JPWO2006070926A1 - 左官材料 - Google Patents

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Abstract

左官材料は、シラスバルーンを主材とする左官材料であり、室温又は大気温度で水に溶解し且つ室温で乾燥硬化するバインダとしてポリビニルアルコール粉末を含む粉体からなる。左官材料の粉体に水を加えて混練することにより、湿式左官材料が調製される。所望により、液状化学吸着剤が混練時に左官材料に加えられる。化学吸着剤は、シラスバルーン内に含まれ、化学吸着作用を発揮する。

Description

本発明は、左官材料に関するものであり、より詳細には、既調合の混合粉体として建設現場に供給され、混練水を添加して室温又は大気温度で現場混練することにより、壁面及び天井面に仕上げ材として塗布することができる湿式左官材料に関するものである。
建築物の内装仕上材として、セメントモルタル等の左官材料が広く実用に供されている。左官材料は、左官職人が施工面(内装仕上げ下地面)にコテ塗り可能な湿式材料として長年に亘って多くの建築物の施工に使用されてきた。代表的な左官材料として、微細な土、砂等の細骨材にセメントを混合し、これに適量の混練水を加えて混練したセメントモルタルが挙げられる。このようなセメントモルタルの他、樹脂モルタル、セルフレベリング材、合成樹脂塗床等、各種の左官材料が多くの建設現場で使用されてきた。
一般に、このような左官材料は、粉体材料として袋又は容器等に収容され、各建設現場に搬送され、左官職人によって建設現場で水と混練され、流動化した混練材料として直ちに下地面等にコテ塗りされるといった使用形態で実用されており、多くの場合、粉体と水との混合は、左官職人の経験に依存している。
近年、断熱性能、吸音性能等に優れた多様な左官材料が研究・開発されている。この種の左官材料として、シラスバルーンの粉体を骨材として含有した左官材料が知られている。例えば、特開平7−157379号公報には、セメント、シラスバルーンの微粉末、粒又は種石等を含む混合材料をSBR系合成樹脂液及び水と混練した軽量モルタル化粧材が開示されている。また、特開平6−100796号公報には、シラスバルーン、白セメント、珪砂等を含む粉体に常温架橋型合成エマルジョン樹脂液を混合してなるペースト状の塗材が記載されている。この塗材は、主として建物の外装用断熱材として使用される。
しかしながら、シラスバルーンを用いた従来の左官材料は、樹脂液等の樹脂を現場混合すべき粉体として建設現場等に供給されるので、樹脂液の計量及び混合に伴う比較的厳密な現場管理が必要とされる。このため、この種の左官材料は、セメントモルタル等の伝統的左官材料のように左官職人が粉体と水とを職人的な経験又は勘に頼って混練し、或いは、簡単な計量で粉体及び水を混練するといった簡易な現場混練作業では使用し難い。
また、粉体に混合した樹脂は、シラスバルーンのポーラス構造の目詰りを生じさせることから、シラスバルーン特有の効果(調湿効果,吸着効果、吸音効果、吸音性等)は、かなり失われる。シラスバルーンは、室内空気の臭気や、室内空気中のVOC(揮発性有機化合物、volatile organic compounds)又は内装下地材から発生するVOC等を物理吸着する作用を有するので、このような作用が損なわれることは、望ましくない。
更には、シラスバルーンを含む従来の左官材料では、これを壁面等の下地に塗布する場合、左官材料を下地面に十分に接着させるための下地処理(プライマー又はシーラーを下地面に塗布する前処理工程や、下地材に凹凸を形成して左官材料の付着性を向上させる下地処理等)が必要とされる。しかし、このような下地処理は、左官工程を煩雑化したり、或いは、比較的多くの工数及び工期を左官工事に要する結果を招く。
また、このような下地処理を行ったとしても、従来の左官材料では、天井面等の水平な見上げ面には塗布し難く、仮に塗布したとしても、仕上げ材の長期安定性又は恒久性が懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シラスバルーンを含有する左官材料として所望の吸音性、施工性、調湿性、軽量性、断熱性及び不燃性を発揮するとともに、既調合の粉体として建設現場に搬入し、樹脂液の計量及び混合等を行わずに建設現場で比較的容易に水と混練することができ、しかも、格別の下地処理を要することなく壁面又は天井面に塗布することができる湿式左官材料を提供することにある。
