JP2003306981A - 建築用材 - Google Patents

建築用材

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JP2003306981A
JP2003306981A JP2003030300A JP2003030300A JP2003306981A JP 2003306981 A JP2003306981 A JP 2003306981A JP 2003030300 A JP2003030300 A JP 2003030300A JP 2003030300 A JP2003030300 A JP 2003030300A JP 2003306981 A JP2003306981 A JP 2003306981A
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charcoal
molded
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Masanori Takao
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量且つ安価で、しかも住環境の改善等に優
れた効果を発揮する建築用材を提供する。 【解決手段】 建築用材を、チップ炭2,2,・・又は
ウッドチップ12,12,・・とセメントとの混合物を
加水混練し、且つ、これを成形固化状態で、又は流動状
態で使用するように構成する。かかる構成の建築用材に
よれば、炭又は木材自体の物性に基づき、軽量で且つ断
熱効果が高く、住環境の改善が図れる等の極めて有用な
機能をもつ建築用材を提供することができる。また、建
築用材を成形固化状態で使用する場合にはこれが軽量で
あることから施工現場での取り扱いが容易で施工作業性
の向上が期待でき、また、流動状態で使用する場合には
その軽量性から塗着作業が容易であり且つ塗着固化後に
おいては高い断熱効果等をもつ壁面を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、主として建築物
の壁面材とか断熱材として用いられる建築用材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より建築物の壁面材とか断熱材とし
て使用される建築用材としては種々の組成、構造をもつ
ものが提案されている。例えば、壁面材としては、セメ
ントパネルとかタイル等(特許文献1参照)が使用され
ており、また断熱材としては発泡樹脂パネル(特許文献
2参照)が多用されている。
【0003】
【特許文献1】特開平8−209825号公報(段落
「0028」、図3)
【特許文献2】特開平5−171723号公報(段落
「0010」、「0016」、図6、図10)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、壁面材とし
てのセメントパネルとかタイル等は、その素材あるいは
製造工程等からして比較的高価であり、しかも重量が嵩
むことから施工に際しての取扱性が悪く、さらにその廃
棄時にはこれを破砕するのが通例であってその再利用が
困難である、等の問題があった。
【0005】また、断熱材としての発泡樹脂パネルにお
いては、高い断熱効果は得られるものの、耐火性が低
く、しかもその燃焼時には有害ガスを多量に排出して環
境汚染を引き起こす、等の問題が指摘されており、特に
近時の住環境の改善意識の高まりに逆行するもので、好
ましいものとは良い難い。
【0006】さらに、これら従来の建築用材において
は、総じて通気性が皆無か、有っても極めて微少であっ
て、住環境における空気質の維持あるいは改質という点
においては問題の残るものであった。
【0007】そこで本願発明は、軽量且つ安価で、しか
も住環境の改善等に優れた効果を発揮し得るような建築
用材を提供することを主たる目的としてなされたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0009】本願の第1の発明にかかる建築用材では、
チップ炭2,2,・・とセメントとの混合物を加水混練
してなり、且つ、成形固化状態で、又は流動状態で使用
されることを特徴としている。
【0010】本願の第2の発明にかかる建築用材では、
ウッドチップ12,12,・・とセメントとの混合物を
加水混練してなり、且つ、成形固化状態で、又は流動状
態で使用されることを特徴としている。
【0011】本願の第3の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかる建築用材において、添加剤として界面活
