実な昇圧がなされる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0103】
上記図8に示した実施の形態では、2段階の昇圧であるが、これを3段階あるいは4段階に増やすことも可能である。
【0104】
本発明の冷凍機としては、上記高圧側連通口12と低圧側連通口13に加えて1つまたは2つ以上の中間圧連通口37および39,40がハウジング10に設けられ、上記中間圧連通口37および39,40と上記流通路28とを連通させる1つまたは2つ以上の中間圧流路38および41,42が上記高圧側流路15と低圧側流路16に加えて上記回転部材11に設けられ、上記中間圧流路38および41,42は、流通路28と中間圧連通口37および39,40との連通状態を成立させるようになった冷凍機用ロータリーバルブ9を備えているので、1つの作動部連通口14に対する高圧側と低圧側の連通の切換えに、上記中間圧を流通路に導入することが機能的に付加され、1つの作動部連通口14に対して低圧側連通口13,中間圧連通口37および39,40,高圧側連通口12の順で各連通口を連通させることができる。
【0105】
このため、作動部連通口14に高圧の作動ガスを供給する前に、中間圧連通口37および39,40から中間圧力の作動ガスを、例えば中圧バッファタンク23C,23Dから作動部連通口14に供給して、冷凍機18側の作動ガス圧を予備的に昇圧させ、その後、高圧の作動ガスを冷凍機18へ供給することができる。したがって、高圧の作動ガスを圧縮機19から供給するような場合には、圧縮機19にかかる負荷を軽減することができて、効率の高い圧縮機19の動作がえられる。同時に、圧縮機19の小型化のためにも有効である。このようにして、作動ガスの圧力制御が効果的になされる冷凍機がえられる。
【0106】
また、本発明は、小型化された冷凍機だけではなく、大型の冷凍機を対象にして実施することも可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、本発明の冷凍機用ロータリーバルブによれば、上記流通路が回転部材に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。さらに、上記高圧側流路と低圧側流路の開口位置を選定することにより、上記切換えのサイクルを最適化することができる。
また、上記のように作動部連通口の開口位置を選定することにより、近隣の関連部材との関係において配管に自由度をもたせることができる。例えば、上記高圧側連通口,低圧側連通口,作動部連通口を、回転部材の回転軸に沿って略1直線上に列設することができるので、各配管を整然と並べてハウジングに接続することができて、配管の取りまわしが良好になり、併せてロータリーバルブの構造簡素化にとっても有効である。さらに、上記のように各連通口を列設させると、回転部材側の高圧側流路や低圧側流路が上記各連通口を通過するタイミングをそろえることが行いやすくなり、切換えタイミングの制御が容易になるとともに、ハウジングや回転部材の機械加工等が簡素化され、製造原価の面でも有利である。
【0108】
上記回転部材には、閉断面形状の流通路と、この流通路を高圧側連通口や低圧側連通口に連通させる高圧側流路や低圧側流路とが形成されている。このような部品は、中空の部材の内部空間を流通路とし、外側から孔をあけて高圧側流路や低圧側流路を形成することができるので、製作が簡単で原価的にも有利である。また、回転部材は上記のような構造物であるので、高圧側流路と低圧側流路との開口位置を所定の箇所に正確に形成することができて、作動ガスの切換え精度を高めることができる。
【0109】
上記低圧側流路と上記高圧側流路からなる組が複数組配置されていることにより、複数の組からなる上記高圧側流路と低圧側流路が、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態を交互に成立させるので、これに同期して高圧側連通口と作動部連通口との連通状態と低圧側連通口と作動部連通口との連通状態との切換えがなされる。この切換えは、上記「組」が複数組配置されていることにより、上記回転部材の1回転当たりの高圧側と低圧側との切換えが複数化(最低4回)される。したがって、上記組数を、冷凍機の冷凍能力や回転部材の回転速度による発熱の程度等を勘案して設定することにより、回転部材の回転速度を可及的に低下させて作動ガスの高低圧切換えを頻繁に行うことができ、前述の摩擦熱が異常高温になることが回避できる。
【0110】