本発明は又、室内空気中の臭気又はVOCや、内装下地材から発生するVOC等を吸着する物理吸着作用及び化学吸着作用を効果的に発揮する左官材料を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、シラスバルーンを主材とする左官材料において、室温又は大気温度で水に溶解し且つ室温で乾燥硬化するバインダとしてポリビニルアルコール粉末を含む粉体からなり、粉体として施工現場に搬入され、施工現場において混練水と混練するだけで壁面又は天井面に塗布可能な湿式左官材料に調製されるようにしたことを特徴とする左官材料を提供する。
本発明の左官材料は、既調合の粉体として缶又は袋等に収容した状態で建設現場に搬送することができる。建設現場において適量の水を本発明の左官材料に添加し、混練するだけで、コテ塗り又はローラ塗布可能な状態の混練材料が容易に得られる。従って、上記配合の粉体原料は、左官職人が適量の水と一緒に現場混練するといった伝統的な方法で左官用混練材料を得ることができ、現場配合のための特別又は特殊な技能は、必要とされない。
本発明の左官材料は、シラスバルーンを含有する左官材料としての所望の吸音性、施工性、調湿性、軽量性、断熱性及び不燃性を発揮する。本発明の左官材料は又、既調合の粉体として建設現場に搬入し、建設現場で水と混練するだけで壁面又は天井面に塗布可能な湿式左官材料に調製される。しかも、このようにして得られた湿式左官材料は、格別の下地処理を要することなく壁面又は天井面に塗布することができる。
本発明は又、上記左官材料の粉体に水及び液状化学吸着剤を施工現場で加えて混練し、上記湿式左官材料を調製することを特徴とする左官材料調製方法を提供する。
本発明は更に、上記左官材料を乾燥硬化させた硬化体であって、化学吸着剤をシラスバルーン内に含むことを特徴とする左官材料硬化体を提供する。
本発明は又、シラスバルーンを主材とする湿式左官材料の硬化体であって、壁面又は天井面に塗布されて硬化した湿式左官材料の硬化体において、
左官材料の混練時に混合した化学吸着剤が前記シラスバルーン内に含まれることを特徴とする左官材料硬化体を提供する。
このような左官材料調製方法又は左官材料硬化体によれば、化学吸着剤の化学吸着作用がシラスバルーンの表面積拡大効果及び空気捕捉効果によって大きく向上する。従って、室内空気中のホルムアルデヒド等のVOCや、室内空気中の臭気物質等を効果的に吸着する室内壁面又は天井面を施工することができる。また、このような左官材料の塗布層又は塗膜は、内装下地材から発生するVOC等を捕捉し、吸着する。
図1は、シラスバルーンの中空構造を概略的に示す部分断面正面図である。
図2は、シラスバルーンの顕微鏡写真である。
図3は、シラスバルーンの顕微鏡写真である。
図4は、本発明の左官材料の断熱・遮熱試験の試験結果を示す線図(図4(A))と、断熱・遮熱試験の方法を示す概略断面図(図4(B))である。
図5は、本発明の左官材料のホルムアルデヒド吸着試験の試験結果を示す線図である。
図6は、本発明の左官材料の混練工程を示す概略断面図である。
図7は、本発明の左官材料の施工例を示す建築物の室内部分斜視図である。
図8は、本発明の左官材料のVOC等吸着作用を原理的に示す概念図である。
図9は、本発明の左官材料に関する遠赤外線放射率の測定結果を示す線図である。
本発明の好適な実施形態によれば、上記シラスバルーンの粒径は、40〜150μmの範囲、好ましくは、70〜80μmの範囲であり、上記ポリビニルアルコール粉末は、粒状又は粉体のポリビニルアルコールと、粒状又は粉体の硫酸ナトリウムとを所定割合(例えば、ポリビニルアルコール80〜90%、硫酸ナトリウム10〜20%の割合)で混合した粉末である。