性作用をもつ無機系溶剤を添加したことを特徴としてい
る。
【0012】本願の第4の発明では、上記第1、第2又
は第3の発明にかかる建築用材を、パネル状又はブロッ
ク状に成形固化させた状態で施工対象面に固定する工法
により使用することを特徴としている。
【0013】本願の第5の発明では、上記第1、第2又
は第3の発明にかかる建築用材を、流動状態のまま施工
対象面に鏝塗りして又は吹き付けして使用することを特
徴としている。
【0014】本願の第6の発明では、上記第1、第2、
第3、第4又は第5の発明にかかる建築用材において、
成形固化状態における表面に、又は流動状態における表
面に、漆喰層14を形成したことを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0016】 本願の第1の発明にかかる建築用材に
よれば、チップ炭2,2,・・とセメントとの混合物を
加水混練してなり、且つ、成形固化状態で、又は流動状
態で使用されるものであることから、これら何れの状態
での使用においても、チップ炭2が骨材であることか
ら、炭自体の物性、例えば軽量性、断熱性、通気性、吸
着性等と、該チップ炭2の表面に付着したセメントの物
性とに基づき、軽量で且つ断熱効果及び耐火効果が高
く、しかも住環境の換気作用あるいは臭気成分とか有害
成分の吸着除去作用の促進によって住環境の改善が図れ
る等の、極めて有用な機能をもつ建築用材を提供するこ
とができる。
【0017】特に、成形固化状態で使用する場合、例え
ばパネル状に成形し且つ固化させて使用する場合におい
ては、上記チップ炭2が砂等の骨材に比して軽量である
ことから、建築用材が軽量なものとなり、施工現場での
取り扱いが容易で施工作業性の向上が期待できる。ま
た、流動状態で使用する場合、例えば上記建築用材を塗
り壁として使用する場合とか、タイル等の貼着材として
下地面に塗着する場合には、その軽量性から塗着作業が
容易であり、しかも塗着固化後においてはチップ炭2の
物性と該チップ炭2に付着したセメントの物性とに基づ
き断熱効果とか耐火効果の高い壁面を得ることができ
る。
【0018】さらに、上記セメントがチップ炭2,2,
・・相互を結合するバインダーとして機能することか
ら、例えばバインダーとして有機性接着剤を用いるよう
な場合に比して、より一層耐火性に優れた建築用材を提
供できる。
【0019】 本願の第2の発明にかかる建築用材に
よれば、ウッドチップ12,12,・・とセメントとの
混合物を加水混練してなり、且つ、成形固化状態で、又
は流動状態で使用されるものであることから、これら何
れの状態での使用においても、ウッドチップ12が骨材
であることから、木材自体の物性、例えば軽量性、断熱
性、通気性等に基づき、軽量で断熱効果が高く、しかも
住環境の換気作用の促進によって住環境の改善が図れる
等の、極めて有用な機能をもつ建築用材を提供すること
ができる。
【0020】特に、成形固化状態で使用する場合、例え
ばパネル状に成形し且つ固化させて使用する場合におい
ては、上記ウッドチップ12が砂等の骨材に比して軽量
であることから、建築用材が軽量なものとなり、施工現
場での取り扱いが容易で施工作業性の向上が期待でき
る。また、流動状態で使用する場合、例えば上記建築用
材を塗り壁として使用する場合とか、タイル等の貼着材
として下地面に塗着する場合には、その軽量性から塗着
作業が容易であり、しかも塗着固化後においてはウッド
チップ12の物性に基づき断熱効果の高い壁面を得るこ
とができる。
【0021】さらに、上記セメントがウッドチップ1
2,12,・・相互を結合するバインダーとして機能す
ることから、例えばバインダーとして有機性接着剤を用
いるような場合に比して、より一層耐火性に優れた建築
用材を提供できる。
【0022】 本願の第3の発明にかかる建築用材に
よれば、上記又はに記載の効果に加えて、上記第1
又は第2の発明にかかる建築用材において、添加剤とし
て界面活性作用をもつ無機系溶剤を添加しているので、
無機系溶剤の界面活性作用によってセメント粒子の浸透
性が促進され、上記チップ炭2又はウッドチップ12の
表面にセメント粒子が可及的に均等に且つ薄く付着し、
該チップ炭2,2,・・相互間、又はウッドチップ1
2,12,・・相互間が強固に結合される。従って、例
えば要求結合強度を一定とすると、上記無機系溶剤の界
面活性作用によってセメント粒子の浸透性が促進される
分だけ、セメント使用量を減少させることができ、それ
だけ建築用材の軽量化及び低コスト化が促進されること
になる。
【0023】 本願の第4の発明にかかる建築用材に
よれば、上記,又はに記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明の建築用材