さらに、本発明の冷凍機によれば、上記流通路が回転部材に閉断面形状の形態で設けられているとともに、流通路の流路面積は作動ガスの所要の流量を確保できる範囲まで小さくすることができるので、ガス流量を確保したうえで回転部材の小径化を行うことができる。したがって、回転動作時の回転部材の周速が上記小径化により低くなり、これに伴って摺動部からの摩擦熱も少なくなり、発熱量を可及的に低くして回転部材の回転速度を高めることができる。この結果、作動ガスの温度を下げて冷凍機の冷凍能力を高めたり、ロータリーバルブの表面温度を低くして、ロータリーバルブと冷凍機の一体化や接近させた配置等が実現する。さらに、上記高圧側流路と低圧側流路の開口位置を選定することにより、上記切換えのサイクルを最適化することができる。上記のようにして、特に、小型化された冷凍機において高い冷凍能力を発揮させることができて有利である。
また、上記のように作動部連通口の開口位置を選定することにより、近隣の関連部材との関係において配管に自由度をもたせることができる。例えば、上記高圧側連通口,低圧側連通口,作動部連通口を、回転部材の回転軸に沿って略1直線上に列設することができるので、各配管を整然と並べてハウジングに接続することができて、配管の取りまわしが良好になり、併せてロータリーバルブの構造簡素化にとっても有効である。さらに、上記のように各連通口を列設させると、回転部材側の高圧側流路や低圧側流路が上記各連通口を通過するタイミングをそろえることが行いやすくなり、切換えタイミングの制御が容易になるとともに、ハウジングや回転部材の機械加工等が簡素化され、製造原価の面でも有利である。
【0111】
また、ロータリーバルブの熱的問題が実質的に解消されているので、上記冷凍機にロータリーバルブを一体化させたり、ロータリーバルブを冷凍機に接近させて配置したりすることができ、装置全体としてのスペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の冷凍機用ロータリーバルブを示す断面図である。
【図2】上記実施の形態の全体図と動作順序を示す作動図である。
【図3】第2の実施の形態を示す全体図である。
【図4】第3の実施の形態を示す全体図である。
【図5】第4の実施の形態を示す全体図である。
【図6】第5の実施の形態を示す断面図である。
【図7】上記第5の実施の形態の作動順序を示す全体図である。
【図8】第6の実施の形態を示す断面図と動作説明図である。
【図9】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 高圧側連通口
3 低圧側連通口
4 作動部連通口
5 ローター(回転部材)
6 高圧側流路
7 低圧側流路
8 駆動モータ
9 ロータリーバルブ
10 ハウジング
11 回転部材,ローター
12 高圧側連通口
12A 高圧管
13 低圧側連通口
13A 低圧管
14 作動部連通口
14A 連通管
15 高圧側流路
16 低圧側流路
17 駆動モータ
18 冷凍機
19 圧縮機
20 蓄冷管
21 パルス管
21A 連通管
22 作動部
23 バッファタンク
23A 高圧バッファタンク
23B 低圧バッファタンク
23C 中圧バッファタンク
23D 中圧バッファタンク
24 コールドエンド,低温熱交換器
25 絞り弁
26 シール部材
28 流通路
29 スラストベアリング
30 スラストベアリング
31 端蓋
32 環状溝
33 通孔
34 ギヤボックス
35 被動ギヤ
36 ピニオン
37 中間圧連通口
37A 中圧管
38 中間圧流路
39 中間圧連通口
39A 中圧管
40 中間圧連通口
40A 中圧管
41 中間圧流路
42 中間圧流路
43 延長溝

Claims (18)

  1. ハウジングに作動ガスの高圧側連通口と低圧側連通口と作動部連通口が設けられ、ハウジング内で回転する回転部材によって、上記高圧側連通口と作動部連通口との連通状態および上記低圧側連通口と作動部連通口との連通状態を切換える冷凍機用ロータリーバルブであって、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記ハウジングの内周面に周方向の環状溝が形成されるとともに上記環状溝に連通するよう作動部連通口がハウジングの周壁に開口され、上記回転部材には上記環状溝と流通路を連通させる通孔が形成され、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっていることを特徴とする冷凍機用ロータリーバルブ。