好ましくは、左官材料は、上記シラスバルーンを55容積%以上含み、上記ポリビニルアルコール粉末を4〜15容積%含む。更に好ましくは、左官材料は、無機顔料、或いは、所定粒度の天然珪石、火山灰又は軽石の表面に陶磁器用無機顔料を焼成溶着してなる着色骨材を更に含む。
上記左官材料は、好ましくは、0.35〜0.5、更に好ましくは、0.35〜0.4の硬化体比重が得られるように配合される。
好ましくは、本発明の左官材料は、温度35℃の温度条件において、波長10〜20μの帯域の遠赤外線に関し、70%以上の遠赤外線放射率を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、シラスバルーンの中空構造を概略的に示す部分断面正面図であり、図2及び図3は、シラスバルーンの顕微鏡写真である。
シラスは、日本国九州地区に広く分布した火山噴出物として知られている。シラスの化学成分は比較的安定しているが、鉱物成分や粒度組成は、その産地によってかなり相違する。ガラス質の多いシラスを選別し、乾燥させ、これを1秒以下の短時間に瞬時に約1000℃に加熱することによって、シラス粒子のガラス質を軟化させ、同時に、シラスに閉じ込められていた水分を加熱によってガス化することができ、これにより、シラスを中空状の発泡粒に改質又は改変することができる。このようなシラス特有の性質を利用して製造した中空の発泡粒として、図1〜図3に示すシラスバルーンが知られている。
シラスバルーンは、図1に示すようなポーラス構造を有し、軽量性、吸湿性、不燃性等に優れた素材として知られている。しかしながら、シラスバルーンを混合した湿式左官材料は、取扱の容易性、乾燥硬化後の強度、下地接着性、下地付着強度等において左官材料としての十分な性能を発揮し難く、他方、このような点を改善しようとすると、比較的多量の樹脂をシラスバルーン粉体と混合しなければならず、この結果、シラスバルーン特有の効果が損なわれると考えられてきた。また、このような課題をある程度まで仮に克服し得たとしても、シラスバルーンを混合した湿式左官材料をコンクリート壁面等の下地面に塗布する場合には、通常の左官材料と同様、下地のプライマー処理又はシーラー処理等を行う必要があり、このような前処理を行うことが困難な壁面(例えば、ビニールクロス貼りの壁面)や、天井面には、シラスバルーンを混合した湿式左官材料は、施工することが困難であると考えられてきた。
本発明者は、軽量性、吸湿性、不燃性等のシラスバルーン特有の利点を十分に発揮し得るとともに、良好な下地接着性又は下地付着強度を確保し、しかも、プライマー処理又はシーラー処理等の前処理を省略すべく、以下の配合を有する左官材料の粉体を調製した。
ベース粉の配合(容積%)(1)
シラスバルーン粉体 55〜80%
シラス粒 10〜25%
白セメント 3〜10%
ポリビニルアルコール粉末 5〜15%
ベース粉の配合(容積%)(2)
シラスバルーン粉体 60〜75%
シラス火山灰(1〜1.5mm粒) 15〜0%
シラス火山灰微粒粒 15〜20%
白セメント 5〜0%
メチルセルロース 1〜3%
ポリビニルアルコール粉末 4〜7%
シラスバルーンの粒径は、70〜80μmの範囲のものを使用した。ポリビニールアルコール粉末として、ポリビニールアルコール及び硫酸ナトリウムの各粉体を混合したものを使用した。このようなポリビニルアルコール粉末として、ポリビニルアルコール粉末80〜90重量%と、硫酸ナトリウム粉末10〜20重量%とを配合したものを使用し得る。
ポリビニルアルコール粉末は、通常は、70℃以上の温水に溶解するが、室温又は大気温度程度の水には溶解しない。このため、一般には、溶液の状態で取り扱われることが多い。しかしながら、粒状ポリビニルアルコールに適量の粒状硫酸ナトリウムを混合した粉末からなる上記ポリビニールアルコール粉末は、室温又は大気温度程度の水に溶解し、水の蒸発時に硬化し、脱水作用によりフィルム化し、シラスバルーンをコーティングする。しかも、ポリビニルアルコールは、バインダとして働く一方、シラスバルーンの表面を目詰りさせないと判明した。なお、このようなポリビニルアルコール粉末として、飲用錠剤(医薬)の製造に使用されるものを使用することができる。