では、該建築用材を、パネル状又はブロック状に成形固
化させた状態で施工対象面に固定する工法により使用す
るようにしているので、施工時における建築用材の取り
扱いが容易であり、施工性の向上が期待できるととも
に、施工後の養生が不要であることから工期の短縮化が
可能となる。
【0024】 本願の第5の発明にかかる建築用材に
よれば、上記,又はに記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が得られる。即ち、この発明の建築用材
では、該建築用材を、流動状態のまま施工対象面に鏝塗
りして又は吹き付けして使用するようにしているので、
施工対象面の表面形状を任意形状に形成して意匠性に優
れた面を得ることができる。
【0025】 本願の第6の発明では、上記,,
,又はに記載の効果に加えて次のような特有の効
果が得られる。即ち、この発明の建築用材では、成形固
化状態又は流動状態の建築用材の表面に漆喰層14を形
成しているので、骨材としてのチップ炭又はウッドチッ
プ自体の物性と漆喰自体の物性とが相乗的に作用し、軽
量性、断熱性、通気性、吸着性等がより一層高められる
ことになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0027】I:第1の実施形態 図1には、本願発明に係る建築用材の第1の実施形態と
して長矩形板状形態をもつパネル材1を示している。こ
のパネル材1は、骨材として、例えば粒径数ミリから数
センチのチップ炭2を用い、これにバインダーとしてセ
メントを適量加えるとともに、さらに界面活性作用をも
つ無機系溶剤を適量加え、これらの混合物を加水混練
し、さらにこれを成形型(図示省略)に投入し、自然成
形(即ち、自重による成形)又は加圧成形し、養生固化
させて構成される。
【0028】このパネル材1においては、図2に拡大図
示するように、骨材としてのチップ炭2,2,・・が、
バインダーとしてのセメント層3によって相互に結合固
化され、これによって所要の強度が確保されている。こ
の場合、上記無機系溶剤が添加されていることで、チッ
プ炭2,2,・・とセメントとの加水混練時に、該無機
系溶剤の界面活性作用によってセメント粒子の浸透性が
促進され、チップ炭2,2,・・の表面にはセメント粒
子が可及的に均等に且つ薄く付着し、該チップ炭2,
2,・・相互間がより一層強固に結合されることにな
る。
【0029】このようにセメント粒子がチップ炭2の表
面に可及的に均等に且つ薄く付着することで、例えば要
求結合強度を一定とすると、上記無機系溶剤の界面活性
作用によってセメント粒子の浸透性が促進される分だけ
セメント使用量を減少させることができることになり、
延いては、より軽量で且つ安価なパネル材1を提供でき
ることになる。
【0030】さらに、セメント使用量が少ないことか
ら、例えば上記パネル材1の廃棄時にはこれを比較的容
易に破砕することができ廃棄コストの低廉化が可能とな
るとともに、破砕に伴う有害物質の排出もなく環境保護
性に優れたものである。
【0031】また、上記パネル材1は、主として建物の
壁面材として使用されるが、かかる使用形態において
は、従来の壁面材では得られない以下のような特有の作
用効果が期待できるものである。
【0032】即ち、このパネル材1は、チップ炭2を骨
材として構成されるものであることから、炭自体の物
性、例えば軽量性、断熱性、通気性、吸着性、遠赤外線
放射性等に基づき、(ア)軽量で施工時の作業性が良好
で、(イ)断熱効果が高く省エネ性に優れ、(ウ)換気
作用及び臭気・有害成分の吸着除去作用によって住環境
の維持・改善効果に優れる、(エ)遠赤外線放射率が高
く、室内壁面等に用いた場合には室内暖房効果に優れ
る、等の有用な機能をもつことになる。尚、臭気・有害
成分の吸着除去効果及び遠赤外線放射効果については後
に検証する。
【0033】また、上記チップ炭2の表面にセメント粒
子が可及的に均等に且つ薄く付着していることで、耐火
効果が高く火災等に対する信頼性・安全性に優れるとい
う有用な機能をも発揮することになる。
【0034】さらに、このパネル材1では、上記チップ
炭2,2,・・相互を結合するバインダーとして耐火性
に優れたセメントを用いているので、より一層高い耐火
性をもつことになる。
【0035】II:第2の実施形態 図3には、第2の実施形態にかかるパネル材1を示して
いる。このパネル材1は、上記第1の実施形態のパネル
材1とその基本構造及び組成を同じにするものであっ
て、これと異なる点は、該パネル材1の型成形時にその
内部にメッシュ材4を埋没固設した点である。