  2. 上記低圧側流路と上記高圧側流路からなる組が複数組配置されている請求項1記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  3. 上記ハウジングと上記回転部材は、上記回転部材の回転軸に直交する断面の形状が円形とされている請求項1または2記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  4. 上記高圧側連通口と上記低圧側連通口は、円筒状のハウジングの周壁に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  5. 上記流通路は、上記回転部材の回転軸方向に延びる空間の状態で形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  6. 上記冷凍機は、上記作動ガスを圧縮する圧縮機と、上記圧縮機からの作動ガスが導入されて冷熱を発生させるパルス管を備えた作動部とを含んで構成されている請求項1〜のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  7. 上記冷凍機は、その作動部が、圧縮機からの作動ガスが供給されて上記パルス管と連通する蓄冷管を備えたものである請求項記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  8. 上記冷凍機は、上記パルス管に連通したバッファタンクを備えた請求項または記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  9. 上記冷凍機に一体化されている請求項1〜のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  10. 管形状の上記作動部に直列的に接続されている請求項または記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  11. 上記作動部に直結されている請求項10記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  12. 上記圧縮機と上記蓄冷管とのあいだまたは上記バッファタンクと上記パルス管のあいだの少なくともいずれかに配置されている請求項6〜11のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  13. 上記高圧側連通口と上記流通路との連通状態または上記低圧側連通口と上記流通路との連通状態に気密保持を行わせるシール部材が設けられている請求項1〜12のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  14. 上記高圧側連通口と低圧側連通口に加えて1つまたは2つ以上の中間圧連通口がハウジングに設けられ、上記中間圧連通口と上記流通路とを連通させる1つまたは2つ以上の中間圧流路が上記高圧側流路と低圧側流路に加えて上記回転部材に設けられ、上記中間圧流路は、流通路と中間圧連通口との連通状態を成立させるようになっている請求項1〜13のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  15. 上記低圧側流路,高圧側流路および中間圧流路からなる複合組が複数配置されている請求項14記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  16. 上記中間圧流路は低圧側流路と高圧側流路とのあいだに配置されている請求項1〜15のいずれか一項に記載の冷凍機用ロータリーバルブ。
  17. ハウジングに作動ガスの高圧側連通口と低圧側連通口と作動部連通口が設けられ、ハウジング内で回転する回転部材によって、上記高圧側連通口と作動部連通口との連通状態および上記低圧側連通口と作動部連通口との連通状態を切換える冷凍機用ロータリーバルブであって、上記回転部材に閉断面形状とされて作動部連通口と連通する流通路が形成され、高圧側連通口と上記流通路とを連通させる高圧側流路および低圧側連通口と上記流通路とを連通させる低圧側流路がそれぞれ回転部材に設けられ、上記ハウジングの内周面に周方向の環状溝が形成されるとともに上記環状溝に連通するよう作動部連通口がハウジングの周壁に開口され、上記回転部材には上記環状溝と流通路を連通させる通孔が形成され、上記高圧側流路と低圧側流路は、流通路と高圧側連通口との連通状態および流通路と低圧側連通口との連通状態をそれぞれ成立させるようになっている冷凍機用ロータリーバルブが装備されたことを特徴とする冷凍機。
  18. 上記高圧側連通口と低圧側連通口に加えて1つまたは2つ以上の中間圧連通口がハウジングに設けられ、上記中間圧連通口と上記流通路とを連通させる1つまたは2つ以上の中間圧流路が上記高圧側流路と低圧側流路に加えて上記回転部材に設けられ、上記中間圧流路は、流通路と中間圧連通口との連通状態を成立させるようになった冷凍機用ロータリーバルブを備えた請求項17記載の冷凍機。
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