上記ベース粉は、既調合の粉体として缶又は袋に収容した状態で建設現場に搬送することができる。建設現場において適量の水をベース粉に添加して混練することにより、コテ塗り又はローラ塗布可能な状態の混練材料が得られる。このため、上記配合の粉体原料は、通常のセメントモルタル等の如く、左官職人が適量の水と現場混練するといった伝統的な方法で左官用混練材料に調製することができる。従って、樹脂等の添加又は混合や、二液混合型左官材料等の如く、現場配合のための特別又は特殊な技能は、必要とされない。
所望により、微量の無機顔料が上記ベース粉に付加的に配合される。無機顔料は、0.3%(容積%)以下、例えば、0.15%(容積%)程度、上記ベース粉に混合される。
変形例として、カラーベース粉を上記ベース粉に付加的に配合しても良い。カラーベース粉として、粒度を揃えた天然珪石・火山灰・軽石等を素材として使用し、その表面に陶磁器用無機顔料を特殊加工し、高温窯炉にて焼成溶着してなる着色骨材を使用しても良い。このようなカラーベース粉は、耐酸性及び耐アルカリ性を有するとともに、日光・風雨等に曝露されたときに色の退色変色を生じ難い。また、このような着色骨材は、不燃性を有し、火災時にガス煙を発生させず、防耐火上の観点からも有利である。ベース粉:カラーベース粉の割合(容積比)は、1:0.05〜0.20程度に設定される。
図4(A)は、本発明の左官材料の断熱・遮熱試験の試験結果を示す線図であり、図4(B)は、断熱・遮熱試験の方法を示す概略断面図である。
断熱・遮熱試験においては、試験体として、本発明の左官材料と、ビニールクロス(比較例)とが使用された。ビニールクロスをアルミニウム板に貼着したアルミニウム板、上記左官材料を1mm厚に塗布したアルミニウム板、上記左官材料を2mm厚に塗布したアルミニウム板が用意された。アルミニウム板の面は、ヒートガンのバーナ火炎で加熱され、試験体の表面温度(ビニールクロス表面温度及び左官材料表面温度)が測定された。図4(A)に示すように、ビニールクロスの表面温度は、約60℃に達したが、本発明の左官材料の表面温度は、約40℃程度(塗厚2mm)であった。本発明の左官材料の熱伝導率は、0・06W/m・K程度であり、グラスウール(約0.1W/m・K)木材(約0.2W/m・K)、コンクリート(約1.5W/m・K)等と比べ、遥かに高い断熱・遮熱性を発揮する。
図5は、ホルムアルデヒド吸着試験の試験結果を示す線図である。
本発明の左官材料のホルムアルデヒド吸着試験結果が、ブランク(ガラス板)の試験結果とともに、図5に示されている。本発明の左官材料では、初期濃度19ppmに設定されたホルムアルデヒド濃度は、約3時間で1ppm以下に低下した。ブランク(ガラス板)のホルムアルデヒド吸着試験結果との対比より明らかなとおり、本発明の左官材料は、有効なホルムアルデヒド吸着作用を発揮する。なお、ホルムアルデヒド吸着試験は、財団法人化学物質評価研究機構において行われた。
この他、本発明者は多種の試験を行ったが、これらの試験結果によれば、本発明の左官材料は、シラスバルーンの微細な泡状構造又はポーラス構造によって優れた吸湿性及び吸音性を発揮すると判明した。また、本発明の左官材料の比重は、0.5以下(上記配合(1))又は0.35〜0.4(上記配合(2))であり、かなり軽量である。
好適に使用可能なシラスバルーンとして、以下の物性のものを例示し得る。
粘度: 5〜500μm
吸湿量: 0.08%(24時間・重量%)
熱伝導率: 0.05〜0.07kcal/m−h−℃
軟化開始温度: 約1000℃
融点: 1200〜1300℃
強度: 80〜100kg/cm(2分間静水圧をかける)
成分: SiO 75〜77%、Al 12〜14%、Fe 1〜2%、NaO 3〜4%、KO 2〜4%、lgloss 2〜5%
本発明者は、このシラスバルーンを使用し、左官材料の粉体を以下の配合で調合し、10リットルの粉状左官材料を調製した。
シラスバルーン粉体 6.00リットル
シラス粒 1.25リットル
白セメント 0.50リットル
ポリビニルアルコール粉末 0.75リットル
カラーベース粉 1.50リットル
ポリビニルアルコール粉末は、粒状ポリビニルアルコール80〜90重量%と粒状硫酸ナトリウム10〜20重量%とを配合した粉末である。なお、左官材料硬化体の比重を軽減すべく、カラーベース粉に換えて、シラス火山灰微粒粒及び無機顔料(微量)を用いても良い。