【0036】このように、パネル材1の内部にメッシュ
材4を埋没固設することで、該メッシュ材4の強度性能
が向上することは勿論のこと、これに加えて、例えば同
図に示すように、上記パネル材1を固定ビス5によって
下地面に固定する場合、該固定ビス5の頭部が上記メッ
シュ材4の線材部分に掛止されることで、該パネル材1
の固定がより確実となる。これらの相乗効果として、特
に強度性能と施工後の信頼性(例えば、落下防止に対す
る信頼性)が要求されるような用途において顕著な効果
を奏するパネル材1が得られる。
【0037】尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記
第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施
形態の該当説明を援用することでここでの説明を省略す
る。
【0038】III:第3の実施形態 図4には、本願発明に係る建築用材の第3の実施形態と
して、流動性をもつ塗着材9をタイル等の表貼材11の
接着材として使用する場合の施工状態を示している。
【0039】この塗着材9は、上記第1及び第2の実施
形態における上記パネル材1と同様に、骨材として、例
えば粒径数ミリから数センチのチップ炭2を用い、これ
にバインダーとしてセメントを適量加えるとともに、さ
らに界面活性作用をもつ無機系溶剤を適量加え、これら
の混合物を加水混練し、これをそのままタイル等の表貼
材11の塗着に使用するようにしたものである。
【0040】即ち、図4に示すように、建物の下地面1
0上に、上記塗着材9を所定厚さに塗着し、該塗着材9
の上に上記表貼材11を張り付け、該表貼材11,1
1,・・を連設してなるタイル壁面を構成するものであ
る。
【0041】この場合、塗着材9が骨材として軽量のチ
ップ炭2を用いていることから、該塗着材9の単位重量
も、例えば砂を骨材として用いる場合に比して、軽量で
あり、従って、上記塗着材9の上記下地面10側への塗
着作業を作業性良く行うことができる。
【0042】また、上記塗着材9は、上記表貼材11の
貼着完了後、これが固化して該表貼材11の貼着固定を
より完全なものとするが、この固化後の状態では骨材と
してのチップ炭2,2,・・がその全域に散在している
ので、炭そのものの物性に基づく効果、即ち、断熱性と
か難燃性等をもつ壁面を得ることができる。
【0043】尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記
第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施
形態の該当説明を援用することでここでの説明を省略す
る。
【0044】IV:第4の実施形態 図5には、本願発明に係る建築用材の第4の実施形態と
して、流動性をもつ塗着材9を壁面の表面材として使用
する場合の施工状態を示している。
【0045】この塗着材9は、上記第3の実施形態にお
いて用いたと同様の組成で且つ流動性を有するものを、
建物の下地面10上に塗着し且つこれを鏝均しして壁面
とするものである。この場合、塗着材9が骨材として軽
量のチップ炭2を用いていることから、該塗着材9の単
位重量も、例えば砂を骨材として用いる場合に比して、
軽量であり、従って、上記塗着材9の上記下地面10側
への塗着作業を作業性良く行うことができる。
【0046】また、上記塗着材9は、上記下地面10へ
の塗着完了後、これが固化して強固な壁面を形成する
が、この固化後の状態では骨材としてのチップ炭2,
2,・・がその全域に散在しているので、炭そのものの
物性に基づく効果、即ち、断熱性とか難燃性等をもつ壁
面を得ることができる。
【0047】尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記
第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施
形態の該当説明を援用することでここでの説明を省略す
る。
【0048】V:第5の実施形態 図6には、本願発明に係る建築用材の第4の実施形態と
して、流動性をもつ塗着材9を壁面の表面材として使用
する場合の施工状態を示している。
【0049】この塗着材9は、上記第3及び第4の実施
形態において用いたと同様の組成で且つ流動性を有する
ものを、建物の下地面10上に吹付ガン13を用いて吹
き付けて所定厚さの壁面を得るようにしたものである。
この場合、塗着材9が骨材として軽量のチップ炭2を用
いていることから、該塗着材9の単位重量も、例えば砂
を骨材として用いる場合に比して、軽量であり、従っ
て、上記塗着材9の上記下地面10側への吹き付け作業
を作業性良く行うことができる。
【0050】また、上記塗着材9は、上記下地面10へ
の吹き付け完了後、これが固化して強固な壁面を形成す
るが、この固化後の状態では骨材としてのチップ炭2,
2,・・がその全域に散在しているので、炭そのものの
物性に基づく効果、即ち、断熱性とか難燃性等をもつ壁
面を得ることができるとともに、吹き付け工法に特有の
凹凸模様をもつ意匠性に富んだ壁面が得られる。
【0051】尚、上記以外の構成及び作用効果は、上記
第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施
形態の該当説明を援用することでここでの説明を省略す
る。
【0052】VI:第6の実施形態 図7には、本願発明の第6の実施形態に係るパネル材1
を示している。このパネル材1は、上記第1の実施形態
にかかるパネル1を基本構造とするものであって、これ
と異なる点は、上記パネル1をそのまま使用に供するの
ではなく、成形型を用いて自然成形又は加圧成形により
成形され且つ乾燥固結されたパネル材1の表面に、さら
に所定厚さで漆喰を塗着して漆喰層14を形成した二層
構造とし、該漆喰層14を表面側に露出させた状態で使
用される点にある。
【0053】このように、チップ炭2を基材(骨材)と
するセメント成形品である上記パネル材1の表面に上記
漆喰層14が設けられていることで、チップ炭2に特有
の性状と漆喰に特有の性状とが相乗的に作用し、該パネ
ル材1をそのまま使用する上記第1の実施形態の場合よ
りも軽量性、断熱性、通気性、吸着性、遠赤外線放射性
がさらに促進されることになる。
【0054】尚、上記漆喰層14を設けたことによる効
果については後に検証する。
【0055】VII:第7の実施形態 図8には、本願発明に係る建築用材の第7の実施形態と
して、流動性をもつ塗着材9を壁面の表面材として使用
する場合の施工状態を示している。
【0056】この塗着材9は、上記第5の実施形態と同
様に、骨材として、例えば粒径数ミリから数センチのチ
ップ炭2を用い、これにバインダーとしてセメントを適
量加えるとともに、さらに界面活性作用をもつ無機系溶
剤を適量加え、これらの混合物を加水混練し、これを流
動状態のまま建物の下地面10上に塗着し且つこれを鏝
均しして壁面とすることを基本的な使用形態とするもの
であるが、この実施形態ではこれに止まらず、さらに上
述のようにして形成された塗着材9を適度に乾燥固結さ
せた後、該塗着材9の表面上に流動状態の漆喰を鏝塗り
して所定厚さの漆喰層14を形成するようにしている。
【0057】このように上記塗着材9の表面にさらに漆
喰層14を設けて構成された二層構造の壁面において
は、チップ炭2に特有の性状と漆喰に特有の性状とが相
乗的に作用し、上記塗着材9をそのまま使用する上記第
5の実施形態の場合よりも軽量性、断熱性、通気性、吸
着性、遠赤外線放射性がさらに促進されることになる。
【0058】尚、上記漆喰層14を設けたことによる効
果については後に検証する。
【0059】VIII:作用効果の検証 ここで、チップ炭2を骨材として用いた上記パネル材1
をそのまま建築用材として使用する場合、及び該パネル
材1の表面にさらに漆喰層14を形成した場合における
吸着性と遠赤外線放射性を、他の素材による建築用材の
それとの対比によって検証する。尚、その他の性状、即
ち、軽量性、断熱性、通気性等については周知であるた
め、その検証は省略する。
【0060】(a) トルエンに対する吸着性能の評価 (a−1) 試験方法 40cm角の密閉容器を用意し、これに被吸着VOC物
質としてトルエンを、初期濃度86ppmで充填すると
ともに、この容器内に試料を設置し、該容器内のトルエ
ン濃度を濃度センサを用いて、5分後、15分後、30
分後、60分後にそれぞれ計測する方法を採用した。
【0061】(a−2) 試料 試料として、 アルミ箔内貼りの石膏ボード(以下、「試料1」とい
う)、 本願発明に係る厚さ10mmのパネル材(以下、「試
料2」という)、 本願発明に係る厚さ20mmのパネル材(以下、「試
料3」という)、 本願発明に係る厚さ5mmのパネル材の表面に厚さ
1.5mmの漆喰層を設けたもの(以下、「試料4」と
いう)、 本願発明に係る厚さ5mmのパネル材の表面に和紙貼
付したもの(以下、「試料5」という)、 の5種類を用意した。
【0062】(a−3) 試験結果 各試料毎に、各時間毎の検出値の変化をグラフ化し、こ
れを図9に評価図として示した。
【0063】また、上記各試料毎の各検出値をそれぞれ
数値化し、これを図10に評価表として示した。
【0064】(a−4) 考察 一般に壁材として用いられる「試料1」においては、試
験開始時点から60分後まで、殆ど濃度低下(減衰率の