本発明者は、この粉状左官材料に適量の水を加え、現場混練した後、プライマー処理又はシーラー処理等の前処理を全く施していないコンクリート面に対して、この混練材料を塗布した。乾燥硬化後の左官材料は、コンクリート面に十分に接着し、クラック発生や、剥離等の現象は、全く観られなかった。
本発明者は又、この混練材料をビニールクロスの壁面に直に(前処理等を行わずに)塗布した。乾燥硬化後の左官材料は、ビニールクロス面に十分に接着し、コンクリート面に対する施工と同様、クラック発生や、剥離等の現象は、全く観られなかった。
本発明者は更に、下地処理を施していない天井面に上記混練材料を塗布した。軽量で、しかも、下地接着性が良好な本発明の左官材料は、天井面に良好に施工することが可能であった。
塗布後の左官材料の表面乾燥時間は、冬季においては、48時間程度であり、夏期においては、24時間程度である。左官材料が完全乾燥するには、冬季においては、塗布後4日程度を要し、夏期においては、2日程度を要する。
図6は、本実施例の粉状左官材料を水道水と現場混練する態様を示す概略断面図である。
使用において、上述のベース粉及びカラーベース粉を混合した本実施例の粉状左官材料を容器内に密封し、建設現場に搬入した後、例えば、水道水約4リットルに対して粉体10リットルを混合し、適当に水量を調節しながら、均一なペースト状態になるまで混練する。混合撹拌には、比較的低速の撹拌機を使用することが望ましい。
図7には、壁面1、天井面2及び床面3によって画成された建築物の室内斜視図が示されている。
図7に示すように、混練後の左官材料を金ゴテ、木ゴテ、パターンローラー等を用いて壁面1又は天井面2に塗布する。塗付けの際は、1〜2回、コテを塗布面(壁面1、天井面2)上で往復させながら、気泡が入らない様に内装壁面11又は内装天井面12を仕上げる。通常は、一度塗りで仕上げることができるが、所望により、二度塗りしても良い。二度塗りする場合には、一度塗りした面が乾燥した後に二度塗りを行う。シーラー処理又はプライマー処理を施すことなく、この左官材料を塗布することができる塗布面(下地面)として、例えば、石膏ボード面、モルタル面、コンクリート面、ベニヤ(木製合板)面、ビニールクロス面、ペンキ仕上面、聚楽壁面、砂壁面、繊維壁面、ALC版面等が挙げられる。好ましくは、左官材料硬化体10の厚さ(塗厚)は、5mm以下に設定される。乾燥硬化後の左官材料は、塗布面に十分に接着し、クラック発生や、剥離等の現象は、生じない。
但し、ALC等の如く吸水率の比較的高い下地の場合には、左官材料の接着性に支障はないものの、左官材料の施工面が粉っぽくなることがあり得る。このような場合には、必要に応じてシーラー処理を施すことが望ましい。なお、シーラーとして、水性シーラーを使用することが好ましい。また、左官材料を既存のペンキ面に施工する場合、ペンキとその下地面との付着の強さを確認した上で施工することが望ましく、また、チョーキング現象(白化現象)等が生じる場合には、シーラー処理が必要となろう。更には、左官材料をベニヤ面に塗布する場合、必要に応じてベニヤ面のアク止め処理が必要となる場合がある。
本発明の左官材料は、このような例外的な場合を除き、原則として、施工面のシーラー処理又はプライマー処理を全く行うことなく、施工面に塗布し得るので、左官材料として極めて有利である。殊に、ビニールクロス面に直に塗布できる左官材料は、過去に例がなく、ビニールクロス面に直に塗布できる本発明の左官材料の性質は、注目に値する。これは、本発明の左官材料が極度に軽量で、しかも、接着性が高いことに起因するものと考えられる。例えば、本発明の左官材料によれば、ビニールクロスを除去せずにビニールクロスの壁面を改修することができる。なお、長年の使用によってビニールクロスが部分的に浮き又は剥がれることがあるが、このような部分では、ステープル等をタッカー等の工具でビニールクロス面に打込み、浮いた部分又は剥がれた部分を壁面に固定した後に左官材料を塗布することが望ましい。