上昇)が見られなかった。
【0065】これに対して、本願発明にかかる建築用材
である「試料2」〜「試料5」においては、「試料1」
に比して極めて大きな濃度低下(減衰率の上昇)傾向が
見られた。
【0066】また、これら各「試料2」〜「試料5」に
おいても、試験開始5分後のトルエン濃度を比較する
と、「試料3」において最も大きな減衰率(85%)が
見られ、他の試料2,4及び5と比較して高い値であっ
た。
【0067】一方、試験開始15分後には、「試料2」
〜「試料5」の全てにおいて減衰率が81〜95%とな
り、これら各「試料2」〜「試料5」間における減衰率
の差が殆どみられなくなった。
【0068】以上から、チップ炭を骨材とする本願発明
に係るパネル材は、初期の吸着速度に差はあるものの、
その表面に漆喰、和紙が貼付されているか否かにかかわ
らず、トルエンに対して非常に良好な吸着性能を発揮す
ることが検証された。
【0069】(b) T−キンレンに対する吸着性能の
評価 (b−1) 試験方法 40cm角の密閉容器を用意し、これに被吸着VOC物
質としてT−キシレンを、初期濃度88ppmで充填す
るとともに、この容器内に試料を設置し、該容器内のト
ルエン濃度を濃度センサを用いて、5分後、15分後、
30分後、60分後にそれぞれ計測する方法を採用し
た。
【0070】(b−2) 試料 試料としては、トルエンに対する吸着性能試験の場合と
同様に、「試料1」〜「試料5」の5種類を用意した。
【0071】(b−3) 試験結果 各試料毎に、各時間毎の検出値の変化をグラフ化し、こ
れを図11に評価図として示した。
【0072】また、上記各試料毎の各検出値をそれぞれ
数値化し、これを図12に評価表として示した。
【0073】(b−4) 考察 以上から、各「試料1」〜「試料5」共に、トルエン吸
着の場合と同様の傾向を示すことが分かる。即ち、一般
に壁材として用いられる「試料1」においては、試験開
始時点から60分後まで、殆ど濃度低下(減衰率の上
昇)が見られなかった。
【0074】これに対して、本願発明にかかる建築用材
である「試料2」〜「試料5」においては、「試料1」
に比して極めて大きな濃度低下(減衰率の上昇)傾向が
見られた。
【0075】また、これら各「試料2」〜「試料5」に
おいても、試験開始5分後のトルエン濃度を比較する
と、「試料3」において最も大きな減衰率(85%)が
見られ、他の試料2,4及び5と比較して高い値であっ
た。
【0076】一方、試験開始15分後には、「試料2」
〜「試料5」の全てにおいて減衰率が81〜95%とな
り、これら各「試料2」〜「試料5」間における減衰率
の差が殆どみられなくなった。
【0077】以上から、チップ炭を骨材とする本願発明
に係るパネル材は、初期の吸着速度に差はあるものの、
その表面に漆喰、和紙が貼付されているか否かにかかわ
らず、T−キンレンに対しても非常に良好な吸着性能を
発揮することが検証された。
【0078】(c) ホルムアルデヒドに対する吸着性
能の評価 (c−1) 試験方法 40cm角の密閉容器を用意し、これに被吸着VOC物
質としてホルムアルデヒドを、初期濃度26.85pp
mで充填するとともに、この容器内に試料を設置し、該
容器内のトルエン濃度を濃度センサを用いて、1分後、
5分後、30分後にそれぞれ計測する方法を採用した。
【0079】(c−2) 試料 試料としては、トルエン,T−キシレンに対する吸着性
能試験の場合と同様に、「試料1」〜「試料5」の5種
類を用意した。
【0080】(c−3) 試験結果 各試料毎に、各時間毎の検出値の変化をグラフ化し、こ
れを図13及び図14に評価図として示した。
【0081】また、上記各試料毎の各検出値をそれぞれ
数値化し、これを図15に評価表として示した。
【0082】(c−4) 考察 以上から、各「試料1」〜「試料5」共に、トルエン,
T−キシレンの吸着の場合と同様の傾向を示すことが分
かる。即ち、一般に壁材として用いられる「試料1」に
おいては、試験開始時点から30分後まで、殆ど濃度低
下(減衰率の上昇)が見られなかった。
【0083】これに対して、本願発明にかかる建築用材
である「試料2」〜「試料5」においては、「試料1」
に比して極めて大きな濃度低下(減衰率の上昇)傾向が
見られた。
【0084】また、これら各「試料2」〜「試料5」に
おいても、試験開始1分後のホルムアルデヒド濃度を比
較すると、表面に漆喰層が設けられた「試料4」におい
て極めて大きな減衰率(99%)が見られ、他の「試料
2」,「試料3」及び「試料5」と比較して高い値であ
った。
【0085】しかし、試験開始5分後には、各「試料
2」〜「試料5」の全てにおいて減衰率が96〜99%
となり、これら各「試料2」〜「試料5」間における減
衰率の差が殆どみられなくなった。
【0086】以上から、チップ炭を骨材とする本願発明
に係るパネル材は、初期の吸着速度に差はあるものの、
ホルムアルデヒドに対しても非常に良好な吸着性能を発
揮し、その中でも、表面に漆喰層が設けられた「試料
4」が特に高い吸着性能を発揮することが検証された。
【0087】(d) 吸着性能に対する総括 上記(a)〜(c)の記載から明らかなように、チップ
炭を骨材とするパネル材においては、炭の性状がトルエ
ン等の有害物質の吸着性能に色濃く反映され、高い吸着
性能を示すことから、該パネル材を主としてトルエン,
T−キシレン等の物質の発生が懸念される場所の壁面材
として用いることで、トルエン,T−キシレン等の少な
い良好な住環境を得ることができると考える。
【0088】また、特にホルムアルデヒドの発生が懸念
される場所においては、チップ炭を骨材とするパネル材
の表面に漆喰層を設けたものを壁面材として用いること
で、ホルムアルデヒドの少ない良好な住環境を得ること
ができると考える。
【0089】即ち、発生が懸念される物質の種類に応じ
て(換言すれば、)パネル材そのままで使用するが、あ
るいはその表面に漆喰層を設けた状態でしようするかを
選択すれば良い。
【0090】(e) 遠赤外線放射性能の評価 (e−1) 試料 本願発明にかかるパネル材はチップ炭を骨材として成形
されたものであるが、このパネル材の遠赤外線放射性能
の評価は、炭単体で評価しても同様の傾向が認められる
との判断から、本評価に際しては、試料として、竹炭単
体のもの(以下、「試料イ」という)と、竹炭の表面に
和紙を貼付したもの(以下、「試料ロ」という)と、竹
炭の表面に漆喰(厚さ1.5mm)を設けたもの(以
下、「試料ハ」という)の三種類の試料を用意した。
【0091】(e−2) 試験方法 測定温度25℃の下で、遠赤外線放射強度測定器を使用
し、各試料からの遠赤外線放射強度(遠赤外線放射率)
を測定した。この測定結果を、図16に示している。
【0092】(e−3) 考察 図16に示すように、各試料の遠赤外線放射率は、「試
料イ」が85%、「試料ロ」が75%、「試料ハ」が9
0%であるが、備長炭の遠赤外線放射率が90%程度で
あることからして、今回の各試料共に高い遠赤外線放射
率を示し、遠赤外線を多く放射していることを示してい
ると言える。
【0093】従って、チップ炭を骨材とする本願発明に
係るパネル材は、その表面に和紙とか漆喰が設けられて
いるが否かにかかわらず、室内壁面材として用いた場合
には、室内暖房時に高い暖房促進効果を発揮するものと
考えられる。
【0094】IX:その他 (1) 上記各実施形態のパネル材1及び塗着材9にお
いては、上述のように、セメントと混練される骨材とし
てチップ炭2を用いたが、他の実施形態においては、各
図に括弧書きで示すように、上記チップ炭2に代えてウ
ッドチップ12を用いることもできるものである。そし
て、ウッドチップ12を用いたパネル材1及び塗着材9
においては、上記作用効果のうち、難燃性とか吸着性と
いう炭に特有の物性に基づく効果を除き、それ以外の効
果についてはこれと同様に得られるものである。
【0095】(2)上記各実施形態では、無機系溶剤を
添加したものについて説明したが、他の実施形態では無
機系溶剤を添加することなく、チップ炭2又はウッドチ
ップ12とセメントとの混練物のみでパネル材1又は塗
着材9を構成することもできる。かかる構成において
も、上記各効果のうち、無機系溶剤の界面活性作用に基
づく効果を除き、それ以外の効果についてはこれと同様
に得られるものである。
【0096】(3) パネル材1又は塗着材9を構成す
るに際して、骨材としてウッドチップ12を用いた場合
には、さらにバインダー機能を高める意味で、自然土を
適量混合することも有効である。
【0097】(4) 上記第1及び第2の実施形態にお
いては、パネル状に成形されたパネル材1を例にとって
説明したが、本願発明における建築用材は、かかる形状
に限定されるものではなく、その用途に応じて各種形状
に成形して用いることができるものである。
【0098】(5) 上記各実施形態においては、上記
パネル材1及び塗着材9を壁面構成材として適用する場
合について説明したが、本願発明の建築用材の用途はこ
れに限定されるものではなく、広く建築用の資材一般に
適用可能なものであって、上記例示以外に、例えば建物
床下材、天井材等として適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる建築用材の第1の実施形態を
示す斜視図である。
【図2】建築用材の組成拡大図である。