本発明の左官材料により仕上げた内装壁面11又は内装天井面12は、シラスバルーン特有の効果を十分に発揮する。シラスバルーンの効果として、調湿効果(室内の湿度が高いときに吸湿し、乾燥すると放湿する効果)、断熱効果(中空ポーラス構造)、吸着分解効果(有害成分、臭気等の吸着分解)、吸音効果(中空ポーラス構造)、不燃性、軽量性(シラスバルーンのカサ比重は約0.16〜0.20)などの効果が挙げられる。なお、本実施例の左官材料は、通常は、1回塗りであっても塗り垂れがなく、従って、施工工程が短縮し、手間が省けるなどの利点が得られる。
次に、本発明の左官材料の化学物質吸着効果及び遠赤外線放射効果について説明する。
空気中の物質を吸着する作用は、物理吸着と化学吸着とに大別される。ポーラス構造のシラスバルーンは、主として物理吸着作用よって空気中の臭気又はVOC等を吸着するが、物理吸着の作用は、温度、圧力等と関連した可逆変化として一般に把握される。即ち、物理吸着によって吸着物質に吸着した分子は、再放出し易い。他方、化学吸着は、一般に不可逆変化として把握され、吸着物質に吸着された空気中の臭気又はVOC等は、再放出し難い。
建材等から発生するホルムアルデヒド等のVOCを低減するための化学吸着剤として、グラフト重合高分子塗膜剤等の液状化学吸着剤が知られている。グラフト重合高分子塗膜剤として、例えば、「グラフトン」(グラフトン株式会社製品)が挙げられる。この種の化学吸着剤は、塗膜を形成するように壁面等に塗布されたときに再放散が少ない点や、吸着物質を選択的に吸着できる点などが評価され、実用化されている。しかし、このような吸着剤の作用を高めるには室内壁面等の表面積を増大しなければならず、単に刷毛等で壁体表面等に塗布した状態では、化学吸着作用に限界が生じる。
図5(ホルムアルデヒド吸着試験結果)に示す如く、本発明の左官材料は、シラスバルーンのポーラス構造によってホルムアルデヒドを物理吸着する。しかも、シラスバルーンは、高い断熱効果を発揮するので、内部温度の上昇が抑制され、ホルムアルデヒドの再放出が生じ難い。図5に符号bで示すように、ブランク(ガラス板)の場合、約25時間経過時にホルムアルデヒド濃度が上昇に転じる(再放出が開始する)のに対し、本発明の左官材料では、図5に符号aで示すように、そのようなホルムアルデヒド濃度の上昇は生じ難い(再放出し難い)。このようなシラスバルーンの物理吸着効果と、シラスバルーンのポーラス構造とを更に有効に利用すべく、グラフト重合高分子塗膜剤等の液状化学吸着剤が粉状左官材料の混練時(図6)に添加される。
図8は、液状化学吸着剤を混合した左官材料のVOC等吸着作用を原理的に示す概念図である。
図8(A)には、壁面又は天井面に施工された左官材料硬化体の表面構造が概念的に示されている。室内空気21は、表面20から硬化体のシラスバルーン22に進入する。シラスバルーン22は、ポーラス構造体内に進入した空気21を捕捉する。しかも、シラスバルーン22の内部は、大きな表面積を有し、シラスバルーン22の間には、間隙が形成される。図8(B)に示すように、シラスバルーン22の内部に付着した化学吸着剤23、或いは、シラスバルーン22の間隙に付着した化学吸着剤(図示せず)は、空気21中の臭気物質又はVOC等を効果的に化学吸着する。また、シラスバルーン22内又はシラスバルーン22間に付着した化学吸着剤は、壁面1又は天井面2の建材(下地材)から発生したVOC等(符号25)を化学吸着する。
かくして、化学吸着剤を混合した本発明の左官材料は、シラスバルーンによる物理吸着作用を発揮するとともに、シラスバルーンの表面積拡大効果及び空気捕捉効果によって高い化学吸着作用を発揮する。
本発明の左官材料は更に、遠赤外線放射作用を有する。図9には、本発明の左官材料に関する遠赤外線放射率の測定結果が示されている。