【図3】本願発明にかかる建築用材の第2の実施形態を
示す斜視図である。
【図4】本願発明にかかる建築用材の第3の実施形態を
示す断面図である。
【図5】本願発明にかかる建築用材の第4の実施形態を
示す断面図である。
【図6】本願発明にかかる建築用材の第5の実施形態を
示す断面図である。
【図7】本願発明にかかる建築用材の第6の実施形態を
示す斜視図である。
【図8】本願発明にかかる建築用材の第7の実施形態を
示す断面図である。
【図9】トルエンに対する吸着性能の評価図である。
【図10】図9の評価図を数値化した評価表である。
【図11】T−キシレンに対する吸着性能の評価図であ
る。
【図12】図11の評価図を数値化した評価表である。
【図13】ホルムアルデヒドに対する吸着性能の評価図
である。
【図14】図13の一部を拡大して示した部分評価図で
ある。
【図15】図13の評価図を数値化した評価表である。
【図16】遠赤外線放射率の評価表である。
【符号の説明】
1はパネル材、2はチップ炭、3はセメント層、4はメ
ッシュ材、5は固定ビス、9は塗着材、10は下地面、
11は表貼材、12はウッドチップ、13は吹付ガンで
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月10日(2003.2.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/04 E04C 2/04 F 2/26 2/26 P E04F 13/02 E04F 13/02 A C 13/08 13/08 A Fターム(参考) 2E001 DD01 DE01 DH21 FA03 FA09 GA01 GA06 GA12 HA01 JC01 JC09 2E110 AA02 AA09 AA41 AA42 AA46 AA57 AA64 AB04 AB23 BA12 BB05 BB18 BB22 DC36 EA06 GA02W GA23W GA32W GA33W GA34W GA43W GA44W GA44Z GB15W GB23W GB23Z GB28W GB62W GB62Z 2E162 AA01 CA01 CA06 EA11 FC03 FC05 4G012 PA26 PA34 PC11 PE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ炭(2),(2),・・とセメン
    トとの混合物を加水混練してなり、且つ成形固化状態
    で、又は流動状態で使用されることを特徴とする建築用
    材。
  2. 【請求項2】 ウッドチップ(12),(12),・・
    とセメントとの混合物を加水混練してなり、且つ成形固
    化状態で、又は流動状態で使用されることを特徴とする
    建築用材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、添加剤として
    界面活性作用をもつ無機系溶剤が添加されていることを
    特徴とする建築用材。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、上記成形
    固化状態での使用が、パネル状又はブロック状としてこ
    れを施工対象面に固定する工法による使用であることを
    特徴とする建築用材。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3において、上記流動
    状態での使用が、施工対象面への鏝塗り工法又は吹き付
    け工法による使用であることを特徴とする建築用材。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    成形固化状態における表面に、又は流動状態における表
    面に、漆喰層(14)が形成されていることを特徴とす
    る建築用材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320843A (ja) * 2004-04-09 2005-11-17 Sk Kaken Co Ltd 断熱構造体及びその施工方法
CN102518223A (zh) * 2011-11-30 2012-06-27 赵德存 外墙外保温板及其制造方法
JP2014044120A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Toyota Boshoku Corp 揮発性有機化合物の吸着力評価方法、含有量推測方法、揮発量推測方法及びそれらに関するシステム

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