図9に示すように、本発明の左官材料の硬化体は、波長6〜22μの帯域において、80%以上の遠赤外線放射率(遠赤外線の理論上の最高値を100(黒体)とした場合の試料の放射強度の比率)を発揮することが最近の研究で判明した。これは、最高レベルの遠赤外線放射量といえる。遠赤外線の効果(血行促進等)は、周知のとおりであるが、このような高レベルの遠赤外線放射量を示す建築仕上げ材料は、過去に確認されておらず、本発明の左官材料は、遠赤外線放射の観点からも非常に有利である。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記ベース粉に配合される白セメントは、乾燥硬化後の左官材料の硬さを得るためのものであり、白セメントに代えてケイ酸ソーダ(ナトリウム)を使用しても良い。また、ポリビニルアルコールに代えて、メチルセルロースを使用することも可能である。更には、化学吸着剤として、液状の空気触媒(例えば、商品名「セルフィール」(ニチリンケミカル株式会社製品))、アルデヒド専用キャッチャー剤(例えば、商品名「ケムキャッチ」(大塚化学株式会社製品))、或いは、VOC吸着効果又は脱臭効果等を発揮する他の化学吸着剤を使用しても良い。また、化学吸着剤は、左官材料の混練時に左官材料に混合可能な液状物質であれば良く、現場搬入後に液化可能な可溶性物質であっても良い。
本発明の左官材料は、既調合の混合粉体として建設現場に供給し、混練水を添加した室温又は大気温度の現場混練によって、壁面及び天井面に塗布することができる湿式仕上げ材料であり、多種多様な建築物の内装仕上げ材として使用することができる。

Claims (12)

  1. シラスバルーンを主材とする左官材料において、
    室温又は大気温度で水に溶解し且つ室温で乾燥硬化するバインダとしてポリビニルアルコール粉末を含む粉体からなり、粉体として施工現場に搬入され、施工現場において混練水と混練するだけで壁面又は天井面に塗布可能な湿式左官材料に調製されるようにしたことを特徴とする左官材料。
  2. 前記シラスバルーンの粒径は、40〜150μmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の左官材料。
  3. 前記ポリビニルアルコール粉末は、硫酸ナトリウムの粉末を所定量混合した粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の左官材料。
  4. 前記シラスバルーンを55容積%以上含み、前記ポリビニルアルコール粉末を4〜15容積%含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の左官材料。
  5. 無機顔料又は着色骨材を更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の左官材料。
  6. 乾燥硬化後の比重が、0.35〜0.5であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の左官材料。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の左官材料の粉体に水及び液状化学吸着剤を施工現場で加えて混練し、前記湿式左官材料を調製することを特徴とする左官材料調製方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の左官材料を乾燥硬化させた硬化体であって、化学吸着剤をシラスバルーン内に含むことを特徴とする左官材料硬化体。
  9. シラスバルーンを主材とする湿式左官材料の硬化体であって、壁面又は天井面に塗布されて硬化した湿式左官材料の硬化体において、
    左官材料の混練時に混合した化学吸着剤が前記シラスバルーン内に含まれることを特徴とする左官材料硬化体。
  10. 粒径40〜150μmの範囲の前記シラスバルーンを55容積%以上含み、乾燥硬化後の比重が、0.35〜0.5であることを特徴とする請求項9に記載の左官材料硬化体。
  11. 室温又は大気温度で水に溶解し、室温で乾燥硬化してバインダとして働くポリビニルアルコール粉末が、混練前の前記左官材料の粉体に含まれていることを特徴とする請求項9又は10に記載の左官材料硬化体。
  12. 温度35℃の温度条件で、波長10〜20μの帯域の遠赤外線に関し、70%以上の遠赤外線放射率を有することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の左官材料硬化体。
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